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- FILENAME: text_311201-1.txt
- かごめ: 魔法少女の記録を残すこと… それが私のやるべきこと
- かごめ: だから、取材の機会は なるべく逃したくない
- かごめ: そんな私に…
- ひめな: ねーねーさとりん!
- ひめな: 今度私チャンたちの 集まりがあるんだけど、来ない?
- かごめ: という誘いが…!
- かごめ: もちろん参加したいと伝えたけど 条件を提示されて…
- ひめな: まず~、濡れてもいい 格好で来てね!
- ひめな: でもって、場所は…
- かごめ: …海…
- ひめな: あれ?水着じゃないじゃん! どうしてどうして!?
- かごめ: 「濡れてもいい格好」って 言われてたから…
- ひめな: …あ、そうか!
- 燦: 姫様が回りくどい誘い方を するから…
- ひめな: だってー!
- かごめ: え…?ど、どういうこと なんですか…?
- ひめな: んー、ネタバレするとー…
- ひめな: 今日は、さとりんと海で遊ぼう 大作戦だったんだよね!
- ひめな: キャハッ★
- かごめ: わ、私と…海で!?
- 燦: 姫様が急にあなたと 海に行きたいと言い出したのよ…
- 燦: でも、真面目なあなたを 正面切って誘っても
- 燦: 『遊び』だと 断られると思ってね
- 時雨: ぼくたちの集まりがある体で 誘ったんだよ…
- はぐむ: だますような感じに なっちゃったね…
- アレクサンドラ: 本当、ひめちゃんが ごめんなさい…
- ひめな: だますなんて人聞きが悪い!
- ひめな: 私チャンなりの気遣いじゃん
- かごめ: あはは… ありがとうございます
- ひめな: ということで、遊ぼ!
- ???: 「ウキャー!」
- ひめな: …あ…ヤバ…
- ミユリ: あ、あしが…!
- ミユリ: わかってたけど… ここは天国…!!
- 時雨: うわ…! ちょ、ちょっと目が…!
- はぐむ: これは、なんか あまり良くないような…
- ミユリ: か、鑑賞させてください…! 後生ですからぁあ!
- アレクサンドラ: 暴走してます~!
- 燦: だからミユは置いていこうって 言ったのよ…
- ひめな: それは私チャンのマインドが 許さないからね
- ミユリ: みんな動かないで! ジッとしてくださいー!
- かごめ: …………
- かごめ: (水着じゃなくて… よかった…)
- かごめ: …え…!?
- FILENAME: text_311201-2.txt
- かごめ: …え…!?
- かごめ: 突然感じた魔力の反応…!
- かごめ: これはきっと、魔女に違いない…!
- かごめ: …でも…
- ミユリ: 燦様!燦様~!
- 燦: こら、ミユ! 私ばかりに来ないで!
- 燦: あっちも!ほら!
- はぐむ: け、結構です~!
- 時雨: オマエキライ!くるなあ!
- アレクサンドラ: これは当分 止まらない感じですね…
- ひめな: あっははは!
- かごめ: (…あれ?気づいてない…?)
- かごめ: …………
- かごめ: (なんだかんだで 楽しそうだし…)
- かごめ: (ここは私ひとりで…!)
- かごめ: そう思い、勇んで向かった 私だったけど…
- かごめ: あ、あれ…!? 見失った…?
- かごめ: …あ! しまった…!
- かごめ: (逃げられた…)
- かごめ: (追いかけたいけど… いったいどこに…?)
- アマビエアルちゃん: <イナイヨ>
- かごめ: そうだね 魔女、どこに行ったのかな…
- アマビエアルちゃん: <イナイヨ、カッパ>
- かごめ: …え?
- アマビエアルちゃん: <イナイヨ、カッパ>
- かごめ: …それって、もしかして…
- かごめ: …あ!いない!
- かごめ: カッパアルちゃん! さっきまでここに…
- かごめ: …あーっ!
- え?…く、くれるの?
