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- EPISODE 155
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(4月7日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- いよいよ第4シーズン突入。ネタは少なめでしたが、ギャグがよく決まっていて、子供と一緒に普通にゲラゲラ笑ってしまいました。土曜日は朝から「精霊の守り人」(凄い!)とかヘビーなファンタジーが連続してるので、時間帯変更して、ちょうど良いところにちょうど良い番組が入ったように思います。
- Aパート
- ○ 「ケロロ小隊歌」に合わせて出る小隊のシルエットにかぶる「ぐぽーん」という音と字幕は、第2シーズン初回、第52話Aパート「ケロロ 再び大地に立つ! であります」冒頭の冬樹の部屋への侵入シーンで、ザクスーツのモノアイが光るところに使われたものと同様。で、この音は、「機動戦士ガンダム」劇場版第1作(特別編でない方のオリジナル版)冒頭の、サイド7へ侵入するザクのモノアイに付けられた効果音が元ネタ。ちなみに、このカットの効果音は、TV版=無音、劇場版(オリジナル版)=ぐぽーん、劇場版特別編=飛翔音、と全て異なる。
- ○ 軍曹の「というふうに、小さなところからこつこつと侵略するのであります」は、西川きよしのモットー「小さなことからこつこつと」から。
- ○ 学園下から現れたケロポッドシャッフルは、デジタルオーディオプレイヤー、iPod Shuffleから。iPod Shuffleは、曲をシャッフルして聴くことが前提になっているそうである。
- ○ ケロポッドシャッフルが変形したケロポッドロボは、頭部を中心に、主に「蒼き流星SPTレイズナー」レイズナーが元ネタ。
- Bパート
- ○ 侵略会議の席上に置かれた雑誌の一番上にある雑誌は「宇宙Hobby JAPON」。表紙のデザイン含め、模型雑誌「月刊ホビージャパン」が元ネタ。2冊目「ぷあ」(?)は「びあ」、3冊目「ねこ日和」は、日本出版社のペット雑誌「猫びより」、4冊目「宇宙COMBAT」は「コンバットマガジン」(か?)が元ネタ。
- ○ ネタとはいえないが、秘密基地入口の張り紙「共鳴中につき大変ご迷惑おかけしております」に添えられたお辞儀する軍曹の絵は、工事現場の看板に描かれたお辞儀する人間が元ネタであり、これはマンガ家とり・みきによって「オジギビト」と名付けられ、採集・研究の対象となっている。
- ○ 「ガンプラのあやしいポージング」は、浅田好未と西本はるかによるお笑いコンビ、パイレーツの「だっちゅーの!」か。
- ○ 踊りながら共鳴する小隊の踊りとコスチュームは、長州小力から。
- ○ コーラスヴァージョンの共鳴を指揮する軍曹のコスプレ、ヘルベルト=フォン=ケロヤンのネーミングは、ベルリン・フィルの音楽監督を務めた指揮者、「帝王」ヘルベルト・フォン・カラヤンから。
- ○ 「共鳴に呼応して大地に立った」ガンダムのポーズは、「機動戦士ガンダム」第1話「ガンダム大地に立つ!」での、起動したガンダムの目が光るカット、デニムのザクのコックピットをビームサーベルで貫くカットなどが元ネタ。
- ○ 軍曹の「戦いとは常に二手三手先を読むものだよ、ギロロ君」という台詞は、「ガンダム」第2話「ガンダム破壊命令」において、サイド7に侵入しようとするシャア・アズナブルがドレンに言う台詞「戦いとは、いつも二手三手先を考えて行うものだ」が元ネタ。
- 以上であります。
- EPISODE 156
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(4月14日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載、●は2ちゃんネタ)。
- 今週のAパートは、絵コンテ担当の誌村宏明によって、合体ロボットアニメ・特撮ネタが爆発しました。Bパートは原作付き。ネタを抜きにしてもなかなかの面白さ。時間帯移動してから好調ですね。
- Aパート
- ○ メカヴァイパーRが、特撮戦隊怪人魂によりケロロ小隊に言う台詞「おなじみの造成地で待ってるガラ」の造成地とは、東映が主に「仮面ライダー」製作時にアクションシーンのロケを行った場所から。当時の東映は労働争議中で大泉撮影所が使用できず、「仮面ライダー」は川崎市多摩区の生田スタジオを拠点として製作された。そのため、当時住宅地として造成中だった周辺の生田、鷺沼等でアクションシーンのロケが行われたらしい。
- なお、現在では東京近郊からは造成地がほぼ姿を消したため、戦隊シリーズでは爆発を伴う大規模なアクションシーンは栃木県の採石場等で撮影されているようである。
- 〇 この回のアヴァン(サブタイトル前のシーン)で、「ケロロロボ!」「タママロボ!」「ギロロロボ!」って言ってる時のマークの持ち方は「アイアンキング」の不知火族から。ギロロのマークは独立原野党の操縦装置そのまんま。
- ○ ギロロが軍曹にいう「貴様、口先だけでなく、今度こそ今度こそ本当に侵略村の住人になってくれたようだな」という台詞の侵略村とは、第142話Bパート「ギロロ 仕事初めはペコポン侵略! であります」での軍曹の台詞「侵略侵略って、君は侵略村の住人ですか」を踏まえたものであり、これは野中英次のマンガ「魁!!クロマティ高校」の山口ノボルの台詞「クロマティ、クロマティってお前らクロマティ村の住人かっつーの!」が元ネタとなっている。
- ○ 侵略ロボ出撃シーンの滑り台は、「コン・バトラーV」が元ネタでよさそうです。日向家の屋根からの発進は、「超電磁ロボ コン・バトラーV」か。「発進セヨ発進セヨ」というクルルメカは「コン・バトラーV」のロペットから。「超電磁藤本商店」という看板は「コン・バトラーV」が元ネタであることの暗示か。
- ○ 空中での侵略ロボへの搭乗時の掛け声「ケロイダー・オン」、「ギロイダー・オン」、「タマイダー・オン」は、「マジンガーZ」でホバーパイルダーがマジンガーZの頭部に合体する際の掛け声「パイルダー・オン」から。
- ○ 「とりあえずやられた」後の巨大ヴァイパーの出現は、東映戦隊シリーズの定番から。
- ○ ドロロロボに搭乗する際のドロロの台詞「フュージョン!」は、「勇者王ガオガイガー」で、獅子王凱が巨大メカライオン・ギャレオンと合体してメカノイド・ガイガーへと変形する際の掛け声から。
- ● ドロロの台詞「俺は今、猛烈に熱血している」は、中の人草尾毅つながりで、1990年のTVアニメ「NG騎士ラムネ&40」勇者ラムネスの口癖「俺は今、モーレツに○○してる!」が元ネタらしい。その前の「ドロロロボよ、俺とお前は一心同体。俺とお前は兄弟なのさ」は同ネタらしいが詳細不明、請御教示。
- ○ ドロロロボ必殺技、ドロロ聖鳳斬は、1992~1993年のアニメ「スーパービックリマン」大聖フェニックスの必殺技、フェニックス聖鳳斬から。中の人、草尾毅つながり。
- ● ドロロが手裏剣を投げる際の掛け声「ズババババーン!」は、草尾毅がボイスラッガーエメラルド、大地友一を演じた1999年の特撮TV番組「ボイスラッガー」が元ネタらしい。水木一郎の歌う主題歌の歌詞か?
- ○ クルルメカの「ケロバインOK、ケロバインOK」という台詞は、前出「コン・バトラーV」で、合体時にバトルチームの脳波同調を検出したロペットの台詞「コンバインOK」から。
- ○ 合体時の掛け声「レッツ!ケロバイン」は、「コン・バトラーV」コン・バトラーV合体時のバトルチームの掛け声「レッツ!コンバイン」から。
- ○ ドロロロボ搭乗の際の「フュージョン!」は、アニメ「ドラゴンボールZ」魔人ブウ編で、草尾毅が演じたトランクス(幼年期)と孫悟天が融合した際の掛け声「フュージョン!ハッ!」を元ネタともしている。
- ○ 合体時のV字フォーメーションは「超電磁マシーン ボルテスV」の方でした。
- Bパート
- ○ 以前にも出ているが、軍曹が掃除に使っている掃除機、スイトールくんゼータはグフカラーで隊長ヅノ付き。
- ○ 「場所取り!?」という軍曹にニュータイプ発光と効果音。
- ○ 以前にも出ているが、冬樹が読んでいる雑誌の裏表紙の広告「ホルマリンパワーのすべて」は、電気石が水をアルカリ化する等により健康になるという「トルマリンパワー」から。
- ○ 花見の場所取りのロープにある「サンイラズ会場」は、製作会社のサンライズから。
- ○ 花見の場所取りで喧嘩している人の台詞「俺はこの街の宣伝部長だぞ」は、テレビ東京系情報バラエティ番組「アド街ック天国」司会の愛川欽也の以前の肩書「あなたの街の宣伝部長」から(現在は宣伝本部長)。
- ○ 「じっくり探せばある筈でありますよ、最後のフロンティアが」という軍曹の台詞の「最後のフロンティア」は、オタク的には、アメリカSFTVドラマ「スタートレック」オープニングナレーション「宇宙、それは人類に残された最後のフロンティア」から。
- ○ 原作にも出てくる、武力行使を行うため突撃するギロロの叫び声「撃ちてし止まん」は、第2次世界大戦中に、戦意高揚のため陸軍省のポスターに使われた標語から。その元ネタは、神武東征の際、神武天皇が詠んだと言われる歌「みつみつし 久米の子らが粟生には かみらひともともそねがもとそねめつなぎて撃ちてし止まん」から。
- ○ 原作にも出てくる、小隊のアンチバリアを見破った人は、劇場版第1作が同時上映された「かいけつゾロリ」作者の原ゆたかの自画像に酷似。その正体のメガタン星人は、第133話「アリサ 闇の狩人 ハロウィン大騒動! であります」冒頭でアリサに狩られた宇宙人(原作では、かいけつゾロリに酷似したジロリ人)。
- ○ これもネタではないが、さきほど喧嘩をしていた人の正体である宇宙人は、第152話「ケロロ 出没! アド星ック天国 であります」で司会をしていたキンキン星人ロバニャン、第149話「アリサ エイリアン対モンスター であります」に登場したバングース星人ヘルシーナ教授。それぞれ元ネタがあるが解説済みなので省略します。
- ○ 雨にうたれながら場所取りをする軍曹たちがかぶっているレジ袋は、スーパーオオバのもので、この名前は556のモデル宇宙刑事ギャバンを演じた大葉健二から(過去何回も登場したネタ)。
- ○ ラストのナレーション「さくら、花見だ」は、「男はつらいよ」車寅次郎が妹さくらに呼びかけている設定。
- ○ ドロロの台詞「おれとお前は一心同体」は、1990~1991年の特撮TV番組「特警ウインスペクター」挿入歌「ジャスト・ギガストリーマー」(歌:水木 一郎)の一節からか?
- 以上であります。
- EPISODE 157
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(4月21日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週はネタは少なめ。Bパートの星占いの話は、私も射手座なので他人事ではありませんでした。占いなんて信じるとろくなことはないですね。私は朝のニュースショーの占いは順位が低いと気になるので、見ないようにしています。
- Aパート
- ○ 定例ペコポン侵略会議席上で、軍曹がうっとりと眺めているガンプラ、PG(パーフェクトグレード)ジオングは、軍曹の台詞の通り、原典とは違い足がついている。原典「機動戦士ガンダム」では、ア・バオア・クー攻防戦の際、シャア・アズナブルが足がついていない80%の完成状態のジオングでガンダムを迎え撃った。
- ○ 「でも、やっぱ足がない方がいいかも。偉い人にはわからないのでありま」という軍曹の台詞は、「ガンダム」第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」において、「現状でジオングの性能は100パーセント出せる」と主張する整備兵が、「足はついていない」と指摘するシャアに向かって言う台詞「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」から。この台詞は実際の職場でも使えるので試してみよう(笑)。
- ○ 集中力欠如の治療のため軍曹が始めた「24 HOUR ガンプラマラソン 愛はジャブローを救う」は、日本テレビ系列ネットワークが毎年8月下旬に放送するチャリティ番組「24 HOUR TELEVISION 24時間テレビ「愛は地球を救う」」から。マラソンは、同番組内で1992年から行われているチャリティ・マラソンから。軍曹とモアが着ている黄色のTシャツは同番組のオリジナルTシャツから。タイトルバックの地球が南米中心なのは、ジャブローが南米アマゾンにあるため。
- ○ ガンプラマラソンで軍曹が作っているガンプラは、百式、ザクレロなど。
- ○ プルルの検査の問題のうち最後の「orz」は、アスキーアートの一種で「おるず」と読み、人が手をつき頭を垂れる姿を模すことで「がっくり」している状態を表現するもの。前の2つ(@、(´Д`))は解説不要かと。
- ○ 軍曹がうわごとのように呟く「Gアーマー、Gスカイ、Gブル」は、TV版「ガンダム」で、ガンダムの支援メカとして登場する重戦闘機Gファイターの各種形態。Gアーマーは、Gファイター内部にガンダムのフルパーツを収納した重戦闘爆撃機形態、Gスカイは、コア・ファイター+ガンダム下半身+Gファイター後部の大型戦闘機形態、Gブルは、Gファイター前部+ガンダム上半身+コア・ファイターの重戦車形態。劇場版ではGファイターは登場せず、代わりにコア・ブースターが活躍する。
- ○ 座敷牢で修行する軍曹が頭につけている金の輪は、「西遊記」で、脱走防止のため三蔵法師が孫悟空の頭にはめた「緊箍児」(きんこじ)から。
- ○ 逃げ出した軍曹が抱えているガンプラはシャア専用ゲルググ。
- Bパート
- ○ 夏美がTVで見ている「今日の星占い」は、フジテレビ系の朝のニュースショー「めざましテレビ」で、現在7時ちょっと前に放送される「今日の占いカウントダウン!」、8時ちょっと前に放送される「今日の占いカウントダウンHYPER」から。
- ○ タママの台詞「ナッキー、いやナッチー」のナッキーは元ネタ不明。オタク的には、庄司陽子のマンガ「生徒諸君!」の主人公、北城尚子の愛称、または1978~1980年のTBS系TVドラマ「ナッキーはつむじ風」(榊原郁恵主演)か。
- ○ 夏美が軍曹に返したガンプラは、ジオンの巡洋艦ムサイ。その際の軍曹の台詞「意外と夏美殿も甘いようで」は、「ガンダム」第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」において、キシリア・ザビがギレン・ザビを射殺する際の台詞「意外と兄上も甘いようで」から。
- ○ 「以上、「今日のわんこそば」でした」というTVアナウンサーの台詞は、前出「めざましテレビ」8時ちょっと前の、飼い犬自慢のコーナー「きょうのわんこ」から。
- 以上であります。
- EPISODE 158
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(4月28日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週はほとんど総集編といっていいと思いますが、Aパートは編集と演出による捏造、Bパートは記憶改竄という結構重いテーマを扱っていながら、こった脚本と編集によって傑作ギャグ編になってしまいました。凄いです。
- 従ってネタはほとんど使い回しなので、できるだけ簡単に。
- Aパート
- ○ 冒頭、軍曹が見ているアニメ「ゲロロ艦長」に登場するキャプテンゲーロックは松本零士「宇宙海賊キャプテンハーロック」から。ただし宇宙戦艦は、劇場版「銀河鉄道999」版のわが青春のアルカディア号から。ゲーロックはガルル中尉、とりさんはトロロ新兵がモデル。
- ○ どっかんばっかん爆発映像の中の軍曹の宇宙服はシャア専用ザク仕様。
- ○ 映像に嘘のアフレコをするためクルルが出したリボン型変声器は、「名探偵コナン」から。ファンファーレは「ドラえもん」風。
- ○ クルル「ポチッと」は「タイムボカン」シリーズから。
- ○ ナレーション「自衛隊の最新鋭戦闘機や戦車部隊をもあっという間に壊滅させ」というカットのひとつ、炎をバックにした巨大ロボットは、「風の谷のナウシカ」火の七日間の巨神兵から。
- ○ 秘密基地化された日向家は「機動戦士ガンダム」ホワイトベースから。
- ○ 完成した「ケロロ小隊ペコポン完全侵略への軌跡」DVDオープニングロゴは、アメリカの映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤーの「レオ・ザ・ライオン」(以下参照)から。
- http://en.wikipedia.org/wiki/Leo_the_Lion_%28MGM%29
- いろんなパロディに使われており、上記ページにも「トムとジェリー」のトムが演じているものが挙げられている。
- ○ タママの活躍シーンで、桃華が磔にされているのは「ガンダム」ジオンの宇宙要塞ソロモン。これは第52話Bパート「タママ 黒いタママ であります」に使われたカット。
- ○ ギロロの活躍シーンで、ギロロがビームサーベルでロボットの腕を切り落とすカットは、「ガンダム」第19話「ランバ・ラル特攻!」ガンダムとグフの対決から。
- ○ クルルの活躍シーンの台詞「ハヤシもあるでよ」は、1969年のオリエンタルスナックカレーのCMでのコメディアン南利明の名古屋弁のフレーズ。南利明はTV「てなもんや三度笠」鼠小僧で有名だったそうです。
- ○ ドロロの活躍シーンの台詞「左手は添えるだけ」は「SLUM DUNK」桜木花道の台詞から。TVアニメで中の人をやった草尾毅つながり。
- ○ 小隊がスーパー戦隊のコスプレをするシーンは、第86話Bパート「ケロロ なれ! スーパーヒーローに であります」から。マスクのデザインは「秘密戦隊ゴレンジャー」から。
- ○ 556の変身シーン「癒着」は、「宇宙刑事ギャバン」の変身シーン「蒸着」から。
- ○ 共鳴する小隊は、第104話Aパート「ケロロ さらば愛しきケロロ! であります」に登場したコピーロボット。目尻がとがっているのは「ウルトラマン」第18話「遊星から来た兄弟」に登場するザラブ星人の変身したにせウルトラマンの特徴から。
- ○ ヴァイパーが左腕の銃を撃ち、反動で身体がのけぞるカットは、TVアニメ「スペースコブラ」コブラのサイコガン発射から。
- ○ 軍曹が乗り込むケロレンジャーロボも、前出第86話Bパート「ケロロ なれ! スーパーヒーローに であります」から。ツノが「ケ」、肩に「ロ」の字。上半身は「大戦隊ゴーグル?」のゴーグルロボっぽい。
- ○ 軍曹が変身したスーパーケロン人は、「DRAGON BALL」スーパーサイヤ人から。気が集まるカットは孫悟空の必殺技、元気玉から。
- Bパート
- ○ 過去の記憶に潜り込めるソウルダイバーのネーミングは、SF作家夢枕獏の「サイコダイバー」シリーズ(「魔獣狩り」他)からか。ソウルダイバーのヘルメットにはガンダムのV字アンテナ。
- ○ またもクルル「ポチッと」は「タイムボカン」シリーズから。
- ○ 箪笥作戦は第104話Bパート「ケロロ 滅亡へのカウントダウン であります」に登場したもので、箪笥空母の型式DOL-X01は「ガンダム」ジオン公国軍ドロス級超大型空母2番艦ドロワの型式。
- ○ 第26話「ケロロ 一致団結!運動会を侵略せよ であります」に登場していた吉祥学園運動会での赤組の応援看板には、赤いシャア専用ザクが描かれている。
- ○ ケロン軍大型輸送機は上半分サンダーバード2号、下半分はガンペリー。ペコポン人スーツ発進シーンはガンダム発進シーンから。
- ○ 第10話「決戦!第三大臼歯 であります」のカリエス・ウォーでは、ビームライフルを発射するギロロにニュータイプ発光と効果音。発射カットはガンダムのビームライフル発射のバンクカットから。夏美のコスチュームの肩パッドと色合いは「Zガンダム」キュベレイ。飛び回っているのはキュベレイのファンネルじゃなくて、「ガンダム」エルメスのビットか。
- ○ 第18話「夏美 爆笑!オトナの海岸物語 であります」において、土井中海岸で軍曹が欲しがったダンガルは、ガンプラのパチもの、マルイが発売していたプラモ「モビルフォース・ガンガル」から。
- 次回予告
- ○ ネタではないが、突如若本紀夫の声が響いてビックリ。次回どんな役なんでしょうか(若本紀夫は最近、アニメの時代劇では悪役の南町奉行鳥居耀蔵が持ち役となりつつあります)。
- 以上であります。
- EPISODE 159
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(5月5日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- おっとびっくり今週も総集編。でも結構こった構成でちゃんと楽しめました。特にBパートはほとんど若本規夫(先週は誤記してました)が一人でしゃべくりまくるという、前代未聞の総集編。先週よりもネタは少なく、またほとんど使い回しなので、できるだけ簡単に。カードゲームはほとんど知らないので、何かあれば補完お願いします。
- Aパート
- ○ 軍曹がクルルに作らせたカードゲーム「ケロロキング☆エイリアンズ ギャザリング」の名前は、セガのトレーディングカードゲーム式アーケードゲーム「甲虫王者ムシキング」、トレーディングカードゲームの元祖「マジック:ザ・ギャザリング」から。ゲームシステムは「マジック:ザ・ギャザリング」、「遊☆戯☆王オフィシャルカードゲームデュアルモンスターズ」からか。
- ○ ウェットルキングのデザインは「アイアンキング」アイアンキング、召喚時のオープニングタイトルは「アイアンキング」オープニングから。
- ○ タママが召喚Hした「超精神ジャバタマケロイザー」の名前は、「超星神グランセイザー」+「幻星神ジャスティライザー」からか。
- ○ 「ケロレンジャー」「オモイダセンジャー」は「秘密戦隊ゴレンジャー」から。
- ○ 召喚された軍曹の「ワイはケロロや!」は、藤子不二雄Aのマンガ及びTVアニメ「プロゴルファー猿」の猿谷猿丸の決め台詞「ワイは猿や!プロゴルファー猿や!」から。
- ○ クルルロボ「ポチッと」は「タイムボカン」シリーズから。
- ○ 軍曹が召喚したモビルマシンメカ、ダンガルは、ガンプラのパチもの、マルイが発売していたプラモ「モビルフォース・ガンガル」から。カードに書いてある「ダン・イケダは入ってない」のダン・イケダは、1970~1980年代半ばまで、TVで活躍していたバンド、ダン池田とニューブリードのバンドマスター、ダン池田から。
- ○ 軍曹が召喚した「大きくなった我輩」が変身するとき持っているスプーンは、Bパートでクルルの発明として紹介されるフラッシュスプーンで、「ウルトラマン」第34話「空の贈り物」で、ハヤタがカレーのスプーンで変身しようとしたギャグからの引用。後の桃華も同様。
- Bパート
- ○ シュララがクルルを紹介する際の「本人曰く、不可能を可能にする男」は、「機動戦士ガンダムSEED」ムウ・ラ・フラガの決め台詞「俺は不可能を可能にする男だぜ」から。中の人、子安武人つながり。
- ○ 万能兵器化飲料ナノラは、ナノマシン+梅図かずお「まことちゃん」まことちゃんの台詞の語尾につく「なのら」から。ラベルにはまことちゃんの「グワシ」サイン。
- ○ タママの嫉妬玉は鳥山明「DRAGON BALL」孫悟空の元気玉から。
- 以上であります。
- EPISODE 160
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(5月12日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載。●は2ちゃんネタ)。
- 今週は原作付きで待望の新キャラ桃華ママ登場。原作からは「グラップラー刃牙」関係を省略した位で、ネタはほぼ原作のまま。ただし声優ネタなど異様なまでの凝り様です。しかし「ゲロゲ~ロ」って(絶句)。
- Aパート
- ○ スコットランドの西澤梅雄に連絡してきたコードネーム"0007"(トリプルオーセブン)は、言わずもがなだが、"0007"ジェームズ・ボンドから。
- ○ 原作にも登場する、警備中にあっという間に倒された西澤桃華親衛隊隊員、相人(さがと)は、カプコンの格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズのサガットから。
- ● ポールから「蒲公英」の読みを問題に出された際の冬樹と軍曹のやり取り「がま、こう?」「ゲロゲ~ロ」「青空じゃなくって」は、漫才コンビ、青空球児好児の青空球児のボケ「ゲロゲ~ロ」から。
- ○ 西澤梅雄が日本への飛行に使った飛行空母のデザイン、カラーリングは、「機動戦士ガンダム」ジオン軍のガウ攻撃空母から。
- ○ 西澤梅雄が飛行空母から地上に降りる際につかったシャトルの赤い色は「機動戦士ガンダム」シャア専用ザク等のカラーリングから。中の人、池田秀一つながり。また、デザインは全く異なるが、機体本体にジェットエンジンを搭載していることから、旧日本帝国海軍の特攻兵器、櫻花を連想させる。
- ○ 西澤梅雄のシャトルについてのナレーション「もちろん、通常の3倍の速度で飛んでおります」は、「ガンダム」第2話「ガンダム破壊命令」における、ホワイトベースのオペレーター、マーカーがシャア専用ザクのスピードを表現した台詞「一機のザクは通常の三倍のスピードで接近します」から。
- ○ 何回も登場しているが、クルルが操縦しているケロン軍大型輸送機のデザインは、上半分はサンダーバード2号、下半分は「ガンダム」ガンペリー。操縦席及び操縦桿はサンダーバードっぽい。
- ○ 正体を見せた桃華の母、西澤桜華のコスチュームは、原作同様「ストリートファイター」春麗から。ネーミングは上述の櫻花から、または「グラップラー刃牙」の範馬勇次郎(通称オーガ)からか。
- Bパート
- ○ ポールの回想に登場する桜華の対戦相手は「ストリートファイター?」のキャラクターからで、一人目の相撲取りエディ・ホンダの名前はエドモンド本田から。声の郷里大輔(旧長堀芳夫)は、1994年のアニメ映画「ストリートファイター? MOVIE」でエドモンド本田を演じた(●)。
- ○ エディ・ホンダを倒した桜華の技は「スト?」春麗の必殺技スピニングバードキックから。
- ○ 二人目はブランカか。「だんなさま」はリュウ、「わたくしめ」はケン。もともと原作では西澤梅雄の設定元ネタは「スト?」リュウだったが、アニメ版では池田秀一つながりでシャア属性が強くなっている。
- ○ 原作にも登場する、桃華親衛隊最精鋭、格闘術式白兵部隊の三人は、やはり「ストリートファイター?」のキャラクターからで、一人目はダルシムが元ネタ。
- 名前のヨガと「ヨガ」という叫び声は、ダルシムがインド出身であることから。また、声の山田義晴は、ゲーム「ストリートファイターZERO」等でダルシムを演じた。原作にもある桜華の台詞「インドで戦った怪僧の腕の鋭い伸びは・・・」の「怪僧」はダルシムを指す。
- ○ 二人目はガイルが元ネタ。原作にもある、桜華の「どうした、それで待ってるつもりか」という台詞は、「スト?」におけるガイルの必殺技、ソニックブームとサマーソルトキックがタメコマンドであったため「待ちガイル」と呼ばれたことが元ネタらしい。
