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Kagome (Hyakki Yagyou / Demon Parade ver.) MSS JP Text

Aug 4th, 2023
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  1. FILENAME: text_311201-1.txt
  2. かごめ: 魔法少女の記録を残すこと… それが私のやるべきこと
  3. かごめ: だから、取材の機会は なるべく逃したくない
  4. かごめ: そんな私に…
  5. ひめな: ねーねーさとりん!
  6. ひめな: 今度私チャンたちの 集まりがあるんだけど、来ない?
  7. かごめ: という誘いが…!
  8. かごめ: もちろん参加したいと伝えたけど 条件を提示されて…
  9. ひめな: まず~、濡れてもいい 格好で来てね!
  10. ひめな: でもって、場所は…
  11. かごめ: …海…
  12. ひめな: あれ?水着じゃないじゃん! どうしてどうして!?
  13. かごめ: 「濡れてもいい格好」って 言われてたから…
  14. ひめな: …あ、そうか!
  15. 燦: 姫様が回りくどい誘い方を するから…
  16. ひめな: だってー!
  17. かごめ: え…?ど、どういうこと なんですか…?
  18. ひめな: んー、ネタバレするとー…
  19. ひめな: 今日は、さとりんと海で遊ぼう 大作戦だったんだよね!
  20. ひめな: キャハッ★
  21. かごめ: わ、私と…海で!?
  22. 燦: 姫様が急にあなたと 海に行きたいと言い出したのよ…
  23. 燦: でも、真面目なあなたを 正面切って誘っても
  24. 燦: 『遊び』だと 断られると思ってね
  25. 時雨: ぼくたちの集まりがある体で 誘ったんだよ…
  26. はぐむ: だますような感じに なっちゃったね…
  27. アレクサンドラ: 本当、ひめちゃんが ごめんなさい…
  28. ひめな: だますなんて人聞きが悪い!
  29. ひめな: 私チャンなりの気遣いじゃん
  30. かごめ: あはは… ありがとうございます
  31. ひめな: ということで、遊ぼ!
  32. ???: 「ウキャー!」
  33. ひめな: …あ…ヤバ…
  34. ミユリ: あ、あしが…!
  35. ミユリ: わかってたけど… ここは天国…!!
  36. 時雨: うわ…! ちょ、ちょっと目が…!
  37. はぐむ: これは、なんか あまり良くないような…
  38. ミユリ: か、鑑賞させてください…! 後生ですからぁあ!
  39. アレクサンドラ: 暴走してます~!
  40. 燦: だからミユは置いていこうって 言ったのよ…
  41. ひめな: それは私チャンのマインドが 許さないからね
  42. ミユリ: みんな動かないで! ジッとしてくださいー!
  43. かごめ: …………
  44. かごめ: (水着じゃなくて… よかった…)
  45. かごめ: …え…!?
  46.  
  47. FILENAME: text_311201-2.txt
  48. かごめ: …え…!?
  49. かごめ: 突然感じた魔力の反応…!
  50. かごめ: これはきっと、魔女に違いない…!
  51. かごめ: …でも…
  52. ミユリ: 燦様!燦様~!
  53. 燦: こら、ミユ! 私ばかりに来ないで!
  54. 燦: あっちも!ほら!
  55. はぐむ: け、結構です~!
  56. 時雨: オマエキライ!くるなあ!
  57. アレクサンドラ: これは当分 止まらない感じですね…
  58. ひめな: あっははは!
  59. かごめ: (…あれ?気づいてない…?)
  60. かごめ: …………
  61. かごめ: (なんだかんだで 楽しそうだし…)
  62. かごめ: (ここは私ひとりで…!)
  63. かごめ: そう思い、勇んで向かった 私だったけど…
  64. かごめ: あ、あれ…!? 見失った…?
  65. かごめ: …あ! しまった…!
  66. かごめ: (逃げられた…)
  67. かごめ: (追いかけたいけど… いったいどこに…?)
  68. アマビエアルちゃん: <イナイヨ>
  69. かごめ: そうだね 魔女、どこに行ったのかな…
  70. アマビエアルちゃん: <イナイヨ、カッパ>
  71. かごめ: …え?
  72. アマビエアルちゃん: <イナイヨ、カッパ>
  73. かごめ: …それって、もしかして…
  74. かごめ: …あ!いない!
  75. かごめ: カッパアルちゃん! さっきまでここに…
  76. かごめ: …あーっ!
