primadog

TBS Draft 0: Episode 6B

Jan 22nd, 2013
204
0
Never
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  1. ==Part B==
  2.  
  3. 口学校屋上
  4. 翌日の昼休み。二人きりで対峙するさやかとほむら。
  5. さやか「何だよ、話つてのは」
  6. ほむら「2週間だけ、行動を控えて」
  7. さやか「何でだよ?」
  8. ほむら「佐倉杏子と衝突してほしくない」
  9. 小馬鹿にしたように鼻を鳴らすさやか。
  10. さやか「ふうん、あいつと手を組んだんだ。やっぱりね...」
  11. 一方で、ほむらはあくまでポーカーフェイスを崩さない。
  12. ほむら「近い将来、どうしても彼女の力が必要な展開になる。それまでは魔女狩リの主導権を譲ってほしいの」
  13. さやか「その間、あんたたちは誰にも邪魔されず、グリーンードを集め放題ってわけね」
  14. 冷笑を返してから、怒りを露わにするさやか。
  15. さやか「あたしが目障りだってんなら、二人がかりでかかってくりゃいいでしょ。逃げも隠れもしないわ。受けて立つわよ」
  16. ほむら「美樹さやか、あなたとの対立は、鹿目まどかを刺激してしま、ヮ」
  17. さやか「ああそう...そういえば、ライバルは増ヤしたくないんだったつけ」
  18. どう転んだところでさやかの態度は軟化しないと悟り、ほむらの口調はやや悲しげに。
  19. ほむら「...もう少し冷静に考えて。あなたが意地を張れば張るほど、傷つくのは鹿目さんなのよ」
  20. さやか「まどかは関係ないでしょ!」
  21. 反而、ますます激高するさやか。
  22. さやか「あたしってパカだからさ。あんたみたいに口が上手いヤツには、もう何度も騙されたことがあるの。...でもね、あんたのやり口を見てれば分かる。あんたは自分の都合だけしか考えてないヤツだ。周りの人間は全部、そのための道具としか思つてない。違う?」
  23. ほむら「...何もかも、あなたのためを思って忠告してるのよ」
  24. さやか「いつまでもそんな風に、他人を見下していられると思うな」
  25. これ以上の問答は不要とばかり、敵意を込めてほむらを睨むさやか。
  26. さやか「どんなに勝ち日が薄くても、あんたたちの思い通りにだけはさせない...この街は、あたしが護るんだ」
  27. ほむらに背を向け、屋上を去るさやか。
  28. 残されたほむらは、憂い顔で遠い眼差しをする。
  29.  
  30. 口まどかの寝室
  31. 明かりを消し、ベッドに入ったまま、まんじりともせず天井を見つめているまどか。
  32. 階下で、玄関のドアの開閉音。休日出勤のうえ午前様の詢子が、ようやく帰宅したらしい。続いてシャワーを使う物音。しばし悩んでから、ベッドを抜け出すまどか。
  33.  
