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- [魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 小ネタまとめ 12/19更新]
- ・11月22日まで本編上映前に流れていた〈物語〉シリーズのマナー告知映像では、画面右上のバーコードに
- 「24014 59630(=西尾維新ご苦労様)」、最後の画面上方には「2013102624014(=2013年10月26日 西尾維新)」と書かれていた。
- ■アバンタイトル
- ・冒頭のほむらのナレーションの裏では、まどかが次のように魔法少女の物語を童話のように語っている。
- むかしむかし みらいのむこう
- おんなのこたちは ほしからきたどうぶつととりひきしました
- なんでもひとつだけねがいごとをかなえてもらうかわりに
- まほうのちからをあたえられ おそろしいかいぶつたちとたたかうのです
- あらゆるせかいのおんなのこが ねがいごとをかなえてもらい
- かぞえきれないおんなのこが かいぶつたちとたたかい
- やがてだれもがちからつきていきました
- まほうをもったおんなのこたちには ひみつのうわさばなしがながれております
- このよからきえてしまうそのときには まほうのかみさまがおこしになられて
- すべてのまほうのおんなのこたちが すてきなおくにへみちびかれるのです
- かなしむこともにくしむこともない すてきなおくにへみちびかれるのです
- ・冒頭のナレーションのときに、魔女文字付きの壁画や彫刻が現れる。以下、登場順に記載(カギ括弧内は魔女文字の解読内容)。
- ①アルティメットまどかの脚:「それが魔法少女」
- ②ソウルジェムに手を伸ばすアルティメットまどか:「奇跡」
- ③まどかが外に映っている、閉じた窓:「(消滅) 救済」
- ④横を向いたアルティメットまどか:魔女文字なし
- ⑤窓から出てくる魔法少女姿のまどか:「(円環の)理」
- ⑥逆さまになった、リボンをつけたほむら:「夢」
- ⑦不明(ゴンドラシーンやED直前に現れる彫刻と一致):「《ドイツ語で》もう朝だ」
- このうち①~⑤は、中盤でほむらがアルティメットまどかの彫刻に縋りつくシーンのあと、偽街の子供達がザクロを投げているシーンで
- 壁に描かれているものと同じであり、括弧内はそのときに判明する。
- ⑤と⑥の間に、ほむらのソウルジェムが窓の中に入っていき、そして窓が閉じる。
- ※魔女文字とは、作中の随所に現れる特殊な文字のこと。ドイツ語アルファベットや数字に対応しており、解読可能である。
- ・ナイトメアの糸が現れる直前のカットの背景は、ドイツのベルリン中央駅がモデルになっている。
- ・青いナイトメア登場時、背景に「Welcome to Cinema.」と書かれたアーチ看板がある。
- ・まどかがバレリーナ達に混じってナイトメアの後ろに立ち並び拍手している。
- ・まどかの矢の攻撃に慌てて、ぶつかったり転げたりするバレリーナ達が可愛い。
- ・さやかと杏子に追われるナイトメアを応援しているバレリーナ達の中に、ひとりしゃがんで休んでいるバレリーナがいる。
- ・ナイトメアに付いているタグには、片面にほむらの魔女名(HOMULILLY(ホムリリィ))の魔女文字をロゴにしたもの、
- もう一方の面に数字の6のような姿勢のトカゲのマークと、「MADE IN CABINET(棚の中で作られた)」という魔女文字が描かれている。
- ここで言う「棚」とは、パンフレットに書かれている、ほむらの命と魂が囚われた「マユの塔」の中にある「棚」のことだと思われる。
- ・ナイトメアの秘密
- ①ナイトメアに付いているタグには、ほむらが完全に魔女化したときに現れた、ホムリリィの魔女文字ロゴが描かれている。
- ②ナイトメアを操っている青い手には二重丸の模様が描かれているが、これは、ほむらがソウルジェムを置いてバスに乗り、
- ソウルジェムから100m以上離れても自分の体が動くことを確認したときに、ほむらの手に現れた模様と同じである。
- ③また、ナイトメアを操る手の左手の中指には何かを隠すように布が巻かれているが、ほむらは同じ左手の中指に指輪型ソウルジェムをはめている。
- これらは、ナイトメアを操っている手がほむらの手であることを示しており、
- ナイトメア等この世界を裏で操っているのは魔女としてのほむら自身であることを表していると思われる。
- ・ナイトメアが扉の中に逃げ込むとき、
- 1つ目の扉の先には、ゲルトルート(薔薇園の魔女)を思わせるバラが広がっている。
- 人間の目や脳味噌のような不気味な描写もある(劇場版前編でもアントニー登場時に同じ描写が見られる)。
- 2つ目の扉の先には、シャルロッテ(お菓子の魔女)を思わせる多数のお菓子があり、
- 「《ドイツ語で》チーズはどこ?」という魔女文字も判読できる(劇場版前編のシャルロッテ戦のBGMのタイトルと関連あり)。
- 3つ目の扉の先には、パトリシア(委員長の魔女)を思わせる、青空にロープが渡されそこに洗濯物のようにセーラー服がはためく光景が見える。
- 4つ目の扉の先は真っ暗である。
- 5つ目の扉には、まどかが磔にされたような絵が描かれており、手書きの魔女文字で「《英語で》私は誰なの?」と書かれている。
- 6つ目の扉には、ペンキで書き殴ったような魔女文字で「《英語で》どうでもいいわ、それより今すぐ踊りましょう」と書かれている。
- 7つ目の扉には、花柄の模様が描かれている。
- 8つ目の扉には、頭に頭部穿孔手術の器具のようなものが刺さった不気味な顔が、
- フォークを突き刺され血を流す青い子鹿を笑いながら眺めているような絵が描かれている。
- ・「まだだめよ」の挿入歌を歌っているのは、FictionJunctionのASUKA(結城アイラ)。作詞はイヌカレー。以降、この曲のアレンジが至る所で流れる。
- ・挿入歌が流れたとき、紅茶を淹れるマミさんの姿が左のほうに見える。
- ・青いナイトメアに食事をさせるシーンでも、ほむらの時間停止が活用されていることがわかる(マミさんとベベにリボンが結ばれているのも確認できる)。
