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Arc 2 Another Story Chapter 11 JP Text

Aug 15th, 2022
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  1. FILENAME: text_208101-1_iCS6x.txt
  2. かごめ: …………
  3. かごめ: “魔法少女は人類よりも 優れた存在である”
  4. かごめ: そのことを世間に公表して 人々を従わせる…
  5. かごめ: ひめなさんたちが起こした その計画は、失敗に終わった
  6. かごめ: もうひとつの秘め事…
  7. かごめ: 魔法少女を皆殺しにするという 恐ろしい罠と共に…
  8. ひめな: 私チャンはみんなのことを 利用しようと思ってた
  9. ひめな: けど、ネオマギウスのみんなが 神浜市に残ってるってわかったら
  10. ひめな: ボタンを押せなくなった
  11. ひめな: そしてサーシャが来てくれて
  12. ひめな: 嬉しくて息ができないくらい 胸が苦しくなった…
  13. ひめな: もう、簡単に誰も傷つけることが できなくなっちゃった…
  14. ひめな: だけどいつ人の道を 踏み外すかもしれないから
  15. ひめな: そばにいて、サーシャ… それに、みんなも…
  16. かごめ: 結果として、キモチの石は すべてそろった
  17. かごめ: そして、自動浄化システムを 取り戻す方法もわかって
  18. かごめ: 目線を同じくした魔法少女たちは ついに想いをひとつにして
  19. かごめ: ようやく静かで、平穏な時間を 手に入れることになった
  20. かごめ: 私は、この時を 逃したくないと思った
  21. かごめ: みんな、今だからこそ 話せることがきっとあるはず…
  22. かごめ: 私はそれを聞きたい… そして、記録に残したい…!
  23. かごめ: だから、取材をしようと 方々に足を向けてみた
  24. かごめ: まずは…
  25. 『プロミストブラッド』
  26. 結菜: また私の話を、ねぇ…
  27. かごめ: はい
  28. 結菜: 記録に残してくれるのは 嬉しく思ってるわぁ
  29. 結菜: 自分の愚かさや犯した過ちを、 伝えることができるからねぇ…
  30. かごめ: …………
  31. 結菜: …あ…ごめんなさぃ 嫌味で言ったわけじゃないのよぉ
  32. 結菜: 今は素直にそう思うだけ
  33. 結菜: 私にとって、あるいは他の誰かに とっての“戒め”になるからねぇ
  34. かごめ: 紅晴さん…
  35. 結菜: ただ、どう話したものかしらぁ…
  36. かごめ: 色々なことがあったと思います
  37. かごめ: それを順序立てて話すのも 大変だと思いますから…
  38. かごめ: まずはざっくばらんに、 まとめるのは私の仕事ですから
  39. 結菜: そう…
  40. かごめ: 私が質問する形でも 構いませんか?
  41. 結菜: ええ、是非
  42. かごめ: プロミストブラッドの皆さんは、 今、どうされているのですか?
  43. 結菜: 私たちぃ?
  44. 結菜: 私たちは、藍家ひめなとの一件が 終わった後、二木市に戻ったわぁ
  45. 結菜: 学校とかもあるからねぇ
  46. 結菜: それからは、こうして神浜市へ 出向いたりしながら…
  47. 結菜: 他の魔法少女たちと 会ったりしてるって感じねぇ
  48. かごめ: 何を話したりするんですか?
  49. 結菜: 大概は他愛もないことよぉ
  50. 結菜: でも、交流することが大事だと 思ってるのぉ…
  51. 結菜: そうすることで、 自分の視線が前に向いて
  52. 結菜: はじめて作れるのかなって 思うからぁ
  53. かごめ: 何を作るんですか?
  54. 結菜: んー…
  55. 結菜: “明るい未来”ってやつよぉ
  56. かごめ: …そう思うようになったのは、 やはり、いろはさんが?
  57. 結菜: もちろん、そうねぇ
  58. 結菜: でも、より強く思うような 出来事があったのぉ…
  59. 結菜: 長い時間がかかったけどねぇ…
  60.  
  61. FILENAME: text_208101-2_iCS6x.txt
  62. 結菜: でも、より強く思うような 出来事があったのぉ…
  63. 結菜: 長い時間がかかったけどねぇ…
  64. アオ: はぁ…はぁ… や、った、倒した…!
  65. アオ: ゲームクリアのトゥルーエンド!
  66. ひかる: 長い14年の旅が ようやく終わるっすね…
  67. 樹里: …樹里サマみてーなのは 死んだ方がためになるんだけどな
  68. 結菜: …私もこれでは赦される理由に 到底ならないわぁ…
  69. アオ: わたしも許す気はなかったけど…
  70. アオ: ここまでして助けてくれた “姉さまと姉ちゃん”を
  71. アオ: 嫌いになんてなれないよ
  72. 樹里: 妹、お前…
  73. 結菜: 気づいたのねぇ…
  74. アオ: うん…ごめんね… いっぱい迷惑かけちゃった…
  75. かごめ: 14年の生活、ですか…
  76. 結菜: そうねぇ…
  77. 結菜: 実際は1時間程度しか経過して なかったのに…
  78. 結菜: 短いようで長いようなぁ… 長いようで短いようなぁ…
  79. かごめ: 不思議な体験ですね…
  80. 結菜: 確かに不思議で、 そして、貴重な体験だったわぁ
  81. かごめ: その14年で、紅晴さんは 何を得たんでしょうか?
