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- FILENAME: text_208001-1_J9Boc.txt
- かごめ: ネオマギウスの作戦が遂行されたあの夜
- かごめ: 神浜マギアユニオンの中心メンバーによる 必死の抵抗や
- かごめ: みかげちゃんたちによる 仲良し大作戦が進むその陰で
- かごめ: これから先の神浜市の人々の在り方に 少なからず影響を与えることになる 魔法少女たちの活躍があった…
- 竜城 明日香: ――っ!?
- 竜城 明日香: ありました! そこのお店の裏に魔女反応!
- 美凪 ささら: ――っ!?
- 美凪 ささら: あっ、この道の先からも! 魔女がいる!
- 木崎 衣美里: こっちも…!
- 木崎 衣美里: おのれ~ネオマギウスめ~
- 木崎 衣美里: いったい、どんだけ魔女を ばらまいたんだ~
- 美凪 ささら: こんな量のグリーフシードを 孵化寸前まで保持してたなんて…
- 竜城 明日香: 恐ろしい人たちです…
- 木崎 衣美里: でもさ あすきゃん、ささらん
- 竜城 明日香: なんでしょう
- 木崎 衣美里: あーしたち、あのときより ずっと活き活きしてるくね?
- ヨヅル: コーヒーは… お口に合いませんでしたか?
- 美凪 ささら: えっ!?
- ヨヅル: 先ほどから 誰もお召しにならないので…
- みんな: …………
- 木崎 衣美里: ごめんね
- 美凪 ささら: そういうわけじゃないんだけど…
- 竜城 明日香: 今は、いただけません…
- 美凪 ささら: 令さんが死んだあのとき…
- 美凪 ささら: …うん、そうだね
- 美凪 ささら: あの何もできない 悔しさに比べたら
- 竜城 明日香: この程度の苦労 なんでもありません!
- 竜城 明日香: さあ、あのときの雪辱を 果たしましょう!
- 木崎 衣美里: おっしゃー!
- 竜城 明日香: 成敗!
- 美凪 ささら: って言ったそばから また反応!
- 木崎 衣美里: おっしゃいくぞー!
- 木崎 衣美里: こ、こんなところにも 現れるなんて…
- 竜城 明日香: なんとか倒せたものの… さすがにこの連戦で疲労が…
- 木崎 衣美里: 集めたグリーフシード使う?
- 竜城 明日香: いえ、遠慮します
- 竜城 明日香: ひとつでも多く いろはさんたちに残したいので!
- 美凪 ささら: それに、今のでこの辺りの魔女は 最後だったんじゃないかな
- 美凪 ささら: うん、反応もしないし
- 木崎 衣美里: 他のユニオンのみんなも
- 木崎 衣美里: 自分の地域の魔女を 倒してるらしいから…
- 木崎 衣美里: あれ? あーしらの役目、もう終わり?
- 竜城 明日香: …何か困っていることはないか いろはさんに聞いてみましょう
- いろは: わ、商店街近くの魔女を全部!?
- いろは: ありがとうございます! 本当に助かりました!
- 竜城 明日香: なんのこれしきです!
- いろは: それで、助けられてばかりで 申し訳ないんですが
- いろは: みなさんに お願いしたいことがあって…
- 竜城 明日香: いいですよ! 遠慮せず言ってください!
- いろは: 今、みかげちゃんの発案で
- いろは: 「仲良し大作戦」というのを 進めてまして
- いろは: 署名サイトの中に その作戦の成功に必要な…
- いろは: 「神浜市の未来を作る学生会議」 というのを立ち上げたんですけど
- 竜城 明日香: ほうほう
- いろは: みなさんに、こちらのサイトを 広めていただきたいんです
- FILENAME: text_208001-2_J9Boc.txt
- 美凪 ささら: 署名サイト…
- 美凪 ささら: あー!さっきやちよさんが テレビで紹介してた!
- 木崎 衣美里: あーしも観た!
- 竜城 明日香: はい、そちらのサイトを もっと広めていただきたいと
- 木崎 衣美里: なら、みんなでやった方がいいし グループチャットに共有だね!
- 竜城 明日香: 確かにそうですね! では…
- 竜城 明日香: 「ユニオンのみなさーん」
- 竜城 明日香: 「今、このチャットに 反応できる方」
- 竜城 明日香: 「いらっしゃいますかー」と…
- みんな: 「「「はーい!」」」
- 純 美雨: 何かあたカ?
- 純 美雨: ワタシの能力は利用せずに 計画が進められたと聞いてネ
- 純 美雨: 少し前に神浜市に戻てきた ところヨ
- 純 美雨: だからパワーなら あり余てるヨ
- 江利 あいみ: こっちの魔女は全部倒したから なんでも言って!
- 由貴 真里愛: こっちも同じよ
- 枇々木 めぐる: ノドの調子もばっちり! 最高のサポートをお届けします!
- 水樹 塁: こっちも…あと1体だけ… 他の魔女と戦ってる間に 取り逃がしちゃった魔女がいるけど…
- 水樹 塁: それ倒したら… 対応できるはず…
- 千秋 理子: すみません… わたしはちょっと 行けそうにないです
- 千秋 理子: お父さんが 「今日は不思議なことが起きてるから おてて繋いで一緒に寝よう」 って聞かなくて…
- 竜城 明日香: みなさん、ありがとうございます! 理子さんも、ゆっくりおやすみくださいっ!
- 竜城 明日香: それで用件なのですが… 実は先ほどいろはさんから依頼がありまして
- 竜城 明日香: それがこちらの署名サイトにある… 「神浜市の未来を作る学生会議」を 広めていただきたいとのことでした
- 竜城 明日香: 現在、アクセス数は徐々に伸びつつあるのですが これを私たちの力で、さらに加速させましょう!
- 由貴 真里愛: やちよさんが生放送で 紹介していたサイトね
- 由貴 真里愛: 神浜市の話をするって聞いて 観てたんだけど
- 由貴 真里愛: 急に知り合いが出てきたから びっくりしちゃったわ
- 枇々木 めぐる: 本当に急な出演決定 だったらしいですね~!
- 枇々木 めぐる: さて、さっそくめぐるは 自分のSNSのアカウントに
- 枇々木 めぐる: こちらのリンクを載せますよ!
- 純 美雨: ネットカ… あんまり得意じゃないヨ…
- 江利 あいみ: 美雨ちゃん アカウント持ってる?
- 純 美雨: 個人のはないけど 蒼海幇のならあるヨ
- 美凪 ささら: 各々のアカウントで サイトの紹介をしてみたけど…
- 竜城 明日香: あまりアクセス数は 伸びてませんね…
- 美凪 ささら: 所詮は知名度なんてない 一般人の宣伝…
- 美凪 ささら: 効果は薄いか…
- 竜城 明日香: しかも…衣美里さんの投稿に来た リプライ…
- 木崎 衣美里: ん?
- ちょ、おまw こんなことやってんのw? やめとけよ、だっせーってw
- 木崎 衣美里: あはは!
- 木崎 衣美里: クラスの男子から クソリプ飛んできてんじゃん!
- 美凪 ささら: 効いてない…?