  77. え?…く、くれるの?
  78. かごめ: (知らない小学生に きゅうりをあげてるーっ!)
  79. かごめ: (…待って…それもアレだけど 私の姿まで見られちゃう…!)
  80. かごめ: (どうしよう…!)
  81. ひめな: あー、いたいた!
  82. アレクサンドラ: ここでしたか~!
  83. 燦: まったく…
  84. かごめ: ひー、皆さん!
  85. ひめな: …っていうか、何してんの?
  86. かごめ: ―かごめ― そ、それがその…! この姿をそこの子に見られては…
  87. アマビエアルちゃん: ―アマビエアルちゃん― <カゴメチャン…>
  88. ひめな: ―ひめな― ふーん…
  89. ひめな: ―ひめな― 変身解除すればいんじゃね?
  90. かごめ: ―かごめ― …はっ!そうか!
  91. …ありがとう、かっぱ…
  92. あれ!?いなくなっちゃった…
  93. かごめ: ふーっ…
  94. かごめ: (ギリギリ…アウトだけど どうにか…)
  95. おねーさん!
  96. かごめ: ドキッ!
  97. かごめ: …な、なあに?
  98. かっぱ、見なかった…?
  99. かごめ: か、かっぱ…? さあ…
  100. …おねーさん…
  101. あたしがかっぱを見たって 言ってるのに変に思わないの…?
  102. かごめ: (し、しまった…!)
  103. かごめ: そ、それは、えーと、その…
  104. …なかまだ!
  105. かごめ: …え?
  106.  
  107. FILENAME: text_311201-3.txt
  108. …なかまだ!
  109. かごめ: …え?
  110. おねーさんも「ななふしぎ」を さがしているんでしょ!
  111. かごめ: 『ななふしぎ』…?
  112. かごめ: それって、よく言う 七つの不思議の…
  113. そう!それ! やっぱり知ってるんだ!
  114. かごめ: …“七不思議”という 言葉は知ってるけど…
  115. じゃあ、やっぱり 知ってるんだね!
  116. かごめ: …いや、その…
  117. いっしょに「もくげきしゃ」に なってよ!
  118. かごめ: もくげき…しゃ?
  119. ななふしぎはね あたしの夏休みの宿題なの
  120. かごめ: …えっと、つまり…
  121. かごめ: 夏休みの自由研究とかで この辺の七不思議を調べてるの?
  122. そう!
  123. …男の子たちがバカにするの…
  124. ななふしぎなんて あるもんか!…って…
  125. でも、あたしはあると思うんだ! ううん…あってほしいの!
  126. だって、そのほうが素敵でしょ?
  127. …家でも学校でもイヤなこと ばーっかりだけど…
  128. ふしぎなことがあるって考えると 胸がドキドキするから…!
  129. かごめ: …それは、ちょっとわかるかも
  130. それに、さっきかっぱも見た! おねーさんも見たんでしょ!?
  131. かごめ: えっ!? いや、見たっていうか…
  132. おねがい…!
  133. いっしょにななふしぎを 調べて…
  134. おねーさんももくげきしゃに なって!それで…
  135. 「いんたびゅー」っていうのを あたしにやらせて!
  136. かごめ: インタビュー…
  137. かごめ: …………
  138. かごめ: (つまり、私に取材を…)
  139. かごめ: (いつも私がやっていること…)
  140. かごめ: (それを言われちゃうと 断りにくいというか…)
  141. おねがい!ね?ね?
  142. かごめ: (それに…)
  143. かごめ: (純真な子どもの願いを 無下に拒絶することは…)
  144. かごめ: (できない!)
  145. かごめ: …うん、いいよ!
  146. ホント!?やったぁ!
  147. かごめ: (一応、七不思議を調べてみて 何もなかったらそれはそれで…)
  148. ひめな: 話は聞かせてもらったよ!
  149. かごめ: …えっ!?
  150. …おねーさん、だぁれ?
  151. ひめな: 私チャンはね このおねーさんのお友だち★!
  152. そうなんだ!
  153. かごめ: ひ、ひめなさん…!
  154.  
  155. FILENAME: text_311201-4.txt
  156. ひめな: 私チャンはね このおねーさんのお友だち★!
  157. そうなんだ!
  158. かごめ: ひ、ひめなさん…!
  159. ひめな: そんなおねーさんが いいこと教えてアゲル!
  160. なになにー?
