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- L-SMASH、およびL-SMASH Worksのビルド方法
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- ●最新の更新履歴(過去の更新履歴は末尾に記載)
- 2014/9/8 更新。
- ・libavではなくffmpegをリンクするように変更。
- L-SMASH作者のmuken氏によると、
- 「ffmpegでないとPCR/DTS/PTSのラップアラウンドに対応できない」とのことなので。
- ・「この文書の扱いについて」を追加。
- ・「MSYS(msys.bat)のコマンドプロンプトでコピー・ペーストができるようにする」を追加。
- ・「バイナリの保管とリビジョン(バージョン)の記録」を追加。
- ・「ビルド環境をアンインストール(削除)したい場合」を追加。
- ・Windowsのアカウント名は半角英数字で作れということを明記。
- ・ダウンロードするものの容量の合計が約100MBであることを追記。
- ・Buildフォルダの容量が1.3GB超になることについての注意を追記。
- ・makeコマンドに -j4 オプションを追加。
- ・その他、表現等の微修正。
- ●はじめに
- L-SMASHは、MP4ファイルなどを扱うためのMuxer等のツールの実行ファイル群です。
- AviUtlのx264guiExプラグインでMP4を出力する際にも使われています。
- L-SMASH Worksは、AviUtlやAvisynth、Vapoursynth用の入力プラグイン(ライブラリ)です。
- L-SMASHやffmpeg(libav)を利用して、多様なメディアファイルを読み込むことができます。
- (AviUtl用には色変換やエクスポート系のプラグインも含まれています。)
- 非常に便利で重宝するツールとプラグインなのですが、諸々の事情もあり、
- 2014年8月末時点では、最新のバイナリは公式には配布されていません。
- 有志の方がリスクを背負って配布して下さっていることもあるのですが、更新は滞りがちです。
- L-SMASH(Works)本体だけでなく、ffmpeg(libav)も日々更新され、問題修正なども行われていますので、
- 定期的に最新のものに更新したほうがよいのですが、誰かの配布を待つだけではそうもいきません。
- L-SMASH(Works)のソースコードは公開されていますので、
- それを入手して自分でバイナリをビルドすることは可能です。
- 素人にはなかなか手が出しづらいと思うかもしれませんが、
- 揃えるものを一度揃えてしまえば、あとは簡単です。
- そんなわけで、自分でビルドして好きな時にL-SMASH(Works)の最新版を使うことができるよう、
- L-SMASH(Works)のビルド手順を書いてみたのが、この文書となります。
- なお、この文書は2ちゃんねるのAviUtlスレにテンプレとして置いておきたいと思って書いたものです。
- そのため、基本的にはAviUtlでの利用を前提とした内容になっています。
- 色々な人から指摘をもらってブラッシュアップしていければ良いなと思っていますので、
- 間違いの指摘や情報などがあれば、AviUtlスレにお寄せいただけると助かります。
- ●この文書の扱いについて
- ・無保証です。
- ・第三者が自分の理解に基づいて勝手に書いたものなので、間違っている点があるかもしれません。
- ・転載や再利用等は、その人が責任を持つ限り自由です。
- ただ、間違いの修正や情報の追加などをしたなら、
- それをAviUtlスレにフィードバックしてもらえると色々な人が助かると思います。
- ●注意事項
- ※Windowsのログインアカウントは半角英数字のみにし、2バイト文字や空白が入らないようにしておくこと。
- 現在使用中のアカウントが半角英数字になっていない場合は、別途ビルド用のアカウントを作るとよい。
- これはログインアカウントと同じ名前でMSYS_MinGWのホームディレクトリが作られるためだが、
- 2バイト文字や空白が入っていた場合にどうなるのかは知らない。
- 本文書ではアカウント名が「btest」であるものとして説明を進める。
- ※エクスプローラーでは、テキストファイルや実行ファイル等が、
- 「***.txt」や「***.exe」という形でファイルの拡張子を含めた形で表示されるようにしておくこと。
- ※「PortableGitのファイル群をMSYS_MinGWセットのファイル群で上書きする」という
- かなり荒っぽい環境構築をしている。
- この方法だと、PortableGitの挙動が不安定になる可能性もある気がする。
- とりあえずビルドできてるからこれでやっちゃってるけど、正しい構築方法があれば知りたい。
- ※筆者の環境はWindows8.1です。VistaやWindows7とは挙動が違うこともあるかもしれませんが、
- そのへんはよくわからないので、仮に問題が起きても頑張ってくださいとしか言えません。
- ●必要なもののダウンロード
- 以下の4つをダウンロードする。(4つ合計で100MBくらいになります)
- 1.7zip → http://sevenzip.sourceforge.jp/
- 2.NotePad++ → http://notepad-plus-plus.org/
- 3.msysgit(PortableGit) → https://github.com/msysgit/msysgit/releases
- ※7z形式のPortable版をダウンロードする。
- 2014/9/5時点では、「PortableGit-1.9.4-preview20140815.7z」
- 4.XhmikosR氏のMSYS_MinGWセット → http://xhmikosr.1f0.de/tools/msys/
- ※末尾に_Fullがついている7z形式のものをダウンロードする。
- 2014/9/5時点では、「MSYS_MinGW-w64_GCC_491_x86-x64_Full.7z」
- ●7zipとNotePad++のインストール
- インストーラでインストールするだけなので、特に説明無し。
- ●PortableGitとMSYS_MinGWセットの解凍と上書き合体(いいのか、これ?)
