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- Title : なりゆき♪パパ活GIRLS!!~オジサマとの濃厚Hにドハマリしちゃいました♪~
- Author: 橘トラ
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- プロローグ
- 第一章 味見だけなら大丈夫だよね?
- 第二章 もう彼氏じゃ満足できない!
- 第三章 やっぱりパパはちゃんと選ばないとね
- 第四章 友達のものが欲しくなることって、あるよね?
- 第五章 やっぱり二人でパパ活だよね
- エピローグ
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- 小さな部屋に肉同士がぱつ、ぱつ、とぶつかる音が響く。
- 「んぁっ……あっ、んっ、んぅっ……あっ、んぁっ……ヨシキっ、ヨシキぃっ……」
- 「くぅぅぅっ……やっぱ、ちひろのマンコは最高だなっ!」
- 「んっ、んぅぅっ……ヨシキもいいよっ……んはっ、んぅぅっ……いいよっ……」
- いつものように彼氏の部屋に連れ込まれたちひろは、お楽しみの真っ最中だった。ほとんど雰囲気も作ろうとせず迫ってきた彼氏を受け入れ、後ろから貫かれるたびに鼻にかかった甘い声を上げる。
- 「くぁっ、ちひろのマンコ、たまんねっ! くぅっ! 俺のチンポに吸い付いてきやがるっ! これじゃすぐにイっちまう」
- 「あんっ、ヨシキってばぁ! アタシももっと気持ちよくしてよぉ……!」
- 振り返り、甘えた声を上げるのはちひろ。
- さらさらロングのストレートに、つり目がちの瞳、スレンダーな体型。校則違反のピアスと相まって周りからはクールなタイプだと思われがちだが、実際は彼氏にラブラブだ。
- 「わ、わかった、ふんっ、ふんっ、おらっ、どうだっ、ちひろぉ!」
- ちひろに求められたヨシキは、鼻息も荒く腰を叩きつける。そのたびにちひろの形の良い尻がひしゃげ、弾力のある乳房が振動で揺れる。
- 「あんっ、い、いいよ、ふぁっ、んぅぅっ……いいよ、ヨシキぃ……!」
- 既に柔らかくほぐれ切った肉洞へと彼氏の若竿がぐちゅ、ぐちゅ、と突き込まれるたびに、ちひろは艶っぽい声を上げるが。
- (んー……イマイチ盛り上がらないなぁ……)
- それがちひろの本音だった。もしかしたら顔に出ているかもしれない。それを気取られぬよう、ちひろは前に向き直る。恋人との性行為は決して嫌ではなかった──むしろ大好きといってもいいくらいだ。自分から求めることだってある。好きな相手と繋がり、気持ちを確かめ合う行為が嫌なわけがない。それなのに。
- 「おらっ、おらっ、いいだろぉ、ちひろっ!」
- 「い、いい、っヨシキぃ、だからもっとぉ! もっとしてぇ……っ!」
- 何かが物足りなかった。「もっとして」というのは本気で言っているのだ。もっと大事な場所を抉ってほしい、もっと深くまでかき回してほしい、もっと繋がっていることを感じさせてほしいのに。
- (うーん……何だろ、何か……うーん……足りないよね……)
- ちひろが今の──というより人生初の──彼氏と付き合い始めたのは先月のことだ。
- 同じクラスの友人の紹介だった。運動部で、かなりアホだが、無邪気なところが面白くて付き合うことになった。付き合い初めて二日目にはもう身体を求めてきたけれども、そういうところも嫌いではなかった。何と言うか、正直で可愛いのだ。だから処女もあげたし、今でも求められれば必ず応えていた。
- 「んんっ、あっ、ああっ、ヨシキぃっ! いいよっ、んふっ、んはぁっ……はぁんっ」
- 「ははっ、可愛い声で喘いじゃってっ、本当にちひろはエロいよなっ、こんなに締まりいいしっ……はぁっ、はぁっ……」
