起承転結で言うと起の部分(ローリーのメールを見るまで)はいい
承の部分(ヴェラのレコードを流すまで)ではあらすじは決して悪くないはずなのだがセリフや演出がどんどん非整合的になって気持ち悪くなってくる
またサミーの捜索について話が基本的に前に進まず、サミ・パークについて調べようともしない
そこを掘り下げた方が面白い展開にできたのに…
その割に引き延ばしが異常に多い
例えばレコードを探すために音楽店をひたすらはしごして登山し、本題に無関係の趣味の話題を強制的に聞かされてやっとレコードのジャケットを読むことに気がつく
後のバス探しの部分もそうなのだが、ボリュームが多いのはいいのだが魔法の茶葉の話くらいはあとで聞く選択肢をつけてほしい(実は作中のアレックスもそこは辟易してる)
転の部分(エッセンシア2000のバスの捜索)からは本当にきつい
エッセンシアがただのメアリースーより凶悪なのは彼女が作中の女性キャラと魂を共有しているという名目でそれらを乗っ取ってしまうこと
アレックスがサミーに執着する一方でヴェラのことを意識する流れはよかったんだけど、ここの流れを仮に恋愛ゲームに例えると
幼なじみや転校生の好感度を上げてたら終盤宇宙人のヒロインが出て
「今まで私の別人格に何かと世話を焼いてくれたから結婚してください」と言い出して主人公と相思相愛になった状態
アレックスとエッセンシアだけでバカみたいに難しいパズルだらけのダンジョンに押し込まれるのでここで見てられなくなった
ちなみにここのダンジョンの終わりでフリーズして詰むバグがあるらしい、理由はわからない