RTA配信のタイマーの見方

タイマーの見方
Sum of Best (Segments) - 和訳すると「区間ごとのベストタイムの合計」。略して「理論値」や「SoB」と呼ばれることがほとんど。これまで自分が走ってきた全ての走りの内、各区間で最も早く突破出来たタイムを合計したタイム。自己ベストが1:00:00で、SoBが57:00と表示されていたならば、最初から最後まで完全にノーミスで走り切れたら3分の更新が理論上可能ということである。（全て完璧に走るのはほぼ不可能なので+1分か+2分ぐらいを目安にすると良い）

Previous Segment - 直前の区間で、実際に何秒巻き返すことが出来たのかを示す。
例えば「-3.5/6」と書かれていたら、その区間では現在の自己ベストに対して理論値で6秒巻くことが出来るが、実際には3.5秒自己ベストより早く越えたということになる。逆に「+1.5/6」となっていたら理論値よりも7.5秒遅く、自己ベストよりも1.5秒遅いタイムで突破したことになる。

Best Possible Time - おそらく視聴者側が知っておくと一番便利な項目。和訳すると「ベストだった場合の可能なタイム」。例えば理論値通りに完走したら1:00:00ピッタリで終わるRTAの場合、計測して20分が経過したが、20分の区間を越えた時点で理論値よりも2分遅れたタイムで突破していたとする。そこからもし完走まで理論値通り走れたとしたら、理論値より2分遅れの1時間2分で完走できるということになる。このように、以降完璧に通せたらどれだけのタイムが出せるかが分かるのがBest Possible Time（略してBPT）である。これを見れば「まだ自己ベストが狙えるのか？」という疑問も解消できる。先述のSoB（理論値）とセットで見るとより分かりやすいと思います。

World Record - 文字通り「世界記録」。「xx:xx:xx by ○○」と書かれていたら、今の世界記録は○○さんのx時間x分x秒という意味。自分の配信では基本的にタイマーの一番下に表示させているのでそれを参考にしてください。


他によく使われる用語
ライブスプリット (Live Split):　使っているタイマーのソフト名。おそらくRTA走者の大半がこれを使っている。製作者はCryZe氏とwooferzfg氏。

ゴールド(レインボー):　その区間を今までのベストタイム（理論値）よりも早く突破出来た時に、タイムが黄色（設定によっては虹色）に表示されるのが元ネタ。

Personal Best(PB):　自己ベストの英語表記。「自己ベスト更新したぞ！！」を英語で言うなら「I got PB!!」とか「New PB!!」等。