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Jul 17th, 2018
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  1. 15.家政婦はみた1
  2.  
  3. さて、日常がやって来た。
  4.  
  5. 朝に軽くマグで魔力操作の準備体操で、座学でミノ太を切り刻み。(今回はモツ)
  6.  
  7. 午後から生徒の身体をいぢめる。
  8.  
  9. 最後は得濃オットー汁で乾杯。
  10.  
  11. 特に代わり映えしない。
  12.  
  13. 強いて言えばヤンデレ姫がヤン姫に進化した程度だが…。
  14.  
  15. まあ問題は無い、先は長い。マダマダ変身を残している。
  16.  
  17. 放課後、俺は教員室でダンジョンで捕獲した悪魔紋章付きの魔石の解析を行っている。
  18.  
  19. 書き写した紙を悪魔翻訳ファイルに挿むだけ…。
  20.  
  21. 「”我が玉子、我が母、氏名に従え。”コレだけか…。短い文章だが…。何か他に情報は無いのか…?」
  22.  
  23. 頭を抱えていると教員室のダァー☆をノックする音にかき消された。
  24.  
  25. 「誰だ?」
  26.  
  27. 遠慮がちにダァー☆が囁く。
  28.  
  29. 「ヴァイス・クーゲルシュタインです…。」
  30.  
  31. ああ、男の娘か…。今日は診察の日では無いハズだ…。
  32.  
  33. 「入れ。」
  34.  
  35. 「はい。」
  36.  
  37. 生徒ヴァイスが入室してきた、顔が赤い…。
  38.  
  39. 「教授…。」
  40.  
  41. うむ、何か…。
  42.  
  43. 迷っている様な顔だ。
  44.  
  45. 何か有ったのだろうか?
  46.  
  47. 「何か身体に異常が出たのか?」
  48.  
  49. 「はい。いいえ!あの…。」
  50.  
  51. 言い出し辛そうな顔だ。
  52.  
  53. 「ふむ、話してみろ。」
  54.  
  55. 「あ、あの…。夜辛くて…自分で…。何故かいけないんです。」
  56.  
  57. 「む?何がいけないのだ?」
  58.  
  59. 「えっ、あの…。判らなくて…。辛いんですが。いけないんです。」
  60.  
  61. 「そうか…。」
  62.  
  63. 口に手を擱き考える。
  64.  
  65. なにがいけないんだ?
  66.  
  67. 「あの…。きょ、教授に触れてもらって無いと…。イケないんです。」
  68.  
  69. 顔を背け耳まで赤い顔で答えるヴァイス少年(両方装備)
  70.  
  71. 「ふむ。」
  72.  
  73. 確かに、丹田を廻していたからイクでしょう。
  74.  
  75. 少年が瓶缶に…。
  76.  
  77. 「あ、あの…。」
  78.  
  79. 「ああ、すまん。原因を考えていた…。ふむ。辛いのか?」
  80.  
  81. 「はい。教授のコトを考えると…。」
  82.  
  83. そうか…。やはり丹田の回転を制御しないとこの少年は男に成れない様だ。(性的な意味で)
  84.  
  85. 「そうか…では診察をしよう。座ってくれ。」
  86.  
  87. イケない少年に椅子を勧める。
  88.  
  89. 「はい。」
  90.  
  91. 明るく答える少年ヴァイス。
  92.  
  93. 笑顔でボタンを外す。
  94.  
  95. ハンカチをくわえて口元が艶やかだ。
  96.  
  97. 「準備はできたか?」
  98.  
  99. 無論発電の準備だ。
  100.  
  101. 「はい教授。」
  102.  
  103. 座った少年の背中から腕を廻す。
  104.  
  105. へその下と胸の中央の窪みに触れ、丹田を廻す。
  106.  
  107. 「あっ教授…。凄い。コレです。」
  108.  
  109. 「そうか、」
  110.  
  111. 「教授、教授っ」
  112.  
  113. 少年が添えた手の先、ハンカチが激しく動く…。
  114.  
  115. うむ、回転は順調だ…。
  116.  
  117. 直に終わるだろう、速いくらいだ。
  118.  
  119. 「坊ちゃん!!何してるんですか!!」
  120.  
  121. いきなりダァー☆が蹴破られて、メイド服の黒髪のロンゲが飛び込んできた。
  122.  
  123. 「あっ、ツ、ツィトローネ!違うんだコレは…。」
  124.  
  125. 焦るヴァイス少年。
  126.  
  127. 「誰だ?」
  128.  
  129. 「ひっ教授。コレは…。あの。」
  130.  
  131. 「イヤー!!坊ちゃんが最近雌の顔をしているから監視したらこんなデブの大男が相手なんて!イヤー!」
  132.  
  133. 俺を指差すメイド。
  134.  
  135. おい、無礼だなこのメイド…。
  136.  
  137. 「ツィトローネ!教授のコトは悪く言わないで!」
  138.  
  139. 「ひっ!完全にメスになってる!!ダメです!美しくありません。坊ちゃんにお似合なのはアレックス様の様な色気の有る男しか許せません!!」
  140.  