- (もぅ……頑張ってくれてはいるんだけどねぇ……うーん……そういうとこ、やっぱり好きだな……うーん……何なんだろ……)
- 今はもう初体験のような苦痛もなく彼氏を受け入れられる。抽送に合わせて声を上げながら、ちひろは改めてヨシキのモノが自身の中で動く様を冷静に確かめていた。どうやら本当に感じていると思っているようだが、そこがまた可愛かったりもする。それに、全く感じていないわけでもなかった。確かにヨシキのペニスが膣肉を擦るのは感じるし、不規則に脈打っているのもわかる。
- (でも、なーんか充実感っていうか、もっとゴリゴリする感じがほしいんだよね……こう、ぐりぐりっていうか……もうちょっとこうした方がいいかな)
- 物理的に摩擦のようなものが足りない気がする。試みに下腹部に力を入れてぎゅっ、と膣洞を収縮させると。
- 「く……ぅぅっ! すげっ、締めつけてきたっ……はぁっ、はぁっはぁ!」
- 喘ぎ声を上げてヨシキが腰を降り立てる。既に高まってきたのか、下半身が不規則にぶるっ、ぶるっ、と震えている。一方。
- (んん……さっきよりいいんだけど……頑張ってくれてるし……もっと感じてあげないと悪いよね……)
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- いまいち盛り上がらないちひろはそんなことを考えていた。本当は一緒にイケることが出来ればいいのだが、今日もそれは無理そうだ。
- 「はぁっ、おらっ、おらおらっ! くっ……どうよ、ちひろっ」
- 「あんっ、んぁぁっ……あぁんっ、あんっ、いいよっ! いいよ、ヨシキぃっ! そんなに激しくしたらっ……感じちゃうっ!」
- 「くぅぅっ! ちひろっ……エロい声出して締めつけてきて、マジたまんねっ……俺、もうイキそうなんだけどっ!」
- 「ぇ……も、もぅっ? あっ……えとっ、い、いいよっ……イって! んっ、あんっ、ああっ、私もっ……イっちゃうぅ!」
- 恋人の余りにも早すぎる高まりに、ちひろは一瞬素に戻ってしまったが、慌てて調子を合わせ、高まった声を装う。やっぱり好きな人には気持ち良くなってほしいし、大事な瞬間をシラけさせたくはなかった。
- 「はっ、はっ、イク……イクっ、ちひろっ……中に出していいっ?」
- 息も荒く腰を降り、牡棒をちひろの牝穴にせわしなく出し入れする。昂ぶる若竿がぶくっ、ぶくっ、と膨れ上がり始めた。
- (えーと……えーと……今日、大丈夫な日だったかな……)
- ちひろは必死で自身の生理周期を思い出そうとするが。
- 「ごめっ、ちひろ……もう出るっ、ちひろのヌルヌルマンコ、気持ちよすぎてっ……もう我慢できないから……出すぞっ」
- 「えっ、あっ、い、いいよっ……イって! イって! 私もイクっ、イクぅぅぅぅっ!」
- もうちひろなどおかまいなしの、彼氏の唐突な射精宣言に、慌てて調子を合わせる。今さら駄目と言っても聞いてくれそうにない。
- 「……ううっ! ちひろぉ! も、もう……で、出るっ! うっ、くぅっ!」
- ヨシキががつがつ腰を叩きつけてきたかと思うと、そのままぶるぶるっ、と腰を震わせ始めた。
- 「くぅぅっ! イクッ、うぅぅぅぅっ! ちひろの中に出すぞぉぉっ!」
- ちひろの中にとぷっ、と温かいものが迸った。
- 「あぁぁぁぁっ! あひっ、ヨシキ、私もイっちゃうぅぅぅっ!」
- 早すぎる欲望の放出にちひろも調子を合わせて、感極まった声を上げ、身体をのけぞらせる──友達がイク時にこうするらしい。
- 「うあっ、あああっ、出る……まだ出るっ、ちひろのマンコにっ……」
- 膣内で肉竿がぶくっ、ぶくっ、と膨れ上がるたびに温かなものがとぷとぷと流れ込んでくる。
- 「ああ~っ! で、出てるぅ! 中にどぴゅどぴゅってして……イ、イクよぉぉぉ!」
- (やっぱりわざとらしいよね、これ……)
