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- #7/22 on way to school
- R
- よう。
- R
- 明日で一学期がおわりだってのに、ダリィことになってきたよなぁ…
- M
- 片付けないと夏休みは来ないぞ。
- R
- そういや、佐倉双葉のことなんだけどさ…
- R
- マスターと関係あるんなら近所に住んでる人が知ってんじゃね?
- M
- リュージのクセに少しは頭が回るじゃないか。そういうのは試験にも役立てろ。
- R
- うっせえな…試験の事はもう言うんじゃねえ。
- R
- 近所で聞き込みすんのが一番、手っ取り早かったりしてな。
- R
- まあ、そんな都合良くいかねえか…
- #after class
- M
- リュージの言う通りかもしれないな…手がかりもないし、ダメ元でやってみるか!
- M
- よし、四茶に向かうぞ。近所で聞き込みだ!
- #first person on the street
- Man
- …双葉、双葉…聞いたことあるぞ…
- Man
- ああ、小学校のときの、初愛の先生の名前じゃ!
- M
- …他の人にも話を聞いてみようぜ。
- #next person on street
- Man
- フタバ?さぁ…
- Man
- ところで君って、たくさん食べるんだね?
- >なんのこと?
- 食べ盛だ
- そうでもない
- Man
- いや、マスター、三人前買ってくからさ。
- Man
- …え?食べてない?マスターが食べてるのかな。
- M
- …他の人にも話を聞いてみようぜ。
- #third person on street
- Man
- フタバ…?誰?知らないね。
- Man
- 詮索すると怒るんじゃないかい?
- M
- …他の人にも話を聞いてみようぜ。
- #delivery man in front of Sakura house
- Man
- フタバ…?うーん、知らないなぁ。
- Man
- 佐倉さんちに良く配達に来るけど、見たことも無いなぁ。
- M
- …他の人にも話を聞いてみようぜ。
- #woman near leblanc
- Woman
- 佐倉さん、独り身じゃないの?子供はいないでしょ?
- M
- …他の人にも話を聞いてみようぜ。
- #that huge pervert who harassed Yoshizawa earlier
- Huge Pervert
- フタバ…?
- Huge Pervert
- 聞いたことないな。
- M
- 今までの話で有力そうなのは…
- M
- ゴシュジンは一人暮らしにしては食材を多く買っていくようだな…
- M
- この辺で食材が買えそうな店を当たってみるぞ!
- #grocery store
- M
- ここならルブランからも近いし何かわかるかもな!
- Shopkeeper
- はいよ、いらっしゃい!
- Shopkeeper
- フタバ?佐倉さんとこに?
- Shopkeeper
- そんな話聞かないなぁ…ごめんね。
- Shopkeeper
- また、どーぞ!
- M
- まいったな。フタバに関して何も分からないぞ…
- M
- これは帰って、直接ゴシュジンに当たってみるしかないか…
- #leblanc, Sae here
- Sae
- 手紙、読んで頂けましたよね?
- Sakura
- あんただな、こいつに双葉のことを吹き込んだのは。
- Sakura
- 余計なことしてくれたな。若葉の事なら話す気は無えからな。
- Sae
- 吹き込んだ…?なんの話です?
- Sae
- …まあ、とにかく。
- Sae
- 親権停止もやむなし。ということでよろしいでしょうか?
- Sae
- お宅の家庭状況に、お嬢さんの状態。有利なものは何ひとつありませんよ?
- Sae
- 家裁に出ますか?99.9%、我々が勝ちます。
- Sae
- 虐待の疑い…親権停止は免れないでしょうね。
- Sakura
- そこまでするか。アレのことは知らねえぞ。
- Sae
- こちらも真剣ですから。
- Sae
- 「認知訶学」が、精神暴走事件と関わっている可能性がある以上…
- Sakura
- …降参だよ。
- Sae
- では、後日また連絡します。
- Sakura
- あんたの聞きてえことは多分、何も出てこねえぞ。
- Sae
- 構いません。有利かどうかはこちらが決めますから。
- Sae
- 今度は、美味しいコーヒーを飲みにきますね。
- #sae leaves
- Sakura
- 塩まけ、塩!