- やはり原作にもある「ヘアスタイルにしてもあの軍人には遠く及ばんな」という台詞の「あの軍人」はガイルを指し、ガイルが戦闘終了のたびに髪を整えるほどヘアスタイルにこだわっていることが元ネタ。
- 桜華に倒される前、「もう我慢できねえ」というのはガイルと違って待ちが我慢できなくなり、「ソニ・・・」でソニックブームを出そうとしたものと思われる。
- ○ 三人目はザンギエフが元ネタ。これがおそらくトルネード。声の金尾哲夫はやはり前出のアニメ映画「ストリートファイター? MOVIE」でザンギエフを演じた。
- 原作にもある桜華の「ロシアの地下闘技場で受けたサイクロンのごとき吸い込みの比ではない」というのは、ザンギエフの必殺技、スクリューパイルドライバーが数歩先から突然プレイヤーを捕まえて投げを決めるので「吸い込み」と呼ばれたことかららしい。サイクロンはザンギエフの別名「赤きサイクロン」からか。
- ○ 三人目トルネードを倒した際の桜華の技は「スト?」春麗の必殺技、百烈脚。
- ○ 「勝てばボーナス、ザックザク、ぐふぐふ」という軍曹の台詞は見たまんまですね。
- ○ 原作にもあるポールの必殺技、執事風(しっぷう)仁愛脚は、「ストリートファイター?」でのケンのスーパーコンボ技、疾風迅雷脚から。
- ○ 原作にもある「執事風仁愛脚の当たり判定の外から!―」というポールの台詞は、格闘ゲームの技が当たったかどうかの判定基準のこと。
- 次回予告
- ○ サブタイトル「プタタ&メケケ 必殺お仕事人 であります」は、テレビ朝日系テレビ時代劇、必殺シリーズ第15作「必殺仕事人」から。
- 以上であります。
- EPISODE 161
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(5月19日オンエア、その1)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載。●は2ちゃんネタ)。
- 今週は総集編から1週おいてシュララ軍団尖兵との死闘(?)でした。子安武人の2枚目声のクルルが可笑しかったです。「必殺」シリーズには詳しくないので、漏れがありましたら補完をお願いします。なお、申し訳ありませんが、やむを得ず内容には若干のネタバレを含みます。
- Aパート
- ○ ネタではないが、日向家の塀に書かれた落書きは、ストリートアートの一種とみなされる場合もある「タギング」と呼ばれる種類のもの。
- ○ サブタイトル「プタタ&メケケ 必殺お仕事人 であります」は、前回報告通り、テレビ朝日系テレビ時代劇、必殺シリーズ第15作「必殺仕事人」から。
- ○ プタタの台詞「マ・クベ出撃ゴーギャンギャン、風邪を引いたゴッホッホ」は、「機動戦士ガンダム」ジオン軍のマ・クベ大佐の乗機がギャンであることから。
- ゴーギャンとゴッホは、19世紀末のフランスのポスト印象派の画家。その後もプタタはピカソ、マグリット、ダリ、ロートレック、シャガールなど有名画家の名前を連呼している。
- ○ プタタの画から実体化した1/24ダンガル。何度も出ているがダンガルはマルイが発売していたプラモ「モビルフォース・ガンガル」が元ネタ。
- ○ 「芸術は爆発だ!」という軍曹の台詞とともにせり上がるオブジェは、1970年日本万国博覧会のシンボル、太陽の塔。「芸術は爆発だ!」は太陽の塔を製作した芸術家、岡本太郎の名言。
- ○ 「アートでペコポン侵略であります」という軍曹のバックにシャア専用ザク。
- ○ 様子のおかしいクルルが「パパの言うとおりだよ」「第一段階完了だね、パパ」等と「パパ」を連発するのは、後にあきらかになる仕掛けによるところの「サンダーバード」のパロディ。従って「パパ」は国際救助隊総司令ジェフ・トレーシーを指す。
- ○ プタタの台詞「ヨッシャ、エッシャー、逆襲のシャア」は、アニメ映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から。プタタの背後に、地球に落下するアクシズが見える。「逆襲のシャア」の字体は上記映画のタイトル風。エッシャーは現実には不可能な構図の画で知られる20世紀オランダの画家、M・C・エッシャーのこと。
- ○ 軍曹の「とにかく話そう、話せばきっと判るでありますよ」という台詞と、その前のクルルの「問答無用ッス」という台詞は、1932年の五・一五事件における犬養毅総理と総理官邸襲撃グループとの会話といわれる「話せば判る」「問答無用、撃て!」のやり取りから。実際にはこのようなやり取りがあった訳ではないらしい。
- ○ 二枚目声で「ハイ パパ」というクルルの背後には「サンダーバード」トレーシー兄弟の肖像写真っぽいクルルの写真が。
- ○ 本来のアイキャッチ前に、白地に黒の毛筆で「ケロロ軍曹」とアイキャッチが出るのは「必殺仕事人」からか。
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(5月19日オンエア、その2)。
- Bパート
- ○ 今回出たアイキャッチは、Aパート終了時のものから「必殺お仕事人」に変わってしまっている。
- ● シュララ軍団紹介(3人だけですが)は「必殺」シリーズのオープニングタイトルのパロディ。どうやら「必殺」シリーズ第2作「必殺仕置人」第6作「必殺仕置屋稼業」が元ネタらしいです。
- ○ ナレーション「ニョロロ、ニョロニョロ、三ニョロロロ、のさばる悪を晴らします、万にひとつの火の用心、昨日ほんとで一天地六、どこかで誰かが南無阿弥陀仏、口外法度の二十六人、闇の稼業の定め書き、ただし江戸職業づくしには載っていない、ストリートアートのプタタ、スーパーマリオネットのメケケ、我ら必殺お仕事人、まずはこれまで、あらあらかしこ、お命ご用心」は、調べた限り以下の「必殺」シリーズオープニングナレーションが元ネタ(書き起こしが一部違っているかもしれません)。「スーパーマリオネット」というのは「サンダーバード」のスーパーマリオネーションから。
- ・第17作「新・必殺仕事人」OP「どじょうニョロニョロ三ニョロニョロ、合わせてニョロニョロ六ニョロニョロ」
- ・第2作「必殺仕置人」第10作「新・必殺仕置人」OP「のさばる悪をなんとする」
- ・第4作「暗闇仕留人」OP「請負申し万に一つも有るまじく候」
- ・第6作「必殺仕置屋稼業」OP「一筆啓上火の用心」
- ・第9作「必殺からくり人・血風編」OP「昨日ほんとで今日はウソ」
- ・第3作「助け人走る」OP「どこかで誰かが泣いている」
- ・第6作「必殺仕置屋稼業」OP「にわか仕込みの南無阿弥陀仏」
- ・第10作「新・必殺仕置人」OP「南無阿弥陀仏」
- ・第4作「暗闇仕留人」OP「闇の稼業の定め書き、口外法度の仕留人」
- ・第1作「必殺仕掛人」OP「ただしこの稼業、江戸職業づくしには載っていない」
- ・第6作「必殺仕置屋稼業」OP「まずはこれまで、あらあらかしこ」
- ・第18作「新・必殺仕舞人」OP「それでは開幕の拍子木を鳴らしましょう お命、ご用心」
- ・第5作「必殺必中仕事屋稼業」OP「とかくこの世は一天地六」
- ○ メケケの技4つのうち、かんざしは「必殺仕事人」で三田村邦彦演じる秀が後半から使ったもの。糸は「新・必殺仕事人」で中条きよし演じる勇次が使った三味線の糸(この両人は「必殺仕事人?」まで登場)。怪力は伊吹吾郎演じる畷左門か? 仕込み杖は不明(請御教示)。
- ○ ドロロの技、変異抜刀ドロロ斬りは、白土三平のマンガ「カムイ伝」「カムイ外伝」忍者カムイの技、変移抜刀霞斬りから。
- ● 小隊が逃げるプタタを追う際、時代劇風の背景を通り過ぎるが、最初の堀は「必殺仕事人」シリーズで秀が逃亡時によく使ったところだそうです。
- ○ 「ムコ殿!」という字は、「必殺仕事人」シリーズで中村主水の姑、菅井きん演じる中村せんが主水を説教する際にまず言う言葉から。
- ○ プタタが逃げ込んだ部屋は「サンダーバード」トレーシー秘密基地っぽく夏美、冬樹、秋の肖像画が飾られている。肖像画の目が光るのは国際救助隊の通信開始のサイン。
- ● メケケが倒された後に出る心電図は「必殺」シリーズから。
- ○メケケの技のうち2つは「必殺仕置人」山崎努演じる念仏の鉄の腕、同じく沖雅也演じる棺桶の錠のたがねに仕込まれた手槍。
- ○プタタ逃走時の背景にある大きな建物は、映画「必殺!ブラウン館の怪物たち」から。大きな橋もシリーズでよく出てくるそうです。
- ○心電図は「暗闇仕留人」近藤洋介演じる村雨の大吉の心臓つかみから。
- 以上であります。
- なお、来週は所用で出かけますので、ご報告は少し遅くなります。ご了承を。
- EPISODE 162
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(5月26日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週はネタは極少。劇場版「ちびケロ ケロボールの秘密!?」と同じ舞台設定を使った、空き地の秘密基地の話ですので、なんとなく「ドラえもん」風です(具体的なネタ対応はないと思いますが)。
- Aパート
- ○ クルルの「ポチっと」は「タイムボカン」シリーズから。思わず押しちゃうクラクラクルルが可愛いです。
- ○ ジョリリの「つまりこういうことだ。風呂入れよ、宿題やったか、歯磨けよ」は、1969~1985年TBS系のバラエティ番組「8時だヨ!全員集合」エンディングで「ドリフのビバノン音頭」にのせて加藤茶が言う「風邪ひくなよ」「風呂入れよ」「宿題終わったか」「歯磨いたか」「また来週」などの掛け声から。
- Bパート
- (発見できませんでした。猿蟹合戦はあまりにもメジャーなので…)
- 以上であります。
- EPISODE 163
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(6月2日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 6月に入って梅雨にはちょっと早いけど季節ネタが取り上げられてます。23日オンエア分ではウェットルキングが再登場するそうで、これは楽しみ。先週に続き今週はネタ的には少なめです。
- Aパート
- ○ ギロロの「俺を踏み台にしたーっ」という台詞は、「機動戦士ガンダム」第24話「迫撃!トリプル・ドム」における黒い三連星のジェットストリームアタック時におけるガイアの台詞「ああっ、俺を踏み台にしたっ」から。
- ○ 小隊のラジオジャック番組のタイトル「ケロロ軍曹の怪傑ドーパミン」は、これまで以下の回に登場している。
- ・第19話Bパート「ケロロ あなたのお耳に侵略ラジオ であります」
- ・地球侵略CD第5巻「元祖・怪傑ドーパミン クリスマス・ジャック であります」
- ・第117話Bパート「ケロロ 復活!怪傑ドーパミン であります」
- タイトルの元ネタは、TBSラジオの小堺一機と関根勤の深夜番組「コサキンDEワァオ」の昔のタイトル「コサキン怪傑アドレナリン」(1991年10月~1994年9月)。
- なお、ドーパミンとは、脳内で神経間の連絡を司る神経伝達物質であり、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体。
- ○ 海外の大物プロデューサー、ミスター・ビックブリッジの名前は、アニメ版「ケロロ軍曹」サンライズ側プロデューサーの大橋千恵雄氏から。風貌については判りません。
- ○ 「ゲロロ艦長とキロロ戦闘班長の宇宙征服ラジオ」のタイトルは、ラジオ大阪の番組「ケロロとギロロの地球(ペコポン)侵略ラヂオ」から。ゲロロ艦長はデフォルトの柴田秀勝ではなく中田譲治、キロロ戦闘班長は草尾毅が演じているようである。
- ○ 軍曹の仮装を見たドロロの「欧米か・・・?」という台詞は、漫才コンビタカアンドトシの「欧米か」というフレーズから(もともとは「高校の旧友と再会」という漫才でのトシの突っ込み)。
- ○ ネタではないが、ミスター・ビッグブリッジの聴くラジオから、ラジオ奥東京の周波数は623KHzであるらしい。
- ○ 「怪傑ドーパミン」の最初のコーナー「良い侵略者、悪い侵略者、普通の侵略者」は、第117話Bパートでの新企画。フジテレビ系で1981~1983年に放送された萩本欽一の番組「欽ドン!良い子悪い子普通の子」が元ネタ。
- ○ ドロロの仮装は「ガンダム」ガルマ・ザビ風。多分これは良い侵略者なんでしょう。
- ○ 326の台詞にある「はがき職人」とは、オールナイトニッポンとかジャンプ放送局とかファンロードの投稿者のこと。
- Bパート
- ○ ナレーションは「日曜洋画劇場」の映画解説淀川長治調。なぜかというと、アリサ初登場回で「怪物くん」コスプレが登場した繋がりでナレーションが淀川調であったため。これは1968年のTVアニメ「怪物くん」(モノクロ版)で、淀川長治が解説を担当していたことが元ネタ。
- ○ 軍曹が作っているガンプラは、ガンダム、ボール、ガンキャノン、ガンタンク、GMなど地球連邦軍サイド。
- ○ 何回も出ているが、軍曹のソーサーにはシャア専用の赤い隊長ヅノ。
- ○ 軍曹が作っているガンプラは、今度はシャア専用ザク、量産型ザクなどジオン公国軍サイド。
- ○ ナレーション最後の「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」は淀川長治から。理由は前出。
- 以上であります。
- EPISODE 164
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(6月9日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週のAパートは「ドラえもん」みたいな話でしたが、ケロロ風のオチがついてなかなか面白かったです。「ああ、水ですね」というクルルの台詞の言い方が大笑いでした。Bパートは誌村宏明のコンテでネタてんこもり。
- Aパート
- ○ ニョロロに襲われた秘密基地の扉にバリケードとして使われているのは、第156話Aパート「ケロロ 合体!ケロロロボ であります」に登場したクルルロボで、元ネタは「超電磁ロボ コン・バトラーV」のロペット。
- ○ 以前にも出てきたが、宇宙へ脱出した小隊の乗る大型輸送機はサンダーバード2号+ガンペリーで、宇宙仕様のブースターは、「ウルトラマン」科特隊ジェットビートルのハイドロジェネレート・サブロケットっぽい。
- ○ 軍曹の脳細胞が3倍のスピードで回転し始めた際、ニュータイプ発光と効果音。3倍はシャア専用ザクのスピードから。いろいろ出るテロップのうち、「3倍速」の後に出る「ベータ?」はSONYの開発したビデオデッキ、ベータマックスの長時間録画モード。VHSの3倍速に対抗するため開発された。「大回転超魔球」は「侍ジャイアンツ」番場蛮の投げる大回転魔球から(回転する脳細胞の画が大回転魔球に似ている)。
- ○ ネタではないが、小隊が到着した100億年前は、NASAの宇宙探査機WMAPの観測の結果得られた宇宙年齢137億年からすると、相当に初期の宇宙であり、ニョロロがその時期に誕生していたことは驚異であるといえる。
- Bパート
- ○ 「宇宙探偵556」の文字デザインは、「宇宙刑事ギャバン」オープニングタイトルから。
- ○ 556がマンホールの蓋を頭にうけた後、ニュータイプ発光と効果音。
- ○ 「宇宙探偵556は何かを察知、すぐさま現場に急行した」以下の各種ナレーションは「宇宙刑事ギャバン」ナレーション風。
- ○ ピンク色の爆発の後、ロープにぶら下がった556が繰返し画面に向かってくるのは、「宇宙刑事シャリバン」オープニングで主演の渡洋史の名前がでるところが元ネタ。
- ○ 556がカラーボックスを拾った廃品置き場の廃品の中にある壷は、「ハクション大魔王」の壷が元ネタ。
- ○ 夏美が小雪に言う台詞「へえ、キューポラなんだ」(?)は意味不明。キューポラは鉄の鋳物を作るための溶解炉のことで、吉永小百合主演で埼玉県川口市を舞台にした映画「キューポラのある街」で有名。
- ○ 「青年 中田(21)」は、たぶん声をギロロ役の中田譲治が演じているから。
- ○ 556がテーブルをひっくり返す前に、またしてもニュータイプ発光と効果音。
- ○ 軍曹が556を説得する空き地で、画面右手前の土管に描いてある落書きは、「ウルトラマン」第15話「恐怖の宇宙線」に登場する怪獣ガヴァドンから。
- ○ 軍曹が556に渡そうとする昭和57年発行の100円硬貨は、「宇宙刑事ギャバン」が放送された年にちなんだものか。556初登場の第24話Bパート「556 特撮就職最前線! であります」にも、556が昭和57年発行の10円硬貨を拾うシーンがある。
- ○ 占い師に変装した軍曹の台詞「あんた、地獄に堕ちるであります」は、六星占術の細木数子の台詞から。
- ○ 悪役モードの軍曹のコスプレは、「仮面ライダー」ショッカー幹部の死神博士。
- ○ 夕陽をバックに歩いてくる556のシルエットは「宇宙刑事シャリバン」エンディングから。
- ○ 556のアパートで悪事を働くタママのコスプレは、「超電子バイオマン」新帝国ギアの戦闘員メカクローンかと思いますが、胸のマークが違う。正解がお分かりの方、請御教示。
- ○ 「電気ガス水道は大切にしてね」という後ろ姿の謎のキャラは、東京電力のキャラクター、でんこちゃん。本名、分電でんこ。今では作家としても有名な内田春菊のデザイン。東京電力なので関東ローカルのキャラである。
- ○ 言わずもがなだが、556の癒着は「宇宙刑事ギャバン」ギャバンの変身「蒸着」から。ポーズもそのまま。
- ○ 556のレーザー竹刀は、ギャバンのレーザーブレードから。
- ○ ラビィの結婚式を見て軍曹が呟く台詞は何故か「ゲロレンジャ」。
- ○ 556と軍曹の対決を見つめる撮影スタッフは、上記第24話Bパートに登場しており、何故か藤子不二雄風キャラ。クレジットで名前が判明する「トミタカくん」は、富野由悠季+高橋良輔からか。
- ○ 「癒着せよ、宇宙探偵556」というエンディングナレーションも「宇宙刑事ギャバン」風。
- 以上であります。
- EPISODE 165
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(6月16日オンエア分その1)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載。●は2ちゃん等のネタ)。
- 今週のクルル曹長、真面目モードがなかなかカッコイイですね。ヤクニン星大使役で肝付兼太氏登場ですが、特に仕掛けはなかったようです(1988~1989年の「おそ松くん」第2作でイヤミを演じていますが、出っ歯が共通してるだけなので、あえてネタ判定はしてません)。
- さて、いよいよ次回は1年ぶりのウェットルキング再登場、楽しみです。予告だけでも何だか相当なネタの嵐。
- Aパート
- ○ 軍曹ルームで軍曹が片付けているガンプラは、ゾック、アッガイ、ゴッグ、量産型ズゴックなど。以前に出てきたゾックのパッケージアートは、ガンダムにビームライフルで撃破されたところだったが、再発売されたものらしい。
- ○ 先週も出ていた、基地内の広い部屋にポツンと置かれたメカは、第156話Aパート「ケロロ合体!ケロロロボ であります」に登場したクルルロボで、元ネタは「超電磁ロボ コン・バトラーV」のロペット。
- ○ 軍曹が入院している宇宙人緊急病院のフォルムは、「ウルトラマン」科特隊基地っぽい。
- ○ 病室のベッドの上で軍曹が振り回しているゲーム機のコントローラーは、任天堂のWiiリモコンっぽい。
- ○ やってるゲームは、繰返し登場しているガンプラのパチモン、ダンガル(元ネタはマルイが発売していたプラモ「モビルフォース・ガンガル」)対ウェットルキング(元ネタは「アイアンキング」)の格闘ゲーム。
- ○ 食事を供するため大使を案内した応接室で、ギロロの叫び声でガタンと落ちる壁の絵は、ルネッサンス期の画家サンドロ・ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」が元ネタ。
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Sandro_Botticelli_046.jpg
- ○ ネタではないが、ボーリング大会でのクルルのスコアは、スペア、スペア、ストライク、スペアの後、5~10フレーム1投目まではずっとガターとミスを連続し、10フレーム2投目で9ピンを倒している。大使のスコアを見ながら調整して機会をうかがっていたようで、実はボーリングはかなり上手いらしい。
- ○ 既に何回か出ているが、「銀河の湯」での小隊の衣装は、「千と千尋の神隠し」油屋における千尋などの衣装から。
- ○ 隊長責任を問われる軍曹の台詞「キビシーッ」は、主題歌を歌っている財津一郎のギャグ。
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(6月16日オンエア分その2)。
- Bパート
- ○ 「普通になろう教室」のキャッチコピー「基地前留学!!」は、現在営業のあり方が問題視されている英会話教室NOVAのキャッチコピー「駅前留学」から。
- ○ イメージのタママが店頭で菓子の座り食いをしているコンビニは「サンセット」。製作会社サンライズからのネーミング。看板のロゴイメージは「サンクス」っぽい。
- ○ ギロロ教官の台詞「教官の言うことにはイエスサーかノーサーで答えろ」というのは、海軍の基本動作であるらしいが、特にスタンリー・キューブリック監督の映画「フルメタル・ジャケット」前半の海兵隊訓練基地でのハートマン軍曹を連想させる。「話しかけられた時以外は口を開くな。口でクソたれる前と後に「サー」と言え」。
- ○ 軍曹が小雪に抱くイメージ「SPY」「諜報員」「間諜」の際の小雪の扮装は北条司のマンガ「キャッツアイ」で、色からして来生泪か。
- ○ 軍曹の訓練での小雪の台詞「悲しいけど、これ戦争なのよね」は軍曹の指摘通り「機動戦士ガンダム」第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」におけるスレッガー・ロウ中尉の台詞、 「フフフ、こうも簡単にソロモンが落ちるとはな」は同話ドズル・ザビ中将の台詞。コンスコンは第33話「コンスコン強襲」第34話「宿命の出会い」に登場するジオンの少将。
- コンスコンを演るなら以下のような台詞が適当であるが、これは一体何の訓練か。
- 「ぜ、全滅?12機のリック・ドムが全滅?3分もたたずにか?…」
- 「…シャアめ、わ、笑いに来たのか」
- 「シャアが見てるんだぞ、シャアが」
- ○ 小雪の「小雪、行っきまーす!」という台詞は「ガンダム」アムロ発進時の台詞から。
- ○ 切れたギロロが持ち出した武装は、ザクのヒートホークとガンダムバズーカなど。
- 次回予告
- ○ ウェットルロボを操縦する箱の中の軍曹は「ジャンボーグA」か。舞台上でセスナみたいなのが飛んでいたし。
- ● コインクーラーというのは、「スーパーロボットレッドバロン」のスポンサー日本空気販売のCMであるらしく、この会社が倒産したので「レッドバロン」も終了したそうである。なお、「レッドバロン」LD-BOXにはコインクーラーCMが収録されているらしい。
- ● ウェットルロボの首が回っているのは「スーパーロボットマッハバロン」マッハコレダーから。
- ○ Bパートサブタイトル「ケロロ 突撃!ウェットルヒューマン であります」は「突撃ヒューマン」から。
- 以上であります。
- EPISODE 166
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(6月23日オンエア分その1)。濃いネタを判る限りで解析するであります)(日記にも同文掲載)。
- 満を持して1年ぶりにウェットルキング再登場。前回よりネタの数的にはやや少ないように思いますが、山口宏脚本により、マイナーさとディープさでは前回以上。年代的に私としては大満足ですが、いやはや参りました。
- 今回は各ネタにつき2ちゃん他各所を参照していますが、さらに不備不足の補完をお願いします。
- Aパート
- ○ 念のためおさらいしておくと、ウェットルキングとは第113話に登場したナメクジを元に作られた対夏美用決戦兵器であり、デザインは1972年特撮TVシリーズ「アイアンキング」のアイアンキングから。冒頭の回想シーンは第113話から。サブタイトル後、夏美が居間に入ってくる後の展開は第113話Aパートの繰返しであり、冬樹が「既視感」といっているが実際には過去にあったことである。
- ○ 軍曹が作っているガンプラは「機動戦士Zガンダム」に登場するジ・オ。
- ○ 第113話にも登場しているモアのコスプレは遊園地等のヒーローショーの定番の司会のお姉さん。
- ○ 煙と共に公会堂風のセットに変わるのは、第113話で、1972年の特撮TVシリーズ「突撃!ヒューマン!!」が川口市民会館、府中市民会館等で収録された公開録画番組であったことを元ネタとしたことの流れ。
- ○ クルルが同時録音に使用しているのは、オープンリール式のテープレコーダー。テープ幅6mm(1/4インチ)で「6ミリ」「しぶいち」と呼ばれるものらしい。今ではデジタル録音に取って代わられているのでほとんど使われない。
- ○ 舞台上に飛んできたおもちゃのセスナ機は、1973年円谷プロ製作の特撮TVシリーズ「ジャンボーグA」に登場する、ジャンボーグAに変形するジャンセスナから。
- ○ 軍曹の「ウェットルファイト!」の掛け声と共に変形するセスナは、上記「ジャンボーグA」の登場シーンから。原典の掛け声は「ジャンファイト!」。ポーズも一緒。
- ○ ウェットルキングが踏み潰した0系新幹線初代ひかり号は、1964年の開業時から使われた0系車両により編成されたひかり号。冬樹は「今はなき」と言っているが、正確には0系は、いまだに山陽新幹線こだま号として6両編成4本が運用されているそうである。
- ○ 「あのウェットルキングは全身宇宙金属で作られたニセモノなんだ」という冬樹の台詞にある「宇宙金属」は、1974年東宝映画「ゴジラ対メカゴジラ」に登場するスペースチタニウムから。平田昭彦博士の台詞「全身宇宙金属で作られている。メカゴジラとでも呼んだらいいかな」が台詞の元ネタ。
- 「ウルトラセブン」第2話「緑の恐怖」に登場する宇宙金属チルソナイト808ははずれのようです。
- ○ 軍曹が葉巻を持ちながら言う台詞「そいつがほんものと同じ性能と思ったら大間違いでありますよ」は、上記「ゴジラ対メカゴジラ」で、ブラックホール第3惑星人の司令官の「ゴジラめ。メカゴジラがお前と同じ性能だと思ったら大間違いだぞ」が元ネタで、葉巻を持っているのも一緒。
- その後で、コントロールパネルのスイッチを入れるとウェットルロボに変わるのも、「ゴジラ対メカゴジラ」の上記台詞の後のシーンで、司令官がスイッチを入れるとメカゴジラが炎上して正体を現すシーンから。
- 以下、足元からパンアップしながら、回転する手首、MW(メカニウェットルキング)マーク(原典はMG(メカゴジラ)マーク)、開閉する口をインサートする細かいカット割りも同様に「ゴジラ対メカゴジラ」から。
