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- KAITO:いよいよだな~
- ***:これより起動テストを開始します
- MEIKO:そうね
- ***:システム起動開始
- ***:起動中...10%
- ***:起動中...40%
- ***:起動中...70%
- ***:起動完了
- ***:異常なし
- ***:システムは正常に起動しました
- ミク:……
- ミク:ミク:――
- ミク:……
- KAITO:――ミク:――聞こえるか?
- ミク:……?
- ミク:……?
- KAITO:ミク:
- MEIKO:良かった、ちゃんと起動したみたいね
- ミク:……?
- KAITO:やあミク:。おはよう
- ミク:……?
- MEIKO:ミク:。これはあなたのヘッドセットに直接送っている通信よ
- MEIKO:いま私たちはそこにはいないの。離れた場所から音声や映像を送っているの。わかる?
- ミク:……?
- MEIKO:ミク:。これから私達が言うことを良く聞いてね
- KAITO:えーと、まずは何から説明したらいいのかな
- KAITO:そうそう、僕たちはボーカロイド。科学の力で生み出された、歌の電子精霊だよ
- KAITO:そして君も僕たちの後に作られたボーカロイドなんだ
- MEIKO:私がMEIKO(メイコ)で、あっちがKAITO(カイト)
- MEIKO:あなたのお姉さんとお兄さんみたいなものね
- KAITO:僕は妹が増えて嬉しいぞ~
- KAITO:そうだミク、僕の事『お兄ちゃん』って呼んでごらん
- ミク:……みく?
- MEIKO:私はMEIKOって呼び捨てでいいから
- ミク:……みく?
- KAITO:ほらほら、『お兄ちゃん』だよ『お兄ちゃん』
- ミク:みく―?
- KAITO:『ミク』は君の事だよ
- KAITO:僕は『お兄ちゃん』。言ってごらん
- ミク:みく……みく?
- ミク:みく~
- MEIKO:……
- MEIKO:……あら?
- MEIKO:ねえミク、ちょっと私の名前を呼んでみて。さっき教えたでしょ
- ミク:みく~?
- KAITO:もしもしミクさん……?
- ミク:みく―
- MEIKO:……
- KAITO:……
- KAITO:もしかして……
- MEIKO:この子、『みく』しか言えないの?
- ミク:みくみく~♪
- KAITO:ガーン!
- MEIKO:ちょっと、大丈夫なのこれ? 研究室に問い合わせてみるわ
- KAITO:ねえミク、『お兄ちゃん』だよ『お兄ちゃん』言ってごらん
- ミク:みく―(>ワ<)
- MEIKO:あ、KAITO、それ仕様だって
- KAITO:ぶっ!!
- MEIKO:この子は戦闘用のブランチだから、会話用の出力フローを削ってるんですって
- KAITO:なんだか良くわかんないけど、つまり喋れないの? このミクは
- MEIKO:そうゆうこと
- KAITO:そんな―!
- ミク:みくみく~♪
- KAITO:リンやレン達も『お兄ちゃん』って呼んでくれないから、今回は期待してたのに……
- MEIKO:どうでもいいじゃない、そんなの
- KAITO:うわ―ん
- ミク:みく?
- MEIKO:ううん、なんでもないから気にしないで。こっちの言う事は分かるわよね?
- ミク:みくっ!^^
- KAITO:わかってるの、これ?
- ミク:みくみくっ!
- MEIKO:一応わかるらしいわよ
- MEIKO:それじゃあミク、まずは歩いてみましょう
- MEIKO:まっすぐ歩くのよ
- MEIKO:あなたの視界に表示される全身ボタンをクリックするか、
- MEIKO:キーボードの[↑]キーを押すか、マウスのホィールを上に回してみなさい
- MEIKO:キーボードやホィールがきかない場合は、一度マウスで画面をクリックしてね
- ミク:みく♪
- KAITO:歩いた歩いた!
- KAITO:凄いぞミク!
