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- FILENAME: text_420221-1.txt
- 十七夜: 急に集まってもらってすまない
- 十七夜: 八雲も、場所を提供してくれて 助かった
- みたま: あらぁ、気にしないでぇ わたしも東の魔法少女だもの
- 月咲: それで、 大切な話ってなんですか…?
- アシュリー・テイラー: スミマセン…
- アシュリー・テイラー: 理子について来ちゃいまシタガ 私がいても大丈夫デスカ?
- 十七夜: 工匠学舎に通っているのだから 部外者というわけでもあるまい
- 時雨: ユニオンじゃないぼくたちも…?
- 十七夜: うむ
- 十七夜: 自分の後任…ユニオンの東側の まとめ役を決める集まりだ
- 十七夜: 東に住んでいるからには 知っておいた方がいいだろう
- …………
- みんな: 「えぇっ!?」
- 眞尾 ひみか: ちょ、ちょっと待ってください! 聞いてないですよ!
- 十七夜: うむ、今初めて言った
- 相野 みと: なんでそんな大切なことを ひとりで決めちゃうの!?
- 十七夜: いや、決めたのではなく…
- みかげ: 姉ちゃは知ってたの!?
- みたま: …わたしも初耳よ
- 伊吹 れいら: 私は反対です…!
- 桑水 せいか: わ、私もです…!
- 月咲: どうして突然 そんなことを…!
- 十七夜: 落ち着いてくれ…
- 千秋 理子: でも、十七夜お姉さんが リーダーをやめちゃうなんて…
- 水樹 塁: えっと、とりあえず十七夜さんの 話を聞いてみた方がいいかも…
- アシュリー・テイラー: デスネー まずは話を聞いてみまショウ!
- 十七夜: ふたりとも、すまない… 場を収めてくれて助かった
- 十七夜: 冷静な判断ができる者が 上に立ってくれれば安泰だな
- 水樹 塁: いやいや…! 全然そんなことないです…
- 水樹 塁: それよりですね… 話を聞かせてください…!
- 十七夜: …うむ
- 十七夜: 東のリーダーでありながら 自分がネオマギウスにつき
- 十七夜: 神浜市を滅ぼそうとしたことは 記憶に新しいと思う
- 眞尾 ひみか: もしかして、責任を取って やめるってことですか?
- 眞尾 ひみか: あのことなら、前に…
- 眞尾 ひみか: 私たちは、また十七夜さんと 手を取り合いたいと思ってます
- 眞尾 ひみか: これでもまだ、けじめが必要って うじうじするつもりですか?
- 十七夜: …………いや
- 十七夜: ありがとう、みんな…
- 十七夜: そのことなら しっかりと覚えている
- 十七夜: おかげで和泉十七夜個人としては 新しい一歩を踏み出せた
- 十七夜: だが、それとは別の問題として
- 十七夜: 自分は元々、皆の承認を得て 選ばれたリーダーではない
- 十七夜: だから、これを機に 次の代に託すべきだと思ってな…
- 十七夜: 皆はどう思うか 意見を聞かせてほしいんだ
- みかげ: じゃあ、東のリーダーをやるのが 嫌ってわけじゃないんだ?
- 十七夜: うむ、好きか嫌いか以前に ふさわしくないとは思っているが
- はぐむ: そんなことないと思いますけど…
- みたま: (なんとかして引き止めたいって 雰囲気ね…)
- みたま: (…うーん、どうすれば… …あっ!)
- みたま: 十七夜はどうして 東のリーダーになったの?
- 十七夜: なんだ、突然
- みたま: だってぇ、急にリーダーになって …なんて言われても困るでしょ?
- みたま: 十七夜のときは どうだったのかなぁって思ったの
- みたま: それにほらぁ… 記憶ミュージアムに行って
- みたま: 初心を振り返ったって 言ってなかったかしら?
- 十七夜: …そうか、当時を知る魔法少女は もうここにはいないんだな…
- みたま: みんなも聞いて みたいんじゃない?
