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Jan 12th, 2024 (edited)
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  1. FILENAME: text_913101-010.txt [Day 1]
  2. 巡り巡る時間の中
  3. 本当の願いは
  4. どこに?
  5. ジリリリリリ!
  6. まばゆ: …………
  7. まばゆ: 私が…鹿目さんに 代わる存在になる?
  8. まばゆ: いやー
  9. まばゆ: ないわー
  10. まばゆ: …………
  11. まばゆ: ない、ですよね…
  12.  
  13. FILENAME: text_913101-020.txt
  14. まばゆ: (私は別に、鹿目さんの代わりに なりたかったわけじゃないです)
  15. まばゆ: (ただ、暁美さんの力に なれたらって思っただけで)
  16. まばゆ: (私は全然、それだけでいいし その他に望むことなんて…)
  17. まばゆ: (ってか、あんなケモノの戯れ言 無視しちゃっていいですよ!)
  18. まばゆ: (問題なのは、これからどう ワルプルギスの夜を倒すかで!)
  19. まばゆ: (この悪夢を抜け出すためには 違うアプローチで…)
  20. マミの声: あ!
  21. まばゆ: (ん?)
  22. マミ: おはよう
  23. マミ: ねえ、 昨日借りた本なんだけれど…
  24. まばゆ: あああああッ!
  25. マミ: え…?
  26. まばゆ: あ、いや!なんでもありません!
  27. まばゆ: 驚かせてすみませんでした 巴さん!
  28. マミ: は…はぁ…
  29.  
  30. FILENAME: text_913101-030.txt
  31. まばゆ: (いやはやいやはや 危なかった)
  32. まばゆ: (いつもずっとスルーするのが 習慣で、意識から抜けてました)
  33. まばゆ: (でも…)
  34. マミ: …………
  35. まばゆ: (巴マミさんは、魔法少女)
  36. まばゆ: (しかもベテランで、ソロで活動 できるくらい能力も高いはず)
  37. まばゆ: (以前、美樹さんや鹿目さんと 一緒の時はダメでしたが…)
  38. まばゆ: (巴さんを仲間に入れて この未来視の力を使えば…)
  39. まばゆ: (結果は違うんじゃ!?)
  40.  
  41. FILENAME: text_913101-035.txt
  42. ほむら: 絶対にダメよ
  43. まばゆ: えー!?なんでです?
  44. ほむら: 巴マミはベテランよ
  45. ほむら: だから、街で起こった異変に対し 積極的な行動を取るはず
  46. ほむら: わずかな私たちの行動の変化も 未来を大きく揺るがしかねない
  47. ほむら: だから、私はいつも 巴マミをこの町から排除していた
  48. まばゆ: 別の街で魔女退治をさせてたって ことですよね?
  49. まばゆ: それって…逆に言うと、巴さんの 実力を認めてるってことじゃ…
  50. ほむら: やめなさい!
  51. まばゆ: ひっ
  52. ほむら: 私は、巴マミを仲間には 引き入れない
  53. ほむら: これ以上の議論は不要よ
  54. まばゆ: ううう…わかりました… わかりましたよぉ…
  55. まばゆ: でも…前回のままじゃ、もう 勝ち目はないんじゃないですか?
  56. まばゆ: 本当に、ワルプルギスの夜を ふたりだけで越えられますか?
  57. ほむら: あなた、怖じ気づいたの?
  58. まばゆ: いや…その…そういうわけじゃ ないんですけど…
  59. まばゆ: ただ、その…
  60. ほむら: その…?
  61. まばゆ: …………
  62. ほむら: …………何?
  63. まばゆ: あっ、そ、そうだ!
  64. まばゆ: 巴さんはダメだとしても その代わりに…
  65.  
  66. FILENAME: text_913105-020.txt [Day 5]
  67. 杏子: ハッ、ヤッ、タアッ!
  68. 杏子: 人の縄張りに土足で上がって 横取りなんていい度胸じゃないか
  69. 杏子: どこの…
  70. まばゆの声: 『どこの誰だか知らないけど 覚悟はできてるんだろうね』
  71. 杏子: な…?
  72. ほむら: 驚くのは早いわ
  73. カチッ
  74. カチャ…
  75. 杏子: !?
  76. 杏子: おまえ、いったい…
  77. まばゆ: 『おまえ、いったいどんな 手品を使いやがった』
  78. まばゆ: 『あたしの心が読めるのか?』 と、次にあなたは聞く!
  79. まばゆ: で、答えはNOです
  80. ほむら: 私が時を操り…
  81. まばゆ: 私は未来を視る
  82. 杏子: な…!?
  83. まばゆ: この世界でははじめまして 愛生まばゆです
  84. ほむら: 暁美ほむらよ あなたにひとつ、提案があるの
  85.  
  86. FILENAME: text_913105-030.txt
  87. 杏子: ふぅん…ワルプルギスの夜ねぇ
  88. ほむら: 私たちは同じ世界を何度も 繰り返して、倒す方法を探った
  89. ほむら: けれどもまだ、答えは 見つかっていない
  90. 杏子: で、あたしの力を借りようと 考えたってワケか
  91. まばゆ: 私たちの話…信じてくれますか?
  92. 杏子: さあね
  93. まばゆ: さあねって…
  94. 杏子: だってそれ、こことは違う 世界の話なんだろ?
  95. 杏子: 信じるも信じないも あたしには関係ないし
  96. ほむら: その通りよ
  97. ほむら: ワルプルギスの夜を倒せなければ 私たちは別の世界に向かう…
  98. ほむら: あなたとの繋がりは 断たれるわね
  99. 杏子: まあ、あんたたちの話が フカシだろうとなんだろうと…
  100. 杏子: ワルプルギスの夜が出てくるなら そいつをヤるのは悪くない
  101. 杏子: それにたんまりグリーフシードを 集めて、好き勝手できるんだろ?
  102. 杏子: そういうの、嫌いじゃないね
  103. まばゆ: それじゃあ…
  104. 杏子: 一時休戦だ
  105.  
  106. FILENAME: text_913106-030.txt [Day 6]
  107. まばゆ: 佐倉さん、敵は…
  108. 杏子: ああ、わかってるって!
  109. 杏子: オーレ!
  110. 杏子: 足元が、お留守だっての!
  111. 杏子: あっけなさ過ぎんだろ…
  112. 杏子: お前たち、こんな楽に 魔女を倒せてたのか?
  113. まばゆ: まあ、一応…
  114. 杏子: はぁ…インチキだなこりゃ
  115. 杏子: オマケにほむらのヤツは 時間も止められるんだろ?
  116. 杏子: まともにやり合うのが バカバカしくなるぜ
  117. 杏子: 味方になっといて、良かったよ
  118. まばゆ: にひひひ、でしょう?
  119. 杏子: でも…
  120. 杏子: おまえら、このままじゃ ワルプルギスの夜には勝てないな
  121. まばゆ: へ?
  122.  
  123. FILENAME: text_913106-040.txt
  124. ほむら: 勝てないって、どういうこと?
  125. 杏子: 決まってんだろ 火力だよ
  126. まばゆ: 火力?
  127. 杏子: まばゆの未来視は使えるけど ハサミの力はたかが知れてる
  128. まばゆ: ま…まあ…
  129. 杏子: ほむらだって似たようなもんだ
  130. 杏子: 時間を止める力は強力だけど 敵を直接叩けるわけじゃない
  131. ほむら: それは…確かにそうね
  132. 杏子: そういう意味じゃ、あたしは 確かに火力に自信がある
  133. 杏子: けどやっぱり ひとりじゃ限度がある
  134. ほむら: 仲間は増やさないわ
  135. ほむら: 不確定要素を増やせば それだけ意思疎通も乱れる
  136. 杏子: わかってるって
  137. 杏子: だから、別のやり方を 提案しようってんじゃないか
  138. ほむら: 別のやり方…?
  139. 杏子: あんただって、銃だの 爆弾だのを使うだろ?
  140. 杏子: 物理の力を、魔法で何倍にも してやってるわけだ
  141. 杏子: それじゃあ魔法じゃなく 物理の力を強力にしたら?
  142. ほむら: なるほど、つまり…
  143. 杏子: 時間を止める力がありゃ 基地だって乗り込み放題
  144. 杏子: 戦車だって戦闘機だって 自由に持ってこられるだろ
  145. まばゆ: え?ほ…本気ですか!?
  146. 杏子: 今更怖じ気づくのか?
  147. ほむら: …いえ
  148. まばゆ: あ、暁美さん!?
  149. ほむら: 感謝するわ
  150. ほむら: 確かに考えたことが なかったわけじゃないけれど…
  151. ほむら: ひとりではなかなか 踏ん切りがつかないやり方だった
  152. ほむら: その答えに辿りつくまで 余分に時間がかかっていたはずよ
  153. まばゆ: え、ってことは…
  154. ほむら: ええ、ありったけの火力をもって ワルプルギスの夜に対抗する
  155. ほむら: そのためには、兵器を運び出す だけの時間が…
  156. ほむら: 大量の、グリーフシードが必要よ
  157. まばゆ: マジですか…
  158. 杏子: ま、それでも勝てるって 保証はないけどな
  159. 杏子: 今よりだいぶ 勝ち目は見えるし…
  160. 杏子: こいつは結構 面白くなってきやがった
  161. ほむら: それでは早速 あなたに頼みがあるわ
  162. 杏子: ああ、いいぜ 次は何をしろってんだ?
  163.  
  164. FILENAME: text_913107-010.txt [Day 7]
  165. まばゆ: いらっしゃいませー
  166. 杏子: いらっしゃいませー
  167. 杏子: …………
  168. 杏子: って、なんであたしがこんな カッコしてるんだよ!
  169. まばゆ: そりゃまあ ケーキ屋さんですから
  170. 杏子: いやいや!そうじゃなくて!
  171. 杏子: あたしは魔女をブッ倒すために おまえらと組んだんだぞ?
  172. 杏子: こんなことしてる暇があったら…
  173. まばゆ: 今日は魔女、出ませんよ
  174. 杏子: いや、だからってなんで 店の手伝いなんか…
  175. まばゆ: そのうち、私ナシで 店番してもらいますから
  176. 杏子: だーかーらー!
  177. 咲笑: あ、杏子ちゃん! ちょっと来てくれるかしら?
  178. 杏子: え…?何だ?
  179. 咲笑: じゃーん!新製品の アプリコットのタルトよ
  180. 杏子: お…おお…
  181. 咲笑: おひとつ、召し上がれ
  182. 杏子: い…いいのか?
  183. 咲笑: もちろん!インスパイアドバイ 杏子ちゃん、だもの!
  184. 杏子: …えーと それじゃ、遠慮なく…
  185. 杏子: はむ…ん…
  186. 咲笑: どうかしら? お口に合う?
  187. 杏子: お、おお…
  188. 杏子: うまい…
  189. 咲笑: よかったー!杏子ちゃんなら きっと気に入ってくれると思って
  190. 咲笑: いっぱい作っちゃったから まかないで持って帰ってね
  191. 杏子: あ…うん、助かるよ
  192. まばゆ: …にひひひ
  193. まばゆ: すっかり咲笑さんに ほだされましたね
  194. 杏子: は?別に、そういうんじゃ…
  195. まばゆ: 私は、みんなの毎日を 守りたいんです
  196. まばゆ: ワルプルギスの夜を倒しても 町が壊れたら意味がない
  197. まばゆ: できるだけ、当たり前の 毎日を続けて…
  198. まばゆ: みんなができるだけ 普通の日々を過ごせるように…
  199. 杏子: みんなが…?
  200. まばゆ: はい、だから佐倉さんを このお店に誘ったんです
  201. まばゆ: ワルプルギスの夜を倒すことも このお店を盛り上げることも…
  202. まばゆ: 私にとっては、大事なことです!
  203. 杏子: …薄ら寒いぜ
  204. まばゆ: え?
  205. 杏子: お前、本気でワルプルギスの夜が 一発で倒せると思ってんのか?
  206. 杏子: ほむらが時間を止められても 兵器の奪取は簡単じゃない
  207. 杏子: ホントはこの世界も 見捨てるつもりなんだろ?
  208. まばゆ: 違います、そんなことは…
  209. 杏子: あたしだったらそうするね
  210. まばゆ: え…
  211. 杏子: ほむらが折れない限り 何度だってやり直せるんだろ?
  212. 杏子: だったらむしろ、楽しめるだけ 楽しんだ方がお得じゃないか
  213. まばゆ: そんな、私は…!
  214. 杏子: ってか、さっきまで楽しそう だったじゃんか
  215. まばゆ: うっ…
  216. 杏子: もう、慣れちまってるんだろ? それともお前さ…
  217. 杏子: 本気で、こういう毎日が 終わって欲しいと思ってんのか?
  218.  
  219. FILENAME: text_913115-030.txt [Day 15]
  220. まばゆ: (違う)
  221. まばゆ: (違います)
  222. まばゆ: (私は、楽しんでなんていない)
  223. まばゆ: (この日々が、ずっと 続いて欲しいなんて…)
  224. まばゆ: でやあああああッ!!
  225. 杏子: お、なかなかやるじゃ…
  226. 杏子: おい、まばゆッ!!
  227. まばゆ: 大丈夫
  228. まばゆ: もう視てます
  229. ほむら: お疲れ様、まばゆ
  230. まばゆ: はい、お疲れ様でした
  231. 杏子: 慣れたもんだな
  232. 杏子: こいつで今週、5つ目か
  233. まばゆ: はやく、次のグリーフシードを 集めないと…
  234. 杏子: ん?まばゆ
  235. 杏子: ちょっと 張り切りすぎなんじゃ…
  236. まばゆ: 絶対にこの周回で ワルプルギスの夜を越えて…
  237. まばゆ: このループを 終わらせてみせます
  238. ほむら: …………
  239.  
  240. FILENAME: text_913115-060.txt
  241. ほむら: 今日はお疲れ様 順調ね
  242. まばゆ: まだまだです
  243. ほむら: まばゆ…?
