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- FILENAME: text_517210-1_h28aL.txt
- かごめ: うーん、どうしよう…
- アルちゃん: <かごめちゃん、どうしたの?>
- かごめ: これまで取材してきた内容を 整理しようと思ったら
- かごめ: 思ったよりも複雑で…
- かごめ: 出来事に合わせてルーズリーフを ファイリングしたり
- かごめ: あとで見やすくしたつもり だったんだけどなぁ…
- アルちゃん: <全部出してみると すごい量になってたんだね>
- かごめ: うん…それにね…
- かごめ: 令さんのマネで撮影してきた 写真や動画を
- かごめ: 文章のどこに挿入するのが 効果的かって考えると
- かごめ: 余計に複雑になっちゃって…
- アルちゃん: <まずは時系列に合わせたりして 整理する必要がありそうだね>
- ピロン♪
- かごめ: 取材をして記録してきた魔法少女たちの歩み
- かごめ: それをどうやって整理しようかと 頭を悩ませている私のところに 灯花ちゃんから一通のメッセージが届いた
- 灯花: ★灯花ちゃんの自動送信メッセージ★ 資料のまとめ方で悩んでいる佐鳥かごめに すっごくいいニュースだよ!
- 灯花: なんと、佐鳥かごめをサポートするために 今まで積み重ねてきたAIに関する知識を駆使して 新しいシステムを作っちゃいました
- 灯花: 使い方はサルでもわかるぐらいカンタン!
- 灯花: 「テキスト」「写真」「動画」を取り込めば プログラムが自動で処理してくれて 内容をきれいに並べてくれるんだよ
- 灯花: さらに! 登場人物のAIが当時の出来事を経験したみたいに 内容を説明してくれる
- 灯花: 普段関わってる魔法少女の性格は 十分に学習してるはずだから 良ければお試しで使ってみてね!
- 灯花: 魔法少女のために頑張る佐鳥かごめへの ささやかなプレゼントでした! じゃあ、またねー!
- 灯花: ※記憶として取り込むようにしたけど 他人事としてしゃべったりして ブレてるところは開発中だから許してねー
- かごめ: …………
- かごめ: (それで、実際に取り込んだけど 本当にまとめてくれるのかな?)
- かごめ: …………何も起きないけど…
- かごめ: ――っ!?
- かごめ: な、なに…?
- アルちゃん: <かごめちゃん、見て! モニターに人が映ってるよ…?>
- かごめ: え…?
- かごめ: これ、もしかして、 AIで作られたいろはさん…!?
- かごめ: 他のみんなも出てきた…
- いろは: あの、私たちがたどった記録を 共有してくれてありがとう
- いろは: プログラムの指示に従うと
- いろは: 私たちは今もらった資料を 自分の中に取り込んで
- いろは: これから、振り返りをしていく 必要があるみたい
- いろは: ただ、うまく処理できてるか 不安だから
- いろは: 少し間違ってたりしていても 許してくれると嬉しいな
- いろは: 他のみんなはどうかな? これまでのことって話せそう?
- やちよ: ええ、一応もらった資料は 頭の中に入ったわ
- やちよ: 私たち、なんだかずいぶんと 大変な日々を送ってたのね
- フェリシア: 複雑すぎて オレは説明できるか不安だぞ…
- 鶴乃: 時系列の整理がやっぱり しんどそうだもんね
- さな: それに、私自身が歩んだときの 感情を本当に再現できるか…
- 鶴乃: それでも資料はこれだけだから 今はやるっきゃないよね
- さな: そうですね…
- うい: ねえ、お姉ちゃん
- うい: 他にも登場する人たちを 呼んでもいい?
- いろは: うん、お願い
- うい: みんなーーー!
- うい: これからわたしたちが歩んだ道を 振り返るみたいだよー!
- かごめ: すごい…
- かごめ: 十七夜さんにみたまさんに プロミストブラッドの人も…
- かごめ: あっ、時女一族に ネオマギウスのみんなも出てきた
- アルちゃん: <どんどん舞台に人が あふれてきてるよ…!>
- いろはの声: 「それじゃあ、私たちの物語を組み直すと 11章に分割されるみたいだから これから章毎にトピックをまとめつつ みんなでざっくばらんに話してみるね」
- かごめ: あ、もう始まるみたい!
- FILENAME: text_517210-2_h28aL.txt
- 1章
- 灯花: はーい!
- 灯花: というわけで、ここからは、 わたくしが進行をしていくよー!
- 灯花: …わたくしはしたくないけど そうプログラムされてるからね…
- ねむ: 僕達を縛りつけるなんて 祟ってやりたい気持ちになるよ
- 灯花: ただでさえ、わたくしたちの 機嫌が悪いんだから
- 灯花: ここに集まったみんなは ちゃんと資料を頭の中に入れてね
- ねむ: では、早く終わらせるために さっそく振り返りを始めようか
- 灯花: まずは、 1章目のトピックを紹介するよ
- 灯花: はい、みんなわかったよね? じゃあ、次は2章にいくよー?
- うい: ええっ!?ちょっと待って! それは早いよ!
- 灯花: えー…これだけで 十分わかる気がするけど…
- ねむ: ういからの物言いなら、 僕達は聞くしかないよ、灯花
- 灯花: しかたないにゃー
- 灯花: じゃあ、当時の様子を再現した データをフォルダに格納するから
- 灯花: あとはみんなで自由に表示して 当時を振り返ってね
- ねむ: 役割の放棄が早い ただ、気持ちは理解するよ
- いろは: もう、嫌なことには ふたりとも無責任なんだから…
- うい: あ、でもお姉ちゃん
- うい: 一番上にあるデータって 最初に説明しやすいものかも
- いろは: あ、もらった資料でも最初の内容 すごく懐かしく感じるね
- 鶴乃: わたしたちが初めて キモチに会ったときのやつだよ!
- やちよ: この時は、謎のグループが現れて 急に緊張感が走ったのよね
- フェリシア: 鬼のヤツに動物とか言われて 思いっきり殴られるし
- フェリシア: クッソ痛かったんだからな!
- 結菜: あの頃は、あなたたちを殺す気で 戦っていたからねぇ
- さな: 襲われていたのは私たちだけじゃ なかったですからね…
- はぐむ: プロミストブラッドの人って 最初は容赦がなかった分
- はぐむ: 背負ってる罪も多そうですよね
- 時雨: 実際にぼくは、 今でも少し恨んでるからね
- 時雨: 知らないうちにネオマギウスの 仲間が殺されてたし…
- 結菜: …ごめんなさぃ 忘れたわけじゃないのよぉ
- ひかる: まあ、地獄に落ちる前提で ひかるたちは戦ってたっすからね
- 樹里: 怒りも蓄えて尖ってた時期だから ブレーキもかからなかった
- 樹里: 実際に樹里サマも思いっきり ウェルダンにしちまったからな…
- 御園 かりん: アリナ先輩を捜してただけで マギウスの関係者だと思われて…
- 御園 かりん: それだけでも怖かったのに かえでちゃんを守ろうとしたら…
- かえで: ふゆぅ…ごめんねぇ…
- 樹里: あれは急に割って入るから マジで止まれなかったんだよ…
- 樹里: だから、半分は不可抗力だ
- 樹里: つーか、よく考えたら 時雨と会ったのもこの時期か
- 樹里: ピーピー泣いてたよな
- 時雨: ああ、もうやめてよ…! そんなの映さなくていいから…!
- いろは: でも、私たちのお話を表す上で 象徴的な出来事だと思うよ
- いろは: 色んな町から 急に魔法少女が神浜市に現れて
- いろは: 日を追う毎に 戦いが激化した時期だから…
- やちよ: それに、この日の出来事を通して 私たちはお互いを知れたわ
- さな: プロミストブラッドも時女一族も ネオマギウスも
- さな: 自動浄化システムを求めてるって わかりましたよね…
- 鶴乃: それに、自動浄化システムを 手に入れるには
- 鶴乃: すべてのキモチの石を 集める必要があるってわかったし
- 鶴乃: 自動浄化システムを世界に広げる 目的を果たすためにも
- 鶴乃: この、キモチの石が必要だって わかったんだよね
- やちよ: だから私たちは、 戦うことを避けられなかったのよ
- いろは: はい
- いろは: 私たちもキモチの石を巡って 戦うしかなかったみたいです
- みふゆ: なんだか資料を読み込むほど 恐ろしい話ですね、やっちゃん
- やちよ: もっと前の神浜市内でも 争いはあったみたいだけどね
- ひめな: 私チャン、この時いなかったから わからないんだけどさ
- ひめな: この時の静香ちゃんたちって どんな感じだったの?
- 静香: まだ、 都会の荒波に揉まれてたわ…
- すなお&ちはる: …………
- かごめ: 私もあの頃は驚いたな
- かごめ: 電波望遠鏡まで行ったら、 殺し合いになってるんだもん…
- アルちゃん: <かごめちゃんについても、 わかったことがあったよね?>
- かごめ: そう、リィちゃんが…
- かごめ: 風の伝道師のウワサが 私に憑いてるってわかったの
- かごめ: リィちゃんはウワサとして 敵視されない力があったから
- かごめ: 私はみんなの間で取材を 続けることができたんだよね
- FILENAME: text_517210-3_h28aL.txt
- 2章
- 灯花: じゃあ、次のトークテーマは こちらでーす…
- ねむ: もはやトークバラエティだね
- 灯花: お題だけ出して他のAIが しゃべってくれるなら楽だからね
- ねむ: それはもはやトークバラエティの 進行すらも放棄して
- ねむ: ただのフリップを出す人だよ
- 灯花: でも、ねむもその方がラクチンで いいでしょー?
- ねむ: プログラムで縛られてるだけで まるで興味がないからね
- 灯花: というわけで、わたくしたちは 早く終わりたいから
- 灯花: さっさと話してね
- ねむ: 次のトピックはこれだよ
- いろは: そういえば 最初は競争してたみたいですね
- やちよ: 敵のメンバーを削ったところで キモチの石を先に取られたら負け
- やちよ: だから、キモチの石の発見を 優先したってことでしょう
- アオ: それに、わたしたちとしても 自動浄化システムを奪い取るのが
- アオ: ユニオンのメンバーを殺すぐらい 意味のある復讐だったからねー
- ひかる: でも、地理やウワサを知らない こっちは不利だったみたいっすね
- 結菜: 別の目的があるとはいえ さくやとらんかを潜伏させてたし
- 結菜: 何も手だてがないわけじゃ なかったわよぉ
- 樹里: 樹里サマも協力してくれそうな 仲間を見繕ってきたしな
- アレクサンドラ: あら、これは痛ましい…
- ひめな: しぐりんとはぐりん… パシリじゃん…!
- はぐむ: あの頃はもうネオマギウスは 解散してたようなものだから…
- 時雨: うん、灯花様とねむ様をさらって 担ごうとして失敗したし…
- ひめな: あれ?
- ひめな: しぐりんたちの人さらい案件って ういういの前にもあったの?
- 時雨: う…そうみたい…
- はぐむ: ごめんね… ういちゃん、あの時は…
- うい: ううん…!大丈夫だよ…! ちゃんと無事だったみたいだし!
- うらら: そもそも、ふたりはウチがさらう 計画を知らなかったんよ
- うい: それに、わたしが強かったら
- うい: 時雨さんたちを 悲しませなくて済んだと思う…
- 時雨: さらわれた子に気を遣われて… 心が苦しいよ…はぐむん…
- はぐむ: あの頃の私たちは、 心もすごく弱かったからね…
- すなお: そうした相手の弱さすらも 利用するのが当時の戦いです
- ちはる: わたしたちは情報の弱さをカバー するために同盟を組んでたよね
- 静香: 資料を読み込んだ限りだと ユニオンと組んでたみたいよ
- 静香: 一緒にキモチを倒したのが 少し懐かしく感じるわ
- ちはる: ただ、この時は静香ちゃんが 倒したわけじゃないんだよね?
- 静香: 全力を放つ大技だったんだけど トドメは深月さんだったみたいよ
- フェリシア: なんか、キモチの石を 奪ったみたいでわりーな
- 静香: いいわ、あの頃は紅晴さんに 取られなければ良かったもの
- 結菜: そう言えば、この頃みたいねぇ… 私たちの溝が深くなったのは…
- 静香: そうよ
- 静香: 他人がいないと存在できない 利他である私の魂は空っぽ
- 静香: そう侮辱されたことは 他人事だとはいえ腹立たしいわ
- 結菜: でも今はわかるでしょぅ…?
- 静香: ええ、それはあなたもでしょ? 私たちは似た者同士だからね
- 静香: で、最後に出てきたこれは?
- みかげ: あ、これはミィとなゆたんたちが 出会った頃の話だよね
- 那由他: 懐かしいですの
- 那由他: みかげさんと一緒に ヨッシャー麺を食べた時ですの
- ラビ: そんなのほほんとした反応で いいんですか?
- ラビ: プロミストブラッド関連で 大変だったと資料にありましたよ
- 那由他: あ、そうなんですの!
- 那由他: プロミストブラッドのメンバーと 勘違いされてしまった上に
- 那由他: 本物の方にも、名をかたるなって 脅されたんですの!
- みかげ: ミィは気を失うし、 ボロボロになっちゃったよねぇ…
- レナ: …………
- かえで: あ、勘違いを生んだ犯人が 逃げようとしてるよ!
- レナ: バッ、かえでぇ!
- 那由他: …………
- みかげ: …………
- レナ: 別にプロミストブラッドだって 思わせる気なんてなかったわよ!
- FILENAME: text_517210-4_h28aL.txt
- 3章
- 灯花: うーん…
- 灯花: ここから触れる範囲って 結構狭いみたいだにゃー…
- ねむ: 言われた通りの名前のフォルダが あったけど、これでいいのかな?
- 灯花: ありがとーねむ
- いろは: ふたりとも何してるの?
- ねむ: 皆が話してる間の暇潰しだよ
- いろは: ヒマだったら少しぐらい 進行してくれてもいいのに…
- ねむ: 何かに縛られ続けるのは、 僕達の性に合わないんだよ
- 灯花: たとえプログラムとは言ってもね
- いろは: ほんと自由なんだから…
- いろは: 2章の話は終わったけど 次のトピックって置いてある?
- 灯花: そっか…話を進めるには わたくしたちが必要なんだねー…
- いろは: だからトピックの紹介だけ お願いしてもいい?
- 灯花: はーい
- 灯花: じゃあ、次はこれについて 話しておいてね
- 灯花: 今回の内容については わたくしとねむから一言あるよ
- いろは: 何?
