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Happy New Year! Dragon Rush! JP Text

Jan 5th, 2024
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  2. 竜城 明日香: ふむ、何度見ても 立派な門松です!
  3. 竜城 明日香: 今年も、いろいろありましたが 無事に年を越せましたし
  4. 竜城 明日香: この門松のごとく、立派に 凛々しく1年を過ごしたいですね
  5. 竜城 明日香: 今日見る夢は初夢…ですか
  6. 竜城 明日香: 一富士二鷹三茄子… とまではいかなくても
  7. 竜城 明日香: 縁起の良い夢を 見られるといいのですが…
  8. 竜城 明日香: すぅ…
  9. …が集ひ
  10. その力の揃ふほど
  11. 儀式は成され
  12. 民に…もたらさる…
  13. 竜城 明日香: …はっ!
  14. 竜城 明日香: …今のは、夢… 初夢…ですよね…
  15. 竜城 明日香: 龍…のような…何か …あれは、いったい
  16. 竜城 明日香: 記憶が正しければ 儀式…と言っていました
  17. 竜城 明日香: これは…
  18. 竜城 明日香: 天啓…ですね!
  19. 竜城 明日香: 父上と母上に お伝えしなければ!
  20. バタバタバタ…
  21. 竜城 明日香: 父上!母上! おはようございます!
  22. 明日香の父: おはよう明日香
  23. 明日香の母: おはよう、そんなに慌てて 何かあったの?
  24. 竜城 明日香: はい! その…夢を見まして!
  25. 明日香の父: 何かの儀式… 見えたのは…龍…
  26. 竜城 明日香: ええ、初夢なのでもしや 何かの天啓ではないかと思い!
  27. 明日香の母: 天啓…もしかして “龍神様”の…かしら?
  28. 明日香の父: 確かに明日香の話は龍神様を 想起させるが、ただの伝説だろう
  29. 竜城 明日香: 何かご存じなのですか?
  30. 明日香の母: …ええ、竜城家ではその昔 正しき者が成せる…という
  31. 明日香の母: 新年に行われる 儀式があったらしいのよ
  32. 明日香の父: それは、龍神様が関わる儀式でな 明日香の夢と印象が似ていたんだ
  33. 竜城 明日香: なんと…! そんな儀式が!?
  34. 竜城 明日香: 歴史の長そうな儀式ですが 最近は行っていない…ですよね?
  35. 明日香の父: あぁ、とっくに形骸化して 儀式の詳細もわからない状態だ
  36. 竜城 明日香: なるほど…残念です
  37. 明日香の母: …けど、儀式の夢を見るなんて やっぱり龍神様のお力?
  38. 竜城 明日香: …あの…先程から話に出てくる 龍神様というのは…?
  39. 明日香の父: 竜城家の始祖は 龍神様と言われていてな
  40. 竜城 明日香: え、え、初耳です! 神様が竜城家の…始祖!?
  41. 竜城 明日香: 確かに、神棚に龍の意匠が 施されてはいましたが…まさか
  42. 竜城 明日香: あれ、でも前に他の場所でも そんな話は聞いたような…
  43. 明日香の父: 伝説というのはそういうものだ どちらが正しいとかもない
  44. 明日香の母: 老舗の和菓子なんかと 同じようなものよ
  45. 明日香の母: 元祖も本家も どちらも美味しいでしょう?
  46. 明日香の父: 美味いのは同意するが… たとえとしてはどうなんだ?
  47. 明日香の父: まぁ…所詮は古い迷信めいた話だ
  48. 明日香の父: 龍神伝説自体は各地で伝えられ 珍しいことでもない
  49. 竜城 明日香: なるほど… そういうものなのですね
  50. 竜城 明日香: …儀式って、いったい 何のために行っていたのでしょう
  51. 明日香の父: さあ…ただ、年始の儀式なら 新年を喜ぶものや
  52. 明日香の父: 今年も無事過ごせるように…と 祈るようなものなんじゃないか?
  53. 明日香の母: その年への願いを込めた儀式が なくなったのは残念よね…
  54. 竜城 明日香: …………
  55. 竜城 明日香: …なら! 私が儀式を復興させます!
  56.  
  57. FILENAME: text_520610-2_KC2kq.txt
  58. <数日後>
  59. 竜城 明日香: ふぅ… たくさん買いました!
  60. 美凪 ささら: だね、初売りだから ちょっと奮発しちゃった
  61. 竜城 明日香: ささらさんに選んで頂き 素敵なお洋服も買えましたし
  62. 竜城 明日香: あとは儀式の復興さえできれば 完璧な1年の幕開けです!
  63. 美凪 ささら: …ん? 儀式って何?
  64. 竜城 明日香: 竜城家に伝わるという 龍神様の儀式です!
  65. 竜城 明日香: ここ数日、親戚などに話を 聞いてみましたが情報が少なく…
  66. 美凪 ささら: 待って待って、いろいろと 情報が…何、なんの話?
  67. 竜城 明日香: ああ、話していませんでしたか 実は…ですね!
  68. 竜城 明日香: 竜城家の始祖は 龍神様だと言われていて!
  69. 美凪 ささら: えぇ!?
  70. 美凪 ささら: …って、それ儀式と どういう繋がりが…?
  71. 竜城 明日香: へ?
  72. 美凪 ささら: …明日香 順を追って説明できる?
  73. 竜城 明日香: 失礼しました…少々興奮して… ふぅ…深呼吸ですね
  74. 竜城 明日香: …それは、数日前の夢から 始まったことなのですが…
  75. 美凪 ささら: なるほど…
  76. 美凪 ささら: 夢で見た儀式っぽいものを 復興させようと…
  77. 竜城 明日香: はい、その通りです!
  78. 美凪 ささら: とりあえず、龍神云々は本当に 言い伝えられてるみたいだし
  79. 美凪 ささら: いつもみたいに全部が全部 思い違いではなさそうだけど
  80. 美凪 ささら: 儀式… なんで復興させようと思ったの?
  81. 竜城 明日香: 伝統は大事です!
  82. 竜城 明日香: しかも、龍神様が関わる 新年に行われるという儀式…
  83. 竜城 明日香: 縁起の良い初夢に出てきたのなら めでたいものに違いありません!
  84. 竜城 明日香: 父上いわく、新年への願いが 込められた儀式だったとか…
  85. 竜城 明日香: そして母上いわく、であれば 行わないのは惜しいのでは、と!
  86. 竜城 明日香: あの夢は、龍神様からのお告げ… 故に復興させるのが私の役目!
  87. 美凪 ささら: うーん…飛躍がすごいし 心配でしかないよ
  88. 竜城 明日香: ええ!?
  89. 美凪 ささら: 第一、見た夢はなんだっけ 龍…がいたとか
  90. 竜城 明日香: はい、龍神様…のような方が 何かを持ち神々しい雰囲気でした
  91. 竜城 明日香: 外見は私に似ていた気もしますが ご先祖様なら納得です!
  92. 美凪 ささら: つまり、儀式の詳細は何ひとつ わからないってことだよね
  93. 竜城 明日香: ええ、ですが正しき人が成せる …と、伝えられているそうですし
  94. 竜城 明日香: その年への願いを込めた儀式なら いい儀式に決まってます!
  95. 美凪 ささら: 9割、想像なのが 不安なところなんだよねー…
  96. 美凪 ささら: というか、儀式の目的以外 形式も方法もわからないって…
  97. 美凪 ささら: 復興させるには ヒントなさすぎじゃない…?
  98. 竜城 明日香: 儀式の内容については これから調べます!
  99. 美凪 ささら: でもほら、やばい儀式 …みたいな可能性もあるし
  100. 竜城 明日香: 竜城家に危険な儀式が 伝わっていると!?
  101. 美凪 ささら: いや…そうは言ってないけど 危ないものなら困るでしょ?
  102. 竜城 明日香: …確かに、一理あります
  103. 竜城 明日香: では、危険性も含めて調べつつ 復興させることにしましょう!
  104. 美凪 ささら: …まあ、危なくならないように 気をつけるならいいけど…
  105. 竜城 明日香: それで、ささらさんにも少々 お手伝いして頂きたく…
  106. 美凪 ささら: いいよ、明日香ひとりとか 不安でしょうがないし
  107. 竜城 明日香: どういう意味ですか!?
  108. 美凪 ささら: だって、最近の明日香…
  109. 竜城 明日香: …きゃ!
  110. ドテッ
  111. 美凪 ささら: …うん、こういうところも心配 明日香、大丈夫?
  112. 竜城 明日香: ぬ、うぅ~… 新年から転ぶなど不覚
  113. 竜城 明日香: くっ、じ、自害し…
  114. 竜城 明日香: …しません!
  115. 美凪 ささら: おお、こらえた
  116. 竜城 明日香: 私も日々 成長しているんです!
  117. 竜城 明日香: なんせ新年の抱負は 「明鏡止水」ですから!
  118. 美凪 ささら: あー大きく出たね でも明日香は、それより先に…
  119. 竜城 明日香: ――っ!?
  120. 竜城 明日香: 魔女の反応です! ささらさん
  121. 美凪 ささら: …うん、行こう
  122. 竜城 明日香: 大変です! 人が巻き込まれて…!
  123. 美凪 ささら: 初売りに来ていた人たちだ …助けないと
  124.  
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  126. 竜城 明日香: では、いつものように 分担しましょう!
  127. 竜城 明日香: ささらさんは人命救助 そして、私は敵を倒します
  128. 美凪 ささら: …うん、わかった
  129. 美凪 ささら: 明日香、無理はしないでね
  130. 竜城 明日香: ええ、問題ありません!
  131.  
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  133. 竜城 明日香: はぁっ!
  134. 竜城 明日香: くっ!
  135. 美凪 ささら: 明日香! 大丈夫!?
  136. 竜城 明日香: ええ、問題ありません それより、ささらさんは救助を!
  137. 美凪 ささら: …っ、わかった
  138. 美凪 ささら: みなさん、こっちです!
  139. 竜城 明日香: うっ!
  140. 竜城 明日香: (あの魔女… ささらさんの方に…!)
  141. 竜城 明日香: 行かせませんッ!
  142. 竜城 明日香: はああぁぁっ!
  143. 美凪 ささら: 「ダメ!明日香、待って!」
  144. 美凪 ささら: 明日香っ!
  145. 竜城 明日香: はっ…私、あのあと 気を失って…?
  146. 美凪 ささら: うん…魔女の攻撃が当たって… 明日香、体は…
  147. 竜城 明日香: 私のことより! 巻き込まれた人と、魔女は!
  148. 美凪 ささら: …大丈夫 対象の人たちは全員救出
  149. 美凪 ささら: 魔女は倒しきれなくて 撤退した…ごめん
  150. 竜城 明日香: …いえ、それは私の落ち度です 申し訳ありません
  151. 竜城 明日香: ただ、みなさん無事だったようで 何よりです
  152. 美凪 ささら: …………
  153. 竜城 明日香: ささらさん?
  154. 美凪 ささら: …ごめん、私のせいで 明日香が…
  155. 竜城 明日香: なんのことですか?
  156. 美凪 ささら: だから、明日香が ケガしちゃった…って!
  157. 竜城 明日香: そうですね、自らの 力不足でケガをしてしまいました
  158. 竜城 明日香: それは失態に他ならないですし 魔女も逃がしてしまいました…
  159. 竜城 明日香: でも、皆さん無事でしたし 強い魔女相手なら良い戦果です
  160. 竜城 明日香: ささらさんが救助を 優先してくれたおかげですね
  161. 美凪 ささら: でも、もっと早く そっちに加勢していれば…
  162. 美凪 ささら: 私の救いたいって想いを 明日香が優先してくれたせいで…
  163. 美凪 ささら: …私の正義が明日香を 傷つけちゃったんだ
  164. 竜城 明日香: あなたの正義は 間違っていません
  165. 竜城 明日香: 互いに正しいと思ったことを 成した結果じゃないですか
  166. 竜城 明日香: 何が問題なんです?
  167. 美凪 ささら: 何が問題…って、明日香が ケガしたことでしょ…?
  168. 美凪 ささら: 明日香は、もう少し 自分のことを大切に…!
  169. 竜城 明日香: 魔法少女であれば ケガをするくらい当然のことです
  170. 竜城 明日香: ささらさんだって、救助の中で 負傷したことは何度もあるはず
  171. 美凪 ささら: 私が言ってるのは そういうことじゃなくて…!
  172. 竜城 明日香: ささらさんの救いたいという 正義は成されました
  173. 竜城 明日香: 魔女を取り逃したのは 戦闘専門である私の力不足です
  174. 竜城 明日香: ささらさんが謝るような点は 無いかと思いますが
  175. 美凪 ささら: な…
  176. 竜城 明日香: あなたは正しいことをした 胸を張っていいはずです
  177. 美凪 ささら: なんでそうなるの!?
