Vi_Vi

Rena (Anime ver.) MSS JP Text

May 30th, 2022
174
0
Never
Not a member of Pastebin yet? Sign Up, it unlocks many cool features!
text 17.42 KB | None | 0 0
  1. FILENAME: text_313091-1.txt
  2. レナ: アンタ、こんなところで何してんのよ
  3. レナ: …レナのことは別にいいでしょ ちょっと振り返りたいことがあっただけよ
  4. レナ: 振り返っても別に過去が変わるわけじゃない …なんて、レナだってわかってるわ
  5. レナ: でも、アンタだってあるでしょ? あのときこうしてたら、とか…そういう後悔
  6. レナ: …レナの後悔はね、知らなかったことよ
  7. レナ: レナ、なんにも見えてなかったの
  8. レナ: かえでのことも、ももこのことも 魔法少女がなんなのかってことも…全部ね
  9. レナ: …それに、あの頃のレナは 自分の気持ちだってよくわかってなかった
  10.  
  11. FILENAME: text_313091-2.txt
  12. 友だちにしてごめんね
  13.  
  14. FILENAME: text_313091-3.txt
  15. レナ: レナが自分の気持ちに気づいたのは あのうわさに巻き込まれたときだった
  16. レナ: 前からかえでとももこと 3人で魔女と戦ってきたんだけど
  17. レナ: あのとき、いろはと出会って 状況が一変したのよね
  18. レナ: ももこのお節介でいろはを調整屋に連れて行って いろはが妹を捜しに神浜市に来た ってことがわかって…
  19. レナ: 最初、レナは付き合う気なんてなかったけど それじゃ悪者になるから付き合うことにしたの
  20. レナ: だけど、それが運の尽きっていうか レナが自分の気持ちに気づく始まりになった
  21. レナ: いろはの妹をどう探すか話すうちに 些細なことでかえでとケンカになっちゃって
  22. レナ: …まぁ、そこまではいつも通りなんだけど
  23. レナ: レナ、ムキになって言い過ぎちゃって かえでを泣かせちゃったの
  24. レナ: 本当はレナだってすぐに謝りたかった
  25. レナ: だけど、あのときは ももこがレナを子ども扱いするから なんか言いづらくなっちゃって…
  26. レナ: …ううん、本当はももこのせいじゃなくてね
  27. レナ: レナ、自分で自分がどんな気持ちか 見ようとしてなかったんだと思う
  28. レナ: 自分の気持ちから、目を逸らしてたの
  29. レナ: だからね、最初に話してたうわさに巻き込まれた
  30. レナ: 全部、レナのせいよ
  31. レナ: だって 学校で噂になってる都市伝説に乗っかって
  32. レナ: 絶交したいなんて思ってないのに 絶交階段に名前を書いたんだから…
  33. レナ: だけど、そんなことを知らないかえでは 素直に謝ってくれた
  34. レナ: いつもそう
  35. レナ: ケンカの原因はいつだってレナなのに かえではいつだってレナより先に謝って
  36. レナ: その度にレナは 素直じゃない自分が嫌で、恥ずかしかった
  37. レナ: だから、あのときのレナは いつも以上に自分がみじめで ももこにまでつらくあたってた…
  38. レナ: 自分に素直になれなくてみじめなのに 自分の気持ちを直視すればプライドが傷つく ほんと、レナって馬鹿みたいよね
  39.  
