AviUtl拡張編集と「ファイルの情報」について

AviUtl総合スレッド85
http://egg.2ch.net/test/read.cgi/software/1489813428/432
http://egg.2ch.net/test/read.cgi/software/1489813428/465

↑上のレス宛の懇切丁寧な解説


０．拡張編集は「本体に読み込んだ"ベース動画"に、"拡張編集タイムラインで作った映像"を重ねるフィルタ」。
　　本体に何らかのベース動画を読み込む必要があるということに注意。

１．拡張編集から960x540,30fps,44100Hzで新規プロジェクトを作った。

　　　→拡張編集から新規プロジェクトを作った場合、指定形式で「真っ黒なダミーのベース動画」が自動生成され
　　　　それが本体に読み込まれる。つまり960x540,30fps,44100Hzのダミーのベース動画が生成され読み込まれる。
　　　　なお、このダミーのベース動画の長さ(フレーム数)は、拡張編集タイムラインの長さに連動する。
　　　　（この長さの連動については下で述べるところの「編集」扱いなので注意。）

　　　→ダミーのベース動画の名前は指定形式を組み合わせた「960x540_30fps_44100Hz.exedit」となる。
　　　　タイトルバー左上に出てるのはこのベース動画の名前。
　　　　この名前は、最初に決まったらその後の編集等で変わることはない。

　　　→「ファイルの情報」に出るのは「本体へのベース動画の読み込み状態を表す情報」であり、
　　　　今回の場合ダミーのベース動画の情報になる。
　　　　「ファイルの情報」の内容が変わるのは「再生速度の情報を変更」などの「編集」により
　　　　ベース動画の読み込み状態が変わった場合のみ。←★ここ重要
　　　　「フィルタの適用」は出力結果に影響を及ぼすだけなので「ファイルの情報」は変わらない。←★ここも重要

　　　※例外もあるかもしれないが、とりあえずここではAviUtl本体における操作の概念を
　　　　ざっくり以下のように分類して考えて説明する。
　　　　　「編集」　　　　　→ベース動画の読み込み状態に影響を及ぼす。
　　　　　「フィルタの適用」→ベース動画の読み込み状態は変わらず、出力に影響を及ぼす。

２．拡張編集タイムラインに置いていた960x540の素材画像を800x450の素材画像に入れ替えた。

　　　→拡張編集タイムライン上で素材を入れ替えただけであり、「拡張編集による映像合成」という
　　　　「フィルタの適用」が行われているだけ。ベース動画の読み込み状態に影響は無い。

３．「設定→サイズの変更」で800x450にした。

　　　→「サイズの変更」という「フィルタの適用」を行って「出力解像度」を800x450に変えただけ。
　　　　ベース動画の読み込み状態に影響は無い。
　　　　なお、結果的に４の処理と重複するので今回のケースではやる意味が全く無かったりする。
　　　　（なお「フィルタ順序の設定」のデフォルトは「サイズの変更」→「拡張編集」の順になっている）

４．拡張編集のRootシーンの設定で画像サイズを800x450にした。

　　　→ベース動画より小さい解像度を指定しているので、クリッピング処理が行われる。
　　　　960x540から左右各80、上下各45をクリッピングして削ることで、「出力解像度」を800x450にし、
　　　　それに拡張編集タイムラインで作った映像が重ねられる。
　　　　「クリッピング」「拡張編集による映像合成」という「フィルタの適用」を行っただけ。
　　　　ベース動画の読み込み状態に影響は無い。


要するに960x540でプロジェクト(とベース動画)を作って、「フィルタの適用」によって出力を800x450にしてるだけ。
ベース動画の読み込み状態に影響する「編集」をしていないから、「ファイルの情報」の解像度等は変わらない。
つまり問題でもなんでもなく、お前がAviUtlや拡張編集の仕様や挙動を理解していないだけ。

拡張編集で新規プロジェクト作成時に指定した解像度やフレームレートを後から変えるのはフィルタ順序の設定や
様々な挙動を理解していないと思うようにいかないことがあるので、基本的には後から変えるべきではない。
よくわからないなら800x450でプロジェクトを作り直して移行したほうがいい。
「オブジェクトファイルのエクスポート/インポート」やexo直接書き換えなど、方法はいくつかある。