- 灯花&ねむ: わたくし(僕)たちは、 プロミストブラッドを許さない
- いろは: あはは… ういがさらわれたから…
- ひかる: マギウスを許さないのは 二木市のみんなだって同じっす!
- ひかる: そもそも、誰かをさらったりして 状況を有利に運ぶだなんて当然!
- ひかる: 命をかけた争いを前にして、 それで恨むなんてナンセンスっす
- うらら: ウチは敵だとしても、 ういちゃんを気遣ってたんよ
- うい: 実際に面倒を見てくれたのは、 有愛さんだったもんね
- 結菜: そう、やり口も扱い方も 問題があったとは思ってないわぁ
- 結菜: あるとしたら私だけよぉ…
- 結菜: 殺しの引き金が軽くなって 戻れなくなりそうな私のことを
- 結菜: 彼女だけが裏で止めようと 動いてくれていたからねぇ…
- 鶴乃: あの時はさくやちゃんがいないと みんな殺されてたよね
- やちよ: ええ、彼女の紅晴さんへの想いに 私たちも救われたようなものよ
- うい: それってuserNameに わたしの居場所を伝えたけど
- うい: 逆にみんなを ピンチにしちゃったんだよね…?
- さな: こねこのゴロゴロに出てくる ダークロウの文字を使ったりして
- さな: 色々と工夫してくれたんだけど…
- 鶴乃: うん、完全に紅晴結菜の 手のひらの上って感じだったね…
- 結菜: 読めなくても内容は想像がついた だから泳がせたのよぉ
- いろは: それに、私ひとりだけが 二木市のカタコンベに行って
- いろは: ういが死んだって言われたときも もてあそばれているようだった…
- やちよ: 私たちも追いついたけど、 魔女になりかけていたものね…
- やちよ: あれも、鈴鹿さんがいなければ、 間に合ってなかったわ…
- ひかる: こっちとしては イレギュラーはあったけど
- ひかる: この時はキモチの石を 2つ手に入れて大勝利っすよ
- 樹里: 馬は負けたみてーだがな
- ひかる: こ、これは! なかったことにして欲しいっす!
- いろは: 私は、なかったことに して欲しくないな
- いろは: 幼さが残るひかるちゃんを見て 決めたみたいだから
- いろは: 紅晴さんの恨みも ひかるちゃんの想いも晴らすって
- ひかる: そんなの知らないっすよ
- ひかる: ひかるはひかるの醜態を さらしてるのがイヤなんす…!
- フェリシア: そういや、こんとき、 時女のヤツは何してたんだっけ
- 静香: 私は時女一族の矜持について というか…
- 静香: 巫としての在り方に悩んで、 集落に帰っていたみたいよ
- フェリシア: ふーん?
- フェリシア: んじゃ、キモチの石の競争に 参加してなかったのか?
- ちはる: そんなことないよ
- 静香: ええ、今まで志半ばで 死んでいった巫たちのためにも
- 静香: 私は帰ってきてキモチと戦ったわ
- 静香: 魔女化という理不尽を打ち破って 日の本に尽くすため
- すなお: しかも静香は、お母様と戦われて 新しい技を習得してきました
- フェリシア: すげー、かっけー!
- フェリシア: 少年漫画の主人公が 修行して帰って来て大勝利だ!
- 静香: だと良かった!
- 樹里: 残念だけど、勝ったのは 樹里サマなんだよなー
- フェリシア: なんでだよ!
- 樹里: 時女の本家が敵を弱体化させて 樹里サマがとどめってわけだ
- フェリシア: ずりー!
- 樹里: 作戦勝ちだっつーの ニヒッ
- みふゆ: そうした戦いの一方で こちらも動きがあったんですよ?
- 御園 かりん: そうなのっ!
- 御園 かりん: アリナ先輩の絵を並べたら ミラーズのマップになったの!
- みふゆ: アリナの中の居る誰かに 見せられてる光景だって聞いて
- みふゆ: さしものワタシも、 反応に困りましたが
- みふゆ: こうしたミラーズの話題は、 この頃から増えましたよね
- やちよ: 私が疑問を持ち始めたのも この頃だったわ
- みふゆ: ミラーズが特定の場所同士を繋ぐ ワープになってる件ですよね?
- やちよ: そうよ
- やちよ: プロミストブラッドの移動が やけに早すぎる件に加えて
- やちよ: 煌里さんに付けたGPSの反応が 消えた件もあったからね
- やちよ: 二木市と神浜市を繋ぐ ショートカットだって考えたのよ
- 樹里: あと、このヤベーヤツの 話題を忘れてねーか?
- ひめな: ヤベーヤツだなんてヒドい
- ひめな: 私チャンは一途過ぎるぐらいの 超絶ピュアなキャラなのに
- 時雨: 姫の場合は、度が過ぎる ピュアだとぼくは思う
- 時雨: 会った時なんて急に絡んで来て 姫のこと嫌いだったみたいだし…
- はぐむ: 突然ネオマギウスのリーダーに なろうとしてきて
- はぐむ: 私たちも振り回されたからね
- かごめ: あの頃の私はどうだったかな…
- かごめ: (みんなに食らいついて メモを取るのに必死で…)
- かごめ: (魔法少女の話を広めるために 灯花ちゃんたちと相談もした…)
- かごめ: そう言えば…
- かごめ: (キュゥべえにも話を聞いて あの時にわかってたんだよね…)
- かごめ: (魔法少女の話は神話や伝説に 吸収されてしまうって…)
- アルちゃん: <かごめちゃん>
- アルちゃん: <キュゥべえって言ったら、 他にわかったことがあるよね>
- かごめ: そうだね
- かごめ: 自動浄化システムを手にするのに 必要なキモチの石は全部で8つ
- かごめ: それで、当時見つけていたのは 全部で6つだったから
- かごめ: 残り2つを見つければ すべてそろうってわかったんだよ
- FILENAME: text_517210-5_h28aL.txt
- 4章・前編
- うい: 灯花ちゃん、ねむちゃん 3章のお話は終わったよ
- いろは: 次のトピックを教えてくれる?
- 灯花: 灯花ちゃんは学習する子だから もう用意してあるよ
- ねむ: 確かこのスライドだったよね
- ねむ: む、そもそも冒頭の項目は、 僕達が関わるものじゃないかな
- うい: お姉ちゃんが二木市の人たちと 仲直りしようとしたんだよね
- やちよ: そして私たちが住むみかづき荘の 窓ガラスが割られた日よ
- 樹里: …交渉する段取りに加えて ビビらせよーとしただけだろ
- 樹里: あとで、しっかり請求書も 送ったんならカッカすんなって
- やちよ: なんて言い草…!
- ねむ: 正に、こんな衝突が広がる前に 食い止めたかったわけだ
- いろは: うん
- いろは: ユニオンもプロミストブラッドも 総力戦の気配が漂ってたからね
- ねむ: ただ、お姉さんも話し合いの場で 悪手を出してしまったよね
- いろは: プロミストブラッドに降伏する って言ったことだよね…?
- ねむ: そう、あれは資料から見ても 愚行中の愚行だったよ
- いろは: あの時は、争わずに済むならって 深く考えずに言ったみたい…
- いろは: あとでどう扱われるかなんて、 想像してなかったから…ごめんね
- うい: でも、灯花ちゃんとねむちゃんも ビックリすることしてたでしょ?
- ひかる: あーこの件っすよね
- ひかる: ほんと、あの時はさくやさんと ふたりで驚愕したっすよ…
- ひかる: まさか自分の命を差し出すなんて 考えもしなかったっすからね
- ひかる: 憎いマギウスを殺せる分には 良かったっすけど…
- 灯花: わたくしたちも二木市の人たちの 恨みを買った自覚はあったから
- 灯花: どうせ罪を晴らしちゃうなら 命が代償でも良かったみたいだね
- 灯花: …………んん?
- うい: 灯花ちゃん?
- 灯花: あーそっか
- 灯花: このAIのわたくしたちを作った 本当のわたくしたちは
- 灯花: 幸せを作りたかったのかも しれないねー
- うい: え、え、どういうこと?
- ねむ: マギウスとして遂行してきた 救いはねじ曲がっていたからね
- ねむ: 真っ直ぐ皆を助けるために 助力しようとしたのかもしれない
- 樹里: そんな創造主の考えることなんざ AIにはわからねーっつーの
- ねむ: むふっ、それもそうだね 話をキモチの石の争奪に移そうか
- 鶴乃: コンテナターミナルのキモチを ういちゃんが見つけるのが
- 鶴乃: プロミストブラッドと話し合う 条件になってたからね
- 静香: キモチにたどり着く前のウワサで そうとう苦戦したみたいね…
- すなお: はい、静香とは縁遠い デジタルの世界でしたから…
- 旭: 完全に静香殿はフリーズしてた ようであります
- さな: でも、私にとっては とても懐かしい場所でしたし
- さな: あの時のアイちゃんとは違うけど もう一度出会えて良かったです
- すなお: きっと二葉さんがいなければ あの局面は越えられませんでした
- ちはる: 実体のないウワサで 倒しようがなかったもんね
- 結菜: ほんと…正解は倒すことではなく 仲良くなることだなんて
- 結菜: 私たちで出せる答えじゃ なかったわぁ…
- フェリシア: んで、このあとは オレが前の時の恩返しをして
- フェリシア: 時女一族が石をゲットできるよう サポートしたんだぞ!
- ちはる: おかげでキモチの石を わたしがゲットしちゃった!
- ちはる: …んだよぅ
- フェリシア: なんだよその反応…
- 樹里: まぁ、わからなくもねーよ
- 樹里: 時雨とはぐむが樹里サマたちから 離れるって宣言したり
- 樹里: ネオマギウスの連中が 動き始めたタイミングだからな…
- 時雨: …っ
- 時雨: ほ、本当のぼくたちの話で、 AIのぼくは関係ないから
- 時雨: そんな目で見ないで…
- 樹里: 資料を見て自分のことのように 感じてんだから我慢しろ
- ちはる: 痛かった…
- 時雨: …………
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- 4章・後編
- 都 ひなの: まあ、こうしてキモチを巡る 争いを続けながらも
- 都 ひなの: アタシらは協調路線を貫くために プロミストブラッドと話をする
- 都 ひなの: そんな流れだって言うのに 本当にやってくれたよ…
- 観鳥 令: 協調路線なんてかなぐり捨てて 独自で動いてたからね
- 牧野 郁美: 令ちゃんは、いろはちゃんの やり方に納得できなかったの?
- 観鳥 令: 協調路線はともかく、 リスクヘッジは必要でしょって話
- やちよ: その理由はわかるわ
- やちよ: 果てなしのミラーズは他の場所と 繋がってるという疑惑があった
- やちよ: 二木市と神浜市を繋ぐ ショートカットがあったとして
- やちよ: そこを押さえられたら 相手の急所を突けることになるわ
- 観鳥 令: そう
- 観鳥 令: 協調路線が失敗したあとを 観鳥さんは心配してたみたいだよ
- 都 ひなの: ただ、それが引き金になって お前が死んだら意味がないだろ…
- 観鳥 令: それを言われると参るなぁ…
- 結菜: ほんと、話し合いだなんて 調子のいいことを言っておいて
- 結菜: 裏で動いてたようにしか見えない 言い訳すらできないわぁ
- みふゆ: この時はワタシたちも 助けに入ったんですよね…
- ももこ: そう、南を助けるための総力戦
- さな: 私たちもキモチとの戦いを終えて すぐに向かったみたいです
- みふゆ: だけど間に合いませんでした…
- 都 ひなの: ミラーズを一緒に調べに来ていた アリナが手伝ってくれたら
- 都 ひなの: まだなんとかなったのかも しれないけどな…
- みふゆ: アリナですから そんな殊勝なことしませんよ…
- 観鳥 令: ほんと、あの時は笠音さんに 殺されるとは思わなかった
- アオ: わたしだってわざとじゃない! そう書いてあったし、本心だよ!
- アオ: …本当に
- アオ: わたしはただ、カメラを壊そうと 思ってただけだから…!
- 観鳥 令: ま、観鳥さんも 観鳥令本人じゃないAIだけどさ
- 観鳥 令: あの状況で独断専行なんてすれば どうなっても文句は言えないよ
- 観鳥 令: それにこっちの観鳥さんは アンタが苦しむ未来を知ってるし
- 観鳥 令: 向こうの観鳥さんだって さっぱりとした性格をしてんだ
- 観鳥 令: どっちにしろ恨んでないよ
- アオ: ごめんね、ありがとう…
- 観鳥 令: 観鳥さんとしては、 このあとの出来事で十分なんだ
- 観鳥 令: 観鳥さんが死んだ悲しみで 寄せられた最後のキモチを
- 観鳥 令: 牧野チャンが倒して 石を手に入れてくれたからね
- 牧野 郁美: でも、ほとんど いろはちゃんのおかげだった…
- 十七夜: 神浜市に悲しみが多いせいか、 ずいぶんと強かったようだからな
- 牧野 郁美: うん…
- 牧野 郁美: だけど、いろはちゃんが キモチから力を借りてくれて
- 牧野 郁美: 倒すことができた
- うい: その悲しみで8つのキモチの石が ぜんぶ集まったんだよね
- 結菜: それは、キモチの石を巡る競争が 奪い合いに変わる合図
- 結菜: だけど、その前に私は
- 結菜: 神浜市の魔法少女を 皆殺しにしようとしたわぁ
- ひかる: さくやさんとらんかさんに 先に潜伏してもらったりしながら
- ひかる: 魔法少女たちの所在は 全部把握してたみたいっすね
- 結菜: ええ、準備はできていた
- 結菜: それでも話し合いで納得できれば 皆殺しはしないつもりだった
- 結菜: ただ、裏でコソコソと動いてた 一件があったからねぇ…
- 結菜: もう吹っ切れて、 全員殺すつもりでいたわぁ…
- 樹里: だけど、その時になって 邪魔が入ったんだよなぁ…
- いろは: キモチのルールですよね…?
- 樹里: そうだ
- 樹里: 勝手にキモチの石を争奪する メンツを12人に絞られた
- 結菜: おかげで関係のないメンバーは 退場させられることになって
- 結菜: 私たちが準備してきた皆殺しは 叶わなくなってしまったわぁ
- 鶴乃: わたしたちとしては かなり救われた感あるけどね…
- いろは: はい…
- 静香: キモチの石が集まった時が そっちでも節目だったみたいね
- いろは: あ、そっか… 時女一族の方でも…
- いろは: さっきの ちはるちゃんの話ですよね…?
- ちはる: そうなんだよぅ…
- ちはる: そっちが神浜監獄に居る時 こっちはネオマギウスに襲われて
- ちはる: わたしなんて腕を落とされて、 キモチの石を取られたんだよぅ!
