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- 903101-010_homura [node 1]
- ほむら: はっ!
- ほむら: (日付は…)
- ほむら: (元に戻ってる!)
- ほむら: (やった…私、魔法で 時間を戻せたんだ!)
- ほむら: (ううん、でも… 喜んでる場合じゃない)
- ほむら: 伝えなきゃ…
- ほむら: みんなキュゥべえに騙されてる!
- 903101-030_homura [node 2]
- 医師: 検査、お疲れ様
- ほむら: は、はい
- 医師: 結果を持ってくるから 少し待っててくださいね
- ほむら: よし
- ほむら: (今の私は魔法少女で、心臓の 病気の症状が消えている)
- ほむら: (でも、急に健康体になると 体の異常を疑われる)
- ほむら: (少しでも早く 退院するためには…)
- ほむら: (検査の結果は、ほどほどに 悪くなければならない)
- ほむら: (だから私は…)
- カチッ
- ほむら: 時間を止めて 検査の数値を書き換える
- 903102-020_homura [node 3]
- ほむら: (書き換えた数値が変で 2日だけ予定は延びたけど)
- ほむら: (退院の許可は出たし、後は 早く鹿目さんと巴さんに…)
- ほむら: (と、その前に!)
- キュゥべえ: …………
- ほむら: …………
- キュゥべえ: やあ、暁美ほむら
- ほむら: …………
- キュゥべえ: おかしいな ボクの声が聞こえないのかい?
- キュゥべえ: それとも、聞こえないフリかな?
- ほむら: …………
- キュゥべえ: ボクはただ、キミに事情を 聞きたいだけなんだ
- キュゥべえ: どうやらキミは、イレギュラー 未契約の魔法少女みたいだ
- キュゥべえ: キミがいつ、どこで、誰と 契約をしたのか…
- キュゥべえ: ボクに教えてくれると うれしいんだけど…
- ほむら: …………
- ほむら: (絶対に、反応してやらない)
- ほむら: (鹿目さんは、魔女になった)
- ほむら: (キュゥべえは、魔法少女が 魔女になることを、隠してた)
- ほむら: (こいつには、心を許さない もう、絶対に!)
- 903102-030_mami [node 4]
- マミ: こんにちは
- まばゆ: ひえっ!?
- マミ: …………?
- まばゆ: い、い…いらっしゃい、マセ
- マミ: レモンケーキと、ザッハトルテを もらえるかしら
- まばゆ: か、かしこまりました…
- マミ: ふぅ…
- キュゥべえ: 彼女を知っているのかい?
- マミ: え…
- マミ: 愛生まばゆさんよね 私のクラスメイトの
- マミ: あまり話したことはないけれど
- マミ: 親族の家の手伝いをしているって 聞いたことはあるわ
- マミ: それがどうかしたの?
- キュゥべえ: おや、気付かなかったかい?
- キュゥべえ: 彼女はどうやら キミと同じ魔法少女のようだ
- マミ: え…彼女が魔法少女?
- キュゥべえ: でも不思議なことに ボクは彼女と契約した記憶がない
- キュゥべえ: 彼女はイレギュラーなんだ
- キュゥべえ: 実は、彼女の他にももう一人 イレギュラーがいるんだけど…
- キュゥべえ: 暁美ほむらは、ボクを意図的に 無視しているみたいだ
- キュゥべえ: もしかしたら 何かを企んでいるのかもしれない
- 903103-060_homura [node 5]
- ほむら: やっちゃった…
- ほむら: (ワルプルギスの夜の対策には 資料や武器を置く場所が必要)
- ほむら: (本当はいけないことだけど 町が壊されたら元も子もない)
- ほむら: (他に場所を思いつかなかったし 私の記憶が確かなら…)
- ほむら: (この部屋、今月ずっと 空きっぱなしになってたはず)
- ほむら: ひと月だけ、お借りします!
