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Puella Historia: PIllar of Tomorrow JP Text

Aug 17th, 2023 (edited)
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  1. FILENAME: text_519810-0.txt [Episode 1 in the archive]
  2. かごめ: 過去へ行き その時代に生きた魔法少女の記録を 集めていたいろはさんは
  3. かごめ: 自分の概念を崩して倒れてしまい 生きてきた足跡をすべて失って 消えかけようとしていた
  4. かごめ: そんないろはさんを救うべく 魔法少女たちは過去へと旅立ってゆき 努力が実を結んだ結果 いろはさんは私たちの前に現れた
  5. かごめ: みんなの記憶だけに残っていた 会いたくても会えなかった人
  6. かごめ: 目の前にいるという現実は 正に奇跡としか言えない状況だった…
  7. かごめ: だけど、それは同時に 過去の呪いも招いてしまったことの表れだった
  8. かごめ: ―かごめ― ああ…
  9. かごめ: 水名城に潜んでいた魔女と 過去に置いて来た分体がひとつに…
  10. 那由他: そんな…神浜の町が 結界に飲み込まれたんですの…!
  11. みかげ: さっき魔女の反応があったから 気づかないうちに入ったのかな?
  12. 那由他: いえ、急にいろはさんたちがいた 北養の山から広がったような…
  13. みかげ: な、なゆたん、あれ見て…! お城みたいな魔女がいるよ…!?
  14. 那由他: あれ、本当に魔女なんですの!?
  15. みふゆ: 那由他さん!みかげさん! おふたりともご無事ですか!?
  16. みかげ: みふゆさん…!
  17. みかげ: ねえ、この結界ってなに…!?
  18. みかげ: いろはさんがピンチって 聞いたけど、関係あるのかな!?
  19. みふゆ: 考えたくはありませんが その可能性は高いと思います…
  20. みふゆ: 西側にいる明日香さんたちとは 連絡が取れています
  21. みふゆ: 合流してから 今後の動きを検討しましょう
  22. 都 ひなの: 真里愛やあいみにも連絡して 片っ端からメンツを集めるぞ!
  23. 都 ひなの: あんなデカい魔女が動いたら ひとたまりもない!
  24. 保澄 雫: 今、いろはちゃんの 魔力反応が…
  25. 都 ひなの: まさか、あの魔女が いろはだって言うのか…!?
  26. 木崎 衣美里: いや、捕まってんじゃね!? パツイチ上まで行ってみようよ
  27. 都 ひなの: おい!下手を打つと命に関わる! 不用心なマネはするな!
  28. フェリシア: いろはだけじゃねえ… やちよの反応もあるぞ…!
  29. 鶴乃: 待って、フェリシア! ひとりで行ったら死んじゃうよ!
  30. さな: はい…! 足並みをそろえないと…!
  31. レナ: それなら、フェリシアと同じ意見 早くいろはたちを助けたいわ
  32. かえで: うん、鶴乃ちゃんたちが行くなら 私も付いていくよ
  33. ももこ: 1分1秒を争うかもしれない アタシも同じ意見だ
  34. 結菜: うかつに前に出たくないけど
  35. 結菜: どのみち策を練るような 時間はないでしょうねぇ…
  36. 静香: 立ち止まって敗北を喫するなら 私は立ち向かって止めたいわ
  37. ひめな: ちな、ヒコ君的には、 この魔女の上に登っていけば
  38. ひめな: ワンチャン、他の魔法少女と 合流できるかもって!
  39. ラビ: 違う山の麓から登っても たどり付く頂上は同じ
  40. ラビ: ただ、この城のような都市自体が 魔女の肉体である以上は…
  41. 灯花: あーもう面倒くさいにゃー!
  42. 灯花: 魔女のふもとでウロウロしてても 勝率を減らすだけだよ?
  43. 灯花: どーせ放置してたら 地球が飲み込まれるんだから
  44. 灯花: 石橋を叩いて勝率を落とすなんて バカみたいだよ!
  45. ねむ: ねえ、煽らないでくれるかな
  46. 鶴乃: だけど、尻込みしてる状況での 天才の一言は勇気になる
  47. 鶴乃: 前に踏み出せそうだよ
  48. 十七夜: 行くか…!
  49. 鶴乃: うん!
  50. やちよ: いろは…そこにいるの…?
  51. いろは: すみません、やちよさん… 巻き込んでしまって…
  52. やちよ: 魔女に飲まれるなんて予想外よ 責められないわ
  53. やちよ: …ただ、気持ちが悪いわね
  54. いろは: はい…昔の魔法少女たちの姿が 魔女から伝わってきます…
  55. やちよ: 気分が悪くなる光景ばかりが…
  56. ???: 「…………と」
  57. ???: 「生き残らないと…それが使命…」
  58.  
  59. FILENAME: text_104101-1_KaoO4.txt [Episode 2 in the archive]
  60. 「誰からも奪われないような力を身に付ける」
  61. 「水や食べ物を得られるようになって 心安らかに夜を過ごして また太陽の日差しと一緒に目を覚ます」
  62. 「あとは、子どもや孫に囲まれて どこにも負けないぐらい 大きくて幸せな家族を作るだけ」
  63. 鶴乃: ちゃりゃああッ!!
  64. 鶴乃: ひぃぃ、本当に登って正解!?
  65. 鶴乃: すごい使い魔の数だよ!? もらった勇気が揺らぎそう…!
  66. 灯花: わたくし、ウソはついてないよ この状況でも最善だからね
  67. 樹里: これで最善って どんなクソゲーだ!コノヤロー!
  68. アオ: 姉ちゃん!
  69. アオ: 最初からフルパワーでいったら 魔力が持たなくなるよ~!?
  70. ひかる: ほんとっす! 樹里さん考えなしっす!
  71. 燦: とはいっても、私のように 弾幕を張れるような人がいないと
  72. 燦: この数を相手にするのは大変よ
  73. ミユリ: ですですぅ…ミユも蹴りで 1体ずつ相手をするのは…
  74. すなお: 後方でサポートしている私にも 使い魔が回ってくるぐらいです…
  75. ちはる: というより、わらわらと四方から 出てきてる気がするよぅ…
  76. フェリシア: はぁ…はぁ…
  77. フェリシア: サンキュー、さな
  78. さな: グリーフシードを集めておいて 正解でしたね…
  79. フェリシア: つーか、使い魔の相手ばっかで ぜんっぜん登れねーぞ…
  80. みたま: みんな聞こえる?
  81. さな: あ、みたまさん…!
  82. フェリシア: 途中からいねーと思ったら どこに行ったんだよ!
  83. みたま: チーム調整屋で使い魔の巣を 捜すって言ったでしょ?
  84. フェリシア: あ?そうだっけ…?
  85. 十七夜: 進捗はどうだ
  86. みたま: この城みたいな魔女の中から 出てきているのは確定よ
  87. みたま: 1カ所だけ出入口を壊したら 使い魔が出てこなくなったわ
  88. ヨヅル: ただ、出入口が多すぎますね 1カ所ずつ潰すのは非現実的です
  89. 鶴乃: うう…魔力を削りながら 地道に登るしかないのかなあ…
  90. ヨヅル: ただ、出入口の数も有限 協力すれば現実的になるでしょう
  91. 鶴乃: 協力って言われても 他に誰もいないよ
  92. みたま: それならアテがあるわ
  93. みたま: 団地のみんなとひみかちゃんに テレパシーが繋がったのよ
  94. かごめ: それって、他の方角からも 登ってるってことですよね…!?
  95. アルちゃん: <かごめちゃん 私たちの出番じゃないかな!?>
  96. かごめ: うん、情報の収集と拡散の力で 他にも登ってる人を捜そう!
  97. アルちゃん: <使い魔の出入口を潰しながら 上で合流できればいいよね>
  98. リヴィア: そらええわ
  99. リヴィア: 東西南北から使い魔を防がれたら 魔女も泡を食ってまうやろな
  100. 樹里: とはいえ、しゃらくせえな…
  101. 樹里: …おい、フェリシア
  102. フェリシア: なんだよ…
  103. 樹里: 一発、この魔女の体に 全力でぶち込んでみようぜ
  104. 樹里: 登るよか、建物の方を壊した方が はえーだろ?
  105. フェリシア: それ、天才じゃん!
  106. 樹里: お前とは気が合うと思ってたぞ んじゃさっそく!
  107. 鶴乃&結菜: 「フェリシア!」 「軽率なマネはやめなさい!」
  108. 三栗 あやめ: おおっ…揺れたあ…!
  109. 遊佐 葉月: フェリシアあたりが 城ごと倒そうとしてそうだね
  110. 静海 このは: もう、何百回叩いても無理だって あやめが証明してくれたのに…
  111. 遊佐 葉月: 向こうはさすがに 気づいてないからね…
  112. 三栗 あやめ: わっ、また増えた!
  113. 胡桃 まなか: ふぅ、ギリギリ間に合いました!
