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scene0 Film.2 Side Story JP Text

Oct 8th, 2023
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  1. 903101-010_homura [node 1]
  2. ほむら: はっ!
  3. ほむら: (日付は…)
  4. ほむら: (元に戻ってる!)
  5. ほむら: (やった…私、魔法で 時間を戻せたんだ!)
  6. ほむら: (ううん、でも… 喜んでる場合じゃない)
  7. ほむら: 伝えなきゃ…
  8. ほむら: みんなキュゥべえに騙されてる!
  9.  
  10. 903101-030_homura [node 2]
  11. 医師: 検査、お疲れ様
  12. ほむら: は、はい
  13. 医師: 結果を持ってくるから 少し待っててくださいね
  14. ほむら: よし
  15. ほむら: (今の私は魔法少女で、心臓の 病気の症状が消えている)
  16. ほむら: (でも、急に健康体になると 体の異常を疑われる)
  17. ほむら: (少しでも早く 退院するためには…)
  18. ほむら: (検査の結果は、ほどほどに 悪くなければならない)
  19. ほむら: (だから私は…)
  20. カチッ
  21. ほむら: 時間を止めて 検査の数値を書き換える
  22.  
  23. 903102-020_homura [node 3]
  24. ほむら: (書き換えた数値が変で 2日だけ予定は延びたけど)
  25. ほむら: (退院の許可は出たし、後は 早く鹿目さんと巴さんに…)
  26. ほむら: (と、その前に!)
  27. キュゥべえ: …………
  28. ほむら: …………
  29. キュゥべえ: やあ、暁美ほむら
  30. ほむら: …………
  31. キュゥべえ: おかしいな ボクの声が聞こえないのかい?
  32. キュゥべえ: それとも、聞こえないフリかな?
  33. ほむら: …………
  34. キュゥべえ: ボクはただ、キミに事情を 聞きたいだけなんだ
  35. キュゥべえ: どうやらキミは、イレギュラー 未契約の魔法少女みたいだ
  36. キュゥべえ: キミがいつ、どこで、誰と 契約をしたのか…
  37. キュゥべえ: ボクに教えてくれると うれしいんだけど…
  38. ほむら: …………
  39. ほむら: (絶対に、反応してやらない)
  40. ほむら: (鹿目さんは、魔女になった)
  41. ほむら: (キュゥべえは、魔法少女が 魔女になることを、隠してた)
  42. ほむら: (こいつには、心を許さない もう、絶対に!)
  43.  
  44. 903102-030_mami [node 4]
  45. マミ: こんにちは
  46. まばゆ: ひえっ!?
  47. マミ: …………?
  48. まばゆ: い、い…いらっしゃい、マセ
  49. マミ: レモンケーキと、ザッハトルテを もらえるかしら
  50. まばゆ: か、かしこまりました…
  51. マミ: ふぅ…
  52. キュゥべえ: 彼女を知っているのかい?
  53. マミ: え…
  54. マミ: 愛生まばゆさんよね 私のクラスメイトの
  55. マミ: あまり話したことはないけれど
  56. マミ: 親族の家の手伝いをしているって 聞いたことはあるわ
  57. マミ: それがどうかしたの?
  58. キュゥべえ: おや、気付かなかったかい?
  59. キュゥべえ: 彼女はどうやら キミと同じ魔法少女のようだ
  60. マミ: え…彼女が魔法少女?
  61. キュゥべえ: でも不思議なことに ボクは彼女と契約した記憶がない
  62. キュゥべえ: 彼女はイレギュラーなんだ
  63. キュゥべえ: 実は、彼女の他にももう一人 イレギュラーがいるんだけど…
  64. キュゥべえ: 暁美ほむらは、ボクを意図的に 無視しているみたいだ
  65. キュゥべえ: もしかしたら 何かを企んでいるのかもしれない
  66.  
  67. 903103-060_homura [node 5]
  68. ほむら: やっちゃった…
  69. ほむら: (ワルプルギスの夜の対策には 資料や武器を置く場所が必要)
  70. ほむら: (本当はいけないことだけど 町が壊されたら元も子もない)
  71. ほむら: (他に場所を思いつかなかったし 私の記憶が確かなら…)
  72. ほむら: (この部屋、今月ずっと 空きっぱなしになってたはず)
  73. ほむら: ひと月だけ、お借りします!
  74.  