- 903104-030_homura [node 6]
- ほむら: どうしよう…
- ほむら: 私、失敗しちゃったかも…
- ほむら: キュゥべえは私たちを 騙してるって伝えられなかった
- ほむら: 巴さんは、今までずっと キュゥべえと一緒に活動してきた
- ほむら: だから、急に現れた私なんかより キュゥべえの言葉を信じるかも…
- ほむら: もし、巴さんが私を 敵だと認識したら?
- ほむら: 私から聞いた話を、キュゥべえに 伝えてしまったら?
- ほむら: …………
- ほむら: 巴さんは、魔法少女と 戦ったりも、する…
- ほむら: 前回は、佐倉さんと 仲違いしてたみたいだし…
- ほむら: せっかく、時間を 巻き戻すことができたのに…
- ほむら: ここまできて、失敗なんて 絶対にできないよ
- ほむら: でも…どうやったら 私を信じてもらえるの?
- ほむら: …………
- ほむら: 全然、いい考えが浮かばない
- ほむら: …とにかく自分にできる ことからはじめよう
- ほむら: もう一度時間が戻った時のために 準備しておいたんだから
- ほむら: キーワードは 「サンキュー、こい」
- 903105-010_homura [node 7]
- ほむら: (大丈夫…大丈夫…)
- ほむら: (私は別に、泥棒をしたり してるわけじゃないんだから…)
- ほむら: (ただ、前回の記憶を、ちょっと 利用してるだけ…)
- ほむら: すみません
- 店員: はい、いらっしゃい クジを買いに来たの?
- ほむら: これ…当選番号 3951ですよね
- ほむら: 一等が、当たった みたいなんですけど…
- 店員: あらまあ、すごいわね! おめでとう!
- ほむら: は、はい ありがとうございます
- 店員: お嬢ちゃん、中学生? 保護者に連絡取れるかしら?
- ほむら: いや、その…
- 店員: 賞金が50万円を超えると 銀行で本人確認が必要なの
- ほむら: え、本人確認…?
- 店員: ちょっと待っててね 今、パンフレットを…
- ほむら: あ、あの!じゃあ、結構です!
- 店員: ちょっと?お嬢ちゃん! どうしちゃったの?
- ほむら: (いやっ、ちょ、来ないでっ!)
- ほむら: (ズルをしちゃって ごめんなさい!)
- カチッ
- ほむら: (もっと別の方法で お金を手に入れないと…)
- 903106-010_homura [node 8]
- 早乙女先生: 皆さん、そろそろ学校に戻りますから
- 早乙女先生: 今のうちに、トイレは済ませておいて下さいね!
- さやか: あー、もうそんな時間か
- まどか: わたし、ちょっと行ってくるね
- さやか: あ、あたしも!
- 仁美: ふたりとも、遅れないように気をつけて下さいまし
- ほむら: (鹿目さんの話だと、彼女は工場見学で佐倉さんに会った)
- ほむら: (その時は、助けてもらえたって話してたけど…)
- ほむら: (万が一、鹿目さんと戦いが起こるようなことがあったら…)
- ほむら: …………
- ほむら: 追いかけよう
- 903106-010_mami [node 9]
- 先生: いいかみんな!10分後に この場所に集合だからな
- 先生: トイレなんかはちゃんと 済ませておくように!
- マミ: (ん…)
- マミ: (妙ね、この感覚は もしかして…)
- まばゆ: …………
- マミ: (!!)
- マミ: (だめ…彼女、結界の方に…)
- まばゆ: あ…あれ?
- まばゆ: なんか… 向こうから、気配が…
- まばゆ: 何かが…
- マミ: (仕方ないわ)
- マミ: (本当は、こんなことをしている 場合じゃないのだけれど…)
- マミ: (リボンを使って…)
- マミ: あ…あれ?
- マミ: まばゆさんが…消えた!?
- 杏子: おい、マミ
- 杏子: こんな所で何してるんだ?
- マミ: 佐倉さん!
- 903106-040_homura [node 10]
- マミ: 鹿目さんっ!