- ・鹿目家の朝のシーンは、まどかが違うパジャマを着ていたり、家族の服装の色が違ったり、顔の作画が修正されているなど、劇場版前編とは細かい点で違いがある。
- ・朝食シーンでまどかのパンチラが見える(背景色が見えているだけで単なる作画ミスだろうという夢のない指摘あり)。
- ・自宅で一口食べたはずの食パンが、走って登校する際には食べた部分が元に戻っている。
- ■OP
- ・冒頭に、キュゥべぇがほむらとソウルジェムを監視するための現実世界の観測所が見える。
- ・荒廃した現実世界を彩って美しい理想世界に変えるブレスレットを付けた手は、ほむらの手である
- (カラフルの「裏返した 日常でまた~」のところで、同じブレスレットを付けたワンピース姿のほむらが映る)。
- 魔女としてのほむらがソウルジェムの中に理想的な世界を作り上げたことのメタファーと思われる。
- ・ひとりでコーヒーカップに乗っているマミさんの後ろ姿が一瞬見える(OP開始時から画面左に注目しているとよい)。
- ・私服姿のまどかがひとりで映るシーンの背景にある観覧車は、化女沼レジャーランドがモデルになっている(現在は廃墟状態)。
- ・5人の私服は過去に版権絵で描かれたものである。
- ・私服姿の5人が揃うシーンでの杏子はいつもと髪型が違う。
- ・ほむらの悪魔化を暗示する翼の影が映る。
- ・最後に砂丘に埋まっているのは、悪魔となったほむらが改竄世界で耳に付けていたイヤーカフである。
- イヤーカフには「HOMUL」という魔女文字が書かれているのが見える。HOMULILLYだと思われる。
- ■~仁美のナイトメア戦後
- ・さやかが杏子を追い回すとき、キュゥべぇがまどかの頭を撫でている。可愛らしい振る舞いだが、正直ウザい。
- ・「とある宗教の祭礼の日にあわせて、日食と月食が6回起こっちゃうという話です!」の「とある宗教」とはユダヤ教のこと。
- ・早乙女先生が「世界が滅んじゃうのもいいかなって思うんです」と言うときに隣の教室が映るが、誰も人がいない。
- ・まどかとほむらが会話するシーンでふたりの足下に咲いているのは、シロツメクサ。花言葉は「約束」「私を思って」。
- ・仁美のスマホ画面には山羊のマークがあり、ベッドにも山羊を象った装飾がある。
- ・仁美の部屋にヴァイオリニストの置物と人魚のような置物が並んで置いてある。
- ・マミさんがCredens justitiam(通称:マミさんのテーマ)のメロディを口ずさんでいる。
- ・「ナイトメア」ではなく「ナイテメア」と訛って(?)言うベベが可愛い。
- ・ベベ「マジョマンコカマンベール!」×4(本当は「モジョモットカマンベール」のほうが近いと思われる)。
- ・仁美のナイトメア登場時に出てくる額縁の上に掛かっている幕にも、ホムリリィの魔女文字ロゴが描かれている。
- また、額縁の下には魔女文字で「やぎのこのゆめ」と書かれている
- (「やぎのこのゆめ」という名前はパンフレットのイヌカレー設定資料にも記述がある。仁美のナイトメアの名前だと思われる)。
- 額縁の左右にある宝石の装飾は、劇場版後編の魔女文字エンドロールの額縁にあったものと酷似している。
- ・さやかが「まぁナニ?人生経験ってやつですか?」と言ったあと、ナイトメアが子ヤギミサイルを発射した直後のシーンで、さやかが口にポッキーを咥えている
- (杏子が「うわ、あんたが言うと重みが違うわ」と言ったときに何かを投げているので、そのときにポッキーをさやかにあげたと思われる)。
- ※「子ヤギミサイル」はパンフレットのイヌカレー設定資料に書かれていた名称。
- 仁美のナイトメアである「やぎのこのゆめ」が「子ヤギミサイル」を発射しているのに対し、冒頭の青いナイトメアは「コグマミサイル」を発射しているので、
- 冒頭のナイトメアの名前は「くまのこのゆめ」ではないかという説がある。
- ・5人の変身シーンで流れる曲は、それぞれ
- マミさん…Salve, terrae magicae、杏子…Venari strigas、さやか…Decretum、ほむら…Puella in somnio、まどか…Sagitta luminis
- のアレンジとなっているという指摘がある(マミさんと杏子に関しては懐疑的な意見も)。
- ・マミさん、さやか、ほむらの変身シーンでは一瞬だけ魔女文字が現れる。マミさんのときは「MAMI」、さやかは「SAYAKA」。
- ほむらのときは3度魔女文字が現れる。(すべてドイツ語)
- 1度目は、ナイトメアの赤い糸とともに「克服すること」「僕たちは退屈している」
- 2度目は、白い不気味な顔とともに「私は自殺する」
- 3度目は、制服姿の誰かが映った楕円形のブローチのようなものと、赤い染みのようなものとともに「彼らはその死を褒め称える」。
- ・ほむら変身時に、黄色い目のアルティメットまどかを思わせるシルエットの中から、ほむらが手を伸ばして出てくるような描写がある。
- この描写は、ほむらが魔女化する前のほむらの心象世界において、倒れるまどかを受け止めようと手を伸ばすシーンの描写とよく似ているが、
- 前者がアルティメットまどかのシルエットから、メガネを掛けた三つ編みのほむら(通称:メガほむ)が出てきているのに対し、
- 後者はメガほむから、メガネを外し三つ編みを解いたほむら(通称:クーほむ)が出てきている。
- ・まどかの変身シーンにはカタカナで「マドカ」という文字がある。背景には鍵穴とハート型の鍵、花柄の模様が描かれている。
- ・仁美のナイトメア戦で、時間停止前にほむらとリボンで間接的に繋がった者は時間停止中も行動できることが示されており、
- 後のマミさんとほむらの銃撃戦の伏線となっている。
- ・さやかが剣を投げるときのセリフは「ゴメイサマ・リリアン!」、その直後の杏子のセリフは「アミコミ・ケッカイ!」(コミカライズより)
- ・杏子が飲んでいるのは「ウイダーinゼリー」ならぬ「ウイダーonゼリー」。
- ・ナイトメア戦の最後の「お茶会」は、ナイトメアに食事をさせて満足させた上で昇天させるという設定で、ただ倒しているわけではなくナイトメアを救済している。