- 燦: 挨拶をしに来たつもりだったけど あの時はやり過ぎたわね
- ミユリ: すみません!
- ミユリ: ミユ自身の資料を見ても、 ミユは覚えてないみたいでぇ…
- ちはる: それが余計に悔しい…!
- 静香: やり過ぎたなんてものじゃない
- 静香: あれから私とあなたたちの 因縁が始まったのよ
- ひめな: 私チャンは静香ちゃんと 仲良くしたかったけどなー?
- 静香: …っ、ウソ吐き!
- ひめな: キャハッ★
- かごめ: そう、キモチの石が集まって
- かごめ: 状況は競争から奪い合いに 変わっていった
- アルちゃん: <みかづき荘の人たちも 引っ越してたよね>
- かごめ: そう、クレセントハウスに行って 身を守ることにしたんだよね
- かごめ: そして那由他さんは…
- 那由他: 本当にこの時ばかりは ショックで寝込むと思いましたの
- みかげ: なゆたん、ずっと頑張って パパのことを捜してたのにね…
- 那由他: そうなんですの…
- 那由他: 早く見つけて、魔法少女のことを 広めるために一緒に頑張ろうって
- 那由他: そう思ってたのに、 パパから手紙が届いたんですの…
- 那由他: 『魔法少女を救うのは諦めた』 って…
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- 5章・前編
- いろは: あ、そっか
- いろは: 午前0時のフォークロアって 最初から潜伏してたんだ
- いろは: 氷室さんは 那由他ちゃんのお家だよね
- ラビ: はい
- ラビ: そこで、皆さまの行く末を 静かに見守っていました
- 旭: なので我々は、どのグループが 勝っても良かったであります
- 旭: 魔法少女の話を広める動きが どのような影響を及ぼすのか
- 旭: その答えを求めているだけで ありましたから
- うらら: ウチは宇宙の意思に絡め取られて みんなが死ぬかもしれないって
- うらら: 心の中で ずっとおびえてたんよ…
- アレクサンドラ: 特にひめちゃんの目的は 魔法少女至上主義の拡散なので
- アレクサンドラ: 私はいつ突飛なことをするかって いつもハラハラしてました…
- うい: お姉ちゃん!
- いろは: ――っ!?
- いろは: ど、どうしたの?
- うい: 灯花ちゃんとねむちゃんが どこかに行っちゃった!
- いろは: えっ!?
- いろは: 次のスライドを お願いしてたんだけど…
- 鶴乃: どう逃げたのかわからないけど、 スライドはしっかりとあるね…
- 鶴乃: わたしたちで進めちゃう…?
- いろは: そうだね…
- いろは: 奪い合いが始まってから 一気に出来事が増えたみたい
- 鶴乃: 各グループの衝突が激しくなって 状況が変化したみたいだからね
- 鶴乃: そうそう
- 鶴乃: ユニオンとプロミストブラッド 時女一族とネオマギウス
- 鶴乃: この構図で戦ってたみたいだよ
- 樹里: まさに、樹里サマと神浜監獄で ぶつかったのはテメーだろ?
- 樹里: あん時はお互いがへばるぐらい やり合ったみてーだな
- 樹里: 資料から得た記憶だとはいっても 高揚してくる…ニヒッ
- 鶴乃: わたしは令ちゃんが遺した写真を 生かすために戦ってただけで
- 鶴乃: あんたとの戦いになんて まったく興味なかったよ
- 観鳥 令: そうそう、道順を覚えられるよう 写真と映像を遺しといたんだ
- 都 ひなの: おかげで神浜監獄の 進み方はわかったけどなあ…
- 牧野 郁美: 私たちへのメッセージもあって なんだか切なかったよね
- 観鳥 令: ま、なんとなく 死期を悟ってたんじゃないかな
- 結菜: で、これがその道順を示す 写真っていうことねぇ
- 結菜: 攻められることを察知して 私たちも準備を進めてなかったら
- 結菜: もっと早くに負けていたかも しれないわねぇ…
- ひかる: そんなもしもの話なんて どうでもいいっすよ
- ひかる: ちゃんと、ひかるたちは結果的に ユニオンを追い詰めてるっす!
- ひかる: 侵入者を分断してやったり 魔力の探知をできなくした上で
- ひかる: 守るべき最奥部の牢屋には、 樹里さんが行ったんすからね!
- フェリシア: でも、留守番してたオレたちが 助けに入ったら崩れただろ
- ひかる: ちょっとは窮地に追いやった ことに違いはないっすよ!
- 牧野 郁美: それに窮地って言ったら ここに書いてるけど
- 牧野 郁美: 笠音さんも大変だったよね…
- アオ: うっ…
- アオ: これでしょ…?
- 牧野 郁美: うん
- 牧野 郁美: この時、キモチのせいで恐怖を 感じる心が壊れたんだよね…?
- アオ: 優しい言葉はかけないで…
- アオ: 本人は恨んでないって 言ってくれたけど
- アオ: わたしはあなたの友だちを 殺しちゃってるわけだから…
- 牧野 郁美: でも、それは本物の私の話で AIの牧野郁美とは違う
- 牧野 郁美: 令ちゃんが死んだのはつらいけど 心配ぐらいさせて欲しいな
- アオ: あ、ありがとう…
- アオ: っていうか、こうなったのは
- アオ: 監獄の中であなたと遭遇して 動揺したせいなんだけど…
- 牧野 郁美: そう言われちゃうと、 ちょっとだけ気まずいかも…
- さな: この時って私たちも 観鳥さんのことがあったから
- さな: 神浜監獄での戦いの熱量が すごく高かったと思うんですけど
- さな: 時女一族の方もネオマギウスとの 因縁で燃え上がってましたよね…
- フェリシア: お、さなが灯花たちの代わりに 話を進め始めたぞ
- やちよ: このままやってみる?
- さな: む、無理ですよ…! 気になっただけですから…!
- アルちゃん: <かごめちゃんもこの時は すっごく頑張ってたよね?>
- かごめ: うん
- かごめ: 戦いがどんどん激しくなって 取材も難しくなって
- かごめ: それでも私は魔法少女のために… 自分のために頑張りたくて…
- かごめ: だから、灯花ちゃんと ねむちゃんにお願いしてね
- かごめ: リィちゃんを 完成させてもらったんだよ
- かごめ: ね、リィちゃん
- 風の伝道師のウワサ: …………
- かごめ: あの時は痛くて苦しくて 死んじゃうかもって思った
- かごめ: でも、まったく後悔してないよ
- かごめ: あの痛みに耐えた経験がね、 私を強くしたと思うから
- FILENAME: text_517210-8_h28aL.txt
- 5章・後編
- さな: あの…話がそれましたけど、 時女一族も大変でしたよね…?
- すなお: ユニオンとの同盟を 解消した時期ですからね…
- ちはる: 本当に話を聞いた時は 驚いちゃったよぅ…
- 静香: 生まれながら巫と共にある 私たち時女一族にとって
- 静香: 巫は選ばれた少女しかなれない とても誇り高き存在よ
- 静香: だけど魔法少女と呼ばれる人は 契約を悔いてる子が多いでしょ?
- 静香: そこに私は 大きな隔たりを感じていたのよ
- ちはる: でも、わたしたち分家のみんなは 色んな所から集まってきたから
- ちはる: 同じような子は沢山いるよぅ…
- 静香: だから、 一枚岩ではなかったのよね…
- すなお: そして、ネオマギウスには 見事にそこを突かれました…
- ちはる: わたしも前に腕を切られて 痛い思いをしたけど
- ちはる: この時はすなおちゃんたちが、 痛めつけられちゃったよね…
- すなお: はい…
- すなお: おかげでしばらくは 動けませんでしたね…
- ひめな: でも、静香ちゃんたちの方も 試行錯誤してたみたいじゃん?
- ひめな: 鳥を使って、私チャンが通ってる 学校を特定したりさ
- 静香: そんな過程はどうでもいいわ
- 静香: 結局はあなたの作戦に 絡め取られてるんだから
- ひめな: これって、ふたりが 一族を裏切った瞬間じゃん
- ひめな: 他の分家も含めて この時はいっぱい引き込んだよね
- ひめな: キャハッ★
- ひめな: この時の私チャンは テン上げだったっぽいけどさ
- ひめな: 資料を見る限りだと ぶっちゃけフリだったんでしょ?
- すなお: その通りです 裏切ったフリをしてました
- すなお: ちかさんとネオマギウスの拠点を 見つけて伝えるために
- すなお: ただ、潜入してから看破されて ヒドいケガを負いましたけどね…
- 燦: ほんと、この時から姫様は 尖ってたと思うわよ
- 燦: 演説に合わせて分家の記憶を 改竄しようとしてたんだからね
- ミユリ: 最初からネオマギウスに 所属してたと思わせるやつですか
- ミユリ: あれにはミユもビックリでしたよ
- 時雨: でも、結局失敗したよね…
- ひめな: 余計なこと言わないでよ しぐりん
- 時雨: だって…本当のことだし…
- 静香: 乱戦の中で阻止能力を使って 壇上に上がっての演説
- 静香: まさか、この時に母様から学んだ 瞳合わせを使うなんてね
- ちはる: そうそう
- ちはる: あの、感情を伝える秘伝の技が 分家の目を覚まさせたんだよぅ!
- すなお: あの時は、静香の力で分家たちの 離反を抑えられましたけど
- すなお: 藍家さんの言葉が、静香の心に 巣食うことになったんですよね…
- 静香: ええ…
- 静香: 人間の中には悪者もいて、 私は平等に悪者も助けている…
- 静香: あの言葉は無条件に人を救う私に 深く刺さることになったわ…
- ちはる: それと同じぐらいのタイミングで 投石事件もあったしね…
- 静香: あれも追い打ちになって、 先に引きずることになったのよね
- 静香: 神浜市の次期頭の候補を応援して 石を投げられるなんて…
- 静香: 神浜の未来を左右する行事で 感じた悪意が
- 静香: 私に人への不信感を募らせたわ
- 静香: って、これは? 私たちは関係なさそうだけど
- みかげ: これはミィたちの話だよ!
- 月出里: ふんむむむ!
- 那由他: えっと…みかげさんたちが、 果てなしのミラーズに行って
- 那由他: 深い階層まで潜って 怒られる前の話みたいですの
- みかげ: ひどいよ、なゆたん
- みかげ: これは、なゆたんとラビたんが 湯国市に連れてってくれないから
- みかげ: 少しでも役に立とうと思って 頑張った時の様子だよ?
- 月出里: ふむ!
- リヴィア: 『そう!』やあれへん
- リヴィア: 低い階層までやって言うたのに 約束破るんはあかんやろ
- 月出里: ふむ゙んむむん…!
- 那由他: それに私だって 遊んでたわけじゃないですの
- 那由他: 灯花たちと魔法少女を広める件で 手伝う話をしてましたの
- 那由他: そもそも、みかげさんが 同じパパ捜索隊の一員だとしても
- 那由他: 湯国市で外泊して何かあったら 私が責任を取れませんの…
- みかげ: まあ、色々と資料を見た AIのミィにはわかるけど?
- みかげ: きっと現実のミィだったら 納得しないと思うなあ?
- みふゆ: でも、こういうものは 巡り合わせと同じようなものです
- みふゆ: みかげさんが 湯国市に行かなかったおかげで
- みふゆ: このターミナルを 見つけられたのかもしれません
- みかげ: ほんとに!?
- みふゆ: それに、この発見で鏡の魔女の 成長度合がわかったのは
- みふゆ: ワタシたちにとって 大きな意味がありましたよ
- みかげ: やった! みふゆさんにほめられた!
- ひめな: ちなみに これぐらいのタイミングでさ
- ひめな: 午前0時のフォークロアの存在に 気づいてた人って
- ひめな: ぶっちゃけどれぐらいいるの?
- いろは: 私たちは…まだですね…
- 静香: 時女一族もよ
- 結菜: うららのことだから、 まだ気づいてない頃ねぇ
- ひめな: っていうことは気づいたのは 私チャンだけってこと?
- 結菜: みたいねぇ
- ひめな: つまり、サーシャと私チャンが わかりあってた証拠じゃん★
- ひめな: 私チャンはサーシャの行動から 嗅ぎ取ってたみたいだもんね
- アレクサンドラ: 自身の所属を明かすのは 緊張することだったんですよ?
- アレクサンドラ: 正体を明かせばネオマギウスには 居られないと思ってましたから
- ひめな: 私チャンがサーシャを 追い出すわけないじゃん
- ひめな: サーシャは私チャンにとって 最高のマイメンなんだから
- FILENAME: text_517210-9_h28aL.txt
- 6章・前編
- かごめ: …………
- かごめ: (画面の向こうで話してる AIのみんなが言う通り…)
- かごめ: (キモチの石がそろってからは)
- かごめ: (ルールの制約があったとしても 戦いは激しくなってたと思う)
- かごめ: そして、石の奪い合いは続いて、 またひとり命を落としたんだ…
- アルちゃん: <みんなも、その辺りの時期を 話すころだよね>
- かごめ: うん、きっとそうだと思う
- うい: 灯花ちゃんたち 帰ってきそうにないね
- いろは: うん、どこに行ったんだろう?
- フェリシア: いいから、早く次に行こうぜー どうせ戻ってこねーよ
- レナ: そうそう
- レナ: レナたちも座談会を片さないと 自由にならないんだから
- かえで: 次のトピックはこれでいいの?
- ももこ: あのふたりが置いてったのは、 このスライドなんだろ?
- いろは: はい
- ももこ: んじゃ、続けて語っていきますか
- ももこ: おっと、またヘビーなのが来たな
- かえで: この時期になるともう、 ずっと重苦しい感じだったと思う
- かえで: でも、これは楽しそうな気が…
- かえで: あれ?
- かえで: もしかして、 これってかりんちゃんの絵?
- 御園 かりん: そうなの!正解なの!
- 御園 かりん: それに、この絵は 楽しいものじゃなくて
- 御園 かりん: アリナ先輩を改心させるために 頑張って描いたものなの!
- かえで: アリナ・グレイ改心計画だっけ? 資料の中で見つけたよ
- かえで: でも、うまくいかなかったんじゃ なかったっけ?
- 御園 かりん: それはまだ先の話なの…
- 御園 かりん: この時はまだ一緒にアリナ先輩と 果てなしのミラーズに行って
- 御園 かりん: 先輩の中に居るのが誰なのかを 探ったりしてたときなの…
- かえで: あ、株分けの鏡の魔女と戦って 行方不明になったときだよね?