- 1.ビルド環境にするフォルダを作る。パスに2バイト文字や空白が入らないよう注意する。
- ここでは、「D:\Build」というフォルダを作り、そこにビルド環境を構築するものとして説明を進める。
- ※注意: ビルド終了時点でBuildフォルダの容量は1.3GBくらいになります。
- かなり容量を食いますので、ディスクの空き容量に注意しましょう。
- 2.ダウンロードした「PortableGit-1.9.4-preview20140815.7z」を右クリック。
- 右クリックメニューから、「7-zip → Extract files...(展開...)」を選択。
- ダイアログが出るので、「Extract to:(展開先:)」のところで、
- ビルド環境にする「D:\Build」フォルダを指定して、「OK」を押す。
- 以下のようなフォルダ構成になる。
- Dドライブ
- ┗ Build(フォルダ)
- ┣ binとかcmdとかのフォルダ
- ┗ git-cmd.batとかのファイル
- 3.適当なところに一時的な作業フォルダを作る。
- ここでは「D:\tmp」という作業フォルダを作ったものとして説明を進める。
- 4.ダウンロードした「MSYS_MinGW-w64_GCC_491_x86-x64_Full.7z」を右クリック。
- 右クリックメニューから、「7-zip → Extract files...(展開...)」を選択。
- ダイアログが出るので、「Extract to:(展開先:)」のところで、
- 作業フォルダである「D:\tmp」を指定して、「OK」を押す。
- 以下のようなフォルダ構成になる。
- Dドライブ
- ┗ tmp(フォルダ)
- ┗ MSYS(フォルダ)
- ┣ binとかetcとかのフォルダ
- ┗ msys.batとかのファイル
- 5.エクスプローラーで、作業フォルダである「D:\tmp\MSYS」を開く。
- Ctrl+A、あるいはドラッグ等で、「D:\tmp\MSYS」フォルダの中にある
- 全てのフォルダやファイルを選択。選択されたものの上で右クリックし、
- 右クリックメニューから「切り取り」を選択する。
- 6.エクスプローラーで、ビルド環境となる「D:\Build」を開く。
- ファイルを何も選択していない状態で、なにもないところで右クリックし、
- 右クリックメニューから「貼り付け」を選択する。
- 「同じ名前のファイルが○○個存在します」という警告(100個くらいあるはず)が出るので、
- 「ファイルを置き換える」「全てのファイルを置き換える」などを選択し、全て上書きする。
- 以下のようなフォルダ構成になったことを確認する。
- Dドライブ
- ┗ Build(フォルダ)
- ┣ binとかcmdとかmingwとかのフォルダ
- ┗ msys.batやgit-cmd.batとかのファイル
- 7.この時点で一時フォルダである「D:\tmp」は空っぽになるので、削除してしまってよい。
- ●MSYS(msys.bat)のコマンドプロンプトでコピー・ペーストができるようにする
- ここから、実際のビルド作業が始まります。
- 作業にあたってはmsys.batを実行してMSYSのコマンドプロンプトを開くことになりますが、
- このコマンドプロンプトは、デフォルトのままではコピー・ペーストができません。
- 以下の設定を行って、コピー・ペーストができるようにしておきましょう。
- 1.エクスプローラーで「D:\Build」を開き、そこにある「msys.bat」を実行。
- 「MINGW32:~」というタイトルのコマンドプロンプトが開く。
- btest@PC_Name ~
- $
- という文字が表示されているはず。「btest@PC_Name」は「アカウント名@PC名」。
- 2.タイトルバーを右クリックし、「プロパティ」を選び、
- 「オプション」タブ内の右側にある「簡易編集モード」にチェックを入れる。
- この設定を行っておくと、以下の方法でコピー・ペーストが使えるようになります。
- ・コマンドプロンプト画面上でドラッグして文字列を選択して右クリック
- →クリップボードにその文字列をコピー
- ・コマンドプロンプト画面上で右クリック
- →クリップボードの内容をペースト
- つまり、この文書からコマンドをコピーして、右クリックでコマンドプロンプトにペーストできるようになります。
- なお、コマンドプロンプト上で右クリックしただけで、メニュー等が出ないままペーストされるので、
- おかしなものを貼り付けないように注意してください。
- 参考:
- MSYSでコピー&貼りつけを行う - Qiita
- http://qiita.com/ironsand/items/e6b48b0041e5f5373914
- ●MSYS環境の初期設定
- 1.Notepad++を起動しメニューから「File → Open...」を選び、「D:\Build\etc\fstab.sample」を開く。
- c:/mingw /mingw
- c:/ActiveState/perl /perl
- となっている部分を、
- d:/Build/mingw /mingw
- #c:/ActiveState/perl /perl
- に書き換えたら、メニューから「File → Save as....」を選び、