- ・「お茶会」でのケーキの歌もイヌカレーによる作詞。イヌカレー曰く、この「お茶会」は土着の儀式をイメージしているそうである。
- ・「お茶会」で、5人は円卓を反時計回りに「さやか→杏子→マミさん→まどか→ほむら」の順で囲んで座っていて、
- マミさんまではケーキの歌もその順番通りに進むが、マミさんはまどかを飛ばしてほむらを指名している。
- ほむらが慌てたのはそのためとも考えられる。
- ・ベベがケーキを飲み込んだ直後、マミさんは落下しながら紅茶を飲んでいる。
- ・ナイトメア空間の背景にある魔女文字は、「REVERIE(空想、夢想)」と思われる(「REVERI」まで確認できる)。
- ・マミさんが「今日だってちょっとひやっとさせられたわ」と言ったあとのまどかのポーズが可愛い。
- ・マミさんが「みんなうちに寄っていく?」と言ったとき、ベベまでマミさんのセリフに合わせてドヤ顔してるのが可愛い。
- また、そのセリフに対する4人の反応が面白い。杏子はモンキーダンス、さやかは敬礼、まどかは左右に手を振り、ほむらは少し遅れて小さく手を挙げている。
- ・転校してきてから1ヶ月経ってもワルプルギスの夜が来ず平和な朝を迎えられたことが、ほむらが世界の違和感に気付く一因となったと思われる。
- (仁美のナイトメア戦の前のまどかとほむらの会話シーンで、「ほむらちゃんが転校してきてもう1ヶ月かぁ」というセリフがある。)
- ■~ほむらが魔女の結界と気付き魔女の説明をするシーン
- ・ほむらが「私たちの戦いって…これで…良かったんだっけ?」と言ったとき、TVシリーズ8話でさやかが魔女化した場所の駅で
- さやかと杏子の後ろにあったのと同じ掲示板が映る。この掲示板には、傘を持ったキャラで、ほむらの時間軸移動を説明するような絵が描かれている。
- 8話にはこれとは別に、逆さまになった少女と傘の絵が描かれた掲示板もある。関連があるかは不明だが、新編のEDには傘を持ったほむらが登場する。
- ・ほむらが世界に違和感を覚え始めたとき、ほむらの目には主要キャラ以外の顔がはっきり見えなくなったが、中沢君の顔ははっきり見えている。
- 彼も結界に招き入れられたようで、現実世界に戻ったときにも上条と仁美がいるシーンで彼と思われる後ろ姿が確認できる。
- ・まどかは授業中、教科書を立てて楽しそうにノートに何かを書いている(恐らくTVシリーズと同じように落書きをしている)。
- さやかはうとうと船を漕ぎ、杏子は机に突っ伏して爆睡している。仁美は上条のほうを時折見ている。
- ・5人のお弁当は、それぞれ
- まどか…キャラ弁当、マミ…サンドイッチ、ほむら…和風弁当、杏子…コンビニパン、さやか…ソウルジェム弁当
- である。弁当箱やリボン、弁当包みの色で、誰の弁当か判別できる。
- ただし、杏子はコンビニ袋の後ろに空になった赤い弁当箱も見えるので、用意した弁当をすでに早弁して食べてしまっていたと思われる。
- ・弁当シーンでもまどかのパンチラが見られる(弁当包みがそう見えているだけだろうという夢の無い指摘あり)。
- ・覆面の道化師が使っている手回しオルガンのようなものにも、劇場版後編の魔女文字エンドロールの額縁にあったのとよく似た宝石の装飾がある。
- また、ほむらのモチーフである歯車の描写も見られ、手回しオルガンの上には数字の6のような姿勢のトカゲの装飾もある。
- 新編には他にも多数のトカゲの描写が現れるが、イヌカレーによるとトカゲはほむらのモチーフになっているそうである。
- 劇場版後編にも、最初のカウントダウンや魔女文字エンドロールのときにトカゲが登場している。
- ・手回しオルガンのシーンで、偽街の子供達が14人いることが確認できる。
- ※「偽街の子供達」はエンドロール及びパンフレットに記載されていた名称である。
- 魔女図鑑により、彼女たちは「Clara Dolls(クララドールズ)」という名前であることが判明したが、ここでは分かりやすさのため「偽街の子供達」と呼ぶ。
- ちなみに「クララ」は、バレエ『くるみ割り人形』の多くの版で採用されている主人公の少女の名前である
- (原作では主人公の名前はマリーで、彼女がクリスマスにプレゼントとしてもらったクレールヒェンという人形の愛称がクララである)。
- 偽街の子供達には一人ひとり名前が付いており、魔女図鑑の名前の登場順とそれぞれの付近に書かれている番号が対応していると思われる。
- ・杏子との相談シーンのとき、ナイトメア戦の「お茶会」のときにもあった、帆船の形をした雲が見える。
- ・杏子との相談シーンで、会話しているうちにテーブルの上にどんどんコップが増えていく。
- ・杏子と相談中に道化師が偽街の子供達に聴かせていた手回しオルガンが写り、ナイトメアに付いていたタグと同じものが落ちてきている。
- ・相談シーンで若干暗くなるとき、テーブルの下にそれまでいなかった偽街の子供達が隠れ潜んでいるのが見える。
- ・杏子がほむらにあげたポテトは、その前に杏子が口に咥えていたもの?
- ・バス停に「Veni, Vidi, MITAKIHARA.(来た、見た、見滝原)」の文字がある(元ネタはカエサルの言葉「Veni, vidi, vici(来た、見た、勝った)」)。
- ・三叉路を通り過ぎる前は、バスの方向幕は「見15 風見野駅北口」で、バス停には「MITAKIHARA」と書かれていたが、
- 三叉路を通り過ぎたあとは「見31 見滝原循環」となり、見滝原3丁目のバス停には「MIAKIHARA」と書かれている。
- このMIAKIHARAという表記は、単なる作画ミスという見方の他に、「T字路」が無いことを表しているのではないかという意見もある。
- ・バスの「見31 見滝原循環」という方向幕には、ほむらが「31日=1ヶ月」の間、見滝原で「循環=ループ」していたという意味が込められているとも考えられる。
- ・杏子はマーブルチョコをただ取り出しているだけでなく、次の引きのカットでちゃんとほむらに分け与えている。
- ・ほむらは杏子からもらったペロペロキャンディをメガネとともに捨てている?