  75. 903104-030_homura [node 6]
  76. ほむら: どうしよう…
  77. ほむら: 私、失敗しちゃったかも…
  78. ほむら: キュゥべえは私たちを 騙してるって伝えられなかった
  79. ほむら: 巴さんは、今までずっと キュゥべえと一緒に活動してきた
  80. ほむら: だから、急に現れた私なんかより キュゥべえの言葉を信じるかも…
  81. ほむら: もし、巴さんが私を 敵だと認識したら?
  82. ほむら: 私から聞いた話を、キュゥべえに 伝えてしまったら?
  83. ほむら: …………
  84. ほむら: 巴さんは、魔法少女と 戦ったりも、する…
  85. ほむら: 前回は、佐倉さんと 仲違いしてたみたいだし…
  86. ほむら: せっかく、時間を 巻き戻すことができたのに…
  87. ほむら: ここまできて、失敗なんて 絶対にできないよ
  88. ほむら: でも…どうやったら 私を信じてもらえるの?
  89. ほむら: …………
  90. ほむら: 全然、いい考えが浮かばない
  91. ほむら: …とにかく自分にできる ことからはじめよう
  92. ほむら: もう一度時間が戻った時のために 準備しておいたんだから
  93. ほむら: キーワードは 「サンキュー、こい」
  94.  
  95. 903105-010_homura [node 7]
  96. ほむら: (大丈夫…大丈夫…)
  97. ほむら: (私は別に、泥棒をしたり してるわけじゃないんだから…)
  98. ほむら: (ただ、前回の記憶を、ちょっと 利用してるだけ…)
  99. ほむら: すみません
  100. 店員: はい、いらっしゃい クジを買いに来たの?
  101. ほむら: これ…当選番号 3951ですよね
  102. ほむら: 一等が、当たった みたいなんですけど…
  103. 店員: あらまあ、すごいわね! おめでとう!
  104. ほむら: は、はい ありがとうございます
  105. 店員: お嬢ちゃん、中学生? 保護者に連絡取れるかしら?
  106. ほむら: いや、その…
  107. 店員: 賞金が50万円を超えると 銀行で本人確認が必要なの
  108. ほむら: え、本人確認…?
  109. 店員: ちょっと待っててね 今、パンフレットを…
  110. ほむら: あ、あの!じゃあ、結構です!
  111. 店員: ちょっと?お嬢ちゃん! どうしちゃったの?
  112. ほむら: (いやっ、ちょ、来ないでっ!)
  113. ほむら: (ズルをしちゃって ごめんなさい!)
  114. カチッ
  115. ほむら: (もっと別の方法で お金を手に入れないと…)
  116.  
  117. 903106-010_homura [node 8]
  118. 早乙女先生: 皆さん、そろそろ学校に戻りますから
  119. 早乙女先生: 今のうちに、トイレは済ませておいて下さいね!
  120. さやか: あー、もうそんな時間か
  121. まどか: わたし、ちょっと行ってくるね
  122. さやか: あ、あたしも!
  123. 仁美: ふたりとも、遅れないように気をつけて下さいまし
  124. ほむら: (鹿目さんの話だと、彼女は工場見学で佐倉さんに会った)
  125. ほむら: (その時は、助けてもらえたって話してたけど…)
  126. ほむら: (万が一、鹿目さんと戦いが起こるようなことがあったら…)
  127. ほむら: …………
  128. ほむら: 追いかけよう
  129.  
  130. 903106-010_mami [node 9]
  131. 先生: いいかみんな!10分後に この場所に集合だからな
  132. 先生: トイレなんかはちゃんと 済ませておくように!
  133. マミ: (ん…)
  134. マミ: (妙ね、この感覚は もしかして…)
  135. まばゆ: …………
  136. マミ: (!!)
  137. マミ: (だめ…彼女、結界の方に…)
  138. まばゆ: あ…あれ?
  139. まばゆ: なんか… 向こうから、気配が…
  140. まばゆ: 何かが…
  141. マミ: (仕方ないわ)
  142. マミ: (本当は、こんなことをしている 場合じゃないのだけれど…)
  143. マミ: (リボンを使って…)
  144. マミ: あ…あれ?
  145. マミ: まばゆさんが…消えた!?
  146. 杏子: おい、マミ
  147. 杏子: こんな所で何してるんだ?
  148. マミ: 佐倉さん!