- 「D:\Build\etc」フォルダの中に、「fstab.txt」というファイル名で保存する。
- 保存したらNotePad++を終了する。
- 2.エクスプローラーで「D:\Build\etc」を開く。
- 「fstab.txt」を選択して右クリックメニューから「名前を変更」を選び、拡張子を消して「fstab」に変更。
- 「拡張子を変更するとファイルが使えなくなる~」と警告されるが無視して構わない。
- 3.エクスプローラーで「D:\Build」を開き、そこにある「msys.bat」を実行。
- 「MINGW32:~」というタイトルのコマンドプロンプトが開く。
- btest@PC_Name ~
- $
- という文字が表示されているはず。「btest@PC_Name」は「アカウント名@PC名」。
- 4.開いたコマンドプロンプト上で以下のコマンドを入力し、Enterキーで実行。
- 間違えないように注意。(ファイルを正しくダウンロードするために必要らしい)
- git config --global core.autocrlf input
- 5.入力したらコマンドプロンプトを閉じる。
- ●ffmpegのダウンロードとビルド
- 1.エクスプローラーで「D:\Build」を開き、そこにある「msys.bat」を実行。
- 「MINGW32:~」というタイトルのコマンドプロンプトが開く。
- 2.以下のコマンドを入力し、Enterキーで実行。
- git clone git://source.ffmpeg.org/ffmpeg.git
- 「Cloning into 'ffmpeg' ...」と表示され、ソースファイルのダウンロードが始まるので、終了するのを待つ。
- btest@PC_Name ~
- $
- が表示されれば終了。
- 3.続いて以下のコマンドを1行ずつ入力していく。
- configureやmakeにはかなりの時間がかかる。
- 特にconfigureは何もメッセージが出ないまま、かなり長い時間待たされることになるが、
- 何も反応が無いからといって焦らず、しばらくじっくり待つこと。
- cd ffmpeg
- ./configure --enable-avresample --disable-ffplay --disable-ffprobe --disable-ffserver --disable-doc
- make -j4
- make install
- これでffmpegのビルドが終了。
- 4.終了したらコマンドプロンプトは閉じる。
- 5.エクスプローラーで「D:\Build\local\bin」を開くと、
- ffmpeg.exe
- がある。
- 普通のffmpegとして使えるが、ここでは外部ライブラリを一切リンクしていないので、できないこともある。
- ●l-smashのダウンロードとビルド
- 1.エクスプローラーで「D:\Build」を開き、そこにある「msys.bat」を実行。
- 「MINGW32:~」というタイトルのコマンドプロンプトが開く。
- 2.以下のコマンドを入力し、Enterキーで実行。
- git clone https://github.com/l-smash/l-smash.git
- 「Cloning into 'l-smash' ...」と表示され、ソースファイルのダウンロードが始まるので、終了するのを待つ。
- btest@PC_Name ~
- $
- が表示されれば終了。
- 3.続いて以下のコマンドを1行ずつ入力していく。
- cd l-smash
- ./configure
- make -j4
- make install
- これでl-smashのビルドが終了。
- 4.終了したらコマンドプロンプトは閉じる。
- 5.エクスプローラーで「D:\Build\local\bin」を開くと、
- boxdumper.exe
- muxer.exe
- remuxer.exe
- timelineeditor.exe
- がある。
- これらがL-SMASHの実行ファイルであり、x264guiExなどで使うことができるので、
- どこかにコピーして使うなり、x264guiExからこれらのバイナリを直接指定するなりして活用する。
- ●L-SMASH-Worksのダウンロードと、AviUtl用プラグインのビルド
- 1.エクスプローラーで「D:\Build」を開き、そこにある「msys.bat」を実行。
- 「MINGW32:~」というタイトルのコマンドプロンプトが開く。
- 2.以下のコマンドを入力し、Enterキーで実行。
- git clone https://github.com/VFR-maniac/L-SMASH-Works.git
- 「Cloning into 'L-SMASH-Works' ...」と表示され、ソースファイルのダウンロードが始まるので、終了するのを待つ。
- btest@PC_Name ~
- $
- が表示されれば終了。
- 3.続いて以下のコマンドを1行ずつ入力していく。
- cd L-SMASH-Works/AviUtl
- PKG_CONFIG_PATH=/usr/local/lib/pkgconfig ./configure
- make -j4
- これでAviUtl用のL-SMASH-Worksのビルドが終了。