  34. 口鹿自家ダイニングキッチン
  35. テーブルには知久の書き置きーー『お疲れ様。冷蔵庫にポテトサラダあります』
  36. パスロープ姿の詢子、ポテトサラダを肴に、一人で水割りで晩酌中。そこへ寝間着の上からガウンを羽織ったまどかがやって来る。
  37. 詢子「眠れないのかい?」
  38. まどか「うん...ちょっといい?」
  39. 頷く詢子。まどかはキッチンから自分のグラスとジュースを取ってくる。
  40. まどかが注いだジュースに一詢子がアイスペールから氷を入れてやり、乾杯する母娘。お互いに慣れている。
  41. 一口ジュースに口をつけてから、語り出すまどか。
  42. まどか「友達がね...大変なの。やってることも、言ってることも、たぶん間違ってなくて...なのに、正しいことを頑張ろうとすればするほど、どんどん酷いことになってくの...」
  43. 詢子「よくあることさ」
  44. さらりと応じる詢子。
  45. 詢子「悔しいけどね、正しいことだけ積み上げていけばハツピーエンドが手に入るってわけじゃない。むしろ皆が皆、自分の正しさを信じ込んで意固地になればなるほどに、幸せって遠ざかってくもんだよ」
  46. まどか「間違ってないのに、幸せになれないなんて...ひどいよ」
  47. 詢子「うん」
  48. まどか「わたし、どうしたらいいんだろ?」
  49. しばしグラスを見つめる詢子。
  50. 詢子「...そいつばっかりは、他人が口を突っ込んでも綺麗な解決はつかないねえ」
  51. まどか「...」
  52. まどかは詢子を見つめて続きを待つ。娘が納得できていないと知り、溜息まじりに先を続ける詢子。
  53. 詢子「たとえ綺麗じゃない方法だとしても、解決したいかい?」
  54. まどか「うん」
  55. 詢子「ならーー間違えればいいのさ」
  56. グラスを揺らし、氷で水割りを混ぜる詢子。
  57. 詢子「正しすぎるその子のぶんまで、誰かが間違えてあげればいい」
  58. まどか「間違える...?」
  59. 詢子「ずるい嘘をついたり、恐いモノから逃げ出したり、でもそれが、後になってみたら正解だったって分かることがある。本当に他にどうしょうもないほどどん詰まりになったら、いっそ思い切って間違えちゃうのも手なんだよ」
  60. まどか「それが、その子のためになるって...分かってもらえるかな?」
  61. 詢子「解ってもらえないときもある。特にすぐにはね。言ったろ?綺麗な解決じゃないって。...その子のことを諦めるより、誤解される方がまだマシだと思うかい?」
  62. まどか「...」
  63. 思い悩むまどかを前に、詢子は酒をロにしつつ、優しく微笑む。
  64. 詢子「まどか、あんたはいい子に育った。嘘もつかないし、悪いこともしない。いつだって正しくあろうとして頑張ってる。子供としてはもう合格だ。...だからね、大人になるまえに、今度は間違え方もちゃんと勉強しておきな」
  65. まどか「勉強...なの?」
  66. 詢子「若いうちは怪我の治りも早い。今のうちに上手な転び方を覚えといたら、後々きっと役に立つよ。...大人になるとねー、どんどん間違えるのが難しくなっちゃうんだ。プライドとか責任とかね、護るモノ、背負ったモノが増えるほど、下手を打てなくなってくの」
  67. まどか「ふうん...」
  68. 詢子の言葉に考え込みながら、ゆっくりジュースを飲むまどか。
  69. まどか「それって、辛くない?」
  70. 詢子「大人は誰だって辛いのさ。だから酒飲んでもいいってことになってんの」
  71. 冗談めかして笑う詢子。つられてまどかも笑う。
  72. まどか「わたしも、早くママとお酒飲んでみたいなあ」
  73. 詢子「さっさと大きくなっちゃいな。辛いぶんだけ楽しいぞぉ、大人は」
  74.  
  75. 口恭介の病室
  76. 夕方。いつものように、見舞いの手土産を持って訪れるさやか。
  77. だが恭介のベッドは空で、私物も綺麗に片付けられている。
  78. さやか「...あれ?」
  79. 途方に暮れるさやか。その背中を見咎める看護師A。
  80. 看護師A「あら?上条さんなら昨日退院したわよ」
  81. さやか「そ、そうなんですか?」
  82. 看護師A「リハビリの経過も順調だったから、予定が前倒しになってーー連絡、行つてなかったの?」
  83. さやか「ええ、まあ」
  84. 曖昧な愛想笑いでお茶を濁すさやか。
  85.  
