Not a member of Pastebin yet?
Sign Up,
it unlocks many cool features!
- FILENAME: text_904101-010.txt [Day 1]
- 砂時計が回って
- 鹿目まどかのその願いは
- 時を縛る呪いのように響く
- ジリリリリリ!
- まばゆ: ――――っ!!
- まばゆ: …暁美さん
- まばゆ: あなたは… 鹿目さんを、救うために…
- まばゆ: …………
- ガサ…
- まばゆ: よし、グリーフシードも 元通りですね
- まばゆ: こうしては、いられません
- まばゆ: 私が今からやるべきことは…
- FILENAME: text_904101-030.txt
- さやか: ほら、ケーキ屋さんの前に ネコがいるじゃない?
- まどか: あ…うん、エイミーだよね
- 仁美: エイミー?
- まどか: そう、ものすごーくグルメでね
- まどか: チキン味のカリカリしか 食べないんだよ
- まばゆ: (やっぱり暁美さん 学校には来ていない)
- まばゆ: (この日付だと まだ病院にいるはずです)
- まばゆ: お、チャンス!
- まばゆ: (職員室で書類を探して 今の彼女の入院先を見つけて…)
- まばゆ: (暁美さんに会わなきゃ!)
- FILENAME: text_904102-020.txt [Day 2]
- まばゆ: (ここが、暁美さんの病室…)
- ほむらの声: …断るわ
- まばゆ: (あ、この声…!)
- ほむら: 私はあなたの 言いなりにはならない
- まばゆ: (暁美…さん?)
- まばゆ: (髪を解いて、メガネも 外しているけれども…)
- まばゆ: (暁美さんですよね)
- ほむら: もうこれ以上 誰とも契約をしないで
- ほむら: もし近づこうとするなら 実力で排除するわ
- キュゥべえ: …………
- まばゆ: (そばには、キュゥべえ…)
- まばゆ: (きっと何か、 話してるんですね)
- まばゆ: (それにしても…)
- ほむら: …私を邪魔しようっていうの?
- ほむら: だったら、容赦はしないわ
- キュゥべえ: …………
- ほむら: …ふぅ
- ほむら: ここまでは、ほぼ同じ
- ほむら: まどかの話だと、彼女はこの夜 キュゥべえと出会う
- ほむら: 阻止するわ
- ほむら: どんな手を使ってでも
- まばゆ: (暁美さんの目…怖いです)
- まばゆ: (まるで、別人…)
- FILENAME: text_904102-040.txt
- まばゆ: (鹿目さんの家は この近くのはず…)
- キュゥべえ: …………
- まばゆ: (いた)
- まばゆ: (やっぱりキュゥべえ 鹿目さんに会うつもりで…)
- ほむら: キュゥべえ
- まばゆ: (暁美さん!)
- ほむら: 警告はしたはずよ
- ほむら: まどかとの契約は 許さないって
- キュゥべえ: …………
- ほむら: 問答無用よ
- カチッ
- まばゆ: (あ…)
- まばゆ: (いきなり、時間を止めて…)
- カチャ…
- ほむら: もう、手段は選ばない
- まばゆ: (え、嘘…)
- まばゆ: そんな…
- ほむらの声: 誰!?
- まばゆ: (ッ!!)
- まばゆ: (ま、まずいです! つい声が…!)
- ほむら: 誰かいるの!? 出てきなさい!!
- まばゆ: …………
- まばゆ: (だ…だめ…)
- まばゆ: (今の彼女に、味方はいない…)
- まばゆ: (彼女の行動を 盗み見しているってバレたら…)
- まばゆ: (私…敵って思われて…)
- ほむら: …………
- カチッ
- ほむら: 気のせい…?
- ほむら: …………
- ほむら: これで私は、まどかを キュゥべえから守った
- ほむら: …そのはずよ
- まばゆ: (よ…よかった…)
- まばゆ: (なんとか、居場所がバレずに 済みました)
- FILENAME: text_904102-050.txt
- まばゆ: とはいえ結局、自分の存在を 伝えることはできませんでした
- まばゆ: あんなことをする彼女を このままにしておくワケには…
- まばゆ: …………ん?
- キュゥべえ: 彼女って、誰のことかな?
- まばゆ: !?!?!?!?
- まばゆ: な!?ちょ!?えっ!?嘘ォ!!
