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- #the next day in class
- Teacher
- そう言えばちょうど今、渋谷で斑目画伯の個展が開かれますね。
- Teacher
- 私も彼の作品は何度か観に行っていますが…
- Teacher
- いやぁ~、実に素晴らしい!見た瞬間、違うと思いましたね。
- Teacher
- 時に芸術とは無縁そうな<name>君。
- Teacher
- 20世紀中、最高額で取引された絵画の作者は誰か、分かりますか?
- ピカソ
- >ゴッホ
- マダラメ
- Teacher
- 正解です。
- Teacher
- 君もなかなかの趣味人ですね。
- Teacher
- 購入額は日本円でなんと約180億円…でもこれ、現在の最高額ではないんです。
- Teacher
- 絵画の取引額は年々高くなっていて、21世紀以際は毎年のように最高額が出ています。
- Students
- ねえ、今のわかった?わたし全然わからなかった!
- Students
- 彼、実は勉強で切るっぽい?ちょっと意外ー。
- Students
- あ、先生がこっち睨んでるよ!
- M
- こんな問題も解けるなんて、オマエ、賢いんだな!
- Teacher
- 人が芸術にかける情熱や金銭は馬鹿に出来ません。
- Teacher
- 余裕があれば、私も一枚ぐらい欲しいですねぇ、ハハ…
- M
- 芸術って奴は相当イイ金になるらしいな…
- M
- 盗作疑惑が本当か、この目でちゃんと確かめなくちゃな。
- M
- アン殿たちとは駅で待ち合わせだろ?授業終わったら、すぐに行こうぜ!
- #on the train
- R
- つーか、電車で移動する怪盗ってよ…普通の下校風景じゃんか。
- A
- 電車が一番早いでしょ。ペット乗せても大丈夫だしね。
- M
- おいコラ、誰がペットやねん。
- R
- ちょっ、会話に入って来んな。ペット運賃、払ってねえんだよ。
- M
- ワガハイが、お前らを連れてやってんだ!ご主人様と呼べ!
- Kid
- あー、ネコさんだー!
- A
- わっ、やば…
- Kid
- お兄ちゃんのペット?にゃーにゃー鳴いてた~!
- 縫いぐるみ
- >気のせいだ
- ただの生モノだ
- Kid
- カバンから、顔でてるよ?ネコさんじゃないの?
- A
- これは、えっと…オモチャなの!押すと、声が出るんだよ。
- R
- だってよ。押してやれよ、<name>.
- M
- 冗談じゃな…
- M
- にゃ…にゃぁ~…
- Kid
- わあ、すごーい!もっとやって、やってー!
- 優しく押そう
- >強く押そう
- 連打だ
- M
- ぎにゃっ!!
- M
- …オゲエェ~!
- Kid
- あはは、変な鳴き声ー!もっとやってー!
- M
- で、でる…
- R
- バカ、飲み込めって!
- Announcer
- 間もなく~渋谷~。お出口は左側に変わります。
- A
- あっ、私たち降りなくっちゃ!
- A
- それじゃまたね、バイバイ!
- Kid
- うん、バイバーイ!
- #at the station
- R
- んで、何線に乗り換えだ?
- A
- 住所によると、あんま近い駅ないんだよね。
- A
- あえて言うなら、最寄駅はココ。
- R
- はあ?あと全部、歩きかよ!?
- R
- 電車の次は、歩きって!どんな怪盗だよ! !
- M
- いちいち文句タレるな。
- A
- あばら家って言っても、こんな都心に住むなんて…さすが有名芸術家だよね。
- A
- 駅前広場に出て、セントラル街の方に行くのが早いみたい。行ってみよ!
- #in front of the station
- Homeless guy
- また絵が描きたい…
- Homeless guy
- アイツのせいで…こんなクソみたいな人生に…
- >アイツって?
- 大丈夫?
- Homeless guy
- …君には関係ないだろ。
- Homeless guy
- みーんな騙され続けてる。バカばっかりだ…
- #Leaving the station entrance
- R
- マジでこの先?家なんてあったっけ?
- A
- セントラル街の先にある、住宅街みたいだよ。
- A
- 少し歩くっぽいけどね。ほら、さっさと行こ!
- #Hey, it's Niijimas boss that we haven't seen in 12 hours
- Special Investigations Director
- 鴨志田卓…元オリンピック選手…秀尽学園教師…
- Special Investigations Director
- 自首の動機は…良心の呵責、ねぇ…
- Special Investigations Director
- 人の心はそう変わらん。まして性癖など…
- Special Investigations Director
- まさか…な。
- Special Investigations Director
- 秀尽学園…念のため、探らせておくか。
- #at madarames house
- R
- もしかして、アレ…?