  161. ひめな: 明後日、この辺、お祭りじゃん?
  162. うん
  163. ひめな: そういう時期は…
  164. ひめな: 七不思議が起きやすい!
  165. そうなのー!?
  166. かごめ: ひめなさんー!?
  167. ひめな: だからさっきも出たんだよ!
  168. ひめな: 七不思議のひとつ… 「動くぬいぐるみ」が!
  169. 動く…ぬいぐるみ?
  170. ひめな: さっきのカッパはぬいぐるみ つまりあれが七不思議のひとつ!
  171. ひいじいちゃんから聞いた ななふしぎにそんなの…?
  172. ひめな: 七不思議っていうのは 常にアップデートされてんの
  173. あっぷ…でーと?
  174. ひめな: 要するに、新しくなるの!
  175. かごめ: ひめなさん…! 何を…!
  176. ひめな: その最新の七不思議だけど 明後日が本番だから
  177. ひめな: おねーさんたちと 一緒に見ちゃおうよ…キャハッ★
  178. わぁ、明後日が本番… わかった!ありがとう!
  179. かごめ: あ、あのね…!
  180. ひめな: じゃあ当日 お父さんかお母さんと来てね!
  181. うん、わかった! ばいばーい!
  182. かごめ: ああ、待って…!
  183. ひめな: じゃあねー!
  184. かごめ: …行っちゃった…
  185. ひめな: …うん、オッケー!
  186. かごめ: オッケーって、 どうするんですか…!?
  187. ひめな: …さとりんこそ、ひとりで どこに行ってたの!
  188. かごめ: う!…そ、それは…
  189. ひめな: …まあ、おおよそ察しは ついてるけどね~
  190. かごめ: …え…?
  191. ひめな: 私チャンたちだって そんな鈍くないよ
  192. アレクサンドラ: 声をかけていただけたら…
  193. 燦: 水臭いわ…
  194. かごめ: …それは、ごめんなさい…
  195. ひめな: ホント、しぐりんたちに みゆりんを任せて追いかけたら
  196. ひめな: なんか、カッパと女の子が 出会っちゃってるし
  197. ひめな: さとりんが見たことない格好で しゃがんでるし…
  198. ひめな: しかも、七不思議とか 面白いこと言ってるんだから…
  199. ひめな: 私チャンがワクワクして ひらめくのも仕方ないよね★
  200. かごめ: な、何を…!?
  201. ひめな: 魔法少女のみんなでさ 七不思議を実現しようよ!
  202. かごめ: …み、みんなで…実現!?
  203. 燦: あーら、始まったわね…
  204. アレクサンドラ: ですね…
  205. ひめな: で、取材を受けるのは さとりんね
  206. ひめな: だって、引き受けてたもんね?
  207. かごめ: そ、それはそうですが…
  208. ひめな: むふふ…
  209. かごめ: どうしよう… 取材、受けちゃった…
  210.  
  211. FILENAME: text_311202-1.txt
  212. かごめ: 海で出会った女の子…
  213. かごめ: 最初は私と一緒に七不思議を 調べるだけの話が ひめなさんからの思わぬ提案で…
  214. 結菜: 七不思議を魔法少女で 作り上げる、ねぇ…
  215. かごめ: そんなこと言われても 紅晴さんたちには迷惑じゃ…
  216. 結菜: 面白い…と思ったわぁ
  217. かごめ: え!そ、そうなんですか…?
  218. 樹里: おう! 夏っぽくていーじゃねーか!
  219. ひかる: 結構、ひかるたち前のめりっす!
  220. アオ: そうそう!
  221. かごめ: …………
  222. 結菜: …意外だったぁ?
  223. かごめ: それは、はい…
  224. 樹里: まー、退屈してたってのも あったからな
  225. ひかる: ちょうどよかったっす!
  226. アオ: ねーねー!ゲームの キャラみたいなの出そうよ!
  227. 樹里: どんなんだよ?
  228. アオ: 見つけたら… ボーナスポイントが入るの!
  229. 樹里: …『みたい』じゃなくて まんまゲームじゃねーか!
  230. 結菜: 趣旨がズレてるわよぉ…
  231. アオ: テヘッ
  232. 樹里: まあ、ここは樹里サマに任せな…
  233. 樹里: 夏なんだし 怪談話っぽく…
  234. 樹里: 「火の玉」でどうだ!
  235. ひかる: お!それっぽいっす!