  82. 結菜: …新しい関係性、かしらぁ
  83. かごめ: …というのは?
  84. 結菜: アオ、樹里、ひかる、そして らんかとの向き合い方の変化ねぇ
  85. 結菜: あの14年が過去を書き換えた わけではないけどぉ…
  86. 結菜: 私たちは、間違いなく新たな 一歩を踏み出したと思うのよぉ
  87. 結菜: 前へ向かっての一歩をねぇ…
  88. かごめ: そうですか…
  89. かごめ: ところで、今現在の笠音さんは どうされているんですか?
  90. 結菜: 今?
  91. 結菜: それはもう…
  92. アオ: …う~…
  93. アオ: よし…っと!
  94. 智珠 らんか: 嘘でしょ… また初見フルコン!?
  95. アオ: 今日は調子いいなぁ~!
  96. 智珠 らんか: 昨日入ったばかりの 新作音ゲーだってのに…
  97. アオ: この調子だと、まだまだ いけそうな気がする!
  98. 智珠 らんか: ちょ、ちょっと! 次はアタシがやるから!
  99. アオ: 別にいいけど~
  100. 智珠 らんか: 見てなさい!
  101. 智珠 らんか: アンタとは違う曲で 初見フルコンやってやるから!
  102. ひかる: なんだか失敗フラグの 香りがするっす…
  103. 智珠 らんか: うるさーい!
  104. 結菜: …っていう感じでしょうねぇ
  105. かごめ: はぁ…そうですか
  106. ???: あ、いたいた!
  107. 樹里: 姉さん!
  108. 結菜: …やだ、そうだったわぁ…
  109. 樹里: そうだったわぁ …じゃねーっつーの!
  110. 樹里: 公園にいるっていうから 来てみたらよ!
  111. 樹里: 思ったよりも広いから 捜すのに手間取ったじゃねーか!
  112. 結菜: 連絡してくれればいいのにぃ
  113. 樹里: インタビューされるっつーから 邪魔になると思ったんだよ
  114. 結菜: あら、珍しく 変な気の回し方をするのねぇ
  115. 樹里: あのなぁ!
  116. かごめ: …………
  117. 樹里: …おっと…
  118. 樹里: あー、わりーな 邪魔したか?
  119. かごめ: いえ、そんな!
  120. 樹里: こっちも急ぎの用があって、 姉さんに話があんだよ
  121. 結菜: …うちのメンバーのことねぇ
  122. 樹里: …言っちまっていいのかよ…?
  123. 結菜: いいのよぉ
  124. 結菜: こういうことも 記録に残しておくべきだわぁ
  125. かごめ: …何か起きているんですか?
  126. 結菜: 実はねぇ…
  127.  
  128. FILENAME: text_208101-3_iCS6x.txt
  129. かごめ: …何か起きているんですか?
  130. 結菜: 実はねぇ… プロミストブラッドの中には…
  131. 結菜: まだ神浜の子たちを狙う メンバーもいるのよぉ…
  132. かごめ: え…そうなんですか!?
  133. 樹里: 一応のケリはついたってのによ…
  134. 結菜: 仕方ないわぁ…
  135. 結菜: 皆が皆、気持ちに 整理がついたわけじゃなぃ
  136. 結菜: すべてが一気に解決するなんて、 そんな都合のいい話はそうそう…
  137. 樹里: …まあ、そうだな…
  138. 結菜: 私やあなたも、アオもひかるも らんかも同じよぉ
  139. 結菜: 今はまだ、新しいフェーズに 進んだばかり
  140. 結菜: すべてはこれからなのよぉ
  141. 結菜: そういう時期だからこその 取材…なんでしょぉ?
  142. かごめ: そう、ですね…
  143. 結菜: ということで、ごめんなさぃ 私、行かなくちゃ
  144. 樹里: 説得しねーとな…
  145. かごめ: わ、わかりました!
  146. かごめ: 今日はお時間をいただいて、 ありがとうございました!
  147. 結菜: もう少し話をしたかったけどねぇ
  148. 結菜: …あ…
  149. 樹里: どうした?
  150. 結菜: …
  151. 結菜: 樹里、先に行って アオたちと合流してくれるぅ?
  152. 結菜: 今日何をしたか、佐鳥さんに 確認してから向かうわぁ
  153. 樹里: あ? …ったく、さっさと済ませろよ
  154. 結菜: えぇ、すぐ行くわぁ
  155. 樹里: わかった じゃあ、後でな!
  156. 結菜: …………
  157. かごめ: 今日話したことの確認ですか? えーと…
  158. 結菜: 違うわぁ
  159. 結菜: 私たちの中で、明確に 変わったことがあったのよぉ
  160. 結菜: それを思い出したから、 最後に言い添えておきたくてぇ
  161. かごめ: 変わったこと、ですか?