- まどか: マミさん…!
- マミ: 大丈夫だった? どこにもケガはない?
- まどか: はい、ほむらちゃんが 助けてくれたおかげで…
- まどか: ね、ほむらちゃん!
- まどか: あ…あれ ほむらちゃん?
- まどか: いなくなっちゃった…
- ほむら: (ごめんね、鹿目さん あなたは信じてくれたけど…)
- ほむら: (巴さんに信じてもらえる自信が 私にはまだ、持てないの…)
- 903110-005_homura [node 11]
- ほむら: (何も話せないまま 転入の日になっちゃった)
- ほむら: (鹿目さんと会えるのは うれしいけれど…)
- ほむら: (学校には、巴さんも いる…よね)
- ほむら: (キュゥべえが、私たちを 騙してる…)
- ほむら: (それを信じてもらうためには どうすればいいの?)
- エイミー: みゃーう
- ほむら: あっ
- エイミー: みゃーう
- ほむら: エイミー
- ほむら: (この世界でも、鹿目さんは エイミーを助けて魔法少女に…)
- ほむら: …うん
- ほむら: 自信はないけど…がんばらなきゃ
- 903110-035_homura [node 12]
- まどか: どうしたの、ほむらちゃん?
- ほむら: あ、あの…ね
- ほむら: 巴さんに、私の言葉を 信じてもらいたくて…
- ほむら: そのために、どうすればいいのか 色々考えたんだけれど…
- ほむら: 先に、私が知ってる魔女の 場所を伝えればいいのかなって
- まどか: あ!そっか!
- まどか: 過去の記憶がある ほむらちゃんなら…
- まどか: 魔女の被害を 先に食い止めることもできる
- ほむら: 今日は、これから夕方に 南の大橋を渡った所に出るから
- ほむら: 巴さんと一緒に 向かって欲しいの
- まどか: 通学路の途中だね わかった!
- まどか: ありがとう、ほむらちゃん!
- ほむら: (こうやって、町で起こる事件を 予防していれば…)
- ほむら: (予防して…いれ…ば…)
- ほむら: (あ、あれ…?)
- ほむら: (私、何か、忘れてる…?)
- さやか: そうかー、まさか謎の転校生に 浮気してただなんて…
- ほむら: あ…!
- ほむら: 美樹さやかさんが 前の周では、行方不明になって
- ほむら: あの日、ショッピングモールでは 強盗事件があったはず…
- ほむら: もしかしてそれも… 魔女の仕業なの?
- ほむら: …急がなきゃ!
- 903110-040_madoka [node 13]
- まどか: マミさん!
- マミ: 任せて
- マミ: ティロ・フィナーレ!
- まどか: やった…!
- まどか: 大変なことになる前に 倒せて良かったですね
- マミ: ええ、通学路だから 気付かなければ大変だったわ
- マミ: これも、鹿目さんがここに 導いてくれたおかげ
- まどか: そ、そんな…
- マミ: ところで鹿目さん、どうして 魔女がいる場所がわかったの?
- マミ: まるで、未来が予言できた みたいだったけど
- まどか: え、いや、それは…
- 903110-070_homura [node 14]
- ほむら: やった…
- ほむら: やった、やった、やった…!
- ほむら: 私、ひとりで、魔女を倒せた…
- ほむら: 美樹さんを助けて 未来を変えられたんだ…!
- ほむら: キュゥべえの 思い通りになんてさせない
- ほむら: 私、絶対、他の皆も… 鹿目さんも、救ってみせる!
- ほむら: …………うん
- ほむら: いつまでも、逃げてるわけには いかないよね
- ほむら: まだ、完全には信じて もらえないだろうけど…
- ほむら: 明日もう一度 巴さんに話してみよう
- 903114-010_sayaka [node 15]
- 仁美: おはようございます、さやかさん
- さやか: おはよう、仁美
- さやか: 今日、まどかは別登校だって
- 仁美: あらあら、本当に 暁美さんと急接近ですのね
- さやか: まあ、ね…
- 仁美: 元気出してくださいな
- 仁美: さやかさんには、親友の 私がいるじゃありませんか
- さやか: うん 仁美、ありがとう
- 仁美: …………
- さやか: ん…なに?