- かごめ: (知らない小学生に きゅうりをあげてるーっ!)
- かごめ: (…待って…それもアレだけど 私の姿まで見られちゃう…!)
- かごめ: (どうしよう…!)
- ひめな: あー、いたいた!
- アレクサンドラ: ここでしたか~!
- 燦: まったく…
- かごめ: ひー、皆さん!
- ひめな: …っていうか、何してんの?
- かごめ: ―かごめ― そ、それがその…! この姿をそこの子に見られては…
- アマビエアルちゃん: ―アマビエアルちゃん― <カゴメチャン…>
- ひめな: ―ひめな― ふーん…
- ひめな: ―ひめな― 変身解除すればいんじゃね?
- かごめ: ―かごめ― …はっ!そうか!
- …ありがとう、かっぱ…
- あれ!?いなくなっちゃった…
- かごめ: ふーっ…
- かごめ: (ギリギリ…アウトだけど どうにか…)
- おねーさん!
- かごめ: ドキッ!
- かごめ: …な、なあに?
- かっぱ、見なかった…?
- かごめ: か、かっぱ…? さあ…
- …おねーさん…
- あたしがかっぱを見たって 言ってるのに変に思わないの…?
- かごめ: (し、しまった…!)
- かごめ: そ、それは、えーと、その…
- …なかまだ!
- かごめ: …え?
- FILENAME: text_311201-3.txt
- …なかまだ!
- かごめ: …え?
- おねーさんも「ななふしぎ」を さがしているんでしょ!
- かごめ: 『ななふしぎ』…?
- かごめ: それって、よく言う 七つの不思議の…
- そう!それ! やっぱり知ってるんだ!
- かごめ: …“七不思議”という 言葉は知ってるけど…
- じゃあ、やっぱり 知ってるんだね!
- かごめ: …いや、その…
- いっしょに「もくげきしゃ」に なってよ!
- かごめ: もくげき…しゃ?
- ななふしぎはね あたしの夏休みの宿題なの
- かごめ: …えっと、つまり…
- かごめ: 夏休みの自由研究とかで この辺の七不思議を調べてるの?
- そう!
- …男の子たちがバカにするの…
- ななふしぎなんて あるもんか!…って…
- でも、あたしはあると思うんだ! ううん…あってほしいの!
- だって、そのほうが素敵でしょ?
- …家でも学校でもイヤなこと ばーっかりだけど…
- ふしぎなことがあるって考えると 胸がドキドキするから…!
- かごめ: …それは、ちょっとわかるかも
- それに、さっきかっぱも見た! おねーさんも見たんでしょ!?
- かごめ: えっ!? いや、見たっていうか…
- おねがい…!
- いっしょにななふしぎを 調べて…
- おねーさんももくげきしゃに なって!それで…
- 「いんたびゅー」っていうのを あたしにやらせて!
- かごめ: インタビュー…
- かごめ: …………
- かごめ: (つまり、私に取材を…)
- かごめ: (いつも私がやっていること…)
- かごめ: (それを言われちゃうと 断りにくいというか…)
- おねがい!ね?ね?
- かごめ: (それに…)
- かごめ: (純真な子どもの願いを 無下に拒絶することは…)
- かごめ: (できない!)
- かごめ: …うん、いいよ!
- ホント!?やったぁ!
- かごめ: (一応、七不思議を調べてみて 何もなかったらそれはそれで…)
- ひめな: 話は聞かせてもらったよ!
- かごめ: …えっ!?
- …おねーさん、だぁれ?
- ひめな: 私チャンはね このおねーさんのお友だち★!
- そうなんだ!
- かごめ: ひ、ひめなさん…!
- FILENAME: text_311201-4.txt
- ひめな: 私チャンはね このおねーさんのお友だち★!
- そうなんだ!
- かごめ: ひ、ひめなさん…!
- ひめな: そんなおねーさんが いいこと教えてアゲル!
- なになにー?
- ひめな: 明後日、この辺、お祭りじゃん?