  114. 胡桃 まなか: 今の揺れに刺激されて、 また使い魔が出て来たみたいです
  115. 阿見 莉愛: 他の人たちも上に向かって 移動してるって連絡があったわ!
  116. 阿見 莉愛: みんなで一緒に 上を目指して動きましょう!
  117.  
  118. FILENAME: text_104101-2_KaoO4.txt [Episode 3 in the archive]
  119. 「太陽の恵みがあっても、雨の施しがあっても 種がなければ草木の1本も生えやしない」
  120. 「草木の1本も生えなければ 生ける肉たちは身を大きくしない」
  121. 「一生の楽土だと思われた場所に風が吹いても 草木が奏でる旋律は息を潜め 乾いた砂が大地を撫でる音だけがある」
  122. 「だからお願いがあるとしたらひとつだけ」
  123. 「私たち一族の繁栄のために 肥沃な楽土をください」
  124. 樹里: ふぅ…さすがの樹里サマも焦った 使い魔があふれ出るなんてな…
  125. ひかる: 結菜さんが軽率なマネはするなと 言ったじゃないすか…
  126. フェリシア: けど、オレたちのおかげで 使い魔の出入口がわかっただろ?
  127. ひめな: そこを塞いだおかげで 私チャンたちも前進できるし
  128. ひめな: ま、ぶっちゃけ結果オーライ?
  129. 時雨: でも、ぼくたちが塞いだ以上に 使い魔が減ってるような…
  130. はぐむ: かごめちゃんとアルちゃんが 動いてくれた効果かも
  131. アルちゃん: <その通り!>
  132. アルちゃん: <いろはさんとやちよさんが 捕まってる話も>
  133. アルちゃん: <出入口の話も伝えてるよ>
  134. アルちゃん: <だから他の人たちも使い魔の 対策をしてくれてるんだね>
  135. はぐむ: やっぱりそうなんだ 頼りになるなぁ
  136. アルちゃん: <ちなみに、この建物を壊しても 何もいいことはないみたい>
  137. アルちゃん: <あやめちゃんが 同じことをしたみたいだけど>
  138. アルちゃん: <使い魔を呼び寄せるだけで 逆に困ってたからね>
  139. アルちゃん: <あ、でも、みんなのために いい情報も集めてきたよ!>
  140. 三栗 あやめ: へくしっ、くしゅッ!
  141. 静海 このは: あやめが風邪…!?
  142. 遊佐 葉月: 魔法少女の誰かが 噂してるのかもしれないね
  143. 三栗 あやめ: あちしが出入口の弱点を 見つけたからだな!?
  144. 遊佐 葉月: 今頃、その情報をアルちゃんが 拡散してくれてるはずだよ
  145. 時雨: 使い魔の出入口… アーチの付け根が弱い…?
  146. 時雨: すごい…有益な情報…!
  147. 志伸 あきら: アルちゃんに聞いた方法なら 簡単に出入口が壊せそうだよ!
  148. 常盤 ななか: かこさんの方はどうですか?
  149. 夏目 かこ: はい、美雨さんと一緒に ふたつほど壊せました!
  150. 純 美雨: 群れると厄介な連中も 数を減らせば、ただの雑魚ネ
  151. 常盤 ななか: これは、他の人たちも 壊してくれているおかげですね
  152. 常盤 ななか: 先ほど、テレパシーで都さんが 近くにいることがわかりました
  153. 常盤 ななか: このまま合流しましょう
  154. みんな: 「うんっ」「はいっ」 「わかたネ」
  155. 夏目 かこ: うっ…これ…
  156. 志伸 あきら: 上…?全体…?
  157. 純 美雨: 急に魔女の反応が強くなたヨ!
  158. 都 ひなの: …っ! まずい、狙いはこっちだ!
  159. 都 ひなの: ―ひなの― よけろぉ!!
  160. 都 ひなの: 衣美里!雫!
  161. 木崎 衣美里: ケホッ…う、大丈夫…! ビックリしたけどケガはなし…!
  162. 都 ひなの: 運が良かっただけだ…
  163. 保澄 雫: 地面…見てください…
  164. 都 ひなの: しっかりえぐられてる…
  165. 都 ひなの: この城みたいな体は しょせん飾りみたいなもの
  166. 都 ひなの: なくなっても 痛くないってことか…?
  167. 鶴乃: うわっ…! さっきのビーム、こっちに来る!
  168. 静香: 攻撃は一瞬だから気をつけて!
  169. さな: はやく…いろはさんと やちよさんの所に行きたいのに…
  170.  
  171. FILENAME: text_104101-3_KaoO4.txt [Episode 4 in the archive]
  172. 「砂嵐を避けるかのように続いた旅の果てに 私たちの命を繋ぐ大地を見つけた」
  173. 「澄み渡る水を飲み、甘い果実に笑みを浮かべ 肉を食べて英気を養っていく中で やせ細っていた人々は力を取り戻していく」
  174. 「一族が繁栄していく礎を築く中 活力を取り戻していく人々の姿を見るのが好き」
  175. 「だから魔女と呼ばれるものを倒す使命を背負い 命を掛けることが代償だとしても 私は願いを叶えたことを後悔していない」
  176. さな: 使い魔を抑えたのに また足止めされるなんて…
  177. ももこ: やぁあっ!
  178. ももこ: なんだこいつ…!
  179. ももこ: 魔女の反応に合わせて 使い魔も強くなってるぞ…!
  180. レナ: くっ、こうやって時間を ロスしてる間に
  181. レナ: いろはもやちよさんも…!
  182. かえで: ま、まだ大丈夫だよ…
  183. かえで: いろはちゃんとやちよさんの 反応は弱ってない…!
  184. 鶴乃: そろそろ、やちよたちの場所が わかりそうなんだけど…
  185. 十七夜: 由比君、つかめそうか…?
  186. 鶴乃: …………
  187. 鶴乃: うん…わかりそうだよ…!
  188. 鶴乃: ―鶴乃― この階段を登り切った先… 黄金の像あたりから反応を感じる!
  189. 十七夜: ふたりが健在なうちに 救出しないとな…
  190. みたま: 十七夜、悪い情報よ
  191. みたま: 使い魔の出入口は塞がず 上を目指して進みましょう…
  192. 十七夜: 八雲、なぜだ?
  193. みたま: さっき魔女の魔力反応が 強くなったでしょ…?
  194. 十七夜: うむ…
  195. みたま: それに合わせて壊した出入口が 修復されてしまったのよ…
  196. 十七夜: な…
  197. みたま: 使い魔も力を増していて 調整屋の4人じゃ危険だから
  198. みたま: 戻って合流するわ…!
  199. みたま: あと、団地のみんなも そろそろ合流するはずよ…!
  200. 桑水 せいか: はぁっ…はぁ… あのビーム…もう何回目…?
  201. 相野 みと: でも、よけられてるし だいじょーぶ、だいじょーぶ!
  202. 伊吹 れいら: なんで、そんな余裕なの…!?
  203. 伊吹 れいら: あんなの1回でも当たったら 私たち死んじゃうのに!
  204. 相野 みと: うぅ、ごめんー…!
  205. 桑水 せいか: ケンカしないで…!
  206. 桑水 せいか: なるべく早くみんなの居る所に 進まないと…
  207. 相野 みと: え…この反応…!
  208. 眞尾 ひみか: うわぁああっ!
  209. 眞尾 ひみか: ちょっと待ってください! 株分けまでいるんですかあ!?
  210. 伊吹 れいら: まだまだ魔女の本気は これからってこと…?
  211. 桑水 せいか: でも、あとには引けないから 呼吸を整えて…覚悟を決めて…
  212. 伊吹 れいら: うん、戦おう…! 不利な状況は私たちで覆す…!
  213. 相野 みと: 私たちの心を繋いでね
  214. いろは: やちよさん…大丈夫ですか…?
  215. やちよ: また魔女の力が強くなって めまいがしてきたわ…
  216. やちよ: 見えている過去の魔法少女が 生きてきた不思議な光景も
  217. やちよ: 夢なのか現実なのか わからなくなってしまいそう…
  218. いろは: しっかりしてください…! これは現実です…!
  219. いろは: …魔女と繋がっているから わかってきました…
  220. いろは: この魔女は自分を繁栄の象徴に するだけじゃなくて
  221. いろは: 糧にした人たちを象徴する光景を アーカイブしているんです…
  222. やちよ: そう…だから魔女になったり、 取り込まれる記憶ばかりなのね…
  223. いろは: 魔法少女の未来のために 記録を残すのとは違う…
  224. いろは: この魔女は魔法少女にとっての 凄惨な光景を蓄えて
  225. いろは: 弄んでいるようにしか 思えません…
  226. やちよ: 救いたいわね… 絶望に伏した魔法少女たちも…
  227. いろは: はい…
  228.  
