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Battle Museum Stages 51-75 (Kanagi) JP Text

Nov 14th, 2022
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  1. FILENAME: text_420221-1.txt
  2. 十七夜: 急に集まってもらってすまない
  3. 十七夜: 八雲も、場所を提供してくれて 助かった
  4. みたま: あらぁ、気にしないでぇ わたしも東の魔法少女だもの
  5. 月咲: それで、 大切な話ってなんですか…?
  6. アシュリー・テイラー: スミマセン…
  7. アシュリー・テイラー: 理子について来ちゃいまシタガ 私がいても大丈夫デスカ?
  8. 十七夜: 工匠学舎に通っているのだから 部外者というわけでもあるまい
  9. 時雨: ユニオンじゃないぼくたちも…?
  10. 十七夜: うむ
  11. 十七夜: 自分の後任…ユニオンの東側の まとめ役を決める集まりだ
  12. 十七夜: 東に住んでいるからには 知っておいた方がいいだろう
  13. …………
  14. みんな: 「えぇっ!?」
  15. 眞尾 ひみか: ちょ、ちょっと待ってください! 聞いてないですよ!
  16. 十七夜: うむ、今初めて言った
  17. 相野 みと: なんでそんな大切なことを ひとりで決めちゃうの!?
  18. 十七夜: いや、決めたのではなく…
  19. みかげ: 姉ちゃは知ってたの!?
  20. みたま: …わたしも初耳よ
  21. 伊吹 れいら: 私は反対です…!
  22. 桑水 せいか: わ、私もです…!
  23. 月咲: どうして突然 そんなことを…!
  24. 十七夜: 落ち着いてくれ…
  25. 千秋 理子: でも、十七夜お姉さんが リーダーをやめちゃうなんて…
  26. 水樹 塁: えっと、とりあえず十七夜さんの 話を聞いてみた方がいいかも…
  27. アシュリー・テイラー: デスネー まずは話を聞いてみまショウ!
  28. 十七夜: ふたりとも、すまない… 場を収めてくれて助かった
  29. 十七夜: 冷静な判断ができる者が 上に立ってくれれば安泰だな
  30. 水樹 塁: いやいや…! 全然そんなことないです…
  31. 水樹 塁: それよりですね… 話を聞かせてください…!
  32. 十七夜: …うむ
  33. 十七夜: 東のリーダーでありながら 自分がネオマギウスにつき
  34. 十七夜: 神浜市を滅ぼそうとしたことは 記憶に新しいと思う
  35. 眞尾 ひみか: もしかして、責任を取って やめるってことですか?
  36. 眞尾 ひみか: あのことなら、前に…
  37. 眞尾 ひみか: 私たちは、また十七夜さんと 手を取り合いたいと思ってます
  38. 眞尾 ひみか: これでもまだ、けじめが必要って うじうじするつもりですか?
  39. 十七夜: …………いや
  40. 十七夜: ありがとう、みんな…
  41. 十七夜: そのことなら しっかりと覚えている
  42. 十七夜: おかげで和泉十七夜個人としては 新しい一歩を踏み出せた
  43. 十七夜: だが、それとは別の問題として
  44. 十七夜: 自分は元々、皆の承認を得て 選ばれたリーダーではない
  45. 十七夜: だから、これを機に 次の代に託すべきだと思ってな…
  46. 十七夜: 皆はどう思うか 意見を聞かせてほしいんだ
  47. みかげ: じゃあ、東のリーダーをやるのが 嫌ってわけじゃないんだ?
  48. 十七夜: うむ、好きか嫌いか以前に ふさわしくないとは思っているが
  49. はぐむ: そんなことないと思いますけど…
  50. みたま: (なんとかして引き止めたいって 雰囲気ね…)
  51. みたま: (…うーん、どうすれば… …あっ!)
  52. みたま: 十七夜はどうして 東のリーダーになったの?
  53. 十七夜: なんだ、突然
  54. みたま: だってぇ、急にリーダーになって …なんて言われても困るでしょ?
  55. みたま: 十七夜のときは どうだったのかなぁって思ったの
  56. みたま: それにほらぁ… 記憶ミュージアムに行って
  57. みたま: 初心を振り返ったって 言ってなかったかしら?
  58. 十七夜: …そうか、当時を知る魔法少女は もうここにはいないんだな…
  59. みたま: みんなも聞いて みたいんじゃない?