- うん
- ひめな: そういう時期は…
- ひめな: 七不思議が起きやすい!
- そうなのー!?
- かごめ: ひめなさんー!?
- ひめな: だからさっきも出たんだよ!
- ひめな: 七不思議のひとつ… 「動くぬいぐるみ」が!
- 動く…ぬいぐるみ?
- ひめな: さっきのカッパはぬいぐるみ つまりあれが七不思議のひとつ!
- ひいじいちゃんから聞いた ななふしぎにそんなの…?
- ひめな: 七不思議っていうのは 常にアップデートされてんの
- あっぷ…でーと?
- ひめな: 要するに、新しくなるの!
- かごめ: ひめなさん…! 何を…!
- ひめな: その最新の七不思議だけど 明後日が本番だから
- ひめな: おねーさんたちと 一緒に見ちゃおうよ…キャハッ★
- わぁ、明後日が本番… わかった!ありがとう!
- かごめ: あ、あのね…!
- ひめな: じゃあ当日 お父さんかお母さんと来てね!
- うん、わかった! ばいばーい!
- かごめ: ああ、待って…!
- ひめな: じゃあねー!
- かごめ: …行っちゃった…
- ひめな: …うん、オッケー!
- かごめ: オッケーって、 どうするんですか…!?
- ひめな: …さとりんこそ、ひとりで どこに行ってたの!
- かごめ: う!…そ、それは…
- ひめな: …まあ、おおよそ察しは ついてるけどね~
- かごめ: …え…?
- ひめな: 私チャンたちだって そんな鈍くないよ
- アレクサンドラ: 声をかけていただけたら…
- 燦: 水臭いわ…
- かごめ: …それは、ごめんなさい…
- ひめな: ホント、しぐりんたちに みゆりんを任せて追いかけたら
- ひめな: なんか、カッパと女の子が 出会っちゃってるし
- ひめな: さとりんが見たことない格好で しゃがんでるし…
- ひめな: しかも、七不思議とか 面白いこと言ってるんだから…
- ひめな: 私チャンがワクワクして ひらめくのも仕方ないよね★
- かごめ: な、何を…!?
- ひめな: 魔法少女のみんなでさ 七不思議を実現しようよ!
- かごめ: …み、みんなで…実現!?
- 燦: あーら、始まったわね…
- アレクサンドラ: ですね…
- ひめな: で、取材を受けるのは さとりんね
- ひめな: だって、引き受けてたもんね?
- かごめ: そ、それはそうですが…
- ひめな: むふふ…
- かごめ: どうしよう… 取材、受けちゃった…
- FILENAME: text_311202-1.txt
- かごめ: 海で出会った女の子…
- かごめ: 最初は私と一緒に七不思議を 調べるだけの話が ひめなさんからの思わぬ提案で…
- 結菜: 七不思議を魔法少女で 作り上げる、ねぇ…
- かごめ: そんなこと言われても 紅晴さんたちには迷惑じゃ…
- 結菜: 面白い…と思ったわぁ
- かごめ: え!そ、そうなんですか…?
- 樹里: おう! 夏っぽくていーじゃねーか!
- ひかる: 結構、ひかるたち前のめりっす!
- アオ: そうそう!
- かごめ: …………
- 結菜: …意外だったぁ?
- かごめ: それは、はい…
- 樹里: まー、退屈してたってのも あったからな
- ひかる: ちょうどよかったっす!
- アオ: ねーねー!ゲームの キャラみたいなの出そうよ!
- 樹里: どんなんだよ?
- アオ: 見つけたら… ボーナスポイントが入るの!
- 樹里: …『みたい』じゃなくて まんまゲームじゃねーか!
- 結菜: 趣旨がズレてるわよぉ…
- アオ: テヘッ
- 樹里: まあ、ここは樹里サマに任せな…
- 樹里: 夏なんだし 怪談話っぽく…
- 樹里: 「火の玉」でどうだ!
- ひかる: お!それっぽいっす!
- 樹里: ふふふ…
- 樹里: 名付けて…「百連発の火の玉」!