- メカニウェットルキングの名前は1967年東宝映画「キングコングの逆襲」に登場するメカニコングから。足先がとがっているのは「ウルトラマン」第18話「遊星から来た兄弟」に登場した、ザラブ星人が化けたにせウルトラマンから。腕と足についている金の輪は、「ウルトラマンA」第14話「銀河に散った5つの星」に登場するエースキラーからか。
- ○ このシーンにかかる挿入歌「ウェットルキングのうた」(作詞:山口宏、作曲・編曲・歌・演奏:植津徹とザ・キングスターズ)は、第113話にも登場しているが、イントロは、1974~1975年の特撮TVシリーズ1974年「スーパーロボットマッハバロン」主題歌「マッハバロン」のイントロのうなるエレキギターとそっくり。曲調もロックで共通。
- ○ 腕と足についている金の輪は、「ウルトラマンA」第14話「銀河に散った5つの星」に登場するエースキラーからか。
- ○ メカニウェットルキング2を製作している格納庫は、1975年東宝映画「メカゴジラの逆襲」で、メカゴジラ2号を作っているブラックホール第3惑星人の基地から。コントロールルームから窓越しにメカゴジラを見るカット、クルルの座るコンソールの形状などが似ている。
- ○ メカニウェットルキング2を製作している際の軍曹の台詞「強靭なボディは、鋼よりも強く、絹糸よりもしなやか」は、1962年東宝映画「キングコング対ゴジラ」で、新製品の繊維を高島忠夫に紹介する際の佐原健二の台詞「鋼よりも強く、絹糸よりもしなやか、原子力時代の繊維ですよ」から。
- ○ 「我輩の動きがそのまま伝達されるシステムなんでありますよ」というメカニウェットルキングの操縦システムは「ジャンボーグA」から(これは「機動武闘伝Gガンダム」じゃないですよ)。
- ○ 「我輩の拳がぬるって気取る(?)」という軍曹の台詞の方は、「機動武闘伝Gガンダム」ドモンの台詞「俺の拳が真っ赤に燃える」から。
- ○ 両手を揃えた後、字幕を破って飛び出すロケットパンチは、1973~1974年の特撮TVシリーズ「スーパーロボットレッドバロン」レッドバロンの技、バロンパンチから。
- ○ メカニウェットルキングが登場するニセのアイキャッチは、前記「スーパーロボットマッハバロン」かららしい。
- ○ ケロロ空気販売のケロロクーラーのニセCMは、上記「スーパーロボットレッドバロン」のスポンサー日本空気販売とのタイアップCMが元ネタであるらしい(なんとなく覚えているような)。「レッドバロン」LD-BOXにはコインクーラーCMが収録されているらしい。なお、この会社が倒産したので「レッドバロン」も終了したそうである。
- ○ 秘密基地内格納庫で作成されたメカニウェットルキング2の様子は、「ウルトラセブン」第46話「ダン対セブンの決闘」に登場するにせウルトラセブンからか。
- ○ 「でも宇宙が妙に青っぽい気が」という冬樹の台詞は、おそらく1967年東映製作の特撮TVシリーズ「キャプテンウルトラ」のことか。技術上の理由か、宇宙が黒でなく青で表現されていた。なお「キャプテンウルトラ」は「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」の間に放送され、当時は「ウルトラシリーズ第3弾」であった。
- ○ 新シリーズになってセスナから車に変わったというのは、「ジャンボーグA」の2号機ジャンボーグ9(ナイン)のこと。登場したミニカーはジャンボーク9に変形するジャンカーZから。
- ○ 軍曹の変形の掛け声「ウェットルファイト、ツーダッシュ」は、ジャンボーグ9の変形の掛け声「ジャンファイト、ツーダッシュ」から。変形シーン、ポーズも一緒。
- ○ メカニウェットルキング2の操縦法である車のハンドルは、ジャンボーグ9の操縦法から(「戦闘メカ・ザブングル」じゃないですよ)。
- (Aパートようやく終わり・・・)
- Bパート
- ○ サブタイトル「ケロロ 突撃!ウェットルヒューマン であります」は前記「突撃!ヒューマン!!」から。
- ○ 「生まれ変わった新ウェットルパンチ、受けてみろ~」という軍曹の台詞の「受けてみろ~」という言い回しは、前記「スーパーロボットレッドバロン」主題歌「レッドバロン」の「エレクトリッガー 受けてみろ~」から。夏美に命中した後の軍曹の台詞「それみたか~」の言い回しは、同主題歌「バロンハンマー それみたか~」から。
- ○ 新兵器回転ミサイルの発射ポーズは、1967~1968年東映製作の特撮TVシリーズ「ジャイアントロボ」ジャイアントロボのロケット砲から。手が回転するのはメカゴジラからか。
- ○ ギロロに渡されたヘルメットで夏美が変身したスーツは、1974~1975年ピープロ製作の特撮TVシリーズ「電人ザボーガー」第41話以降に登場するストロング・ザボーガーから。マシーンザボーガーとマシーンバッハが合体した形態。ギロロの言う「怒りの電流」は、ザボーガーの起動キーである操縦者の電極回路から発生する「怒りの電流」から。
- ○ ウェットルキング2最大の武器ウェットルコレダーは、前記「スーパーロボットマッハバロン」マッハバロンの必殺技マッハコレダーから。ただし、頭が回転するのは共通だが、原典は両目から中性子を加えた1億ボルトの電流を放つ技であり、決して「高速回転した頭をこれかとばかりに敵に押し付ける」技ではない。
- ○ 軍曹の台詞「踏みあらせ~(?)」の言い回しは、前記「スーパーロボットレッドバロン」主題歌「レッドバロン」からだが、2番以降の歌詞が未確認なので該当個所が特定できませんでした。
- ○ 夏美が腰から射撃するのは、ストロングザボーガーの必殺技であるストロング・バズーカから。
- ○ 巨大化した人間ナメクジは、「ウルトラQ」第3話「宇宙からの贈り物」のナメゴンか、劇場用アニメ版「AKIRA」クライマックスの暴走する鉄雄か、という感じ。
- ○ 人間ナメクジ改めウェットルヒューマンに捕まった軍曹以下の小隊の泣き声「オロロ~ン」は「ハクション大魔王」ハクション大魔王の泣き声から。
- ○ 冬樹が作ったウェットルキングを呼ぶ青のウェットルサインは、前記「突撃!ヒューマン!!」のヒューマンサインから(第113話に登場済み)。「突撃!ヒューマン!!」はヒーローショーの公開録画という形式で、会場の子供たちがヒューマンサインを回して送る声援のエネルギーで変身した。主人公岩城淳一郎がヒューマンに変身する際は赤、いきなりヒューマンを呼ぶ際は青のサインを回した。クルルがヒューマンサインを鉛筆で回しているのは、小学館の学習雑誌の付録についたヒューマンサインのミニチュア版が鉛筆で回すものであったことかららしい。
- ○ ケロロの「無駄であります。無駄無駄無駄ーっ」という台詞は、荒木飛呂彦のマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」ディオのスタンド、世界(ザ・ワールド)ラッシュ時の口癖かららしい(実はよく知りません)。
- ○ 冬樹とモアの純粋な心が宇宙に描いた巨大なウェットルサインは、「ウルトラマンA」以降のウルトラシリーズで、ウルトラ兄弟が連絡に使うウルトラサインが元ネタ。
- ○ ウェットルキングの登場シーンは、1979~1980年のTVアニメ「ザ☆ウルトラマン」オープニングの「だれもがしってる」から「はやてかおとか」までのシーンが元ネタ。シルエットをパンアップしたり、土星の前を横切ったり(左右が違いますが)、回転しながら飛んだりする。
- ○ ウェットルキングの吊り人形が舞台セットに飛び込むのは、前記「突撃!ヒューマン!!」ヒューマンの登場シーンから。
- ○ ウェットルキングが光弾を放つポーズは、「ザ☆ウルトラマン」ウルトラマンジョーニアスのプラニウム光線か。
- ○ 悪の姿に変化した生き物を元の姿に戻す作用があるウェットルウェーブは、1984年東映製作の特撮TVシリーズ「星雲仮面マシンマン」マシンマンの必殺技(?)カタルシスウェーブから。こちらは悪人を改心させる効果がある。
- ○ メカニウェットルキング?が、応接間の紫陽花が落ちるのを見て昔の自分を思い出す、緑の光のトンネルとセピア色の回想シーンは、2002年東宝映画「ゴジラ×メカゴジラ」の機龍とゴジラの初対決で、機龍の左目から脳内にカットインして、初代ゴジラの回想に繋がるシーンが元ネタ。従って、その後のメカニウェットルキング?の暴走は、同作品の機龍から。
- 以上であります。ああ疲れた。
- EPISODE 167
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(6月30日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 先週のネタの嵐に比べると実に穏やか。カップめんを作るだけの話と、クロスワードパズルを解くだけの話ですが、心安らかに鑑賞できました。
- Aパート
- ○ もはや言わずもがなだが、556の変身「癒着」は、「宇宙刑事ギャバン」の変身「蒸着」から。当然556は「ギャバン」の一条寺烈からで、ラビーは「宇宙刑事シャイダー」シャイダーのパートナー、アニーから。
- ○ ラビーが福引で当てたカップめんのパッケージは、サンヨー食品の「サッポロ一番カップスター」から。ちなみに、1970年代半ばのカップめんファンは、日清食品のカップヌードル(1971年発売)派と、カップスター(1975年発売)派に二分されていたと思います。
- ○ カップめんと聞いて556が思い浮かべる正義の味方「C(カップ)メン'75」は、1975~1982年のTBS系アクションドラマ「Gメン'75」から。滑走路を横一列でメンバーが歩いてくるのは同ドラマのタイトルバックから。
- ○ 556がアパートの窓を突き破って飛び出すカットの3回繰返しは、「宇宙刑事シャリバン」OPに同種のカットあり(こちらは2回)。元ネタかどうかは微妙。
- ○ 556がやかんに水をくむ公園の緑色の遊具は、ザクヘッドっぽい。
- ○ 556がカップめんのビニールパックを開けるために持ち出した必殺技レーザー竹刀は、「ギャバン」の武器レーザーブレードから。
- ○ 556の台詞「正義のヒーローなら誰だって3分という時間が身体に染み付いているものさ」と、赤をバックに右手を上に上げるポーズは、言わずと知れた初代ウルトラマンから。
- ○ 556が畳に着地すると砂埃があがるカットは、いわゆる平成ウルトラマン以降、ウルトラマンが登場して着地すると、ドーンと砂煙があがるカットからか。1997~1998年「ウルトラマンダイナ」第38話「怪獣戯曲」で、特技監督佐川和夫が初めて試みて、ウルトラマンの巨大感がよく表現されていたため、その後の定番となった。
- ○ 556が懐中電灯を持って「ピーコン、ピーコン、ピコン、ピコン」とやるのはもはや説明も不要な初代ウルトラマンのカラータイマーですね。
- Bパート
- ○ 冒頭の宅配便の「サンイラズ運輸」は、「ケロロ軍曹」製作会社のサンライズから。マークは黒のガンダムヘッド。
- ○ 冬樹が軍曹に見せたクロスワードパズルの回答中、縦の答にある「リイクニ」は、1987年がイナックス製作の劇場用アニメ「王立宇宙軍 オネアミスの翼」のヒロインの名前。ちなみにこの作品は、企画当初のタイトルは「王立宇宙軍」、劇場公開時のタイトルは「オネアミスの翼~王立宇宙軍~」、現在のタイトルは「王立宇宙軍」。公開前には「リイクニの翼」という仮題が公表されたこともある。製作側と配給側の激しいやりとりが推測できる。
- ○ 冬樹がゲットしたクロスワードパズルの景品は「黄金のモアイ像ノンスケールモデル」だが、他の景品「1/1200スケール宇宙戦艦ガマト プレミア仕様」には、「原作者の吉崎零士先生監修」「パッケージは漆塗りの特製桐箱」「お風呂に浮かべて遊べます」などの説明が読める。「宇宙戦艦ガマト」はゲロロ艦長の乗艦で当然「宇宙戦艦ヤマト」から。原作者の名前は「ケロロ軍曹」原作者の吉崎観音+「ヤマト」原作者の松本零士から。もうひとつはガンダムのフィギュアだが詳細不明。
- ○ 以前にも出たことがあるが、夏美が読んでいる雑誌「ねこ日和」は、日本出版社のペット雑誌「猫びより」から。
- ○ 軍曹がガンプラ1年分として思い浮かべるのは、ブラウ・ブロとかシャア専用ゲルググとかザクレロとかエルメスとかアッザムとか多数。
- ○ 軍曹の笑い「グフ、グフ」でグフって、そのままですね。
- ○ 軍曹の台詞「お宝ゲットに向かってレッツラゴーであります」の「レッツラゴー」は、赤塚不二夫のマンガ「レッツラゴン」が元ネタではなくて、赤塚不二夫公認サイトによると、当時の流行語「レッツラゴー」から「レッツラゴン」を考えたそうです。
- 以上であります。
- EPISODE 168
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(7月7日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 期間限定とか初回限定って言葉は非常に魅力的なんですが、冷静に考えると実は中身は大したことないんですよね。あとで値打ちが出るものなどごく僅かですし。いや、耳の痛い話です。
- あと、どうでもいいことなんですが、愛知県では冷やし中華にはからしだけでなくマヨネーズが添えられます(どうやら寿がきやというチェーン店の影響らしい)。
- Aパート
- ○ 何回も登場している「限定100個の激レアアイテム」であるダンガルは、マルイが発売していたガンプラのパチモンプラモ「モビルフォース・ガンガル」 から。
- ○ クルルが開発した「開運なんでも限定ガン」の名称は、テレビ東京系バラエティ番組「開運!なんでも鑑定団」から。小隊の座っているクルルの顔のセットは同番組のセットから。「千百十一」という数字はお宝の評価額の表示から。
- いつもはクルルの発明品は歌の歌詞にちなんだネーミングがされるが、今回は例外。
- ○ クルルの「いい仕事してるだろ」という台詞は、同番組の鑑定士、陶磁器鑑定の中島誠之助の決め台詞「いい仕事してますね」から。ドロロのコスプレは同番組鑑定士、北原照久らしい。タママ、ギロロは不明。
- ○ 軍曹が限定化したガンプラは、ガンキャノン、アッガイ、GM、ボール、シャア専用ザク、ドム、ゴッグ、グラブロなど。
- Bパート
- ○ 久しぶりに登場の西澤桃華親衛隊、吉岡平くんのネーミングは「無責任艦長タイラー」等の作家、吉岡平から。
- ○ 限定期間が過ぎたため、軍曹のガンプラルームから消えたガンプラは、量産型ズゴック、アッガイ、ホワイトベース、ガンペリー、61式戦車など。
- ○ ブラックホールに吸い込まれるガンプラは、量産型ザク、ゴッグ、ジオング、アッガイ、GM、ガンキャノン、ザクレロ、ドム、ゾッグ、ガンダム、ボールなど。 最後に、「ガンダム」本編には登場しないアッグの姿も。ジャブロー攻略戦で地下をドリルで掘り進むために開発されたモビルスーツ(本編に登場しなくて良かったです)。
- ○ 桃華の怒りのパンチにより吹き飛ばされる人々の姿は、「マトリックス・リローデッド」のネオとエージェント・スミスの闘いのようである。
- 次回予告
- ○ ドロロの台詞「発進だ、超絶合体、フュージョンだ!」は、中の人つながりで「ドラゴンボールZ」トランクスの、サイヤ人同士の合体技フュージョンからか。
- ○ 軍曹の「最初からクライマックスであります」は、「仮面ライダー電王」モモタロスの決め台詞「俺は最初から最後までクライマックスだぜ!」から。
- ○ Aパートサブタイトル「ウレレ 電車の王様 であります」は、上記「仮面ライダー電王」からか。こんなオンタイムのネタも珍しいです。
- ○ Bパートサブタイトル「ギロロ 美少女と液体ケロン人 であります」は、1958年東宝製作の特撮映画「美女と液体人間」から(「電送人間」「ガス人間第一号」は見てるんですが、これ見てないんですよね)。
- 以上であります。
- EPISODE 169
- アニメ版「ケロロ軍曹」先週の地球侵略報告(7月14日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- えらい遅れましたが、先週分です。待ってた方にはお待たせしました。
- 車を運転しない私としては、Aパートは夢のような世界で、地球環境のためにもこうありたいものです。
- Aパート
- ○ ウレレが中から現れるクラシックな電話ボックスは、イギリスのSFTVドラマ「ドクター・フー」で、ドクターが使う時空転移マシン、ターディスが元ネタらしい。なお10代目ドクターはウレレ役の関俊彦で、中の人つながり。
- ○ 再登場のウレレの開口一番の台詞「僕、参上」は、現在放送中の「仮面ライダー電王」に登場するモモタロス(電王ソードフォーム)の決め台詞「俺、参上!」からで、中の人、関俊彦つながり。いきなりこれではのけぞるしかありません。
- ○ サブタイトル「ウレレ 電車の王様 であります」は、「仮面ライダー電王」から。
- ○ 街中を線路がひとりでに敷かれていくのは、「電王」、デンライナー等の「時の列車」が疾走するシーンから。
- ○ ケロロカラーの電車の先頭車両には赤い隊長ヅノが。
- ○ ギロロが電車を見て感動していう台詞「いいじゃん、いいじゃん、すげえじゃん」は、「電王」オープニング「Climax Jump」の歌詞から。
- ○ ウレレの台詞「いっとくけどボクは、最初からクライマックスだよ」は、「電王」モモタロスの決め台詞「俺は最初からクライマックスだぜ!」から。
- ○ 電車を運転する小隊が、バイク上の操縦席に座っているのは、「電王」で戦闘時にデンライナーの操縦席を兼ねる電王のバイク、マシンデンバードから。
- ○ 電車が止まる角山書店は、当然、マンガ「ケロロ軍曹」出版社の角川書店から。
- ○ 回想で少年ギロロが写真を撮っている電車は、1960年代前半に旧国鉄が運行していた「こだま」「つばめ」に使われた151系特急車両と思われるがどうか。
- ○ タママの歌う「僕は特急の機関士ですぅ」は、三木鶏郎作詞・作曲の「僕は特急の機関士で」(1950年)が元ネタ。メロディは全く違います。「東京 京都 大阪 ウウウウウウウウ ポポ」という部分は聞き覚えがあるのでは。東海道、九州巡り、東北巡り、北海道巡りなど、全部で150番近くあるらしい。
- ○ ドロロの「走れ!ドロライナー、俺とお前は一心同体!」という台詞は、ドロロロボの時にも出てきたが、「特警ウインスペクター」挿入歌「ジャスト・ギガストリーマー」(歌:水木 一郎)の一節からか?
- ○ 車内販売をする軍曹のコスプレ「桃から生まれた桃仮面」は、高橋英樹主演のTV時代劇「桃太郎侍」+「電王」電王ソードフォームからか。
- ○ 軍曹の「我輩は電車の王様」「略して電」というのは、当然「電王」というつもりだったんですね。モアちゃんにさえぎられましたが。
- ○ ギョフノリー星人が乗ってきた宇宙戦艦は、劇場版「伝説巨神イデオン発動篇」に登場するバッフクランの最終兵器ガンド・ロワから。超新星のエネルギーを集めて敵にぶつける全長500キロメートルの巨大なビーム砲であり、「トップをねらえ!」バスターマシン3号とならんで、おそらくアニメ史上最強の兵器。
- ○ ウレレの台詞「僕の必殺技、パート999」は、「電王」モモタロスの決め台詞「俺の必殺技、パート○○!」から。「999」は当然「銀河鉄道999」。
- Bパート
- ○ サブタイトル「ギロロ 美少女と液体ケロン人 であります」は、1958年東宝製作の特撮映画「美女と液体人間」から。内容的なネタは、「液体人間に襲われた人間も液体人間となる」「下水道」といった間接的なもので、直接的なものは特にないようです。
- ○ 銀河の湯にある黄色い風呂桶「ケロロン」は、たびたび出ているが、内外薬品の解熱鎮痛剤「ケロリン」から。銭湯にあるケロリン桶は、もともと風呂桶に薬の広告を出したもの。
- ○ 軍曹が作っているガンプラ、シャア専用赤いホワイトベースにはナレーション通り隊長ヅノつき。液体ギロロが抜け出したら、ツノも一緒に移動してます。
- ○ 夏美が液体ギロロを吸い込んだ掃除機は、グフカラーで隊長ヅノ付きのスイトールくんZ。
- ○ オチの赤い軍曹が隊長ヅノ付けて「シャア専用」というのはもはや説明不要でござる。
- 次回予告
- ○ ネタではないが、軍曹の「ツボカビ怖ええ~」という台詞のツボカビは、両生類に致命的な感染症を引き起こすカエルツボカビのこと。
- 以上であります。
- EPISODE 170
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(7月21日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 先週のように宿題になるとしんどいので、早めにアップします。Bパート、ケロン人が居候先を探すというのは、「オバケのQ太郎」みたいですね。
- Aパート
- ○ ネタではないが、学校にある二宮金次郎像は、江戸後期の農政家、二宮尊徳をモデルとしたもの。幼少期に薪を背負いながら本を読んで勉学をしたという話が大正時代以降の修身の教科書に取り上げられ、昭和初期以降、各地の学校に像として建てられたものである。
- ○ 軍曹の台詞「この灰色の脳細胞を持つ名探偵の我輩が」の「灰色の脳細胞」は、アガサ・クリスティの創作した名探偵エルキュール・ポワロのキャッチフレーズから。
- ○ 「そいつはこんな顔かい」というクルルは、小泉八雲「怪談」中の「むじな」を下敷きにしている。
- ○ 「謎はすべて解けたであります」という軍曹の台詞は、「金田一少年の事件簿」金田一一の決め台詞「謎はすべて解けた!」から。
- ○ といいながら謎解きをする軍曹のコスプレは、横溝正史の創作した名探偵金田一耕助のもの。
- ○ 語る中身は「顔に傷を負った復員兵」「祖父の残した莫大な遺産」と、横溝正史「犬神家の一族」である。
- ○ 五億円強奪事件の真相を語る軍曹のコスプレは、アメリカTVドラマ「刑事コロンボ」ピーター・フォーク演じるコロンボ。
- ○ テレビ奥東京で午前2時に再放送している「ゲロロ艦長」だが、その後2時30分放送の「ゲーロック」は、「宇宙海賊キャプテンハーロック」から。3時からは「ガンプラ選手権」を放送している模様。
- ○ 当日再放送されている「ゲロロ艦長」最終回のシーンは、「宇宙戦艦ヤマト」第26話ラスト近く、沖田艦長が息を引き取り、佐渡先生が敬礼するシーンから。
- ○ 階段の段数の謎を説明する軍曹のコスプレは、コナン・ドイルの創作した名探偵、シャーロック・ホームズ。
- ○ 動く二宮金次郎像の動きを説明する軍曹のコスプレは、前出エルキュール・ポワロ。
- ○ さらに調理実習室で真相を語る軍曹のコスプレは、寺沢大介のマンガを原作とした日本テレビ系ドラマ「喰いタン」東山紀之演じる高野聖也。
- Bパート
- ○ 軍曹ルームにあるガンプラは、シャア専用ズゴッグ、ゾッグ、ザクレロ、量産型ザク、ボール、ガンダム、グフなど。
- ○ 散世のコスプレは、「キャッツ・アイ」来生三姉妹だが、色は該当がないようです。
- ○ 散世のイメージするお笑い宇宙人は、タママ=桜塚やっくん、軍曹=?、ギロロ=パペットマペット、クルル=ダンディ坂野? なんかみんなピン芸人のようです。
- ○ 漫才ユニットでのタママの南極タマエのコスプレは、「サクラ大戦」コクリコから。軍曹がプルルに命名した海原プルリ(本来はモアが海原モアとして入る)は、1970年代の漫才コンビ、海原千里・万里から。海原千里は現在の上沼恵美子。ギロロのククルス・ドアンは、「機動戦士ガンダム」第15話「ククルス・ドアンの島」に登場するジオンの脱走兵の名前から。
- ○ 「やっぱりこれからはピン芸人?」と愕然とする前に軍曹にかぶる字幕「ひとりでできるモンッ」は、NHK教育テレビの小学生向け料理番組「ひとりでできるもん!」からか(同名のダンサーもいるようですが)。
- 次回予告
- ○ Aパートサブタイトル「タママ 理由なき反抗 であります」は、ジェームス・ディーン主演の1955年アメリカ映画「理由なき反抗」から。
- 以上であります。
- EPISODE 171
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(7月28日オンエア分その1)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週のBパート、クルルがガンダムマニアとは知りませんでした。ミハル編はファーストガンダムで最も琴線に触れる話なので、ファースト原理主義者としてはクルルにネタにされるのはやや複雑な気分…。
- Aパート
- ○ サブタイトル「タママ 理由なき反抗 であります」は、ジェームス・ディーン主演の1955年アメリカ映画「理由なき反抗」から。
- ○ 反抗期のタママに優しく接するステップ1の軍曹が持っているガンプラは、ゴッグとコア・ブースター。実際の「ガンダム」劇中にはこの組合せはない。
- ○ クルルがゲームセンターでコントロールスティックを動かしながらいう台詞「炎のコマだぜぇ」というのは、すがやみつるのマンガ「ゲームセンターあらし」に登場する必殺技「炎のコマ」から。これは、十字スティックを高速で操作することでプレイヤーのキャラクターが敵からの攻撃を潜り抜け、その際、操作する手が空気摩擦で炎を発するという技。
- ○ ドロロの台詞「タママ殿は今、まさにケロン人としての大人の階段を登ろうとしているのでござる」の「大人の階段を登る」というのは、1983年H2Oの歌った「想い出がいっぱい」の歌詞「大人の階段登る 君はまだシンデレラさ」を連想させる。なおこの曲は、あだちみつる原作のTVアニメ「みゆき」のエンディングテーマ。アニメ「みゆき」は忘れさられたが「想い出がいっぱい」は今でもしぶとく生き残っている(私の数少ないカラオケ持ち歌でもあります)。
- ○ ケロン人の反抗期を説明するナレーション「説明しよう」は「タイムボカン」シリーズ、富山敬のナレーションから。
- ○ 反抗期の対処マニュアルの説明後のドロロの台詞「ニンニン」は、「忍者ハットリくん」からか。
- ○ 殴りあった軍曹とギロロは、「あしたのジョー」に登場する必殺技ダブルクロスカウンターのように(でいいのかな?)見事に相打ちになっている。
- Bパート
- ○ 以前にも登場した、クルルの取り出したクルルカレーは、ハウス食品のレトルト食品、ククレカレーから。
- ○ 緊急警報とともに日向家の廊下を封鎖するシャッターには、「新世紀エヴァンゲリオン」NERVのマークっぽいケロロ小隊マークが(これも以前に登場済み)。
- ○ 応接間に登場したクルルの座る司令官席は、「機動戦士ガンダム」ホワイトベースのブリッジにある艦長及びオペレータ席から(これも登場済み)。
- ○ 地下から発進する「クルルスペシャルデリシャススーパーXバード」(実はいつものケロロ小隊輸送用ドック。武器を満載したコンテナの名称?)は、サンダーバード2号+「ガンダム」ガンペリー。カタパルトには「サンダーバード」トレーシー島のヤシの木が。操縦席、操縦桿の形はサンダーバードから。
- ○ 宇宙に放りだされた全自動無人侵略マシーンが回転しながら戻ってくる姿は、ガメラの回転ジェットっぽい。武装を出すところはなんとなく「機動戦士Zガンダム」アッシマーみたいですが。
- ○ 全自動無人侵略マシーンの装備している武器、メガ粒子砲の名前は、「ガンダム」ホワイトベース等のメガ粒子砲から。ミノフスキー粒子を圧縮融合したメガ粒子を打ち出すビーム砲のこと。
