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- FILENAME: text_520610-1_KC2kq.txt
- 竜城 明日香: ふむ、何度見ても 立派な門松です!
- 竜城 明日香: 今年も、いろいろありましたが 無事に年を越せましたし
- 竜城 明日香: この門松のごとく、立派に 凛々しく1年を過ごしたいですね
- 竜城 明日香: 今日見る夢は初夢…ですか
- 竜城 明日香: 一富士二鷹三茄子… とまではいかなくても
- 竜城 明日香: 縁起の良い夢を 見られるといいのですが…
- 竜城 明日香: すぅ…
- …が集ひ
- その力の揃ふほど
- 儀式は成され
- 民に…もたらさる…
- 竜城 明日香: …はっ!
- 竜城 明日香: …今のは、夢… 初夢…ですよね…
- 竜城 明日香: 龍…のような…何か …あれは、いったい
- 竜城 明日香: 記憶が正しければ 儀式…と言っていました
- 竜城 明日香: これは…
- 竜城 明日香: 天啓…ですね!
- 竜城 明日香: 父上と母上に お伝えしなければ!
- バタバタバタ…
- 竜城 明日香: 父上!母上! おはようございます!
- 明日香の父: おはよう明日香
- 明日香の母: おはよう、そんなに慌てて 何かあったの?
- 竜城 明日香: はい! その…夢を見まして!
- 明日香の父: 何かの儀式… 見えたのは…龍…
- 竜城 明日香: ええ、初夢なのでもしや 何かの天啓ではないかと思い!
- 明日香の母: 天啓…もしかして “龍神様”の…かしら?
- 明日香の父: 確かに明日香の話は龍神様を 想起させるが、ただの伝説だろう
- 竜城 明日香: 何かご存じなのですか?
- 明日香の母: …ええ、竜城家ではその昔 正しき者が成せる…という
- 明日香の母: 新年に行われる 儀式があったらしいのよ
- 明日香の父: それは、龍神様が関わる儀式でな 明日香の夢と印象が似ていたんだ
- 竜城 明日香: なんと…! そんな儀式が!?
- 竜城 明日香: 歴史の長そうな儀式ですが 最近は行っていない…ですよね?
- 明日香の父: あぁ、とっくに形骸化して 儀式の詳細もわからない状態だ
- 竜城 明日香: なるほど…残念です
- 明日香の母: …けど、儀式の夢を見るなんて やっぱり龍神様のお力?
- 竜城 明日香: …あの…先程から話に出てくる 龍神様というのは…?
- 明日香の父: 竜城家の始祖は 龍神様と言われていてな
- 竜城 明日香: え、え、初耳です! 神様が竜城家の…始祖!?
- 竜城 明日香: 確かに、神棚に龍の意匠が 施されてはいましたが…まさか
- 竜城 明日香: あれ、でも前に他の場所でも そんな話は聞いたような…
- 明日香の父: 伝説というのはそういうものだ どちらが正しいとかもない
- 明日香の母: 老舗の和菓子なんかと 同じようなものよ
- 明日香の母: 元祖も本家も どちらも美味しいでしょう?
- 明日香の父: 美味いのは同意するが… たとえとしてはどうなんだ?
- 明日香の父: まぁ…所詮は古い迷信めいた話だ
- 明日香の父: 龍神伝説自体は各地で伝えられ 珍しいことでもない
- 竜城 明日香: なるほど… そういうものなのですね
- 竜城 明日香: …儀式って、いったい 何のために行っていたのでしょう
- 明日香の父: さあ…ただ、年始の儀式なら 新年を喜ぶものや
- 明日香の父: 今年も無事過ごせるように…と 祈るようなものなんじゃないか?
- 明日香の母: その年への願いを込めた儀式が なくなったのは残念よね…
- 竜城 明日香: …………
- 竜城 明日香: …なら! 私が儀式を復興させます!
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- <数日後>
- 竜城 明日香: ふぅ… たくさん買いました!
- 美凪 ささら: だね、初売りだから ちょっと奮発しちゃった
- 竜城 明日香: ささらさんに選んで頂き 素敵なお洋服も買えましたし
- 竜城 明日香: あとは儀式の復興さえできれば 完璧な1年の幕開けです!
- 美凪 ささら: …ん? 儀式って何?
- 竜城 明日香: 竜城家に伝わるという 龍神様の儀式です!
- 竜城 明日香: ここ数日、親戚などに話を 聞いてみましたが情報が少なく…
- 美凪 ささら: 待って待って、いろいろと 情報が…何、なんの話?
- 竜城 明日香: ああ、話していませんでしたか 実は…ですね!
- 竜城 明日香: 竜城家の始祖は 龍神様だと言われていて!
- 美凪 ささら: えぇ!?
- 美凪 ささら: …って、それ儀式と どういう繋がりが…?
- 竜城 明日香: へ?
- 美凪 ささら: …明日香 順を追って説明できる?
- 竜城 明日香: 失礼しました…少々興奮して… ふぅ…深呼吸ですね
- 竜城 明日香: …それは、数日前の夢から 始まったことなのですが…
- 美凪 ささら: なるほど…
- 美凪 ささら: 夢で見た儀式っぽいものを 復興させようと…
- 竜城 明日香: はい、その通りです!
- 美凪 ささら: とりあえず、龍神云々は本当に 言い伝えられてるみたいだし
- 美凪 ささら: いつもみたいに全部が全部 思い違いではなさそうだけど
- 美凪 ささら: 儀式… なんで復興させようと思ったの?
- 竜城 明日香: 伝統は大事です!
- 竜城 明日香: しかも、龍神様が関わる 新年に行われるという儀式…
- 竜城 明日香: 縁起の良い初夢に出てきたのなら めでたいものに違いありません!
- 竜城 明日香: 父上いわく、新年への願いが 込められた儀式だったとか…
- 竜城 明日香: そして母上いわく、であれば 行わないのは惜しいのでは、と!
- 竜城 明日香: あの夢は、龍神様からのお告げ… 故に復興させるのが私の役目!
- 美凪 ささら: うーん…飛躍がすごいし 心配でしかないよ
- 竜城 明日香: ええ!?
- 美凪 ささら: 第一、見た夢はなんだっけ 龍…がいたとか
- 竜城 明日香: はい、龍神様…のような方が 何かを持ち神々しい雰囲気でした
- 竜城 明日香: 外見は私に似ていた気もしますが ご先祖様なら納得です!
- 美凪 ささら: つまり、儀式の詳細は何ひとつ わからないってことだよね
- 竜城 明日香: ええ、ですが正しき人が成せる …と、伝えられているそうですし
- 竜城 明日香: その年への願いを込めた儀式なら いい儀式に決まってます!
- 美凪 ささら: 9割、想像なのが 不安なところなんだよねー…
- 美凪 ささら: というか、儀式の目的以外 形式も方法もわからないって…
- 美凪 ささら: 復興させるには ヒントなさすぎじゃない…?
- 竜城 明日香: 儀式の内容については これから調べます!
- 美凪 ささら: でもほら、やばい儀式 …みたいな可能性もあるし
- 竜城 明日香: 竜城家に危険な儀式が 伝わっていると!?
- 美凪 ささら: いや…そうは言ってないけど 危ないものなら困るでしょ?
- 竜城 明日香: …確かに、一理あります
- 竜城 明日香: では、危険性も含めて調べつつ 復興させることにしましょう!
- 美凪 ささら: …まあ、危なくならないように 気をつけるならいいけど…
- 竜城 明日香: それで、ささらさんにも少々 お手伝いして頂きたく…
- 美凪 ささら: いいよ、明日香ひとりとか 不安でしょうがないし
- 竜城 明日香: どういう意味ですか!?
- 美凪 ささら: だって、最近の明日香…
- 竜城 明日香: …きゃ!
- ドテッ
- 美凪 ささら: …うん、こういうところも心配 明日香、大丈夫?
- 竜城 明日香: ぬ、うぅ~… 新年から転ぶなど不覚
- 竜城 明日香: くっ、じ、自害し…
- 竜城 明日香: …しません!
- 美凪 ささら: おお、こらえた
- 竜城 明日香: 私も日々 成長しているんです!
- 竜城 明日香: なんせ新年の抱負は 「明鏡止水」ですから!
- 美凪 ささら: あー大きく出たね でも明日香は、それより先に…
- 竜城 明日香: ――っ!?
- 竜城 明日香: 魔女の反応です! ささらさん
- 美凪 ささら: …うん、行こう
- 竜城 明日香: 大変です! 人が巻き込まれて…!
- 美凪 ささら: 初売りに来ていた人たちだ …助けないと
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- 竜城 明日香: では、いつものように 分担しましょう!
- 竜城 明日香: ささらさんは人命救助 そして、私は敵を倒します
- 美凪 ささら: …うん、わかった
- 美凪 ささら: 明日香、無理はしないでね
- 竜城 明日香: ええ、問題ありません!
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- 竜城 明日香: はぁっ!
- 竜城 明日香: くっ!
- 美凪 ささら: 明日香! 大丈夫!?
- 竜城 明日香: ええ、問題ありません それより、ささらさんは救助を!
- 美凪 ささら: …っ、わかった
- 美凪 ささら: みなさん、こっちです!
- 竜城 明日香: うっ!
- 竜城 明日香: (あの魔女… ささらさんの方に…!)
- 竜城 明日香: 行かせませんッ!
- 竜城 明日香: はああぁぁっ!
- 美凪 ささら: 「ダメ!明日香、待って!」
- 美凪 ささら: 明日香っ!
- 竜城 明日香: はっ…私、あのあと 気を失って…?
- 美凪 ささら: うん…魔女の攻撃が当たって… 明日香、体は…
- 竜城 明日香: 私のことより! 巻き込まれた人と、魔女は!
- 美凪 ささら: …大丈夫 対象の人たちは全員救出
- 美凪 ささら: 魔女は倒しきれなくて 撤退した…ごめん
- 竜城 明日香: …いえ、それは私の落ち度です 申し訳ありません
- 竜城 明日香: ただ、みなさん無事だったようで 何よりです
- 美凪 ささら: …………
- 竜城 明日香: ささらさん?
- 美凪 ささら: …ごめん、私のせいで 明日香が…
- 竜城 明日香: なんのことですか?
- 美凪 ささら: だから、明日香が ケガしちゃった…って!
- 竜城 明日香: そうですね、自らの 力不足でケガをしてしまいました
- 竜城 明日香: それは失態に他ならないですし 魔女も逃がしてしまいました…
- 竜城 明日香: でも、皆さん無事でしたし 強い魔女相手なら良い戦果です
- 竜城 明日香: ささらさんが救助を 優先してくれたおかげですね
- 美凪 ささら: でも、もっと早く そっちに加勢していれば…
- 美凪 ささら: 私の救いたいって想いを 明日香が優先してくれたせいで…
- 美凪 ささら: …私の正義が明日香を 傷つけちゃったんだ
- 竜城 明日香: あなたの正義は 間違っていません
- 竜城 明日香: 互いに正しいと思ったことを 成した結果じゃないですか
- 竜城 明日香: 何が問題なんです?
- 美凪 ささら: 何が問題…って、明日香が ケガしたことでしょ…?
- 美凪 ささら: 明日香は、もう少し 自分のことを大切に…!
- 竜城 明日香: 魔法少女であれば ケガをするくらい当然のことです
- 竜城 明日香: ささらさんだって、救助の中で 負傷したことは何度もあるはず
- 美凪 ささら: 私が言ってるのは そういうことじゃなくて…!
- 竜城 明日香: ささらさんの救いたいという 正義は成されました
- 竜城 明日香: 魔女を取り逃したのは 戦闘専門である私の力不足です
- 竜城 明日香: ささらさんが謝るような点は 無いかと思いますが
- 美凪 ささら: な…
- 竜城 明日香: あなたは正しいことをした 胸を張っていいはずです
- 美凪 ささら: なんでそうなるの!?