  244. まばゆ: 暁美さんの計画を完遂して ワルプルギスの夜を越えるには…
  245. まばゆ: もっと、たくさん グリーフシードを集めないと
  246. ほむら: 落ち着きなさい 様子がおかしいわよ
  247. まばゆ: おかしくなんてないです 私は、このループから抜けて…
  248. ほむら: どうしてそんなに焦っているの?
  249. まばゆ: だって、それは 当たり前じゃないですか!
  250. まばゆ: 私はもう、犠牲を出したくない
  251. ほむら: 犠牲?
  252. まばゆ: そうです
  253. まばゆ: 鹿目さんや、美樹さん 佐倉さん、巴さん…
  254. ほむら: なぎさも?
  255. まばゆ: あ…
  256. まばゆ: (嘘…)
  257. まばゆ: もう視てます
  258. まばゆ: (私、今日… なぎさちゃんを、倒したのに…)
  259. まばゆ: (グリーフシードを 集めるのに夢中で…)
  260. まばゆ: (何にも…何にも 感じてなかった…!)
  261. まばゆ: なぎさちゃん…
  262. ほむら: 私たちは同じ時間を重ねることで この世界から剥離していく…
  263. ほむら: 少しずつ、少しずつ 全ての意味が薄れていくわ
  264. ほむら: それは、私も同じよ
  265. まばゆ: え…
  266. ほむら: 私には、鹿目まどかという 確かな道しるべがある
  267. ほむら: でも、その光は遠すぎて 時々心が折れそうになるの
  268. ほむら: そんな時、あなたは私の そばにいてくれた
  269. ほむら: 倒れそうになる私を 支えてくれた
  270. まばゆ: 暁美さん…
  271. ほむら: …………考えてみれば
  272. ほむら: もう、ずいぶん長い時間 一緒にいるのだもの
  273. ほむら: もういい加減、名前で呼んで くれても構わないのだけれど
  274. まばゆ: …………!
  275. まばゆ: …………!
  276. まばゆ: …………!
  277. ほむら: まばゆ?
  278. まばゆ: ほ…ほ…ほ…
  279. まばゆ: 暁美さんッ!! ごめんなさいっ!!
  280. ほむら: ちょっと、まばゆ!?
  281.  
  282. FILENAME: text_913115-070.txt
  283. まばゆ: だめ…だめ…それは、だめです…
  284. まばゆ: 私は、鹿目さんになりたい わけじゃない…
  285. まばゆ: 全然、なれるとも思ってない…
  286. まばゆ: この日々を、早く 終わらせなきゃ…
  287. まばゆ: 私が、これ以上 暁美さんに近づいてしまう前に…
  288.  
  289. FILENAME: text_913116-010.txt [Day 16]
  290. 杏子: ありがとうございっしたー!
  291. まばゆ: …………
  292. 杏子: …おい、まばゆ
  293. 杏子: なにピーマンの腐ったのみたいな 顔してんだよ
  294. まばゆ: ピーマン…? ど、どんな顔ですか
  295. 杏子: ってか…その… そんなにショックだったか?
  296. 杏子: この日常が終わって 欲しくないんじゃないかって…
  297. まばゆ: いや…それとはまた ちょっと違うというか…
  298. 杏子: え、じゃあなんだよ?
  299. まばゆ: ええと、それは…
  300. まばゆ: …………
  301. 杏子: あー、もう 煮え切らねーなー
  302. まばゆ: あ、あの!
  303. まばゆ: シフトが終わったら、少し つきあってもらえませんか!?
  304. 杏子: …なんで?
  305. まばゆ: 私の魔法を、お見せします!
  306.  
  307. FILENAME: text_913116-015.txt
  308. 杏子: なるほどねぇ…
  309. 杏子: 記憶をフィルム化してカットする それがあんたの奥の手か
  310. 杏子: いいのか、あたしに見せて 切り札なんだろ?
  311. まばゆ: 少しでも、対等になりたくて
  312. 杏子: 対等?なんだそりゃ?
  313. まばゆ: 佐倉さんは、怖くないんですか?
  314. まばゆ: 私は以前も、あなたと 話していたかも知れない
  315. まばゆ: あなたの次の行動を 全部知っていて…
  316. 杏子: だからなんだよ?
  317. まばゆ: え…
  318. 杏子: お前がどんな魔法を持ってようと あたしはあたしさ
  319. 杏子: 腹がたったらブン殴るし 話が面白けりゃつきあってやる
  320. 杏子: 苦しんでたら、まあ… 気が向いたら助けもするだろうさ
  321. まばゆ: でも…ループを繰り返せば 繰り返すほど私たちは離れていく
  322. まばゆ: どんどん、対等な関係じゃ いられなくなって…
  323. まばゆ: 最初は、誰かのための 純粋な願いでも…
  324. まばゆ: それが少しずつ、少しずつ 色褪せていってしまう…
  325. まばゆ: どんどん、どんどん、関係が 変わっていってしまう…
  326. 杏子: ループなんて関係ないっての
  327. まばゆ: え…
  328. 杏子: そもそも、他人のために 願うのが間違いの元なんだ
  329. 杏子: 他人のための願いなんざ 絶対に避けるべきだ…
  330. 杏子: …そう思ってたよ
  331. 杏子: 暁美ほむらと出会うまではな
  332. まばゆ: …暁美さんと?
  333. 杏子: 自分がアイツの立場だったら とっくの昔に折れてるだろ
  334. 杏子: 繰り返す時間の中で 勝手放題してるはずさ
  335. 杏子: アイツの中にはきっと、なんか 大事なものがあるんだろ?
  336. 杏子: 何度失敗しても、挫けない 立ち止まらない、目的地…
  337. 杏子: どんな運命にも邪魔できない なにかが、さ…
  338. まばゆ: どんな運命にも… 邪魔できない…
  339. まばゆ: にひひひ…
  340. まばゆ: 確かに、そうですね
  341. まばゆ: 暁美さんの、願いは… ちょっとやそっとじゃ曲がらない
  342. まばゆ: 私が近づいたって、彼女が 変わったりするわけはなくて…
  343. まばゆ: だから、問題なのは、私! 私がなにをしたいか、なんだ!
  344. まばゆ: ありがとうございます、佐倉さん
  345. 杏子: ん…いや、感謝される 筋合いじゃねぇよ
  346. 杏子: あたしもなんか、妙なこと 聞いちまってたし…
  347. 杏子: あ、ちなみになんだけど
  348. まばゆ: はい
  349. 杏子: もし美樹さやかが、他人のために 契約したら、どうなってたんだ?
  350. まばゆ: えっと、それはですね…
  351.  
  352. FILENAME: text_913117-030.txt [Day 17]
  353. まばゆ: ふぅ…
  354. まばゆ: (私は暁美さんに憧れていた)
  355. まばゆ: (暁美さんと一緒に いられてうれしかった)
  356. まばゆ: (でも、私が 暁美さんに近づきすぎたら…)
  357. まばゆ: (暁美さんが持つ 鹿目さんへの想いが、変わる?)
  358. まばゆ: そんなことは、ありえません!
  359. まばゆ: てやあっ!
  360. まばゆ: (いくら私が 仲良くなったところで…)
  361. まばゆ: (暁美さんの、鹿目さんへの 想いが変わるわけがない!)
  362. まばゆ: (暁美さんに近づくことに 恐怖を感じているのなら…)
  363. まばゆ: (問題は、私の中にある)
  364. まばゆ: (私はなにかに引っかかってる)
  365. まばゆ: (私はなにかを見落としている)
  366. まばゆ: (だから、その正体を 見極めれば…!)
  367. まばゆ: これで…終わりッ!!
  368. まばゆ: よし…
  369. まばゆ: ひとりで倒せた
  370. まばゆ: 私も結構、やれるように なってきたんじゃ…
  371. マミ: …………
  372. まばゆ: あっ
  373. まばゆ: (やば、巴さんに魔法少女姿を 見られちゃった…!?)
  374. まばゆ: (ってか、こんな展開 今までなかったのに…)
  375. まばゆ: あはははは…、巴さん こんなところでいったい何を…
  376. マミ: まばゆさん
  377. まばゆ: あ…は、はい
  378. まばゆ: (あれ?)
  379. まばゆ: (なんか…巴さんの様子…変?)
  380. まばゆ: (っていうか今、私のことを 「まばゆさん」って…)
  381. マミ: もう、耐えられないわ
  382. マミ: 私のところに、来て
  383. まばゆ: 巴さん?いったい何を…
  384. マミ: …………
  385. マミ: お願い、そんな呼び方は… やめてよ…
  386. マミ: 「マミさん」って、呼んで…
  387. マミ: 前も、そうしていたみたいに
  388. まばゆ: へ?
  389. ほむらの声: 巴マミ
  390. マミ: ッ!
  391. ほむら: まばゆには近づかないって 約束したはずよ
  392. まばゆ: (約束…?)
  393. マミ: あの後、思い直したの あなたの言葉は、信じられない
  394. マミ: 真実であるはずがないのよ!
  395. まばゆ: 暁美さん、これって…
  396. ほむら: 説明はあと 今は逃げるわよ
  397. カチッ
  398. マミの声: なるほど
  399. ほむら: !?
  400. まばゆ: あっ…
  401. まばゆ: (巴さんの伸ばしたリボンが… 私の足に…!)
  402. マミ: あなたの使う魔法は 時間停止
  403. マミ: けれども、身体に触れたものの 時間は、止まらない…
  404. マミ: そしてまばゆさんも なぜか同じ特性を持っている
  405. ほむら: ッ!
  406. マミ: ふっ
  407. ほむら: ちぃっ!
  408. マミ: まだ、まだよ!
  409. ほむら: くっ! ん…………くぅっ!
  410. マミ: タネが割れた手品師は滑稽ね!
  411. まばゆ: (今の巴さん…なんだか 雰囲気がいつもと違う…)
  412. まばゆ: やめて、巴さん!
  413. マミ: まばゆさん、騙されないで!
  414. マミ: あなたは、暁美ほむらに いいように操られているわ!
  415. まばゆ: 私が操られてるって、そんな…
  416. マミ: その証拠を、今…
  417. カチャ…
  418. マミ: 私が見せてあげる!
  419. ほむら: くっ…!
  420. マミ: な…!?
  421. まばゆ: そうは、させません
  422. マミ: …………
  423. ほむら: リボンを切ったの… 助かったわ、まばゆ
  424. まばゆ: それよりも…
  425. ほむら: ええ、事情を確認する必要がある 一度、私の部屋に戻りましょう
  426.  
  427. FILENAME: text_913117-040.txt
  428. 杏子: ああ、あたしが話したんだよ
  429. ほむら: やっぱり…
  430. まばゆ: あ…佐倉さん、巴さんと お知り合いなんでしたっけ
  431. 杏子: 古い馴染みってカンジかな
  432. ほむら: どうしてそんなことを?
  433. 杏子: マミは急に正体不明のお前たちに 縄張りを明け渡した
  434. 杏子: 別に禁止されてたわけでもなし フツーに探りくらい入れるだろ
  435. ほむら: だからって…
  436. 杏子: おまえらは、あたしのことを 良く知ってんだろ?
  437. 杏子: あたしがおまえらのことを調べて 何が悪いってんだ?
  438. まばゆ: せ、正論…
  439. ほむら: 確認させてちょうだい
  440. ほむら: 魔法少女が魔女になるって 巴マミに伝えた?
  441. 杏子: ああ
  442. ほむら: …………
  443. 杏子: …な、なんだよ? すげえ怖い顔して
  444. ほむら: まばゆ、しばらくここを出ないで
  445. まばゆ: え?どうして…
  446. ほむら: あとで説明するわ
  447. ほむら: このままじゃ巴マミが 魔女になりかねない…
  448. まばゆ: 未来視は…?
  449. ほむら: 必要ない この件は私が処理する
  450. まばゆ: そんな…
  451. まばゆ: (巴さんが、魔女に?)
  452. まばゆ: (あ、そういえば以前…)
  453. 杏子: ちぇっ
  454. まばゆ: 佐倉さん?
  455. 杏子: あたしは行くよ
  456. 杏子: やっぱり、暁美ほむらは どこか信頼できない
  457. 杏子: マミにミョーなことされるの 黙って見てるわけには…
  458. まばゆ: あの、ちょっといいですか?
  459. 杏子: ん?なにを…
  460. まばゆ: ごめんなさいッ!
  461. 杏子: なっ…
  462. 杏子: お前、あたしの未来を勝手に…!
  463. まばゆ: っ!
  464. 杏子: オイコラ!! ほむらは待ってろって…
  465. まばゆ: (待ってる場合じゃないです)
  466. まばゆ: (暁美さんや佐倉さんよりも前に 巴さんと会う…)
  467. まばゆ: (それが私の進む未来…)
  468.  
  469. FILENAME: text_913117-050.txt
  470. マミ: …来てくれたのね、まばゆさん
  471. まばゆ: ここにいるのが、視えました
  472. マミ: 一緒にこの町を離れましょう
  473. マミ: ここはもう、暁美ほむらに 支配されている
  474. マミ: これからどこでなにが起こるか 彼女には全て把握できて…
  475. まばゆ: 何を恐れているんですか?
  476. マミ: 恐れる…?
  477. まばゆ: ソウルジェムが そんなに濁って…
  478. まばゆ: この辺りの魔女は、暁美さんに 狩り尽くされています
  479. まばゆ: それなのに 魔法を無駄遣いしたら…
  480. マミ: やめて…言わないで…
  481. まばゆ: 佐倉さんに聞いたんですよね
  482. まばゆ: このままだとあなたも 魔女になってしまうんです
  483. マミ: 違う…!魔女になんて…!!
  484. まばゆ: (前回、巴さんが魔法少女の 正体を知ったとき…)
  485. マミ: ソウルジェムが魔女を生むなら…
  486. マミ: みんな死ぬしかないじゃない! あなたも私も!
  487. まばゆ: (巴さんは、その事実に 耐えきれず、仲間を殺した)
  488. まばゆ: (あれと同じことがまた 起こるならば…)
  489. まばゆ: (それが残酷だろうとも…)
  490. まばゆ: (私は、彼女の記憶を消す!)