- 仁美: まともにそんな返答を するなんて…
- 仁美: さやかさん…やっぱり 様子がおかしいですわ!
- さやか: え、やだなあ そんなことないってば!
- キュゥべえ: やはり、契約を諦めたことを 後悔しているのかい?
- さやか: え…
- キュゥべえ: ボクとしては、今から契約を してもらってもかまわない
- キュゥべえ: いつでも歓迎するよ
- さやか: …………
- キュゥべえ: やっぱりキミも、魔女と戦うのが 怖いのかい?
- さやか: まあ…そういう理由も ないワケじゃないけどさ
- さやか: あたし、願い事を叶えてもらう ってのが、気に食わないんだ
- キュゥべえ: 欲しいものはないのかい?
- さやか: …まあ、なくはない、かな でも…でもね
- さやか: ズルしてそれを手に入れたら 自分を許せなくなると思う
- キュゥべえ: ? よくわからないな
- キュゥべえ: 欲求のために行動するのは 人間の基本的な性質だろう?
- さやか: うるさいな もう、この話は終わり
- さやか: あんたも二度と あたしに話しかけないで!
- キュゥべえ: わかったよ
- キュゥべえ: キミが親友のまどかと一緒に 活躍する所が見たかったけど…
- キュゥべえ: 残念だけど、仕方ないね
- さやか: …あのさ ちなみになんだけど
- さやか: まどかって、何を願って 魔法少女になったの?
- さやか: あの子の願い事って、なんだか 想像がつかなくてさ
- キュゥべえ: ネコだよ
- さやか: え
- キュゥべえ: 交通事故で命を失いかけた ネコを生き返らせようとした
- さやか: …………
- さやか: …嘘
- 仁美: …………?
- 仁美: どうかなさいましたか さやかさん?
- 仁美: 黙り込んだかと思ったら 急に顔色が…
- さやか: あ、いや…
- さやか: うん、なんでもないよ なんでも
- 903115-030_sayaka [node 16]
- さやか: …………
- さやか: あたしって、嫌な子だ
- キュゥべえ: …………
- さやか: あんた…また来たの? 来ないでって言ったのに
- キュゥべえ: 話しかけるなとは言われたけど 近づくなとは言われていないね
- さやか: はぁ…あんたらしいわ
- キュゥべえ: 何かあったのかい?
- さやか: 何にもないよ
- さやか: あたしは、何にもしてない 何にもできない
- キュゥべえ: …どういう意味かな?
- さやか: 別に ただちょっと…
- さやか: まどかが、眩しくなっただけだよ
- 903116-015_sayaka [node 17]
- 恭介: 動かないんだ
- 恭介: もう痛みさえ感じない こんな手なんて…
- さやか: 大丈夫だよ きっと何とかなるよ
- さやか: 諦めなければきっといつか…
- 恭介: 諦めろって言われたのさ
- 恭介: もう演奏は諦めろってさ 先生から直々に言われたよ
- 恭介: 今の医学じゃ無理だって
- 恭介: 僕の手はもう二度と動かない
- 恭介: 奇跡か魔法でもない限り 治らない…
- さやか: あるよ!
- 恭介: え?
- さやか: 奇跡も魔法もあるんだよ
- キュゥべえ: …………
- 903116-017_sayaka [node 18]
- キュゥべえ: 気が変わったのかい?
- さやか: …そんなの、あんたに何の関係があるの?