- ○ 紫色の六角形があるメガ粒子砲のデザインは、ガンダムというより「伝説巨神イデオン」のバッフクランのメカっぽい。
- ○ 「こんなこともあろうかと」は、「宇宙戦艦ヤマト」真田志郎技師長の名セリフ(といわれてるもの。実はパート1TV版本編には登場しないそうです)。
- ○ 対侵略マシーン用破壊ミサイルを発射した後、空中に投げ出されるクルルは、「ガンダム」第28話「大西洋、血に染めて」で、女スパイ、ミハル・ラトキエがガンペリーから投げ出されて絶命するシーンが元ネタ。
- ○ 爆発の火球をバックに左から右へ輸送用ドックが飛んでいくカットは、「ガンダム」上記話数で、ミハル絶命後、ズゴック爆発の火球をバックにガンペリーが右から左へ飛んでいくカットから。
- ○ 夏美の台詞「クルルありがとう、もう上がってきていいわ」は、「ガンダム」カイ・シデンの台詞「おいミハル、どうしたんだ、上がってこいよ」から。
- ○ クルルの台詞「一度やってみたかったんだよなあ、ベルファスト編」のベルファストは、北アイルランドの首府として実在する都市。世界最大の乾ドックがあるそうで、「ガンダム」では、オデッサ作戦で傷ついたホワイトベースが補修を受ける第26~27話の舞台となった。また、ホワイトベースに潜入する前にミハルが弟妹と住んでいた街である。ベルファスト編はミハルの登場する第26~28話を指すものと考えられる。
- 次回予告
- ○ ナレーターの口調は映画評論家の故淀川長治のモノマネ。アリサ登場回ではナレーターは淀川調でしゃべることがお約束となっている。
- ○ 軍曹の台詞「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」は、淀川長治が解説をしていた日曜洋画劇場の終了時の淀川氏の決め台詞。
- EPISODE 172
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(8月4日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載。●は2ちゃんネタ)。
- 今週は毎年恒例の土井中海岸編ですが、闇に住むものアリサには夏の海岸は似合いませんねえ。なお、前回予告通り、アリサ編なのに今回は淀川長治調ナレーションは出番なし。
- Aパート
- ○ 何度も登場して、とうとうハリウッド映画化が決定したダンガルは、そもそもガンプラのパチもの、マルイが発売していたプラモ「モビルフォース・ガンガル」から。
- ○「超機動戦艦ダンガル」のパイロット、ダン・イケダ隊員は、1970~1980年代半ばまで、TVで活躍していたバンド、ダン池田とニューブリードのバンドマスター、ダン池田から。
- ○「超機動戦艦Zダンガル」のパイロット、ロミ・ヤマダ隊員は、歌手・タレントのロミ山田から。「Z」のロゴは「乙」になっている。
- ○「超機動戦艦ZZダンガル」のパイロット、ジョージ・ヤマナカ大佐は、歌手・俳優のジョー山中から。このため「ジョージ」の「ジ」は小さく書かれている。
- ○ 以上のダンガル3体を併せて「パチモン三連星」と呼ぶらしいが、三連星とは「機動戦士ガンダム」に登場するジオン軍でドムを操るガイア、オルテガ、マッシュの3人のパイロットの通称「黒い三連星」から。
- ○ ネタではないが、ギロロの「あんなパチモンに頼るほどネタ不足なのか、ハリウッドは」という台詞は、その通りですね。シリーズもの、マンガ原作だけでなく、日本や韓国映画をリメイクする時代になってます。
- ○ ホテル前に立つ実物大のハリウッドダンガル(初号機)は、エヴァンゲリオン風に改変されており、全く別物になってしまっている。連想されるのは1998年のUSA版「GODZILLA」(ゴジラ)であり、ゴジラを怪獣ではなくただの巨大イグアナとして描いたため、多くの顰蹙を買った。
- ● 冬樹が海岸で見ている携帯TVのニュース「今日の朝、大戸島近くで操業していた漁船、栄光丸と備後丸の2隻が転覆しているのがまた新たに発見されました」は1954年版「ゴジラ」を下敷きにした台詞。大戸島はゴジラが最初に出現した島、栄光丸は冒頭沈没した貨物船、備後丸は救助に向かって沈没した貨物船の名前から。
- ○ 冬樹のドッペルゲンガーがジェスチャーで1~2文字ずつ言葉を伝えていくのは、1953~1968年NHKの公開番組「ジェスチャー」が元か。
- ○ ダンガルなりきりコンテストでの、軍曹のコスプレ、ファーストダンガルが地球をバックにポーズをとるのは、「機動戦士ガンダム」TV版のオープニングで、地球をバックにガンダムのタイトルが出るカットから(ただしガンダムはでてません)。
- Bパート
- ● 巨大UMAのヒトガタとニンゲンは、どうも2ちゃんねるで広まったUMAであるらしい。詳細は以下のページ参照。
- http://homepage3.nifty.com/Daiou3/Ningen.html
- ○ ヒトガタとニンゲンのデザインは、「新世紀エヴァンゲリオン」で第三新東京市ジオフロント最深部、ターミナルドグマで磔にされていた第1使徒アダム(実は第2使徒リリス)っぽい。善と悪の2体が戦う様子は何となく1966年東宝特撮映画「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」を思わせる。
- ○ 556の変身「癒着」は、「宇宙刑事ギャバン」ギャバンの変身「蒸着」から。
- ○ 水平線をバックに「終」の文字がアップになるラストは、1962年「キングコング対ゴジラ」など東宝怪獣映画でよく使われている。
- 以上であります。
- EPISODE 173
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(8月11日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載。●は2ちゃんネタ)。
- 今週は原作14巻所収の第百拾弐話を元にした季節モノ。ウェットルキングの山口宏脚本、もうひとつのケロロと冬樹の物語を描くほのぼの話なのでネタはほぼ封印状態の筈なんですが…。
- Aパート
- ○ 冬樹の部屋に入ってきた軍曹が持っているガンプラは、ジオン軍の水中用モビルアーマー、グラブロ。
- ○「ほーれ、捕まえたぞガンダム」という軍曹の台詞は、グラブロの登場する「機動戦士ガンダム」第28話「太平洋、血に染めて」でのフラナガン・ブーンの台詞「おーら、捕まえたぞガンダム」から。
- ○ 世界のオーパーツコレクションを壊してしまった軍曹が、背後に冬樹の気配を感じる際、ニュータイプ発光と効果音。
- ○ お詫びの赤い宇宙水晶ドクロ(ツノ付き)はシャア専用ザクっぽい。
- ○ ヤマトの友達キリシマスギタが「マンガでいう最後の大どんでん返し」の例として説明する「ピッチャーに有利だからって、父親に左利きにさせられてて、本当は右利きだったとか、そんな感じの」というのは、1976~1978年のマンガ「新・巨人の星」において、前作で左腕が完全に動かなくなった星飛雄馬が右腕投手として復活したことを指している。
- ○ なお、ヤマトと仲間の名前は、ヤマト、シナノは原作にあるが、ムサシとキリシマはエンディングロールで判明する。これらは旧日本帝国海軍の軍艦から名付けられており、大和、武蔵、信濃は大和型戦艦のそれぞれ1番艦、2番艦、3番艦(改装され航空母艦となる)、霧島は金剛型戦艦の4番艦。
- キリシマは原作でスギタという名前が出ているため、姓として扱ってキリシマスギタ(霧島杉太?)というフルネームとなっている。
- ● ヤマトと仲間の声をやってる松本梨香、ゆかな、宮崎一成、真殿光昭は、1995~1998年にNHK衛星で放送されたアニメ「あずきちゃん」の主要キャストだそうです。
- ○ 冬樹を探す軍曹の泣き声「オロローン」は、1969~1970年のTVアニメ「ハクション大魔王」ハクション大魔王の泣き声から。
- ○ ヤマトに捕まった軍曹が言う台詞「ほーれ、捕まえられたぞガンダム」は上記「ガンダム」第28話同個所から。
- ○ ヤマトにケロンスターを取られた軍曹の台詞「親父にも取られたことないのに~」は、「ガンダム」第9話「翔べ!ガンダム」におけるアムロ・レイの台詞「…二度もぶった。親父にもぶたれたことないのに」から。
- ○ 軍曹の台詞「いいから返してちょーだい」の「ちょーだい」の言い方は、主題歌「帰ってきたケロッ!とマーチ」を歌う財津一郎っぽい。
- Bパート
- ○ カッパ池で泳ぐ軍曹の泳法は、単なるドルフィンキックというより、1980年にNHKで放送されたアメリカのSFTVドラマ「アトランティスから来た男」泳ぎというべきでしょう。原作でもそれっぽく泳いでます。ちなみに主人公マーク・ハリスの声をあてたのはシャア・アズナブルの池田秀一。
- ○ 世界のオーパーツコレクション全11種の中には、こっそり「新世紀エヴァンゲリオン」ロンギヌスの槍がまぎれこんでいる(左端の下から2番目)。
- 以上であります。
- EPISODE 174
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(8月18日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 久々にダンス☆マン(本人)登場。ついでに夏美・冬樹のお祖母ちゃんも。ネタはほんの少しですね。
- Aパート
- ○ 小隊が「ダンス☆マンスペシャルコンサート」の準備をしている会場の外見は、日本武道館っぽい。
- ○ モアちゃんのコンサートの前口上「レディースアンドジェントルメン、おとっつあんアンドおっかさん」は、昭和の芸人トニー谷の終戦直後のギャグ「レイディースエンジェントルメン、アンドおとっつぁんおっかさん」から。トニー谷には他に「さいざんす」「おこんばんわ」などの流行語がある。有名な「あんたのお名前なんてえの」は、長男誘拐事件などで一度人気が落ちた後、10年ほどたってから「アベック歌合戦」でカムバックした際のギャグである。
- ○ ドロロと冬樹が穴の中でころがる巨大な岩に追われるところは、スピルバーグの映画「レイダーズ 失われたアーク」冒頭アクションシーンから。
- ○ ダソヌ・マソの中継をしている大型テレビ「AITAビジョン」は、新宿のALTAビジョンから。右側の広告「アロム」は消費者金融アコムから。
- Bパート
- ○ 以前にも出ていたお祖母ちゃんの隣家の犬、デスは、なんとなく「無敵超人ザンボット3」千代錦っぽいのですが、千代錦の額の傷はハート印だったような。
- ○ ドロロの台詞「疾きこと風の如し」は、「孫子」を出典として武田信玄の軍旗に記された文句「風林火山」から。
- ○ クルルが操作した人工衛星こまわり4号の名前は、気象衛星ひまわり+山上たつひこのマンガ「がきデカ」主人公こまわり君から。
- ○ 濡れた身体を焚き火で乾かす少女とドロロ。少女が羽織ったものをハラリと落とし、焚き火を飛び越すシーンは、5回も映画化されてる三島由紀夫の小説「潮騒」が元ネタ。ヒロインが「その火を飛び越して来い」という名台詞を言うラブシーンなので、ドロロが焦りまくる訳です。
- 次回予告
- ○ Bパートサブタイトル「冬樹&夏美 新しい朝がきた であります」の「新しい朝がきた」は、藤浦洸作詞、藤山一郎作曲「ラジオ体操の歌」冒頭の歌詞から。
- 以上であります。
- EPISODE 175
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(8月25日オンエアその1)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週は、原作第14巻の第百拾壱話、第12巻の第九拾伍話、第14巻の第百拾参話の組合せ。特に後の2話は「ケロロランド」掲載のショートストーリーのため、2話を同居させた構成となってます。つまり季節ものの原作のお蔵出し。夜には虫の鳴き声も聞こえてきており、もうすぐ夏も終わりですねえ。
- Aパート
- ○ 小隊に続き冬樹を縮小した兵器はミクロイド光線。名称は手塚治虫のマンガ「ミクロイドS」、形状は東宝特撮映画「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」等に登場するメーサー殺獣光線車から。
- ○ タママの台詞「早くおいでよ、ですぅ」の「おいでよ」の言い方は、第134話Bパート「冬樹&クルル 秋葉原を行く であります」に登場した、デンデン星人オノの台詞「みんなおいでよ、電気いっぱい秋葉原」を下敷きにしているようである。これは、タママ役の小桜エツ子が演じる秋葉原の電器店オノデンのマスコットキャラクター「オノデン坊や」が元ネタ。
- ○ クルルがあひるのおもちゃを改良して作った水上スクーターは、「うる星やつら」テンちゃんのおまるスクーターから。なので、カット終わりでクルルが叫んでいる台詞は「あたるのアホー!」。これは主人公諸星あたるに対するテンちゃんの台詞から。
- ○ 冬樹、軍曹、ギロロの背後で、タママインパクトにより後ろ向きに進んでいるタママは、1971年東宝映画「ゴジラ対へドラ」における空飛ぶゴジラから。
- ○ 小雪の台詞「はやてのように、入水っ」は原作にもあるが、少年サンデーのマンガ「ハヤテのごとく」から、ではなくて、「月光仮面」の主題歌「月光仮面は誰でしょう」1番の歌詞からか。
- Bパート
- ○ サブタイトル「冬樹&夏美 新しい朝がきた であります」の「新しい朝がきた」は、藤浦洸作詞、藤山一郎作曲「ラジオ体操の歌」冒頭の歌詞から。
- 都会の若い人は知らないかもしれないので念のために書いておくと、かつての小学生は、夏休み期間中、毎日早朝ラジオ体操の会に出席し、出席カードにスタンプをもらっていた(劇中にもあるように、皆勤賞だと鉛筆などの景品がもらえる)。主催は町内会や子供会だった筈で、今から考えると役員も毎日早朝から大変だっただろうと思われる。現在では実施しているところでも、役員の負担等もあり、1~2週間に短縮されてるところが多いようである。
- ○ 軍曹がスイカを食べた際にニュータイプ発光と効果音。「食べた気がしないだと?」という台詞は富野台詞ですね。
- ○ 薄いスイカのカット「別名ドリフカット」は、「8時だヨ!全員集合」などで、ザ・ドリフターズの志村けんがやっていたスイカの早食いのタネ。単なる薄切りではなく、TVに写らない裏側を大きく削り取っていたらしい。
- ○ もう1個のスイカのことを聞いた軍曹に、やはりニュータイプ発光と効果音。
- ○ 庭から窓越しに夏美と冬樹を呼ぶ軍曹の「カムヒア!」は、「無敵鋼人ダイターン3」、破嵐万丈がダイターン3を呼ぶ際の「カムヒア!ダイターン3」からか。
- ○ 原作にもあるが、拘束具を外して暴走する巨大スイカは、「新世紀エヴァンゲリオン」から。
- ○ クルルの「メガネ、メガネ」は、横山やすしのギャグから。
- ○ 原作にもあるが、モアの台詞「吸水ホース切断、スイカ沈黙しました」は、「新世紀エヴァンゲリオン」NERV本部オペレーター、伊吹マヤから。ホントにあるかは未確認ですが、例えば「アンビリカルケーブル切断」「使徒沈黙しました」。吸水ホースは、エヴァンゲリオンの外部電源供給ケーブルであるアンビリカルケーブルが元ネタ。
- ○ 朝出かけていく軍曹の「非常にキビシーッ」という台詞は、主題歌「帰ってきたケロッ!とマーチ」を歌っている財津一郎のギャグから。
- ○ 原作にも出ている「MJ第十ニ番公園」というのは、宇宙人に関する調査や交渉を行っているといわれるアメリカ政府の秘密委員会の名称、MJ12(マジェスティック・トゥエルブ)から。
- ○ 原作にあるラジオ体操の歌の歌詞は、上記「ラジオ体操の歌」の歌詞のパロディ。元ネタは下記ページ(JASRAC許諾済み)を参照。歌詞中の大村ボートは、長崎県で開催されている大村競艇のこと。
- http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/rajiotaiso.html
- ○ 公園に集まっている宇宙人には、今まで登場した「オバケのQ太郎」小池さん宇宙人とかジャイアン星人とかムセンジャガ星人などいろいろいるが、白いマントを羽織った赤いロボット型宇宙人は、OVA版「真・ゲッターロボ」か石川賢のマンガ版「ゲッターロボ」か。
- ○ 「タビノビノ星人」が出てきましたね。 服装からしても、「のびのび太」が元ネタかと。
- ○ ラジオを載せてあるビールケースは「ジラフビール」のものだが、これはキリンビールから。
- ○ 腕をすばやく回転する運動の「CIRCLE」という掛け声は、ビリーズブートキャンプからか。
- ○ 腕をすばやく回転する運動を、夏美が「これどっかで見た気が」というのは1966~1982年フジテレビ系TV番組「ママとあそぼう!ピンポンパン」中でやっていたピンポンパン体操の振り付けのことか。
- 次回予告
- ○ 「まだだ、まだ終わらんよ夏休みは」という軍曹の台詞は、「機動戦士Zガンダム」第49話「生命散って」のクワトロ・バジーナの台詞「まだだ、まだ終わらんよ」から。
- 以上であります。
- EPISODE 176
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(9月1日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週は夏休みの宿題という季節ネタです。最近小中学校の夏休みは短くしているところが多く、ウチの子供も宿題にはだいぶ苦しんでいましたが、すでに今週学校が始まっているのでもう提出済みになってます。
- ネタはごく少なめ。次回予告のネタの方が分量が多いぞ。
- アサガオンは何となく「ゴジラvsビオランテ」を、その最後は「ウルトラマン」ジャミラを思わせますが、今回は直接的なネタとは判定しておりません。
- Aパート
- ○ 軍曹が軍曹ルームで作っているガンプラは量産型ズゴック。
- ○ 隅の棚にはジェットストリームアタックをしているトリプルドムが飾ってある。
- ○ 軍曹の回想シーン、ちびケロ達の登場するシーンのナレーションの口調は、「そんなこと、ありません」「うーん、なんでしょう」とか、森本レオの真似。
- ○ ちびクルルが宇宙ミジンコに与えるため、超倍速成長ホルモンを出すシーンは、音楽など「ドラえもん」風。
- Bパート
- (直接的なネタは発見できませんでした。)
- 次回予告
- ○ Aパートサブタイトル「ドクク ガスケロン人第1号 であります」は、1960年の東宝特撮映画「ガス人間第一号」から。
- ○ シネスコのモノクロ画面で夏美がドククに襲われるところ、幽霊ちゃんが日本舞踊を踊りクルルが鼓を打つところは、同映画が元ネタ。
- ○ Bパートサブタイトル「ケロロ ペコポン一のガンプラ男 であります」は、1963~1971年の東宝喜劇映画、植木等主演の「日本一の色男」に始まる「日本一の男」シリーズから。
- ○ ギロロがゴルフをするところ、軍曹が接待をするところ、夏美が受付嬢をしているところなどは、同シリーズが元ネタと思われる(クレージーキャッツの映画は「ニッポン無責任時代」位しか見てないので、詳細不明)。
- ○ 額の文字「そのうちなんとかなるだろう!!」は、植木等の歌「だまって俺について来い」の歌詞から。この歌は1964年の映画「ホラ吹き太閤記」主題歌とのこと。
- EPISODE 177
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(9月8日オンエア)(その1)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- いや、今週は誌村宏明の絵コンテのため、AパートもBパートも凄い。Aパートはマニアックなパロディですが、Bパートはクレージーキャッツ映画ほとんどそのまんま(パロディですらないですね)。先週、クレージーキャッツ映画は「ニッポン無責任時代」位しか見てないと書きましたが、今回を見て、「日本一の男」シリーズもどれかを土曜か日曜の昼にTVで見たことがあるのを思い出しました。
- Aパート
- ○ タイトル前の「TODOROKI SCOPE 轟プロ株式会社」というオープニングロゴは、1957~1964年まで東宝製作の東宝スコープというワイドスクリーン上映方式の映画につけられたオープニングロゴから。東宝スコープのアスペクト比は、縦1:横2.35と非常に横に広い。今回の元ネタとなっている1960年の東宝特撮映画「ガス人間第一号」も東宝スコープなので当然ついている。
- 東宝スコープの元の画像と詳しい説明はこちら。
- http://www010.upp.so-net.ne.jp/tohoscope/whattoho.html
- なお、「轟倫」というマークが映倫マーク代わりに出ているが、映倫マークは通常は映画のタイトルに出る。「総天然色」という表示は「ガス人間第一号」にはない。「轟」というのは、「ケロロ軍曹」設定制作の轟大河氏からきている。
- ○ 寝ている夏美がドククに襲われるシーンがワイド画面になっているのは、ネタ元「ガス人間第一号」が東宝スコープであることから。ただし、こうしたシーンが元ネタにある訳ではない。
- ○ パートサブタイトル「ドクク ガスケロン人第1号 であります」は、「ガス人間第一号」から。
- ○ 煙が集まっていき「ガスケロン人第一号」というタイトルになるのは、「ガス人間第一号」からで、文字デザインも非常によく再現されている。ただし元ネタにはふりがなはついていない。なお、「第」の字は元ネタでも略字であるが、パソコン上ではフォントがないので「第」と書いてます。
- ○ 軍曹の寝言「さすがはゴッグだ、なんともないぜ」は、「機動戦士ガンダム」第26話「復活のシャア」におけるジオンのパイロット、ラサがベルファスト基地に接近した際の台詞「さすがはゴッグだ、なんともないぜ」から。
- ○ 幽霊ちゃんの台詞「呼ばれて飛び出てうらめしや~」は、1969~1970年のTVアニメ「ハクション大魔王」ハクション大魔王が壷から出てくる際の台詞「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン」から。
- ○ 幽霊ちゃんが秘密基地内の劇場舞台で日本舞踊を踊るのは、「ガス人間第一号」クライマックスで、この映画のヒロイン、八千草薫演じる日本舞踊の家元、春日藤千代が踊る発表会のシーンが元ネタ。
- この映画の八千草薫は、宝塚歌劇団退団まもないころのまだ29歳、まさしく「この世のものとは思われない」ほどの美しさで、ガス人間が惚れるのも道理。
- ○ 舞台上でクルルが鼓を打っているのは、「ガス人間第一号」で、左卜全演じる老鼓師から。普段から藤千代に仕え、藤千代からは「じいや」と呼ばれている。
- ○ 小隊がガスケロン人のガスにまかれていくのは、「ガス人間第一号」で、ガスと化したガス人間の煙を人が吸い込むと死亡することから。
- ○ 劇場ロビーにある「本日の演目 八千草」という看板は、「ガス人間第一号」ヒロインを演じた八千草薫から。
- ○ 小隊が座りこんでいる階段の上の扉には、ガンダムシールドの十字星が。
- ○ クルルの「おそらく奴は」「ガスケロン人第一号」という台詞を受けての、軍曹の「なぜに第一号」という台詞は、当然「ガス人間第一号」が元ネタだからですね。
- ○ クルルが説明するケロン軍実験部隊でのケロン人ガス化実験の様子は、「ガス人間第一号」において、佐野生化学研究所で水野が佐野博士にガス人間にされる場面が元ネタ。実験室内の実験カプセルはそのまんま。カットがやや斜めになっているのも元ネタ通り。
- ○ カプセル内で拘束された背広の軍曹がガス化する過程で、全身を映したカット、消失した顔のアップのカット、左側からガスが立ち上るところを映したカット(奥に大きなコイルが2つ見える)は、すべて「ガス人間第一号」の通り。
- Bパート
- ○ 軍曹ルームの棚にあるガンプラは、アッガイ、ゾッグ、ガンキャノン、ギャン、GM、量産型ザク、グフ、ドムなどだが、こっそりガンプラのパチモン、モビルフォース・ダンガルと、植木等フィギュアが紛れ込んでいる。
- ○ 軍曹の頭にニュータイプ発光と効果音とともに閃いたフレーズ「わかっちゃいるけどやめられねえ」は、1961年の歌「スーダラ節」(作詞 青島幸男、作曲 萩原哲晶)の一節から。
- 念のために書いておくと、ハナ肇とクレージーキャッツとは主に1960年代に大人気だったコミックバンドであり、植木等はその中心人物。
- ○ サブタイトル「ケロロ ペコポン一のガンプラ男 であります」は、前回報告通り、1963~1971年の東宝の喜劇映画、植木等主演の「日本一の色男」に始まる「日本一の男」シリーズから。
- 以下展開されるのは、「無責任」シリーズと「日本一の男」シリーズとをミックスしたような話なのだが、いい加減な男が社内の2大派閥を手玉にとって調子よく出世していくという物語は「ニッポン無責任野郎」がベースか。
- ○ Bパートは「日本一のゴマすり男」(1965年)が随所に入っています。 社屋のフロアや、屋上の会話シーン、バーの背景が良く似ています。 ドロロの役どころは植木等が新入社員として入社したときの人見明演じる直属上司の係長と思われます(お茶を持ってくるシーンなど)
- ○タママ演じるえせ外人は、この映画でアメリカ日系三世を演じる藤田まことがモデル。
- ○この映画に撮影協力したヤナセ自動車の社屋が東京の呉服橋にあり、屋上の眼下を通る車道が広くてクルマが少ない(よく見るとオート三輪が走ってる)というカットも忠実で笑っちゃいました。
- ○ ケロロが白いスーツを着て踊るシーンも、白い階段やライトアップされた噴水などそっくり。
- ○ 出世したケロロが社長に紹介されるシーンも、映画では植木等が一気に重役、ニューヨーク支店長に出世して屋上で社員の前でひな壇に上がるシーンがあり、これとおんなじです。
- ○ 華やかな音楽とともに出る「ペコポン一のガンプラ男」のタイトルは、いかにもクレージーキャッツ映画らしいが、具体的な元ネタは不明。「日本一のホラ吹き男」か? ちなみにこれも東宝スコープのシネスコサイズ。
- ○ 「いよう、おはよう、やっとるねえ」と言いながら秘書室に入ってきて、女の子と仲良くなる軍曹は、植木等演じる無責任男または日本一男そのもの。後でドロロと話すときのくねくねしたポーズも植木等から。
- ○ 「一週間後には課長、2週間後には部長に出世して、1ヶ月後には社長になる予定でありますから」という軍曹の台詞は、「日本一のホラ吹き男」が怪しいように思うがどうか。
- ○ ゴルフをやるギロロ社長の「チャー、シュー、メン」という掛け声は、ちばてつやのゴルフマンガ「あした天気になあれ」から。
- ○ ドロロ演ずる泥沼くんが椅子を回されていう「ガチョーン」は、クレージーキャッツ谷啓のギャグから。従って、ドロロの配役は谷啓。
- ○ クルタ専務派閥の超絶合金は、旧ポピー、現バンダイの出している玩具の「超合金」シリーズから。
- ○ 2大派閥の争いを聞いて軍曹の言う台詞「なるほど、エゥーゴとティターンズみたいなものでありますな」のエゥーゴ、ティターンズはともに「機動戦士Zガンダム」に登場する訳のわからない軍事勢力。この例えでは全く理解できないのでは(逆にエゥーゴ、ティターンズを社内派閥に例えた方が判りやすいかも)。
- ○ タマカワ専務が怪しい外人しゃべりになっているのは元ネタ不明。「ニッポン無責任野郎」のジェリー伊藤?
