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- シアン「いいメロディが思い浮かばない」
- シアン「机の上でうなっていても仕方ない」
- シアン「そうだ!気分転換にお掃除しましょう」
- シアン「迷った時と言えばお掃除!」
- シアン「GVも帰ってきた時家中がピッカピカになってたら喜んでくれるだろうし」
- シアン「お邪魔します」
- シアン「GVの部屋…」
- シアン「改めて一人で入るとちょっとどきどきするかも」
- シアン「さてさて、???じゃーん!ローラ式ほこり取り!」
- シアン「GVは静電気体質だから…静電気っていうか、もう、電気?
- シアン「ていうか、雷撃なんだけど、ほこりとかすごくくっついてそうだもんね」
- シアン「では、クローゼットを開けて…」
- シアン「うわー!同じ服がいっぱい!これってフェザーの制服だよね?」
- シアン「GVって、フェザーを抜けたのに、どうして制服を着てるんだろう?」
- シアン「ってうわ、思ってたよりも固い…」
- シアン「あーそっか、何か特別な繊維とかでできてるのかも」
- シアン「でもこれ、ちゃんと洗えてるのかな」
- シアン「匂いは…って!?なんで私ナチュラルに人のクローゼットを開けてるの!?
- シアン「そ、それに…に、匂いだなんて…これはいくらなんでもマナー違反だよ
- シアン「大丈夫、大丈夫!どうせバレないって!」
- シアン「もしバレてもGVは気にしない気にしない!」
- シアン「どうせそういところすっごいそっけないし」
- シアン「ダメですよ、シアン!いくらGVが少々鈍感だからといって…」
- シアン「許可もなく人のプライバシーを覗くことはいけません」
- シアン「バレない嘘はやってないのも同じよ同じ!」
- シアン「そんなことはありません!」
- シアン「大体GVは少々鈍感ではありますが、大切な恩人です!」
- シアン「恩人に対して不義理を働くようなことを…節度!大事です」
- シアン「バレなきゃいいんだってば!」
- シアン「大体そうやって距離取ってる間にGVが他の女の子拾って来たらどうすんの?」
- シアン「あの人のことだよ!どこでフラグ立ててるか分かったもんじゃない!」
- シアン「大体、私を助けてくれた時だっていい加減唐突だったわけじゃん?」
- シアン「うっ!論点のすり替えです!」
- シアン「距離感の話だって!」
- シアン「服一枚拝借するぐらいいいじゃん!」
- シアン「気心の知れた仲ってやつ?」
- シアン「それだよそれ!それは普通に犯罪です!」
- シアン「うー、葛藤が…静まって内なる私!」
- モルフォ「勝手に部屋に入っちゃってる時点で、マナー違反も何もないと思うけど」
- シアン「はっ! ???だよ私!」
- モルフォ「しかも途中から、拝借する流れになってたけど?制服」
- シアン「忘れてー!」
- GV「二人とも、何やってるの?」
- シアン「GV!?」
- シアン「GV!」
- モルフォ「なんてこと!ちょうどGVが突き飛ばされた棚の上に大量の荷物が…」
- GV「一体何が…って」
- シアン「GV!」
- GV「頭が…燃えるように…痛い…」
- GV「意識が…遠のいて…」
- シアン「GV…?GVいいいい!
- モルフォ「シアン、なんで突き飛ばしたの?」
- シアン「だ、だってびっくりして…」
- モルフォ「だからってこれは…ちょっと…」
- シアン「GV!お願い!立ち上がって!」
- モルフォ「この荷物の山、服のほこり取りより先に荷物を片付けた方がよかったみたいね」
- シアン「どうしよう…」
- モルフォ「アタシの力を使えば、すぐに回復するでしょう。いつもみたいにね」
- GV「僕は一体…」
- シアン「おかえりなさい、GV!それにおつかれさま!」
- GV「シアン…僕は確か君に…」
- シアン「そそそそんなのことは、きっとどうだっていいんだよ!」
- GV「いや、どうだっていいということはないと思うけど…」
- シアン「人はだれでも夢と現がどうとかこうとか、あれとかそれで…」
- シアン「とにかく、GVはここにいるんだもの!よかった、あなたが無事で」
- GV「なんか釈然としないな」
- シアン「おーはー、そういえばどうしたの?ずいぶん早い帰りだったけど、今日は一日お仕事じゃなかったの?」
- GV「それが、忘れ物に気づいて一旦取りに戻ったんだ。まだ仕事の途中だよ」
- シアン「そ、そうなんだ…」
- GV「って、シアン!今何時?」
- シアン「え?13時過ぎだけど…」
- GV「そんなに!?まずいな、時間を食いすぎた」
- GV「シアン。行ってくるよ」
- シアン「えっ、あー、うん、いってらしゃい!」
- シアン「よかった…」
- モルフォ「もう、何にももよくはないんでしょ…」
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