  60. 眞尾 ひみか: 知りたいです
  61. 十七夜: そうだな…
  62. 十七夜: 『自分が記憶ミュージアムに行ったのは 東のリーダーになった経緯を振り返るためだ』
  63. 十七夜: 『実のところ 自分が東のリーダーになったのは 成り行きだった』
  64. 十七夜: 『わかりやすく説明するなら 自分が魔法少女になりたてだった頃のことから 話すのがいいだろうな…』
  65. 十七夜: 『当時、魔法少女になったことで 自分が愛する東の町が 西側に“なんとなく嫌われている” という事実を知ったことは 大きなショックだった…』
  66. 十七夜: (…神浜市という町は)
  67. 十七夜: (自分が考えていた以上に 東の人々を恐れ貶している)
  68. 十七夜: (今を生きる我々が 何かをしたわけでもないのに…)
  69. 十七夜: …見つけたぞ
  70. 十七夜: 『なんとなく嫌われ避けられる そんな打破しようのない現実を前に 魔法少女として戦うこと…』
  71. 十七夜: 『つまり、害をなす魔女を倒して 人々の暮らしを守ることは 東の町を守ることにも繋がり 自分にとっては慰めになった』
  72. 十七夜: 『他の東の魔法少女たちも 同じ気持ちだろうと信じて疑わなかった』
  73. 十七夜: これでしばらくは大丈夫だろう…
  74. 十七夜: 『だが、現実は…』
  75. …うっ…ぐっ…
  76. 十七夜: ――っ!?
  77. 十七夜: 大丈夫か!? 魔女にやられたのか?
  78. 違っ…あたしの… テリトリー…なのにっ…!
  79. 十七夜: テリトリー…?
  80. 助っ人を呼んだのか?
  81. けど、弱小同士つるんだって 意味ねぇんだよっ!
  82. 十七夜: 貴様も魔法少女だろう!? いきなり何をする…!
  83. あ? 新人が先輩にたてつくんじゃねぇ
  84. 十七夜: 『共に東の町を守るはずの魔法少女同士でさえ テリトリーを巡って争い合い 一丸になって東の町を守っているとは 言い難い状態だった』
  85. 十七夜: 『魔法少女になったことで知った 東の町が嫌われる理由 そして、同じ東に住む魔法少女たちが 争い合うという現状』
  86. 十七夜: 『それらは、自分に “せめて東だけでもひとつにまとまらなければ” という想いを生んだが』
  87. 十七夜: 『同時に、東の町へ向けられる偏見や まとまらない東の魔法少女たちという現状は 当時の自分から余裕を失わせ 今よりも攻撃的で過激な行動に駆り立てた』
  88.  
  89. FILENAME: text_420221-2.txt
  90. 十七夜: 『願いを叶えたときから抱いていた “愛する町とそこで暮らす人々を守りたい” という想い…』
  91. 十七夜: 『だが、自分には 欠片ほども現状を変える力はなかった』
  92. 十七夜: 同じ魔法少女同士
  93. 十七夜: 協力しあうべきだとは 思わないのか?
  94. …そんなこと言ったって キミのことよく知らないし
  95. 変につるんでたら 先輩たちに目をつけられるから
  96. 協力? 油断させてテリトリーを奪う気?
  97. 十七夜: 違う! 自分は東のために…
  98. ああ…そういうタイプね
  99. こっちは自分のことで 精一杯だから他当たって
  100. …はぁ、時間の無駄だったわ
  101. 最近、ただでさえ西の奴らが 侵入してきてウザイのに…
  102. 十七夜: (自分のテリトリーだけじゃなく 彼女のところにも西のやつが…)
  103. 十七夜: (こちらも団結すれば西側は 手出しできないのではないか?)
  104. 十七夜: (なのに、なぜ 協力を拒む…?)
  105. 十七夜: (なぜ、誰も現状を 変えようとしない…?)
  106. 十七夜: (現状に満足している、という わけではないはずなのに…)
  107. 十七夜: (…栄総合の制服? 見ない顔だが…)
  108. 十七夜: ――っ!?
  109. 十七夜: (魔法少女…! テリトリー荒らしか!!)
  110. かなえ: …ん…?