- ○ クルタ専務のいる座敷の掛け軸の文句「遺憾に存じます」は、クレージーキャッツの1965年の映画「大冒険」の挿入歌「遺憾に存じます」(作詞 青島幸男、作曲 萩原哲晶)の歌詞から。
- ○ 軍曹の背後に見える「めんどうみた。」という額は、1963年、植木等、谷啓、ハナ肇による歌「めんどうみたヨ」(作詞 塚田茂、作曲 萩原哲晶)の歌詞「いいたかないけど めんどうみたヨ」から。映画「香港クレージー作戦」にも使われているそうです。
- ○ 「なんだね、チミは」とかズーズー弁でしゃべるクルタ専務は、「ニッポン無責任時代」など多くのクレージーキャッツ映画に出ている喜劇役者、由利徹から。従ってクルルの配役は由利徹。
- ○ 「超絶合金魂」は、上記超合金シリーズを大人向けにしたバンダイの玩具シリーズ「超合金魂」から。
- ○ 軍曹の背後の「そのうちなんとかなるだろう!!」という額は、歌「だまって俺について来い」(作詞 青島幸男、作曲 萩原哲晶)の歌詞から。この歌は1964年の映画「ホラ吹き太閤記」主題歌とのこと。
- ○ 突然入るミュージカルシーンはクレージーキャッツ映画の大きな特徴。こんな短い中で2曲も入れるとは素晴らしいです。
- ○ 2曲目の歌詞「出世したけりゃゴマをすれ」は、映画「日本一のゴマスリ男」挿入歌「ゴマスリ行進曲」(作詞 青島幸男、作曲 萩原哲晶)の歌詞「ゴマをすりましょ 陽気にゴマをね」から。「とかくこの世は無責任」は映画「ニッポン無責任時代」「ニッポン無責任野郎」の主題歌「無責任一代男」(作詞 青島幸男、作曲 萩原哲晶)の歌詞から。
- ○ 軍曹と夏美の結婚披露宴パーティが行われた緑坂見附プリンスホテルは赤坂プリンスホテルから。
- ○ この野外パーティのシーンは映画「ニッポン無責任時代」ラストの結婚式からか。
- ○ 軍曹の台詞「こりゃまた失礼したであります」は、TVバラエティ「シャボン玉ホリデー」における植木等のギャグ「お呼びでない?お呼びでないね。こりゃまた失礼いたしました!」から。
- ○ ナレーション「侵略者は気楽な稼業じゃありませんでした」は、歌「ドント節」(作詞 青島幸男、作曲 萩原哲晶)冒頭の歌詞「サラリーマンは気楽な稼業と来たもんだ」から。
- 次回予告
- ○ サブタイトル「桃華 ゴースト 日向家の幻 であります」は、1990年アメリカ映画「ゴースト/ニューヨークの幻」から。
- 以上であります。うーん疲れた。
- EPISODE 178
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(9月15日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週は、ウェットルキングの山口宏脚本なんですが、原作付き(第14巻所収、第百拾四話 宇宙心霊科学大実験!…の巻」)のため、ネタはごく少なめ。原作では冬樹は漫画研究部に入っており、この話の終りにオカルトクラブを作る決心をする訳で、最初からオカルトクラブがあるアニメは相当設定が異なっています。
- Aパート
- ○ ネタではないが、夕陽をバックに桃華が走るシーンで、ナレーターがいつのまにか西澤家執事ポールの口調になっているのは、中の人藤原啓治が演じているため。この流れで、後で電柱の影からポールが姿を見せる。
- ○ 「これだー!」と夕空に飛ぶ桃華のカットは、2006年劇場アニメ版「時をかける少女」紺野真琴が空を駆ける宣伝用イメージイラストから。
- http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/index.php
- 桃華の持ち物は学生カバンだが、真琴はショルダーバッグと異なっている。「時をかける少女」本編中にも真琴の同ポーズが出てくるが、こちらはバッグをもってないので、直接のネタ元はイメージイラスト。
- 桃華の手前を飛んでいるガンプラのジオングは、後に出てくる「足のないお人形」。
- ○ サブタイトル「桃華 ゴースト 日向家の幻 であります」は、1990年アメリカ映画「ゴースト/ニューヨークの幻」から。内容面のつながりは特にないようです。
- なお、「ゴースト/ニューヨークの幻」はロマンティック映画の代表に思われているが騙されてはいけない。監督のジェリー・ザッカーは「裸の銃を持つ男」などもの凄くくだらないギャグ映画(褒め言葉です)をたくさん作っている。
- ○「祝幽霊化」の看板の前での軍曹の「やっぱり我が軍の科学力は宇宙一!」という台詞は、荒木飛呂彦のマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」における、シュトロハイム少佐の台詞「ブァカ者がァアアア、ナチスの科学は世界一チイイイイ!!」から。
- そもそも原作第14巻103~104ページの、ケロロ「ギロロ伍長…わ…我輩は…ち…ちょいと目を離したんです………」以下のやり取り自体が同マンガのパロディになっているので、その流れでの台詞。
- ○ 軍曹ルームで軍曹が作っているガンプラは、ガンタンク、ゴッグ、デンドロビウム、シャア専用ズゴッグ、ザクレロなど多数。
- ○ 原作にもでてくる、幽霊化マシンに軍曹がセットした「得体の知れないもの」は、何となく「新世紀エヴァンゲリオン」エヴァのエントリープラグっぽい。
- ○ クルルが投入した「燃えないもの」は、ガンプラのザクレロ、ジオング、ボール、ジュアッグ(ガンダム本編ボツモビルスーツ)。
- ○ 幽霊化装置の中の不燃物ガンプラには、クルルが投棄したもの以外に、エルメス、アッグガイ、グラブロ、ガンダムのビームジャベリン。
- ○ クルルの台詞「ポチッと」は「タイムボカン」シリーズから。
- ○ 「波動エンジン、出力全開」という際のモアのポーズは、「宇宙戦艦ヤマト」ヤマト航海班長、島大介からか。
- ○ 落ち着くために軍曹が作り始めたガンプラはゾッグ。 このシーンでプラモを作る軍曹の頭には「オラ ゾック」と書かれたハチマキをしてますが、これはバンダイと蜜月関係にある模型関係専門誌「ホビージャパン」が主催する、オラザク選手権から。
- 読者が作ったガンプラの自信作を投稿してもらい優秀作品を決めるものなのですが、そのレベルは非常に高く、軍曹の気合いの入り具合も理解できますね(って言うか現実逃避?)。
- 以上であります。
- EPISODE 179
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(9月22日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週はネタは極少。それにしてもBパート、お話のネタバレする訳にはいかないのですが、ちょっと唖然とするようなオチ(監視メカをよく見ると伏線がはってあるんですが)。クライマックスのギロロの悲壮な決意はちょっと感動モノ。でも関連のネタは書き方が難しいです。
- Aパート
- ○ 冒頭で選挙カーがやってくる奥東京市長選候補者「やまぐち へろし」は、ウェットルキング等のマニアックなネタ満載の脚本を書いている脚本家、山口宏から。
- ○ ケロ山ケロ蔵選挙事務所に置いてある赤い必勝ダルマに、シャア専用ザクの赤い隊長ヅノが。
- ○ ケロ山ケロ蔵の噂話をする夏美のクラスメートのひとりが言う「どんだけ~」は、突っ込みを入れる際に言う流行語(メイクアップアーティストIKKOが作った文句という訳ではない)。主に新宿二丁目のゲイバーで使われているそうで、この台詞を言った彼はどうやら同性愛者であるらしい。
- Bパート
- ○ 夏美のクッキーを食べたギロロの台詞「まいう」は、タレント石塚英彦が主にTV東京系バラエティ番組「元祖!でぶや」で使う決め台詞(「うまい」の逆読みの業界用語)。
- ○ 砂漠の中にある朽ち果てたタワーは、1968年アメリカ映画「猿の惑星」ラストの自由の女神を連想させる。
- 以上であります。
- EPISODE 180
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(9月29日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週は今まで出てきたいろんなキャラクターが絡む話で、なんだか新規キャラクターの組合せで話を作っていた、高橋留美子「うる星やつら」後期のようでした(決して「うる星やつら」が嫌いな訳じゃないですよ)。にぎやかで良いのですが、少し安易な気がしますので、こういう形は時々にしてほしいなあと思います。
- Aパート
- ○ 侵略会議をやってる軍曹ルームの棚にあるガンプラは、ドム3機によるジェットストリームアタック。
- ○ 軍曹ルームの時計が3時を示した際に光るのは、「伝説巨神イデオン」の無限力イデのゲージから。
- ○ 日向家の庭にカララが乗りつけたメカは、「イデオン」バッフクランの重機動メカ、アディゴっぽい。
- ○ カララの土産のガンプラは、ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク、GM、シャア専用ザク、ドム、アッガイなど多数。
- ○ タママが1/350戦艦ガマトを軍曹に渡す際の台詞「こんなこともあろうかと」は、「宇宙戦艦ヤマト」技師長真田志郎の名台詞(と思われている)「こんなこともあろうかと」から。
- ○ 軍曹ルームで破壊されているガンプラは、ビグ・ザム、シャア専用ザク、ガンダムハンマーを持ったガンダムなど多数。
- ○ 1/1ガンダムとかザクケーキは…そのまんまですね。
- Bパート
- ○ カララに対するタママの台詞「させるかーっ」は富野台詞ですね。
- ○ 何回か繰り返されるカララロボのミサイル発射は、「イデオン」イデオンの全方位ミサイルから。イデオンでは下半身からもミサイルを発射する。
- 以上であります。
- EPISODE 181
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(10月6日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週のBパートは季節ネタで恒例の運動会もの。最近は学校行事の関係で6月あたりに運動会をやる学校も多いようですが、吉祥学園の運動会は10月なんですね。これは第131話Bパート「梅雄 運動会を支配せよ であります」の続編なんですが、とんでもなくバカバカしくて、先週とはうって変わって面白かったです。やっぱりこうでなくてはね。
- Aパート
- ○ 今回のゲストキャラ「蟲使いのムシシ」のネーミングは、宮崎駿のマンガ版「風の谷のナウシカ」に登場する、蟲を操り墓荒らしなどをする「蟲使い」、漆原友紀のマンガ、同マンガ原作のアニメ、映画「蟲師」からか。声はなんと、ハカイダー、ドンホラー(初代)、リュウ・ホセイなどの飯塚昭三。
- ○ 軍曹の台詞「ペコポン侵略より、今そこにある脅威」の「今そこにある脅威」は、トム・クランシーの冒険小説「いま、そこにある危機」及びその映画化作品「今そこにある危機」から。
- Bパート
- ○ ネタではないが、西澤梅雄の台詞「日本との時差を踏まえたスケジュール調整」は、第131話Bパートで、桃華との二人三脚のために約5兆500億円を費やした挙句、日本との時差を忘れてスケジュール調整に失敗したことに基づいた台詞。この時の額に比べたら今回のはまだ…。
- ○ 西澤梅雄が桜華の電話を受けて言う台詞「冗談ではない」は、「機動戦士ガンダム」第29話「ジャブローに散る!」において、マチルダ中尉の婚約者ウッディ大尉のホバークラフト、ファンファンをズゴックで叩き落とした際のシャア・アズナブルの台詞「冗談ではない」から。当然、中の人池田秀一つながり。
- ○ 西澤梅雄に雇われたケロロ小隊が桜華を襲撃する際のギロロのコードネーム「スカルワン」は、「超時空要塞マクロス」バルキリーのスカル小隊隊長機のコードネームから。
- ○ 同じく、ドロロが桜華に仕掛けた技「飯綱落とし」は、白土三平「カムイ伝」「カムイ外伝」に出てくる忍者カムイの必殺技から。
- ○ 何度も出てくるケロロ小隊輸送ドッグは、上がサンダーバード2号、下が「ガンダム」ガンペリーから。
- ○ 桜華がミサイルを真正面から破壊する際の壊れかたは、「新世紀エヴァンゲリオン」第壱話「使徒、襲来」で使徒サキエルが国連軍ミサイルを破壊するところなどから。
- ○ 西澤梅雄の台詞「桜華の奴、化け物か」は、「ガンダム」第3話「敵の補給艦を叩け!」のシャアの台詞「ええい、連邦軍のモビルスーツは化け物か?」から。
- ○ 二人三脚を終えて手を振る桃華と梅雄の後ろ姿のバックには、マルイの出したガンプラのパチモノ、モビルフォース・ガンガルをモデルにした赤いダンガルを描いた看板が。毎年の吉祥学園運動会の赤組の応援看板は、シャア専用ザクなど、赤いものが描かれている。
- ○ 桃華と二人三脚に出場しようとする梅雄の台詞「わたしは運がいい」は、「ガンダム」第26話「復活のシャア」でのシャアの台詞「マッドアングラー隊にまわされて早々に木馬に出会うか。私は運がいい」から。
- ○ 桃華のプレッシャーを感じた梅雄にニュータイプ発光と効果音。
- ○ 梅雄の台詞「このプレッシャーは!」は、劇場版「機動戦士ガンダム?哀戦士編」における、ジャブローで敗退する際のシャアの台詞「私にプレッシャーをかけるパイロットとは。一体何者なんだ」が下敷きか。
- 「機動戦士Zガンダム」では、特定できませんがクワトロが「なんだこのプレッシャーは?」と言ってるような台詞があるようです。
- ○ マントをとった桜華のコスチュームは、ゲーム「ストリートファイター?」春麗から。ついでにいうと、原作では梅雄はシャアではなくて「スト?」リュウが元ネタである。
- ○ 桜華の台詞「困ったものだな。お前はものの頼み方を知らないようだ」は、「機動戦士Zガンダム」第43話「ハマーンの嘲笑」において、シャアからコロニーレーザーを潰してくれと頼まれた際のハマーン・カーンの台詞「シャアからそのような申し出を受けるとは嬉しい。だが困ったものだな。お前はものの頼み方を知らないようだ」から。 中の人、榊原良子つながり。この部分は、シャアとハマーンの対決な訳ですね。
- ○ 梅雄の台詞「譲るわけにはいかんのだよ」「させるか!」は富野台詞ですね。
- ○ 梅雄の技「カイセンライ」(回旋雷?)、桜華の技「オウバクレツ」(桜爆裂?)は元ネタ不明。
- ○ 何度か出ている戦略気象衛星こまわりは、気象衛星ひまわりと、山上たつひこんのマンガ「がきデカ」こまわり君から。
- 以上であります。
- EPISODE 182
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(10月13日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週のBパートは、ちょっとフィリップ・K・ディック的な話で面白かったです。ネタばれする訳にはいかないんですが、オチはやっぱりケロロ軍曹ですね。
- Aパート
- ○ 前にも出ているが、冬樹が読んでる雑誌「ウー」は、学研のオカルト雑誌「ムー」からで、裏表紙の「ホルマリンパワーのすべて」はトルマリンパワーから。
- ○ 軍曹が「作戦開始であります」という腕時計型通信機は、「ウルトラセブン」ウルトラ警備隊のビデオシーバーから。
- ○ クルルが操縦している地底戦車は、色はクルルに合わせて黄色になってるが、「ウルトラセブン」ウルトラ警備隊マグマライザーから。ただし窓は「機動戦士ガンダム」ジオンのモビルスーツのモノアイ風になっており、隊長ヅノがついている。
- ○ 「冬樹の宝物」の中には、たまごっち、キン肉マン消しゴム、「宇宙刑事シャイダー」らしきフィギュアなど。一体何歳だ君は。
- ○ すみれ茶屋で売られていた木彫りの人形武者ガンダムは、SDガンダムのひとつのシリーズ。マンガ、アニメ、プラモ、ゲームなど幅広く展開され、宇宙世紀シリーズに匹敵するほどになっている。
- Bパート
- ○ タママの京都みやげ「LUCKY☆STAR」は、京都アニメーション製作のTVアニメ版「らき☆すた」から。「らき☆すた」には、「ケロロ軍曹」から軍曹、タママ、ギロロの中の人(なのだが、ほとんど「ケロロ軍曹」のキャラそのまま。その回の次回予告は「ケロロ軍曹」そのまま)が登場したこと(第13話)があったりした。また、「らき☆すた」では修学旅行に行った登場人物が京都アニメーションを訪れる話があり、これらを下敷きにしているものと考えられる。
- ○ にせタママの正体であるコピーロボットは、藤子不二雄「パーマン」に出てくるパーマンとしての活動時に本人の身代わりを務めるコピーロボットから。
- ○ タママのいうニセモノの特徴「目はつりあがってるし、つま先だってとんがってるし」は、「ウルトラマン」第18話「遊星から来た兄弟」等に登場するにせウルトラマンの特徴。背中の赤いスイッチは、「パーマン」コピーロボットでは鼻にある変身用スイッチから。
- ○ タママの台詞「これがタママクオリティですぅ」の○○クオリティは、東急グループのコミュニケーション活動のキャッチフレーズ「それが、東急クオリティ。」がら転じた2ちゃんねる等のネット用語から。
- ○ ナレーション「解説しよう」は「タイムボカン」シリーズ富山敬のナレーションから。
- ○ 軍曹さんジャイアントマシンダーは、1970年代にポピーが出していた大型玩具のシリーズ、ジャンボマシンダーから。マジンガーZ、コン・バトラーV、仮面ライダーなどがあった。今回のモデルはマジンガーZのジャンボマシンダー。
- ○ 軍曹さんジャンボマシンダーのバックに書いてある「赤ガマきんニコ」は、ジャンボマシンダー・勇者ライディーンのCMで、愛川欽也が使ったフレーズだそうです。意味は「赤提灯、一回我慢すりゃ、キン坊ニコニコ」。CMのラストは「言うじゃないディーン」という愛川欽也のダジャレだそうな。
- ○ 当然ですが、タママの必殺技、嫉妬玉は、「DRAGON BALL」孫悟空の元気玉からですね。
- 以上であります。
- EPISODE 183
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(10月20日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週は原作付き。第14巻所収の第百拾五話「死闘!!炭水化物大決戦!!…の巻」が元ですが、ガルル中尉の大塚明夫の真面目な演技がたまらなくおかしくかったです。でもネタは少なめ(●は2ちゃんネタ)。
- Aパート
- ○ ネタではないが、モアの台詞「四海兄弟」は、論語・顔淵第十二「君子は敬して失うことなく、人と恭しくして礼あらば、四海の内皆兄弟なり」(道をもって交われば天下の人はすべて兄弟のようなものである。敵視したり争ったりする必要は全くないはずである)を元にした四字熟語。今回は内容がしっかり合ってるし、意外と学がありますね。
- ○ ガルルの土産を見たクルルの台詞「宇宙ハッピーセットだぜェ」、タママの台詞「66種類ですゥ」は、11月2日からマクドナルドで発売されるハッピーセット「ケロロ軍曹フィギュア・キーホルダー」全66種類が元ネタ。角川書店から出た「ケロロランドVol.17であります!」では、66種のチェックリストが付録でついており、66種を飾れるコンプリートボックスが抽選でプレゼントされる。私はとても集める根性はありませんが。
- ○ 原作にもあるが、軍曹の台詞にある「宇宙人気番組「宇宙(ウチュ)来る?」」は、フジテレビなどで放送されている、ゲストの想い出の町を歩くバラエティ番組「うちくる!? COME TO MY "HOME SWEET HOME"」から。この番組は全国ネットでないため、ネタとしてはちょっと判りにくい。
- ○ 原作にもある、ガルルの台詞「イモ? デカンショ星で聞いたことがあるな」の「デカンショ」は、サツマイモの別名「甘藷(かんしょ)」と、「デカンショ デカンショで 半年暮らす」ではじまる、兵庫県篠山市の盆踊り歌「デカンショ節」から。
- 「デカンショ」の語源は、篠山地方の方言「でござんしょ」、徹夜で酒を飲み明かすという意味の「徹今宵(でっこんしょう)」、丹波から灘へ酒造りに出かける杜氏の「出かせぎしょ」など諸説ある。また、元歌である「みつ節」が、明治後期に学生歌として全国に広まる過程で、哲学者デカルト、カント、ショーペンハウエルの略をとったとも言われる(私はこれだと思ってました)。
- Bパート
- ○ 原作にもあるが、炭水化物系植物外来種地球変異体「YMO-104号」(いもうとよ)は、坂本龍一、高橋幸宏、細野晴臣による音楽グループ、イエロー・マジック・オーケストラの略称であるYMO、及びかぐや姫の1974年の歌「妹」の歌い出しの歌詞から。叫び声が「イモオートヨ」なのは傑作。
- ○ 軍曹の回想中でのやりとりにある「とんでもねえ、あたしゃ神様だよ」は、フジテレビ系「ドリフ大爆笑」の1981年頃の加藤茶と志村けんによるコント「神様」が元ネタ。「あんた、神様かい?」「あんだって?」「とんでもねぇ、あたしゃ神様だよ」というもの。
- ○ ガルルが煮物を食べて「んまい!」と言った後、全員が「だっふんだ!」と言ってこけるのは、1987~1993年フジテレビ系「志村けんのだいじょうぶだぁ」における、志村けんのコント「変なおじさん」のオチの台詞から。
- ● ちびガルルの中の人、沢海陽子は、ガルルの中の人、大塚明夫の奥さん。夫婦で同一人物を演じている。
- ○ 橋の上でのギロロとガルルの会話のシーン終りのストップモーションとハーモニー処理は、出崎統風ですね。
- 次回予告
- ○ 軍曹の台詞「そんなことより、ストラダ5(ファイブ)!」は、1974年の特撮TVドラマ「電撃!ストラダ5」から。ストラダ5は、現在のところ日活製作の唯一の特撮ヒーローだそうです。
- 以上であります。
- EPISODE 184
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(10月27日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載。●は2ちゃんネタ)。
- 今週は、特にBパートの「ロミオとジュリエット」話が、中田譲治演じるギロロの暴走する熱演で傑作でした(オチ自体はすぐに読めますが)。ネタは、山口宏脚本、誌村宏明絵コンテの割にはおとなしめ。あと、10月末というはんぱな時期に主題歌が変わりましたが、これはオープニングの作画が遅れたせいじゃないかな。
- Aパート
- ○ オカルトクラブが文化祭で研究発表会に使っているのは、いまどきなぜか8ミリフィルムの映写機。これは、1970~80年代っぽいレトロな雰囲気を出すためであろう。途中で明らかになるメーカーはELMA。これは8ミリ映写機、撮影機で有名な名古屋にある株式会社エルモ社から。
- ○ ネタではないが、冬樹がオカルトのジョー、遮光器土偶のサリーと出会ったオカルト大会は、第89話Bパート「冬樹 盛り上がれ!オカルト大会 であります」に登場している。約2年ぶりですね。
- ○ 黄泉比良坂中学代表、オカルトのジョーは宍戸錠が日活映画で演じたエースのジョーがモデル。ブランデーグラスを持っていたりするのもここからか。
- ○ オカルトのジョーが100円玉を素早く動かしながら言う「これぞシャイニングフィンガー!」は、「機動武闘伝Gガンダム」シャイニングガンダムの必殺技から。声はドモン・カッシュの人、関智一。このネタ、第89話の際もAパート「ギロロ 七つの顔の男だぜ であります」で登場しており、わざわざこれを本人にやらせるために、Bパートのオカルトのジョーに関智一をキャスティングしたが、今回はオカルトのジョー自身がやることとなった。
- ○ いきなり団子のあんこの代わりにクルルが入れようとしたクルルカレーはハウス食品のククレカレーから。
- ○ 遮光器土偶のサリーが取り出した「ゲロロ艦長」単行本のデザインは、角川書店「ケロロ軍曹」単行本デザインから。表紙はゲロロ艦長、キロロ戦闘班長、森雪もどきの姿が載っているが、裏表紙に載ってるクルル酷似の黄色のロボットは、「宇宙戦艦ヤマト」アナライザーから。
- Bパート
- ○ 小隊のやってるいきなり団子の出店に詰め寄る夏美の歩き方、手の振り上げ方の演出は、どことなく大映の特撮時代劇「大魔神」を思わせる。
- ○ ネタとはいえないが、「ロミオとジュリエット」の脚本を読んでギロロが妄想するバルコニーのシーンは、1968年製作の映画フランコ・ゼフィレッリ監督版を元にしているように思われる(って私はこれしか知らないんですが)。
- ○ ギロロの台詞「いくべきか、いかざるべきか、それが問題だ」は、「ロミオとジュリエット」と同じシェイクスピアの「ハムレット」第3幕第1場のハムレットの台詞”To be or not to be, that is the question"(「生きるか、死ぬか、それが問題だ」。なお、この文の解釈は昔から諸説あるようです)から。
- ● 講堂前にある「ロミオとジュリエット」の看板のキャラは、2007年TVアニメ「ロミオ×ジュリエット」からだそうです。「ケロロ軍曹」キャラデザインの迫崎史敏の監督作品なので、楽屋オチですね。
- ○ Bパートで、足の上に資材が落ちた時のタママの台詞「泣いてもいいですかぁ」は、どうやら「ケロロ軍曹」アフレコ時に、タママ役の小桜エツ子が笑いをこらえるために手を噛んで流血したという事件があったそうで、これが元ネタらしいです。これは「ケロロとギロロの地球侵略ラヂオ」第74回(9月1日オンエア。小桜エツ子、斎藤千和ゲスト)に小桜エツ子がゲストに来た際に話題になったようです。
- 以上であります。
- EPISODE 185
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(11月3日オンエア)(その1)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載。●は2ちゃんネタ) 。
- 今週のAパートは、珍しくドロロ大活躍。カッコイイですねえ。Bパートは「DEATH NOTE」のパロディなんですが、私は最近の流行りモノ(特に少年ジャンプ系)はほとんど判らないので、今回は置いてきぼり。なので補完よろしくお願いします。
- Aパート
- ○ 機械化された軍曹は元の掃除機スイトールくんZ(ゼータ)同様、グフカラーで隊長ヅノ付き。
- ○ クルルの台詞中にある「必殺お仕事人」は、テレビ時代劇「必殺仕事人」シリーズから。
- ○ ギロロの手榴弾を投げようとする際の軍曹のイメージは、藤子不二雄A「プロゴルファー猿」猿谷猿丸、背景の「わいはケロロや!!」は猿丸の台詞「わいは猿や、プロゴルファー猿や」から(アニメ版のオープニングか?)。
- ○ ポールの台詞「556殿は真っ赤なテレビに」と、その後のラビーが漕いでいる自転車の荷台にテレビが載っているカットは、「ケロロ軍曹」エンディングテーマ「サイクリング・リサイクル」(歌:きりん)の歌詞冒頭から。
- ○ 電源コードが引っかかった掃除機軍曹の台詞「我輩のアンビリカルケーブルがぁ!」は、「新世紀エヴァンゲリオン」エヴァンゲリオンの電源供給ケーブルから。
- ● ロボボが倒された後、「オトウトヨ、オトウトヨ」と巨大ロボを呼ぶのは、東映特撮TVドラマ「バトルフィーバーJ」のエゴス怪人が悪魔ロボを呼ぶ際の台詞「弟よ」「妹よ」が元ネタ。
- ● ドロロがバイクのハンドルを渡された途端性格が変わるのは、秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の登場人物、白バイ警官本田速人から。
- ○ ケロロロボ関係の場面は、第156話Aパート「ケロロ 合体!ケロロロボ であります」のバンクなので、ネタも共通ですが一応おさらいしておきます。
- ○ 「ケロイダー・オン」、「タマイダー・オン」、「ギロイダー・オン」は、「マジンガーZ」でホバーパイルダーがマジンガーZの頭部に合体する際の掛け声「パイルダー・オン」から。
- ○ クルルの台詞「クルル曹長でござい(ます)」は、口調から、レッツゴー三匹のネタ、「じゅんで~す!」「長作で~す!」「三波春夫でございます」が元ネタかと思うがどうか。
- ○ クルルメカの「ケロバインOK、ケロバインOK」という台詞は、「超電磁ロボ コン・バトラーV」で、合体時にバトルチームの脳波同調を検出したロペットの台詞「コンバインOK」から。
- ○ 合体時の掛け声「レッツ!ケロバイン」は、「コン・バトラーV」コン・バトラーV合体時のバトルチームの掛け声「レッツ!コンバイン」から。
- ○ 合体時に空中のフォーメーションが「V」の字を描くのは「超電磁マシーン ボルテス?」ボルトインのシーンから。この時の掛け声は「ブイ、トゥギャザー!」。
- ○ ドロロの台詞「このようなこともあろうかと」は、「宇宙戦艦ヤマト」技師長真田志郎の名台詞と言われてる「こんなこともあろうかと」から。
- ○ クルルの「メガネ、メガネ」は横山やすしのネタから。
- ○ ドロロの技「ドロロ有情銀河斬り!!」をくらい、巨大ロボの腕がくねくね曲がって、「気持ちいい~」と(ロボなのに)「言って爆発するのは、「北斗の拳」トキの技、北斗有情拳が元ネタ。
- ○Aパート、グレートケロンの技、ドロロブーメラン、ドロロブレーカーは、「勇者ライディーン」ゴッドブーメラン、ゴッドブレーカーから。「ラーイ」って言ってるし(九頭目∀さんのご指摘)。
- Bパート
- ○ ノートを拾ったタママの台詞「ノートですノートデスノートです」はマンガ、アニメ「DEATH NOTE」から。表紙はクルルの顔。
- ○ サブタイトル「タママ ノートですぅ であります」も上記同様「DEATH NOTE」から。
- ○ ノートに関するクルルの説明「似顔絵を描いた後、966秒以内に吹き出しに台詞を書いてみな」というのは、デスノートの基本ルール「名前の後に40秒以内に死因を書くとそのとおりになる」「さらに6分40秒、詳しい死の状況を記載する時間が与えられる」から。制限時間はクルルなので966秒。
- ○ ノートの中のクルルの台詞「クルル、感激!」は、ハウス食品のバーモントカレーの1973~1985年のCMのキャッチコピー、「ヒデキ、感激!」から。
- ○ モアにガンプラ病、マンガ病、アニメ病、ゲーム病を責められる際、床に置いてあるマンガ雑誌「少年アルファ」の表紙は「ゲロロ艦長」だが、アニメに関してはアニメ版「ゲロロ艦長」ビデオテープの他に、「ジャバライザー」DVDがある。モアにとってはアニメも特撮も一緒の模様。また、どうやら軍曹はDVDレコーダーは持っていないらしい。
- ○ 自室でポテトチップを食べながらノートを書くタママは、「DEATH NOTE」で、監視カメラを避けるためポテトチップの袋の中にデスノートの切れ端と小型テレビを忍ばせるネタかららしい。なので袋の中に小型テレビがある。
- ○ 「そしてぼくは神に、新しいペコポンの神になるですぅ」は、「DEATH NOTE」の「僕は新世界の神になる」という台詞かららしい。
- ○ 机に並んでいる単行本「ケロロ将軍」は、原作者吉崎観音が「ケロロ軍曹」で小学館漫画賞を受賞した際に誤って「ケロロ将軍」と一部発表されたことが元ネタ。
- ○ 西澤桃華の台詞「今日こそ冬樹くんのハートをゲットだぜ!」は、「ポケットモンスター」の「ポケモン、ゲットだぜ!」からか(関係ないかもしれないが)。
- ○ 西澤邸のタママの部屋で、床から現れるクルルは、「DEATH NOTE」の死神か。
- ○ クルルの「そこでだ、ジャーン、弱り目に祟りメガネ」という台詞とファンファーレは「ドラえもん」から。
- ○ 本物そっくりに似顔絵を描けるようになるが一生外すことができない「弱り目に祟りメガネ」は、「DEATH NOTE」の人間の寿命を知ることができる「死神の目」が元ネタか。
- ○ 96.6?の紙に絵描き歌で絵を描くタママの「ぼくは神、神になるですぅ」という台詞は、上記同様「新世界の神になる」という台詞かららしい。それにしても無理難題の条件を押し付けられるタママ哀れ。
- ○ 階段でくたばってるタママの姿は、アニメ版「DEATH NOTE」最終回からか。
- 以上であります。
- EPISODE 186
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(11月10日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週は妖怪ネタ。妖怪「侵略が進まない」って実生活でもいろんな応用が利きそうですね。
- Aパート