- 4.終了したらコマンドプロンプトは閉じる。
- 5.エクスプローラーで
- 「D:\Build\home\btest\L-SMASH-Works\AviUtl」 (btestはWindowsのアカウント名)
- を開くと色々なファイルがあるが、この中の
- lwcolor.auc
- lwdumper.auf
- lwinput.aui
- lwmuxer.auf
- の4つが、AviUtl用のL-SMASH-Worksプラグインのファイルとなる。
- 「種類」でソートすると「AUCファイル」「AUFファイル」「AUIファイル」となってまとまるのでわかりやすい。
- これら4つのファイルをaviutl.exeと同じフォルダにコピーして利用する。
- 6.AviUtlを起動して、メニューの「その他→入力プラグイン情報」を開く。
- この中の、
- L-SMASH Works File Reader r??? ( lwinput.aui )
- の「r???」の部分が最新バージョンになっていることを確認する。
- 2014/9/5時点の最新版は「r729」となっている。
- ---------------------------------------------
- おまけ: Vapoursynth用のL-SMASH-Worksのビルド
- ---------------------------------------------
- 1.エクスプローラーで「D:\Build」を開き、そこにある「msys.bat」を実行。
- 「MINGW32:~」というタイトルのコマンドプロンプトが開く。
- 2.続いて以下のコマンドを1行ずつ入力していく。
- cd L-SMASH-Works/Vapoursynth
- PKG_CONFIG_PATH=/usr/local/lib/pkgconfig ./configure
- make -j4
- これでVapoursynth用のL-SMASH-Worksのビルドが終了。
- 3.終了したらコマンドプロンプトは閉じる。
- 4.エクスプローラーで
- 「D:\Build\home\btest\L-SMASH-Works\Vapoursynth」(btestはWindowsのアカウント名)
- を開くと色々なファイルがあるが、この中の
- vslsmashsource.dll
- が、Vapoursynth用のL-SMASH-Worksのライブラリとなる。
- これをVapoursynthのcore.std.LoadPlugin()で読み込んで利用する。
- ---------------------------------------------
- おまけ: Avisynth用のL-SMASH-Worksのビルド
- ---------------------------------------------
- ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
- 全然わからないので誰か教えてくださいお願いします(´・ω・`)
- ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
- ●バイナリの保管とリビジョン(バージョン)の記録
- 最新版にすることで不安定になることもあるので、ビルドするたびに
- 各バイナリのコピーして保管しておき、もし問題が起きたら直前の安定版に戻すようにするとよい。
- バイナリを保管する際には、各バイナリのリビジョンをしっかりと記録しておく必要がある。
- ここでは、各バイナリのリビジョン確認方法を示す。
- また、L-SMASH Worksのバイナリについては、L-SMASH Works自体のリビジョンだけでなく、
- リンクしたl-smashやffmpegのリビジョンも、あわせて記録しておく必要がある。
- muken氏やAviUtlスレなどに問題報告をする場合には、
- ・「L-SMASH Worksのリビジョン」
- ・「l-smashのリビジョン」
- ・「ffmpegのリビジョン」
- を全て明示すること。一部を示すだけでは、無駄なやりとりや行き違いが生じ、問題解決が遅れる。
- 良い例:
- 「L-SMASH Works r729、ffmpeg N-66179-gcfce6f7、l-smash rev1084 603d5c3を使っています」
- 悪い例:
- 「L-SMASH Works r729を使っています」
- ◎ffmpegのリビジョン確認方法
- 1.エクスプローラーで「D:\Build」を開き、そこにある「msys.bat」を実行。
- 「MINGW32:~」というタイトルのコマンドプロンプトが開く。
- 2.続いて以下のコマンドを1行ずつ入力していく。
- cd /local/bin
- ffmpeg.exe -version
- 3.出力結果から、リビジョンを確認する。
- 結果例(N-66179-gcfce6f7):
- ffmpeg version N-66179-gcfce6f7 Copyright (c) 2000-2014 the FFmpeg developers
- built on Sep 7 2014 23:19:40 with gcc 4.9.1 (GCC)