  149.  
  150. 903106-040_homura [node 10]
  151. マミ: 鹿目さんっ!
  152. まどか: マミさん…!
  153. マミ: 大丈夫だった? どこにもケガはない?
  154. まどか: はい、ほむらちゃんが 助けてくれたおかげで…
  155. まどか: ね、ほむらちゃん!
  156. まどか: あ…あれ ほむらちゃん?
  157. まどか: いなくなっちゃった…
  158. ほむら: (ごめんね、鹿目さん あなたは信じてくれたけど…)
  159. ほむら: (巴さんに信じてもらえる自信が 私にはまだ、持てないの…)
  160.  
  161. 903110-005_homura [node 11]
  162. ほむら: (何も話せないまま 転入の日になっちゃった)
  163. ほむら: (鹿目さんと会えるのは うれしいけれど…)
  164. ほむら: (学校には、巴さんも いる…よね)
  165. ほむら: (キュゥべえが、私たちを 騙してる…)
  166. ほむら: (それを信じてもらうためには どうすればいいの?)
  167. エイミー: みゃーう
  168. ほむら: あっ
  169. エイミー: みゃーう
  170. ほむら: エイミー
  171. ほむら: (この世界でも、鹿目さんは エイミーを助けて魔法少女に…)
  172. ほむら: …うん
  173. ほむら: 自信はないけど…がんばらなきゃ
  174.  
  175. 903110-035_homura [node 12]
  176. まどか: どうしたの、ほむらちゃん?
  177. ほむら: あ、あの…ね
  178. ほむら: 巴さんに、私の言葉を 信じてもらいたくて…
  179. ほむら: そのために、どうすればいいのか 色々考えたんだけれど…
  180. ほむら: 先に、私が知ってる魔女の 場所を伝えればいいのかなって
  181. まどか: あ!そっか!
  182. まどか: 過去の記憶がある ほむらちゃんなら…
  183. まどか: 魔女の被害を 先に食い止めることもできる
  184. ほむら: 今日は、これから夕方に 南の大橋を渡った所に出るから
  185. ほむら: 巴さんと一緒に 向かって欲しいの
  186. まどか: 通学路の途中だね わかった!
  187. まどか: ありがとう、ほむらちゃん!
  188. ほむら: (こうやって、町で起こる事件を 予防していれば…)
  189. ほむら: (予防して…いれ…ば…)
  190. ほむら: (あ、あれ…?)
  191. ほむら: (私、何か、忘れてる…?)
  192. さやか: そうかー、まさか謎の転校生に 浮気してただなんて…
  193. ほむら: あ…!
  194. ほむら: 美樹さやかさんが 前の周では、行方不明になって
  195. ほむら: あの日、ショッピングモールでは 強盗事件があったはず…
  196. ほむら: もしかしてそれも… 魔女の仕業なの?
  197. ほむら: …急がなきゃ!
  198.  
  199. 903110-040_madoka [node 13]
  200. まどか: マミさん!
  201. マミ: 任せて
  202. マミ: ティロ・フィナーレ!
  203. まどか: やった…!
  204. まどか: 大変なことになる前に 倒せて良かったですね
  205. マミ: ええ、通学路だから 気付かなければ大変だったわ
  206. マミ: これも、鹿目さんがここに 導いてくれたおかげ
  207. まどか: そ、そんな…
  208. マミ: ところで鹿目さん、どうして 魔女がいる場所がわかったの?
  209. マミ: まるで、未来が予言できた みたいだったけど
  210. まどか: え、いや、それは…
  211.  
  212. 903110-070_homura [node 14]
  213. ほむら: やった…
  214. ほむら: やった、やった、やった…!
  215. ほむら: 私、ひとりで、魔女を倒せた…
  216. ほむら: 美樹さんを助けて 未来を変えられたんだ…!
  217. ほむら: キュゥべえの 思い通りになんてさせない
  218. ほむら: 私、絶対、他の皆も… 鹿目さんも、救ってみせる!
  219. ほむら: …………うん
  220. ほむら: いつまでも、逃げてるわけには いかないよね
  221. ほむら: まだ、完全には信じて もらえないだろうけど…
  222. ほむら: 明日もう一度 巴さんに話してみよう
  223.  