  229. FILENAME: text_104101-4_KaoO4.txt [Episode 5 in the archive]
  230. 「自分が願いを叶えてからというものの 私の頭上を天の星が何度回っただろう」
  231. 「はっきりと経った時はわからないけど かつて望んだ子孫たちが周りにいて はしゃいでいる様子を見ると ずいぶんと時が経ったということがわかる」
  232. 「一族を守ることが私の矜持で 守り手である自分の力こそが私の誇り だから、耳に触れるこの地の人々の声が 私にとっての安らぎ」
  233. 「そんな私の命は、もう長くはない気がする 最近の私は不調を来しているから…」
  234. フェリシア: おっしゃ、次だぁ…!
  235. フェリシア: はぁ…はぁ…
  236. 鶴乃: 倒すのが目的じゃないよ ふたりを救うのが目的だからね!
  237. さな: はい…熱くなりすぎないように 注意してください…!
  238. フェリシア: ぬぅっ…
  239. すなお: こっち、 上に登る道を開きました!
  240. ちはる: 進むなら今のうちだよ…!
  241. 結菜: 樹里、アオ、ひかるぅ… この機を逃さず登って…!
  242. 結菜: 先にまた魔女がいるようなら、 私たちで返り討ちにするわよぉ
  243. 樹里: まとめてぶっ倒すと言えば 樹里サマの出番だな、ニヒッ
  244. ひめな: ふぅ…きっついけど 一緒に行く…!
  245. ひめな: 私チャンの固有魔法で はぐりんの魔女特攻の力を
  246. ひめな: ゆなりんに合成すれば ぶっちゃけ最強でしょ…?
  247. 結菜: ええ、正に鬼に金棒だけど 無理はしないでぇ
  248. ひめな: ふぅ…おけまる…!
  249. ひめな: 後ろは任せるね教官…★
  250. 燦: ええ、姫様 追手は薙ぎ払うから安心して
  251. ひめな: じゃ、お先!
  252. 静香: ふう…行ってくれた…
  253. 静香: ごめんなさい、すなお 固有魔法を使い過ぎたわ…
  254. すなお: 仕方ありません
  255. すなお: 使い魔の群衆を抑えるには 阻止を使うしかありませんでした
  256. 結菜: また…!?
  257. ひかる: 魔女の反応が強くなったっす…
  258. 鶴乃: 時間をかけるほど苦しくなる… わたしたちも時間との勝負だね…
  259. フェリシア: でも、静香たちが 道を作ってくれたおかげで
  260. フェリシア: 一気に先に進めたぞ!
  261. さな: はい…
  262. さな: 今がさらに上を目指す チャンスですね…!
  263. さな: …っ!
  264. フェリシア: どうしたんだよ、さ…な…
  265. フェリシア: んだよ…こんなやつら 3体ぐらいだったらオレたちで
  266. フェリシアの声: なっ…はぁ!?
  267. フェリシアの声: コイツら姿が変わったぞ!?
  268. 鶴乃: 魔女の魔力反応が 強くなったのと関係してる…?
  269. 結菜: つまり、使い魔と株分けの力は 本体次第で変わるのねぇ…
  270. 結菜: ただ、関連性がわかったとしても 成長する原因はわからなぃ
  271. 結菜: 短期決戦が要になるのは 変わらないわねぇ…
  272. アオ: 攻略方法がわからないまま 敵のレベルが上がり続けるなんて
  273. アオ: ハードモードすぎるよ…!
  274. ひかる: 株分けの反応も強くなってるっす 一筋縄じゃないっすよ…
  275. フェリシア: オレたちも手っ取り早く レベルアップできねーのかよ…
  276. フェリシア: あっ…
  277. フェリシア: …前に強くなる方法 やちよが言ってたよな…?
  278. フェリシア: オレたちじゃできねーのかな…
  279. 鶴乃: 言ってたけど危険過ぎるよ
  280. さな: それに、私たちだけじゃ できません…
  281. はぐむ: 私…覚悟はできました… あの魔女に突撃します!
  282. はぐむ: 固有魔法の魔女特攻で 突破口ぐらい開けるはずです!
  283. ひめな: なに言っちゃってんの!? ダメだよはぐりん!
  284. ひめな: 死ぬだけだって ヒコ君も言ってるよ!?
  285. はぐむ: でも…
  286. 眞尾 ひみか: はぁ…はぁ… みんな聞こえますか…!?
  287. 眞尾 ひみか: 通せんぼをしてる魔女ですが 一緒に倒しましょう…!
  288. レナ: もしかして、他の方角から 登ってきた人たち!?
  289. かえで: すごい! グッドタイミングだね!
  290. みふゆ: ワタシたちも加勢します!
  291. ももこ: マジか! みふゆさんまで!
  292. 那由他: たどり着くまでに けっこう消耗しましたけど
  293. 那由他: みんなで一丸になれば まだ十分戦えますの
  294. みかげ: うんっ!
  295. みかげ: ミィたちで隙を作るから 誰か金の像まで進んじゃってよ!
  296. リヴィア: せやったら、 ヨヅルたちでサポートしたり!
  297. リヴィア: 私やと、固有魔法のせいで 悪い方向に向かう気がするわ
  298. ヨヅル: まず、ここで通すなら みかづき荘の方でしょうか
  299. 月出里: ふむむっふむんむ ふむむんむーむふむんむむ
  300. ヨヅル: はい、環様と七海様のおふたりが 捕まっていますからね
  301. みたま: できれば成長を止めたいですけど 原因が掴めませんね…
  302. リヴィア: 結界の外やと魔女のせいで 大災害が起きとるかもしれん
  303. みたま: 今も食事中ということですか 否定はできませんね…
  304. リヴィア: あと強くなるとしたら どんな理由や…
  305. 露: 千鶴!気をつけて! 相手の様子がおかしいわ!
  306. 千鶴: ああ、急に強くなりやがった…
  307.  
  308. FILENAME: text_104101-5_KaoO4.txt [Episode 6 in the archive]
  309. 「豊かな土地が命を育み 子を増やし、仲間を増やし続けた私たち」
  310. 「餓えることもなく太陽と星の巡りと共に 生きる日々は、望んでいた幸せなものだった」
  311. 「だけど、かつて分かれていった一族が どこからか私たちの話を嗅ぎつけて 目の前に姿を現した」
  312. 「それは数を増やすと土地を巡る争いに姿を変え 望んでいなかった未来へと姿を変えていく」
  313. 「青い空、白い雲、緑の草木に茶の大地 すべては私の望んでいたものだけど 赤い赤い血だまりだけは一切望んでいない」
  314. 時雨: やった、はぐむんの 魔女特攻がちゃんと効いたよ…!
  315. はぐむ: 那由他さんとみかげちゃんが 手伝ってくれたおかげです!
  316. みかげ: ミィたちは調整屋さんたちに 助けてもらったもん
  317. 那由他: はい、みんなの連携プレーが 生みだした成果ですの!
  318. ミユリ: でもでも、やっぱり魔女が 強くなってますぅ…
  319. ひめな: ねえ、ヒコ君…
  320. ひめな: コイツらが 歴史に干渉できるなら
  321. ひめな: ワンチャン、リアルタイムで やってる可能性ってない?
  322. ひめな: …だよね 常に過去に触れられるわけだから
  323. ひめな: ヒコ君的にも アリ寄りのアリって感じだよね…
  324. ミユリ: 燦様!空いた穴を他の魔女が 埋めようとしてますぅ!
  325. 燦: くっ…対応が早い…!
  326. 燦: みかづき荘の人たちは 急いで先に登って!
  327. 鶴乃: ごめんね、ありがとう!
  328. 結菜: 3人だけじゃ心許ないから、 他のメンバーも進みなさぃ…!
  329. 都 ひなの: 神浜市のメンバーの音頭は アタシが取る!
  330. 都 ひなの: みふゆと十七夜も 鶴乃たちに付いていってやれ!
  331. みたま: 先生、わたしも鶴乃ちゃんたちと 一緒に向かいます
  332. リヴィア: せやな、どこかで調整の力が 必要になるかもしれへん
  333. みたま: はい
  334. みたま: ももこたちには わたしを守ってもらうわよ!
  335. ももこ: お前もう戦えるだろ!?
  336. ももこ: …まあいいや いくぞ、レナ、かえで!
  337. レナ&かえで: うん!
  338. ちはる: ひぃぃ…せっかく道が開いたのに もう埋められちゃったよぅ…
  339. 旭: とはいえ、今の我らであれば 十分やりあえる相手であります
  340. アレクサンドラ: はい、私の奏でる音で魔女が リラックスしているうちに
  341. アレクサンドラ: みんなで一斉に仕掛けてください
  342. かごめ: はぁ…はぁ… アルちゃんありがとね…
  343. かごめ: アルちゃんのおかげで みんなと合流できたよ…
  344. アルちゃん: <かごめちゃん…穢れが…>
  345. ラビ: ごめんなさい かなり負担をかけてしまった
  346. かごめ: テレパシーの通じない距離だから 仕方ないですよ
  347. かごめ: それに、私は自分にできることを しただけですから…
  348. うらら: 少し休んでた方がいいんよ…
  349. かごめ: いえ、まだ私にできることはある むしろ、これからです…!