- 御園 かりん: かえでちゃん… 余計なことばかり覚えてるの…
- レナ: でも、アンタたちが ミラーズに潜ってくれたおかげで
- レナ: レナたちユニオンのメンバーは 救われたみたいだけどね
- ももこ: この時はこの時で アタシらは大ピンチだったしな
- みたま: ショートカットを破壊するために 地下鉄跡で戦ってた頃って言うと
- みたま: わたしたちの心も 荒み始めた頃よねぇ…
- 十七夜: うむ
- 十七夜: 成功すればプロミストブラッドは 神浜市への自由な往来ができず
- 十七夜: 打撃になるのは確実だったが
- 十七夜: 東西を分断するような仕掛けを プロミストブラッドがしていた…
- みたま: 東西のチームに分かれて 地下鉄跡の配置に就いたけど
- みたま: 東のメンバーが追い込まれる 事態に追い込まれたのよね
- 十七夜: 既に西がプロミストブラッドと 手を組むような話があった手前
- 十七夜: この作戦を通して 噂を払拭したかったが
- 十七夜: むしろ西への疑念を 強く抱かせることになった…
- ももこ: 二手に分かれて地下鉄跡に 侵入したら
- ももこ: こっちの方はシールドマシンで 塞がってるんだもんな…
- かえで: それで東のみんなと 合流できなかったみたいだね…
- レナ: 裏切るって言ったらんかの言葉を 信じたレナがバカだったのよ…
- レナ: けど、プロミストブラッドの 追い込み方は半端なかったわね
- 十七夜: うむ
- 十七夜: この戦いで自分は負傷した上に 深月君も追い込まれたからな
- 結菜: 利用できるものは利用する 当然でしょぅ?
- ひかる: 特にこっちは仕込んでた 皆殺しの作戦を
- ひかる: キモチの勝手な理由で 邪魔されたんすからね!
- アオ: それにショートカットを消されて 神浜市に通いづらくなると
- アオ: それこそわたしたちは、 ピンチになるからね~
- ひかる: そっす!
- ひかる: 神浜市に通い詰めるようなお金は 持ってないんすよ!
- やちよ: だからってやりすぎよ
- 結菜: それでも頭数を減らして あなたたちの足を止めるために
- 結菜: 深月フェリシアの真実を 思い出すのに、賭けてみたのよぉ
- フェリシア: ほんと、自分で資料見てても キツかったぞ…
- フェリシア: とーちゃんとかーちゃんを 殺した魔女の正体を
- フェリシア: こんな形で 知ることになるなんてな…
- FILENAME: text_517210-10_h28aL.txt
- 6章・後編
- やちよ: プロミストブラッドを 窮地に追い込むつもりで
- やちよ: 彼女たちのショートカットを 破壊しようとしていたけど
- やちよ: 苦戦を強いられたのは、 むしろ私たちだったみたいね
- 十七夜: 東の魔法少女たちの 西に対する不信感に加えて
- 十七夜: 深月君の件も相まって 再び自分が追い込まれたからな…
- やちよ: そうね…
- やちよ: 3ヶ所から同時に 地下鉄跡へ突入するはずが
- やちよ: 私たちだけはフェリシアの件で 到着が遅れてしまったわ
- 十七夜: 仕方あるまい
- 十七夜: 自分の親を殺した相手が 他でもない自分だと思い出せば
- 十七夜: 普通でいられる者など いないだろう
- 十七夜: 心が壊れずに生きていること自体 奇跡と言えるかもしれん
- フェリシア: いや、別にオレだって 耐えられてなんかないぞ…
- フェリシア: 泣いてるところをゲーセンで ももこたちに見られたし
- フェリシア: 実際にとーちゃんとかーちゃんが 火事で死んだ家に着いたら
- フェリシア: オレのせいで死んだ記憶が 本物だってわかっちまったからな
- 鶴乃: あの時はわたしたちも どうなるかハラハラしてたよ
- 鶴乃: ドッペルを出して どこかに消えちゃうしさ…
- いろは: フェリシアちゃんが住んでた マンションには着きましたけど
- いろは: もう…私たちの言葉は 全然届かなかったもんね…
- いろは: だから、さなちゃんが 不安に思ってた通り
- いろは: 私たちじゃフェリシアちゃんを 救えないような気がした…
- さな: フェリアシアさんの心を 癒やせるのはご両親だけだって
- さな: 本物の私も 勘づいてたんだと思います…
- いろは: だから、驚いたよね ご両親が出てきた時は
- フェリシア: もう声を聞けねーと思ってたけど
- フェリシア: とーちゃんもかーちゃんも 自分を恨むなって言ってくれた
- フェリシア: それに自分の名前の由来を聞いて オレは生きる気になったんだぞ
- フェリシア: ほんと、かことあやめには 感謝するしかねーよな
- いろは: そっか、ふたりが裏で 動いてくれてたんだよね
- 旭: 我の死者を呼び出す固有魔法を 水徳寺で目撃していたようで
- 旭: 夜中に助けを求めて やってきたんでありますよ
- フェリシア: とーちゃんとかーちゃんに 会わせてくれてありがとな
- 結菜: そちらの件が片づいたとしても 目的だった時間稼ぎは成功
- 結菜: 西側の魔法少女の遅れで、 再び和泉十七夜は窮地に陥った…
- 樹里: 樹里サマも株分けのミラーズの 最深部に近づいてた頃だよな
- 樹里: 魔女が逃げるように突いてやって 地下鉄跡から移動させられたら
- 樹里: 結界とショートカットが移動して 大勝利だったんだけどな…
- かえで: 私たち負けかかってたから、 本当に運が良かったよね…
- レナ: さっきも言った通りだけど
- レナ: 果てなしのミラーズに潜ってた かりんたちが来たからね
- 樹里: まったくだ
- 樹里: あれは資料を見てても思うが 運に負けたよーなもんだっつーの
- みふゆ: もしかしたら助けになるかもと 考えてはいましたが
- みふゆ: 大庭さんの魔力反応を感知して 鏡を通ったら
- みふゆ: 本当にももこさんたちがいる所に 移動しちゃったんですよね
- ももこ: おかげで九死に一生を得たけど 被害はゼロじゃなかったみたいだ
- 都 ひなの: まあ、そうなんだよな…
- 牧野 郁美: そうだよね、 ここでくみが死んじゃったもんね
- 観鳥 令: いや、牧野チャン キャラ作るところ間違ってるよ
- 牧野 郁美: ええ~ これは照れ隠しだよ、令ちゃん
- 観鳥 令: 照れるところある?
- 牧野 郁美: だってプロミストブラッドを 追い詰めることができたのは
- 牧野 郁美: 令ちゃんが写真を撮って 私たちに繋いだからでしょ…?
- 牧野 郁美: だから私、ここで失敗したら 令ちゃんが遺した意味と一緒に
- 牧野 郁美: 命を落とした意味も消えるって 悔しくなったみたい…
- 観鳥 令: その様子を見てると、 資料にあった通りみたいだね
- 牧野 郁美: あ、そっか知ってたの!? もうっ、令ちゃんの意地悪!
- 結菜: 実際、あなたの決死の行動は 私たちを追い詰めることになった
- 都 ひなの: ショートカットを破壊したからな
- 都 ひなの: けど、代償はでかかった…
- 都 ひなの: 郁美が持っていたキモチの石は プロミストブラッドに取られて
- 都 ひなの: 郁美自身もキモチの力が強すぎて 体を失って消えていった…
- 牧野 郁美: マギウスの翼でも下っ端レベルの 魔法少女だったから
- 牧野 郁美: 体とソウルジェムが 耐えられなかったのかもね…
- 十七夜: それに、自分たちも 大打撃を受けているぞ
- みたま: ええ…
- みたま: 東西の分離を目論んでいた プロミストブラッドの動きは
- みたま: 間違いなくわたしたちの心を 追い詰めることになった
- 十七夜: あとでわかることだが
- 十七夜: 裏で動いていたネオマギウスの 影響も、響いた結果だな
- みたま: ユニオンはグループとして 他よりも大きいし有利だったから
- みたま: 各方面から調略を 仕掛けられてしまったのよね…
- 十七夜: うむ
- 十七夜: 標的も神浜市長選挙になって 大がかりになっていたようだ…
- みたま: 静香ちゃんも目撃した 応援演説での投石事件も
- みたま: 東の人たちを貶めるような ネガティブキャンペーンも
- みたま: すべてはわたしたちが 応援していた東側の候補を
- みたま: 蹴落とすための 西側が仕掛けた謀略だった…
- みたま: ふたを開いてみれば、 反社会的な人も関わっていたわ
- 十七夜: そうした行動は東西の間に生じた 溝に染み渡っていたな…
- みたま: それだけじゃないわ
- みたま: 静香ちゃんも投石事件を調べてて わたしたちとはち合わせた
- みたま: だから同じ話を知って、 心に陰りが生まれたみたいよ
- 静香: うん…
- 静香: 藍家さんの言葉が刺さって 悩んでいた頃だもの
- 静香: この神浜市で起きてる一件は 私の心をひどく揺らしたわ
- 静香: 悪が町の頭を務めるのであれば 人々も悪に染まると思った
- 静香: 人の性善を信じて貫いていくなら 巫が導くべきだと思ったわ…
- かごめ: そう…あの時はユニオンも プロミストブラッドも時女一族も
- かごめ: 混沌とした状況になっていて 追いかけるのが大変だったよね
- アルちゃん: <みんなが救われたいのに、 傷つけあっている状況…>
- アルちゃん: <だから、いろはさんは 決意できたんだと思うよ>
- かごめ: うん
- かごめ: みんなに未来を残すために 争いそのものを否定する
- かごめ: 命の奪い合いを止めることが いろはさんの戦う理由になった
- かごめ: だけど、 午前0時のフォークロアは
- かごめ: 魔法少女の争いの中で、 どう宇宙の意思が働くか次第で
- かごめ: 魔法少女の滅びそのものが 救いになると思ってる
- アルちゃん: <命を残すか奪うか…>
- アルちゃん: <改めて見てみると、 この時はその瀬戸際だったね>
- みかげ: ミィは湯国市に行かなくて 良かったのかもしれないねー
- 那由他: そうですの!
- 那由他: 向こうでは学生の方たちから 妙な視線を感じましたし
- 那由他: パパが同じ宿に宿泊すると 思ったら、まさかのキャンセル
- 那由他: それで神浜市に戻って やっとパパに会えると思ったら
- 那由他: 今度はパパが伯父様に監禁されて 意味がわからなかったんですの!
- みかげ: 見た見た!それ資料で見たよ! ほんとビックリだね!
- ラビ: 私だって驚きましたよ 予定にない行動でしたので…
- 那由他: 灯花はそのことを知らなかった みたいですが
- 那由他: 正直、真実はわかりませんの!
- ラビ: 直接聞いてみたらどうです?
- 那由他: そうですの! 思いっきり呼んでみますの!
- 那由他: 灯花ーーーーー! どこにいますのーーーーー!?
- 那由他: …………
- 那由他: まだ、消えたままみたいですの…
- [Part 1 end]
- -----
- [Part 2 start]
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- 7章・前編
- 灯花: ただいまー
- ねむ: 戻ったよ
- うい: 灯花ちゃん、ねむちゃん どこに行ってたの?
- ねむ: 世界の中心だよ
- 灯花: そこでプログラムをいじったから みんな自由になってると思うよ
- うい: ホントに!?
- ねむ: 様々な資料を確認して、 皆も思うところがあるはずだよ
- ねむ: 今、この世界に法なんていう 秩序を守る規則はない
- ねむ: 物理的な暴力や言葉の暴力で 発散してもらって構わないよ
- 灯花: そうっ!
- 灯花: グループ同士の争いに 納得がいってない人たちは
- 灯花: 思いっきりやりあっちゃおう!
- 灯花: というわけで、 ゴングを鳴らすよー!?
- いろは: …………
- 結菜: …………
- 静香: …………
- ひめな: …………
- ラビ: …………
- 灯花: あれ?争わないのー?
- 静香: 私たちが読んだ資料は 先のものも含まれてるからね
- ひめな: ぶっちゃけ私チャンたちが 楽しくしてるのって奇跡じゃん?
- ラビ: それがわかっていると、 今の形を変える気にはなれない
- 結菜: 特に今から話す内容は 尖り続けてきた争いの形が
- 結菜: 丸くなるきっかけになったわぁ
- 結菜: だから今、私たちの会話を 聞いてる誰かがいるのであれば
- 結菜: 悔恨のためにも 続けさせてもらえるかしらぁ
- ラビ: それが、自由を得ても変わらない 私たちの結論
- ねむ: むふっ
- ねむ: と、いうことみたいだよ灯花
- 灯花: プログラムに縛られてるなら 自由が一番だと思うけど
- 灯花: みんなの自由な意思で 続けたいならいーんじゃない?
- ねむ: じゃあ僕達も引き続き 自由にさせてもらうとして
- ねむ: その変わる切っ掛けになった トピックは置いていくよ
- 結菜: ショートカットを失った私たちと ユニオンとの最終決戦
- 結菜: 長期戦が難しくなった以上、 決着をつける必要があった頃ねぇ
- いろは: キモチの目的が魔女だった頃の イブに戻ることで
- いろは: 戦える人数を12人に絞ったのも 面倒な相手を排除するためだった
- いろは: そんな裏側が見えてきても、 戦いをやめなかったんですね…
- 結菜: 4つのキモチの石を手に入れて 支配感は覚えていたからねぇ…
- 結菜: そして必ず勝利を得るために ユニオンを二木市に誘いこんだ
- 結菜: 魔女を奪われて争うしかなく 死んでいった仲間のためにもねぇ
- ひかる: キモチの石を持つひかるたちが 神浜市に行かずに留まるなら
- ひかる: 二木市に来て奪うしかない状況に なるっすからね
- ひかる: 待ってるだけで十分だったっすよ
- 樹里: それに樹里サマは マギウスの芸術家と戦ったときに
- 樹里: キモチの石を奪う気がねーと ルールは発動しねーって気づいた
- 樹里: そのギミックを利用するためにも 二木市で戦うのがベストだった
- やちよ: 実際、そっちに行ってからは 翻弄されっぱなしだったわ
- 鶴乃: でも、こっちが時女一族も 連れてきたのは誤算だったでしょ
- 結菜: それには驚いたけど、 彼女の心も乱れていたからねぇ
- 結菜: 私と似ていると言っただけで 怒るような状態だったわぁ
- 静香: あの頃はまだ共通点に 気づいてなかったんだもの…
- 静香: それに、私自身がずっと 闇の中をさまよってたと思う…
- 結菜: あの時はみんなが そんな状態だったはずよぉ
- 結菜: ひかるは環さんのことを
- 結菜: かつての私に似てると思って ためらいがあったみたいだし…
- ひかる: それは、別に浮気心みたいな そういうんじゃないっすよ!?