  224. 903114-010_sayaka [node 15]
  225. 仁美: おはようございます、さやかさん
  226. さやか: おはよう、仁美
  227. さやか: 今日、まどかは別登校だって
  228. 仁美: あらあら、本当に 暁美さんと急接近ですのね
  229. さやか: まあ、ね…
  230. 仁美: 元気出してくださいな
  231. 仁美: さやかさんには、親友の 私がいるじゃありませんか
  232. さやか: うん 仁美、ありがとう
  233. 仁美: …………
  234. さやか: ん…なに?
  235. 仁美: まともにそんな返答を するなんて…
  236. 仁美: さやかさん…やっぱり 様子がおかしいですわ!
  237. さやか: え、やだなあ そんなことないってば!
  238. キュゥべえ: やはり、契約を諦めたことを 後悔しているのかい?
  239. さやか: え…
  240. キュゥべえ: ボクとしては、今から契約を してもらってもかまわない
  241. キュゥべえ: いつでも歓迎するよ
  242. さやか: …………
  243. キュゥべえ: やっぱりキミも、魔女と戦うのが 怖いのかい?
  244. さやか: まあ…そういう理由も ないワケじゃないけどさ
  245. さやか: あたし、願い事を叶えてもらう ってのが、気に食わないんだ
  246. キュゥべえ: 欲しいものはないのかい?
  247. さやか: …まあ、なくはない、かな でも…でもね
  248. さやか: ズルしてそれを手に入れたら 自分を許せなくなると思う
  249. キュゥべえ: ? よくわからないな
  250. キュゥべえ: 欲求のために行動するのは 人間の基本的な性質だろう?
  251. さやか: うるさいな もう、この話は終わり
  252. さやか: あんたも二度と あたしに話しかけないで!
  253. キュゥべえ: わかったよ
  254. キュゥべえ: キミが親友のまどかと一緒に 活躍する所が見たかったけど…
  255. キュゥべえ: 残念だけど、仕方ないね
  256. さやか: …あのさ ちなみになんだけど
  257. さやか: まどかって、何を願って 魔法少女になったの?
  258. さやか: あの子の願い事って、なんだか 想像がつかなくてさ
  259. キュゥべえ: ネコだよ
  260. さやか: え
  261. キュゥべえ: 交通事故で命を失いかけた ネコを生き返らせようとした
  262. さやか: …………
  263. さやか: …嘘
  264. 仁美: …………?
  265. 仁美: どうかなさいましたか さやかさん?
  266. 仁美: 黙り込んだかと思ったら 急に顔色が…
  267. さやか: あ、いや…
  268. さやか: うん、なんでもないよ なんでも
  269.  
  270. 903115-030_sayaka [node 16]
  271. さやか: …………
  272. さやか: あたしって、嫌な子だ
  273. キュゥべえ: …………
  274. さやか: あんた…また来たの? 来ないでって言ったのに
  275. キュゥべえ: 話しかけるなとは言われたけど 近づくなとは言われていないね
  276. さやか: はぁ…あんたらしいわ
  277. キュゥべえ: 何かあったのかい?
  278. さやか: 何にもないよ
  279. さやか: あたしは、何にもしてない 何にもできない
  280. キュゥべえ: …どういう意味かな?
  281. さやか: 別に ただちょっと…
  282. さやか: まどかが、眩しくなっただけだよ
  283.  
  284. 903116-015_sayaka [node 17]
  285. 恭介: 動かないんだ
  286. 恭介: もう痛みさえ感じない こんな手なんて…
  287. さやか: 大丈夫だよ きっと何とかなるよ
  288. さやか: 諦めなければきっといつか…
  289. 恭介: 諦めろって言われたのさ
  290. 恭介: もう演奏は諦めろってさ 先生から直々に言われたよ
  291. 恭介: 今の医学じゃ無理だって
  292. 恭介: 僕の手はもう二度と動かない
  293. 恭介: 奇跡か魔法でもない限り 治らない…
  294. さやか: あるよ!
  295. 恭介: え?
  296. さやか: 奇跡も魔法もあるんだよ
  297. キュゥべえ: …………
  298.  
  299. 903116-017_sayaka [node 18]
  300. キュゥべえ: 気が変わったのかい?
  301. さやか: …そんなの、あんたに何の関係があるの?