- 木崎 衣美里: まあ、こういう子もいるっしょ 気にしない気にしない
- 木崎 衣美里: クラスの男子に笑われてでも やった方がいいことだしね
- 竜城 明日香: 偉い!達観してますね!
- 由貴 真里愛: もしもし@竜城 明日香ちゃん
- 竜城 明日香: おっと、真里愛さんから チャットに連絡が…
- 由貴 真里愛: 残念だけど… 私たちの力では署名サイトの知名度を上げるのも すぐに限界が来ちゃうと思う
- 由貴 真里愛: 他の方法を考えた方がいいかも
- 竜城 明日香: やはり私たちだけじゃなく みなさん同じ所感のようですね…
- 純 美雨: なら、明日香の学校の子たちを 頼ればいいネ
- 純 美雨: 明日香の学校には 芸能活動をしてファンを抱えているような 有名な子たちがいたはずネ
- 純 美雨: その子たちに直接協力をお願いするんだヨ 芸能興行とは本来、そのためのものだヨ
- 竜城 明日香: なるほど!
- 竜城 明日香: モデルの莉愛先輩と アイドルの沙優希先輩ですね!
- 美凪 ささら: さすが伝統ある由緒正しき学校 水名女学園だね
- 木崎 衣美里: てかグループチャットにも いたはずじゃね?
- 木崎 衣美里: 反応があっても いいと思ったけど…?
- 竜城 明日香: 忙しいのかもしれません 電話してみましょう
- 阿見 莉愛: そういうことなら ちょうどいいわ、任せなさい!
- 阿見 莉愛: 今も打ち合わせをしてたのだけど
- 阿見 莉愛: これから宝崎市で活動してる 知り合いのDotuberの配信に
- 阿見 莉愛: リモートで出演することに なっているのよ
- 阿見 莉愛: 私のマネージメントをしてる 母親が取ってきた案件でね
- 阿見 莉愛: あ、テーマはこの神浜市に起きた 不可解な事態について…だけど
- 阿見 莉愛: そのついでに署名サイトの宣伝も できると思うわ
- 竜城 明日香: ありがとうございます! やちよさんと同じ手法ですね!
- 阿見 莉愛: べ、別に七海やちよに インスパイアされたり
- 阿見 莉愛: 七海やちよにオマージュを 捧げるわけじゃないわ!
- 阿見 莉愛: ただ七海やちよの活躍を パクッてやるだけよっ!
- 竜城 明日香: そちらに取り繕うとは 珍しいですね…
- 竜城 明日香: 莉愛先輩には快諾いただけたので 続けて沙優希先輩に…
- 史乃 沙優希: わかりました~っ! この沙優希にお任せくださいっ!
- 竜城 明日香: よかった… ありがとうございます
- 史乃 沙優希: あ、でも沙優希 SNSの投稿内容は
- 史乃 沙優希: 全部マネージャーさんの チェックが必要でして~
- 史乃 沙優希: なので投稿は許可が出てからに なりますぅ~
- 竜城 明日香: ということは 少し遅れそうですか?
- 史乃 沙優希: 大丈夫ですよ~
- 史乃 沙優希: ちょうど今、マネージャーさんと ビデオ通話をしてたのでぇ
- 史乃 沙優希: 口頭で確認しちゃいまーす
- 史乃 沙優希: ~~~~ ~~~~
- 史乃 沙優希: ~~~~ …………ふぎゃっ!
- 竜城 明日香: ――っ!?
- 史乃 沙優希: 明日香ちゃんごめんなさい…
- 史乃 沙優希: 許可、貰えませんでしたぁ…
- 竜城 明日香: なんと…!
- FILENAME: text_208001-3_J9Boc.txt
- 史乃 沙優希: マネージャーさんによると
- 史乃 沙優希: 沙優希のSNSで政治的な発言は NGみたいですぅ…
- 竜城 明日香: な、なぜ…?
- 史乃 沙優希: 出来上がった「さゆさゆ」という キャラクターの
- 史乃 沙優希: イメージを損なうから らしいですぅ~
- 史乃 沙優希: 沙優希としては 見て見ぬフリをし続けるのも
- 史乃 沙優希: かえって反感を買うのでは… と、言ってはみたのですが…
- 史乃 沙優希: マネージャーさんの返答は NGの一点張りでした~…
- 竜城 明日香: そうでしたか…
- 史乃 沙優希: ごめんなさい~
- 竜城 明日香: いえ、こちらも考えが足りず 申し訳ありませんでした!
- 竜城 明日香: …ところでマネージャーさんと ビデオ通話中ということは
- 竜城 明日香: お仕事の途中でしたか…?
- 史乃 沙優希: あ、お仕事中ではないですよぉ
- 史乃 沙優希: ただ、明日のお昼に提出予定の 新曲タイトルを
- 史乃 沙優希: 沙優希がまだ決めてなかったので
- 史乃 沙優希: マネージャーさんが心配して
- 史乃 沙優希: この時間まで相談に 乗ってくれていたんですよぉ
- 史乃 沙優希: 本当はみなさんのお手伝いも したかったのですが…
- 史乃 沙優希: すみません…
- 竜城 明日香: なんと、それでこんな遅くまで…
- 竜城 明日香: ちなみに、その新曲のタイトルは 決まったのでしょうか?
- 史乃 沙優希: それが、結局決まらずでぇ… なので今日は諦めて
- 史乃 沙優希: 明日の朝の沙優希に 全てを託したいと思いま~す
- 竜城 明日香: な、なるほど… お疲れ様でした
- 竜城 明日香: …という次第でした…
- 枇々木 めぐる: そうですかぁ 沙優希さんは事務所NGと…
- 由貴 真里愛: まあ… 元々センシティブな問題だしね…
- 枇々木 めぐる: うかつに触れたら 炎上するって判断でしょうか…
- 由貴 真里愛: そうね そして実際そのリスクは高い
- 枇々木 めぐる: でも…別に間違ったことを 言うわけじゃないし…
- 枇々木 めぐる: 悪いのはむしろ向こうの…
- 由貴 真里愛: それは私たちだから そう思えるだけよ
- 枇々木 めぐる: めぐるたちだから…
- 由貴 真里愛: 確かに東に嫌がらせをする人より 私たちの方が正しく思える
- 由貴 真里愛: でもね、外野からすれば 一見正しくない行いでも
- 由貴 真里愛: 本人たちにとっては 切実な理由があるものよ
- 枇々木 めぐる: 理由…
- 由貴 真里愛: それを若いアイドルが… …まあこれも偏見なのだけど
- 由貴 真里愛: 「よく知りもせず軽い気持ちで 否定した」と受け取られたら
- 由貴 真里愛: 悪い方に火が付くのは まったなし…
- 由貴 真里愛: 仕方のないこと なのかもしれないわ
- 枇々木 めぐる: 切実な理由… めぐるたちだから…
- 枇々木 めぐる: …………
- 由貴 真里愛: どうしたの?
- 枇々木 めぐる: …ふと思ったのですが
- 枇々木 めぐる: 逆に…どうしてめぐるは… いえ、魔法少女のみんなは
- 枇々木 めぐる: 東も西も分け隔てなく
- 枇々木 めぐる: 普通に接することが できるのでしょうか
- 由貴 真里愛: それは…
- 美凪 ささら: なんで、って…
- 木崎 衣美里: なんでだろ?