- アオ: …ええっ?
- 樹里: 樹里サマが百発の火の玉を 盛大に打ち出して
- 樹里: それをそのチビッ子に 見せてやるわけよ!
- かごめ: あ、危ないと思います…!
- 樹里: …ああ?
- 結菜: それに、七不思議というよりかは 単なる樹里の趣味じゃなぃ…
- 樹里: …む…
- 樹里: じゃあ姉さんには なんかアイデアがあるのかよ
- 結菜: …それは…
- 結菜: …まだないけどぉ…
- 樹里: はっ!なんだよ!
- 樹里: 思いついてないのに さっきからあーだこーだ
- ひかる: …そう言われると ひかるも思いついてないっす…
- 樹里: 大体な、姉さんは人の言うことに いつもやいのやいのと…
- <…ピキィッ…!>
- かごめ: …あ、あれ? 今、紅晴さんから何か妙な音が…
- ひかる: 確かに…聞こえたような 気がするっす…
- アオ: それに、背筋がゾクゾクと…
- 結菜: 樹里…
- 樹里: な、なんだよ…!
- 結菜: 口うるさいっていうのはねぇ…
- 結菜: あなたがもう少しちゃんと してくれたら言わないの
- 結菜: それができてないから 仕方なくあれこれ注意してるの
- 結菜: そう、あなたは文句だと 思ってるみたいだけど注意なの
- 結菜: この前だってそうでしょぅ? みんなでたこ焼き食べたとき
- 結菜: あなた、誰にも何も言わずに ふたつ食べちゃったわよねぇ…?
- 結菜: そういうことするから 私が色々と言わなきゃいけなぃ…
- 結菜: 私だってできればあれこれ 注意するのは嫌なの
- 結菜: だけど、それもこれも あなたのことを思ってるから…
- 樹里: う、うわぁぁぁ~!
- ひかる: マシンガンのように 小言が出てくるっす…!
- アオ: 変身してないのに 姉さまの頭に角が見える…!
- かごめ: …はっ!それです!
- ひかる: それって…?
- かごめ: 七不思議のひとつ… 「女鬼」でどうですか!?
- ひかる: 女…鬼!
- 結菜: …………
- 結菜: ひかる、あなたね…
- ひかる: ち、違うっす~!言ったのは ひかるじゃないっすよ~!
- FILENAME: text_311202-2.txt
- かごめ: すったもんだの末(?) 七不思議のひとつに「女鬼」が決まった
- かごめ: あ、違った…
- かごめ: 紅晴さんからの要望で 「角の生えた少女」という名称になったが… いずれにせよ、「カッパのぬいぐるみ」に 続いてふたつ目の七不思議が誕生した
- かごめ: 次に相談を持ち掛けたのは…
- 静香: …………
- かごめ: …というご相談なんですが いかがでしょうか?
- 南津 涼子: いーんじゃないか?
- 南津 涼子: まあ、虚構というのが 少々引っ掛かるが…
- 南津 涼子: それもこれも子どものため!
- 旭: で、ありますな
- 青葉 ちか: 私も協力します!
- かごめ: ありがとうございます!
- かごめ: 他の皆さんは…
- 静香: …まあ、その…
- ちはる: …うん…ねぇ…?
- すなお: …ええ…まぁ…
- かごめ: えっと…
- 南津 涼子: ふふっ…
- 南津 涼子: …その手のことは あたしが得意だから任せときな
- 旭: 我も実は好きな方なので 何なりと命じてほしいであります
- 南津 涼子: そうだ…七不思議作りの 参考として、いい話があんだよ
- みんな: ドキッ!
- かごめ: いったいどんな…
- 南津 涼子: まあ聞いてくれや…
- 南津 涼子: これはな、神浜市のはずれにある 古いトンネルで起きたことで…
- かごめ: は、はい…
- みんな: …………
- 南津 涼子: そのトンネルってのはな 出るって有名なところなんだよ…
- かごめ: …出る…?