  302. さやか: いいから早く、契約して
  303. さやか: (もう、悩むのはやめた)
  304. さやか: (目の前で、奇跡を必要としている人がいて…)
  305. さやか: (あたしにはその奇跡を起こす力がある)
  306. さやか: (だったら…)
  307. さやか: お願い
  308. キュゥべえ: わかったよ、契約は成立だ
  309. キュゥべえ: さあ受け取るといい
  310. キュゥべえ: それがキミの運命だ
  311.  
  312. 903119-020_sayaka [node 19]
  313. さやか: (意地を張ってるわけじゃ ないけどさ)
  314. さやか: (あの転校生と一緒に動くのも なんか気まずいんだよなあ)
  315. さやか: (大体、時間を戻せること なんで隠してたワケ?)
  316. さやか: (やっぱり暁美ほむらは 信頼できない)
  317. さやか: (あんなのを信じるなんて まどかも人が良すぎでしょ)
  318. さやか: …はぁ
  319. さやか: (ともあれ、早く仁美を お見舞いして…)
  320. さやか: ん?
  321. さやか: (確か、この部屋だよね)
  322. さやか: (いない…検査かな?)
  323. さやか: (ま、いいや)
  324. さやか: (それじゃ先に 恭介のところに…)
  325. さやか: (あ…あれ?)
  326. さやか: (なんで仁美が、恭介の 病室の前に…?)
  327. トントントン
  328. 仁美: あ、あの…
  329. 恭介: あ…志筑さん どうしたの?
  330. 仁美: ええと、実は…
  331. 仁美: お見舞いで、ケーキを いただいてしまって…
  332. 仁美: でも、ひとりだとちょっと 量が多いので…
  333. 仁美: もしよろしかったら 一緒にいかがでしょうか?
  334. 恭介: え…いいの?
  335. 仁美: もちろんです!
  336. 恭介: ありがとう、いただくよ そうだ、冷蔵庫にお茶が…
  337. さやか: (そ、そっか…)
  338. さやか: (同じ病院だもんね そりゃお話くらいするよね)
  339. さやか: (っていうか…なんであたし こんなノゾキみたいなこと…)
  340. 仁美: 上条くんは、明日 退院なんですよね
  341. 恭介: うん、調子もとても良くてね お医者さんも驚いていたよ
  342. 恭介: 時間を持て余していたから 志筑さんが来てくれて助かったよ
  343. 仁美: わ、私も…
  344. 仁美: 私も、入院で心細かったので… 上条くんのおかげで助かりました
  345. 恭介: え?僕は何も…
  346. 仁美: いてくれただけで、いいんです
  347. 仁美: 私…一度、ずっと、ちゃんと お話したいって思ってましたから
  348. さやか: …………
  349. さやか: (今日は…帰ろう)
  350.  
  351. 903119-030_mami [node 20]
  352. マミ: (暁美さんは、キュゥべえが 私たちを騙していると言った)
  353. マミ: (魔法少女が、魔女になる)
  354. マミ: (私は今まで、そんな場所に 居合わせたことはない)
  355. マミ: (もしそんなことを知っていれば 私は誰も魔女に勧誘しない)
  356. マミ: …………
  357. マミ: (可能性は…ないとは言えない)
  358. マミ: (でも、正しいと言う証拠も まだ存在しているわけじゃ…)
  359. キュゥべえ: マミ
  360. マミ: あ…
  361. キュゥべえ: 何を考え込んでいるんだい?
  362. マミ: いえ、大丈夫よ
  363. マミ: …それよりキュゥべえ 何か話があるんじゃない?
  364. キュゥべえ: 昨日、ほむらに呼び出されて 何を言われたんだい?
  365. マミ: …………
  366. マミ: (キュゥべえはたぶん 嘘をつかないわね)
  367. マミ: (暁美さんの言葉が正しくても 騙している意識さえない)
  368. マミ: (だから、質問すれば きっと真実が手に入る)
  369. マミ: (それはわかっているけど…)
  370. マミ: 皆で協力して、魔女と 戦えないかっていう、相談
  371. マミ: 私としても、できることなら そうしたいわ
  372. キュゥべえ: なるほどね
  373. キュゥべえ: いかにもなりたての魔法少女が 考えそうなことだ
  374. キュゥべえ: 暁美ほむらは、契約してそう 時間が経っていないんだろうね
  375. マミ: ええ、その可能性は 多いにあると思うわ
  376. マミ: (私は…)
  377. マミ: (キュゥべえに、真実を 訊ねることができなかった)
  378.  