- ちひろ自身、さすがに過剰演技だと思ったが、膣内射精の快感に夢中になっているヨシキにはほとんど耳に入っていないらしい。ちひろに腰を押しつけたまま身体を震わせている。やがて。
- 「くぅぅ! ちひろ、ちひろぉ……うっ、最後の一滴……おらっ!」
- 最後にびくっ、肉竿を跳ね上げるようにザーメンを吐き出したヨシキは、腰を引く。柔らかくなったペニスがずるりと抜き出された。
- 「はぁ……はぁ……ふぅぅぅ、気持ち良かったぁ……」
- (あ~あ、私……まだ、イッてないんだけどなぁ……演技するの疲れるし、これならオナニーしてる方がいいかも……)
- 心底満足そうな溜息をつくヨシキに対し、ちひろは小さく諦めの溜息をつく。いつもこうなのだ。自分だけ勝手に盛り上がって、すぐにイってしまう。さすがに文句のひとつも言いたくなるが。
- 「ふぅ~っ、ちひろのマンコマジやべぇ」
- 「えっ? あ、そ、そう……かな?」
- 「ああ、マジ精液全部搾り取られるかと思ったぜぇ」
- 言いながらヨシキが横にばたっと倒れ込み、また満足そうな息をついた。
- もう何度も言われている言葉なのに、そう言われると強くは出れなくなってしまう。やっぱり好きな人が気持ち良くなってくれればそれでいいのだ。自分が気持ち良くなるのはそれこそオナニーで済ませればいいし、今はヨシキとのスキンシップを大事にしたい。そう自分に言い聞かせた。
- 「そう? じゃあ……もう一回する?」
- もしかしたら今度こそは、と期待混じりにそんなことも言ってみるが。
- 「おいおい、これ以上俺の精液を搾り取らないでくれよなー、ちひろのマンコ気持ち良すぎるんだからさぁ……」
- 言いながらヨシキは既にうつらうつらし始めている。
- 「こら、もぅ……ヨシキったらぁ、すぐ寝るんだからぁ……」
- 「だからー、ちひろが気持ち良すぎて一回抜いたらもう無理だって……」
- ちひろは恋人の肩を揺すってせめてもう一回戦挑もうとするが、ヨシキはそのままぐーぐー寝息を立て始めた。
- 「あ~あ、もぅ……いっつもこうなんだもんなぁ……」
- ちひろは溜息をつき、ゆったりと上下する恋人の胸に顎を乗せる。
- 二人のセックスは最初からずっとこれだ。処女の時に抱いていたセックスに対する過度な期待はとうに消えうせていた。いつもヨシキだけが先にイってしまい、ちひろは消化不良のまま。不感症ではないはずなのに、ちひろは一度もセックスで絶頂を経験したことがなかった。あるいは彼氏の方に問題があるのだろうか。
- (心当たりっていえば……サイズかなぁ……)
- 寝ているヨシキのペニスをむにむにと掴むちひろ。ヨシキと何度も身体を重ねている間に、何となくわかるようになったことだ。サイズが合わない気がする。ちひろ自身、他と比較のしようもないのだが、物足りなさはきっとそのせいだ。
- (でも、そんなことヨシキには言えないよねぇ……)
- 言ったらアホのヨシキでもさすがに傷つくだろうということはちひろにもわかった。男子にとってはコレの大きさは重要なことなのだ。それに、ヨシキは満足してくれているのだし、わざわざ言うこともない気がする。
- (うーん、セックスってこんなもんなのかなぁ……)
- もちろん恋人が気持ち良くなってくれれば嬉しい。相手の高まりを感じるだけでそれなりに満足感はあるのだ。それなりに。半ば諦め、半ば物足りなさを感じながら、ちひろは恋人の胸の上でゆっくりと眠りに落ちていった。
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- 「でさー、電車に乗ってたらうちの向かいの席のオッサンが、うちのパンツガン見してんの。ちょっと笑っちゃった」
- 「えー、そういうのって通報とかした方がいいじゃないの?」
