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Nov 6th, 2023 (edited)
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  1. FILENAME: text_904101-010.txt [Day 1]
  2. 砂時計が回って
  3. 鹿目まどかのその願いは
  4. 時を縛る呪いのように響く
  5. ジリリリリリ!
  6. まばゆ: ――――っ!!
  7. まばゆ: …暁美さん
  8. まばゆ: あなたは… 鹿目さんを、救うために…
  9. まばゆ: …………
  10. ガサ…
  11. まばゆ: よし、グリーフシードも 元通りですね
  12. まばゆ: こうしては、いられません
  13. まばゆ: 私が今からやるべきことは…
  14.  
  15. FILENAME: text_904101-030.txt
  16. さやか: ほら、ケーキ屋さんの前に ネコがいるじゃない?
  17. まどか: あ…うん、エイミーだよね
  18. 仁美: エイミー?
  19. まどか: そう、ものすごーくグルメでね
  20. まどか: チキン味のカリカリしか 食べないんだよ
  21. まばゆ: (やっぱり暁美さん 学校には来ていない)
  22. まばゆ: (この日付だと まだ病院にいるはずです)
  23. まばゆ: お、チャンス!
  24. まばゆ: (職員室で書類を探して 今の彼女の入院先を見つけて…)
  25. まばゆ: (暁美さんに会わなきゃ!)
  26.  
  27. FILENAME: text_904102-020.txt [Day 2]
  28. まばゆ: (ここが、暁美さんの病室…)
  29. ほむらの声: …断るわ
  30. まばゆ: (あ、この声…!)
  31. ほむら: 私はあなたの 言いなりにはならない
  32. まばゆ: (暁美…さん?)
  33. まばゆ: (髪を解いて、メガネも 外しているけれども…)
  34. まばゆ: (暁美さんですよね)
  35. ほむら: もうこれ以上 誰とも契約をしないで
  36. ほむら: もし近づこうとするなら 実力で排除するわ
  37. キュゥべえ: …………
  38. まばゆ: (そばには、キュゥべえ…)
  39. まばゆ: (きっと何か、 話してるんですね)
  40. まばゆ: (それにしても…)
  41. ほむら: …私を邪魔しようっていうの?
  42. ほむら: だったら、容赦はしないわ
  43. キュゥべえ: …………
  44. ほむら: …ふぅ
  45. ほむら: ここまでは、ほぼ同じ
  46. ほむら: まどかの話だと、彼女はこの夜 キュゥべえと出会う
  47. ほむら: 阻止するわ
  48. ほむら: どんな手を使ってでも
  49. まばゆ: (暁美さんの目…怖いです)
  50. まばゆ: (まるで、別人…)
  51.  
  52. FILENAME: text_904102-040.txt
  53. まばゆ: (鹿目さんの家は この近くのはず…)
  54. キュゥべえ: …………
  55. まばゆ: (いた)
  56. まばゆ: (やっぱりキュゥべえ 鹿目さんに会うつもりで…)
  57. ほむら: キュゥべえ
  58. まばゆ: (暁美さん!)
  59. ほむら: 警告はしたはずよ
  60. ほむら: まどかとの契約は 許さないって
  61. キュゥべえ: …………
  62. ほむら: 問答無用よ
  63. カチッ
  64. まばゆ: (あ…)
  65. まばゆ: (いきなり、時間を止めて…)
  66. カチャ…
  67. ほむら: もう、手段は選ばない
  68. まばゆ: (え、嘘…)
  69. まばゆ: そんな…
  70. ほむらの声: 誰!?
  71. まばゆ: (ッ!!)
  72. まばゆ: (ま、まずいです! つい声が…!)
  73. ほむら: 誰かいるの!? 出てきなさい!!
  74. まばゆ: …………
  75. まばゆ: (だ…だめ…)
  76. まばゆ: (今の彼女に、味方はいない…)
  77. まばゆ: (彼女の行動を 盗み見しているってバレたら…)
  78. まばゆ: (私…敵って思われて…)
  79. ほむら: …………
  80. カチッ
  81. ほむら: 気のせい…?