  40. FILENAME: text_313091-4.txt
  41. レナ: あの頃のレナもね、自分が悪いってわかってた
  42. レナ: ただ、意固地になって…何だかもう ひっこみがつかなくなってたんだと思う
  43. レナ: それだけ冷静じゃなかったのよね
  44. レナ: だってレナが悪いのに かえではレナがどれだけ怒っても 追いかけて、捕まえて、謝ってくれる
  45. レナ: それなのにレナは散々怒って 都市伝説を使ってまで絶交しようとする
  46. レナ: 本当は自分がしたかったことをかえでがして… 自分には素直になれずに心の中はあべこべで 冷静になれるはずなんてなかった
  47. レナ: でも、そうしてるうちに レナたちはうわさに巻き込まれた
  48. レナ: 絶交できる都市伝説が現実になるみたいに かえでが絶交階段にさらわれちゃったの
  49. レナ: それから かえでを見つけるためにみんなで捜した
  50. レナ: レナはどこかで、みんながレナのせいって 思ってるんじゃないかって勝手に考えてた
  51. レナ: 実際、レナが絶交階段に名前なんか 書かなかったら起きなかったことだし…
  52. レナ: それからかえでを捜す中で 謝ったら敵が出てくるかもって話になって レナがそれをすることになったの
  53. レナ: でも、あのときのレナは 簡単に仲直りしたいなんて言えなかった
  54. レナ: 言い過ぎたとは思ってたけど かえでがムカついたのも本当だったから
  55. レナ: …でも、だからって かえでが見つからなかったら レナが悪者だしって
  56. レナ: レナの心の中はグチャグチャで どれが自分の気持ちかわからないでいた
  57. レナ: でも、ひとつだけわかってたのは かえでにはいなくなって欲しくないってこと
  58. レナ: ほんと、面倒臭い奴だって自覚はあるの
  59. レナ: だから、こんなレナの友だちにしてごめんねって そう言ったら、そのうわさは姿を現した
  60. レナ: きっとこのとき、レナはやっと 自分の気持ちに素直になって レナの本音と向き合えたの
  61.  
  62. FILENAME: text_313092-1.txt
  63. レナ: 自分の気持ちはちょこっとだけ 見えるようになったレナだけど
  64. レナ: ただそれだけで、レナは他の人が どんな想いを持っているかまでは 全然見られてなかったの
  65. レナ: きっと、今までだって気づけるタイミングは いくつもあったはずなのに
  66. レナ: レナは、あんなことになってやっと 周りの抱えていたものに気づいたの
  67.  
  68. FILENAME: text_313092-2.txt
  69. レナには関係ないでしょ
  70.  
  71. FILENAME: text_313092-3.txt
  72. レナ: みんなの抱えてる想いに気づくまでには だいぶ時間がかかったわ
  73. レナ: たぶん、この間の話の続き かえでを助けるところから振り返った方が 遠回りだけどいいのかもしれない
  74. レナ: レナは自分の気持ちに気づいてから かえでを助けるために うわさの結界に入っていった
  75. レナ: だけど、レナは自分のもやもやした 気持ちに囚われて、うわさの中で動けずにいた
  76. レナ: そこで、現れたのはいつものかえでだった レナはかえでに助けられちゃったの
  77. レナ: あのときは、素直に謝るつもりだったのに かえでに助けられた恥ずかしさもあったせいか 結局、ツンツンしちゃったのよね
  78. レナ: でも、それでいいと思った
  79. レナ: 強がるレナを許してくれるかえでと それがムカつくけど嫌いにはなれないレナ
  80. レナ: かえでが無事だと安心して レナが無事だと安心してくれる
  81. レナ: なんかいびつだけど こんな関係がレナたちなんだって気づいたから
  82. レナ: 本当ならちゃんとかえでに これからも友だちでいたいって言いたかったけど
  83. レナ: 自分の本音がわかったことと 行動で示せるかは別の話
  84. レナ: そんな面倒臭いレナをかえではお見通しだから 向こうから友だちって言ってくれた
  85. レナ: それでもレナ、かえでには言ってやんなかったの
  86. レナ: レナたちはきっとさ、これからも こういう関係でいいって思ったから
  87. レナ: これで一区切り 丸く収まったって思ったけど
  88. レナ: レナの喜びを消すかのように それから少し経って かえでは急に姿を消しちゃったの
  89. レナ: このことが、レナが周りの抱える想いを 知ることになるきっかけだったの…
  90. レナ: レナは自分のことだけじゃなくて かえでのこともわかったような気でいたけど
  91. レナ: 本当は、そんなことあるわけなくて レナの勘違いだった
  92. レナ: レナ、かえでが何を抱えていたかなんて これっぽっちもわかってなかったのよ
  93.  