  162. 結菜: ええ…
  163. 結菜: 樹里の魔力が 暴走しないようになったのよぉ
  164. かごめ: 暴走が止まった…? というのは…?
  165. 結菜: つまりねぇ、あの子はストレスが 魔力と直結していて
  166. 結菜: それが暴発するっていうのが 日常茶飯事だったの
  167. 結菜: けど、今はそれが すっかりなくなったわぁ
  168. かごめ: …もしかして、それって…
  169. 結菜: そう…
  170. 結菜: あの14年があったからかも …って思ってるわぁ
  171. 結菜: 思い当たる原因は、 他にないからねぇ…
  172. かごめ: そうですか…
  173. 結菜: なんでこのことを最後に 伝えたかったかというとぉ…
  174. 結菜: それが“兆し”だと思ったから…
  175. かごめ: “兆し”…
  176. 結菜: 私たちも変われるんだっていう “兆し”ねぇ…
  177. 結菜: 本当にあの14年が作用した ことなのか、確証はないけどぉ…
  178. 結菜: ただ、記録には 残しておきたかったのよぉ
  179. 結菜: そういうことが起きたって いうことだけでも…
  180. かごめ: …はい、わかりました
  181. 結菜: ありがとう じゃあねぇ
  182. かごめ: …………
  183. かごめ: (変化の“兆し”…か…)
  184. かごめ: …………
  185. かごめ: …………
  186. かごめ: …私も帰ろうかな…
  187. アルちゃん: <…………>
  188. アルちゃん: <その時、かごめちゃんには 起きていたんだ…>
  189. アルちゃん: <兆しとかじゃなくて、 明確な変化が…>
  190. アルちゃん: <だって、そうでしょ?>
  191. アルちゃん: <かごめちゃんは、一度も私と 話をしていなかったんだから…>
  192.  
  193. FILENAME: text_208102-1_wowb0.txt
  194. かごめ: それでも私はいま ようやく自分の願いがわかった
  195. かごめ: 悲しみや絶望では終わらない 希望を残し続けることができる!
  196. かごめ: みんなが傷つきながら紡いだ奇跡を残せるのは 私しかいないから この命をかけて希望の架け橋を築く!
  197. かごめ: キュゥべえ、 私は魔法少女になる
  198. かごめ: だから願いを叶えて!
  199. キュゥべえ: ――っ!!
  200. かごめ: 私はね…
  201. かごめ: 「キュゥべえ、あなたたちを 未来永劫、自動浄化システムに 干渉できなくする力が欲しい!」
  202. キュゥべえ: キミの願いは叶ったよ 佐鳥かごめ
  203. アルちゃん: <全部、ちゃんと聞いてたよ かごめちゃん!>
  204. かごめ: ふぇあっ!? アルちゃんがしゃべった!?
  205. アルちゃん: <私とかごめちゃんは 一心同体なんだから当然>
  206. アルちゃん: <ほら、早く私たちで 魔法少女のみんなを助けよう!>
  207. かごめ: うん!
  208. アルちゃん: <紅晴結菜の取材を終えてから しばらく経って…>
  209. アルちゃん: <魔法少女たちがさらに 前進していく過程で…>
  210. アルちゃん: <かごめちゃんは、ついに 魔法少女の契約を結んだ>
  211. アルちゃん: <私に頼らないで、自分の言葉で 喋るようになったのは…>
  212. アルちゃん: <やっぱり、はっきりとした かごめちゃんの変化だったんだ>
  213. アルちゃん: <あの時もそうだったなぁ>
  214. アルちゃん: <かごめちゃんが 時女一族に取材した時も…>
  215. アルちゃん: <かごめちゃんは、ちゃんと ひとりで会話ができていた>
  216. アルちゃん: <それは、すごいことだし、 嬉しかったけど…>
  217. アルちゃん: <私としては…やっぱり…ね…>
  218. 『時女一族』
  219. かごめ: えーっと…
  220. かごめ: (ここにみんな 集まってるって話だったけど…)
  221. かごめ: (人が多くて… どこにいるんだろう…)
  222. ???: はい、みんなー! こっちだよー!
  223. ???: 注目してくださーい!
  224. かごめ: ん?
  225. ちはる: ここが神浜市でも 最先端のエリア、1090だよ!
  226. すなお: 多くの有名企業の テナントが入ってまして…
  227. テナント?テナントとは…?
  228. すなお: テナントとは、商業施設と契約 して入居している店舗のことです
  229. おおー、そうなんだ!
  230. ちはる: 例えば、ハイブランドの ググッチとかシャヌルとか…
  231. ハイブランド? ハイブランドとは…?
  232. ちはる: ハイブランドっていうのは、 それはー、えー…なんだっけ?
  233. すなお: スマホで検索してみては?
  234. ちはる: そ、そっか… 検索、検索…
  235. ちはる: あ、えーと…
  236. ちはる: …ハイブランドってのは、 品質とか価格が高い品物…
  237. ちはる: …ということだ!
  238. おおー、そうなんだ!
  239. すなお: 他にも、今はVRの イベントを開催中で…
  240. ぶいあーる? ぶいあーるとは…?
