Her name was Childa. She was an L unit like Gerhardt, and someone who might be able to save Nina.

“So, how long has Nina been like this?” Childa asked, stepping closer to Marino.

“It hasn’t even been thirty minutes yet. Your power should still work!” Gerhardt pleaded desperately.

“Hmmm. I guess I’ll give it a shot.” Childa’s class was Time Master. She could manipulate time within a local space. She could restore broken objects to perfect condition and bring dead things back to life.

“This could get complicated, so could you lay her on the ground?”

Marino did as she was told, laying Nina on the floor. Childa’s power operated on a given space. Anyone nearby would also be caught up in the effect. From a few steps away, Childa lifted a hand towards the fallen girl and activated her power. A blinding light filled the air around Nina, winking out after a few seconds.

But nothing had changed.

“What happened?”

“Well, that is odd.” Childa tilted her head in confusion.

“I asked what happened! It doesn’t look like she’s alive!”

“Because she isn’t. I rewound her time by about an hour. Are you sure she just died?”

“Marino! What’s going on! You aren’t trying to trick us, are you?!” Gerhardt cried, rounding on the other woman.

“A-Absolutely not! I requested the teleport the moment Princess Nina collapsed! It hasn’t even been ten minutes since then!”

“Childa!”

“No need for the scary face. I did everything I could.”

-Volume 10 pages 162 and 163

彼女 が チルダ。 ジェラール と 同じく Ｌ ユニット で あり、 ニーナ を 救える かも しれ ない 人物 だっ た。 「で、 ニーナ ちゃん は、 こう なっ てから どれ ぐらい 経っ てる の？」 　 チルダ は、 マリ ノ に 抱え られ た まま の ニーナ に 近づい た。 「三十 分 も 経っ て い ない はず だ。 まだ お前 の 力 が 通用 する はず だ！」 　 ジェラール は すがる よう に、 チルダ に 伝え た。 「ふーん。 まあ やっ て み ましょ う」 　 チルダ の クラス は 時 操 者 だ。 局所 的 な 空間 の 時 を 操る こと が できる。 　 この 力 を 使え ば 壊れ た 物体 でも、 死ん だ 生物 でも 元通り に する こと が できる の だ。 「ややこしい こと に なる から、 ニーナ ちゃん は 床 にでも 置い て くれる？」 　 マリ ノ は 言わ れ た よう に ニーナ を そっと 床 に 下ろし て 離れ た。 　 チルダ の 力 は 空間 に対して 使用 する。 近く に いる もの も 巻き込ん で しまう の だ。 　 チルダ は 少し 離れ た 所 から ニーナ に 掌 を 向け た。 　 チルダ が その 力 を 発動 する。 　 ニーナ の 周囲 が 目映い ばかりの 光 に 包ま れ た。 　 その 輝き は 数 秒 ほど 持続 し、 唐突 に 途切れる。	だが、 ニーナ の 様子 には 何 の 変化 も なかっ た。 「どう なっ た ん だ？」 「…… おかしい なぁ？」 　 チルダ は 首 を 傾げ て い た。 「どう なっ た と 訊い てる ん だ！ 　 生き返っ た よう には 見え ない ぞ！」 「だから 生き返っ て ない のよ ぉ。 一 時間 ぐらい 戻し た ん だ けど ね。 ほんとに さっき 死ん だ ばかりなの？」 「マリ ノ！ 　 どう なっ て いる！ 　 まさか お前、 何 か 誤魔化し て いる じゃ ない だろ う な！」 「め、 滅相 も ござい ませ ん！ 　 ニーナ 姫 が 倒れ て すぐ に 緊急 連絡 を いたし まし た！ 　 あれ から 十分 も 経過 し て おり ませ ん！」 「チルダ！」 「そんな 鬼 みたい な 顔 さ れ て もぉ。 手 を 抜い てる わけ じゃ ない よ ぉ？」

-Volume 10 pages 212 and 213