- 南津 涼子: …霊だよ、霊…
- みんな: …………
- かごめ: …つまり、心霊スポット というやつですか…
- 南津 涼子: そういうことだ
- 南津 涼子: で、どの辺が ヤバいかっていうとな
- 南津 涼子: 深夜12時にそのトンネルを 歩くとするだろ?
- 南津 涼子: そうすっと、背後から 聞こえてくんのよ
- みんな: …………
- 南津 涼子: カツーン、カツーンって トンネルに響く靴の音が…
- かごめ: ええっ…!?
- 南津 涼子: バッと振り返るだろ? そうすると…
- かごめ: 何か、いるんですか…?
- 南津 涼子: …いないんだなぁ
- かごめ: ええ…?
- 南津 涼子: ところが、正面に顔を向けると 血まみれの男がドーン!
- みんな: きゃぁぁぁぁぁ~!
- FILENAME: text_311202-3.txt
- 南津 涼子: ところが、正面に顔を向けると 血まみれの男がドーン!
- みんな: きゃぁぁぁぁぁ~!
- かごめ: ひゃっ!
- 南津 涼子: だっはっはっ! どうだ!3人の声でビビったろ!
- かごめ: え、ええ… 心臓が飛び出るかと…
- 南津 涼子: こいつら、怪談とかそういうの てんでダメでさ
- 静香: こ、怖い…!
- ちはる: 無理ぃ…!
- すなお: 耐えられません…!
- 南津 涼子: 七不思議の話を聞いた時 こいつらじゃ無理だろうなってさ
- 南津 涼子: で、案の定これだ
- 静香: お、女の子の願いを 叶えたいのは山々だけど…
- 静香: この手のは…どうしても…!
- 南津 涼子: 魔法少女としてもっと怖い目 見てるのによ、変だよなぁ~
- ちはる: こうやってかしこまると ダメなんだよぅ!
- 南津 涼子: …だそうだ つーことで、今回の話は…
- かごめ: そう、ですね…
- みんな: ひ、ひぃぃぃ~ん…!
- 南津 涼子: …おっ!?
- みんな: ひぃぃぃ~ん…!
- かごめ: えっ…!?
- かごめ: す、すごい… すすり泣きがハモってる…!
- 南津 涼子: …おお!これならどうだ!
- かごめ: え?
- 南津 涼子: 七不思議のひとつ…
- 南津 涼子: 「すすり泣く声の合唱」!
- かごめ: …ええーっ!?
- 旭: 意外と七不思議っぽい 名称なのであります
- みんな: そんなぁ~!
- かごめ: …って言ってますけど…
- 南津 涼子: 小さな女の子ためだろ? いーじゃねーか、それくらい!
- みんな: …ううっ…
- 静香: だ、だったら!
- 静香: それは百歩譲って よしとしても…!
- かごめ: (い、いいんだ…)
- 静香: 他のはもっと怖くない… 可愛いやつにしてほしい!
- かごめ: か、可愛い、ですか…?
- ちはる: 賛成!
- すなお: 是非そうしてください!
- 南津 涼子: 可愛い重視だったら 七不思議っぽくならないだろ
- 旭: そうであります
- 青葉 ちか: でも、そこまで怖くない 路線でもいいんじゃないですか?
- 南津 涼子: …例えば?
- 青葉 ちか: そうですね…
- かごめ: …と、議論は白熱し…
- FILENAME: text_311202-4.txt
- かごめ: …で、では…
- かごめ: 七不思議の案は これでいいですね?
- 南津 涼子: …うん、まあいいか
- 静香: 「すすり泣く声の合唱」は やっぱり採用なのね…
- 旭: そのネタは是非 実現したいのであります!