- ・ほむらが魔女の結界と気付いたときには黒ハイソックスだが、階段を降りるシーンに切り替わり魔女の説明をする際にはいつの間にか黒タイツを穿いている。
- (TVシリーズのときから、メガほむは黒ハイソックス、クーほむは黒タイツと描き分けられている。)
- ・偽街の子供達が車輪を転がして遊んでいる(自身の持つまち針のような武器で車輪を転がしている模様)。
- ■~ほむらが自分が魔女と気付くシーン
- ・マミさんの部屋の棚にはお菓子に関する本ばかりが並んでいる
- (「お菓子の考察 1」「おかしのアイデアノート」「型のいらないお菓子作り」
- 「絶品 癒し系おやつ」「お菓子 デザート ブック」「お菓子作り 入門」「一からのお菓子作り」
- 「おかしのレシピ」「お菓子解体新書」「はじめての製菓」「菓子究極完璧献立」など)。
- ・ベベが倒したティーカップがずっとそのままになっているのが気になる。
- ・マミさんの部屋に飾ってあるベベの写真のうち、一番右のものだけは目のデザインがTVシリーズのときと同じになっている。
- 魔女図鑑の説明から、最初は右の写真のようにTVシリーズと同じ見た目で無表情だったが、マミさんと暮らすうちに今の見た目になったと推測できる。
- ・マミさんの部屋に飾ってあるマミさんの絵は魔女文字で「MAMI」と描かれている。魔女文字は人間には読めない設定なので、ベベが描いた絵と思われる。
- ・ほむらがお茶のお代わりを頼んだとき、まどかは自分がお湯を沸かしてこようとして膝立ちになるが、マミさんがそれを手で制している。
- ・マミさんがお茶のお代わりを頼まれほむらの後ろを通るとき、黄色いリボンが映っている(画面右下に注目するとよい)。
- このときにほむらの足にリボンを仕掛けたと思われる。
- ・ほむらに首を絞められているとき、ベベが「キュゥべぇ…」と言っているように聞こえる。
- ・ほむらが「記憶って厄介なものね。ひとつ取り戻すと次から次へと余計な思い出がついてくる」と言っているとき、
- マミさんが死んだ場所であるお菓子の魔女の結界にあった足場が再現されている
- (あの世界はほむらのソウルジェムの中にある世界(結界)なので、ほむらが世界の違和感に気付いてからはほむらの心情が風景に反映されているようである)。
- ・空中に投影されているスクリーンには、魔女文字で「《英語で》ベベのお菓子」「ベベチョコ 死ぬほど甘い」
- 「コズミック・アイス 200G 絶望まみれ ぬめぬめした氷宇宙」などと書かれている。
- ・マミさんとほむらの銃撃戦の最後に互いに銃を突きつけ合うシーンで、時間停止解除前と、時間停止が解除され土煙が立ち込めた後とで
- マミさんが構えるマスケット銃の銃身の長さが変わっているように見える。
- ・土煙が上がったあとマミさんの足がアップになるシーンで、土煙が一瞬だけ花の形になるのが確認できる。
- マミさんの魔法の産物の付近には花のエフェクトが現れるので、土煙が立ち込めている間にリボンの分身を作り出して入れ替わったのだと思われる。
- ・さやかとほむらの会話シーンで、さやかが「転校生?」と言った直後、水たまりの中に魚のモチーフが映っているのが見える。
- (前作で、オクタヴィア(魔女化したさやか)の結界内には両壁が水槽のようになっている通路があったが、さやかには水族館で
- 上条との思い出があるという裏設定があり、劇場版後編では、できたばかりのオクタヴィアの結界にも同じような魚のモチーフが追加されている)。
- ・さやかとの会話シーンのあと、ピンクの糸を巻いたボビンが登場する(偽街の子供達が3人その上で踊っている)。
- このピンクの糸巻きは劇中に4回登場するが、これはまどかの因果の糸であるという説がある。
- また、後述するフロイトの『快楽原則の彼岸』における「Fort-Da」のエピソードとの関連も指摘されている。
- ・次の左右対称の映像のシーンで、橋に書かれている魔女文字は「《ドイツ語で》私はお客様に感謝したい」。
- ・魔女図鑑で15人目の偽街の子供「アイ」の代わりに描かれていた、着せ替え人形が入ったブリスターパックが、ここで登場する。
- 頭部穿孔の器具のようなものもパックの中に入っており、ちょうどその刃先の辺りにホムリリィの魔女文字ロゴが描かれている。
- また、魔女文字で「ひとりぼっちにお似合い」という説明も書かれている。
- 魔女図鑑に描かれていた人形は「マユの塔」での喪服姿のほむらに酷似した格好をしているが、このシーンでは隣に
- まどかの魔法少女姿のような格好をした人形が入ったブリスターパックも見られる(頭部穿孔の器具は入っていない)。
- ・このシーンでは、オクタヴィアの尾を思わせる謎料理や、ハサミで永遠と頭を切られ続けるウサギ、
- 冒頭でナイトメアが逃げ込んだ扉のひとつに描かれていた頭に頭部穿孔の器具が突き刺さった顔、
- ウサギや半豚半人の獣人の瓶詰めなど、よく見ると不気味な描写が多い。
- また、まどか変身時に背景に描かれていたものとよく似たハート型の鍵が保存瓶に詰められてたり、
- 仁美のナイトメア戦の「お茶会」で登場したカボチャ、リンゴ、ラズベリー、チーズ、メロンが試薬瓶に入っているのも確認できる。
- ・このシーンで偽街の子供達が繰り返し発している言葉は、「Fort-Da」ではないかという説がある。
- フロイトは『快楽原則の彼岸』のなかで、1歳半の自分の孫が母親の留守中に「Fort(いない)」と言って糸巻きを投げ、
- 「Da(いた)」と言って糸巻きを引き戻して繰り返し遊んでいるのを、母親を糸巻きに見立ててその在不在をコントロールしていると分析し、
- またその観察で見られた不快なはずの母の不在の反復などから、従来の持論の快感原則からは説明できない「死の欲動」の心理を見出した。
- ・ほむらがゴンドラに乗って通り抜ける、劇画化された杏子が乗っているゲートには、「Do you enjoy the movie?」と書かれている。
- また、そのゲートは、ナイトメアを操っていた青い手が持っている。
- ・次に現れる劇画調のマミさんとベベは、ナイトメアを操る手が持つティーカップの中にいる。
- ・さやかのときにも手が現れるが、ナイトメアを操る手とは違い白い手である。
- ・船が燃えて沈没するシーンの直前に一瞬現れる魔女文字は、「《ドイツ語で》夢見ているのは誰?」(エンドロール直前の魔女文字と同じ)。
- ・偽街の子供達がザクロを投げつけるときに発している言葉は、「Gott ist tot!(神は死んだ)」(ニーチェの言葉)。
- ・ゴンドラの上でほむらがまどかに押し倒されるような体勢になったとき、ゴンドラを漕いでいた偽街の子供が、場を盛り上げるように花火を上げている。
- ・飛行船には、数字の6を左に90度倒したような形のマークが付いている。このマークとトカゲのマークとのデザインの類似や、
- ほむらが自分が魔女であると気付いたときに燃え落ちてきたことから、飛行船は魔女としてのほむらによる偽物の見滝原の監視装置ではないかという説がある。