- さやか: いいから早く、契約して
- さやか: (もう、悩むのはやめた)
- さやか: (目の前で、奇跡を必要としている人がいて…)
- さやか: (あたしにはその奇跡を起こす力がある)
- さやか: (だったら…)
- さやか: お願い
- キュゥべえ: わかったよ、契約は成立だ
- キュゥべえ: さあ受け取るといい
- キュゥべえ: それがキミの運命だ
- 903119-020_sayaka [node 19]
- さやか: (意地を張ってるわけじゃ ないけどさ)
- さやか: (あの転校生と一緒に動くのも なんか気まずいんだよなあ)
- さやか: (大体、時間を戻せること なんで隠してたワケ?)
- さやか: (やっぱり暁美ほむらは 信頼できない)
- さやか: (あんなのを信じるなんて まどかも人が良すぎでしょ)
- さやか: …はぁ
- さやか: (ともあれ、早く仁美を お見舞いして…)
- さやか: ん?
- さやか: (確か、この部屋だよね)
- さやか: (いない…検査かな?)
- さやか: (ま、いいや)
- さやか: (それじゃ先に 恭介のところに…)
- さやか: (あ…あれ?)
- さやか: (なんで仁美が、恭介の 病室の前に…?)
- トントントン
- 仁美: あ、あの…
- 恭介: あ…志筑さん どうしたの?
- 仁美: ええと、実は…
- 仁美: お見舞いで、ケーキを いただいてしまって…
- 仁美: でも、ひとりだとちょっと 量が多いので…
- 仁美: もしよろしかったら 一緒にいかがでしょうか?
- 恭介: え…いいの?
- 仁美: もちろんです!
- 恭介: ありがとう、いただくよ そうだ、冷蔵庫にお茶が…
- さやか: (そ、そっか…)
- さやか: (同じ病院だもんね そりゃお話くらいするよね)
- さやか: (っていうか…なんであたし こんなノゾキみたいなこと…)
- 仁美: 上条くんは、明日 退院なんですよね
- 恭介: うん、調子もとても良くてね お医者さんも驚いていたよ
- 恭介: 時間を持て余していたから 志筑さんが来てくれて助かったよ
- 仁美: わ、私も…
- 仁美: 私も、入院で心細かったので… 上条くんのおかげで助かりました
- 恭介: え?僕は何も…
- 仁美: いてくれただけで、いいんです
- 仁美: 私…一度、ずっと、ちゃんと お話したいって思ってましたから
- さやか: …………
- さやか: (今日は…帰ろう)
- 903119-030_mami [node 20]
- マミ: (暁美さんは、キュゥべえが 私たちを騙していると言った)
- マミ: (魔法少女が、魔女になる)
- マミ: (私は今まで、そんな場所に 居合わせたことはない)
- マミ: (もしそんなことを知っていれば 私は誰も魔女に勧誘しない)
- マミ: …………
- マミ: (可能性は…ないとは言えない)
- マミ: (でも、正しいと言う証拠も まだ存在しているわけじゃ…)
- キュゥべえ: マミ
- マミ: あ…
- キュゥべえ: 何を考え込んでいるんだい?
- マミ: いえ、大丈夫よ
- マミ: …それよりキュゥべえ 何か話があるんじゃない?
- キュゥべえ: 昨日、ほむらに呼び出されて 何を言われたんだい?
- マミ: …………
- マミ: (キュゥべえはたぶん 嘘をつかないわね)
- マミ: (暁美さんの言葉が正しくても 騙している意識さえない)
- マミ: (だから、質問すれば きっと真実が手に入る)
- マミ: (それはわかっているけど…)
- マミ: 皆で協力して、魔女と 戦えないかっていう、相談
- マミ: 私としても、できることなら そうしたいわ
- キュゥべえ: なるほどね
- キュゥべえ: いかにもなりたての魔法少女が 考えそうなことだ
- キュゥべえ: 暁美ほむらは、契約してそう 時間が経っていないんだろうね
- マミ: ええ、その可能性は 多いにあると思うわ
- マミ: (私は…)
- マミ: (キュゥべえに、真実を 訊ねることができなかった)
- 903120-010_mami [node 21]
- さやか: …………
- さやか: 「退院、おめでとう」
- さやか: …なんで、言えないんだ、あたし
- マミ: 美樹さん…?
