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- #5/20 begins, on the train
- Train passenger
- はぁー…今日、バイト行きたくねぇ…
- Train passenger
- バイトってセントラル街の牛丼屋だろ?
- Train passenger
- 給料イイって張り切ってたじゃん。どうしたの?
- Train passenger
- たしかに給料はソコソコだけど…夜、スタッフ俺だけなんだぜ。
- Train passenger
- あの情報誌…何がアットホームな職場だよ。オレ、もう辞めちまおうかな…
- M
- ああ、あれな…確かにあれはツライよな…
- M
- けど、何事も経験だ。くじけるんじゃないぞ?
- #test results at school
- Student
- あ、成績もう出てんじゃん。
- Student
- ねえねえ、どうだった?
- Student
- ヤベェ…オレ、死んだわ…
- Student
- 良かったー!平均、越えてる!
- Student
- ここが評価の分かれ目なのよね。お小遣いは現状維持、と…
- 今回の成績は…
- 仲間よりやや上だ。
- M
- …ふむふむ。これなら仲間にも示しがつくな。
- #going to the hideout
- M
- 今日からユースケもアジトに呼ばなきゃな。
- M
- 個展が終わるまでが勝負だ。気合い入れてけよ。
- M
- ユースケ、オマエには、基本的なこと、まだ説明してないよな?
- A
- あー、異世界とかナビとかね。確かに必要だわ。
- Y
- 是非たのむ。
- M
- 大事な事だし、この際、全員でおさらいするぞ。
- M
- まず、ワガハイらが怪盗する場所は、「パレス」って異世界だ。
- M
- パレスは「誰かの認知が形になった世界」…その人間が感じてる現実の具現化だ。
- Y
- 俺たちにも、パレスはあるのか?
- M
- いや、万人にある訳じゃない。主に、強い欲望…「歪んだ主観」の持ち主が持ってる。
- M
- ま、ほとんどは悪党だろうぜ。鴨志田とか斑目とか、そういうエグい奴らな。
- M
- 逆に、ペルソナ使いにはパレスは無い。生じるワケが無いのさ。
- M
- ペルソナ能力は、自分の心の本音…要はシャドウと向き合って制御する力だ。
- M
- 制御できてんだから、歪まない。自覚的な個人差は、ただの個性ってもんだ。
- M
- そ、そうだったんだ…
- R
- ま、まあ、俺は、当然知ってたし…!?
- R
- んで、そこへ入るために使うのが、スマホの「イセカイナビ」って寸法よ!
- A
- 思ったより簡単で、名前と、あと場所を言うだけでその人のパレスに入れちゃうの。
- Y
- 場所…?
- A
- あー、要するに、斑目で言うなら「あばら家」が「美術館」みたいな。
- Y
- 初めて行く時はどうするんだ?まだパレスを見た事が無いなら…
- R
- そーなんだよ、そこ若干クイズでよ。今後チョイ厄介かも。
- Y
- まあ、だいたいのことは承知した。
- Y
- 分からない事があれば、素直に経験者を頼るとしよう。
- R
- おう!まかしとけ、新人ッ!
- A
- …そういうのは、モナに訊いた方がいいと思う。
- M
- にしても、マダラメ…まさか告訴なんて言い出すとはな。
- Y
- あんな風に怒りを露わにした斑目は初めてだ。恐らく、本気で訴えるつもりだろう。
- A
- どうしよ…やられたら、勝ち目ないよね?
- Y
- だが、6月5日の個展最終日までは向こうも身動きが取れないはずだ。
- Y
- 単純に忙しい筈だし、期間中に裁判など起こして自分の肩書きにケチを付ける愚は犯すまい。
- R
- なら、それまでに斑目の心を盗めばいい。
- R
- 告訴なんてゼッテーさせっかよ…こっちがテメエの本性暴いてやるっての!
- #entering Palace
- M
- そうだ、新入りのコードネーム決めてなかったな。
- A
- ここは「キツネ」でしょ。
- R
- ちげえねえ、インパクトあるしな。
- Y
- 俺のことか?
