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- FILENAME: text_521010-0.txt
- ねむ: …………
- 灯花: 自動浄化システムは安定してない これでハッキリしちゃった
- ねむ: “魔法少女が魔女になった絵”を アリナが描き上げたからね
- ねむ: 瀬奈みことが暴走して消えてから 色々と修復しようとしたけれど
- ねむ: このままだとドッペルを放たずに
- ねむ: 魔女になる魔法少女が 出るかもしれない
- 灯花: 穢れを全て回収できていたら
- 灯花: 魔女化という概念は 失われてるはずだからねー
- ねむ: 新たな対応を考えつつ 皆に伝える必要がありそうだね
- 灯花: 魔女になっちゃう可能性なんて すっごく低いんだし
- 灯花: みんなに伝えたところで なんにもできないから意味ないよ
- ねむ: …確かに、悪戯に不安を煽るなら 何も言わない方が吉とも言えるね
- 灯花: ただ、お姉さまとういには 伝えないとにゃー…
- ねむ: 今後のリスクを考えれば当然
- ねむ: それとも隠すつもりだった?
- 灯花: 伝えなくて済むならね
- 灯花: お姉さまとういには 負担をかけたくないし
- ねむ: …それは同意するけど
- ねむ: 定期的な管理では できることも限られてきた
- ねむ: 時間をかけて根本的に改修する ことも視野に入ってくるね…
- アリナ: はじまりは、灯花とねむからのオーダー
- アリナ: 詳細はシンプル “魔法少女が魔女になった絵”を描いてほしい ってことだけ
- アリナ: 繰り返し試してわかったのは アリナの結界に呪いを溜め込んで 魔法少女たちが魔力を注ぐと 最終的に魔女のビジョンが浮かんでくる絵具を ゲットできるということ
- アリナ: このこと自体は アリナ的にエモーショナルじゃない
- アリナ: 魔女…その呪われた絵を見て 魔法少女たちが 自分を戒めて生きようとする姿こそが アリナの求める“美”なんだヨネ
- アリナ: だからアリナは これはこれでビジネスにすることにした
- 「アナタのデスペア ドローイングします」
- 「奥深くに眠るフィアーと向き合えば アナタに必要な戒めが見えてくるカモ」
- アリナ: フレーズに惹かれた魔法少女たちが 今日も、戒めを求めてやってくる
- アリナ: ハロー
- アリナ: 知ってる子もいるだろうケド ドローイングの対価はナッシング
- アリナ: ただ、アナタの抱えてる葛藤を アリナに見せてくれるだけでいい
- アリナ: テルミー
- アリナ: アナタはこのファクトを知って どうバーンナップするの…?
- FILENAME: text_521010-1_YCL1l.txt
- 五十鈴 れん: …………
- アリナ: プリーズ 何でもいいからコメントして
- 五十鈴 れん: ぁ…はい…………
- 五十鈴 れん: まるで…少し前の私を 見たような感じがして…
- 五十鈴 れん: すごく…辛かったことを 思い出しました…はい…
- アリナ: どんなアナタだったの?
- 五十鈴 れん: ………… …………
- 五十鈴 れん: 私は…悪意というんでしょうか… とても、感じやすいみたいで…
- 五十鈴 れん: 小さな頃から、生きづらさを 感じてしまってました…はい…
- 五十鈴 れん: 魔法少女になったのは 偶然でしたが…
- 五十鈴 れん: だから、負の感情を連鎖させる 魔女と戦って
- 五十鈴 れん: 優しい世界にするために、 頑張って…
- 五十鈴 れん: それでも、悪意も理不尽なことも 世界から消えないから
- 五十鈴 れん: もう無理だって 諦めたりもしました…
- 五十鈴 れん: だけど、今は違います
- 五十鈴 れん: 梨花ちゃんや衣美里さんたちに 救ってもらえて
- 五十鈴 れん: この世界で生きていく希望を 見つけられたから…
- 五十鈴 れん: でも…自分が魔女になった絵から 感じたんです
- 五十鈴 れん: 世界に希望を見つけた今でも 悪意を感じ続ける私は…
- 五十鈴 れん: どうにもできないって 全てに絶望してしまった時…
- 五十鈴 れん: この世界ごと、なくなった方が いいと考えるかもしれないって…
- 五十鈴 れん: …………でも…
- アリナ: …?
- 五十鈴 れん: 私は…絶対に、 絶望なんかしません…!