  86. 口上条家の前
  87. 夜。病院からそのままの足で、上条家の門前に立っさやか。
  88. チャイムを押すかどうか、やや逡巡しているうちに、ふと微かにヴァイオリンの旋律を聞き咎める。
  89. レッスンに没頭している恭介の演奏である。
  90. さやか「...」
  91. 演奏に耳を澄ますさやか。ただ聞いているだけでも、大変な集中力で練習に入れ込んでいる恭介の気迫が伝わってくる。
  92. とても邪魔できない、と思ったさやかは、寂しげに微笑んで、チャイムを押そうとしていた手を引っ込める。
  93. そのまま帰ろうとするさやか。だがすぐさま、緊張の面持ちで立ち止まる。
  94. さやかの行く手に、闇の中から街灯の光の中へと、ゆっくり歩み出てくる杏子。手にしたチユロスを囓っている。
  95. 杏子「ーー会いもしないで帰るのかい?今日一日追いかけ回したくせに?」
  96. さやか「おまえは...」
  97. 杏子「知ってるよ。この家の坊ゃなんだろ? あんたがキユウベえと契約した理由って。...まったく。たった一度の奇跡のチャンスを、クダラネエ事に使い潰しゃがって」
  98. さやか「お前なんかに...何が分かる!」
  99. 杏子「分かってねえのはそっちだパヵ。魔法つてのはね、徹頭徹尾、自分だけの望みを叶えるためのもんなんだよ。他人のために使ったところでロクなことにはならないのさ。ーー巴マミは、その程度のことも教えてくれなかったのかい?」
  100. さやか「...ツ」
  101. マミに全く同じことを諌められた記憶が蘇り、歯噛みするさやか。
  102. 杏子「惚れた男をモノにするなら、もっと冴えた手があるじゃない? せっかく手に入れた魔法でさあ」
  103. さやか「...なに?」
  104. 杏子「今すぐ乗リ込んでいって、坊やの手も足も、二度と使えないぐらいに潰してやりな。もう一度、あんた無しでは何もできない身体にしてやるんだよ。そうすれば今度こそ坊やはアンタのもんだ。身も心も全部、ね」
  105. さやか「...ツ」
  106. 怒りのあまり言葉を失うさやか。
  107. 杏子 「気が退けるってんなら、アタシが代わりに引き受けてもいいんだよ?同じ魔法少女のよしみだ。おやすい御用さ」
  108. さやか「...絶対に...お前だけは絶対に、許さない...今度こそ必ず...ツ」
  109. 殺気立つさやかを前にして、不敵に笑う杏子。
  110. 杏子「場所を変えようか。ここじゃ人目に付きそうだ」
  111.  
  112. 口鹿目家、まどかの私室
  113. 勉強机について宿題を片付けているまどか。
  114. だがまったく集中できず、物思いに耽っている。脳裏をよぎるのは昨夜の詢子の言葉。
  115. 詢子M「ーー正しすぎるその子のぶんまで、誰かが間違えてあげればいいーー』
  116. まどか「そんなこと、言われでも...」
  117. そのとき、まどかの脳裏にキユウベえからのテレパシーが届く。
  118. キユウベえ『まどか...まどか!』
  119. ぎょっとして振リ向くまどか。すると部屋の窓の外に、キユウベえがしがみついている。
  120. キユウベえ『急いで!さやかが危ない! ついてきて!』
  121.  