- 「しないよー、そんなの面倒じゃん。まあ、金づるにはなるかなーって思ったけど」
- 「えりはしっかりしてるなー、私だったら声出しちゃうかも」
- 放課後、ちひろはいつものように友人とファーストフード店でだべっていた。二人ともハンバーガーショップに来ていながら、ハンバーガーは買っていない。量の多いポテトと飲み物のコーラ、それだけで日が暮れるまでいろいろな話をしながら居座るというのが彼女達の日常だ。
- 「そんなとんがることないって。おじさんはおじさんでアレなんだからさー」
- そう言ってけらけら笑う少女はえり。
- 制服は着崩し、髪も染めてギャルそのもの。くりくりした瞳はいたずらっぽくて、無邪気な印象を与えるものの、性に関してはちひろが足元にも及ばないほどの経験者だ。
- ちひろの昔からの友人で、二人ともあまり勉強が得意ではないということもあって、同じ学校に通い、今でもこうしてよく一緒につるんでいる。
- どちらかといえば身持ちの固いちひろに対して、昔からえりの方が遥かに進んでいて、新しい遊びや恋愛など、えりをきっかけにして始まることが多かった。悪い遊びに誘われて二人で怒られることなどもしょっちゅうだ。
- 「えりってそのへん結構平気だよねぇ。普通おじさんとかあり得ないでしょ」
- 「えー、そかな? おじさんも結構いいよ?」
- えりは笑いながらテーブルの上のポテトをつまみコーラをずるずるすする。
- 友人の肝の太さというか、対応力にはいつも驚かされる。好き嫌いがないというか、雑食というか。普通の同年代の子達が嫌がるような男性にも平気で近づいていってしまう。だからこそ、経験豊富なえりにはいつも恋愛相談に乗ってもらっていた。
- 「……あのさ、ちょーーっとマジな話、してもいい?」
- 「何よぉ、いきなりあらたまっちゃって」
- 「マジな相談っていうかさ……ってか悩み聞いてほしいっていうか──」
- 言いかけたちひろに、えりがさっと手を出して言葉を制する。
- 「みなまで言わんでよろしい。どれどれ、えりさんが占ってしんぜよう」
- 言って、えりがきらきらした無邪気な瞳で覗き込んでくる。
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- 「んー……ふむふむ……ずばりっ、今日はお金がないっ」
- 「…………」
- 友人のすっとぼけた予想にちひろは溜息をつく。
- 「……ごめんね、今日もお金なくて」
- 「あれ? おかしいなぁ」
- ちひろはあたりを見回し、すぐ近くに人がいないのを確認しながらも声を顰しかめる。
- 「実はさ……ヨシキと、その……セックスのことなんだけどさ……」
- 「あー、ヨシキくん? まあ、童貞臭いとは思ってたけど……やっぱダメ?」
- 「ダメとかそういうんじゃないけど……」
- ちひろは歯切れ悪く、ドリンクのストローを弄くり回す。何しろ元々はえりの紹介なのだ。あんまり文句を言うのも悪いし、相変わらずラブラブのつもりだから「もう嫌」というわけではないし、ただ、もやもやを吐き出したかった。
- 「実はね──」
- そしてちひろは話し始めた。昨日のことから。今までの彼との性行為について。気持ちは満たされているはずなのに何かが足りないこと。このままずっと満たされないままで付き合っていけるのかということ。
- 「──ていう感じなんだけどさ、ぶっちゃけあんまり気持ち良くないんだよね」
- 「そっかぁ、さすがにそこまでは確かめなかったなぁ。同じクラスでちょっといい感じそうだったから、ちひろとも相性いいと思ったんだけど」
- 「あ、いいの。別に嫌いになったとかじゃないから」
- えりの言葉にちひろはぱたぱたと手を振る。