  241. すなお: えー、VRというのは… 仮想現実がアレしてまして…
  242. かごめ: (時女一族の皆さん…?)
  243. かごめ: (これって…観光ツアーみたいな ことをしてるのかな…?)
  244. かごめ: …ん?
  245. 静香: テナント、ハイブランド、 ぶいあーる…ぶつぶつぶつ…
  246.  
  247. FILENAME: text_208102-2_wowb0.txt
  248. かごめ: (時女一族の皆さん…?)
  249. かごめ: (これって…観光ツアーみたいな ことをしてるのかな…?)
  250. かごめ: …ん?
  251. 静香: テナント、ハイブランド、 ぶいあーる…ぶつぶつぶつ…
  252. かごめ: 静香さん!
  253. 静香: …あ、佐鳥さん!
  254. 静香: ごめんなさいね、 こんな形で待ち合わせして…
  255. かごめ: いえ!むしろ目立って わかりやすかったというか…
  256. かごめ: …それで、これは一体?
  257. 静香: そうね…平たく言えば…
  258. 静香: 「社会勉強」ね
  259. かごめ: 社会…勉強、ですか
  260. 静香: 今の私や、時女一族を 取材したいってことなんでしょ?
  261. 静香: だったら、この場に 来てもらうのが一番だと思って
  262. かごめ: そうなんですか… では、具体的に何を…?
  263. 静香: これまで神浜市で経験した ことから、私はわかったの…
  264. 静香: それはまず、単純に 「世間は広い」ってこと
  265. 静香: 山奥で生まれ育った私と 一部の分家から来た巫たちは
  266. 静香: それがわかってなかったのよ
  267. 静香: …いえ、言葉ではわかってたけど 実感をしてなかった、ってとこね
  268. 静香: 私たち時女一族の 使命は知ってるわよね?
  269. かごめ: えっと…“日の本を守ること”?
  270. 静香: そう…そして、 “自分たちの願いを守ること”
  271. 静香: でも、その使命を果たすには、 未来を見据えなきゃいけない
  272. 静香: そのためには、今の日の本を 知らなければいけない
  273. 静香: 今を知ることは、 未来を知ることに繋がるから
  274. かごめ: なるほど… それで社会勉強を
  275. 静香: 今はまだ魔法少女を取り巻く 状況も落ち着いてるからね
  276. 静香: そして、ここ、栄区は 世の中の最先端を覗くには最適!
  277. 静香: …でしょ?
  278. かごめ: まあ、そうですね、確かに…
  279. 静香: こうやって今を知り、 未来を見通すヒントを掴むの!
  280. ちはる: もう無理ー!
  281. 静香: ど、どうしたの!?
  282. ちはる: 質問が高度すぎて、 わたしはもはや迷宮入り…!
  283. すなお: 刺激が強かったんでしょうか…
  284. すなお: 皆、恐ろしいまでの 向学心なんです!
  285. 静香: そ、それはいいことじゃない!
  286. ちはる: …それなら静香ちゃんが、 代わりに回答してみるのは…?
  287. 静香: …私が!?
  288. あ、いたいた! 聞きたいことがあります!
  289. 静香: え、え!?
  290.  
  291. FILENAME: text_208102-3_wowb0.txt
  292. あ、いたいた! 聞きたいことがあります!
  293. 静香: え、え!?
  294. 先ほど、1090の店員さんに 聞いた話を記録したのですが…
  295. 意味がどうもわからないので、 教えていただきたく
  296. 静香: …ど、どんなことを言ってたの?
  297. えー…では、実演してみます
  298. 静香: 実演…?
  299. …うちってインフルエンサーも しょっちゅう来ててー
  300. それがすんごいシナジー生んで、 ある意味サスティナブル的な?
  301. エビデンスもあるし、 コンセンサスも取れてるし~
  302. まさにダイバーシティみたいな? 自分もモチベ上がるし~
  303. …だそうです
  304. 静香: …………
  305. 何を言ってるのか さっぱりで…
  306. 是非、ご教授を!
  307. ちはる: わたしらは無理…
  308. すなお: どうでしょうか…?
  309. 静香: …うん、まあ…そっか…
  310. 静香: …………
  311. 静香: …いや、私だって無理!
  312. ちはる: やっぱり…
  313. 静香: だって、勉強中だもの!
  314. 静香: これからみんなで一緒に 学んでいくわけだから!
  315. ん~、そうですか… 意味を知りたいのですが…
  316. 静香: …はっ!
  317. 静香: ここにいたわ…先生が!
  318. ちはる: え?
  319. ど、どちらに!?
  320. 静香: …皆さん、ご紹介します 今の日の本を教えてくれる…
  321. 静香: 佐鳥かごめ先生です!
  322. かごめ: ええーっ!?
  323. 静香: お願い! どうか私たちに知識を!
  324. 静香: 断然、私たちより 色々と知っているはずだし!
  325. かごめ: いや、そんなこと…
  326. では先生、早速! 『インフルエンサー』とは…?
  327. かごめ: …あ、それは… 『影響力のある人』ってこと…?