  236. 樹里: ふふふ…
  237. 樹里: 名付けて…「百連発の火の玉」!
  238. アオ: …ええっ?
  239. 樹里: 樹里サマが百発の火の玉を 盛大に打ち出して
  240. 樹里: それをそのチビッ子に 見せてやるわけよ!
  241. かごめ: あ、危ないと思います…!
  242. 樹里: …ああ?
  243. 結菜: それに、七不思議というよりかは 単なる樹里の趣味じゃなぃ…
  244. 樹里: …む…
  245. 樹里: じゃあ姉さんには なんかアイデアがあるのかよ
  246. 結菜: …それは…
  247. 結菜: …まだないけどぉ…
  248. 樹里: はっ!なんだよ!
  249. 樹里: 思いついてないのに さっきからあーだこーだ
  250. ひかる: …そう言われると ひかるも思いついてないっす…
  251. 樹里: 大体な、姉さんは人の言うことに いつもやいのやいのと…
  252. <…ピキィッ…!>
  253. かごめ: …あ、あれ? 今、紅晴さんから何か妙な音が…
  254. ひかる: 確かに…聞こえたような 気がするっす…
  255. アオ: それに、背筋がゾクゾクと…
  256. 結菜: 樹里…
  257. 樹里: な、なんだよ…!
  258. 結菜: 口うるさいっていうのはねぇ…
  259. 結菜: あなたがもう少しちゃんと してくれたら言わないの
  260. 結菜: それができてないから 仕方なくあれこれ注意してるの
  261. 結菜: そう、あなたは文句だと 思ってるみたいだけど注意なの
  262. 結菜: この前だってそうでしょぅ? みんなでたこ焼き食べたとき
  263. 結菜: あなた、誰にも何も言わずに ふたつ食べちゃったわよねぇ…?
  264. 結菜: そういうことするから 私が色々と言わなきゃいけなぃ…
  265. 結菜: 私だってできればあれこれ 注意するのは嫌なの
  266. 結菜: だけど、それもこれも あなたのことを思ってるから…
  267. 樹里: う、うわぁぁぁ~!
  268. ひかる: マシンガンのように 小言が出てくるっす…!
  269. アオ: 変身してないのに 姉さまの頭に角が見える…!
  270. かごめ: …はっ!それです!
  271. ひかる: それって…?
  272. かごめ: 七不思議のひとつ… 「女鬼」でどうですか!?
  273. ひかる: 女…鬼!
  274. 結菜: …………
  275. 結菜: ひかる、あなたね…
  276. ひかる: ち、違うっす~!言ったのは ひかるじゃないっすよ~!
  277.  
  278. FILENAME: text_311202-2.txt
  279. かごめ: すったもんだの末(?) 七不思議のひとつに「女鬼」が決まった
  280. かごめ: あ、違った…
  281. かごめ: 紅晴さんからの要望で 「角の生えた少女」という名称になったが… いずれにせよ、「カッパのぬいぐるみ」に 続いてふたつ目の七不思議が誕生した
  282. かごめ: 次に相談を持ち掛けたのは…
  283. 静香: …………
  284. かごめ: …というご相談なんですが いかがでしょうか?
  285. 南津 涼子: いーんじゃないか?
  286. 南津 涼子: まあ、虚構というのが 少々引っ掛かるが…
  287. 南津 涼子: それもこれも子どものため!
  288. 旭: で、ありますな
  289. 青葉 ちか: 私も協力します!
  290. かごめ: ありがとうございます!
  291. かごめ: 他の皆さんは…
  292. 静香: …まあ、その…
  293. ちはる: …うん…ねぇ…?
  294. すなお: …ええ…まぁ…
  295. かごめ: えっと…
  296. 南津 涼子: ふふっ…
  297. 南津 涼子: …その手のことは あたしが得意だから任せときな
  298. 旭: 我も実は好きな方なので 何なりと命じてほしいであります
  299. 南津 涼子: そうだ…七不思議作りの 参考として、いい話があんだよ
  300. みんな: ドキッ!
  301. かごめ: いったいどんな…
  302. 南津 涼子: まあ聞いてくれや…
  303. 南津 涼子: これはな、神浜市のはずれにある 古いトンネルで起きたことで…
  304. かごめ: は、はい…
  305. みんな: …………
  306. 南津 涼子: そのトンネルってのはな 出るって有名なところなんだよ…
  307. かごめ: …出る…?