- Sakura
- 人を苛つかせる天才だな、あの女…
- Sakura
- …何だ、そのツラは?言いたい事でもあるのか?
- 何の話だ?
- 裁判?
- >親権停止
- Sakura
- お前には関係ねえ。
- >双葉はどこにいる?
- 双葉に会いたい
- 双葉は娘か?
- Sakura
- いい加減にしろ!
- Sakura
- 追い出されたえなら、大人しく学校だけ行ってろ。
- Sakura
- わかったな。
- Sakura
- 店閉めとけ。
- M
- フタバって子がいるのは確実だ。酷い目に遭っている可能性があるようだが。
- M
- それから、アリババがルブラン関係者という推測…濃厚だな。
- M
- あと、「認知」とか言ってなかったか?
- M
- …ゴシュジンの裏側、気になるな。
- M
- しかし、追い出すとまで言われちゃ、突っ込めない。
- #7/23 hideout
- Makoto
- マスターが女の人に、脅されてた…?
- M
- ああ、偉そうに、ギャクタイだのサイハセンにするだの、色々喚いてたな。
- R
- どうかしたのか?
- Makoto
- いえ、なんでも。
- Makoto
- 話を整理すると、双葉はマスターの子供で、しかも、虐待されてるってことよね?
- Makoto
- 私、よく知らないんだけどマスターってそういう人なの?
- そんな人じゃない
- もしかすると…
- >わからない
- Y
- オモテとウラの顔は違う場合もあるしな…何とも分からん。
- #phone
- M
- アリババか!
- Ali Baba
- 予告状を渡し、名前は告げた準備は整ったはずだ
- Ali Baba
- なぜ実行しない?
- Ali Baba
- 心を盗めば、手を貸すと言っているだろう?何が不満だ?
- Ali Baba
- 君の正体をバラし通報すると言っただろう?
- Ali Baba
- いいのか?私は本気だ
- Y
- 一方的で勝手な奴だな。
- Makoto
- 弱味を握られてるからね…
- R
- そもそも、コイツの言う双葉にパレスあんの?しかも、キーワード無いとどうしようもねえし。
- R
- 今言ったこと、そのまま投げてみろよ。
- パレスはあるのか?
- >キーワードを教えろ
- キーワードを教えろ
- Ali Baba
- キーワード?
- Ali Baba
- なんの話だ?
- Ali Baba
- 適当な手を言って、誤魔化すつもりか?
- A
- どうなんの、コレ?
- M
- 会うことができれば、アリババの素性も分かるんだがな…
- M
- 会えないか聞いてみろ。
- >会って話したい
- どこかで落ち合おう
- 会って話したい
- Ali Baba
- 会う?私と?
- Ali Baba
- それは難しい
- Ali Baba
- 出られない事情がある
- Ali Baba
- 出られないからこうして連絡を取っている
- M
- 出られない?
- Ali Baba
- 待てそういうことか
- Ali Baba
- 心を盗む相手に直接とは…難題だ
- Ali Baba
- 極めて難しい
- Ali Baba
- 待て
- Ali Baba
- 考えている
- Ali Baba
- 残念だが、引取は中止だ佐倉双葉を詮索するのは止めろ
- Ali Baba
- この件は忘れてくれ通報もしない
- Ali Baba
- 手前を取らせたな失礼する
- ちょっと待て
- >お前は誰だ
- お前は誰だ
- Ali Baba
- 中止だと言っただろう!
- Ali Baba
- もう話すことはない二度とと連絡しない
- 話は終わってない
- >いきなりどうした?
- いきなりどうした?
- エラーメッセージが出た。アカウントが見つからないらしい…
- A
- え…一方的にシャットダウン?
- M
- わけが分からない…
- M
- アリババは外に出られないうえに、フタバにも会わせられないって。
- R
- ま、俺らにはもう関係ないだろ。連絡も取れなくなっちまったし。
- A
- でも…メジエドはどうする?取引き、ナシになっちゃったよね。
- R
- メジエドだけどさ。アッチこそイタズラだったんじゃねぇの。
- R
- 派手に宣言したわりに、さっぱり動いてねえし。怪盗団の力にビビったんだよ。
- M
- 改心されるのが怖いから、やめたってことか?