- かごめ: 涼子さん、ありがとうございます 色々とアドバイスを…
- 南津 涼子: いいっていいって こっちも楽しんでるし
- 南津 涼子: で、ひとつはあの…
- かごめ: はい、ひめなさんが 考えてくるそうです
- かごめ: 『お楽しみに!キャハッ★』 との伝言もありまして…
- かごめ: 誰も止められそうにないので ひめなさんのは、そのまま…
- 南津 涼子: どうなるやら…
- 南津 涼子: …ま、案ずるより…ってやつだ それよりも…
- 南津 涼子: 最後のひとつ…これも 決まりでいいよな?
- かごめ: …本当にいいんですか?
- 南津 涼子: ピッタリじゃねーか 間違いないね
- かごめ: じゃあ、はい…
- 南津 涼子: おーし! んじゃあ、準備開始だ!
- 静香: 私たちの準備って、何を…
- 南津 涼子: …本番前にきっちり すすり泣きこんでおくとか…?
- 静香: ええーっ!
- 青葉 ちか: さて、では私も…!
- かごめ: 皆さん、ありがとうございます!
- かごめ: そして、いよいよ祭りの日に…!
- かごめ: 期待を裏切れないし… 頑張らないと…!
- FILENAME: text_311203-1.txt
- かごめ: 多くの魔法少女の皆さんに協力を仰ぎ ついに祭りの当日…
- かごめ: いえ…七不思議お披露目の当日を迎えた!
- かごめ: …あ、ひめなさん!
- おねーさんたちー!
- ひめな: 来た来たー!
- …あ、あのう…
- ひめな: この子のおかーさま? どーもどーも!
- うちの娘から話を聞いて 来ましたけど…どちら様で…?
- ひめな: いやいや、おかーさま 実はですね、これこれこう…
- …まあ! 皆さんが七不思議の劇を?
- ひめな: おかーさま!声が高いです! お子さんに聞かれちゃいます!
- ひめな: 今日は地域振興の一環という ボランティア芝居なんですから!
- ひめな: あくまで夢を守る! これを大切に!
- す、すみません!
- ひめな: では、はじめさせてもらいます!
- お願いします…!
- ひめな: …オッケーだよ、さとりん!
- かごめ: (言いくるめちゃった…)
- ひめな: ではでは、これより七不思議の 調査開始だー!
- おー!
- ひめな: …って、あれあれ~? 何かがやって来たぞ~?
- 燦: …もおおおおお!
- ミユリ: 燦様ぁあああ…!
- 燦: なんでこんな役…!
- ミユリ: 次は別の構図で…!
- ひめな: はい、出ました~!
- ひめな: あれが七不思議のひとつ 「おみ足娘」だよ~!
- おみあし、むすめ…?
- ひめな: おみ足娘はね、ああやって いつも綺麗な足を追っかけてるの
- ひめな: すごいよね~
- …………
- …………
- …よくわからなくて なんか…変
- かごめ: 親子で引いちゃってますよ!
- ひめな: …あれ~?おかしいな…
- ひめな: おみ足娘の姿を見て 人間の業の深さを知るというか…
- かごめ: そんな深遠な意図 あれでは伝わりませんよ!
- ひめな: えー、そうなの~?
- かごめ: つ、次行きましょう! さあ、こっちです!
- う、うん…
- かごめ: いい?この辺をよく 見て回ってね…
- うん
- かごめ: …ほら見て!
- 結菜: …………
- …え!?
- かごめ: 大庭さん!
- 樹里: あいよ!
- ひのたまだーっ!
- …あー!あの人、頭に ツノが生えてるよ!
- かごめ: あの子がこの辺での 七不思議…
- かごめ: 「女鬼」!
- 結菜: なんですってぇ…?
- かごめ: …じゃなくて 「角の生えた少女」!だよ!
- かごめ: (ふーっ…)
- すごーい! すごいよね、お母さん!
- ホントに!
- …凝ってますねぇ~!
- ひめな: …………
- ひめな: いや、それほどでも!
- ひめな: オープニングアクトからの ギャップ受けを狙いました~!
- かごめ: (臨機応変すぎる…)
- ひめな: まだまだあるからね~!
- FILENAME: text_311203-2.txt
- ちはる: 来た来た! 女の子たち、来たよ!