- 竜城 明日香: 何をそんなに怒って…
- 竜城 明日香: あ、そうかすみません 逃がした魔女ならすぐに追って…
- 美凪 ささら: 本当に…わからないの…? 私が、どんなに…っ
- 美凪 ささら: …………
- 美凪 ささら: …もう、明日香なんて知らない
- 竜城 明日香: あ…
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- 木崎 衣美里: …そんで、あーしら年明け早々 なんでここに呼ばれたわけ?
- 木崎 衣美里: 年末特訓はもう終わったし …年始特訓とか言わないよね!?
- 志伸 あきら: 相談があるみたいな 雰囲気だったけど…
- 竜城 明日香: はい… 実は、ささらさんと…その
- 竜城 明日香: あなたは正しいことをした 胸を張っていいはずです
- 美凪 ささら: なんでそうなるの!?
- 竜城 明日香: ケンカをしてしまったようで…
- 志伸 あきら: ケンカ…ケンカなのかな、それ…
- 阿見 莉愛: まぁとりあえず、竜城さんの 言い分は理解したわ…
- 木崎 衣美里: んじゃ、あすきゃんは 仲直りのための相談っつー…
- 竜城 明日香: …と、言うよりも
- 木崎 衣美里: え?
- 竜城 明日香: 儀式をしようと思うんです
- 阿見 莉愛: ぎ、儀式…? どこから湧いて出た話題?
- 竜城 明日香: 竜城家には正しき者が成せる 年始の儀式が伝わるそうです
- 竜城 明日香: …つまり儀式を成功させた者は 正しい…ということですので
- 竜城 明日香: それを成功させれば 私の正しさが証明でき
- 竜城 明日香: 私が正しいと思うささらさんの 正しさも証明できる…
- 竜城 明日香: さらには儀式も復興させられ 一石二鳥…
- 竜城 明日香: いえ、一石三鳥というわけです
- 木崎 衣美里: ほあー… そうくる感じかー…
- 木崎 衣美里: ねえ、どうするよ? あすきゃん斜め上だったわ
- 阿見 莉愛: 彼女、真面目なんだけれど 予想外の動きというか…
- 木崎 衣美里: ケンカしてんのは、ささらんに 相談されてたから知ってたけど
- 木崎 衣美里: なんか元気なさげじゃね? ささらん、どったの?
- 美凪 ささら: …それが…ちょっと 悩んでることがあって…
- 木崎 衣美里: 思ったより変なことになってね?
- 阿見 莉愛: ケンカについての認識も お互いにズレているようですし…
- 志伸 あきら: いっそ、ボクらでふたりが仲直り するように仕向けた方がいいかな
- 阿見 莉愛: そうしたいのは山々だけれど… 彼女、言ってたわよね
- 美凪 ささら: 明日香には、自分で ちゃんとわかってほしいんだ
- 美凪 ささら: じゃなきゃ、あの子はきっと 変わらないし、いつか…
- 志伸 あきら: まぁ…確かに明日香の性格は 今に始まったことじゃないから
- 志伸 あきら: 自分で気づかなきゃ 簡単には変わらなそうだよね
- 木崎 衣美里: わーって突き進むのは あすきゃんの可愛いとこだし
- 木崎 衣美里: あーしらみんな、そういうとこも 好きだなーって思うけど
- 阿見 莉愛: 今回のは、直さないと 最悪、死人が出かねないわ
- 木崎 衣美里: んー…でもまず、あすきゃんの やりたいようにさせてみようよ
- 木崎 衣美里: それがささらんの希望だし あーしらはサポートっつーことで
- 阿見 莉愛: ええ、かなり心配だけどね…
- 竜城 明日香: みなさん…?
- 木崎 衣美里: あー、ゴメンゴメン!
- 木崎 衣美里: 儀式の復活…だっけ? あーしら、何したらいい?
- 竜城 明日香: 手伝っていただけるんですか! ありがとうございます!
- 竜城 明日香: まず儀式の内容が分からないので それを調べねばならず…
- 志伸 あきら: 内容も方法も不明な 形骸化した年始の儀式…かぁ
- 竜城 明日香: 倉庫に資料などがありそうなので そこから情報を探そうかと…
- 阿見 莉愛: なかなか地道な作業というか 知識がないと難航しそうね…
- 阿見 莉愛: ほら、古文書とかそういう類は さすがの私と言えども厳しいし…
- 木崎 衣美里: んじゃ、魔法少女のみんなに 声かけてみよ!
- 竜城 明日香: 衣美里さん、どなたか 詳しい方にお心当たりが?
- 木崎 衣美里: まあ、思い当たる人は いるっちゃいるけど…
- 木崎 衣美里: とりあえず、みんなに聞けば わかる人が来るっしょ!
- 木崎 衣美里: つーことで!
- 木崎 衣美里: 最近、あーしが勝手に作った 魔法少女全体チャットの出番!
- 阿見 莉愛: 勝手に作ったの? というか、全体って…
- 木崎 衣美里: あーしら、いろいろあったけど 戦いも終わったわけじゃん?
- 木崎 衣美里: 全員がすぐ仲良しっつーわけにも いかないとは思うけどさ
- 木崎 衣美里: 徐々に交流とかした方が いいんじゃねー?って思って
- 木崎 衣美里: 雑談用のグルチャ作ったんだわ ま、全然動いてないけど!
- 木崎 衣美里: 来年の正月にはあけおめメッセで 通知うるさくなんのが目標!
- 阿見 莉愛: …うるさいのは遠慮願いたいわね
- 志伸 あきら: 全員って言ってたけど それって、神浜市以外の子も?
- 木崎 衣美里: もち!思いつく限り全員! ろっはー経由とかで追加した!
- 阿見 莉愛: さすがに、すごいわね…
- 木崎 衣美里: んじゃ、内容はこんな感じで… そうしーん!
- 木崎 衣美里: これで 情報収集も楽ちんってわけ!
- 竜城 明日香: おお…!さすがです!
- 志伸 あきら: ケンカした件とか細かいところも 書いてるけど…明日香はいいの?
- 竜城 明日香: 背に腹は代えられませんから…!
- 志伸 あきら: (…あれ、でもこれ 全員ってことは…)
- ピロンッ♪
- 木崎 衣美里: お、さっそく返信! 何人か来てくれるっぽ!
- 阿見 莉愛: でも、年始だからか忙しくて 難しいって子もいるみたいね
- 阿見 莉愛: 史乃さんは、ローカルの 正月特番に出演するらしいし
- 阿見 莉愛: 梢さんは初詣…って 変な輩に捕まらないか心配ね…
- 志伸 あきら: まぁ、神浜市外にいる人は 距離的にも簡単に来られないしね
- 志伸 あきら: あと宝崎市では、神楽燦が 精神統一の特訓をする予定とか…
- 竜城 明日香: それは、興味深いです! 後ほど詳細を調べておきます!
- 木崎 衣美里: ま、とりあえず調査開始 っつーことで!
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- 竜城 明日香: …ということで、資料は一旦 こんなところが見つかりまして
- 竜城 明日香: 新年早々、ご迷惑をおかけし 申し訳ありません…
- 鶴乃: いいっていいって!解読なら 古文も最強のわたしにお任せ!
- 純 美雨: 竜城家のは知らないけど 龍神伝説自体は、故郷でも有名
- 純 美雨: 多少はわかるはずヨ
- 夏目 かこ: 本の知識ならある方なので… …お役に立てるよう頑張ります!
- 木崎 衣美里: うおおー! めっちゃ心強い助っ人だー!
- 鶴乃: うーん、美雨先生 これ…やっぱり龍ですよね?
- 純 美雨: こっちにもあったヨ やたら龍の絵があるみたいネ
- 夏目 かこ: 竜城という苗字なだけあって 龍との所縁が深いみたいです
- 鶴乃: あと、たまに龍以外の動物も 描いてあったりするんだよね
- 志伸 あきら: 龍以外って、たとえば?
- 鶴乃: 亀とか、鳥とか、虎… パッと見はそこら辺?
- 鶴乃: 一緒に人も居たけど あれは村長とかそんな感じかな
- 夏目 かこ: 亀、鳥、虎…もしかして 四神とかも関わってたり…なんて
- 鶴乃: ああ、確かに! 玄武、朱雀、白虎、青龍か!
- 夏目 かこ: 四神伝説も各地で語られてますし ありえない話じゃない…かもです
- 木崎 衣美里: なんか、インテリっぽい 会話になってきてね!?
- 阿見 莉愛: …で、肝心の儀式について 資料は見つかったの?
- 純 美雨: はぁ…見つかってたら 苦労はしないヨ
- 夏目 かこ: …はい、年始に何かを願うような 儀式はしてたみたいなんですけど
- 鶴乃: そんだけの情報だと 儀式の種類も幅広いんだよね~
- 純 美雨: 明日香、他に何か 知ってることはあるカ?
- 竜城 明日香: すみません…私は特に… 面目ないです…
- 志伸 あきら: そういえば、儀式には 条件があったよね?
- 阿見 莉愛: 「正しき者が成せる」とか… そこはどうなの?
- 竜城 明日香: どう…とは?
- 阿見 莉愛: 儀式はあなたが行うんでしょう? 問題があるとは思ってないけど…
- 志伸 あきら: 確かに「正しき者」って 定義とか、あいまいだよね
- 竜城 明日香: そこは心配ないかと
- 木崎 衣美里: ありゃ、意外とあっさり
- 竜城 明日香: 私に後ろめたいことはないですし 成績もまずまずというところです
- 竜城 明日香: そして、竜城家の娘として 武に勤しんでいる身ですから
- 竜城 明日香: 「正しき者」を名乗ったとて 差し支えないはずです
- 木崎 衣美里: 勢いで突き進んじゃうのは ノーカンって感じ?
- 竜城 明日香: うっ…
- 竜城 明日香: そそっかしさについて言われると 苦しいところではありますが…
- 竜城 明日香: 正しき者…という点においては 不問かな…などと思っていまして
- 竜城 明日香: まずいでしょうか…?
- 志伸 あきら: まずくはない…と思うけど そういうこと?感はあるよね
- 阿見 莉愛: 少々、不安があるわ…
- 竜城 明日香: では、正しさとはなんでしょう?
- 阿見 莉愛: そうなのよ…改めて 聞かれると難しいのよね…
- 鶴乃の声: あーっ!
- 竜城 明日香: はっ、どうしましたか!?
- 鶴乃: 見て!この文章にある記述!
- 夏目 かこ: …“時女”という 文字がありまして
- 木崎 衣美里: ここでトキメキ3人組との かかわりが!?
- 純 美雨: 大昔の時女一族と関係があった… そう見ていいかもしれないネ
- 鶴乃: よし!こっちは調べておくから 明日香ちゃんは水徳寺に行って!
- 竜城 明日香: わかりました! 行って参ります!
- 木崎 衣美里: はっや…!
- 志伸 あきら: …ねえ 心配なことがあるんだけど
- 志伸 あきら: …ささらとのケンカについて 忘れて…ない、よね…?
- 阿見 莉愛: あの様子は…微妙ですわね…
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- 竜城 明日香: たのもー!
- ちはるの声: はーい! って、道場破り?
- ちはる: うちは道場じゃなくて お寺なんだけど…
- 竜城 明日香: あ、「たのもう」と言うのは 道場破りのあいさつではなく…
- 竜城 明日香: …って、いえ 私が話したかったのは…!
- ちはる: というか…あれ、明日香ちゃん? なんか今、大変だって聞いたけど
- 竜城 明日香: チャットでご存知でしたか 本日は、その件で…
- 竜城 明日香: 時女一族の皆様に お伺いしたいことがありまして…
- ちはる: わかった! じゃあ、案内するね!
- ちはる: 龍神様が始祖ー!?
- すなお: ご実家の儀式を調べているのは チャットで共有されていたので
- すなお: 流れだけは見ていましたが まさか、時女一族との関係が…
- 静香: お正月の儀式、ねぇ…
- 竜城 明日香: 時女一族と関係があるようなので 何かご存じではないか…と
- ちはる: 儀式は知らないけど龍が出てくる 昔話なら聞いたことがあるかも
- 静香: ええ、私も…なんだか 苦手な話だったような…
- すなお: 私も聞いた覚えがありますが 優しい話だった気がしますよ?
