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talran

Untitled

Jun 29th, 2019
115
Never
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  1. ミンフィリア : これで、3体目……。 「夜の民」のみんなにも、この空が見えてるかな……。
  2. サンクレッド : ああ、きっとな……。
  3. ウリエンジェ : ……やはり、彼女の具合が気になりますか?
  4. ヤ・シュトラ : ええ……。今回は大丈夫そうだけれど、あくまで今回は……よ。本人に黙っているつもりもないわ。
  5. ヤ・シュトラ : ……ねえ、ウリエンジェ。取り戻した夜空は、綺麗かしら?
  6. ウリエンジェ : すべらかなる漆黒に、星影は清か……白に虹に、輝きはあまた散りばめられん。
  7. ウリエンジェ : ……原初世界と変わりない、美しい夜空です。穏やかで、優しい……見惚れるほどの、天の暗き海でしょう。
  8. ヤ・シュトラ : そう……。
  9. ウリエンジェ : 星もまた、命の流れを纏うもの。あなたの眼にこそ、美しく映っているのではないですか?
  10. ヤ・シュトラ : おつかれさま。さあ……胸を張って、帰りましょう。
  11. ヤ・シュトラ : この部屋の壁画……。ロンカより古い時代のものね。
  12. ミンフィリア : すごい……どうしてわかるんですか?
  13. ヤ・シュトラ : 使われている顔料に特徴があるのよ。大抵の顔料は鉱物なんかを含んでいるから、視わけられるの。
  14. ヤ・シュトラ : キタンナ神影洞は、古代の英知を護り伝えるための神殿だと、アルメたちが語っていた……。それが、この壁画ということかしら?
  15. エメトセルク : こんなところで道草を食っているなよ……。おかげで存外に歩かされた……。
  16. サンクレッド : 今度は出迎えのつもりか?
  17. エメトセルク : 馬鹿言え、私がそんな面倒なことするわけないだろう。
  18. エメトセルク : ……なるほど。やはりあと数体倒さないと、なんとも言えないか。
  19. ヤ・シュトラ : 何の話かしら?
  20. エメトセルク : 厭だな、いちいち気にするなよ。約束どおり手を貸して、約束どおり見ているだけだ。
  21. エメトセルク : それじゃあ、私は帰る。お前たちも、さっさと帰って次に進むことだな。
  22. エメトセルク : ……これはまた、懐かしい光景だな。
  23. ミンフィリア : この壁画のこと、知っているんですか……?
  24. エメトセルク : むかしむかしは、誰もが知っていたさ。
  25. エメトセルク : 世界が、原初世界と鏡像世界に分かたれたとき。すべての命も14に分かたれ、それぞれの世界で、別の存在として生まれ変わった。
  26. エメトセルク : そうして、本来の世界を知る者はいなくなった。……が、人はときに夢として、その光景を垣間見たのさ。
  27. エメトセルク : 知らないのに知っている、人類共通の夢。昔は大層ふしぎがられて、絵に描かれたり唄にされたり、まあ、いろいろ扱われたものだ。
  28. エメトセルク : それも見なくなって久しいと思ったが……こんなところで、またお目にかかるとはな。
  29. ヤ・シュトラ : 詳しいわね。ということは、描かれている内容についても?
  30. エメトセルク : ……世界が分かたれる前。そこには栄えた文明があり、多くの命が生きていた。
  31. エメトセルク : しかし、理が乱れ、未曽有の災厄が発生。文明は、命は、危機に立たされた。
  32. エメトセルク : その文明の人々は、祈りと犠牲によって、星の新たな理を紡ぐもの……「星の意志」を生み出した。
  33. エメトセルク : 名は、ゾディアーク。それによって、災厄は鎮められた。ヤ・シュトラ : 待って、ゾディアーク?それって……!
  34. エメトセルク : こうして災厄は過ぎたが、ゾディアークという強大な力を巡って、人の意見は割れた。
  35. エメトセルク : それを封じるべきとする者によって、枷となるもの……ハイデリンが生み出された。
  36. エメトセルク : ゾディアークとハイデリンは戦った。結果は、ハイデリンの辛勝……。
  37. エメトセルク : ハイデリンが放った渾身の一撃で世界は分かたれ、ゾディアークもまた、分断されて封印された。
  38. エメトセルク : ……以上、忘れられた歴史の話だ。信じるかどうかは勝手にしてくれ。ハイデリンの言い分は、どうせ違うだろうしな。
  39. サンクレッド : 仮に……仮にその話が真実だとして。それじゃあ、ゾディアークとハイデリンというのは……!
  40. エメトセルク : なんだ、それすら気づいてなかったのか。あれは、この星にもとよりいた神なんかじゃない。
  41. エメトセルク : かつての人によって創られた、星の意志。お前たちにわかりやすいように言うとだな……
  42. エメトセルク : 最古にして、最強の「蛮神」だ。
  43. ヤ・シュトラ : とてもじゃないけど、今すぐ受け入れられる内容じゃないわ……。
  44. ヤ・シュトラ : それが妄言でないと言うのなら、知っているあなたは何者なの?
  45. エメトセルク : やっと、ついに、それを問うか……。私とは、アシエンとは何者か……。
  46. エメトセルク : 私たち、とくにオリジナルと呼ばれるアシエンはな……
  47. エメトセルク : ゾディアークを召喚せし者。つまり、分かたれる以前の世界の人だよ。
  48. エメトセルク : だとすれば、世界の統合にこだわっているのも頷けるだろう?
  49. エメトセルク : 私は、世界を……人を……真なる形に戻したいのさ。
  50. エメトセルク : 当然の欲求だろう?
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