- ・まどかとほむらが会話する花畑に咲いている白い花はイチリンソウと思われる。花言葉は「追憶」。
- ・ほむらの心情の変化に伴って花畑が変化している。まどかの本心を知って紫色に染まり、
- タンポポの綿毛のようなものに変化して飛んでいく。タンポポの花言葉は「真心の愛」「別離」など。
- ・ゲーセンで偽街の子供達が踊っており、ナイトメアを操っていた手が不気味なモブを配置している。杏子はそれに対して全く違和感を覚えていない。
- ちなみに、偽街の子供達が遊んでいるのは、前作で杏子が遊んでいたのと同じダンスゲーム「Dog Drug Reinforcement.」。
- TVシリーズの公式サイトの「魔女図鑑」の隠しページに、そのゲームのマスコットキャラの説明がある。
- ・ゲーセンに置いてあるまどかを描いたパネルには魔女文字で「1026」「叛逆」と書かれている。
- ・杏子のスマホに付いているパンダのストラップは、上野動物園で売られているストラップがモデルという情報がある。
- ・ほむらが「ええ。あなたが彼女のことを知ってるはずがない。その記憶は偽物よ」と言っているとき、夜空には本来ありえないはずの星座線が描かれている。
- 次のシーンで星座線は消えて普通の星空に戻るが、バスが来るときには今度は道路が星座線の描かれた夜空のようになる。
- ケフェウス座、カシオペヤ座、ペルセウス座、おうし座、エリダヌス座、ろ座、とかげ座、きりん座、オリオン座、くじら座などの冬の星座が描かれているようである。
- ・箱に閉じ込められた白い羽根はまどかの象徴として描かれており、それに触れようとするナイトメアを操っていた青い手はほむらの手である。
- また、このときにほむらの家にあったのと同じ大きな鎌状の振り子が映っている。
- ・ほむらが「これで解ったわ。私たち全員の記憶を書き換え、偽りの見滝原に閉じ込めた張本人が誰なのか…」と言ったあとに現れる魔女文字は、「《ドイツ語で》彼女」。
- つまり、皆の記憶を書き換え結界に閉じ込めた張本人(魔女)が、「彼女=ほむら」であることをあの時点で示している。
- ・ソウルジェムを置いたとき、バス停の円形標識には魔女文字で「出来損ない」「なり損ない」「間抜けな姿」「くるみ割りの魔女」
- 「性質は自己完結」「いつもお前は笑いもの」と書かれている。
- ・ほむらがバスの前に立ったとき、「前方に立つと轢かれます」というバスのアナウンスが聞こえる。
- ・フクロウや12時を告げる柱時計、街に出現する巨大なクリスマスツリーなどの描写は、『くるみ割り人形』のモチーフである。
- ・「次、止まります」というアナウンスのあとにバスが垂直落下するのがシュール。
- ・一斉に咲き乱れ地面を覆う赤い花は、彼岸花。花言葉は「情熱」「あきらめ」 「悲しい思い出」「想うはあなた一人」など。
- ■~ホムリリィ誕生
- ・ほむらが自分が魔女であることに気付いたときに現れるリング上の巨大構造物の中央にあるのは「マユの塔」。
- この塔の中でキュゥべぇによる説明が行われ、そして魔女化したほむら(ホムリリィ)が出てくる。
- ・ピンクの糸巻きが再び登場する。偽街の子供達によって足蹴にされている。
- このときに偽街の子供達が発している言葉は、「Fort-Da」の「Fort(いない)」ではないかという説がある。
- ・マユの塔の中に青いナイトメアの人形がある(キュゥべぇが足場にしている)。
- ・マユの塔の中あるほむらの「玉座」は、病院のベッドのようなイメージになっている。
- ・マユの塔の背景には、彼岸花と歯をモチーフとした模様が描かれている。また、カウントダウン後のホムリリィ登場時に現れた
- ホムリリィの「魔女の口づけ」のマークと同じものも背景に描かれている(これも彼岸花と歯をモチーフとしたデザインになっている)。
- ・ほむらのソウルジェムは、単に干渉遮断フィールドによって隔離されているだけでなく、実験器具が突き刺されボロボロになっている。
- ・さやかの頭の上に乗ったベベがヨダレを垂らし、さやかがベベを投げたのをまどかがキャッチしている。
- ・シルエットになって分かりづらいが、偽街の子供達がまどかを引っ張って結界に連れ込む描写がある。
- ・青いナイトメア人形で顔を隠して兵隊(ホムリリィの使い魔ロッテ)を指揮する、偽街の子供のひとりと思われるものがいる。
- ・ほむらが「そんな幸福は(求めてない)」と言うときに、偽街の子供達が戦隊モノのようなポーズを取っているのがシリアスな場面に似合わずシュール。
- ・ほむらが呪いを募らせる際に、まどかが描かれたパネルが赤い液体の上に浮かんでいる。
- ・「黙りなさい」のとき、キュゥべぇは偽街の子供達の回転攻撃によって首だけになり、その後その首をゴルフクラブで撃ち飛ばされている。
- ・マユの塔からホムリリィが生まれる前に、椅子が2つある野原でまどかと一緒にいるほむらの心象世界が描かれるが、
- これは劇場版前後編のルミナスのOPで描かれている、同じ場所でまどかとほむらの2人が頬を寄せ合う幸せな描写と対比関係にある。
- その後のセリフに「輝きと後悔だけしか、もう思い出せない」とあるが、ここで言う「輝き」はルミナスOPで表されたまどかとの幸せな思い出であり、
- 「後悔」はこのときの心象世界で表された「まどかともう会えなくなること」ではないかと思われる。
- ・「私の感情が、追いかけてくる」のとき、後ろで回っているレコードには、魔女文字で「情熱」「あきらめ」 「悲しい思い出」「想うはあなた一人」という
- 彼岸花の花言葉が書かれている。また、このときにも、ほむらの家にあったのと同じ大きな鎌状の振り子が映っている。
- ・ほむらが「ああ、これが私の絶望…」と言うとき、まどかのパネルが青いナイトメアの人形をそばに置き、
- ピンクの糸巻きを枕にして寝ているような描写があり、その後マユの塔の扉が閉じる。
- マユの塔にあったこれらの雑貨を使って、まどかとの別れ・理想世界(夢)の終わりを表しているのではないかと思われる。
- ・「最後にお別れを言えなくて、ごめんね…」と言ってトカゲが潰れるとき、改竄世界でほむらがその下でお茶をしていたパラソルが骨だけの状態で写っている。
- ■~宇宙改竄
- ・カウントダウンが1となったときの、杏子と頭が切り落とされたメガほむがいる場所は、燃え落ちてきた飛行船によって崩壊はしているが、
- 仁美のナイトメア戦後の杏子との相談シーンの場所と一致する。
- ・開演のブザーがなったときのシーンでも、画面右下に杏子の姿が見える。
- ・カウントダウン後のホムリリィ登場時に現れたときに、上段に魔女の口づけとHOMULILLYの魔女文字ロゴ、下段にHOMULILLYという魔女文字が現れる。
- また、そのときにナイトメアの赤い糸が下のほうに見える。
- ・魔女化したほむらの姿は、PSPソフト「魔法少女まどか☆マギカ ポータブル」での姿とは大きく異なっている。