  491. まばゆ: 巴さん、怖かったんですね
  492. マミ: やだ…お願い、こないで…
  493. まばゆ: 魔法少女が、魔女になる
  494. まばゆ: その事実が あなたを、苦しめるなら…
  495. マミ: だめ…今それをしたら…
  496. まばゆ: 記憶を、カットしてあげます
  497. マミ: あなたは、視てはいけないものを 視てしまう!!
  498. まばゆ: (あ…あれ?)
  499. まばゆ: (フィルムの中に…)
  500. まばゆ: (私の知らない 私がたくさんいる…!?)
  501.  
  502. FILENAME: text_913001-001_mami.txt [MT Day ?? (1)]
  503. カランカラン
  504. まばゆ: いらっしゃいま…あ
  505. マミ: …?
  506. キュゥべえ: …………
  507. まばゆ: あ、あの…お客様 ペットのお持ち込みは…
  508. マミ: ペット?
  509. マミ: あなたにも キュゥべえが見えるの?
  510.  
  511. FILENAME: text_913001-002_mami.txt
  512. まばゆ: 魔法少女…本当にそんなものが…
  513. マミ: 私も驚いたわ
  514. マミ: クラスメイトに魔法少女の 素質がある人がいるなんて…
  515. キュゥべえ: そこまで珍しいことじゃないよ
  516. キュゥべえ: キミたちの学校には、他にも 素質のある生徒がいるみたいだ
  517. まばゆ: それで、その…
  518. まばゆ: ホントに、魔法少女になると 願い事が叶うんですか?
  519. キュゥべえ: ああ、ボクと契約してくれたらね
  520. まばゆ: む…むむむむ…
  521. まばゆ: 願い事が叶う…ですか…
  522. まばゆ: 改めて言われると、こう 色んな欲望が頭をめぐって…
  523. まばゆ: ううう…ま、迷う…
  524. キュゥべえ: 魔法少女には素質があって 願い事の効果もそれに対応する
  525. キュゥべえ: 魔力の素質がずば抜けていれば 歴史を変えることさえできるけど
  526. キュゥべえ: キミの素質は、まあ並以下… といったところだね
  527. まばゆ: 並以下…
  528. マミ: それでも、願い事としては 十分価値があるわよ
  529. マミ: なんといっても 魔法が起こす奇跡だもの
  530. まばゆ: 奇跡…ですか
  531. マミ: もちろん、魔女との戦いは 命懸けよ
  532. マミ: だからあなたも慎重に 選んだ方がいい
  533. マミ: よければ一度、魔女との戦いを その目で確かめて…
  534. まばゆ: あ、いえ
  535. まばゆ: もう、気持ちは決まってるんです
  536. マミ: 決まってる…?
  537.  
  538. FILENAME: text_913002-001_mami.txt [MT Day ?? (2)]
  539. まばゆの母: 近づかないでって 言ったでしょう、まばゆ!
  540. まばゆの母: 私は、死ぬの…運命なのよ それが視えてしまったの
  541. まばゆの母: 私はもう…何も感じたくない
  542. まばゆの母: このまま静かに… 消えていきたいのよ!
  543. まばゆの母: だから…来ないでちょうだい
  544. まばゆ: お母さん、私を信じて
  545. まばゆ: 病気は絶対治るから 絶対に、治るから!
  546. まばゆ: だからまた昔みたいに 元気に占いの仕事をして…
  547. まばゆの母: …………
  548. まばゆ: お母さん?
  549. まばゆの母: …けるな
  550. まばゆ: お母さん?なにを…
  551. まばゆの母: ふざけるなッ!!
  552. まばゆ: えっ…
  553. まばゆの母: そんなこと、無理に決まってる! 私の占いは外れないの!
  554. まばゆの母: 私の運命は定まってしまって もう、変えることはできない!
  555. まばゆの母: もし変えられるなら、そんなの とっくの昔にやっていたわ!
  556. まばゆの母: あなたの顔が、見たくないの…
  557. まばゆの母: もう…私に辛い思いを させないでちょうだい…お願い
  558. まばゆ: …………
  559.  
  560. FILENAME: text_913002-002_mami.txt
  561. まばゆ: お見苦しいところを 見せちゃいましたね
  562. まばゆ: …スミマセン
  563. マミ: お母さんの病気を治したい… それが、あなたの願い?
  564. まばゆ: ま、たぶん、ああなると 思ってました
  565. まばゆ: 本当は…すごく、優しい 人だったんですよ
  566. まばゆ: でも、自分の死を占って しまってから、別人みたいで
  567. まばゆ: お母さんにとって占いは絶対で…
  568. まばゆ: 死の恐怖よりも 外れることを拒むから
  569. まばゆ: それが、お母さんの 生き方だから…
  570. まばゆ: そういう奇跡は 必要ないみたいですね
  571. マミ: ええ…そうみたいね
  572. マミ: 魔法少女として、あなたと一緒に 戦いたかったのだけれども…
  573. まばゆ: まあ私、そもそも命懸けで 何かするようなタイプでもなし…
  574. まばゆ: 別の人を当たってもらえると うれしいです
  575. マミ: そうしましょうか、キュゥべえ
  576. キュゥべえ: 残念だけれど、それがまばゆの 決断なら、仕方ない
  577. まばゆ: わざわざ来てもらったのに すみません…
  578. キュゥべえ: それにしても、キミたちはやはり 不思議だね
  579. まばゆ: 不思議…?
  580. キュゥべえ: 自己保存は、生命の本能かと 思っていたけれど…
  581. キュゥべえ: 各個体に、それよりも 優先するものがあるなんて
  582. キュゥべえ: ボクには、感情なんてものは ない方が幸せに思えるよ
  583. マミ: はぁ…また変なことを
  584. まばゆ: あ、いや…
  585. マミ: ん?どうしたの、愛生さん
  586. まばゆ: もしかしたら…
  587. まばゆ: 私の願い、見つかったかも
  588. キュゥべえ: …………
  589.  
  590. FILENAME: text_913003-001_mami.txt [MT Day ?? (3)]
  591. まばゆの母: あら?まばゆ
  592. まばゆ: どうもどうも
  593. まばゆの母: そちらの方は…?
  594. マミ: はじめまして 愛生さんの友だちの、巴マミです
  595. まばゆ: これ、咲笑おばさんからだよ
  596. まばゆの母: あら、ケーキ? わざわざありがとうね
  597. まばゆの母: でも…ご飯を食べたばかりだし
  598. まばゆの母: まばゆと巴さん、ふたりで おあがりなさい
  599. まばゆ: やった、ラッキー
  600. まばゆ: 巴さんも、一緒に食べましょう?
  601. マミ: あ…ありがとうございます
  602. まばゆの母: ああ、そうだまばゆ 自販機に紅茶があったでしょう?
  603. まばゆの母: 巴さんのぶんも 買ってきていらっしゃい
  604. まばゆ: はーい
  605. マミ: お気遣いいただいて、すみません
  606. まばゆの母: いいえ
  607. まばゆの母: こちらこそ、お見舞いに つきあってもらって、ありがとう
  608. まばゆの母: まばゆは内気で、人見知りで なかなか友だちもできない子で…
  609. まばゆの母: だから巴さんが来てくれて すこし驚いてしまったわ
  610. まばゆの母: 相手をしてくれて、ありがとうね
  611. マミ: いえ、そんな…
  612. まばゆの母: 良かったらこれからも、一緒に 遊んでくれるとうれしいわ
  613. マミ: もちろんです
  614. マミ: お母さん…落ち着いてたわね
  615. まばゆ: 願いのおかげですよ
  616. マミ: やっぱりあなたの願いは…
  617. まばゆ: 「お母さんが未来を占った記憶を 消して欲しい」です
  618. まばゆ: 自分の運命を視てしまう前は あんな風に優しかったんです
  619. まばゆ: 以前のお母さんが帰ってきて くれただけで、私は…全然…
  620. マミ: …………
  621. マミ: よし!
  622. まばゆ: ? 巴さん?
  623. マミ: マミでいいわ
  624. マミ: だってあなたは これから私のパートナーだもの
  625. まばゆ: え
  626. まばゆ: パートナーって
  627. マミ: よろしくね、まばゆさん
  628. まばゆ: は、はい…
  629. まばゆ: よ、よろしくお願いします…
  630. まばゆ: マミ、さん…
  631.  
  632. FILENAME: text_913003-002_mami.txt
  633. まばゆの声: ちょっきん!
  634. マミ: あら、キレイなお花…
  635. マミ: でもね、まばゆさん?
  636. マミ: 私が切って欲しかったのは 咲いてるお花じゃなくて…
  637. マミ: あの、ドラム缶なのよ?
  638. まばゆ: あはははは、無理っ
  639. まばゆ: いやー、いくら魔法のハサミでも アレを切るとか、無理でしょ?
  640. マミ: まばゆさん…これはね あなたの命を守るためなの
  641. マミ: 魔女は、あなたの都合なんて 考えてくれないのよ?
  642. まばゆ: そりゃまあ、わかりますけど…
  643. キュゥべえ: まばゆ、とにかくやってみよう
  644. キュゥべえ: そのハサミは 魔力を持ったハサミだ
  645. キュゥべえ: 普通のハサミでは 無理かもしれないけれども…
  646. キュゥべえ: そのハサミでなら、金属の塊が 切れたとしても不思議はないよ
  647. まばゆ: そ、そうですか…?
  648. マミ: やってみましょう、まばゆさん
  649. まばゆ: え…ええ、それでは…
  650. まばゆ: た…たあっ!
  651. ぼてっ
  652. マミ: あ…
  653. キュゥべえ: …………
  654. まばゆ: と、届いてない…!?
  655. マミ: 切るとか切らないとか それ以前の問題だったわね…
  656. まばゆ: うわーん!やっぱり私には 魔法の才能がないんですよー!
  657. まばゆ: だめだー!私は、魔女にやられて 死んじゃうんだー!
  658. マミ: ま、まあまあ…最初は 私がサポートするから、ね?
  659. まばゆ: は、はい…
  660.  
  661. FILENAME: text_913004-001_mami.txt [MT Day ?? (4)]
  662. まばゆ: ぎゃああああー!!
  663. まばゆ: 無理です無理です帰ります コタツが私を呼んでるんですー!
  664. マミ: まばゆさん、落ち着いて!
  665. まばゆ: キュゥべえ!こんなの聞いてない ですよ詐欺詐欺クーリングオフ!
  666. キュゥべえ: ?
  667. まばゆ: いつものとぼけ顔!
  668. まばゆ: うきゃっ!
  669. まばゆ: マミさん…?
  670. マミ: 大丈夫よ、まばゆさん
  671. マミ: 魔法少女としては、私のほうが 先輩なんだから
  672. マミ: そこでしっかり 見ていてちょうだい
  673. まばゆ: わ…わかりました
  674. まばゆ: しっかり、視て…
  675. まばゆ: あ…?
  676. マミ: ?なに…
  677. まばゆ: なんだか今…不思議な景色が
  678. マミ: 景色?
  679. まばゆの声: マミさん、後ろ!
  680. マミ: [bgEffct:shakeLarge]!
  681. まばゆの声: 右!上!ぐるりと回って ジャンプ!
  682. マミ: え、ええっ!
  683. まばゆ: 最後に、ティロ何とかで フィニッシュです!
  684. マミ: わかったわ!
  685. マミ: ティロ・フィナーレ!!
  686. まばゆ: やった…
  687. マミ: ふぅ…お疲れ様
  688. マミ: まばゆさん、さっきのって?
  689. まばゆ: えっと、自分でもよく わかんないんですが…
  690. まばゆ: マミさんの目を覗き込んだとき 映像が頭に流れてきて…
  691. まばゆ: まるで、フィルムを 投影するみたいに…
  692. まばゆ: 映像の中では、私が戦う マミさんの動きを指示していて…
  693. まばゆ: 現実でも、その通りに指示したら 映像通りに進んでいって…
  694. まばゆ: これってもしかして… 私の魔法の力ですか?
  695.  
  696. FILENAME: text_913004-002_mami.txt
  697. キュゥべえ: 可能性は大いにあるね
  698. キュゥべえ: キミの願いは、お母さんの 占いの能力に関係している
  699. キュゥべえ: 未来視の力が備わったとしても それほど不思議はないだろう
  700. マミ: 未来視…!
  701. マミ: っていうことは、どんな未来も 思いのまま…ね?
  702. まばゆ: あー、そうは問屋が卸さない と思いますよ
  703. まばゆ: マミさんに指示する未来が視えた …って言いましたよね?
  704. まばゆ: 未来を視て、その結果を 変えたんじゃなくて…
  705. まばゆ: 変わった結果の未来を視たんです
  706. マミ: ええと…それって…?
  707. まばゆ: 運命は変わらない
  708. まばゆ: 一度未来を視てしまったら それが確実に現実になる…
  709. まばゆ: 母の未来視も そういう性質を持っていました
  710. マミ: そうなの…
  711. マミ: じゃあその力は 上手く利用できないの…?
  712. まばゆ: あ、そうでもないとは思います
  713. まばゆ: もしその未来が納得いかなければ 私は別の行動を取るわけで
  714. まばゆ: つまりその未来は、私にとって 納得のいく結末…
  715. まばゆ: 最適解がいきなりポン!と 視えちゃうわけです!
  716. まばゆ: たぶん…
  717. マミ: たぶん…ね
  718. キュゥべえ: もしもまばゆの話が 本当だとするならば…
  719. キュゥべえ: キミたちは、最強のコンビに なれるかもしれないね
  720.  
  721. FILENAME: text_913005-001_mami.txt [MT Day ?? (5)]
  722. マミ: こんなところに魔女が?
  723. まばゆ: ええ、私が視ましたから 間違いないですよ!
  724. マミ: …本当かしら?
  725. マミ: 家でサボりたいから、嘘を ついてるんじゃないでしょうね?
  726. まばゆ: いやいやまさかまさか 騙すなんて滅相もない
  727. まばゆ: 一緒に行けたら良かったのにナー
  728. まばゆ: でも未来を変えちゃうと あぶないしナー
  729. まばゆ: 一緒に行けなくて残念だナー ってずーっと思ってますヨ!
  730. マミ: …この会話でも嘘が分かるなんて あなた、すごい才能ね
  731. まばゆ: いやー嘘じゃないですヨ! ホントですヨ!
