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- 「まったく、今日も雨か。」
- 俺の名前はフロート・アセラ、リルスク連邦陸軍第4機甲小隊所属の伍長だ
- あいにく自分は基礎訓練を学校で終えただけだがそこそこの知識はあると思っている。
- 「そうね、でもいつものことじゃない?」
- 彼女はリエラ・ジュエル、俺の同期...なんだがなぜか階級は軍曹だ。
- 昔はなんとか追いつこうと思ったがすぐに無理と悟り、諦めた。
- 「とは言ってももう5日連続だぞ」
- 「おいおい、そんなの気にしなくていいじゃないか、それに訓練は今日のは無いじゃないか。」
- こいつはお気楽者のクロット、名字はとある理由で無いらしい。
- >&color(#ffffff){これが、日常だって?笑わせるんじゃない}
- 俺らはあだ名として「時計((Clock))」と呼んでる。
- 「それにしても毎週金曜日は訓練休みって決めた小隊長は最高なやつだな」
- 「そうね、でも多分これは長くは続かないわよ」
- 「なんでだ?」
- 「陸軍管理庁が近々改革を開始するって一部の小隊で話題になってる」
- 「なんだよそれ.....こっちは必死にやってるってのに休みすらもくれないどうかと思うぞ...」
- 「まあ、多分訓練休日((完全休日と訓練休日の2つがある))の日が変わるだけだろ!」
- 「だから.....その日が何曜日なるのかが問題なんだよ...」
- 「曜日制じゃなくて日日制になるっていう噂もあるわよ」
- 「は?管理庁の奴らは頭イカれてんのか!?」
- 「でもいい噂もあるわよ、なんでも給料が大幅に上がるらしいわよ」
- 「そもそもそんな噂お前どこから手に入れてるんだよ」
- 「旧友のコネよ」
- 「なんかずるいな、それ」
- 「.....そういえば今日の隊長来てないがどうしたんだ?」
- >&color(#ffffff){だったんならこれをどう受け止めればいいんだ?}
- 「上に状況報告中よ」
- 「....................今日は報告日じゃないはずだぞ」
- 「呼び出し食らったそうで」
- 「当然だな」
- 「一体何が当たり前なの?」
- 「いや、まあ昔からあの隊長抜けてるとこあったし」
- 「あんた....今の発言聞かれてたら死んでるわよ」
- 「大丈夫、ちゃんと周囲確認してから言った」
- 「そういう問題じゃないわよ.....」
- ----'''そんな会話繰り広げる日常だった........このときは'''
- 「みんな」
- 「あ、小隊長報告どうでした?」
- 「それが...」
- 隊長は重苦しそうに口を開いた
- 「俺は解任されることになった」
- 「え?」
- その場に居た一同が声を上げた
- 「え?え?一体何があったんですか?」
- 「それは言えない」
- 「とりあえず言えるのは今日でお前らとはお別れってことだ」
- 「そんな...」
- さすがのClockもこれには驚いたようだった。
- だけど不自然でもある、
- ----いきなりすぎる
- 確かに連邦陸軍は元から入れ替わりが激しいところだったが、それにしても急すぎる
- そう感じた、それを口に出す前に隊長がいった
- 「俺はもう行かなければならない、それじゃ達者でな」
- そう言いながら来た道を戻っていった
- >&color(#ffffff){この事実を受け止めなくてはいけない、なぜならそれは君の宿命だから}
- これら事実はすぐに他ところへあっという間に広まった。
- ------これ以降を読む際は連邦書籍会の会員である必要です------
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