- 五十鈴 れん: だって、この世界を諦めて 投げ出してしまったら…
- 五十鈴 れん: 私は…大切な人たちも 失ってしまうから…
- 五十鈴 れん: 悪意なんてない、 すごく優しいみなさんと
- 五十鈴 れん: ずっと一緒にいたい… 同じものを感じていたい…
- 五十鈴 れん: だから、辛くても 何があっても…前を向きます
- 五十鈴 れん: こんなちっぽけな私なんかが…
- 五十鈴 れん: 絶望してる場合じゃ、 ないですから…!
- アリナ: …ふぅん
- アリナ: アナタをバーンナップさせる 希望のことがわかったワケ
- FILENAME: text_521010-2_YCL1l.txt
- 木崎 衣美里: ハァ…………
- アリナ: プリーズ 何でもいいからコメントして
- 木崎 衣美里: ん~、なんつーか…
- 木崎 衣美里: あーしってノリで行動して 後悔したこともあんのに
- 木崎 衣美里: 結局変われてないなーって 思っちゃった
- 木崎 衣美里: …………
- 木崎 衣美里: 小悪魔になりたいっつって 魔法少女の契約をしたのはさ
- 木崎 衣美里: 近所のお姉ちゃんに憧れまくった 勢いからだったんだよね
- 木崎 衣美里: だから、高校生になった お姉ちゃんに距離をおかれてさ
- 木崎 衣美里: 憧れがいなくなっちゃって…
- 木崎 衣美里: ノリで魔法少女になるんじゃ なかったーって
- 木崎 衣美里: むっちゃ後悔したんだよ!
- 木崎 衣美里: あれから、他のワクワクを探して 飽きて、また探して、飽きて…
- 木崎 衣美里: その繰り返し!
- 木崎 衣美里: もー超悩んで後悔の連続!
- アリナ: それがアナタのデスペア?
- 木崎 衣美里: あー違う違う!
- 木崎 衣美里: ノリで動いて後悔してきたのに
- 木崎 衣美里: 何も変われてないことが 絶望的なんだよね
- 木崎 衣美里: …あの魔女の絵を見てたら それを改めて思い知らされたよ
- 木崎 衣美里: あーしは誰かに憧れてるだけで つまんないヤツだって
- 木崎 衣美里: 周りが変わるのが寂しくて あーしは成長せず空っぽのまま
- 木崎 衣美里: なのに相談所で悩みを聞くとかさ マジでヤバいよね
- 木崎 衣美里: …でも、気づけてよかった これは収穫っしょ!
- アリナ: …?
- 木崎 衣美里: あーし、変わってみる!
- 木崎 衣美里: 憧れてた“お姉ちゃん”から 卒業して、あーしらしさを探す!
- 木崎 衣美里: …ホントは知ってるんだ
- 木崎 衣美里: 大人っぽくなったお姉ちゃんと 久しぶりに会って話した時
- 木崎 衣美里: 変わるのは寂しいことじゃない
- 木崎 衣美里: むしろめっちゃワクワクするんだ ってすげー感じたもん!
- 木崎 衣美里: 今は空っぽなあーしだけどさ
- 木崎 衣美里: いつかお姉ちゃんに、成長した あーしを自慢してやろっと!
- アリナ: アイシー
- アリナ: そういう希望の持ち方も 悪くないヨネ
- FILENAME: text_521010-3_YCL1l.txt
- 都 ひなの: …………そうか…
- 都 ひなの: いつか見たアタシの“欲望”は
- 都 ひなの: 絶望すると、あんな恐ろしい姿に 変わるのか…
- アリナ: プリーズ アリナに詳しく話して
- 都 ひなの: ああ、そうだったな…
- 都 ひなの: …アタシは、この幼い体形が 好きになれなくてな
- 都 ひなの: 昔、背伸び薬を作ろうとしたんだ
- 都 ひなの: だが、有害ガスを発生させて 死にかけた…
- 都 ひなの: その時、魔法少女の契約をして 一命は取り留めたんだが…
- 都 ひなの: 懲りずにもう一度、 背伸び薬を作った
- 都 ひなの: それも失敗に終わったがな…
- アリナ: アナタのデスペアは 失敗することなワケ?
- 都 ひなの: いや、そうじゃない
- 都 ひなの: あの魔女の絵を見るに…
- 都 ひなの: どうやら自分が考えるよりも この体形が相当コンプレックスで
- 都 ひなの: 理想の姿が手に入らないことを 恐れていたようだ…
- 都 ひなの: だが、おかげで見えたよ
- 都 ひなの: このコンプレックスが アタシの研究の道を開くんだ!