- ホムリリィという名前は同じだが、設定も「此岸の魔女」から「くるみ割りの魔女」になり、魔女の口づけのデザインも変わった。
- 頭を切り落とし下顎しかないために涙を流せず、代わりに本来ならば目のある位置から歯をとめどなく零している(零した歯は使い魔になっている)。
- 両腕は手枷によって拘束されており、使い魔とともにギロチン(断頭台)へと行進していくが、その一方で腕の形をした腰のリボンは
- 地面に爪を突き立て抵抗もしている(後にそのリボンは、手を組んで祈りのポーズを取っているときにホムリリィ自身に破壊されている)。
- ちなみに、「断頭台への行進」といえばベルリオーズの『幻想交響曲』の第4楽章である(第5楽章は「魔女の夜宴の夢」。「ワルプルギスの夜の夢」とも訳される)。
- ・ギロチンが現れた場所は、まどかと会話した花畑である。このギロチンはホムリリィ戦の最後には壊れている。
- ・まどか達はギロチンの上に立っているようである。
- ・ベベが「パルミジャーノ・レッジャーノ!」と言ったあと、ベベの口から脚が生えてミキサーの中に入っていく。
- ミキサーのシーンの画面右側には、魔法少女・百江なぎさのレシピが次のように魔女文字で書かれている。(すべて英語)
- 「〈見出し〉魔法少女」「少女」「ソウルジェム」「砂糖」「タバスコ」「夢」「希望」「無邪気(少量)」「〈ベベの吹き出し〉甘い」「〈レシピの外〉魔法の取り扱いにご注意ください」
- ・「パルミジャーノ・レッジャーノ!」のあと、ギロチンの上からさやからしき人物が飛び降りるのが小さく見える。
- ・魔女図鑑によると、オクタヴィアは水さえあればどこからでも現れることができるようなので、さやかが胸を貫いているのは
- 血液を使ってオクタヴィアを召喚するためではないかという説がある。
- ・ホムリリィ戦から現実世界に戻ったときまでに、TVシリーズで登場した、クラリッサ(10話で登場した別の時間軸のオクタヴィアの手下)と
- 影魔法少女(ワルプルギスの夜の手下)以外の使い魔が登場している。以下、各使い魔の登場シーンを登場順に記載。
- ピョートル(お菓子の魔女の手下)…ベベが魔法少女なぎさに変身したときに登場。以降、なぎさの周りを常にうろうろ。象の頭の上にも乗っている。
- アントニー(薔薇園の魔女の手下)…オーケストラの観客として登場。以降も各所で大活躍。
- ホルガー(人魚の魔女の手下)…元の設定通りオーケストラでヴァイオリンを演奏している。
- ダニエル+ジェニファー(ハコの魔女の手下)…オーケストラでチューバを担当。結界崩壊後に上条、仁美、中沢君を救助。
- ゴッツ(鳥かごの魔女の手下)…オーケストラでクラリネットを担当。結界崩壊後に早乙女先生を救助。
- バルテルス(犬の魔女の手下)…オーケストラの後方でくるくる回っている。
- ドーラ(銀の魔女の手下)…オーケストラ中央にいる。
- ミヒャエラ(芸術家の魔女の手下)…オーケストラの後方両サイドにそれらしきものがいる。
- マテュー(委員長の魔女の手下)…まどかがなぎさを抱えて助けた直後に偽街の子供に飛び蹴り応戦。
- セバスティアンズ(影の魔女の手下)…なぎさとまどかを乗せて飛んでいる。
- アーデルベルト(薔薇園の魔女の手下)…ふたりを乗せたセバスティアンズと一緒に飛んでいる。また、カラス型の使い魔(リーゼ)に突っ込んでいる。
- ウーラ(暗闇の魔女の手下)…セバスティアンズから降りてホムリリィの元に向かうまどかの足下に映る。
- アーニャ(落書きの魔女の手下)…「なぎさは、もう一度チーズが食べたかっただけなのです!」のときになぎさと一緒に飛んでいる。
- ポリーナ(お菓子の魔女の手下)…マミさんの空中ブランコ移動を手伝っている。
- また、なぎさとさやかが乗っているカボチャの馬車は、前作でワルプルギスの夜が登場する際に現れた象が引いている。
- ・さやかが「~この世の因果を外れた者たち」と言った直後のシーンと、まどかとほむらのツインアローのシーンで、円環の理のシンボルと思われるマークが現れる。
- このマークは、PSPのカスタムテーマでアイコンとして登場した、クリームヒルト・グレートヒェン(魔女化したまどか)の魔女の口づけと思わしきマークとよく似ている。
- 円環の理のマークの周りには、各魔女の「魔女の口づけ」のマークが浮かんでいる
- (ハコ、落書き、銀、影、人魚、芸術家、委員長、鳥かごの魔女の口づけが確認できる)。
- ・円環の理のシンボルマークには、「DAS EWIG WEIBLICHE(永遠にして女性的なるもの)」という魔女文字が書かれている。
- ※ゲーテの『ファウスト』の最終節「神秘の合唱」に、「Das Ewig-Weibliche / Zieht uns hinan.(永遠にして女性的なるもの、われらを牽きて昇らしむ。)」という詩句がある。
- また、劇場版後編の魔女文字エンドロールの後半はこの「神秘の合唱」が元ネタになっていて、
- そこではこの部分は「いつかえいえんのそのきぼうが わたしたちをむかえにくるのです」と訳されている。(別項も参照)
- ・オーケストラの後方にも円環の理のシンボルマークが見える。
- ・アントニーはオクタヴィアの魔力の影響で、下半身が蝶ではなく尾びれとなっている。また、胸には円環の理の紋章が付けられている。
- ・なぎさの周りを飛んでいる白い魔法円には、魔女文字で「CHARLOTTE(シャルロッテ)」とお菓子の魔女の名前が書かれている。
- ・「鹿目さん!私たちも行くわよ!」のときに、マミさんがまどかの胸を触っているというセクハラ疑惑あり。
- ・オクタヴィアがホムリリィと組み合っているとき、オクタヴィアはホムリリィの手枷を外そうとしているようにも見える。
- ・「なぎさは、もう一度チーズが食べたかっただけなのです!」について
- TVシリーズの設定資料集のプロダクションノートによると、お菓子の魔女は「ひとつきりのチーズケーキ」を願って魔法少女になった。
- しかし、厳密にその願い通りひとつきりしか手に入れられず、魔女化した後もお菓子は無限に生み出せてもチーズだけは魔法でつくれなくなったらしい。
- 初期メモには、そのチーズケーキは病気で死にかけているお母さんのために願ったとあるが、この部分の設定が新編の段階でも反映されているかは不明。
- ・杏子とさやかの会話のあと、杏子は「バッカヤロウ!」と言いながらオクタヴィアに槍を投げて渡しているようである
- (物を投げるような効果音が鳴っている。その直後からオクタヴィアが杏子の槍をもっている)。
- ・アントニーを蹴散らす、さやかと同等に渡り合うなどその強さを見せる偽街の子供達だが、
- 杏子とさやかが背中合わせで戦っている超高速で飛び回る相手も偽街の子供達である。
- ・ティロ・フィナーレ前にマミさんの空中ブランコ移動を手伝っているピンク色の服を着たものは、お菓子の魔女の手下のポリーナである。