- ちはる: あれ、わたしは怖い話だったって 記憶なんだけど…
- 静香: そんなに印象が 変わるようなことってある?
- 静香: ちゃるたちの聞いた話が 違ったんじゃないの?
- ちはる: むむむ! そんなことないよう!
- すなお: ちょっと…お客さんの前です ケンカはやめてください
- 静香: あ…ごめんなさい
- 静香: …まあ、昔話だから少し内容が 違ったりするのかもね
- ちはる: うぅ…確かに、同じ話だけど 受け取り方が違ったのかもだし
- 竜城 明日香: いえ、私こそ急に来て ずけずけと伺ってしまい…
- ちはる: ううん、明日香ちゃんの せいなんかじゃないよう
- ちはる: わたしたち、こういうケンカ たまにしちゃうんだよね~
- すなお: 誰も間違えてないのに つい、言い合ってしまったり…
- すなお: 付き合いが長くなって 逆に増えたような気がします
- 静香: ある意味、気を許している 証拠でもあるんだけどね
- 竜城 明日香: …なるほど そういうケンカもあるんですか
- ちはる: …あ、思いついた!
- ちはる: 昔のことなら 住職さんに聞いてみようよ!
- 水徳寺の住職: ああ、その儀式なら 恐らく鏡開きじゃろうな
- ちはる: いきなり答えに辿り着いた!
- 水徳寺の住職: 竜城さんとは、大昔に付き合いが あったと聞いておってな
- 水徳寺の住職: その時に、年始の儀式についても 話を聞かされたんじゃよ
- 竜城 明日香: では、その儀式の詳細を!
- 水徳寺の住職: 詳細は…ちとわからないが… 確か、専用の小槌を使ったような
- 竜城 明日香: 小槌…
- 竜城 明日香: そういえば、夢でも 小槌を持っていた気が…
- ちはる: えっ、ほんと!?
- 静香: じゃあ、年始の儀式自体は 鏡開きの可能性が高いようね
- 静香: よかったわ… 元旦にしかやらない儀式だったら
- 静香: もう、年が明けて数日経つし 正直どうしようかと思ってたけど
- 静香: 鏡開きなら、もう少し先の日付で やるのが一般的だし…大丈夫ね
- ちはる: 鏡開きの日って決まってるの? わたし、初めて聞いたかも
- 水徳寺の住職: 地域にもよるが、年神様を お迎えする松の内が過ぎたあと
- 水徳寺の住職: 年神様を見送ってから鏡開きをし 餅を食べるのが基本じゃな
- ちはる: へぇ、そうだったんだ!
- ちはる: 家じゃパックの鏡餅だから あんまり気にしてなかったよう
- 静香: じゃあ…引きつづき 儀式の詳細を調べつつ…
- 静香: 専用の小槌っていうのを 見つければ解決かしら?
- すなお: でも、儀式が形骸化しているなら 小槌も見つかるかどうか…
- ~~♪~~♪
- 竜城 明日香: 衣美里さんから電話です 何か見つかったのかも…!
- 木崎 衣美里: もしもしー、なんかさ 倉庫にすっげー箱があって
- 竜城 明日香: すっげー箱…ですか?
- 木崎 衣美里: んで、中見てみたら強そうな トンカチ的なのが入ってんの
- 木崎 衣美里: これって、なんか 関係してたりする感じ?
- 竜城 明日香: トンカチ…
- 竜城 明日香: あぁっ!それ!それです!
- 竜城 明日香: 恐らくですが儀式に使用する 小槌…あったみたいです!
- 竜城 明日香: 急ぎ、確認しに戻ります! ありがとうございました!
- すなお: なんだか、すごい勢いですね…
- 静香: ええ、台風のような人だわ
- 静香: …で、さっきの物語なんだけど やっぱり詳細を思い出せないのよ
- すなお: ええ、私も ふわっとは覚えてるんですけど…
- 涼子の声: その話なら、知ってるぜ
- ちはる: あ、涼子ちゃん! いつからいたの!?
- 南津 涼子: 住職と話してるところを見てな 気になって聞いてたんだが
- 南津 涼子: その物語、この本の 内容じゃねえか?
- ぱさっ
- ちはる: 古そうな本…!
- 南津 涼子: 浄安寺のじーちゃんがくれた本で よく読み聞かされてたんだよ
- 南津 涼子: 昔話をじーちゃんが書き起こした もんだから、正確じゃねえし
- 南津 涼子: 一部ページも抜けてるが 役に立つんじゃねえか?
- すなお: …あまりにもタイミングが 良すぎやしませんか?
- 南津 涼子: なはは、これに関しちゃ 本当にたまたまだよ
- すなお: (これに関しちゃ…?)
- 静香: なんだか釈然としないけど この本があれば、話は進みそうね
- 南津 涼子: つーことだから、こいつは 静香たちに預ける
- ちはる: え、涼子ちゃんも手伝ってくれる 流れかと思ったんだけど…
- 南津 涼子: 悪い、野暮用があってな あたしはここで失礼するよ
- 南津 涼子: それから、あとで別の資料も 渡すから待ってろ
- ちはる: あぁ…行っちゃった
- すなお: …涼子さんまで 忙しい人たちですね…
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- 竜城 明日香: ただいま戻りました! 小槌は!
- 木崎 衣美里: あ、あすきゃん!おかえり! てか、めちゃくちゃ早くて笑う!
- 志伸 あきら: そっちで何かわかったの?
- 竜城 明日香: ええ、儀式の内容が 鏡開きだということと
- 竜城 明日香: 儀式に必要なのが 小槌であるということが!
- 木崎 衣美里: すっげー進展してんじゃん!
- 木崎 衣美里: ―衣美里― てかこのトンカチ、小槌って言うんだ! あーし初知り!確かにトンカチよりかっけー!
- 純 美雨: ―美雨― だいぶ上等な箱にしまわれているみたいヨ 大切なものに違いないネ
- 竜城 明日香: ―明日香― …ええ、恐らくこちらが 儀式に使う小槌ですね…
- 竜城 明日香: なんだか 神々しい雰囲気が伝わってきます
- 鶴乃: 儀式の内容も道具もそろった …と、いうことは
- 竜城 明日香: ええ、あとは詳細さえわかれば 儀式の復興ができます
- 竜城 明日香: これも、みなさんのおかげで…
- ぱさっ
- 鶴乃: ん?なんか落ちたけど …紙?
- 夏目 かこ: 箱の奥にでも しまってあったんでしょうか?
- 純 美雨: 字が書いてあるようネ
- 竜城 明日香: なになに…
- 竜城 明日香: 「その小槌、竜城家の正しき者が触らば輝かむ」
- 木崎 衣美里: つーことは、何? あーし古文全然なんだわ
- 鶴乃: つまり!
- 鶴乃: その小槌は、竜城家の 正しい人が触れば輝くだろう!
- 木崎 衣美里: …輝いてなくね?
- 志伸 あきら: えっ、それって…まずい…?
- 阿見 莉愛: いえ、そもそも昔の迷信でしょう 小槌が光るなんてわけは…!
- 志伸 あきら: それもそう…だけど…
- 竜城 明日香: 竜城家の、正しき者…
- 木崎 衣美里: やべ、あすきゃん聞こえてないわ
- 竜城 明日香: 小槌が輝かないということは…
- 竜城 明日香: 私が正しくないか 竜城家の者ではない…
- 竜城 明日香: 母上に、確認してきます!
- 竜城 明日香: 母上!
- 明日香の母: あら、どうかしたの?
- 竜城 明日香: 私…私は… 母上の本当の娘でしょうか?
- 明日香の母: …ん?
- 明日香の母: どうしてそう考えたのか 私にはわからないけれど…
- 明日香の母: 明日香は、私がお腹を痛めて 産んだ可愛い可愛い娘ですよ
- 明日香の母: 信じられないなら 母子手帳でも見せてあげましょう
- 竜城 明日香: …本当でした
- 明日香の母: 凛々しい眉はお父さん、目元は私 ここまで似ていて疑われるとはね
- 竜城 明日香: くぅ…疑ってすみません…
- 明日香の母: わかってもらえればいいのよ
- 竜城 明日香: …というわけで 私は正真正銘竜城家の娘でした
- 木崎 衣美里: そりゃーよかったけど …ってことはさ
- 竜城 明日香: はい、私が正しくない…と
- 夏目 かこ: で、でも…もしかしたら小槌は 儀式当日しか光らないとか…!
- 木崎 衣美里: ていうか、正しさって なんなわけっつー話じゃん?
- 木崎 衣美里: もういい加減ささらんに 相談した方が早くね?
- 木崎 衣美里: …小槌が光んないのも ケンカしてんのが理由だったり…
- 竜城 明日香: ダメです、儀式を成功させて 私の正しさを証明することで
- 竜城 明日香: ささらさんも正しいと 証明しなければならないのです
- 竜城 明日香: …彼女には、彼女の正しさを 貫いてほしいんです
- 竜城 明日香: 彼女の正しさのせいで魔女を 逃がしたわけじゃない…
- 美凪 ささら: …私の正義が明日香を 傷つけちゃったんだ
- 竜城 明日香: ましてや、そのせいで私が ケガをしたわけでもない
- 竜城 明日香: 私の弱さのせいで彼女の 信条をブレさせたくないんです
- 木崎 衣美里: あすきゃん… そんなこと考えて…
- 竜城 明日香: なので、ささらさんの力を 借りるわけにはいきません!
- 竜城 明日香: …外へ行ってきます
- 阿見 莉愛: …ねえ、今の
- 志伸 あきら: うん、そういう話なら 少し事情が変わってくるかも
- 木崎 衣美里: あーし、ささらんに ちょっくら連絡するわ
- 南津 涼子: おっと、大丈夫かい
- 竜城 明日香: …すみません
- 南津 涼子: あー…こりゃ だいぶ参ってるみたいだなぁ
- 南津 涼子: ちょっといいかい?
- 夏目 かこ: あ…時女一族の…
- 南津 涼子: おう、竜城明日香と 美凪ささらの件でな
- 南津 涼子: …実は、あたしも 相談を受けてんだ
- FILENAME: text_520610-9_KC2kq.txt
- 竜城 明日香: 光らぬ小槌が示したのは 私が“正しくない”という判断
- 竜城 明日香: 正しくない…そこから推定できるのは 私が、何か道理に反する行いをしてしまった …ということですが
- 竜城 明日香: それらに思い当たる節はない…とするなら
- 竜城 明日香: (残る可能性は 私に煩悩があるということ!)
- 志伸 あきら: あと宝崎市では、神楽燦が 精神統一の特訓をする予定とか…
- 竜城 明日香: (できることがあるなら 前進あるのみ!です!)
- 竜城 明日香: (情報によれば ここら辺のはずですが…)
- 竜城 明日香: ん? 今、何か音が…?
- 燦: 心頭滅却すれば火もまた涼し! 煩悩が多い証拠よ!
- 時雨: 教官…精神統一にしたって さすがにやりすぎじゃ…
- 時雨: ぼくらがやった滝行も真冬にする ことじゃなかったけど…くしゅっ
- 燦: 魔法少女なら問題ないでしょう それに、見た目より熱くないわ
- はぐむ: だとしても、焼いた炭の上を 歩かせるだなんて…へくしっ
- ミユリの声: 「そうですそうです! そもそもこういう可哀想なやつは 宮尾と安積の役目じゃないですかぁ!」
- 時雨: …教官、やっちゃっていいよ
- はぐむ: あわわ…時雨ちゃんまで… 私もちょっと怒っちゃうけど…
- 燦: そもそも、この追加特訓はミユを 反省させるためにしてるのよ
- はぐむ: まぁ…それは…
- 燦: もう…晴着なら露出も少ないし 大丈夫だろうと思ったから
- 燦: 信用して、みんなで初詣に 行ったっていうのに!ミユは!