- キュゥべえ: キミには見慣れないだろうから 驚くのも無理はないよ
- キュゥべえ: ボクの名前はキュゥべえ
- キュゥべえ: キミに相談があって やってきたんだ
- まばゆ: いやいやいや! いやいやいやいや!
- まばゆ: (だってあなた さっき、暁美さんにやられて!)
- まばゆ: そうだ、夢…
- まばゆ: こんなことがあるわけ…ない… 寝不足で、夢を見ている…
- キュゥべえ: 残念だけれども現実だよ
- まばゆ: 夢の登場人物は みんなそう言うんですよ
- まばゆ: ふわぁああ…今日のところは おやすみなさい…
- FILENAME: text_904103-010.txt [Day 3]
- ジリリリリリ!
- まばゆ: ふわぁ…んんー
- キュゥべえ: おはよう、まばゆ
- まばゆ: おはよう…ございます… キュゥべえ…
- キュゥべえ: さて、ようやく目を覚ましたね
- キュゥべえ: これで、ボクの存在が夢では ないことがわかっただろう?
- まばゆ: ええ、そうですね あなたは、夢ではない
- まばゆ: ということは、ズバリ…
- まばゆ: 幻!
- キュゥべえ: …………?
- まばゆ: いわゆる、イマジナリーフレンド というやつでしょう
- まばゆ: 映画のラストで他の人に見えない 存在だと気づかれるアレですよ
- キュゥべえ: 確かに、ボクは魔法少女の素質が ある人間にしか見えないけれど…
- まばゆ: あー、魔法少女…とうとう 魔法少女とか言い出しましたよ
- まばゆ: どうなってるんですか、私の頭
- まばゆ: いくら学校に行きたくないからと 言って、妄想が過ぎる…
- まばゆ: 一度、病院で診療を受けた方が いいかしれませんね
- キュゥべえ: キミは、自分の正気を疑って いるのかい?
- まばゆ: 当たり前です
- まばゆ: あなたみたいな外見で 人間の言葉を話せる…
- まばゆ: そんな動物が いてたまるもんですか
- キュゥべえ: 信じてもらえないのは残念だ
- まばゆ: あの、咲笑さーん!?
- まばゆ: ちょっと、病院に 行きたいんですけど…
- FILENAME: text_904103-020.txt
- まばゆ: ふぅ…
- まばゆ: (病院に向かうフリをして キュゥべえを追い払えました)
- まばゆ: (一晩寝たフリをして考えた 作戦が的中しましたね!)
- まばゆ: (前周では、また協力して 欲しいと言われましたが…)
- まばゆ: (どう考えてもアイツ 信頼できなすぎます)
- まばゆ: (っていうか、昨日暁美さんが 殺したはずなのに…)
- まばゆ: (キュゥべえって クローンか何かですか?)
- まばゆ: (他にもたくさん似たようなのが いるとするなら…)
- まばゆ: あっ!そうだ!
- まばゆ: (その事を暁美さんに 伝えなきゃ…!)
- まばゆ: …あ、あれ?
- まばゆ: いない…
- 看護師: あら?暁美さんのお友だちですか?
- まばゆ: は…はいっ!
- まばゆ: あの…
- 看護師: 行き違いかもしれませんね
- 看護師: 暁美さん、ちょうど今日 退院したところですよ
- まばゆ: あ、そうなんですか
- まばゆ: (暁美さんは心臓病でしたっけ)
- まばゆ: (魔法少女になれば、病気に 煩わされることもない…ですか)
- まばゆ: ありがとうございました!
- FILENAME: text_904103-040.txt
- まばゆ: (ううう…暁美さん! どこにいるんですか?)
- まばゆ: (学校にもいないし 家にも気配がないし…)
- まばゆ: (これじゃ完璧に 学校もサボりです)
- まばゆ: (いや、でも今は 一刻も早く伝えないと!)
- まばゆ: (じゃないとまた 鹿目さんが、キュゥべえと…!)
- まばゆ: あ…
- まばゆ: 帰ってきた!
- ほむら: …よし
- ほむら: 資料を集めて これから1ヶ月分の計画を…
- まばゆ: 暁美さん!
- ほむら: あなたは?
- まばゆ: キュゥべえが、生きてます!
- ほむら: え?
- まばゆ: キュゥべえが、生きてるから! このままだと、鹿目さんが…!
- ほむら: 待って
- ほむら: あなたは誰?
- まばゆ: (こ、こわい…)
- まばゆ: (下手したら私 撃たれちゃっても…)
- まばゆ: (いや、でも…!)
- まばゆ: 私の名前は愛生まばゆ 長く話している時間はないです
- まばゆ: キュゥべえは、1体だけじゃない
- ほむら: なにを…
- まばゆ: キュゥべえは生きています!
- まばゆ: このままだと鹿目さんが契約して また魔法少女になるんですっ!
- ほむら: 魔法少女に…?
- ほむら: あ、今日は確か…!
- まばゆ: 早く、鹿目さんの ところに行ってください!
- まばゆ: 鹿目さんが犠牲にした命を
- まばゆ: 無駄にしないで下さい!
- ほむら: !?
- ほむら: …………くッ!!
- ほむら: 後で、話を聞かせてもらうわよ!
- カチッ
- まばゆ: (説得が、通じた…!!)
- まばゆ: (私も、後を追いかけなきゃ!)
- FILENAME: text_904103-050.txt
- まばゆ: (暁美さんが、あんな思いをして 鹿目さんと別れたのに…!)
- まばゆ: (あんなに苦しんで鹿目さんの 願いを受け取ったのに…!)
- まばゆ: (それが台無しになるなんて…)
- まばゆ: (鹿目さんを、キュゥべえと 契約させるわけにはいかない!)
- ほむら: あ…
- まばゆ: そんな…
- まどか: …………
- エイミー: …………
- まばゆの声: 鹿目さんと…エイミーが…
- キュゥべえ: …………
- まばゆ: キュゥべえも、一緒に…
- まばゆ: もう、手遅れ…
- ほむら: ――――
- まばゆ: 暁美さんッ!?
- ほむら: 許さない…!
- ほむら: 絶対に、許さない…!
- ほむら: まどかの優しさにつけ込んで
- ほむら: 彼女の運命を、変えるなんて…!
- ほむら: また、まどかを 犠牲にしてしまった!!
- まばゆ: 暁美さん!!
- まばゆ: もう…十分です
- まばゆ: それにたぶん 殺しても、また…
- ほむら: 愛生まばゆ
- ほむら: あなた、何者なの?
- カチャ…
- まばゆ: ひっ
- ほむら: 止まった時間の中で 動けるなんて…
- ほむら: 昨日感じた気配も あなただったのね?
- まばゆ: そ、それは…
- ほむら: 真実を告げなさい
- まばゆ: …………
- まばゆ: (私は…殺されるかもしれない)
- まばゆ: (暁美さんにとって、暴力は もう何の意味も持たないのかも)
- まばゆ: (鹿目さん以外の存在価値は 限りなく低いのかも)
- まばゆ: (でも…)
- まばゆ: (鹿目さんはきっと それを望まない)
- まばゆ: 私は…あなたの時間に 巻き込まれています
- ほむら: 巻き込まれる…?
- まばゆ: 最初は、時間が止まる原因が 全然わかりませんでした
- まばゆ: でも…探るにつれて 魔法少女の存在を知って…
- まばゆ: あなたが時間を 操っていることを知った
- まばゆ: そんなあなたたちの姿を 遠くから観察していた…
- ほむら: いつから!?どうして!? 何が目的なの!?
- まばゆ: それは、あなたの力に なりたくて…
- ほむら: あなたのそのやり方…
- ほむら: 私にとっては 心底、不愉快だわ
- まばゆ: …………!!
- ほむら: !?
- ほむら: どこに消えたの!?
- まばゆの声: ごめんなさい…
- まばゆの声: 本当に…ごめんなさいッ!!
- FILENAME: text_904104-010.txt [Day 4]
- まばゆ: ふぇえええええ…
- まばゆ: (や…やってしまった…)
- まばゆ: (ええ、そりゃそうですよね? 私、キモいですよね?)
- まばゆ: (だってずっと、遠くから 自分の姿を覗かれてて…)
- まばゆ: (しかも、時間が止まってるから プライベートだって油断して…)
- まばゆ: (独り言のつもりのセリフも ちゃんと聞かれちゃってたら…)
- まばゆ: (不審者だー!!)
- まばゆ: (私、完全に、不審者だー!!)
- まばゆ: (ノゾキの変態だー!!)
- まばゆ: (変態魔法少女だああああ!!)
- まばゆ: ぅぎゃぁぁぁああ…
- マミの声: あ…あの…
- まばゆ: ッ!?
- まばゆ: (やばっ!声出てた)
- マミ: 愛生さん…大丈夫?
- まばゆ: あっ、は、はい… 何でもないです
- まばゆ: ただちょっと… 恥ずかしいことを思い出して
- マミ: そう…?
- まばゆ: (う、うううう…)
- まばゆ: (ほとんど繋がりのない 巴さんにまで話しかけられて…)
- まばゆ: (はずかしい…はずかしすぎて… 穴…穴…埋まる穴をください…)
- まばゆ: (そりゃまあ…私コミュ障ですし 楽観はしてなかったですけど)
- まばゆ: (それにしても悪手…悪手… 悪手の…連続ッ!)
- まばゆ: (友だちどころか、一生敵認定 されてしまうに決まってます!)
- まばゆ: (ああ…もう…だめ…)
- まばゆ: (仲間になれるなんて 考えたのが間違いでした)
- まばゆ: (時間が戻ったらソウルジェムの 穢れもリセットされてますし…)
- まばゆ: (しばらく自分の身を隠して 引き籠もるのも、いいのかも)
- まばゆ: (魔法少女であることも 忘れてしまって、それで…)
- まばゆ: う…
- まばゆ: ま、また時間が止まった…
- まばゆ: 暁美さん、また、どこかで 何かやっているんですね…
- まばゆ: はぁ…
- FILENAME: text_904104-020.txt
- まばゆ: (もう関係するもんかと 思ったのに…)
- まばゆ: (巻き込まれている以上 無視するわけにもいきません)
- まばゆ: (どうするべきか 考えているうちに…)
- まばゆ: (結局また、彼女たちを 見に来てしまいました)
- マミ: さあ、どうぞ召し上がれ
- まどか: は…はい、いただきます
- まばゆ: (前周と同じ…鹿目さんと 巴さんが話しています)
- まばゆ: (違うのは…)
- キュゥべえ: …………
- まばゆ: (い、いる…!)
- まばゆ: (昨日も、暁美さんに 撃ち殺されたはずなのに…)
- まばゆ: (キュゥべえは不死身か それともたくさんいるのか…)
- まどか: それで、あの…魔女って なんなんですか?
- まどか: 魔法少女とは、どんな 関係なんでしょうか?
- マミ: 願いから生まれるのが 魔法少女だとすれば…
- マミ: 魔女は、呪いから 生まれる存在よ
- マミ: 魔法少女が希望を振りまくように 魔女は絶望をまき散らす
- マミ: 理由のはっきりしない自殺や 殺人事件は…
- マミ: かなりの確率で 魔女の呪いが原因なのよ
- まばゆ: (これも前回と同じ話…)
- まばゆ: (でも、暁美さんは やってこない)
- まどか: キュゥべえに騙される前の バカなわたしを…
- まどか: 助けてあげてくれないかな
- まばゆ: (キュゥべえに騙されないように するという約束を…)
- まばゆ: (暁美さんは守れなかった)
- まばゆ: (この時間は、彼女にとって 失敗した世界線)
- まばゆ: (鹿目さんを 見捨てるんでしょうか…?)
- FILENAME: text_904105-010.txt [Day 5]
- まばゆ: ふぅ…ナイスな休日が 過ぎてゆく…
- まばゆ: ダラダラしながらこの映画を 見るのも、3回目ですか
- まばゆ: 相変わらず、なんで巻き込まれて いるかはわかんないですけど…
- まばゆ: 時間が止まるタイミングも 一応理由はわかりましたし…
- まばゆ: これ以上関係をこじらせて 痛い目を見たくはないですし…
- まばゆ: 無限に違うビデオを借りて 楽しむのも…悪くない…
- まばゆ: はず…ですよね
- まばゆ: …………
- まばゆ: 暁美さんは、すごいなあ
- まばゆ: 鹿目さんを救いたいって それしかたぶん考えてなくて
- まばゆ: しかも今回は、たったひとりで それをやろうとしていて
- まばゆ: どう考えても、彼女の 立場は苦しいのに
- まばゆ: …私にはとてもできない
- まばゆ: はぁ…
- まばゆ: 嫌われたくなかったなぁ…
- まばゆ: 私の、バカ
- 「続いてのニュース、速報です 本日午前10時すぎ…」
- 「見滝原市内の密輸グループが通報 摘発される事件がありました」
- まばゆ: …………?
- まばゆ: あ、あれ?おかしいですね
- まばゆ: こんなニュース 前の周ではなかったような…
- 「グループは何者かに襲撃されたと 証言しており…」
- 「敵対組織との抗争があったものとして 捜査を進めています」
- 「なお、取引現場からは 現金が強奪されており…」
- まばゆ: …………
- まばゆ: …これ、まさか暁美さん?
- まばゆ: そこまでやっちゃってる 感じです…!?
- FILENAME: text_904105-030.txt
- まばゆ: …………
- 咲笑: まばゆちゃん?
- 咲笑: なにか悩み事かしら
- まばゆ: え…いや、別にそういう わけでは…
- 咲笑: 隠しても駄目よ
- 咲笑: ほらほら、心配事があるなら 話した話した
- まばゆ: …ふぅ
- まばゆ: 咲笑さんに嘘はつけないですね
- まばゆ: 実は、その…
- まばゆ: 私、ある人に 嫌われてしまったんです
- まばゆ: 嫌われたのは、私の責任で それは仕方ないんですけど
- まばゆ: もう、話を聞いてもらえるかも わかんなくて…
- まばゆ: 謝ることもできなかったら どうしたらいいんだろうって
- 咲笑: その人は、あなたにとって 大切な人なのね?
- まばゆ: 大切…なのかな?
- まばゆ: 今まで、全然話したことは ない人なんですけど、でも…
- まばゆ: 尊敬…してたのかもしれません
- まばゆ: だから、その人の力に なりたいって思って、でも…
- 咲笑: …そうねぇ
- 咲笑: 世の中には 色んな人がいるものね
- 咲笑: ショートケーキが好きだったり チーズケーキが好きだったり
- 咲笑: モンブランが好きだって人も ザッハトルテが好きな人も
- まばゆ: 咲笑さん?急に何を…
- 咲笑: 人の好みは千差万別で それを変えるのは難しいわ
- 咲笑: 嫌いなものを食べさせても 仕方ない
- 咲笑: だったら、好みに合うケーキを 作ればいいんじゃないかしら?
- まばゆ: 好みに合う、ケーキ…?
- FILENAME: text_904106-010.txt [Day 6]
- まばゆ: (嫌いな味のケーキがあるなら 好きなケーキを作ればいい)
- まばゆ: (暁美さんの気持ちを 変えられなければ…)
- まばゆ: (私がやり方を変えればいい)
- まばゆ: (そういうこと…ですか? 咲笑さん)
- 先生: いいかみんな!10分後に この場所に集合だからな
- 先生: トイレなんかはちゃんと 済ませておくように!
- まばゆ: (鹿目さんのクラスは確か…)
- まどか: あ、あれ…?
- まどか: さやかちゃん?どこに…
- 仁美: そういえば、さっきから 見かけませんね
- まどか: ちょっとわたし、見てくるね!
- まどか: さやかちゃーん
- まどか: どこに行っちゃったのー?
- さやか: まどか…?
- まどか: さやかちゃん!
- さやか: あー、よかったぁ
- さやか: ここ、去年も 迷っちゃったんだよねー
- まどか: 出口、あっちだよ
- さやか: うん、ありがと
- さやか: …あれ?まどかは?
- まどか: ちょっと、お手洗いに…
- まどか: さやかちゃんは 先に戻ってて!
- さやか: あ、うん、わかった
- まどか: 去年も迷ったけれど、これって きっと、魔女の結界だよね…
- まどか: 魔法少女が希望を振りまくように 魔女は絶望をまき散らす…
- まどか: このままだと、何か事故が 起こるんだよね…
- まどか: こんなの、見逃せない
- まばゆ: (なるほど)
- まばゆ: (鹿目さんはこうやって 魔女と戦うことに…)
- まばゆ: (追いかけましょう!)
- FILENAME: text_904106-030.txt
- まどか: やあっ!
- まどか: きゃっ!
- まばゆ: (鹿目さんっ!!)
- まどか: う、ううう…
- まばゆ: (だめです…)
- まばゆ: (この周の鹿目さんは まだ実戦経験がない)
- まばゆ: (でも…)
- まどか: あぅっ!
- まばゆ: (時間が、止まらない…)
- まばゆ: (前の周は暁美さんが助けに 来たのに…今回は、来ない)
- まばゆ: (やっぱり彼女は この周を見捨てる?)
- まばゆ: (そんなの…ううう…)
- まどか: きゃああっ!
- まばゆ: (鹿目さん!)
- まばゆ: (逃げてばかりじゃ、だめです)
- まばゆ: (暁美さんだって、以前は そんなに強くなかった)
- まばゆ: (でも今は、あんなにも 強くて、それに、一途で…)
- まばゆ: (願いを叶えるために 自分を変えたんです)
- まばゆ: (私だって 暁美さんと同じ魔法少女)
- まばゆ: (例え、世界が私の 邪魔をしたとしても…)
- まばゆ: (もしも私が 本気で願うなら…)
- まばゆ: (私自身を変えられるはず!)
- まばゆ: 私だって、奇跡が起こせるッ!
- まばゆの声: 「たぁっ!」
- まどか: え…あ、あなたは?
- まばゆ: 愛生まばゆ
- まばゆ: あなたの仲間ですッ!
- まどか: あ、ありがとう!
- まばゆ: 油断している場合じゃないですよ
- まばゆ: 今のは、まぐれ当たりです!
- まどか: え…
- まばゆ: 私、なんで戦えてるんですか!? このハサミ、なんなんですか!?
- まばゆ: よくわかんないけど、 なんか戦えてるんで…!!
- まばゆ: 私が一番びっくりしてるんで!!
- まどか: そ…そうなの!?
- まばゆ: とにかく、アイツを一緒に やっつけましょう!!
- まどか: うん!!
- まばゆ: たぁっ!
- まどか: えいっ!
- まばゆ: やったか!?
- まどか: きゃぁああっ!
- まばゆ: ぬわわわわっ!
- まどか: いたたたた…
- まばゆ: ちょ、ちょっとこれは…
- まばゆ: (暁美さんがやっていたみたいな コンビは無理ですね…)
- まばゆ: (っていうか…)
- まばゆ: なんか怒らせちゃった!?
- まどか: 愛生さん、どうすれば…
- まばゆ: だだだだ大丈夫です ま、ま、任せて下さい
- まばゆ: 私にもフシギパワーが覚醒で
- まばゆ: だからきっと、いやーッ! ってやるとボカーン!
- まばゆ: みたいな?みたい、な…
- まばゆ: ぎゃああああっ!!
- カチッ
- まばゆ: あ…あ…あれ?
- ほむら: 見ていられないわ
- まばゆ: 暁美さんッ!!
- まばゆ: やっぱり、鹿目さんを助けに…
- ほむら: あなた、本当に、最悪…
- まばゆ: (うっ!突き刺さる敵意)
- まばゆ: (む、胸が…いたい…)
- ほむら: 私はもう、鹿目まどかを 元の姿には戻せない
- ほむら: だから、時間を巻き戻して またやり直す必要がある
- ほむら: でも、私の目的は それだけじゃないの
- ほむら: ワルプルギスの夜を倒せなければ 時間を巻き戻す意味がない
- ほむら: だから、失敗したこの周でも できる限りの情報を集めるわ
- ほむら: これもただの、情報収集よ
- まばゆ: でも、その…やっぱり!
- まばゆ: 失敗したからといって、今の 鹿目さんを見捨てるのは…!
- ほむら: そんなこと…
- ほむら: そんなこと わかってるわよッ!!
- まばゆ: 暁美さん…?
- ほむら: 私だって本当は こうしたくない
- ほむら: まどかを見捨てたくない
- ほむら: できればまどかと仲良くしたい
- ほむら: でも…
- ほむら: 私はいずれ、時間を巻き戻すの!
- ほむら: この世界にいる まどかを見捨てて!
- ほむら: だから、彼女と仲良くなっちゃ いけないの!!
- ほむら: 彼女との余計な思い出を もうこれ以上、増やせないの!!
- まばゆ: 暁美さん…
- ほむら: だからもう、今のまどかとは 関わらない
- まばゆ: ダメですっ!!!!
- ほむら: っ…!
- まばゆ: ダメです!! そんなの、ダメなんです!!
- まばゆ: お別れは辛いです! 苦しいです!
- まばゆ: でも、その気持ちは あなたに大切なもので…!
- まばゆ: 関係ない、関わりはないって 嘘をついちゃ、いけないんです!
- ほむら: …………
- まばゆ: お願いします
- まばゆ: 鹿目さんと別れてしまうことに 鈍感にならないで…
- まばゆ: あなたがもし 挫けそうになったら…
- まばゆ: 私が、そばにいて… な、なんでも、やりますから!
- ほむら: …お断りよ
- ほむら: あなたの言葉を信じられない
- まばゆ: お願いします、信じて…
- まばゆ: 暁美さんお願い!私の話を…!!
- まばゆ: 私には、未来が視えるの!!
- まばゆ: (!?)
- まばゆ: (あれ…)
- まばゆ: (これは、夢…?)
- まばゆ: (いや、違う これは…)
- まばゆ: (私の魔法が生んだ景色だ)
- まばゆ: (「私には未来が視える」)
- ほむら: !?
- ほむら: 離しなさい――くっ!
- まばゆ: (魔女の伸ばしたものに 暁美さんの足が絡め取られて…)
- まばゆ: (あっ、そうか!触ってると 時間停止はできないから…)
- まばゆ: (それで、逃れられないまま 魔女の餌食に…)
- まばゆ: (なりかけたところに)
- まばゆ: うわああああ――――っ!!
- まばゆ: (私が、飛び込んで)
- ほむら: な…ッ!?
- まばゆ: (暁美さんを助けて)
- まばゆ: (痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い)
- まばゆ: (腕を折られ、足を断たれ 頭蓋骨が内側に落ち込む)
- まばゆ: (身体が潰され、肋骨が内臓に 突き刺さり、心臓が止まり…)
- まばゆ: (ソウルジェムが砕ける)
- まばゆ: (私は、死ぬ)
- まばゆ: 嘘…
- まばゆ: 今のって…
- カチッ
- ほむら: っ!
- まばゆ: 待って、暁美さんッ!
- まばゆ: あなたはこれから…
- ほむら: 下がっていなさい!
- まどか: 愛生さん?あの人は知り合い…?
- まばゆ: ごめんなさい、説明はあとです!
- まばゆ: (あの光景と同じように 時間が進んでいく)
- まばゆ: 暁美さんお願い!私の話を…!!
- まばゆ: 私には、未来が視えるの!!
- まばゆ: (暁美さんは呼びかけに答えない その光景も、あの時と同じ)
- まばゆ: (未来を変える?)
- まばゆ: (でも、どうやって? 何をすれば未来が変わるの?)
- まばゆ: (このまま時間が進んで 私は暁美さんを庇って死ぬ?)
- まばゆ: (死ぬの…?)
- まばゆ: (あんな辛い思いをするのに?)
- まばゆ: (自分を犠牲にしてまで…)
- ほむら: っ!!
- まばゆ: (暁美さんを、助ける?)
- ほむら: もらった!
- カチッ
- まばゆ: (暁美さんは、魔女のおなかに 爆弾を投げ込んで…)
- カチッ
- まばゆ: (魔女が爆発して…)
- ほむら: やった…
- ほむら: !?
- まばゆ: (魔女の体が裂ける)
- まばゆ: (中身の一部が伸びてきて 暁美さんを捕まえる)
- ほむら: 離しなさい――くっ!
- まばゆ: (暁美さんは咄嗟に時間を 止めようとするが、無駄…)
- まどか: っ!
- まばゆ: (咄嗟のことで、鹿目さんは 動けない)
- まばゆ: (予知したのと同じ未来)
- まばゆ: (暁美さんの命を救えるのは私)
- まばゆ: こんなの、他に…
- まばゆ: 選べるわけないじゃ ないですかああああああっっ!!
- まばゆ: (それ以外に、未来の可能性は存在しなくて)
- まばゆ: (一度視たものを 視なかったことにはできない)
- まばゆ: うわああああ――――っ!!
- まばゆ: がぁッ!!
- ほむら: な…ッ!?
- まばゆ: (痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い)
- まばゆ: (腕を折られ、足を断たれ 頭蓋骨が内側に落ち込む)
- まばゆ: (身体が潰され、肋骨が内臓に 突き刺さり、心臓が止まり…)
- まばゆ: (ソウルジェムが砕ける)
Add Comment
Please, Sign In to add comment