- configuration: --enable-avresample --disable-ffplay --disable-ffprobe --disable-ffserver --disable-doc
- libavutil 54. 7.100 / 54. 7.100
- libavcodec 56. 1.100 / 56. 1.100
- libavformat 56. 4.101 / 56. 4.101
- libavdevice 56. 0.100 / 56. 0.100
- libavfilter 5. 1.100 / 5. 1.100
- libavresample 2. 1. 0 / 2. 1. 0
- libswscale 3. 0.100 / 3. 0.100
- libswresample 1. 1.100 / 1. 1.100
- 3.終了したらコマンドプロンプトは閉じる。
- ◎l-smashのリビジョン確認方法
- 1.エクスプローラーで「D:\Build」を開き、そこにある「msys.bat」を実行。
- 「MINGW32:~」というタイトルのコマンドプロンプトが開く。
- 2.続いて以下のコマンドを1行ずつ入力していく。
- cd /local/bin
- muxer.exe --version
- 3.出力結果から、リビジョンを確認する。
- 結果例(rev1084 603d5c3):
- L-SMASH isom/mov multiplexer rev1084 603d5c3
- Built on Sep 7 2014 23:21:48
- Copyright (C) 2010-2014 L-SMASH project
- 4.終了したらコマンドプロンプトは閉じる。
- ◎L-SMASH Worksのリビジョン確認方法
- 1.ビルドしたlwinput.aui等が、既にaviutl.exeがあるフォルダにコピーされているものとする。
- 2.aviutl.exeを起動する。
- 3.メニューから「その他→入力プラグイン情報」を開き、
- L-SMASH Works File Reader r??? ( lwinput.aui )
- の「r???」の部分を確認する。
- 結果例(r729):
- 拡張編集 File Reader version 0.01 By KENくん ( exedit.aui )
- L-SMASH Works File Reader r729 ( lwinput.aui )
- AviUtl ProjectFile Reader 1.00 ( aviutl.vfp )
- ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
- ↑ ここまでは、初回のビルド手順。
- ↓ 以下は、更新ビルドする場合の手順。
- ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
- ●ffmpegの更新ビルド
- 1.エクスプローラーで「D:\Build」を開き、そこにある「msys.bat」を実行。
- 「MINGW32:~」というタイトルのコマンドプロンプトが開く。
- 2.以下のコマンドを1行ずつ入力していく。
- cd ffmpeg
- make clean
- git pull
- ./configure --enable-avresample --disable-ffplay --disable-ffprobe --disable-ffserver --disable-doc
- make -j4
- make install
- 3.終了したらコマンドプロンプトは閉じる。
- ●l-smashの更新ビルド
- 1.エクスプローラーで「D:\Build」を開き、そこにある「msys.bat」を実行。
- 「MINGW32:~」というタイトルのコマンドプロンプトが開く。
- 2.以下のコマンドを1行ずつ入力していく。
- cd l-smash
- make clean
- git pull
- ./configure
- make -j4
- make install
- 3.終了したらコマンドプロンプトは閉じる。
- ●L-SMASH-Worksの更新ビルド
- 1.エクスプローラーで「D:\Build」を開き、そこにある「msys.bat」を実行。
- 「MINGW32:~」というタイトルのコマンドプロンプトが開く。
- 2.以下のコマンドを1行ずつ入力していく。
- cd L-SMASH-Works
- git pull
- cd AviUtl
- make clean
- PKG_CONFIG_PATH=/usr/local/lib/pkgconfig ./configure
- make -j4
- cd ../Vapoursynth
- make clean
- PKG_CONFIG_PATH=/usr/local/lib/pkgconfig ./configure
- make -j4
- 3.終了したらコマンドプロンプトは閉じる。
- ●エクスプローラーでフォルダを開き、出来上がったそれぞれのファイルを活用する。
- 「D:\Build\local\bin」
- ffmpeg.exe ←ffmpeg