- A
- 住所も、合ってるけど…
- A
- 表札は「斑目」ってなってる。
- R
- チャイム押してみろよ。
- A
- 私!?押したら、壁倒れたりしないよね…
- M
- タライが落ちてくるかもしれないぜ?
- Y
- どちら様でしょうか。
- Y
- 先生なら、今は…
- A
- 高巻ですけど。
- Y
- すぐ行くよ!
- R
- 人、住めるんだここ…
- Y
- 高巻さ…
- Y
- …お前らもか。
- R
- ちぃっす。
- R
- 悪ぃけどモデルの話じゃねえんだ。訊きてえ事があってよ…
- R
- 斑目が盗作してるってマジ?虐待もなんだろ?
- Y
- 正気か?
- R
- ネットに出てんだよ。
- Y
- これ…?
- Y
- くだらない!盗作もあり得ないが…虐待だと?
- Y
- 虐待するほど子供が嫌いなら、住み込みの弟子なんてとるものか!
- Y
- それに今は、住み込みの門下は俺ひとり。俺が無いと言うんだから、疑う余地はない。
- R
- お前がウソついてっかも知んねえだろ!
- Y
- それは…
- Y
- …くだらない。
- Y
- 身寄りのない俺を引き取ってここまで育ててくれたのは先生だ!!
- Y
- 恩人をこれ以上愚弄する気なら許さん!
- A
- …本当にそうなの?
- Madarame
- 祐介?
- Madarame
- どうしたんだ?大声を出して。
- Y
- コイツらが、根も葉もない先生の噂を!
- Madarame
- …許してやりなさい。
- Madarame
- 悪い噂を耳にして、彼女のことを心配して来たんだろう。
- Y
- …はい。
- Madarame
- まあ、この偏屈な年寄りが、万人に好かれているとは自分でも思わんさ。
- A
- そんな…
- Madarame
- 横から出しゃばって、すまなかったね。
- Madarame
- けど、ご近所の手前もある。ほどほどに頼めるかね?
- Madarame
- それじゃ、失礼。
- Y
- 非礼だったな…すまん。
- Y
- …そうだ、あの絵を見れば、先生を信じてもらえるかもしれない。
- Y
- 先生の処女作であり代表作…「サユリ」だ。
- A
- サユリ…?
- Y
- 俺が画家を志す、きっかけをくれた絵なんだ。
- A
- きれい…
- R
- ゲージツわかんねえけど、これすげえのは、わかる…
- Y
- 高巻さんを初めて見たとき、この絵を見たのと同じ感動があった…
- A
- 私?
- Y
- 俺は、こんな「美」を追究したい。
- Y
- 君を描くことも、その一環だと思ってる。どうかモデルの話…よろしく頼む。
- Y
- せっかく訪ねてもらったんだが、今日はこれから先生の手伝いなんだ。
- Y
- また、日を改めて…それじゃ。
- #Yusuke exits
- R
- なんか…いいヤツじゃね?二人とも。
- A
- メメントスで聞いた「マダラメ」は、別人なのかもね。
- R
- せっかく「大物」見っけたと思ったのによ…
- M
- イセカイナビはどうなってる?
- R
- おいこれ、ナビ…
- A
- さっきの会話を拾ってたの…?
- A
- この表示…斑目先生にもパレスが…ってことだよね!?
- A
- なんでッ!?
- M
- 「マダラメ」と「盗作」に…「あばら家」か。こいつがキーワードみたいだ。
- R
- つかこれ、マジで何なんだ!?
- R
- ほんとにあんなジイさんにもパレスがあんのか…!?
- M
- 入るには、最低限「本人の名前」と、「場所」が分かればいいんだったな?
- M
- あとはマダラメが、この「あばら家」を「何」と勘違いしてるかだ。
- A
- それ…鴨志田の「学校」が「城」的な?
- M
- そういうこと。
- M
- 当てずっぽうでもいいから、なんか言ってこうぜ。
- R
- 急に言われてもよ…
- A
- とりあえず「城」とか?
- R
- じゃあ「牢獄」は?
- R
- ああ、面倒くせっ!
- R
- 「刑務所」!「倉庫」!それと…「教育指導室」!ついでに「牧場」!
- R
- かすりもしねえ…
- M
- …出直すか?
- A
- 画家に関係なる建物…か。素直に考えると…何だろ?
- 専門学校
- 画材屋
- >美術館
- R
- 開始って…コレ!?
- #into the otherworld
- M
- おい!いつの間に開始したんだ!?びっくりしただろ!
- R
- 偶然あたり引いたんだからしょうがねえだろ。
- M
- もしワガハイが気付かずに歩いてって、また敵に捕まったらどうすんだよ!