  111. 十七夜: …………
  112. 十七夜: 『…自分の早とちりのせいで 雪野君に迷惑をかけてしまったこともあった』
  113. 十七夜: 『七海たちと出会ったのも このことがあったからだな』
  114. 十七夜: 『…こうして何も変えられないまま 月日だけが過ぎて行った』
  115. 十七夜: 『転機が訪れたのは… 自分がようやく魔法少女として 一人前といえるようになった頃だった』
  116. 十七夜: 『東側の魔法少女たちが 西側のテリトリーで 向こうの魔法少女に重傷を負わせたことが きっかけとなり』
  117. 十七夜: 『西側のまとめ役である 七海たちが交渉に来たんだ』
  118. やちよ: 私たちは争うために きたわけじゃないわ
  119. やちよ: 今回みたいなことを また繰り返したくないの
  120. …………チッ… 知らねぇよ
  121. みふゆ: 個人の問題としてではなく 西と東の魔法少女たちの問題です
  122. みふゆ: 取り返しのつかないことが 起こる前に話し合いましょう
  123. …………
  124. …………
  125. …てめぇらかよ メンドウ起こしたのは
  126. …ち、違います…
  127. まともに テリトリーも守れないくせに
  128. ソウルジェムが濁ってねぇのは そういうことか
  129. …っ!
  130. お前が、こっちのテリトリーを 盗ったから仕方なくっ…!
  131. オラッ!
  132. きゃっ!?
  133. 十七夜: 何をやって…!
  134. やちよ: …どういうつもり?
  135. 犯人は見つかったんだから あたしは関係ねぇだろ
  136. …じゃあ、わたしも もう帰っていいですよね?
  137. 十七夜: なっ…
  138. 十七夜: 『彼女たちがやったことは許されないことだ』
  139. 十七夜: 『しかし… 普段古参だからと幅を利かせている先輩の態度も 我関せずといった他の魔法少女たちの態度も 自分には信じられないことだった』
  140. やちよ: …はぁ、私たちは 犯人を探しにきたんじゃなくて
  141. やちよ: “西側”として“東側”と 交渉しにきたと言ったはずよ
  142. やちよ: もう一度言うけど 同じことを繰り返したくないの
  143. やちよ: 東側のまとめ役は誰?
  144. 十七夜: 『七海の呼びかけに対して 名乗り出る者はいなかった』
  145. 十七夜: …他に出る者がいないのなら
  146. 十七夜: 自分が東側のリーダー… まとめ役として交渉に出よう
  147. 十七夜: 『そして、自分の提案に 反対する者もいなかった』
  148. 十七夜: 『…少なくとも あのとき、あの場所では』
  149.  
  150. FILENAME: text_420221-3.txt
  151. やちよ: …あなたが 東側のまとめ役なの?
  152. みふゆ: まだ魔法少女としての 経験は長くないはずですが…
  153. 十七夜: うむ 魔法少女としての経験は浅く
  154. 十七夜: リーダーには今なったところだ
  155. やちよ&みふゆ: …………
  156. 十七夜: 他に名乗り出る者は いなかったからな
  157. 十七夜: 誰かがやらなければ ならないことならば自分がやる
  158. やちよ: …………
  159. 十七夜: 犯人を探しにきたわけではないと 言っていたな?
  160. 十七夜: 目的はなんだ? なんの交渉がしたい?
  161. やちよ: …今後、東側の魔法少女が 西側の魔法少女のテリトリーで
  162. やちよ: 勝手に魔女を狩らないように 取り決めを交わしたいの
  163. 十七夜: それは、互いのテリトリーを 守ろうということか?
  164. みふゆ: はい、そうです
  165. 十七夜: そちら側もこちらのテリトリーを 尊重すると?
  166. やちよ: …テリトリー問題を起こしたのは 東側の魔法少女なのに
  167. やちよ: 随分と上から目線ね?
  168. 十七夜: 今回の件については謝罪しよう 当然、償いもする
  169. 十七夜: だが、西側の魔法少女たちも 東側に侵入してきていることを
  170. 十七夜: 知らないとは言わせないぞ
  171. みふゆ: …その点については こちらも謝罪いたします
  172. 十七夜: 過去のことを盾にして 今後を決めることは賛同できない
  173. 十七夜: リーダーとなった今
  174. 十七夜: 自分には東側の魔法少女たちの 今後を守る義務があるからな
  175. やちよ: …勢いだけで名乗り出たわけじゃ なかったということね
  176. 十七夜: 当然だろう
  177. みふゆ: やっちゃん
  178. やちよ: …ええ、彼女となら 交渉する価値があるわ
  179. やちよ: 十七夜
  180. やちよ: 細かい点に関しては 後日、改めて話し合いましょう
  181. 十七夜: うむ、 自分も異論はない
  182. やちよ: …これはお節介だけど
  183. やちよ: リーダーと名乗ったからには 責任を持ちなさい
  184. やちよ: 簡単なことじゃないわよ
  185. 十七夜: …?