- ミユリの声: 「だ、だだだって!だって!おみ足が! 見えないことで想像力をかきたてるので! 初詣中に意識を飛ばしたとて ミユは仕方ないと思うんですぅ!」
- 燦: 黙りなさい!火力をあげるわよ! 今年こそ、その煩悩を焼き消すわ
- 竜城 明日香: あそこにいるのは ネオマギウスのみなさん…?
- 竜城 明日香: 火の音で何を言っているのかは よく聞こえませんが…
- 竜城 明日香: どうやら火事のようですね! …今、助けますよ!
- 竜城 明日香: ふぅ… 大丈夫でしたか?
- 燦: あなた…
- 竜城 明日香: 礼なら無用です 正しき者として当然のことを…
- 燦: 勝手に火を消すだなんて…
- 燦: これが神聖な火祭りだったら 大変なことよ!?
- 竜城 明日香: あぁ…すみません… ここが特訓会場でしたか
- 竜城 明日香: 火渡りをしているだなんて 夢にも思わず、余計なお世話を…
- 竜城 明日香: 竜城明日香、不覚です! じ、自害…
- 竜城 明日香: …しません!
- 時雨: あ、しないんだ…
- はぐむ: 勘違いさせたのは 私たちだからね…
- 燦: まったく…参加希望者なら 声をかけてくれればいいのに
- 燦: あなた、ユニオンの子よね たしか、竜真館の竜城さん
- 竜城 明日香: ご存知でしたか
- 燦: ええ、ユニオンが集会所として 使っていたと聞いているわ
- 竜城 明日香: なるほど、そうでしたか 改めまして竜城明日香と申します
- 竜城 明日香: 正しき者となるため… 煩悩を排除しに来ました!
- 燦: ふん…いい心意気ね
- 燦: いいわ、ミユと一緒に 特訓してあげる
- 竜城 明日香: よろしくお願いいたします!
- ミユリ: 嫌です嫌です!ミユはもう 頑張ったので燦さまの膝枕に…
- 燦: 今の発言で、むしろ 修行メニューが増えたわ
- ミユリ: ヒィイイイイ!
- 竜城 明日香: 心頭滅却すれば火もまた涼し 正しき者となるための一歩です!
- ミユリ: あちあちあちあちあち!
- 竜城 明日香: 喚くから熱いのです! 声を出さず、心を静かに
- 竜城 明日香: そうして頭の中にある煩悩を 騒がしい音を、鎮めるのです!
- 竜城 明日香: さすれば熱さも忘れ 本当の自分と対面できるのです!
- ミユリ: ヒィ…フゥ…しんとうめっきゃく あぅ…もう、ミユは…熱くって
- ミユリ: い…意識がぁ…
- 竜城 明日香: ダメです!!
- ミユリ: はわっ!?
- 竜城 明日香: 気を強く持つこと! これもまた、心頭滅却!
- ミユリ: は、はひぃ…!
- 竜城 明日香: ふぅ… いい修行でした
- ミユリ: しんとうめっきゃく、です おみ足が、門松に見えましゅ…
- はぐむ: あんなに好きな足が門松に…!? ミユリちゃんがおかしく…!
- 時雨: 遊狩さんが変なのは元からだけど いったいどうしちゃったの…?
- ミユリ: 煩悩を捨て、ミユは新たなミユに 新年バージョンになったのでしゅ
- 燦: ミユの気絶を止めるなんて!
- 燦: あなた、もしかしたら 指導者に向いているのかもね
- 竜城 明日香: 一応、竜真館では教える側なので 嬉しい言葉です
- 燦: あぁ、道場の子だものね
- 燦: …なら、いずれうちと 合同特訓なんかどうかしら?
- 竜城 明日香: それはいいかもしれません! ぜひやりましょう!
- はぐむ: あわわ…もしかして 大変なことになったかも…
- 時雨: スパルタ教官がふたりに…?
- 竜城 明日香: ふぅ…心頭滅却できましたし これなら小槌も光るでしょう
- 竜城 明日香: ただいま戻りました 先程はお騒がせして
- 竜城 明日香: 時女一族のみなさん…と 先ほど、玄関前でお会いした…
- 静香: 伝えたいことがあってきたの
- FILENAME: text_520610-10_KC2kq.txt
- 静香: 竜城さんから聞いた夢の話と 私たちの知る物語について
- 静香: 涼子が持ってきた資料から 辿り着いたのが『時女四神伝説』
- ちはる: 内容は、龍と麒麟がケンカして 仲直りするまでの話
- ちはる: 新年への願いを込めた儀式で 仲直りをするっぽいんだけど
- すなお: 残念なことに、その過程の部分は ページが抜けて不明です…
- 木崎 衣美里: キリンって、動物園にいる 首のなっげーやつ?
- すなお: いえ、漢字の“麒麟”… つまり伝説上の動物です
- 木崎 衣美里: あー、ペガサス的なやつね!
- 阿見 莉愛: でも四神伝説と言ったわよね 四神と言えば
- 阿見 莉愛: 玄武、白虎、青龍、朱雀 この4体を指すのでなくて?
- 純 美雨: 認知度は少し低くなるけど
- 純 美雨: 東西南北を示す4体の他に 中央へ麒麟をいれることもあるヨ
- 静香: ええ、それに時女四神伝説では 玄武や白虎という呼び方はせず
- 静香: 亀、虎、龍、鳥…と呼ぶの
- ちはる: あと、麒麟は麒麟じゃなくて 人間らしいんだよね
- 木崎 衣美里: お?どゆこと?
- 静香: 麒麟と呼ばれる人が 四神と一緒に村を治めてたみたい
- 木崎 衣美里: ペガサスって名前の 村長…みたいな感じ?
- ちはる: まぁ、そんな感じ?
- 夏目 かこ: 龍たちと一緒に描かれていた人は そういうことだったんですね
- 鶴乃: …で、その伝説と 儀式が関係あるって話?
- すなお: はい、物語としては ハッピーエンドらしいのですが
- 南津 涼子: 問題は、物語本編の他に あたしが見つけてきたこの資料
- 南津 涼子: 新年に儀式を行った記録、だ
- 竜城 明日香: 儀式を…!?
- 南津 涼子: 記録によれば、今まで儀式を 行った者の多くが失敗したらしい
- 志伸 あきら: …失敗すると、どうなるの?
- 南津 涼子: 祈りが通じず、悪いことが起きる 主には祈りと、逆のことがな
- 南津 涼子: 「たとえば、豊作を願った年に失敗すれば その年はひどい不作になったり… 住民の不和解消を願って失敗すれば 大きな争いが起きちまう…」
- 南津 涼子: そして、仲直りを願い失敗すれば 二度と仲直りができなかったりな
- 竜城 明日香: 二度と…
- 南津 涼子: 失敗したやつらの共通点は
- 南津 涼子: 「自分で答えを見つけられなかったこと」
- 南津 涼子: 「その答えっつーのは不作の原因だったり 不和が起きている根本の問題だったり ケンカをしている理由だったり… つまり、問題の根っこがわからないのに 神頼みだけをしたやつは失敗したってことだ」
- 竜城 明日香: 逆に、答えを自分で見つければ 儀式は成功できるはず…ですよね
- 南津 涼子: そうだろうが… お前さんにできんのか?
- 竜城 明日香: どういう意味でしょうか
- 南津 涼子: あんたの行動は見させてもらった 他のやつらにも話は聞いてる
- 南津 涼子: それで、これはあたしの見解だが
- 南津 涼子: あたしには、どうもあんたが 答えを見つけられるとは思えねえ
- 竜城 明日香: な…!
- FILENAME: text_520610-11_KC2kq.txt
- 南津 涼子: あたしには、どうもあんたが 答えを見つけられるとは思えねえ
- 竜城 明日香: な…!
- 竜城 明日香: どういうことですか!
- 南津 涼子: 言葉通りだ 説明しなきゃなんねーか?
- 竜城 明日香: くっ…
- 南津 涼子: だから、儀式はやらねー方がいい
- 南津 涼子: 新年の儀式に失敗したやつらは ひでえ1年を過ごすっつー話だ
- 竜城 明日香: …しかし、儀式を行わなければ 正しさを証明できない
- 竜城 明日香: 私の正しさを証明し ささらさんの正しさを証明する
- 竜城 明日香: 私が決めたことですから 引き下がったりしません
- 竜城 明日香: それに、小槌から正しくないと 言われたままなのも
- 竜城 明日香: あなたに、成し遂げられないと 言われっぱなしでいることも
- 竜城 明日香: どちらも そのままにはできませんので
- 南津 涼子: じゃあ、どうすんだ
- 竜城 明日香: 私は、答えを自分で見つけます
- 南津 涼子: 答えって?
- 竜城 明日香: 小槌に認められる… 正しき者となることです
- 竜城 明日香: 答えを見つけるために… 何ができるか考えなければ
- 竜城 明日香: ………… …そうです!
- 竜城 明日香: 答えを探しに行ってきます! では!
- 南津 涼子: …わりーな 付き合ってもらっちまって
- 木崎 衣美里: んーん、あーしらもふたりには 仲直りしてほしいし
- 木崎 衣美里: 多分、あすきゃんもささらんも なんかすれ違ってる気がすんだわ
- 木崎 衣美里: だから、最初はあすきゃんに わかってほしいって思ってたけど
- 志伸 あきら: 今は、お互いに想いが 通じ合ってほしい…だよね
- 木崎 衣美里: うん、そーいうこと
- 阿見 莉愛: ただ、彼女がどう動くか 心配ではあるけどね…
- FILENAME: text_520620-1_UYQ3B.txt
- 竜城 明日香: 竜城家に伝わる 「正しき者」が成せるという年始の儀式
- 竜城 明日香: それを成し、私の…そして ささらさんの正しさを証明する予定でしたが
- 竜城 明日香: 儀式に用いる小槌から 「正しくない」と判断されてしまった私は 「正しき者」となるために修行へ向かいました
- 竜城 明日香: すべては、小槌に認められた上で 儀式を成功させ、正しさを証明するために
- 竜城 明日香: まずは新年の町を綺麗にすべく ゴミ拾いからです!
- 竜城 明日香: ふぅ…こんなもので…
- 竜城 明日香: あ、そこの人! ポイ捨てはいけませんッ!
- 竜城 明日香: 続けて、精神統一をして 書初めとしましょう!
- 竜城 明日香: ふぅ…こんなも、のっ!?
- 竜城 明日香: あ、あぁ…墨汁がぁ…
- 竜城 明日香: 気を取り直して…!
- スミマセン
- スマホの充電が切れてしまい… 道をおたずねしたいのですが
- 竜城 明日香: (か、海外のお方!? …落ち着いて対応せねば!)
- 竜城 明日香: ハ、ハロー ええっと…
- 竜城 明日香: 地図アプリを開いて…あれ これ、どっちで…
- あぁ、それはこのボタンを押して こうすれば見やすくなります
- 竜城 明日香: あ、はい、えっと…これで… あれっ?
- 焦らないで大丈夫ですよ お手数かけてすみません
- 竜城 明日香: い、いえ…って あれ、日本語…?
- はは、この国に住み始めて もう何年も経っていますから
- 竜城 明日香: (そういえば、最初から 日本語で話しかけてきて…)
- 竜城 明日香: も、申し訳ありませんッ! 早とちりを…!
- ありがとうございます! では!
- 竜城 明日香: うぅ…笑顔でいてくれましたが 失礼なことをしてしまいました…
- 竜城 明日香: 落ち着いて、深呼吸…ですね
- 竜城 明日香: 気を取り直し… 少し遠出でもしてみましょう
- 竜城 明日香: (ハッ、目の前に子連れの方が! これは席を譲らなければ…)
- 竜城 明日香: …あの、良ければこちらの席に
- …へ?私?
- 竜城 明日香: あ、お子様がご一緒で 大変でしょうから…
- …私、子どもいませんし まだ学生なんですけど…
- 竜城 明日香: え、じゃあそちらのお子様は…
- …ぼく、ひとりで小学校から 帰ってるだけです
- 竜城 明日香: (赤の他人…!?)
