“Asaka, it’s almost dinnertime.”

The atmosphere suddenly changed. It was hard to say how much intelligence the nightmares before her possessed, but they seemed to be equally confused.

“Yogiri?!”

At some point, the boy had appeared beside her. As she wondered how on earth he had gotten there, she noticed a hole in the air behind him. She didn’t know why it was there, but she could see their underground village bathed in the light of the sunset beyond it.

“How did you know I was here?!”

“You didn’t come back, so I went to ask where you were. They told me the cameras weren’t working in one spot.”

“And you figured it out just from that?”

“Yeah. I knew if you weren’t there, you were probably here.”

This place was like another world, so in the case there existed a thing like a wall that blocked the worlds, Yogiri could kill part of the wall and open a hole. That may have been what was going on, but Asaka didn’t understand the logic behind it.

-Volume 5 Side Story

「朝霞 さん、 そろそろ 晩 ご飯 の 時間 だ よ？」 　 途端 に 空気 が 変わっ た。 　 バケモノ ども に、 どの 程度 の 知性 が ある のかは わから ない。 だが、 そこ に ある のは 困惑 の よう な もの だっ た。 「夜霧 くん!?」 　 いつのまにか、 夜霧 が 隣 に 立っ て い た。 　 いったい どう やっ て ここ へ 来 た のかと 見 て みれ ば、 夜霧 の 背後 には 穴 が あっ た。 　 なぜ そう なっ て いる のかは わから ない が、 空間 に ぽっかり と 開い た 穴 の よう な もの の 向こう には、 夕陽 に 染まる 村 の 光景 が 広がっ て いる の だ。 「なんで 私 が ここ に いる って わかっ た の！」 「朝霞 さん が 帰っ て こ ない から、 聞き に いったん だ よ。 そうしたら、 通路 の 途中 で カメラ に 映ら なく なっ てる って いう から」 「それ で わかる の？」 「うん。 あっち に い ない なら、 こっち か なっ て 思っ て」ここ が 別世界 の よう な 場所 で あり、 世界 と 世界 を 遮る 壁 の よう な もの が ある なら、 その 壁 の 一部 を 夜霧 が 殺し て 穴 を 開け た。 そういう こと なの かも しれ ない が、 朝霞 には 意味 も 理屈 も まったく わから なかっ た。

-Volume 5 Side Story