  308. 南津 涼子: …霊だよ、霊…
  309. みんな: …………
  310. かごめ: …つまり、心霊スポット というやつですか…
  311. 南津 涼子: そういうことだ
  312. 南津 涼子: で、どの辺が ヤバいかっていうとな
  313. 南津 涼子: 深夜12時にそのトンネルを 歩くとするだろ?
  314. 南津 涼子: そうすっと、背後から 聞こえてくんのよ
  315. みんな: …………
  316. 南津 涼子: カツーン、カツーンって トンネルに響く靴の音が…
  317. かごめ: ええっ…!?
  318. 南津 涼子: バッと振り返るだろ? そうすると…
  319. かごめ: 何か、いるんですか…?
  320. 南津 涼子: …いないんだなぁ
  321. かごめ: ええ…?
  322. 南津 涼子: ところが、正面に顔を向けると 血まみれの男がドーン!
  323. みんな: きゃぁぁぁぁぁ~!
  324.  
  325. FILENAME: text_311202-3.txt
  326. 南津 涼子: ところが、正面に顔を向けると 血まみれの男がドーン!
  327. みんな: きゃぁぁぁぁぁ~!
  328. かごめ: ひゃっ!
  329. 南津 涼子: だっはっはっ! どうだ!3人の声でビビったろ!
  330. かごめ: え、ええ… 心臓が飛び出るかと…
  331. 南津 涼子: こいつら、怪談とかそういうの てんでダメでさ
  332. 静香: こ、怖い…!
  333. ちはる: 無理ぃ…!
  334. すなお: 耐えられません…!
  335. 南津 涼子: 七不思議の話を聞いた時 こいつらじゃ無理だろうなってさ
  336. 南津 涼子: で、案の定これだ
  337. 静香: お、女の子の願いを 叶えたいのは山々だけど…
  338. 静香: この手のは…どうしても…!
  339. 南津 涼子: 魔法少女としてもっと怖い目 見てるのによ、変だよなぁ~
  340. ちはる: こうやってかしこまると ダメなんだよぅ!
  341. 南津 涼子: …だそうだ つーことで、今回の話は…
  342. かごめ: そう、ですね…
  343. みんな: ひ、ひぃぃぃ~ん…!
  344. 南津 涼子: …おっ!?
  345. みんな: ひぃぃぃ~ん…!
  346. かごめ: えっ…!?
  347. かごめ: す、すごい… すすり泣きがハモってる…!
  348. 南津 涼子: …おお!これならどうだ!
  349. かごめ: え?
  350. 南津 涼子: 七不思議のひとつ…
  351. 南津 涼子: 「すすり泣く声の合唱」!
  352. かごめ: …ええーっ!?
  353. 旭: 意外と七不思議っぽい 名称なのであります
  354. みんな: そんなぁ~!
  355. かごめ: …って言ってますけど…
  356. 南津 涼子: 小さな女の子ためだろ? いーじゃねーか、それくらい!
  357. みんな: …ううっ…
  358. 静香: だ、だったら!
  359. 静香: それは百歩譲って よしとしても…!
  360. かごめ: (い、いいんだ…)
  361. 静香: 他のはもっと怖くない… 可愛いやつにしてほしい!
  362. かごめ: か、可愛い、ですか…?
  363. ちはる: 賛成!
  364. すなお: 是非そうしてください!
  365. 南津 涼子: 可愛い重視だったら 七不思議っぽくならないだろ
  366. 旭: そうであります
  367. 青葉 ちか: でも、そこまで怖くない 路線でもいいんじゃないですか?
  368. 南津 涼子: …例えば?
  369. 青葉 ちか: そうですね…
  370. かごめ: …と、議論は白熱し…
  371.  
  372. FILENAME: text_311202-4.txt
  373. かごめ: …で、では…
  374. かごめ: 七不思議の案は これでいいですね?
  375. 南津 涼子: …うん、まあいいか
  376. 静香: 「すすり泣く声の合唱」は やっぱり採用なのね…
  377. 旭: そのネタは是非 実現したいのであります!
  378. かごめ: 涼子さん、ありがとうございます 色々とアドバイスを…
  379. 南津 涼子: いいっていいって こっちも楽しんでるし
  380. 南津 涼子: で、ひとつはあの…
  381. かごめ: はい、ひめなさんが 考えてくるそうです
  382. かごめ: 『お楽しみに!キャハッ★』 との伝言もありまして…
  383. かごめ: 誰も止められそうにないので ひめなさんのは、そのまま…
  384. 南津 涼子: どうなるやら…
  385. 南津 涼子: …ま、案ずるより…ってやつだ それよりも…
  386. 南津 涼子: 最後のひとつ…これも 決まりでいいよな?
