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Summer Pop Festival! JP Text

Jul 14th, 2023 (edited)
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  2. <かつて魔法少女となり、やがて魔女へ成り果て 「円環の理」に導かれた百江なぎさ>
  3. <彼女は神浜市で起こる異変を調査するため 「円環の理」の使者となり 神浜市に舞い降りたが…>
  4. なぎさ: 今日も今日とて、神浜市を 散歩するのです!
  5. なぎさ: まずは最近見つけた 駄菓子屋から…
  6. ピンクのキュゥべえ: …………
  7. なぎさ: なななっ!?
  8. なぎさ: お前は… 「円環の理」からの監視役…!?
  9. ピンクのキュゥべえ: …………
  10. なぎさ: …久しぶりなのです
  11. なぎさ: なぎさのことなんて もう忘れたと思っていたのです
  12. ピンクのキュゥべえ: …………
  13. なぎさ: …そんな目で見ないで ほしいのです
  14. なぎさ: …なぎさは忘れていないのです
  15. なぎさ: 神浜市を調査するために 円環の理から遣わされたことも
  16. なぎさ: 自動浄化システムが完成した 今もその役目が生きていることも
  17. ピンクのキュゥべえ: …………
  18. なぎさ: うぅぅ…なんだか責められて いる気分なのです…
  19. なぎさ: …あ、そうなのです!
  20. なぎさ: 実は散歩をするのも 神浜市の調査に欠かせないのです
  21. なぎさ: すべてを回りきるのは大変なので
  22. なぎさ: 「円環の理」に戻らずにいるのは 当然のことなのです!
  23. ピンクのキュゥべえ: …………
  24. なぎさ: いい加減何か言うのです
  25. ピンクのキュゥべえ: …………
  26. なぎさ: はぁ…悪かったのです
  27. なぎさ: 散歩がてら調べようと思っていた というのはウソなのです
  28. なぎさ: でもよく考えてみるのです
  29. なぎさ: せっかく手に入れた自由を なぎさが手放すわけがないのです
  30. なぎさ: それに、なぎさはなぎさの 好きにすると決めたので
  31. なぎさ: 何をするにも なぎさ次第なのです
  32. なぎさ: というわけで これで失礼するのです!
  33. なぎさ: ふぅ…
  34. なぎさ: まさかまだ監視役がなぎさを 追っていたとは驚きなのです…
  35. なぎさ: …………
  36. なぎさ: …………でも…
  37. なぎさ: (なぎさも少しだけ 考えてはいるのです…)
  38. なぎさ: (本当は円環の理に戻るべき なんじゃないかって…)
  39.  
  40. [From the opening sequence]
  41. わかっているのです…
  42. なぎさはここに居るべきじゃないって…
  43. それでも、今日だけは……
  44. みんなで ハイになろう! なのです!
  45. [Title card] サマーポップフェスティバル!~なぎさのアツい夏休み~
  46.  
  47. FILENAME: text_519510-1_Nh4Ib.txt
  48. なぎさ: わわわっ!?
  49. マミ: なぎさちゃんは下がって! 行くわよ、みんな!
  50. まどか: はい!
  51. ほむら: ふっ、やぁっ!
  52. 杏子: ハァッ!
  53. さやか: マミさん!
  54. マミ: ええ!
  55. マミ: ティロ・フィナーレ!
  56. なぎさ: …またまた手伝ってくれて ありがとうなのです…
  57. まどか: ううん、気にしないで
  58. マミ: 私たち、友だちなんだもの 困ったときはいつでも助けるわ
  59. さやか: …それにしても変だよね
  60. さやか: あの魔女だけが こうして何度も現れるなんて
  61. ほむら: 何か原因があるのかも…
  62. なぎさ: ぎくっ…
  63. 杏子: ひとつはっきりしてるのは
  64. 杏子: なぎさひとりで魔女を倒そうと とっ散らかしたあとで助けるのは
  65. 杏子: それなりに面倒ってことだよな
  66. なぎさ: うぅ…
  67. さやか: イジワル言わないの
  68. さやか: あたしたちなら すぐに倒せるしいいでしょ?
  69. 杏子: そういう問題じゃなくて
  70. 杏子: 最初から呼べばいいじゃん ってこと
  71. なぎさ: …ごめんなさいなのです…
  72. 杏子: わかってくれりゃ いいんだけどさ
  73. なぎさ: (何も言い返せないのです…)
  74. なぎさ: (元なぎさの魔女が しょっちゅう現れるのは)
  75. なぎさ: (なぎさが他の宇宙から 割り込んでいるのが原因…)
  76. なぎさ: (なぎさが魔女を倒そうとしても みんなに迷惑をかけるし)
  77. なぎさ: (なぎさがいると 平穏を乱してしまうのです)
  78. まどか: あ、大変!
  79. まどか: そろそろ帰らないと ママに怒られちゃう…
  80. ほむら: 急いで帰ろうか
  81. まどか: うん…! またね、なぎさちゃん!
  82. さやか: じゃあ、あたしたちもこれで!
  83. マミ: 私たちも帰りましょう
  84. なぎさ: あ、はいなのです…
  85. なぎさ: (なぎさがいなければ… みんなは平穏に過ごせるのです)
  86. なぎさ: (なぎささえ 「円環の理」に戻れば…)
  87. マミ: …なぎさちゃん?
  88. なぎさ: ――っ!?
  89. マミ: 大丈夫? どこかケガしてた…?
  90. なぎさ: そ、そんなことないのです! この通り、元気なのです!
  91. マミ: じゃあ、何か気になることでも あるのかしら…?
  92. なぎさ: 何もないのです…
  93. なぎさ: …………
  94. マミ: …………
  95. マミ: ねぇ、なぎさちゃん
  96. マミ: 今度ふたりで お出かけしてみない?
  97. なぎさ: え…
  98. マミ: 気になってるイベントがあってね
  99. マミ: きっとなぎさちゃんも 気に入ると思うわ
  100. なぎさ: でも…
  101. マミ: あ…ごめんなさい 急に誘って迷惑だったわよね…
  102. なぎさ: そ、そんなことないのです!
  103. なぎさ: むしろ、なぎさがマミの迷惑に なるんじゃないかと…!
  104. マミ: そんなことないわ
  105. マミ: お互いに迷惑じゃないなら 付き合ってもらえる…?
  106. マミ: 夏休みの思い出に…ね?
  107. なぎさ: …………
  108. なぎさ: (元なぎさの魔女は)
  109. なぎさ: (なぜか、なぎさのいるところに 現れるのです…)
  110. なぎさ: (一緒にいたら、また迷惑を かけるのです…)
  111. なぎさ: (でも、なぎさは…やっぱり マミといたいのです…)
  112. なぎさ: わかったのです 一緒に行くのです
  113.  
  114. FILENAME: text_519510-2_Nh4Ib.txt
  115. なぎさ: ここは…前にみんなと来た ウォーターパークなのです
  116. なぎさ: ここでやるイベントというのは プール教室とかなのですか?
  117. マミ: いいえ ほら、あそこの看板を見てみて
  118. なぎさ: えっと…
  119. なぎさ: 「“サマーポップフェスティバル”…?」
  120. マミ: お菓子メーカーが 新商品を開発したらしくてね
  121. マミ: 試食を兼ねた学生向けイベントを やるんですって
  122. なぎさ: マミがなぎさを誘った ということは…
  123. なぎさ: なぎさの大好きなチーズも…!?
  124. なぎさ: …あっ、と…
  125. なぎさ: (はしゃがず警戒するのです…)
  126. なぎさ: (なぎさがいるところに きっとあの魔女は出るのです…)
  127. マミ: ふふっ、チーズが出るかは 行ってみてのお楽しみよ
  128. マミ: さ、受付に行きましょ
  129. …はい、これで受付は終わりです
  130. こちらがパンフレットです
  131. マミ: ありがとうございます
  132. メインステージで企画もあるので 楽しんでいってくださいね
  133. マミ: …へぇ、結構こだわってるのね
  134. マミ: パンフレットにポップフェスの テーマまで載ってるわ
  135. なぎさ: 「お菓子を食べて、 自分を解放しよう」…?
  136. マミ: 新商品の試食とステージ企画で
  137. マミ: 学校の垣根を越え、学生全員に 交流してもらうのが狙いみたいね
  138. なぎさ: そのぉ~…試食にはチーズも あるのですか…?
  139. マミ: えーと、試食品の紹介ページは… …あ、これね
  140. なぎさ: ――っ!?
  141. なぎさ: 「超コクうまチーズ菓子 マジカルトリプルチーズ」…!
  142. マミ: ふふ、美味しそうね
  143. なぎさ: …………
  144. なぎさ: (いまだけ…いまだけは 魔女への警戒を解くのです…!)
  145. なぎさ: こうしてはいられないのです!
  146. なぎさ: 早く試食コーナーに 向かうのです!!
  147. なぎさ: むむむむ!! チーズ!チーズ!チーズ!
  148. なぎさ: チーズの香りがあちこちから するのです!!
  149. 試食品はこちらで お配りしてまーす
  150. あの…もらってもいいですか…
  151. なぎさ: なぎさが先にもらいたいのです!
  152. え、いいけど…
  153. なぎさ: ありがとうなのです!
  154. マミ: ダメよなぎさちゃん 順番は守らないと…
  155. いえ…いいんです… 私なんかはあとでも…
  156. マミ: …?
  157. なぎさ: いただきまーす!なのです!
  158. なぎさ: あーむっ
  159. なぎさ: …………
  160. なぎさ: ―なぎさ― ふわあぁぁ~~…!!
  161. なぎさ: ―なぎさ― 食べたことのない 味わいなのです…!!
  162. なぎさ: ―なぎさ― この存在感がありながらも 優しく深い味わい…
  163. なぎさ: ―なぎさ― 脳みそがチーズみたいにトロッと とろけてしまいそうなのです…!
  164. マミ: ―マミ― チーズ好きのなぎさちゃんが そこまで感動するなんて…
  165. なぎさ: ―なぎさ― 感動なんてものじゃないのです! なぎさは激震を受けているのです!
  166. マミ: それじゃあ私もいただきます… あむっ
  167. マミ: …本当だわ! これ…すごく美味しい…!
  168. 弊社独自に3種類のチーズを バランスよく配合してるんですよ
  169. なぎさ: 本当に美味しいのです…!!
  170. なぎさ: (脳みそがとろけるような感覚が 心地よくて)
  171. なぎさ: (悩みも不満も、どうでもよく なってしまいそうなのです)
  172. なぎさ: もっともっと食べるのです!!