  94. FILENAME: text_313092-4.txt
  95. レナ: かえでが姿を見せなくなったとき はじめは、またレナが余計なことを言っちゃって かえでがへそを曲げてるだけだって思ってたの
  96. レナ: いま考えると、本当にお気楽だった
  97. レナ: レナの知らないところで、かえではひとりで あんな大きな苦しみを抱えてたっていうのに
  98. レナ: レナがあのとき 一緒に背負ってあげられてたらって 何度もそう思った
  99. レナ: かえでがいない不安を誤魔化すように その頃のレナは いろはとうわさについて調べてた
  100. レナ: そこで話したのは ひとりぼっちの最果てについて
  101. レナ: レナは、ただの噂って思ってたけど いろはのところには変なメールがいくつも来てて
  102. レナ: その中には、いろはが魔法少女だってことを 知ってるような内容もあった
  103. レナ: だから、いろはは そのうわさを調べることにしたみたい
  104. レナ: あとで聞いた話だと、いろはも うわさの件で大変な目に遭ってたらしいけど
  105. レナ: その頃のレナは、かえでのことでいっぱいで いろはの抱えてることとか そんなに考えられてなかったのかも
  106. レナ: それから、突然ももこに 話があるって雨の中呼びだされた
  107. レナ: 最初は、雨の中なんなの!なんて思ってたけど ももこの顔を見たら、そんなこと言えなくなった
  108. レナ: だって、ももこのあんな辛そうな顔 レナは見たことなかったし
  109. レナ: なぜか、ももこがこれからレナの知らないことを 抱えているものを話すような気がしたから
  110. レナ: ももこと一緒にかえでが現れて ほっとしたのも、ほんの一瞬
  111. レナ: レナの嫌な予感は当たっちゃって …レナは、ももこから「真実」を知らされたの
  112. レナ: そう、それが魔法少女の真実ってやつよ
  113. レナ: それは、すぐには信じられないような内容で 怒りも悲しみも追いつかないくらい衝撃的だった
  114. レナ: でも、何より信じたくなかったのは こんなことをももこもかえでも いままで抱えてきたっていうこと
  115. レナ: レナだけが知らずにいたのよ
  116. レナ: このとき、やっとふたりの抱えていた想いを… 魔法少女の真実を知ることができた
  117. レナ: それは遅すぎるくらいだったけど ここまで知れば何か変わるって あの頃のレナはどこかで信じてたように思う
  118. レナ: だけど、まだ足りなかったの レナが知らなくちゃいけないことは
  119.  
  120. FILENAME: text_313093-1.txt
  121. レナ: ふたりが抱えていた魔法少女の真実を知って 知らなかったことを知ったショックはあったけど どこかでレナは、安心してたのかもしれない
  122. レナ: これからはレナも、かえでやももこの想いを 一緒に背負っていけるって思ったから
  123. レナ: でも、それは甘い考えだった
  124. レナ: 悩みを共有して 自分のことも相手のことも気づけたけど
  125. レナ: それでもレナに見えてたものは、ほんの一部で まだまだ知らないことだらけだった
  126. レナ: …だから、あんなことになっちゃったの
  127. レナ: 今更、考えても仕方ないことだけど もっと知っていたら違う結果になったかも …なんて、たまに思っちゃうの
  128.  
  129. FILENAME: text_313093-2.txt
  130. レナはこんなの嫌
  131.  
  132. FILENAME: text_313093-3.txt
  133. レナ: 魔法少女の真実を知ったレナたちは かえでの紹介でマギウスの翼ってところに 入ることになったの
  134. レナ: そこは、異様な空気が漂っていて、 陰気な空気を出してる子たちが集まっていた
  135. レナ: あのとき、みんなは里見灯花っていう マギウスが話す解放に縋っていた
  136. レナ: 色んな人にレナの知らない想いがあるって 知った今なら理解はできるし 縋る気持ちもわかるけど
  137. レナ: それでも マギウスの翼がしてたことは間違ってたと思う
  138. レナ: 実際、レナは解放を胡散臭いと思ってたし その直感は当たってた…
  139. レナ: でも、あのときはドッペルがなかったら とっくに魔女化してたって思うと
  140. レナ: 解放を真正面から否定することもできなくて レナたちはマギウスの翼の 一員として過ごしていた
  141. レナ: だけど、最初に抱いた マギウスの翼への不信感は
  142. レナ: 次第に、レナの中で 確信の持てるものになっていった
  143. レナ: きっかけは、いくつもあったけど 決定打はかえでだった
  144. レナ: かえでは、ドッペルを何度も使ううちに どんどん体調が悪くなって
  145. レナ: おかしいって思ったレナは かえでを連れて逃げることを決めたの
  146. レナ: そういえば、途中で会ったいろはと一緒に 黒羽根がいたけど
  147. レナ: マギウスの翼に疑念を抱いていた羽根は レナたち以外にも、もしかしたらいたのかも…
  148. レナ: いまとなっては、もう確認できないけど
  149. レナ: それから、いろはたちと協力しながら フェントホープの中を進んでいったけど 急にかえでの様子がおかしくなって
  150. レナ: ドッペルを出したと思ったら そのまま飲み込まれちゃったの
  151. レナ: どうしたら…って一瞬弱気にもなったけど かえでを助けるのは、レナだから
  152. レナ: このときのレナは、もうかえでのことを 大事な友だちだってわかってたし 変に強がっちゃうこともあんまりなくなってた
  153. レナ: だから、いろはたちと力を合わせて かえでのドッペルを抑えたの
  154. レナ: だけど、かえでは元には戻らなかった
  155. レナ: なにが起きてるのか、レナには全然わからなくて ただ、怖かった
  156.  