  379. 903120-010_mami [node 21]
  380. さやか: …………
  381. さやか: 「退院、おめでとう」
  382. さやか: …なんで、言えないんだ、あたし
  383. マミ: 美樹さん…?
  384. さやか: あ…マミさん
  385. マミ: こんな所で何してるの?
  386. さやか: えっと、なんていうか、その…
  387. さやか: 黄昏れてました
  388. マミ: そう…
  389. マミ: 魔法少女になって、色んなことが 変わったものね
  390. マミ: 一度ゆっくり考えを 整理することも必要だわ
  391. さやか: あの…
  392. さやか: まどかは、ネコを救うために 契約したって言ってましたよね
  393. マミ: ええ、彼女らしいわよね
  394. さやか: マミさんは、なんのために 契約したんですか?
  395. マミ: 交通事故よ
  396. さやか: 交通事故…
  397. マミ: 命に関わるケガで、このままじゃ 死ぬのはわかりきっていたから
  398. マミ: 選択の余地も 考える余裕もなかったわ
  399. マミ: 目の前に現れたキュゥべえに 縋っただけ
  400. さやか: そうだったんですか…
  401. マミ: 魔法少女になって ちょっと驚いたんだけど…
  402. マミ: 誰かのために祈る人は 意外と多いのよね
  403. さやか: 誰かのために…?
  404. マミ: 自分の願いを叶えることよりも 誰かの願いを叶えてあげたい…
  405. マミ: 純粋な願いを叶えることは 誰にも止められない
  406. マミ: 私、誰かのために願える人が 少し、羨ましいのかもね
  407. さやか: 純粋な願いだなんて、そんな…
  408. マミ: もちろん私も、自分の契約を 後悔なんてしていないわ
  409. マミ: でも…自分が願いを 叶えてもらったぶん…
  410. マミ: 私以外の誰かの願いを 叶えてあげたい…
  411. マミ: それが、私の戦う理由かも しれないわね
  412. さやか: マミさん…
  413. マミ: あ、そういえば、美樹さん あなたの願い事って…
  414. さやか: えと、あはははは…
  415. さやか: ごめんなさい その話は、また後日!
  416.  
  417. 903121-010_kyoko [node 22]
  418. 杏子: その時心に誓ったんだよ
  419. 杏子: もう二度と他人のために魔法を 使ったりしない
  420. 杏子: この力は全て自分のためだけに 使い切るって
  421. 杏子: 奇跡ってのはタダじゃないんだ
  422. 杏子: 希望を祈ればそれと同じ分だけの 絶望がまき散らされる
  423. 杏子: そうやって差し引きを ゼロにして…
  424. 杏子: 世の中のバランスは 成り立ってるんだよ
  425. さやか: …………はっ
  426. 杏子: 何がおかしい?
  427. さやか: ずいぶんと自分勝手な 解釈だなって笑えてさ
  428. 杏子: なんだと…?
  429. さやか: 差し引きがゼロ? 冗談じゃない
  430. さやか: それ、あんたが自分の願いの 意味を知らなかっただけでしょ?
  431. 杏子: てめぇ…
  432. さやか: あたしは、自分が何をしたか 知ってる
  433. さやか: 誰よりもわかってる
  434. さやか: あたしは自分の願い事で 大切な人を幸せにした
  435. さやか: あたしにしか、あいつを 幸せにはできなかった
  436. さやか: 差し引きゼロ?そんなわけない
  437. さやか: あたしは奇跡で、ちゃんと 他の誰かを幸せにした
  438. さやか: あたしの魔法は正義のためにある 誰かの夢を叶えるためにある!
  439. 杏子: おまえ…
  440. 杏子: だったらなんで 泣きそうなんだ?
  441. さやか: っ!
  442. さやか: あたしは…後悔なんてしてない!
  443. 杏子: おい、待てよさやか! 待ちやがれって!!
  444.  
  445. 903121-020_sayaka [node 23]
  446. さやか: 見つけたッ!!
  447. さやか: でやああッ!!
  448. さやか: だあッ!!
  449. さやか: まだまだッ!!
  450. さやか: (後悔なんてしてない)
  451. さやか: (あたしは、誰かを幸せにする ために奇跡を祈ったんだから!)
  452. さやか: あたしの想いなんて、全ッ然 どうだって、良いんだああッ!!