- 眞尾 ひみか: 知りたいです
- 十七夜: そうだな…
- 十七夜: 『自分が記憶ミュージアムに行ったのは 東のリーダーになった経緯を振り返るためだ』
- 十七夜: 『実のところ 自分が東のリーダーになったのは 成り行きだった』
- 十七夜: 『わかりやすく説明するなら 自分が魔法少女になりたてだった頃のことから 話すのがいいだろうな…』
- 十七夜: 『当時、魔法少女になったことで 自分が愛する東の町が 西側に“なんとなく嫌われている” という事実を知ったことは 大きなショックだった…』
- 十七夜: (…神浜市という町は)
- 十七夜: (自分が考えていた以上に 東の人々を恐れ貶している)
- 十七夜: (今を生きる我々が 何かをしたわけでもないのに…)
- 十七夜: …見つけたぞ
- 十七夜: 『なんとなく嫌われ避けられる そんな打破しようのない現実を前に 魔法少女として戦うこと…』
- 十七夜: 『つまり、害をなす魔女を倒して 人々の暮らしを守ることは 東の町を守ることにも繋がり 自分にとっては慰めになった』
- 十七夜: 『他の東の魔法少女たちも 同じ気持ちだろうと信じて疑わなかった』
- 十七夜: これでしばらくは大丈夫だろう…
- 十七夜: 『だが、現実は…』
- …うっ…ぐっ…
- 十七夜: ――っ!?
- 十七夜: 大丈夫か!? 魔女にやられたのか?
- 違っ…あたしの… テリトリー…なのにっ…!
- 十七夜: テリトリー…?
- 助っ人を呼んだのか?
- けど、弱小同士つるんだって 意味ねぇんだよっ!
- 十七夜: 貴様も魔法少女だろう!? いきなり何をする…!
- あ? 新人が先輩にたてつくんじゃねぇ
- 十七夜: 『共に東の町を守るはずの魔法少女同士でさえ テリトリーを巡って争い合い 一丸になって東の町を守っているとは 言い難い状態だった』
- 十七夜: 『魔法少女になったことで知った 東の町が嫌われる理由 そして、同じ東に住む魔法少女たちが 争い合うという現状』
- 十七夜: 『それらは、自分に “せめて東だけでもひとつにまとまらなければ” という想いを生んだが』
- 十七夜: 『同時に、東の町へ向けられる偏見や まとまらない東の魔法少女たちという現状は 当時の自分から余裕を失わせ 今よりも攻撃的で過激な行動に駆り立てた』
- FILENAME: text_420221-2.txt
- 十七夜: 『願いを叶えたときから抱いていた “愛する町とそこで暮らす人々を守りたい” という想い…』
- 十七夜: 『だが、自分には 欠片ほども現状を変える力はなかった』
- 十七夜: 同じ魔法少女同士
- 十七夜: 協力しあうべきだとは 思わないのか?
- …そんなこと言ったって キミのことよく知らないし
- 変につるんでたら 先輩たちに目をつけられるから
- 協力? 油断させてテリトリーを奪う気?
- 十七夜: 違う! 自分は東のために…
- ああ…そういうタイプね
- こっちは自分のことで 精一杯だから他当たって
- …はぁ、時間の無駄だったわ
- 最近、ただでさえ西の奴らが 侵入してきてウザイのに…
- 十七夜: (自分のテリトリーだけじゃなく 彼女のところにも西のやつが…)
- 十七夜: (こちらも団結すれば西側は 手出しできないのではないか?)
- 十七夜: (なのに、なぜ 協力を拒む…?)
- 十七夜: (なぜ、誰も現状を 変えようとしない…?)
- 十七夜: (現状に満足している、という わけではないはずなのに…)
- 十七夜: (…栄総合の制服? 見ない顔だが…)
- 十七夜: ――っ!?
- 十七夜: (魔法少女…! テリトリー荒らしか!!)
- かなえ: …ん…?