- A
- こっちでの名前、何がいい?
- Y
- 「ダヴィンチ」かな。
- R
- ボツ。
- R
- キツネの面に…妙な尻尾だろ…?
- R
- よし、「アブラアゲ」だ!
- M
- ブフッ…
- Y
- まあよかろう。
- M
- OKしやがった!?
- R
- 決まりだな、「アブラアゲ」。
- A
- やめろっつの!
- A
- ジョーカー、なんか別の無い?
- クラウン
- フォックス
- >思いつかない
- A
- もう、意味はキツネのまんま「フォックス」でよくない?
- R
- ああ、悪くねえ。
- M
- どうだ、「フォックス」?
- Y
- 別に構わん。
- R
- 決まりだ、行くぜ。
- M
- それから、今回からスタメンはジョーカーに決めてもらうことにしようぜ。
- A
- スタメン?最初のメンバーってこと?
- M
- フォックスが加わって戦力としちゃ申し分ないが、大人数は立って動きにくい。
- M
- 今までの事も考えると、最初のメンバーは4人。後はバックアップに回った方が無難だ。
- R
- だからって、リーダーはスタメンから外せないだろ?
- M
- だからジョーカーに残り3人を選んでもらうのさ。
- Y
- バックアップはどうすればいい?ここで待っているのか?
- M
- いやいや、付かず離れずで一緒に行動しておいた方がいいだろう。
- M
- スタメンは、言ってみれば前衛だ。いつでも交代できた方が良いからな。
- M
- じゃあ、チーム編成は頼んだぞ、ジョーカー。
- #before the opened fusuma
- R
- よし、セキュリティは解除されたままだな!
- A
- ハァ…苦労したんだから。
- Y
- …何の話だ?
- R
- 気にすんなって。いいから、先進むぞ!
- #examining large statue of Madarame
- Y
- くっ…こんな物まであるとは…醜悪極みだな…
- R
- どーもパレスの主ってのは、自分の像を建てたがるらしいぜ。
- A
- 鴨志田もそうだったもんね。ま、アレよりはマシじゃない?
- Y
- そ…そういう物なのか…
- #OH SHIT ARE THOSE MORE PAMPHLETS? BETTER HAVE ANOTHER ABSOLUTELY ESSENTIAL CUTSCENE
- あの冊子は…
- M
- おっ、もしかしてパンフレットか?頂いておこうぜ、ジョーカー。
- R
- これって、前のとは別のパンフレットだよな?
- M
- 「下」って書いてある。間違いない。
- A
- やった!見取り図の続き載ってる!
- A
- ねえ、これでオタカラの場所、見当つかない?
- M
- おそらく最深部だ。だとすると…
- M
- 1番怪しいのは、このメインホールだな。
- Y
- そこへ行くには、ラウンジとギャラリーを抜けるしかないな…
- M
- 奥に行くほど警備も厳重な筈だ。慎重に行こうぜ。
- #entering a large room with large paintings and many laser traps
- A
- うっかり触っちゃいそう…気をつけて歩こう!
- #elite shadow before the security room
- R
- お、おい、て強いのがいんぞ!この前も見たタイプだ…
- Y
- 佇まいが只者ではないな。
- M
- 後ろは制御室みたいだ。恐らく近づけないように見張ってるんだ。
- M
- だが、ルート確保する為には、セキュリティの解除は必要なステップだ。
- M
- ここは、押し通るしかないと思うぜ…
- Shadow
- ぬっ、なんだお前たちはっ!?どうやって入ってきた!!
- >そこをどけ
- 簡単な言だ
- Shadow
- 「どけ」と言われて、どく訳が無いだろうがっ!!
- #after an extremely easy fight, a card drops
- R
- ふぅ…やっぱ手強かったな…パレスん中、時々居るよな、ああいうの…
- A
- 他の敵とは格が違うみたいだよね…
- Y
- そう言えば、何か、カードの様な物を落さなかったか?