- 竜城 明日香: も、もも申し訳ありませんッ! 勘違いですっ!
- 竜城 明日香: (…動揺して 帰ってきてしまいました…)
- ???の声: あ、竜城さんがいたわよ!
- 竜城 明日香: へ?
- 阿見 莉愛: ふぅ…探したわ
- 竜城 明日香: 莉愛先輩たち… どうしてここに…?
- 阿見 莉愛: どうしてもこうしてもないわよ! 見てみなさい!
- 竜城 明日香: 衣美里さんが作った …魔法少女全体チャット?
- 竜城さんが道で、男性を相手に 何か困った様子だったんですけど 大丈夫だったでしょうか…? 透明人間の私だと、役に立てなさそうだったので どなたか近くにいたら声をかけていただけると…
- 生け花の品評会へと向かう電車内で 何やら勘違いから席を譲り 叱られている明日香さんをお見かけし… 声をかけたのですが聞こえていなかったようです お元気が戻っているといいのですが…
- 胡桃 まなか: このような目撃情報が 多数報告されていまして…
- 阿見 莉愛: 可哀想だし心配だしで 取り急ぎ回収しに来たのよ
- 阿見 莉愛: このまま放置したらさらに なんかやらかしそうだったしね
- 竜城 明日香: ふぐっ…う~っ わだ、わだじは、ただ…っ!
- 阿見 莉愛: ああ、ほら、泣くならもっと 美しく泣きなさいな…
- 竜城 明日香: ずびっ…お見苦しいところを お見せいたしました…
- 阿見 莉愛: 落ち着いたかしら …で、なぜこんなことを?
- 竜城 明日香: …正しき人となるために 善行を重ねようと…
- 阿見 莉愛: …はぁ そんなところだと思いましたわ
- 胡桃 まなか: 先輩に話は聞いていますし チャットで内容は把握してますが
- 胡桃 まなか: 正しさ…って そういうことなんでしょうか?
- 竜城 明日香: …私も、少し わからなくなってきたところです
- 胡桃 まなか: そうでしたか…じゃあ 何か別の方法を…
- 竜城 明日香: なので、これから ささらさんのところに行きます
- FILENAME: text_520620-2_UYQ3B.txt
- 竜城 明日香: なので、これから ささらさんのところに行きます
- 胡桃 まなか: え、は、なんでです?
- 竜城 明日香: 仲直りをするために決まってます
- 胡桃 まなか: いや…!
- 阿見 莉愛: 止めちゃいけないわよ
- 胡桃 まなか: 先輩、でもこんなの 失敗するに決まってます
- 胡桃 まなか: 何が悪かったかとか 絶対わかってないですよね
- 阿見 莉愛: あなたにも共有したでしょ? 南津さんの話
- 南津 涼子: …実は、あたしも 相談を受けてんだ
- 木崎 衣美里: 相談…って、ささらんから?
- 南津 涼子: あたしにっつーより寺にな
- 南津 涼子: 随分、悩んだ様子だったから 気になって話を聞いてみた
- 南津 涼子: お前さんたちにも話したらしいが 明日香に答えを見つけてほしいと
- 阿見 莉愛: …でも、ちょっと厳しそうよね 手助けをした方がいいのかしら
- 南津 涼子: あたしも、このままじゃ 難しいだろうとは思ってる
- 南津 涼子: ただ、見守ってやんねーか? …というか、任せてほしい
- 南津 涼子: 部外者のあたしが言うのもだが ありゃ、身をもって学ぶ方がいい
- 志伸 あきら: それは…ううん… でも、身をもってと言っても…
- 南津 涼子: あぁ、難しい …だから、こうしねーか?
- 南津 涼子: あたしらとお前さんらで ちっと、組むんだよ
- 胡桃 まなか: ですが… 状況が悪化する予感しか…
- 阿見 莉愛: まぁ…竜城さんの メンタルケアは引き受けましょう
- 竜城 明日香: この前は申し訳ありませんでした
- 竜城 明日香: 本当は、儀式を成功させて あなたの正しさを証明してから
- 竜城 明日香: 会いに来るつもりだったのですが まずは謝罪を、と
- 美凪 ささら: …明日香が色々と頑張ってたのは チャットで見えてたよ
- 竜城 明日香: う…失敗の連続で 恥ずかしいばかりです…
- 美凪 ささら: …エミリーたちからも 話は聞いてるし
- 木崎 衣美里: …って、あすきゃんが言ってた
- 美凪 ささら: 明日香がそんなこと…
- 阿見 莉愛: 竜城さんは、自分のせいで あなたの正義を揺るがしたと考え
- 阿見 莉愛: あなたの正しさを証明するために 儀式を行おうとしているらしいわ
- 志伸 あきら: たぶん、明日香なりにささらの 正義を守りたいんだと思う
- 美凪 ささら: それは、うん…まぁ 気づいてたけど…でもね…
- 木崎 衣美里: あーしはさ、ふたりに 仲直りしてほしいよ
- 美凪 ささら: …ありがと、ちょっとでも 明日香が気づいてそうなら
- 美凪 ささら: 仲直りできるように ちゃんと話してみるよ
- 美凪 ささら: …だから、明日香なりの 考えを聞かせてほしい…かな
- 竜城 明日香: …はい、あの時は 私の力不足で魔女を逃し
- 竜城 明日香: ささらさんにも、みなさんにも ご迷惑をおかけしてしまったので
- 竜城 明日香: 今後は、魔女を取り逃がさぬよう よりいっそう精進していこうと!
- 美凪 ささら: …………そっか
- 竜城 明日香: …ささらさん?
- 美凪 ささら: ごめん、話を聞かせてほしい …とか言っといてなんだけど
- 美凪 ささら: …私、まだ明日香と 仲直りできない、かも…
- 美凪 ささら: …ごめん
- 竜城 明日香: え…あ…
- 胡桃 まなか: あぁ…ほら 言わんこっちゃないです…
- 阿見 莉愛: あー…その、どこかで 気分転換でもしましょう?
- 竜城 明日香: …はぃ
- 阿見 莉愛: (大ダメージみたいね… どうしたものかしら…)
- ???の声: おー、なんやなんや 年始から辛気臭い集団やな
- 阿見 莉愛: ピュエラケアの…!
- リヴィア: 出張調整屋さんや ちっと近くまで来てな
- リヴィア: …あんた、明日香ちゃんやったな えらい元気なさそうやけど…
- 竜城 明日香: その…友人とケンカを…
- リヴィア: なるほどなぁ…ま、話聞くより 調整して覗いた方が早いわ
- リヴィア: 年始やしサービスしたる 簡易的なヤツやし、ここでええか
- 竜城 明日香: え、あの…!
- リヴィア: …アンタ、まっすぐな割に こじらせとんなぁ…
- 竜城 明日香: 私が…こじらせてる?
- リヴィア: おまじないをかけといたから あとは自分で考えたらええ
- リヴィア: 答えがわかったら おまじないの意味もわかるわ
- 竜城 明日香: …へ?
- リヴィア: ヒントはお友だちと ちゃんと話すことやで
- 竜城 明日香: それは、もう既に…!
- リヴィア: アンタが一方的に くっちゃべっただけちゃう?
- リヴィア: …まあ、相手も相手で 意固地なとこはありそうやけど
- リヴィア: 話し合いはな お互いに寄り添わなできひん
- リヴィア: 今みたいに説教垂れてんのも 一方的やし会話やないんやで?
- リヴィア: …ほなら、私は行くわ せいぜい頑張りや~
- 胡桃 まなか: 怒涛の勢いに気圧されて 何も言えませんでした…
- 阿見 莉愛: おまじないとか言っていたけど 何か、変化が?
- 竜城 明日香: いえ…特に… …すみません
- 竜城 明日香: ちょっと稽古でもして 頭を冷やしてきます
- 莉愛&まなか: …………
- FILENAME: text_520620-3_UYQ3B.txt
- 竜城 明日香: ふんっ
- 竜城 明日香: (ささらさんは なぜ、あんな顔を…)
- 竜城 明日香: (まだ 怒っているのでしょうか)
- 竜城 明日香: ふんっ
- 竜城 明日香: (私の力不足のせい …だけじゃないのなら)
- 竜城 明日香: ふんっ
- 竜城 明日香: (私が、正しくないから? それとも、ただ嫌われて…)
- 竜城 明日香: ………… 剣が、乱れています
- 竜城 明日香: 「心正しからざれば剣また正しからず」
- 竜城 明日香: 私の心が正しくないから 剣が正しくない…とするのなら
- 竜城 明日香: やはり、私は正しくない… じゃあ、正しさとはいったい…
- 竜城 明日香: …ダメです 頭の中が騒がしい…
- 竜城 明日香: こういう時こそ心頭滅却です ここでやるなら…黙想ですね
- 竜城 明日香: 目を閉じ…心を落ち着け 自分自身と対話する…
- 竜城 明日香: 正しさとは…
- 竜城 明日香: …そうです、いつか その答えは見つけたはずです
- 竜城 明日香: 正しさは、立場や見え方によって 変わってくるものである…と
- 竜城 明日香: では、なぜ私は正しくないのか 立場や見え方によって変わるものなのであれば 私が小槌に認められない理由はなんでしょうか
- 竜城 明日香: 世間一般から見て、大悪党であったとしても 本人にとってそこに「正しさ」があるのなら 小槌は、認めるのでしょうか…
- 竜城 明日香: …わかりません 小槌の認める正しさとは いったい、なんなのでしょうか…
- 竜城 明日香: 正しさ、とは…
- 竜城 明日香: …………なっ!? い、いつからそこに!?
- 南津 涼子: お前さんの動きが気になってな ついてきたんだ
- 竜城 明日香: 質問に答えてください というか!不法侵入ですよ!?
- 南津 涼子: …黙想を始めたころから ここにはいたが
- 南津 涼子: あんたの両親にはちゃんと 挨拶済みだから安心しろ
- 竜城 明日香: …………それなら まぁ、いいのですが…
- 南津 涼子: …じゃあ本題だ
- 南津 涼子: お前さん、正しさってのに ちっと囚われすぎちゃいねーか
- 竜城 明日香: …答えを見つけろと 言ったのはあなたでは…
- 南津 涼子: お前さんが見つけるべき答えは 本当にそれでいいのか?
- 南津 涼子: 正しさとは…それがわかれば 全部、解決するってのか?
- 竜城 明日香: そんなの…
- 竜城 明日香: そんなの、わかったら こんなに困ってません!
- 竜城 明日香: わ、わからないんです… ケンカした経験は少ないですし
- 竜城 明日香: どうして彼女を怒らせたのか 未だにわからないのは
- 竜城 明日香: きっと、私が正しくないからで だから、それさえわかれば…
- 南津 涼子: まあ、落ち着けって
- 竜城 明日香: ぁ…すみません 取り乱して…しまい
- 南津 涼子: あんたは考えなしに見えて 考えすぎなとこがある
- 竜城 明日香: …どういうことです 矛盾している気がしますが…
- 南津 涼子: そんな難しく考えなくても いいんじゃねえかってことだ
- 南津 涼子: どうして怒らせちまったのか
- 南津 涼子: 普段のあいつのことを知ってる お前さんの方が
- 南津 涼子: よほど、わかるんじゃねえのか?
- 竜城 明日香: あいつ…って、あなたは ささらさんを知ってるんですか?
- 南津 涼子: あ?…あー…チャットでな 話題が目に入った程度だよ
- 竜城 明日香: そう…ですか…にしたって やけに事情を知ってるようですが
- 南津 涼子: 変に勘繰る必要はないよ ただ、気になってるだけだ
- 南津 涼子: なんというか、そのまま 仲たがいされたくねーっていうか
- 竜城 明日香: 善意…ということですか?
- 南津 涼子: ま、それか野次馬程度に 思ってくれて構わねえ
- 竜城 明日香: …では善意と仮定して聞きますが 涼子さんは、わかりますか…?
