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Sensei-Hanzo

Prayer Transcript

May 30th, 2016
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  1. シアン「クラスだ話題になっていた縁結びのお守り」
  2. シアン「その噂を聞きつけ、私はとある神社へと飛んだ」
  3. シアン「ここが噂の神社、ののみー」
  4. モルフォ「縁結びで有名な神社、だったわね」
  5. シアン「モルフォ!」
  6. モルフォ「なんてね。言ってみただけ。あなたの\N考えてることなんて聞かなくたって分かってるもの」
  7. シアン「だったら出てこないでよ。ほら、隠れて隠れて」
  8. モルフォ「なんか最近のシアン、あたしに冷たくない?」
  9. シアン「そういうことじゃなくって、モルフォは有名人\Nなんだから、人目のつくところ出てきちゃダメだよ」
  10. モルフォ「あー、そういえば、あたし死んだことに\Nなってるんだっけ?フェザーのテロに遭って」
  11. シアン「そうだよ。だから出てこないでってば」
  12. モルフォ「仕方ないなぁ…ってあれ」
  13. シアン「どうしたの?」
  14. モルフォ「あれ?あれ見て」
  15. モニカ「ここが噂の神社…」
  16. モニカ「私、この国の人間じゃないけど…\Nお守り…効果あるのかしら」
  17. モニカ「ううん、信じる。信じるのよ、モニカ」
  18. モニカ「信じる者は藁をもすがる!…じゃなかった」
  19. モニカ「信じる者は救われる!」
  20. モニカ「八百万の神はきっと、私の???を応援してくれるはず」
  21. モニカ「だって、八百万もいるんだもの」
  22. シアン「あれはモニカさん?」
  23. モルフォ「シアンと目的は同じみたいね。\N彼女に『やおよろず』は『はっぴゃくまん』\Nじゃないよって教えた方がいいかしら」
  24. シアン「それは別にいいと思うけど…」
  25. シアン「どうしよう。声かけた方がいいのかな」
  26. シアン「こういう場所で知り合いと会うのって気まずいよね。\N向こうもあまり知られたくないだろうし」
  27. モルフォ「ばっちり目が合合っちゃったわね」
  28. モルフォ「それじゃあ、あたしはこれで」
  29. シアン「ちょ、ちょっと!モルフォ!」
  30. シアン「ど、どうもこんにちは」
  31. モニカ「え、こんにちは、シアンちゃん!」
  32. モニカ「あれ?あの…シアンちゃんもお参り?」
  33. シアン「はい、そうです」
  34. シアン「あ、ていうか、あの、お守りは…」
  35. モニカ「お守り…あ、お守りね!うん…」
  36. モニカ「そう…実は、私もなの」
  37. モニカ「奇遇ね」
  38. シアン「本当ですか?それは、奇遇ですね」
  39. モニカ「本当、奇遇奇遇!うふふ!」
  40. モニカ「行こうか」
  41. シアン「はい」
  42. モニカ「この子はGVと…よね」
  43. モニカ「年が一回り近く離れてる子と\N一緒に恋愛祈願とか・・・」
  44. モニカ「あたし何やってるんだろう?」
  45. シアン「モニカさん、真面目な人だと思ってたけど、\N縁結びの守りとか買いに来る人なんだ」
  46. シアン「誰か好きな人がいるのかな」
  47. ジーノ「お、なんだ?シアンちゃんにモニカ。\N珍しい組み合わせだな」
  48. シアン「ジーノさん!」
  49. モニカ「ジーノ?」
  50. モニカ「あなたがなぜここに?」
  51. ジーノ「いやー、実はこの神社、俺の好きな\Nレトロゲームに出てくる場所なんだよ」
  52. ジーノ「いわゆる聖地巡礼ってやつ?」
  53. ジーノ「まあ、正確にはこの神社が出てくるわけじゃなくて、\Nこの神社の巫女さんそっくりの女の子ーー」
  54. モニカ「はいはい、分かったわ」
  55. モニカ「つまりはいつものジーノってことね」
  56. ジーノ「ま、そういうこと」
  57. ジーノ「それより、二人はどうしたんだ?\Nまだ初詣の時期じゃないぜ」