  173.  
  174. FILENAME: text_519510-3_Nh4Ib.txt
  175. なぎさ: あむあむあむあむっ!!
  176. マミ: あの…なぎさちゃん? 食べすぎじゃないかしら…?
  177. なぎさ: ポップフェスのテーマは
  178. なぎさ: 「お菓子を食べて 自分を解放しよう」なのです!
  179. なぎさ: なぎさが食欲を解放するのは 趣旨に合っているのです!
  180. マミ: 考えようによっては そうかもしれないけど…
  181. なぎさ: あーむっ あむっ、あむっ!
  182. あ、あのお嬢さん!
  183. 他に試食を待っている子に 譲ってもらえないかな…?
  184. なぎさ: それではなぎさは自分を 解放できないのです!
  185. なぎさ: 病みつきになるほどの 美味しいチーズを我慢したら
  186. なぎさ: なぎさは爆発してしまうかも しれないのです!
  187. うーん…そこまで気に入って くれてるのは嬉しいんだけどね…
  188. 参加者みんなに試食が 行き渡ったら
  189. また食べに来てくれていいよ
  190. なぎさ: でも…チーズの在庫がなくなって しまうかもしれないのです…
  191. 在庫はメインステージ脇に まだまだあるから大丈夫だよ
  192. なぎさ: むむむ…今すぐお腹いっぱい チーズを食べたいのに…
  193. 私のマジカルトリプルチーズ あげようか…?
  194. なぎさ: いいのですか!?
  195. うん…
  196. すごく美味しそうに食べるから もっと見ていたいし…
  197. 私のもあげる
  198. 見てるこっちが楽しくなるような 食べ方ができるなんてすごいよ…
  199. なぎさ: やったー!なのです!
  200. なぎさ: ありがたくいただくのです!
  201. なぎさ: あーむっ
  202. なぎさ: あむあむあむっ!
  203. 俺のもやるよ 腹減ってるんだろ?
  204. 私のもどうぞ
  205. なぎさ: ありがとうなのです!
  206. なぎさ: チーズを我慢し続けたら
  207. なぎさ: どうにかなってしまうところ だったので
  208. なぎさ: みなさんの優しさに 助けられたのです!
  209. …まさか、 ご飯をもらえてない…?
  210. なぎさ: へ?
  211. 家出してるとか…?
  212. あ、ご飯を買うお金もないから 試食目当てでフェスに来たの…?
  213. なぎさ: ち、違うのです! なぎさは…!
  214. マミの声: 「あのっ!」
  215. マミ: 私の“妹”がすみません…
  216. マミ: このチーズのお菓子を気に入って もっと食べたくなったみたいで…
  217. なんだ、お姉さんと来てたんだ
  218. もうお姉さんと 離れないようにね
  219. あとお菓子は 食べ過ぎないほうがいいよ
  220. なぎさ: うぅ… はいなのです…
  221. マミ: 家出なんて疑われて びっくりしたわね
  222. マミ: つい慌てて、“私の妹”なんて 言ってごまかしちゃったわ
  223. なぎさ: ごめんなさいなのです…
  224. なぎさ: (気をつけていたはずなのに 結局マミに迷惑をかけたのです)
  225. なぎさ: (冷静になるのです、なぎさ… ちゃんと我慢するのです…)
  226. ぐぅ~…
  227. なぎさ: あ! お腹が…
  228. なぎさ: まだまだチーズを 食べ足りないのです…
  229. マミ: ごめんね、本当は好きなだけ 食べさせてあげたいんだけど…
  230. なぎさ: 謝らなくていいのです!
  231. なぎさ: それに、少し我慢してから 食べたほうが
  232. なぎさ: ありがたみも出るし もっと美味しく感じるのです
  233. ???の声: えー、そんなのだるいって!
  234. なぎさ: …?
  235. ひめな: もっと食べちゃいなよ キャハッ★
  236. アレクサンドラ: はい、お腹が空いたままだと 悲しい気持ちになっちゃいますよ
  237.  
  238. FILENAME: text_519510-4_Nh4Ib.txt
  239. ひめな: もっと食べちゃいなよ キャハッ★
  240. アレクサンドラ: はい、お腹が空いたままだと 悲しい気持ちになっちゃいますよ
  241. なぎさ: 誰なのです…?
  242. ひめな: あーごめんごめん
  243. ひめな: いい食べっぷりだったから 声掛けたくなっちゃってさ!
  244. ひめな: 私チャンは藍家ひめな! こっちはサーシャ!
  245. アレクサンドラ: 栗栖アレクサンドラです
  246. アレクサンドラ: サーシャって呼んでくださいね うふふ♪
  247. マミ: えっと…私は巴マミよ この子はなぎさちゃん
  248. なぎさ: よろしくなのです…
  249. ひめな: マミりんに、なぎなぎね! よろ~★
  250. ひめな: 「お菓子を食べて自分を解放」! って言われても
  251. ひめな: よくわからなかったけどさ
  252. ひめな: なぎなぎのムーブを見てたら なんかアガってきて
  253. ひめな: フェスのテーマの雰囲気が わかってきた感じがするんだよね
  254. アレクサンドラ: はい、何者にも囚われない感じが すごく参考になりました
  255. なぎさ: なぎさは褒められてるのですか?
  256. ひめな: ぶっちゃけ リスペクトレベルじゃね?
  257. なぎさ: それは嬉しいのですが 尊敬されるようなことでは…
  258. ひめな: なぎなぎみたいなムーブが できない子からしたら
  259. ひめな: 羨ましいと思うけどね
  260. マミ: それって、藍家さん自身とか…?
  261. ひめな: ううん、私チャンたちの友だちが まさにソレなんだよね
  262. ひめな: マジで自己肯定感が低くて とにかく自分に自信がなくてさ
  263. ひめな: でも、それって もったいなくない?
  264. ひめな: 自分を解放しちゃった方が 今を素直に楽しめるじゃん
  265. アレクサンドラ: そういう意味で
  266. アレクサンドラ: 「お菓子を食べて自分を解放」 できているなぎさちゃんが
  267. アレクサンドラ: 参考になりました
  268. アレクサンドラ: 本当の自分を解放できるような 開かれた環境なら
  269. アレクサンドラ: 自由に過ごせて、自分らしさを より大切にできるんだなって
  270. ひめな: フェスにはノリで来たんだけど
  271. ひめな: いいもの見せてもらえたかも キャハッ★
  272. なぎさ: なぎさは難しく考えて 行動したりなんかしてないのです
  273. なぎさ: 周りなんて関係なく、自由に 生きるだけでいいと思うのです
  274. ひめな: なぎなぎ… 小さいのになんか悟ってんね…?
  275. アレクサンドラ: 時雨ちゃんとはぐむちゃんに 紹介したいくらいですね
  276. アレクサンドラ: いっそお手本になってもらうのは どうでしょう?
  277. なぎさ: なぎさが…?
  278. ひめな: アリ寄りのアリ!
  279. なぎさ: …そういうことなら
  280. なぎさ: 人生を楽しくする秘訣を 教えてあげてもいいのです!
  281. マミ: ええと、なぎさちゃんひとりで 大丈夫…?
  282. なぎさ: あ…
  283. マミ: 私たち、友だちなんだもの 困ったときはいつでも助けるわ
  284. マミ: 家出なんて疑われて びっくりしたわね
  285. マミ: つい慌てて、“私の妹”なんて 言ってごまかしちゃったわ
  286. なぎさ: ごめんなさいなのです…
  287. なぎさ: (なぎさのせいで 魔女が現れるだけじゃなく)
  288. なぎさ: (なぎさの行動でも、マミに 迷惑をかけているのに)
  289. なぎさ: (余計なことはできないのです)
  290. なぎさ: あ、あの…やっぱりなぎさは お手本にはなれないのです
  291. ひめな: え~? いいじゃん、ちょっとだけ!
  292. なぎさ: でも…
  293. マミ: …お手本になるかどうかは 置いておいて
  294. マミ: ポップフェスの間だけでも 一緒に行動してみたら?
  295. マミ: 藍家さんも栗栖さんも私も
  296. マミ: いつも通りのなぎさちゃんと 過ごせるだけでいいんだもの
  297. ひめな: マミりん、ナイスアイデア! で、なぎなぎはどうなの?
  298. なぎさ: んん…本当に一緒にいるだけで いいなら、構わないのです
  299. ひめな: あざお★
  300. なぎさ: マジカルトリプルチーズの試食は いったん休憩して…
  301. なぎさ: 次はメインステージに 行ってみるのです
  302.  
  303. FILENAME: text_519510-5_Nh4Ib.txt
  304. じゃんけん企画Cブロック 優勝者は栗栖さんです!
  305. 栗栖さんには、優勝賞品の チョコレート詰合せが贈られます
  306. アレクサンドラ: うふふ ありがとうございます♪
  307. マミ: 負けちゃったわね
  308. なぎさ: サーシャはじゃんけんの 猛者なのです…!
  309. アレクサンドラ: たまたま勝っただけですよ
  310. アレクサンドラ: それに…
  311. アレクサンドラ: 参加者も私たちだけでしたし…
  312. ひめな: メインステージの企画なのに 全然盛り上がってないとか
  313. ひめな: ヤバヤバのヤバじゃん!
  314. マミ: 学校の垣根を超えた交流って パンフレットに書いてあったけど
  315. マミ: 参加型の企画に 人が集まらないみたいだし
  316. マミ: 成立してるとは言えないわね…
  317. なぎさ: みんなうつむきがちで 目も合わせないのです
  318. マミ: 人見知りの子が多いのかしら
  319. なぎさ: むむむ…
  320. いえ…いいんです… 私なんかはあとでも…
  321. すごく美味しそうに食べるから もっと見ていたいし…
  322. 私のもあげる
  323. 見てるこっちが楽しくなるような 食べ方ができるなんてすごいよ…
  324. なぎさ: 言われてみれば、控えめな子が 多かったような…?
  325. アレクサンドラ: それなら、私たちだけでも しっかりフェスを楽しみましょう
  326. アレクサンドラ: よかったらおひとつどうですか?
  327. ひめな: もらっときなよ! このチョコ、めっちゃイケる!
  328. マミ: ありがとう、いただくわ
  329. なぎさ: …なぎさはやめておくのです…!
  330. ひめな: え、そう?
  331. なぎさ: (マミは、いつも通りのなぎさが いいって言ってくれたけど)
  332. なぎさ: (それだとマミに 迷惑をかけるのです)
  333. なぎさ: (食欲も我慢なのです…!)