  82. ほむら: …………
  83. ほむら: これで私は、まどかを キュゥべえから守った
  84. ほむら: …そのはずよ
  85. まばゆ: (よ…よかった…)
  86. まばゆ: (なんとか、居場所がバレずに 済みました)
  87.  
  88. FILENAME: text_904102-050.txt
  89. まばゆ: とはいえ結局、自分の存在を 伝えることはできませんでした
  90. まばゆ: あんなことをする彼女を このままにしておくワケには…
  91. まばゆ: …………ん?
  92. キュゥべえ: 彼女って、誰のことかな?
  93. まばゆ: !?!?!?!?
  94. まばゆ: な!?ちょ!?えっ!?嘘ォ!!
  95. キュゥべえ: キミには見慣れないだろうから 驚くのも無理はないよ
  96. キュゥべえ: ボクの名前はキュゥべえ
  97. キュゥべえ: キミに相談があって やってきたんだ
  98. まばゆ: いやいやいや! いやいやいやいや!
  99. まばゆ: (だってあなた さっき、暁美さんにやられて!)
  100. まばゆ: そうだ、夢…
  101. まばゆ: こんなことがあるわけ…ない… 寝不足で、夢を見ている…
  102. キュゥべえ: 残念だけれども現実だよ
  103. まばゆ: 夢の登場人物は みんなそう言うんですよ
  104. まばゆ: ふわぁああ…今日のところは おやすみなさい…
  105.  
  106. FILENAME: text_904103-010.txt [Day 3]
  107. ジリリリリリ!
  108. まばゆ: ふわぁ…んんー
  109. キュゥべえ: おはよう、まばゆ
  110. まばゆ: おはよう…ございます… キュゥべえ…
  111. キュゥべえ: さて、ようやく目を覚ましたね
  112. キュゥべえ: これで、ボクの存在が夢では ないことがわかっただろう?
  113. まばゆ: ええ、そうですね あなたは、夢ではない
  114. まばゆ: ということは、ズバリ…
  115. まばゆ: 幻!
  116. キュゥべえ: …………?
  117. まばゆ: いわゆる、イマジナリーフレンド というやつでしょう
  118. まばゆ: 映画のラストで他の人に見えない 存在だと気づかれるアレですよ
  119. キュゥべえ: 確かに、ボクは魔法少女の素質が ある人間にしか見えないけれど…
  120. まばゆ: あー、魔法少女…とうとう 魔法少女とか言い出しましたよ
  121. まばゆ: どうなってるんですか、私の頭
  122. まばゆ: いくら学校に行きたくないからと 言って、妄想が過ぎる…
  123. まばゆ: 一度、病院で診療を受けた方が いいかしれませんね
  124. キュゥべえ: キミは、自分の正気を疑って いるのかい?
  125. まばゆ: 当たり前です
  126. まばゆ: あなたみたいな外見で 人間の言葉を話せる…
  127. まばゆ: そんな動物が いてたまるもんですか
  128. キュゥべえ: 信じてもらえないのは残念だ
  129. まばゆ: あの、咲笑さーん!?
  130. まばゆ: ちょっと、病院に 行きたいんですけど…
  131.  
  132. FILENAME: text_904103-020.txt
  133. まばゆ: ふぅ…
  134. まばゆ: (病院に向かうフリをして キュゥべえを追い払えました)
  135. まばゆ: (一晩寝たフリをして考えた 作戦が的中しましたね!)
  136. まばゆ: (前周では、また協力して 欲しいと言われましたが…)
  137. まばゆ: (どう考えてもアイツ 信頼できなすぎます)
  138. まばゆ: (っていうか、昨日暁美さんが 殺したはずなのに…)
  139. まばゆ: (キュゥべえって クローンか何かですか?)
  140. まばゆ: (他にもたくさん似たようなのが いるとするなら…)
  141. まばゆ: あっ!そうだ!
  142. まばゆ: (その事を暁美さんに 伝えなきゃ…!)
  143. まばゆ: …あ、あれ?
  144. まばゆ: いない…
  145. 看護師: あら?暁美さんのお友だちですか?
  146. まばゆ: は…はいっ!