  157. FILENAME: text_313093-4.txt
  158. レナ: 自分のことに気づいて かえでとももこのことも気づいて
  159. レナ: 少しずつ周りは見えてきたけど レナはいつだって遅すぎる この時だってそう
  160. レナ: いま考えるとね もっと早く色んなことに気づいて どうにかするべきだったのよ
  161. レナ: かえでの異変は知ってたし マギウスの翼に対する疑念だってあった
  162. レナ: なのに逃げることしかしなかったから あんなことになっちゃったんじゃないかって 何度もレナは、レナ自身を責めた
  163. レナ: ドッペルと融合したかえでを いろはたちと抑えることはできたけど
  164. レナ: かえでは、そのまま戻らなくなっちゃったの
  165. レナ: そこに現れたのがみたまさん
  166. レナ: みたまさんはそのまま、隔離だとか言って かえでを閉じ込めた
  167. レナ: 確かに、みたまさんがドッペルを危ないって そう言っていたことはあったけど こんなことになるなんて聞いてなかった
  168. レナ: みたまさんに問いただすももこの声を聞きながら レナはただ、変わり果てたかえでを見て どうしたらよかったんだろうなんて考えてた
  169. レナ: レナは、ここでもなんにも知らなかったから
  170. レナ: みたまさんは、かえでのことを 生きてるだけマシだなんて言ったけど
  171. レナ: 閉じ込められて、ただ死んでいないだけなんて こんなの、レナは嫌だった
  172. レナ: すぐケンカになって、またレナが悪者になっても それでもかまわないから レナは、かえでに戻って欲しかった
  173. レナ: かえでは、レナの友だちで、居場所だから
  174. レナ: あのときは、何も言ってくれなかった みたまさんに怒りが湧いたけど
  175. レナ: あとになってから、ドッペルを使うかえでを 止められなかったレナ自身への怒りも湧いてきた
  176. レナ: だって、ドッペル化のデメリットを知らずに ドッペルを使うかえでを止めなかったのは 確かにレナたちで
  177. レナ: 何度、かえでのドッペルに救われたかわからない
  178. レナ: でも…やっぱり今さらだけど思っちゃう
  179. レナ: …もしもドッペル化のデメリットを そのときからレナたちがちゃんと知っていたら…
  180. レナ: そうしたら、こんなことには ならずにすんでいたのかもしれないって…
  181. レナ: レナは、何も知らなかった
  182. レナ: 魔法少女のことだって ドッペルのことだってそうだけど
  183. レナ: お節介なももこが、どれだけ レナたちのことを考えてくれていたかだとか
  184. レナ: かえでがひとりで、どんなに苦しんだかとか そんな近くの仲間のことも…
  185. レナ: いまもまだ、知らないことばっかりだし 全部を知るなんて、きっとできない
  186. レナ: それでも、レナは大事なことを知ってる
  187. レナ: みんなが色んな想いを抱えていて 想い、想われて生きてることを
  188. レナ: レナは、もう前までのレナじゃない
  189. レナ: いままでのことは変えられないけど これからのことは、きっと変えていける
  190. レナ: レナのことを想ってくれる 大事な友だちと一緒に
Advertisement
Add Comment
Please, Sign In to add comment