  334. マミ: …………
  335. なぎさ: ポップフェスの参加者なら スライダーも乗り放題…!?
  336. マミ: 夏休みの学生向けならではの 特典みたいね
  337. なぎさ: すごいのです…!! 最高なのです!!
  338. ひめな: サーシャ、乗りに行こーよ!
  339. アレクサンドラ: ごめんね、ひめちゃん 私、こういうの苦手で…
  340. ひめな: えー! ヤダヤダ、一緒に乗ろ!?
  341. なぎさ: それならなぎさが一番乗りさせて もらうのです!
  342. なぎさ: …………]あ
  343. マミ: …なぎさちゃん?
  344. なぎさ: …やっぱり、なぎさはここで 見ていることにするのです
  345. マミ: どうしたの? もしかして具合が悪いとか…?
  346. なぎさ: そういうわけではないのですが…
  347. なぎさ: (余計なことをして、マミに 迷惑をかけたくないから…)
  348. マミ: …じゃあ私もここに残るわ
  349. なぎさ: え…
  350. なぎさ: (結局、マミに気を 遣わせてしまったのです…?)
  351. ひめな: 私チャンとサーシャは 乗ってくるね、キャハッ★
  352. アレクサンドラ: 苦手だって言ってるのに… ひめちゃんったらひどいです…
  353. マミ: 藍家さんたちが戻ってきたら 次はどこに行こうかしらね
  354. なぎさ: せっかくなら楽しく 盛り上がってる所がいいのです
  355. …………
  356. …………
  357. なぎさ: なんだか、みんな暗くて なぎさまで暗くなりそうなのです
  358. マミ: 自分を解放したくて イベントに来ている子たちだから
  359. マミ: 自分をさらけ出すような企画は そもそも難しい気もするわよね…
  360. マミ: ただ… やっぱり暗すぎるような…?
  361. なぎさ: ――っ!?
  362. マミ: この子…魔女の口づけを 受けているわ!
  363. なぎさ: しかもあれは…
  364. なぎさ: わわっ!? こっちに来たのです!?
  365. アレクサンドラ: 無理です~! 乗りたくないです~!!
  366. ひめな: 落ち着いて、サーシャ! 周りをよく見てよ!
  367. アレクサンドラ: え…ここ、どこですか…? 魔女の結界…?
  368. ひめな: こんなとこで遭遇するとか ヤバヤバのヤバじゃん!
  369. なぎさ: あーーーーっ!? やっぱりお前なのですか…!!
  370. なぎさ: (またしても… 元なぎさの魔女なのです!)
  371.  
  372. FILENAME: text_519510-6_Nh4Ib.txt
  373. なぎさ: (またしても… 元なぎさの魔女なのです!)
  374. マミ: え…その姿…!?
  375. ひめな: とりま、魔女を倒す前に ザコをさっさと片づけちゃお!
  376. アレクサンドラ: これくらいは余裕ですね
  377. ひめな: ん? マミりんも魔法少女だったんだ!
  378. マミ: ええ、それからなぎさちゃんもね
  379. ひめな: 魔法少女が4人も揃ってれば 超楽勝でしょ!
  380. アレクサンドラ: 油断は禁物ですよ
  381. アレクサンドラ: 魔女が… 1体だけじゃありません!
  382. マミ: これ…どういうこと!?
  383. なぎさ: 前にも、この魔女がずんずんと 増えたことがあったのです
  384. なぎさ: また同じことが起きてるのかも しれないのです…!
  385. …………
  386. マミ: 周りにいた子たちも、結界に 取り込まれてしまっているわね…
  387. ひめな: …………うん、そうだねヒコ君
  388. ひめな: とりまペアになって行動しよう
  389. ひめな: まずは学生の子たちの 安全確保を優先して!
  390. マミ: ええ!賛成よ
  391. マミ: なぎさちゃんは私と一緒に…
  392. なぎさ: …いいのです
  393. マミ: え…?
  394. なぎさ: なぎさはひとりでやるのです!
  395. マミ: ダメよ、ひとりじゃ危ないわ!
  396. なぎさ: また魔女が出るかもとか マミに迷惑をかけるかもって
  397. なぎさ: なぎさなりに、悩んでみたり 我慢してみたりしたのです…
  398. なぎさ: なのに… お前のせいで…台無しなのです!
  399. なぎさ: むぅ~…ちょこまかと すばしっこいのです…!
  400. なぎさ: おとなしくなぎさに やられるのです!!
  401. マミ: なぎさちゃん、落ち着いて! ふたりで一緒に戦いましょう…!
  402. アレクサンドラ: ひめちゃん、なぎさちゃんを サポートしたほうがいいかも…
  403. ひめな: そんなに余裕ないって!
  404. ひめな: ほら、来るよっ!
  405. なぎさ: 待つのです! おとなしくするのです!!
  406. なぎさ: な…なぎさをおちょくって いるのですか…!?
  407. なぎさ: …………
  408. なぎさ: もーーー我慢ならないのです!!
  409. なぎさ: なぎさが絶対に 成敗するのです!!
  410.  
  411. FILENAME: text_519510-7_Nh4Ib.txt
  412. なぎさ: わわっ!?
  413. なぎさ: や、やめるのです!
  414. なぎさ: はぁ…はぁ…!
  415. なぎさ: (なぎさひとりの力で 元なぎさの魔女を倒したいのに)
  416. なぎさ: (なぎさのみっともない残骸を 見ると、頭に血が上って)
  417. なぎさ: (冷静に戦えないのです…!)
  418. なぎさ: むむむむ…逃がさないのです! やぁーーっ!
  419. なぎさ: いたぁっ!
  420. なぎさ: ま…まだまだなのです
  421. なぎさ: やーーっ!
  422. なぎさ: ――っ!?
  423. なぎさ: あ、危ないのです…
  424. なぎさ: (関係ない人を巻き込んで しまうところだったのです…)
  425. なぎさ: あうっ…!
  426. なぎさ: …………!
  427. なぎさ: うぅ… やっぱり、無理なのですか…?
  428. 杏子: なぎさひとりで魔女を倒そうと とっ散らかしたあとで助けるのは
  429. 杏子: それなりに面倒ってことだよな
  430. なぎさ: (元なぎさの魔女を呼び寄せる だけじゃなく)
  431. なぎさ: (みんなにも迷惑をかけるなら やっぱり、なぎさは…)
  432. なぎさ: あ…
  433. なぎさ: (なぎさのことを 食べようと…!?)
  434. なぎさ: …っ!
  435. マミの声: 「なぎさちゃんッ!!」
  436. なぎさ: マミ…!?
  437. マミ: 大丈夫!? ケガはないわね!?
  438. なぎさ: マミ、後ろなのですっ…!
  439. マミ: っ!
  440. なぎさ: マミっ!マミ!!
  441. マミ: …大丈夫
  442. マミ: これくらいじゃ 私は負けないわよ!
  443. マミ: ハァァッ!!
  444. なぎさ: マミ! ケガは…!!
  445. マミ: かすり傷だから大丈夫よ
  446. マミ: それより…格好悪いところを 見せちゃったわね
  447. なぎさ: 格好悪いのはなぎさなのです 勝手に動いて、何もできなくて…
  448. マミ: なぎさちゃんが無事ならいいのよ
  449. マミ: ただ…魔女の気配はあちこちに あるし、困ったことになったわね
  450. なぎさ: ひめなたちの姿も 見当たらないのです…
  451. マミ: 他の魔女を追いかけて はぐれてしまったのかもしれない
  452. マミ: 彼女たちの力量もわからないし 一度、合流したほうがよさそうね
  453. マミ: うっ…
  454. なぎさ: マミっ!?
  455. マミ: 少し魔力を使いすぎたみたい…
  456. マミ: さっきの結界には 使い魔も多かったから…
  457. なぎさ: 使い魔…?
  458. なぎさ: なぎさは一度も 出会ってないのですが…
  459. なぎさ: ――っ!?
  460. なぎさ: (マミが使い魔を倒していたから 遭遇しなかったのです…?)
  461. なぎさ: (…原因は全部なぎさなのに)
  462. なぎさ: (マミに迷惑をかけっぱなし なんて、情けないのです…!)
  463. なぎさ: (どうすればいいのか まだわからないのですが…)
  464. なぎさ: (なぎさが何とかしないと…!)
  465.  
  466. FILENAME: text_519510-8_Nh4Ib.txt
  467. なぎさ: ドッペルを出すのは なるべく避けたいので
  468. なぎさ: まずは魔力を回復させるのです
  469. マミ: 今はグリーフシードの 持ち合わせがないの…
  470. マミ: さっき戦った魔女も
  471. マミ: グリーフシードを 落とさなかったし…
  472. なぎさ: むむ…
  473. なぎさ: (無限に増える 元なぎさの魔女は)
  474. なぎさ: (魂のない残骸みたいな ものなので)
  475. なぎさ: (グリーフシードを落とさない 厄介者なのです…)
  476. なぎさ: ここはなぎさに任せるのです
  477. なぎさ: ひめなたちを探して
  478. なぎさ: グリーフシードを持ってないか 聞くのです!
  479. マミ: 私も一緒に行くわ
  480. なぎさ: マミには結界に巻き込まれた 人たちの介抱をお願いするのです
  481. マミ: でも…
  482. なぎさ: 大丈夫なのです、魔女が現れたら 今度は逃げるのです…
  483. マミ: …わかったわ お願いね、なぎさちゃん…
  484. なぎさ: …とは言ったものの
  485. なぎさ: どうやってひめなたちを 探せばいいのです…?
  486. なぎさ: うーん…とりあえず 呼びかけてみるのです
  487. なぎさ: ひめな!サーシャ!
  488. なぎさ: 聞こえていたら 返事してほしいのです
  489. なぎさ: …………
  490. なぎさ: 反応がないのです…
  491. う…
  492. なぎさ: ――っ!?
  493. なぎさ: (あ…結界に巻き込まれた人…)
  494. なぎさ: (原因のなぎさが、素通りする わけにはいかないのです…!)
  495. あれ… 私、どうしたんだっけ…
  496. なぎさ: 悪い夢を見ていたのかも しれないのです
  497. 寝ちゃってたってこと…? こんなところで…?
  498. なぎさ: あ、えーと…
  499. なぎさ: たくさんスライダーに乗って きっと疲れてたのです!
