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- レア:
- 母さえ復活すれば、私は自分が失ったものを
- すべて取り戻せると……そう思ったのです。
- レア:
- 私は人の体を造り、その体内に紋章石を
- 埋め込むことで母を蘇らせようとしました。
- レア:
- 苦心の末に作り上げた12番目の少女……
- 彼女もまた、失敗でした。
- レア:
- 神祖の意識を宿さぬまま、彼女は成長し、
- セイロス騎士団の団長と恋に落ちました。
- レア:
- やがて彼女は身ごもりましたが、
- 母子ともに出産に耐えられなかった……。
- レア:
- 産まれた赤子は息をしておらず、
- 彼女もまた、とても危険な状態でした。
- レア:
- 彼女は私に、自身の中にある神祖の紋章石を
- 赤子に移すよう懇願しました。
- レア:
- 何もしなければ母子ともに命を落とすのみ。
- ……私は、彼女の願いを受け入れました。
- レア;
- そうして息を吹き返した赤子が……
- ベレス、あなたです。
- >そんな……
- レア:
- かつて、あなたの父……ジェラルトの命を、
- 私の血の力で救ったことがあります。
- レア:
- つまりあなたは、神祖の紋章石で生を得た
- 母親と、私の血を与えたジェラルトの子。
- レア:
- 私には予感がありました。あなたならば、
- その体に神祖の意識を宿すだろうと。
- レア:
- 予感は当たりました。……なのに神祖は、
- その力のみをあなたに託して、消えた……。
- レア:
- 私の悲願は叶いませんでした……。
- ですが、私の前にはあなたが残った。
- レア:
- 神祖の力を継いだ、あなたが……
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