  147. まばゆ: あの…
  148. 看護師: 行き違いかもしれませんね
  149. 看護師: 暁美さん、ちょうど今日 退院したところですよ
  150. まばゆ: あ、そうなんですか
  151. まばゆ: (暁美さんは心臓病でしたっけ)
  152. まばゆ: (魔法少女になれば、病気に 煩わされることもない…ですか)
  153. まばゆ: ありがとうございました!
  154.  
  155. FILENAME: text_904103-040.txt
  156. まばゆ: (ううう…暁美さん! どこにいるんですか?)
  157. まばゆ: (学校にもいないし 家にも気配がないし…)
  158. まばゆ: (これじゃ完璧に 学校もサボりです)
  159. まばゆ: (いや、でも今は 一刻も早く伝えないと!)
  160. まばゆ: (じゃないとまた 鹿目さんが、キュゥべえと…!)
  161. まばゆ: あ…
  162. まばゆ: 帰ってきた!
  163. ほむら: …よし
  164. ほむら: 資料を集めて これから1ヶ月分の計画を…
  165. まばゆ: 暁美さん!
  166. ほむら: あなたは?
  167. まばゆ: キュゥべえが、生きてます!
  168. ほむら: え?
  169. まばゆ: キュゥべえが、生きてるから! このままだと、鹿目さんが…!
  170. ほむら: 待って
  171. ほむら: あなたは誰?
  172. まばゆ: (こ、こわい…)
  173. まばゆ: (下手したら私 撃たれちゃっても…)
  174. まばゆ: (いや、でも…!)
  175. まばゆ: 私の名前は愛生まばゆ 長く話している時間はないです
  176. まばゆ: キュゥべえは、1体だけじゃない
  177. ほむら: なにを…
  178. まばゆ: キュゥべえは生きています!
  179. まばゆ: このままだと鹿目さんが契約して また魔法少女になるんですっ!
  180. ほむら: 魔法少女に…?
  181. ほむら: あ、今日は確か…!
  182. まばゆ: 早く、鹿目さんの ところに行ってください!
  183. まばゆ: 鹿目さんが犠牲にした命を
  184. まばゆ: 無駄にしないで下さい!
  185. ほむら: !?
  186. ほむら: …………くッ!!
  187. ほむら: 後で、話を聞かせてもらうわよ!
  188. カチッ
  189. まばゆ: (説得が、通じた…!!)
  190. まばゆ: (私も、後を追いかけなきゃ!)
  191.  
  192. FILENAME: text_904103-050.txt
  193. まばゆ: (暁美さんが、あんな思いをして 鹿目さんと別れたのに…!)
  194. まばゆ: (あんなに苦しんで鹿目さんの 願いを受け取ったのに…!)
  195. まばゆ: (それが台無しになるなんて…)
  196. まばゆ: (鹿目さんを、キュゥべえと 契約させるわけにはいかない!)
  197. ほむら: あ…
  198. まばゆ: そんな…
  199. まどか: …………
  200. エイミー: …………
  201. まばゆの声: 鹿目さんと…エイミーが…
  202. キュゥべえ: …………
  203. まばゆ: キュゥべえも、一緒に…
  204. まばゆ: もう、手遅れ…
  205. ほむら: ――――
  206. まばゆ: 暁美さんッ!?
  207. ほむら: 許さない…!
  208. ほむら: 絶対に、許さない…!
  209. ほむら: まどかの優しさにつけ込んで
  210. ほむら: 彼女の運命を、変えるなんて…!
  211. ほむら: また、まどかを 犠牲にしてしまった!!
  212. まばゆ: 暁美さん!!
  213. まばゆ: もう…十分です
  214. まばゆ: それにたぶん 殺しても、また…
  215. ほむら: 愛生まばゆ
  216. ほむら: あなた、何者なの?
  217. カチャ…
  218. まばゆ: ひっ
  219. ほむら: 止まった時間の中で 動けるなんて…
  220. ほむら: 昨日感じた気配も あなただったのね?