  500. 乗ってないけど…
  501. なぎさ: じゃあ試食のし過ぎで 眠くなったのかもしれないのです
  502. 試食のお菓子はあなたにあげたし まだ食べてないけど…
  503. なぎさ: なっ!?
  504. なぎさ: (言われてみれば、なぎさに お菓子を譲ってくれた人…!)
  505. なぎさ: (まずいのです… ちょっと疑われてるのです…!)
  506. マミの声: あの…
  507. なぎさ: あっ…!
  508. マミ: …お水は飲んでましたか?
  509. マミ: もしかしたら、脱水症状で 倒れたのかもしれません
  510. あ、確かにあんまり水分を 取ってなかったかも…
  511. マミ: これ、お水です どうぞ
  512. ありがとうございます…
  513. なぎさ: 助かったのです… でも…
  514. マミ: ごめんなさい
  515. マミ: なぎさちゃんが心配で ついて来てしまったの…
  516. なぎさ: (やっぱりマミと一緒に いたほうが…)
  517. なぎさ: (いやいや! マミに甘えていたら)
  518. なぎさ: (なぎさはいつまでも 良いところなしなのです…!)
  519. なぎさ: 心配してくれるのは 嬉しいのですが
  520. なぎさ: なぎさはひとりでも平気なのです
  521. マミ: でも…
  522. なぎさ: マミには学生のみんなを 介抱する役割があるのです!
  523. マミ: それは…そうだけれど…
  524. なぎさ: なぎさはパパっと ひめなたちと合流して
  525. なぎさ: グリーフシードを持って 戻ってくるのです!
  526. なぎさ: 早くひめなたちを 探さないとなのです…
  527. なぎさ: な…
  528. なぎさ: また元なぎさの魔女なのです!?
  529. なぎさ: わわっ!? …危ないのです!
  530. なぎさ: 次はなぎさから行くのです! やあーー!
  531. なぎさ: …って、ストップなのです!!
  532. なぎさ: (また勢いに任せて 行動するところだったのです…)
  533. なぎさ: (無茶せず、感情に流されず 冷静でスマートに…!)
  534. なぎさ: よっと…!
  535. なぎさ: (クールななぎさなら、攻撃も 余裕でかわせるのです)
  536. なぎさ: えーいっ!
  537. なぎさ: (連続で攻撃できそうでも 慌てず、一度下がって…)
  538. なぎさ: (ヒット&アウェイで 少しずつ魔女を消耗させて…!)
  539. なぎさ: やっ!
  540. なぎさ: …これで最後なのですッ はぁぁっ!
  541. なぎさ: やったのです… なぎさひとりで倒せたのです…!
  542. なぎさ: ただ…やっぱりグリーフシードは 落とさなかったのです…
  543. なぎさ: …落ち込んではいられないのです 早くひめなたちと合流して…
  544. なぎさ: …ん? なぜ結界が消えないのです…?
  545. なぎさ: なななな!?
  546. なぎさ: これは… 囲まれてるのです!?
  547. なぎさ: ひゃぁあっ!?
  548.  
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  550. なぎさ: これは… 囲まれてるのです!?
  551. なぎさ: ひゃぁあっ!?
  552. ひめなの声: 左に跳んで!
  553. なぎさ: …!
  554. なぎさ: ひめな!サーシャ!
  555. アレクサンドラ: 私たちが来たからには 安心してくださいね♪
  556. ひめな: んじゃ、いこっか!
  557. アレクサンドラ: 私のハープで リラックスしてくださいね
  558. …………
  559. アレクサンドラ: ひめちゃん!いまですよ!
  560. ひめな: あざお★
  561. ひめな: そーれっ!
  562. ひめな: ふぅ…
  563. なぎさ: ひめなは強かったのですか…!
  564. ひめな: ぴえん…私チャンって そんな弱そうに見える?
  565. ひめな: 前線に出るタイプじゃないけど そこそこ戦えるつもりだし!
  566. アレクサンドラ: 教官に特訓してもらいましたしね
  567. アレクサンドラ: …ただ…
  568. アレクサンドラ: ちょっと数が多いかも…?
  569. ひめな: せっかくカッコつけてみたのに ムリみが深いんだけど…
  570. ひめな: ねえヒコ君、このヤバなピンチを 突破できる方法ないかな…?
  571. ひめな: …………うん… 弱点を狙って一網打尽ね…
  572. ひめな: 弱点がわかるに越したことはない けど…どうやって調べるの?
  573. なぎさ: (あの魔女は、元はなぎさ…)
  574. なぎさ: (もしかしたら…前と同じ作戦が 使えるかもしれないのです…!)
  575. なぎさ: …弱点がわかったかも しれないのです
  576. ひめな: マジで!?
  577. なぎさ: マジカルトリプルチーズを投げて 魔女の興味を引きつけるのです!
  578. アレクサンドラ: …それは、弱点じゃなくて 一瞬の隙を突く作戦…ですか?
  579. ひめな: そんな子どもだましは 魔女に通用しないでしょ
  580. なぎさ: (あの魔女はなぎさと同じで チーズが大好物のはずで)
  581. なぎさ: (目の前にチーズが出てきたら 油断するのです!)
  582. なぎさ: (…なんて言えないのです…)
  583. なぎさ: その…根拠はないのですが… 自信はあるのです!
  584. なぎさ: 信じてほしいのです…!
  585. ひめな: んー… どう思う、ヒコ君?
  586. ひめな: うん…うん… そうだね、他に策もないし
  587. ひめな: なぎなぎの直感を信じて 勢いで突っ走るのもアリかもね
  588. なぎさ: 信じてくれるのですか…!?
  589. ひめな: うん、ワンチャンいけるかもだし やってみよ!
  590. なぎさ: ありがとうなのです!
  591. ひめな: で、マジカルトリプルチーズは どう手に入れる?
  592. アレクサンドラ: じゃーん♪ 実は私がまだ持ってました
  593. ひめな: 神じゃん!
  594. アレクサンドラ: それじゃあ投げますよ… えいっ!
  595. …バッ!
  596. …………!!!
  597. なぎさ: 想像通りの反応ですが… なんて強欲なやつらなのです!
  598. アレクサンドラ: 魔女も夢中になるくらい 美味しいんですね…?
  599. ひめな: なんかヤバいものが 中に入ってるのかも、キャハッ★
  600. アレクサンドラ: 怖いこと言わないでください… さっき1個、食べちゃったのに…
  601. なぎさ: ふたりとも!この隙に魔女を 退治するのです!
  602. ひめな: おけまる!
  603. なぎさ: ふぅ…なんとかなったのです
  604. ひめな: あいつらの弱点がわかったし あとは倒していくだけだね
  605. アレクサンドラ: なぎさちゃんのおかげですね ありがとうございます♪
  606. なぎさ: なぎさは何もしていないのです…
  607. なぎさ: むしろ、助けてくれて ありがとうなのです
  608. アレクサンドラ: どういたしまして♪ ただ…
  609. アレクサンドラ: やっぱり、まだいますよね…
  610. ひめな: 魔女が湧き続けてるとか 恐怖でしかないんだけど…
  611. なぎさ: …………
  612. なぎさ: (なぎさがいる限り、いくらでも 魔女が現れてしまうのです…)
  613. アレクサンドラ: 態勢を整えたほうがいいですね マミちゃんとも合流しましょう
  614. なぎさ: あ、そうなのです! マミのソウルジェムが濁っていて
  615. なぎさ: もしグリーフシードを持ってたら 使わせてほしいのです…
  616. ひめな: 全然使っちゃって!
  617. なぎさ: ありがとうなのです! マミのところに案内するのです
  618.  
  619. FILENAME: text_519510-10_Nh4Ib.txt
  620. ザワザワ…
  621. なぎさ: マミ、戻ったのです!
  622. マミ: よかった…! 藍家さんたちと合流できたのね
  623. マミ: 結界に巻き込まれた子たちは みんな無事よ
  624. ひめな: こっちはなぎなぎが 大活躍だったんだよ
  625. アレクサンドラ: はい、おかげで魔女を 一網打尽にできました
  626. マミ: すごいじゃない…!
  627. なぎさ: …そ、そんなことはないのです!
  628. なぎさ: …それより、ひめな! グリーフシードを…
  629. ひめな: おけまる!
  630. ひめな: マミりん これ、使って?
  631. マミ: ありがとう…
  632. ひめな: 魔女が湧き続けてるっぽいけど この後はどうする?
  633. アレクサンドラ: それだけ結界もあるってことに なりますし
  634. アレクサンドラ: 抑え込む方法を探さないと いけませんね…
  635. マミ: 以前にも同じ魔女を倒したことが あるけれど
  636. マミ: あの時と今回とでは 少し違うのよね…
  637. なぎさ: 前も果てなしのミラーズから、 魔女が溢れたのです…
  638. なぎさ: (だけど今回は、もっと前…)
  639. なぎさ: (なぎさが神浜市に来た時に 起きたパニックに似てるのです)
  640. なぎさ: (こんな異常事態が これからも起こったら…)
  641. なぎさ: (みんなが平穏に 暮らせないのです…)
  642. なぎさ: なぎさは…ここにいたら ダメなのですか…?
  643. なぎさ: ――っ!?
  644. ひめな: 何この強い気配…! さすがに引くんだけど…!?
  645. アレクサンドラ: こんな人が多いところで…! 危険です!
  646. マミ: 来るわ! みんな、構えて!
  647. なぎさ: あ…
  648. ひめな: ここまでヤバい魔女は 久しぶりかも…
  649. アレクサンドラ: 逃げ出したいくらいの 禍々しさを感じます…
  650. マミ: だからって 退く理由にはならないわ
  651. なぎさ: マミ!戦ったらダメなのです! いったん退くのです!
  652. なぎさ: (他の宇宙から集まってくる 元なぎさの魔女の中でも)
  653. なぎさ: (あの魔女はボスと言えるくらい かなり強い個体なのです…!)
  654. なぎさ: あ…!
  655. なぎさ: (まさか、狙いはなぎさ…!?)
  656. マミの声: なぎさちゃん!! 逃げて!!
  657. なぎさ: (元はと言えば 全部、なぎさのせい…)
  658. なぎさ: (…ここで終わるのも 仕方ないのです…)
  659. …………
  660. なぎさ: …………あれ?
  661. アレクサンドラ: 魔女が逃げました!
  662. なぎさ: …………
  663. なぎさ: (あの魔女…なぎさは眼中にも ないってことなのです…!?)
  664. マミ: なぎさちゃん!! 無事!?