  350. うらら: 無茶はダメなんよ…!
  351. かごめ: でも、無茶をするときなんです… そうだよね、ねむちゃん…
  352. ねむ: …瀬奈みことに話を聞くんだね
  353. かごめ: うん、次は対応に注意する だから大丈夫
  354. かごめ: 本ってある…?
  355. ねむ: 桜子がいるからね
  356. 万年桜のウワサ: |うん、 瀬奈みことの本、使う?|
  357. かごめ: ありがとう、使わせてもらうね
  358. ねむ: 本に入っている間の佐鳥かごめは 無防備になってしまう
  359. ねむ: だから、その間は 守ってもらっても構わないかな?
  360. うらら: もちろんなんよ!
  361. エボニー: こんな魔女をひとりで…
  362. エボニー: 香の力もわずか… どこまでやれるか…
  363. オルガ: ガンヒルト…!
  364. ガンヒルト: 大丈夫…私ならまだ戦える…
  365. ガンヒルト: この戦いで名を上げるためにも やらせるもんか…姉さんを…!
  366.  
  367. FILENAME: text_104101-6_KaoO4.txt [Episode 7 in the archive]
  368. 「願いを叶えたのは何のためだっただろう」
  369. 「土地を見つけて子をなして 手を繋いで繁栄してきた家族や仲間を見ていると 誇りを持って戦ってきた自分が はるか過去の存在のように感じてしまう」
  370. 「この力は魔女を倒して人を幸せにするもので 人を殺して利を得るためのものじゃない」
  371. 「もはや収拾がつかない争いを目にしながら 理想が壊れて修復できない現実が じんわりと頭の中に浸透して理解させようと促す」
  372. 「私が身を捧げた意味が無意味だったと 束の間の夢や幻だったのだと 認めさせるように促してくる…」
  373. かごめ: みことさん… あの、おじゃまします…
  374. みこと: あなたは…?
  375. かごめ: 佐鳥かごめです きっと、覚えてないですよね…?
  376. みこと: 私はマギアレコードに 力を与えられた記録でしかないの
  377. みこと: その私と会っているだけなら 私は覚えていないわ
  378. みこと: あなたは私の何が知りたいの? 節操のない事は聞かないで
  379. かごめ: はい…
  380. かごめ: ただ、知りたいのはみことさん 自身のことじゃないんです
  381. みこと: じゃあ、何?
  382. かごめ: 私が知りたいのは、いろはさんを 取り込んだ魔女について
  383. みこと: その様子は、私の本に 今も記録され続けているわね
  384. かごめ: 私たち、その魔女を倒すために みんなで頑張ってるんです!
  385. かごめ: だから、どうすれば倒せるか 教えてくれてませんか…!?
  386. かごめ: 前にここでお話をしたとき
  387. かごめ: みことさんはこの魔女のことを 詳しく知っていたんです!
  388. みこと: …環いろはの中にいる私も 困っているみたいね
  389. みこと: …わかった
  390. かごめ: ありがとうございます…!
  391. みこと: ただ、倒し方がわかったところで 悲しい結末になるかもしれない
  392. かごめ: みんなで力を合わせても 難しいんですか…?
  393. みこと: 環さんのソウルジェムの中で 力を奪った魔女だもの
  394. みこと: それに、親から生まれた分体が 環さんの概念と一緒に回収されて
  395. みこと: 水名城に潜んでいた親の魔女と 融合してしまった
  396. みこと: そして今は、歴史を覆して 自身の栄華を極めようとしている
  397. みこと: 株分けの魔女に力を与えて 歴史上の魔法少女を殺すことでね
  398. かごめ: そんな…
  399. みこと: これは事実
  400. みこと: 自分に寄生している魔女のことを 環さんは理解している
  401. みこと: それは、環さんに寄生する私にも わかることなんだから、んふふっ
  402. かごめ: 事実だとしても、諦めません 最後まで希望を持つと決めてます
  403. みこと: 私も悲しい結末を見せられるまで そのつもり
  404. みこと: …覚悟はできているようだから 弱点を教えてあげるね
  405. みこと: 寄生されている環いろはと私では 対処のしようがないから
  406. みこと: あなたたちに縋らせてもらうわ
  407. かごめ: はい、それはぜひ
  408. かごめ: 私も教えてもらってばかりなので 縋ってください
  409. やちよ: 悲しみで終わっていく魔法少女…
  410. やちよ: 不幸を断ち切るために、滅びを 選んだ瀬奈みことの気持ちが
  411. やちよ: 少しだけわかるような気がする
  412. やちよ: だけど、今となっては彼女も 未来を諦めてはいないのよね…?
  413. いろは: はい、だから未来を残すために 私に力を与えてくれたんです
  414. いろは: そして今も諦めていない
  415. いろは: だから私も過去の魔法少女たちを なんとか生かしたいんです…
  416. いろは&やちよ: 「キャッ!」「グゥ…!」
  417. やちよ: う…
  418. やちよ: …魔女の力が強くなりすぎて 押しつぶされそうだわ…
  419. いろは: 私も…です…
  420. いろは: だけどまだ耐えられるし 耐えきってみせます…
  421. やちよ: 過去の魔法少女たちの様子は…?
  422. いろは: …私たちを取り込んだ魔女の 干渉で苦戦してます
  423. やちよ: 魔女の成長だけは ここで食い止めたいわね…
  424. いろは: はい、私たちもみんなも 限界が近いです…
  425. かごめ: それが…魔女の弱点…
  426. みこと: そう、かつて魔女に呑まれた 水名露が見つけていたの
  427. みこと: 明確な位置はわからないけど
  428. みこと: 黄金に輝く本体の中に 他の魔女の呪いを感じるはずよ
  429. みこと: 水名城に潜み続けていた魔女が 取り込んだ2体の魔女は “天誅”を下すために敵である魔女を縛り続け “仇討”を果たすために弱点を示し続けている
  430. みこと: 本人たちは死んで姿はないけれど 魔女の性質とも言える呪いは 今も魔女に刻まれつづけているはずだから
  431. ヘルカ: はぁ…はぁ…
  432. ヘルカ: 争いの意思を生み出すあなたは 倒さなくちゃいけない…
  433. トヨ: 倒さないと… かか様のようになれないのだ…
  434. トヨ: 民のためなんて、 口先だけになってしまうのだ…
  435.  
  436. FILENAME: text_104101-7_KaoO4.txt [Episode 8 in the archive]
  437. 「憎み合うぐらいなら昔の方が良かった…」
  438. 「どうせ死ぬのなら 一族の手にかかるのではなく 飢えの方が良かった」
  439. 「一族の死を悼むという 人の繋がりの中で逝くことができたから」
  440. 「こんな結末なんて望んでない… 願わなければ良かった… 繁栄のことなんて考えなければ良かった…」
  441. やちよ: …っ…ぅ…いろは… もうソウルジェムが限界みたい…
  442. いろは: やちよさん…!
  443. やちよ: だから…ひとつだけ お願いがあるの…
  444. いろは: やめてください…!
  445. いろは: 死ぬみたいなこと 言わないでくださいよ…!
  446. やちよ: 大丈夫… 死なないためのお願いよ…
  447. いろは: え…
  448. やちよ: 魔女がソウルジェムに干渉して あなたの力を使えるなら
  449. やちよ: いろは、あなたも魔女の力を 使えるんじゃないかしら…
  450. やちよ: 本当はこれ以上 あなたに押し付けたくはない…
  451. やちよ: だけど、やってみて
  452. やちよ: 過去の魔法少女を強くすることが この状況を耐える一手になるわ…
  453. いろは: わかりました、 やってみます…!
  454. やちよ: あとね…もう1つ 試してみたいことがあるの…
  455. アマリュリス: こんな強い魔力の反応なんて 一度もなかったのに…
  456. アマリュリス: どいてください… ポンペイの方々の避難が…!
  457. アマリュリス: 何…背中を押されるような… 力が湧いてくる気がする…
  458. いろはの声: 「よかった、みんなに届いたみたいだね」
  459. いろはの声: 「私がみんなに力を授けるから 明日の壁になるこの呪いを打ち破ろう」
  460. いろはの声: 「みんながこれから刻む歴史は ここで終わったりなんてしないから」
  461. いろはの声: 「でもね、この戦いに勝てたとしても 私たち特別な力を持った少女たちは これからも続く未来の中で翻弄され続ける」
  462. いろはの声: 「だから、ひとつだけお願いをさせて」
  463. いろはの声: 「“絶望に呑まれたとしても 祈れば希望を未来に届けてくれる” いつか、そんな伝説を 聞くことがあるかもしれない」
  464. いろはの声: 「その時は、聞いた伝説を信じて欲しい」
  465. いろはの声: 「自分が絶望にのまれてしまったとしても 大切にしてきた想いは守られる」
  466. いろはの声: 「そして、絶望という宿命を乗り越えて あなたたちの想いは きっと未来へ届けられるから」
  467. かごめ: はぁ…はぁ… 状況が…全部わかった…
  468. かごめ: アルちゃんお願い みんなに教えてあげて…!