  732. マミ: はいはい そういうことにしておくわ
  733. マミ: 結局、ハサミを上手く使って 攻撃できていないわけだし…
  734. マミ: 遠方からサポートするのは 合理的かもしれないわね
  735. マミ: と…無駄話してる 場合じゃないわね
  736. マミ: 行くわよッ!!
  737.  
  738. FILENAME: text_913005-002_mami.txt
  739. まばゆ: お疲れ様でした
  740. まばゆ: これ、どうぞ うちのお店で作ったケーキです
  741. マミ: ありがとう、まばゆさん
  742. マミ: これで、ソウルジェムを キレイにして
  743. まばゆ: にひひひ…助かります
  744. マミ: あなたの未来視、すごいわね
  745. マミ: おかげで魔女がすぐ見つかったし 簡単に倒せた…
  746. まばゆ: お役に立てたなら、何よりですよ
  747. まばゆ: 私はハサミの扱いも全然で 実戦では役立たずですし…
  748. まばゆ: いっそこうやって軍師に徹する というのはどうでしょうか!
  749. まばゆ: …なんちゃって
  750. マミ: 確かに
  751. まばゆ: えっ
  752. マミ: 切り札は、その正体を 隠したときに真価を発揮する…
  753. マミ: 未来視は、信頼できる魔法少女 以外には、知られたくない力だわ
  754. まばゆ: え…ええと…
  755. まばゆ: 他の魔法少女って?
  756. マミ: …………
  757. マミ: 魔法少女にも、色々いるのよ
  758. マミ: 私は、魔女から人を守りたい って思ってるけど…
  759. マミ: そう思っていない 魔法少女も中にはいる
  760. マミ: 自分の願いを叶えるために 契約しただけで…
  761. マミ: グリーフシードを手に入れれば それだけでいいってタイプも
  762. マミ: そういう人たちにとって 使い魔を倒す私たちは敵よ
  763. マミ: 卵を産む前に、鶏を殺して しまうようなものだから
  764. まばゆ: ふぅん…そんなものですかねぇ
  765. まばゆ: マミさんを敵視するような人が いるようには思えませんけど
  766. マミ: …………
  767. まばゆ: でもまあ、都合がいいです
  768. まばゆ: 私が狙われて人質にされたら 抵抗のしようもないですからね
  769. まばゆ: 私は影の参謀役!
  770. まばゆ: 徹底的に姿を隠す方向性で 行きましょう!
  771. まばゆ: にひひひ…
  772.  
  773. FILENAME: text_913006-001_mami.txt [MT Day ?? (6)]
  774. まばゆ: うら若き乙女が、こんな ひと気のない場所でふたり…
  775. まばゆ: お互いに顔を覗き込んで すること、それは…!!
  776. マミ: はいはい、冗談はいいから
  777. マミ: さあ、今日の分の未来視をお願い
  778. まばゆ: 趣ってのがありませんね…
  779. まばゆ: 最初のうちは、もうちょっとこう 戸惑い、恥じらいがありましたよ
  780. まばゆ: それが今や、魔女退治の 道具としていいように使われて…
  781. まばゆ: こいつも倦怠期ってやつですか?
  782. マミ: 何か、新しい刺激でも欲しい? 戦場に出てみるとか…
  783. まばゆ: そういうのはいいです
  784. まばゆ: いいんですけど、なんですかね?
  785. まばゆ: こういうごくフツーの日常が 永遠に続いて果たしていいのか…
  786. まばゆ: いいかな…いいよね…
  787. まばゆ: ということで、何も問題 ありませんでした!
  788. マミ: まばゆさん
  789. まばゆ: なんです?
  790. マミ: あなたって…やっぱりちょっと 変わってるわね
  791. まばゆ: にひひ、デスヨネー!
  792. まばゆ: だからあんまり友だちも できなくて参りますよ
  793. マミ: 友だちなんて、たくさんいたって うわべだけじゃね
  794. マミ: ひとりでも信頼できる仲間が いるって、大切なことよ
  795. マミ: 特に私たち魔法少女にとってはね
  796. まばゆ: …………
  797. マミ: さ、今日も町の平和を 守りましょう、軍師様
  798. まばゆ: は、はーい それでは、失礼して…
  799. まばゆ: むむむむ…
  800. マミ: ん?どうかしたの?
  801. まばゆ: どうやら、今日…
  802. まばゆ: 新しい魔法少女候補生を 助けるようです
  803.  
  804. FILENAME: text_913006-002_mami.txt
  805. あ…あの…
  806. 今日は、助けてくださって ありがとうございました!!
  807. マミ: 気にしないで、それが 魔法少女の務めだもの
  808. いつも、ああやって 魔女と戦ってるんですか?
  809. マミ: ええ、普通の人には自然災害や 事故に見える出来事も…
  810. マミ: 実は、魔女やその手下のしわざ ってことが多いの
  811. キュゥべえ: キミには魔女やボクの姿が見える 魔法少女の素質があるんだ
  812. 魔法少女の…素質?
  813. キュゥべえ: ボクと契約すれば、マミみたいに 魔女と戦えるようになる
  814. でも私には…無理です
  815. そういうの…向いてなくて… 勇気も、ないから…
  816. キュゥべえ: 危険は伴うからね もちろん、無理にとは言わないよ
  817. キュゥべえ: でも契約することで、対価として キミは願いを叶えることができる
  818. 願い…?
  819. マミ: ええ、そうよ
  820. マミ: 皆が契約できる素質を 持っているわけじゃない…
  821. マミ: だから少し 考えてみたらどうかしら?
  822. …………
  823. まばゆ: ずいぶん悩んでいる みたいでしたねぇ
  824. マミ: 急にそんなことを言われて 踏ん切りがつかないのはわかるわ
  825. マミ: でも、もし彼女に叶えたい 願いがあるなら…
  826. マミ: これはチャンスのはずよ
  827. まばゆ: それに、魔女の数も ビミョーに増えてきてますからね
  828. まばゆ: いくら未来視ができるといっても ふたりでは限度がある
  829. まばゆ: 仲間が増えるに越したことはない …ってことですね
  830. マミ: まあ、あくまでお互いに 納得がいけば…だけれどもね
  831. まばゆ: 未来、視てみましょうか?
  832. まばゆ: 彼女の望みはなんなのか? どうすれば彼女を説得できるのか
  833. まばゆ: きっと、決断を後押しすることが できると思いますよ
  834. マミ: …………
  835. マミ: そうね
  836. マミ: まばゆさん、お願いするわ
  837. まばゆ: はいはい、それでは ちょっと失礼して…
  838. まばゆ: ふむふむ、なるほど… これは確かに切り出しづらいかも
  839. マミ: 切り出しづらい?
  840. まばゆ: 彼女の願いは、ズバリ 「お金持ちになること!」です
  841. まばゆ: なんというか…ストレートに 欲望満載!というかんじですね
  842. マミ: なるほど…
  843. まばゆ: でも、安心してください
  844. まばゆ: 次にマミさんが、自分の契約の きっかけを話すことで…
  845. まばゆ: 彼女も心を開いて 決心してくれるようですよ
  846.  
  847. FILENAME: text_913007-001_mami.txt [MT Day ?? (7)]
  848. カランカラン
  849. まばゆ: いらっしゃいま…あ
  850. マミ: どうも
  851. まばゆ: マミさん 今日はどうでしたか?
  852. マミ: 新人が頼りになるから あなたのアドバイスで滞りなく
  853. マミ: 特に、攻撃が頼りになるのよね
  854. マミ: 溶けた金を浴びせるなんて 敵には回したくない力だわ
  855. まばゆ: ええ、ええ、それは良かった
  856. まばゆ: 新人ちゃんには、私のぶんも 働いてもらわないとですね
  857. まばゆ: 私はその分、ケーキ屋さんで お給仕をしますので
  858. マミ: …………
  859. まばゆ: ん?どうかしましたか
  860. マミ: ちょっと 気になることもあるのよ
  861. まばゆ: 気になること?
  862. マミ: 彼女、願いが叶って お金持ちになったじゃない?
  863. マミ: 最初のうちは、すごく 幸せそうだったんだけれど
  864. マミ: 近頃、なんだか 荒れてきているって言うか…
  865. マミ: 他人が言うこと聞かないと すぐにお金で解決しようとするし
  866. まばゆ: ふーむ、なるほど…
  867. まばゆ: 願いが叶ったからといって 幸せとは限らない…か
  868. マミ: そこで、相談なんだけれどね
  869. マミ: そろそろ、あなたの存在を 彼女に打ち明けようかと思うの
  870. まばゆ: 私の存在を…?
  871. マミ: 最近、私の出す指示が 具体的なのを不思議に思われてて
  872. マミ: そろそろ、きちんと説明して あげたいなって
  873. まばゆ: マジですか…
  874. マミ: 信頼できる仲間に、いつまでも 隠し事はできないもの
  875. マミ: 緊張してる…?
  876. まばゆ: してますよ! 私、コミュ障ですから
  877. マミ: 大丈夫、私とは普通に 話してるじゃない
  878. まばゆ: わかっていませんね!
  879. まばゆ: 友だちになってしまってから 惰性でつきあうのはいいんです!
  880. まばゆ: 問題なのは、最初の一歩!
  881. マミ: …自己分析はできてるのね
  882. マミ: 他にも仲間がいるって知ることは きっと大切なことだから…
  883. マミ: だから、まばゆさん、お願い!
  884. マミ: 友だちになって 彼女の話を聞いてあげて!
  885. まばゆ: ううううぅぅ…
  886.  
  887. FILENAME: text_913007-002_mami.txt
  888. まばゆ: え、えっと…
  889. マミ: 何、まばゆさん? ここに来て逃げ出すつもり?
  890. まばゆ: あー、いや、そういうわけじゃ ないんですけれども…
  891. まばゆ: 万が一、ってことも ありますんで、先に…
  892. マミ: そんなことに魔法を使うの?
  893. まばゆ: いやいや、私にとっては 一大事なんですから
  894. マミ: はぁ…しかたないわね
  895. まばゆ: すみません、それじゃあ 目をお借りして…
  896. まばゆ: …………
  897. マミ: どう、まばゆさん?
  898. まばゆ: ええと…ちょっと お願いがあるんですけれども…
  899. お邪魔します
  900. マミ: はい、いらっしゃい
  901. できれば早く魔女退治を 済ませちゃいたいんですけど…
  902. 大事な話ってなんでしょうか?
  903. マミ: ごめんなさい、すぐに済むわ
  904. マミ: 最近、不思議がってたじゃない 私の予測が、いつも当たるって
  905. マミ: その理由を説明しようかと思って
  906. 理由…
  907. マミ: 実は私、今まで、なにが起こるか あらかじめ知ることができたの
  908. マミ: 魔女の出現場所や攻撃、弱点も 戦う前からわかってた
  909. マミ: 隠していて、ごめんなさい それで…
  910. 待って下さい!
  911. マミさん… 私を騙してたんですか?
  912. マミ: 騙していただなんて、そんな…
  913. 私がなかなか、魔法少女になる 踏ん切りがつかなくて…
  914. でも、あの日のマミさんは 色んなことを話してくれて…
  915. 私が契約することを 後押ししてくれて…
  916. あれも、未来を予知できたから ってことですよね?
  917. マミ: それは…
  918. そっか…そうですよね
  919. どうりで、いつもと違って 押しが強いって思ったんです
  920. マミ: でも、私はそれが あなたのためになると思って…
  921. あの日、マミさんが契約を 薦めてくれたから…
  922. 私は、魔法少女になって お金持ちになりました
  923. それで、お父さんも借金を返して 私たちにも優しくなって…
  924. 家族で幸せに暮らせる…
  925. そう思ったんですよ
  926. マミ: 願いは…家族のためだったの…
  927. でも、結果は散々でした
  928. お金持ちになったらなったで 家族は好き勝手なことを始めて…
  929. 今、両親は離婚して、慰謝料が どうのこうので争ってます
  930. マミ: ごめんなさい 私、全然知らなくて…
  931. どうして知らなかったんですか?
  932. 未来予知、できるんですよね?
  933. あなたが私の未来を 変えたんですよね?
  934. マミ: え、いや、それは…
  935. 貧乏でも、良かったんです 家族が仲良く、暮らせていれば
  936. なのに、あなたが私を そそのかしたから…!
  937. 魔法少女になれば願いが叶う なんて希望を見せたから…!
  938. マミ: 待って、いや、やめて…!!
  939. そのせいで、私は…私は…!
  940. !?
  941. まばゆ: その記憶…
  942. まばゆ: 私が、カットさせてもらいます
  943. ぁ…………
  944. マミ: まばゆさん!?今、何を…
  945. まばゆ: このハサミで、彼女の記憶を カットしました
  946. まばゆ: 目が覚めたとき、マミさんに 説得された記憶は消えてます
  947. マミ: 記憶を…カットする?
  948. マミ: そんなの、いつの間に…
  949. まばゆ: 未来視したんです
  950. まばゆ: その人の人生をフィルムにして ハサミを入れる…
  951. まばゆ: どうやらそれが、私の本当の 能力だったみたいですね
  952.  
  953. FILENAME: text_913008-001_mami.txt [MT Day ?? (8)]
  954. まばゆ: 彼女、まだ、見つかりませんか?
  955. マミ: ええ、そうなの
  956. マミ: ご両親にも、話を 聞いてみたけれども…
  957. マミ: 家を出て行ったきり 連絡もしてこないんだって
  958. まばゆ: ま、お金にも困ることは ないでしょうけれども…
  959. まばゆ: まさか、急にいなくなるなんて 思いませんでしたね
  960. マミ: 魔法のおかげで、苦しみの記憶は きれいにカットされていたけれど
  961. マミ: それでも、家庭の不和が 解消されたわけじゃないから…
  962. マミ: むしろ、はけ口をなくして しまったのかもしれない…
  963. まばゆ: マミさんが気に病むことは ないと思いますよ
  964. まばゆ: 待ち合わせを すっぽかした挙げ句…
  965. まばゆ: そこに現れた魔女を、マミさん ひとりに相手させるとか
  966. まばゆ: 身勝手もいいところです
  967. マミ: …………
  968. まばゆ: …マミさん?