  665. なぎさ: 大丈夫なのです…
  666. マミ: …顔色が悪いわ
  667. マミ: なぎさちゃんはここで休んでいて 私は魔女を追いかけるわ
  668. ひめな: 今は追うべきじゃなくない?
  669. マミ: だけど、あんな強力な魔女を 野放しにしたら何が起きるか…
  670. ひめな: それはそうだけど、マミりん ひとりで行ったら危険じゃん?
  671. ひめな: なぎなぎも元気ないしさ いったん仕切り直そうよ
  672. マミ: …藍家さんの言うとおりね 私も冷静にならないと…
  673. ひめな: うんうん ま、全部ヒコ君の意見だけどね
  674. マミ: そう… …ところでその、ヒコ君って…?
  675. ひめな: 私チャンの彼ピのこと、 キャハッ★
  676. マミ: そ、そうなの…
  677. アレクサンドラ: きっとなんとかなりますよね…?
  678. なぎさ: 前は、魔女を倒しきって 解決したのですが…
  679. マミ: 今回も同じことよ みんなで魔女を倒しましょう
  680. マミ: そして、ポップフェスを楽しんで 夏休みの大切な思い出にするの
  681. なぎさ: マミ…
  682. なぎさ: (マミの言葉はいつも心強くて 勇気が湧いてくるのです…)
  683. なぎさ: …そうなのです、魔女を倒して 楽しくチーズを食べるのです!
  684. なぎさ: (しっかりするのです、なぎさ)
  685. なぎさ: (この異常事態を なんとかして収めるのです)
  686. なぎさ: (そして、全部終わったら… 「円環の理」に戻るのです)
  687. なぎさ: (もう二度と、マミたちに 迷惑をかけないように…)
  688. [Part 1 end]
  689. ---
  690. [Part 2 start]
  691. FILENAME: text_519520-1_j3DWf.txt
  692. なぎさ: ふぅ…
  693. マミ: 少しは休めたかしら?
  694. なぎさ: はいなのです!
  695. なぎさ: マジカルトリプルチーズを もらえて、気力も回復したのです
  696. ひめな: 周りの学生たちも、すっかり 元通りになったっぽいね
  697. アレクサンドラ: そうですね、元通り明るく…
  698. …………
  699. なぎさ: 暗いのです…
  700. ひめな: まぁ、元からそんなに明るくは なかったよね
  701. マミ: そうは言っても、みんなは 自分を解放するために来たのに
  702. マミ: このままじゃ気の毒だわ…
  703. なぎさ: …………
  704. なぎさ: マミに誘ってもらって 学生向けのお菓子の試食イベント 「サマーポップフェスティバル」に来たなぎさは
  705. なぎさ: 「お菓子を食べて自分を解放しよう」 というテーマのもと マジカルトリプルチーズを食べて なぎさらしく楽しむはずだったのです
  706. なぎさ: なのに、元なぎさの魔女がたくさん現れて なぎさもみんなも 楽しみにしていたイベントが台無しなのです…
  707. なぎさ: ただ、元なぎさの魔女は なぎさがいる場所に現れていると思うので 原因はなぎさとも言えるのです…
  708. ひめな: あのさ、私チャン ちょっと考えてたんだけど…
  709. ひめな: さっき遭遇したボス級の魔女は なぎなぎを食べようとしてたよね
  710. なぎさ: あの魔女はいつも なぎさを狙ってくるのです…
  711. マミ: 果てなしのミラーズから 魔女が大量に現れた時も
  712. マミ: なぎさちゃんが襲われたのよね
  713. アレクサンドラ: 何か因縁がある相手なんですか?
  714. なぎさ: なぎさにもわからないのです…
  715. なぎさ: (…本当のことなど 言えないのです)
  716. なぎさ: あの魔女は、別の宇宙で魔女になったなぎさだ ということ
  717. なぎさ: そして、魔女になったなぎさは 欲しくても手に入らなかったもの… チーズを持っているなぎさを食べて 満たされようとしていることも…
  718. なぎさ: …………
  719. なぎさ: なぎさは神浜市の異変を調査するために 「円環の理」から遣わされたのです
  720. なぎさ: でも、自由を得たのをいいことに 好きに行動してきたのです
  721. なぎさ: そんな中、なぎさがこの宇宙に割り込んだ影響で 元なぎさの魔女が延々と現れて マミたちの平穏を脅かすようになったのです…
  722. なぎさ: …なぎさのやりたいことを我慢して なぎさというこの人格も封印して 「円環の理」の使者に徹すれば
  723. なぎさ: 「円環の理」の監視役も納得するだろうし 元なぎさの魔女も現れなくなって マミたちの平穏も保てるかもしれないのです…
  724. ひめな: …………だよね、ヒコ君 私チャンも変だなって思ってた
  725. アレクサンドラ: 何ですか?
  726. ひめな: あの魔女は最初 なぎなぎを狙ってたけど
  727. ひめな: 途中でやめたっぽく見えたからさ
  728. マミの声: なぎさちゃん!! 逃げて!!
  729. …………
  730. なぎさ: …………あれ?
  731. ひめな: ヒコ君は、あの魔女に他の目的が できたように思えたってさ
  732. なぎさ: (なぎさを後回しにするくらい 重要な目的ができた…?)
  733. なぎさ: …………
  734. ひめな: なぎなぎを狙ってるかと思えば チーズ菓子に夢中になったり
  735. マミ: なぎさちゃんを挑発するように 動いた個体もいたし…
  736. アレクサンドラ: いままでに出会ったことのない タイプの魔女ですよね
  737. アレクサンドラ: とても自由というか…
  738. ひめな: もしかして自我があったりしてね キャハッ★
  739. なぎさ: …あの魔女に…?
  740. ひめな: そういうふうに見えるってだけで 本当にあるかはわからないけどね
  741. なぎさ: …おかしいのです
  742. なぎさ: なぎさは生身の魔法少女として復活して 自由も手に入れたので 周りのことなんか関係なく好きに生きる と決めたのです
  743. なぎさ: それなのに、なぎさは みんなの平穏のために我慢して
  744. なぎさ: 魔女に成り下がった元なぎさの方が さも自我があるように振る舞い 自由にしているのです
  745. なぎさ: ましてや、なぎさを狙うよりも重要な目的が あの魔女にできたかもしれないなんて…!
  746. なぎさ: …納得できないのです
  747. なぎさ: なぎさを差し置いて自由になる なんて、許せないのです!
  748.  
  749. FILENAME: text_519520-2_j3DWf.txt
  750. なぎさ: …納得できないのです
  751. なぎさ: なぎさを差し置いて自由になる なんて、許せないのです!
  752. マミ: 突然どうしたの…?
  753. なぎさ: あ…コホン!
  754. なぎさ: えっと、その…あの魔女に 急に怒りが湧いてきたのです…
  755. なぎさ: (そう…これは怒り…!)
  756. なぎさ: (この宇宙で元なぎさが 自由に振る舞っているのに)
  757. なぎさ: (なぎさは我慢しないといけない という不条理に対しての!)
  758. なぎさ: 「なぎさは もう何も我慢しないのです!」
  759. なぎさ: 「なぎさは、なぎさのために! なぎさだけのために!!」
  760. なぎさ: そもそも自由とは 尊いものなのです!
  761. なぎさ: みんながみんならしくあるために 約束された権利を
  762. なぎさ: 魔女の分際で得ようなんて 許されないのです!
  763. なぎさ: もう野放しには しておけないのです!
  764. マミ: ええ、いつまでも自由には させないわよ
  765. マミ: 私たち自身のためにもね
  766. なぎさ: …?
  767. マミ: 魔法少女にとって、 魔女を倒すのは責務だけど
  768. マミ: それだけに 縛られる必要もないでしょう?
  769. マミ: だから、早く魔女を倒して 楽しい夏休みを掴み取らないとね
  770. なぎさ: …………
  771. マミ: なんて、その方がなぎさちゃん らしいって思ったんだけれど…
  772. なぎさ: …………
  773. なぎさ: その通りなのです、マミ!
  774. なぎさ: (なぎさはなぎさらしく なぎさのために生きるのです)
  775. なぎさ: ありがとうなのです、マミ 吹っ切れたのです…!
  776. マミ: どういたしまして
  777. なぎさ: 覚悟も新たにできたところで…
  778. なぎさ: あのボス級の魔女は、 なぎさが倒してやるのです!
  779. アレクサンドラ: 一筋縄ではいかなそうですけど…
  780. ひめな: ぶっちゃけ相当強いよね
  781. マミ: 並大抵の攻撃では返り討ちね…
  782. なぎさ: うーん…
  783. ひめな: …え、なに?ヒコ君…
  784. ひめな: うん………… えー、それはヤバみが深くない?
  785. なぎさ: (あの魔女は、元はなぎさ…)
  786. アレクサンドラ: ヒコ君は なんて言ってるんですか?
  787. なぎさ: (それなら…)
  788. ひめな: なぎなぎが見つけた 魔女の弱点を利用して
  789. ひめな: 地道に倒していくしかなくない? ってさ…
  790. なぎさ: それじゃあ時間がかかるだけで 解決にならないのです!
  791. なぎさ: なぎさは決めたのです…!
  792. ひめな: え!?
  793. マミ: なぎさちゃん!? ひとりで行かないで!
  794. マミ: もう…こんな時に…!
  795. アレクサンドラ: 魔女を倒してから なぎさちゃんを追いかけましょう
  796. なぎさ: むぅ…
  797. なぎさ: その姿を見るだけでも 腹立たしいのです…!
  798. なぎさ: 元なぎさの魔女は、なぎさがこの宇宙にいる限り きっとこれからも現れるし、増え続けるのです
  799. なぎさ: 魂はとっくに消滅していて 恥ずかしくてみっともないなぎさの残骸…
  800. なぎさ: 見たくもないやつらを全て消し去りたいのですが 怒りのままに攻撃しても かえってみんなに迷惑をかけるのです…
  801. なぎさ: 消したくても消せない… それなら、なぎさは…
  802. なぎさ: …生身の魔法少女のなぎさでは どうにもならないなら…
  803. なぎさ: 「円環の理」の使者としての力を 使ってでも…!
  804. なぎさ: 「マミたちには こんな姿は見せられないので さくっとパクッと食べて 取り込んでやるのです…!」
  805. なぎさ: 「そして、自由ななぎさと元なぎさを足して なぎさは完全なる自由を手にするのです!」
  806. なぎさ: 「あーむっ!」
  807. マミ: なぎさちゃん、どこ!?