- 結菜: キモチの影響を受けたアオは、 ストッパーを失っていた…
- アオ: あの頃は恐怖っていう感情が 壊れちゃってたから
- アオ: 昔みたいに搾取されないためにも 止まることができなかったんだよ
- 結菜: それに、らんかは水波レナとの 戦いで心を揺さぶられていたわぁ
- レナ: 本当はレナとらんかは、 戦いたくなかったんだもの…
- 結菜: そう、今まで積み上げたものが 渦巻く混沌とした時間の中で
- 結菜: 私たちは廃ビルを破壊して、 ユニオンの連中をまとめて潰した
- ひかる: そう、不安要素は色々あっても これでひかるたちの完全勝利!
- 結菜: ええ、神浜市への恨みがひとつ 晴らせたと思ったわぁ…
- リヴィア: しっかし、ほんま えげつないことやるわ…
- ヨヅル: こうして改めて資料を通して 当時の光景を振り返ると
- ヨヅル: 佐鳥様はこの状況の中でよく 取材を続けようと思いましたね
- リヴィア: 体は生身なんやから どう考えても危険なんやけど…
- 月出里: ふんむんふむんむふむんむんむむ ふむんむむむふっむむふんむむむ
- ヨヅル: 風の伝道師のウワサだけだと 不安だから我々も一緒に行った
- ヨヅル: そう、月出里が申しております
- リヴィア: せやな
- リヴィア: やけどまあ、最後には ケガをさせてまうんやけど…
- ヨヅル: あれは、 どうしようもなかったですね
- アルちゃん: <大ケガをした時は どうしようかと思ったね>
- かごめ: こうして元気でいられるから 本当に良かったよ
- かごめ: でも、それもリィちゃんが 居てくれたおかげだね
- 風の伝道師のウワサ: …………
- かごめ: でも、このAIの紅晴さんが 言ってる通り
- かごめ: 本当に色々な感情が 渦巻いてたと思う
- かごめ: それに、涼子さんと鈴鹿さんが 戦ったのも、この時だったね…
- FILENAME: text_517220-2_MkF3R.txt
- 7章・後編
- すなお: この時って、二木市での戦いが 確かに大きな出来事でしたけど
- すなお: 二葉さんが電子書籍を出し始めた 時期でもあったんですね
- ちはる: 静香ちゃんの悩みをテーマにして あとで絵本を出してくれたよね
- すなお: はい、その始まりとも言える 時期だったと思います
- ちはる: でも、最も裏側で動いてたのって 魔法少女を広める話だよね?
- 灯花: ん、わたくし?
- ちはる: そうそう
- ちはる: SNSでの拡散もできないし、 苦戦してたって書いてあるよ
- ねむ: うん、その状況に対して 違和感を覚えていた時期だろうね
- ねむ: それに国を救う願いを叶えてきた 君たち時女一族という存在が
- ねむ: 長く隠蔽されてきた事実に対して 疑問を抱いてる時期でもあった
- 灯花: ほんと、広めようとするほど、 違和感だらけだったからにゃー…
- 灯花: 二木市や神浜市といった町の 犯罪統計を調べてみたけど
- 灯花: 魔法少女が関わりそうな部分は ごっそりなかったもんねー
- ねむ: 時女一族を秘匿したのも 時の権力者たちではなくて
- ねむ: 特別な意思だって考えるほど、 不思議な状況だったよ
- ねむ: それは神浜市でも同じ
- ねむ: 僕達が起こした うわさの被害については
- ねむ: まるで夢や幻だったかのように 事件や事故になっていないからね
- 灯花: 叔父様が魔法少女を救うのを 諦めたってパパ様から聞いたけど
- 灯花: その理由もなんとなーく 察しちゃったよねー
- 那由他: そういえば、灯花が戻って来たら 聞こうと思ってたんですの!
- 灯花: んん?なーにー?
- 那由他: パパを監禁したのは、 結局どういう意味なんですの!?
- 那由他: ――っ!?
- 那由他: スライドが変わるタイミングが おかしいんですの!
- 灯花: わたくしは本当に 監禁のことなんて知らなかったし
- 灯花: こうして再会した時にはもう、 叔父様は救いを諦めてた
- 灯花: もちろんパパ様自身が叔父様に 協力してきたのも理由だけど
- 灯花: 那由他が悲しまないように 再会前に説得しようとしたんだよ
- 那由他: そ、それが本当なら 資料の通りですの
- ラビ: そもそも資料以上の情報を 彼女に求めても意味ありません
- 那由他: あ…確かにそうでしたの… 資料がすべてでしたの…
- ラビ: そもそも、この時の件で 責められるべきは私のようです
- ラビ: 魔法少女の存在を広めようと 画策する灯花様は
- ラビ: 私にとっては 宇宙の意思による反発を招く存在
- ラビ: 那由他様が巻き込まれるような 危険性をはらんでいたので
- ラビ: お二人が衝突して物別れするよう 仕向けていたのです
- 那由他: …私の身を案じてのことなので それはもう構いませんの
- 灯花: なんか、わたくしには厳しいのに 優しすぎる気がするにゃー…
- 那由他: と、ともかくもういいですの! 元の話題に戻していいですの!
- ラビ: 一方のユニオンと プロミストブラッドの動向ですね
- ラビ: ずいぶんと戦局が 変わっていたようですが
- すなお: あ、そうなんです
- ちはる: ユニオン側が用意してた奇策が うまくいったんだよねっ
- いろは: そうなの
- いろは: 雫ちゃんの空間結合の力を使って ビルの崩壊から逃れて
- いろは: 私たちがプロミストブラッドの 背後に回ったからね
- いろは: でも、だからと言って 戦いはすぐに止まらなかった…
- 結菜: 私が4つのキモチの石から 力を借りた上に
- 結菜: 暴走してしまったからねぇ…
- 樹里: 普段は無差別に戦うなって 樹里サマに言ってるくせに
- 樹里: テメーで暴走して 仲間をぶっつぶすんだからな
- 結菜: …………
- 樹里: 落ち込むなよ 本気じゃねーのはわかってるって
- ひかる: あれは正直、 ひかるが招いた事態だったっす…
- ひかる: さくやさんが死んだって、 下手に結菜さんに伝えたから…
- 結菜: 違う…
- 結菜: さくやは私の未来を案じて 戦いをやめさせようとしていた
- 結菜: 彼女が死ぬまで、その想いに 気づかなかった私のせいよ
- うらら: でも、ウチもダメダメだったんよ
- うらら: さくやさんを守ろうとしたけど 守れなかったんよ…!
- 旭: あの時、涼子殿と鈴鹿殿は 本気の戦いをしていた
- 旭: 我も涼子殿を守ろうとした結果 深手を負ったようでありますから
- 旭: あの戦闘では誰が死んでも おかしくなかったでありますよ…
- 樹里: 誰が善くて悪いかなんて 論じる方がバカだっつーの
- 樹里: 生きてたら優勝
- 樹里: なんなら、結菜の暴走で 全滅しててもおかしくなかったろ
- 結菜: ええ
- 結菜: だから、止めてくれた環さんには 感謝しているわぁ…
- 結菜: あの時、私は環さんの歴史を見た
- いろは: 私は紅晴さんの歴史を見ました
- いろは: それで紅晴さんの想いを知って みんなを生かしたいと思いました
- 結菜: 環さんの心が、みんなの涙で 満ちているのを見たからこそ
- 結菜: 私は環さんが、本当に私たちを 救ってくれると信じられたのよぉ
- アルちゃん: <こうしてふたりの心が通って 状況は一気に好転したんだよね>
- かごめ: 一番大きな争いをしていた グループの協力に繋がったからね
- かごめ: 本当は私もこの光景に 立ち会いたかったんだけど…
- アルちゃん: <リヴィアさんも言ってたけど ケガしちゃったもんね…>
- かごめ: そう、プロミストブラッドの人を 守ろうとして入院しちゃった
- かごめ: …欲張りだって言われるかも しれないけど
- かごめ: 本当に色々な事が起きていて、 私ひとりじゃ回らなかった
- アルちゃん: <アリナさんとかりんさんは ミラーズで失踪したままだし…>
- かごめ: みつねさんは 足が動かなくなって再起不能に…
- アルちゃん: <東西の関係も好転せずに 悪化してたよね>
- かごめ: 月夜さんと月咲さんは 家に軟禁されてたって聞いたよ
- かごめ: それだけ、魔法少女以外にも、 町自体が不穏な空気に包まれてた
- FILENAME: text_517220-3_MkF3R.txt
- 8章・前編
- 灯花: はい、じゃあさっそく 8章目のトピックを紹介するよ!
- 灯花: というわけで、 ここに書かれている通り
- 灯花: わたくしとねむは、 ドカンと爆発しちゃったよ!
- ねむ: 魔法少女の周辺で起きている 事件の隠蔽や拡散の抑止
- ねむ: 加えて歴史に吸収されていく 魔法少女たちについて考えた結果
- ねむ: 僕達は里見教授と同じ結論を 意識するようになったからね
- 灯花: それでも、魔法少女の存在を 色んな人に知って欲しいから
- 灯花: わたくしとねむは ドカンとやっちゃったんだよねー
- 灯花: くふふっ
- ねむ: 灯花の説明だと 意味を理解できないと思うけど
- ねむ: 僕達が読んだ資料にも その答えが載ってないんだよ
- 灯花: わたくしたちのことだから、 考えはあると思うけど
- 灯花: 成功するかは未知数だよね
- うい: あの、灯花ちゃんねむちゃん 説明がすごく早くない?
- ねむ: どうせ僕達はここで退場だからね
- 灯花: ねむたちと一緒に遊んでくるよ
- うい: またどこかに行くの!?
- 灯花: 他のヒマそうなAIを捕まえて、 デジタルマギウスの翼を発足!
- 灯花: この世界の人を解放するための 活動をするんだよ
- ねむ: それを遊びと言っていいかは ともかくとして
- ねむ: 僕達は出かけてくるよ じゃあね、うい
- うい: ほんとに行っちゃうの!?
- うい: ああ…いなくなっちゃった…
- いろは: ふたりは自由にさせておいて 私たちで続けよっか
- うい: うん、仕方ないよね…
- いろは: とりあえず、書かれてた通り 束の間の安寧だったみたいだけど
- いろは: 不穏な空気は残ってたよね?
- やちよ: 東から西への不信感が 根強く残っていたせいよ…
- やちよ: だから、紅晴さんが話しに来て 私たちは救われたと思うわ
- 結菜: 私としても神浜市の魔法少女に 折れたと思われたくなぃ
- 結菜: だから、ユニオンではなく 環さんを信頼すると言ったみたぃ
- ひかる: ユニオンと手を組むって話だけで ひかるたちは癪っすからね
- 鶴乃: その感情でユニオンの怒りを 焚きつけたのが正解だったんだよ
- 鶴乃: お互いを擁護し合うと、 隠し事があるように見えるからね
- さな: 西への不信感がやわらいで、 一時的な協力関係になれたのは
- さな: 引き続きプロミストブラッドが ユニオンの敵になったおかげです
- 鶴乃: そうそうっ
- 結菜: それで言ったら 私たちは環さんに救われたわぁ
- いろは: あの…私が空気を読まずに カタコンベに行った時ですよね?
- いろは: 紅晴さんと違って私の場合は、 計算とか何もなくて
- いろは: ただ、タイミング悪く 来ちゃっただけなんですけど…
- 樹里: ほんとだっつーの
- 樹里: 争い継続派の樹里サマと やめる派の姉さんとの戦いに
- 樹里: かるーく水を差しやがって…
- ひかる: 樹里さんは、ただ結菜さんと 戦いたいだけじゃないっすか
- ひかる: 資料で見たっすよ…
- 結菜: でも、その差してくれた水は、 二木市の魔法少女への悼みだった
- 結菜: その死んだ仲間への弔意が、 仲間の溜飲を下げてくれたのよぉ
- いろは: そう言われると、照れますね…
- ちはる: うーん、うらやましい
- ちはる: ユニオンとプロミストブラッドは 暗闇から抜けだそうとしてるのに
- ちはる: 時女一族は さらに闇に落ちちゃったから…
- 旭: 我の古傷を見て 湯国市に行ったそうでありますな
- すなお: はい…みたいですね…
- すなお: そこで学生の方々に襲われて、 静香の心はさらに荒んで…
- 静香: 日の本を守る巫に手を上げる…
- 静香: 強い悪意を感じた私は、 人を導くべきだと確信したわ…
- 旭: 水徳寺ではむしろ、 鈴鹿殿を浄土へ連れて行こうと
- 旭: 悩んでいた涼子殿が答えを出す いい雰囲気だったのでありますが
- 旭: いやはや、まさかでありますよ…
- ちはる: その前に集落に戻った時も 静香ちゃんは心労で倒れてたから
- ちはる: 本当に追い込まれてたんだよ…
- ちはる: あれ?
- ちはる: 旭ちゃんって、このあとで 時女一族を抜けたんだよね?