  141. なんでアレックスなんだ?
  142.  
  143. アイツはが女好きだ、ふたなり属性は無いハズだ…。
  144.  
  145. 面と向かって訪ねたコトは無いが…。
  146.  
  147. 興奮するメイドを無視して訪ねる。
  148.  
  149. 「生徒ヴァイス、彼女は誰だ?」
  150.  
  151. 「あっ、教授。彼女はその…僕の付のメイドで幼馴染です。ツィトローネと言います。僕の身体のコトを知る数少ない人です。」
  152.  
  153. 「そうか…。」
  154.  
  155. 気の毒な者らしい。(頭が)
  156.  
  157. 良くわからないが興奮して色々自白している。
  158.  
  159. ”坊ちゃんの胸が大きく成ったら、美しく一緒にお風呂に入って流し相いっこしようと思ってたのに!両方大きく成って隠せなくなって…。”
  160.  
  161. なるほど、コイツが男子寮に居るハズのヴァイス少年を女湯に連れ込んだ元凶らしい。
  162.  
  163. 確かに、男子寮の女従者も女子寮の女湯に入れるハズだ。
  164.  
  165. 初期状態のヴァイス少年なら下を隠せば、何処かの家の臨時応援の従者として女湯に紛れ込んでも判らないだろう。
  166.  
  167. とりあえず色々騒いで大人しく成ったので、肩で息する背の高いメイドに声を掛ける。
  168.  
  169. 「騒ぎが大きくなるドアを閉めたまえ。」
  170.  
  171. 「あっ、はい。」
  172.  
  173. 大人しくダァー☆を閉めるメイド…。
  174.  
  175. 建て付けが悪くなって閉まらない。
  176.  
  177. 何度か失敗しているので、手伝う…。
  178.  
  179. ダメだ、蝶番が悪くなっている。
  180.  
  181. これを破壊したのか、力が有るな…。
  182.  
  183. 仕方が無いので屑宝石と復活の指輪のコピーで2時間前のダァー☆に戻る。
  184.  
  185. コノ復活の指輪が有れば、壊れた校舎も次回には元に戻るのだ…。
  186.  
  187. 胸熱だ。流石ゲーム。
  188.  
  189. ドアーの開け閉めを確認して。
  190.  
  191. 椅子を勧める。
  192.  
  193. 「では、生徒ヴァイスの病状と症状。現状について説明しよう。ご家族に来て頂くのが一番良いが。身近に居る者が良く知っていないと困る。」
  194.  
  195. 「え?あの…。」
  196.  
  197. 混乱する淫乱メイド。
  198.  
  199. 「良いか?生徒ヴァイス。」
  200.  
  201. 「はい教授。」
  202.  
  203. 顔が赤いが何時の間にか乱れた着衣を正した少年。
  204.  
  205. 大人しくヴァイス少年の横に座るメイド。
  206.  
  207. 一通り説明したが、どうやらこの暴走メイドには学が無いらしく。
  208.  
  209. 生物学的なコトは理解できなかった。
  210.  
  211. だが、少年ヴァイスの現状に付いては理解した様子だった。
  212.  
  213. 「それで…。坊ちゃんは子供が産めるのですか?」
  214.  
  215. 「未だ判らん。だが、男性機能に関しては順調に発育している。子種の運動量も外見も正常の範囲だ。」
  216.  
  217. 「女に産ませるコトはできるのですか?」
  218.  
  219. 鼻息荒い黒髪メイド。
  220.  
  221. 「恐らく…。」
  222.  
  223. 腕を組み手の平を口に当てる。
  224.  
  225. どうだろ?遺伝子までは調べることは出来ない。
  226.  
  227. 「やって見ないと判らないのだ。」
  228.  
  229. 呟く。
  230.  
  231. ソレを聞き何故か嬉しそうな暴走メイド、見た目は美しい娘の部類だが…。
  232.  
  233. 翔ちゃんの客先の残念女子を思い出す。
  234.  
  235. 剣術もやった事無いのに刀の収集にのめり込み、薄い本を買い漁っている…。
  236.  
  237. 薄い本の中身に関しては不明だが。
  238.  
  239. 読んでいる時の薄ら笑いの表情はそっくりだ。
  240.  
  241. 「任せてください。」
  242.  
  243. 「いや、未だ自然成長を見守っている状態で…。本格的治療は未だだぞ?」
  244.  
  245. 「いえ、お手伝いさせて下さい。」
  246.  
  247. 食い下がるメイド…。
  248.  
  249. 「うむ、ソレ位は…。」
  250.  
  251. 言って後悔した。
  252.  
  253. メイドが捕食者の顔に変った。
  254.  
  255. 「坊ちゃん、辛くなったら呼んでください。わたし。本で勉強しましたから。」
  256.  
  257. 「ツィトローネ大丈夫だよ、自分でなんとかするから。」
  258.  
  259. 「いえ、美しくないので止めてください。」
  260.  