- R
- そうそう。カッコ悪くて謝れねえんだよ、きっと!
- Makoto
- いや、けど…
- R
- アリババもメジエドも消えたし、とりあえず一件落着ってことでよくね?
- Makoto
- …そうね。
- Makoto
- 確かに…少しは気を抜いても良さそうね。
- R
- そういやさ、金城のオタカラ…聞いて驚け!
- R
- 15万円だ!
- A
- すっごい!パーッと打ち上げできるじゃん!
- R
- おう、花火大会のリベンジだ。
- R
- 怪盗団も世界デビュー出来たんだし、見合ったもの食いに行こうぜ!
- A
- どこがいいかな…
- R
- なら俺、寿司がいい!それがウサギ!国産のっ!
- Y
- 寿司は、ガリで腹を膨らませてから食べる。それが俺の極意だ。
- Makoto
- 今回はそんなことしなくていいから…っていうか、止めてよ?
- M
- ワガハイ、寿司なら大歓迎だ!オマエもそれでいいだろ?
- >それでいい
- 他の候補は?
- M
- 決まりだな。
- R
- よし、さっそく明日の夜行こうぜ!
- #Sae and Goro
- Goro
- 忙しそうですね、冴さん。板挟みなんじゃないですか、色々と。
- Sae
- 怪盗が金城を挙げてくれたおかげでこっちのメンツ潰されて…
- Sae
- 挙句の果てに、沈黙していたメジエドが、ついて宣戦布告。
- Sae
- どこまで引っ掻き回してくれるのよ。
- Goro
- ストレスためるの、お肌に悪いですよ?
- Sae
- わざわざ嫌味言いに来たわけ?
- Goro
- 気分転換に僕の推理、聞いてもらえますか。
- Goro
- 荒唐無稽だと思われるかもしれませんが…
- Goro
- あなたが追う事件と「怪盗の行為」、重なる部分はありませんか?
- Sae
- 根拠は?
- Goro
- すべての事件に共通する、当事者の不可解な心変わり…です。
- Sae
- それは私も睨んでる。だけど根拠じゃないでしょ?
- Goro
- 言ったじゃないですか、推理です。
- Goro
- 正義を謳った怪盗団で世間を騒がせる。だがそれは隠れ蓑にすぎない。
- Goro
- 本当の狙いは、精神暴走を使ったテロ行為…なんて、飛躍しすぎですかね?
- Sae
- 現時点で否定する材料はないわね。
- Sae
- その話、警察には?
- Goro
- 言うわけありません。
- Goro
- 組織としての機動力・実行力を利用してやるぐらいしか彼らに価値は無い。
- Sae
- 手伝ってもらっていた甲斐があったわ。
- Goro
- それはどうも。冴さんの首尾は?
- Goro
- 廃人化の被害者の娘を引き取ったという男から有益な情報は得られたんですか?
- Sae
- さっぱりよ。
- Goro
- そうですか。
- Goro
- では、僕は勝利の為に何をしましょう?
- Sae
- 怪盗団。徹底的によろしく。
- Sae
- 勝つためなら手段は問わない。それが私の流儀だから。
- Goro
- ふふ、かしこまりました。
- Sae
- 楽しそうね。何か掴んでるの?
- Goro
- いえ、何も。
- Goro
- それでは、僕たちの勝利のために。
- #leblanc attic
- M
- 寿司の時間だぜ!
- M
- 場所は銀座だったよな?渋谷からいつもの地下鉄か?
- #sushi place
- R
- やべぇこのヒラメ、ただごとじゃねえぞ。シャキシャキの、プリプリだ…
- Y
- 値段が書いてないんだが…?
- R
- 時価っつーんだよ。気にすんな、金ならある!
- A
- おいひい~…
- M
- おい、大トロはまだか。
- R
- 待ってろ。つーか声出すな!