- あけすけなえりのことだから、頼めば相手のテクを確かめるためにセックスだってしてくれる。それでも、友人の恋人には決して手は出さないのだ。実際今まで、えりがちひろの気になる物や人を取ろうとしたことは一度もなかった。そういう妙に義理固いところもえりと友人を続けられる理由だった。
- 「でも、もう何度もシてるんだけど、一度もイってないんだよね」
- 「あー、そなんだ……そんな下手そうには見えないけどねぇ」
- 「下手っていうか、物足りないんだよね。お腹一杯になれないっていうか。セックスって、こんなものなのかな? これなら一人で弄ってる方がいいかもなんだけど」
- 「うーん、最初に当たった相手が悪かったかぁ……やっぱり相性とかあるからねぇ」
- 「いや、お互いにラブラブなんだから相性はいいでしょ」
- 「あのね、ラブラブとセックスの相性はイコールじゃないよ?」
- えりがつまんだフライドポテトを突きつけてきて、ちひろは思わずのけ反る。
- 「そ、そうかな? じゃあ、もっと数こなしたら相性良くなる?」
- 「んー、そこまでヤってダメならもう相性は絶望的だと思うけど……」
- 「そんな……」
- 友人の言葉にちひろは涙声になる。こんなに彼氏のことを思っているのに、セックスで気持ち良くなることが出来ないなんて。
- 「じゃあ、えりはそんな相性いい相手いるのっ?」
- 意地になってちひろは言い返す。自分がこんなに苦労しているのに、特定の相手と付き合っていないえりが気持ち良くなっているなんて許せない。しかし。
- 「いるよ?」
- えりはあっさりと言い放つ。
- 「エンコーしてると色んな人と色んなセックスするからね、まあ全員が全員気持ちいいって訳じゃないけどさ」
- 「そ、そうなんだ……気持ちいいセックスってどんな感じ?」
- 「うん、当たりだとすごいかなぁ……そうそう、この間のおじさまはすごい大当たりだったんだよー、パパになってもらっちゃったし」
- 「大当たりって……そんなに気持ちいいんだ」
- えりみたいな経験豊富な子がそこまで言うなんて、相当なことだろう。何しろ、ちひろには『セックスで気持ちいい』という経験がないため未知の感覚なのだ。
- 「ど、どういう感じ? セックスで気持ち良くなるってどういう人と相性いいの?」
- 気づけばちひろはえりの話に食いついていた。別にその男性に興味があるとか、別の相手とセックスをしようと考えているわけではない。ただ、自分の知らないことを知りたい、未知の経験に対する好奇心だ。
- 「まぁ、本当にすごいのは相性とかそういうレベルじゃないんだよね……何ていうか」
- 「は? 今相性って言ったじゃん?」
- 「時々すごいのがいるんだよねぇ……牡力っていうの? そういうのが強い人だと、もう相性なんて関係無しに強引にイカされちゃうよ」
- 「お、おすぢから……っ」
- 何だか頭の悪そうな言葉だが、意味はわかる。自分の経験したことがない快感を与えられるようなセックス。想像するだけで思わずちひろはぶるっ、と震えてしまった。
- 「そうそう、それが見た目はぱっとしないおじさまで最初はあまり乗り気じゃ無かったんだけど、結構お小遣いくれるっていうからさー」
- 「ふむふむ……」
- 「でもさぁ、そのおじさまってばテクすごくて、本番前に愛撫とかもじっくりやってくれて、指だけで二回はイカされちゃったもん」
- 「ほぉほぉ……」
- ちひろは頷きながら頭の中で恋人との性行為を思い返す。自分はそこまでやってもらったことがあるだろうか。せいぜい胸を揉まれて、ショーツに手を突っ込まれて指でかき回されて、濡れたら挿入という感じだ。
- 「それでもう盛り上がっちゃってぇ……最後は自分から腰振っちゃってイキまくり……って、何言わせんのよっ!」
- 自分で言い出しておきながら、えりはばしっとちひろの肩を叩く。
- 「いいなぁ……」