- 江利 あいみ: 何か特別な力が働いてるとか…?
- 純 美雨: いや、さすがにそれは…
- 純 美雨: え、そうなのカ…?
- FILENAME: text_208002-1_GLaq2.txt
- 美凪 ささら: ま、まあ特別な力とかはともかく 今はサイトの知名度を上げようよ
- 竜城 明日香: そうでした! 沙優希先輩の件は残念ですが
- 竜城 明日香: まだ署名サイトを広める方法は あるはずです!
- 純 美雨: ならいい案があるヨ
- 純 美雨: これは蒼海幇の仲間から 聞いた方法なんだけど
- 純 美雨: SNSには「ハッシュタグ」ていう 機能があるんだよネ?
- 純 美雨: それを利用するんだヨ
- 純 美雨: 「トレンド」として話題になてる言葉の頭に 「#」記号を付けて 広めたい投稿に載せると
- 純 美雨: みんな見てくれるみたいヨ
- 江利 あいみ: うーん、確かに私も トレンドに挙がってる言葉を
- 江利 あいみ: どんな話題なのかな?って 検索することは多いし
- 江利 あいみ: 私みたいな子の目に 留まるってことなんだろうけど…
- 江利 あいみ: それってさ…
- 下のリンクから署名お願いします! www.~~~~ #デカゴンボール宇宙編完結
- 江利 あいみ: …みたいなことだよね?
- 純 美雨: そうそうそんな感じ! すごくセンスいいヨ!
- 江利 あいみ: まあ、実際に署名サイトが 目に付く確率は上がるけどさ
- 江利 あいみ: 無関係な人たちの目に入って その後の署名に繋がるかなぁ…
- 江利 あいみ: それに…やり口がなんか…その… 詐欺サイトの誘導っぽくて…
- 江利 あいみ: ひんしゅくとか 買っちゃいそうだけど…
- 純 美雨: なっ!?
- 純 美雨: 蒼海幇は決して詐欺なんてしない 健全でクリーンな組織ヨ!!
- 江利 あいみ: う、うん… わかってるよ
- 江利 あいみ: でもね、ハッシュタグって いうのは
- 江利 あいみ: 「その言葉を本当にたくさんの人に届けたい」
- 江利 あいみ: ってときに使うべき じゃないのかなぁ
- 純 美雨: ロマンチストネ
- 由貴 真里愛: ただ、意見は色々あるにせよ
- 由貴 真里愛: トレンドを使うという 発想自体は悪くないと思うわ
- 由貴 真里愛: もし署名サイトと関連性の高い トレンドが挙がっていたら
- 由貴 真里愛: ひんしゅくも買われないし、 利用するのもいいかもしれない
- 枇々木 めぐる: 今のところトレンドは…
- 枇々木 めぐる: うーん、これといって 関係あるものはありませんね
- 枇々木 めぐる: 地域別トレンドを「神浜」に 設定して絞ってみても…
- 枇々木 めぐる: 今度は空腹とノドの渇き系で 埋め尽くされてます…
- 由貴 真里愛: そうよね…
- 竜城 明日香: 他にいい案は…
- 美凪 ささら: もう打つ手なし…?
- ~~♪~~♪
- 木崎 衣美里: ――っ!?
- 木崎 衣美里: グループ電話! るいるいからだっ!
- 水樹 塁: み、みんなぁっ!
- 水樹 塁: え、ええと… と、とにかく大変でっ!
- 水樹 塁: い、今すぐみんな来てっ!
- 水樹 塁: 場所は工匠区と大東区の 境界線になってる
- 水樹 塁: 大きな川なんだけど… あ、あとで地図は貼るね…
- 水樹 塁: なんか ひ、人がぞろぞろ来てて
- 水樹 塁: とにかく大変なことに なりそうなの…!
- 竜城 明日香: なんだかわかりませんが 大変そうなのは伝わりました
- 木崎 衣美里: るいるいが電話なんて 珍しいしね
- 美凪 ささら: ちょっと遠いけど 急いで行こう!
- 木崎 衣美里: そうだ、電車止まってんじゃん~
- 竜城 明日香: 屋上を伝えばすぐですよ!
- FILENAME: text_208002-2_GLaq2.txt
- DJディスコ: どうもDotubeを ご覧のみなさん!
- DJディスコ: ご存じ宝崎市が生んだ大スター DJディスコでーす!
- DJディスコ: 今日は緊急生配信と題して
- DJディスコ: ここ、神浜市の1090前から お届けしてま~す!
- DJディスコ: …さて、今日はなぜこんな企画を したのか…その説明を…
- DJディスコ: の、前に、今神浜市では何が 起きているのかご存じですか?
- DJディスコ: そう、突如として人々が 全く飲食ができなくなったのです
- DJディスコ: だけど本題はここから …今から1週間ほど前でしょうか
- DJディスコ: このDスコの元に とある匿名さんから
- DJディスコ: なんと、今日起きたこの現象を 予言するかのような
- DJディスコ: ダイレクトメッセージが 届いたのです!
- DJディスコ: これは事件でしょ~ 調査しない手はないでしょ~
- DJディスコ: ただ、闇雲に調査しても 仕方がない!
- DJディスコ: そこでまずは取っ掛かりとして 神浜市に住むお友だちのモデル
- DJディスコ: 阿見莉愛さんにご自宅からの リモート出演をお願いしました!
- DJディスコ: もしも~し! 莉愛ちゃ~~ん!
- 阿見 莉愛: はーい! Dスコさんお久しぶりです~!
- 阿見 莉愛: Dスコさんのファンのみなさんも はじめまして~~!
- 阿見 莉愛: (お友だち…?)
- 阿見 莉愛: (1回デパートのイベントで 仕事しただけでしょ!)
- DJディスコ: 「今日は出演の快諾ありがとうね、莉愛ちゃん」
- DJディスコ: 「ところでご自宅からのリモートってことは そのお部屋は莉愛ちゃんのお部屋なのかな?」
- 阿見 莉愛: さっすがDスコさん! ええ、そうですのよ
- 阿見 莉愛: なのであまり 見ないでくださいな!
- 阿見 莉愛: (無料のバーチャル背景よ!)
- DJディスコ: 「あはは、ごめんごめん 若い子の部屋ということで テンションがあがっちゃったよ」
- 阿見 莉愛: 本題に行きましょう!
- DJディスコ: 「なるほどね~ 空腹感やノドは渇いてるのに 体が受け付けないんだ」
- 阿見 莉愛: はい、それがとても辛くて…
- DJディスコ: 「そうだね… 話を聞いてるだけで辛くて お腹が空いてきちゃったよ…」
- 阿見 莉愛: あ、Dスコさん、 今のはちょっと不謹慎ですわ
- DJディスコ: 「おっと、失言だったね ごめんごめん お詫びになんでも言うこと聞くよ」
- 阿見 莉愛: (これは…チャンスかしら…?)