- Makoto
- ところで、<name>。
- Makoto
- マスターの件だけど…本当に、虐待するような人なの?
- R
- またその話?
- Makoto
- いや、ちょっと気になっちゃつて。裁判とまで言われてたら。
- Makoto
- マスターって、どんな人?虐待するように思える?
- 厳しくはある
- そんな人じゃない
- >わからない
- R
- もし虐待が事実なら、保護者だったはずが、とんだ悪人だぞ?
- M
- 更生すべきはゴシュジンってことになる…
- A
- ちょっと待って、そのことなんだけど…
- A
- 実はあの後、気になっちゃつて…マスターの名前、ナビで確かめたんだよね。
- Makoto
- 反応はなかったの?
- A
- うん。これ以上はよその家の問題だし、深入りしないほうがいいかも。
- R
- もしかして、アリババってマスターの元嫁とかだったりして?
- R
- 双葉は浮気相手の隠し子なんだよ。
- A
- ないでしょ。
- Makoto
- 妄想しすぎ。
- Y
- くだらない。
- Y
- しかし美味いな。生涯初めての体験だ。
- R
- いやぁ、これも怪盗やってるお陰…
- R
- ヤベ…
- Makoto
- か、かいとう…
- Makoto
- そう、解凍とは味が段違い。おいしいわね。
- A
- うん、さすがネタが違うね!
- Woman
- とごもかしこも、怪盗ね。
- Man
- 実にくだらない。
- A
- 竜司、場所考えてよ。
- R
- わりい、ついうっかり…
- Makoto
- マスターの話振ってごめん。せっかく来たんだし、食べないとね。
- #train station
- Goro
- 新島さん!どうしたの、こんな所で。
- Makoto
- 明智君…
- R
- 明智…?
- Goro
- 君たちは、TV局で…もしかして、新島さんの友達?
- Y
- 知り合いか?
- Goro
- 初めまして。
- Goro
- 明智って言います。よろしく喜多川祐介くん。
- Y
- なぜ俺の名を?
- Goro
- それは僕が超能力者だから…
- Goro
- というのは嘘で、駆け出しの探偵なんだ。君は斑目の門下生だったんだよね。
- Goro
- 実はこれから怪盗団の捜査チームに加わることになったんです。
- Goro
- メジエドが怪盗団に宣戦布告したの、見ました?
- R
- 宣戦布告?
- Goro
- ついさっき、ホームページが更新されていたよ。
- R
- マジで!?
- R
- 英語…
- A
- え、これっ…!?
- R
- なんて書いてあんだよ。
- Goro
- 随分、動揺しているようだけど?
- A
- え、いや…
- R
- 怪盗団の大ファンなんだよ、コイツ。バカみたいにミーハーで。
- Goro
- あんな連中のファンなんて、やめたほうがいい思うけどな?
- Makoto
- なんなんです?さっきから。
- Goro
- ごめるんね、お友達同士のところ。それにしても面白い交友関係だと思って。
- Goro
- 新島検事の妹に、斑目の門下生、それに秀尽の生徒…さしずめ怪盗団繋がり…とでも言おうか。
- Goro
- ひょっとして僕なんかより、良い情報知ってるんじゃない?
- Goro
- そうだ君に訊きたいことがあるんだ。
- Goro
- 今回のメジエドの騒動…もし君が怪盗団の一員だったらどうする?
- 反撃する
- 放置する
- >興味ない
- Goro
- だろうね。世間の話題にはあまり興味ないか…
- R
- 期待ハズレで悪かったな。俺達はフツーの高校生だぜ。
- R
- むしろ探偵様のご意見を聞かせてくれよ。
- Goro
- …怪盗団をプロファイルングした結果、未成年のグループだと僕は考えている。
- Goro
- 放課後は比較的自由に行動しており、身をくらますアジトが存在する。
- Goro
- そして、4月頃から活動を開始。手始めが鴨志田であることも鑑みて…
- Goro
- 怪盗団って、君たちと一致するところもあるよね。
- R
- 通報でもしてみるか?