- 十七夜: …………
- 十七夜: 『…自分の早とちりのせいで 雪野君に迷惑をかけてしまったこともあった』
- 十七夜: 『七海たちと出会ったのも このことがあったからだな』
- 十七夜: 『…こうして何も変えられないまま 月日だけが過ぎて行った』
- 十七夜: 『転機が訪れたのは… 自分がようやく魔法少女として 一人前といえるようになった頃だった』
- 十七夜: 『東側の魔法少女たちが 西側のテリトリーで 向こうの魔法少女に重傷を負わせたことが きっかけとなり』
- 十七夜: 『西側のまとめ役である 七海たちが交渉に来たんだ』
- やちよ: 私たちは争うために きたわけじゃないわ
- やちよ: 今回みたいなことを また繰り返したくないの
- …………チッ… 知らねぇよ
- みふゆ: 個人の問題としてではなく 西と東の魔法少女たちの問題です
- みふゆ: 取り返しのつかないことが 起こる前に話し合いましょう
- …………
- …………
- …てめぇらかよ メンドウ起こしたのは
- …ち、違います…
- まともに テリトリーも守れないくせに
- ソウルジェムが濁ってねぇのは そういうことか
- …っ!
- お前が、こっちのテリトリーを 盗ったから仕方なくっ…!
- オラッ!
- きゃっ!?
- 十七夜: 何をやって…!
- やちよ: …どういうつもり?
- 犯人は見つかったんだから あたしは関係ねぇだろ
- …じゃあ、わたしも もう帰っていいですよね?
- 十七夜: なっ…
- 十七夜: 『彼女たちがやったことは許されないことだ』
- 十七夜: 『しかし… 普段古参だからと幅を利かせている先輩の態度も 我関せずといった他の魔法少女たちの態度も 自分には信じられないことだった』
- やちよ: …はぁ、私たちは 犯人を探しにきたんじゃなくて
- やちよ: “西側”として“東側”と 交渉しにきたと言ったはずよ
- やちよ: もう一度言うけど 同じことを繰り返したくないの
- やちよ: 東側のまとめ役は誰?
- 十七夜: 『七海の呼びかけに対して 名乗り出る者はいなかった』
- 十七夜: …他に出る者がいないのなら
- 十七夜: 自分が東側のリーダー… まとめ役として交渉に出よう
- 十七夜: 『そして、自分の提案に 反対する者もいなかった』
- 十七夜: 『…少なくとも あのとき、あの場所では』
- FILENAME: text_420221-3.txt
- やちよ: …あなたが 東側のまとめ役なの?
- みふゆ: まだ魔法少女としての 経験は長くないはずですが…
- 十七夜: うむ 魔法少女としての経験は浅く
- 十七夜: リーダーには今なったところだ
- やちよ&みふゆ: …………
- 十七夜: 他に名乗り出る者は いなかったからな
- 十七夜: 誰かがやらなければ ならないことならば自分がやる
- やちよ: …………
- 十七夜: 犯人を探しにきたわけではないと 言っていたな?
- 十七夜: 目的はなんだ? なんの交渉がしたい?
- やちよ: …今後、東側の魔法少女が 西側の魔法少女のテリトリーで
- やちよ: 勝手に魔女を狩らないように 取り決めを交わしたいの
- 十七夜: それは、互いのテリトリーを 守ろうということか?
- みふゆ: はい、そうです
- 十七夜: そちら側もこちらのテリトリーを 尊重すると?
- やちよ: …テリトリー問題を起こしたのは 東側の魔法少女なのに
- やちよ: 随分と上から目線ね?
- 十七夜: 今回の件については謝罪しよう 当然、償いもする
- 十七夜: だが、西側の魔法少女たちも 東側に侵入してきていることを
- 十七夜: 知らないとは言わせないぞ
- みふゆ: …その点については こちらも謝罪いたします
- 十七夜: 過去のことを盾にして 今後を決めることは賛同できない
- 十七夜: リーダーとなった今
- 十七夜: 自分には東側の魔法少女たちの 今後を守る義務があるからな
- やちよ: …勢いだけで名乗り出たわけじゃ なかったということね
- 十七夜: 当然だろう
- みふゆ: やっちゃん
- やちよ: …ええ、彼女となら 交渉する価値があるわ
- やちよ: 十七夜
- やちよ: 細かい点に関しては 後日、改めて話し合いましょう
- 十七夜: うむ、 自分も異論はない
- やちよ: …これはお節介だけど
- やちよ: リーダーと名乗ったからには 責任を持ちなさい
- やちよ: 簡単なことじゃないわよ
- 十七夜: …?
- 十七夜: 『そのときは… “何を当然のことを…”と思ったが 七海の言わんとすることは すぐに身をもって理解することになった』
- 十七夜: …集まったのはこれだけか?