  808. アレクサンドラ: え…
  809. ひめな: これって、マジ…!?
  810. なぎさ: 「マミ、ひめな、サーシャ! 心配無用なのです! ここにいた魔女はもういなくなったのです!」
  811. なぎさ: 「悩みも晴れてすっきりしたので なんだか生まれ変わったような気分なのです」
  812. マミ: そうね…姿は変わってるし…
  813. なぎさ: 「え? なぎさの姿が…なのですか?」
  814. アレクサンドラ: そうみたいですね…
  815. なぎさ: なっ…
  816. なぎさ: 何なのですかこの姿はーー!!?
  817.  
  818. FILENAME: text_519520-3_j3DWf.txt
  819. なぎさ: なっ…
  820. なぎさ: 何なのですかこの姿はーー!!?
  821. ん…?
  822. またトラブル…?
  823. アレクサンドラ: あ、えっと…! 何でもないですよ…!
  824. ひめな: …いきなり大声出したら 目立つって!
  825. なぎさ: いまはそれどころじゃ ないのです!
  826. なぎさ: どうしてこんな姿なのですか!?
  827. なぎさ: (これじゃあ 魔女にそっくりなのです…!)
  828. マミ: 驚いたけれど すごく似合っているわ
  829. ひめな: とりま可愛いし、全然アリだって
  830. アレクサンドラ: はい、素敵ですよ♪
  831. なぎさ: むむむ…うまく執りなされている 気がするのです…
  832. ひめな: ほらほら、そのパワーを使って アイツらを片しちゃおうよ
  833. なぎさ: なぎさの変化に気づいて 慌てて消しに来たのですか
  834. なぎさ: でも、もう遅いのです
  835. なぎさ: なぎさがぜーんぶ 退治してやるのです!
  836. なぎさの声: まずはお前から倒すのです!
  837. なぎさ: このラッパで… あれっ?
  838. なぎさ: (武器がウォーターガンに なってるのです)
  839. なぎさ: (中身はきっと…)
  840. なぎさ: (なぎさが編み出した力なので チーズソースなのです!)
  841. なぎさ: 大好きなチーズを食らえることに 感謝するのです!
  842. なぎさ: 発射!なのです!!
  843. バシャッ!
  844. シュワシュワッ!
  845. なぎさ: ――っ!?
  846. なぎさ: チーズソースじゃないのです! これは…
  847. ペロッ…
  848. なぎさ: ぶわっ!? 炭酸ジュースなのです!?
  849. なぎさ: (チーズ風味だけど 思ってた味とは違うのです…!)
  850. ひめな: あ、なぎなぎ見て! 魔女が…
  851. なぎさ: え?
  852. ひめな: 何これ …もしかして踊ってる?
  853. マミ: ご機嫌になったようにも 見えるわね…?
  854. シュワシュワシュワ…
  855. アレクサンドラ: 魔女の様子が変化した理由は わからないですけど
  856. アレクサンドラ: とにかく倒せたみたいですね
  857. なぎさ: やったやったー!なのです!!
  858. なぎさ: (想像とは違ったのですが 全く問題ないのです!)
  859. ひめな: 結界が消えないってことは ここの主は別の魔女ってことだね
  860. なぎさ: 上等なのです…
  861. なぎさ: 首を洗って待ってろ!なのです!
  862.  
  863. FILENAME: text_519520-4_j3DWf.txt
  864. なぎさ: ふん…
  865. なぎさ: 何体同時にかかってきても なぎさには勝てないのです!
  866. なぎさ: えーいっ!
  867. バシャッ!バシャッ!
  868. シュワッ!
  869. なぎさ: 悪く思うな、なのです!
  870. マミ: なぎさちゃんの快進撃で 着実に魔女の数が減っているわね
  871. なぎさ: なぎさが本気を出せば もーっと倒せるのです!
  872. マミ: …ふふ
  873. なぎさ: どうしたのですか?
  874. マミ: なんだか、やっとなぎさちゃんの 調子が戻ってきたと思って
  875. マミ: ポップフェスに誘ったせいで こんな苦労もさせてしまったけど
  876. マミ: 誘ってよかった…のかな…?
  877. なぎさ: …………! もちろんなのです!
  878. なぎさ: マミのおかげで こうして前向きになれたのです
  879. マミ: そう言ってもらえると嬉しいわ
  880. マミ: ポップフェスを楽しめるように 早く残りの魔女も退治しましょう
  881. なぎさ: はいなのです!
  882. ひめな: もうすぐメインステージで
  883. ひめな: マジカルトリプルチーズの テイスティング企画もあるしね
  884. なぎさ: ――っ!? また試食できるのですか!?
  885. ひめな: 品評のスキル?を競うらしいよ
  886. なぎさ: それは聞き捨てならないのです!
  887. アレクサンドラ: あら…試食はウォーミングアップ じゃなかったんですね
  888. なぎさ: 絶対参加したいのです!!
  889. なぎさ: 早く魔女をやっつけて メインステージに行くのです!
  890. なぎさ: 「なぎさの新しい力、その名も… “超炭酸魔法飲料オカシコーラ”で!」
  891. マミの声: その魔女が ここの結界の主よ!
  892. なぎさ: 遠慮なくやらせてもらうのです
  893. なぎさ: やーっ!
  894. なぎさ: ふぅー! 参ったか、なのです!
  895. マミ: お疲れさま 見事な戦いぶりだったわ
  896. なぎさ: えへへ…なのです
  897. なぎさ: (この力があれば、元なぎさは 目じゃないのです)
  898. なぎさ: (だからなぎさがこの宇宙に 居続けたって、問題ない…)
  899. なぎさ: …………
  900. なぎさ: …わけはないのです…
  901. なぎさ: なぎさは周りのことなんか関係なく 自由に、なぎさだけのために 生きてきたのです…
  902. なぎさ: でも…マミたちと仲良くなっていくうちに みんなの平穏を乱すようなトラブルを 起こしたくないって思うようにもなったのです…
  903. なぎさ: (こんな異常事態が 何度も起きたら)
  904. なぎさ: (今以上にみんなに迷惑が かかるのです…)
  905. なぎさ: (なぎさは「円環の理」に 戻らないといけないのです…)
  906. ひめな: この調子で魔女を全部蹴散らして メインステージに向かおっ
  907. なぎさ: あ…はいなのです!
  908.  
  909. FILENAME: text_519520-5_j3DWf.txt
  910. マミ: ふぅ…
  911. なぎさ: またも小物の魔女だったのです…
  912. アレクサンドラ: ボス級の魔女を倒したいのに
  913. アレクサンドラ: 気配を感知しても すぐ逃げられてしまいますね…
  914. ひめな: ニューなぎなぎが怖くて 逃げ惑ってるのかもよ?
  915. なぎさ: あの魔女は、そんないじらしい 存在ではないのです
  916. ひめな: ふーん? なんかエピでもあるの?
  917. なぎさ: いや、その…ただの勘なのです!
  918. なぎさ: それより、魔女を早く倒すのです
  919. なぎさ: マジカルトリプルチーズの 企画に集中したいのです
  920. サマーポップフェスティバルは 中止になりました~
  921. なぎさ: なぜなのです!?
  922. ええと…フェスの参加者から 突然眠くなるって苦情が来てて
  923. 試食品のせいか調べるためにも 一旦、中止することになって…
  924. なぎさ: そんな…!
  925. なぎさ: なぎさは原因がわかるのです! 解決してくるのです!!
  926. と、言われてもねぇ…
  927. あーあ、来なきゃよかった…
  928. 勇気出して来てみたけど…
  929. こういうイベントは そもそも向いてなかったな…
  930. なぎさ: …………
  931. ひめな: 魔女のせいなんて言えないし どうする…?
  932. なぎさ: ポップフェスの中止を撤回させる 理由は…なんとでもなるのです!
  933. なぎさ: 早くボス級の魔女を見つけて 倒すのです!
  934. なぎさ: あっちのほうから ボス級の気配を感じるのです!
  935. マミ: 気づかれたら逃げられるわ 慎重に近づきましょう
  936. なぎさ: ここにいるのです…!
  937. マミ: こんな目立つところに…?
  938. アレクサンドラ: この施設で一番広いプール ですよね…?
  939. アレクサンドラ: フェスのメインステージも ここにありますし…
  940. ひめな: 私チャンたちに気づいてない ことはなくなくない…?
  941. なぎさ: …………
  942. なぎさ: …ボス級の魔女はきっと なぎさたちには気づいてるのです
  943. なぎさ: でも、ここから 動くつもりはないのです
  944. マミ: え…どうしてわかるの?
  945. なぎさ: でも…チーズの在庫がなくなって しまうかもしれないのです…
  946. 在庫はメインステージ脇に まだまだあるから大丈夫だよ
  947. なぎさ: それは…チーズあるところに あの魔女あり、だからなのです!
  948. なぎさ: いざ突入!なのです!!
  949. なぎさ: もう!なぎさの邪魔を しないでほしいのです!
  950. なぎさ: それー!!
  951. マミ: なぎさちゃん! ここは私たちに任せて!
  952. ひめな: そーそー! ボス級を倒してよ、キャハッ★
  953. アレクサンドラ: なぎさちゃんが頼りです!
  954. なぎさ: …わかったのです
  955. なぎさ: 負けられない戦い… なぎさが制してくるのです!
  956. …………
  957. なぎさ: …見つけたのです
  958. …………
  959. なぎさ: なっ!? ここにも人がいるのです…!?
  960. なぎさ: いくらなぎさに勝てる見込みが ないからって人質を取るなんて…
  961. なぎさ: 同じなぎさとして 見損なったのです!
  962. …………
  963. なぎさ: 聞こえてないのですか!?
  964. なぎさ: なぎさの風上にも置けないやつだ と言っているのです!
  965. …………
  966. なぎさ: 元なぎさのくせに なぎさを無視するとは…
  967. なぎさ: も~~怒ったのです!
  968. …………
  969. なぎさ: …何をしているのですか?
  970. なぎさ: …というか、人質にも 関心がないのです…?
  971. なぎさ: 一体何に夢中になって…
  972. なぎさ: …………
  973. なぎさ: それは…
  974. なぎさ: マジカルトリプルチーズ…!?
  975. なぎさ: やっぱり そうだったのですか…!
  976. なぎさ: なぎさを後回しにするくらい 重要な目的がお前にできるなんて
  977. なぎさ: それこそチーズくらいしか 思いつかないのです!