  58. モニカ「えっと、その、なんていうか…」
  59. モニカ「ね、シアンちゃん?」
  60. シアン「お守りを買いに来たんです」
  61. モニカ「素直だ。言っちゃうんだ・・・」
  62. ジーノ「お守り…?あー、確か…縁結びか」
  63. ジーノ「なるほどねぇ」
  64. モニカ「ジーノも知っていたのね、守りのこと」
  65. ジーノ「当然!情報収集は戦士としての基本だからな」
  66. ジーノ「事前の情報収集とチームワーク、\Nそして機動力の差が年2回の\N祭りで名案を開けるんだぜ?」
  67. モニカ「あなたは何の戦士なのよ。\Nフェザーの戦士でしょう?」
  68. ジーノ「仕事もプライベートも常在戦場。\Nそれが男ジーノ様ってもんよ!」
  69. シアン「あの…よく分かりません」
  70. モニカ「分からなくていいの。\Nどうかシアンちゃんはそのままでいて」
  71. ジーノ「なー、それでお守りだったな」
  72. ジーノ「それならこの先だぜ」
  73. ジーノ「どれ、俺の情報収集の成果、\N紳士的エスコートで見せてやるぜ」
  74. ジーノ「俺は本当の紳士を目指しているんだ!」
  75. モニカ「結構な有難迷惑だけど、分かったわ」
  76. モニカ「乗り掛かった船、さくっと買ってさくっと帰りましょう」
  77. ジーノ「よーし!それじゃあこの先に…」
  78. ジーノ「って…おい…もしかしてあれは…」
  79. モニカ「どうしたの、ジーノ?」
  80. ジーノ「サントラだよ、例のゲームの」
  81. ジーノ「マジかよ!まさかこんな\Nレアアイテムが神社で売ってるなんて」
  82. ジーノ「どうしてだ? ???そんな情報なかったぞ」
  83. ジーノ「まさか突発的在庫処分か?」
  84. ジーノ「ぽつぽつ並んでんじゃねーか!」
  85. ジーノ「???買いに行ってくるわ!\N二人はお守り、買いに行ってくれ!」
  86. ジーノ「加速装置!」
  87. シアン「さ、サントラ…神社で?」
  88. モニカ「紳士はどこに行ったのよ」
  89. モニカ「行きましょ、シアンちゃん」
  90. モニカ「まさか目の前で売りきれるなんて…ショックだわ」
  91. シアン「結構並んでましたね」
  92. モニカ「なんだか今日は普段の\Nミッションより疲れた気がするわ」
  93. ジーノ「やーやー、お二人さん。すまねえな」
  94. ジーノ「ついコレクターの血が騒いじまったよ」
  95. ジーノ「それで、どうだった?結構並んでた\Nみたいだが、ちゃんと買えたか?」
  96. モニカ「ジーノ」
  97. モニカ「ダメ。すごく人気みたいで売り切れ」
  98. モニカ「こっちは買えなかったわ」
  99. ジーノ「そうか。そんじゃ、やるよ。ちょうど二つ」
  100. シアン「えー!?」
  101. モニカ「なんであなたが持ってるのよ」
  102. ジーノ「いや、さっきゲームのサントラ\N買ったらついてきたんだよ」
  103. ジーノ「たぶん特典用に別だ用意したんだろうな」
  104. ジーノ「特典商法はこの国の文化だぜ」
  105. シアン「でも、なんで二つなんですか?」
  106. ジーノ「保存用、視聴用、布教用からすでに\N持っている一枚を除いて2枚!」
  107. ジーノ「まあ、コレクターのたしなみってやつ?」
  108. ジーノ「いやー、なにせ古いゲームのサントラだからな。\N1枚しか持ってなかったんだよ」
  109. シアン「は、はあ…」
  110. ジーノ「まさかこれがこんな場所で手に入るとはな」
  111. ジーノ「いやー、オレって本当に運がいい!\N幸運の星が輝きまくってんじゃねえのか?」
  112. モニカ「私たちはジーノに会わなければ普通に買えていた\Nと思うと、こういうのは???っていうのかしら」
  113. ジーノ「まあまあ、なんにせよよかったじゃないか」
  114. ジーノ「みんなお目当ての物が手に入って、\N万々歳の大団円だ」
  115. モニカ「でも、ゲームのサントラ特典って…\N本当にご利益あるのか、不安になってきたわ」
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