- 十七夜: 東の魔法少女としてまとまり 協力していくために
- 十七夜: 話し合う場を設けると 伝えたはずだが…
- …私は十七夜さんに 助けてもらったから来たけど
- …わたしも
- ただ他の人たちは…えっと… たぶんその場しのぎだったと思う
- 面倒事を押し付けられたんだよ…
- 十七夜: …………
- 十七夜: 『自分を東のリーダーとして認め 協力しようとしてくれたのは テリトリー問題を起こしたふたりだけ』
- 十七夜: 『だが、協力者が少ないことより 厄介な問題が別にあった』
- 十七夜: 『リーダーとして名乗りをあげた生意気な後輩… つまり、自分への嫌がらせのために 西側を挑発しようとする古参の魔法少女たちだ』
- 十七夜さん…!
- 十七夜: ケガを…
- わたしたちは大丈夫…
- それより、先輩たちが また西に手出してる…!
- ごめんなさい 止めきれませんでした…
- 十七夜: 君たちのせいではない …自分が出遅れたせいだ
- ピロン♪
- 十七夜: (…七海から 最終警告、か…)
- 十七夜: (もはや手段を 選んではいられないな)
- 十七夜: 西のテリトリーを 荒らしに行くつもりだな
- チッ… リーダー気取りが…
- 十七夜: あのとき貴様は 責任を負うことを厭い
- 十七夜: リーダーとして名乗りをあげた 自分を止めなかった
- 十七夜: せめて己の行動には責任を持て
- うるせぇ!
- 十七夜: ふんっ!
- ぐっ!
- 十七夜: 自分のやり方に 賛同できないのなら
- 十七夜: 自分を倒してから我を通せ
- 十七夜: 『当時、西側に付け入られる隙を作るまいと 自分が採った方法は 対話による説得ではなく 力を示すことによる支配だった』
- 十七夜! 商店街で東の子同士がもめてる!
- 十七夜: すぐに行く
- 十七夜: 『実力を示したことで、経験の短さを やり玉にあげられることはなくなり 東のリーダーとしては 認められるようになっていった…』
- 十七夜: 『だが、自分のやり方では 東の魔法少女たちに 安心を与えることはできなかった』
- 十七夜: 『本当の意味で… 自分のが望んだ形では 彼女たちを守ることは叶わなかった』
- FILENAME: text_420221-4.txt
- あっ…十七夜さん…
- 十七夜: む? パトロール中か?
- はい
- 十七夜: …いつもの相棒はどうした?
- 十七夜: 都合がつかずひとりなら 自分がパトロールに同行するぞ
- 待ち合わせ中なんです
- そんなに心配しなくても 大丈夫ですよ
- おーい!
- あっ、来ました! それじゃあ、これで
- 十七夜: …ああ
- 一緒にいたの十七夜さん? 何、話してたの?
- ひとりでいたから 心配したみたい…
- あー、十七夜さん みんなのことよく見てるからね
- よく見てるっていうか過保護すぎ 見張りじゃないんだかさぁ…
- それは… みんなすぐ問題起こすから…
- 十七夜: (聞こえているぞ…)
- 十七夜: 『関わりを持つ機会が増えたことで 東の魔法少女たちは 確かにまとまっていった』
- 十七夜: 『…だが、自分ができたのは そこまでだった』
- 十七夜: 『殺伐としていた東の魔法少女たちが まとまり、互いを頼りにしあう 当時としてはそれで満足していた』
- 十七夜: そう… 当時はそれで満足だったんだ
- 十七夜: たとえ…
- 十七夜: ただ守りたいだけなのに 過保護で過干渉だと 避けられていようと
- 十七夜: 力で押さえつけるだけの自分を 皆が『どうせ話を聞いてくれない』からと 相談するに値する人間ではないと 切り捨てていようと
- 十七夜: 個人の想いをくむことなく 集団としての規範を優先する自分を 『理想が高すぎてついていけない』と見限り 去って行こうとも
- 十七夜: 自分は構わなかった
- 十七夜: 心の底から“守りたい”と思った者たちに その想いが伝わらず 理解し合えなくても構わなかったんだ
- 十七夜: それでも“守れている” そう自惚れていたから
- 十七夜: …と、まぁこういう 経過をたどったわけだ
- 十七夜: 元々、リーダーであることに こだわりはない
- 十七夜: それに、他のやり方を 知らなかったとはいえ
- 十七夜: 正しいやり方ではなかったのも 確かだからな
- 十七夜: …神浜市が変わっていくのなら リーダーも変わっていくべきだ
- みたま: …十七夜
- 千秋 理子: …十七夜お姉さん 大変だったんですね…
- 十七夜: む? そうでもないぞ
- 十七夜: 一度腹をくくってしまえば あとは案外なんとでもなる
- 眞尾 ひみか: …それは十七夜さんだからでは?
