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shimsim ch46 raw

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Jun 26th, 2023
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  1. 1
  2.  
  3. 人の形を取り戻したまじめちゃん。
  4.  
  5. 光あれ...と私は思った
  6. 光があった
  7.  
  8. 2
  9.  
  10. あの時...学校の屋上でライブを聴いて...
  11. その後どうなつたんだっけ...患い出せない...
  12.  
  13. フワフワしてると悪ちつかない...
  14. 地面...
  15.  
  16. 地面があった
  17.  
  18. いすもあった
  19.  
  20. 何もない...
  21.  
  22. しめじちゃん...
  23. 太陽は昇り...やがて沈んだ
  24.  
  25. 3
  26.  
  27. いやだめだ!
  28. こんな時こそ元気を出さなくちゃ!
  29.  
  30. しめじちゃんは私よりもずっと頭がいいし...それにお姉さんもいる...
  31. 私にはここがどこなのかもわからないけど...
  32.  
  33. きっと誰か助けに来てくれるはず...!
  34. それまでここで待っていよう...!
  35.  
  36. なんでも作れるんだから
  37. ないものは作ればいいし!
  38.  
  39. まずは一番大事なもの...
  40.  
  41. 4
  42.  
  43. 3日目に私はぬいぐるみの友達を作った
  44. よし...と私は思った
  45.  
  46. しゃべれるようにもしてみる
  47. どう? しゃべれる?
  48. こんにちは
  49. こんにちは
  50.  
  51. うわぁ
  52. たのしいたのしい
  53. 私より賢くはならない...のかな?
  54.  
  55. ぬあぬあ
  56. ...しめじちゃん
  57. しめじちゃんはいないんだよ
  58.  
  59. この子たちは元々私の一部だったのだ...だから作ることもできるけど...
  60. おひるねしょ
  61. ねるひ
  62. おひるねたのしい
  63. どうやっても作れそうにないものもある
  64.  
  65. 5
  66.  
  67. みんなおはよー
  68. まじめちゃんおはよう
  69. おはようなお
  70.  
  71. 今日は...そうだみんなが遊べ るように山とか海とか作ろう
  72. でっかい
  73. 踏まれないょうに気を付けてね
  74.  
  75. やま...
  76. のぼるとたのしい
  77.  
  78. 海が好きな子もいるから海も...
  79. それから...
  80.  
  81. 私は一人一人名前のあるものたちのために
  82. 名前を持たないたくさんのものを作った
  83. これで寂しくないね
  84. だいたい7日目だった
  85.  
  86. 6
  87.  
  88. ってあれ!?
  89. なんか増えてる!?
  90. うまれた
  91. いつの間に...
  92.  
  93. だめ?
  94. だめじゃないけど...私の限界まで増えちゃったらどうなるか...
  95. 消えちゃう人がでてくるかも...?
  96. え じゃあやだ...
  97.  
  98. ...て結局増えてるし...
  99. 子供かわいい
  100. まあ私もいろんな子が増えてうれしいけど...
  101.  
  102. 君たちも!?
  103. うまれた
  104.  
  105. ぬいぐるみたちはよくお話を聴いて過ごした
  106. 自分たちが生まれるずっと前のこと
  107. 自分たちを作った主の大切だった人たちのこと...
  108.  
  109. 増えたぬいぐるみたちはお互いに会話しながら
  110. 少しずつ賢くなっていった
  111.  
  112. そして長い年月が経った
  113.  
  114. 7
  115.  
  116. まじめ歴ー400年頃
  117. すいか畑のそぼチホ族の街
  118.  
  119. ねぇお母さん
  120.  
  121. それからどうなったの?
  122. まじめちゃんは? 私たちのご先祖は?
  123. 続きは夜にしましょうか
  124.  
  125. ヤダー! 気になる!
  126. もう仕方ないね
  127.  
  128. 「それからぬいぐるみたちは増え続け
  129. そしてとうとう死を得た」
  130.  
  131. しをえた?
  132. 死んじゃうようになったってこと
  133. えーそれまで死ななかったのけ!?
  134. そうよ
  135. 名前のある者たちに寿命があるのは命の数が限られているからなの
  136.  
  137. 「 ーーーー命がいっぱいになると古い誰かから ぼうっと半透明の目玉焼きが出て行き......新しい命になる
  138. ......それは名前のない目玉焼きと呼ばれた」
  139.  
  140. 8
  141.  
  142. トウモロ記 1-1
  143.  
  144. ぬいぐるみたちはまじめちゃんと同じになりたがった
  145. マジメチャン
  146. マジメチャン
  147. 私たちもたべたいー
  148.  
  149. こんな感じかな...
  150. 食べたい人だけね
  151. 私もー
  152.  
  153. まじめちゃんは食べ物を食べる力とやさいを与え
  154. やさいも色々作ろう
  155. でかすぎ
  156.  
  157. 食べるための道具も与えた
  158.  
  159. トウモロ記 2-1
  160.  
  161. まじめちゃんでいいよ
  162. かみさま一
  163. それからもぬいぐるみたちは増え続けた
  164.  
  165. 誰もがもっとたくさんの友達を求めたからだった
  166. 友達は多ければ多いほどいいのです
  167. まあたしかに...
  168.  
  169. 村を作り
  170. 町を作り...
  171.  
  172. とうとう大きな国を作った
  173.  
  174. 9
  175.  
  176. ナス記
  177.  
  178. やがて国同士で争いが起きた
  179. どの国も自国の仲聞を増やしたがったからだった
  180.  
  181. もうーやめてよーー
  182.  
  183. 愴で寅かれて綿が飛び出ると動けなくなり...
  184. やがて半透明の目玉焼きが抜けていく
  185. それがあれぼ自分たちの友達を増やすことができるのだ
  186.  
  187. すると突然大雨が降り始め
  188. 地上のほとんどすべてを押し流すまで降り続いた
  189. それは争いを見たまじめちゃんの怒りとも涙とも言われている
  190.  
  191. 私の心の動きでこんなことに...
  192.  
  193. 私は......ここで何をしていたんだつけ...
  194. そうだ...待つているんだった
  195. みんなに...しめじちやんに会えるのを................
  196.  
  197. 10
  198.  
  199. それから?
  200. それからどうなったの?
  201. まじめちゃんは?
  202.  
  203. それ以来まじめちゃんはどこかに隠れてしまったのょ
  204. いくつもの約東を残してね
  205.  
  206. 争わないこと...友達をほしがりすぎないこと...もう一人の神様...しめじちゃんのことを忘れないこと..........
  207. しめじちゃん?
  208. 言い伝えではしめじちゃんが現れる時...再びまじめちゃんにも会えるのょ…みんながちゃんと約束を守っていれば
  209.  
  210. 私もまじめちゃんに会いたい!
  211. そう だからお祈りしましょう
  212. まじめちゃんは私たちすべての最初のお友達一番のお友達なのだから
  213.  
  214. 再会できぬまま千年以上の時が流れて...。
  215.  
  216.  
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