- M
- 何のカードだ?ワガハイも見たことが無いな…
- R
- ただの戦利品だろ?今は探索進めようぜ?
- #entering security room
- Y
- どうやら、ここがセキュリティの制御室だな…
- R
- うしっ!さっさと切っちまおうぜ!
- #examining the active computer
- Computer
- パスワードを入力してください。
- R
- げげっ、またパスワードかよ…
- M
- こりゃ今回も、知ってそうな奴を探すしかねえか…
- #conveniently outside the security room
- Shadow1
- 別の侵入者…中庭のセキュリティも突破しているらしいぞ…
- Shadow2
- ここのパスワードも変更しておくように、さっき連絡があったよ。
- Shadow1
- 何にしたんだ?安直なごろ合わせじゃないだろうな?
- Shadow2
- いや、急で思いつかなくてな…
- Shadow2
- とりあえず、マダラメ様の足元の数字にしておいた。
- Shadow1
- マダラメ様の足元?何を言っている?
- Shadow2
- まぁ、警備に戻れ。奴らが近くに居ないとも限らん。
- R
- 斑目の足元?なんだよそれ?
- A
- 足のサイズ…とか?
- R
- 足のサイズ?お前、知ってるか?
- Y
- 残念だが聞いたことが無い。そもそも、本当に足のサイズなのか?
- M
- マダラメの足元…何のことだ…?
- #back at Madarame statue
- Plaque
- 「その才能は世界に2つとなく、その技術は唯一無二のもの」
- Plaque
- 「天上天下唯我独尊、世界に誇る芸術家。班目一流斎師の営業をここに讃える 」
- …と書かれている。
- R
- チッ!偉そうによ…
- Y
- 待て、さっき警備が話していた斑目の足元とは…この説明の事なんじゃないか?
- A
- 足元…そっか!でも数字…って言ってたよね?
- Y
- 数が書かれているのは…
- Y
- 「2つとなく」「唯一無二」「一流斎」…か。…と言う事は…
- 1212だ
- 2121だ
- >どういう事だ?
- M
- 数だけ順番で並べてみろよ。2121になるだろ?
- M
- きっとこれがパスワードだ!
- R
- うしっ!早速行ってセキュリティ解除しちまおうぜ!
- #back in the security room
- M
- よしっ!さっきのパスワード、入れてみようぜ!
- Computer
- パスワード承認……セキュリティシステム…停止…
- R
- おお…なんか…いっぱい聞いたな…
- M
- これで、行ける場所も増えた筈だ!行こぜ!
- #examining large picture on wall
- A
- なんて大きさの絵…
- Y
- ああ、それに異様な質感…降れたら吸い込まれそうだ…
- Y
- な、何だ!?
- >何が起きた?
- 無事か?
- Y
- い、今…俺の手が、本当に絵の中に…
- M
- この絵…中に入れるかの…
- M
- 道は他に無さそうだ。行ってみようぜ!
- #one Mario 64 trip into the painting later
- Madarame Voice
- 我が心の静ひつな竹林に土足で踏み込む賊どもめ…生かして返さぬわッ!
- R
- 今の声…!?
- M
- 慌てるな、近くに居るわけじゃない。たぶん思考が声として聞こえただけだ。
- Y
- 斑目…
- #moving to next painting
- A
- あ…別の絵に来ちゃった…
- Y
- なるほどな…この絵は1枚ではなく、複数の絵で1つの空間を表していたという事か…
- R
- …つまり、絵と絵が繋がってるって事だろ?で、ドコとドコが繋がってるんだ?
- Y
- それは…歩いて確かめるしかないな…
- M
- なぁジョーカー、オマエの目なら、その繋がりのポイントを見抜けるんじゃないか?
- #leaving the second painting
- Y
- 俺たちを「心に土足で踏み込んだ賊」呼ばわりか…
- Y
- 芸術そのものを土足で荒らしてきた貴様がそれを言うか…!
- M
- 気持ちは後い取っておけ。今は進むぞ!
