However, if one looked a little farther away, they would see only mountain wilderness. Somewhere within those mountains was that thing. Apparently, it was still a young child, so naturally its pace was slow, and it was still wandering through the wilds. Only one settlement had been wiped out so far. If they could resolve the incident with limited damage, things could be said to have gone well. But if it reached an urban area, the damage was bound to spread rapidly. They needed to stop it before that happened.

-Volume 6 page 205

だが、 少し 遠く に 目 を やれ ば、 そこ には 山 ばかりが 広がっ て い た。 　 この 山 の どこ かに、 あれ が いる。 　 それ は まだ 幼い 子供 らしい。 当然 その 歩み は 緩やか な もの で あり、 いまだ 山中 を うろつい て いる との こと だっ た。 　 今 の ところ は、 山中 に ある 集落 が 一つ 潰れ た だけ らしい。 　 あれ が 外 に さまよい 出 て、 その 程度 の 被害 です んで いる の なら、 まし な ほう だろ う。 だが、 市街地 へと 出 て き た なら、 その 被害 は 急速 に 拡大 する はず だっ た。 　 その 前 に 止め ね ば なら ない。

-Volume 6 page 264