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迦楼羅の読書 lyrics

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May 30th, 2022
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  1. 降り出した錆鼠(さびねず)の時雨立つ霧に卯の花も腐す
  2. 湿り気を吸い込んだ表紙憚られる意趣を盗む
  3.  
  4. 止まらない底抜けの渇き糺せない生硬い軋み
  5. 相容れない意思と肉体を隠す様に袖手(しゅうしゅ)を覆う
  6.  
  7. 所詮、交差に過ぎない線たちが何故この身を
  8. 此処まで締め付ける、ひたすら飲み込んでは
  9. 吐き捨てる、その循環(ループ)に終わりなど来ない!
  10.  
  11. 言葉じゃ何にも解かんない画面に映る惨状も
  12. いつしかすんなり慣れてしまいそうで怖い
  13. 逃れ憑かれた偏執病(パラノイア)、のらりくらりの残像も
  14. 一体何時まで付き合っていけばいい
  15. 怖いの 辛いの 痛いの
  16.  
  17. 取分(とりわけ)意味がある訳ない杜撰(ずさん)な今を
  18. 啄むのみ独創性!?片腹痛い
  19. 単純なことに鼎(かなえ)の沸くが如し
  20.  
  21. 告げる前に失ってしまうなんて
  22. 認めることが遅すぎたのでしょう
  23. 記し損ねた「出来事」なんて
  24. もう何も誰も覚えていない
  25.  
  26. どれ程まで理性を尽くしても、
  27. 脳に居坐わる狂気に敵わない、
  28. 落伍者の道すがら残された
  29. なけなしの青春(はる)も刻まれた心傷(きず)も
  30. その全ての犠牲に報いや救いなど、
  31. 金輪際、来ない!
  32.  
  33. 言葉じゃ何にも換わらない説明できぬ感情も
  34. 何時しか「名前」がついてしまいそうで怖い
  35. 眼裡に群がる寄生虫(パラサイト)、拗れちまった先入観(バイアス)も
  36. 一体、何処まで抱えていけばいい怖いんだよ
  37.  
  38. そうやって生活は甲斐もなく過ぎてゆく、
  39. 生老病死・愛別離(あいべつり)・怨憎会(おんぞうえ)・求不得(ぐふとく)・五蘊盛(ごおんじょう)に
  40. 苦しみながら、藻掻きながらも生きるしかない
  41. それ以外術がない「事実」が何より
  42. 怖いの
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