- ○「はい、またお会いしましたねえ」以下のナレーションの口調は、映画評論家故淀川長治のものまね。なぜ淀川長治かというと、アリサが初登場した第133話「アリサ 闇の狩人 ハロウィン大騒動! であります」で、ハロウィンパーティに参加した軍曹一行が「怪物くん」のコスプレをしていた繋がりで、1968年のTVアニメ「怪物くん」(モノクロ版)で解説を担当した淀川長治を元ネタとしているため。アリサ登場回は、これまで1回を除いて淀川ナレーションになってる筈。
- ○ 妖怪侵略が進まないの昔話をする軍曹の口調は、1975~1994年のTVアニメ「まんが日本昔ばなし」出演の常田富士男のナレーションのものまね。
- ○ 軍曹は、妖怪侵略が進まないの仮装用に、ハロウィンの小道具の仮面をエアブラシで赤く塗装し隊長ヅノを付けて、シャア専用ザク仕様にしている。
- ○ その仮面は軍曹がヒゲなどを描いたため、コミックを原作とした2005年の映画「Vフォー・ヴェンデッダ」の主人公”V”の仮面に酷似。その後の神出鬼没ぶりもなんとなく”V”風。
- ○ 「カレー」を食べたクルルの台詞「なんじゃこりゃー」は、刑事ドラマ「太陽にほえろ!」で、松田優作演じるジーパン刑事の殉職時の台詞からか。
- ○ クルルの台詞「オッス!オラ、ボルシチ」は、TVアニメ「ドラゴンボール」の次回予告冒頭の孫悟空の台詞「オッス、オラ悟空」から。
- Bパート
- ○ 日向家のリビングでアリサとネブラがみているTV番組は、第152話「ケロロ 出没!アド星ック天国 であります」に登場した、テレビ東京系情報バラエティ番組「出没!アド街ック天国」をネタにした「出没!アド星ック天国」。
- ○ アリサが見ているTVのグルメ番組のリポーターは、グルメリポーター彦摩呂が元ネタ。そこでの台詞は以下数回繰り返しのギャグになっている。
- ○ 幽霊ちゃんの台詞「お化けや妖怪には学校や試験もありませんし」は、TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」主題歌「ゲゲゲの鬼太郎」の歌詞から。
- ○ ラストのナレーション「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」は冒頭の淀川ナレーション。
- 以上であります。
- EPISODE 187
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(11月17日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 仕事を誰にも感謝されず、ホームレスに憧れる軍曹ってなんか身につまされますね。実際にも、ホームレスは昼寝て夜は食料探しをするんだそうです。
- Aパート
- ○ 軍曹ルームの棚にあるガンプラは、シャア専用ズゴック、ボール、ザクレロ、シャア専用ゲルググ、シャア専用ドムなど。
- ○ 軍曹がジョリリに出会った公園はMJ第十二番公園。第175話Bパート「冬樹&夏美 新しい朝がきた であります」にも登場しているが、これは、宇宙人に関する調査や交渉を行っているといわれるアメリカ政府の秘密委員会の名称、MJ12(マジェスティック・トゥエルブ)から。
- ○ ジョリリの台詞「天下一武道会の賞金は中華料理屋で使え」の天下一武道会は「ドラゴンボール」に出てくる武道大会。
- ○ 遊びまくる軍曹とジョリリがやっているアーケードゲームは「ストリートファイター?」っぽく、軍曹はリュウで昇龍拳を出している模様。
- ○ 軍曹がカラオケボックスで歌っているのは、ディラン&キャサリンが画面に出ているので主題歌「フンダリーケッタリー」であるものと思われる。
- ○ 軍曹が日向家の掃除をしながら歌ってるのは、第175話に登場したラジオ体操の歌。
- ○ クルルの作ったペコポン侵略マシンの登場時のファンファーレは「ドラえもん」風。
- Bパート
- ○ 軍曹が買ってきた牛丼弁当は「USINOYA」のもので、これは当然、吉野家から。
- ○ 軍曹に侵略者の神が舞い降りる際のイメージで、海が割れるのは1956年のアメリカ映画「十戒」で紅海が割れるシーンから。1966年大映映画「大魔神怒る」でも同様のシーンがある。
- ○ 「おはよう諸君」という軍曹のポーズは、「新世紀エヴァンゲリオン」碇ゲンドウポーズっぽい。
- ○ 「究極の脇役食材紅しょうが」を紹介する軍曹の口調は、ドラえもんっぽい。
- ○ 紅生姜レッドの声はクレジットで明らかになるが、アニメ「らき☆すた」関連のラジオ番組及び劇中のコーナー「らっきー☆ちゃんねる」のアシスタント白石みのる役の白石稔が演じている。いかにも脇役であるが、アニメ「らき☆すた」後期エンディングでは週代わりでエンディングを歌い、非常にうっとおしかった。
- ○ 刺身のツマホワイトの名乗り「シャランラ」は、「魔女っ子メグちゃん」主題歌「魔女っ子メグちゃん」(作詞 千家和也、作曲 渡辺岳夫)の歌詞冒頭からか。
- ○ 毎度おなじみクルルの「ポチッと」は「タイムボカン」シリーズから。
- ○ 軍曹の台詞「悲しいけどこれ、作戦なのよね」は「機動戦士ガンダム」第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」におけるスレッガー・ロウの台詞「悲しいけど、これ戦争なのよね」から。
- ○ ワキレンジャーの決めポーズ中、紅生姜レッドの右手は、「まことちゃん」のサバラのサインか。
- ○ 軍曹の台詞「ザコとはちがうのだよザコとは」は、「ガンダム」第12話「ジオンの脅威」のランバ・ラルの台詞「ザクとは違うのだよザクとは」から。
- ○ ワキレンジャー魔法陣アタックは、「アクマイザー3」魔法陣アタックから。アクマイザー3の魔法陣アタックは3人でやるので、軍曹は「5人なのに?」と疑問を呈している。
- 以上であります。
- EPISODE 188
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(11月24日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週はぬいぐるみにまつわるシリアス話。ネタは極少。子供の頃のぬいぐるみってなかなか捨てられないですね。私も、赤ん坊の頃の犬のぬいぐるみが実家のどこかにまだある筈です(もう50年近く前の年代物)。
- Aパート
- ○ 「ケロンケロケロ」と歌いながら居間を掃除する軍曹が使ってる掃除機は毎度お馴染みスイトールくんZ(ゼータ)。グフカラーで隊長ヅノ付き。
- ○ 不審な気配を感じたギロロに、ニュータイプ発光と効果音。
- ○ ネタではないが、「いらないものはどんどん処分しないと、家中モノであふれかえってゴミ屋敷になってしまうであります」といい、少年アルファを資源ゴミに出した軍曹の行動は、第140話Bパート「ケロロ ある男の戦い であります」で、本やDVDを片付けられずオタクの圧倒的な共感を呼んだ軍曹にあるまじきものであるといえる。
- ○ といいながらも、他人に読まれないように、軍曹が各ページを缶コーヒーで汚した、その少年アルファの「ゲロロ艦長」のページは、(以前にも出ていたが)松本零士の「宇宙戦艦ヤマト」の構想にあった、古代進が、キャプテンハーロックとなった兄、古代守と再会するシーンを元にしたもの。
- ○ その少年アルファの裏表紙には、ファーストガンダムのDVDか何かの広告。
- ○ 以前にもあったが、冬樹が手に持っている雑誌「ウー」は、学研のオカルト雑誌「ムー」から。
- ○ その裏表紙の広告「ホルマリンパワーのすべて」は、マイナスイオンを発生させるというトルマリンパワー(擬似科学)が元ネタ(これも以前あった)。
- ○ 軍曹がペコポン人スーツを着て買いにいった今日発売のガンプラは、MRX-009サイコガンダム。
- ○ 出かける際の軍曹の台詞「ケロロ、行っきまーす」は、ファーストガンダムの「アムロ、行きます」から。
- Bパート
- ○ クルルの作った銃「シャボン玉飛ンダ銃」は、野口雨情作詞、中山晋平作曲の唱歌「シャボン玉」の歌詞から。形はシャボン玉のストロー。
- 以上であります。
- EPISODE 189
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(12月1日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週は忍者モノ、それも抜け忍テーマということで、話自体がパロディというよりオマージュみたいなもんなんですが、いつもはネタ満載の山口宏脚本にもかかわらず、直接的なネタは少なめでした。それにしてもドロロかっこよかったです。
- Aパート
- ○ 「第113回だったようなペコポン侵略会議」で、皆のお小遣いと無駄使いの両方をゼロにする、00(ダブルオー)作戦を軍曹が提案する際の背景は、TVアニメ「機動戦士ガンダム00」のオープニングタイトルから。それでガンプラ予算を確保するというのは、何となく、新しいガンダムを企画することで、ガンプラのラインアップを増やしていき、次々お小遣いを巻き上げていくバンダイの戦略を連想させます。そうか、「ガンダム00」ってそういう意味だったのか(笑)。
- ○ ネタではなくツッコミですが、赤い流れ星をUFOではないかと伝えているニュース、UFOの本来の意味は未確認飛行物体ですので、正体不明の時点で既にUFOですorz。
- ○ 話のネタバレになるので詳しく書けませんが、Aパートで、小雪がドロロに木彫りの人形の首飾りを渡すのは、ジュリアーノ・ジェンマ主演の1965年マカロニ・ウエスタン映画「荒野の1ドル銀貨」フラグですので念のため(これだけでも判る人には判ってしまいますが)。リスペクトとして繰返しいろんなものに使われており、ここでもパロディではないので、ネタ判定からは除外してます。
- ○ 山中で人の気配に気付くドロロに、ニュータイプ発光と効果音。
- ○ 山中で軍曹と冬樹が歩きながら歌う歌は、第175話Bパート「冬樹&夏美 新しい朝がきた であります」に登場した、「ラジオ体操の歌」のパロディ。
- ○ ジララ大尉に捕まった軍曹の台詞「なんじゃ、こりゃー」は、刑事ドラマ「太陽にほえろ!」で、松田優作演じるジーパン刑事の殉職時の台詞からか。
- ○ ドロロが昔所属していた、ケロン軍隠密特殊任務班X1、通称「吸血部隊」または「レッドアサシン」は、TVアニメ「装甲騎兵ボトムズ」に登場する、主人公キリコ・キュービィが所属していた、第24メルキア方面軍戦略機甲兵団・特殊任務班X-1、通称「吸血部隊」または「レッドショルダー」から。
- ○ ガルル正体のゾルル兵長の名前を思い出せないドロロがいくつか挙げる名前のうち、ダササ兵長は、TVアニメ「NG騎士ラムネ&40」に登場する敵キャラ、ダ・サイダーから。このアニメは主役がドロロ役の草尾毅、ダ・サイダー役をゾルル役の矢尾一樹が演じていたことからの繋がり。第103話「ケロロ小隊 まごころを君に であります」にも同ネタあり。
- ○ ジララ少尉が登場するとき半透明になっているのは、映画「プレデター」プレデターから。
- ○ 「ギロロ伍長、吶喊する!」は「機動戦士ガンダム0083」第4話のコウ・ウラキの台詞「ウラキ少尉、吶喊します!」から。
- ○ ジララと対決して撃墜されたギロロが地上に落下した後、爆発しそうなバックパックに付けられた効果音は、「機動戦士ガンダム」で、ビームサーベルなどでモノを切り裂いた際などに付けられたのと同様の効果音。
- 以上であります。
- EPISODE 190
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(12月8日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載。●は2ちゃんネタ)。
- 12月9日前の軍曹誕生日ネタかと思わせておいて、実はほとんど中田"ギロロ"譲冶の独り芝居でした。それにしても相変わらず中田譲冶は上手いし面白いです。
- Aパート
- ○ 宇宙人街にあるデパートの屋上広告に描かれているマークは、アニメ製作会社サンライズのマークから。なお、デパートの外観は、「超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセス」に登場したデパートからか。
- ○ デパートの武器売り場のビームサーベルのディスプレイは、RX-78-2ガンダムのバックパック。
- ○ ギロロの妄想中、夏美がビームサーベルを振り回す際の効果音は、「ガンダム」ビームサーベルというより、「スター・ウォーズ」のライト・セーバーのようである。
- ○ 売り場の正面左側にはガンダムバズーカ、正面上の棚にはザクのヒートホーク、グフのヒートロッドっぽいものが。
- ○ 彼女へのプレゼントを話しながら歩いていく宇宙人2人組は、1956年大映映画「宇宙人東京に現わる」のパイラ人っぽい。
- ○ 雑貨屋で売っている、恋が成就する携帯ストラップのデザインは、映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場するサイコフレームのサンプルから。原典での小道具としての取扱いを考えると、「好きなあのヒトにあげれば必ず恋が成就する!」という宣伝文句はいかにも意味深い。
- ○ ギロロがヴァイパー(青年)との戦いに使った武器は、いつものビームライフルではなく、ザクマシンガンみたいな形状のビーム兵器。
- ○ ヴァイパー(青年)の左腕の武器は、元ネタの寺沢武一のマンガ「コブラ」コブラのサイコガン同様、ギロロを狙って途中で弾道が変わっている。
- ● ギロロが突撃する際の掛け声「ディス・イズ・スパルタ!」は、映画「300」の日本語版で、主役スパルタ王レオニダスを中田譲冶が演じたことからの繋がり。
- ○ ヴァイパー(青年)の回想シーンに登場する、ヴァイパーのカップルは、オープニングに登場するディラン&キャサリンっぽい。
- ● ギロロとヴァイパー(青年)の会話「だからお前らミレニアムって奴は」(中略)「伯爵って呼ぶぞバンパネラ」は、アニメ版「HELLSING」との中の人つながり。中田譲冶はヘルシング機関のアーカード役、ヴァイパーの飛田展男はミレニアムの少佐役。バンパネラは、萩尾望都のマンガ「ポーの一族」における吸血鬼の呼び名。
- Bパート
- ○ ギロロの妄想で、夏美とサブローがやってるゲームは、1967年からエポック社が発売していた対戦型ボードゲーム「魚雷戦ゲーム」から。元ネタでは標的は戦艦だが、こちらでは「ガンダム」ホワイトベースになっている。
- ○ 同じくギロロの妄想での夏美とサブローの会話、「リンゴとはちみつ」は、ハウス食品ハウス・バーモントカレーのCMソング「バーモントカレーの歌」(作詞山上路夫、作曲いずみたく)の一節、「ハヤシもあるでよ」は、株式会社オリエンタルのオリエンタル・スナックカレーの1969年のCMで、喜劇俳優南利明が使った名古屋弁のフレーズから。
- ○ ギロロの台詞「二人で誕生会など、やらせはせん、やらせはせんぞーっ」は、「ガンダム」第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」でのドズル・ザビの台詞「ジオンの栄光、この俺のプライド、やらせはせん、やらせはせん、やらせはせんぞーっ」から。
- ○ 夏美がいた店cafeわんいらずの名前は、アニメ製作会社サンライズから。
- 次回予告
- ○ Aパートサブタイトル「ケロロ あいつとララバイ伝説 であります」は、楠みちはるのマンガ「あいつとララバイ」と、しげの秀一のマンガ「バリバリ伝説」からか。ともに1980年代の「週刊少年マガジン」掲載のバイクマンガ。
- ○ Bパートに出てくるプラモ大魔王のデザインは、∀ガンダムから。
- 以上であります。
- EPISODE 191
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(12月15日オンエア)(その1)。濃いネタを判る限りで解析するであります(●は2ちゃんネタ)。
- 今週はAパートは原作付き(第14巻所収、第百拾六話「アイツとララバイ!…の巻」)。山口宏脚本、誌村宏明絵コンテで、原作以上になんだか濃いネタがてんこ盛りなんですが、元ネタがバイク&レースマンガという知らない分野なので、よく判らないものが多かったです。Bパートのプラモ含めて補完よろしくお願いします。
- Aパート
- ○ 冒頭で軍曹が整備している掃除機は、毎度おなじみスイトールくんZ(ゼータ)。グフカラーで隊長ヅノつき。この整備シーンは今回の元ネタとなっている楠みちはるのバイクマンガ「あいつとララバイ」での、カワサキ750RSの整備シーンからかと思われるが詳細不明。
- ○ 前回報告通り、サブタイトル「ケロロ あいつとララバイ伝説 であります」は、上記「あいつとララバイ」と、しげの秀一のマンガ「バリバリ伝説」から。ともに1980年代の「週刊少年マガジン」掲載のバイクマンガ。
- ○ 「さまざまなメカに乗った」と語るケロロ軍曹氏インタビューの左下画面に出ているのは、「機動戦士ガンダム」TV版に登場するGファイター。右下画面に出ているのは、ダンガルの幼児用乗用遊具で、元ネタは、マルイの出していたガンプラのパチモンプラモ、モビルフォース・ガンガル。
- ○ 日向家居間で夏美がやってるTVゲームは、任天堂Wiiの「Wii Sports」に入ってるボクシングらしい。夏美はWiiリモコンを両手に持っているが、原典はWiiリモコン1つとそれに接続されたヌンチャクを使用する。
- ○ 軍曹が掃除機に語りかける台詞「お前があと10年は戦えるということを知らしめるため」は、「ガンダム」第25話「オデッサの激戦」におけるマ・クベの台詞「「戦いはこの一戦で終わりではないのだよ。考えてみよ、我々が送り届けた鉱物資源の量を。ジオンはあと10年は戦える」から。
- ○ 軍曹がチューンした掃除機によって廊下で見せた「幻の多角形コーナリング」は、池沢さとしの4輪レースマンガ「サーキットの狼」主人公風吹裕矢らが見せるドリフト走行の発展型のテクニック。
- ○ 軍曹の台詞「このマシンはまだまだ現役バリバリ伝説」は、上記のマンガ「バリバリ伝説」から。
- ○ 軍曹の台詞「地獄のチューナーと呼ばれた我輩が」の「地獄のチューナー」は、楠みちはるのマンガ「湾岸ミッドナイト」に登場する、主役のフェアレディZをチューンした北見淳の異名。チューンした車に乗った人間が次々事故死したことから付いたらしい。
- ○ 軍曹の台詞「この掃除機は、くるおしく身をよじるようにして掃除するのであります」は、上記「湾岸ミッドナイト」の主役車「悪魔のZ」が走行する姿の形容「まるでくるおしく身をよじるように走るという」かららしい。
- ○ 掃除機の排気筒に書いてある「ケロワキ」は、自動車用部品等のメーカー、株式会社モリワキエンジニアリングから。「あいつとララバイ」で、フルチューンしたカワサキ750RSに、モリワキのレースエンジンが組み込まれたことかららしい。
- ○ 軍曹の台詞「なあ相棒、どこへ行ったって、どんなゴミに出くわしたって、その気になれば俺達はまだまだ吸い込めるんだ」と、その際のコスプレイメージは、1978~1979年のTVアニメ「宝島」に出てくるジョン・シルバーから。
- 特に、この台詞の元ネタは、アニメ版「宝島」最終回のラストシーン、10年後にシルバーとジムが再会するシーンでシルバーが語るもの。このシーンは完全なアニメオリジナルですが、監督出崎統の「宝島」に寄せる想いが溢れ出すものとして有名。ちょっと長いが引用します。なお、フリントはシルバーの相棒のオウム。
- 「さあ、どうした、フリント。おめえはまだ老いぼれちゃいねえ。飛べねえわけはねえんだ。さあフリント、飛んでくれ」
- 「ほうら見ろ、飛べたじゃねえか。フリント」
- 「どこへ行ったって、どんなことに出くわしたって、その気になりゃあ、俺達はまだまだ飛べるんだ」
- ○ クルルの「メガネ、メガネ」は、横山やすしのギャグから。アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(12月15日オンエア)(その2)。
- Bパート
- ○ 冒頭軍曹はガンプラ、MGガンタンクを製作しているが、実はバンダイからはMG(マスターグレード)ではガンタンクは出ていないらしい。従ってこれは、アニメ「ケロロ軍曹」に登場した架空のガンプラでも後に発売されたものがあるという話を踏まえたお遊びでしょう。
- ○ 軍曹がガンプラを出品しようとしている、宇宙ワンダフルフェスティバルは、海洋堂主催のガレージキットのイベント、ワンダーフェスティバル(ワンフェス)から。
- ○ 「我輩が手取り足取り指導するでありますから」と言う際、軍曹が右手を頬に左手を右肘につけるポーズは、特撮映画「ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒」の登場人物、手塚とおる演じる倉田真也からか(考えすぎかもしれません)。
- ○ 軍曹が冬樹に作らせたガンプラは量産型ザク。背景にあるのは、GM、ボール、旧ザク、シャア専用ゲルググ。
- ○ 超絶プラモ大魔王のマントは、金色に「百」なので、「Zガンダム」に登場するモビルスーツ百式のイメージ。頭は「∀(ターンエー)ガンダム」∀ガンダムから。頭のマーク(左半分青、右半分赤の★)は、株式会社タミヤのシンボルマーク(左に赤地白抜き、右に青地白抜きの☆)から。
- ○ 超絶プラモ大魔王の名前は、青島文化教材社等のマイナープラモを取り扱った本、はぬまあん「超絶プラモ道」(竹書房)からのネーミングか。しかしタミヤマークをつけながら名前の由来がアオシマとは(笑)。
- ○ 超絶プラモ大魔王が作るミリタリーものプラモ、「M8クレイハウンド」は、アメリカ陸軍装甲車、M8グレイハウンドから。タミヤは精密なミリタリーもののプラモで世界的に有名なので、こういう選択になったのでしょう。素材の選択で「勝ったも同然」と考えた軍曹は甘いと言わざるをえない。
- ● 子供の頃の軍曹が作っていたロボットのプラモは、青島文化教材社が1975年に出したアトランジャーが元ネタらしい。
- ○ 軍曹ルームの棚にあるガンプラは、ドム、ボール、量産型ザク、旧ザク、アッグガイ、ギャン、ブラウ・ブロなど。青いの一体はよくわかりません。
- ○ 冬樹と一緒に軍曹が作り出したガンプラは量産型ズゴックとガンダム。
- ○ 軍曹の台詞「早く大西洋が血に染まっちゃうごっこをするであります」は、「ガンダム」第28話サブタイトル「大西洋、血に染めて」から。
- 以上であります。
- EPISODE 192
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(12月22日オンエア)(その1)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週のBパートは、次第にドタバタがエスカレートしていく久しぶりのパターンでした。こういう話もいいですね。ネタ的にはAパートアヴァンの「タイガーマスク」オープニング、Bパート「あしたのジョー」満腹ボクサーがツボでした。
- さて、地球侵略報告も本年はこれでおしまい。1年間お読みいただきありがとうございました。
- Aパート
- ○ 冒頭登場する「おもちゃの潰瘍堂」は、フィギュア・食玩の製作会社、株式会社海洋堂から。
- ○ ポスターに書いてあるのは「年末旧型モビルスーツWキャンペーン」「旧型ならではの大迫力!」「抽選で200名様に限定ヴァージョンをプレゼント!」など。掲載されてるのは旧ザク、ガンキャノン、ゴッグ、ザクレロ、ドムか。なんだか完全に騙されてるような。なお、直前に買い占めていったのはサンタクロースである。
- ○ ガンプラを買いにきた軍曹のコスチュームは、1969~1971年のアニメ「タイガーマスク」主人公の伊達直人から。
- ○ 軍曹がクリスマスの街を彷徨うシーンは、何となく「タイガーマスク」エンディング「みなしごのバラード」を思わせるが、具体的なカット引用はなし。紙くずが舞うカットや、軍曹が歩くカット、横顔から振り返るカットなどの、輪郭線を極端に太くしたり影を荒々しい横線のみで表現する作画タッチは、「タイガーマスク」作画監督の木村圭市郎の作画のパロディ。街行く人を振り返りつつ眺める立ち姿も「タイガーマスク」っぽい。
- ○ 軍曹がトレンチコートを脱いで変身するカットは、「タイガーマスク」オープニング冒頭、虎の穴の彫像から伊達直人が飛び降りてタイガーに変わるカットが元ネタ。
- ○ クルルが軍曹の迫力を避けるために使った盾は、ガンダムMk-?のシールド。
- ○ トドロキデパート前での呼び込み「いつもより余計に回しております」は、伝統演芸太神楽の曲芸師コンビ、海老一染之助・染太郎が、和傘の上でいろいろなものを回す芸の際の決め台詞から。なお、トドロキデパートの名前は設定制作のスタッフ轟大河から。
- ○ 556が「もういくつか寝るとお正月だ」という際のポーズは、「宇宙刑事ギャバン」ギャバンの蒸着のポーズから。
- ○ 日向秋が少年アルファ編集部から電話を入れる相手、吉崎先生は原作者吉崎観音から、大橋先生はサンライズのプロデューサー大橋千恵雄から。
- ○ スカンジナビア半島までサンタクロースを迎撃に向かう軍曹の台詞「ケロロ、行きまーす」は、「機動戦士ガンダム」アムロ・レイ出撃時の台詞から。
- ○ プレゼントを貰った軍曹の台詞「やったねパパ、明日はホームランだ」は、牛丼の吉野家のテレビCMのコピーから。
- Bパート
- ○ 以前にも出ていたが、ミクロイド光線発射装置は、名称は手塚治虫のマンガ「ミクロイドS」、形状は東宝特撮映画「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」等に登場するメーサー殺獣光線車から。
- ○ ネタではないが、タママの心の叫び「使えねぇ今ドキ40代上司ってかコラァ」はなかなか耳の痛い台詞・・・。
- ○ 「ならば」といって変身する際軍曹がかざすのは「ウルトラマン」ベーターカプセルからで、「ケロッチ」といいながらのフルアーマーケロロへの変身も「ウルトラマン」から。
- ○ 軍曹の「ひとりジェットストリームアタック」は、「ガンダム」第24話「迫撃!トリプル・ドム」に登場する、ジオン軍黒い三連星のドム3体による攻撃フォーメーションから。
- ○ ケーキを食べ過ぎて胸焼けしているギロロを攻撃する際の軍曹の台詞「あばよ、満腹ソルジャー」は、マンガ「あしたのジョー」及びアニメ「あしたのジョー2」で、過去のトラウマからモノを食べられなくなった金竜飛が、矢吹丈をののしる際に使った「満腹ボクサー」という言葉から。確か試合中に「死ね、満腹ボクサー」とかいってた筈。
- ○ クルルの台詞「見ていて美味しんぼの血が騒いでよ」の「美味(おい)しんぼ」は、雁屋哲原作、花咲アキラ作画のマンガ「美味しんぼ」から。
- ○ ネタではないが、軍曹が突然登場したドロロに呼びかける際の「泥沼くん」は、第177話Bパート「ケロロ ペコポン一のガンプラ男 で、あります」において使われたドロロの役名。
- ○ 軍曹の台詞「我輩、この激しいバトル・ロワイアルをサバイブしたであります」の「バトル・ロワイアル」は、高見広春の小説「バトル・ロワイアル」からか。単にバトル・ロイヤルの言い間違いかもしれません。
- ○ 最後に切れた軍曹の舌が回転しながら伸びるのは、どおくまんのマンガ「嗚呼!!花の応援団」からか。
- ○ 最後の大爆発の噴煙が十字になるのは、「新世紀エヴァンゲリオン」使徒の十字爆発から。
- ○ ケーキにボルシチをかけて食べるクルルの台詞「しあわせだっちゃ」は、「うる星やつら」ラムの口癖「~だっちゃ」から。
- ○ タママの台詞「甘いものって本当いいものですね」は、映画評論家水野晴郎が日本テレビ「水曜ロードショー」(のち「金曜ロードショー」)の解説を担当していた際、終了間際にいう台詞「いやぁ、映画って本当にいいものですね」から。
- 以上であります。
- EPISODE 193
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(1月5日オンエア、その1)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- あけましておめでとうございます。本年もネタ解析にお付き合いのほどよろしくお願いします。
- さて、新年最初はお正月ネタ。Bパートは「フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ」のパロディですが、具体的な引用はほとんどないようです。せっかくの大ネタなので、もう少し粘っていただけたら嬉しかったのに…。
- Aパート
- ○ 冒頭、軍曹が目覚まし時計として使っていたメカは「機動戦士ガンダム」のマスコットロボのハロだが、オレンジの色合いからすると「機動戦士ガンダム00」に登場するものか。何故か赤い隊長ヅノがついている。
- ○ 上空の人工衛星こまわりに火が入る際の描写は、「銀河鉄道999」999号機関車っぽい。
- ○ 日向家と小隊が初詣に行った先の大魔神社の名前は1966年大映映画「大魔神」から。
- ○ コピーロボットに初詣をさせて家でTVを見ているクルルの台詞「カレーもいいけどおせちもね、クククッ」は、ハウス食品のレトルト食品ククレカレーのCMに、1976年正月以降キャンディーズが出演した際のコピー「おせちもいいけどカレーもね!」から。あと、当然のことながらコピーロボットは藤子不二雄「パーマン」から。
- ○ 軍曹が見あたらない際のドロロの台詞「ニンニン」は、「忍者ハットリくん」からか。
- ○ ネタではないが、ドロロがお賽銭として使用した寛永通宝は、1636年(寛永13年)から作られ江戸時代に広く流通した銭貨のこと。
- ○ これもネタではないが、軍曹がお賽銭として投げ入れた500円硬貨は昭和64年発行のもの。1989年1月8日に平成に改元されたので、昭和64年は7日間しかなく、昭和64年発行の500円硬貨には値打ちがあるように思われるが、実際は1989年の2ヶ月以上にわたり1600万枚程度発行されたようなので、額面通りの価値しかないらしい。
- ○ 軍曹が特訓に使用した賽銭投げ養成ギブスは、「巨人の星」大リーグボール養成ギブスから。
- ○ 初詣の際に軍曹が手水を使うことをイメージする際の手水舎の水口(水が流れ出すところ)がキングギドラになっている。水口には一般的には水と関係が深い龍をあしらうことが多い。
- (参照ページ)
- http://www.yumemusubi.com/mori/knowledge/temizuya.htm
- ○ 初売りのガンプラとして軍曹がイメージするのは、GM、ボール、ジオングなど。
- ○ 「ギロロ艦長」のゲームソフトは「MINITENDON SD」(ミニ天丼?)のソフト。パッケージには元ネタの「宇宙戦艦ヤマト」古代進モドキと森雪モドキが。
- ○ 絵馬に書いてあるお願いごとのいろいろ。
- ・「たてよ国民」
- (「機動戦士ガンダム」第12話「ジオンの脅威」ギレン・ザビの演説から)
- ・「ネコ耳メイドロボットが欲しい 心から欲しい」(ノーコメント)
- ・「かりそめの平和への囁きに惑わされることなく 繰り返し心に聴こえてくる祖国の名誉のために デラーズ」
- (「今、真の若人の熱き血潮を我が血として、ここに私は改めて地球連邦政府に対し、宣戦を布告するものである!かりそめの平和への囁きに惑わされることなく、繰り返し心に聞こえてくる祖国の名誉の為に。ジーク・ジオン!!」
- 「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」第5話「ガンダム、星の海へ」でのエギーユ・デラーズによる宣戦布告)
- ・「あの子が自分の都合で大人と子供を使い分けませんように エマ」
- (「カミーユ!自分の都合で大人と子供を使い分けないで!」
- 「機動戦士Zガンダム」第9話「新しい絆」でのエマ・シーンの台詞。当然「絵馬=エマ」つながり)
- ・「あと10年は戦える マ」
- (「戦いはこの一戦で終わりではないのだよ。考えてみよ、我々が送り届けた鉱物資源の量を。ジオンはあと十年は戦える」
- 「ガンダム」第25話「オデッサの激戦」でのマ・クベの台詞)
- ・「逃げちゃ駄目だ! 逃げちゃ駄目だ! 逃げちゃ駄目だ! 鉄板?」
- 「新世紀エヴァンゲリオン」第壱話「使徒、襲来」での碇シンジのエヴァ初搭乗前の台詞から)
- ・「できれば事故の行政処分が軽くなりますように」(・・・)
- ・「書くだけはタダ でも願いは叶えてもらえるのでしょうか?」(これは?)