- 月咲: 十七夜さんが 真剣に話してくれたから
- 月咲: ウチも本心で話しますけど… 正直無理です…
- 十七夜: む…?
- 月咲: 自信も覚悟も持てないし ウチには荷が重すぎて
- 月咲: リーダーなんて 引き受けられません
- 十七夜: …そうか 無理に、とは言えないな
- 十七夜: 他の高校生組はどうだ?
- はぐむ: 無理です…!
- 水樹 塁: …私も、ごめんなさい
- アシュリー・テイラー: Umm… 立場的にもビミョーデスネー…
- 十七夜: …中学生に任せるのは さすがに無責任か…?
- みかげ: もしかして、 ミィたち、小学生は対象外?
- 千秋 理子: みかげちゃん リーダーになりたいの?
- みかげ: うーん…そうじゃないけど…
- みたま: じゃあ、リーダーに相応しい人を 一斉に指さすのはどう?
- 十七夜: それなら公平か…
- みたま: あっ、十七夜は不参加ねぇ
- みたま: 十七夜に選ばれたら後任だって 指名されたことになっちゃうもの
- 十七夜: …そうだな
- みたま: みんなもう決めてあると思うから せーので行くわよ
- みたま: せーのっ!
- 十七夜: …………なぜ、皆で自分をさす?
- 眞尾 ひみか: 十七夜さん以外が、 リーダーなんて想像できません!
- 月咲: 最近は、少し十七夜さんのこと わかってきたんです
- 月咲: 怖い人なんじゃなくて 不器用なだけなんだって
- 相野 みと: それに、 変わっていこうとしてもいるよね
- 伊吹 れいら: うん、今回はひとりで決めずに 相談しようとしてくれたし
- 桑水 せいか: …嬉しかった、です…
- 水樹 塁: もう一度… 今度は一緒に頑張りたいから…!
- 時雨: …今の十七夜さんになら ついていけなくもない、し…
- 十七夜: …………
- 十七夜: …そうか
- 十七夜: ならば、今しばらくの間は リーダーの座を預かるとしよう
- 水樹 塁: よかった…
- 月咲: 一件落着だね!
- 十七夜: だが、自分がいつまでもいると 思ってもらっては困るぞ
- 十七夜: いずれは、次の代に 引き継いでもらわないとな
- みんな: 「えっ!?」
- 眞尾 ひみか: ど、どういうことですか? どこかに行くんですか!?
- 十七夜: 今後、就職したら 転勤があるかもしれないだろう
- 月咲: ああ…そういう…
- アシュリー・テイラー: 十七夜は、もう二言三言 言葉を足すした方がいいデスネー
- みかげ: ねぇねぇ、次の代って ミィたちのことだよね?
- 千秋 理子: たぶん、そうだと思うよ?
- みかげ: だったらさ、ミィたち 今からたくさん頑張って
- みかげ: もうちょっとお姉さんになったら なぎたんに楽させてあげよう!
- 千秋 理子: うんっ! 一緒に頑張ろう!
- 十七夜: (ふっ… 聞こえているぞ…)
- 十七夜: (…自分にはできなかったが みかげたちなら、きっと…)
- 十七夜: 自分が望むも形にできなかったこと… 東をまとめ守る
- 十七夜: …いや、それだけではなく 神浜市・日本・あるいは世界まで繋げて 守っていくのかもしれない
- 十七夜: …ふっ、ふふ
- 十七夜: なるほど、希望を持つとは こういうことか…
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