  261. じゃれあうメイドと…。何故かヴァイス少年はイヤ毛だ。
  262.  
  263. しかし、丹田の補助が無いとイケないのは問題だ。
  264.  
  265. 何時も俺が後ろに付いてやる訳にイケない。
  266.  
  267. 興奮した残念メイドを諌める少年…。
  268.  
  269. この嘆きの健康優良児を…。
  270.  
  271. どうしようか?
  272.  
  273. 正直めんどくさい、嘆きの天使並みだ。
  274.  
  275. データは取った。
  276.  
  277. 手元の資料を捲る。
  278.  
  279. 相手の丹田を廻し快楽を与え続ける。
  280.  
  281. 接触した丹田同士の魔力を自己に変換して身体強化を行う。
  282.  
  283. サキュバスの紋章を改良すれば…。
  284.  
  285. しかし、ソレでは周囲の者に影響が出る。
  286.  
  287. ヤル気スイッチを追加して、自己でオンオフできるようにして…。
  288.  
  289. パラメータ修整だけで対応できる。
  290.  
  291. 以前作った、改良サキュバス紋章を取り出す。
  292.  
  293. 封印していた帝国騎士尋問用拷問道具(女騎士専用)だが…。
  294.  
  295. 幾つかパラメータを変更する。
  296.  
  297. ヴァイス少年に合わせのだ。
  298.  
  299. お札に写して書き込む。
  300.  
  301. よし、問題ない、即席紋章だが元はサキュバス。
  302.  
  303. 失敗しても性獣サキュバスに成るだけだ。
  304.  
  305. ブロックでオン・オフが制御できるので問題は少ない。
  306.  
  307. 椅子に座り腰の引けた少年に迫るメイド、覆い被さらんばかりだ。
  308.  
  309. 少年に声を掛ける。
  310.  
  311. 「うむ、生徒ヴァイス、身体強化の紋章を作った。受け取るか?」
  312.  
  313. 「はい、教授。あの…。大丈夫なのでしょうか?」
  314.  
  315. 「恐らく…。な。君は男でも有り女でも有る、どちらかに偏っては身体に悪い。有る程度は自分でコントロールする紋章だ。」
  316.  
  317. 「小さい頃から身体が弱かったのですが…。治るのですね?」
  318.  
  319. 「治ると言うか…。自分の魔力で体調を整える紋章だな。」
  320.  
  321. 「坊ちゃん。元気になるんですね。」
  322.  
  323. うむ、暴れん坊になるだろう。
  324.  
  325. 「制御は自身で行うので…。身に付けるまでは試行錯誤が必要だ。時々検診に来てくれ。」
  326.  
  327. パラメータ収集の為の試行錯誤は少年に任せよう。
  328.  
  329. 「はい、是非頂きます。教授。」
  330.  
  331. 「よし、ではお腹を出してくれ。」
  332.  
  333. 「はい。」
  334.  
  335. シャツのボタンを外してお腹を出す少年。
  336.  
  337. 白い肌に何故かメイドが生唾を飲む。
  338.  
  339. 「うむ、紋章の転写を行う。」
  340.  
  341. 裏表を確認して中心の穴を臍に合わせ。
  342.  
  343. 中心線と上下の角を合わせ皮膚に密着させる。
  344.  
  345. 魔力を通すとお札が崩れて消えて無くなる。
  346.  
  347. 皮膚には痕は無いが…。
  348.  
  349. 魔力を通すと紋章が光る。
  350.  
  351. 活性化したブロックが光るのだ。
  352.  
  353. 動作は問題無い、各部の欠損も無い。
  354.  
  355. 紋章の転写は正常だ。
  356.  
  357. 「うむ、コレで…。各ブロックに関する使い方は追々、説明しよう。紋章は動かすと魔力を消費して身体を強化する。その事を忘れるな。」
  358.  
  359. 「はい、教授。」
  360.  
  361. 「坊ちゃん…。(ハアハア)」
  362.  
  363. おお。イカン。元がサキュバスなので魅了チャームの効果が有った。
  364.  
  365. 該当するブロックを急いでロックする。
  366.  
  367. 「では、御女中殿、頼みますぞ?」
  368.  
  369. 「はい、任せてください、もう、手取り足取り腰取り御仕えいたします。(ハアハア)」
  370.  
  371. メイドに連行されるヴァイス少年を見送る。
  372.  
  373. 何だろ?まるで売られる子牛の様な目だ。
  374.  
  375. まあ、良いだろう。
  376.  
  377.  
  378.  
  379.  
  380.  
  381. 翌日のヴァイス少年はまるで徹夜したような覇気の無い顔だった。
  382.  
  383. メイドに絞りつくされたか…。
  384.  
  385. (´・ω・`)坊ちゃんメイドに喰われる。
  386.  
  387. (#◎皿◎´)メイドといちゃつくのは良家の男の嗜み。
  388.  
  389.  
  390.  
  391. (´・ω・`)…。(メイドに喰われる所は番外編で…。)やりますん。
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