- アリナ: 研究?
- 都 ひなの: ああ、安全な背伸び薬の研究だ!
- アリナ: アナタも懲りないヨネ
- 都 ひなの: 二度も失敗したままでは 終われないだろう
- 都 ひなの: だがな…
- 都 ひなの: 万が一、作れなかったとしても いいんだ
- 都 ひなの: その時は代わりに 伸縮可能なヒールの研究でもいい
- 都 ひなの: より大人に見られる服装… いや、服そのものの研究もいい
- 都 ひなの: 何なら、科学的にメイクを 研究するというのもアリだな
- 都 ひなの: 満足しないかぎり、 アタシは研究を続けるだろう
- 都 ひなの: たとえ背は伸びなくても 研究分野の可能性を伸ばせる
- 都 ひなの: 科学者の本望だ!
- アリナ: ふん…オーケー
- アリナ: 自分の何を伸ばすかは 自分次第だヨネ
- FILENAME: text_521010-4_YCL1l.txt
- 保澄 雫: …………
- アリナ: プリーズ 何でもいいからコメントして
- 保澄 雫: …どうしてだろう
- 保澄 雫: 色んなことを 一気に振り返れたような気がする
- 保澄 雫: …………
- 保澄 雫: …私は、家族や友だちといても 何をしていても空虚で
- 保澄 雫: どこも自分の居場所じゃない 感覚がずっとあった
- 保澄 雫: ひとりだけ、この感覚を 共有できそうな人がいたけど
- 保澄 雫: その人は 事故に遭ってしまったの…………
- 保澄 雫: …魔法少女の契約をしたのは その人にすぐに会いに行くため
- 保澄 雫: 願いは叶ったけど その人は、もう…いない
- 保澄 雫: …………
- 保澄 雫: 私、期待してた… その人の隣が私の居場所かもって
- 保澄 雫: でも、それが具体的に何なのか わからないから、迷走して…
- 保澄 雫: そんな時にあやかと出会って… 令さんと郁美さんを知って…
- 保澄 雫: 笑い合えるようになってきて
- 保澄 雫: 居場所が何か、どこかなんて、 わからないままでいい
- 保澄 雫: みんなといる今を大切にできれば いいって思うようになった…
- 保澄 雫: でも、思うだけで何もしてなくて 大切なふたりを失った…
- アリナ: アナタのデスペアは 喪失感?無力感?
- 保澄 雫: どっちもだと思う…
- 保澄 雫: あの魔女の絵を見て 痛いほど感じた…
- 保澄 雫: …………
- 保澄 雫: …永遠はないって思い知ったから 私は、私にできることをする
- 保澄 雫: 大切な人を失って、悲しんで
- 保澄 雫: 私には釣り合わない人だったって 言い訳して諦めるのも
- 保澄 雫: 後悔するのも嫌なの
- 保澄 雫: …と言っても、何ができるのかは 正直まだわからない
- 保澄 雫: でも、大切な人たちとの時間を 忘れないことはできるから
- 保澄 雫: 私の中にある彼女たちの居場所を ずっと残しておくつもり
- 保澄 雫: …きっと私がどこにいても いつかひとりになっても
- 保澄 雫: どこへでも踏み出せる 勇気をもらえる気がするから
- アリナ: アナタをバーンナップさせるのは メモリーってワケ
- アリナ: アリナ的にクールなんですケド
- FILENAME: text_521010-5_YCL1l.txt
- 美凪 ささら: なるほどね…
- 美凪 ささら: 認めたくはないけど… 予想はできたかな…
- アリナ: プリーズ アリナに詳しく話して
- 美凪 ささら: うん わかってる
- 美凪 ささら: 私は人を守ったり救ったりできる 強い心を持った人になりたくて
- 美凪 ささら: 魔法少女の契約をした
- 美凪 ささら: それから、明日香と組んで
- 美凪 ささら: たくさんの人たちを レスキューしてきたけど…
- 美凪 ささら: そんな私の原点は
- 美凪 ささら: 「誰かに感謝されたい」っていう 承認欲求だったんだ
- 美凪 ささら: でも、魔女から人々を助ける 魔法少女は影の存在
- 美凪 ささら: 誰からも感謝されなくて 満たされなかった私は
- 美凪 ささら: 暗い感情に飲まれそうになった…
- 美凪 ささら: 今では、コントロールできる ようにはなったけど
- 美凪 ささら: 魔女の絵を見て思い出したよ あの頃見た私の醜い本質を、ね…
- アリナ: その承認欲求は、これからも 抱えて生きていくワケ?
