Advertisement
Not a member of Pastebin yet?
Sign Up,
it unlocks many cool features!
- 本当に、それで良いの……?全部元に戻っちゃうんだよ……?お兄ちゃんだってさ――師匠に成長した姿を見せたくはないの?お姉ちゃんも――二人の姉と離れるだなんて、悲しくはないの?お父さんに会いたくはないの?お兄ちゃんに会えなくなってもいいの!?仲間が早死してたっていいって言うの……!?やだよ、私はやだ!折角会えたんだから…!
- まあ、久し振りに二人に会えただけで、価値はあったかのう。本来ならば儂はここに居らぬ存在故な。砕け散って――マナになって。それが儂の本来の役目じゃろうて……楽しかったぞ、姉たちよ。……ふふ、お前と似通っている部分があるな、****よ。残される方は違うがな――――
- できる。
- できると言ったんだ。
- 魔動機、強いてはルーンフォークの誕生と――*****を絶滅させないことの両立が。
- ……勘違いをしているのだろう。故に苦しんでいるのだろう。
- だが考えてみるがいい。カルディアが砕けたことと――それの間に、何の因果もない。
- 僅かな蝶の羽ばたきが、台風を起こしたのだ。ならば、決まっている。蝶を滅ぼせばいいではないか。そんな害しか産まないような蝶は握り締めて、潰せばいい。全てだ。総て殺せば……蝶は、羽ばたかない。
- ・・・・・・・・
- 分かったか。なら始めよう――魔法文明時代から。
Advertisement
Add Comment
Please, Sign In to add comment
Advertisement