  328. ほー!なるほどー!
  329. 静香: 見込んだ通り!
  330. かごめ: ま、待ってください! 私は取材に来たんですけど…!
  331. 『シナジー』とは?
  332. かごめ: …『相乗効果』…
  333. すごいー!
  334. ちはる: どんどん行こう!
  335. すなお: 他の質問、受け付けますよー!
  336. かごめ: ちょっと! 待ってくださいー!
  337. アルちゃん: <…この後も質問攻めにあって 大変だったけど…>
  338. アルちゃん: <しっかり自分で受け答えして、 それが結果、取材にもなって…>
  339. アルちゃん: <かごめちゃん、なんだかんだで 楽しそうだったなー…>
  340. アルちゃん: <…でも、そっか… そうなんだよね…>
  341. アルちゃん: <この時…ううん… これよりももっと前に…>
  342. アルちゃん: <かごめちゃんは、“決意”を 固めていたんだよね…>
  343. アルちゃん: <それを思うと、私、 ちょっと複雑、だな…>
  344.  
  345. FILENAME: text_208103-1_DAhtq.txt
  346. かごめ: 静香さんの…というか、 時女一族の取材は大変だった…
  347. かごめ: ただ、ああいう会話だからこそ 掴める話もあって…
  348. かごめ: …うん…あった、と思う…多分…
  349. かごめ: ただ、純粋な彼女たちの心に 触れて、充実した時間だったな…
  350. かごめ: …それで、次に話を聞いたのは…
  351. 『ピュエラケア』
  352. リヴィア: …はー、しんど…
  353. かごめ: リヴィアさん
  354. リヴィア: あー、すまんなー 待たせてしもて
  355. かごめ: ケアトレーラー、大盛況ですね
  356. リヴィア: ほんま、かなわんわ~…
  357. リヴィア: みたまもおらんくなって、単純に 調整屋の手が足りてへんのに
  358. リヴィア: あのことがあったからなぁ…
  359. さな: う…
  360. リヴィア: あかん、こんな深手やと 消耗が激しすぎる…
  361. リヴィア: 体を治すよりも先に 魔力の方が涸渇してまうわ…
  362. ヨヅル: グリーフシードは使いますか?
  363. リヴィア: 浄化したらんともたんやろうし、 しゃあないわ…
  364. 月出里: ふむ、ふむんむふんむ!
  365. リヴィア: ありがと、月出里
  366. さな: お代は…あとで… 返しますね…
  367. ヨヅル: 早く戦線に復帰したいのなら、 黙って治療を受けた方が良いかと
  368. 静香: 悪鬼の魂魄は私が出すわ
  369. ヨヅル: 承知しました
  370. リヴィア: どうもあの時の私らの 立ち回りがえらい評判になってな
  371. リヴィア: それでこの騒ぎや
  372. かごめ: なるほど…
  373. リヴィア: なんや、“インフルエンサー”? ちゅーのが話を広めたとかで…
  374. かごめ: インフルエンサー!?
  375. リヴィア: …ドキッとして、どないしたん?
  376. かごめ: あ、い、いえ、 なんでもないです…!
  377. リヴィア: …ふ~ん…
  378. リヴィア: まあ、とにかく、 連日連夜、大忙しってわけや
  379. かごめ: すみません、そんな時にお話を 聞かせてくださいだなんて…
  380. リヴィア: いや、それはかめへんよ こっちも息抜きになるしな
  381. リヴィア: …で、何から話そか?
  382. 月出里: ふっむふんむむ!
  383. ヨヅル: お話中、失礼…
  384. ヨヅル: 『ちょっと通るよ!』 そう申しております
  385. リヴィア: あ、月出里、ヨヅル
  386. リヴィア: 私はかごめちゃんと 話さなあかんから、向こう頼むな
  387. 月出里: …ふんむ…
  388. ヨヅル: …はい…
  389. かごめ: (…あれ…?)
  390. リヴィア: …気づいたか?
  391. かごめ: あ、いや…
  392. リヴィア: ええてええて あからさまやもんな
  393. リヴィア: この前の一件以来、変わったのは 私らの忙しさだけやのうて…
  394. リヴィア: 私らの空気っちゅーのも 変わってもうてな…
  395.  
  396. FILENAME: text_208103-2_DAhtq.txt
  397. リヴィア: この前の一件以来、変わったのは 私らの忙しさだけやのうて…
  398. リヴィア: 私らの空気っちゅーのも 変わってもうてな…
  399. かごめ: それはどうして…?
  400. リヴィア: んー…ちょっとな…
  401. ヨヅル: それに、先生を調整したせいで 私と月出里も気分を悪くしました
  402. ヨヅル: 精神的に動ける状態では ありませんでした
  403. 月出里: ふむっ?!
  404. 月出里: ゥゥゥゥ…!
  405. リヴィア: 私の過去が見えて倒れるんなら ムリせんでええで…?