  178. 竜城 明日香: 何をそんなに怒って…
  179. 竜城 明日香: あ、そうかすみません 逃がした魔女ならすぐに追って…
  180. 美凪 ささら: 本当に…わからないの…? 私が、どんなに…っ
  181. 美凪 ささら: …………
  182. 美凪 ささら: …もう、明日香なんて知らない
  183. 竜城 明日香: あ…
  184.  
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  186. 木崎 衣美里: …そんで、あーしら年明け早々 なんでここに呼ばれたわけ?
  187. 木崎 衣美里: 年末特訓はもう終わったし …年始特訓とか言わないよね!?
  188. 志伸 あきら: 相談があるみたいな 雰囲気だったけど…
  189. 竜城 明日香: はい… 実は、ささらさんと…その
  190. 竜城 明日香: あなたは正しいことをした 胸を張っていいはずです
  191. 美凪 ささら: なんでそうなるの!?
  192. 竜城 明日香: ケンカをしてしまったようで…
  193. 志伸 あきら: ケンカ…ケンカなのかな、それ…
  194. 阿見 莉愛: まぁとりあえず、竜城さんの 言い分は理解したわ…
  195. 木崎 衣美里: んじゃ、あすきゃんは 仲直りのための相談っつー…
  196. 竜城 明日香: …と、言うよりも
  197. 木崎 衣美里: え?
  198. 竜城 明日香: 儀式をしようと思うんです
  199. 阿見 莉愛: ぎ、儀式…? どこから湧いて出た話題?
  200. 竜城 明日香: 竜城家には正しき者が成せる 年始の儀式が伝わるそうです
  201. 竜城 明日香: …つまり儀式を成功させた者は 正しい…ということですので
  202. 竜城 明日香: それを成功させれば 私の正しさが証明でき
  203. 竜城 明日香: 私が正しいと思うささらさんの 正しさも証明できる…
  204. 竜城 明日香: さらには儀式も復興させられ 一石二鳥…
  205. 竜城 明日香: いえ、一石三鳥というわけです
  206. 木崎 衣美里: ほあー… そうくる感じかー…
  207. 木崎 衣美里: ねえ、どうするよ? あすきゃん斜め上だったわ
  208. 阿見 莉愛: 彼女、真面目なんだけれど 予想外の動きというか…
  209. 木崎 衣美里: ケンカしてんのは、ささらんに 相談されてたから知ってたけど
  210. 木崎 衣美里: なんか元気なさげじゃね? ささらん、どったの?
  211. 美凪 ささら: …それが…ちょっと 悩んでることがあって…
  212. 木崎 衣美里: 思ったより変なことになってね?
  213. 阿見 莉愛: ケンカについての認識も お互いにズレているようですし…
  214. 志伸 あきら: いっそ、ボクらでふたりが仲直り するように仕向けた方がいいかな
  215. 阿見 莉愛: そうしたいのは山々だけれど… 彼女、言ってたわよね
  216. 美凪 ささら: 明日香には、自分で ちゃんとわかってほしいんだ
  217. 美凪 ささら: じゃなきゃ、あの子はきっと 変わらないし、いつか…
  218. 志伸 あきら: まぁ…確かに明日香の性格は 今に始まったことじゃないから
  219. 志伸 あきら: 自分で気づかなきゃ 簡単には変わらなそうだよね
  220. 木崎 衣美里: わーって突き進むのは あすきゃんの可愛いとこだし
  221. 木崎 衣美里: あーしらみんな、そういうとこも 好きだなーって思うけど
  222. 阿見 莉愛: 今回のは、直さないと 最悪、死人が出かねないわ
  223. 木崎 衣美里: んー…でもまず、あすきゃんの やりたいようにさせてみようよ
  224. 木崎 衣美里: それがささらんの希望だし あーしらはサポートっつーことで
  225. 阿見 莉愛: ええ、かなり心配だけどね…
  226. 竜城 明日香: みなさん…?
  227. 木崎 衣美里: あー、ゴメンゴメン!
  228. 木崎 衣美里: 儀式の復活…だっけ? あーしら、何したらいい?
  229. 竜城 明日香: 手伝っていただけるんですか! ありがとうございます!
  230. 竜城 明日香: まず儀式の内容が分からないので それを調べねばならず…
  231. 志伸 あきら: 内容も方法も不明な 形骸化した年始の儀式…かぁ
  232. 竜城 明日香: 倉庫に資料などがありそうなので そこから情報を探そうかと…
  233. 阿見 莉愛: なかなか地道な作業というか 知識がないと難航しそうね…
  234. 阿見 莉愛: ほら、古文書とかそういう類は さすがの私と言えども厳しいし…
  235. 木崎 衣美里: んじゃ、魔法少女のみんなに 声かけてみよ!
  236. 竜城 明日香: 衣美里さん、どなたか 詳しい方にお心当たりが?
  237. 木崎 衣美里: まあ、思い当たる人は いるっちゃいるけど…
  238. 木崎 衣美里: とりあえず、みんなに聞けば わかる人が来るっしょ!
  239. 木崎 衣美里: つーことで!
  240. 木崎 衣美里: 最近、あーしが勝手に作った 魔法少女全体チャットの出番!
  241. 阿見 莉愛: 勝手に作ったの? というか、全体って…
  242. 木崎 衣美里: あーしら、いろいろあったけど 戦いも終わったわけじゃん?
  243. 木崎 衣美里: 全員がすぐ仲良しっつーわけにも いかないとは思うけどさ
  244. 木崎 衣美里: 徐々に交流とかした方が いいんじゃねー?って思って
  245. 木崎 衣美里: 雑談用のグルチャ作ったんだわ ま、全然動いてないけど!
  246. 木崎 衣美里: 来年の正月にはあけおめメッセで 通知うるさくなんのが目標!
  247. 阿見 莉愛: …うるさいのは遠慮願いたいわね
  248. 志伸 あきら: 全員って言ってたけど それって、神浜市以外の子も?
  249. 木崎 衣美里: もち!思いつく限り全員! ろっはー経由とかで追加した!
  250. 阿見 莉愛: さすがに、すごいわね…
  251. 木崎 衣美里: んじゃ、内容はこんな感じで… そうしーん!
  252. 木崎 衣美里: これで 情報収集も楽ちんってわけ!
  253. 竜城 明日香: おお…!さすがです!
  254. 志伸 あきら: ケンカした件とか細かいところも 書いてるけど…明日香はいいの?
  255. 竜城 明日香: 背に腹は代えられませんから…!
  256. 志伸 あきら: (…あれ、でもこれ 全員ってことは…)
  257. ピロンッ♪
  258. 木崎 衣美里: お、さっそく返信! 何人か来てくれるっぽ!
  259. 阿見 莉愛: でも、年始だからか忙しくて 難しいって子もいるみたいね
  260. 阿見 莉愛: 史乃さんは、ローカルの 正月特番に出演するらしいし
  261. 阿見 莉愛: 梢さんは初詣…って 変な輩に捕まらないか心配ね…
  262. 志伸 あきら: まぁ、神浜市外にいる人は 距離的にも簡単に来られないしね
  263. 志伸 あきら: あと宝崎市では、神楽燦が 精神統一の特訓をする予定とか…
  264. 竜城 明日香: それは、興味深いです! 後ほど詳細を調べておきます!
  265. 木崎 衣美里: ま、とりあえず調査開始 っつーことで!
  266.  
  267. FILENAME: text_520610-6_KC2kq.txt
  268. 竜城 明日香: …ということで、資料は一旦 こんなところが見つかりまして
  269. 竜城 明日香: 新年早々、ご迷惑をおかけし 申し訳ありません…
  270. 鶴乃: いいっていいって!解読なら 古文も最強のわたしにお任せ!
  271. 純 美雨: 竜城家のは知らないけど 龍神伝説自体は、故郷でも有名
  272. 純 美雨: 多少はわかるはずヨ
  273. 夏目 かこ: 本の知識ならある方なので… …お役に立てるよう頑張ります!
  274. 木崎 衣美里: うおおー! めっちゃ心強い助っ人だー!
  275. 鶴乃: うーん、美雨先生 これ…やっぱり龍ですよね?
  276. 純 美雨: こっちにもあったヨ やたら龍の絵があるみたいネ
  277. 夏目 かこ: 竜城という苗字なだけあって 龍との所縁が深いみたいです
  278. 鶴乃: あと、たまに龍以外の動物も 描いてあったりするんだよね
  279. 志伸 あきら: 龍以外って、たとえば?
  280. 鶴乃: 亀とか、鳥とか、虎… パッと見はそこら辺?
  281. 鶴乃: 一緒に人も居たけど あれは村長とかそんな感じかな
  282. 夏目 かこ: 亀、鳥、虎…もしかして 四神とかも関わってたり…なんて
  283. 鶴乃: ああ、確かに! 玄武、朱雀、白虎、青龍か!
  284. 夏目 かこ: 四神伝説も各地で語られてますし ありえない話じゃない…かもです
  285. 木崎 衣美里: なんか、インテリっぽい 会話になってきてね!?
  286. 阿見 莉愛: …で、肝心の儀式について 資料は見つかったの?
  287. 純 美雨: はぁ…見つかってたら 苦労はしないヨ
  288. 夏目 かこ: …はい、年始に何かを願うような 儀式はしてたみたいなんですけど
  289. 鶴乃: そんだけの情報だと 儀式の種類も幅広いんだよね~
  290. 純 美雨: 明日香、他に何か 知ってることはあるカ?
  291. 竜城 明日香: すみません…私は特に… 面目ないです…
  292. 志伸 あきら: そういえば、儀式には 条件があったよね?
  293. 阿見 莉愛: 「正しき者が成せる」とか… そこはどうなの?
  294. 竜城 明日香: どう…とは?
  295. 阿見 莉愛: 儀式はあなたが行うんでしょう? 問題があるとは思ってないけど…
  296. 志伸 あきら: 確かに「正しき者」って 定義とか、あいまいだよね
  297. 竜城 明日香: そこは心配ないかと
  298. 木崎 衣美里: ありゃ、意外とあっさり
  299. 竜城 明日香: 私に後ろめたいことはないですし 成績もまずまずというところです
  300. 竜城 明日香: そして、竜城家の娘として 武に勤しんでいる身ですから
  301. 竜城 明日香: 「正しき者」を名乗ったとて 差し支えないはずです
  302. 木崎 衣美里: 勢いで突き進んじゃうのは ノーカンって感じ?
  303. 竜城 明日香: うっ…
  304. 竜城 明日香: そそっかしさについて言われると 苦しいところではありますが…
  305. 竜城 明日香: 正しき者…という点においては 不問かな…などと思っていまして
  306. 竜城 明日香: まずいでしょうか…?
  307. 志伸 あきら: まずくはない…と思うけど そういうこと?感はあるよね
  308. 阿見 莉愛: 少々、不安があるわ…
  309. 竜城 明日香: では、正しさとはなんでしょう?
  310. 阿見 莉愛: そうなのよ…改めて 聞かれると難しいのよね…
  311. 鶴乃の声: あーっ!
  312. 竜城 明日香: はっ、どうしましたか!?
  313. 鶴乃: 見て!この文章にある記述!
  314. 夏目 かこ: …“時女”という 文字がありまして
  315. 木崎 衣美里: ここでトキメキ3人組との かかわりが!?
  316. 純 美雨: 大昔の時女一族と関係があった… そう見ていいかもしれないネ
  317. 鶴乃: よし!こっちは調べておくから 明日香ちゃんは水徳寺に行って!
  318. 竜城 明日香: わかりました! 行って参ります!
  319. 木崎 衣美里: はっや…!
  320. 志伸 あきら: …ねえ 心配なことがあるんだけど
  321. 志伸 あきら: …ささらとのケンカについて 忘れて…ない、よね…?
  322. 阿見 莉愛: あの様子は…微妙ですわね…
  323.  
  324. FILENAME: text_520610-7_KC2kq.txt
  325. 竜城 明日香: たのもー!
  326. ちはるの声: はーい! って、道場破り?
  327. ちはる: うちは道場じゃなくて お寺なんだけど…
  328. 竜城 明日香: あ、「たのもう」と言うのは 道場破りのあいさつではなく…
  329. 竜城 明日香: …って、いえ 私が話したかったのは…!
  330. ちはる: というか…あれ、明日香ちゃん? なんか今、大変だって聞いたけど
  331. 竜城 明日香: チャットでご存知でしたか 本日は、その件で…
  332. 竜城 明日香: 時女一族の皆様に お伺いしたいことがありまして…
  333. ちはる: わかった! じゃあ、案内するね!
  334. ちはる: 龍神様が始祖ー!?
  335. すなお: ご実家の儀式を調べているのは チャットで共有されていたので
  336. すなお: 流れだけは見ていましたが まさか、時女一族との関係が…
  337. 静香: お正月の儀式、ねぇ…
  338. 竜城 明日香: 時女一族と関係があるようなので 何かご存じではないか…と
  339. ちはる: 儀式は知らないけど龍が出てくる 昔話なら聞いたことがあるかも
  340. 静香: ええ、私も…なんだか 苦手な話だったような…
  341. すなお: 私も聞いた覚えがありますが 優しい話だった気がしますよ?