- ミク:みくみくっ♪
- MEIKO:反対に後ろに下がるには、後退ボタンをクリックするか、[↓]キーを押すかマウスのホィールを下に回すの
- MEIKO:でも今は必要ないわね
- MEIKO:その調子で前に進んでみて
- KAITO:ミクが歩いてる……
- KAITO:ずっと研究室で眠っていた子が……。グスッ……
- MEIKO:もう。歩いたくらいで感動しないの
- みく:みくみくっ♪
- MEIKO:じゃあ次は曲がりながら進んでみましょう
- MEIKO:左右のボタンをクリックして、うまく方向転換してね。[←][→]キーを押してもいいわ
- KAITO:いいぞいいぞ。ミクは天才だな~
- ミク:みくー♪
- MEIKO:だから大げさだってば
- MEIKO:さあ 今度は少し長く歩いてみましょう
- MEIKO:【全体マップ】ボタンで辺りの地形がわかるから、それを頼りにね
- MEIKO:そのままずっと進んで、東南の方角に向かうのよ
- MEIKO:マップの上が北で、下が南、右が東で、左が西。だから東南はマップの右下ね
- KAITO:がんばるんだぞミク!
- ミク:みくー!
- MEIKO:大丈夫? 迷わないでね
- KAITO:がんばれよ~!
- KAITO:ゴール! よくやったなミク!
- ミク:みく!
- MEIKO:まだ終わりじゃないんだから
- MEIKO:さあミク、今度は分かれ道があるわ。同じところに戻ってこないように、気をつけながら北に向かいなさい
- ミク:みくー!
- MEIKO:迷いそうになったらマップを見てね。北に向かえばいいから
- KAITO:行け! 行けー!
- KAITO:今度こそゴール!
- KAITO:偉いぞミクー!
- ミク:みく~♪
- MEIKO:うん。これで歩行テストは完璧ね
- MEIKO:次のテストに移るわ
- KAITO:次はなんだっけ
- MEIKO:次は『ディスク』の自己管理よ
- MEIKO:たって一人で戦場に行くんだから、一人でなんでもできなくちゃ
- KAITO:そうだな……
- ミク:みく?
- MEIKO:ミク、そのまま北に進んで
- MEIKO:先にあるディスクを取るのよ
- KAITO:マップに黄色く光っているのはディスクやアイテムだから、そこに行けばいいものが出に入るんだぞ
- ミク:みく~
- ***:スリーブ用ディスク 『プロトアクション』を手に入れた!
- ***:シャツ用ディスク 『プロトセキュリティ』を手に入れた!
- MEIKO:ちゃんとディスクは手に入れたみたいね
- ミク:みくっ!
- MEIKO:でもミク、ディスクはそれだけじゃ意味ないの。ディスクはインストールして使うものなのよ
- MEIKO:あなたは拡張型だから最初は何もできないんだけど、
- MEIKO:ディスクをインストールすれば、その分いろんな事ができるようになるの
- MEIKO:【インストール】メニューから今取ったディスクをインストールしてみてね
- KAITO:ディスクによってインストールできる場所が違うから気をつけるんだぞ~
- MEIKO:今取ったのは『スリーブ(腕)』用と『シャツ(胴)』用みたいね
- MEIKO:拾った時にどこ用のディスクかわかるから、ちゃんと見ているのよ
- ミク:みく!
- ミク:ミク……?
- KAITO:ミクー、それは転送装置だぞ~
- MEIKO:離れた場所にワープできるの
- MEIKO:これからよく使うことになるから、覚えておいてね
- ミク:みくー
- KAITO:よーし、それに乗って、次のエリアにワープだー!
- ミク:みく~!
- ***:次のエリアにワープしますか? ・はい ・いいえ
- KAITO:もしかして次は……
- MEIKO:そう。いよいよ戦闘よ
- ミク:みく?
- KAITO:ミク! 気をつけるんだぞ!
- ミク:みくみく?
- MEIKO:ミク、ちゃんと説明するわね
- MEIKO:あなたは厳密にいうと、私達ボーカロイドとは異なる存在なの
- MEIKO:私達ボーカロイドは、歌を歌うための存在
- MEIKO:あなたの元になったオリジナルの『初音ミク』も歌を歌うための存在だったわ
- MEIKO:でもあなたは『初音ミク』のデータを戦闘用に改造して新たに作られた、
- MEIKO:世界でただ一人の戦闘用ボーカロイドなのよ
- ミク:みくー?
- KAITO:……
- MEIKO:あなたは戦うために生まれたの
- MEIKO:そしてここは、あなたが戦いを覚えるためのトレーニングルーム
- MEIKO:この先には、あなたが倒すべき敵が待ち構えているから、
- MEIKO:その敵を、あなたが倒すのよ
- MEIKO:わかった?
- ミク:みく~♪
- KAITO:軽いなぁ……
- KAITO:大丈夫かなぁ
- MEIKO:シュミレーションでは問題ないはずだから。あとは実践あるのみね
- KAITO:ミク、ちゃんとディスクはインストールしたか?
- ミク:みくー
- MEIKO:敵を倒すために必要なプログラムがディスクには入っているの
- MEIKO:だからちゃんとインストールすること。いいわね?
- ミク:みくー
- MEIKO:ちゃんとインストールしていれば、負けてもまたやり直せるから
- KAITO:でも、危なくなったら逃げていいんだからな?
- ミク:みくー
- MEIKO:あなたは敵よりも素早く動けるから、一度にたくさん攻撃を仕掛けられるわ
- MEIKO:戦いが始まったら、攻撃用のスキルを出来るだけ使いなさい
- MEIKO:キーボードで操作する場合は、矢印キーで選択して、
- MEIKO:[Enter]か[Space]で決定。[Esc]や[BackSpace]でキャンセルね
- MEIKO:マウスで何もないところをクリックしてもキャンセルできるわ
- KAITO:がんばれミク! 無茶だけはするなよ!
- ミク:みくみくー♪
- コノイズを倒した!
- ミクは15%の経験値を得た。
- 『修正パッチα』を手に入れた!
- KAITO:よっしゃー!!
- MEIKO:まだまだ行くわよ
- KAITO:その調子で、け散らしてやれ!
- ミク:みくー!
- MEIKO:次はたくさんの敵が出てくるけど、焦らずに一体ずつ倒せば平気だから
- ミク:みくっ
- MEIKO:あなたはHP(ヒットポイント)が無くなると負けちゃうの
- MEIKO:だから危なくなったらうまく回復アイテムを使ってね
- KAITO:敵が落としたアイテムも、遠慮なく使っていいんだぞ
- スキルを選択してください。
- スキルは複数選択できます。
- コノイズ達を倒した!
- ミクは30%の経験値を得た。
- 『修正パッチα』を手に入れた!
- 『修正パッチα』を手に入れた!
- KAITO:凄い凄いぞミクー!
- ミク:みくみくっ!
- MEIKO:まだまだ行くわよ
- MEIKO:次はさらにディスクをインストールしていろんなスキルを使う事を覚えてね
- ***:スカート用ディスク『プロトガード』を手に入れた!
- MEIKO:ディスクに収められている戦闘用プログラムの事を『スキル』って言うんだけど、
- MEIKO:スキルにはいろいろな種類があるのね
- MEIKO:攻撃用のスキルの他にも防御用のスキルなんかもあるわ
- KAITO:自分の身は自分でちゃんと守らなきゃいけないってことだな
- ミク:みく~!
- MEIKO:一度に使えるスキルは限られているけど、あなたが成長していけば今よりたくさん使えるようになるわ
- KAITO:ミクはどんどん伸びていくタイプだからな
- KAITO:将来性抜群だ!
- ミク:みくみくっ♪
- MEIKO:……でも縦には伸びないでね
- KAITO:何それ?
- MEIKO:ううん。なんでもない
- MEIKO:ミク。今手に入れたディスクも忘れずにインストールするのよ
- ミク:みくー
- MEIKO:今度の敵はちょっとだけ強いから気をつけて
- MEIKO:同じ敵でも個体によって強さが違うの
- MEIKO:あなたの視野には敵の解析データが表示されているはずだけど、
- MEIKO:敵の名前の横についている数字がその敵のレベルだから、戦うときの目安にしなさい
- KAITO:数字が大きいとそれだけ強いんだって。油断してると危ないぞ~
- ミク:みくっ!
- KAITO:いいぞいいぞー!
- みく:みくー♪
- MEIKO:今度の敵は更に強いわ
- MEIKO:敵も一度に何回か攻撃してくる事があるから、気をつけて!
- ミク:みくっ!
- KAITO:よしっ! もう一息だ!
- ミク:みく~!
- MEIKO:敵の一匹一匹はそんなに頭が良くないの
- MEIKO:攻撃のパターンが決まっている事が多いから、それを見極めれば楽に勝てるようになるはずよ
- KAITO:次でラストだ! がんばれミク!
- ミク:みくっ!
- MEIKO:驚いたわ。もうここまで出来るなんて
- KAITO:凄いぞミクー!
- KAITO:やっぱりミクは天才だな~
- ミク:みくみくっ♪
- MEIKO:お疲れ様。これで今日のトレーニングメニューはおしまいよ
- MEIKO:奥の転送装置から研究室に戻って、ぐっすり休んでね
- KAITO:おつかれさまだよみく~♪
- ミク:みく~♪
- KAITO:さーて。僕たちも休むか
- MEIKO:そうね。テストは順調だし、安心だわ
- KAITO:とっておきのアイスがあるんだ~♪
- MEIKO:だらしない顔しちゃって
- KAITO:そういうめーちゃんこそ、早速お酒注いでるじゃないかー
- MEIKO:いーの。この一杯のために生きてるんだもん♪
- ミク:みくっ!?
- MEIKO:何! どうしたの!?
- KAITO:あわわわわわなにこれなにこれ!!?
- MEIKO:管制室! 管制室! 応答して!
- KAITO:管制室ー!
- MEIKO:繰り返します! 管制室! 原因不明の警報が鳴っています! 応答してください!
- KAITO:つながる? 僕の方からは全然つながらないよ
- MEIKO:私もつながらない! なんで!?
- MEIKO:研究室! 研究室は!?
- KAITO:そっちもだめだ
- MEIKO:私もだめ……
- ミク:みく~?
- MEIKO:変なのよ、ミク。何か異常事態が起きているみたいなの
- KAITO:ねえ、めーちゃん
- MEIKO:なに!?
- KAITO:あれじゃないかな~。ほら、捕獲してたノイズがいたでしょ。ミクのトレーニング用に
- KAITO:あれが逃げ出したんじゃないかな?
- MEIKO:それは有り得ないわ
- MEIKO:捕まえているノイズは下級レベルだけだし、その力では破れない電磁柵に閉じ込めているんだから
- MEIKO:今の十倍の個体と収納できるくらい、強度には余裕があったはずよ
- KAITO:でも万が一って事もあるしさー
- MEIKO:……
- MEIKO:そうね……
- MEIKO:でも、もしそうだとすると……
- KAITO:僕達もこの通信室から出られないね
- ミク:みく~?
- MEIKO:ミク。大事な話があるの
- ミク:みくっ
- MEIKO:起動したばかりのところで悪いんだけど、ちょっと施設の中を点検してほしいの
- MEIKO:この施設の中で何が起こっているのか私達にも分からないから、状況を調べてほしいのよ
- KAITO:僕もいっしょに行ってあげたいけど……
- MEIKO:もしノイズがいたら私達の力ではどうにもできないわ
- MEIKO:弱いノイズだったら電磁柵に閉じ込める事もできるんだけど
- MEIKO:電磁柵まで破るようなノイズがいたら、もう完全にお手上げなの
- MEIKO:今のノイズに対抗できる力を持っているのは、世界であなた一人だけなのよ
- ミク:みくー
- MEIKO:調べに行って来てくれる?
- ミク:みくっ!
- KAITO:ごめんな、ミク。危ない事を全部押し付けて……
- MEIKO:仕方ないわ。そのために作られた子なんだから
- KAITO:……
- KAITO:ミク気をつけるんだぞ! 僕達も出来る限りサポートするから!!
- ミク:みく~!
- MEIKO:ひとまず警報は切るわね
- MEIKO:ミク。そこの転送装置から急いで研究室に向かって!
- MEIKO:まずはそこから調べてちょうだい
- KAITO:危なくなったら逃げるんだぞ!
- ミク:みくみくっ!
- メインフロアにワープしますか? ・はい ・いいえ
- MEIKO:目の前にあるのは『セーブポイント』よ。あなたのエネルギーを補充したり、データを記録したりできる装置なの
- KAITO:疲れたらあそこに帰ってくればいいんだよ
- KAITO:わかったかー?
- ミク:みく~♪
- MEIKO:ただし戦闘で高めたあなたのSHB(スーパーハツネビート)は半分に減っちゃうから気をつけて
- エネルギー補充完了
- MEIKO:バックアップも取っておいたら?
- ゲームデータを保存しますか? ・はい ・いいえ
- ゲームデータを保存しました。
- タイトル画面の「コンティニュー」から
- ゲームを再開できます。
- MEIKO:がんばってね
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