What existed there was horrid. He could only describe it as all the evils of the universe distilled into a single place. The Dark Gods that individually threatened the world were only a part of what he was witnessing. It was as if they had been condensed, mixed together, and packed tightly into this space. It seemed it would curse the entire world just by existing there. It appeared that if it were released, it would corrupt everything in an instant.

But to Dougen, that was all trivial.

Something is here. That horrifying, calamitous presence was no more than a cover. It was only there to keep something even worse concealed. Dougen’s instincts screamed at him to stop. What point was there in confirming what lay even farther ahead? What exists here is only despair. It was merely a dead end that humankind had no way of surpassing. What would he gain by looking inside?

-Volume 5 pages 211 and 212

そこ に ある のは、 最悪 だっ た。 　 この世 全て の 悪 を 煮詰め た よう な それ を、 道 玄 は 最悪 としか 言い表せ なかっ た の だ。 　 一 柱 でも 世界 を 危機 に 追いやる よう な 魔神 が、 ここ では その 一部 でしか ない。 　 それら は 圧縮 さ れ、 混合 さ れ、 みっちり と そこ に 詰まっ て い た。 　 それ は、 ただ そこ に ある だけで 世界 の 全て を 呪い つくす だろ う。 これ が 解放 さ れ た と すれ ば、 その 瞬間 に 全て が 腐り 果てる だろ う。 　 だが、 道 玄 にとって そんな こと は 些細 な こと でしか なかっ た。 　 ─ ─ 何 かが、 いる。 　 その おぞましい までの 災厄 は 覆い でしか ない の だ。 それ は、 何 かを 取り囲む よう に し て 存在 し て い た。 　 これ 以上 進む なと、 道 玄 の 本能 は 訴え て い た。 　 それ を 確認 し た ところ で 何 の 意味 が ある のか。 　 ここ に ある のは、 ただ の 絶望 だ。人間 では どう しよう も ない、 ただ の 行き止まり が ある に すぎ ない の だ。 　 その さらに 奥 が あっ た として、 それ を 見 て どう する という のか。

-Volume 5 pages 275 and 276