  978. なぎさ: なぎさたちとの遭遇を 避けていたのも
  979. なぎさ: チーズ探しに夢中だったから なのです
  980. …………
  981. なぎさ: …魔女になっても、食欲を満たす ことしか考えられないなんて!
  982. なぎさ: 自由を得たなどと言って!
  983. なぎさ: 周りのことなんてお構いなし 好き勝手に振る舞い続ける!
  984. なぎさ: その姿はまさに…
  985. なぎさ: なぎさが思い描く “なぎさ”そのもの…!
  986. なぎさ: なぎさがいるというのに…
  987. なぎさ: 魔女のお前が最もなぎさらしい なんて、おかしいのです!!
  988. なぎさ: なぎさが許さないのです!!
  989. …!?
  990. なぎさ: いい加減、こっちを見るのです!
  991. なぎさ: やぁああ!
  992.  
  993. FILENAME: text_519520-6_j3DWf.txt
  994. なぎさ: えーいっ!
  995. なぎさ: 逃げないで なぎさと向き合うのです!
  996. なぎさ: それーーっ!
  997. なぎさ: むむむ…!
  998. なぎさ: 自身と向き合おうとしないのも なぎさらしく見えてくるのです…
  999. なぎさ: お前もなぎさだとはいえ…
  1000. なぎさ: なぎさのダメなところを 見せつけられてるようで…
  1001. なぎさ: 散々なぎさを我慢させて… おちょくって…
  1002. なぎさ: なぎさよりもなぎさらしく 振る舞って…!
  1003. なぎさ: どっちが本物のなぎさか 教えてやるのです!
  1004. マミ: 待たせたわね! 一緒に魔女を…
  1005. マミ: ――っ!?
  1006. マミ: なぎさちゃん… ソウルジェムが…!
  1007. なぎさ: え?
  1008. ひめな: 穢れを溜めこみすぎだって!
  1009. アレクサンドラ: グリーフシードは…!?
  1010. マミ: 藍家さんにもらったのが まだ使えるわ!
  1011. なぎさ: …いらないのです
  1012. マミ: ダメよ!
  1013. マミ: ドッペルを出すのはリスクがある って知ってるでしょう…!?
  1014. マミ: だからグリーフシードを 使ってちょうだい…!
  1015. なぎさ: 強がりではなくて 本当にいらないのです
  1016. マミ: やめて! お願いよ、なぎさちゃん…!
  1017. なぎさ: マミのお願いでも聞けないのです
  1018. なぎさ: あの魔女だけは…
  1019. なぎさ: 懲らしめないと 気が済まないのです…!!
  1020. なぎさ: ふぅ… 終わったのです…
  1021. なぎさ: (さすがに少し…いや、だいぶ 疲れたのです…)
  1022. なぎさ: (でも、なぎさの力で 元なぎさの魔女を倒せたのです)
  1023. なぎさ: (そして…マミたちとは これでお別れ…)
  1024. なぎさ: (少しだけフェスを楽しんで 夏休みの思い出を作ったら)
  1025. なぎさ: (「円環の理」に帰るのです…)
  1026. なぎさ: マミ、ひめな、サーシャ ありがとうなのです
  1027. なぎさ: 気を取り直して、もう一度 ポップフェスを回ろうなのです!
  1028. マミ: …ふふ
  1029. なぎさ: …? マミ…?
  1030. マミ: ふふっ、あはははっ!
  1031. なぎさ: ど、どうしたのですか?
  1032. ひめな: なんかすっごくいいカンジ! いまなら飛べそう、キャハッ★
  1033. なぎさ: ――っ!?
  1034. アレクサンドラ: 私、このまま溶けちゃいたいな… うふふ♪
  1035. なぎさ: な、な… みんなに何が…?
  1036. なぎさ: まさか…まだ元なぎさの魔女が 悪さをしているのですか!?
  1037.  
  1038. FILENAME: text_519520-7_j3DWf.txt
  1039. なぎさ: …………
  1040. マミ: 楽しいわねえ、なぎさちゃん
  1041. マミ: 次はどんなことをして 遊びましょうか、うふふっ
  1042. ひめな: これだけ学生がいるなら 出会いもたくさんあるってこと
  1043. ひめな: その背中を押してあげるのも アリ寄りのアリだよね!
  1044. アレクサンドラ: この気持ちよさを みんなと分け合いたいな…
  1045. アレクサンドラ: そうだ…歌にして 聞かせてあげればいいのね…!
  1046. なぎさ: 元なぎさの魔女め…!
  1047. なぎさ: 消滅してからもなぎさたちに 迷惑をかけるとは…
  1048. なぎさ: なんてこった!なのです!
  1049. まだまだ俺は帰らねえ! アゲてくぜ~!
  1050. オレ、DJやるわ!
  1051. あーあ、喉乾いちゃった 飲み物探そーっと
  1052. ねえ、誰か一緒に写真撮ろ!
  1053. ここのプール、映えると 思うんだよね~
  1054. オレが世界の中心だ~!!
  1055. なぎさ: あわ…あわわ…
  1056. なぎさ: さっきの結界に巻き込まれた人も 変なテンションになってるのです
  1057. 集団睡眠といい… 今度は何が起きてるの…?
  1058. お姉さんも仕事なんか忘れて 一緒に楽しくなろー!
  1059. な、なんか怖いんですけど…!
  1060. なぎさ: …このおかしな現象は 元なぎさの魔女のせいなのです?
  1061. なぎさ: だとしても魔力は感じないし…
  1062. なぎさ: みんなはどうすれば 元に戻るのですか…?
  1063. ひめな: みんなノッてる~!?
  1064. みんな: イェーイ!
  1065. ひめな: んじゃ、パーティーを 始めちゃお!
  1066. ひめな: 怖がらなくていいよ
  1067. ひめな: 本当の自分を、どんどんさらけ だしちゃって~!!
  1068. みんな: わ~~!!
  1069. なぎさ: わわっ!? もみくちゃにされそうなのです!
  1070. なぎさ: ひめな! 勝手な行動はダメなのです!
  1071. ひめな: 別によくない?
  1072. ひめな: 全然盛り上がってない ステージ企画をやるより
  1073. ひめな: 私チャンが仕切った方が ブチ上がれるでしょ
  1074. なぎさ: な…!?
  1075. ひめな: 本当はブチ上がりたいみんなと それにふさわしい場所がある
  1076. ひめな: なら、あとは身一つで ノるだけだよね!みんな!?
  1077. みんな: うおーーー!!!
  1078. アレクサンドラ: 今日は私のために集まってくれて ありがとうございます
  1079. アレクサンドラ: とっても嬉しいです♪
  1080. わーー!
  1081. サーシャちゃーん!
  1082. アレクサンドラ: それじゃあ、 感謝の気持ちを込めて…
  1083. アレクサンドラ: 歌わせてもらいますね♪
  1084. ~~♪
  1085. マミ: なぎさちゃん、やっと見つけたわ
  1086. マミ: さあ、私と楽しい思い出を たくさん作りましょう
  1087. なぎさ: なんだか怖いのです…
  1088. マミ: ふふ、ちょっと浮かれてるだけで 大げさよ
  1089. マミ: あら、楽しそうなプールね 一緒に泳ぎましょうよ、うふふふ
  1090. なぎさ: な…な…
  1091. なぎさ: 魔女のせいとはいえ みんな勝手すぎるのです!!
  1092. なぎさ: マミはなぎさと夏休みの思い出を 作りたいんじゃないのです…?
  1093. なぎさ: マジカルトリプルチーズの テイスティング企画は…?
  1094. なぎさ: 今度はみんなのせいで なぎさの楽しみが奪われるなんて
  1095. なぎさ: ひどいのです! 我慢できないのです!
  1096. なぎさ: それなら… なぎさだって好きにやるのです!
  1097. なぎさ: …決めたのです!
  1098. なぎさ: 腹立たしくて、なぎさは無性に お腹が空いているので…
  1099. なぎさ: この会場の マジカルトリプルチーズは
  1100. なぎさ: ぜーんぶなぎさが食べるのです!
  1101. なぎさ: 異論は受け付けないのですーッ!
  1102. バシャーーッ!!
  1103. きゃあっ! 何これ?
  1104. べたついて気持ち悪い…
  1105. なぎさ: あ、ごめんなさいなのです…
  1106. なぎさ: (オカシコーラをうっかり かけてしまったのです…)
  1107. みんな: …………
  1108. なぎさ: お、怒っちゃったのですか…?
  1109. うおおおお!!!
  1110. みんな: わーーーーッ!!
  1111. なぎさ: わわわあっ!? 助けてなのですーー!?
  1112.  
  1113. FILENAME: text_519520-8_j3DWf.txt
  1114. なぎさ: わわわあっ!? 助けてなのですーー!?
  1115. なぎさ: や、や、やめるのです!
  1116. 早くしろ!急げ!
  1117. なぎさ: ひぃぃ~!
  1118. 早く食べて! いくらでも持ってくるから!
  1119. なぎさ: …………へ?
  1120. マジカルトリプルチーズを ありったけ持ってきた!
  1121. 腹減ってるんだろ? 食え食え!
  1122. なぎさ: いいのです…?
  1123. あなたのために持ってきたのよ じゃんじゃん食べちゃって!
  1124. なぎさ: …………
  1125. なぎさ: …そういうことなら いただくのです…
  1126. なぎさ: あむっ… んん~やっぱり美味なのです!
  1127. なぎさ: あむあむあむっ!!
  1128. なぎさ: この存在感がありながらも 優しく深い味わい…
  1129. なぎさ: 脳みそがチーズみたいにトロッと とろけてしまいそうなのです…!
  1130. なぎさ: 視界もなんだかびかびかして きたのです~!!
  1131. 工場からも取り寄せるから 好きなだけ食べてね!
  1132. なぎさ: ありがとうなのです~!
  1133. なぎさ: あむあむあむあむっ!!
  1134. なぎさ: うっ…
  1135. なぎさ: さすがにもう 食べられないのです…
  1136. なぎさ: 少し休憩するのです…
  1137. マミ: あ…なぎさちゃん!?
  1138. なぎさ: マミ!? いつものマミなのです…?
  1139. マミ: …ということは やっぱり変だったのね、私…
  1140. マミ: 記憶もあるし、私の意思で 行動してるはずなのに
  1141. マミ: 気分が良すぎるというか フワフワしていたというか…
  1142. アレクサンドラ: 私もです…
  1143. アレクサンドラ: 普段なら、やりたくても やらないようなことなのに
  1144. アレクサンドラ: なんでもできる気分に なってしまって…
  1145. ひめな: 初めて会った人たちに ノリ強めになりすぎたかも…
  1146. なぎさ: きっと魔女のせいで、おかしく させられちゃってたのです!