- boxdumper.exe ←L-SMASHの実行ファイル。下の3つとあわせてx264guiEx等でMux等に活用。
- muxer.exe
- remuxer.exe
- timelineeditor.exe
- 「D:\Build\home\btest\L-SMASH-Works\AviUtl」 (btestはWindowsのアカウント名)
- lwcolor.auc ←AviUtl用のプラグイン。下の3つとあわせてaviutl.exeのフォルダに置く。
- lwdumper.auf
- lwinput.aui
- lwmuxer.auf
- 「D:\Build\home\btest\L-SMASH-Works\Vapoursynth」 (btestはWindowsのアカウント名)
- vslsmashsource.dll ←Vapoursynth用のプラグイン。core.std.LoadPlugin()で読み込んで活用。
- ●ビルド環境をアンインストール(削除)したい場合
- ビルド環境を作ったフォルダ(ここでは「D:\Build」)を、そのまま削除してしまって構いません。
- ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
- 以上。
- この文書に関するご意見は、2ちゃんねるソフトウェア板のAviUtlスレッドにお願いいたします。
- 2ちゃんねるソフトウェア板 AviUtl総合スレッド78
- http://anago.2ch.net/test/read.cgi/software/1409719204/21-
- なお、この文書とは別に、L-SMASH WorksのFAQ文書も作成しています。
- そちらについては、2ちゃんねるDTV板のAviUtlスレッドで公開し、意見を募集しているところですので、
- そちらについてもご意見よろしくお願いいたします。詳しくは下記URLをご覧ください。
- Aviutl総合スレッド72
- http://peace.2ch.net/test/read.cgi/avi/1409023798/264-
- ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
- ●おまけ:libavのビルド方法
- ffmpegのかわりに、libavを使うこともできます。
- ただし、L-SMASH Worksの作者であるmuken氏によると、
- 「ffmpegでないとPCR/DTS/PTSのラップアラウンドに対応できない」
- とのことです。
- ここでは一応、libavをビルドする方法について記載しておきます。
- ◎初回のビルド
- 1.エクスプローラーで「D:\Build」を開き、そこにある「msys.bat」を実行。
- 「MINGW32:~」というタイトルのコマンドプロンプトが開く。
- 2.以下のコマンドを入力し、Enterキーで実行。
- git clone git://git.libav.org/libav.git
- 「Cloning into 'libav' ...」と表示され、ソースファイルのダウンロードが始まるので、終了するのを待つ。
- btest@PC_Name ~
- $
- が表示されれば終了。
- 3.続いて以下のコマンドを1行ずつ入力していく。
- configureやmakeにはかなりの時間がかかる。
- 特にconfigureは何もメッセージが出ないまましばらく待たされることになるが、
- 何も反応が無いからといって焦らず、しばらくじっくり待つこと。
- cd libav
- ./configure --disable-avplay --disable-avprobe --disable-doc
- make -j4
- make install
- これでlibavのビルドが終了。
- 4.終了したらコマンドプロンプトは閉じる。
- 5.エクスプローラーで「D:\Build\local\bin」を開くと、
- avconv.exe
- がある。
- 普通のavconvとして使えるが、ここでは外部ライブラリを一切リンクしていないので、できないこともある。
- ◎更新ビルド
- 1.エクスプローラーで「D:\Build」を開き、そこにある「msys.bat」を実行。
- 「MINGW32:~」というタイトルのコマンドプロンプトが開く。
- 2.以下のコマンドを1行ずつ入力していく。
- cd libav
- make clean
- git pull
- ./configure --disable-avplay --disable-avprobe --disable-doc
- make -j4
- make install
- 3.終了したらコマンドプロンプトは閉じる。
- 4.エクスプローラーで「D:\Build\local\bin」を開くと、
- avconv.exe
- がある。
- 普通のavconvとして使えるが、ここでは外部ライブラリを一切リンクしていないので、できないこともある。
- ●過去の更新履歴
- 2014/9/5 初版。無保証。指摘をもらうための叩き台。
- 素人がググって試行錯誤した程度のやっつけビルド手法なので適切な指摘希望。
- 実行は自己責任でよろ。
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