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shuka_pi

連載! 真っ白キャンバス 小野寺梓 「Idol changes the world」

Aug 19th, 2019
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  1. 連載! 真っ白キャンバス 小野寺梓 「Idol changes the world」
  2.  
  3. 「檻」
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  5. 私が人生1番長く住んでいた村があります。
  6. 私の人格を形成した、でも脳が思い出すのを拒んでしまうそんな村の話を頭の端っこがら引っ張り出したお話したいと思います。
  7.  
  8. そこはすごく閉鎖的な村でした。空がずっと灰色だった。思い出す人の頭が全員怖い。
  9. 住んでいる人達は何代もその他域にすんでいる人達が多いです。その他域への愛が強くて、そこを出ることなんてありえない。出たいと言うと「え?なんで?ありえない、他元拾てるんだ。」と言われるような他域です。人口もすごく少なくて、小学校が閉校してしまうような地域でした。自然はいっぱいで海も山も近くて大きい動物も小さい動物もいてそこは好きでした。不便さは今そこに住めと言われたら卒中するくらい。スーパーも車じゃないと洋服買うとか映画を見るとかそういうお店に行くだけで車で2時間くらいかかります。電車なんてなないです。でもそういうところが私が思い出したくない原因じゃない。
  10.  
  11. 私の他の県からその村へ移り住みました。
  12. 小学校はみんな同じ保育園から来るので周りは顔見知りだし、なんかみんな訛ってました。最初は新しい環境にわくわくしていましたし、クラスメイトも仲良くしてくれました。
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  14. でも住んでいくうちに、ここにいる人たちすこし変なんしゃないだろうかと思いははひめました。全員じゃないだろうからー括りにするのはか申し訳ないけれど。村の人、大人がみんな人を悪く言う話ばかりしていました。「誰々さんの家の誰々さんが○○らしい、○○したらしいよ」らしいよの話ばかりです。それが真実じゃないも確認せずひたすら噂話を繰り返した。これは田舎に限らず、都会にもあることなのかもしれませんが、あの村ではとにかくそれがあの人たちの楽しみで人の不幸が美味しくて美味しくてそれしか生きがいがない。そんな惑じでした。
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  16. そして、あの村でえは他人と違うことが罪です。大罪です。私の罪歴は ”よそ者” そしてすご苦しんだ ”教師の子供” ということ。あそこではこれだけで十分すぎるいじめの対象になります。「○○ちゃんは先生の子共だからいいよね?えこひいきしてもらえて、え?先生の子共だからじゃん」これが周りからの決め文句です。私が実カで得た物もすべてその ”えこひいき” によるものです。言われ続け、私はどにかく先生に嫌われるように動するようになりました。”えこひいき”を無くすために。
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  18. そして自分が悪者になり自分を殺しとにかく周りに合わせる。この方法で生き延びでいました。訛りも身につけました。
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  20. とにかくこの村を出たいと思っていて、小学生のときから大学に行こうとおもっていました。大学なんて近くにあるわけもなく、車で何時間も行かないと存在しないしだれも大学に行こうとなんてしない中思ってした。みんなそんなこと思いつきもしないのです。だって村に残ることが。外の世界に行くべきでないと育てる。洗脳に近い環境です。まるで檻だ。
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  22. みんな職業選択の自由も、起こりうるまだ知らない幸せなことも沢山のことも経験せずに人生が終わって行く。
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  24. その環境でがんばって周りに合わせていましたが、合わせなきゃいけない嫌われてはいけないという恐怖で「ごめん。」が口癖のへこへこしてばかりの子供になり、それはそれでいじめられました。同級生にも先輩にもいじめられ散々でした。もうそこまでくると身に覚えのない勝手な言いがかりでいじめられます。本気でひとを殺したいと思ていました。
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  26. 私はネットに逃けました。学校に行かずに早朝までずっとずっとアイドルのことを調べていました。恐怖に包まれた生活がー気に楽になり呼吸しやすくなりました。アイドルになったらここを出れると思いアイドルのオーディションに応募していました。親にも言えなかったので勝手に親が同意している意味合いのサインをどうにか文字を変えて書いていました。当時はハロプロしか好きじゃなかったからハロプロしか受けていないけど全く受かりませんでしたね。
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  28. そんなとき母がうつ病になりました。実家帰ってしばらく母が家にいない期間を過にしました。母が帰ってきて違う県に一人だけ行こうとしたので私も行きたいと言いました。そして誰にも言わずに村を出ました。
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  30. 新しく住む場所についたとき空が青くて青くてひっくりしました。物理的なのか心理的なのかはわからないけれど本当い見たことない色をしていました。
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