- 阿見 莉愛: ではお言葉に甘えて、ちょっと 関係ない話がしたいんですけど
- DJディスコ: 「え、何々?」
- 阿見 莉愛: Dスコさんと、Dスコさんの たくさんのファンの方に
- 阿見 莉愛: 紹介したい署名サイトが あって…
- 阿見 莉愛: ちょっとその話をしても よろしくて?
- DJディスコ: 「そうか 神浜市の東西の問題ね…」
- DJディスコ: 「僕も宝崎市の人間だから そういった衝突があるってことは 昔からよく聞いて来たんだよ」
- DJディスコ: 「相当な根深さがあるってね」
- DJディスコ: 「視聴者のみなさんも 署名のほどお願いしまーす」
- 阿見 莉愛: お願いしま~す!
- DJディスコ: 「でもさあ、莉愛ちゃんもさぁ 本当はやってきたんじゃないの?」
- 阿見 莉愛: はい?
- DJディスコ: 「だから、東への嫌がらせ」
- DJディスコ: 「だって莉愛ちゃんも西の人でしょ?」
- DJディスコ: 「…って冗談冗談w 全員が全員、東を嫌ってるわけじゃないって 知ってるし 莉愛ちゃんがそんな人じゃないのも知ってるよ」
- 阿見 莉愛: お、おーっほっほ!
- 阿見 莉愛: さすがにDスコさん 冗談がキツすぎますわ!
- DJディスコ: 「そうだね、ごめんごめん」
- DJディスコ: 「でもさ、どうしてなんだろうね」
- 阿見 莉愛: どうして?
- DJディスコ: 「どうして莉愛ちゃんは西の人なのに 東の人に寄り添ってあげられて なんだったら署名サイトの宣伝まで してあげるのに」
- DJディスコ: 「その一方では東の人のことを 心の底から嫌ってる人もいる」
- DJディスコ: 「その違いはなんだろうね いったい、何が違うのかな」
- 阿見 莉愛: …………
- 阿見 莉愛: …いいえ、Dスコさん それは少し誤りです
- DJディスコ: 「というと?」
- 阿見 莉愛: 私と、 東を悪く言う人たちの間に
- 阿見 莉愛: 根本的な違いは何もありません
- 阿見 莉愛: 私も、一緒ですわ
- 阿見 莉愛: たとえ今は違っても…
- FILENAME: text_208002-3_GLaq2.txt
- 阿見 莉愛: 私と、 東を悪く言う人たちの間に
- 阿見 莉愛: 根本的な違いは何もありません
- 阿見 莉愛: 私も、一緒ですわ
- 史乃 沙優希: …………『私も一緒』…
- 明日香の声: 沙優希先輩!
- 史乃 沙優希: …!
- 史乃 沙優希: 明日香ちゃん!みなさんも!
- 美凪 ささら: 沙優希さんもこれから工匠区の 河川敷に?
- 史乃 沙優希: はいっ!
- 竜城 明日香: ちなみに、その新曲のタイトルは 決まったのでしょうか?
- 史乃 沙優希: それが、結局決まらずでぇ… なので今日は諦めて
- 史乃 沙優希: 明日の朝の沙優希に 全てを託したいと思いま~す
- 竜城 明日香: なるほど、あの後こちらの件に 時間を割いてくださったのですね
- 史乃 沙優希: 沙優希も塁ちゃんの 「人が川に集まってきて大変」…
- 史乃 沙優希: というただならない様子の お電話を受けてはせ参じました!
- 木崎 衣美里: あーしたちと同じだね!
- 史乃 沙優希: グループチャットのログも 確認したので
- 史乃 沙優希: だいたいの流れは 把握してますよ~
- 木崎 衣美里: …と、るいるいが言ってたのは この辺かな?
- 竜城 明日香: 塁さんはどこに…
- 美凪 ささら: わ、あれ何っ!?
- 竜城 明日香: もしかしてアレが 塁さんの言っていた人だかり…?
- 史乃 沙優希: よくみると…、みなさん 魔女の口づけを受けていますぅ
- 木崎 衣美里: 魔女の口づけ!? こんな大量に!?
- 木崎 衣美里: しかもなんか…
- 木崎 衣美里: めっちゃ重そうな荷物 背負ってね?
- 塁の声: やめて~~っ! 行かないでよ~~っ!
- せいらの声: コラーーっ! 止まれーーっ!
- 水樹 塁: ぐぬぬ~…
- 由貴 真里愛: めぐるちゃん、実況の魔法は 暴れる人たちを
- 由貴 真里愛: クールダウン させることって可能?
- 枇々木 めぐる: あ、あいにくめぐるの魔法は 盛り上げる方が得意で…
- 由貴 真里愛: わかったわ
- 由貴 真里愛: こうなったら私の魔法で
- 由貴 真里愛: ひとりひとり縛り上げていくしか なさそうね…!
- 枇々木 めぐる: お願いします!
- 竜城 明日香: な、なんだかわかりませんが 私たちも加勢しましょう!
- 水樹 塁: み、みんな 来てくれてありがとう…!
- 美凪 ささら: こ、これ、どういう状況!?
- 水樹 塁: たぶん…
- 水樹 塁: 私が捉えきれなかった魔女からの 口づけを受けた人たち…
- 水樹 塁: そ、その魔女は美雨さんと あいみさんが倒しにいってる…!
- 美凪 ささら: じゃあ、この状況は 1体の魔女が引き起こして…!?
- 美凪 ささら: (ネオマギウスの用意した魔女に そんな強力なものが…?)
- 美凪 ささら: (いや、それ以上に)
- 美凪 ささら: (ネオマギウスの作戦で みんなの心が弱ってた…)
- 美凪 ささら: (それが魔女につけ入れられる 隙を作っていた…?)
- 木崎 衣美里: ってかこれ みんな工匠区の人たち!?
- 水樹 塁: たぶん違う… あの子たち見て…
- …………
- 木崎 衣美里: あれ!? 制服が…!
- 水樹 塁: うん…新西や水名に参京 栄とか中央の制服ばっかり…
- 水樹 塁: 大人の人も裕福そうな感じだし
- 水樹 塁: 工匠区とか大東区の人じゃ ないと思う…
- 水樹 塁: それで、この人たちはみんな これからあの川を渡って…
- 水樹 塁: 大東区に向かうつもりみたい…
- 竜城 明日香: 魔女の口づけを受けた 西側の人たちが…
- 竜城 明日香: 重そうな荷物を持って 大東区へ侵攻…
- 竜城 明日香: な、何が起きようと してるんですか…!?
- FILENAME: text_208003-1_Q9JpF.txt
- 由貴 真里愛: いい子にしないなら ちょっと厳しくいくわよ…!
- 由貴 真里愛: えいっ!
- 枇々木 めぐる: またもや決まったーーっ!
- 枇々木 めぐる: どこからともなく現れた 魔法の縄は猛進する者たちを
- 枇々木 めぐる: 母のように優しく包み込み 母のように決して放さない!
- 枇々木 めぐる: ああっ! 泣きつかれた子どものように
- 枇々木 めぐる: みんなおとなしくなっていく~!
- 由貴 真里愛: ふぅ…ふぅ…
- 枇々木 めぐる: って、大丈夫ですか!?