- #entering a room with more large paintings
- R
- なんか、前も見たようなデケェ絵が何枚も…
- Y
- 今回のは、何だか妙だな…
- Y
- 見ろ、絵が入っていない額縁が2つもある。
- A
- …とりあえず、もうチョイ近くまで行ってみよう?
- #standing in front of a large painting
- R
- これ…またあれだろ。中が隠し通路になってるヤツ。
- A
- よく見たら、今回は、それそれ全部違う絵だね。
- Y
- 加えて、絵が入っていない額縁もある…
- M
- 確かに妙だが…行くしかない。慎重にな、ジョーカー。
- #entering a painting
- Madarame Voice
- 嗚呼、この世は、美を解さぬ俗人ばかりの砂漠…!
- Madarame Voice
- そこに我ひとりだけ、感性を涸れさせずにあり続けるなど、元より不可能なのだ…
- R
- …感性が涸れちまってんのは、世の中のせいってか?
- R
- けっ、テメーが単に実力ねえだけだろーが!
- #entering another painting
- Madarame Voice
- 神は、何もせぬのに崇拝を集める。
- Madarame Voice
- 人は呼ばれもせず鳥居の下に集い、カネを投じて、満足して帰る。
- Madarame Voice
- まさしく芸術と同じ。所詮、全ては思い込みよ…!
- A
- はあ!?たとえそうでも、アンタが人を騙していい理由にはなんないし!
- #entering another painting
- Madarame Voice
- 若木に縁の葉が茂るのは、努力のせいではない。だから多くの若者は、若さの価値を理解しない。
- Madarame Voice
- なんと愚かなことよ…
- Madarame Voice
- 無駄に費やされる前に、熟練の私がそれを活かして何が悪いだろうか?
- M
- なんだそれ。要は「若い才能に嫉妬してます」って事か?
- M
- ワガハイなんて猫にされても戦ってんのに、年齢で嫉妬とか、チャンチャラおかしいぜ。
- #pressing a button to make a painting appear
- R
- 見ろ!絵が増えたぜ!
- Y
- 絵の中にある隠し通路の、更に隠された通路か…念の入ったことだな。
- Y
- 絵と絵の繋がり方も変化した可能性がある。探ってみろ、ジョーカー。
- #entering another painting
- R
- あん?このラクダ…最初の絵に戻ってんじゃねぇか!
- M
- 見た目通りに繋がってるわけじゃねえのか…こりゃ歩いて確かめるしかないな…
- #entering another painting
- Madarame Voice
- 船が、水の下の者どもに気を配っていて大海原を往けるだろうか?
- Madarame Voice
- 芸術も、人生も、しょせん水もの…水をこざいて浮き上がった者だけが勝つのだ!
- R
- キレイな言葉でボヤかしてやがるが、「他人なんて踏み台だ」ってイミじゃねーか。
- R
- 子供踏み台にして、何がゲージュツだ、クソが!
- #pushing another button
- A
- また絵が出て来た…
- Y
- これで、全ての額縁にえが現れたな。
- R
- きっとまた、ルートも変わってやがるな。入って確かめようぜ。
- #secret path to another painting
- Madarame Voice
- 美など、ただの思い込み…それをカネに出来てこそ、形ある幸福となる。
- Madarame Voice
- 面足な邸宅で、選ばれし者だけに許された暮らしを待て、初めて我が「芸術」は完成する!
- Y
- アトリエが粗末な家なのは、やはり、完全に演出だったわけでな…
- Y
- …我ながら、長々と騙されていたものだ。
- A
- フォックス…
- #exiting onto upper floor
- R
- よっしゃ、ここでゴールだろ!
- Y
- 腐さっているな…
- Y
- これだけ絵画を巡ったのに、ただの一度も芸術への愛を耳にしなかった。
- Y
- ここにあるのは「絵」じゃない…
- Y
- 額縁に入ってるだけの、ただの薄っぺらな自己顕示欲だ…!
- M
- 改心でどんな顔に変わんのか、今から楽しみだな。
- M
- さて、先を急ぐぜ!
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