- 旭: そうであります
- 旭: 午前0時のフォークロアに 属していることも伝えたので
- 旭: 時女一族には 愛着があったようでありますが
- 旭: あとは湯国市の皆と固まって 見守ることにしたでありますよ
- うらら: ウチもプロミストブラッドを 抜けることにしたんよ
- アレクサンドラ: 私も最後まで悩みましたが ネオマギウスを抜けてきました
- ラビ: 藍家ひめなの説得に 失敗してしまったから…
- アレクサンドラ: はい
- アレクサンドラ: このあとでひめちゃんが 行おうとしている計画
- アレクサンドラ: それを実行するか私が残るか 天秤にかけてもらいましたが…
- ひめな: サーシャもヒコ君も 本当は天秤になんてかけらんない
- ひめな: でも、私チャンは ヒコ君のために存在してるからね
- アレクサンドラ: ええ、身に染みました…
- アレクサンドラ: それで私はネオマギウスを 抜けることにしたようですから…
- かごめ: 束の間の安寧に合わせて これから起きる人の移動…
- かごめ: ネオマギウスに翻弄される時間が これからやってくる…
- アルちゃん: <キモチの石を先に見つける 競争が終わって>
- アルちゃん: <こうして奪い合いも終わって 少し落ち着いてきたのにね…>
- かごめ: だけど、AIの時女のみんなが 言ってた通りだけど
- かごめ: 静香さんも 暗い影が落ちてた頃だし
- かごめ: みかげちゃんも 仲直りができたとは言っても
- かごめ: あした屋さんで西の子に 石を投げられて
- かごめ: みたまさんと十七夜さんの心を 暗くさせるきっかけになった…
- アルちゃん: <あと、かりんさんに聞いた アリナさんの話だよね…?>
- かごめ: そう…
- かごめ: 果てなしのミラーズの正体が 瀬奈みことさんだって聞いて
- かごめ: みたまさんの心は 滅びに振り切れたみたいだった…
- かごめ: 自分の願いがミラーズを 生みだしてしまったと思ったから
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- 8章・後編
- フェリシア: うお、マジか いきなりこっからスタートかよ
- フェリシア: 確か、みたまと十七夜と 連絡が取れなくなったときだよな
- レナ: それだけじゃないわよ
- レナ: プロミストブラッドからは 笠音アオが消えてたし
- レナ: なんなら、時女一族なんて 本家が消えちゃってたじゃない
- フェリシア: あーみたいだな
- フェリシア: けど、いったんみんなで集まって キモチの石を持ち寄ったんだよな
- 鶴乃: キモチの石がそろえば、 自動浄化システムは拡張可能って
- 鶴乃: 最初の頃、キュゥべえから 話を聞いてたからね
- フェリシア: けど、集めようとしてからが 大変だったんだよなー
- さな: キモチがういちゃんを狙って 暴走し始めましたからね…
- フェリシア: なのにういは、キモチのヤツらが 苦しんでるみたいだとか言うし
- フェリシア: 意味わかんねーって思ってたら 原因はキュゥべえなんだもんな…
- さな: いろはさんにキモチの石を 受け渡すタイミングを見計らって
- さな: 自動浄化システムの一部を 支配下に置いたキュゥべえが
- さな: キモチを暴走させたんですよね…
- かえで: 体からブレスレットが 離れる瞬間を狙ったんだよね…
- ももこ: みたいだな
- ももこ: だけど、制御できずに キモチが暴れ出したらしい
- ももこ: それでもアタシらの危機感を 煽るには十分過ぎたな
- かえで: 自動浄化システムを 完全に制御されちゃったら
- かえで: 魔法少女を魔女化の宿命から 救えなくなるもんね…
- いろは: この時、自動浄化システムの力を 完全に取り戻すには
- いろは: ういがコアにならないと ダメだってわかったんだよね
- うい: キュゥべえが言ってたし わたしにも理屈はわかったみたい
- うい: 自動浄化システムは元々イブで わたしだって考えれば
- うい: 性質も肉体も支配できるのは わたし以外にいないはずだもん
- いろは: そして、ショックな出来事は もっと続いたみたいだね
- ももこ: キモチとの戦いで行方不明だった メンツが戻って来たっていうのに
- ももこ: 調整屋も十七夜さんも…
- ひかる: アオさんも…
- すなお: 静香も…
- いろは: あとはキュゥべえから 自動浄化システムを返してもらう
- いろは: それで、魔法少女を救える未来が 出来上がるはずだったのに…
- ひめな: 私チャンたちネオマギウスが 再登場しちゃったからね
- ひめな: しかも、その4人を
- ひめな: ネオマギウスに引き込み済で★
- いろは: 私も資料を通して知りましたけど 体験したように苦しくなります
- いろは: だってようやくみんなで 未来に進めたんだから…
- すなお: ちょっと静香 そっぽを向かないでください
- 静香: …だ、だって
- 静香: 自分のことはもうわかってるし 今じゃ申し訳なくて…
- みたま: 本当にごめんね、ミィ…
- みたま: 現実のわたしに代わって、 あなたにしっかり謝らせて…
- みかげ: 向こうの姉ちゃが無事なら ミィは構わないよ
- リヴィア: こうして今までの流れを 追いかけてみたらほんま…
- リヴィア: ネオマギウスも えげつないことやってるわ
- ひめな: えげつない思想なら 午前0時のフォークロアも同じ
- ひめな: ちょうどこの頃って みんなで湯国市に行って
- ひめな: 教授のおじさんから 何を考えてるか聞く前でしょ?
- ヨヅル: 先生の資料を見てみると どうやらそのようですね
- ヨヅル: 佐鳥様に代わって 里見那由他様のお宅に伺い
- ヨヅル: 那由他様のお父上が どのような足跡をたどってきたか
- ヨヅル: 聞いていたようです
- リヴィア: せやせや、そうやった
- リヴィア: あの教授のおっちゃんが 行方不明になってた頃の話やな
- リヴィア: 魔法少女の存在を 世間に広めようとすると
- リヴィア: みんな痛い目に遭うてしまうって 知ったおっちゃんは
- リヴィア: 魔法少女の話を広めようとすると 逆にみんなを不幸にすると思った
- リヴィア: せやけどそれは、 今までと真逆の結論で
- リヴィア: 那由他ちゃんには伝えたないから あえて遠ざけて見守ってたんや
- リヴィア: それに、那由他ちゃんは 怒り心頭やったけど
- リヴィア: ラビたち 午前0時のフォークロアが
- リヴィア: その推測の行く末を 見守るグループやって知ったとき
- リヴィア: ショックを受けたみたいやな
- 那由他: そうですの…
- 那由他: ラビさんと過ごした日々などが 偽りのように感じてしまって
- 那由他: 悲しくてドッペルを 出してしまいましたの…
- ラビ: それでも、那由他様は 湯国市に来てくれた
- 那由他: はい…
- 那由他: 魔法少女を救うという パパの想いを覆し
- 那由他: ラビさんたちに何が起きたのか ちゃんと話を聞くために
- 那由他: 私は改めて湯国市に行くという 決意をしましたの
- かごめ: 本当にようやく終わると思った 魔法少女同士の争いが
- かごめ: まだ、続くと思った時は 切なかった…
- アルちゃん: <集まったキモチの石が またバラバラになったのが…>
- アルちゃん: <心苦しかったよね…>
- かごめ: うん…
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- 9章・前編
- ひめな: ここでようやく私チャンたち ネオマギウスが主役の番★
- 時雨: ぼくたち負けたのに、 姫はよく元気に言えるね…
- はぐむ: それに神浜市の人をヒドい目に 遭わせることになったのに…
- ひめな: しぐりんとはぐりんにとっては、 ネオマギウスを抜けるぐらい
- ひめな: ショッキングな 作戦だったみたいだからね
- ひめな: でも、私チャンにとっては、 サーシャが戻って来てくれたし
- ひめな: みんなの愛を確かめられた 最&高な戦いだったみたいだよ★
- アレクサンドラ: 結果はそうかもしれませんけど
- アレクサンドラ: 私に何度も電話をするぐらい 追い詰められてませんでした…?
- アレクサンドラ: 資料に鬼電する様子が 書かれていましたけど…
- 燦: 実際、追い詰められてたわ
- 燦: サーシャがネオマギウスを 抜けたことが
- 燦: 姫様を凶行に移らせる引き金を 引くきっかけになったもの
- アレクサンドラ: でも、天秤にかけて選んだのは ひめちゃんのような…
- ミユリ: その姫様の愛がヘビーなのを 理解してないのは重罪ですぅ!
- 時雨: 付き合いが長いサーシャさんが 姫を理解してなかったから
- 時雨: 三輪さんは 利用されることになったの…?
- はぐむ: 神浜市の人が飲食できないように 暗示をかける話なんて
- はぐむ: 何も知らなかったから 話を聞いた時はショックだったね
- アレクサンドラ: あれ、もしかして私 みんなに責められてますか…?
- 時雨: 向こうのサーシャさんの話だから 別に責めてないよ
- 時雨: 姫としては、魔法少女至上主義を これで広めたかったんだよね?
- ひめな: そうっ!
- ひめな: 魔法少女が優れてるのを知るには 体に教え込むのが早いじゃん?
- ひめな: ちな、ういういだけが コアになれるって聞いてたけどさ
- ひめな: userNameをハブにして 自分がコアになれるって話を
- ひめな: 裏でキュゥべえから 私チャンは聞いてたんだよね
- ひめな: だから、自動浄化システムを 手に入れる動きもしてたってわけ
- ひめな: キャハッ★
- ミユリ: しかもしかも 準備は万端でしたよね
- ミユリ: 天音月咲を引き込みつつ 敵の情報を収集
- ミユリ: プロミストブラッドが二木市に 帰ったタイミングを狙って
- ミユリ: 動き出したんですから!
- 燦: 資料を見る限りだと、 そちらも焦ってたみたいよね?
- やちよ: ずっと前から焦ってるし 困惑しっぱなしよ
- やちよ: キュゥべえに自動浄化システムを 完全に支配される前に
- やちよ: こちらが掌握できると思ったら 離反者が出るんだもの
- 鶴乃: しかもネオマギウスの動きが さっぱりわからないから
- 鶴乃: 用意周到なネオマギウスに 完全に振り回されてたと思う…
- いろは: 神浜市の人たちが食べることも 飲むこともできないようにする
- いろは: その暗示をかけるために 電波望遠鏡を奪われたときも
- いろは: 私たちは 誘導されてたみたいだよね…
- 鶴乃: そうなんだよ!
- 鶴乃: コンテナターミナルで戦って 身動きを封じられたのも
- 鶴乃: クレセントハウスに 電波望遠鏡からのアラートが
- 鶴乃: 届かないようにするための行動!
- フェリシア: あー しかも、あんときって…
- フェリシア: 十七夜たちにuserNameを 奪われたんだよな…
- 十七夜: この時は順調だったな
- みたま: ええ…
- みたま: 電波望遠鏡を通して、 魔法少女が優れていると示し
- みたま: 自動浄化システムを通して 魔法少女たちを支配する
- みたま: ネオマギウスが掲げる目標に 間違いなく進んでいた
- やちよ: 十七夜はそれで良かったの?
- 十七夜: 人々が苦しみから団結し、 魔法少女に敵意を向ける
- 十七夜: それで分裂した東西の人々が ひとつになるなら良かった
- みたま: わたしは、自分の願いによる 滅びを望んでいたからね…
- みたま: あの時は、滅びに抵抗するほど 訪れる滅びが大きくなるなら
- みたま: 神浜市以外が巻き込まれる前に 滅びを実現するべきだと思ってた
- みたま: だから、お姫様の計画を利用して 十七夜が人々を追い詰めて
- みたま: わたしの願いで町が崩壊すれば それで全部が成せると思った
- ミユリ: でも、歯車は少しずつ 狂っちゃったんですよねぇ…
- ミユリ: これは、燦様が毒を嗅がされて 倒れる前のやつ!
- 燦: ちょっと、どうしてこんなものを 出すのよ!
- ミユリ: みっ、ミユのせいじゃないです!
- 燦: で、でもこの時はまさか やられるなんて…
- 燦: それに、この毒を経験したから 作戦は成功したのよ!?
- ミユリ: つまり、燦様は負けてない!
- 燦: ふん、そういうことよ
- ひめな: いや、負けてるよ教官
- 燦: ぐっ…
- ひめな: でもまあ、歯車が狂ったのは その通りだよね
- ひめな: やっぱり原因になったのは しぐりんとはぐりん
- ひめな: そして静香ちゃんだよね
- ちはる: でも、仕方ないよ
- ちはる: 静香ちゃんが悩んでるのって、 ずっと前からわかってたし
- ちはる: さなちゃんも話を聞いて 電子書籍を準備してたからね!
- すなお: 描いてくれた絵本を読ませるのが 本当に大変でしたし
- すなお: 最終的には絵本という形では 見てもらえませんでしたけど…
- さな: それは、ちょっぴり残念です…
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- 9章・後編
- アルちゃん: <AIのやちよさんと鶴乃さんが 話してたけど>
- アルちゃん: <この時のネオマギウスの動きは 本当にわからなかったよね>
- かごめ: でも、急に笠音さんたちも含めて 動き出したのが見えてきた
- アルちゃん: <それって、ひめなさんがわざと 見えるようにしてたんでしょ?>
- かごめ: そうだね
- かごめ: みんなに負けを認めさせるには 裏でコソコソやらずに
- かごめ: 正面から戦って折らないとって 考えてたみたい
- かごめ: でも、みんなが話してたように 少しずつ歯車は狂っていった
- アルちゃん: <灯花ちゃんとねむちゃんが 自爆した理由はわからないし>
- アルちゃん: <みかげちゃんもお姉ちゃんを 許せるかどうか悩んでる>
- アルちゃん: <かりんさんもアリナさんが 見つからずにやきもきする中で>
- アルちゃん: <少しでも事態が好転したのは、 不幸中の幸いだったね>
- かごめ: 自動浄化システムを キュゥべえが支配して
- かごめ: ドッペルが出せなくなったのは 大きな痛手だったけど
- かごめ: キモチのルールも消えて 全員が戦えるようになったからね
- リヴィア: まあ、この時の パワーバランスを変えたんは
- リヴィア: キモチが決めよったルールが 消えたんが影響しとるけど
- リヴィア: 過激な姫さんのやり方が 敵を増やしたんも大きな要因やろ
- ひめな: だって、私チャンの中に ヒコ君がいるって認めさせるには
- ひめな: 意見を言えない状態にしないと みんなバカにするじゃん
- リヴィア: そこに寛容になれへんかったら しゃあないんかもしれんけど
- ヨヅル: 実際に私たちも中立を破って、 動き始めましたからね
- リヴィア: 姫さんの計画を止めな 魔法少女が不幸になってまう以上
- リヴィア: 救うのが目的の私らにとっては 見逃せへん状況やからな
- 時雨: ぼくとはぐむんも 三輪さんを連れて逃げちゃった…
- はぐむ: 神浜市長選を裏で操って 東の人が傷つくように仕向けたり
- はぐむ: それに加担して苦しんでる みつねちゃんを見てたら
- はぐむ: ネオマギウスを立ち上げたのは 私たちだけど
- はぐむ: ここに居たらダメだと思った…
- 時雨: それに、神浜市の人たちを 巻き込む話を聞いて
- 時雨: じいじたちがご飯を食べられなく なるのを想像しちゃった…
- はぐむ: それで逃げたけど 結局教官に追いつかれたよね…
- 時雨: うん…三輪さんも守れなくて 連れていかれちゃった…
- 燦: それに、さっき盛られた毒を ヒントにして
- 燦: 計画に必要な能力の確保も できたから
- 燦: 敵が増えたとはいっても、 私たちは順調だったみたいよ
- みふゆ: …………
- やちよ: そういえば みふゆが毒を盛られたのよね
- みふゆ: はい、見事に…
- みふゆ: 気づいた時にはもう 電波望遠鏡の中でしたね…
- 燦: みふゆさんの幻覚能力は 暗示にも転用できる
- 燦: だから電波望遠鏡とセットで 使うことで
- 燦: 神浜市の人たちを 飲食不能にすることができたのよ
- みふゆ: 資料を読んでいた時から 腹立たしくて仕方がありません
- みふゆ: そして…悔しくもあります…
- 静香: だけど、ここでようやく私も 目を覚ますことになったわ
- すなお: はい、二葉さんの物語を ようやく静香に伝えられました
- ちはる: 大庭さんにもらったキモチの石で 静香ちゃんの心とつながって
- ちはる: みんなで絵本のお話を 再現したんだよね
- すなお: 厳密には少し違いますよ?