  221. まばゆ: そ、それは…
  222. ほむら: 真実を告げなさい
  223. まばゆ: …………
  224. まばゆ: (私は…殺されるかもしれない)
  225. まばゆ: (暁美さんにとって、暴力は もう何の意味も持たないのかも)
  226. まばゆ: (鹿目さん以外の存在価値は 限りなく低いのかも)
  227. まばゆ: (でも…)
  228. まばゆ: (鹿目さんはきっと それを望まない)
  229. まばゆ: 私は…あなたの時間に 巻き込まれています
  230. ほむら: 巻き込まれる…?
  231. まばゆ: 最初は、時間が止まる原因が 全然わかりませんでした
  232. まばゆ: でも…探るにつれて 魔法少女の存在を知って…
  233. まばゆ: あなたが時間を 操っていることを知った
  234. まばゆ: そんなあなたたちの姿を 遠くから観察していた…
  235. ほむら: いつから!?どうして!? 何が目的なの!?
  236. まばゆ: それは、あなたの力に なりたくて…
  237. ほむら: あなたのそのやり方…
  238. ほむら: 私にとっては 心底、不愉快だわ
  239. まばゆ: …………!!
  240. ほむら: !?
  241. ほむら: どこに消えたの!?
  242. まばゆの声: ごめんなさい…
  243. まばゆの声: 本当に…ごめんなさいッ!!
  244.  
  245. FILENAME: text_904104-010.txt [Day 4]
  246. まばゆ: ふぇえええええ…
  247. まばゆ: (や…やってしまった…)
  248. まばゆ: (ええ、そりゃそうですよね? 私、キモいですよね?)
  249. まばゆ: (だってずっと、遠くから 自分の姿を覗かれてて…)
  250. まばゆ: (しかも、時間が止まってるから プライベートだって油断して…)
  251. まばゆ: (独り言のつもりのセリフも ちゃんと聞かれちゃってたら…)
  252. まばゆ: (不審者だー!!)
  253. まばゆ: (私、完全に、不審者だー!!)
  254. まばゆ: (ノゾキの変態だー!!)
  255. まばゆ: (変態魔法少女だああああ!!)
  256. まばゆ: ぅぎゃぁぁぁああ…
  257. マミの声: あ…あの…
  258. まばゆ: ッ!?
  259. まばゆ: (やばっ!声出てた)
  260. マミ: 愛生さん…大丈夫?
  261. まばゆ: あっ、は、はい… 何でもないです
  262. まばゆ: ただちょっと… 恥ずかしいことを思い出して
  263. マミ: そう…?
  264. まばゆ: (う、うううう…)
  265. まばゆ: (ほとんど繋がりのない 巴さんにまで話しかけられて…)
  266. まばゆ: (はずかしい…はずかしすぎて… 穴…穴…埋まる穴をください…)
  267. まばゆ: (そりゃまあ…私コミュ障ですし 楽観はしてなかったですけど)
  268. まばゆ: (それにしても悪手…悪手… 悪手の…連続ッ!)
  269. まばゆ: (友だちどころか、一生敵認定 されてしまうに決まってます!)
  270. まばゆ: (ああ…もう…だめ…)
  271. まばゆ: (仲間になれるなんて 考えたのが間違いでした)
  272. まばゆ: (時間が戻ったらソウルジェムの 穢れもリセットされてますし…)
  273. まばゆ: (しばらく自分の身を隠して 引き籠もるのも、いいのかも)
  274. まばゆ: (魔法少女であることも 忘れてしまって、それで…)
  275. まばゆ: う…
  276. まばゆ: ま、また時間が止まった…
  277. まばゆ: 暁美さん、また、どこかで 何かやっているんですね…
  278. まばゆ: はぁ…
  279.  
  280. FILENAME: text_904104-020.txt
  281. まばゆ: (もう関係するもんかと 思ったのに…)
  282. まばゆ: (巻き込まれている以上 無視するわけにもいきません)
  283. まばゆ: (どうするべきか 考えているうちに…)
  284. まばゆ: (結局また、彼女たちを 見に来てしまいました)
  285. マミ: さあ、どうぞ召し上がれ
  286. まどか: は…はい、いただきます
  287. まばゆ: (前周と同じ…鹿目さんと 巴さんが話しています)
  288. まばゆ: (違うのは…)
  289. キュゥべえ: …………
  290. まばゆ: (い、いる…!)