- 美凪 ささら: 何度も悩んだよ
- 美凪 ささら: でもその欲求を否定したら
- 美凪 ささら: お父さんへの憧れも否定する ことになる気がしてさ…
- 美凪 ささら: もともと、私の承認欲求は
- 美凪 ささら: 「特別救助隊」…
- 美凪 ささら: いわゆるレスキュー隊で頑張る お父さんみたいになりたくて
- 美凪 ささら: 始まったものだったんだ
- 美凪 ささら: だから、誰かに憧れられる存在に なれるように
- 美凪 ささら: 魔法少女の時だけじゃなく 私生活でもレスキューを続けるよ
- 美凪 ささら: …あまり考えられてなかったけど
- 美凪 ささら: 命に関わる窮地じゃなくても 死ぬほど悩んでる人はいる
- 美凪 ささら: そんな人の心も救えたなら 完璧な人助けだって思えるし
- 美凪 ささら: いつか感謝された時に、卑屈に ならずに喜べるんじゃないかな
- 美凪 ささら: …ま、今は思ってるだけで やってみないとわからないけどね
- 美凪 ささら: 魔法少女としては 感謝されないかもしれないけど
- 美凪 ささら: いつか私なりのやり方で 最高のレスキューを実現させるよ
- アリナ: ふん…アンダースタン
- アリナ: アナタをバーンナップさせるのは 憧れへの熱望ってワケ
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- 空穂 夏希: …これが…私の…
- アリナ: プリーズ アリナに詳しく話して
- 空穂 夏希: あ…はい… 何から話そうかな…
- 空穂 夏希: …………
- 空穂 夏希: 私、中学に入るまでは 野球の選手をやってたんです
- 空穂 夏希: 誰かが欠けたら試合にも出れない くらい、小さなチームだったけど
- 空穂 夏希: どこよりも団結力は強かったし 練習も積み重ねてました!
- 空穂 夏希: それで…やっと県大会の決勝まで 勝ち上がれたんですけど
- 空穂 夏希: 試合当日、お兄ちゃんが高熱で 倒れちゃって…
- 空穂 夏希: その病気を治すために 私は魔法少女になったんです
- アリナ: なら、アナタのデスペアは?
- 空穂 夏希: …見ないふりをしてきた 私の本音です
- 空穂 夏希: 自分が魔女になった絵を見て 否応なく思い出しました…
- 空穂 夏希: 野球にもチームにも 情熱を賭けてきたのに
- 空穂 夏希: 中学の野球部では、女子は 選手になれないって言われて…
- 空穂 夏希: 選手を諦めて、 チアリーディングを始めたんです
- 空穂 夏希: みんなと野球を続けたかったのに 諦めるのは、悔しかった…
- 空穂 夏希: そんな醜い本音を無視しても やっぱり満たされなくて
- 空穂 夏希: 野球をできるみんなが羨ましくて 責めてしまいそうだった…
- 空穂 夏希: でも、今は絶望なんてしてません
- アリナ: 何か対策を見つけたワケ?
- 空穂 夏希: 野球以外に打ち込めるものが ないか、見つめ直したんです
- 空穂 夏希: おかげで、みんなと一緒に 戦うためにチアをやってるんだ
- 空穂 夏希: って、再認識できました!
- 空穂 夏希: だから、あの時の選択は 間違ってない
- 空穂 夏希: 改めて、 そう思えるようになりました
- 空穂 夏希: ただ…
- アリナ: …?
- 空穂 夏希: みんなと野球がしたかったのに 叶わなくて悲しかったのも
- 空穂 夏希: 本音を我慢して、チアに全力で 取り組んできたのも本当だから
- 空穂 夏希: 今日だけは、頑張ってきた私にも エールを送ろうと思います
- 空穂 夏希: 過去を振り返る いいきっかけをくれて
- 空穂 夏希: ありがとうございました! アリナさん!
- アリナ: まさか感謝されるとは 思わなかったんですケド…
- アリナ: …………フッ
- アリナ: お礼を言うのはアリナのほうカモ
- アリナ: だって、こんなに間近で
- アリナ: アリナの求める“美”を見せて もらえるんだから…アハッ
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