- ちひろは思わず溜息をつく。自分なんか彼氏としても一度もイっていないのに、友人はそれを何度も味わっているのだ。セックスというより、ただ快楽を手に入れていること、それ自体が羨ましかった。
- 「……あっ、やばっ……思い出したら濡れてきちゃった」
- 言いながらえりがもじもじと太ももを擦り合わせる。半分冗談だろうけど、そんな風にセックス体験を自慢出来るえりが羨ましかった。
- 「……そんなにすごかったんだ」
- 「すごいなんてもんじゃないわよ、ついでに金払いも良かったし……これくらい」
- 「……マジでっ? セックスが気持ち良くて、そんなにもらえるとか話うますぎない?」
- えりが指を立てた数字にちひろは思わず身を乗り出す。お小遣い、それも魅力的だ。いつもお金がないから彼氏の家ばっかりだし、今日だってえりがちひろの懐事情に合わせてくれてこの店にしている。
- 「だからー、それがおじさんのいいトコなんだって!」
- 「んー、ホントぉ……?」
- ちひろは友人の言葉をいまいち信じきれない。セックスが気持ち良くてお金までもらえるとかそんなにうまくはいかない気がする。
- と、そんなちひろに、えりは意味ありげな笑みを浮かべて顔を寄せた。
- 「ならさぁ……今度の土曜日そのおじさまに会わせてあげるよ。ちひろも一緒にしてみない? 3Pってやつ」
- 「はぁ? それってエンコーでしょ? 私、そういうのはちょっと……」
- 確かに彼氏とのセックスに満足出来ていないし、今月どころかいつも金欠だ。けれどもやっぱり彼氏一筋だし、見ず知らずの中年男とセックスなんて出来ない。
- 「まあまあ騙されたと思って、一回ヤってみなよ。パパになってもらうとかじゃなくて、一回お試しでさ。マジで気持ちいいから」
- 「んー……やっぱりヨシキに悪いから……浮気とかは、その、さ……」
- えりの誘いにちひろは言葉を濁す。正直、好奇心をそそられるものがある。快楽もお金も手に入るなんて。でも、やっぱりちひろには彼氏がいるのだ。
- 「じゃあさ、うちとおじさまのセックス、見学する?」
- 「見学ぅ? って……見るの? えりとおじさんがセックスしてるのを?」
- えりの言葉の意味が一瞬理解出来なかった。友人のセックスを見るなんて考えもしなかった。が、えりが冗談を言っている様子はない。
- 「そ、見るだけ。だったら浮気にならないじゃん? ちひろも興味はあるでしょ? イキまくりのセックス、どんな感じか見ておいて損はないと思うけどなぁ」
- 「えー? うーん、うーん……でもぉ……」
- 友人の言葉にちひろの心が揺れる。実際ちひろは彼氏としているセックスしか知らない。友人がどんなセックスをしているか、興味がないと言ったら嘘になる。
- 「まぁ、見るだけ見てだめならしょうがないしさ。これもヨシキくんとの次のステップに進むための社会勉強だと思ってさ」
- 「う~ん……まぁ、えりが、そこまで言うなら……」
- 見に行ってもいいかもしれない。ちひろはフライドポテトを口に放り込み、もそもそ答える。何となくえりに誘導されている気がするが。
- 「よし、決まりねっ! それじゃあおじさまに連絡して予約入れとかなくちゃ」
- ちひろの答えも聞かずに、えりはスマホを取り出して素早く指を動かす。何人かキープしている『パパ』とやらに連絡を入れているのだろう。
- 「ちょっ……こらっ、勝手に決めないでよっ……もぅ」
- 相変わらず行動の早いえりに、ちひろは溜息をつく。結局いつもこうなのだ。気が付くとえりの口車に乗せられて遊びに巻きこまれている。やがて。
- 「……あっ、返事来た、土曜日OKだって、やったね♪ 予定空けておいてよね」
- 「もぉ……わかったよぉ」
- こうしてちひろは、わけがわからないまま、えりと『パパ』とのセックスを見学することになった。
- そして約束の土曜日。
- 「やっほ~! ちひろ~」
- 「えりったら、随分ご機嫌じゃん」