  122. 口高速道路上の跨道橋
  123. 4車線の高速道路を跨ぐ、小さな橋。眼下の高速道路は往来が激しく騒がしい一方で、橋の上は一種の死角となり、誰の自にも留まらない。
  124. やや距離を置いて対時するさやかと杏手。杏子は相変わらずチユロスを食べている。
  125. 杏子「ここなら遠慮はいらないよねえ。いっちょ派手にいこうじゃない」
  126. 杏子、魔法少女スタイルに変身。さやかもまたソウルジエムを手に身構える。
  127. そこに駆けつけるまどかとキユウベえ。
  128. まどか「待って、さやかちゃん!」
  129. さやか「まどか...」
  130. 一瞬、虚を突かれるさやかだが、すぐにまた闘志の表情に戻る。
  131. さやか「邪魔しないで。そもそもまどかは関係ない話なんだから」
  132. まどか「駄目だょこんなの!絶対おかしいよ!」
  133. 必死に制止するまどかに、冷笑を浴びせる杏子。
  134. 杏子「フン、ウザイ奴にはウザイ仲間がいるもんだねえ」
  135. ほむら「じゃあ、あなたの仲間はどうなのかしら?」
  136. 不意に杏子の背後に姿を現すほむら。忌々しげに舌打ちする杏子。
  137. ほむら「話が違うわ。美樹さやかには手を出すなと言った筈よ」
  138. 杏子「あんたのやり方じゃ手緩すぎるんだよ。ーーどのみち、向こうはやる気だぜ」
  139. ほむら「なら...」
  140. 変身するほむら。
  141. ほむら「...私が相手をする。手出ししないで」
  142. 杏子「フン」
  143. 杏子、短くなったチュロスを掲げて、
  144. 杏子「じゃあコイツを食い終わるまで待ってやる」
  145. ほむら「充分よ」
  146. 杏子とほむらのやりとりを聞いて、ますます怒るさやか。
  147. さやか「舐めるんじゃ、ないわよ...」
  148. ソウルジエムを掲げ、変身しようとするさやか。
  149. 見かねたまどかは、即座に覚悟を決める。
  150. まどか「さやかちゃんーーごめん!」
  151. いきなり横合いから、さやかの手の中のソウルジエムを奪い取るまどか。
  152. さやか「なっ...!?」
  153. さやかのみならず、杏子とほむらも呆気にとられる。
  154. まどかは奪い取ったソウルジエムを、即座に跨道橋の下の高速道路へと投げ捨てる。
  155. ソウルジエムは、たまたま真下を走っていたトラックの荷台にひっかかり、一瞬のうちに彼方へと運び去られていく。
  156. はむら「ーーまずいッ!」
  157. 血相を変えるほむら。いきなり瞬間移動(に見える時間操作)で姿を消し、トラックの後を追う。
  158. さやか「まどか...あんた何てことをツ」
  159. まどか「だって、こうしないと...」
  160. まどかに食つでかかろうとするさやか。だが急に脱力し、
  161. まどかの腕の中に倒れ込む。
  162. まどか「...さやかちゃん?」
  163. 何が起こったのか分からずきょとんとなるまどか。
  164. さやかは虚ろな目をしたまま、身動きひとつしない。
  165. キユウべえ「今のはまずかったよ、まどか」
  166. 呆れ果てたかのように、かぶりを振るキユウベえ。
  167. キユウベえ「よりにもよって友達を放り投げるなんて、どうかしてるよ」
  168. まどか「何?...何なの?」
  169. 強張った表情でずかずか歩み寄ってくる杏子。いきなり乱暴にさやかの首を掴む。
  170. 慌てて抵抗するまどか。
  171. まどか「ゃ、やめて!」
  172. 杏子「...どういうことだ、おい?」
  173. 杏子、まどかではなくキユウベえに向けて、押し殺した声で問、っ。
  174. 杏子「こいつ、死んでるじゃねーかよ!」
  175. 驚きのあまり表情が凍りつくまどか。
  176.  
  177. 口高速道路
  178. さやかのソウルジエムを荷台に載せたまま先行するトラックを、述続テレポートで必死に追うほむら。(実際には何度も時を止め、そのたびに全力疾走を繰り返してます)
  179.  
