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- # 完成しないゲーム開発にならないために
- ゲームジャムは複数の要因によってその完成を難しくします。
- この章では、複数の考えられる要因に対して過去の経験と今回のNichijoh!での経験を照らし合わせて私なりの考えを述べていきます。
- また、ここで書く体験は中長期の開発においても共通したものを感じますが、今回はゲームジャムに絞って書いていきます。
- ## 同じゲームを作るチームになるために
- ゲームジャムにはベテランの開発者も非常に多く参加します。
- 中には少年時代に自分を熱狂させたゲームの開発者と出会う事もあります。
- 優れた開発者が居ることは当然開発の大きな力になります。
- しかし、ときには経験の浅い人が多いチームが完成し、開発に長けているはずのメンバーが多いチームが完成しないという事もあります。
- ゲームジャムで完成を目指すことが必ず求められるわけではありませんが、完成を目指していたはずが完成しなかったというのはやはりすこし辛いものがあります。
- 同じゲームの完成を目指すチームになるためにはどうすればよいのでしょうか。次の項からはまずチームについての私なりの考えを書いていきます。
- ### メンバーをよく知る
- ゲームジャムで会うメンバーのほとんどは初めて会う人や一緒に開発をしたことのない知人です。
- 何も知らないメンバーとチームになるためにまずメンバーについて知る必要があります。
- 私は次の3つについてメンバーに訪ねます。
- * "何をしに来たのか"
- * "何ができるのか"
- * "どのくらいできるのか"
- この3つを聞かないとゲームジャムは始まらないと私は思います。
- ### 何をしに来たのか・何がどれだけできるのか
- 色んな人が居ます。たとえば毎年参加していてゲームを完成させたい人や普段のしごとでは絶対作れないようなゲームを作りたい人。
- 普段はエンジニアだけどゲームデザインをやりたい人やゲームデザイナーだけどアートをやりたいとか派手なゲームをつくりたいとか、とりあえずギターならできます!って人とか…
- ゲームジャムは時間がありません。なのでこれらを聞く事を忘れてしまう事があります。
- ですがやはり聞くべきです。なぜなら、これらを知らずに開発を始めるのは攻略情報の無いダンジョンに10連ガチャで引いたキャラをおまかせ編成で挑むような行為だからです。
- ここでいうキャラとはメンバーでありダンジョンとはゲームジャムで開発する企画そのものです。
- つまり私達はこれから挑むダンジョンについて自分たちで設計をすることができるのです。
- "何をしに来たのか"とはつまりいわゆるRPGでいうジョブで"何がどれだけできるのか"はスキルとその練度です。
- つまりゲームの完成=ダンジョンの踏破と考えると何をしに来たのか・何がどれだけできるのかというのは、私達が踏破するゲーム開発というダンジョンを設計するために必要な情報なので聞くわけです。
- ### そのほかに…
- 好きなゲームや普段どういうことをしているのかとかそういう話をしても良いと思います。
- 会話する量が多いとなにかしらのヒントが浮かびます。
- なによりグローバルゲームジャムにはテーマというものがあるのでアレってなんだろうねと会話することから発展することもあります。
- 今日はこういう機材持ってきたとかコミュニケーションをとっておくといろいろ楽になる…そんな気がします。
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