  969. マミ: いいえ、何でもないわ
  970. まばゆ: 何でもない?
  971. まばゆ: そんなわけないです 全然なんでもあります
  972. まばゆ: どうしたんですか? 何をそんなに悩んでるんですか?
  973. マミ: …………
  974. まばゆ: マミさん
  975. まばゆ: 私たち…友だちじゃ なかったんですか?
  976. マミ: …………まばゆさん
  977. マミ: 私…あれから 彼女とケンカ…してないわよね?
  978. まばゆ: ケンカ?
  979. マミ: ごめんなさいね、まばゆさん
  980. マミ: こんなこと…疑っちゃダメだって わかっているんだけれど…
  981. マミ: でも…どうしても考えてしまうの
  982. マミ: 私が、もし、彼女と仲違いして 戦っていたら…
  983. マミ: そして、もし、その記憶を あなたが消していたのなら…
  984. まばゆ: …………
  985. まばゆ: マミさん、よく聞いて下さい
  986. まばゆ: 友情に誓います
  987. まばゆ: 私は、マミさんの記憶を 奪ったりなんかしていない
  988. マミ: まばゆさん…
  989. まばゆ: そもそもですよ?私は未来を 視ることができるんです
  990. まばゆ: マミさんを不安にさせたら カットの意味ないじゃないですか
  991. まばゆ: もしも記憶を奪うとしたら…
  992. まばゆ: 奪ったことさえ気づかれない くらい、完璧にやります!
  993. マミ: そうね… それがあなたらしいわ
  994.  
  995. FILENAME: text_913008-002_mami.txt
  996. マミ: はぁ…
  997. まばゆ: マミさん…元気出して下さい
  998. まばゆ: これ、差し入れのケーキです
  999. マミ: うん…ありがとう…
  1000. マミ: ケーキおいしい
  1001. まばゆ: そうです、ケーキはおいしいです
  1002. マミ: それなのに…なんで私の心は こんなに晴れないのかしら…
  1003. まばゆ: いやいや、マミさんは 精一杯やりましたよ!
  1004. まばゆ: どんな新人魔法少女にも 手取り足取り技術を教え…
  1005. まばゆ: 私の未来視も使って、魔女との 戦いを勝ち抜いて…
  1006. マミ: そして、ふられる
  1007. まばゆ: マミさん!?
  1008. マミ: それも、ひとりやふたりじゃ ないのよ?
  1009. マミ: 何人にも声をかけて 何人も契約を後押しして…
  1010. マミ: なのに、みんな いなくなっちゃうなんて
  1011. マミ: 私がなにか 悪いことしたって言うの…?
  1012. まばゆ: 相性ですよ、相性
  1013. まばゆ: ほら、やっぱり魔法少女って 命懸けで覚悟が必要で…
  1014. まばゆ: だから、他人のために願うのって 意志が挫けるっていうか…
  1015. マミ: 他人のため…か…
  1016. マミ: ほとんどみんなが 他人のために願っているのよね…
  1017. マミ: 私なんか…自分が生き残るために 契約しただけで…
  1018. マミ: やっぱり…自分のために願いを 叶えたのが悪かったの…?
  1019. マミ: 他人のために願いを叶える 心の清らかな魔法少女は…
  1020. マミ: 私みたいに自分のために願った 人とは、一緒にいられないの…?
  1021. まばゆ: マミさん?マミさーん! 違います、そうじゃないです!
  1022. まばゆ: ほら!私!私がいますよー! 自分のために願いましたよー!
  1023. マミ: まばゆさん…ありがとう…!
  1024. マミ: 私のそばにいてくれるのは あなただけだわ、まばゆさん…!
  1025. まばゆ: ちょ、ちょっとマミさん!? ボッチは私の役目ですよ!
  1026. まばゆ: っていうか、なんか 酔っぱらってません!?
  1027. マミ: 酔っぱらってないわよぉ~ ぱくぱく…もぐもぐ…
  1028. まばゆ: って、あー!このケーキ! 洋酒ケーキじゃないですか!!
  1029. まばゆ: 咲笑さん…まさか分量を マシマシにしたんじゃ…
  1030. まばゆ: はい、ストーップ! ケーキはここまで!
  1031. マミ: どうして…おいしいのに… 私はケーキも食べられないのぉ?
  1032. まばゆ: ストレスでヤケ食いすると あとで大変なことになりますよ
  1033. マミ: う…それは、確かに
  1034. まばゆ: あー、なんかストレス解消の 手段があるといいんですけどねぇ
  1035. まばゆ: 私が映画を観るみたいに…
  1036. マミ: 映画、みたいに…?
  1037. まばゆ: あ、そうだ 私ちょうど、いい本持ってますよ
  1038. まばゆ: ストレス解消にはもってこい!
  1039. まばゆ: これを読んで 気分を晴らしましょう!
  1040.  
  1041. FILENAME: text_913201-020_mami.txt [MT Day 1]
  1042. マミ: (で、渡されたのが 『爆弾作成マニュアル』って…)
  1043. マミ: (これで気分が晴れるって やっぱり変…)
  1044. マミ: (というかなぜ、こんな本を 持ち歩いてるのかしら?)
  1045. まばゆ: …………
  1046. マミ: あ!
  1047. マミ: おはよう
  1048. マミ: ねえ、 昨日借りた本なんだけれど…
  1049. まばゆ: あああああッ!
  1050. マミ: え…?
  1051. まばゆ: あ、いや!なんでもありません!
  1052. まばゆ: 驚かせてすみませんでした 巴さん!
  1053. マミ: (「巴さん」…?)
  1054. マミ: は…はぁ…
  1055. マミ: (まばゆさん…?)
  1056.  
  1057. FILENAME: text_913201-030_mami.txt
  1058. マミ: (なんで私を無視したの?)
  1059. マミ: (まるで、私が他人みたいに…)
  1060. まばゆ: …………
  1061. マミ: (なにか、考え事をしている?)
  1062. マミ: (いつもなら、学校に来るなり 机につっぷして眠るはずなのに)
  1063. マミ: (考え事があるにしても、私に テレパシーを送らないのは…)
  1064. マミ: (まばゆさん… 一体なにがあったの?)
  1065. マミ: (試しに、何か話しかけて みる…?)
  1066. マミ: (いや、でも…)
  1067.  
  1068. FILENAME: text_913202-030_mami.txt [MT Day 2]
  1069. 咲笑の声: いらっしゃいませー
  1070. まばゆ: いらっしゃいま…せ
  1071. マミ: こんにちは
  1072. まばゆ: ええと…お食事ですか? お持ち帰りですか?
  1073. マミ: ええ、持ち帰りでお願いね
  1074. マミ: …………
  1075. まばゆ: …? どうしましたか?
  1076. マミ: なんでもないわ
  1077. マミ: レモンケーキと、ザッハトルテを もらえるかしら
  1078. まばゆ: ありがとうございます
  1079. マミ: ふぅ…
  1080. マミ: (やっぱり、まばゆさんからは 反応がなかった)
  1081. マミ: (昨日も、私のことを 「巴さん」って…)
  1082. マミ: (いつもは、「マミさん」って 呼んでくれるはずなのに…)
  1083. キュゥべえ: 彼女を知っているのかい?
  1084. マミ: え…
  1085. マミ: (キュゥべえがまばゆさんの ことを覚えていない?)
  1086. マミ: (それは、つまり…)
  1087. マミ: (キュゥべえの記憶から まばゆさんが消されている)
  1088. マミ: (記憶を消さなければならない 何らかの理由があった)
  1089. マミ: (なら、私は…)
  1090. マミ: 愛生まばゆさんよね 私のクラスメイトの
  1091. マミ: あまり話したことはないけれど
  1092. マミ: 親族の家の手伝いをしているって 聞いたことはあるわ
  1093. マミ: それがどうかしたの?
  1094. キュゥべえ: おや、気づかなかったかい?
  1095. キュゥべえ: 彼女はどうやら キミと同じ魔法少女のようだ
  1096. マミ: え…彼女が魔法少女?
  1097. キュゥべえ: でも不思議なことに ボクは彼女と契約した記憶がない
  1098. キュゥべえ: 彼女はイレギュラーなんだ
  1099. キュゥべえ: 実は、彼女の他にももうひとり イレギュラーがいるみたいでね
  1100. キュゥべえ: もしも何か情報を手に入れたら 教えてくれるとうれしいよ
  1101. マミ: ええ、わかったわ
  1102.  
  1103. FILENAME: text_913202-035_mami.txt
  1104. マミ: (まばゆさんも、キュゥべえも 記憶を失っている)
  1105. マミ: (そこになにか理由が あるなら…)
  1106. マミ: (私はキュゥべえに、情報を 与えるわけにはいかない)
  1107. マミ: (でも、どうして?)
  1108. マミ: (まばゆさんはなぜ 私に何の断りもなく…)
  1109. マミ: (記憶を 消してしまったの?)
  1110. ???の声: 未来視のせいよ
  1111. マミ: !?
  1112. マミ: あなた、誰!?
  1113. ほむら: 暁美ほむら
  1114. ほむら: これから見滝原を仕切る 新しい魔法少女で…
  1115. ほむら: 愛生まばゆの 新しいパートナーよ
  1116. マミ: もしかしてあなたが…
  1117. マミ: キュゥべえの言っていた もう一人のイレギュラー?
  1118. ほむら: 優秀なあなたなら 薄々気づいていたんでしょう?
  1119. ほむら: まばゆが自らの記憶を 消去するとすれば…
  1120. ほむら: それは、彼女が未来視で 自らの未来を知ってしまったから
  1121. ほむら: 彼女は、あなたと共にいた記憶を 消すことが最善と考えたのよ
  1122. マミ: …………
  1123. マミ: 合理的な説明ね
  1124. マミ: あまりに合理的すぎて 納得しかねるわ
  1125. マミ: そもそも、あなたは誰?
  1126. マミ: なぜ私に、こんな説明をするの?
  1127. マミ: あなたとまばゆさんの関係を 聞かせてちょうだい?
  1128. ほむら: それもできないわ
  1129. ほむら: 私の正体を明かすことは まばゆの秘密に近づくことだから
  1130. マミ: …どうやら、議論は平行線ね
  1131. ほむら: 争いを求めているわけじゃない 先に落とし所を決めましょう
  1132. ほむら: あなたが勝ったら、私は全ての 秘密をあなたに打ち明ける
  1133. ほむら: 私が勝ったら、あなたは この町での活動をやめて…
  1134. ほむら: 他の魔法少女やその候補に 関わることも二度としない
  1135. マミ: 構わないわ でも…
  1136. マミ: 手加減する気は さらさらないわよ!
  1137. マミ: (まばゆさんは私のパートナー)
  1138. マミ: (見滝原で活動してこられたのは 彼女の助けがあったからよ)
  1139. マミ: (愛生まばゆがいない 私なんてありえない…)
  1140. マミ: (真実を知らずに 引き下がれるもんですか!)
  1141. マミ: これで終わりよ!
  1142. マミ: ティロ・フィナーレ!!
  1143. マミ: …ふぅ
  1144. マミ: (いつもより 火力を出し過ぎちゃった…)
  1145. マミ: (話が聞ける状態だと いいけれど)
  1146. ほむらの声: どこを見ているの?
  1147. マミ: !?
  1148. マミ: !!
  1149. マミ: あなた…ッ!
  1150. ほむら: あなたは今 3回鉛玉をくらったわ
  1151. ほむら: 3度命を失ったのよ 実力の差が分かってもらえる?
  1152. マミ: …………
  1153. ほむら: それとも、まだやるつもり?
  1154. ほむら: 落とし所は 先に決めたはずだけれど
  1155. マミ: 冗談じゃないわ
  1156. マミ: そんな簡単に、まばゆさんを 諦めてたまるもので…
  1157. マミ: …っ!!
  1158. ほむら: 私は別に、あなたを 殺しても構わないのよ
  1159. ほむら: むしろその方が 余計な危険を排除できる
  1160. ほむら: まだ、あなたを殺さないのは…
  1161. ほむら: まばゆが自ら消した、 過去の彼女に対する、敬意よ
  1162. マミ: く…くぅ…
  1163. ほむら: 巴マミ
  1164. ほむら: それでもあなたは 私に逆らうつもりなの?
  1165. マミ: …………
  1166.  
  1167. FILENAME: text_913209-010_mami.txt [MT Day 9]
  1168. マミ: 出たわねッ!
  1169. マミ: 手下たちに用はないわ!
  1170. マミ: 早く、魔女を見つけ…
  1171. マミ: !?
  1172. マミ: キャッ!
  1173. マミ: く…こんな所で…
  1174. マミ: 負けてられないッ!!
  1175. マミ: 覚悟なさい!
  1176. マミ: ティロ・フィナーレ!!
  1177. マミ: ふぅ…
  1178. マミ: やっと…手に入れた
  1179. マミ: (久しぶりに未来視なしで 戦って、危なかった…)
  1180. マミ: (そもそも知らない町で魔女を 探すのにも苦労するのに…)
  1181. マミ: (暁美さんは見滝原だけじゃなく 周囲の魔女も狩っている)
  1182. マミ: (このペースが続くなら、手元の グリーフシードは足りないかも)
  1183. マミ: (周囲の町の魔法少女も持ち場を 荒らされて気が立っているし…)
  1184. マミ: …………
  1185. マミ: (佐倉さんは どうしているかしら)
  1186. マミ: (縄張りを荒らされたら、全力で 反抗しそうなものだけれど)
  1187. マミ: (久しぶりに連絡でも…)
  1188. マミ: …………
  1189. マミ: (…ううん)
  1190. マミ: (やめておこう)
  1191.  
  1192. FILENAME: text_913209-020_mami.txt
  1193. マミ: (ああ…)
  1194. マミ: (まばゆさんは無事に やっているかしら)
  1195. マミ: (学校には顔を出して 授業は受けているけれど…)
  1196. マミ: (暁美さんの条件通り 彼女とは接触していない…)
  1197. マミ: (彼女は、完璧に 私とのことを忘れたみたいで…)
  1198. マミ: (その理由を 私は知りたいのに…)
  1199. マミ: (でも、知りたいと思うこと 自体が、彼女の意思に反する…)
  1200. マミ: (ああ、それでも、私は…)
  1201. マミ: (つい、この場所に来てしまう)
  1202. マミ: (まばゆさん…今日も元気に お店の手伝いをしているかしら)
  1203. マミ: (接触はしなくても 遠くから眺めるだけなら…)
  1204. まばゆ: …………
  1205. マミ: (カフェ・マキアートを 一生懸命作って…)
  1206. マミ: (まばゆさん、少しは上達 したのかしら?)