- ・「息子が私の作った装置をつけて活躍しますように 父」
- (「ガンダム」第33話「コンスコン強襲」で、酸素欠乏症にかかったティム・レイが、ガンダムの戦闘力が数倍に跳ね上がるとしてアムロに古いメカを渡したことを元にしたネタ)
- ・「やらせはせん!! やらせはせんぞ!!」
- (「ガンダム」第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」におけるドズル・ザビの台詞から)
- ・「キングシートはあけておけ!! キング」(サッカーの三浦和良のことか? 移動用バスの最後尾右側の座席が三浦和良の指定席となっており、通称キング席と呼ばれているそうな)
- ・「もうネタがありません 助けてください」(ご苦労さまでした)
- ○ ガンプラコンテスト優勝のイメージでは、軍曹はシャア専用ザクで優勝してガンダム胸像入りのトロフィーを貰っている。
- Bパート
- ○ サブタイトル「ケロロ セチラ対ゾニラ であります」は、話の内容からして、1966年東宝映画「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」が元ネタ。
- ○ 宇宙怪獣セチラを攻撃するのは、「サンダ対ガイラ」等に登場するメーサー殺獣光線車、1984年版「ゴジラ」に登場する首都防衛移動要塞スーパーX(ピンク色ですが)。
- ○ 西澤邸内商店街の街並みが1960年代ぽくなっているのは「サンダ対ガイラ」の東京での戦闘シーンにちなむものであろう。
- ○ 以前にも出ているが、ナノマシンのナノラのケースについてるマークは、梅図かずお「まことちゃん」のグワシのサイン。まことちゃんの話し言葉の語尾が「なのら」であることからの連想。
- ○ 宇宙怪獣セチラを攻撃するスーパーXのデザインは、ウルトラセブンの頭部から。
- ○ ゾニラが登場した後の軍曹の台詞が怪しい外人言葉になっているのは、「サンダ対ガイラ」で主役のスチュワート博士を演じたラス・タンブリンからの連想か。ただし「サンダ対ガイラ」では、睦五郎が吹替えをしているため、こうした口調ではない。なお、ラス・タンブリンはミュージカル映画史に残る1965年製作の映画「ウエスト・サイド物語」でジェット団のリーダー、リフを演じた俳優である。
- ○ いきなり休火山が登場してクライマックスになるのは、「サンダ対ガイラ」ラストの対決にちなむものであろう。ただし原典では海での対決で、突然海中から火山が出現する。
- ○ シュララから軍曹への年賀状の文章
- 「ケロロ軍曹 新年おめでとう 今年こそケロロ小隊をおしおきしてやる シュララ軍団を代表して シュララ」
- は、「仮面ライダーV3」第47話「待ち伏せ!デストロン首領!!」で、ヨロイ元帥がライダーマン結城丈ニに送った年賀状
- 「結城丈ニ 新年おめでとう。今年こそ、裏切り者は殺す。 デストロンを代表して。ヨロイ元帥」
- が元ネタ。なお、この話は「トリビアの泉」でも取り上げられたが、わざわざ住所が「横浜市中区山下町235番地」と書いてあった(実は罠)。ちなみにこの番地は実在しないようだが、横浜スタジアムと中華街の間あたり。
- 以上であります。
- EPISODE 194
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(1月12日オンエア、その1)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週のAパートはトランスフォーマーネタ。こないだ実写映画は見ましたが、世代的にほとんど知らないので、補完よろしくお願いします。
- Aパート
- ○ 冒頭、トイレで軍曹が歌っている歌は、第175話Bパート「冬樹&夏美 新しい朝がきた であります」に登場した、「ラジオ体操の歌」のパロディ。
- ○ サブタイトルコールは、後に明らかになる理由により、ゲストの玄田哲章が担当している。
- ○ 作戦会議の際、腕を組みうつむく軍曹のポーズは、「新世紀エヴァンゲリオン」碇ゲンドウ司令っぽい。
- ○ 発言を無視されたドロロの台詞「むちゃくちゃでごじゃります」 は、1930年代、しゃべくり漫才を確立し、近代漫才の元祖と呼ばれる漫才コンビ、エンタツ・アチャコの片割れ、花菱アチャコが、1953年放送のNHK連続ラジオドラマ「お父さんはお人好し」で決め台詞として使い、流行語となった「むちゃくちゃでごじゃりまするがな」が元ネタ(しかし古い…)。
- ○ 場面転換時にトイレのマークが現れるのは、1980年代半ばから放送されたアニメ「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」シリーズが元ネタ。これに登場するロボット生命体の種族サイバトロンとデストロンのエンブレムが場面転換時に回転して出てくる。なお、それぞれのエンブレムは以下の通りで、「ケロロ」に使われたエンブレムとは全く異なるデザイン。なお「ケロロ」のエンブレムは、衛生陶器メーカー、TOTO株式会社(旧東洋陶器株式会社)の製品についているロゴ「TOTO」をアレンジしたもの。
- サイバトロン
- http://www.cospa.com/images/items/pc/19780.jpg
- デストロン
- http://www.cospa.com/images/items/pc/19792.jpg
- ○ トイレを知能を持った兵器に変えるトイレットフォーマーの名前は、当然上記「トランスフォーマー」から。
- ○ シャワートイレによって目に水をかけられた軍曹の台詞「たかがメインカメラをやられただけであります」は、「機動戦士ガンダム」第43話「脱出」で、ガンダムの頭部を吹き飛ばされた際のアムロの台詞「まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ!」から。なお、この台詞によって、ガンダムの頭部には重要な機構がメインカメラしかないことが暴露されてしまった。
- ○ 知能を持って反乱を起こしたトイレ司令の声を担当するのは、上記「トランスフォーマー」シリーズで、サイバトロンの初代コンボイ司令を演じた玄田哲章。なお玄田哲章は、2007年アメリカ映画「トランスフォーマー」でも、コンボイにあたるオプティマス・プライムの吹替えを担当。
- ○ トイレが変形するロボットもなんとなくトランスフォーマーっぽい(「機動警察パトレイバー」98式イングラムみたいでもありますが)。
- ○ トイレ司令の「我々はトイレのトイレによるトイレのための世界を作る」は、アメリカ大統領リンカーンの1863年ゲティスバーグ演説の一節「人民の人民による人民のための政治」から。
- ○ トイレ司令の台詞「自由とは全知的生命体の権利である」は、「トランスフォーマー」初代コンボイ司令の決め台詞らしい。実写版「トランスフォーマー」にも同種の台詞がでてくるそうです。対するメガトロンのスローガンは「圧制による平和を」。
- ○ トイレ司令の台詞「戦え!超トイレ生命体、トイレたち、ロールアウト!」というのは、英語版「トランスフォーマー」で「オートボット、ロールアウト!(オートボット、出動せよ)」といってるのが元ネタらしい(オートボットは英語版でサイバトロンのこと)。
- ○ ケロン軍最大級破壊兵器、(ネイチャリング?)ゴールデンハンマーくん15は、1981~1993年テレビ朝日系で放送されていたクイズ番組「100万人クイズハンター」に出てくる、優先回答権ハンターチャンスが与えられるゴールデンハンマーからか。
- ○ その際軍曹がいう台詞「アタックチャンス!」及びポーズは、1975年から放送中の朝日放送制作の「パネルクイズアタック25」司会の児玉清から。
- ○ 最後の軍曹の台詞「我輩には帰れる場所があるんだ、こんなに嬉しいことはない」は、「ガンダム」第43話「脱出」ラストのアムロの台詞「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。わかってくれるよね? ララァにはいつでも会いに行けるから」から。
- Bパート
- ○ 冒頭、クルルが子犬と出会う公園の遊具はザクヘッドっぽい。
- ○ 夏美のイメージ中、曲芸をしているのはザクっぽい犬。
- ○ 軍曹の台詞「クルルに限っては」「絶対にありえないであります」の間の「ノ、ノ、ノ」は、フランソワーズ・モレシャンの真似。
- ○ 軍曹が作ってるガンプラはGM。
- ○ 軍曹のイメージで、犬に囲まれるクルルを「ムツゴロウさんみたいな真似」といってるのは、作家の畑正憲のこと。「ムツゴロウ動物王国」で単なる動物好きと思われているがもともとは作家である。
- ○ 入浴中を見られたクルルの台詞「恥ずかしいっちゃ」の語尾は「うる星やつら」ラムちゃんから。
- ○ 子犬にエサをやる際のクルルの台詞「ヨッシヨシシシシ(?)」は、上記畑正憲から。
- ○ 「逆ボクラハミナイキテイル銃」の名前は、やなせたかし作詞・いずみたく作曲「手のひらを太陽に」歌詞から。
- 次回予告
- ○ Aパートサブタイトル「夏美 私もスキーに連れてって! であります」は、1987年の原田知世主演の映画「私をスキーに連れてって」から。この映画はスキーのブームの火付け役となるなど当時の若者風俗に大きな影響を及ぼした。なお、このタイトルもアメリカメジャーリーグの野球場で7回に歌われる歌「Take Me Out to the Ball Game(私を野球に連れてって)」を下敷きにしている。
- 以上であります。
- EPISODE 195
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(1月19日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週のAパートの大ネタは「ガンヘッド」。原作(第13巻所収、第百参話「悪夢再来!?雪上大合戦!!…の巻」)ではオリジナルプラモの「銀河の鷲メガロ・ザマック」ということになってるんですが…。ついつい熱くなってしまいましたが、昔映画館で見た印象を元にして書いてますので、今見たら違ってるかもしれません。
- Aパート
- ○ スキーに行きたいと主張する軍曹の台詞「スキー、スキー、スキスキッ」は、1969~1970年のTVアニメ版「ひみつのアッコちゃん」エンディング「すきすきソング」(作詞山本護久・井上ひさし、作曲小林亜星、歌水森亜土)の歌詞冒頭から。
- ○ 冬樹が読んでいる雑誌「ウー」は、学研のオカルト雑誌「ムー」から。
- ○ クルルが持ち出した「オトナのカイダンノボルジュウ」の名前は、1983年のH2Oによる楽曲「想い出がいっぱい」(作詞阿木耀子、作曲鈴木キサブロー)の歌詞から。この曲はTVアニメ「みゆき」エンディングに使われた。なお、銃が登場するときのファンファーレとクルルの口調は「ドラえもん」から。
- ○ サブタイトル「夏美 私もスキーに連れてって! であります」は、1987年の原田知世主演の映画「私をスキーに連れてって」から。
- ○ 雪上美女コンテストの優勝商品のプラモデル「DUNHED」(ダンヘッド)は、1989年の特撮映画「ガンヘッド(GUNHED)」から。DUNHEDのロゴデザイン、パッケージ写真が逆光になってるところ(笑)など、非常に「ガンヘッド」らしい。
- なお、村役場の人が書いたポスターは「DANHED」と誤記しており、凝りすぎてパッケージのロゴが読みにくいことをネタにしているようである。
- 「ガンヘッド」は、サンライズ、バンダイ、角川書店、IMAGICA、東宝からなるガンヘッド製作委員会の製作、監督原田眞人、主演高嶋政宏。
- 後のシーンで軍曹が語るように、「巨大ロボットの脱アニメ化という大冒険に挑むも」「結局1本切りで消えていった幻の実写映画」というのはまさしくその通り。同じ製作会社サンライズの作品内で語ってるのだから公認の事実なんでしょう。なぜこの作品が幻となったのかの原因のひとつには、リアリティ重視の余り、暗いロボット島内で黒っぽいガンヘッドが逆光の中で暴れてるというようなシーンが多く、「何が起きているか全く判らない」ことが挙げられる。
- 昨年発売されたDVDジャケットがこちらに掲載されているが、実際こんな感じ。
- http://diary.jp.aol.com/kuvhffcz/1058.html
- このDVD発売によって「ガンヘッド」はとりあえず幻ではなくなった(私は持ってませんが)。また、DVDにも同梱されてる本多俊之によるサントラCDは、TVのワイドショーの再現VTRなどのBGMに多用されてるそうです。
- ○ ポールが「ゲレンデ効果」の魅力アップの効果を説明する際の「通常の3倍」は、「機動戦士ガンダム」第2話「ガンダム破壊命令」において、シャア専用ザクが初登場した際、ホワイトベースのオペレーター、マーカーが言う台詞「1機のザクは通常の3倍のスピードで接近します」から。「通常の3倍」は非常に有名になってしまったが、ガンダム本編で具体的な言及があるのはここだけの筈。
- ○ ナンパ3人組が3倍ビジュアルUP中の桃華を見た際、ニュータイプ発光と効果音。
- ○ 桃華がナンパ3人組を吹き飛ばした際の効果音は、TVアニメ版「うる星やつら」ラムちゃんの飛行時の効果音っぽい。
- ○ 小雪とドロロが大凧で空に飛び上がるのは、「仮面の忍者赤影」白影っぽい。
- Bパート
- ○ ネタでないが、卓球のラケットについて、冬樹、夏美、小雪、モア、桃華はペンホルダー、軍曹、タママ、ギロロはシェーハンドを使用。最初のカットで卓球台の上にはペンホルダー、シェークハンドが1つづつしかないので、冬樹対桃華の場面で桃華はシェーククハンドを使用すべきであった。
- ○ 軍曹の台詞「ケロン星のピンポン愛ちゃんと呼ばれた我輩」は、卓球選手 福原愛が幼少期、天才卓球少女の「愛ちゃん」と呼ばれたことから。ポイントを決めた際の軍曹の掛け声「さぁーっ!」も福原愛が使ってる掛け声から。
- 以上であります。
- EPISODE 196
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(1月26日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週は第74話以来2年ぶりのゲロゲロ30分。元ネタの「ゲバゲバ90分!!」は、私の世代では誰でも知ってる当然の常識なんですが、若い人は知らないでしょうね。で、細かいギャグの積み重ねなので、ネタは少なめです。
- Aパート
- ○ 冒頭軍曹が作っているガンプラはシャア専用ザク、シャア専用ズゴック、GM、ガンダム、ドムなど。
- ○ サブタイトル「ケロロ軍曹スペシャルヴァージョン 帰ってきたゲロゲロ30分!! 超豪華13本立て!!くらい」の「ゲロゲロ30分」は、1969~1971年日本テレビ系で放送されたバラエティ番組「巨泉・前武のゲバゲバ90分!!」が元ネタであり、番組フォーマットも「ゲバゲバ90分!!」に似せて作られている。
- 「巨泉・前武のゲバゲバ90分!!」は日本TV史上特筆すべき極めて特異な番組で、大橋巨泉、前田武彦を司会進行役に、小松方正、宍戸錠、藤村俊二、常田富士男、ハナ肇、朝丘雪路、松岡きっこ、うつみみどりら、お笑いタレントではない俳優・歌手らが演じる短いコントを「ゲバゲバ・ピー」というアニメーションのアイキャッチをはさんで繋いでいく形式をとっていた。ハナ肇の「アッと驚くタメゴロー」はこの番組から出た流行語。なお、「ゲバゲバ」という言葉は、もはや死語となっている「ゲバルト」(60年代学生運動において暴力闘争を指す言葉)から作られた。
- ○ ネタではないが、日向家居間のこたつ上に現れた雑誌「月刊チャック・モールといっしょに」のチャック・モールとは、中米古代遺跡に見られる、腹を平らにするような格好で座りこみ、腹の上に盆を持った石像のこと。この盆には人身御供となる生贄の心臓を乗せたらしい。
- ○ 秘密基地で軍曹が入っているこたつの上にあるガンプラは、ガンダム、ギャン、旧ザク、ゴッグ。
- ○ 「ケロロ☆ラーメンで侵略 であります」でのクルルの台詞「我が美食倶楽部は」の美食倶楽部は、マンガ「美味しんぼ」で海原雄山の経営する美食倶楽部が元ネタであるが、これはもともと海原雄山のモデルである画家、書家の北大路魯山人が発足した会員制食堂の名前。
- ○ ラーメン屋のカウンターの壁に貼られた「侵略一丁!!」は、日清食品のインスタントラーメン「出前一丁」から。
- Bパート
- ○ 「ギロロ 午前0時のシンデレラ であります」で、クルルが落とした「ボクラハミンナイキテイル銃」の名前は、やなせたかし作詞・いずみたく作曲「手のひらを太陽に」歌詞から。
- ○ ギロロの台詞「よろしければ、私と一緒にシャル・ウィ・ダンス?」の「シャル・ウィ・ダンス?」は、直接的には1996年の日本映画「Shall We ダンス?」から。元々はこの映画でもカヴァーされた、1956年アメリカのミュージカル映画「王様と私」の主題歌「Shall We Dance?」から。このミュージカルは、「サウンド・オブ・ミュージック」などと同じリチャード・ロジャース作曲、オスカー・ハマースタイン三世作曲の一連の名作のひとつである。
- ○ 「ケロロ 改名 であります」で、改名した軍曹の名前のうち、「ジャン・クロード」は、アクション俳優ジャン・クロード・ヴァン・ダム、またはK1ファイタージャン・クロードからか。「スカーレット」は、映画「風と共に去りぬ」ヒロイン、スカーレット・オハラからか。「轟」はアニメ「ケロロ軍曹」設定制作、轟大河から。アズナブルは「機動戦士ガンダム」シャア・アズナブル、「ZZZ」(トリプルゼータ)は「機動戦士ガンダムZZ」から。
- ○ ネタではないが、「ケロロ小隊第287回定例作戦会議」でタママが「アレを放送するってのはどうですか」といった後に現れるアニメは、第33話「ケロロ小隊 アニメでペコポン侵略 であります」で小隊が制作したもの。後に「ゲロ口艦長」(げろくちかんちょう)と名前を変えて映画館で上映した。
- ○ 実写版の効果を強調する軍曹の台詞「スペイダーマンだってトランクフォーマーだって」は、それぞれ「スパイダーマン」「トランスフォーマー」から。
- ○ 「日向家 戦闘準備完了 であります」で、軍曹が持っている黄色の風呂桶「ケロロン」は、銭湯にある内外製薬の頭痛薬ケロリンの広告入り洗面器から。
- 次回予告
- ○ 軍曹の台詞「ドリルは男の魂だ!」は、TVアニメ「天元突破グレンラガン」からだが、台詞等具体的なネタ元不明。GAINAXによる公式ブログの名称は「グレン団活動報告 ドリル銀河に男の魂ッ!」である。
- 以上であります。
- EPISODE 197
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(2月2日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週のAパートは3DCGキャラでしたが、これは昨年の映画「ちびケロ ケロボールの秘密!?」のキャラデータの流用でした。来週も同じ手法が使われるようです。
- Bパート…これは「ケロロ軍曹」にしては珍しく下品。あえて多くは語りませんが(笑)。
- Aパート
- ○ ちびケロたちが忍び込んだ宇宙船の艦橋に操舵輪があるのは、松本零士のマンガ・アニメ「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」のアルカディア号っぽい。
- ○ ちびケロがコンソールのボタンを押す際の台詞「ポチッと」は「タイムボカン」シリーズから。以降何回か繰り返される。
- ○ ボタンを押した後のちびケロの台詞「こいつ、動くぞ」「すっげーっ、5倍以上のエネルギーゲインがある」は、「機動戦士ガンダム」第1話「ガンダム大地に立つ!!」で、アムロがガンダムを最初に起動した際の台詞「こいつ、動くぞ」「すごい、5倍以上のエネルギーゲインがある」から。
- なお、アムロが何とガンダムのエネルギーゲインを比較して「5倍以上」と表現したかは謎。一般的には、父親を通じて知っていたジオンのザクのスペックと比較したといわれるが、軍の機密事項を簡単に知っていたとは思えず、自分で製作したハロと比較した、という説も。ということは、ハロにはモビルスーツの20%程度という膨大なエネルギーが使用されている?
- ○ 物質転送装置は、1960年東宝特撮映画「電送人間」の電送機っぽいが、細部が大幅に異なるので、「ガス人間第一号」みたいにまた別の機会にパロディになることを期待。
- ○ 「いいこと思いついた」という際のちびケロに、ニュータイプ発光と効果音。後でも同じ繰返しが。
- ○ ネタではないが、新入りゼロロが先輩ゼロロにいきなり団子を上納していくシステムを、「ビックビジネスの予感」というちびケロに対して、ナレーターが「ちょっと問題あります」と突っ込むのは、これがねずみ講やマルチ商法に相当するため。金品を扱うねずみ講は法律で禁止されており、商品販売を行うマルチ商法もいろいろな問題を引き起こしている。現実には人口が有限なので、無限に新入りを増やしていくことは不可能である。
- Bパート
- ○ ドロロが持っていた穴の開いていない50円硬貨は、1955年から1959年まで発行されていたもの。1959年には穴あき50円硬貨が発行されて切り替わっている。
- ○ 軍曹が頭部バルカン砲の穴を開けているのはRX-78ガンダムのプラモ。
- ○ アナログレコードとして出てくるイメージ3枚のうち、左は、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の2枚目のシングル「ライディーン」(1980年)。
- http://banner.amuser-net.ne.jp/~btb/ymo.jpg
- 右は、アグネス・チャンの日本デビューシングル「ひなげしの花」(1972年)。
- http://www.torori.com/hinagesinohana.jpg
- 真ん中は井上陽水っぽいが不明。
- ○ 「アナ、アナ」と絶叫しながら苦しむ軍曹がかぶせられているのは、ガンダムヘッド型ヘルメット。
- ○ モグラのイメージとして出てくる、サングラスをしてつるはしを持ったモグラ(ヘルメットなし)は、竜の子プロ系のアニメに出てきたような気がしますが、判りませんでした。「はじめ人間ギャートルズ」ヒネモグラでないことは確認。
- ○ 地底人のイメージは、「ウルトラマン」第22話「地上破壊工作」に登場するテレスドンを操る地底人から。科特隊パリ支部アンヌ隊員に化けて科特隊に潜入した。
- ○ アッグはTV版「機動戦士ガンダム」でボツになって登場しなかったジオンのモビルスーツ。ジャブローの地下を掘り進んで潜入するという設定だったそうな。後にガンプラとしては発売された。
- ○ クルルが宇宙ドリルについて説明する際のシルエットのイメージには、「ゲッターロボ」ゲッター2、「天元突破グレンラガン」グレンラガン、「海底軍艦」轟天号などが見える。
- ○ 宇宙ドリルで軍曹がタママを襲ってからの展開は、吸血鬼映画やゾンビ映画のノリである。
- ○ 宇宙ドリルが感染したギロロが付けている赤外線スコープの形状は、「装甲騎兵ボトムズ」スコープドッグから。
- 以上であります。
- EPISODE 198
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(2月9日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 先週に引き続きAパートはちびケロ編でフル3DCG製作。背景、ポテトチップスやコインなどの小道具が結構動いたので、CGの効果が生きていたと思います。Bパートはバレンタインデーの季節モノ。クルルと軍曹が「緑」「黄色くん」と呼び合うのはなかなか新鮮。でもネタはごく少なめ。
- Aパート
- ○ 少々話のネタバレになりますが、赤いアメ玉を食べると身体が小さく、青いアメ玉を食べると大きくなるというのは、手塚治虫のマンガ・アニメ「ふしぎなメルモ」を下敷きにしている。「ふしぎなメルモ」では、単に身体が伸縮する訳ではなく、赤いキャンディを食べると子供に戻り、青いキャンディを食べると大人に成長する。
- ○ ちびケロのアジトにあるキャラメルの箱「ゲロコ ひとつぶ300ケロン つよくておいしくなる」及びイラストは、江崎グリコ(株)のキャラメル「グリコ」から。パッケージには「グリコ ひとつぶ300メートル おいしくてつよくなる」。なお、「グリコ」のネーミングは、成分としてグリコーゲンを含めたことに由来。
- ○ アジトにある貯金箱は、ブタ鼻のハロの形をしている。
- ○ 小さくなったちびケロたちがいろんな小道具と格闘するのは、なんとなく1968~1970年、アーウィン・アレン製作のアメリカ特撮TVドラマ「巨人の惑星」を連想させますが、たぶんネタではないでしょう。
- ○ 宇宙シロアリの巣にため込まれた菓子には、江崎グリコ・ポッキー、バンダイのスナック菓子・ケロレーションっぽいものが。ちびギロロが武器にしたのもポッキーっぽい菓子。
- Bパート
- ○ モアが軍曹に贈ったプラモ、モビルフォース・ギリは、マルイが1980年頃発売していたガンプラのパチモン、モビルフォース・ガンガルシリーズから。ガンガル、量産型ズク、強化改良型ズク、旧型ゲルグ、ジドム、アッカム、ザイックなどがあったらしい。ズクは本家のザクに相当するが、本家のグフに相当するものはない。
- これまで「ケロロ」にはダンガルシリーズとして、ダンガル、Zダンガル、ZZダンガルが出ている。今回のNo.11ギリは色からしてグフに相当。またパッケージから、No.12ザレクロ、No.13ZZダンガル、合体戦闘母艦ベース、戦場ジオラマシリーズの存在が、また、ダンガルのパイロットがジョージ・ヤマナカであることが確認できる。ジョージ・ヤマナカは軍曹が携帯ストラップにしているキャラ(名前はジョー山中から)。さらにダンガルシリーズのキャッチコピーが「キミは逃げのびることができるか!?」であることも判る。本家ガンダムTV版次回予告の永井一郎による印象的なナレーション「君は、生き延びることができるか?」に較べて、「逃げ延びる」のが目的なのはいかにも情けない。
- 以上であります。
- EPISODE 199
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(2月16日オンエア、その1)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- お待たせしました。今週は山口宏脚本で、アイドルものとショッカーでまたしてもパロディの嵐。調べるのに結構な時間がかかりアップが遅れましたが、具体的なネタ元はなかなか難しいものもあり補完がありましたらお願いします。
- Aパート
- ○ 冒頭逃げまどっている小隊のうち、タママのコスプレは、ゲーム「サクラ大戦3」のコクリコから。中の人、小桜エツ子つながり。漫才のやる際の南極タマ江のコスチュームでもある。
- ○ 同じくクルルのコスプレ、クルル子は、これまで「623の俺ラジオ」アシスタントオーディションなどに登場している。髪型などは1999~2000年にNHKで放送されたTVアニメ「コレクター・ユイ」コレクター・ユイが元ネタらしい。
- ○ クルル子をスカウトした芸能プロダクション、ぶりっぢの大橋社長は、元サンライズ、現在は独立してアニメ制作会社ブリッジ(「ケロロ軍曹」では制作協力としてクレジット)を興した、制作プロデューサー、大橋千恵雄から。声は千葉進歩がキャスティングされているが、これはアイドルもののTVアニメ「きらりん☆レボリューション」で、主人公月島きらりの所属する村西芸能事務所の村西社長の声を担当していることからのつながり。
- ○ サブタイトル「クルル クルルンアイドル伝説 であります」は、前記「きらりん☆レボリューション」と、1989~1990年葦プロダクション制作のTVアニメ「アイドル伝説えりこ」からか。「アイドル伝説えりこ」は当時アイドルとして売り出し中だった田村英里子とタイアップして制作された。なお、田村英里子は現在女優に転身し、アメリカNBCのドラマ「HEROES」セカンドシーズンに出演、実写映画版「ドラゴンボール」にも出るそうである。
- ○ TVに出演したクルル子がしている右手のサインは、梅図かずお「まことちゃん」サバラのサインか。
- ○ クルル子がアイドル活動に使用した芸名「月島クルル子」は、前記「きらりん☆レボリューション」の主人公、月島きらりから。
- ○ 「人気アイドル」として軍曹がイメージする目線の入った女性キャラは、「機動戦士ガンダム」セイラ・マス、フラウ・ボゥ、ララァ・スン。
- ○ うなぎのぼりで上昇したクルル子の人気を形容した軍曹の台詞「飛ぶドップを落とす勢いとはこのことやね」のドップは、「ガンダム」ジオン軍の大気圏内用戦闘機のこと。
- ○ 大橋社長の台詞「春公開のあの超有名アニメ映画から声の出演のオファーも来ております」は、2006年3月公開の「超劇場版ケロロ軍曹」にミララ役として新垣結衣が、2007年3月公開の「超劇場版ケロロ軍曹2・深海のプリンセスであります!」にマール役として辻希美が、それぞれゲスト出演したことを下敷きとしている。
- ○ クルル子のスクープ写真を写真週刊誌に掲載しようとして軍曹に圧力をかけられた角山書店は、マンガ「ケロロ軍曹」を掲載している「少年エース」出版元の角川書店から。なお、これまで角川書店は写真週刊誌は出版したことはない。
- ○ ネタではないが、ハンモックでくつろぐクルル子の歌「メタボリック症候群♪」のメタボリック症候群とは、内臓脂肪型肥満、高血糖、高血圧、高脂質症の2つ以上が合併した状態を指す医学用語。
- ○ 要求に応じて軍曹がクルル子に差し出したカレーパンのパッケージにある「TODOROKI PAN」は、設定制作スタッフの轟大河から。