- R
- 二本足で歩いた時点で分かれよ。
- M
- むむむ…
- A
- モルガナでも、こっち入ったこと気づかないことがあるってこと…?
- M
- 認知の歪みが少ないところだと姿くらいしか変わらないこともあるしな。
- R
- つか、アレ!
- R
- あばら家が…美術館、マジ…?
- A
- 行ってみよう?
- A
- すごいゴーカ…っていうか…シュミが…
- A
- 美術館…なんだよね?
- R
- これが、斑目の…?
- M
- パレスは欲に駆られた妄想の景色だ。カモシダのパレスが「城」だったようにな。
- A
- 班目先生って、現実の美術館にも絵は飾られてるよね?
- A
- 個展も大人気だったし、尊敬もされてるし…そんな人がわざわざ「美術館」を妄想する?
- R
- 言われてみりゃ…盗作や虐待とも関係ねえよな?
- M
- 少し入ってみようぜ。ここで頭ヒネってても仕方ない。
- R
- …だな。
- R
- つかよ…怪盗に美術館って定番じゃね!?
- >確かにな
- 罠も定番だ
- M
- さすがはジョーカー。ワガハイと同じ気持ちだぜ。
- R
- しっかし、すげえ人だかり…
- M
- それじゃ、探索開始だ!
- R
- まさか…あの行列に並ぶのか?
- M
- バカなのか?正面からなんて入らねえよ。
- A
- でも、周りは高い壁が…
- M
- 足場になるもん、探すしかないな。とにかく、行くぞ!
- #examining the line closer
- R
- コイツら…俺らが見えてねえのか?
- M
- むやみに近付くなって!
- M
- きっと画伯様のことしか頭にねえんだろ。行くぞ!
- #jumping up the wall
- M
- あのボロっちい家が、コレか…キンキラ過ぎて悪趣味だぜ。
- A
- けど、あんなお爺さんが…?ピンと来ない。
- R
- だから確かめに来たんだろ?行こうぜ。
- #jumping up to an open skylight
- R
- おっ!天窓が開いてんぞ!こっから入れんじゃね?
- A
- でも、けっこう高さがあるよ…戻ってこれる?
- M
- フフ…ロープを用意してあるぜ!ワガハイ、道具のプロだからな!
- M
- どうするジョーカー、潜入するか?
- #yes
- M
- …静かだな、不気味なくらい。
- A
- ね、ねえ…、これ…
- A
- なんか…動いてるけど…
- R
- なんだよ、パレスなんだし、ビビる事じゃねぇだろ?
- M
- パレスの在り様は、主の心の在り様だ。絵は調べて絵いた方が良いかもな…
- #examing painting immediately ahead
- R
- おっ、説明書いてあんな…えーっと…
- R
- …名前と年齢?なんだこりゃ?
- A
- 絵のタイトル…じゃないよね?作者の名前かな?
- M
- 他の絵も調べてみよう。何かありそうだ…
- #exploring in the museum
- A
- ねぇ…やっぱおかしいよ…斑目先生って、作風が多彩な事で有名なのに…
- A
- 飾られてるのは、同じような人物画ばっかり…個展の時とはまるで…
- R
- ちょっと待った!
- R
- コイツ…メメントスに居た奴じゃねぇか?斑目の事、話してた…
- M
- 中野原夏彦だ。プレートに、名前が書かれてる。
- R
- いやいや、おかしいだろ!?なんでアイツの絵がココにあんだよ!
- R
- つか、そのプレートに書かれてたの、描かれてる奴の名前だったのか?
- A
- 普通はタイトルとか、作者の名前を書く物だよね?
- M
- 奴の絵がある理由も謎だな…
- M
- よし、もっと先も調べてみようぜ。
- #Seeing the yusuke painting. It's a good thing these guys are thieves and not detectives
- A
- え…うそっ!?
- R
- この絵、アイツじゃねえの…?
- M
- 「喜多川祐介」って書かれてる。間違いないだろう。
- A
- え…なら、ひょっとして…
- A
- ここにある絵って、全部…
- 美術館の客たちだ
- >斑目の弟子たちだ
- よく描けている
- A
- うん、そうだよね。
- R
- マジか、この人数ぜんぶか?前に屋敷に行った時は…
- M
- 弟子というか、「弟子だった」連中だろう。最後の一人を除いてな…
- M
- 前の「ナカノハラ」って奴の件といい、なんとなく見えて来たぜ…
- M
- よし、もう少し奥を調べてみよう。確信が欲しい。
- #museum entrance
- 何かの冊子が置かれている…
- R
- どうした?何か見つけたのか?