- Goro
- 君たちを疑ってるなんて、一言も言ってないだろ?
- >なら良かった
- 怪しい高校生はお前だ
- 怪盗なら竜司かも
- Goro
- ははは。ちっとも動じないんだな。
- Goro
- やっぱり君は面白いな。
- Goro
- その冷静さは僕には無いよ。でも、僕の推理も面白かったろ?
- Goro
- 僕らが手を組んだら、いいコンビになりそうだ。…なんてね、ははは。
- R
- ハァ!?いきなら何言ってんだ、お前。
- Goro
- 色々、参考になったよ。じゃあ、またね。
- #goro leaves
- A
- なに、あれ…?
- Y
- まさか、俺たちの正体がバレてるのか?
- R
- いや、それはねえだろ…な?
- Makoto
- さすがにそれは考え過ぎだと思うけど…警戒した方がいいかもしれないわ。
- Makoto
- 実際の所、アリババに正体がバレたんだし。
- Y
- バレたといっても証拠を掴まれた訳じゃないだろ?
- Y
- 普通にしていればいい。
- A
- それよりメジエド、大変なことになってるよ!
- R
- ああ、何が書いてあんだよ!?
- R
- 読むね…
- A
- 「我々は日本の大衆に失望した。いまだ彼らは、怪盗団の偽りの正義を信じている」
- A
- 我々は日本を浄化する計画を進めている。Xデーは8/21」
- A
- 「これにより日本経済は壊滅的打撃をうけるだろう」
- R
- マジか…
- Makoto
- 続けて。
- A
- 「だが、我々は寛大だ。怪盗団に最後の改心の機会を与える」
- A
- 「我々は怪盗団に改心の証として世間に正体を晒すことを求める」
- A
- 「要求が通らなければ、我々は日本を攻撃する。日本の未来を怪盗団の判断に委ねることにする」
- A
- 「私たちはメジエド。見えない存在。姿がない姿によって悪は倒される」
- A
- …だって。
- R
- なんかヤバそうだな…
- Y
- 要するに、怪盗団が正体を晒さなければメジエドは日本を攻撃する…と言ってるんだな?
- Y
- ずいぶんな構ってちゃんだな…
- A
- どうするのこれ…
- Makoto
- アリババと、もう一度コンタクトを取れたらいいんだけど。
- R
- 手がかりはマスターと双葉か…
- R
- つーか暑ぃし、ルブラン寄ってかねえ?向こう行って話そうぜ。
- R
- …ここに来るまで、いろいろ話したけどよ…
- R
- やっぱ、アリババの力を借りる以外ねえな。
- A
- どうやって連絡を取るかよね?
- Y
- アリババは、勘違いして連絡を絶ったわだろ?
- Y
- だったら、双葉の心を盗めば、向こうから接触してくるかもしれないな。
- M
- キーワードとかさっぱりだぞ?
- R
- アリババふざけんなっ。どこにいんだよ!
- Makoto
- 実は、すごく近くにいるのかもしれない。
- Makoto
- ねえ、仮に、私たちが双葉の心を盗んだとしてよ?
- Makoto
- アリババは、どうやって改心を確認するつもり?
- Makoto
- 携帯のやり取りで確かめる?
- M
- 直接会うってことか?
- Makoto
- アリババは、ここに予告状を届けられる。しかも、双葉の状況を確認できる。
- Makoto
- でも、事情があって、私たちには会えない。
- Makoto
- 会っているところを見られると、マズイということかもしれない。
- Makoto
- もしかして…
- Makoto
- アリババの正体は、マスターの家にいる双葉本人かもしれない。
- R
- マジで!?
- Y
- じゃあ、自分の心を盗めと頼んでるのか?
- A
- 虐待で傷ついた心を盗んで、とか…?なかなか、言えないかも。
- Makoto
- マスターに、会ってみたいんだけど…すぐ近くに住んでるのよね?
- >家なら知ってる
- 大丈夫かな…
- R
- 俺も賛成だけど、こんな夜遅くに、なんつって会いに行くんだ?