  342. ちはる: あれ、わたしは怖い話だったって 記憶なんだけど…
  343. 静香: そんなに印象が 変わるようなことってある?
  344. 静香: ちゃるたちの聞いた話が 違ったんじゃないの?
  345. ちはる: むむむ! そんなことないよう!
  346. すなお: ちょっと…お客さんの前です ケンカはやめてください
  347. 静香: あ…ごめんなさい
  348. 静香: …まあ、昔話だから少し内容が 違ったりするのかもね
  349. ちはる: うぅ…確かに、同じ話だけど 受け取り方が違ったのかもだし
  350. 竜城 明日香: いえ、私こそ急に来て ずけずけと伺ってしまい…
  351. ちはる: ううん、明日香ちゃんの せいなんかじゃないよう
  352. ちはる: わたしたち、こういうケンカ たまにしちゃうんだよね~
  353. すなお: 誰も間違えてないのに つい、言い合ってしまったり…
  354. すなお: 付き合いが長くなって 逆に増えたような気がします
  355. 静香: ある意味、気を許している 証拠でもあるんだけどね
  356. 竜城 明日香: …なるほど そういうケンカもあるんですか
  357. ちはる: …あ、思いついた!
  358. ちはる: 昔のことなら 住職さんに聞いてみようよ!
  359. 水徳寺の住職: ああ、その儀式なら 恐らく鏡開きじゃろうな
  360. ちはる: いきなり答えに辿り着いた!
  361. 水徳寺の住職: 竜城さんとは、大昔に付き合いが あったと聞いておってな
  362. 水徳寺の住職: その時に、年始の儀式についても 話を聞かされたんじゃよ
  363. 竜城 明日香: では、その儀式の詳細を!
  364. 水徳寺の住職: 詳細は…ちとわからないが… 確か、専用の小槌を使ったような
  365. 竜城 明日香: 小槌…
  366. 竜城 明日香: そういえば、夢でも 小槌を持っていた気が…
  367. ちはる: えっ、ほんと!?
  368. 静香: じゃあ、年始の儀式自体は 鏡開きの可能性が高いようね
  369. 静香: よかったわ… 元旦にしかやらない儀式だったら
  370. 静香: もう、年が明けて数日経つし 正直どうしようかと思ってたけど
  371. 静香: 鏡開きなら、もう少し先の日付で やるのが一般的だし…大丈夫ね
  372. ちはる: 鏡開きの日って決まってるの? わたし、初めて聞いたかも
  373. 水徳寺の住職: 地域にもよるが、年神様を お迎えする松の内が過ぎたあと
  374. 水徳寺の住職: 年神様を見送ってから鏡開きをし 餅を食べるのが基本じゃな
  375. ちはる: へぇ、そうだったんだ!
  376. ちはる: 家じゃパックの鏡餅だから あんまり気にしてなかったよう
  377. 静香: じゃあ…引きつづき 儀式の詳細を調べつつ…
  378. 静香: 専用の小槌っていうのを 見つければ解決かしら?
  379. すなお: でも、儀式が形骸化しているなら 小槌も見つかるかどうか…
  380. ~~♪~~♪
  381. 竜城 明日香: 衣美里さんから電話です 何か見つかったのかも…!
  382. 木崎 衣美里: もしもしー、なんかさ 倉庫にすっげー箱があって
  383. 竜城 明日香: すっげー箱…ですか?
  384. 木崎 衣美里: んで、中見てみたら強そうな トンカチ的なのが入ってんの
  385. 木崎 衣美里: これって、なんか 関係してたりする感じ?
  386. 竜城 明日香: トンカチ…
  387. 竜城 明日香: あぁっ!それ!それです!
  388. 竜城 明日香: 恐らくですが儀式に使用する 小槌…あったみたいです!
  389. 竜城 明日香: 急ぎ、確認しに戻ります! ありがとうございました!
  390. すなお: なんだか、すごい勢いですね…
  391. 静香: ええ、台風のような人だわ
  392. 静香: …で、さっきの物語なんだけど やっぱり詳細を思い出せないのよ
  393. すなお: ええ、私も ふわっとは覚えてるんですけど…
  394. 涼子の声: その話なら、知ってるぜ
  395. ちはる: あ、涼子ちゃん! いつからいたの!?
  396. 南津 涼子: 住職と話してるところを見てな 気になって聞いてたんだが
  397. 南津 涼子: その物語、この本の 内容じゃねえか?
  398. ぱさっ
  399. ちはる: 古そうな本…!
  400. 南津 涼子: 浄安寺のじーちゃんがくれた本で よく読み聞かされてたんだよ
  401. 南津 涼子: 昔話をじーちゃんが書き起こした もんだから、正確じゃねえし
  402. 南津 涼子: 一部ページも抜けてるが 役に立つんじゃねえか?
  403. すなお: …あまりにもタイミングが 良すぎやしませんか?
  404. 南津 涼子: なはは、これに関しちゃ 本当にたまたまだよ
  405. すなお: (これに関しちゃ…?)
  406. 静香: なんだか釈然としないけど この本があれば、話は進みそうね
  407. 南津 涼子: つーことだから、こいつは 静香たちに預ける
  408. ちはる: え、涼子ちゃんも手伝ってくれる 流れかと思ったんだけど…
  409. 南津 涼子: 悪い、野暮用があってな あたしはここで失礼するよ
  410. 南津 涼子: それから、あとで別の資料も 渡すから待ってろ
  411. ちはる: あぁ…行っちゃった
  412. すなお: …涼子さんまで 忙しい人たちですね…
  413.  
  414. FILENAME: text_520610-8_KC2kq.txt
  415. 竜城 明日香: ただいま戻りました! 小槌は!
  416. 木崎 衣美里: あ、あすきゃん!おかえり! てか、めちゃくちゃ早くて笑う!
  417. 志伸 あきら: そっちで何かわかったの?
  418. 竜城 明日香: ええ、儀式の内容が 鏡開きだということと
  419. 竜城 明日香: 儀式に必要なのが 小槌であるということが!
  420. 木崎 衣美里: すっげー進展してんじゃん!
  421. 木崎 衣美里: ―衣美里― てかこのトンカチ、小槌って言うんだ! あーし初知り!確かにトンカチよりかっけー!
  422. 純 美雨: ―美雨― だいぶ上等な箱にしまわれているみたいヨ 大切なものに違いないネ
  423. 竜城 明日香: ―明日香― …ええ、恐らくこちらが 儀式に使う小槌ですね…
  424. 竜城 明日香: なんだか 神々しい雰囲気が伝わってきます
  425. 鶴乃: 儀式の内容も道具もそろった …と、いうことは
  426. 竜城 明日香: ええ、あとは詳細さえわかれば 儀式の復興ができます
  427. 竜城 明日香: これも、みなさんのおかげで…
  428. ぱさっ
  429. 鶴乃: ん?なんか落ちたけど …紙?
  430. 夏目 かこ: 箱の奥にでも しまってあったんでしょうか?
  431. 純 美雨: 字が書いてあるようネ
  432. 竜城 明日香: なになに…
  433. 竜城 明日香: 「その小槌、竜城家の正しき者が触らば輝かむ」
  434. 木崎 衣美里: つーことは、何? あーし古文全然なんだわ
  435. 鶴乃: つまり!
  436. 鶴乃: その小槌は、竜城家の 正しい人が触れば輝くだろう!
  437. 木崎 衣美里: …輝いてなくね?
  438. 志伸 あきら: えっ、それって…まずい…?
  439. 阿見 莉愛: いえ、そもそも昔の迷信でしょう 小槌が光るなんてわけは…!
  440. 志伸 あきら: それもそう…だけど…
  441. 竜城 明日香: 竜城家の、正しき者…
  442. 木崎 衣美里: やべ、あすきゃん聞こえてないわ
  443. 竜城 明日香: 小槌が輝かないということは…
  444. 竜城 明日香: 私が正しくないか 竜城家の者ではない…
  445. 竜城 明日香: 母上に、確認してきます!
  446. 竜城 明日香: 母上!
  447. 明日香の母: あら、どうかしたの?
  448. 竜城 明日香: 私…私は… 母上の本当の娘でしょうか?
  449. 明日香の母: …ん?
  450. 明日香の母: どうしてそう考えたのか 私にはわからないけれど…
  451. 明日香の母: 明日香は、私がお腹を痛めて 産んだ可愛い可愛い娘ですよ
  452. 明日香の母: 信じられないなら 母子手帳でも見せてあげましょう
  453. 竜城 明日香: …本当でした
  454. 明日香の母: 凛々しい眉はお父さん、目元は私 ここまで似ていて疑われるとはね
  455. 竜城 明日香: くぅ…疑ってすみません…
  456. 明日香の母: わかってもらえればいいのよ
  457. 竜城 明日香: …というわけで 私は正真正銘竜城家の娘でした
  458. 木崎 衣美里: そりゃーよかったけど …ってことはさ
  459. 竜城 明日香: はい、私が正しくない…と
  460. 夏目 かこ: で、でも…もしかしたら小槌は 儀式当日しか光らないとか…!
  461. 木崎 衣美里: ていうか、正しさって なんなわけっつー話じゃん?
  462. 木崎 衣美里: もういい加減ささらんに 相談した方が早くね?
  463. 木崎 衣美里: …小槌が光んないのも ケンカしてんのが理由だったり…
  464. 竜城 明日香: ダメです、儀式を成功させて 私の正しさを証明することで
  465. 竜城 明日香: ささらさんも正しいと 証明しなければならないのです
  466. 竜城 明日香: …彼女には、彼女の正しさを 貫いてほしいんです
  467. 竜城 明日香: 彼女の正しさのせいで魔女を 逃がしたわけじゃない…
  468. 美凪 ささら: …私の正義が明日香を 傷つけちゃったんだ
  469. 竜城 明日香: ましてや、そのせいで私が ケガをしたわけでもない
  470. 竜城 明日香: 私の弱さのせいで彼女の 信条をブレさせたくないんです
  471. 木崎 衣美里: あすきゃん… そんなこと考えて…
  472. 竜城 明日香: なので、ささらさんの力を 借りるわけにはいきません!
  473. 竜城 明日香: …外へ行ってきます
  474. 阿見 莉愛: …ねえ、今の
  475. 志伸 あきら: うん、そういう話なら 少し事情が変わってくるかも
  476. 木崎 衣美里: あーし、ささらんに ちょっくら連絡するわ
  477. 南津 涼子: おっと、大丈夫かい
  478. 竜城 明日香: …すみません
  479. 南津 涼子: あー…こりゃ だいぶ参ってるみたいだなぁ
  480. 南津 涼子: ちょっといいかい?
  481. 夏目 かこ: あ…時女一族の…
  482. 南津 涼子: おう、竜城明日香と 美凪ささらの件でな
  483. 南津 涼子: …実は、あたしも 相談を受けてんだ
  484.  
  485. FILENAME: text_520610-9_KC2kq.txt
  486. 竜城 明日香: 光らぬ小槌が示したのは 私が“正しくない”という判断
  487. 竜城 明日香: 正しくない…そこから推定できるのは 私が、何か道理に反する行いをしてしまった …ということですが
  488. 竜城 明日香: それらに思い当たる節はない…とするなら
  489. 竜城 明日香: (残る可能性は 私に煩悩があるということ!)
  490. 志伸 あきら: あと宝崎市では、神楽燦が 精神統一の特訓をする予定とか…
  491. 竜城 明日香: (できることがあるなら 前進あるのみ!です!)
  492. 竜城 明日香: (情報によれば ここら辺のはずですが…)
  493. 竜城 明日香: ん? 今、何か音が…?
  494. 燦: 心頭滅却すれば火もまた涼し! 煩悩が多い証拠よ!
  495. 時雨: 教官…精神統一にしたって さすがにやりすぎじゃ…
  496. 時雨: ぼくらがやった滝行も真冬にする ことじゃなかったけど…くしゅっ
  497. 燦: 魔法少女なら問題ないでしょう それに、見た目より熱くないわ
  498. はぐむ: だとしても、焼いた炭の上を 歩かせるだなんて…へくしっ
  499. ミユリの声: 「そうですそうです! そもそもこういう可哀想なやつは 宮尾と安積の役目じゃないですかぁ!」
  500. 時雨: …教官、やっちゃっていいよ
  501. はぐむ: あわわ…時雨ちゃんまで… 私もちょっと怒っちゃうけど…
  502. 燦: そもそも、この追加特訓はミユを 反省させるためにしてるのよ
  503. はぐむ: まぁ…それは…
  504. 燦: もう…晴着なら露出も少ないし 大丈夫だろうと思ったから
  505. 燦: 信用して、みんなで初詣に 行ったっていうのに!ミユは!