- 待ち合わせ場所の駅前に来たえりは、早くも盛り上がっているのか、足取りも軽い。
- 「当ったり前じゃん、今日は張り切っちゃうからねっ。ちひろの勉強になるようにさ」
- 「ん……そだね」
- 浮かれているえりに対し、ちひろは複雑な表情を隠しきれなかった。友人と見ず知らずの男のセックスを見ることになるのはもちろん、やはり彼氏に対する罪悪感が残っていた。正直、何度か断ろうと思ってはいたのだが、結局、えりが言うおじさまとのセックスがどんなものか興味が勝ってここにいる。
- 「で、お相手のおじさまはまだなの?」
- 「うん、そろそろ来ると思うんだけど……あっ! 来た来たっ! おじさま~♪」
- きょろきょろとあたりを見回していたえりが、ぱぁっと明るい笑みを浮かべて大きく手を振り始めた。ちひろも手を振る先にいる男を見て──。
- 「うえっ…………っ」
- 思わず口からうめき声が出ていた。
- (マジでっ? アレがえりの言ってるおじさま? ただのデブのオッサンじゃないっ!)
- 体型はだらっと垂れた感じの肥満、髪も薄くて、見るかに『ザ・おじさん』という感じだ。えりの話では年の頃は五十近くらしい。会社員をしている男性で、自分達と同年代の娘がいるらしいが。
- (うそっ、これっ? えり、こんなのとセックスするのっ?)
- 何かの冗談だろうか。いくらえりでも、まさかこんな中年男とセックスをするなんて。どう考えても、こんなおじさんとのセックスが気持ちいいとは思えない。ところが。
- 「お久しぶりー、パパ、元気してたー? 最近全然会ってくれないんだもーん」
- 「ちょっと忙しくてね。えりちゃんも元気だった?」
- えりと男は親密そうにボディタッチをしている。やはりそういう関係なのだ。
- 「で、今日のゲストっ」
- 「ちょっ……えりっ?」
- 他人のフリで少し離れたところに立っていたちひろは、えりに腕を掴まれて中年男の前に立たされる。
- 「おじさま、この子が私の親友のちひろ、可愛いでしょ!」
- 「ど、どーも……ちひろです……」
- 「よろしくね、ちひろちゃん」
- 男が差し出した手をちひろは渋々握るが、その手つきといい、目つきといい、ねっとりしたものを感じ、思わず手を引っ込めそうになった──既に目で犯されているような気がする。
- 「ちょっと、パパ……ちひろは今日は見学だから、手、出しちゃダメだよ」
- 「わかってるよ。まあ、するなら、ちひろちゃんの分も出すから、心配しないでいいからね」
- 「あ、はい、どーも……」
- 男の手からずるっと手を引き抜いたちひろは、えりの袖を引いて離れる。
- 「ちょっと、えり……マジでこのおじさんとするの? 見るのもキツイんだけど」
- 「こらこら、見た目で判断するのはよくないぞ? ま、とりあえず見てるだけでいいから、無理だったら途中で帰っていいよ」
- 「そういうなら、まあ、わかったけどさ……」
- 「よろしい。じゃ、行きましょ、おじさま♪」
- いまいち乗りきれないどころか、早くもゲンナリしているちひろに対し、えりはノリノリで男と手を組んで先を歩いて行く。
- (はぁ……もう帰りたい)
- あの二人の姿はどう見てもエンコーだし、警察官とかに見られたら面倒なことになる。他人のフリをしたくて、ちひろは少し離れてついていった。
- そして──。
- (うぅ、どうしてこんなことに……やっぱり帰ろうかな……)
- ラブホテルのカーペットに正座したちひろは、目の前のベッドで繰り広げられる光景から顔を背ける。すでに好奇心に負けたことを後悔していた。
- 「んふ、おじさま……今日はお仕事お休みなの?」
- 「えりちゃんのお誘いだから有給もらっちゃったよ。今日は遅くまで出来るからね」
- (二人とも何そんなに盛り上がっちゃってるのよ……っていうかマジでヤるの?)