- 竜城 明日香: ささらさんの、気持ちが
- 南津 涼子: さあな、言った通り外野だ そんなことまでわからねえ
- 南津 涼子: ただ、あたしが同じ立場なら きっと怒る…怒っただろうな
- 竜城 明日香: …?
- 南津 涼子: ほら、あとを考えるのは お前さんの仕事だ
- 南津 涼子: 言えることがあるとすりゃあ そうさな…先人に学ぶこった
- 竜城 明日香: …先人に…わかりました
- 竜城 明日香: 涼子さん! ひとつ、伺いたいことがあります
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- 竜城 明日香: …時女四神伝説
- 竜城 明日香: 涼子さん! ひとつ、伺いたいことがあります
- 竜城 明日香: 時女四神伝説の内容について 改めて、教えてもらえませんか
- 竜城 明日香: 物語の舞台は四神と 麒麟という人物が治める村
- 竜城 明日香: その村では、年明けを目前に 冬を越すための食べ物が足りず 途方に暮れていた
- 竜城 明日香: そこで、四神と麒麟は力を合わせて 乗り越えようとするが方向性の違いで 龍と麒麟がぶつかりあい、すれ違ってしまう
- 竜城 明日香: 民を想う気持ちは同じはずなのに ケンカに発展した龍と麒麟は 一触即発の雰囲気になってしまい お正月を前に、その村は不穏な空気に包まれる
- 竜城 明日香: 涼子さんが持っていた本では 先のページが破損しており
- 竜城 明日香: 儀式をして仲直りするまでの 過程がわからない…とのこと
- 竜城 明日香: そこに、何かヒントが 隠されているような気もしますが
- ちはる: 涼子ちゃんが置いていった本を もう一度、読んでみたけど…
- ちはる: …時女四神伝説のお話って 明日香ちゃんたちに似てるのかも
- すなお: どういうことですか?
- ちはる: 龍と麒麟は、村人のため ふたりも何かのために動いてる…
- ちはる: どっちのケンカも 周りを想って起きてるなあって
- 静香: どちらも間違ってないのに すれ違うのもそっくりね
- すなお: でも、色々と出来事を経て 仲直りしてましたよね?
- ちはる: ページが破れてるから その色々がわからないんだよぅ…
- ちはる: “正しき者”ってなんなんだろ…
- すなお: 儀式成功のために知りたいですが 定義すら難しいですからね…
- 静香: …お正月…正しき者…
- 静香: どちらにも「正」があるのって 何か手がかりにならないかしら?
- すなお: ほんとですね…! 住職さんに聞いてみましょうか
- 水徳寺の住職: うむ、正月は年の初めという 意味が大きいのじゃが
- 水徳寺の住職: 正しいという字には あらためるという意味もあってな
- 水徳寺の住職: 新たな年に気持ちを改めて… そんな意味があるとかないとか
- 水徳寺の住職: 諸説あり…というか 眉唾物の知識じゃがなあ
- ちはる: 気持ちを改める…みたいな?
- 水徳寺の住職: うむ、だから新年の抱負などを 語ったりするのかもしれんな
- ???の声: あの、すみませーん
- 水徳寺の住職: おお、この声は前に来た子かな 悪いが、行ってきてくれるか?
- ちはる: りょうかーい!
- ちはる: …あれ?住職さん 袖になんか黒いのが…墨?
- 水徳寺の住職: んあ、いや…気にしないでいい それより、お客さんだ
- ちはる: …? はーい
- 静香: こんにちは何か用かしら …って、あなたは
- すなお: ささらさんじゃないですか どうかしましたか?
- 美凪 ささら: こんにちは…あれ、今日は 涼子さん、いないのかな?
- 静香: 涼子に用があったの?
- 美凪 ささら: ああ、いや…前に来たとき 相談に乗ってもらって
- ちはる: 相談…ってことは もしかして明日香ちゃんの?
- 美凪 ささら: …うん、そっか みんな知ってるんだもんね
- すなお: はい、チャットで…というよりも 本人からいろいろと聞いてます
- ちはる: そうそう、儀式に時女一族が 関わってるかもーって話で
- 美凪 ささら: なんだか、私たちのケンカに 巻き込んじゃって申し訳ないな
- すなお: 気にしないでください それより、どうしてケンカに?
- ちはる: うん、明日香ちゃんの話だけじゃ 詳細がわからなくて
- ちはる: …って、これじゃなんだか 野次馬みたいだよね!?ゴメン!
- 美凪 ささら: いやいや、巻き込んでるんだから 気になるのが当然だよ
- 美凪 ささら: ただ…私側の話をするのって 外堀を埋めるみたいで嫌だな…
- 静香: だけど、仲直りがしたいのなら 一度、両方の意見を整理した方が
- 静香: 問題がすっきりしそうだし あなたも気が楽にならない?
- 美凪 ささら: …そうだね、なら言葉に甘えて 一度、説明させてもらうよ
- 美凪 ささら: 内容は…明日香からいろいろと 聞いて知ってるんだよね?
- ちはる: うん、魔女退治が きっかけでケンカになったって
- 美凪 ささら: そう…実は、最近の明日香 戦い方が不安定に見えてさ…
- 美凪 ささら: あ、元々私たちは分担して 魔女退治をしてるんだ
- 美凪 ささら: 明日香が戦闘、私は救助優先 それで今までやってたんだけど
- 美凪 ささら: ここ最近、明日香が 突っ走りすぎてる気がして
- 美凪 ささら: 今回はケガで済んだけど…いつか 取り返しつかなくなるんじゃって
- 美凪 ささら: 私の力不足のせいでもあるから 明日香だけが悪いんじゃないし
- 美凪 ささら: 明日香なりに私のことを 考えての行動だってことも
- 美凪 ささら: あの子の動きとかエミリーたちに 聞いてわかるんだけど…
- すなお: 自分を大切にしない明日香さんが 心配で…腹が立つ…と
- 美凪 ささら: そう…しかもあの子 本当に自覚がないんだ
- 静香: 彼女には、直接言ったの?
- 美凪 ささら: もちろん、何度も 言ったつもりなんだけどね
- 美凪 ささら: 明日香! 前に出過ぎないで!
- 竜城 明日香: 問題ありません!
- 竜城 明日香: ささらさんは、救助を!
- 美凪 ささら: ちょ、私もそっち手伝うよ!
- 竜城 明日香: 大丈夫です!
- 美凪 ささら: 明日香、無理はしないでね
- 竜城 明日香: ええ、問題ありません!
- 美凪 ささら: 明日香は、もう少し 自分のことを大切に…!
- 美凪 ささら: 問題ない、大丈夫 …明日香はそればっかり
- 美凪 ささら: 自分を大切にしてって言っても 返事だけで、理解できてないんだ
- 美凪 ささら: 私も、誰かを守れるなら自分は …って、思わないわけじゃない
- 美凪 ささら: あの子の気持ちもわかるからこそ 手遅れになる前に止めたいのに
- 美凪 ささら: 何度言ってもダメだったから… 自分で気づかせるしかないんだ
- ちはる: 自分で気づくって どうやって?
- 美凪 ささら: それを涼子さんに相談したら あとは任せておけ…って
- 静香: …涼子ったら 何をする気なのかしら
- 美凪 ささら: とにかく、明日香には 自分で気づいてほしいから…
- すなお: …手出ししすぎないように でしょうか?
- 美凪 ささら: …ごめん そうしてもらえると助かる
- 美凪 ささら: 自分で、考えを改めるのが 大事だろうと思うから
- ちはる: 考えを改める…
- ちはる: もしかして小槌が求める 「正しさ」って
- ちはる: 考えを改めるっていうのも 入ってたりするんじゃない?
- 水徳寺の住職: 正しいという字には あらためるという意味もあってな
- 水徳寺の住職: 新たな年に気持ちを改めて… そんな意味があるとかないとか
- 静香: それなら、なおさら
- すなお: ええ、彼女は自分で 答えを見つけないとですね
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- 竜城 明日香: …いよいよ儀式当日です
- 竜城 明日香: あれから、情報は特に増えず 答えも…見つからず…
- 竜城 明日香: 小槌も、光らず…
- 竜城 明日香: ですが!
- 竜城 明日香: 小槌も、お餅も用意しました 準備はなんとかしたんです!
- 竜城 明日香: もう…やるしかありません! それしか道はないのですから!
- 竜城 明日香: さあ、水徳寺で 最後の準備を…
- 竜城 明日香: …………ささらさん あれから話してないですね…
- 竜城 明日香: …………
- 竜城 明日香: いえ、へこたれるな、です! 儀式を成功させ、今度こそ…!
- 竜城 明日香: …お餅はここに置いて…っと
- 南津 涼子: よう、順調か?
- 竜城 明日香: 涼子さん…
- 竜城 明日香: …正直、順調じゃありません 答えも…見つからず…
- 南津 涼子: 答えっつーのは、なんだ? 「正しさ」についてか?
- 南津 涼子: それとも、あんたが自分の身を 省みずに戦う理由か?
- 竜城 明日香: …え?
- 南津 涼子: ああ、いや…今のは忘れてくれ 私情を挟んじまった
- 南津 涼子: …あたしから、最後の助言だ 理解していないことを理解しろ
- 竜城 明日香: 理解していないこと… 正しさの…答え?
- 南津 涼子: …お前さんの「芯」はなんだ
- 竜城 明日香: まっすぐに、正しくあることです
- 竜城 明日香: …出張調整屋さんには こじらせてると言われましたが…
- 南津 涼子: それから… 一番大事なものを、よく考えろ
- 南津 涼子: 目的と手段が逆になってねえか? …儀式、なんのためにやるんだ
- 竜城 明日香: 竜城家の伝統を復興させるため 最初は、そうでした
- 竜城 明日香: でも、今はささらさんの 正しさを証明して、仲直りを…
- 竜城 明日香: そうでした、私…! 仲直りをしたいんです!
- 竜城 明日香: 忘れていたわけではないですが おかしなことになってました…
- 竜城 明日香: 儀式をしているような 場合じゃない…のかもしれません
- 竜城 明日香: でも、仲直りには儀式が必要で… 彼女の正しさは証明したくて…?
- 南津 涼子: あとは、そっちで考えな
- 竜城 明日香: …理解していないことを理解する
- 竜城 明日香: 答えがわからないことを理解し それと、向き合う…
- 竜城 明日香: 何が一番…大切か
- 竜城 明日香: ――っ!?
- 竜城 明日香: こんな時に魔女! この反応は、あの日の…!
- 竜城 明日香: 涼子さんは、もういません ひとりで倒せるでしょうか…
- 竜城 明日香: (…この数日、考えていました)
- 竜城 明日香: あの日、私は私の正しさを押し通し 魔女を倒す力が足りず… ささらさんとケンカになりました
- 竜城 明日香: そして、私が弱かったせいで ささらさんに、自身の正しさを 疑わせてしまいました
- 竜城 明日香: ささらさんが、自分の正しさのせいで 私をケガさせたと言うのなら 私は、自分の正しさと、弱さのせいで 人の正しさを揺るがせてしまったんです
- 竜城 明日香: 善行を積もうとした日も 空回って失敗し、人を困らせ失礼を働き 不快感を与えてしまいました ささらさんを、悲しませてしまいました
- 竜城 明日香: …もしかしたら私の「正しさ」は 誰かを傷つけるのかもしれない
- 竜城 明日香: なら、今思う私の正しさは 本当に正しい決断なのでしょうか
- 竜城 明日香: …………
- 竜城 明日香: …………いや! 迷うことなんてないはずです!
- 竜城 明日香: ささらさんに、正しさを 貫いてほしいと思うのなら
- 竜城 明日香: 私だって、貫くべきなんです! 魔女と、戦うべきなんです!
- 竜城 明日香: 「正しさ」の答えは わかりません!
- 竜城 明日香: 正しさを貫き失敗した回数は 数えきれないほどです!
- 竜城 明日香: けれど、今この瞬間の正しさは 魔女と戦い、倒すこと!