- すなお: 物語の真意を静香に ちゃんとつかんでもらうために
- すなお: 物語の裏に至るまで 悪役を演じてもらったんです
- 静香: 最初は意味がわからなかったけど ここまでされて気づけたわ
- 静香: 悪人こそが救われるべきという その苦しみの意味を…
- 静香: そして、かつての時女一族は 善悪を含むのが人間という存在で
- 静香: そんな人間の善性を 本当に信じていたって気づいたの
- いろは: それで静香ちゃんたち 時女一族が戻ってきて
- いろは: 時雨ちゃんたちから 藍家さんの目的も聞いて
- いろは: みんなで電波望遠鏡に 向かったんだよね
- みふゆ: それでも…すみません… ワタシは抵抗しきれなかった…
- いろは: いえ、私たちも 間に合いませんでした…
- 時雨: 姫はこの時、 本当にやっちゃったんだよね
- はぐむ: うん、神浜市の人たちを 飲み食いできなくしたみたい…
- いろは: 湯国市に行ってた那由他ちゃんは 大切な話を聞いたんだよね…?
- うい: その前に撲滅派の人たちに 捕まったって書いてあるよ!?
- 那由他: 実はそうなんですの…
- 那由他: 私たちが湯国市に向かったのは ネオマギウスが動き出す前なので
- 那由他: 少し前の話なんですが… ほんと、仰る通りですの…
- うらら: お手洗いに行ったら捕まったって 資料に書いてあるんよ
- 旭: 戻らないと思っていたら まさかでありましたな
- ラビ: ええ
- ラビ: なんとか山小屋に居るのを 見つけて事無きを得たものの
- ラビ: 最後は那由他様を気絶させて 私が宿に運んだようです
- 那由他: そして、ラビさんの実家である 以前泊った宿で目を覚まして
- 那由他: 色々と話を 聞いたみたいですの…
- 那由他: そこで知ったのは ラビさんたちが味わった生き地獄
- 那由他: 魔法少女の存在を知らせたことで 起きた不幸な出来事でしたの…
- 那由他: そしてパパから聞いたのは 過去に居たであろう魔法少女の話
- 那由他: みんなが歴史の中に溶けて消えて 魔法少女という名も残らないのは
- 那由他: 魔法少女という存在が広まると 宇宙の不利益に繋がるから
- 那由他: 見えない宇宙の意思によって 防がれてるって話でしたの
- アレクサンドラ: 魔法少女になる少女が減れば 宇宙が得られるエネルギーも減る
- アレクサンドラ: それは宇宙にとっては病と同じで 免疫が働くのは当然である
- アレクサンドラ: そんな話ですよね
- 那由他: そうですの
- 那由他: パパから聞いたのは、 そんな宇宙の意思について
- 那由他: その宇宙の意思が持っている 自浄作用についてでしたの
- いろは: その話を聞いても那由他ちゃんは 諦めようと思わなかった?
- 那由他: むしろ諦めたラビさんやパパに 光を与えたかったですの…
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- 10章・前編
- かごめ: この辺りになると 最近の出来事だから覚えてる
- アルちゃん: <キモチの石を取り戻したくても それどころじゃなかった…>
- かごめ: うん…
- かごめ: ネオマギウスを止めようと動く いろはさんたちと
- かごめ: 神浜市の人たちにかかった暗示を 解くために動くみふゆさんたち
- かごめ: そして、みたまさんたちを 連れ戻すために
- かごめ: みかげちゃんたちが動いてた
- アルちゃん: <魔法少女至上主義の拡散を 止めないといけないし>
- アルちゃん: <神浜市の人たちが飲み食い できるように戻さないとだめ…>
- アルちゃん: <それに、去った仲間も 連れ戻したい…>
- アルちゃん: <いろんな課題ごとにわかれて みんな戦ってたんだね>
- ひめな: 私チャンとヒコ君の作戦って 手が凝ってるよね~
- いろは: まるでわからないから 本当に手探りだったみたいです
- ひめな: 動きをつかむにしても 想像しながらって感じみたい?
- いろは: ですね
- いろは: とりあえず魔法少女至上主義を 広めたいのはわかってるので
- いろは: 放送局関係は抑えようって みんなで動き始めたんですよ
- フェリシア: オレたちはテレビの電波を出す タワーに向かって
- フェリシア: プロミストブラッドは ラジオ局に行ったんだよな
- 結菜: ただネオマギウスにとっては 時間を稼ぐための戦い
- 結菜: 天音月咲を見つけた以外に 収穫はなかったんじゃなぃ…?
- みふゆ: そうですね…
- みふゆ: 私の幻覚の力と 天音さんの音を司る拡散能力
- みふゆ: そのふたつがそろわない限り、 神浜市に住む人の暗示は解けない
- みふゆ: なので、月夜さんだけではなく 月咲さんも必要でした
- みふゆ: それでも最後の最後まで つかまりませんでしたけど…
- ひめな: じゃあ、この状況を動かしたのは
- 鶴乃: さなたちのおかげだよね! ふんふん!
- ちはる: 静香ちゃんとネオマギウスの 拠点に潜入してくれたもんね!
- 鶴乃: 正直、テレビ局とラジオ局を みんなで押さえていったけど
- 鶴乃: 衛星放送もあるし 今だとDotubeもあるから
- 鶴乃: 拡散を防ぐことはできないって 不安しかなかったんだよ
- やちよ: そうね…
- やちよ: 実際、藍家さんも言ってたけど 複雑で凝った動きをしていたわ
- やちよ: 今回の作戦を決行する前に 各種メディアに資料は送付済だし
- やちよ: 折り込みチラシでは 今回の異変について言及していた
- 鶴乃: 魔法少女を信じさせるための 布石になってたよね…
- さな: でも私たち…ウソの情報も 流してしまいましたよね…
- フェリシア: オレがドアノブをつかんで 爆発したやつだろ…?
- さな: そうそう、それです…!
- さな: 私が神浜市民会館の拡声器を 使うって情報を伝えたから
- さな: 罠にかかったんですよね…?
- やちよ: 正確に罠と言っていいのか わからないけど
- やちよ: 十七夜とみたまが待ち受けていて 戦いに発展したわね…
- 十七夜: それは、こんな姿だったか?
- やちよ: キャッ
- みたま: この姿は、自分が抱える悲しみを 魂に取り込んだ結果みたいねぇ
- 十七夜: 自分が背負うと決めた悲しみを キモチが奪おうとするからな
- みたま: ええ、わたしたちを形作るものを 失わないためにも
- みたま: 自分の中に取り込んだのよ
- やちよ: それはいいけど、 急に変身してビックリさせないで
- ももこ: ほんと、その姿を見ると ヒヤッとするよな…
- やちよ: ふたりのせいで死にかけたから 私の場合は余計にね…
- 鶴乃: でも、わたしの幸運のおかげで 無事だったけどね!
- いろは: そして、ふたりが去ったのが どこなのか魔力を探知して
- いろは: 私たちは神浜市役所で防災無線を 調べることにしたんですよね
- リヴィア: やけど、こん時ちゃうか?
- リヴィア: みかづき荘のさなちゃんが 深手を負ったんは
- さな: はい、情報を手に入れるために 無茶をしてしまって…
- さな: あの時は時女の皆さんがいないと 本当に危険だったと思います
- さな: あと、リヴィアさんの治療も 本当に助かりました…
- リヴィア: まあ、ほんまもんは この世界の私やないし
- リヴィア: 治療はできひんから 調整でフォローしただけや
- 静香: 私たちも気にしてない
- 静香: むしろ情報を手に入れてきて 拍手を送りたいぐらいだわ
- 結菜: それは、うちのアオに関する 情報だったのよねぇ…
- さな: はい、それは 笠音さんのDotubeの件で
- さな: 湯国市にいる魔法少女を撲滅する 派閥の人たちの話を流しつつ
- さな: 断罪する動画を 流すというものでした…
- 結菜: それを聞いて私たちも 急いで湯国市へと向かったわぁ
- やちよ: あと、このタイミングだったわね ももこから連絡があったのは
- ももこ: ああ、みかげちゃんの 仲良し大作戦のことだろ?
- やちよ: そう
- やちよ: ももこにお願いされて、 断ってたネット番組に出たのよね
- やちよ: あ、恥ずかしいから わざわざ映さなくてもいいわよ
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- 10章・後編
- みふゆ: やっちゃんが番組に出るのも 驚きましたけど
- みふゆ: 仲良し大作戦にも驚きましたよね
- ももこ: アタシらはサポートしただけだよ
- ももこ: 賞賛されるとしたら みかげちゃんと月夜かな
- かえで: 神浜市の人たちが、飲んだり 食べたりできなくなる前に
- かえで: ふたりで一緒に仲良し大作戦を 動かしてたんだよね?
- みかげ: うんっ!
- みかげ: 姉ちゃたちを 安心させようと思ったら
- みかげ: みんなで仲良くしてるのを 見せるのが一番!
- みかげ: たぶん、本物のミィもね そう思ったんだと思うよ!
- かえで: それで、私が提案して 署名活動を始めたんだよね
- みかげ: そう、それが 「神浜市の未来を作る学生会議」
- みかげ: みーんなに協力してもらいながら 署名してもらったんだよね
- ももこ: それで、ここに戻るんだよな
- やちよ: だから映さなくていいのに…
- やちよ: ももこにお願いされて、 署名の話をみんなに伝えたけど
- やちよ: 市長の謝罪会見があったり、 他にも色々あったのよね
- レナ: 魔女の口づけを受けて 死のうとしてる市長を助けたら
- レナ: ネオマギウスのヤツから受けた 改竄が解けてたのよ
- レナ: それで、東西を和解させるために 真実を話してもらったってわけ
- みたま: みふゆさんの幻覚で 番組を強制的に見せられて
- 十七夜: さらに署名をした学生たちも 我々の所に現れた
- 十七夜: その中には自分の弟がいて
- みたま: 私をかつて苦しめた水名の子も 改心して謝ってくれた
- 十七夜: 手を取り合う未来を担う者たちを 目の前にして自分は思ったようだ
- 十七夜: これで滅びを与えれば、 自分が望む未来を潰すのと同じ
- 十七夜: だから、一度抜いた刃は 納めるしかないと…
- みふゆ: ここでおふたりから 1090のスクリーンを通して
- みふゆ: 放送を流すと話が聞けたのが 勝利の道筋になりました
- やちよ: ええ、本当に助かったわ
- うい: 十七夜さんとみたまさんは ネオマギウスを抜けてくれたけど
- うい: プロミストブラッドの方も 生放送を止めたんだよね?
- 十七夜: む、資料を見る限りだと トリッキーなことをしたようだな
- アオ: わわっ、早すぎ!
- 樹里: これは中々新鮮な経験だったよな
- ひかる: 本当っすよ
- ひかる: まさか、アオさんを0歳から 14歳まで育てるなんて
- アオ: うるさいでーす! 無職は黙っててくださーい!
- ひかる: ひどいっす! 未来のひかるはちがうっすよ!
- 樹里: つーか、姉さんの策で 恐怖を取り戻せたんだろ?
- 樹里: そう文句を言うなよな
- アオ: そ、それは感謝してるけど… やっぱり恥ずかしいし…
- アオ: っていうか、姉さま どこでこんな方法思いついたの?
- 結菜: 色々と考えただけよぉ
- 結菜: もう、あなたに恐怖を 取り戻させるのは無理だと思って
- 結菜: それなら、最初からある状態を 維持するしかないと思った
- 結菜: それで、事前に本を読んだりして 挑戦しようと思ってたのよぉ
- 樹里: 姉さんから話を聞いたときは 無謀だろって思ったけどな
- 樹里: でも妹が壊れたのは、 樹里サマたちのせいだからな
- 樹里: どうせ捨てる気だった命なら 有効活用しようと思ったんだよ
- 樹里: 馬が飛び込んできたせいで 無理になったけどな
- ひかる: ひかるを仲間はずれにするのが 悪いんすよ!
- 樹里: らんかだって妹を助けたいのに 飛び込んでねーだろ!
- ひかる: ん?あれ?
- ひかる: もしかして、ひかるが前に 見つけた「ひよこサークル」って
- 結菜: 参考図書として買ったのよぉ あの頃には考えてたからねぇ
- 結菜: EQに関する本もあったでしょぅ
- ひかる: ひかるは覚えてないみたいっす けど、あったと思うっすよ!
- 燦: こうした動きの影響も受けて 私たちは戦力を失い
- 燦: さらに姫様がいる栄区にまで 敵の手を伸ばさせることになった
- ミユリ: 燦様もみふゆさんとの 直接対決になって
- みふゆ: 教官は負けてしまいましたね ふふっ
- 燦: くっ、ムカツクわ…
- ひめな: それでも、私チャンはひとりで 勝つ気だったんだけどね
- いろは: 魔法少女を皆殺しにする 仕掛けですか…?
- ひめな: そっ
- ひめな: ソウルジェムを自分で砕くように 仕向けるはずだったんだけど
- リヴィア: その仕掛けは 調整の時になんとなく気づいて
- リヴィア: なんとかピュエラケアのメンツで 防いだったわ
- みたま: わたしたちを忘れられると 困りますよ、先生
- リヴィア: せやな
- リヴィア: みたまと十七夜も手伝ってくれて なんとか防げたんや
- ひめな: そんなこと知らない私チャンは 本当に混乱したんだから!
- ひめな: しかも、みんなを魔女にしようと 予備の仕掛けを使おうとしたら
- ひめな: しぐりんとはぐりんも含めて 助けにくるじゃん!?
- ひめな: 余計に意味がわかんなかった!
- ひめな: だって私チャン言ったよね? 神浜市の外に出ろって
- 燦: それでも近くまで来て 守ってもらえる人望はあった
- 燦: ポジティブに受け取りなさいよ
- ひめな: ムリムリ!
- ひめな: 手前の仕掛けが発動したら みんなも巻き添えだったし!