- この使い魔は、名前は魔女図鑑で初めて判明したが、TVシリーズ3話でも登場している。
- ・ティロ・フィナーレの直前にマミさんの目の前に目玉のような砲弾が現れ、ティーカップの列車砲の砲身に入っていく。
- ティーカップの上には巨大なフルーツタルトが入っているが、砲弾が飛んでいく反動で吹き飛ばされている。
- このティロ・フィナーレ(列車砲)は、なぎさとの合体技ではないかと推測もする人もいる。
- ・ティロ・フィナーレ後、なぎさとピョートルが爆発に巻き込まれて飛ばされているように見える。その後マミさんが目を回したなぎさを介抱している。
- ・オクタヴィアが杏子の槍をもって突撃し天井に亀裂を入れている。
- ・新編には随所に『くるみ割り人形』のモチーフが見られるが、まどかに「何があっても、ほむらちゃんはほむらちゃんだよ。私は絶対に見捨てたりしない」と
- 声掛けられることによってほむらが元の姿に戻るのも、『くるみ割り人形』で、ねずみの魔女の呪いで醜いくるみ割り人形に姿を変えられた王子が、
- ねずみの王様を倒し、醜くても愛してくれる人が現れることで呪いが解け元の姿に戻るのを想起させる。
- ・ほむらの弓に付いている花は、ブラックバカラと思われる。花言葉は「貴方はあくまで私のモノ」など。
- ・現実世界に戻ってマミさんがほむらの胸にほむらのソウルジェムを置くとき、カシャッという金属音がなる。
- ・アルティメットまどかの「ほむらちゃん、ダメ…!私が裂けちゃう!」というセリフが妙に嫌らしく聞こえるということで、一部の視聴者の間で物議を醸している。
- ・ほむらがソウルジェムを噛み砕いたあと、ピンクの糸巻きが「ダークオーブ」へと変化する。
- パンフレットの説明によれば、ダークオーブはほむらの感情の極みによってソウルジェムが再構築されたもの。
- ・ほむらが口でソウルジェムを噛み砕く演出について
- 『くるみ割り人形』の原作では、特別なクルミを割ることで、くるみ割り人形に姿を変えられた姫を元に戻すことができる。
- それができないことに絶望したのが、壊れて歯がなくなりクルミを噛み砕けなくなったくるみ割りの魔女ホムリリィ。
- 特別なクルミ=ほむらのソウルジェム、人形に姿を変えられた姫=人間でなくなったまどかであり、
- 最後にほむらがソウルジェムを口で割ることで、人間でなくなったまどかを人間に戻した、という解釈がある。
- ■~エピローグ
- ・ほむら改竄世界では結界と現実世界の境界が曖昧になっているのか、ホムリリィの使い魔だった偽街の子供達やカラスがいる。
- 使い魔のカラスにリンゴを与える杏子も、違和感を覚えている様子はない。また、ピョートルも一瞬現れる。
- ・ほむらがティーカップを割ったりやリンゴを受け取らないよう偽街の子供達に指示したのは、他の魔法少女との決別の意を表していると考えられる。
- ・杏子の鞄にはリンゴがギッシリ詰まっている。
- ・ほむらの指示でリンゴを受け取らなかった偽街の子供達だが、川に落ちて流れるリンゴを追いかけている様子が見られる。
- ・ほむらは今まで一貫して左手で髪を掻き上げていたが、悪魔となってからは右手で髪を掻き上げている。
- ・グラスから紫色の液体があふれだし通学路を染める描写は、ほむらによって記憶が書き換えられていく様子を表していると思われる。
- 紫に染まった通学路を駆け回るなぎさは、円環の理の一部だったことを完全に忘れてしまっているように見える。
- また、橋の上に立つさやかには紫色の液体は届いていないこと、水色の川と紫に染まった道路の色がはっきり分かれた俯瞰のカットからは、
- さやかはまだ円環の記憶を完全には忘れていない、あるいは単にほむらと相容れないということが表されていると考えられる。
- ・ほむらが「あの子にまで嫌われるわよ」と言うとき、ほむらの瞳に白い羽根が映っている。
- 白い羽根は劇中でまどかの象徴として描かれていたので、「あの子」とはまどかのことではないかと思われる。
- ・偽街の子供達がほむらに投げつけているものはトマトである。
- ・ほむらに向かってトマトを投げる偽街の子供達の中に、トマトを投げられずにオロオロしている子が3人いて可愛い。
- ・ほむら改竄世界で、マミさんと杏子とさやかは指輪型ソウルジェムをはめており、なぎさとまどかははめていないと思われる。
- ・まどかがクラスに入ってきたとき、「小さい…」と言うモブの声が聞こえる。
- ・ほむらがまどかを案内するシーンで、まどかのリボンが赤色になっている色指定ミスの箇所がある(その他にも細かい作画ミスはある)。
- ・ほむらはまどかのリボンを2本繋いで1本にしていたことが判明(リボンを解いたときに結び目が見え、その後結び目をほどくような描写がある)。
- ・アントニーがバラをリレーするシーンでは、アントニーの下半身は蝶に戻っている。
- ・次のシーンで左に映るバラが入った瓶には、魔女文字で「GETRUD WIE」と書かれている。
- 「GETRUD(ゲルトルート)」は薔薇園の魔女の名前、「WIE」は英語のhowやasに相当する。
- ・最後に出てくる看板には「←Country of sweets(お菓子の国)」「Good morning(おはよう)→」と書かれている。
- また、この看板の上にもトカゲの装飾がある。「お菓子の国」はバレエ『くるみ割り人形』の第2幕で行く夢の国である。
- 『くるみ割り人形』の劇末は、そのままお菓子の国にて終わる版と、クララが夢から覚めて終わる版がある。
- ・まどかは引っ越しの荷物整理の際、ほむらに結ばれた赤いリボンをちゃんとつけている。
- ・ED直前にもう一度「《ドイツ語で》夢見ているのは誰?」という魔女文字が現れる。
- ・劇場版前後編のルミナスのOPでは、まどかとほむらは仲良く頬を寄せ合っていたが、エピローグでのほむらの左には誰もいない。
- 半分に欠けた月や崖は、まどかがいないことの喪失感を表しているのではないかと思われる。
- ・エピローグ後に出てくる文字は、
- 「конец(ロシア語)」「THE END(英語)」「KONEC(チェコ語)」「劇終(中国語)」「ENDE(ドイツ語)」「完(日本語)」「fin(フランス語/スペイン語)」
- 最後に魔女文字で「おしまい」。
- ■挿入歌の歌詞
- ・「まだだめよ」 (コミカライズを参考にした)
- 私は朝の夢を見る
- まだだめよ まだだめよ 何色の朝が来る?
- まだだめよ まだだめよ まだ夜は食べかけよ
- 眠っている子は どこにいる?
- さあ おはよう ナイトメア
- 悪いお夢は これっきり
- ・ケーキの歌 (スポーツ報知より)
- ケーキ、ケーキ、まぁるいケーキ、まぁるいケーキはだぁれ?(ケーキはさやか?)
- ちーがーう 私はラズベリー、まぁるいケーキは赤い、ケーキは杏子?
- ちーがーう あたしはリンゴ、まぁるいケーキはベベが好き、ケーキはマミ?
- ちーがーう 私はチーズ、まぁるいケーキは転がる、ケーキは暁美さん?