- M
- 調査に来たんだ。気になる物は全部調べとこうぜ。
- A
- これって…ここのパンフレット?
- R
- バレスのクセに芸が細けぇよなぁ…こんなモン、無視でいいだろ?
- M
- でもこれ館内案内図も載ってるぜ?使えそうだから頂いとこう!
- A
- もしかして、コレにオタカラの場所まで載ってたりして!
- M
- あり得ない話じゃないぞ?少なくとも、規模を知る参考にはなる。
- A
- あれ…でもこの案内図…半分しか載ってないみたい…
- M
- なるほど…「美術館の見取り図・上」って書いてあるな。
- R
- …って事は、どっかに「下」があんのか?どんだけ広いんだよ…
- M
- それはまた今度探そう。今回はマダラメの認知を確かめるのが目的だ。
- M
- 奴が本当はどういう人間なのか結果次第で話は変わるからな。
- R
- ま、パレスがある時点で、相当怪しいがな…
- #Trying to go deeper into the dungeon
- M
- ジョーカー、もう少しこの部屋を調べようぜ。
- #Examing big statue in a room
- M
- こいつは…
- M
- …これ見ろ。
- A
- 「無限の泉」…?
- A
- 「彼らは、斑目館長様が私費を投じて作り上げた作品群である」
- A
- 「彼らは自身のあらゆる着想とイマジネーションを生涯、館長様に捧げ続けなければならない」
- A
- 「それが叶わぬ者に、生きる価値なし!」
- A
- ねえ、コレ…たぶん、盗作のことだよね…?
- R
- クソ、とんだ食わせジジイだ、あの野郎!
- M
- 弟子は「俺のモノ」ってとこか。ホントなら、まともな絵描きですらないぜ。
- M
- 画才のある弟子の着想を、生活を保障する代わりに盗んでるんだ。
- M
- まさかと思ったが、たくさん飾ってある人物画…やっぱりあれが「認知上の弟子」なんだろう。
- M
- 「生きる価値なし」ときてるぜ、これ。たぶん虐待のことじゃねえの?
- M
- マダラメ様の役に立つうちは置いてやるけど、駄目になったら…
- A
- まるで奴隷や道具じゃない!
- R
- なんで祐介は黙ってんだ?かばう理由ねえだろ!?
- A
- 引き取ってくれた、恩人だって言ってたよね…
- R
- だからってよ…!
- A
- 個展のときにね、飾ってあった絵を私がホメたの。
- A
- けど、喜多川くん…様子が変だった。
- A
- もしかしたらあの絵も盗作…
- R
- どうなるよ?コレもう斑目がターゲットでいいだろ!?
- >やろう
- まだ不安だ
- みんなの意見は?
- R
- そうこなくちゃな!
- M
- 待て、オマエら。
- M
- もう一度、ユースケに事実を確認しよう。
- R
- んだよ、確認って!?
- M
- 実際に悪事があったのかどうか、ウラ取っといた方がいいってことだよ。
- R
- 面倒臭ぇ…
- M
- それにマダラメのこと、まだ知らな過ぎるだろ。
- A
- …うん、そうだね。
- A
- 私、喜多川くんに連絡してみるね。
- A
- モデルの話受ければ、真相、聞けるかもしれないし。
- M
- え?やんの!?
- A
- もちろん、みんなも来てよ?一人じゃ、恐いし…
- R
- 偉い画家のセンセイか…鴨志田より、手強いかも知れねえ。
- R
- まあ、祐介から裏取れるまでは、準備だな。
- R
- 「怪盗団」としての初陣だ。ゼッテー成功させんぞ!
- #back at leblanc
- M
- ユースケが真実を語らない理由か…
- #IM
- A
- 恩人だったらなんでも許せるもんなのかな
- A
- なんかよくわかんなくなってきた
- R
- どした?急に
- A
- 喜多川くんの話だと斑目、問題なさげじゃない?
- >どういうことだ?
- 何か悩み?
- どういうことだ?
- R
- なんか悩んでんの?
- A
- 斑目は悪いやつなんだってわかってるけど…
- A
- 被害に遭ってる人を実際に見てないからかな?
- R
- まあ、たしかにそこは鴨志田のときとはちがうよな
- A
- 極論かもしれないけど
- A
- どんな悪いやつでも誰にも迷惑かけてないなら…
- A
- 私たちが出てかなくてもよくない?
- R
- 迷惑かどうかは祐介が決めるってことか?
- R
- まあ…そうかもな
- R
- 俺だったら絶対に許せねえけどな!
- >真相を探ろう
- 祐介に連絡を頼む
- 真相を探ろう
- A
- そうだね…悩むのはそのあとでもいっか
- A
- じゃあ明日の放課後渋谷でね
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