Advertisement
Not a member of Pastebin yet?
Sign Up,
it unlocks many cool features!
- アシモフ「以前仕掛けた盗聴器の一つ、ようやく役立つ時が来たか」
- アシモフ「よし。これならどうだ…!」
- アシモフ「グレイト」
- アシモフ「どれ、王が???」
- メラク「あーもしもし?紫電いる?もしもーし」
- 紫電「メラク君。何かあったのかい」
- メラク「ちょっといい?気になるものが防衛省のメールボックスに届いてたから、一応報告」
- 紫電「気になるもの…?分かった。メール確認するよ」
- 紫電「これは…犯行声明?」
- 紫電「ご丁寧に。犯行時刻まで書いてある」
- メラク「まったく。今の時代に犯行予告とか、マンガやゲームの怪盗かよ!っていう」
- メラク「しかも、その内容がまたすごい」
- 紫電「最終国防結界“神代”の破壊…だって。また大きく出たものだね」
- メラク「それだけなら内容が内容だし、ただのイタズラかと思ったけど…」
- 紫電「確かに、突拍子もないな」
- メラク「ところが、ちょっと無視できない事項があってさ」
- メラク「宛先のところを見て」
- 紫電「このマークは…」
- メラク「IPアドレスを照合してみたけど、多分本物のエデンだね」
- 紫電「エデン…確か、第七波動の能力者達が国家の枠を超えて集まった能力者だけの団体、だったか」
- メラク「そう。無能力者を排斥して、能力者だけの国を作ろうっていう、選民思想のイかれた奴らさ」
- 紫電「最近諸外国での破壊工作が活発なのは知っていたけど、ついに我が国が標的にされたか」
- 紫電「なるほど。これは迂闊に無視できないな」
- メラク「???どうするかは、紫電に任せるよ」
- メラク「そんじゃ、通信終わり」
- 紫電「しかし妙だな…これまでのエデンの犯行は、どちらかといえば秘密裏に行われる事が多かった」
- 紫電「それが今回に限って、大胆にも犯行予告を防衛省に送り付けるなんて」
- 紫電「単なる力の誇示…?」
- 紫電「それとも、何か別の狙いが…?」
- 紫電「まあいいか。いずれにしてもこの国に降りかかる脅威は取り除かなきゃいけない」
- 紫電「それに…この状況、ともすれば利用しない手はないからね」
- 紫電「さて…エデン。どれほどのものか、お手並み拝見と行こうか」
- アシモフ「なるほど。確かにこのユースフルな状況…使わない手はないな」
Advertisement
Add Comment
Please, Sign In to add comment
Advertisement