- さやか: あ…マミさん
- マミ: こんな所で何してるの?
- さやか: えっと、なんていうか、その…
- さやか: 黄昏れてました
- マミ: そう…
- マミ: 魔法少女になって、色んなことが 変わったものね
- マミ: 一度ゆっくり考えを 整理することも必要だわ
- さやか: あの…
- さやか: まどかは、ネコを救うために 契約したって言ってましたよね
- マミ: ええ、彼女らしいわよね
- さやか: マミさんは、なんのために 契約したんですか?
- マミ: 交通事故よ
- さやか: 交通事故…
- マミ: 命に関わるケガで、このままじゃ 死ぬのはわかりきっていたから
- マミ: 選択の余地も 考える余裕もなかったわ
- マミ: 目の前に現れたキュゥべえに 縋っただけ
- さやか: そうだったんですか…
- マミ: 魔法少女になって ちょっと驚いたんだけど…
- マミ: 誰かのために祈る人は 意外と多いのよね
- さやか: 誰かのために…?
- マミ: 自分の願いを叶えることよりも 誰かの願いを叶えてあげたい…
- マミ: 純粋な願いを叶えることは 誰にも止められない
- マミ: 私、誰かのために願える人が 少し、羨ましいのかもね
- さやか: 純粋な願いだなんて、そんな…
- マミ: もちろん私も、自分の契約を 後悔なんてしていないわ
- マミ: でも…自分が願いを 叶えてもらったぶん…
- マミ: 私以外の誰かの願いを 叶えてあげたい…
- マミ: それが、私の戦う理由かも しれないわね
- さやか: マミさん…
- マミ: あ、そういえば、美樹さん あなたの願い事って…
- さやか: えと、あはははは…
- さやか: ごめんなさい その話は、また後日!
- 903121-010_kyoko [node 22]
- 杏子: その時心に誓ったんだよ
- 杏子: もう二度と他人のために魔法を 使ったりしない
- 杏子: この力は全て自分のためだけに 使い切るって
- 杏子: 奇跡ってのはタダじゃないんだ
- 杏子: 希望を祈ればそれと同じ分だけの 絶望がまき散らされる
- 杏子: そうやって差し引きを ゼロにして…
- 杏子: 世の中のバランスは 成り立ってるんだよ
- さやか: …………はっ
- 杏子: 何がおかしい?
- さやか: ずいぶんと自分勝手な 解釈だなって笑えてさ
- 杏子: なんだと…?
- さやか: 差し引きがゼロ? 冗談じゃない
- さやか: それ、あんたが自分の願いの 意味を知らなかっただけでしょ?
- 杏子: てめぇ…
- さやか: あたしは、自分が何をしたか 知ってる
- さやか: 誰よりもわかってる
- さやか: あたしは自分の願い事で 大切な人を幸せにした
- さやか: あたしにしか、あいつを 幸せにはできなかった
- さやか: 差し引きゼロ?そんなわけない
- さやか: あたしは奇跡で、ちゃんと 他の誰かを幸せにした
- さやか: あたしの魔法は正義のためにある 誰かの夢を叶えるためにある!
- 杏子: おまえ…
- 杏子: だったらなんで 泣きそうなんだ?
- さやか: っ!
- さやか: あたしは…後悔なんてしてない!
- 杏子: おい、待てよさやか! 待ちやがれって!!
- 903121-020_sayaka [node 23]
- さやか: 見つけたッ!!
- さやか: でやああッ!!
- さやか: だあッ!!
- さやか: まだまだッ!!
- さやか: (後悔なんてしてない)
- さやか: (あたしは、誰かを幸せにする ために奇跡を祈ったんだから!)
- さやか: あたしの想いなんて、全ッ然 どうだって、良いんだああッ!!