- 由貴 真里愛: さすがに連続で使って ちょっと疲れちゃったけど…
- 由貴 真里愛: みんなが押さえてくれてる間に どんどん縛っていくわよ…!
- 枇々木 めぐる: わかりました めぐるも実況でサポートします!
- 三穂野 せいら: あ、そうだ水樹!
- 三穂野 せいら: 縛られてる人たちの荷物 何が入ってるか調べよう!
- 水樹 塁: そ、そうだね…! あの重そうなカバンの中身…
- 水樹 塁: 勝手に拝借します…!
- ガサッ…
- 水樹 塁: ――っ!?
- 三穂野 せいら: どうした!?
- 水樹 塁: 大量の…カナヅチに スパナにダンベル…
- 竜城 明日香: 別の方の荷物は コンクリートブロックや
- 竜城 明日香: 園芸用の大量の土が 入ってました
- 水樹 塁: …………どれもとても重いモノ…
- 水樹 塁: (しかも硬くて 武器になるものばかり…!)
- 水樹 塁: (ブロックとか土はちょっと 武器とは違うけど…)
- 水樹 塁: (それは一旦、無視して…)
- 水樹 塁: (とにかくみんな、 武器になるものを持ってる…!)
- 水樹 塁: やっぱり…そうなんだね…
- 水樹 塁: そんなはずないと信じたくて 考えないようにしてたけど…
- 水樹 塁: やっぱりお前たちは この大量の武器を持って川を渡り
- 水樹 塁: 大東区で破壊の限りを 尽くすつもりだったんだな!!
- 水樹 塁: なんでだっ!!
- 水樹 塁: なんで魔女の口づけを 受けたとはいえ
- 水樹 塁: よりによって そんな感情が増幅されたんだっ!
- 水樹 塁: なんで西の人たちは そんなに東のことを嫌うんだ!!
- 三穂野 せいら: (水樹…)
- 破壊の…限りを…尽くす…
- そんなつもりは…ない… 破壊なんて…オレは…ただ…
- 水樹 塁: (違った!)
- 水樹 塁: へ?へ? ど、どういうこと…
- 水樹 塁: じゃあもしかして、こっち…?
- 水樹 塁: …………視送れ、天門眼…!
- 木崎 衣美里: え、何今の…「視送れ」って… なんか…イカしてない…?
- 水樹 塁: ――っ!?
- 水樹 塁: 口づけを受けたみんな 死相がすっごく濃く出てる…
- 三穂野 せいら: それって…
- ぅ…離してくれ…
- オレは、ダメなんだ… この身を捧げないと…
- この…川に…
- オレも…
- 私も…
- みんな: ――っ!?
- 水樹 塁: もしかして、ここにいる全員が…
- 史乃 沙優希: で、では…まさか みなさんの、その重い荷物はぁ…
- 史乃 沙優希: 川に落ちた後に 浮かないようにするための…
- みんなで…笑われよう…
- キミたちも気にしないで
- ほら、落として笑ってくれよ…
- 竜城 明日香: ム、ムリですよ…
- 由貴 真里愛: …そんなこと言われて 尚更離すことなんてできない
- 枇々木 めぐる: そもそも笑われて なんになるんですか
- 東の人が、喜んでくれる…
- これはそのための…儀式なんだ…
- 美凪 ささら: なんで、そんな よりによってこのタイミングで…
- 後ろめたい思いがあったのに… 変わらなかったオレが悪い…
- 七海やちよみたいに 勇気のないオレは
- こうするしかないんだ…
- 美凪 ささら: まさか…
- 美凪 ささら: 「あの放送を見て 東の人への罪悪感から自殺を…?」
- 由貴 真里愛: 元々あった東への 半端な後ろめたい気持ちに…
- 三穂野 せいら: 神浜市を襲った 異常事態への不安…
- 竜城 明日香: そこにやちよさんの 放送を受けて
- 美凪 ささら: さらに追い打ちで 魔女の口づけを受けた…
- 史乃 沙優希: その結果…自分で自分に… 絶望してしまったんですね…
- FILENAME: text_208003-2_Q9JpF.txt
- さあ、儀式をしないと… それが正義だ…
- 東の人は悪くない…
- ただ悪いと 思っていたかっただけ…
- 美凪 ささら: ――っ!?
- 悪いやつを叩くのは当然だけど… オレは正義になりたかっただけ…
- 手っ取り早く叩ける標的が ほしかっただけだ…
- だから今も手っ取り早く 正義になろう…儀式を終えて…
- 美凪 ささら: …………
- 美凪 ささら: (…まったく共感は できないけど…)
- 美凪 ささら: (でも、かつての私も…この人と 近い要素はあったかもしれない)
- 美凪 ささら: (騎士になりたいと願いを叶え 魔法少女になった私は…)
- 美凪 ささら: (不純な動機で 正義であろうとしていた)
- 美凪 ささら: (でもその後で、明日香や 他の魔法少女の仲間と出会って)
- 美凪 ささら: 私は何を迷ってたんだろう… …いや、忘れていたんだ
- 美凪 ささら: 絵本の騎士は ただ真っ直ぐに人を助けていた
- 美凪 ささら: そして、お父さんも…
- 美凪 ささら: よーし! 考えるのやーめた!
- 美凪 ささら: (目が覚めて、私は… 道を踏み外さずに済んだ…)
- 美凪 ささら: (だけどもし、もし魔法少女に なっていなかったら)
- 美凪 ささら: (学校も学年も違う明日香たちに 出会うこともなく)
- 美凪 ささら: (抱いていた欲望だけが 膨れ上がって…そのまま…)
- …………
- 美凪 ささら: (私も… 一緒だったかもしれない)
- あの子が怖いから… 同じものを好きになった…
- 同じものを嫌いになった… 同じように東を侮蔑した…
- 竜城 明日香: なんたる…!
- だって私は弱いから…
- 竜城 明日香: ――っ!?
- 弱い私は…クラスの強い子に 流されるしかない…
- 弱い生き方をして… ただ知らない人を傷つけただけ…
- だから私も仲間に入るの… この儀式の輪の中に…
- 竜城 明日香: (『弱いから』ですか…)
- 竜城 明日香: (この方の言い分を 途中まで聞いていた限りは…)
- 竜城 明日香: (なんたる腐った性根! けしからん!)