  1207. マミ: (初めて作ってもらったときは 毛虫みたいなのが出てきて…)
  1208. マミ: (ああ…懐かしいな)
  1209. マミ: (もう、あのコーヒーは 飲めないのかな…)
  1210. まばゆ: …………
  1211. 杏子: …………
  1212. マミ: (!?)
  1213. マミ: え、え、え…!?
  1214. マミ: な、な…
  1215. マミ: なんで、佐倉さんが 店員さんしてるのッ!?
  1216.  
  1217. FILENAME: text_913209-030_mami.txt
  1218. まばゆ: お先に失礼します
  1219. 杏子: ああ、また後で…
  1220. マミ: 佐倉さん
  1221. 杏子: !?
  1222. マミ: 声は出さないで
  1223. マミ: まばゆさんに聞かれたくないわ
  1224. 杏子: マミ、お前なんで…
  1225. マミ: 聞きたいのはこっちよ
  1226. マミ: お店が終わったら 私の家まで来て
  1227. 杏子: ほむらには、見滝原で活動しない 協定があるって聞いたけど
  1228. マミ: 協定?脅迫の間違いよ
  1229. マミ: 私は仕方なく、見滝原の外で 魔女を退治しているだけ
  1230. マミ: 学校に行かなきゃいけないし 家だってある
  1231. マミ: 帰りがけに、あなたの姿を 見かけることくらいあるわよ
  1232. マミ: まさか、ウェイトレス姿とは 思わなかったけれどもね
  1233. 杏子: う、うるさいな!
  1234. 杏子: あたしだって、好きであんな 格好してるわけじゃないし
  1235. マミ: 聞かせてちょうだい
  1236. マミ: あなたはなんで まばゆさんと一緒に活動を?
  1237. マミ: 暁美さんが裏で 糸をひいているの?
  1238. 杏子: あたしはもう、あんたと パートナーでも何でもない
  1239. マミ: それは…そうね
  1240. 杏子: でも、暁美ほむらだって同じだ
  1241. 杏子: 今は一時休戦してるだけ
  1242. 杏子: 味方になったつもりはない
  1243. マミ: それじゃあ…
  1244. 杏子: ギブアンドテイクでいこう
  1245. 杏子: 暁美ほむらと愛生まばゆ… 知ってることを情報交換だ
  1246. マミ: 条件があるわ
  1247. マミ: 私とまばゆさんの関係を 彼女自身には絶対に伝えないで
  1248.  
  1249. FILENAME: text_913216-020_mami.txt [MT Day 16]
  1250. マミ: (今日も…獲物はナシ…)
  1251. マミ: (新しい魔女はほとんど 狩り尽くされているけれど…)
  1252. マミ: (戦い自体が稀だから 魔力の消費も少ない…)
  1253. マミ: (とはいえ、これがひと月も 続いたら大変なことになるわ)
  1254. マミ: (本当に、ワルプルギスの夜は この町にやってくるの?)
  1255. マミ: (佐倉さんの言うとおり 暁美さんは時間跳躍者で…)
  1256. マミ: (まばゆさんがそれに 巻き込まれているの?)
  1257. マミ: (今のところ、彼女の言葉に 矛盾は感じられないけれど…)
  1258. マミ: (相変わらず大きな謎がある)
  1259. マミ: (まばゆさんはどうして 自らの記憶を削除したの?)
  1260. マミ: (どうして彼女は 私と離れる必要があったの?)
  1261. マミ: (わからない… 理由がなにも、思いつかない…)
  1262. マミ: (それがわからなければ 理解できなければ…)
  1263. マミ: (私は、暁美さんを 信じられない)
  1264. マミ: (あの、まばゆさんが 私との記憶を消すなんて…)
  1265. マミ: (そんなの、信じたく、ない…)
  1266. 杏子の声: 何、死にそうな顔してんだい?
  1267. マミ: 佐倉さん?
  1268. 杏子: ちょいと、ツラ貸しな
  1269. 杏子: あんたに頼みたいことがあるんだ
  1270.  
  1271. FILENAME: text_913216-030_mami.txt
  1272. マミ: え…
  1273. 杏子: やっぱりあんたも知らなかったか
  1274. 杏子: 美樹さやかは、契約して 魔法少女になると…
  1275. 杏子: いずれソウルジェムが濁りきって 魔女になるんだと
  1276. マミ: 魔法少女が魔女になる…?
  1277. 杏子: 今まで、そんなの考えたことも なかったけど…
  1278. 杏子: 言われてみりゃ わからなくもないんだよな
  1279. 杏子: 調子の悪くなった魔法少女が いつの間にかいなくなってる…
  1280. 杏子: 魔女にやられてくたばっちまった のかと思ってたんだけど…
  1281. 杏子: 魔女になってた…と考えりゃ 辻褄は確かに合う、だろ?
  1282. マミ: え…ええ
  1283. マミ: でも…ただの可能性にしか 過ぎないわ
  1284. マミ: それに、キュゥべえは そんなこと一言も…
  1285. 杏子: ああ、それが一番 手っ取り早いのはわかんだけど
  1286. 杏子: あたしがキュゥべえにバラすのは 絶対やめろって言われてんだよな
  1287. 杏子: だから、マミ あんたが聞いてくれよ
  1288. マミ: 私が…?
  1289. 杏子: ギブアンドテイク
  1290. 杏子: これが真実かどうかで 戦い方も大きく変わるだろうしね
  1291. 杏子: 頼んだよ、マミ
  1292. マミ: え…ええ
  1293.  
  1294. FILENAME: text_913217-010_mami.txt [MT Day 17]
  1295. マミ: …………
  1296. キュゥべえ: マミ?
  1297. マミ: ッ!?
  1298. キュゥべえ: 今日は学校を休んでいるね どうかしたのかい?
  1299. マミ: …ええ 体調が、優れなくて
  1300. キュゥべえ: 佐倉杏子に何か言われたのかい?
  1301. キュゥべえ: 彼女は最近 ふたりのイレギュラー…
  1302. キュゥべえ: 暁美ほむら、愛生まばゆと一緒に 行動しているみたいじゃないか
  1303. キュゥべえ: 彼女たちの情報が手に入るなら ボクもうれしいんだけれど
  1304. マミ: …………
  1305. マミ: キュゥべえ、あの…
  1306. マミ: …………
  1307. マミ: ごめんなさい なんでもないわ
  1308.  
  1309. FILENAME: text_913217-020_mami.txt
  1310. マミ: (聞けない…)
  1311. マミ: (聞けるわけがないじゃない)
  1312. マミ: (私は今まで…何人もの 魔法少女に契約を促した…)
  1313. マミ: (願いが叶うよって 町の平和を守れるよって)
  1314. マミ: (私がついているから 何も心配なんてないよって)
  1315. マミ: (なのに…なのに…)
  1316. マミ: (魔女の正体が魔法少女?)
  1317. マミ: (私たちが戦っていたのは 元魔法少女?)
  1318. マミ: (いずれ私たちは絶望して 魔女になる?)
  1319. マミ: (私は…)
  1320. マミ: (一番大切な友だちに、いずれ 魔女になる運命を背負わせた?)
  1321. マミ: (ありえない…そんなこと… 認められない…)
  1322. マミ: (暁美さんは 絶対に、嘘をついている)
  1323. マミ: (これは、私とまばゆさんを 引き裂くための策略で…)
  1324. マミ: (まばゆさんも、きっと 暁美さんに、騙されている)
  1325. マミ: (目を覚まさせなきゃ!)
  1326.  
  1327. FILENAME: text_913217-030_mami.txt
  1328. まばゆ: よし…
  1329. まばゆ: ひとりで倒せた
  1330. まばゆ: 私も結構、やれるように なってきたんじゃ…
  1331. マミ: …………
  1332. マミ: (やっと…見つけた)
  1333. まばゆ: あはははは…、巴さん こんなところでいったい何を…
  1334. マミ: まばゆさん
  1335. まばゆ: あ…は、はい
  1336. マミ: もう、耐えられないわ
  1337. マミ: 私のところに、来て
  1338. まばゆ: 巴さん?いったい何を…
  1339. マミ: …………
  1340. マミ: お願い、そんな呼び方は… やめてよ…
  1341. マミ: 「マミさん」って、呼んで…
  1342. マミ: 前も、そうしていたみたいに
  1343. まばゆ: へ?
  1344. ほむらの声: 巴マミ
  1345. マミ: ッ!
  1346. マミ: (暁美さん…)
  1347. マミ: (あなたの手の内は 佐倉さんに聞いているわ)
  1348. ほむら: まばゆには近づかないって 約束したはずよ
  1349. マミ: あの後、思い直したの あなたの言葉は、信じられない
  1350. マミ: 真実であるはずがないのよ!
  1351. マミ: なるほど
  1352. ほむら: !?
  1353. まばゆ: あっ…
  1354. マミ: あなたの使う魔法は 時間停止
  1355. マミ: けれども、身体に触れたものの 時間は、止まらない…
  1356. マミ: そしてまばゆさんも なぜか同じ特性を持っている
  1357. ほむら: ッ!
  1358. マミ: ふっ
  1359. ほむら: ちぃっ!
  1360. マミ: まだ、まだよ!
  1361. ほむら: くっ! ん…………くぅっ!
  1362. マミ: タネが割れた手品師は滑稽ね!
  1363. まばゆ: やめて、巴さん!
  1364. マミ: まばゆさん、騙されないで!
  1365. マミ: あなたは、暁美ほむらに いいように操られているわ!
  1366. まばゆ: 私が操られてるって、そんな…
  1367. マミ: その証拠を、今…
  1368. カチャ…
  1369. マミ: 私が見せてあげる!
  1370. ほむら: くっ…!
  1371. マミ: な…!?
  1372. マミ: まばゆさん、それは…!
  1373. マミ: (…いない)
  1374. マミ: (私だけ…同じ時間から 切り離された…)
  1375. マミ: (まばゆさんを、暁美さんに 奪われてしまった…!!)
  1376. マミ: (態勢を整えられたらまずい)
  1377. マミ: (暁美さんに見つからないように まばゆさんにコンタクトを…)
  1378. マミ: …………
  1379. マミ: (ソウルジェムの濁りが 激しい…)
  1380. マミ: (今まともに戦っても 暁美さんに勝てるか…)
  1381. マミ: いや…違うわ
  1382. マミ: (もし、まばゆさんが 私に会いたいと思うなら…)
  1383. マミ: (私がどこに居ても、同じ)
  1384.  
  1385. FILENAME: text_913217-050_mami.txt
  1386. マミ: …来てくれたのね、まばゆさん
  1387. まばゆ: ここにいるのが、視えました
  1388. マミ: (そう…まばゆさんが未来視の 力を使えば、こんなの朝飯前ね)
  1389. マミ: 一緒にこの町を離れましょう
  1390. マミ: ここはもう、暁美ほむらに 支配されている
  1391. マミ: これからどこでなにが起こるか 彼女には全て把握できて…
  1392. まばゆ: 何を恐れているんですか?
  1393. マミ: 恐れる…?
  1394. まばゆ: ソウルジェムが そんなに濁って…
  1395. まばゆ: この辺りの魔女は、暁美さんに 狩り尽くされています
  1396. まばゆ: それなのに 魔法を無駄遣いしたら…
  1397. マミ: やめて…言わないで…
  1398. まばゆ: 佐倉さんに聞いたんですよね
  1399. まばゆ: このままだとあなたも 魔女になってしまうんです
  1400. マミ: 違う…!魔女になんて…!!
  1401. マミ: (そんなわけがない!)
  1402. マミ: (暁美さんの言葉は 全部嘘で…!)
  1403. まばゆ: 巴さん、怖かったんですね
  1404. マミ: (まさかまばゆさん、あなた…)
  1405. マミ: (私の記憶を 消そうとしているの?)
  1406. マミ: (私の中から、魔女の秘密を 切り取ろうとしているの…?)
  1407. マミ: やだ…お願い、こないで…
  1408. まばゆ: 魔法少女が、魔女になる
  1409. まばゆ: その事実が あなたを、苦しめるなら…
  1410. マミ: (だめ…そんなの、無理よ)
  1411. マミ: (だって、私の魔女の秘密の 記憶は、もう…)
  1412. マミ: (あなたと共に過ごした 日々と強く結びついていて…)
  1413. マミ: だめ…今それをしたら…
  1414. まばゆ: 記憶を、カットしてあげます
  1415. マミ: あなたは、視てはいけないものを 視てしまう!!
  1416. まばゆ: 嘘…
  1417. マミ: …………
  1418. まばゆ: そんなのって…
  1419. 杏子: 見つけたぞッ!まばゆ!!
  1420. 杏子: てめぇっ、マミの記憶を 切ったのか!?
  1421. まばゆ: …………ッ!!
  1422. マミ: ま、待って、まばゆさん!!
  1423.  
  1424. FILENAME: text_913117-070.txt
  1425. まばゆ: (私は、間違っていた)
  1426. まばゆ: (巴さんが、魔女の正体を 知って絶望に囚われたのは…)
  1427. まばゆ: (自分の運命を 悲観したからじゃない…)
  1428. まばゆ: (そうじゃなくて…)
  1429. まばゆ: (自分が契約を後押しした 魔法少女がいたから)
  1430. まばゆ: (彼女たちの運命を変えた 責任を感じたから)
  1431. まばゆ: (私に、魔法少女の運命を 背負わせてしまったから)
  1432. まばゆ: …………
  1433. まばゆ: (でも…)
  1434. まばゆ: (たくさんの少女を契約に 導いたのは巴さんだけじゃない)
  1435. まばゆ: (私も、だ)
  1436. まばゆ: (私も…巴さんと 一緒に罪を犯したんだ)
  1437. まばゆ: (それなのに、私は…)
  1438. まばゆ: (記憶を消して、自分だけが 過去から逃げたんだ!)