- 静香: ふぅ~…
- 静香: じゃあ、怖いことを 思い出して…
- 静香: …すすり泣きましょうって いうのもなんだか、ねぇ?
- すなお: いざこういう状況になると なかなか気持ちが…
- ちはる: 作れないなぁ~…
- 静香: …というか、この奇妙な 役割のことを考えると…
- 静香: …ぷっ…ちょっと 面白くなってきちゃって…!
- ちはる: …わかる… ニヤニヤしちゃうよね
- すなお: しかも、合唱しなくちゃって 思うと、余計に…
- 静香: ぷっ…くくく…!
- ちはる: あ、ヤバい…くく… 変なツボに…!
- すなお: ふふ…これは…ふふふ! 止まりません…うふふふ!
- みんな: ふふ…あはは…くくく!
- かごめ: (すすり泣きが… 堪え笑いになってる…!)
- かごめ: (な、なんで…!?)
- おねーさん…! 笑い声が聞こえてきたよ…!
- 怖いわね…!
- これってなに…?
- かごめ: え、えっとね…
- ひめな: 「笑うお化け」だよ!
- かごめ: (ひめなさん…!)
- ひめな: お化けって普通「うらめしや~」 …ってノリっしょ?
- ひめな: だけど、ここのお化けは違うの 笑ってるの…!珍しくない?
- うん!
- かごめ: (どうにか乗り切った…!)
- 南津 涼子: おい!なんで笑ってんだよ!
- 静香: ご、ごめん、つい…ぷぷっ!
- 南津 涼子: もういい!次行くぞ!
- 青葉 ちか: お願い、猫ちゃん!
- あ、ねこだ!
- かごめ: ね、猫だね!
- かごめ: あれあれ?でもあの猫 もしかして…
- …この先の鳥居をくぐれば さらなる七不思議と出会う…
- …のであります…
- 行くのであります… 行くのであります…
- しゃべったよ!
- かごめ: そうだね! 多分、あれが七不思議のひとつ…
- かごめ: 「予言する猫」だね!
- かごめ: 予言に従って先へ進もう!
- うん!
- 南津 涼子: …よーし、うまくいった!
- 南津 涼子: 予言する猫っていう設定と お前さんの喋り口調…
- 南津 涼子: 案外、合ってたな
- 旭: そうでありますか?
- かごめ: あったよ、ここに古い鳥居が!
- わーっ!
- かごめ: じゃあ、ここ くぐってみようか…!
- う、うん…
- かごめ: すみません 急にこんなお願いを…
- 保澄 雫: ふふ…いいよ、気にしないで こんな可愛い女の子
- 保澄 雫: 楽しませて あげたくなっちゃうよね…!
- …あれれ?
- …え?いつの間に…
- かごめ: そうか…今のも七不思議だよ!
- そうなの!?
- ひめな: 私チャンも知ってるよ!
- ひめな: 「別世界へ繋がる鳥居」 じゃね!?
- かごめ: そうです!
- ふぇ~!
- …すごいトリックですね! どうやったんです…?
- ひめな: それはちょっと ネタバレ厳禁なもんで…
- かごめ: じゃあ、そろそろ最後の 七不思議が…
- かごめ: …あ…!
- FILENAME: text_311203-3.txt
- かごめ: じゃあ、そろそろ最後の 七不思議が…
- かごめ: …あ…!
- ひめな: むむっ…!
- どうしたの…?
- かごめ: あ、その…
- ひめな: 最後の七不思議まで まだちょっと時間があるかな?
- ひめな: サーシャ、フォローよろ あと教官…
- 燦: 任せて
- アレクサンドラ: はい、お菓子持ってきました~
- アレクサンドラ: 少しここで休憩しましょう 疲れましたよね~?
- おかし!
- あら、これはどうも!
- ひめな: ということで ひとやすみ~!
- ひめな: …で、こっちはサーシャと やっとくから、魔女の方を…
- 燦: 私とで…いける?
- かごめ: は、はい…!