  506. ミユリの声: 「だ、だだだって!だって!おみ足が! 見えないことで想像力をかきたてるので! 初詣中に意識を飛ばしたとて ミユは仕方ないと思うんですぅ!」
  507. 燦: 黙りなさい!火力をあげるわよ! 今年こそ、その煩悩を焼き消すわ
  508. 竜城 明日香: あそこにいるのは ネオマギウスのみなさん…?
  509. 竜城 明日香: 火の音で何を言っているのかは よく聞こえませんが…
  510. 竜城 明日香: どうやら火事のようですね! …今、助けますよ!
  511. 竜城 明日香: ふぅ… 大丈夫でしたか?
  512. 燦: あなた…
  513. 竜城 明日香: 礼なら無用です 正しき者として当然のことを…
  514. 燦: 勝手に火を消すだなんて…
  515. 燦: これが神聖な火祭りだったら 大変なことよ!?
  516. 竜城 明日香: あぁ…すみません… ここが特訓会場でしたか
  517. 竜城 明日香: 火渡りをしているだなんて 夢にも思わず、余計なお世話を…
  518. 竜城 明日香: 竜城明日香、不覚です! じ、自害…
  519. 竜城 明日香: …しません!
  520. 時雨: あ、しないんだ…
  521. はぐむ: 勘違いさせたのは 私たちだからね…
  522. 燦: まったく…参加希望者なら 声をかけてくれればいいのに
  523. 燦: あなた、ユニオンの子よね たしか、竜真館の竜城さん
  524. 竜城 明日香: ご存知でしたか
  525. 燦: ええ、ユニオンが集会所として 使っていたと聞いているわ
  526. 竜城 明日香: なるほど、そうでしたか 改めまして竜城明日香と申します
  527. 竜城 明日香: 正しき者となるため… 煩悩を排除しに来ました!
  528. 燦: ふん…いい心意気ね
  529. 燦: いいわ、ミユと一緒に 特訓してあげる
  530. 竜城 明日香: よろしくお願いいたします!
  531. ミユリ: 嫌です嫌です!ミユはもう 頑張ったので燦さまの膝枕に…
  532. 燦: 今の発言で、むしろ 修行メニューが増えたわ
  533. ミユリ: ヒィイイイイ!
  534. 竜城 明日香: 心頭滅却すれば火もまた涼し 正しき者となるための一歩です!
  535. ミユリ: あちあちあちあちあち!
  536. 竜城 明日香: 喚くから熱いのです! 声を出さず、心を静かに
  537. 竜城 明日香: そうして頭の中にある煩悩を 騒がしい音を、鎮めるのです!
  538. 竜城 明日香: さすれば熱さも忘れ 本当の自分と対面できるのです!
  539. ミユリ: ヒィ…フゥ…しんとうめっきゃく あぅ…もう、ミユは…熱くって
  540. ミユリ: い…意識がぁ…
  541. 竜城 明日香: ダメです!!
  542. ミユリ: はわっ!?
  543. 竜城 明日香: 気を強く持つこと! これもまた、心頭滅却!
  544. ミユリ: は、はひぃ…!
  545. 竜城 明日香: ふぅ… いい修行でした
  546. ミユリ: しんとうめっきゃく、です おみ足が、門松に見えましゅ…
  547. はぐむ: あんなに好きな足が門松に…!? ミユリちゃんがおかしく…!
  548. 時雨: 遊狩さんが変なのは元からだけど いったいどうしちゃったの…?
  549. ミユリ: 煩悩を捨て、ミユは新たなミユに 新年バージョンになったのでしゅ
  550. 燦: ミユの気絶を止めるなんて!
  551. 燦: あなた、もしかしたら 指導者に向いているのかもね
  552. 竜城 明日香: 一応、竜真館では教える側なので 嬉しい言葉です
  553. 燦: あぁ、道場の子だものね
  554. 燦: …なら、いずれうちと 合同特訓なんかどうかしら?
  555. 竜城 明日香: それはいいかもしれません! ぜひやりましょう!
  556. はぐむ: あわわ…もしかして 大変なことになったかも…
  557. 時雨: スパルタ教官がふたりに…?
  558. 竜城 明日香: ふぅ…心頭滅却できましたし これなら小槌も光るでしょう
  559. 竜城 明日香: ただいま戻りました 先程はお騒がせして
  560. 竜城 明日香: 時女一族のみなさん…と 先ほど、玄関前でお会いした…
  561. 静香: 伝えたいことがあってきたの
  562.  
  563. FILENAME: text_520610-10_KC2kq.txt
  564. 静香: 竜城さんから聞いた夢の話と 私たちの知る物語について
  565. 静香: 涼子が持ってきた資料から 辿り着いたのが『時女四神伝説』
  566. ちはる: 内容は、龍と麒麟がケンカして 仲直りするまでの話
  567. ちはる: 新年への願いを込めた儀式で 仲直りをするっぽいんだけど
  568. すなお: 残念なことに、その過程の部分は ページが抜けて不明です…
  569. 木崎 衣美里: キリンって、動物園にいる 首のなっげーやつ?
  570. すなお: いえ、漢字の“麒麟”… つまり伝説上の動物です
  571. 木崎 衣美里: あー、ペガサス的なやつね!
  572. 阿見 莉愛: でも四神伝説と言ったわよね 四神と言えば
  573. 阿見 莉愛: 玄武、白虎、青龍、朱雀 この4体を指すのでなくて?
  574. 純 美雨: 認知度は少し低くなるけど
  575. 純 美雨: 東西南北を示す4体の他に 中央へ麒麟をいれることもあるヨ
  576. 静香: ええ、それに時女四神伝説では 玄武や白虎という呼び方はせず
  577. 静香: 亀、虎、龍、鳥…と呼ぶの
  578. ちはる: あと、麒麟は麒麟じゃなくて 人間らしいんだよね
  579. 木崎 衣美里: お?どゆこと?
  580. 静香: 麒麟と呼ばれる人が 四神と一緒に村を治めてたみたい
  581. 木崎 衣美里: ペガサスって名前の 村長…みたいな感じ?
  582. ちはる: まぁ、そんな感じ?
  583. 夏目 かこ: 龍たちと一緒に描かれていた人は そういうことだったんですね
  584. 鶴乃: …で、その伝説と 儀式が関係あるって話?
  585. すなお: はい、物語としては ハッピーエンドらしいのですが
  586. 南津 涼子: 問題は、物語本編の他に あたしが見つけてきたこの資料
  587. 南津 涼子: 新年に儀式を行った記録、だ
  588. 竜城 明日香: 儀式を…!?
  589. 南津 涼子: 記録によれば、今まで儀式を 行った者の多くが失敗したらしい
  590. 志伸 あきら: …失敗すると、どうなるの?
  591. 南津 涼子: 祈りが通じず、悪いことが起きる 主には祈りと、逆のことがな
  592. 南津 涼子: 「たとえば、豊作を願った年に失敗すれば その年はひどい不作になったり… 住民の不和解消を願って失敗すれば 大きな争いが起きちまう…」
  593. 南津 涼子: そして、仲直りを願い失敗すれば 二度と仲直りができなかったりな
  594. 竜城 明日香: 二度と…
  595. 南津 涼子: 失敗したやつらの共通点は
  596. 南津 涼子: 「自分で答えを見つけられなかったこと」
  597. 南津 涼子: 「その答えっつーのは不作の原因だったり 不和が起きている根本の問題だったり ケンカをしている理由だったり… つまり、問題の根っこがわからないのに 神頼みだけをしたやつは失敗したってことだ」
  598. 竜城 明日香: 逆に、答えを自分で見つければ 儀式は成功できるはず…ですよね
  599. 南津 涼子: そうだろうが… お前さんにできんのか?
  600. 竜城 明日香: どういう意味でしょうか
  601. 南津 涼子: あんたの行動は見させてもらった 他のやつらにも話は聞いてる
  602. 南津 涼子: それで、これはあたしの見解だが
  603. 南津 涼子: あたしには、どうもあんたが 答えを見つけられるとは思えねえ
  604. 竜城 明日香: な…!
  605.  
  606. FILENAME: text_520610-11_KC2kq.txt
  607. 南津 涼子: あたしには、どうもあんたが 答えを見つけられるとは思えねえ
  608. 竜城 明日香: な…!
  609. 竜城 明日香: どういうことですか!
  610. 南津 涼子: 言葉通りだ 説明しなきゃなんねーか?
  611. 竜城 明日香: くっ…
  612. 南津 涼子: だから、儀式はやらねー方がいい
  613. 南津 涼子: 新年の儀式に失敗したやつらは ひでえ1年を過ごすっつー話だ
  614. 竜城 明日香: …しかし、儀式を行わなければ 正しさを証明できない
  615. 竜城 明日香: 私の正しさを証明し ささらさんの正しさを証明する
  616. 竜城 明日香: 私が決めたことですから 引き下がったりしません
  617. 竜城 明日香: それに、小槌から正しくないと 言われたままなのも
  618. 竜城 明日香: あなたに、成し遂げられないと 言われっぱなしでいることも
  619. 竜城 明日香: どちらも そのままにはできませんので
  620. 南津 涼子: じゃあ、どうすんだ
  621. 竜城 明日香: 私は、答えを自分で見つけます
  622. 南津 涼子: 答えって?
  623. 竜城 明日香: 小槌に認められる… 正しき者となることです
  624. 竜城 明日香: 答えを見つけるために… 何ができるか考えなければ
  625. 竜城 明日香: ………… …そうです!
  626. 竜城 明日香: 答えを探しに行ってきます! では!
  627. 南津 涼子: …わりーな 付き合ってもらっちまって
  628. 木崎 衣美里: んーん、あーしらもふたりには 仲直りしてほしいし
  629. 木崎 衣美里: 多分、あすきゃんもささらんも なんかすれ違ってる気がすんだわ
  630. 木崎 衣美里: だから、最初はあすきゃんに わかってほしいって思ってたけど
  631. 志伸 あきら: 今は、お互いに想いが 通じ合ってほしい…だよね
  632. 木崎 衣美里: うん、そーいうこと
  633. 阿見 莉愛: ただ、彼女がどう動くか 心配ではあるけどね…
  634.  
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  636. 竜城 明日香: 竜城家に伝わる 「正しき者」が成せるという年始の儀式
  637. 竜城 明日香: それを成し、私の…そして ささらさんの正しさを証明する予定でしたが
  638. 竜城 明日香: 儀式に用いる小槌から 「正しくない」と判断されてしまった私は 「正しき者」となるために修行へ向かいました
  639. 竜城 明日香: すべては、小槌に認められた上で 儀式を成功させ、正しさを証明するために
  640. 竜城 明日香: まずは新年の町を綺麗にすべく ゴミ拾いからです!
  641. 竜城 明日香: ふぅ…こんなもので…
  642. 竜城 明日香: あ、そこの人! ポイ捨てはいけませんッ!
  643. 竜城 明日香: 続けて、精神統一をして 書初めとしましょう!
  644. 竜城 明日香: ふぅ…こんなも、のっ!?
  645. 竜城 明日香: あ、あぁ…墨汁がぁ…
  646. 竜城 明日香: 気を取り直して…!
  647. スミマセン
  648. スマホの充電が切れてしまい… 道をおたずねしたいのですが
  649. 竜城 明日香: (か、海外のお方!? …落ち着いて対応せねば!)
  650. 竜城 明日香: ハ、ハロー ええっと…
  651. 竜城 明日香: 地図アプリを開いて…あれ これ、どっちで…
  652. あぁ、それはこのボタンを押して こうすれば見やすくなります
  653. 竜城 明日香: あ、はい、えっと…これで… あれっ?
  654. 焦らないで大丈夫ですよ お手数かけてすみません
  655. 竜城 明日香: い、いえ…って あれ、日本語…?
  656. はは、この国に住み始めて もう何年も経っていますから
  657. 竜城 明日香: (そういえば、最初から 日本語で話しかけてきて…)
  658. 竜城 明日香: も、申し訳ありませんッ! 早とちりを…!
  659. ありがとうございます! では!
  660. 竜城 明日香: うぅ…笑顔でいてくれましたが 失礼なことをしてしまいました…
  661. 竜城 明日香: 落ち着いて、深呼吸…ですね
  662. 竜城 明日香: 気を取り直し… 少し遠出でもしてみましょう
  663. 竜城 明日香: (ハッ、目の前に子連れの方が! これは席を譲らなければ…)
  664. 竜城 明日香: …あの、良ければこちらの席に
  665. …へ?私?
  666. 竜城 明日香: あ、お子様がご一緒で 大変でしょうから…
  667. …私、子どもいませんし まだ学生なんですけど…
  668. 竜城 明日香: え、じゃあそちらのお子様は…
  669. …ぼく、ひとりで小学校から 帰ってるだけです
  670. 竜城 明日香: (赤の他人…!?)
  671. 竜城 明日香: も、もも申し訳ありませんッ! 勘違いですっ!
  672. 竜城 明日香: (…動揺して 帰ってきてしまいました…)
  673. ???の声: あ、竜城さんがいたわよ!