  180. 口跨道橋の上
  181. 依然、何の反応もないさやかの身体。呼吸も脈もない。
  182. 事態が理解できず呆然となるまどか。
  183. まどか「さやかちゃん、ねえ、さやかちゃん...起きて、ねえ?」
  184. 何度もさやかの肩をゆするまどか。だがさやかの首は人形のようにぐらぐらと揺れるだけ。
  185. まどか「ねえ、ちょっと...どうしたの?ねえ!?嫌だよ、こんなの...さやかちゃあん!!」
  186. パニックに陥るまどか。杏子もまた、理解を超えた状況に焦る。
  187. 杏子「何がどうなってやがんだ、おい...」
  188. キユウベえ「君たち魔法少女が身体をコントロールできるのは、せいぜい100メートル圏内が限度だからね」
  189. ただひとり、冷静なまま説明するキユウベえ。
  190. 杏子「100メートル? 何のことだ? どういう意味だ!?」
  191. キユウべえ「普段は当然、肌身離さず持ち歩いてるんだから、こういろ事故は滅多にあることじゃないんだけど...」
  192. まどか「何言ってるのよキユウベえ!助けてよ!さやかちゃんを死なせないで!」
  193. 半狂乱でキュゥベえに訴えるまどか。だがキュゥべえは溜息まじりに、
  194. キユウベえ「まどか、そっちはさやかじゃなくて、ただの抜け殻なんだって」
  195. まどか「え...」
  196. 途方に暮れるまどか。
  197. キユウベえ「さやかはさっき、君が投げて捨てちゃったじゃないか」
  198. 杏子「な...」
  199. キユウベえの言葉の意味を悟り、愕然と、自分のソウルジエムを見つめる杏子。
  200. 杏子「なん...だと?」
  201.  
  202. 口高速道路
  203. 引き続き、トラックを追っているほむら。
  204. 何とかして荷台の端にしがみつき、上へと這い上がる。
  205. キユウベえoff「ただの人間と同じ壊れやすい身体のままで、魔女と戦ってくれなんて、とてもお願いできないよ」
  206. 荷台の片隅に引っかかっていたさやかのソウルジエムを掴み取るほむら。安堵の溜息。
  207. キユウベえoff「君たち魔法少女にとって、もとの身体なんでいうのは外付けのハードウエアでしかないんだ。君たちの本体としての魂には、魔力をより効率よく運用できる、コンパクトで安全な姿が与えられてる」
  208.  
  209. 口跨道橋の上
  210. 恐怖に顔を引き攣らせたまどかと杏子の前で、淡々と説明を続けているキユウベえ。
  211. キユウベえ「魔法少女との契約を取り結ぶ僕の役目はね、君たちの魂を抜き取って、ソウルジエムに変えることなのさ」
  212. 杏子「てめえは...なんてことを...」
  213. 怒りのあまりキユウベえの耳を鷲掴みにする杏子。
  214. 杏子「ふざけるんじゃねえ!それじゃアタシたち、ゾンピにされたようなもんじゃないか!」
  215. キユウベえ「むしろ便利だろう?心臓が破れても、ありつたけの血を抜かれでも、その身体は魔力で修理すればすぐまた動くようになる。ソウルジエムさえ砕かれない限り君たちは無敵だよ。弱点だらけの人体よりも、よほど戦いでは有利じゃないか」
  216. まどか「ひどいよ...そんなの、あんまりだよ...」
  217. だがキユウべえは何ら悪びれた風もなく、むしろ心底途方にくれている。
  218. キユウベえ「...君たちはいつもそうだね。事実をありのままに伝えると、決まって同じ反応をする。訳が分からないよ。どうして人間はそんなに、魂の在処にこだわるんだい?」
  219. 杏子「...ツ」
  220. 怒りにわなわなと震える杏子。さやかの死体を抱いたまま、涙に暮れるまどか。
  221. そこへ帰還するほむら。持ち帰ったソウルジエムを、さやかの手に握らせる。
  222. 直後、ぷるりと身震いして目を開けるさやか。
  223. さやか「...あ...?」
  224. しばらく状況が呑み込めず、さやかは途方に暮れて辺りを見回す。
  225. さやか「...何? 何なの?」
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