  387. かごめ: …本当にいいんですか?
  388. 南津 涼子: ピッタリじゃねーか 間違いないね
  389. かごめ: じゃあ、はい…
  390. 南津 涼子: おーし! んじゃあ、準備開始だ!
  391. 静香: 私たちの準備って、何を…
  392. 南津 涼子: …本番前にきっちり すすり泣きこんでおくとか…?
  393. 静香: ええーっ!
  394. 青葉 ちか: さて、では私も…!
  395. かごめ: 皆さん、ありがとうございます!
  396. かごめ: そして、いよいよ祭りの日に…!
  397. かごめ: 期待を裏切れないし… 頑張らないと…!
  398.  
  399. FILENAME: text_311203-1.txt
  400. かごめ: 多くの魔法少女の皆さんに協力を仰ぎ ついに祭りの当日…
  401. かごめ: いえ…七不思議お披露目の当日を迎えた!
  402. かごめ: …あ、ひめなさん!
  403. おねーさんたちー!
  404. ひめな: 来た来たー!
  405. …あ、あのう…
  406. ひめな: この子のおかーさま? どーもどーも!
  407. うちの娘から話を聞いて 来ましたけど…どちら様で…?
  408. ひめな: いやいや、おかーさま 実はですね、これこれこう…
  409. …まあ! 皆さんが七不思議の劇を?
  410. ひめな: おかーさま!声が高いです! お子さんに聞かれちゃいます!
  411. ひめな: 今日は地域振興の一環という ボランティア芝居なんですから!
  412. ひめな: あくまで夢を守る! これを大切に!
  413. す、すみません!
  414. ひめな: では、はじめさせてもらいます!
  415. お願いします…!
  416. ひめな: …オッケーだよ、さとりん!
  417. かごめ: (言いくるめちゃった…)
  418. ひめな: ではでは、これより七不思議の 調査開始だー!
  419. おー!
  420. ひめな: …って、あれあれ~? 何かがやって来たぞ~?
  421. 燦: …もおおおおお!
  422. ミユリ: 燦様ぁあああ…!
  423. 燦: なんでこんな役…!
  424. ミユリ: 次は別の構図で…!
  425. ひめな: はい、出ました~!
  426. ひめな: あれが七不思議のひとつ 「おみ足娘」だよ~!
  427. おみあし、むすめ…?
  428. ひめな: おみ足娘はね、ああやって いつも綺麗な足を追っかけてるの
  429. ひめな: すごいよね~
  430. …………
  431. …………
  432. …よくわからなくて なんか…変
  433. かごめ: 親子で引いちゃってますよ!
  434. ひめな: …あれ~?おかしいな…
  435. ひめな: おみ足娘の姿を見て 人間の業の深さを知るというか…
  436. かごめ: そんな深遠な意図 あれでは伝わりませんよ!
  437. ひめな: えー、そうなの~?
  438. かごめ: つ、次行きましょう! さあ、こっちです!
  439. う、うん…
  440. かごめ: いい?この辺をよく 見て回ってね…
  441. うん
  442. かごめ: …ほら見て!
  443. 結菜: …………
  444. …え!?
  445. かごめ: 大庭さん!
  446. 樹里: あいよ!
  447. ひのたまだーっ!
  448. …あー!あの人、頭に ツノが生えてるよ!
  449. かごめ: あの子がこの辺での 七不思議…
  450. かごめ: 「女鬼」!
  451. 結菜: なんですってぇ…?
  452. かごめ: …じゃなくて 「角の生えた少女」!だよ!
  453. かごめ: (ふーっ…)
  454. すごーい! すごいよね、お母さん!
  455. ホントに!
  456. …凝ってますねぇ~!
  457. ひめな: …………
  458. ひめな: いや、それほどでも!
  459. ひめな: オープニングアクトからの ギャップ受けを狙いました~!
  460. かごめ: (臨機応変すぎる…)
  461. ひめな: まだまだあるからね~!
  462.  
  463. FILENAME: text_311203-2.txt
  464. ちはる: 来た来た! 女の子たち、来たよ!