  674. 竜城 明日香: へ?
  675. 阿見 莉愛: ふぅ…探したわ
  676. 竜城 明日香: 莉愛先輩たち… どうしてここに…?
  677. 阿見 莉愛: どうしてもこうしてもないわよ! 見てみなさい!
  678. 竜城 明日香: 衣美里さんが作った …魔法少女全体チャット?
  679. 竜城さんが道で、男性を相手に 何か困った様子だったんですけど 大丈夫だったでしょうか…? 透明人間の私だと、役に立てなさそうだったので どなたか近くにいたら声をかけていただけると…
  680. 生け花の品評会へと向かう電車内で 何やら勘違いから席を譲り 叱られている明日香さんをお見かけし… 声をかけたのですが聞こえていなかったようです お元気が戻っているといいのですが…
  681. 胡桃 まなか: このような目撃情報が 多数報告されていまして…
  682. 阿見 莉愛: 可哀想だし心配だしで 取り急ぎ回収しに来たのよ
  683. 阿見 莉愛: このまま放置したらさらに なんかやらかしそうだったしね
  684. 竜城 明日香: ふぐっ…う~っ わだ、わだじは、ただ…っ!
  685. 阿見 莉愛: ああ、ほら、泣くならもっと 美しく泣きなさいな…
  686. 竜城 明日香: ずびっ…お見苦しいところを お見せいたしました…
  687. 阿見 莉愛: 落ち着いたかしら …で、なぜこんなことを?
  688. 竜城 明日香: …正しき人となるために 善行を重ねようと…
  689. 阿見 莉愛: …はぁ そんなところだと思いましたわ
  690. 胡桃 まなか: 先輩に話は聞いていますし チャットで内容は把握してますが
  691. 胡桃 まなか: 正しさ…って そういうことなんでしょうか?
  692. 竜城 明日香: …私も、少し わからなくなってきたところです
  693. 胡桃 まなか: そうでしたか…じゃあ 何か別の方法を…
  694. 竜城 明日香: なので、これから ささらさんのところに行きます
  695.  
  696. FILENAME: text_520620-2_UYQ3B.txt
  697. 竜城 明日香: なので、これから ささらさんのところに行きます
  698. 胡桃 まなか: え、は、なんでです?
  699. 竜城 明日香: 仲直りをするために決まってます
  700. 胡桃 まなか: いや…!
  701. 阿見 莉愛: 止めちゃいけないわよ
  702. 胡桃 まなか: 先輩、でもこんなの 失敗するに決まってます
  703. 胡桃 まなか: 何が悪かったかとか 絶対わかってないですよね
  704. 阿見 莉愛: あなたにも共有したでしょ? 南津さんの話
  705. 南津 涼子: …実は、あたしも 相談を受けてんだ
  706. 木崎 衣美里: 相談…って、ささらんから?
  707. 南津 涼子: あたしにっつーより寺にな
  708. 南津 涼子: 随分、悩んだ様子だったから 気になって話を聞いてみた
  709. 南津 涼子: お前さんたちにも話したらしいが 明日香に答えを見つけてほしいと
  710. 阿見 莉愛: …でも、ちょっと厳しそうよね 手助けをした方がいいのかしら
  711. 南津 涼子: あたしも、このままじゃ 難しいだろうとは思ってる
  712. 南津 涼子: ただ、見守ってやんねーか? …というか、任せてほしい
  713. 南津 涼子: 部外者のあたしが言うのもだが ありゃ、身をもって学ぶ方がいい
  714. 志伸 あきら: それは…ううん… でも、身をもってと言っても…
  715. 南津 涼子: あぁ、難しい …だから、こうしねーか?
  716. 南津 涼子: あたしらとお前さんらで ちっと、組むんだよ
  717. 胡桃 まなか: ですが… 状況が悪化する予感しか…
  718. 阿見 莉愛: まぁ…竜城さんの メンタルケアは引き受けましょう
  719. 竜城 明日香: この前は申し訳ありませんでした
  720. 竜城 明日香: 本当は、儀式を成功させて あなたの正しさを証明してから
  721. 竜城 明日香: 会いに来るつもりだったのですが まずは謝罪を、と
  722. 美凪 ささら: …明日香が色々と頑張ってたのは チャットで見えてたよ
  723. 竜城 明日香: う…失敗の連続で 恥ずかしいばかりです…
  724. 美凪 ささら: …エミリーたちからも 話は聞いてるし
  725. 木崎 衣美里: …って、あすきゃんが言ってた
  726. 美凪 ささら: 明日香がそんなこと…
  727. 阿見 莉愛: 竜城さんは、自分のせいで あなたの正義を揺るがしたと考え
  728. 阿見 莉愛: あなたの正しさを証明するために 儀式を行おうとしているらしいわ
  729. 志伸 あきら: たぶん、明日香なりにささらの 正義を守りたいんだと思う
  730. 美凪 ささら: それは、うん…まぁ 気づいてたけど…でもね…
  731. 木崎 衣美里: あーしはさ、ふたりに 仲直りしてほしいよ
  732. 美凪 ささら: …ありがと、ちょっとでも 明日香が気づいてそうなら
  733. 美凪 ささら: 仲直りできるように ちゃんと話してみるよ
  734. 美凪 ささら: …だから、明日香なりの 考えを聞かせてほしい…かな
  735. 竜城 明日香: …はい、あの時は 私の力不足で魔女を逃し
  736. 竜城 明日香: ささらさんにも、みなさんにも ご迷惑をおかけしてしまったので
  737. 竜城 明日香: 今後は、魔女を取り逃がさぬよう よりいっそう精進していこうと!
  738. 美凪 ささら: …………そっか
  739. 竜城 明日香: …ささらさん?
  740. 美凪 ささら: ごめん、話を聞かせてほしい …とか言っといてなんだけど
  741. 美凪 ささら: …私、まだ明日香と 仲直りできない、かも…
  742. 美凪 ささら: …ごめん
  743. 竜城 明日香: え…あ…
  744. 胡桃 まなか: あぁ…ほら 言わんこっちゃないです…
  745. 阿見 莉愛: あー…その、どこかで 気分転換でもしましょう?
  746. 竜城 明日香: …はぃ
  747. 阿見 莉愛: (大ダメージみたいね… どうしたものかしら…)
  748. ???の声: おー、なんやなんや 年始から辛気臭い集団やな
  749. 阿見 莉愛: ピュエラケアの…!
  750. リヴィア: 出張調整屋さんや ちっと近くまで来てな
  751. リヴィア: …あんた、明日香ちゃんやったな えらい元気なさそうやけど…
  752. 竜城 明日香: その…友人とケンカを…
  753. リヴィア: なるほどなぁ…ま、話聞くより 調整して覗いた方が早いわ
  754. リヴィア: 年始やしサービスしたる 簡易的なヤツやし、ここでええか
  755. 竜城 明日香: え、あの…!
  756. リヴィア: …アンタ、まっすぐな割に こじらせとんなぁ…
  757. 竜城 明日香: 私が…こじらせてる?
  758. リヴィア: おまじないをかけといたから あとは自分で考えたらええ
  759. リヴィア: 答えがわかったら おまじないの意味もわかるわ
  760. 竜城 明日香: …へ?
  761. リヴィア: ヒントはお友だちと ちゃんと話すことやで
  762. 竜城 明日香: それは、もう既に…!
  763. リヴィア: アンタが一方的に くっちゃべっただけちゃう?
  764. リヴィア: …まあ、相手も相手で 意固地なとこはありそうやけど
  765. リヴィア: 話し合いはな お互いに寄り添わなできひん
  766. リヴィア: 今みたいに説教垂れてんのも 一方的やし会話やないんやで?
  767. リヴィア: …ほなら、私は行くわ せいぜい頑張りや~
  768. 胡桃 まなか: 怒涛の勢いに気圧されて 何も言えませんでした…
  769. 阿見 莉愛: おまじないとか言っていたけど 何か、変化が?
  770. 竜城 明日香: いえ…特に… …すみません
  771. 竜城 明日香: ちょっと稽古でもして 頭を冷やしてきます
  772. 莉愛&まなか: …………
  773.  
  774. FILENAME: text_520620-3_UYQ3B.txt
  775. 竜城 明日香: ふんっ
  776. 竜城 明日香: (ささらさんは なぜ、あんな顔を…)
  777. 竜城 明日香: (まだ 怒っているのでしょうか)
  778. 竜城 明日香: ふんっ
  779. 竜城 明日香: (私の力不足のせい …だけじゃないのなら)
  780. 竜城 明日香: ふんっ
  781. 竜城 明日香: (私が、正しくないから? それとも、ただ嫌われて…)
  782. 竜城 明日香: ………… 剣が、乱れています
  783. 竜城 明日香: 「心正しからざれば剣また正しからず」
  784. 竜城 明日香: 私の心が正しくないから 剣が正しくない…とするのなら
  785. 竜城 明日香: やはり、私は正しくない… じゃあ、正しさとはいったい…
  786. 竜城 明日香: …ダメです 頭の中が騒がしい…
  787. 竜城 明日香: こういう時こそ心頭滅却です ここでやるなら…黙想ですね
  788. 竜城 明日香: 目を閉じ…心を落ち着け 自分自身と対話する…
  789. 竜城 明日香: 正しさとは…
  790. 竜城 明日香: …そうです、いつか その答えは見つけたはずです
  791. 竜城 明日香: 正しさは、立場や見え方によって 変わってくるものである…と
  792. 竜城 明日香: では、なぜ私は正しくないのか 立場や見え方によって変わるものなのであれば 私が小槌に認められない理由はなんでしょうか
  793. 竜城 明日香: 世間一般から見て、大悪党であったとしても 本人にとってそこに「正しさ」があるのなら 小槌は、認めるのでしょうか…
  794. 竜城 明日香: …わかりません 小槌の認める正しさとは いったい、なんなのでしょうか…
  795. 竜城 明日香: 正しさ、とは…
  796. 竜城 明日香: …………なっ!? い、いつからそこに!?
  797. 南津 涼子: お前さんの動きが気になってな ついてきたんだ
  798. 竜城 明日香: 質問に答えてください というか!不法侵入ですよ!?
  799. 南津 涼子: …黙想を始めたころから ここにはいたが
  800. 南津 涼子: あんたの両親にはちゃんと 挨拶済みだから安心しろ
  801. 竜城 明日香: …………それなら まぁ、いいのですが…
  802. 南津 涼子: …じゃあ本題だ
  803. 南津 涼子: お前さん、正しさってのに ちっと囚われすぎちゃいねーか
  804. 竜城 明日香: …答えを見つけろと 言ったのはあなたでは…
  805. 南津 涼子: お前さんが見つけるべき答えは 本当にそれでいいのか?
  806. 南津 涼子: 正しさとは…それがわかれば 全部、解決するってのか?
  807. 竜城 明日香: そんなの…
  808. 竜城 明日香: そんなの、わかったら こんなに困ってません!
  809. 竜城 明日香: わ、わからないんです… ケンカした経験は少ないですし
  810. 竜城 明日香: どうして彼女を怒らせたのか 未だにわからないのは
  811. 竜城 明日香: きっと、私が正しくないからで だから、それさえわかれば…
  812. 南津 涼子: まあ、落ち着けって
  813. 竜城 明日香: ぁ…すみません 取り乱して…しまい
  814. 南津 涼子: あんたは考えなしに見えて 考えすぎなとこがある
  815. 竜城 明日香: …どういうことです 矛盾している気がしますが…
  816. 南津 涼子: そんな難しく考えなくても いいんじゃねえかってことだ
  817. 南津 涼子: どうして怒らせちまったのか
  818. 南津 涼子: 普段のあいつのことを知ってる お前さんの方が
  819. 南津 涼子: よほど、わかるんじゃねえのか?
  820. 竜城 明日香: あいつ…って、あなたは ささらさんを知ってるんですか?
  821. 南津 涼子: あ?…あー…チャットでな 話題が目に入った程度だよ
  822. 竜城 明日香: そう…ですか…にしたって やけに事情を知ってるようですが
  823. 南津 涼子: 変に勘繰る必要はないよ ただ、気になってるだけだ
  824. 南津 涼子: なんというか、そのまま 仲たがいされたくねーっていうか
  825. 竜城 明日香: 善意…ということですか?
  826. 南津 涼子: ま、それか野次馬程度に 思ってくれて構わねえ
  827. 竜城 明日香: …では善意と仮定して聞きますが 涼子さんは、わかりますか…?
  828. 竜城 明日香: ささらさんの、気持ちが
  829. 南津 涼子: さあな、言った通り外野だ そんなことまでわからねえ
  830. 南津 涼子: ただ、あたしが同じ立場なら きっと怒る…怒っただろうな
  831. 竜城 明日香: …?
  832. 南津 涼子: ほら、あとを考えるのは お前さんの仕事だ
  833. 南津 涼子: 言えることがあるとすりゃあ そうさな…先人に学ぶこった
  834. 竜城 明日香: …先人に…わかりました
  835. 竜城 明日香: 涼子さん! ひとつ、伺いたいことがあります
  836.  