  469. アルちゃん: <うん、わかった! みんなで伝えてくる!>
  470. アルちゃん: <かごめちゃんが倒れないように ふたりで見てて!>
  471. ラビ: ええ、安心して
  472. ラビ: 今は彼女が状況を打開する要 必ず私が守る力になるから
  473. うらら: それに、穢れが溜まってきたら 浄化する準備はできてるんよ!
  474. 旭: む…
  475. 旭: 我の攻撃が効いている…? 急に手応えがなくなったような…
  476. アレクサンドラ: 魔力の反応が落ちています
  477. アレクサンドラ: 魔女側に異変があったとしか 思えません…
  478. 都 ひなの: 守りだけじゃない 攻撃も非力になってるぞ…!
  479. 木崎 衣美里: みゃーこ先輩! これパツイチいけるっしょ!
  480. 常盤 ななか: いえ、相手の罠という恐れも… うかつに前に出ると危険です
  481. アルちゃん: <それなら安心して!>
  482. アルちゃん: <魔女が弱くなったのは いろはさんのおかげだから!>
  483. 那由他: アルちゃん 何か知ってるんですの!?
  484. アルちゃん: <それを教えに来たからね>
  485. みかげ: 早く教えて!!
  486. 那由他: いえ、話はあとで聞きますの!
  487. 那由他: 弱ってる状態が偽りではなく 本当だっていうのなら
  488. 那由他: 強さが戻らないうちに 株分けを倒した方がいいですの!
  489. 保澄 雫: 話はいろはちゃんたちの所に 向かいながら聞こう
  490. フェリシア: おしっ…着いた…
  491. 鶴乃: やちよの反応が近づいてる…!
  492. さな: はい、いろはさんの 魔力の反応も感じます…!
  493. フェリシア: けど、やちよの方は ちょっとやばくねーか…?
  494. さな: はい、反応が弱いような…
  495. アルちゃん: <それなら、急いで魔女の弱点を 狙って攻撃して!>
  496. さな: きゃ、アルちゃん!?
  497. 鶴乃: 弱点がわかったって本当!?
  498. アルちゃん: <うん!>
  499. アルちゃん: <理由を説明してる暇はないから 取りあえず急いで!>
  500. 鶴乃: そう言われても、 どこを攻撃すればいいの!?
  501. アルちゃん: <この黄金に輝く像のどこかに 別の魔女の反応があるはず!>
  502. アルちゃん: <その魔女は取り込まれて もういないけれど>
  503. アルちゃん: <今も呪いをかけて 弱点を示してるはずなんだよ!>
  504. 鶴乃: …水名城の2体の魔女
  505. さな: 鶴乃さん…もしかして…
  506. 鶴乃: 露姫様と千鶴ちゃんなら、 最後のあがき、無駄にできないね
  507. 鶴乃: ―鶴乃― あった…間違いない… さっき魔女がビームを放ってた部分だ!
  508. さな: ―さな― はい、あれが魔女の心臓部になっていて 魔力が集中しているみたいです…!
  509. 鶴乃: フェリシア、さな!
  510. さな&フェリシア: 「はいっ…!」「おうっ!」
  511. ももこ: もちろん、アタシらも付き合うよ
  512. 十七夜: 一撃で仕留めねばならんだろう 自分たちも続くぞ
  513. みたま: ふふっ、そうね
  514. 鶴乃: それじゃあ、みんなお願い!
  515. 鶴乃: 「ちゃあああらぁああああッ!!」
  516. 結菜: はぁ…ふぅ… みんな、無事かしらぁ…?
  517. 樹里: この様子なら全員無事だろ
  518. 樹里: あのクソつえー魔女を死人ゼロで 倒せたなら大健闘だな
  519. 静香: それでさっきの話は本当なの…?
  520. アルちゃん: <うん、いろはさんは過去の 魔法少女を助けてる>
  521. アルちゃん: <そこにはみんなが巡った時代も 含まれてるみたいだよ>
  522. 静香: そう、エボニーも 苦戦を強いられているのね…
  523. 結菜: オルガとガンヒルトも
  524. ひめな: りゅりりんも また翻弄されてんだ…
  525. ひめな: わお、つるりんたち めっちゃハデにやってんじゃん
  526. ひめな: 私チャンたちも遅れをとらず この魔女を潰さないとね
  527. 鶴乃: …………
  528. 鶴乃: ―鶴乃― うそ…傷ひとつついてない…
  529. 鶴乃: 本当に弱点だよね!?
  530. アルちゃん: <間違ってないはずだよ!?>
  531. みたま: そうなると答えは単純よ…
  532. 十七夜: 自分の力不足ということか…
  533. みふゆ: いえ、魔女が強すぎるんです…
  534. やちよ: ありがとう、いろは…
  535. さな: えっ…
  536. さな: やちよさん…?
  537. フェリシア: おい…嘘だろ…
  538. フェリシア: やちよ?やちよぉお!
  539. 鶴乃: やめてよ…ししょー!
  540. 都 ひなの: はぁ…はぁ… おい、何があった!
  541. みふゆ: やっちゃんの魔力反応が 消えました…
  542.  
  543. FILENAME: text_519810-1.txt [Episode 9 in the archive]
  544. 那由他: はっ…はぁ…はぁ… やっと追いついたんですの…
  545. みかげ: ふぅ、ミィたち最後尾ぃ…
  546. ラビ: かごめさんを放って おけませんから
  547. うらら: 大丈夫なのん…?
  548. かごめ: うん…みんなへの伝達も 終わったから…
  549. かごめ: もうこれ以上は 無茶をすることもないよ
  550. かごめ: どうして呆然としてるの…?
  551. 結菜: 七海さんの魔力反応が 消えてしまったのよぉ…
  552. かごめ: え…
  553. 静香: それに、上を見て 悪鬼の弱点だっていう部分…
  554. ひめな: 全力を出したのに 傷ひとつ付かなかったって…
  555. かごめ: ―かごめ― 私もみことさんの記録を経由して 状況は聞きました…
  556. かごめ: ―かごめ― 確かに呪いが刻まれてるはずだって でも、みことさんの言う通り…
  557. 鶴乃: ―鶴乃― 弱点なのは間違いなかったけど… 魔女が固すぎるんだよ…
  558. 鶴乃: ―鶴乃― …っ!みんな避けて…!!
  559. かえで: けほっ…
  560. かえで: 弱点を攻撃してもダメなのに 勝ち目ってあるの…?
  561. ももこ: 1点に攻撃を集中させるとか 打開策が必要だよな…
  562. レナ: そんなもんあるの…?
  563. 鶴乃: …………
  564. 結菜: 余裕がないのは承知の上だけど 考える時間は欲しいわねぇ…
  565. いろはの声: 「みんな、私の声って聞こえる!?」
  566. 結菜: ――っ!?
  567. 鶴乃: い、いろはちゃん!?
  568. いろはの声: 「良かった、やっとみんなと繋がった 魔女の力が弱まったおかげで みんなの魔力反応に気づけたんだよ」
  569. フェリシア: いろはごめん!
  570. フェリシア: オレたち魔女の弱点を叩いたのに 全然効かねーんだよ…!
  571. さな: そのせいで、やちよさんが…!
  572. いろはの声: 「大丈夫、やちよさんは無事だよ」
  573. いろはの声: 「それにね、きっとこの魔女も やちよさんが倒してくれると思う」
  574. フェリシア: ハァッ!?
  575. さな: あの、でも、 魔力の反応が消えたのに…!
  576. いろはの声: 「やちよさんの魔力反応が消えたのは 過去に向かったから」
  577. いろはの声: 「それも、この状況を解決するために」
  578. フェリシア: いや、それってやべーよ!
  579. さな: はい、いろはさんの身代わりに なろうとしてるのかも…!
  580. ももこ: 同じようなことがあって フェリシアが止めたんだ!
  581. フェリシア: オレがこっちに残ったのだって
  582. フェリシア: やちよが無茶をしようとしたら 忘れさせるためだったんだぞ!?
  583. いろはの声: 「今のやちよさんは身代わりにならない」
  584. いろはの声: 「結界に包まれて滅びようとする世界と そこに生きる人たちを救うため 未来への使者として現れるはずだから」
  585. いろはの声: 「何千年もの時を超えて…いま!」
  586. フェリシア: あ…?