  186. 十七夜: 『そのときは… “何を当然のことを…”と思ったが 七海の言わんとすることは すぐに身をもって理解することになった』
  187. 十七夜: …集まったのはこれだけか?
  188. 十七夜: 東の魔法少女としてまとまり 協力していくために
  189. 十七夜: 話し合う場を設けると 伝えたはずだが…
  190. …私は十七夜さんに 助けてもらったから来たけど
  191. …わたしも
  192. ただ他の人たちは…えっと… たぶんその場しのぎだったと思う
  193. 面倒事を押し付けられたんだよ…
  194. 十七夜: …………
  195. 十七夜: 『自分を東のリーダーとして認め 協力しようとしてくれたのは テリトリー問題を起こしたふたりだけ』
  196. 十七夜: 『だが、協力者が少ないことより 厄介な問題が別にあった』
  197. 十七夜: 『リーダーとして名乗りをあげた生意気な後輩… つまり、自分への嫌がらせのために 西側を挑発しようとする古参の魔法少女たちだ』
  198. 十七夜さん…!
  199. 十七夜: ケガを…
  200. わたしたちは大丈夫…
  201. それより、先輩たちが また西に手出してる…!
  202. ごめんなさい 止めきれませんでした…
  203. 十七夜: 君たちのせいではない …自分が出遅れたせいだ
  204. ピロン♪
  205. 十七夜: (…七海から 最終警告、か…)
  206. 十七夜: (もはや手段を 選んではいられないな)
  207. 十七夜: 西のテリトリーを 荒らしに行くつもりだな
  208. チッ… リーダー気取りが…
  209. 十七夜: あのとき貴様は 責任を負うことを厭い
  210. 十七夜: リーダーとして名乗りをあげた 自分を止めなかった
  211. 十七夜: せめて己の行動には責任を持て
  212. うるせぇ!
  213. 十七夜: ふんっ!
  214. ぐっ!
  215. 十七夜: 自分のやり方に 賛同できないのなら
  216. 十七夜: 自分を倒してから我を通せ
  217. 十七夜: 『当時、西側に付け入られる隙を作るまいと 自分が採った方法は 対話による説得ではなく 力を示すことによる支配だった』
  218. 十七夜! 商店街で東の子同士がもめてる!
  219. 十七夜: すぐに行く
  220. 十七夜: 『実力を示したことで、経験の短さを やり玉にあげられることはなくなり 東のリーダーとしては 認められるようになっていった…』
  221. 十七夜: 『だが、自分のやり方では 東の魔法少女たちに 安心を与えることはできなかった』
  222. 十七夜: 『本当の意味で… 自分のが望んだ形では 彼女たちを守ることは叶わなかった』
  223.  
  224. FILENAME: text_420221-4.txt
  225. あっ…十七夜さん…
  226. 十七夜: む? パトロール中か?
  227. はい
  228. 十七夜: …いつもの相棒はどうした?
  229. 十七夜: 都合がつかずひとりなら 自分がパトロールに同行するぞ
  230. 待ち合わせ中なんです
  231. そんなに心配しなくても 大丈夫ですよ
  232. おーい!
  233. あっ、来ました! それじゃあ、これで
  234. 十七夜: …ああ
  235. 一緒にいたの十七夜さん? 何、話してたの?
  236. ひとりでいたから 心配したみたい…
  237. あー、十七夜さん みんなのことよく見てるからね
  238. よく見てるっていうか過保護すぎ 見張りじゃないんだかさぁ…
  239. それは… みんなすぐ問題起こすから…
  240. 十七夜: (聞こえているぞ…)
  241. 十七夜: 『関わりを持つ機会が増えたことで 東の魔法少女たちは 確かにまとまっていった』
  242. 十七夜: 『…だが、自分ができたのは そこまでだった』
  243. 十七夜: 『殺伐としていた東の魔法少女たちが まとまり、互いを頼りにしあう 当時としてはそれで満足していた』
  244. 十七夜: そう… 当時はそれで満足だったんだ
  245. 十七夜: たとえ…
  246. 十七夜: ただ守りたいだけなのに 過保護で過干渉だと 避けられていようと
  247. 十七夜: 力で押さえつけるだけの自分を 皆が『どうせ話を聞いてくれない』からと 相談するに値する人間ではないと 切り捨てていようと
  248. 十七夜: 個人の想いをくむことなく 集団としての規範を優先する自分を 『理想が高すぎてついていけない』と見限り 去って行こうとも
  249. 十七夜: 自分は構わなかった
  250. 十七夜: 心の底から“守りたい”と思った者たちに その想いが伝わらず 理解し合えなくても構わなかったんだ
  251. 十七夜: それでも“守れている” そう自惚れていたから
  252. 十七夜: …と、まぁこういう 経過をたどったわけだ
  253. 十七夜: 元々、リーダーであることに こだわりはない
  254. 十七夜: それに、他のやり方を 知らなかったとはいえ
  255. 十七夜: 正しいやり方ではなかったのも 確かだからな
  256. 十七夜: …神浜市が変わっていくのなら リーダーも変わっていくべきだ
  257. みたま: …十七夜
  258. 千秋 理子: …十七夜お姉さん 大変だったんですね…
  259. 十七夜: む? そうでもないぞ
  260. 十七夜: 一度腹をくくってしまえば あとは案外なんとでもなる
  261. 眞尾 ひみか: …それは十七夜さんだからでは?