- 竜城 明日香: (と、まったく共感 できていませんでしたが…)
- 竜城 明日香: (それを言えてしまうのは たまたま私が)
- 竜城 明日香: (「強いから」でしかない のでしょう…)
- 竜城 明日香: (幼い頃から道場で鍛えられ 思春期に魔法少女になった私の)
- 竜城 明日香: (強いが故の傲慢さでした…)
- 竜城 明日香: (もし私が普通の家庭に生まれ)
- 竜城 明日香: (魔法少女にもならず 普通の弱い人間だったら…)
- 竜城 明日香: …………
- 木崎 衣美里: (あーしも、この人の気持ち 少しわかる)
- 木崎 衣美里: (今でこそ、クラスの子に バカにされたって)
- 木崎 衣美里: (なんとも思わないけど…)
- 木崎 衣美里: (ちょっと前までは…)
- 木崎 衣美里: (クラスの子に 陰口を言われただけで)
- 木崎 衣美里: (ドッペルなんか出してたし…)
- 都 ひなの: たぶん、ドッペルだな アタシも少し前に経験した
- 都 ひなの: 大変だっただろ? 無事に戻ってこられてよかった…
- 木崎 衣美里: みゃーこ先輩の言葉で 戻ってこれたんだよ
- 木崎 衣美里: だから、ありがとね
- 木崎 衣美里: (それを乗り越えられるように なったのは…)
- 木崎 衣美里: (魔法少女になって 頼りになる年上の人や)
- 木崎 衣美里: (大事な仲間が クラスの外にもできたからで…)
- 木崎 衣美里: (魔法少女になってなかったら クラスの子にどう見られてるか)
- 木崎 衣美里: (きっと、気にしまくりの 青春だったと思う…)
- 竜城 明日香: 私も…
- 木崎 衣美里: あーしも…
- 明日香&衣美里: 一緒だったかもしれません… (一緒だったかもしれない)
- FILENAME: text_208003-3_Q9JpF.txt
- 三穂野 せいら: あーもう! 何それ!
- 三穂野 せいら: 私は神浜市の出身じゃないから なんにも知らないけど
- 三穂野 せいら: なんか、みんな勝手すぎない!? わっけわかんないよっ!
- 水樹 塁: せいらちゃん…!
- 知らないのっていいよな… とても幸せだよな…
- オレは何も知らなかった とても幸せだった
- 三穂野 せいら: はあ?
- オレも大東のヤツらを 知らなきゃ良かった…
- 試合で話したりなんて… するんじゃなかった…
- 親の話と、全然違う…
- みんな、気の良いヤツらで ライバル同士になれた…
- なのに、オレは悪く言ってた… 悪いと決めつけてた…
- あぁ…間抜けだ…滑稽だ…
- 自分を知った今… オレはもう…消えてしまいたい…
- 由貴 真里愛: …………
- 枇々木 めぐる: …………もしかして それが…
- 枇々木 めぐる: 逆に…どうしてめぐるは… いえ、魔法少女のみんなは
- 枇々木 めぐる: 東も西も分け隔てなく
- 枇々木 めぐる: 普通に接することが できるのでしょうか
- 枇々木 めぐる: あの疑問の答え…?
- 由貴 真里愛: 私たちは魔法少女という 大きなコミュニティの中で
- 由貴 真里愛: 意識をせず 東の子と関わり、互いを知った
- 由貴 真里愛: もし魔法少女に なってなかったら…私たちも…
- 史乃 沙優希: 一緒だったかもしれませんね…
- みんな: …………
- 水樹 塁: だったら… いや、だからこそ…
- 水樹 塁: (本当は言いたくないけど…)
- 水樹 塁: まだ、希望はある…!
- 三穂野 せいら: …………!
- 竜城 明日香: そうです!
- 竜城 明日香: 私たちとあなたたちに 根本的な違いはありません!
- 史乃 沙優希: 反省できた時点で
- 史乃 沙優希: 個人の人格的な問題では ないのかもしれません
- 美凪 ささら: 私たちと違うところが あるとすれば…
- 美凪 ささら: それは「めぐり合わせ」
- 由貴 真里愛: めぐり合わせが悪ければ 私も同じだったかもしれない
- 木崎 衣美里: みんなの性格が 悪いんじゃない!
- 枇々木 めぐる: たまたま、そういう環境だった それだけです!
- 水樹 塁: だから、自分に絶望する 必要なんて、ないと思う…!
- みんな: 「…………」
- FILENAME: text_208004-1_hBYRq.txt
- みんな: 「…………」
- 江利 あいみ: 倒したーー! あんなデカい魔女久しぶり!
- 純 美雨: ふぅ ちと時間かかたヨ…
- …あれ? オレはいったい何を…?
- 竜城 明日香: …………
- 江利 あいみ: みんな!大丈夫だった!?
- 江利 あいみ: というか何? 今どんな状況…?
- 竜城 明日香: あー、大丈夫です! タイミングバッチリです!
- そうですか… オレたちが謝罪の入水自殺…
- 確かに勝手ながら 後ろめたい感情はずっとあった…
- ずっと後悔している それはそうだ…
- さすがに自殺はできないけど… なんとか償いたい気持ちもある…
- だけど、今さら手のひらを返して
- ひとりで 声を上げる勇気はない…!
- 竜城 明日香: …………
- …ひとりじゃないです
- 同じ後悔をしてる人間なら ここにいます
- 一緒に声を上げていきましょう…
- 「私たちが一緒です」
- みなさん…ありがとう…
- 竜城 明日香: 希望はありましたね…!
- 美凪 ささら: 自分の失態に気づいて 安易に自殺を選ぶより
- 美凪 ささら: 多少の反発を受けることは 覚悟の上で
- 美凪 ささら: 正しい道へ進む方が いいのかもしれないね
- 竜城 明日香: 全くもってその通りです!
- オレなんかがのうのうと生きて いいのかわからないけど
- 少しずつ償っていくよ…
- 純 美雨: …事情はよくわからんけど
- 純 美雨: そのための 署名サイトじゃないカ?
- 純 美雨: てことでホラ ささとみんな署名するヨ
- 江利 あいみ: うわ~ すごいな美雨ちゃん
- そうですね さっそく署名します
- この署名サイトで絶望したけど 逆に救われちゃった…
- 史乃 沙優希: …………
- 史乃 沙優希: ふふ、なんだか 嬉しくなってきちゃいました
- あれ…………もしかして、 さゆさゆ…?
- 衣装も…よく見るのだし…
- 史乃 沙優希: ――っ!?
- 竜城 明日香: た、たたた大変です!
- 竜城 明日香: アイドルのさゆさゆさんがいると バレてしまいました!
- 枇々木 めぐる: みなさん、いきなり正気に 戻られたので
- 枇々木 めぐる: 変身を解くチャンスも なかったんですよね…!
- 史乃 沙優希: …………
- 美凪 ささら: ど、どうする…? 誤魔化す…?
- 由貴 真里愛: パニックになるのも避けたいし…
- 由貴 真里愛: それにこんな現場に居たって なったら
- 由貴 真里愛: 事務所にも怒られるんじゃ…
- 史乃 沙優希: あうう… そ、そうですねぇ~…
- 史乃 沙優希: あ、あのすみません… 実は私…沙優希さんではなく…
- 人違いでしたか… すみません、ご迷惑を…
- はぁ…
- 史乃 沙優希: …………あ、間違えました
- 史乃 沙優希: 沙優希はぁ史乃沙優希で さゆさゆです!
- 美凪 ささら: って、ええっ!?
- う、うそ…!? 本当にさゆさゆ!?
- な、なんでこんなところに…!?
- 史乃 沙優希: はい! 本物のさゆさゆですぅ
- 史乃 沙優希: ここにはゲリラライブをしに 来たんですよぉ
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- 史乃 沙優希: ここにはゲリラライブをしに 来たんですよぉ
- ――っ!?
- 江利 あいみ: なんで!? な、何言ってるの!?