- シャワーも浴びずに身体をまさぐり合う二人の姿を、ちひろは顔を背けながらもちらちらと見ていた。友人と中年男の絡みなんて見たくもないのに、やはり怖いもの見たさで気になってしまう。
- (……でも、前戯とかは、まあ、あれくらいだよね)
- 最初はそんなに激しくはしないだろう。そんなことを考えていた時。
- 「んむっ……っちゅぅぅ、おじさま、ちゅっ……ちゅぅっ、ちゃんと歯磨いてきたぁ? コーヒーの味するぅ……ちゅっ、ちゅぅぅっ……」
- 「会社から直行してきたからね、ん……むぅっ」
- ベッドの上で抱き合う二人は躊躇ちゅうちょなく唇を押しつけ合う。互いの唇に音を立てて吸い付き、ぱくりと挟むように擦りつけ、貪り合った。
- (ちょぉぉぉおおおっ? いきなりそんなことするのぉぉっ?)
- 自分がしたこともない濃厚なキスに、ちひろは早くもくらくらしてくる。しかし、気が付けば二人の激しいキスを凝視してしまっていた。
- 「んっ……ちゅっ、もぅ、おじさまったら、いっつもこれなんだからぁ……奥さんにもちゃんとしてきた?」
- 「してきたよ。今日家を出る時に」
- 「んっ、ちゅっ……んむっ、それならよかった……奥さんは大事にしてよねっ、んむっ……るろっ、じゃあ、もっと濃厚なのしましょっ……れるっ、れるるっ……ちゅるっ」
- 「えりちゃんはそういうのきっちりしてるね」
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- えりと中年男は唇を押しつけ合い、舌を絡め合う。ちひろに見せつけるように口を離しては、突き出した舌をぬらぬらと擦り合わせ、互いの舌を唇でついばんでは、また絡め、互いの唾液を混ぜ合い、喉を鳴らして飲み込む。
- 「んくっ、やらっ……おじひゃまぁ、しょんな……れるっ、んむっ、いきなり濃いよぉ……んくっ、ちゅろっ……」
- (ちょっ、すごっ……えり、あんなおじさんとキス、嫌じゃないのぉっ?)
- 友人が唾液を飲み込む姿に、ちひろは思わず喉を鳴らす。あんな濃厚というか、ねっとりしたキスは見たこともない。彼氏とする時だってせいぜいほっぺたとか唇とか、肩とかに押しつけ合うくらいなのに。
- 「んっ、ちゅぅぅ、れるっ……おじひゃま、んっ……しゅごっ、久しぶりだから……っ、いつもより濃い感じっ……するっ」
- えりは男と舌を絡めながらも、器用に服を脱ぎ捨てていく。ブラウスのボタンを外し、ブラのホックを外し、スカート、ショーツを脚から抜き取る。あっという間に裸になったえりは、男の首を引いて倒れ込んだ。
- 「えりちゃん、今日は積極的だね」
- 「んふふっ、久しぶりだから……うちもちょっと盛り上がっちゃった。それに……」
- 言って、えりはちらりとちひろの方を見る。
- 「見学がいると張り切っちゃうっていうのもあるしぃ……じゃ、おじさま、今度はおっぱいとオマンコも気持ち良くして」
- 「じゃあ今日はちひろちゃんに見せるためにおじさんも頑張らなきