Advertisement
Not a member of Pastebin yet?
Sign Up,
it unlocks many cool features!
- # 生命保険について ~保険かけすぎじゃないですか?~
- ---
- ## はじめに
- いきなりですが、私が衝撃を受けた本を紹介
- ---
- ## 保険の考え方
- ### 保険の原則
- * 自分では損失をまかない切れないリスクに対しては、積極的に保険をかけるべき
- * 自分で処理できる範囲のリスクなら、保険をかけるべきか慎重になるべし
- ### 例
- * 自動車保険
- * 対人対物は無制限にする
- →死亡事故になると、賠償金を支払いきれなくて破産する可能性があるから
- * 車両保険は掛けるときと掛けない時がある
- →自分で修理金を出せると思えば掛けないという選択肢もある
- ---
- ## 生命保険の種類
- * 生命保険
- * 医療保険
- * 学資保険(養老保険)
- * 貯蓄型保険
- この中で入るべき保険はどれでしょう?
- ---
- ## 正解(※個人的な見解です!!)
- * 掛け捨ての生命保険(独身なら不要)
- * 掛け捨ての医療保険(一部だけ)
- ---
- ## 生命保険が必要な理由
- * 死んでしまったら、残された家族に対する保証が不十分でなくなる可能性があるから
- * →つまり、「自分で損失をまかないきれないリスク」に含まれる
- * 遺族年金制度等の公的補助はあるが、それでもまかないきれない場合がある
- 生命保険には、おおまかに以下の2種類がある
- * 一時金型
- * 年金型(いわゆる収入補償と言われるやつ)
- 自分にあったものを適切に選びましょう(たぶんほとんどの人が年金型が適している)
- ---
- ## 医療保険が不要な理由
- * 日本には「高額医療費制度」という世界最強の社会保険制度が存在する
- * ざっくりいうと、医療費一ヶ月の最大自己負担が約8万円になる(※)8万円超えた分は、国が保証してくれる
- * 帝王切開 →請求は10万円オーバーでしたが、8万円ですみました
- * しかも、4ヶ月以上高額出費が連続した場合は、自己負担額がさらに軽減される
- ※ 年収によります
- ---
- ## 医療保険が一部必要な理由
- しかし、高額医療費制度は「保険適用に限る」という条件がある
- * がん治療においては、先進医療と呼ばれる保険適用外の治療を行う場合がある
- * それらの治療費は非常に高い(数百万円など)
- 保険適用外の治療については「自分では損失をまかない切れないリスク」となるため、
- 先進医療対策にピンポイントで医療保険を掛けることは合理的と言える
- (最小限の医療保険に入り、先進医療特約を付けるとか)
- ---
- ## 学資保険や養老保険が不要な理由
- これは意見が分かれるところなので、正解はないと思う
- ### 個人的な考え
- * 保険の原則は「自分で損失をまかないきれないリスク」に備えるもの
- * 自分が死ぬリスクに備えて、子への学資資金は保証すべきだが、それは学資保険でなくてもよい
- →というか、そのために生命保険が存在する
- * 学資保険以外にも、有効な投資手法はある
- * 実は学資保険も元本損失リスクのある「投資」と言われている。ここでは理由は省略
- ---
- ## 貯蓄型保険が不要な理由
- * 保険の原則は「自分で損失をまかないきれないリスク」に備えるもの
- * バブル崩壊前後までは、利率が良かったが、今や利率はかなり低い
- * 株式、不動産、金等に分散投資したほうが、現実的にはかなりリターンが大きい(←個人的見解です)
- ### 注意
- 外貨建て貯蓄型保険という、怪しい投資手法がある
- 外貨は利率が良いため一見良い手段に見えるが・・・
- 為替リスクが存在するので、立派なリスク資産です
- (為替レートによっては期待以上のプラスになる場合もあるし、損失が生じる場合もある)
- ---
- ## まとめ
- * 個人的な見解ですが、
- * 保険は「掛け捨ての生命保険」と「掛け捨ての一部の医療保険」は必須
- * それ以外は不要
- * 私自身はどうしているかというと・・・
- * 生命保険:収入補償型(掛け捨て)
- * 医療保険:がっつり(掛け捨て)→削減に移行中
- * 学資保険:長女のみ(次女は別手段で学資用意)
- * 貯蓄型保険:なし
- * もし興味があれば、私が選んだ実際の保険について情報をシェアします
- * ※ 保険は商品がどんどん新しくなるので、私が入っている保険は既に非効率的なものがあることには留意ください
- ---
- ## 蛇足
- ### 本を読んで興味深かったこと
- * 保険に「加入する」という言葉があるが、これは間違い
- 正式には、保険を「購入する」である
- * 保険は共済ではなく、立派な金融商品であるため、「購入する」が正しい
- * 共済は、みんなで助け合う精神 → 加入
- * 保険は、保険会社が儲けるための商品 → 購入
- * ここを混同することで、保険を購入することが「他の人を助けることの一貫なので、社会的にも良いことだ」と勘違いすることになる
- * 助けているのは、保険会社の社員
Advertisement
Add Comment
Please, Sign In to add comment
Advertisement