  291. まばゆ: (昨日も、暁美さんに 撃ち殺されたはずなのに…)
  292. まばゆ: (キュゥべえは不死身か それともたくさんいるのか…)
  293. まどか: それで、あの…魔女って なんなんですか?
  294. まどか: 魔法少女とは、どんな 関係なんでしょうか?
  295. マミ: 願いから生まれるのが 魔法少女だとすれば…
  296. マミ: 魔女は、呪いから 生まれる存在よ
  297. マミ: 魔法少女が希望を振りまくように 魔女は絶望をまき散らす
  298. マミ: 理由のはっきりしない自殺や 殺人事件は…
  299. マミ: かなりの確率で 魔女の呪いが原因なのよ
  300. まばゆ: (これも前回と同じ話…)
  301. まばゆ: (でも、暁美さんは やってこない)
  302. まどか: キュゥべえに騙される前の バカなわたしを…
  303. まどか: 助けてあげてくれないかな
  304. まばゆ: (キュゥべえに騙されないように するという約束を…)
  305. まばゆ: (暁美さんは守れなかった)
  306. まばゆ: (この時間は、彼女にとって 失敗した世界線)
  307. まばゆ: (鹿目さんを 見捨てるんでしょうか…?)
  308.  
  309. FILENAME: text_904105-010.txt [Day 5]
  310. まばゆ: ふぅ…ナイスな休日が 過ぎてゆく…
  311. まばゆ: ダラダラしながらこの映画を 見るのも、3回目ですか
  312. まばゆ: 相変わらず、なんで巻き込まれて いるかはわかんないですけど…
  313. まばゆ: 時間が止まるタイミングも 一応理由はわかりましたし…
  314. まばゆ: これ以上関係をこじらせて 痛い目を見たくはないですし…
  315. まばゆ: 無限に違うビデオを借りて 楽しむのも…悪くない…
  316. まばゆ: はず…ですよね
  317. まばゆ: …………
  318. まばゆ: 暁美さんは、すごいなあ
  319. まばゆ: 鹿目さんを救いたいって それしかたぶん考えてなくて
  320. まばゆ: しかも今回は、たったひとりで それをやろうとしていて
  321. まばゆ: どう考えても、彼女の 立場は苦しいのに
  322. まばゆ: …私にはとてもできない
  323. まばゆ: はぁ…
  324. まばゆ: 嫌われたくなかったなぁ…
  325. まばゆ: 私の、バカ
  326. 「続いてのニュース、速報です 本日午前10時すぎ…」
  327. 「見滝原市内の密輸グループが通報 摘発される事件がありました」
  328. まばゆ: …………?
  329. まばゆ: あ、あれ?おかしいですね
  330. まばゆ: こんなニュース 前の周ではなかったような…
  331. 「グループは何者かに襲撃されたと 証言しており…」
  332. 「敵対組織との抗争があったものとして 捜査を進めています」
  333. 「なお、取引現場からは 現金が強奪されており…」
  334. まばゆ: …………
  335. まばゆ: …これ、まさか暁美さん?
  336. まばゆ: そこまでやっちゃってる 感じです…!?
  337.  
  338. FILENAME: text_904105-030.txt
  339. まばゆ: …………
  340. 咲笑: まばゆちゃん?
  341. 咲笑: なにか悩み事かしら
  342. まばゆ: え…いや、別にそういう わけでは…
  343. 咲笑: 隠しても駄目よ
  344. 咲笑: ほらほら、心配事があるなら 話した話した
  345. まばゆ: …ふぅ
  346. まばゆ: 咲笑さんに嘘はつけないですね
  347. まばゆ: 実は、その…
  348. まばゆ: 私、ある人に 嫌われてしまったんです
  349. まばゆ: 嫌われたのは、私の責任で それは仕方ないんですけど
  350. まばゆ: もう、話を聞いてもらえるかも わかんなくて…
  351. まばゆ: 謝ることもできなかったら どうしたらいいんだろうって
  352. 咲笑: その人は、あなたにとって 大切な人なのね?
  353. まばゆ: 大切…なのかな?