  406. リヴィア: 私が“悪そのもの”になるんを 願うような過去や…
  407. リヴィア: 気分も悪いやろ…
  408. かごめ: リヴィアさんさんの過去…
  409. リヴィア: ちょろっと触れただけ やねんけど…
  410. リヴィア: 私がふたりに嘘をついてたことを 知られてもうたんや
  411. リヴィア: …ああ、いや、騙したろう思うて ついた嘘やないんやで
  412. リヴィア: 結果として嘘になったというか、 嘘も方便というか…
  413. かごめ: ただ、おふたりは リヴィアさんに対して…
  414. リヴィア: なんちゅーか… モヤモヤしているみたいやな
  415. かごめ: わだかまりがある、と…
  416. リヴィア: そうそう、それや
  417. リヴィア: 私の過去は、あまりいつでも 真っ正直に語る内容でもなくてな
  418. リヴィア: だから、私としては、 やむなしの対応やったんや
  419. リヴィア: それでも、ふたりとも私に 付いてきてくれてるんや
  420. リヴィア: ありがたい話やで
  421. かごめ: …………
  422. かごめ: …あの…
  423. リヴィア: 待った待った 今も言うたやろ?
  424. リヴィア: 私としても、そない気軽に 話せるもんちゃうねん
  425. リヴィア: 自分の過去はな…
  426. かごめ: で、ですよね…ごめんなさい!
  427. リヴィア: ああ、ええて こっちこそごめんな
  428. リヴィア: 匂わせるだけ匂わせて、 話さんのかい!って感じやもんな
  429. リヴィア: ま、いずれそいうタイミングも 巡ってくるやろ
  430. リヴィア: そん時は、月出里やヨヅルにも、 キチンと伝えなあかんな
  431. リヴィア: そうする責任がある… なんて言うと堅苦しいけど…
  432. リヴィア: けじめはつけなあかんよな
  433. かごめ: …………
  434. リヴィア: …そや!
  435. リヴィア: ちょっと私も 話を聞きたいんやけど
  436. かごめ: え?誰にですか?
  437. リヴィア: ふふふ…
  438. リヴィア: あんたに、や
  439.  
  440. FILENAME: text_208103-3_DAhtq.txt
  441. リヴィア: …そや!
  442. リヴィア: ちょっと私も 話を聞きたいんやけど
  443. かごめ: え?誰にですか?
  444. リヴィア: ふふふ…
  445. リヴィア: あんたに、や
  446. かごめ: …………
  447. かごめ: …へ?私に、ですか!?
  448. リヴィア: そや… 掟破りの逆取材や!
  449. かごめ: ええ~、そんなぁ!
  450. リヴィア: えーやんかえーやんか! 前々から興味があったんや
  451. かごめ: そんな興味って…! 私のどこに…
  452. リヴィア: それはズバリ、 『風の伝道師のウワサ』や
  453. かごめ: リィちゃんですか…?
  454. リヴィア: やっぱり調整屋としては 気になるところなんよ
  455. リヴィア: 聞かせられる範疇でええから、 頼むわ~!
  456. かごめ: え~…
  457. アルちゃん: <結局、押しに折れた かごめちゃんは話したけど…>
  458. アルちゃん: <かごめちゃんも 全部を知っているわけじゃない>
  459. アルちゃん: <風の伝道師のウワサの誕生は あの時だったみたいだよ>
  460. ねむ: 僕の本に綴られたのは かつて入院していた時に4人で紡いできた夢
  461. ねむ: 無数の命をかけて記してきた沢山のウワサ達 今こそもう一度、この本から誕生して 最悪の結末だけは食い止めよう
  462. ねむ: そして今度こそ 誰にも迷惑をかけない 優しい物語を残そう
  463. ねむ: 僕は本に記された 全てのウワサで迎え撃つ!
  464. ねむ: 際限を超えて具現を繰り返し、 擦り切れるまで命を使ってでも!
  465. ねむ: ―ねむ― アリナァアアアアッ!!
  466. アリナ: ―アリナ― アッハハハハハッ!
  467. アルちゃん: <風の伝道師のウワサは この時誕生して、やがて…>
  468. アルちゃん: <魔法少女の存在を広めようと 強く思う少女を見つけたんだ>
  469. アルちゃん: <それが、かごめちゃん>
  470. アルちゃん: <そして神浜市で今も起きている 騒動に巻き込まれていく内に…>
  471. アルちゃん: <風の伝道師のウワサは実体を 持つようになったんだけど…>
  472. アルちゃん: <それには、かごめちゃんの “心”が影響を与えていたんだ>
  473. アルちゃん: <“覚悟を決めた時の心”が…>
  474. アルちゃん: <かごめちゃんは、強い子だよ>
  475. アルちゃん: <すっごく大変な目に遭っても、 最後には覚悟を決められる…>
  476. アルちゃん: <それが風の伝道師のウワサに 魔力を与えることにもなった>
  477. アルちゃん: <傍からだと、そうは見えない かもしれないけど…>
  478. アルちゃん: <かごめちゃんは一歩ずつ、 確実に前へ進んでいたんだ>
  479. アルちゃん: <その一歩が、かごめちゃんに 変化をもたらしていたんだ>
  480. アルちゃん: <それはこれからも、きっと…>
  481.  