- 燦: さて…
- …………
- 燦: この辺は私が引き受けるわ
- 燦: あなたは魔女を…!
- かごめ: はい!
- かごめ: アルちゃんたち! 力を貸して!
- アマビエアルちゃん: <カゴメチャン!>
- かごめ: 集中集中…むむむ…
- 燦: …ふぅ… 佐鳥さん、そっちは!?
- かごめ: うーん…
- 燦: …なるほど、力を溜めて 準備中ってわけ
- …………!
- 燦: マズい…
- 燦: 佐鳥さんの様子に気づいて 先に仕掛ける気ね…!
- 燦: …こうなったら… 準備が整うまでけん制を…
- 燦: はぁあああッ!!
- !?!?!?
- 燦: あら、意外とあっさり…
- かごめ: …よし!
- かごめ: ―かごめ― はーっ!
- かごめ: ―かごめ― …って、あれ…? 魔女は…!?
- わ!わ! なにあれ!
- あ!ぬいぐるみの子! ほかにもいっぱい!
- 派手ですねぇ~!
- なに!?なんなの?
- ひめな: あ、んとね…
- ひめな: あれが最後の七不思議の 「百鬼夜行」ね!
- ひめな: (ここもアドリブで 乗りきっちゃえ!)
- …あれ?杖を持ってるの あのおねーさん…!?
- ひめな: あー、いや ちょっと違うかな~?
- じゃあ誰?
- ひめな: えっとねー…
- ひめな: ヒコ君…どうしよう…!?
- ひめな: …うん…うん… オッケー、ありがと…!
- ひめな: …あれはね…
- FILENAME: text_311203-4.txt
- ひめな: ヒコ君…どうしよう…!?
- ひめな: …うん…うん… オッケー、ありがと…!
- ひめな: …あれはね…
- ラビ: 「ぬらりひょん」だ、と…?
- かごめ: そうなんです…
- かごめ: そう取り繕われちゃって それが噂になって…
- みかげ: ただいまー!
- 那由他: ただいまですの~
- ラビ: おかえりなさいませ
- かごめ: あ、お邪魔してます
- みかげ: ねえねえ、聞いて聞いて!
- みかげ: どこかの海でね…
- みかげ: ぬらりひょんって妖怪が 出たんだって!
- かごめ: ぬっ…! ぬらりひょん…!?
- ラビ: …あー…
- みかげ: 七不思議調べてた女の子が 会ったんだって!
- みかげ: だから、今度みんなで…
- みかげ: ―みかげ― 神浜市の七不思議を 調査しようよー!
- 那由他: ―那由他― さっきからずーっと その話ばかりしてますの…
- ラビ: ―ラビ― …………
- ラビ: ―ラビ― …どうします?
- かごめ: ―かごめ― それはその…
- かごめ: ―かごめ― えーっと…
- 太助: …へー…
- 太助: 随分と変わった 夢を見たようだね
- 太助: 青火野での経験が 起因してるのは間違いないけど…
- かごめ: でも、だいぶ具体的というか…
- 太助: …ただ…
- 太助: …楽しい夢だったね
- かごめ: あ、はい…そうですね
- かごめ: あのアルちゃんたちとも もう一度会えたし…
- 太助: うん…
- 那由他: …ぐぅ…
- ラビ: すー…すー…
- 太助: …さ、家に着くまで まだまだ時間がある
- 太助: 疲れてるだろ? もう少し寝てなさい
- 太助: 私は起きてるから 駅に着いたら教えるよ
- かごめ: あ…はい… ふぁ…
- かごめ: じゃあ、お言葉に甘えて…
- かごめ: (それにしても 夢で見た女の子…)
- 「ななふしぎって…」
- 「あるとおもうんだ」
- 「あたしはね…」
- ???: …………
- かごめ: (…ん…)
- かごめ: (…ダメだ…)
- かごめ: (眠いや…)
- ???: …………
- ???: …おねーさん…
- かごめ: 色々あったけど、 忘れられない夏の思い出だよ
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