  354. まばゆ: 今まで、全然話したことは ない人なんですけど、でも…
  355. まばゆ: 尊敬…してたのかもしれません
  356. まばゆ: だから、その人の力に なりたいって思って、でも…
  357. 咲笑: …そうねぇ
  358. 咲笑: 世の中には 色んな人がいるものね
  359. 咲笑: ショートケーキが好きだったり チーズケーキが好きだったり
  360. 咲笑: モンブランが好きだって人も ザッハトルテが好きな人も
  361. まばゆ: 咲笑さん?急に何を…
  362. 咲笑: 人の好みは千差万別で それを変えるのは難しいわ
  363. 咲笑: 嫌いなものを食べさせても 仕方ない
  364. 咲笑: だったら、好みに合うケーキを 作ればいいんじゃないかしら?
  365. まばゆ: 好みに合う、ケーキ…?
  366.  
  367. FILENAME: text_904106-010.txt [Day 6]
  368. まばゆ: (嫌いな味のケーキがあるなら 好きなケーキを作ればいい)
  369. まばゆ: (暁美さんの気持ちを 変えられなければ…)
  370. まばゆ: (私がやり方を変えればいい)
  371. まばゆ: (そういうこと…ですか? 咲笑さん)
  372. 先生: いいかみんな!10分後に この場所に集合だからな
  373. 先生: トイレなんかはちゃんと 済ませておくように!
  374. まばゆ: (鹿目さんのクラスは確か…)
  375. まどか: あ、あれ…?
  376. まどか: さやかちゃん?どこに…
  377. 仁美: そういえば、さっきから 見かけませんね
  378. まどか: ちょっとわたし、見てくるね!
  379. まどか: さやかちゃーん
  380. まどか: どこに行っちゃったのー?
  381. さやか: まどか…?
  382. まどか: さやかちゃん!
  383. さやか: あー、よかったぁ
  384. さやか: ここ、去年も 迷っちゃったんだよねー
  385. まどか: 出口、あっちだよ
  386. さやか: うん、ありがと
  387. さやか: …あれ?まどかは?
  388. まどか: ちょっと、お手洗いに…
  389. まどか: さやかちゃんは 先に戻ってて!
  390. さやか: あ、うん、わかった
  391. まどか: 去年も迷ったけれど、これって きっと、魔女の結界だよね…
  392. まどか: 魔法少女が希望を振りまくように 魔女は絶望をまき散らす…
  393. まどか: このままだと、何か事故が 起こるんだよね…
  394. まどか: こんなの、見逃せない
  395. まばゆ: (なるほど)
  396. まばゆ: (鹿目さんはこうやって 魔女と戦うことに…)
  397. まばゆ: (追いかけましょう!)
  398.  
  399. FILENAME: text_904106-030.txt
  400. まどか: やあっ!
  401. まどか: きゃっ!
  402. まばゆ: (鹿目さんっ!!)
  403. まどか: う、ううう…
  404. まばゆ: (だめです…)
  405. まばゆ: (この周の鹿目さんは まだ実戦経験がない)
  406. まばゆ: (でも…)
  407. まどか: あぅっ!
  408. まばゆ: (時間が、止まらない…)
  409. まばゆ: (前の周は暁美さんが助けに 来たのに…今回は、来ない)
  410. まばゆ: (やっぱり彼女は この周を見捨てる?)
  411. まばゆ: (そんなの…ううう…)
  412. まどか: きゃああっ!
  413. まばゆ: (鹿目さん!)
  414. まばゆ: (逃げてばかりじゃ、だめです)
  415. まばゆ: (暁美さんだって、以前は そんなに強くなかった)
  416. まばゆ: (でも今は、あんなにも 強くて、それに、一途で…)
  417. まばゆ: (願いを叶えるために 自分を変えたんです)
  418. まばゆ: (私だって 暁美さんと同じ魔法少女)
  419. まばゆ: (例え、世界が私の 邪魔をしたとしても…)
  420. まばゆ: (もしも私が 本気で願うなら…)
  421. まばゆ: (私自身を変えられるはず!)
  422. まばゆ: 私だって、奇跡が起こせるッ!
  423. まばゆの声: 「たぁっ!」
  424. まどか: え…あ、あなたは?