- Makoto
- 寿司折。お土産って。
- M
- ワガハイの大トロ…!
- A
- 文句言わないの。
- Makoto
- 君で行きましょう。
- Makoto
- 二人で行ったら「どういう関係?」って疑われるから。
- #at Sakura house
- Makoto
- 出ないね?
- Makoto
- でも明かりついてる…
- R
- 寝てんのか?
- A
- これだけ鳴らせば起きるでしょ。
- M
- フタバがいるなら、出てきても良さそうだが。
- Y
- 門の鍵、開いてるぞ?
- R
- 勝手に開けんなよ。
- Makoto
- でもあれ、よく見たら中の扉も、うっすら開いてるんじゃない?
- Makoto
- なんでかしら。不用心ね…
- M
- おっと、ひと雨来そうだな…とりあえず入ろうぜ?
- Makoto
- いいのかな?
- R
- 大丈夫じゃね?
- Makoto
- マスター、ごめんなさい!
- #in house
- Makoto
- ごめんください!
- Makoto
- 留守、じゃないよね。
- Makoto
- ドア開いてるし、テレビの音聞こえるし。
- R
- ぶっ倒れたりしてねえだろうな?マスター、そこそこ年いってんだろ?
- A
- ちょっと心配。見に行ったほうがよくない?
- Makoto
- お邪魔します…
- #power out
- Makoto
- 悲鳴!?ねえ、今のなに!?
- M
- し、知らねえよ。
- Makoto
- 聞こえた!?
- A
- 一回出よ、ね、帰ろ?
- R
- 何ビビってんだよ?
- A
- ビ、ビビってなんかない。
- M
- ひょっとして、アリババ…フタバか?
- Makoto
- ごめん、掴まってていい?
- Y
- 気配が…
- Makoto
- 誰…?
- Makoto
- 誰…!?
- Makoto
- もうヤダ!出る!
- Makoto
- うそ、腰、抜けた…
- A
- アリババ!双葉!
- A
- ねえ!?おい!どこにいんのよっ!
- A
- ホントにハッキングできんだよね!?できるなら出てこいっ!
- Makoto
- ごめんなさいごめんなさい!助けておねえちゃん助けて…
- Sakura
- 大丈夫か双葉?
- R
- やべっ、帰ってきた!
- Sakura
- 誰だテメエら!動くな!
- Sakura
- いいか?一歩でも動い、た…
- Makoto
- ごめんなさい助けてごめんなさい。おねえちゃんごめんなさい…
- Sakura
- お前…何で勝手にうちに入ってやがんだ?
- Sakura
- きみ…
- Makoto
- あ…こ…んばんは。おじゃま…してます…
- Sakura
- 新島さん!
- Sakura
- …え、付き合ってんの?
- Makoto
- と、とと、友達です!
- Sakura
- 最近の高校生って友達に抱きつくんだ…?
- Makoto
- 違います!これはその…色々あって…
- Sakura
- お前ら…
- A
- あの、寿司折のお土産持ってったんですが、チャイム鳴らしても出なくて、鍵開いてて…
- A
- テレビついてて、マスターが倒れてたら大変だと思って…
- Sakura
- 鍵、開いてた?
- A
- はい。
- Sakura
- …たまにやんだよな。俺も、年だな。
- Makoto
- あの、すみません。お聞きしたい事が…
- Sakura
- ん、俺に?
- Makoto
- 誰か、いますよね?
- Sakura
- 娘がな…
- Makoto
- もしかして、佐倉双葉さん…?
- Sakura
- お前、新島さんにも喋ったわけ!?
- Makoto
- あ、あの…双葉さんにお会いすることはできませんか?
- Makoto
- たぶんさっき驚かせちゃったので、お詫びがしたくて…
- Sakura
- いやぁ…それはなる…
- Makoto
- どこか、ご病気とか…?
- Sakura
- いや、そういう訳じゃ…
- Sakura
- 何か、変な誤解されても嫌だしな…
- Sakura
- 隠さず、話しておくべきだったな。
- Sakura
- ここじゃアイツに聞こえるから。店行くぞ。
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