  1439. まばゆ: (巴さんを…)
  1440. まばゆ: (大切な友だちを、見捨てて!!)
  1441.  
  1442. FILENAME: text_913117-080.txt
  1443. ほむら: まばゆ
  1444. まばゆ: …………
  1445. ほむら: ソウルジェムが、穢れているわ
  1446. ほむら: これを使いなさい
  1447. まばゆ: 私に…そんな価値、ないです
  1448. ほむら: …………
  1449. まばゆ: 暁美さん…知ってましたよね?
  1450. まばゆ: こんなの、他に…
  1451. まばゆ: 選べるわけないじゃ ないですかああああああっっ!!
  1452. まばゆ: うわああああ――――っ!!
  1453. まばゆ: がぁッ!!
  1454. まばゆ: 私が死んだ後の時間で 巴さんに直接聞いたんですね?
  1455. まばゆ: 私が以前、巴さんと一緒に 活動していたこと…
  1456. まばゆ: そしてその頃の記憶を 今の私は持っていないこと…
  1457. ほむら: …全ては推測よ
  1458. ほむら: 今のあなたが時間軸に 巻き込まれたと認識したのは…
  1459. ほむら: 私にとっての、2周目から
  1460. まばゆ: そう、私には、空白の 第1周目がある…
  1461. まばゆ: おかしいと思ってたんです
  1462. まばゆ: 今の私は、暁美さんの 2周目からの記憶しかない
  1463. ほむら: そこに合理的な 説明を見出すとすれば…
  1464. ほむら: あなたたちは、1周目の出来事で 魔女の正体を知ってしまった
  1465. ほむら: それは、あなたたちにとって 耐えがたい苦痛の記憶よ
  1466. ほむら: 幸い巴マミは、時間跳躍で記憶が リセットされるわ
  1467. ほむら: でもあなたは、あなたの魔力で 私と時間軸を共有しているから…
  1468. ほむら: 魔女の正体を知った記憶は 持ち越されてしまう…
  1469. まばゆ: そこで、1周目の私は 自分のフィルムに刃を立てて…
  1470. まばゆ: 巴さんの記憶を…自分が魔法少女 だった記憶と共に、全て消去した
  1471. まばゆ: あなたが私と巴さんとの距離を とらせようとしていたのは…
  1472. まばゆ: その事実を知れば、また、記憶を 削除しなければならないから…
  1473. まばゆ: そういうことですね?
  1474. ほむら: ええ、そうよ
  1475. ほむら: あなたが過去の自分の 行為を知れば…
  1476. ほむら: あなたは、自分を責めて ソウルジェムを濁らせる
  1477. ほむら: 私は、それを恐れたの
  1478. まばゆ: にひひひひひ…
  1479. まばゆ: どうやら予想は 的中してしまったようです
  1480. まばゆ: 私はずっと、自分が傍観者だと 思っていました
  1481. まばゆ: 陰に隠れて、未来を視て 無責任なアドバイスをして…
  1482. まばゆ: でも…それは私の身勝手な 願望でした
  1483. まばゆ: 私は、ずーっと昔から当事者で 運命に直接関わっていて…
  1484. まばゆ: 私が契約を後押ししたせいで 何人も、魔女になっちゃってて
  1485. まばゆ: もう…その運命は 変えられないんです!
  1486. まばゆ: だから、私も、魔女になって…
  1487. まばゆ: 罰を受けるしか、ない
  1488. ほむら: 違うわ
  1489. まばゆ: え…
  1490. ほむら: 罰を受ける必要なんてない
  1491. ほむら: ソウルジェムが濁るなら、私が グリーフシードを集めるわ
  1492. ほむら: あなたを魔女になんてさせない
  1493. ほむら: 絶対に
  1494. まばゆ: ダメですよ、暁美さん
  1495. まばゆ: だってそのグリーフシードは 鹿目さんのためのものです
  1496. ほむら: まばゆ…聞いて
  1497. ほむら: あなたは何も悪くない
  1498. ほむら: 悪いのは、あなたたちを 騙したキュゥべえで…
  1499. ほむら: あなたや巴マミは 被害者じゃない!
  1500. まばゆ: …………
  1501. ほむら: …………
  1502. まばゆ: 暁美さん
  1503. まばゆ: 私なんかのことを 気にかけてくれてうれしいです
  1504. まばゆ: 巴さんと一緒に過ごした 記憶のない私にとって…
  1505. まばゆ: 暁美さんは たったひとりの仲間です
  1506. まばゆ: これからも、あなたのそばにいたい
  1507. まばゆ: もしそれが、許されるならば
  1508. ほむら: まばゆ…?
  1509. まばゆ: 失礼します
  1510. まばゆ: …………
  1511. ほむら: …………
  1512. ほむら: どう、まばゆ?
  1513. ほむら: 未来のまばゆは…私のそばにいた?
  1514. ほむら: あなたの協力で、まどかを救う… そんな未来が、視えた?
  1515. まばゆ: はい
  1516. まばゆ: バッチリ、視えました
  1517. まばゆ: 巴さんの暴走を止めて…
  1518. まばゆ: みんなで、ワルプルギスの夜を 越えましょう!
  1519. ほむら: …………
  1520. ???: なるほどね
  1521. まばゆ: !?
  1522. ほむら: キュゥべえ!
  1523. キュゥべえ: キミたちふたりのイレギュラーの 正体が、今ようやくわかったよ
  1524. ほむら: だからどうなるの?
  1525. ほむら: あなたの記憶は 毎周リセットされる
  1526. ほむら: 今回あなたがその事実を 知ったところで…
  1527. カチッ
  1528. ほむら: できることはなにもない
  1529. カチッ
  1530. ほむら: まばゆ、行きましょう
  1531. ほむら: この世界の巴マミを 罪の意識から解放するために
  1532. まばゆ: …………
  1533.  
  1534. FILENAME: text_913117-090.txt
  1535. まばゆ: …………
  1536. まばゆ: (私は、嘘をつきました)
  1537. まばゆ: (視てはいけないものを 視てしまって…)
  1538. まばゆ: (思い出さなければならない 真実を思い出して…)
  1539. まばゆ: (私はもう、どこにも いけなくなっちゃった)
  1540. まばゆ: (だって、もう…)
  1541. まばゆ: (私の未来は 決まっちゃってるんです)
  1542. ???: まばゆ
  1543. まばゆ: キュゥべえ…
  1544. まばゆ: …あなたは何度殺しても 無駄ですもんね
  1545. キュゥべえ: マミを捜さなくていいのかい?
  1546. キュゥべえ: マミが魔女になる前に 手分けして、見つけるんだろう?
  1547. キュゥべえ: 彼女の記憶を 絶望ごと消してしまうんだろう?
  1548. まばゆ: …………
  1549. キュゥべえ: それとも、ほむらのフィルムは もっと別の未来を予言したのかな
  1550. キュゥべえ: 例えば…キミが救われない未来を
  1551. まばゆ: …………
  1552. まばゆ: いいですよ
  1553. まばゆ: どうせ何もできないあなたに 教えてあげます
  1554. まばゆ: 「暁美さんの未来で 私は魔女になります」
  1555. まばゆ: 「自分の罪に絶望して ソウルジェムが濁って」
  1556. まばゆ: 「私は巴さんと一緒に 町を破壊しようとするんです」
  1557. まばゆ: 「暴れまくって、見滝原の 町を壊そうとして…」
  1558. まばゆ: 「暁美さんに、倒されました」
  1559. まばゆ: 「でも、それで終わりじゃなかった」
  1560. まばゆ: 「死んだはずなのに また目が覚めて」
  1561. まばゆ: 「ワルプルギスの夜を越えられずに 時間が巻き戻ったんです」
  1562. まばゆ: 「“私はまた魔法少女に戻ったんだ…”」
  1563. まばゆ: 「そう思った途端、絶望が襲って 私はまた魔女になって…」
  1564. まばゆ: 「暁美さんは、もう一度 私を倒しました」
  1565. まばゆ: それで、終わり
  1566. まばゆ: もう、時間は巻き戻らなかった
  1567. キュゥべえ: ほむらはもう、魔法を使う 必要がなくなったのかい?
  1568. キュゥべえ: それとも、全てを諦めた?
  1569. まばゆ: ………… わかりません
  1570. キュゥべえ: 暁美ほむらは、あと1周で 全てを成し遂げられるかい?
  1571. まばゆ: 彼女なら…きっとやれます
  1572. キュゥべえ: キミの助けがないのに?
  1573. まばゆ: 私なんて、何の役にも立たない
  1574. キュゥべえ: 本当かい?
  1575. キュゥべえ: 彼女が今まで時間を繰り返す ことができたのは…
  1576. キュゥべえ: キミがいたおかげじゃないかな?
  1577. まばゆ: 私の…?
  1578. キュゥべえ: ボクたちと違って、人間の心は 同じ出来事を並列で処理できない
  1579. キュゥべえ: 同じ時間を繰り返すことは 人間にとっては大きな負担だ
  1580. キュゥべえ: 唯一の相談相手であるキミは 彼女の心の支えになったはずだ
  1581. キュゥべえ: 支えを失った事実は 彼女の心の安定を崩す
  1582. キュゥべえ: そんな状態でワルプルギスの夜が 倒せるとは、ボクには思えないな
  1583. まばゆ: じゃあ、どうしろって 言うんですか?
  1584. まばゆ: 私だって…暁美さんの 力になりたい!
  1585. まばゆ: 彼女のそばにいて、願いが叶う ところを見届けたい…
  1586. まばゆ: でも、でも…!
  1587. まばゆ: 私の未来はもう決まってます…
  1588. まばゆ: 自分が過去に魔女にした 魔法少女の呪いを受けて…
  1589. まばゆ: 私も、魔女になるんです!!
  1590. まばゆ: それが、私の運命なんです!!
  1591. ???の声: そんなこと、ないです
  1592. まばゆ: え…
  1593. まばゆ: 鹿目さん…?
  1594. まどか: キュゥべえから、聞きました わたしのためなんですよね?
  1595. まどか: わたしを救うために…
  1596. まどか: ほむらちゃんと 一緒に戦ってくれたんですよね?
  1597. まばゆ: キュゥべえ、まさか…
  1598. キュゥべえ: そうだよ、ボクは推測できる 限りのことを、まどかに話した
  1599. キュゥべえ: 確かに今、キミは袋小路にいる
  1600. キュゥべえ: 自分の罪の記憶を消すことさえ 許せないだろう
  1601. キュゥべえ: キミに必要なのは 魔法少女の奇跡なんだ
  1602. まばゆ: やめてください
  1603. まばゆ: 私には、救いなんて必要ない…
  1604. まどか: 違いますよ
  1605. まどか: 魔法少女は、奇跡を起こす 存在なんですよね?
  1606. まどか: 救いを求めて魔法少女になって 行き着く先が絶望だなんて…
  1607. まどか: そんなの、絶対おかしいです!
  1608. まばゆ: 鹿目さん、だめッ!!
  1609. まどか: キュゥべえ、お願い!
  1610. まどか: まばゆさんを絶望から 救ってあげて…!!
  1611.  
  1612. [Then the game redirects you to read Film.0 and Film.1-0 of main story. After that, it brings you back to the second half of Film.12 below.]
  1613.  
  1614. FILENAME: text_913117-100.txt [Day 17]
  1615. まどか: …………
  1616. まばゆ: …………
  1617. まどか: まばゆさん、あの…
  1618. まどか: どうですか?
  1619. まどか: フィルムの中に、希望は 見えましたか…?
  1620. まばゆ: 魔法少女の、奇跡は… つらいです
  1621. まどか: …………
  1622. まばゆ: とっても、つらい
  1623. まばゆ: 真実を知っても 過去は消えない
  1624. まばゆ: いずれ、報われると知っていても 犯した過ちは消えません
  1625. まばゆ: 私の胸の中に 澱みのようにたまって…
  1626. まばゆ: ソウルジェムの濁りは 絶対に消えません
  1627. まどか: まばゆさん…
  1628. まばゆ: そして、苦しいのは 巴さんも同じです
  1629. まばゆ: 「ずっと、私に近づきたくて でも、近づくことができなくて」
  1630. まばゆ: 「何度も、何度も 苦しい時間を繰り返して…」
  1631. まばゆ: 「この世界では、魔女にも なってしまうなんて…」
  1632. まばゆ: 「私と一緒に、魔女になる 運命だなんて…」
  1633. まばゆ: 「そして、絶望でループの度に 魔女になる私を…」
  1634. まばゆ: 「暁美さんが、何度も 倒さなければならないなんて…」
  1635. まばゆ: 「そんな未来は、ゴメンです!」
  1636. まばゆ: 私は、運命を 乗り越えてみせる!
  1637. まばゆ: 自分の視た未来を 変えてみせる!
  1638. まどか: はい! まばゆさんなら、できます!
  1639. キュゥべえ: 同感だよ それでこそ魔法少女…
  1640. チャキン!
  1641. まばゆ: 私を出し抜いたつもりですね
  1642. まばゆ: 最初からそうやって、私を利用 するつもりだったんでしょう?
  1643. まばゆ: あなたは私が、孤独な暁美さんと 友情を育むように仕向けた
  1644. まばゆ: 簡単には、暁美さんの心が 折れないように
  1645. まばゆ: 鹿目さんが、その因果を十分に 溜め込むことができるように
  1646. キュゥべえ: なんのことかな?
  1647. キュゥべえ: もしキミを利用しようとした 個体がいるとしても…
  1648. キュゥべえ: ボクと時間の連続性はないし 与り知らないところだよ
  1649. まばゆ: それは幸いでしたね
  1650. まばゆ: もしあなたがその個体なら きっと今頃地団駄踏んでいますよ
  1651. まばゆ: 自分は、なんて未来を 導いてしまったんだろうって
  1652. キュゥべえ: それは、どういう意味だい?
  1653. キュゥべえ: キミはまどかの奇跡で、一体 未来になにを視たんだ?