  425. まばゆ: 愛生まばゆ
  426. まばゆ: あなたの仲間ですッ!
  427. まどか: あ、ありがとう!
  428. まばゆ: 油断している場合じゃないですよ
  429. まばゆ: 今のは、まぐれ当たりです!
  430. まどか: え…
  431. まばゆ: 私、なんで戦えてるんですか!? このハサミ、なんなんですか!?
  432. まばゆ: よくわかんないけど、 なんか戦えてるんで…!!
  433. まばゆ: 私が一番びっくりしてるんで!!
  434. まどか: そ…そうなの!?
  435. まばゆ: とにかく、アイツを一緒に やっつけましょう!!
  436. まどか: うん!!
  437. まばゆ: たぁっ!
  438. まどか: えいっ!
  439. まばゆ: やったか!?
  440. まどか: きゃぁああっ!
  441. まばゆ: ぬわわわわっ!
  442. まどか: いたたたた…
  443. まばゆ: ちょ、ちょっとこれは…
  444. まばゆ: (暁美さんがやっていたみたいな コンビは無理ですね…)
  445. まばゆ: (っていうか…)
  446. まばゆ: なんか怒らせちゃった!?
  447. まどか: 愛生さん、どうすれば…
  448. まばゆ: だだだだ大丈夫です ま、ま、任せて下さい
  449. まばゆ: 私にもフシギパワーが覚醒で
  450. まばゆ: だからきっと、いやーッ! ってやるとボカーン!
  451. まばゆ: みたいな?みたい、な…
  452. まばゆ: ぎゃああああっ!!
  453. カチッ
  454. まばゆ: あ…あ…あれ?
  455. ほむら: 見ていられないわ
  456. まばゆ: 暁美さんッ!!
  457. まばゆ: やっぱり、鹿目さんを助けに…
  458. ほむら: あなた、本当に、最悪…
  459. まばゆ: (うっ!突き刺さる敵意)
  460. まばゆ: (む、胸が…いたい…)
  461. ほむら: 私はもう、鹿目まどかを 元の姿には戻せない
  462. ほむら: だから、時間を巻き戻して またやり直す必要がある
  463. ほむら: でも、私の目的は それだけじゃないの
  464. ほむら: ワルプルギスの夜を倒せなければ 時間を巻き戻す意味がない
  465. ほむら: だから、失敗したこの周でも できる限りの情報を集めるわ
  466. ほむら: これもただの、情報収集よ
  467. まばゆ: でも、その…やっぱり!
  468. まばゆ: 失敗したからといって、今の 鹿目さんを見捨てるのは…!
  469. ほむら: そんなこと…
  470. ほむら: そんなこと わかってるわよッ!!
  471. まばゆ: 暁美さん…?
  472. ほむら: 私だって本当は こうしたくない
  473. ほむら: まどかを見捨てたくない
  474. ほむら: できればまどかと仲良くしたい
  475. ほむら: でも…
  476. ほむら: 私はいずれ、時間を巻き戻すの!
  477. ほむら: この世界にいる まどかを見捨てて!
  478. ほむら: だから、彼女と仲良くなっちゃ いけないの!!
  479. ほむら: 彼女との余計な思い出を もうこれ以上、増やせないの!!
  480. まばゆ: 暁美さん…
  481. ほむら: だからもう、今のまどかとは 関わらない
  482. まばゆ: ダメですっ!!!!
  483. ほむら: っ…!
  484. まばゆ: ダメです!! そんなの、ダメなんです!!
  485. まばゆ: お別れは辛いです! 苦しいです!
  486. まばゆ: でも、その気持ちは あなたに大切なもので…!
  487. まばゆ: 関係ない、関わりはないって 嘘をついちゃ、いけないんです!
  488. ほむら: …………
  489. まばゆ: お願いします
  490. まばゆ: 鹿目さんと別れてしまうことに 鈍感にならないで…
  491. まばゆ: あなたがもし 挫けそうになったら…
  492. まばゆ: 私が、そばにいて… な、なんでも、やりますから!