  1147. ひめな: え…何、ヒコ君…?
  1148. ひめな: うん、うん… …………それってマジ…?
  1149. ひめな: なぎなぎが魔女に攻撃した時
  1150. ひめな: オカシコーラが私チャンたちにも 少しだけかかったんだよね
  1151. ひめな: そのあとから様子が変だったって
  1152. なぎさ: 魔女じゃなくて なぎさのせい、なのです…?
  1153. ひめな: っぽいかも…
  1154. ひめな: オカシコーラが消えたら 私チャンたちが正気に戻ったって
  1155. アレクサンドラ: なぎさちゃんに、他に思い当たる ことはありませんか…?
  1156. なぎさ: んん…
  1157. なぎさ: …あ!
  1158. なぎさ: …決めたのです!
  1159. なぎさ: 腹立たしくて、なぎさは無性に お腹が空いているので…
  1160. なぎさ: この会場の マジカルトリプルチーズは
  1161. なぎさ: ぜーんぶなぎさが食べるのです!
  1162. なぎさ: 異論は受け付けないのですーッ!
  1163. バシャーーッ!!
  1164. 早く食べて! いくらでも持ってくるから!
  1165. なぎさ: …………へ?
  1166. マジカルトリプルチーズを ありったけ持ってきた!
  1167. なぎさ: なぎさのオカシコーラがかかった 人たちが
  1168. なぎさ: 会場中のチーズを 持ってきてくれたのです…
  1169. ひめな: オカシコーラをかけられると なぎなぎの命令を聞いちゃう…?
  1170. マミ: でも、私たちは自分の意思で 行動していたわ
  1171. マミ: たぶん…普通ならできないことも できるような気にさせてくれる…
  1172. マミ: ある意味で、みんなの背中を 押してくれる効果があるのかも…
  1173. アレクサンドラ: 時と場所によりますけど… 前向きな能力ですね♪
  1174. なぎさ: じゃあ、オカシコーラがかかると やりたいことができる勇気が出る
  1175. なぎさ: 本当の自分を解放できる… そういうことなのです?
  1176. ひめな: まあ、考えようによっては そうなるかも、キャハッ★
  1177. なぎさ: …………
  1178. すごく美味しそうに食べるから もっと見ていたいし…
  1179. 私のもあげる
  1180. 見てるこっちが楽しくなるような 食べ方ができるなんてすごいよ…
  1181. 俺のもやるよ 腹減ってるんだろ?
  1182. 私のもどうぞ
  1183. なぎさ: もしかして、あの時の人たちは…
  1184. マミ: なぎさちゃんが食べている様子を また見たくて
  1185. マミ: マジカルトリプルチーズを持って きてくれたのかもしれないわね
  1186. なぎさ: ありがたいのです
  1187. なぎさ: でも…
  1188. いえ…いいんです… 私なんかはあとでも…
  1189. なぎさ: みんなうつむきがちで 目も合わせないのです
  1190. マミ: 人見知りの子が多いのかしら
  1191. あーあ、来なきゃよかった…
  1192. 勇気出して来てみたけど…
  1193. こういうイベントは そもそも向いてなかったな…
  1194. なぎさ: みんなには、もっと自分のために 行動してみてほしいのです…
  1195. なぎさ: …………
  1196. なぎさ: 本当の自分をさらけだすには 自信も勇気もないし、周りの目も気にする うつむきがちな学生たちを もどかしい彼らの背中を
  1197. なぎさ: 「いいから楽しめ」と押せるのは 本当の自分をさらけだしているなぎさこそが ふさわしいのです…!
  1198. なぎさ: 決めたのです!
  1199. マミ: 何をするつもり…?
  1200. なぎさ: みんなも、なぎさのように ただ自由に…
  1201. なぎさ: 自分のためだけに 弾けるのです!
  1202.  
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  1204. なぎさ: みんなも、なぎさのように ただ自由に…
  1205. なぎさ: 自分のためだけに 弾けるのです!
  1206. マミ: ―マミ― きゃあっ!?
  1207. なぎさ: ―なぎさ― みんなでハイになろう! なのです!
  1208. なぎさ: ―なぎさ― そして普段できないことを 今日だけはやってみるのです!
  1209. なぎさ: ―なぎさ― なぎさが応援するのですッ!!
  1210. ひめな: ―ひめな― あははは! なぎなぎサイコー!!
  1211. ひめな: ―ひめな― 私チャンたちもテンションあげみざわで 盛り上がっちゃお!
  1212. アレクサンドラ: ―アレクサンドラ― うふふ♪
  1213. アレクサンドラ: ―アレクサンドラ― 本当のパーティーみたいで 楽しいですね♪
  1214. マミ: ちょっとやりすぎじゃない かしら…?
  1215. なぎさ: これくらいでちょうどいいのです
  1216. なぎさ: ほら…
  1217. みなさん元気みたいなので
  1218. サマーポップフェスティバルを 再開しまーす!
  1219. マジカルトリプルチーズ ください!
  1220. はい、どうぞ~
  1221. んんん~、美味しい! このフェスに来てよかった~
  1222. 今日はどこから来たんですか?
  1223. 宝崎市から…
  1224. でもこういうの初めてで なんだか緊張しちゃって…
  1225. わかります~! よかったら一緒に回りません?
  1226. ぜひ!
  1227. あの…このチョコレート 一緒に食べてください!
  1228. 私と…?
  1229. 変な意味じゃなくて、色々と 話したいって思ってたんです!
  1230. …いいですよ 実は私も誘いたかったんです
  1231. もっとこのフェス 盛り上げたくないですか!?
  1232. ですよね!
  1233. もっと参加しやすい企画が あったほうがいいと思ってて…
  1234. 全員参加型のクイズなんて どうですか!?
  1235. それ、ありです!採用!
  1236. なぎさ: みんな、やりたかったことを できてるのです
  1237. マミ: …確かにそうね
  1238. マミ: 少し強引だから 時と場所は選ぶけれど…
  1239. マミ: なぎさちゃんの魔法は、みんなの きっかけになれたみたいね
  1240. なぎさ: マミは魔法にかからなくて いいのですか?
  1241. マミ: 私は…なぎさちゃんに頼らずに やってあげたかったんだけど…
  1242. なぎさ: え?
  1243. マミ: なぎさちゃんとたくさん遊んで 夏休みの思い出を作って
  1244. マミ: 元気になってほしかったの
  1245. なぎさ: マミ…
  1246. マミ: 色々あったけど、 今日は楽しかったわ
  1247. マミ: でも、次は魔女のことは抜きで もっと楽しい思い出にしましょう
  1248. なぎさ: ありがとうなのです…
  1249. なぎさ: (そして…今まで迷惑をかけて ごめんなさいなのです)
  1250. マミ: さぁ、私たちも私たちらしく ポップフェスを楽しみましょう
  1251. なぎさ: はいなのです! もっとチーズを食べるのです!
  1252. なぎさ: …………
  1253. なぎさ: (「円環の理」へ戻る前に)
  1254. なぎさ: (最後まで、マミと一緒に 夏を楽しむのです…!)
  1255.  
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  1257. なぎさ: …………
  1258. ピンクのキュゥべえ: …………
  1259. なぎさ: わかっているのです…
  1260. なぎさ: そろそろ「円環の理」に 戻るのです…
  1261. なぎさ: …でも、その前に
  1262. ピンクのキュゥべえ: …?
  1263. なぎさ: 最後の最後に… マミに会わせてほしいのです
  1264. ピンポーン
  1265. なぎさ: こんにちは、なのです…
  1266. マミ: いらっしゃい、待ってたわよ 可愛い“魔女”さん
  1267. なぎさ: ――っ!? な、な、なぜそれを…!
  1268. なぎさ: いつからなのですか…!?
  1269. マミ: いつって言われても… ポップフェスのあとからよ
  1270. なぎさ: そんな…
  1271. なぎさ: …なぎさが魔女って知っても マミは変わらないのですか…?
  1272. マミ: そんな大事にとらえなくて いいのに
  1273. マミ: “フェスの魔女”なんて あだ名みたいなものよ
  1274. なぎさ: …………“フェスの魔女”?
  1275. マミ: その話をしていたんじゃなくて?
  1276. なぎさ: あ、えっとえっと… たぶんその話…なのです…!
  1277. マミ: あの日、フェスに参加していた 学生のみんなに
  1278. マミ: 自分を解放する不思議な奇跡を 起こしてくれた女の子がいた…
  1279. マミ: それが“フェスの魔女”と 言われ始めたきっかけだそうよ
  1280. なぎさ: そ、そういうことだったのですか
  1281. なぎさ: (お菓子の魔女がなぎさだって 知られたわけじゃないのですね)
  1282. マミ: ポップフェスをきっかけに 友だちを作れたり
  1283. マミ: 自分の行動に自信を持てた子も いるみたいで
  1284. マミ: みんな、なぎさちゃんに 感謝しているそうよ
  1285. なぎさ: なぎさに…?
  1286. なぎさ: (なぎさはこの宇宙に割り込んだ 異物で)
  1287. なぎさ: (マミたちの平穏も乱すし トラブルも起こすから)
  1288. なぎさ: (ここにいるべき存在では ないのに…)
  1289. なぎさ: みんなにとって いいことも起こすなら
  1290. なぎさ: なぎさはここにいても いいのです…?
  1291. マミ: いいに決まってるじゃない
  1292. なぎさ: …………
  1293. なぎさ: (なぎさがいることで 元なぎさの魔女が出ても)
  1294. なぎさ: (なぎさ自身で倒せるし、 いいことも起きるなら)
  1295. なぎさ: (「円環の理」に戻らなくても いいはずなのです…)
  1296. なぎさ: (いや、戻ったって 仕方がないのです!)
  1297. なぎさ: 今、決めたのです!
  1298. なぎさ: ここにいるなって言われても なぎさは居続けるのです!
  1299. なぎさ: マミと一緒に、夏休みの思い出を まだまだたくさん作るのです!
  1300. マミ: ええ、この夏は 忙しくなりそうね
  1301. なぎさ: はいなのです!
  1302. なぎさ: …というわけなので
  1303. なぎさ: これからもなぎさらしく 自由にやらせてもらうのです
  1304. ピンクのキュゥべえ: …………
  1305. なぎさ: 機会があれば また会うこともあるのです
  1306. なぎさ: その時まで…さらばなのです!
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