まじゅつしのうた

「まじゅつしのうた (原曲:魔術師メリー)」

迷い込んだ猫のようね　私は何処にいるの
靄の中　誘う淡い光は　御伽の扉

ゆらゆらと揺れ動く心に　気付かない振りをして
秘密の楽園へと連れてって

心の鍵を開けたら　どんなに楽になれるだろうね
あの日交わした約束　胸を締め付けて
星降る夜　はぐれぬように　小さな傘で
硝子の心に傷をつけて　嘘をついた

出口のない迷路のよう　私は何処へ行けば
物語のエンドロールを教えて　逃さないから

込み上げた感情が溢れて　枯れるほど願っても
残酷な現実は消えなくて

心の奥に隠した　罪の重さが消せないのなら

いっそ消えてしまえればいい　誰も知れないように
星の波に飲まれぬように　確かめるように
貴方の名前を呼び続けた　朝が来ても

長い夜が終わり　星が降り止む頃
全て消えて　何も怖いものなんてないと
長い夜に二人　世界を求め合い
全て全て全て全て

心の殻を破って　今すぐ　誰も知らない秘密の場所へ
二人だけの物語　この手捕まえてて
星降る夜　宇宙の向こうへ　踏み出す刹那
貴方の笑顔を焼き付けて　そっと目を閉じた