  453. さやか: はぁ…はぁ…はぁ…
  454. さやか: …………
  455. さやか: …次、行こう
  456.  
  457. 903122-070_sayaka [node 24]
  458. さやか: 転校生の言うとおり 騙してたのね、あたしたちを
  459. キュゥべえ: ボクは魔法少女になってくれって きちんとお願いしたはずだよ
  460. キュゥべえ: 実際の姿がどういうものか 説明を省略したけど
  461. さやか: なんで教えなかったの?
  462. キュゥべえ: 訊かれなかったからさ
  463. キュゥべえ: 知らなければ知らないままで 何の不都合もないからね
  464. さやか: 不都合だらけよ
  465. さやか: 知らないせいで 無駄に苦しんじゃったじゃない
  466. さやか: この体は、もう人間の ものとは違う
  467. さやか: 人としての幸せはない
  468. さやか: だったらあたし 迷う必要なんてなかったんだ
  469. キュゥべえ: さやか?
  470. さやか: 心配なんて、要らないよ
  471. さやか: あたしは正義の味方
  472. さやか: それ以外には、もう なれないんだから
  473.  
  474. 903123-045_kyoko [node 25]
  475. 杏子: やっと見つけた
  476. さやか: …………
  477. 杏子: あんたさ、いつまで 強情張ってるわけ
  478. 杏子: 自分の実力を見誤って 生き延びられるほど甘くない
  479. さやか: 別にいいよ
  480. さやか: あたしの目的は 生き延びることじゃない
  481. さやか: この身が滅んだって構わない
  482. さやか: 甘っちょろい意識で 契約したわけじゃないからさ
  483. 杏子: あたしはあたしのために 魔法を使う
  484. 杏子: だから、今日ここで死んでも そりゃ自業自得ってヤツさ
  485. 杏子: でも…あんたは、誰かのために 魔法を使うんだろう?
  486. さやか: は?だから何…
  487. まどか: さやかちゃん!
  488. マミ: 美樹さん!
  489. ほむら: こ、ここにいたんですか…?
  490. さやか: な…
  491. さやか: 杏子、あんたが呼んだの?
  492. 杏子: 正義の味方が誰かのために 戦うなら…
  493. 杏子: あんたのために戦う 仲間だっている
  494. 杏子: 自分を粗末にするんじゃねぇよ
  495. さやか: …………
  496. まどか: さやかちゃん 心配、したんだよ
  497. まどか: ひとりでたくさん 魔女と戦ったんだよね
  498. まどか: わたしたちも一緒にがんばるから このグリーフシードで…
  499. さやか: ッ!!
  500. パシッ
  501. まどか: ぁっ…
  502. さやか: やめてよ
  503. さやか: あたし…そんなの、もらえない
  504. まどか: ごめんね、さやかちゃん
  505. まどか: ずっと、そばにいたのに 悩みがわからなくて…
  506. まどか: だから…もっといっぱい お話しよう?
  507. まどか: みんなで一緒に、正義の味方 がんばろう?
  508. まどか: どんなことだって、皆で話せば きっとうまく行く方法が…
  509. さやか: まどかは、優しいよね
  510. さやか: 優しくて…優しすぎて…
  511. さやか: あたしなんかとは、大違いだ
  512. まどか: さやかちゃん…?
  513. さやか: ごめんね、まどか
  514. さやか: あたし、やっぱり あなたやマミさんみたいな…
  515. さやか: 正義の味方には、なれないんだ
  516. まどか: さやかちゃん!?
  517. ほむら: ああっ、だめ…!
  518. 杏子: お、おい!これは…
  519. マミ: 嘘…
  520. マミ: 本当に…魔法少女が、魔女に…!?
  521.  
  522. 903124-040_homura [node 26]
  523. ほむら: …………
  524. ほむら: だめだ…
  525. ほむら: 私と鹿目さんだけだと 全然うまく戦えない
  526. ほむら: 前の経験で、ずっとうまく戦える ようにはなってるけれど…
  527. ほむら: でも、これじゃまだ 全然足りない
  528. ほむら: もっと、グリーフシードを 集めなきゃ、勝てない…
  529. ほむら: また、ワルプルギスの夜に 負けて…超えられない…
  530. ほむら: 佐倉さんが言ったみたいに 使い魔を無視する…?
  531. ほむら: そんなの…いや、でも…
  532. ほむら: 他に何か、方法が…あるの?
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