  837. FILENAME: text_520620-4_UYQ3B.txt
  838. 竜城 明日香: …時女四神伝説
  839. 竜城 明日香: 涼子さん! ひとつ、伺いたいことがあります
  840. 竜城 明日香: 時女四神伝説の内容について 改めて、教えてもらえませんか
  841. 竜城 明日香: 物語の舞台は四神と 麒麟という人物が治める村
  842. 竜城 明日香: その村では、年明けを目前に 冬を越すための食べ物が足りず 途方に暮れていた
  843. 竜城 明日香: そこで、四神と麒麟は力を合わせて 乗り越えようとするが方向性の違いで 龍と麒麟がぶつかりあい、すれ違ってしまう
  844. 竜城 明日香: 民を想う気持ちは同じはずなのに ケンカに発展した龍と麒麟は 一触即発の雰囲気になってしまい お正月を前に、その村は不穏な空気に包まれる
  845. 竜城 明日香: 涼子さんが持っていた本では 先のページが破損しており
  846. 竜城 明日香: 儀式をして仲直りするまでの 過程がわからない…とのこと
  847. 竜城 明日香: そこに、何かヒントが 隠されているような気もしますが
  848. ちはる: 涼子ちゃんが置いていった本を もう一度、読んでみたけど…
  849. ちはる: …時女四神伝説のお話って 明日香ちゃんたちに似てるのかも
  850. すなお: どういうことですか?
  851. ちはる: 龍と麒麟は、村人のため ふたりも何かのために動いてる…
  852. ちはる: どっちのケンカも 周りを想って起きてるなあって
  853. 静香: どちらも間違ってないのに すれ違うのもそっくりね
  854. すなお: でも、色々と出来事を経て 仲直りしてましたよね?
  855. ちはる: ページが破れてるから その色々がわからないんだよぅ…
  856. ちはる: “正しき者”ってなんなんだろ…
  857. すなお: 儀式成功のために知りたいですが 定義すら難しいですからね…
  858. 静香: …お正月…正しき者…
  859. 静香: どちらにも「正」があるのって 何か手がかりにならないかしら?
  860. すなお: ほんとですね…! 住職さんに聞いてみましょうか
  861. 水徳寺の住職: うむ、正月は年の初めという 意味が大きいのじゃが
  862. 水徳寺の住職: 正しいという字には あらためるという意味もあってな
  863. 水徳寺の住職: 新たな年に気持ちを改めて… そんな意味があるとかないとか
  864. 水徳寺の住職: 諸説あり…というか 眉唾物の知識じゃがなあ
  865. ちはる: 気持ちを改める…みたいな?
  866. 水徳寺の住職: うむ、だから新年の抱負などを 語ったりするのかもしれんな
  867. ???の声: あの、すみませーん
  868. 水徳寺の住職: おお、この声は前に来た子かな 悪いが、行ってきてくれるか?
  869. ちはる: りょうかーい!
  870. ちはる: …あれ?住職さん 袖になんか黒いのが…墨?
  871. 水徳寺の住職: んあ、いや…気にしないでいい それより、お客さんだ
  872. ちはる: …? はーい
  873. 静香: こんにちは何か用かしら …って、あなたは
  874. すなお: ささらさんじゃないですか どうかしましたか?
  875. 美凪 ささら: こんにちは…あれ、今日は 涼子さん、いないのかな?
  876. 静香: 涼子に用があったの?
  877. 美凪 ささら: ああ、いや…前に来たとき 相談に乗ってもらって
  878. ちはる: 相談…ってことは もしかして明日香ちゃんの?
  879. 美凪 ささら: …うん、そっか みんな知ってるんだもんね
  880. すなお: はい、チャットで…というよりも 本人からいろいろと聞いてます
  881. ちはる: そうそう、儀式に時女一族が 関わってるかもーって話で
  882. 美凪 ささら: なんだか、私たちのケンカに 巻き込んじゃって申し訳ないな
  883. すなお: 気にしないでください それより、どうしてケンカに?
  884. ちはる: うん、明日香ちゃんの話だけじゃ 詳細がわからなくて
  885. ちはる: …って、これじゃなんだか 野次馬みたいだよね!?ゴメン!
  886. 美凪 ささら: いやいや、巻き込んでるんだから 気になるのが当然だよ
  887. 美凪 ささら: ただ…私側の話をするのって 外堀を埋めるみたいで嫌だな…
  888. 静香: だけど、仲直りがしたいのなら 一度、両方の意見を整理した方が
  889. 静香: 問題がすっきりしそうだし あなたも気が楽にならない?
  890. 美凪 ささら: …そうだね、なら言葉に甘えて 一度、説明させてもらうよ
  891. 美凪 ささら: 内容は…明日香からいろいろと 聞いて知ってるんだよね?
  892. ちはる: うん、魔女退治が きっかけでケンカになったって
  893. 美凪 ささら: そう…実は、最近の明日香 戦い方が不安定に見えてさ…
  894. 美凪 ささら: あ、元々私たちは分担して 魔女退治をしてるんだ
  895. 美凪 ささら: 明日香が戦闘、私は救助優先 それで今までやってたんだけど
  896. 美凪 ささら: ここ最近、明日香が 突っ走りすぎてる気がして
  897. 美凪 ささら: 今回はケガで済んだけど…いつか 取り返しつかなくなるんじゃって
  898. 美凪 ささら: 私の力不足のせいでもあるから 明日香だけが悪いんじゃないし
  899. 美凪 ささら: 明日香なりに私のことを 考えての行動だってことも
  900. 美凪 ささら: あの子の動きとかエミリーたちに 聞いてわかるんだけど…
  901. すなお: 自分を大切にしない明日香さんが 心配で…腹が立つ…と
  902. 美凪 ささら: そう…しかもあの子 本当に自覚がないんだ
  903. 静香: 彼女には、直接言ったの?
  904. 美凪 ささら: もちろん、何度も 言ったつもりなんだけどね
  905. 美凪 ささら: 明日香! 前に出過ぎないで!
  906. 竜城 明日香: 問題ありません!
  907. 竜城 明日香: ささらさんは、救助を!
  908. 美凪 ささら: ちょ、私もそっち手伝うよ!
  909. 竜城 明日香: 大丈夫です!
  910. 美凪 ささら: 明日香、無理はしないでね
  911. 竜城 明日香: ええ、問題ありません!
  912. 美凪 ささら: 明日香は、もう少し 自分のことを大切に…!
  913. 美凪 ささら: 問題ない、大丈夫 …明日香はそればっかり
  914. 美凪 ささら: 自分を大切にしてって言っても 返事だけで、理解できてないんだ
  915. 美凪 ささら: 私も、誰かを守れるなら自分は …って、思わないわけじゃない
  916. 美凪 ささら: あの子の気持ちもわかるからこそ 手遅れになる前に止めたいのに
  917. 美凪 ささら: 何度言ってもダメだったから… 自分で気づかせるしかないんだ
  918. ちはる: 自分で気づくって どうやって?
  919. 美凪 ささら: それを涼子さんに相談したら あとは任せておけ…って
  920. 静香: …涼子ったら 何をする気なのかしら
  921. 美凪 ささら: とにかく、明日香には 自分で気づいてほしいから…
  922. すなお: …手出ししすぎないように でしょうか?
  923. 美凪 ささら: …ごめん そうしてもらえると助かる
  924. 美凪 ささら: 自分で、考えを改めるのが 大事だろうと思うから
  925. ちはる: 考えを改める…
  926. ちはる: もしかして小槌が求める 「正しさ」って
  927. ちはる: 考えを改めるっていうのも 入ってたりするんじゃない?
  928. 水徳寺の住職: 正しいという字には あらためるという意味もあってな
  929. 水徳寺の住職: 新たな年に気持ちを改めて… そんな意味があるとかないとか
  930. 静香: それなら、なおさら
  931. すなお: ええ、彼女は自分で 答えを見つけないとですね
  932.  
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  934. 竜城 明日香: …いよいよ儀式当日です
  935. 竜城 明日香: あれから、情報は特に増えず 答えも…見つからず…
  936. 竜城 明日香: 小槌も、光らず…
  937. 竜城 明日香: ですが!
  938. 竜城 明日香: 小槌も、お餅も用意しました 準備はなんとかしたんです!
  939. 竜城 明日香: もう…やるしかありません! それしか道はないのですから!
  940. 竜城 明日香: さあ、水徳寺で 最後の準備を…
  941. 竜城 明日香: …………ささらさん あれから話してないですね…
  942. 竜城 明日香: …………
  943. 竜城 明日香: いえ、へこたれるな、です! 儀式を成功させ、今度こそ…!
  944. 竜城 明日香: …お餅はここに置いて…っと
  945. 南津 涼子: よう、順調か?
  946. 竜城 明日香: 涼子さん…
  947. 竜城 明日香: …正直、順調じゃありません 答えも…見つからず…
  948. 南津 涼子: 答えっつーのは、なんだ? 「正しさ」についてか?
  949. 南津 涼子: それとも、あんたが自分の身を 省みずに戦う理由か?
  950. 竜城 明日香: …え?
  951. 南津 涼子: ああ、いや…今のは忘れてくれ 私情を挟んじまった
  952. 南津 涼子: …あたしから、最後の助言だ 理解していないことを理解しろ
  953. 竜城 明日香: 理解していないこと… 正しさの…答え?
  954. 南津 涼子: …お前さんの「芯」はなんだ
  955. 竜城 明日香: まっすぐに、正しくあることです
  956. 竜城 明日香: …出張調整屋さんには こじらせてると言われましたが…
  957. 南津 涼子: それから… 一番大事なものを、よく考えろ
  958. 南津 涼子: 目的と手段が逆になってねえか? …儀式、なんのためにやるんだ
  959. 竜城 明日香: 竜城家の伝統を復興させるため 最初は、そうでした
  960. 竜城 明日香: でも、今はささらさんの 正しさを証明して、仲直りを…
  961. 竜城 明日香: そうでした、私…! 仲直りをしたいんです!
  962. 竜城 明日香: 忘れていたわけではないですが おかしなことになってました…
  963. 竜城 明日香: 儀式をしているような 場合じゃない…のかもしれません
  964. 竜城 明日香: でも、仲直りには儀式が必要で… 彼女の正しさは証明したくて…?
  965. 南津 涼子: あとは、そっちで考えな
  966. 竜城 明日香: …理解していないことを理解する
  967. 竜城 明日香: 答えがわからないことを理解し それと、向き合う…
  968. 竜城 明日香: 何が一番…大切か
  969. 竜城 明日香: ――っ!?
  970. 竜城 明日香: こんな時に魔女! この反応は、あの日の…!
  971. 竜城 明日香: 涼子さんは、もういません ひとりで倒せるでしょうか…
  972. 竜城 明日香: (…この数日、考えていました)
  973. 竜城 明日香: あの日、私は私の正しさを押し通し 魔女を倒す力が足りず… ささらさんとケンカになりました
  974. 竜城 明日香: そして、私が弱かったせいで ささらさんに、自身の正しさを 疑わせてしまいました
  975. 竜城 明日香: ささらさんが、自分の正しさのせいで 私をケガさせたと言うのなら 私は、自分の正しさと、弱さのせいで 人の正しさを揺るがせてしまったんです
  976. 竜城 明日香: 善行を積もうとした日も 空回って失敗し、人を困らせ失礼を働き 不快感を与えてしまいました ささらさんを、悲しませてしまいました
  977. 竜城 明日香: …もしかしたら私の「正しさ」は 誰かを傷つけるのかもしれない
  978. 竜城 明日香: なら、今思う私の正しさは 本当に正しい決断なのでしょうか
  979. 竜城 明日香: …………
  980. 竜城 明日香: …………いや! 迷うことなんてないはずです!
  981. 竜城 明日香: ささらさんに、正しさを 貫いてほしいと思うのなら
  982. 竜城 明日香: 私だって、貫くべきなんです! 魔女と、戦うべきなんです!
  983. 竜城 明日香: 「正しさ」の答えは わかりません!
  984. 竜城 明日香: 正しさを貫き失敗した回数は 数えきれないほどです!
  985. 竜城 明日香: けれど、今この瞬間の正しさは 魔女と戦い、倒すこと!
  986. 竜城 明日香: 答えが見つからなくとも
  987. 竜城 明日香: 小槌が認めてくれる “正しき人”にはなれなくとも
  988. 竜城 明日香: 私は、魔法少女として!
  989. 竜城 明日香: 竜真流薙刀術師範代 竜城明日香として!
  990. 竜城 明日香: 自分に恥じるようなことは 決して、できません!
  991. 竜城 明日香: さあ! 今度こそ倒してみせます!
  992. 竜城 明日香: …って、あそこにいるのは
  993. 美凪 ささら: はぁっ!
  994. 竜城 明日香: ささらさん…!? どうして、ここに…
  995.  