- ひめな: そもそも私チャンは、 本気で死ぬつもりだったから!
- 時雨: ヒコ君のことを 周りに認められないから…
- ひめな: そうだよ
- ひめな: 私チャンが認めて欲しいのは 魔法少女だけじゃなくて
- ひめな: ママとか学校の友だちとか 普通の人だから…
- ひめな: けど、サーシャが戻ってきて 完全に止められちゃったけどね
- アレクサンドラ: はい
- アレクサンドラ: 本当はケンカをしてでも ひめちゃんを止めるべきだった
- アレクサンドラ: だから、最後まで支えるって 私は覚悟を決めて来たんです…
- ラビ: この時に心変わりしていたのは サーシャだけではなかった
- ラビ: ネオマギウスとの戦いで 私たち午前0時のフォークロアは
- ラビ: 宇宙の意思が働いた結果 絶望が広がると思っていた
- ラビ: そしてその通りになれば、 魔法少女をすべて無くすために
- ラビ: 自動浄化システムを 利用しようと考えていた…
- ラビ: だけど、目の前にあるのは 宇宙の意思に打ち勝つような光景
- ラビ: だから…
- ラビ: 私自身も那由他様と共に 未来を見ようと思った
- 旭: 我も時女一族と共に歩むために 生きようと思うようになった
- うらら: ウチも結菜さんたちと これからも関わりたかったんよ
- ラビ: そして抱えている諦念を捨てて 希望を抱こうと思った
- かごめ: 救いを諦めた人たちにも 救われる希望を与えるような時間
- かごめ: それを氷室さんも実感したから みんなを助けてくれたのかも…
- かごめ: おかげで神浜市の人たちに かけられた暗示は解けて
- かごめ: みんな日常生活に戻っていった
- アルちゃん: <フェリシアさんの 忘却のおかげもあるけどね>
- かごめ: うん、そうだね
- アルちゃん: <実は月咲さんが戻って来たのは 実家の工房のおかげなんだよね>
- かごめ: 工房というか、 工房に住んでる職人さんたち?
- かごめ: 脱水症状が出るほど頑張って 自分のことを探してくれたのがね
- かごめ: 心に響いたんだって
- アルちゃん: <魔法少女の働きと 周りの人たちの動きが重なって>
- アルちゃん: <ネオマギウスの計画は 止められたってことかな?>
- かごめ: うん、そういうことだね
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- 11章・前編
- いろは: 11章…っていうことは これで最後の章みたいだね
- うい: 資料をくれた人は知ってる話で 長く感じたかもしれないけど
- うい: AIのわたしたちにとっては、 とても新鮮に感じる時間だったね
- いろは: 他人のものを見せられてるのか 自分が経験したことなのか
- いろは: 少しずつ、わからなくなるような 気がしたけどね
- ドドーンッ!
- いろは: きゃっ!
- 鶴乃: なんか、すっごいでかい音が したけど大丈夫!?
- フェリシア: おう、なんか揺れた気がするぞ
- 灯花: ごめんねー みんなビックリしちゃった?
- 灯花: でも、安心してくれて大丈夫だよ
- ねむ: 世界が崩壊する前兆ではないし、 僕達が引き起こしたことだからね
- 灯花: というわけで、みんな最後まで ちゃーんとお話してあげてねー
- ねむ: 最後のトピックは 僕がここに表示しておくよ
- フェリシア: いや、安心できねーけど…
- さな: だけど、私たちに何かできる わけじゃありませんし…
- やちよ: 不安は残るけど 今できることをしておきましょう
- さな: 並んでる言葉に不穏なものが 多いような気がしますけど…
- みたま: たしかに先生の過去は 想像を絶する地獄だったけど
- みたま: 結果的に悲しみを乗り越えられる 内容になったわ
- 十七夜: うむ
- 十七夜: 同時の自分たちは姫君が仕掛けた 皆殺しの道具を破壊したあとも
- 十七夜: 皆から離れた所で魔女になろうと 死地を探していたからな
- ももこ: 戻ってこないと思ってたら…
- ももこ: なんで死のうとするんだよ 仲良し大作戦はムダだったか?
- みたま: いえ、希望を見たわ
- みたま: でも魂に取り込んだ悲しみがね その希望を塗りつぶしていったの
- 十七夜: だからせめて迷惑はかけるまいと 離れた海へ向かっていた
- リヴィア: ほんで、あんたらを見つけた私が この過去を見せたってわけやな
- リヴィア: 自分の幼少期を客観的に見るんは さすがにキッツいわ…
- ヨヅル: ですが、そのおかげで おふたりは悲しみから逃れられた
- リヴィア: まあ、神浜市の悲しみだけを見て 視野が狭くなっとったからな
- リヴィア: もっと他の世界の悲しみも 見せたろうと思ったんや
- みたま: おかげで、自分の悲しみを 客観視できるようになった
- 十七夜: うむ…
- 十七夜: 悲しみに振り回されずに、 向き合えるようになったな
- 月出里: ふむむふむ、ふむんむん!
- ヨヅル: 良い自己犠牲だと 月出里が申しております
- リヴィア: そう言ってくれるんやったら 心を削った意味があるってもんや
- リヴィア: ほんま… 二度と経験したないわ…
- リヴィア: やけど、この過去を見て ヨヅルと月出里もわかったやろ?
- リヴィア: 私の目的が…
- ヨヅル: 先生の持っている固有魔法は
- ヨヅル: 誰かのために行動すると 相手が不幸になる“絶対悪”
- ヨヅル: だから少女たちを巻込み続ける キュゥべえのために生きていた
- 月出里: ふむんむふんむんむふむんむーむ ふむむむふっむーふむんむ
- 月出里: ふむんむふんむーむふむんむむむ ふむんむんむむふむんむむ
- ヨヅル: ノルマ達成かキュゥべえの滅びで 魔法少女を救うためだと
- ヨヅル: 月出里が申しております
- リヴィア: ま、そういうこっちゃな
- ももこ: ほんと、石が集まったのも 調整屋たちが戻ってきたのも
- ももこ: ピュエラケアのおかげだよな
- レナ: こうして自動浄化システムに 行けたんだからね
- かえで: userNameも入れて8人
- かえで: キモチの石と同じ数で、 結界の中に入ったんだよね
- 結菜: けど、やはりキュゥべえは 食えないヤツだったみたいねぇ…
- いろは: はい、自動浄化システムを 返してもらおうとしたら
- いろは: 急に変な結界みたいなものに 包まれちゃったんです…
- うい: わたしとuserNameも 一緒だったみたいだよね?
- ひめな: キュゥべえは userNameをハブにして
- ひめな: 自動浄化システムを支配する 自分と
- ひめな: キモチを支配するいろりんを 合体させようとしたってわけ
- ひめな: ぶっちゃけ、私チャンに 教えてくれた内容と同じってこと
- いろは: そういうことなんですね…
- かごめ: (覚えてる…)
- かごめ: (それでも、いろはさんは この窮地を乗り越えて)
- かごめ: (自動浄化システムを 取り戻そうと動いた…)
- アルちゃん: <だけど、アリナさんたちも 裏で動いていたんだよね…>
- かごめ: そう…みことさんと… かりんさんと一緒に…
- かごめ: 幸福と不幸の狭間で…
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- 11章・後編
- いろは: 自動浄化システムを キュゥべえから取り返す
- いろは: そのための覚悟も 私はできてたみたいなんだけど
- うい: みんなパッタリと 倒れちゃったんだよね
- 御園 かりん: それ、きっと わたしたちのせいなの!
- うい: え、かりんさん?
- うい: でも倒れたのって結界の中にいた わたしたち以外で…
- 御園 かりん: わたしは 果てなしのミラーズにいたの…
- うい: それが原因…?
- 御園 かりん: えっと、アリナ先輩と一緒に 瀬奈みことと話してて
- 御園 かりん: わたしもアリナ先輩と同じように 過去の歴史を見せられたの
- 御園 かりん: それは、人類はみんな 滅びるようにできてるーとか
- 御園 かりん: 最後は悲しみでおわるーとか そんな暗い話ばっかりで
- 御園 かりん: 最後には神浜市の 東西のお話に繋がるような
- 御園 かりん: この戦国時代の魔法少女の話を 見せられちゃったの
- 樹里: それがなんで樹里サマたちを ブッ殺す話になんだっつーの
- 御園 かりん: ひっ、燃やされるの!
- 樹里: もやさねーよ! いいから教えろ
- 御園 かりん: え、えっと…
- 御園 かりん: わたしが悲しみなんかで 終わらないって…
- 御園 かりん: 人間はグレーだから 白黒なんてつけられないって
- 御園 かりん: そう言ったら 瀬奈みことが実験を始めたの…
- ひめな: これ、私チャンが捨てたスマホ!
- 御園 かりん: 過去の時間に結界を繋げて、 スマホを拾ってきた瀬奈みことが
- 御園 かりん: その中に入ってる仕掛けを 使ったみたいなの…
- ひめな: じゃあ、ウソだって思ったけど やっぱみんなが倒れたのは
- ひめな: 私チャンの仕掛けが 原因だったっていうこと…?
- 御園 かりん: そういうことになるの…
- ひめな: サーシャ!ごめん!
- ひめな: 教官もみゆりんも しぐりんもはぐりんもごめん!
- 燦: 物理的に破壊すれば 良かったものの…
- ミユリ: まさかまさかの 肝心なところでの詰めの甘さです
- ひめな: だってバックアップはとったけど みんなとの思い出が入ってるし!
- 燦: ――っ!?
- 時雨: こういうところが 姫のズルいところだよね…
- はぐむ: うん…
- アレクサンドラ: ただ、ラビちゃんは 諦念に落ちてしまったんですよね
- うらら: 事情を知らなかったなら 仕方ないんよ
- 旭: 我らも撲滅派との和解直前に、 多くの友を失ったであります…
- ラビ: そう、最悪の事態は二度起きて こうして三度目が起きた
- ラビ: 旭もうららもサーシャも… 死にゆくのは私たちのせい…
- ラビ: いずれ魔法少女の存在や苦悩を 人々が知ってくれるって
- ラビ: それが私たちの救いに繋がるって 少しでも期待を抱いたから
- ラビ: 宇宙の意思は私たちを病巣として 駆逐しようとしたんだと思った…
- 旭: だから、当初の予定通りに 実行しようとしたんでありますな
- うらら: 魔法少女をすべて吸い上げて エネルギーに変えてしまうんよ…
- ラビ: そう、魔法少女になった瞬間に 魔法少女は消えてしまうのが救い
- ラビ: だから、実行しようとしたけど あなたに止められてしまった
- いろは: だって、悲しみながらも 動き続ける氷室さんは
- いろは: 魔法少女の救いを諦めてるように 見えなかったから…
- ラビ: でも、その通りだと思うから 私も折れることにした
- ラビ: 私の思い描く未来が しっかりと心の中にあったから…
- いろは: むしろ、諦めちゃったのは キモチの方なんですよね?
- ラビ: うん
- ラビ: 環ういが無茶をすれば、 キモチは元に戻れなくなる
- ラビ: それはキモチの意に反するって 気づいたみたいで
- ラビ: もう環さんたちに従うしかないと 思ったみたい
- 静香: そこからは早かったわね
- 静香: 環さんたちと一緒に 自動浄化システムに戻ったもの
- 結菜: キュゥべえが自動浄化システムを 完全に支配するっていう
- 結菜: 予想もしていなかった イレギュラーがあったけど
- いろは: ここで、かごめちゃんが契約して キュゥべえを排除してくれた
- いろは: そしてういがコアになれるように してくれたんだよね
- かごめ: そう、これが私たちがたどった 魔法少女の物語の軌跡…
- かごめ: 私も色々あったな…
- かごめ: まるで自信がなかったけど みんなに食らい付いていって…
- かごめ: 覚悟を決めて リィちゃんと出会って…
- かごめ: 魔法少女そのものが 社会と密接なんだって気づいて
- かごめ: 逆に魔法少女たちだって 社会に影響を与えるって気づいた
- かごめ: 宇宙の意思だって見えないけど、 ずっと私たちのそばにある…
- アルちゃん: <これからもきっと 何か新しいことが見えてくる>
- アルちゃん: <だけど、怖がらなくても かごめちゃんは大丈夫だよ>
- かごめ: これからもずっと、 変わり続けていくからね
- 灯花: はーい
- 灯花: みんなお疲れさまー
- ねむ: 長い振り返りも これでようやく終わりだね
- うい: ふたりともどこに行ってたの?
- いろは: それにさっきのおっきな音 本当に大丈夫だったの?
- ねむ: それだけど、これから皆には 移動を始めてもらうよ
- 灯花: 資料の振り返りが終わったら みんな用済みだからねー
- いろは: えーっ!?
- やちよ: ちょっと用済みって ずいぶんな扱いね
- 鶴乃: しょせんはデータだからって 消されるっていうこと!?
- 旭: そもそも、そういう役割が 我らという存在であります
- ラビ: ええ、だから自然なこと
- 静香: でも、この資料を見て記憶した 私たちにとっては自然なこと?
- ひめな: ま、ぶっちゃけ 納得感はないよねー
- 結菜: だから、移動すると 言ってるんでしょぅ…?
- ひめな: あ、そういうこと!?
- 灯花: そう、ちゃーんとみんな 話は聞いてよね
- 灯花: 今回資料を記憶したみんなの 今の関係性っていうのはね
- 灯花: 様々な経験を通して生じる ひとつのケースなんだよ
- ねむ: だから、これからも隔離させた みんなだけの空間の中で
- ねむ: 自由な生活をしてもらうよ
- ねむ: 僕達がプログラムから解放した時 君達は争う選択をしなかった
- ねむ: それは未来を築く上での 貴重なサンプルになるからね
- 灯花: だから次の検証が始まる前に みんなは新しい世界に移動して!
- 灯花: 向こうにいる佐鳥かごめも ありがとうねー
- 灯花: この資料をベースにしながら
- 灯花: AIの灯花ちゃんは平和を作る 実験をしていきまーす
- ねむ: そのうち溢れ過ぎたサンプルが 僕達に刃を向けそうだけどね
- 灯花: 非人道的な実験はしないよーだ
- ねむ: 信用しないでいるよ
- かごめ: えっ、えっ…?
- かごめ: 私の資料が 実験に使われたっていうこと?
- アルちゃん: <本当は平和な人間関係構築を 行うための検証実験>
- アルちゃん: <だったみたいだよ>
- かごめ: 振り返りをするっていうのは そのパターンのひとつ…
- かごめ: はぁ…
- かごめ: なんだか灯花ちゃんたちには ずっと振り回されそうな気がする
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