  482. FILENAME: text_208104-1_FmxXu.txt
  483. かごめ: …結局…
  484. かごめ: リヴィアさんの取材は、私が話を している時間の方が長かった…
  485. かごめ: それでも、リヴィアさんの 持っている影というか…
  486. かごめ: その一端に、少し触れた ような気がする
  487. かごめ: だから、結局のところは 貴重な取材体験だったと思う
  488. かごめ: そして、次に私が訪ねたのは…
  489. 『ネオマギウス』
  490. はぐむ: …………
  491. はぐむ: やっぱり、現地に来ると 実感するね…
  492. 時雨: …うん
  493. 時雨: ちょっと前のこと、 だったんだよね
  494. はぐむ: …だね
  495. かごめ: あの…ここでよかったんですか? 話を聞かせてくれるなら他でも…
  496. はぐむ: この場所の方が、 なんていうかな…
  497. はぐむ: ちゃんと話せると思うんだ
  498. 時雨: 過去に起きたことと 向き合って、ね…
  499. かごめ: …そう…
  500. はぐむ: まずは、今の私たちの 状況から話した方がいいかな?
  501. かごめ: はい、お願いします
  502. はぐむ: …実はちょっと前まで…
  503. はぐむ: 私たちはバラバラに なるところだったんだ
  504. かごめ: …ネオマギウスが、 解散しそうだったってこと…?
  505. 時雨: そう…
  506. 時雨: 姫が、自分たちの仲間以外の 魔法少女を殺そうとしてた…
  507. 時雨: その事実をみんなが知ってね…
  508. かごめ: …………
  509. 時雨: それから、 羽根たちの心は急速に離れた…
  510. はぐむ: 私たちも、引き留めるのは 無理だと思ってた
  511. はぐむ: とんでもない事を しようとしていたわけだし…
  512. はぐむ: そんな人に付いていくのは、 普通、躊躇っちゃうよね…
  513. かごめ: …そう、だね…
  514. 時雨: ぼくたちは、もはや組織として 成立しないことも覚悟してた
  515. はぐむ: それを仕方ないとも 思ってたし…
  516. 時雨: でも、瓦解をどうにか 防ごうと動いた人がいるんだ
  517. かごめ: …誰が?
  518. はぐむ: ネオマギウスを解散寸前まで 追い込んでしまった張本人…
  519. 時雨: 姫だよ
  520. かごめ: ひめなさんが!?
  521. 時雨: うん…
  522. はぐむ: 私たちがビックリするくらい、 熱心にね…
  523.  
  524. FILENAME: text_208104-2_FmxXu.txt
  525. 時雨: 姫は羽根たちの間を回って、 丁寧に説得していったんだ…
  526. はぐむ: それこそ、ここでもね
  527. ひめな: ちょっと待って! ほんのちょっとでいいから!
  528. …………
  529. ひめな: …ふぃ~! やっと立ち止まってくれた~
  530. …あの…私、もう…
  531. ひめな: 考え直したから!
  532. …え?
  533. ひめな: 私チャン、ハードでガチな 魔法少女至上主義はやめまーす!
  534. ど、どういうことですか…?
  535. ひめな: 私たち以外は皆殺しだー! とか、そいうの、もうナシ!
  536. ひめな: これからはソフトでマイルドな 私チャンで行くから!
  537. ひめな: 『魔法少女は優れた存在だ』って いう軸はブラさないよ!?
  538. ひめな: ただね、これからは力技 じゃなくて、地道~にやるから
  539. ひめな: 新聞に投書したりさ、 街にビラを貼ったりさ…
  540. 地道…というか、すごく アナログなやり方なんですね…
  541. ひめな: とりま、それくらいの 気持ちでやるってことね!
  542. ひめな: それと、他のグループとは 協力関係を結ぶけど…
  543. ひめな: ちょっとでも選ぶ道を違えたら、 その時点でバイバイするし!
  544. ひめな: ネオマギウスは、 あくまでネオマギウス!
  545. ひめな: もう一度、足元見直して ドーンと立ち上がるからさ~!
  546. ひめな: どっか行っちゃうとかやめて ワンチャンくれない?
  547. ひめな: …なんて どう?
  548. どうと言われても…
  549. ひめな: そこを何とかさ~!
  550. はぐむ: …っていう感じだったみたい
  551. かごめ: (説得…なんだな、一応…)
  552. 時雨: そんな姿を見せられたら、 ぼくたちも…ね
  553. はぐむ: うん
  554. はぐむ: 藍家さんと 一緒に説得するようになったの
  555. 時雨: ぼくたちだけじゃなくて、 教官や遊狩さん…
  556. はぐむ: みつねちゃんや サーシャさんまで…
  557. 時雨: みんなで協力して、 結果、解散は防げたんだ
  558. かごめ: すごい…!
  559. はぐむ: …ただね…
  560. はぐむ: 藍家さんは、こうも考えて いるかもしれなくて…
  561. かごめ: …え?