  996. FILENAME: text_520620-6_UYQ3B.txt
  997. 竜城 明日香: ささらさん…!? どうして、ここに…
  998. 美凪 ささら: 明日香!? …いや、話はあとだよ
  999. 美凪 ささら: 今はまず、魔女を倒そう
  1000. 竜城 明日香: で、では私が前に…!
  1001. 美凪 ささら: 今は救助する人もいないから 一緒に戦えるよ!
  1002. 竜城 明日香: いえ!ここは私が!
  1003. 美凪 ささら: だから、私が言ってるのは こういうところだって!
  1004. 竜城 明日香: ですから、力不足だった分は 今回で挽回して…!
  1005. 美凪 ささら: そうじゃないってば!
  1006. 美凪 ささら: …あー!もう! やっぱ言ってもわかんないなら!
  1007. 美凪 ささら: はあぁぁっ!
  1008. 竜城 明日香: ささらさん!?
  1009. 竜城 明日香: ひとりでそんなに 前へ出ては、危険です!
  1010. 美凪 ささら: 問題ないよ!大丈夫!
  1011. 美凪 ささら: ぐぅっ…!
  1012. 竜城 明日香: ささらさんッ!
  1013. 竜城 明日香: 大丈夫ですか!? ケガは、どこか痛みは…
  1014. 竜城 明日香: あなた、どうして! こんな無茶な戦い方を!
  1015. 美凪 ささら: 明日香だって! いつもそうだったでしょ!
  1016. 竜城 明日香: え…
  1017. 美凪 ささら: 明日香! 前に出過ぎないで!
  1018. 竜城 明日香: 問題ありません!
  1019. 竜城 明日香: ささらさんは、救助を!
  1020. 美凪 ささら: ちょ、私もそっち手伝うよ!
  1021. 竜城 明日香: 大丈夫です!
  1022. 美凪 ささら: 明日香、無理はしないでね
  1023. 竜城 明日香: ええ、問題ありません!
  1024. 美凪 ささら: 明日香は、もう少し 自分のことを大切に…!
  1025. 美凪 ささら: 明日香が、私の正義を 尊重してくれてるのはわかるよ
  1026. 美凪 ささら: そのために、頑張ってくれたのも 聞いたし、理解できる
  1027. 美凪 ささら: …だけど、私が守りたいのは みんななんだよ
  1028. 美凪 ささら: 分け隔てなく誰でも救う そんな騎士になりたい
  1029. 美凪 ささら: …その、守りたい人の中には 明日香もいるんだよ
  1030. 美凪 ささら: みんなを守れても明日香が… 明日香がいなくなったら嫌だ
  1031. 竜城 明日香: あ…その…ごめんなさい、私… 私、何もわかってませんでした
  1032. 南津 涼子: 理解していないことを理解しろ
  1033. 竜城 明日香: …あなたの気持ちを 理解できていませんでした
  1034. 竜城 明日香: わかっていなかったことにさえ 気づいていなかったんです
  1035. 竜城 明日香: 正しさに、正義に囚われて あなたの想いを尊重してなかった
  1036. 竜城 明日香: …尊重、しているつもりでした 自身の正しさを信じてほしかった
  1037. 竜城 明日香: いつもあなたは正しく
  1038. 竜城 明日香: 凛々しく、頼りがいがある 大切な友人だからこそ
  1039. 竜城 明日香: 私のせいで、その正義を 揺るがせたくなかったんです
  1040. 美凪 ささら: 明日香…
  1041. 竜城 明日香: そのはずなのに 結局、私のせいで…
  1042. 竜城 明日香: 私は愚か者です… ごめんなさ…
  1043. 美凪 ささら: ちょ、明日香! うしろうしろ!
  1044. 竜城 明日香: へ?
  1045. 静香: 仲直りっぽいところ 悪いんだけど
  1046. すなお: 先に、魔女を倒しましょうか
  1047. ちはる: 助太刀するよー!
  1048. 美凪 ささら: ありがとう! …さあ、行こう明日香!一緒に!
  1049. 竜城 明日香: はい!
  1050. 竜城 明日香: ささらさん、そっちです! 今フォロー行きます!
  1051. 美凪 ささら: うん、ありがとう!
  1052. ちはる: 静香ちゃん、わたしたちも!
  1053. 静香: ええ、すなおは 後ろから援護をお願い!
  1054. すなお: 任せてください!
  1055. 竜城 明日香: (なんだか 今思えば四神伝説は)
  1056. 竜城 明日香: (私とささらさんのことと 似ていたのかもしれませんね)
  1057. 竜城 明日香: (民を想う気持ちは同じなのに すれちがった龍と麒麟)
  1058. 竜城 明日香: (相手を想ったのは同じなのに すれちがった私たち)
  1059. 竜城 明日香: (私たちの場合は… 私の悪い面が多いですけど…)
  1060. 竜城 明日香: (四神も、私たちも もっと寄り添って耳を傾け)
  1061. 竜城 明日香: (もっと語り合えたなら 早くわかりあえたはずなんです)
  1062. 竜城 明日香: (かつて、儀式を行った方々も きっと同じように…)
  1063. 竜城 明日香: …そうでしたか
  1064.  
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  1066. 竜城 明日香: …そうでしたか
  1067. 竜城 明日香: (求めるものは同じなのに すれ違い、争ってしまう)
  1068. 竜城 明日香: (少し前に神浜市で起きたのも そんなようなことでしたね)
  1069. 竜城 明日香: (みんな、幸せを求めているのに 皮肉な話ではありますが…)
  1070. 竜城 明日香: (途方もないほど、遠くまで すれ違ってしまった結果が)
  1071. 竜城 明日香: (大きな争いだったとすれば)
  1072. 竜城 明日香: (まだ、この距離は埋められる …埋めねばなりません!)
  1073. 竜城 明日香: ささらさん!
  1074. 美凪 ささら: なに!? 今は、魔女退治を…!
  1075. 竜城 明日香: 戦いながらでもいいので 話したいことがあるんです!
  1076. 竜城 明日香: 私が、以前この魔女と 戦ったときに
  1077. 竜城 明日香: 信じた正しさと その目的について!
  1078. 美凪 ささら: わかった!聞かせて!
  1079. 竜城 明日香: 私にとって、あの時の正しさは ささらさんと分担して戦い
  1080. 竜城 明日香: 多少、自分がケガをしても あなたの正義を貫くことでした
  1081. 竜城 明日香: 目的は、魔法少女として みなさんを守り
  1082. 竜城 明日香: ささらさんの正義を守るため
  1083. 竜城 明日香: ささらさんは!
  1084. 美凪 ささら: …私の正しさは、明日香に 無茶な戦い方を止めさせること
  1085. 美凪 ささら: その上で、明日香も含んだ みんなを救い出すこと
  1086. 美凪 ささら: 目的は、騎士として 魔法少女としてみんなを守って
  1087. 美凪 ささら: 明日香を、守るため
  1088. 竜城 明日香: やはり、目的は似ていました
  1089. 竜城 明日香: どちらの正しさも きっと間違っていなかったんです
  1090. 竜城 明日香: いえ、私の「ケガをしてでも」 というところは反省すべきですが
  1091. 美凪 ささら: それはその通り
  1092. 竜城 明日香: うっ…それから私が犯した もうひとつの過ちは
  1093. 竜城 明日香: この魔女結界へ入る前に 一度、躊躇したことです
  1094. 美凪 ささら: どういうこと?
  1095. 竜城 明日香: 恥ずかしながら、自分の正しさを 信じられず迷ってしまったんです
  1096. 美凪 ささら: …私もわかるよ、その気持ち
  1097. 美凪 ささら: 自分の正しさを信じられずに 動けなかったことがあるから…
  1098. 竜城 明日香: けれど正しさは人によって異なり 正解なんて、きっとありません
  1099. 竜城 明日香: それでも、自らの正しさに則り 動かなければ何も成せない…
  1100. 竜城 明日香: だから、私が思う 正しさの答えはこれです
  1101. 竜城 明日香: 「正しさとは 正しさをわからぬものと理解しながら 自分と相手の正しさを理解しあおうとすること その上で、自分の想う正しさを信じて 実行することです!」
  1102. 美凪 ささら: …でも、なんだか 矛盾していない?
  1103. 美凪 ささら: 正しさはわからないのに それを信じる…って
  1104. 竜城 明日香: 正しさは、きっと矛盾するもの
  1105. 竜城 明日香: 故に、ぶつかり合い 時に争いを起こすのでしょうから
  1106. 竜城 明日香: それが矛盾をはらんだ物であると 理解することが大事なのだと
  1107. 竜城 明日香: 今、考えを改めました
  1108. 美凪 ささら: あ、小槌が…!
  1109. ちはる: 光ってるってことは!
  1110. 静香: 彼女の答えを見つけたのかしら
  1111. 竜城 明日香: あれから肌身離さず 持っていたのですが、これは…
  1112. 竜城 明日香: …この姿は 夢で見た龍神様…!?
  1113. 竜城 明日香: …もしや、四神伝説をなぞり 本当の意味で正しさを知れと…
  1114. 美凪 ささら: いや、そこまでは 言ってないような!?
  1115. 竜城 明日香: あの物語で見えなかった部分を 今、ここで再現してみましょう!
  1116. 美凪 ささら: えぇ!? ちょっと!明日香!?
  1117. 竜城 明日香: いざ!
  1118.  
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  1120. 昔々、あるところに 四神と、麒麟という人が共に治める 小さな村がありました
  1121. 静香: やっぱり、年を越すには 食べ物が足りないわ…
  1122. ちはる: わたしの羽でみんなを あっためているけど…
  1123. すなお: 食糧不足で、みなさん 元気がないみたいです…
  1124. 冬を越し、新年を迎えるための食べ物が足りない そのことで四神たちは悩み どうしたら良いかと話しあっておりました
  1125. 竜城 明日香: それなら私が、今から狩りをして 食べ物を調達してきます
  1126. ちはる: えっ、そんなことできるの?
  1127. 美凪 ささら: いや、さすがの龍でも ひとりじゃ無理でしょ
  1128. 静香: …私も手伝いたいところだけど 村の見張りがいなくなるわ
  1129. 美凪 ささら: …なら、私が狩りを手伝う
  1130. 竜城 明日香: ですが、あなた 先日ケガをしたばかりでしょう
  1131. 竜城 明日香: もろい人の子と違い丈夫なので 私ならひとりで問題ありません
  1132. 美凪 ささら: 四神のあなたが死ねば 村がどうなるかわかってるの?
  1133. 竜城 明日香: とは言え、現状のままでは 村人たちを守れません
  1134. 竜城 明日香: 村を守るのを邪魔するなら あなたとて、許しませんよ
  1135. 美凪 ささら: 私だって!
  1136. 竜城 明日香: 退かないのなら…いざ!
  1137. 静香: 待ちなさい! ふたりとも冷静になって!
  1138. すなお: ええ、どちらも村を守りたい その想いは一緒ですよね
  1139. ちはる: なのにケンカなんて 絶対おかしいよう!
  1140. 竜城 明日香: …それは…確かにそうですが
  1141. 美凪 ささら: でも、じゃあどうしたら!
  1142. ちはる: みんなの力をあわせよう!
  1143. 美凪 ささら: だけど、食べ物はもう みんなで作った鏡餅くらい…
  1144. すなお: 恒例の鏡開きをするために どうにか手をつけずにいましたが
  1145. 静香: もう限界だし、鏡餅を食べたって 全員分はまかなえない
  1146. 美凪 ささら: 他にできることなんて 祈ることしか…
  1147. 竜城 明日香: なら、祈りましょう
  1148. 四神たちは、誰ともわからぬ相手に祈りました
  1149. 村を救いたいという ただひとつの想いをのせて 寒空に向かって祈りつづけたのです
  1150. すると…
  1151. ちはる: 見て…あれ!
  1152. 現れたのは、光り輝く小槌
  1153. 四神たちは気づいていませんでしたが それは、願えば求めるものが出てくる 打出の小槌だったのです
  1154. すなお: ちょうど、鏡開きを するのに良さそうな小槌ですが…
  1155. 静香: この小槌で鏡開きをしろ …ということかしら
  1156. ちはる: まあ、どっちにしたって 食べられるのはお餅くらいだし!
  1157. 美凪 ささら: うん やれることはやってみよう
  1158. 竜城 明日香: ええ、そうですね!
  1159. 竜城 明日香: みなさんの力を合わせれば 何かが起きるかもしれません
  1160. 竜城 明日香: 奇跡を、信じてみましょう!
  1161. 四神が集ひ その力の揃ふほど
  1162. 儀式は成され 民に幸福もたらさる…
  1163. 竜城 明日香: やぁああっ!
  1164. ちはる: も、戻ってきた…
  1165. 静香: 何!?今の! 何がおきたの!?
  1166. すなお: いつかのカメに…
  1167. すなお: というか、時女四神伝説の お話の中に…?