  262. 月咲: 十七夜さんが 真剣に話してくれたから
  263. 月咲: ウチも本心で話しますけど… 正直無理です…
  264. 十七夜: む…?
  265. 月咲: 自信も覚悟も持てないし ウチには荷が重すぎて
  266. 月咲: リーダーなんて 引き受けられません
  267. 十七夜: …そうか 無理に、とは言えないな
  268. 十七夜: 他の高校生組はどうだ?
  269. はぐむ: 無理です…!
  270. 水樹 塁: …私も、ごめんなさい
  271. アシュリー・テイラー: Umm… 立場的にもビミョーデスネー…
  272. 十七夜: …中学生に任せるのは さすがに無責任か…?
  273. みかげ: もしかして、 ミィたち、小学生は対象外?
  274. 千秋 理子: みかげちゃん リーダーになりたいの?
  275. みかげ: うーん…そうじゃないけど…
  276. みたま: じゃあ、リーダーに相応しい人を 一斉に指さすのはどう?
  277. 十七夜: それなら公平か…
  278. みたま: あっ、十七夜は不参加ねぇ
  279. みたま: 十七夜に選ばれたら後任だって 指名されたことになっちゃうもの
  280. 十七夜: …そうだな
  281. みたま: みんなもう決めてあると思うから せーので行くわよ
  282. みたま: せーのっ!
  283. 十七夜: …………なぜ、皆で自分をさす?
  284. 眞尾 ひみか: 十七夜さん以外が、 リーダーなんて想像できません!
  285. 月咲: 最近は、少し十七夜さんのこと わかってきたんです
  286. 月咲: 怖い人なんじゃなくて 不器用なだけなんだって
  287. 相野 みと: それに、 変わっていこうとしてもいるよね
  288. 伊吹 れいら: うん、今回はひとりで決めずに 相談しようとしてくれたし
  289. 桑水 せいか: …嬉しかった、です…
  290. 水樹 塁: もう一度… 今度は一緒に頑張りたいから…!
  291. 時雨: …今の十七夜さんになら ついていけなくもない、し…
  292. 十七夜: …………
  293. 十七夜: …そうか
  294. 十七夜: ならば、今しばらくの間は リーダーの座を預かるとしよう
  295. 水樹 塁: よかった…
  296. 月咲: 一件落着だね!
  297. 十七夜: だが、自分がいつまでもいると 思ってもらっては困るぞ
  298. 十七夜: いずれは、次の代に 引き継いでもらわないとな
  299. みんな: 「えっ!?」
  300. 眞尾 ひみか: ど、どういうことですか? どこかに行くんですか!?
  301. 十七夜: 今後、就職したら 転勤があるかもしれないだろう
  302. 月咲: ああ…そういう…
  303. アシュリー・テイラー: 十七夜は、もう二言三言 言葉を足すした方がいいデスネー
  304. みかげ: ねぇねぇ、次の代って ミィたちのことだよね?
  305. 千秋 理子: たぶん、そうだと思うよ?
  306. みかげ: だったらさ、ミィたち 今からたくさん頑張って
  307. みかげ: もうちょっとお姉さんになったら なぎたんに楽させてあげよう!
  308. 千秋 理子: うんっ! 一緒に頑張ろう!
  309. 十七夜: (ふっ… 聞こえているぞ…)
  310. 十七夜: (…自分にはできなかったが みかげたちなら、きっと…)
  311. 十七夜: 自分が望むも形にできなかったこと… 東をまとめ守る
  312. 十七夜: …いや、それだけではなく 神浜市・日本・あるいは世界まで繋げて 守っていくのかもしれない
  313. 十七夜: …ふっ、ふふ
  314. 十七夜: なるほど、希望を持つとは こういうことか…
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