  562. はぐむ: とにかく、 利用できるものは利用したい…
  563. はぐむ: 自動浄化システムも、 ネオマギウスも…
  564. 時雨: だから、組織が壊れていくのを 放ってはおけない
  565. 時雨: 効率主義の姫なら、 そう考えて…
  566. かごめ: 熱心に動き回っていた、と…
  567. はぐむ: …まあ、これはすべて 教官の推測なんだけどね
  568. 時雨: だけど、そんな考えがあっても 不思議じゃないから
  569. かごめ: そ、そうですか…
  570. 時雨: …でもさ、それでこそ 姫って感じがしない?
  571. はぐむ: だよね
  572. かごめ: は、はは…
  573. かごめ: この後、ふたりからは 今後のネオマギウスについての想いを聞いた
  574. かごめ: やはり、彼女たちにとって、 ネオマギウスとは心の拠り所なんだと実感した
  575. かごめ: こうしてネオマギウスの取材も終えた直後…
  576. かごめ: ある報せが届いた
  577.  
  578. FILENAME: text_208104-3_FmxXu.txt
  579. ピロン♪
  580. いろは: はっ…
  581. ラビ: 神浜マギアユニオン、プロミストブラッド 時女一族、ネオマギウスの皆さまへ
  582. ラビ: 先般の会合でお伝えした通り 本日は9:00より 午前0時のフォークロアと湯国市について 私と里見教授よりお伝えさせていただきます
  583. ラビ: 場所は変わらず神浜水族館です お越しの際は、正面ではなく裏手にある 海洋生物研究所が入口になりますので ご注意ください
  584. ピロン♪
  585. 結菜: …ん?
  586. 結菜: …じゃあ、出かける準備を しないとねぇ
  587. ピロン♪
  588. 静香: むむっ! スマホから奇妙な音が…!
  589. すなお: これはアレですよ、アレ
  590. 静香: わかってるわ メッセージが届いたんでしょ?
  591. 月出里: …………
  592. リヴィア: なんや、どうかしたんか?
  593. 月出里: …ふんむふんむふむふむ…
  594. ヨヅル: 『神浜水族館で集まりがある』 と申しております
  595. リヴィア: 集まり?
  596. ヨヅル: その話は私も聞きました
  597. ヨヅル: 午前0時のフォークロアからの 呼びかけだそうです
  598. ヨヅル: 主だったグループの 代表が集まるとかで
  599. リヴィア: …へ~
  600. リヴィア: だったら、ちょっと 顔出しに行ったろか…!
  601. ピロン♪
  602. ひめな: …そろそろだと思ってた…
  603. ひめな: じゃ、行こうか、ヒコ君
  604. アルちゃん: <こうして、また状況は 動き出したんだけど…>
  605. アルちゃん: <この時点でかごめちゃんは…>
  606. アルちゃん: <既に魔法少女の契約を することは決めていた>
  607. アルちゃん: <ただ、問題がひとつ…>
  608. アルちゃん: <それは『願いをどうするか?』 ということ>
  609. アルちゃん: <そして、その願いも 事態が進展していく中で…>
  610. かごめ: だから願いを叶えて!
  611. キュゥべえ: ――っ!!
  612. かごめ: 私はね…
  613. かごめ: 「キュゥべえ、あなたたちを 未来永劫、自動浄化システムに 干渉できなくする力が欲しい!」
  614. アルちゃん: <こういう結論を 導き出したわけで…>
  615. アルちゃん: <ここに至るには、 あることが原因になったと思う>
  616. アルちゃん: <それは…>
  617. 灯花: ―灯花― 魔法少女に変身したらこの腕輪は爆発する
  618. 灯花: ―灯花― それが神浜市の人々と羽根たちを犠牲にしようと 悪の限りを尽くした、わたくしたちへの罰
  619. ねむ: ―ねむ― でも、あえてその罰を利用して 希望へと昇華させてもらう
  620. ねむ: ―ねむ― 僕達はマギウスとしての贖罪と共に
  621. ねむ&灯花: ―ねむ&灯花― 今、魔法少女たちを救う!
  622. 灯花: ―灯花― そこの万年桜が生きていたら 第一段階は成功だよー
  623. かごめ: 「キャァアアアアアアアッッ!!」
  624. アルちゃん: <あの出来事は、かごめちゃんの 心に深い爪痕を残した…>
  625. アルちゃん: <ある意味で呪いをかけられたと 言ってもいいと思う>
  626. アルちゃん: <何度も言うようだけど、 かごめちゃんは覚悟ができる子>
  627. アルちゃん: <ふたりの犠牲を目撃して、 やっぱりかごめちゃんは…>
  628. アルちゃん: <自分も身を投げ打つ覚悟を したんだ…>
  629. アルちゃん: <それが、かごめちゃんの 願いに表れている>
  630. アルちゃん: <かごめちゃんは変わった…>
  631. アルちゃん: <覚悟をするたびに、 変わっていった…>
  632. アルちゃん: <かごめちゃんは、 魔法少女になる前からずっと…>
  633. アルちゃん: <“変身”をしていたんだ>
  634. アルちゃん: <何度も、何度も…>
  635. アルちゃん: <そしてそれは…>
  636. かごめ: これからも続いていくと思う…
  637. かごめ: 新しい覚悟が、 きっと私を変えていくんだ…
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