  1168. 美凪 ささら: たぶん、明日香の魔法だね
  1169. ちはる: 今のが?
  1170. 美凪 ささら: “規律遵守” 一時的に相手を従わせられる魔法
  1171. 美凪 ささら: ただ、本人が魔法を使った 自覚はなさそうだから…
  1172. 美凪 ささら: 今回は、強い想いの結果 魔女結界を丸ごと従わせて
  1173. 美凪 ささら: 時女四神伝説の世界にした …みたいな感じじゃないかな
  1174. 美凪 ささら: 最後に魔女を倒したあたり ずっと結界の中だったみたいだし
  1175. 美凪 ささら: 見た目や認識だけ 物語の世界にしたって感じ?
  1176. 竜城 明日香: 私、そんなにすごい魔法を?
  1177. 竜城 明日香: たぶん偶然なので、同じことは もうできそうにないですが…
  1178. 竜城 明日香: …それより、ささらさん
  1179. 美凪 ささら: ん?
  1180. 竜城 明日香: 改めて、ごめんなさい
  1181. 竜城 明日香: …その、これからはもっと 自分も省みるようにしますし
  1182. 竜城 明日香: そして臨機応変に フォローしあえるよう精進します
  1183. 美凪 ささら: ううん、私もごめん
  1184. 美凪 ささら: この数日、意地を張って 口を利かなかったり…
  1185. 美凪 ささら: すごい、強引な手段を 取っちゃったと思うから
  1186. 美凪 ささら: ちゃんと伝える努力を するべきだったと反省してる
  1187. 美凪 ささら: これからはもっと いい感じに分担しよう!
  1188. 美凪 ささら: それで、お互いの正義を守って みんなのことも一緒に守ろう!
  1189. 竜城 明日香: はい!
  1190. ちはる: これで一件落着かな?
  1191. すなお: ふふ、勢いのある仲直りで いいですね
  1192. 衣美里の声: あーすーきゃーん!
  1193. 竜城 明日香: みなさん…!
  1194.  
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  1196. 美凪 ささら: あれ、こ、こんなに!? まだかなり早い時間だけど…
  1197. 木崎 衣美里: なんなら、りかっぺとかも こっち向かってんじゃない?
  1198. 竜城 明日香: なにゆえ…!
  1199. 阿見 莉愛: 心配したからに 決まってるでしょうが!
  1200. 志伸 あきら: まあ、全体チャットで みんな話は知ってるし…
  1201. 鶴乃: そこに魔女の反応なんてあるから 何事かと思ったけど…
  1202. 純 美雨: どうやら魔女の方は 片がついたみたいネ
  1203. 夏目 かこ: …というか、その姿
  1204. 胡桃 まなか: ド派手な龍神様ですねぇ…
  1205. 竜城 明日香: いや、あの… かくかくしかじかでして
  1206. 竜城 明日香: 本当に、ご迷惑を おかけいたしましたッ!
  1207. 美凪 ささら: 私からも、みんなごめん
  1208. 美凪 ささら: 自分たちで解決するべき問題に 大勢、巻き込んじゃって…
  1209. 木崎 衣美里: まあ、仲直りできたなら 結果オーライっしょ!
  1210. 木崎 衣美里: なんか、ふたりとも相手の ためにバトってたからさ
  1211. 志伸 あきら: うん、本当に 仲直りできて良かったよ
  1212. 阿見 莉愛: 竜城さんも、これを機に 気持ちを改められたでしょうから
  1213. 竜城 明日香: はい!もちろんです!
  1214. ちはる: やっぱり気持ちを改めるのが 解決のカギだったんだね
  1215. すなお: まあ…どうしてあの姿に なったのかは謎ですけど…
  1216. 静香: 細かいことは気にしない! 改めて儀式を行いましょう!
  1217. 竜城 明日香: あ、はい…
  1218. 美凪 ささら: どうしたの? 浮かない顔をして…
  1219. 竜城 明日香: いえ…今まで儀式に失敗してきた 先人たちを思うと…
  1220. 南津 涼子: そのことなら心配いらねえ
  1221. 竜城 明日香: あ、涼子さん!
  1222. 南津 涼子: いやあ、少し離れてる間に こんなことになってるとはな
  1223. 竜城 明日香: 心配ないというのは…?
  1224. 南津 涼子: ありゃあ、嘘だ 悪いな!
  1225. 竜城 明日香: えぇっ!?
  1226. ちはる: 何それ、わたしも知らない!
  1227. 南津 涼子: ちゃるたちは嘘が下手だから 隠してたんだけどな
  1228. 南津 涼子: みんな失敗だったって 儀式の記録があるっつーのは
  1229. 南津 涼子: 自分で答えを見つけるよう 明日香に発破をかけるための嘘だ
  1230. 南津 涼子: 住職、ちょっと偽造文書を 作る手伝いをしてくれねえか
  1231. 水徳寺の住職: なんだそれは… 物騒すぎるんじゃが…
  1232. 南津 涼子: 仲直りがかかってんだ
  1233. 南津 涼子: 住職に依頼したら 快く引き受けてくれたぜ
  1234. ちはる: だから、袖に 墨がついてたんだ!?
  1235. 竜城 明日香: ええと、それじゃあ 時女四神伝説は…
  1236. 南津 涼子: それに関しちゃ本当の資料だな たまたま、話を知ってたんだ
  1237. 竜城 明日香: わけがわからなくなってきました
  1238. 木崎 衣美里: あー…あと、実は あーしらも共犯なんだよね
  1239. 南津 涼子: あたしらとお前さんらで ちっと、組むんだよ
  1240. 南津 涼子: あたしがそれらしい話で あいつに発破をかける
  1241. 南津 涼子: んで、まあお前さんたちは 話に乗っかってほしい
  1242. 木崎 衣美里: あすきゃんのためだし 全然やるけど…
  1243. 志伸 あきら: どうしてそこまで 親切にするのか…
  1244. 阿見 莉愛: ええ、言うほど親しい仲でも ないわよね?
  1245. 南津 涼子: ささらは、人を救う 騎士になりたい
  1246. 南津 涼子: 明日香は、身を削って 誰かを守ろうとしてる
  1247. 南津 涼子: …そんなふたりが 気になっちまったんだ
  1248. 南津 涼子: まあ、こういうことだから 新年の儀式は安心してやりな
  1249. 竜城 明日香: なるほど…
  1250. 木崎 衣美里: あすきゃん…怒ってる? あーしら嘘ついちゃったし…
  1251. 竜城 明日香: 騙されたことは不覚ですが… 嘘をつくほど想ってくれていた
  1252. 竜城 明日香: その事実は嬉しいです みなさん、ありがとうございます
  1253. 竜城 明日香: …さて!これでスッキリです! 儀式を行いましょう!
  1254. 志伸 あきら: お、いつもの明日香だね
  1255. 竜城 明日香: 結局、儀式の詳細について
  1256. 竜城 明日香: 新年への願いを込めた 鏡開きであるということ以外は
  1257. 竜城 明日香: 魔法で再現された物語の 内容しかわかりませんでした
  1258. 竜城 明日香: もし、あれが龍神様の お導きであるとするのなら
  1259. 竜城 明日香: 再現された内容が正しいと信じ みんなで祈りましょう!
  1260. 竜城 明日香: 想いを、乗せて!
  1261. 竜城 明日香: 新たな年の幸福を! みなさんの幸福を祈り!
  1262. 竜城 明日香: 福よ、来ーい!
  1263. 竜城 明日香: ―明日香― こ、これは…!?
  1264. 竜城 明日香: ―明日香― お餅が弾けて、中から何かが…!
  1265. 美凪 ささら: ―ささら― めでたいものがたくさん! 空に昇っていくみたいだ!
  1266. 夏目 かこ: …あれ、でもこれ…触れない?
  1267. 木崎 衣美里: てかなんか、餅増えてね!?
  1268. ちはる: なんだろう、これ?
  1269. すなお: 魔法の力…でしょうか?
  1270. 静香: そんなことある?
  1271. 南津 涼子: なっはっは 魔法少女はなんでもありか
  1272. 南津 涼子: まぁ…もしくは…
  1273. 南津 涼子: 「龍神様の力…とかな」
  1274.  
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  1276. 竜城 明日香: 鏡開きをしたらお餅が いっぱいに増えたので
  1277. 竜城 明日香: 諸々のお詫びと 新年のお祝いも兼ねて!
  1278. 竜城 明日香: お餅を配ろうと思います!
  1279. 竜城 明日香: あけましておめでとうございます どれがいいですか?
  1280. 綾野 梨花: 焼餅、お雑煮、お汁粉まで! ずいぶん張り切ったね!
  1281. 竜城 明日香: はい、時女一族のみなさんに 手伝ってもらいまして!
  1282. 静香: お雑煮も、いろんな 味つけがあるのよ!
  1283. ちはる: 静香ちゃんが、レシピを 聞いて回った成果なんだ!
  1284. すなお: お汁粉も、甘めと 甘さ控えめを用意しました
  1285. 南津 涼子: つっかえないように 気をつけて食べろよ!
  1286. 那由他: おじゃましますの~
  1287. みかげ: あけおめ~! お餅、食べに来たよ~!
  1288. 都 ひなの: よう、アタシらも来たぞ
  1289. 由貴 真里愛: あけましておめでとう~ いい匂いねぇ、うふふ
  1290. 木崎 衣美里: 全体チャットで呼びかけたから マジでいっぱい来んね!
  1291. いろは: あけましておめでとうございます
  1292. 阿見 莉愛: あれは…七海やちよまで…!
  1293. やちよ: あけましておめでとう 阿見さんも来ていたのね
  1294. 阿見 莉愛: あ…ええ! おめでとうございますわ!
  1295. フェリシア: おい明日香、こいつら 寺の前にいたけど不審者か?
  1296. 竜城 明日香: あら、フェリシアさん 不審者って…?
  1297. 燦: ちょ、違うわよ 私たちもチャットを見て…
  1298. ミユリ: ミユは止めたんですよう! さすがに、ここは来づらいって!
  1299. 燦: 私は、竜城さんと合同特訓の 日取りを交渉しに来たのよ
  1300. 竜城 明日香: ああ、そう言えばごたごたして 忘れていました…!
  1301. ちはる: あっ!
  1302. ミユリ: ぎゃっ!
  1303. ちはる: むむむ、よくもノコノコと…!
  1304. ミユリ: ひえええ、あの時はその あの、すみません~!
  1305. ちはる: あ、コラ!逃げるな! お餅は食べていきなよー!
  1306. うい: …時雨さんたちも 出てきていいと思うよ?
  1307. 時雨: あ…その、ぼくらは 教官に連れてこられて…
  1308. 竜城 明日香: …今日はめでたい日ですので 一旦、そういうのは忘れましょう
  1309. はぐむ: でも…
  1310. 竜城 明日香: それぞれが信じる正しさに則って 争ったことがあるのは事実です
  1311. 竜城 明日香: 私から勝手に、気にするなだとか 許す…だとかは言えません
  1312. 竜城 明日香: ですが!今目の前にあるのは 同じ魔法少女の仲間という事実!
  1313. 竜城 明日香: 共に餅を食べ! 良き新年を迎えましょう!
  1314. はぐむ: あっ、ありがとう…ございますっ
  1315. 時雨: ん…お餅…美味しい…
  1316. 竜城 明日香: そうでしょうそうでしょう!
  1317. リヴィア: えらい賑やかなこっちゃなあ その姿がおまじないの結果か?
  1318. 竜城 明日香: 出張調整屋さん!
  1319. リヴィア: 答えを見つけたみたいやな
  1320. 竜城 明日香: え?ああ、あの時の調整が この姿のタネだったんですね!
  1321. リヴィア: どういう姿になるかは あんた次第やったけどな
  1322. リヴィア: まあ、いい結果になったみたいで なによりや
  1323. 竜城 明日香: ええ! ありがとうございます!
  1324. リヴィア: そんじゃ、餅はもらってくで~ ほな、今年もごひいきにな
  1325. 美凪 ささら: なんだか年始から忙しなくて 今後が心配になるね、はは
  1326. 竜城 明日香: まあ、私たちなら どんな1年だろうと大丈夫です!
  1327. 美凪 ささら: …1番危なっかしい人が なんか言ってるよ
  1328. 竜城 明日香: なんせ私には、龍神様と ささらさんがついてるので!
  1329. 美凪 ささら: そんな期待されても…というか 明日香自身がしっかりしてよね?
  1330. 竜城 明日香: それは承知の上です! 目指せ「明鏡止水」なので!
  1331. 美凪 ささら: 明鏡止水ねぇ… まあ期待せず楽しみにしてるよ
  1332. 竜城 明日香: …ささらさん、改めまして
  1333. 竜城 明日香: 今年も…いえ 来年も、再来年も、その先も!
  1334. 竜城 明日香: 今後とも、末永く! よろしくお願いします!
  1335. 美凪 ささら: うん、こちらこそ よろしくね、明日香!
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