  493. ほむら: …お断りよ
  494. ほむら: あなたの言葉を信じられない
  495. まばゆ: お願いします、信じて…
  496. まばゆ: 暁美さんお願い!私の話を…!!
  497. まばゆ: 私には、未来が視えるの!!
  498. まばゆ: (!?)
  499. まばゆ: (あれ…)
  500. まばゆ: (これは、夢…?)
  501. まばゆ: (いや、違う これは…)
  502. まばゆ: (私の魔法が生んだ景色だ)
  503. まばゆ: (「私には未来が視える」)
  504. ほむら: !?
  505. ほむら: 離しなさい――くっ!
  506. まばゆ: (魔女の伸ばしたものに 暁美さんの足が絡め取られて…)
  507. まばゆ: (あっ、そうか!触ってると 時間停止はできないから…)
  508. まばゆ: (それで、逃れられないまま 魔女の餌食に…)
  509. まばゆ: (なりかけたところに)
  510. まばゆ: うわああああ――――っ!!
  511. まばゆ: (私が、飛び込んで)
  512. ほむら: な…ッ!?
  513. まばゆ: (暁美さんを助けて)
  514. まばゆ: (痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い)
  515. まばゆ: (腕を折られ、足を断たれ 頭蓋骨が内側に落ち込む)
  516. まばゆ: (身体が潰され、肋骨が内臓に 突き刺さり、心臓が止まり…)
  517. まばゆ: (ソウルジェムが砕ける)
  518. まばゆ: (私は、死ぬ)
  519. まばゆ: 嘘…
  520. まばゆ: 今のって…
  521. カチッ
  522. ほむら: っ!
  523. まばゆ: 待って、暁美さんッ!
  524. まばゆ: あなたはこれから…
  525. ほむら: 下がっていなさい!
  526. まどか: 愛生さん?あの人は知り合い…?
  527. まばゆ: ごめんなさい、説明はあとです!
  528. まばゆ: (あの光景と同じように 時間が進んでいく)
  529. まばゆ: 暁美さんお願い!私の話を…!!
  530. まばゆ: 私には、未来が視えるの!!
  531. まばゆ: (暁美さんは呼びかけに答えない その光景も、あの時と同じ)
  532. まばゆ: (未来を変える?)
  533. まばゆ: (でも、どうやって? 何をすれば未来が変わるの?)
  534. まばゆ: (このまま時間が進んで 私は暁美さんを庇って死ぬ?)
  535. まばゆ: (死ぬの…?)
  536. まばゆ: (あんな辛い思いをするのに?)
  537. まばゆ: (自分を犠牲にしてまで…)
  538. ほむら: っ!!
  539. まばゆ: (暁美さんを、助ける?)
  540. ほむら: もらった!
  541. カチッ
  542. まばゆ: (暁美さんは、魔女のおなかに 爆弾を投げ込んで…)
  543. カチッ
  544. まばゆ: (魔女が爆発して…)
  545. ほむら: やった…
  546. ほむら: !?
  547. まばゆ: (魔女の体が裂ける)
  548. まばゆ: (中身の一部が伸びてきて 暁美さんを捕まえる)
  549. ほむら: 離しなさい――くっ!
  550. まばゆ: (暁美さんは咄嗟に時間を 止めようとするが、無駄…)
  551. まどか: っ!
  552. まばゆ: (咄嗟のことで、鹿目さんは 動けない)
  553. まばゆ: (予知したのと同じ未来)
  554. まばゆ: (暁美さんの命を救えるのは私)
  555. まばゆ: こんなの、他に…
  556. まばゆ: 選べるわけないじゃ ないですかああああああっっ!!
  557. まばゆ: (それ以外に、未来の可能性は存在しなくて)
  558. まばゆ: (一度視たものを 視なかったことにはできない)
  559. まばゆ: うわああああ――――っ!!
  560. まばゆ: がぁッ!!
  561. ほむら: な…ッ!?
  562. まばゆ: (痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い)
  563. まばゆ: (腕を折られ、足を断たれ 頭蓋骨が内側に落ち込む)
  564. まばゆ: (身体が潰され、肋骨が内臓に 突き刺さり、心臓が止まり…)
  565. まばゆ: (ソウルジェムが砕ける)
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