- さやか: はぁ…はぁ…はぁ…
- さやか: …………
- さやか: …次、行こう
- 903122-070_sayaka [node 24]
- さやか: 転校生の言うとおり 騙してたのね、あたしたちを
- キュゥべえ: ボクは魔法少女になってくれって きちんとお願いしたはずだよ
- キュゥべえ: 実際の姿がどういうものか 説明を省略したけど
- さやか: なんで教えなかったの?
- キュゥべえ: 訊かれなかったからさ
- キュゥべえ: 知らなければ知らないままで 何の不都合もないからね
- さやか: 不都合だらけよ
- さやか: 知らないせいで 無駄に苦しんじゃったじゃない
- さやか: この体は、もう人間の ものとは違う
- さやか: 人としての幸せはない
- さやか: だったらあたし 迷う必要なんてなかったんだ
- キュゥべえ: さやか?
- さやか: 心配なんて、要らないよ
- さやか: あたしは正義の味方
- さやか: それ以外には、もう なれないんだから
- 903123-045_kyoko [node 25]
- 杏子: やっと見つけた
- さやか: …………
- 杏子: あんたさ、いつまで 強情張ってるわけ
- 杏子: 自分の実力を見誤って 生き延びられるほど甘くない
- さやか: 別にいいよ
- さやか: あたしの目的は 生き延びることじゃない
- さやか: この身が滅んだって構わない
- さやか: 甘っちょろい意識で 契約したわけじゃないからさ
- 杏子: あたしはあたしのために 魔法を使う
- 杏子: だから、今日ここで死んでも そりゃ自業自得ってヤツさ
- 杏子: でも…あんたは、誰かのために 魔法を使うんだろう?
- さやか: は?だから何…
- まどか: さやかちゃん!
- マミ: 美樹さん!
- ほむら: こ、ここにいたんですか…?
- さやか: な…
- さやか: 杏子、あんたが呼んだの?
- 杏子: 正義の味方が誰かのために 戦うなら…
- 杏子: あんたのために戦う 仲間だっている
- 杏子: 自分を粗末にするんじゃねぇよ
- さやか: …………
- まどか: さやかちゃん 心配、したんだよ
- まどか: ひとりでたくさん 魔女と戦ったんだよね
- まどか: わたしたちも一緒にがんばるから このグリーフシードで…
- さやか: ッ!!
- パシッ
- まどか: ぁっ…
- さやか: やめてよ
- さやか: あたし…そんなの、もらえない
- まどか: ごめんね、さやかちゃん
- まどか: ずっと、そばにいたのに 悩みがわからなくて…
- まどか: だから…もっといっぱい お話しよう?
- まどか: みんなで一緒に、正義の味方 がんばろう?
- まどか: どんなことだって、皆で話せば きっとうまく行く方法が…
- さやか: まどかは、優しいよね
- さやか: 優しくて…優しすぎて…
- さやか: あたしなんかとは、大違いだ
- まどか: さやかちゃん…?
- さやか: ごめんね、まどか
- さやか: あたし、やっぱり あなたやマミさんみたいな…
- さやか: 正義の味方には、なれないんだ
- まどか: さやかちゃん!?
- ほむら: ああっ、だめ…!
- 杏子: お、おい!これは…
- マミ: 嘘…
- マミ: 本当に…魔法少女が、魔女に…!?
- 903124-040_homura [node 26]
- ほむら: …………
- ほむら: だめだ…
- ほむら: 私と鹿目さんだけだと 全然うまく戦えない
- ほむら: 前の経験で、ずっとうまく戦える ようにはなってるけれど…
- ほむら: でも、これじゃまだ 全然足りない
- ほむら: もっと、グリーフシードを 集めなきゃ、勝てない…
- ほむら: また、ワルプルギスの夜に 負けて…超えられない…
- ほむら: 佐倉さんが言ったみたいに 使い魔を無視する…?
- ほむら: そんなの…いや、でも…
- ほむら: 他に何か、方法が…あるの?
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