  587. みふゆ: やっちゃんが未来への使者… 何を、言ってるんですか…
  588. 「こんな結末なら願わなければ良かった 繁栄のことを考えなければ良かった…」
  589. ???: そうやって、 絶望だけを抱かないで
  590. 「無理よ」
  591. 「もう私は虚しく朽ち果てていく だけなんだから」
  592. やちよ: それでも、一度は祈りで 奇跡を起こして
  593. やちよ: 抱えていた希望を叶えた
  594. やちよ: 悲しい結末になるとしても 希望の力だけは本当だったはず
  595. やちよ: だから、捨てずに信じて
  596. やちよ: 悲しみで終わらないために あなたという希望を託して
  597. やちよ: いつかそれが奇跡を起こして 未来を苦しみから解き放つから
  598. 「ここで朽ち果てたとしても 私という希望は 未来を照らして生き続ける…」
  599. 「でも、どうすればいいの…?」
  600. やちよ: その時、私を想い出して 必ず未来へ連れていくから
  601. 「あなたは…いったい…?」
  602. やちよ: 『私は魔法少女たちの未来を切り拓く存在…』
  603. やちよ: 『遙か未来…時空を超えた呪いが世界を覆うとき 私は魔法少女に救いの手を差し伸べて 歴史に消えたあなたたちの希望を届ける』
  604. 「…名前は」
  605. やちよ: 私は魔法少女の未来を切り拓く 未来への使者…
  606. やちよ: そして魔法少女の歴史を継ぐ者 未来のヒストリアよ
  607. みふゆ: こんな時に魔法少女を 救ってくれる使者なんて…
  608. 十七夜: 確かに世界中が結界に包まれて 呪いに満たされてはいる…
  609. みふゆ: でも、まさか… あんなおとぎ話みたいなものが…
  610. フェリシア: それ、聞いたことあるけど ただの伝説だろ…?
  611. いろはの声: 「そう、誰も信じないような 本当に小さな魔法少女の未来を繋ぐ伝説…」
  612. いろはの声: 「やちよさんは、私に鏡を作らせてね その伝説を作ってきたんだよ」
  613. やちよ: ―やちよ― よかった、みんな無事みたいね
  614. 鶴乃: ―鶴乃― うわああああっ!? 本当にやちよだぁああッ!
  615. フェリシア: ―フェリシア― マジでやちよが、あの使者なのか…!? ていうか、その格好…すごいな…!
  616. さな: ―さな― さながらギリシャ神話のアテナです…!
  617. やちよ: ―やちよ― あんまりジロジロ見ないで こんな派手になるなんて思わなかったのよ
  618. やちよ: ―やちよ― だけど、思っていた以上の魔法少女が 希望を託してくれたのかもしれないわね
  619. 灯花: ―灯花― 宇宙を壊すようなギャンブルをするなんて わたくしにはできないにゃー…
  620. やちよ: ―やちよ― この場にしか力が届かないように 配慮はしたつもりよ
  621. ねむ: ―ねむ― あとは、その持てる力次第だね
  622. やちよ: ―やちよ― 世界中で1年に1人が託してくれるだけで 1000年で1000人の希望が集まってる
  623. やちよ: ―やちよ― それだけ多くの人が託してくれた想いを 私は無駄にはしない
  624. やちよ: ―やちよ― ここで伝説を現実にするだけの力を 発揮してみせるわ
  625. いろは: ―いろは― 親の魔女の干渉で強くなった過去の魔女は 私と過去の魔法少女たちで抑え続けています
  626. いろは: ―いろは― なので、その間に魔女の弱点を…!
  627. やちよ: ―やちよ― 私はそれを貫くために できる限り自分の槍に力を収束させるわ
  628. やちよ: ―やちよ― だから悪いけど、その間は みんなで魔女をけん制してくれないかしら?
  629. 灯花: ―灯花― それなら、みんなで 使い魔や株分けの魔女を倒してもらっていい?
  630. 灯花: ―灯花― 散った敵の魔力は、みんなが使えるように わたくしが変換してあげるから!
  631. ねむ: ―ねむ― 相手がより強力な魔女を繰り出したとしても 対処が可能になりそうだね
  632. みふゆ: やっちゃんの準備が整うまで みんなで踏ん張りましょう
  633. ヨヅル: サポートならお任せください
  634. ラビ: では、前に出ましょうか 那由他様
  635. 静香: 巫と日の本の未来を ここで潰えさせはしないわよ!
  636. 鶴乃: 魔女に逆転されちゃった状況を さらにひっくり返そう!!
  637.  
  638. FILENAME: text_519810-11_YcZ2I.txt [Episode for using Tsuyu]
  639. やちよ: 魔法少女たちの最期 それと共に託される希望の力
  640. やちよ: そこには自分の想いと合わせて 関わった人との記憶も刻まれている
  641. やちよ: だから、この受け継いだ希望は 私の力にするより もっと相応しい相手がいると思う
  642. やちよ: 鶴乃、さな 彼女の贖罪に力を貸してあげて
  643. 露: 千鶴と一緒に手を取り合って
  644. 露: 水名と泰党のみんなで 相磨の国を築けると思ってた
  645. 露: 絶望に満たされてしまったのは 疑心暗鬼になった私のせい
  646. 露: 水名も泰党も関係ないし 自分たちの両親も関係ない
  647. 露: ただ、私は千鶴を 信じさえすれば良かった
  648. 露: 私と千鶴の世代が作る 新たな国にすれば良かったの…
  649. 露: こうして闇に沈んでいくと 鶴乃とさなに申し訳なくなる…
  650. 露: せっかく私と千鶴のことを 繋げてくれたのに…
  651. 露: 今さら後悔しても仕方ないわ
  652. 露: 小さな贖罪にしかならないけど 私の希望を未来へ預けるわ
  653. 露: 今の私にできることなんて それぐらいしかないから
  654.  
  655. FILENAME: text_519810-12_YcZ2I.txt [Episode for using Chizuru]
  656. やちよ: 魔法少女たちの最期 それと共に託される希望の力
  657. やちよ: そこには自分の想いと合わせて 関わった人との記憶も刻まれている
  658. やちよ: だから、この受け継いだ希望は 私の力にするより もっと相応しい相手がいると思う
  659. やちよ: 鶴乃、さな 仇を取ってあげましょう
  660. 千鶴: 露のヤツが姿を変えて 民を蔑ろにするのが許せなかった
  661. 千鶴: それにアタシが露を逝かせるのが 責務だと思ってたんだよ
  662. 千鶴: けどさ、本人を前にするとダメで 返り討ちにされちまった…
  663. 千鶴: 本当に情けなくてやんなるよ…
  664. 千鶴: ただ、アタシは姿を変えてでもさ 露を救いたかった…
  665. 千鶴: アイツを食いやがったヤツを ぶっ殺してやろうと思った
  666. 千鶴: 頼む…姿が変わっちまっても 必ず痕跡は残すからさ
  667. 千鶴: この魔女を見つけたら アタシらの仇を討ってくれよ!
  668. 千鶴: 希望だけは残す!
  669. 千鶴: だから、どうか届いてくれ 鶴乃とさなに届いてくれ…!
  670.  
  671. FILENAME: text_519810-13_YcZ2I.txt [Episode for using Ebony]
  672. やちよ: 魔法少女たちの最期 それと共に託される希望の力
  673. やちよ: そこには自分の想いと合わせて 関わった人との記憶も刻まれている
  674. やちよ: だから、この受け継いだ希望は 私の力にするより もっと相応しい相手がいると思う
  675. やちよ: 時女さんたちに託すから どうか力にして
  676. エボニー: クレオパトラ様の元に仕え メトの一族に縛られ
  677. エボニー: 私は自分というものを葬られた 抜け殻のようになっていた
  678. エボニー: 王朝の裏にいた長老たちも消えて 自由な羽を手に入れたけど
  679. エボニー: 中身のない私の中には 泉のように溢れるものはない
  680. エボニー: 求めても求めても潤いはなく ただ太陽は魂を焦げつかせていく
  681. エボニー: それでも私は自分を幸せだと思う
  682. エボニー: 静香たちと出会えたことを 幸運とすら思える
  683. エボニー: 先達たちはきっと今は 楽園のアアルで過ごしていて
  684. エボニー: 縛りから解かれた私もきっと同じ
  685. エボニー: だからあとは託すだけ
  686. エボニー: 静香たちに救われたように この希望を…次の未来へ…
  687.  