- 竜城 明日香: 答えが見つからなくとも
- 竜城 明日香: 小槌が認めてくれる “正しき人”にはなれなくとも
- 竜城 明日香: 私は、魔法少女として!
- 竜城 明日香: 竜真流薙刀術師範代 竜城明日香として!
- 竜城 明日香: 自分に恥じるようなことは 決して、できません!
- 竜城 明日香: さあ! 今度こそ倒してみせます!
- 竜城 明日香: …って、あそこにいるのは
- 美凪 ささら: はぁっ!
- 竜城 明日香: ささらさん…!? どうして、ここに…
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- 竜城 明日香: ささらさん…!? どうして、ここに…
- 美凪 ささら: 明日香!? …いや、話はあとだよ
- 美凪 ささら: 今はまず、魔女を倒そう
- 竜城 明日香: で、では私が前に…!
- 美凪 ささら: 今は救助する人もいないから 一緒に戦えるよ!
- 竜城 明日香: いえ!ここは私が!
- 美凪 ささら: だから、私が言ってるのは こういうところだって!
- 竜城 明日香: ですから、力不足だった分は 今回で挽回して…!
- 美凪 ささら: そうじゃないってば!
- 美凪 ささら: …あー!もう! やっぱ言ってもわかんないなら!
- 美凪 ささら: はあぁぁっ!
- 竜城 明日香: ささらさん!?
- 竜城 明日香: ひとりでそんなに 前へ出ては、危険です!
- 美凪 ささら: 問題ないよ!大丈夫!
- 美凪 ささら: ぐぅっ…!
- 竜城 明日香: ささらさんッ!
- 竜城 明日香: 大丈夫ですか!? ケガは、どこか痛みは…
- 竜城 明日香: あなた、どうして! こんな無茶な戦い方を!
- 美凪 ささら: 明日香だって! いつもそうだったでしょ!
- 竜城 明日香: え…
- 美凪 ささら: 明日香! 前に出過ぎないで!
- 竜城 明日香: 問題ありません!
- 竜城 明日香: ささらさんは、救助を!
- 美凪 ささら: ちょ、私もそっち手伝うよ!
- 竜城 明日香: 大丈夫です!
- 美凪 ささら: 明日香、無理はしないでね
- 竜城 明日香: ええ、問題ありません!
- 美凪 ささら: 明日香は、もう少し 自分のことを大切に…!
- 美凪 ささら: 明日香が、私の正義を 尊重してくれてるのはわかるよ
- 美凪 ささら: そのために、頑張ってくれたのも 聞いたし、理解できる
- 美凪 ささら: …だけど、私が守りたいのは みんななんだよ
- 美凪 ささら: 分け隔てなく誰でも救う そんな騎士になりたい
- 美凪 ささら: …その、守りたい人の中には 明日香もいるんだよ
- 美凪 ささら: みんなを守れても明日香が… 明日香がいなくなったら嫌だ
- 竜城 明日香: あ…その…ごめんなさい、私… 私、何もわかってませんでした
- 南津 涼子: 理解していないことを理解しろ
- 竜城 明日香: …あなたの気持ちを 理解できていませんでした
- 竜城 明日香: わかっていなかったことにさえ 気づいていなかったんです
- 竜城 明日香: 正しさに、正義に囚われて あなたの想いを尊重してなかった
- 竜城 明日香: …尊重、しているつもりでした 自身の正しさを信じてほしかった
- 竜城 明日香: いつもあなたは正しく
- 竜城 明日香: 凛々しく、頼りがいがある 大切な友人だからこそ
- 竜城 明日香: 私のせいで、その正義を 揺るがせたくなかったんです
- 美凪 ささら: 明日香…
- 竜城 明日香: そのはずなのに 結局、私のせいで…
- 竜城 明日香: 私は愚か者です… ごめんなさ…
- 美凪 ささら: ちょ、明日香! うしろうしろ!
- 竜城 明日香: へ?
- 静香: 仲直りっぽいところ 悪いんだけど
- すなお: 先に、魔女を倒しましょうか
- ちはる: 助太刀するよー!
- 美凪 ささら: ありがとう! …さあ、行こう明日香!一緒に!
- 竜城 明日香: はい!
- 竜城 明日香: ささらさん、そっちです! 今フォロー行きます!
- 美凪 ささら: うん、ありがとう!
- ちはる: 静香ちゃん、わたしたちも!
- 静香: ええ、すなおは 後ろから援護をお願い!
- すなお: 任せてください!
- 竜城 明日香: (なんだか 今思えば四神伝説は)
- 竜城 明日香: (私とささらさんのことと 似ていたのかもしれませんね)
- 竜城 明日香: (民を想う気持ちは同じなのに すれちがった龍と麒麟)
- 竜城 明日香: (相手を想ったのは同じなのに すれちがった私たち)
- 竜城 明日香: (私たちの場合は… 私の悪い面が多いですけど…)
- 竜城 明日香: (四神も、私たちも もっと寄り添って耳を傾け)
- 竜城 明日香: (もっと語り合えたなら 早くわかりあえたはずなんです)
- 竜城 明日香: (かつて、儀式を行った方々も きっと同じように…)
- 竜城 明日香: …そうでしたか
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- 竜城 明日香: …そうでしたか
- 竜城 明日香: (求めるものは同じなのに すれ違い、争ってしまう)
- 竜城 明日香: (少し前に神浜市で起きたのも そんなようなことでしたね)
- 竜城 明日香: (みんな、幸せを求めているのに 皮肉な話ではありますが…)
- 竜城 明日香: (途方もないほど、遠くまで すれ違ってしまった結果が)
- 竜城 明日香: (大きな争いだったとすれば)
- 竜城 明日香: (まだ、この距離は埋められる …埋めねばなりません!)
- 竜城 明日香: ささらさん!
- 美凪 ささら: なに!? 今は、魔女退治を…!
- 竜城 明日香: 戦いながらでもいいので 話したいことがあるんです!
- 竜城 明日香: 私が、以前この魔女と 戦ったときに
- 竜城 明日香: 信じた正しさと その目的について!
- 美凪 ささら: わかった!聞かせて!
- 竜城 明日香: 私にとって、あの時の正しさは ささらさんと分担して戦い
- 竜城 明日香: 多少、自分がケガをしても あなたの正義を貫くことでした
- 竜城 明日香: 目的は、魔法少女として みなさんを守り
- 竜城 明日香: ささらさんの正義を守るため
- 竜城 明日香: ささらさんは!
- 美凪 ささら: …私の正しさは、明日香に 無茶な戦い方を止めさせること
- 美凪 ささら: その上で、明日香も含んだ みんなを救い出すこと
- 美凪 ささら: 目的は、騎士として 魔法少女としてみんなを守って
- 美凪 ささら: 明日香を、守るため
- 竜城 明日香: やはり、目的は似ていました
- 竜城 明日香: どちらの正しさも きっと間違っていなかったんです
- 竜城 明日香: いえ、私の「ケガをしてでも」 というところは反省すべきですが
- 美凪 ささら: それはその通り
- 竜城 明日香: うっ…それから私が犯した もうひとつの過ちは
- 竜城 明日香: この魔女結界へ入る前に 一度、躊躇したことです
- 美凪 ささら: どういうこと?
- 竜城 明日香: 恥ずかしながら、自分の正しさを 信じられず迷ってしまったんです
- 美凪 ささら: …私もわかるよ、その気持ち
- 美凪 ささら: 自分の正しさを信じられずに 動けなかったことがあるから…
- 竜城 明日香: けれど正しさは人によって異なり 正解なんて、きっとありません
- 竜城 明日香: それでも、自らの正しさに則り 動かなければ何も成せない…
- 竜城 明日香: だから、私が思う 正しさの答えはこれです
- 竜城 明日香: 「正しさとは 正しさをわからぬものと理解しながら 自分と相手の正しさを理解しあおうとすること その上で、自分の想う正しさを信じて 実行することです!」
- 美凪 ささら: …でも、なんだか 矛盾していない?
- 美凪 ささら: 正しさはわからないのに それを信じる…って
- 竜城 明日香: 正しさは、きっと矛盾するもの
- 竜城 明日香: 故に、ぶつかり合い 時に争いを起こすのでしょうから
- 竜城 明日香: それが矛盾をはらんだ物であると 理解することが大事なのだと
- 竜城 明日香: 今、考えを改めました
- 美凪 ささら: あ、小槌が…!
- ちはる: 光ってるってことは!
- 静香: 彼女の答えを見つけたのかしら
- 竜城 明日香: あれから肌身離さず 持っていたのですが、これは…
- 竜城 明日香: …この姿は 夢で見た龍神様…!?
- 竜城 明日香: …もしや、四神伝説をなぞり 本当の意味で正しさを知れと…
- 美凪 ささら: いや、そこまでは 言ってないような!?
- 竜城 明日香: あの物語で見えなかった部分を 今、ここで再現してみましょう!
- 美凪 ささら: えぇ!? ちょっと!明日香!?
- 竜城 明日香: いざ!
- FILENAME: text_520620-8_UYQ3B.txt
- 昔々、あるところに 四神と、麒麟という人が共に治める 小さな村がありました
- 静香: やっぱり、年を越すには 食べ物が足りないわ…
- ちはる: わたしの羽でみんなを あっためているけど…
- すなお: 食糧不足で、みなさん 元気がないみたいです…
- 冬を越し、新年を迎えるための食べ物が足りない そのことで四神たちは悩み どうしたら良いかと話しあっておりました
- 竜城 明日香: それなら私が、今から狩りをして 食べ物を調達してきます
- ちはる: えっ、そんなことできるの?
- 美凪 ささら: いや、さすがの龍でも ひとりじゃ無理でしょ
- 静香: …私も手伝いたいところだけど 村の見張りがいなくなるわ
- 美凪 ささら: …なら、私が狩りを手伝う
- 竜城 明日香: ですが、あなた 先日ケガをしたばかりでしょう
- 竜城 明日香: もろい人の子と違い丈夫なので 私ならひとりで問題ありません
- 美凪 ささら: 四神のあなたが死ねば 村がどうなるかわかってるの?
- 竜城 明日香: とは言え、現状のままでは 村人たちを守れません
- 竜城 明日香: 村を守るのを邪魔するなら あなたとて、許しませんよ
- 美凪 ささら: 私だって!
- 竜城 明日香: 退かないのなら…いざ!
- 静香: 待ちなさい! ふたりとも冷静になって!
- すなお: ええ、どちらも村を守りたい その想いは一緒ですよね
- ちはる: なのにケンカなんて 絶対おかしいよう!
- 竜城 明日香: …それは…確かにそうですが
- 美凪 ささら: でも、じゃあどうしたら!
- ちはる: みんなの力をあわせよう!
- 美凪 ささら: だけど、食べ物はもう みんなで作った鏡餅くらい…
- すなお: 恒例の鏡開きをするために どうにか手をつけずにいましたが
- 静香: もう限界だし、鏡餅を食べたって 全員分はまかなえない
- 美凪 ささら: 他にできることなんて 祈ることしか…
- 竜城 明日香: なら、祈りましょう
- 四神たちは、誰ともわからぬ相手に祈りました
- 村を救いたいという ただひとつの想いをのせて 寒空に向かって祈りつづけたのです
- すると…
- ちはる: 見て…あれ!
- 現れたのは、光り輝く小槌
- 四神たちは気づいていませんでしたが それは、願えば求めるものが出てくる 打出の小槌だったのです
- すなお: ちょうど、鏡開きを するのに良さそうな小槌ですが…
- 静香: この小槌で鏡開きをしろ …ということかしら
- ちはる: まあ、どっちにしたって 食べられるのはお餅くらいだし!
- 美凪 ささら: うん やれることはやってみよう
- 竜城 明日香: ええ、そうですね!
- 竜城 明日香: みなさんの力を合わせれば 何かが起きるかもしれません
- 竜城 明日香: 奇跡を、信じてみましょう!
- 四神が集ひ その力の揃ふほど
- 儀式は成され 民に幸福もたらさる…
- 竜城 明日香: やぁああっ!