  1654. まばゆ: にひひ…答える必要はないですね
  1655. まばゆ: あなたと時間の連続性はないし 与り知らないところですから
  1656. ほむら: まばゆ、聞こえる?
  1657. まばゆ: は…はい!
  1658. ほむら: 巴マミを見つけたわ
  1659. ほむら: 今すぐ、学校に来てちょうだい
  1660. まばゆ: わかりました!
  1661. まどか: あ…あの… まばゆさん?
  1662. まばゆ: …はい
  1663. まばゆ: 鹿目さんも、一緒に来て下さい!
  1664.  
  1665. FILENAME: text_913117-110.txt
  1666. まばゆ: 暁美さん!
  1667. ほむら: まばゆ それに…
  1668. まどか: こんばんは、ほむらちゃん
  1669. ほむら: …まどかまで
  1670. まばゆ: ごめんなさい!暁美さん!
  1671. まばゆ: 私…あなたに、嘘を…
  1672. ほむら: …はぁ
  1673. ほむら: 未来視の嘘なんて 最初からわかっていたわよ
  1674. まばゆ: えっ…
  1675. ほむら: まどかが契約するか あなたが魔女になるか…
  1676. ほむら: あるいはその両方か
  1677. ほむら: 覚悟はしていたわ
  1678. まばゆ: 私も、巴さんも 魔女にはなりません
  1679. まばゆ: そのために、鹿目さんが 契約してくれました
  1680. まばゆ: 止められなくて すみませんでした!!
  1681. ほむら: はぁ…
  1682. ほむら: 仕方ないわね まどかはそういう性格だもの
  1683. ほむら: その優しさを… 私は、責められない
  1684. ほむら: だから、せめて…
  1685. ほむら: 巴マミを、魔女になる運命から 救いましょう
  1686. まばゆ&まどか: はいっ!
  1687. 杏子: しっかしさぁ… こいつは結構厄介だぞ
  1688. まばゆ: 佐倉さん!
  1689. ほむら: 巴マミを見つけてくれたのは彼女よ
  1690. まばゆ: あ、あの…スミマセンでした
  1691. 杏子: 謝るのはこっちさ
  1692. 杏子: 事情はザックリほむらに聞いた
  1693. 杏子: 記憶を切ったんじゃないかって 疑っちまって、すまなかったな
  1694. まばゆ: いいえ 怒るのは当然だと思います
  1695. まばゆ: 人の記憶を操作するなんて 本来許されることじゃないです
  1696. 杏子: じゃあ…もう、切らないのか?
  1697. まばゆ: …………
  1698. まばゆ: 正直なところ、わかりません
  1699. まばゆ: でも、もし、他に方法が ないときは…
  1700. まばゆ: それをするのは 私の役目だって思います
  1701. 杏子: …そうか
  1702. 杏子: マミにも、そういう仲間が ちゃんといたんだな
  1703. まばゆ: さっきまで、忘れちゃってて 申し訳なくはありますが…
  1704. ほむら: さあ、急ぎましょう
  1705. ほむら: 巴マミのソウルジェムは もう限界よ
  1706. ほむら: 彼女は、私の言葉を否定するため 自ら魔力を使い果たしかねない
  1707. まどか: みんなで話せば、きっと…
  1708. 杏子: そう、上手く行くといいけどな
  1709. まどか: え…?
  1710. 杏子: なんのためにマミが 学校で待ち伏せていると思う?
  1711.  
  1712. FILENAME: text_913117-120.txt
  1713. まばゆ: 巴さん! お願いします!
  1714. まばゆ: 私の話を、聞いて下さい!
  1715. ほむら: …………
  1716. ほむら: …返事がないわね
  1717. ほむら: でも、気配はある…
  1718. 杏子: おい、マミ! いい加減に腹を括りやがれ!
  1719. まどか: マミさーん!お願いだから…
  1720. マミ: …………
  1721. まどか: !
  1722. まばゆ: 巴さん!
  1723. まばゆ: ああああ、あの… あの、ですね
  1724. まばゆ: 巴さんが信じたくない気持ちも わかります
  1725. まばゆ: でも、私の話を…
  1726. マミ: そんなのは、要らない
  1727. まばゆ: 巴さん…?
  1728. マミ: もしそれが真実だとしたら…
  1729. マミ: 私はこんな世界、必要ないもの
  1730. まばゆ: そんな…
  1731. マミ: まばゆさん、お願い 嘘だと言って
  1732. マミ: 私と一緒に、逃げましょう
  1733. マミ: 私たちに救いが 待っている場所まで
  1734. まばゆ: …………
  1735. 杏子: これ以上の説得は無駄だな
  1736. ほむら: ええ、そうね
  1737. ほむら: まばゆ、行くわよ
  1738. カチッ
  1739. ほむら: …!?
  1740. マミ: どうしてここで待ち受けたと 思っているの?
  1741. 杏子: 床中に、リボンが…?
  1742. ほむら: これじゃ、時間を止めても 意味がない…
  1743. マミ: ええ、ここで私を出し抜ける なんて、思わないことね!
  1744. ほむら: ッ!!
  1745. 杏子: っ!やっぱり仕込んでやがった!
  1746. まばゆ: うわわっ!捕まっちゃった…!
  1747. マミ: 安心して、まばゆさん!
  1748. マミ: 今、あなたにかかった洗脳を 解いてあげる…!
  1749. まばゆ: ぐ…ああ…!
  1750. まどかの声: っ!
  1751. まばゆ: わたたっ!
  1752. まどか: 大丈夫ですか、まばゆさん!?
  1753. まばゆ: え、ええ…ありがとうございます
  1754. 杏子: やるじゃん、ルーキー
  1755. まどか: えっ、あ、どうも…!
  1756. マミ: 抵抗する気なら…
  1757. マミ: 容赦はしないわ!
  1758. まばゆの声: なっ!?
  1759. 杏子の声: 危ないッ!
  1760. まどか&ほむら: 「きゃっ!」 「くっ!」
  1761. マミ: 私とまばゆさんの 邪魔をしないで!
  1762. マミ: こんなはずじゃなかった…!
  1763. マミ: 私は、ただ、ただ… みんなを守りたくて…
  1764. マミ: 魔法を、誰かのために 使いたくて、それで…
  1765. まばゆ: 巴さん
  1766. まばゆ: 記憶が、過去が あなたを苦しめるなら、私は…
  1767. チャキッ…
  1768. マミ: まばゆさん…
  1769. まばゆ: あなたのフィルムを切ります
  1770. マミ: やめて…やめて…
  1771. まばゆ: やめません
  1772. まばゆ: だって、巴さんは…
  1773. マミ: 巴さんって、呼ばないでえッ!!
  1774. まばゆ: ッ!!
  1775. ほむらの声: まばゆッ!
  1776. まばゆ: 大丈夫です!
  1777. まばゆ: 今の私には、動きが 手に取るようにわかる!
  1778. まばゆ: 私は、彼女とずっと同じ時を 過ごしてきたから!!
  1779. マミ: 違う、違う!
  1780. マミ: 私の知っているまばゆさんは そんなこと、しないッ!!
  1781. まばゆ: 待ってッ!!
  1782. マミ: …ッ!
  1783. まばゆ: 逃げないで!
  1784. マミの声: 来ないでえッ!!
  1785. ほむら: みんな!まばゆに援護を!
  1786. 杏子: おうっ!
  1787. まどか: はいっ!
  1788. まばゆ: ありがとうございます、皆さん
  1789. まばゆ: でも…
  1790. まばゆ: 彼女のことを一番良く 知っているのは私!
  1791. まばゆ: 「失われたフィルムに 刻まれていた記憶」
  1792. まばゆ: 「初めて出会った時のこと…」
  1793. まばゆ: 「一緒に魔法の練習を した時のこと…」
  1794. まばゆ: 「未来予知の魔法を 初めて知ったときのこと…」
  1795. マミ: やめて!やめて! 私に思い出させないで!
  1796. マミ: あなたは、そうやって 私の中のあなたの記憶を…!
  1797. まばゆ: ごめんなさい
  1798. まばゆ: 最初から、そうしておけば 良かったんです
  1799. まばゆ: 私だけ自分の記憶をなくして あなたに私を残すなんて…
  1800. まばゆ: あの時、私は弱虫で、あなたから 消え去りたくなくて…
  1801. まばゆ: だから 意識を逸らしてしまっていました
  1802. まばゆ: でも今は、それがあなたを 苦しめ続けたことを知ったから…
  1803. マミ: いや…だめ、まばゆさん… それは…それだけは…!!
  1804. まばゆ: 大丈夫ですよ、マミさん
  1805. マミ: まばゆさん…
  1806. まばゆ: 例え、記憶は消えても…
  1807. まばゆ: 私たちが一緒にいた 事実は、消えないから
  1808. まばゆ: 私たちがいた過去は 遠い未来に繋がって…
  1809. まばゆ: その先には、魔法少女の… 皆の、希望が待っているから…
  1810. マミ: まばゆさん…
  1811. まばゆ: だから…マミさん
  1812. まばゆ: 私を、信じて
  1813. マミ: まばゆさん…
  1814. マミ: …………
  1815. マミ: 私たち…友だちだったよね?
  1816. まばゆ: うん
  1817. まばゆ: ずっと、ずっと、友だちだよ
  1818.  
  1819. FILENAME: text_913132-010.txt [Day 32]
  1820. 「本日午前7時、突発的異常気象に 伴い避難指示が発令されました」
  1821. 「付近にお住まいの皆さまは」
  1822. 「速やかに最寄りの避難場所への 移動をお願いします」
  1823. まばゆ: …………
  1824. まどか: …………
  1825. 杏子: …………
  1826. マミ: …………
  1827. ほむら: みんな、私の計画につきあって くれて、感謝するわ
  1828. ほむら: 基地からの兵器強奪 各箇所への設置…
  1829. ほむら: みんなのおかげで、当初の目標の 7割が達成できた
  1830. ほむら: 事前にできる限りの準備は したつもりだったけれども…
  1831. ほむら: 正直、ここまでできるとは 思わなかったわ
  1832. ほむら: 心から感謝する ありがとう
  1833. まどか: えっと…これもみんな 作戦が良かっただけで…
  1834. まばゆ: 細部の詰めはともかく 根本の発想が画期的でしたね
  1835. 杏子: 魔法だけじゃ足りないんだから 物理で叩く
  1836. 杏子: 当たり前だろ?
  1837. マミ: 問題はこれでワルプルギスの夜が 倒せるのか、ね?
  1838. まばゆ: …………
  1839. まばゆ: 暁美さん
  1840. ほむら: ええ、いつでもいいわ
  1841. まばゆ: それでは…
  1842. まばゆ: 失礼します!
  1843. まどか: …………
  1844. 杏子: …………
  1845. マミ: …………
  1846. ほむら: どう、まばゆ?
  1847. まばゆ: 起爆スイッチが新しいのに 変わってました
  1848. まばゆ: 不具合かと思うので 予備のものと取り替えて下さい
  1849. まどか: わかりました!
  1850. まばゆ: それから、 誘導の場所がちょっとズレてます
  1851. まばゆ: A-7から23までのミサイルを 時計回りに5度動かして下さい
  1852. 杏子: オッケー、あたしがやっとくよ
  1853. マミ: それで、他には?
  1854. まばゆ: ないです
  1855. まどか: っていうことは…
  1856. まばゆ: はい!
  1857. まばゆ: みんなで力を合わせて バッチリ倒せちゃいます!!
  1858. まどか: やった!
  1859. 杏子: よし
  1860. マミ: …………
  1861. ほむら: …………
  1862. ほむら: みんな、聞いたわね!
  1863. ほむら: 力を合わせて ワルプルギスの夜を越えるわよ!
  1864. みんな: 「はいっ!!」
  1865.  
  1866. FILENAME: text_913132-020.txt
  1867. マミ: ねえ、愛生さん?
  1868. まばゆ: はっ、はい!
  1869. まばゆ: なんでしょう、巴さん?
  1870. マミ: 本当に…ワルプルギスの夜は 倒せるのよね?
  1871. まばゆ: あ、あははははは! なに言ってるんですか!
  1872. まばゆ: 私の未来視は、どうやっても 当たっちゃうんですよぉ~
  1873. マミ: そう…
  1874. マミ: 疑っちゃってごめんなさいね
  1875. まばゆ: あ、いえいえ 不安になるのもよくわかります!
  1876. マミ: 不安…そう、不安、なのかしら?
  1877. マミ: 私ね、佐倉さんだけじゃなく みんなと一緒に活動できて…
  1878. マミ: それで、とても毎日が 充実しているはずなのに…
  1879. マミ: でも、なぜか 物足りないっていうか…
  1880. マミ: 胸の中に、穴が開いている みたいっていうか…
  1881. マミ: 大切なものを なくしてしまっているような…
  1882. まばゆ: …………
  1883. マミ: 愛生さん?
  1884. まばゆ: あー、わかります
  1885. まばゆ: 巴さんの気持ち、よくわかります
  1886. まばゆ: 私も前に、そういう気持ちに なったことがあって…
  1887. まばゆ: あー、なんだろ? なんていうか…つらいなあ…
  1888. マミ: 大丈夫? 少し、休んで…
  1889. まばゆ: いえいえ! 休んでなんていられません!
  1890. まばゆ: 最後まで全力でやりましょうね! 巴さん!
  1891. まばゆ: (携行対戦車弾が唸り…)
  1892. まばゆ: (タンクローリーが爆発する)
  1893. まばゆ: (巡航ミサイルが飛び交い…)
  1894. まばゆ: (C4が一斉に点火する)
  1895. まばゆ: (でも…)
  1896. まばゆ: (ワルプルギスの夜は やっぱり、倒せない)
  1897. まばゆ: (私が視た、フィルムの通りだ)
  1898. ほむら: まばゆ
  1899. まばゆ: ごめんなさい
  1900. ほむら: 謝らなくていい
  1901. ほむら: あなたが嘘をついていたこと 私にはわかっていたわ
  1902. まばゆ: ですよね…
  1903. まばゆ: (次はもっと、うまく 嘘をつかなきゃな…)
  1904. まばゆ: …………
  1905. ほむら: さようなら、まどか…
  1906. まばゆ: (そして、最後の 砂時計がひっくり返る)
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