  688. FILENAME: text_519810-14_YcZ2I.txt [Episode for using Olga]
  689. やちよ: 魔法少女たちの最期 それと共に託される希望の力
  690. やちよ: そこには自分の想いと合わせて 関わった人との記憶も刻まれている
  691. やちよ: だから、この受け継いだ希望は 私の力にするより もっと相応しい相手がいると思う
  692. やちよ: プロミストブラッドのみんなで 世界を覆う闇をはらうときね
  693. オルガ: 世界は広いね、ガンヒルト
  694. オルガ: あんたが夢を叶えてくれたから 私は色んな世界を見られたんだ…
  695. オルガ: だから、力尽きたとしても本望 やれることはやった
  696. オルガ: 次はそうだなあ…
  697. オルガ: しばらくは同じ場所に定住して ノンビリ過ごすのがいいかも
  698. オルガ: 土産話は腐るほどあるから 待っててよ、ガンヒルト
  699. オルガ: 私ももう少ししたら ヴァルハラに行くからさ
  700. オルガ: そしたら昔みたいに火を囲んで いっぱいお喋りしよう
  701. オルガ: ただ、その前に私は 自分の希望を預けてくる
  702. オルガ: 魔法少女って過酷だからさ 未来を残したいんだ
  703. オルガ: そうすれば、ガンヒルトが 私にしてくれたみたいに
  704. オルガ: 魔法少女たちに色んな世界を 見せられるかもしれないからね
  705.  
  706. FILENAME: text_519810-15_YcZ2I.txt [Episode for using Gunhild]
  707. やちよ: 魔法少女たちの最期 それと共に託される希望の力
  708. やちよ: そこには自分の想いと合わせて 関わった人との記憶も刻まれている
  709. やちよ: だから、この受け継いだ希望は 私の力にするより もっと相応しい相手がいると思う
  710. やちよ: プロミストブラッドに預けるから 未来への船に乗せてあげて
  711. ガンヒルト: ごめんね、姉さん… 私はヴァルハラに行けない
  712. ガンヒルト: 知らない間に私は 自分が楽しんでたんだ…
  713. ガンヒルト: 不死身で人の夢にかこつける 私が選ばれるはずなんてない…
  714. ガンヒルト: だけど、それでも私は 姉さんの船に乗っていたかった
  715. ガンヒルト: だから、せめて私の想いだけは 未来に残していくね
  716. ガンヒルト: 神話だと、これで魔法少女は 救われるみたいだけど
  717. ガンヒルト: 私は姉さんが無事に航海をして 世界を巡ってくれるだけでいい
  718. ガンヒルト: だから、もしも奇跡が起きて ヴァルハラで出会えたら教えて
  719. ガンヒルト: 色んな土地のことを 船で受ける風や波のことを
  720. ガンヒルト: 行商人のみんなが見ていた 世界のことを
  721.  
  722. FILENAME: text_519810-16_YcZ2I.txt [Episode for using Heruka]
  723. やちよ: 魔法少女たちの最期 それと共に託される希望の力
  724. やちよ: そこには自分の想いと合わせて 関わった人との記憶も刻まれている
  725. やちよ: だから、この受け継いだ希望は 私の力にするより もっと相応しい相手がいると思う
  726. やちよ: この希望は氷室さんたちに… もう諦められないわね
  727. ヘルカ: 私が死んでしまったことを ドルマが知ったらどうするか
  728. ヘルカ: 泣き虫なあの子のことですし、 突飛なことをするかもしれません
  729. ヘルカ: でも、きっと大丈夫
  730. ヘルカ: 縋る相手がいなくなったときに ドルマは強くなる
  731. ヘルカ: みんなのため、ドルマのため 私のため…
  732. ヘルカ: やったことに後悔はないですし これで良かったと思ってます
  733. ヘルカ: だから、ラビさんありがとう 私の諦念に気づいてくれて
  734. ヘルカ: あとは、魔法少女の未来のために 最後の希望を置いていきます
  735. ヘルカ: それにしても… 自分の終わりが迫ると怖いです…
  736. ヘルカ: ドルマ…
  737. ヘルカ: 最後はあなたとの思い出に 縋らせてください
  738.  
  739. FILENAME: text_519810-17_YcZ2I.txt [Episode for using Toyo]
  740. やちよ: 魔法少女たちの最期 それと共に託される希望の力
  741. やちよ: そこには自分の想いと合わせて 関わった人との記憶も刻まれている
  742. やちよ: だから、この受け継いだ希望は 私の力にするより もっと相応しい相手がいると思う
  743. やちよ: レナ、ももこ、かえで この希望を曇らせてはいけないわ
  744. トヨ: 民を思う心があっても クニを守るのは難しいのだ…
  745. トヨ: 吾は吾なりがんばってきたが かか様はほめてくれるだろうか
  746. トヨ: 同じ所へ逝けるのなら また膝枕をして欲しいのだ
  747. トヨ: こうした今を迎えられるのも 思えばレナたちと出会ったおかげ
  748. トヨ: かか様がいて、べろべろもいた あの頃の思い出は
  749. トヨ: 太陽のようにキラキラしていて 振り返る度に元気になったのだ
  750. トヨ: きっとこれからも、 吾はこの思い出でやっていける
  751. トヨ: だから、叶えた希望は未来に 託してやるのだ
  752. トヨ: もしかしたら、未来国のレナと ももことかえでも
  753. トヨ: その方が 助かるかもしれないからな
  754.  
  755. FILENAME: text_519810-18_YcZ2I.txt [Episode for using Amaryllis]
  756. やちよ: 魔法少女たちの最期 それと共に託される希望の力
  757. やちよ: そこには自分の想いと合わせて 関わった人との記憶も刻まれている
  758. やちよ: だから、この受け継いだ希望は 私の力にするより もっと相応しい相手がいると思う
  759. やちよ: これは藍家さんたちが 直接預けられた想いの結晶よ
  760. アマリュリス: ウェスタの煌乙女になることを 拒んで背負った罪
  761. アマリュリス: わたしはその咎をあがなって
  762. アマリュリス: “ローマの平和”の礎に なれたのでしょうか…?
  763. アマリュリス: ひめな様たちの語った未来が わたしに希望をくれました
  764. アマリュリス: あとは、わたしの抱いた希望を 未来へと託しましょう
  765. アマリュリス: ひめな様たちが帰った未来へ…
  766. アマリュリス: それが、平和に寄り添う者として 最後にできること
  767. アマリュリス: わたしの想いを果たすため 共に戦ってくれたみなさんに
  768. アマリュリス: 唯一できる恩返しだから
  769.  
  770. FILENAME: text_519810-2.txt [Epilogue in the archive]
  771. やちよ: よし…
  772. やちよ: みんなありがとう 魔女を倒す準備は整ったわ
  773. やちよ: (集まった魔法少女の希望は 私の予想をはるかに超えている)
  774. やちよ: (未来への架け橋にすることで 彼女たちの想いは報われる…?)
  775. やちよ: (…かつての絶望を覆すことは できないかもしれない)
  776. やちよ: (けど、ほんの少しでもいいから 救われて欲しい…)
  777. やちよ: 私という魔法少女の伝説は 魔女になる前のあなたとの出会いから始まった
  778. やちよ: 今は自身だけが繁栄する世界を作らないと 不安で仕方ないのかもしれないけど
  779. やちよ: 魔法少女たちが元気に暮らせる未来を作るのも またひとつの繁栄なんじゃないかしら
  780. やちよ: だから、あなたの希望は叶う
  781. やちよ: そして、あなたの希望から始まって みんなの希望が未来を繋ぐ
  782. やちよ: だから、全ての歴史と いろはの魂から消え去りなさい!
  783. やちよ: もう、絶望に染まったあなたを 増やす必要はないわ!
  784. いろは: (私の中に張り巡らされた根が 消えていくのがわかる…)
  785. いろは: (魔女が離れていくんだ…)
  786. いろは: ごめんね、みことさん
  787. いろは: 過去の魔法少女も救おうとして 記録を集めてみたけれど
  788. いろは: 結局、みんなに迷惑をかけて 結末も散々だったよ…
  789. いろは: あなたとの約束は ちゃんと果たせなかった…
  790. みこと: 過去を変えることなんてできない それは最初からわかってたこと
  791. みこと: だから、絶望に呑まれた 魔法少女たちの希望が
  792. みこと: こうして、未来を生かすための 架け橋になるだけで
  793. みこと: 悲しみだけで終わる宿命から 少しでも抗えたと思う
  794. みこと: …正直ね、まんざらでもない
  795. みこと: ありがとうって やちよさんに言っておいて
  796. いろは: ここは…
  797. いろは: 良かった…自動浄化システムも ちゃんと戻ってきてる…
  798. やちよ: いろは…!
  799. いろは: ――っ!?
  800. いろは: やちよさん…元の姿に…?
  801. やちよ: みんなの力を借りた姿だもの 魔女を倒して元に戻ったわ
  802. やちよ: それより、もう大丈夫…?
  803. いろは: はい、私の中から 魔女は消えていきました
  804. いろは: 過去の魔法少女の前からも 消えたみたいです
  805. いろは: みことさんが言ってましたよ
  806. いろは: 過去の魔法少女の希望を 生かしてくれてありがとうって
  807. やちよ: 絶望で終わらない未来を作れて 良かったわ
  808. フェリシアの声: おい、いろはとやちよだ!!
  809. 鶴乃: ほんとだ、近くにいて良かった!
  810. さな: 無事みたいでホッとしました…
  811. 鶴乃: これにて一件落着だね!