  465. 静香: ふぅ~…
  466. 静香: じゃあ、怖いことを 思い出して…
  467. 静香: …すすり泣きましょうって いうのもなんだか、ねぇ?
  468. すなお: いざこういう状況になると なかなか気持ちが…
  469. ちはる: 作れないなぁ~…
  470. 静香: …というか、この奇妙な 役割のことを考えると…
  471. 静香: …ぷっ…ちょっと 面白くなってきちゃって…!
  472. ちはる: …わかる… ニヤニヤしちゃうよね
  473. すなお: しかも、合唱しなくちゃって 思うと、余計に…
  474. 静香: ぷっ…くくく…!
  475. ちはる: あ、ヤバい…くく… 変なツボに…!
  476. すなお: ふふ…これは…ふふふ! 止まりません…うふふふ!
  477. みんな: ふふ…あはは…くくく!
  478. かごめ: (すすり泣きが… 堪え笑いになってる…!)
  479. かごめ: (な、なんで…!?)
  480. おねーさん…! 笑い声が聞こえてきたよ…!
  481. 怖いわね…!
  482. これってなに…?
  483. かごめ: え、えっとね…
  484. ひめな: 「笑うお化け」だよ!
  485. かごめ: (ひめなさん…!)
  486. ひめな: お化けって普通「うらめしや~」 …ってノリっしょ?
  487. ひめな: だけど、ここのお化けは違うの 笑ってるの…!珍しくない?
  488. うん!
  489. かごめ: (どうにか乗り切った…!)
  490. 南津 涼子: おい!なんで笑ってんだよ!
  491. 静香: ご、ごめん、つい…ぷぷっ!
  492. 南津 涼子: もういい!次行くぞ!
  493. 青葉 ちか: お願い、猫ちゃん!
  494. あ、ねこだ!
  495. かごめ: ね、猫だね!
  496. かごめ: あれあれ?でもあの猫 もしかして…
  497. …この先の鳥居をくぐれば さらなる七不思議と出会う…
  498. …のであります…
  499. 行くのであります… 行くのであります…
  500. しゃべったよ!
  501. かごめ: そうだね! 多分、あれが七不思議のひとつ…
  502. かごめ: 「予言する猫」だね!
  503. かごめ: 予言に従って先へ進もう!
  504. うん!
  505. 南津 涼子: …よーし、うまくいった!
  506. 南津 涼子: 予言する猫っていう設定と お前さんの喋り口調…
  507. 南津 涼子: 案外、合ってたな
  508. 旭: そうでありますか?
  509. かごめ: あったよ、ここに古い鳥居が!
  510. わーっ!
  511. かごめ: じゃあ、ここ くぐってみようか…!
  512. う、うん…
  513. かごめ: すみません 急にこんなお願いを…
  514. 保澄 雫: ふふ…いいよ、気にしないで こんな可愛い女の子
  515. 保澄 雫: 楽しませて あげたくなっちゃうよね…!
  516. …あれれ?
  517. …え?いつの間に…
  518. かごめ: そうか…今のも七不思議だよ!
  519. そうなの!?
  520. ひめな: 私チャンも知ってるよ!
  521. ひめな: 「別世界へ繋がる鳥居」 じゃね!?
  522. かごめ: そうです!
  523. ふぇ~!
  524. …すごいトリックですね! どうやったんです…?
  525. ひめな: それはちょっと ネタバレ厳禁なもんで…
  526. かごめ: じゃあ、そろそろ最後の 七不思議が…
  527. かごめ: …あ…!
  528.  
  529. FILENAME: text_311203-3.txt
  530. かごめ: じゃあ、そろそろ最後の 七不思議が…
  531. かごめ: …あ…!
  532. ひめな: むむっ…!
  533. どうしたの…?
  534. かごめ: あ、その…
  535. ひめな: 最後の七不思議まで まだちょっと時間があるかな?
  536. ひめな: サーシャ、フォローよろ あと教官…
  537. 燦: 任せて
  538. アレクサンドラ: はい、お菓子持ってきました~
  539. アレクサンドラ: 少しここで休憩しましょう 疲れましたよね~?
  540. おかし!
  541. あら、これはどうも!
  542. ひめな: ということで ひとやすみ~!
  543. ひめな: …で、こっちはサーシャと やっとくから、魔女の方を…
  544. 燦: 私とで…いける?
  545. かごめ: は、はい…!