- ちはる: も、戻ってきた…
- 静香: 何!?今の! 何がおきたの!?
- すなお: いつかのカメに…
- すなお: というか、時女四神伝説の お話の中に…?
- 美凪 ささら: たぶん、明日香の魔法だね
- ちはる: 今のが?
- 美凪 ささら: “規律遵守” 一時的に相手を従わせられる魔法
- 美凪 ささら: ただ、本人が魔法を使った 自覚はなさそうだから…
- 美凪 ささら: 今回は、強い想いの結果 魔女結界を丸ごと従わせて
- 美凪 ささら: 時女四神伝説の世界にした …みたいな感じじゃないかな
- 美凪 ささら: 最後に魔女を倒したあたり ずっと結界の中だったみたいだし
- 美凪 ささら: 見た目や認識だけ 物語の世界にしたって感じ?
- 竜城 明日香: 私、そんなにすごい魔法を?
- 竜城 明日香: たぶん偶然なので、同じことは もうできそうにないですが…
- 竜城 明日香: …それより、ささらさん
- 美凪 ささら: ん?
- 竜城 明日香: 改めて、ごめんなさい
- 竜城 明日香: …その、これからはもっと 自分も省みるようにしますし
- 竜城 明日香: そして臨機応変に フォローしあえるよう精進します
- 美凪 ささら: ううん、私もごめん
- 美凪 ささら: この数日、意地を張って 口を利かなかったり…
- 美凪 ささら: すごい、強引な手段を 取っちゃったと思うから
- 美凪 ささら: ちゃんと伝える努力を するべきだったと反省してる
- 美凪 ささら: これからはもっと いい感じに分担しよう!
- 美凪 ささら: それで、お互いの正義を守って みんなのことも一緒に守ろう!
- 竜城 明日香: はい!
- ちはる: これで一件落着かな?
- すなお: ふふ、勢いのある仲直りで いいですね
- 衣美里の声: あーすーきゃーん!
- 竜城 明日香: みなさん…!
- FILENAME: text_520620-9_UYQ3B.txt
- 美凪 ささら: あれ、こ、こんなに!? まだかなり早い時間だけど…
- 木崎 衣美里: なんなら、りかっぺとかも こっち向かってんじゃない?
- 竜城 明日香: なにゆえ…!
- 阿見 莉愛: 心配したからに 決まってるでしょうが!
- 志伸 あきら: まあ、全体チャットで みんな話は知ってるし…
- 鶴乃: そこに魔女の反応なんてあるから 何事かと思ったけど…
- 純 美雨: どうやら魔女の方は 片がついたみたいネ
- 夏目 かこ: …というか、その姿
- 胡桃 まなか: ド派手な龍神様ですねぇ…
- 竜城 明日香: いや、あの… かくかくしかじかでして
- 竜城 明日香: 本当に、ご迷惑を おかけいたしましたッ!
- 美凪 ささら: 私からも、みんなごめん
- 美凪 ささら: 自分たちで解決するべき問題に 大勢、巻き込んじゃって…
- 木崎 衣美里: まあ、仲直りできたなら 結果オーライっしょ!
- 木崎 衣美里: なんか、ふたりとも相手の ためにバトってたからさ
- 志伸 あきら: うん、本当に 仲直りできて良かったよ
- 阿見 莉愛: 竜城さんも、これを機に 気持ちを改められたでしょうから
- 竜城 明日香: はい!もちろんです!
- ちはる: やっぱり気持ちを改めるのが 解決のカギだったんだね
- すなお: まあ…どうしてあの姿に なったのかは謎ですけど…
- 静香: 細かいことは気にしない! 改めて儀式を行いましょう!
- 竜城 明日香: あ、はい…
- 美凪 ささら: どうしたの? 浮かない顔をして…
- 竜城 明日香: いえ…今まで儀式に失敗してきた 先人たちを思うと…
- 南津 涼子: そのことなら心配いらねえ
- 竜城 明日香: あ、涼子さん!
- 南津 涼子: いやあ、少し離れてる間に こんなことになってるとはな
- 竜城 明日香: 心配ないというのは…?
- 南津 涼子: ありゃあ、嘘だ 悪いな!
- 竜城 明日香: えぇっ!?
- ちはる: 何それ、わたしも知らない!
- 南津 涼子: ちゃるたちは嘘が下手だから 隠してたんだけどな
- 南津 涼子: みんな失敗だったって 儀式の記録があるっつーのは
- 南津 涼子: 自分で答えを見つけるよう 明日香に発破をかけるための嘘だ
- 南津 涼子: 住職、ちょっと偽造文書を 作る手伝いをしてくれねえか
- 水徳寺の住職: なんだそれは… 物騒すぎるんじゃが…
- 南津 涼子: 仲直りがかかってんだ
- 南津 涼子: 住職に依頼したら 快く引き受けてくれたぜ
- ちはる: だから、袖に 墨がついてたんだ!?
- 竜城 明日香: ええと、それじゃあ 時女四神伝説は…
- 南津 涼子: それに関しちゃ本当の資料だな たまたま、話を知ってたんだ
- 竜城 明日香: わけがわからなくなってきました
- 木崎 衣美里: あー…あと、実は あーしらも共犯なんだよね
- 南津 涼子: あたしらとお前さんらで ちっと、組むんだよ
- 南津 涼子: あたしがそれらしい話で あいつに発破をかける
- 南津 涼子: んで、まあお前さんたちは 話に乗っかってほしい
- 木崎 衣美里: あすきゃんのためだし 全然やるけど…
- 志伸 あきら: どうしてそこまで 親切にするのか…
- 阿見 莉愛: ええ、言うほど親しい仲でも ないわよね?
- 南津 涼子: ささらは、人を救う 騎士になりたい
- 南津 涼子: 明日香は、身を削って 誰かを守ろうとしてる
- 南津 涼子: …そんなふたりが 気になっちまったんだ
- 南津 涼子: まあ、こういうことだから 新年の儀式は安心してやりな
- 竜城 明日香: なるほど…
- 木崎 衣美里: あすきゃん…怒ってる? あーしら嘘ついちゃったし…
- 竜城 明日香: 騙されたことは不覚ですが… 嘘をつくほど想ってくれていた
- 竜城 明日香: その事実は嬉しいです みなさん、ありがとうございます
- 竜城 明日香: …さて!これでスッキリです! 儀式を行いましょう!
- 志伸 あきら: お、いつもの明日香だね
- 竜城 明日香: 結局、儀式の詳細について
- 竜城 明日香: 新年への願いを込めた 鏡開きであるということ以外は
- 竜城 明日香: 魔法で再現された物語の 内容しかわかりませんでした
- 竜城 明日香: もし、あれが龍神様の お導きであるとするのなら
- 竜城 明日香: 再現された内容が正しいと信じ みんなで祈りましょう!
- 竜城 明日香: 想いを、乗せて!
- 竜城 明日香: 新たな年の幸福を! みなさんの幸福を祈り!
- 竜城 明日香: 福よ、来ーい!
- 竜城 明日香: ―明日香― こ、これは…!?
- 竜城 明日香: ―明日香― お餅が弾けて、中から何かが…!
- 美凪 ささら: ―ささら― めでたいものがたくさん! 空に昇っていくみたいだ!
- 夏目 かこ: …あれ、でもこれ…触れない?
- 木崎 衣美里: てかなんか、餅増えてね!?
- ちはる: なんだろう、これ?
- すなお: 魔法の力…でしょうか?
- 静香: そんなことある?
- 南津 涼子: なっはっは 魔法少女はなんでもありか
- 南津 涼子: まぁ…もしくは…
- 南津 涼子: 「龍神様の力…とかな」
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- 竜城 明日香: 鏡開きをしたらお餅が いっぱいに増えたので
- 竜城 明日香: 諸々のお詫びと 新年のお祝いも兼ねて!
- 竜城 明日香: お餅を配ろうと思います!
- 竜城 明日香: あけましておめでとうございます どれがいいですか?
- 綾野 梨花: 焼餅、お雑煮、お汁粉まで! ずいぶん張り切ったね!
- 竜城 明日香: はい、時女一族のみなさんに 手伝ってもらいまして!
- 静香: お雑煮も、いろんな 味つけがあるのよ!
- ちはる: 静香ちゃんが、レシピを 聞いて回った成果なんだ!
- すなお: お汁粉も、甘めと 甘さ控えめを用意しました
- 南津 涼子: つっかえないように 気をつけて食べろよ!
- 那由他: おじゃましますの~
- みかげ: あけおめ~! お餅、食べに来たよ~!
- 都 ひなの: よう、アタシらも来たぞ
- 由貴 真里愛: あけましておめでとう~ いい匂いねぇ、うふふ
- 木崎 衣美里: 全体チャットで呼びかけたから マジでいっぱい来んね!
- いろは: あけましておめでとうございます
- 阿見 莉愛: あれは…七海やちよまで…!
- やちよ: あけましておめでとう 阿見さんも来ていたのね
- 阿見 莉愛: あ…ええ! おめでとうございますわ!
- フェリシア: おい明日香、こいつら 寺の前にいたけど不審者か?
- 竜城 明日香: あら、フェリシアさん 不審者って…?
- 燦: ちょ、違うわよ 私たちもチャットを見て…
- ミユリ: ミユは止めたんですよう! さすがに、ここは来づらいって!
- 燦: 私は、竜城さんと合同特訓の 日取りを交渉しに来たのよ
- 竜城 明日香: ああ、そう言えばごたごたして 忘れていました…!
- ちはる: あっ!
- ミユリ: ぎゃっ!
- ちはる: むむむ、よくもノコノコと…!
- ミユリ: ひえええ、あの時はその あの、すみません~!
- ちはる: あ、コラ!逃げるな! お餅は食べていきなよー!
- うい: …時雨さんたちも 出てきていいと思うよ?
- 時雨: あ…その、ぼくらは 教官に連れてこられて…
- 竜城 明日香: …今日はめでたい日ですので 一旦、そういうのは忘れましょう
- はぐむ: でも…
- 竜城 明日香: それぞれが信じる正しさに則って 争ったことがあるのは事実です
- 竜城 明日香: 私から勝手に、気にするなだとか 許す…だとかは言えません
- 竜城 明日香: ですが!今目の前にあるのは 同じ魔法少女の仲間という事実!
- 竜城 明日香: 共に餅を食べ! 良き新年を迎えましょう!
- はぐむ: あっ、ありがとう…ございますっ
- 時雨: ん…お餅…美味しい…
- 竜城 明日香: そうでしょうそうでしょう!
- リヴィア: えらい賑やかなこっちゃなあ その姿がおまじないの結果か?
- 竜城 明日香: 出張調整屋さん!
- リヴィア: 答えを見つけたみたいやな
- 竜城 明日香: え?ああ、あの時の調整が この姿のタネだったんですね!
- リヴィア: どういう姿になるかは あんた次第やったけどな
- リヴィア: まあ、いい結果になったみたいで なによりや
- 竜城 明日香: ええ! ありがとうございます!
- リヴィア: そんじゃ、餅はもらってくで~ ほな、今年もごひいきにな
- 美凪 ささら: なんだか年始から忙しなくて 今後が心配になるね、はは
- 竜城 明日香: まあ、私たちなら どんな1年だろうと大丈夫です!
- 美凪 ささら: …1番危なっかしい人が なんか言ってるよ
- 竜城 明日香: なんせ私には、龍神様と ささらさんがついてるので!
- 美凪 ささら: そんな期待されても…というか 明日香自身がしっかりしてよね?
- 竜城 明日香: それは承知の上です! 目指せ「明鏡止水」なので!
- 美凪 ささら: 明鏡止水ねぇ… まあ期待せず楽しみにしてるよ
- 竜城 明日香: …ささらさん、改めまして
- 竜城 明日香: 今年も…いえ 来年も、再来年も、その先も!
- 竜城 明日香: 今後とも、末永く! よろしくお願いします!
- 美凪 ささら: うん、こちらこそ よろしくね、明日香!
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