- 史乃 沙優希: だって… みなさんボロボロの中で
- 史乃 沙優希: 必死に悩んであがいてた わけじゃないですかぁ
- 史乃 沙優希: 物が食べられず水が飲めず しかも生き方への後悔もあって
- 史乃 沙優希: そんな落ち込んだ心が原因で 魔女につけ入られたんですよぉ…
- 江利 あいみ: …………
- 史乃 沙優希: けど、今それを乗り越えて 前に進もうとしてるんですぅ
- 史乃 沙優希: なら、ここで歌って 元気づけられなきゃ
- 史乃 沙優希: アイドルやってる意味が わかんなくなっちゃいますぅ~!
- 枇々木 めぐる: さゆさゆだ…!
- 枇々木 めぐる: これが、さゆさゆだっ!!
- 史乃 沙優希: みなさ~ん、こんばんはー!
- 史乃 沙優希: 神浜のご当地刀剣アイドル さゆさゆで~す
- ざわ…
- 「え、さゆさゆって…あのさゆさゆ…?」
- 史乃 沙優希: 今、この神浜市はと~っても 辛い状況だけど
- 史乃 沙優希: 一緒に元気を出して 斬り抜けちゃいましょ~う!
- 史乃 沙優希: 神浜市東ど真ん中ゲリラライブ いざ尋常にはじまりはじまり~!
- 「ライブ…」 「歌なんて聴いてる場合じゃないんだけどな…」 「さっきまで死のうとしてたわけだし…」
- 史乃 沙優希: そんなこと言わずにぃ 聴いてってくださぃよぉ~
- 史乃 沙優希: これから歌う曲はぁ さゆさゆの未発表の新曲ですぅ
- 「…………未発表…」 「なら…まあ…せっかくだし…」
- 史乃 沙優希: この曲はぁ、アイドルとして たくさんの人の気持ちに
- 史乃 沙優希: 寄り添えたらいいなぁという 願いや想いを込めましたぁ
- 史乃 沙優希: でもタイトルだけが どうしても思い浮かばなくてぇ
- 史乃 沙優希: 今日も遅くまで 詰めてたんですよぉ
- 史乃 沙優希: そんなタイトルでしたが たった今、決まりました!
- 史乃 沙優希: そこでみなさんに お願いがあるのですがぁ
- 史乃 沙優希: たくさんの人に寄り添いたい という願いを叶えるために…
- 史乃 沙優希: このライブをスマホで撮影して
- 史乃 沙優希: 苦しんでいる 神浜市のみなさんにも
- 史乃 沙優希: SNSでの共有をお願いしま~す
- ざわ…
- 「え…大丈夫なのか…?」 「まだ未発表の…新曲なのに…?」
- 史乃 沙優希: では聴いてください 「#私も一緒、私が一緒」
- 「うおおおお!」
- 木崎 衣美里: ライブ めっちゃ盛り上がってんじゃん!
- 美凪 ささら: さっきまで川で入水自殺を しようとしてたとは思えないね…
- 竜城 明日香: これも…沙優希先輩の 魔法の力でしょうか
- 美凪 ささら: どうだろ…
- 美凪 ささら: アイドルとしての 魅力かもしれないよ
- 水樹 塁: ~~♪
- 三穂野 せいら: 水樹、さっきは偉かったよ
- 水樹 塁: え…?
- 三穂野 せいら: 水樹が『まだ希望はある』 って言ったから
- 三穂野 せいら: その後にみんなの説得が 続いたんだと思う
- 三穂野 せいら: …本当は言いたくなかった ことだろうけど…
- 水樹 塁: べ、別に大したことじゃないよ…
- 水樹 塁: それに魔女が倒されたから あの人たちは止まっただけで
- 水樹 塁: 説得なんてそもそも意味ないし…
- 三穂野 せいら: 意味がないことなのに言ったのが 偉いんだよ!
- 水樹 塁: せ、せいらちゃん…
- ところでその… さゆさゆのお連れのみなさん…
- 水樹 塁: ――っ!?
- 水樹 塁: は、はい…なんでしょ…
- 格好が少々奇抜ですが…
- 三穂野 せいら: (う、気づかれたか…!)
- 三穂野 せいら: (ちょっと元気になって 平静を取り戻したせいで…)
- もしかして、さゆさゆの 親衛隊…とかですか…?
- どことなく衣装の方向性は さゆさゆに近いですし
- 水樹 塁: …そ、そんな感じです…
- だとしたら惜しい!
- さゆさゆが好きなのは 大鎌ではなく刀剣ですよ!
- 水樹 塁: に、にわかですみません…
- 水樹 塁: (お、オタクぅ…!)
- 三穂野 せいら: まあ、あそこまで調子がいいなら ひとまず安心かな
- 竜城 明日香: す、すごいです! 流石この町のスター沙優希先輩!
- 木崎 衣美里: どうしたの!?
- 竜城 明日香: 「#私も一緒、私が一緒」が 神浜市の地域別トレンド3位です
- 木崎 衣美里: すっげー! マジじゃん!
- 江利 あいみ: だってライブ観てるみんな すごいネットに挙げてるし
- 江利 あいみ: その投稿を見た人も 引用で感想とか上げてるしね
- さゆさゆがゲリラライブやってる! しかも新曲!やばい! タイトルは、#私も一緒、私が一緒 www.doutu.be~~
- さゆさゆのゲリラライブの動画観た! お腹空いてノドも渇いてるはずなのに すっごい頑張ってる! 私も元気もらっちゃった! #私も一緒、私が一緒
- 江利 あいみ: ほら!
- 美凪 ささら: あれ…? よく考えたらこのタグってさ…
- 美凪 ささら: 署名サイトと関連性… 結構、高いよね…?
- 枇々木 めぐる: 確かに!
- 木崎 衣美里: あーしたちも 言っちゃってたもんね
- 木崎 衣美里: 一緒だって
- 竜城 明日香: ええ、そしてそれこそが 迷える私たちの救いとなり
- 竜城 明日香: さらには背中を押す言葉でした
- 枇々木 めぐる: な、なら… このハッシュタグと一緒に
- 枇々木 めぐる: 署名サイトのリンクを貼れば…
- 枇々木 めぐる: 神浜市のたくさんの人の目に 留まるかもしれません!
- 純 美雨: もうやてるヨ
- 江利 あいみ: 早い!
- 由貴 真里愛: ――っ!?
- 由貴 真里愛: 本当ねっ!
- 由貴 真里愛: 署名サイトのアクセス数が どんどん伸びてるわ!
- 木崎 衣美里: よっしゃー!
- 美凪 ささら: うまくいったね…
- 竜城 明日香: はいっ!
- FILENAME: text_208004-3_hBYRq.txt
- 史乃 沙優希: …っていうことがあって
- 史乃 沙優希: 河川敷ライブはと~っても 盛り上がったんですぅ~!
- 史乃 沙優希: 事務所の人からは と~~~っても怒られましたが…
- 阿見 莉愛: 勝手に新曲を披露して ネットにばらまいて
- 阿見 莉愛: オマケにタイトルも勝手に 宣言して確定させたわけだしね…
- 史乃 沙優希: まさかこの歳になって
- 史乃 沙優希: 怒られて泣くとは 思いませんでしたぁ~…
- 阿見 莉愛: 何やってんだか…
- 史乃 沙優希: でも後悔はありません!