  812. いろは: ごめんね、みんな迷惑をかけて…
  813. レナ: ホント、いろはにはまず 説教から始めるべきじゃない?
  814. 結菜: えぇ…あなたが無茶をするのは 承知しているけど…
  815. ひめな: ま、自動浄化システムを 危険にさらしたのはヤバいよね
  816. 静香: そもそも、過去に行こうだなんて どうして考えたりしたのよ
  817. ラビ: あまり責めたくはないけど 少々迷惑の規模が大きかった
  818. いろは: ほんと、そうだよね…
  819. やちよ: ちょっと待って! いろはは過去の魔法少女を想って
  820. ねむ: みんな、責任を負うべきは 僕と灯花だよ
  821. 灯花: お姉さまの気持ちを利用したのは わたくしたちだからね
  822. いろは: …え?
  823. ねむ: 要は僕達が お姉さんを動かしたんだ
  824. ねむ: 幸せになって欲しかったから…
  825. いろは: ごめん、全然わからないよ…
  826. 灯花: 「ういが自動浄化システムのコアになって お姉さまが地球を覆う被膜を維持して userNameがふたりを繋ぐハブになる」
  827. 灯花: 「それって、最初から自動浄化システムである マギアレコードに束縛されて 自由を捨てることを意味していたでしょ?」
  828. ねむ: 「恐らく、お姉さんとういは承知の上で 覚悟を決めていた だけど、僕達の目には寂しさにフタをして 無理をしているようにしか映らなかったんだ」
  829. ねむ: 「だから、僕達はお姉さんとういが再び 元の生活を送れるように方法を模索した…」
  830. 灯花: 「それで、わたくしとねむで作ったのが “魂の器”」
  831. 灯花: 「もう、みんな知ってると思うけど “魂の器”は他の空間にある物質を 空間ごと持ち運べるようなすっごい道具でね」
  832. 灯花: 「お姉さまとういのソウルジェムを マギアレコードの中に置いたまま 外に持ち出すことが可能になったんだよ」
  833. ねむ: 「あとは、お姉さんが現代で削った概念を みんなから回収できれば 再びみんなにも認識されるようになって 元の生活に戻れるはずだった」
  834. ねむ: 「だけど、この計画をお姉さんとういに伝えても ふたりは僕達を気遣うかもしれない… 結果的に元に戻れるように促さない限りは 素直に受け入れてくれないかもしれない…」
  835. ねむ: 「そう考えた僕と灯花は 過去の魔法少女の記録を集めるという 大義名分を作って、お姉さんたちのいない間に 現代に散らばった概念を集めようとしたんだ…」
  836. 灯花: 「でも大誤算!」
  837. 灯花: 「そのせいで、お姉さまの概念が 崩壊しちゃったみたいだからねー…」
  838. ねむ: …という訳で
  839. ねむ: 全ては僕達が原因で 起きてしまったことなんだ
  840. 灯花: だから、お姉さまとういを 怒らないで
  841. コツン
  842. ねむ: うっ…
  843. コツン
  844. 灯花: にゃっ…
  845. やちよ: 他の人の気は 収まらないかもしれないけど
  846. やちよ: いろはを想っての行動で 起きた事故なんでしょ…?
  847. ねむ: 申し訳ない…
  848. やちよ: だから、あとは、 いろはの状態次第かしら
  849. 灯花: それなら、わたくしたちが やろうとしてた概念の回収を
  850. 灯花: やちよお姉さまが やってくれたから問題ないよ!
  851. 鶴乃: ちょ、ちょっと待って! それってもしかして!
  852. さな: いろはさんとういちゃんが 帰ってくるってことですか…!?
  853. フェリシア: おい、いろは! はやく分離しろよ!
  854. フェリシア: そしたら、ういも ここに出てこられるんだろ!?
  855. 灯花: あー!すとーっぷ!
  856. 灯花: 失敗したら自動浄化システムが 壊れるので、まだダメでーす
  857. ねむ: 最後は万年桜のうわさに戻って 検証をしてからになるね
  858. いろは: 灯花ちゃん…ねむちゃん… 今の話って本当…?
  859. うい: やったね、お姉ちゃん また、みんなで暮らせるよ
  860. いろは: うん…信じられない…
  861. 時雨: やっぱり灯花様もねむ樣も 規格外すぎるね…はぐむん…
  862. はぐむ: うん、やる事の規模が大きいから 事故の大きさも規格外だよね…
  863. 結菜: 私たちが過去に行った苦労は うやむやにされた気分ね…
  864. ひかる: 環さんに恩返しはできたっすけど なんか釈然としないっす…
  865. すなお: また、ういちゃんと ゴロゴロの話ができますね
  866. ちはる: 戻ってきたお祝いしないと!
  867. 旭: その前に、最後の検証とやらの 成功を祈るばかりであります
  868. ラビ: うん、また元気な姿で 姿を見せて欲しい
  869. ももこ: 無事に戻ってきたら また一緒に遊びに行こうな
  870. みたま: ええ、みんな待ってるわ
  871. 十七夜: 最も待ちわびているのは 七海かもしれないがな
  872. いろは: …やちよさん
  873. やちよ: 取りあえず、里見さんと柊さんの 計画は理解したわ
  874. やちよ: だから、無事に帰ってくることを 祈って待ってる
  875. いろは: 私もまたみかづき荘に戻れるのを 楽しみにしてます…
  876. やちよ: 行ってらっしゃい、いろは
  877. いろは: 行ってきます、やちよさん
  878. いろは: 灯花ちゃんとねむちゃんも ありがとう
  879. ねむ: 散々迷惑をかけたけどね
  880. 灯花: その分、最後は 成功させないとねー、くふふっ
  881. かごめ: 魔法少女はみんな悲しい結末を迎える。
  882. かごめ: それはお城のように聳える巨大な魔女によって より凄惨な結末に改竄されそうだったけど、 いろはさんとやちよさんの力で逆転した。
  883. かごめ: 「絶望で終わったとしても いつか魔法少女の希望は未来へ届けられる」
  884. かごめ: 魔法少女に語り継がれた伝説は 予言のように未来を作って、 最後の奇跡が起きることを待ちわびている。
  885. かごめ: いろはさんが灯花ちゃんとねむちゃんと一緒に 万年桜のうわさへと姿を消してしばらく…。
  886. かごめ: それは、果たして…。
  887. ……………………
  888. …………
  889. ピンポーン♪
  890. やちよ: いろは… ういちゃん…!
  891. フェリシア: えっ、戻ってきたのか!?
  892. 鶴乃: わたしがお泊まりした日を 狙ってくるなんて!
  893. さな: い、急いで着替えないと…!
  894. 鶴乃: そんなの気にしないでいいよ!
  895. やちよ: ええ、みんなで出迎えましょ!
  896. 万年桜のウワサ: |いろはとういに 言わなくても良かったの?|
  897. 万年桜のウワサ: |ふたりともマギアレコードに もう戻れないんだよね?|
  898. 灯花: だってそんなこと言ったら ふたりとも出て行かないもん
  899. 万年桜のウワサ: |でも、無理に外に居続けると 自動浄化システムも不安定|
  900. 灯花: だとしてもいいのー
  901. ねむ: 魔法少女が報われることは 僕達の悲願だけど
  902. ねむ: それは、お姉さんたちの幸せが 前提にあるからね
  903. 灯花: だから、別にみんなに恨まれても 灯花ちゃんたちはどーでもいい
  904. 灯花: お姉さまとういの幸せが 何よりも最優先なんだから
  905. ねむ: そういうことだね、むふっ
  906. 灯花: そういうことだよ、くふふっ
  907. うい: わあっ、久しぶりの みかづき荘の香りがする!
  908. いろは: なんだか、懐かしいね
  909. さな: あ、お茶淹れます…!
  910. 鶴乃: なんか、わたしも手伝う!
  911. フェリシア: オレも!
  912. やちよ: まずは、みんな着替えてきて お茶は私が淹れるから
  913. やちよ: いろはも座って待っててね
  914. いろは: はいっ
  915. いろは: 入っただけで肩の力が抜ける もう、みかづき荘は ちゃんと私のお家なんだな…
  916. いろは: けど、なんだろう…
  917. いろは: まだマギアレコードと繋がってるせいか 世界中のどこかにいる魔法少女の声が ほんの少し聞こえる気がする
  918. いろは: きっと今も 魔法少女の穢れは回収されて 救われたみんなは未来へと歩んでいく
  919. いろは: そして、これから私は ういと一緒にみかづき荘に戻る
  920. いろは: そこで、やちよさんや鶴乃ちゃん フェリシアちゃんやさなちゃんと一緒に 未来へ歩んでいく
  921. いろは: 今だけでも許されて欲しい
  922. やちよ: お茶、入ったわよ どうしたの、神妙な顔して
  923. いろは: あ、いえ、 これからもよろしくお願いします
  924. やちよ: ふふ、何よそれ こちらこそ、よろしく
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