  546. 燦: さて…
  547. …………
  548. 燦: この辺は私が引き受けるわ
  549. 燦: あなたは魔女を…!
  550. かごめ: はい!
  551. かごめ: アルちゃんたち! 力を貸して!
  552. アマビエアルちゃん: <カゴメチャン!>
  553. かごめ: 集中集中…むむむ…
  554. 燦: …ふぅ… 佐鳥さん、そっちは!?
  555. かごめ: うーん…
  556. 燦: …なるほど、力を溜めて 準備中ってわけ
  557. …………!
  558. 燦: マズい…
  559. 燦: 佐鳥さんの様子に気づいて 先に仕掛ける気ね…!
  560. 燦: …こうなったら… 準備が整うまでけん制を…
  561. 燦: はぁあああッ!!
  562. !?!?!?
  563. 燦: あら、意外とあっさり…
  564. かごめ: …よし!
  565. かごめ: ―かごめ― はーっ!
  566. かごめ: ―かごめ― …って、あれ…? 魔女は…!?
  567. わ!わ! なにあれ!
  568. あ!ぬいぐるみの子! ほかにもいっぱい!
  569. 派手ですねぇ~!
  570. なに!?なんなの?
  571. ひめな: あ、んとね…
  572. ひめな: あれが最後の七不思議の 「百鬼夜行」ね!
  573. ひめな: (ここもアドリブで 乗りきっちゃえ!)
  574. …あれ?杖を持ってるの あのおねーさん…!?
  575. ひめな: あー、いや ちょっと違うかな~?
  576. じゃあ誰?
  577. ひめな: えっとねー…
  578. ひめな: ヒコ君…どうしよう…!?
  579. ひめな: …うん…うん… オッケー、ありがと…!
  580. ひめな: …あれはね…
  581.  
  582. FILENAME: text_311203-4.txt
  583. ひめな: ヒコ君…どうしよう…!?
  584. ひめな: …うん…うん… オッケー、ありがと…!
  585. ひめな: …あれはね…
  586. ラビ: 「ぬらりひょん」だ、と…?
  587. かごめ: そうなんです…
  588. かごめ: そう取り繕われちゃって それが噂になって…
  589. みかげ: ただいまー!
  590. 那由他: ただいまですの~
  591. ラビ: おかえりなさいませ
  592. かごめ: あ、お邪魔してます
  593. みかげ: ねえねえ、聞いて聞いて!
  594. みかげ: どこかの海でね…
  595. みかげ: ぬらりひょんって妖怪が 出たんだって!
  596. かごめ: ぬっ…! ぬらりひょん…!?
  597. ラビ: …あー…
  598. みかげ: 七不思議調べてた女の子が 会ったんだって!
  599. みかげ: だから、今度みんなで…
  600. みかげ: ―みかげ― 神浜市の七不思議を 調査しようよー!
  601. 那由他: ―那由他― さっきからずーっと その話ばかりしてますの…
  602. ラビ: ―ラビ― …………
  603. ラビ: ―ラビ― …どうします?
  604. かごめ: ―かごめ― それはその…
  605. かごめ: ―かごめ― えーっと…
  606. 太助: …へー…
  607. 太助: 随分と変わった 夢を見たようだね
  608. 太助: 青火野での経験が 起因してるのは間違いないけど…
  609. かごめ: でも、だいぶ具体的というか…
  610. 太助: …ただ…
  611. 太助: …楽しい夢だったね
  612. かごめ: あ、はい…そうですね
  613. かごめ: あのアルちゃんたちとも もう一度会えたし…
  614. 太助: うん…
  615. 那由他: …ぐぅ…
  616. ラビ: すー…すー…
  617. 太助: …さ、家に着くまで まだまだ時間がある
  618. 太助: 疲れてるだろ? もう少し寝てなさい
  619. 太助: 私は起きてるから 駅に着いたら教えるよ
  620. かごめ: あ…はい… ふぁ…
  621. かごめ: じゃあ、お言葉に甘えて…
  622. かごめ: (それにしても 夢で見た女の子…)
  623. 「ななふしぎって…」
  624. 「あるとおもうんだ」
  625. 「あたしはね…」
  626. ???: …………
  627. かごめ: (…ん…)
  628. かごめ: (…ダメだ…)
  629. かごめ: (眠いや…)
  630. ???: …………
  631. ???: …おねーさん…
  632. かごめ: 色々あったけど、 忘れられない夏の思い出だよ
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