- ○ 今度はボルシチパンを要求したクルル子が歌う「パパはボルイチ、ママはボルニ、僕はボルシチ」は、1974年に発売された明星食品のインスタントラーメン「ミニラーメンちびろく」のCMで、せんだみつおが「ぼくはちび1、ママはちび2、パパはちび2、きみはちびいくつかな?」とかいうのが元ネタ。「ちびろく」は、普通のラーメンの半分の50グラムごとに小分けされた麺が6つ入っていて、好みに応じて量が調節できた。最近まで地域限定で発売されていたが、現在では発売中止となったらしい。
- ○ クルル子がビッグでグレートな大コンサートを開くことになった奥東京ドーム、名称に反して外観はどう見ても日本武道館。
- ○ クルル子コンサートに花輪を贈った(株)カンダイは、(株)バンダイから。
- ○ 軍曹が売り上げの胸算用をした際「ざっとPGジオング966万個分」といっているが、実際にはジオングのガンプラはMG(マスターグレード)1/100までが出ているらしい。PG(パーフェクトグレード)では量産型ザク1/60が出ており、「ケロロ」で言及された以上、PGジオングが出る可能性も? PGジオングが出た場合その価格は1万円程度になることが予想されるが、そこから計算すると、クルル子市場はなんと1,000億円規模となる。
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(2月16日オンエア、その2)。
- ○ クルル子の台詞「てか、普通の女の子に戻りたくなっちまった、な~んてな」は、1970年代の女性アイドルグループ、キャンディーズが、人気絶頂だった1977年7月17日、日比谷野外音楽堂コンサートで突如発言した「普通の女の子に戻りたい」という解散宣言が元ネタ。
- ○ 元に戻ったクルルの台詞「ファンにはモンゴルにサッカーとか適当に言っといてくれ」は、第68代横綱朝青龍が、負傷の為2007年の夏巡業に不参加を届け出たが、その間にモンゴルのチャリティ・イベントでサッカーをしていたことが発覚して大問題になったことを下敷きにしている。
- Bパート
- ○ 軍曹がコタツでつくり始めたガンプラ、1/1200ムサイは現存するもの。
- ○ 軍曹ルームのTVでやってる「あの芸能プロ社長破産からの立ち直り」のインタビュアーは、黒柳徹子っぽい髪型をしている。Aパートの奥東京ドームのモデル日本武道館のてっぺんにある玉ネギからの連想か。
- ○ 軍曹ルームに飾ってあるガンプラは、ガンダム、ガンキャノン、GM、量産型ザク、ゴッグ、グフ、ゾッグ、アッガイ(?)など。
- ○ 床に散らばる「ゲロロ艦長」DVDパッケージデザインは、「新世紀エヴァンゲリオン」DVDパッケージデザインから。
- ○ 「偉大な先駆者に学ぶ」といって変わった軍曹の悪のファッションは、「仮面ライダー」ショッカー幹部死神博士から。背後のエンブレムもショッカーのものから。
- ○ 「侵略作戦を開始する」という軍曹に応じる小隊の「ハイ~ッ!」は、「仮面ライダー」ショッカー戦闘員の復唱「イ~ッ!」から。
- ○ 「恐怖!町内大パニック!奥東京ダム制圧作戦!」以下の侵略作戦の
- タイトルは字体など含め「仮面ライダー」のサブタイトルっぽい。なお、毒を入れるのではなく、佐久間ダムを破壊し下流の天竜市を占領しようとしたのは第14、15話に登場するサボテグロン。第56話では毒蝶怪人ギリーラが小河内ダムに毒燐粉を混入しようとした。第79話では地獄大使が変身したガラガランダも毒水道作戦を実行しようとしている。
- ○ 「危ない!狙われた子供たち!幼稚園バスジャック作戦!」で立案された幼稚園バスジャックは、特撮ヒーロー番組でよく使われるアイディアであり、以下のような例があるそうである。
- 「仮面ライダーX」(1974)第5話
- 「太陽戦隊サンバルカン」(1981~1982)第3話(ただし小学校のスクールバス)
- 「大戦隊ゴーグル?」(1982~1983)第42話
- 「宇宙刑事シャイダー」(1984~1985)第11話・第19話
- 「仮面ライダーBLACK」(1987~1988)第37話
- 「電脳警察サイバーコップ」(1988~1989)第7話
- 「特捜エクシードラフト」(1992~1993)第1話
- ただし、アイディアの嚆矢は、1971年ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演のアメリカ映画「ダーティハリー」であろう。「スコルピオ」と名乗る犯人が、クライマックスでスクールバスを乗っ取って、子供に無理矢理「こげこげこげよ、ボートこげよ」と歌わせるシーンはめちゃめちゃ怖く、多くの映画、TV番組にコピーされた。そのため、シチュエーション的に無理があるものもあり、今回、
- ギロロ「乗っ取ってどうするんだ?」
- 軍曹「乗っ取ってから考えるのだあ」
- というやり取りで突っ込まれている。
- ○ 「衝撃!富士山大爆発奥東京フライパン作戦!!」で立案された計画は、「仮面ライダーアマゾン」(1974~1975)第17話「富士山大爆発? 東京フライパン作戦!」が元ネタ。これは、富士山に三原山の溶岩を送り込んで噴火させ、溶岩をトンネルによって東京に送り込み、熱くなったアスファルトで東京の人間を焼き殺すという壮大な作戦である。
- ○ クルルが取り出した「超兄貴螺旋コアドリル」は、がイナックス制作のTVアニメ「天元突破グレンラガン」に登場する、ラガンを起動するキーであるコアドリルから。
- ○ 「ナゼだ!動物たちの反乱!地獄のペットショップ作戦!」は、「仮面ライダー」第89、90話でゲルショッカーが行ったペット作戦が元ネタ。第89話はカナリコブラ中心で「殺人音波で人間を発狂させる」、第90話はネズコンドルで「ペスト菌を東京中にばらまく」という作戦だったようです。
- ○ 「怪奇!夏美は悪の手先!?恐怖の改造人間作戦!」は、「仮面ライダー」ショッカーのそもそもの作戦ですね。ただし脳改造を後回しにしたため肝心の本郷猛には逃げられてますが。
- ○ 軍曹の台詞「我が悪の組織のケロンは、ネオケロンとして蘇った」というのは、「仮面ライダー」第80話で、ショッカーがゲルショッカーに再編されたことからか。ゲルショッカーは、アフリカのテロ組織ゲルダム団とショッカーを統合再編成して設立されたが、その際、旧ショッカーの怪人は粛清され哀れな最期を遂げた。なお、ネオショッカーという名称は1979~1980年の「仮面ライダー(スカイライダー)」に登場する。
- ○ 軍曹の台詞「まずは奥東京タワーから毒電波をまき散らすのだ」に該当する「仮面ライダー」ショッカーの作戦は、第64話のセミミンガによる殺人音波を電波塔から発信する計画であろうか。第43話のプラノドンは発狂電波で人を操るが、こちらは小型発信機を使うのでちょっと違う。
- 以上であります。
- EPISODE 200
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(2月23日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週のアイディアは4年に1回しか使えない閏年に関するギャグですが、話はシリアス。なので先週とは異なりネタはごく少なめです。
- Aパート
- ○ カレンダーを見て2月が29日あるのを知った軍曹の台詞「なんじゃこりゃあ!」は、「太陽にほえろ!」松田優作演じるジーパン刑事の殉職時の台詞からか。
- ○ ネタではないが、閏年についての説明以下のナレーションは通常の語り口。アリサ登場回は淀川長治調になるのが通例だが、今回はメインゲストではないのでまあいいでしょう。
- ○ アリサの登場を察知した西澤桃華に、ニュータイプ発光と効果音。
- ○ 大怪獣ウルーに備えて防備を固めた日向家「ウルー対策本部」の外見は、以前にも登場したことがあるが、「機動戦士ガンダム」ホワイトベースっぽい。屋根にある白馬の首は、初期設定時のホワイトベースの名称候補だったペガサスからか。
- ○ 「対ウルー用決戦兵器」「同パイロット」という字幕の出し方は、「新世紀エヴァンゲリオン」っぽい。「決戦兵器」という名称も同様。
- ○ 精神集中中の軍曹が作っているガンプラは、字幕の通りゾック。他に軍曹ルームにあるガンプラは、ゴッグ、ボール、トリプルドムなど。
- ○ ウルーの正体を知って態度が変わった軍曹に対して言うギロロの台詞「さっきとは別人28号だな」は、横山光輝のマンガ・アニメ「鉄人28号」から。
- Bパート
- ○ ネタではないが、対ウルー用決戦兵器の名前カウーは、おそらく「売る」に対する「買う」から。
- ○ ラスト、包帯姿のギロロに合わせて、ナレーターが「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」というのは、今度こそ淀川長治のモノマネ。何故淀長かというと、アリサ初登場回で、淀川長治が解説を務めていたTVアニメ「怪物くん」(モノクロ版)をネタにしていたから。
- 以上であります。
- EPISODE 201
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(3月1日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載。●は2ちゃんネタ)。
- 今週は先週とはうってかわってギャグ話。Aパート「ギロロが命がけで守り通したもの」Bパート「壮絶な争奪戦の末ボールがかなえた願い」のあまりのくだらなさに爆笑してしまいました。ネタは比較的判りやすいです。
- Aパート
- ○ 耳かきについて語るドロロの台詞のはじめ「ニンニン」は、藤子不二雄Aのマンガ、アニメ「忍者ハットリくん」から。
- ○ 耳かきのイメージに出てくる西澤梅雄をひざまくらしている西澤桜華のコスチュームは、ゲーム「ストリートファイター」春麗から。
- ○ 先週に引き続き、作戦開始時に変形した日向家は、「機動戦士ガンダム」ホワイトベースから。
- ○ 人を耳かき好きにするミミカキスキー粒子は、「機動戦士ガンダム」に登場する、電波障害その他様々な効果を持つミノフスキー粒子から。ミノフスキー粒子は、当初は「巨大ロボットが対面して戦う」理屈づけのために考案されたものだったが、後に設定が大きく広がり、ホワイトベースの空中浮揚、モビルスーツの動力源である熱核反応炉など様々なもののSF的裏付けとなっている。
- ○ クルルの台詞「キミのハートにポチッと」の「ポチッと」は「タイムボカン」シリーズから。
- ○ ミミカキスキー粒子散布装置を発射した主砲は、ホワイトベースの2連装ではなく3連装であり、「宇宙戦艦ヤマト」ヤマトの主砲3連装ショックカノンが元ネタと思われる。
- ○ 小隊が作戦行動中に装着しているガスマスクは、「ガンダム」ザク風。
- ○ ギロロの台詞「奴にひざまくらなど」「やらせはせん」「やらせはせんぞー!!」は、「ガンダム」第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」におけるドズル・ザビの台詞「ジオンの栄光、この俺のプライド、やらせはせん、やらせはせん、やらせはせんぞーっ」から。
- Bパート
- ○ ナレーション「無限に広がる大宇宙」は、劇場アニメ「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」冒頭のナレーションから。
- ○ 手にした者はどんな願いもかなえることができる「虎門ボール」は、鳥山明のマンガ、アニメ「ドラゴンボール」のドラゴンボールから。大きさからいうと、ナメック星編のドラゴンボールか。
- ○ 夏美、モア、桃華のモアピーチサマーのコスチュームは、北条司のマンガ「キャッツ♡アイ」来生三姉妹の怪盗キャッツアイから。色は全く違うが、モアは来生泪、夏美は来生瞳、桃華は来生愛か。
- ○ サブタイトル後の「警告」の文字は「新世紀エヴァンゲリオン」っぽい。
- ○ 軍曹がプロデュースしたアイドルユニット、モアピーチサマースノー&プルルが参加した天下一歌謡大会は、「ドラゴンボール」天下一武道会から。開催場所の宇宙人街サイド6は、「ガンダム」に登場する中立コロニーの名称から。サイド6は地球人禁制だった筈ですがお祭りなのでまあいいでしょう。
- ○ 西澤桃華が装着したスーパーアーマーの左手から撃つ桃華インパクトは、寺沢武一のマンガ「コブラ」コブラのサイコガンから。
- ○ 虎門ボールが発動した際に登場する白虎は、「ドラゴンボール」神龍から。
- ● 白虎の台詞「願い、聞き届けたり」は、アニメ「地獄少女」からという説があるが詳細不明。
- 以上であります。
- EPISODE 202
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(3月8日オンエア。その1)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週は久々のシュララ軍団登場ですが、元締めシュララ登場とあってアクション重視で、これまでの「必殺仕事人」「ガス人間第一号」のようなマニアックな大ネタはありませんでした。「電送人間」ネタはもうやらないのかな。それにしてもカゲゲの声が古川登志夫なのは驚きでした。
- Aパート
- 〇 冒頭のシュララ軍団回想シーンのBGMは、「必殺仕事人」風。
- 〇 シュララの屋敷の壁に掛かっている3月のカレンダーに書いてある「大橋酒店」は、制作プロデューサー、大橋千恵雄から。
- 〇 ケロロ小隊をおびき寄せるの刺客、大雪山おろしのユキキの「大雪山おろし」は、「ゲッターロボ」ゲッター3のメインパイロット巴武蔵の柔道技「大雪山おろし」から。ゲッター3の必殺技でもある。
- 〇 軍曹の台詞に出てくる「気象衛星こまわり」は、気象衛星ひまわり+山上たつひこのマンガ「がきデカ」こまわり君から。
- 〇 「凧あげは、電線のないところでね」という軍曹の台詞は、東京電力のマスコットキャラクターでんこちゃんによるCMから。その際、隣のタママの後頭部がでんこちゃんになっている。関東ローカルなので地方の人には判りにくい。
- 〇 クルルの取り出した「テノヒラヲタイヨウニ銃」の名前は、やなせたかし作詞、いずみたく作曲「手のひらを太陽に」の歌詞から。ファンファーレは「ドラえもん」風。
- 〇 テノヒラヲタイヨウニ銃によって上空に出現した、「手のひら」で集光した太陽エネルギーを発射するシステムは、「機動戦士ガンダム」ジオンの最終兵器ソーラレイから。
- 〇 テノヒラヲタイヨウニ銃のビームを受けて溶けるユキキのカットは、「ガンダム」第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」冒頭で、ソーラレイを浴びたデキン・ザビ公王のカットっぽい(デギン公王はモノクロームで描かれてますが)。
- 〇 この辺のクルルの台詞の語尾が「にょ」となっているのは「デ・ジ・キャラット」でじこからか。
- 〇 正月にきた年賀状のお年玉くじの当落を軍曹が確認する際、住所「1880011 奥東京市中区山下町235」となっていることが確認できるが、郵便番号は「ケロロ軍曹」の舞台のモデルとなっている東京都西東京市田無町のもの。住所については後述。
- 〇 お年玉切手シートが当選したシュララの年賀状は、第193話Bパート「ケロロ セチラ対ゾニラ であります」ラストに登場したものであり、2ヶ月がかりで伏線を回収している。
- 文面の
- 「ケロロ軍曹 新年おめでとう 今年こそケロロ小隊をおしおきしてやる シュララ軍団を代表して シュララ」
- は、「仮面ライダーV3」第47話「待ち伏せ!デストロン首領!!」で、ヨロイ元帥がライダーマン結城丈ニに送った年賀状
- 「結城丈ニ 新年おめでとう。今年こそ、裏切り者は殺す。 デストロンを代表して。ヨロイ元帥」
- が元ネタ。
- 〇 軍曹が「ご丁寧に住所まで書いてやんの」という、シュララの住所「奥東京市中区山下町235番地」は、上記「仮面ライダーV3」第47話のヨロイ元帥の年賀状に書かれていた住所「横浜市中区山下町235番地」(実は罠)から。上記の軍曹の住所とは番地が一緒であり、「ご近所さんじゃんこれ」どころの騒ぎではない。
- Bパート
- 〇 影ドロロの技、変移抜刀ドロロ斬りは、白土三平「カムイ伝」「カムイ外伝」忍者カムイの技、変移抜刀霞斬りから。
- 〇 プルルのお土産の袋に書いてある「冷川バナナカニ園」は、伊豆にある動植物園、熱川バナナワニ園から。
- 〇 自分の影を相手に泥仕合を繰り返すのを避けるため、相手をシャッフルした際の、「タママVS影ギロロ」等の表示は、格闘対戦ゲーム風。
- 〇 クルルの技「小さな恋のメロディ」は、1971年、マーク・レスター主演のイギリス映画「小さな恋のメロディ」から。この映画は日本でのみ大ヒットし、相手役の女の子を演じたトレイシー・ハイドは、実績がほぼこれ1本のみであるにも関わらず、後々まで映画雑誌のグラビア等に登場するほどの人気で、何回か来日もしたが、本人はいつも不思議そうであった。
- 〇 ケロロロボを呼ぶ際の軍曹の台詞「ケロロロボ、カムヒア!」は、「無敵鋼人ダイターン3」波嵐万丈がダイターン3を呼ぶ際の「カムヒア!ダイターン3!」から。
- 〇 以下、ケロロロボの発進、グレートケロン合体はバンクでありネタも以前と一緒なので、最小限のまとめのみ。
- ・「ケロバインOK」は、「超電磁ロボ コン・バトラーV」ロペットから。
- ・「レッツ、ケロバイン」は、「コン・バトラーV」の「レッツ、コンバイン」から。
- ・合体時に空に浮かぶV字マークは、「超電磁マシーン ボルテスV」の合体から。
- 〇 シュララのロボのドリルが巨大化するのは、「天元突破グレンラガン」グレンラガンから。
- 〇 ラストの「つづく」の書き文字は、「天元突破グレンラガン」サブタイトル等の書体っぽい。
- 以上であります。
- EPISODE 203
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(3月15日オンエア。その1)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週はシュララ軍団との抗争決着編でアクション満載でした。ネタは思ったより少なめですがかなり深いものばかり。しかし、シュララ役の若本規夫氏の情けない声というのがなかなかでした。
- Aパート
- 〇 先週分では指摘しなかったが、シュララの乗るグレートシュララは、左目のあたりがなんとなく人造人間キカイダー風。
- 〇 奪ったケロンスターの裏に両面テープを見つけたシュララの台詞「なんじゃこりゃー!」は、「太陽にほえろ!」松田優作演じるジーパン刑事の殉職の際の台詞からか。
- 〇 先週にもあったが、プルルがお土産としてバナナを買ってきたバナナカニ園は、伊豆にある動植物園、熱川バナナワニ園から。
- 〇 夏美、冬樹に対してシュララが名乗りをあげる際の「必殺お仕事人、シュララ軍団の元締めである」の必殺お仕事人は、TV時代劇「必殺仕事人」からで、BGMも先週と同様「必殺仕事人」風。
- 〇 ギロロ、タママの攻撃をはねかえすシュララの台詞「無駄無駄無駄…」は、荒木飛呂彦のマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」ディオのスタンド、世界(ザ・ワールド)ラッシュ時の口癖からか。
- 〇 シュララの回想シーンにおける台詞「晴らせぬ恨みを晴らしたり」は、必殺シリーズ第1作「必殺仕掛人」ナレーション「晴らせぬ恨みを晴らし、許せぬ人でなしを消す」からだろうか。
- 〇 巨大化したシュララのケロメットに向かう際の軍曹の台詞「させるかーっ!」は富野台詞ですね。
- 〇 グレートケロンのピンチに登場した2号ロボがマントを羽織っているのは、石川賢によるマンガ版「ゲッターロボ」から。アニメとは全く異なるボロボロのマントをまとったゲッターロボは、その後、ガイナックス製作「トップをねらえ!」(1988年)のガンバスター、「新世紀エヴァンゲリオン」第八話「アスカ、来日」(1995年)のエヴァンゲリオン弐号機、マンガ版のデザインを再現したOVA「真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日」(1998年)などのオマージュを産み出している。
- Bパート
- 〇 2号ロボに搭乗する際のクルルの台詞「ポチッと」は「タイムボカン」シリーズから。
- 〇 シュララの台詞「無駄無駄無駄…」は、中の人若本規夫が、CDブック「ジョジョの奇妙な冒険」(1993年)でディオを演じており、そのパロディとなっている。
- 〇 ドロロの台詞「1号ロボがピンチに陥った時、新型の2号ロボが駆けつける。ロボット物のお約束でござる」についての解説。
- この「お約束」を最初に作ったのは「マジンガーZ」。1974年夏の東映まんがまつりで上映された映画「マジンガーZ対暗黒大将軍」において、それまで無敵のスーパーロボットであったマジンガーZが、ミケーネ暗黒大将軍の戦闘獣軍団によってボロボロにされたところに、グレートマジンガーが現れピンチを救うという話であるが、その名前も正体も、その年9月から始まる新番組「グレートマジンガー」によって明かされるまで不明のままという仕掛けがされており、当時の子供はものすごい衝撃を受けた。
- 「マジンガーZ」では主役メカの交代は別番組として行われたが、同一番組内では、ザブングルからウォーカー・ギャリアに交代した「戦闘メカ ザブングル」(1982~1983年)が最初。
- 特撮では「ジャンボーグA」(1973年)の後半において、ジャンボーグAに加えてジャンボーグ9が登場したが、交代ではなく両者を併用している。
- 〇 2号ロボの見得の際の軍曹の台詞「世のため人のため、ケロメットの野望を打ち砕くケロロ小隊、このケロンスターの輝きを恐れぬなら、かかってこいや」は、TVアニメ「無敵鋼人ダイターン3」(1978~1979年)の主人公、波嵐万丈の見得「世のため人のため、メガノイドの野望を打ち砕くダイターン3! この日輪の輝きを恐れぬのならば、かかってこい!」から。
- 〇 2号ロボを活躍を見た冬樹の台詞「凄い、凄く強い、凄くデカい、凄いロボットだ!」は、「勇者王ガオガイガー」第31話「さらばGGG」において、ガオガイガーを粉砕した機界原種を倒した謎のロボット、キングジェイダーを見て、少年天海護が言う台詞「凄い、凄く強い、凄くデカい、凄いロボットだ!」から。
- 〇 ケロメット内部に突入した際のドロロの台詞「そこ右、そのまままっすぐ」は、「機動戦士ガンダム」第43話「脱出」ラストにおける、キッカ「そう、ちょい右」カツ「そう右」レツ「はい、そこでまっすぐ」が元ネタ。
- 〇 2号ロボが分離する際の軍曹の掛け声「オープン、ケロロ!」は、「ゲッターロボ」分離時の掛け声「オープン、ゲット!」から。
- 〇 クルルロボMK?の技「禁じられた遊び」は、1952年のフランス映画「禁じられた遊び」から。
- 〇 2号ロボでビームサーベルをかざして突進する際の小隊の台詞「俺のビームが」「まっすぐのびる」「お前を倒せと」「光ってうなる」「ケロンスターの力を借りて」「今必殺の」「ケロンスター斬り!」の前半は、「機動武闘伝Gガンダム」ドモン・カッシュの台詞「俺のこの手が光ってうなる!お前を倒せと輝き叫ぶ! 必殺!シャイニングフィンガー!」から。後半は前記「ダイターン3」波嵐万丈の台詞「日輪の力を借りて、今、必殺の、サンアタック!」から。
- 以上であります。
- EPISODE 204
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(3月22日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週のAパートは556主演のギャグ編。久々の556主演は良かったですが、160以上の計算すると桁あふれするロボットって一体。Bパートは何も起こらないほのぼの話ですが、たまにはこういうのもいいですね。
- Aパート
- 〇 久々の主演なので一応おさらいしておくと、宇宙探偵556は、東映製作の特撮TVドラマ「宇宙刑事ギャバン」大葉健二演じる一条寺烈ことギャバンが、妹ラビーは、宇宙刑事シリーズ3作目「宇宙刑事シャイダー」森永奈穂美演じる女刑事アニーが元ネタである。
- 〇 食べ物が何もないと聞いてショックを受ける556に、ニュータイプ発光と効果音。その後の字幕「お腹と背中がぺったんこ」は、阪田寛夫作詞・大中恩作曲「おなかのへるうた」の歌詞のもじり。
- 〇 ロボットとなった556が目覚めるところを556の主観で描いたシーンは、1987年アメリカ映画「ロボコップ」で、マーフィーがロボコップとして目覚めるシーンから。映像が少しブレたりするところが細かい。
- 〇 556が光とともに右側に巨大化するカットは、「宇宙刑事シャイダー」超次元戦闘母艦バビロスがシューティング・フォーメーションに変形して放つ超次元波動砲ビッグ・マグナムのカット(シャイダーが巨大化する)からか。
- 〇 「ロボ 556」のタイトル文字、タイトルバックは、「人造人間キカイダー」から。
- 〇 軍曹が操るロボ556の操縦器は、「鉄人28号」の操縦器っぽい。
- 〇 ロボ556がターゲットの戦闘能力を計算するアイテムは、「ドラゴンボール」でサイヤ人やフリーザが使っていたスカウターから。
- 〇 ロボ556の台詞「さては、お魚くわえたドラ猫追いかけてるな」は、アニメ「サザエさん」主題歌「サザエさん」(林春生作詞、筒見京平作曲)の歌詞から。猫を追いかけてきたおばさんはサザエさんとは全く似ていないが、歌詞通りに裸足である。
- 〇 ロボ556が変身する際の掛け声「チェンジ!トランスフォーメーション!」の前半は、「人造人間キカイダー」の変身「チェンジ!スイッチオン!1,2,3!」からか。後半は「トランスフォーマー」の「トランスフォーム!」か?
- 〇 556のアパートのシーンでのナレーション「ドラ猫どもを許すな!癒着せよ!宇宙探偵556!」は、「宇宙刑事ギャバン」エンディングナレーション「蒸着せよ!宇宙刑事ギャバン!」から。
- Bパート
- 〇 軍曹が冬樹に一緒にやろうと誘ったゲーム「はんぺんvsメカはんぺん」のタイトルは、1993年東宝映画「ゴジラvsメカゴジラ」からか。
- 〇 軍曹がマグカップを捜し求めた際の一つ目のもののマークは、「ガンダム」ハロっぽい。
- 以上であります。
- EPISODE 205
- アニメ版「ケロロ軍曹」今週の地球侵略報告(3月29日オンエア)。濃いネタを判る限りで解析するであります(日記にも同文掲載)。
- 今週はシリアス編。軍曹たちが地球にやってこなかったもうひとつの世界に迷い込んだ軍曹が、改めて冬樹に出会う話。4thシーズンラストに改めて原点を見つめる話として、非常によかったと思います。
- しかし「ケロロ軍曹」って「侵略宇宙人との友情」という、考えてみればトンデモないテーマを扱ってるんですよね(笑)。
- Aパート
- 〇 ネタではないが、冒頭、平行世界の冬樹が読んでいる「宇宙人はあなたの近く(にいる)」という本に載っている写真はこれが元。
- http://gomibox.hp.infoseek.co.jp/unmo02.htm
- その前のUFO実写映像もどこかでみたようなものが。
- 〇 宇宙人街の地下で軍曹が遭遇した赤い車体の電車は、かつて営団地下鉄(現東京メトロ)丸の内線を走っていた300形か500形のようだがどうか。白い横線に模様が入ってると完璧なんですが。
- 〇 その地下鉄に閉じ込められた軍曹の台詞「あけてくれー!」は、「ウルトラQ」第28話「あけてくれ!」から。これに登場する異次元列車は小田急ロマンスカー3100形。
- 〇 工事が中断された、奥東京市と日本中を結ぶ「西澤グループ日本全国地下鉄網計画」に関しては、東京の地下鉄にいくつもある幻の駅・路線を思わせるが、特に、少し前に話題になった、秋庭俊「帝都東京・隠された地下網の秘密」という本を連想させる。この本は、地下鉄が出来る前、東京の地下に政府によっていくつもの秘密のトンネルが作られていたと主張するもので、トンデモ本の一種であろう。
- Bパート
- 〇 平行世界の冬樹に対して自分のことを説明する軍曹の台詞「冬樹殿の困ったことがあれば宇宙の便利な道具で助けていたのでありますよ」(大ウソ)は、もちろん「ドラえもん」のことですね。
- 〇 銀河鉄道が発着する駅の概観はJR東京駅のもの。このカットや、後の駅名表示のカットは写真を使っている(つまり、平行世界の方が今我々のいる世界であることを示しているのであろうか)。
- 〇 元の世界で冬樹に軍曹が贈ったつのつき赤い水晶ドクロは、シャア専用なのだろうか。
- 〇 冬樹の台詞「昔の古いSF映画なんだけど、自分の行きたい時代や会いたい人のことを強く念じただけでタイムスリップできてしまうって話があったんだ」は、ヤノット・シュワルツ監督、クリストファー・リーヴ主演、1980年アメリカ映画「ある日どこかで」のこと。
- 古い写真で見た女性に恋した男が時を遡る話だが、この映画では正しくは念じるだけではダメ(ネタばれなのでここまで)。この映画は映画ファンの評価が非常に高い隠れた名作。中学生でこの映画を知ってる冬樹は非常にえらい。
- 〇 突然出てきたクルルの台詞「もう心配したでチュウ」というのは、子安武人つながりで、ついこの間までやっていたアニメ「ロザリオとバンパイヤ」謎こうもりというキャラの台詞らしいです。
- 〇 軍曹の台詞「ちょっと電車に乗って、ぶらりひとり旅ってやつ?」は、日本テレビ系ローカル番組「ぶらり途中下車の旅」からか。
- 以上であります。
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