- ちがっ…います、私は…カボチャ、まぁるいケーキは甘いです、ケーキはまどか?
- ちーがーう 私はメロン、メロンが割れたら甘い夢、
- 今夜のお夢は苦い夢、お皿の上には猫の夢、丸々太って召し上がれー!
- ■魔女図鑑 -WITCHES artwork-
- ・Clara Dolls クララドールズ (偽街の子供達)
- 偽街の子供達。その役割は泣き屋。葬列を盛り上げるために涙の芝居をする着せ替え少女人形。
- やってきた人形どもはイバリ、ネクラ、ウソツキ、レイケツ、ワガママ、ワルクチ、ノロマ、ヤキモチ、ナマケ、ミエ、オクビョウ、マヌケ、ヒガミ、ガンコ、
- 最後のアイはまだ来ない。「色から生まれ空にはあらず、此岸の淵こそ我らが舞台」そのちからは魔法少女にも劣らない。
- ・Lotte ロッテ (メガほむ兵)
- くるみ割りの魔女の手下。その役割は刑の執行。ギロチン台へ送られる魔女の葬列を務めるブリキの兵隊。愚
- か者を憎み愚か者を断罪する。その重たい頭は真面目で融通が利かないため、魔女の言葉に耳を貸すことはない。
- 人間サイズの他、巨大なブロッケン級が存在。白いネズミが大嫌い。
- ・Luiselotte ルイーゼロッテ (虫歯)
- くるみ割りの魔女の手下。その役割はネズミの駆除。白いネズミどもを狩り立てる虫歯の騎兵。
- 他にもブリキの兵隊達を手伝い葬列の進行を邪魔する不届き者を排除したりする。
- ・Lilia リリア (歯)
- くるみ割りの魔女の手下。その役割は咀嚼。もう種を噛み砕くことが出来なくなった魔女の代わりに余計な異物を噛み砕くための歯型くるみ割り人形。
- 口の中からくるみ大砲を発射することができる。自慢のエナメル質は硬度10と言っても過言ではないと評判。
- ・Liese リーゼ (カラス)
- くるみ割りの魔女の手下。その役割は凶報。魔女の葬列の始まりを告げるキグルミ鳥。
- 偽街の子供達から餌付けされているらしく、彼女らの言うことにはいくらか従うものの基本的に知能は鳥並み。
- 群れを成して飛び回るが、被り物のせいで視界が悪くとりあえず動くものに突っ込む習性がある。
- 通常サイズの他に巨大なブロッケン級が存在。
- ・Homulilly ホムリリィ
- くるみ割りの魔女。その性質は自己完結。かつて数多くの種を砕いたその勇姿も壊れてしまっては仕様がない。
- 他に価値など持たないこの魔女が最後に望むは自身の処刑。だが、首を刎ねる程度で魔女の罪は消えない。
- この愚かな魔女は永遠にこの此岸で処刑までの葬列を繰り返す。
- ・Homulilly ホムリリィ (変化後)
- くるみ割りの魔女。その性質は自己完結。歯はこぼれ頭蓋はとろけ目玉も落ちた。
- もう種を砕けない頭には約束だけがみじめに植わるが、殻の中で目覚めた魔女はそれでもまだ魔法少女の姿を色濃く残す。
- 手下達はその姿をデキソコナイと呼び恥ずかしく思っている。
- ・Oktavia オクタヴィア
- 人魚の魔女。かつて恋慕の夢を見た。この魔女は円環の理の一部から再び個として切り離された。
- お菓子の魔女とは違い、人間体と魔女体でそれぞれ別行動が可能。この魔女は水さえあればどこからでも現れる。
- ・Oktavia オクタヴィア (杏子の槍を装備したイラスト)
- 人魚の魔女。かつて恋慕の夢を見た。
- 円環の理は、その魂のいくつかを切り離し地上へおよこしになりました。ひとつはお菓子の姿。もうひとつは人魚の姿。
- そしてさらにはご自身までもが、夜露がそっと零れるよりも恭しく地上へと降りられたのです。
- その姿はまるで、いつかあった少女のようでした。
- ・Anthony アントニー
- 薔薇園の魔女の手下(レンタルver.)。その役割は造園。
- 魔女の手下達の中ではかなり従順で数も多いため、ほむら救出の主戦力として薔薇園の魔女から派遣されて来た。
- 直接的に人魚の魔女の指揮下へ入っているため、その魔女の影響で以前とは容姿が少し異なる。
- 胸に付けた勲章は薔薇園の魔女から付けてもらった宝物。
- ・Charlotte シャルロッテ
- お菓子の魔女。かつて執着の夢を見た。マミの家に突如現れた謎の生き物。
- 「ベベ」と名づけられるが、その正体は円環の理からやって来たお菓子の魔女。
- 出会った当初はかなり無口で無表情だったが、いつの間にか今のような有様に。ちょっとうるさい。
- 新しい服はマミのお手製。巴マミは、この魔女が最後に見たこわい夢に出てくる人に似ている。
- ・Pyotr+Polina ピョートルとポリーナ (逃走中のベベも描かれている)
- 逃走中のお菓子の魔女とお菓子の魔女の手下達。その役割はチーズの探索とチーズの看病。
- ほむら救出時、看護師姿の手下はマミの空中ブランコの移動を手伝い、ネズミ型の手下はなぎさの周囲をとにかく回っていた。
- ■劇場版後編の魔女文字エンドロールとファウスト
- ・魔女文字エンドロール
- そのことばはきこえなくとも
- むねのおくへはとどくはず
- あらゆるものにすがたをかえて
- かがやくこなをまくのです
- まちのうえでもなみのしたでも
- わたしのただひとりのゆうじん
- よばれることのないかわりには
- いつでもそこにいるのです
- うつろいゆくこのすべては
- あおのひのきぼうのひゆにすぎません
- かつてのすべては
- いまみたされる
- ことばにできぬまほうたちでさえ
- ここにとげられる
- いつかえいえんのそのきぼうが ←Das Ewig-Weibliche
- わたしたちをむかえにくるのです
- ・灰色の女「憂い」、第2部「夜半」、11425~11430行
- わたしの言葉は耳に聞こえなくても、
- 胸のうちには響くはずです。
- 姿をいろいろと変えて、
- 怖ろしい力を揮うのがわたしです。
- 野の小径でも、波の上でも、
- 心を不安にする永遠の道連れで、
- 来いといわれることのない代りには、
- いつでもくっついているのです。
- ・神秘の合唱、第2部、12104行以下
- すべて移ろい行くものは、
- 永遠なるものの比喩にすぎず。
- かつて満たされざりしもの、
- 今ここに満たさる。
- 名状すべからざるもの、
- ここに遂げられたり。
- 永遠にして女性的なるもの、 ←Das Ewig-Weibliche
- われらを牽きて昇らしむ。
- (高橋義孝訳、新潮社)
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