- 史乃 沙優希: それとあみめさんに お礼が言いたくて…
- 阿見 莉愛: 私? 何かしたかしら
- 史乃 沙優希: あの曲のタイトル… 「#私も一緒、私が一緒」は
- 史乃 沙優希: あみめさんがDotubeの 生配信で言った言葉が
- 史乃 沙優希: ヒントになったんです~
- 阿見 莉愛: 私と、 東を悪く言う人たちの間に
- 阿見 莉愛: 根本的な違いは何もありません
- 阿見 莉愛: 私も、一緒ですわ
- 阿見 莉愛: そうだったのね…
- 史乃 沙優希: 生配信で聞いたときは ちょっとピンと来ませんでしたが
- 史乃 沙優希: 川での騒動があって ようやく理解して
- 史乃 沙優希: それでインスパイア されてみました!
- 阿見 莉愛: がっつりパクリだと思うけど… まあいいわ
- 史乃 沙優希: でも、どうしてあみめさんは あの場でそう言えたんですか?
- 阿見 莉愛: え?
- 史乃 沙優希: 何か、そう気づく キッカケがあったのかなって…
- 阿見 莉愛: …………
- キーンコーンカーンコーン
- 史乃 沙優希: あっ!いけません! 授業に遅れてしまいます!
- 阿見 莉愛: …? もう放課後だけど…?
- 史乃 沙優希: この間、収録でお休みした分の 補修ですぅ~!
- 阿見 莉愛: 受験生は大変ね
- 史乃 沙優希: ではあみめさん、 本当にありがとうございました!
- 史乃 沙優希: 失礼しましたぁ~
- 阿見 莉愛: ふぅ…
- 阿見 莉愛: (どうして配信で そう言えたか…)
- 阿見 莉愛: (それは…)
- 阿見 莉愛: 先月決まった香水の広告を 降ろされた!?
- 阿見 莉愛: …来週から 撮影のはずだったのに…
- 莉愛の母: ええ…私の力が及ばず… ごめんなさいね…
- 莉愛の母: 張り切ってマネージャーなんて 引き受けといてこのザマよ…
- 莉愛の母: 情けないわ
- 阿見 莉愛: ふん! まあ、いいわ
- 阿見 莉愛: モデルの世界なんて 仕事の奪い合いは当然
- 阿見 莉愛: むしろ力が及ばなかったのは 私の方よ
- 阿見 莉愛: そのブランドも さぞやいいモデルを見つけたのね
- 莉愛の母: それが… ちょっと事情が違うのよ…
- 阿見 莉愛: どういうことかしら
- 莉愛の母: 正しい価値観というのは 日々変化…進歩していてね…
- 莉愛の母: 企業はイメージを守るために
- 莉愛の母: 常にその“新しい価値観”に 左右されるものなの
- 阿見 莉愛: …なんの話?
- 莉愛の母: だからね、あのブランドも 新しい価値観に則って
- 莉愛の母: 人を容姿の良し悪しで区別しない …というアピールのために
- 莉愛の母: 容姿の良すぎる人は起用しない って方針になったそうなの
- 阿見 莉愛: ――っ!?
- 莉愛の母: それでさっそく、来週の広告から この方針を適用していくみたい…
- 莉愛の母: …もう、新しい価値観の前ではね
- 莉愛の母: 美しい容姿を求め、良しとしたり 憧れの対象として持て囃すことが
- 莉愛の母: 悪いことになってしまったの
- 阿見 莉愛: なに…それ…
- 莉愛の母: おかしいって意見も 当然あるのよ…!
- 莉愛の母: これじゃ、まるで逆に…
- 阿見 莉愛: …………
- 莉愛の母: でもね、大丈夫だから!
- 莉愛の母: 必ずあなたの仕事を 失くしたりはしない!
- 莉愛の母: 必ずあなたの味方はいる!
- 莉愛の母: だからお母さんを信じて! 諦めないで!
- 阿見 莉愛: …………
- 阿見 莉愛: ショックだった
- 阿見 莉愛: でもそれは 広告の仕事を失ったことに、じゃなくて…
- 阿見 莉愛: (『美しい容姿に憧れて 求めることが悪いこと』…?)
- 阿見 莉愛: (じゃあ私は… 「悪いこと」を願ったの…?)
- 阿見 莉愛: 私はキュゥべえに願い この欲しくてたまらなかった 憧れの美しい容姿を手に入れた
- 阿見 莉愛: それは私が心の中で 容姿の良し悪しに優劣をつけていたということ
- 阿見 莉愛: もちろん容姿の優劣を理由にして 他者を攻撃したりなんてしない
- 阿見 莉愛: でも、容姿の良くない自分を拒み 美しい容姿を求めたこの価値観は…
- 阿見 莉愛: (もう…新しい価値観の前では)
- 阿見 莉愛: (悪いことに なってしまったのね…)
- 阿見 莉愛: 純粋に自分を守るための欲求が 無自覚に他者を傷つける価値観となる… 私はそれに気づいたの
- 阿見 莉愛: (だからあのとき、あの配信で 言えたのよ…)
- 阿見 莉愛: (私も、一緒だって…)
- 阿見 莉愛: …………
- 胡桃 まなか: …あの、何ボサっと 黄昏てるんですか阿見先輩
- 阿見 莉愛: え?
- 胡桃 まなか: 今日は新作オムレツの 試食をしてくれる約束のはずです
- 阿見 莉愛: ああ、ごめんなさい すぐに向かうわ
- 阿見 莉愛: …ねえ、あなたは自分の料理の 腕を呪ったことある?
- 胡桃 まなか: そうですねぇ まなかもまだまだ未熟ですからね
- 胡桃 まなか: 呪うってことはないですが もっと上達したい気持ちですね
- 阿見 莉愛: …そっちにじゃなくてね 上手すぎる自分に対して…
- 阿見 莉愛: たとえば、料理の下手な人に 申し訳ないって気持ちとか…
- 胡桃 まなか: はぃ?
- 阿見 莉愛: 自分が料理を上手なせいで 下手な人を傷つけるんじゃとか…
- 阿見 莉愛: もしくはそう責められたり したこととかあったり…
- 胡桃 まなか: そんなことカケラも考えたこと ないですし
- 胡桃 まなか: そう言ってくる人も ゼロですよ、ゼロ
- 阿見 莉愛: そう…なのね…
- 胡桃 まなか: それに先ほども言いましたが
- 胡桃 まなか: まなかも中々とはいえ 同時に「まだまだ」です
- 胡桃 まなか: 上には上がいます
- 胡桃 まなか: そんな悩みは、世界一の料理人… 「神」にでもならない限り
- 胡桃 まなか: ただの傲慢な 思い上がりでしかないでしょう
- 胡桃 まなか: 頂点でもない人間は悩む前に まず自分を磨けって話です
- 阿見 莉愛: なるほど、傲慢ね…
- 阿見 莉愛: ありがと
- 胡桃 まなか: え、なんですか
- 胡桃 まなか: また変なモノ 拾い食いしたんですか
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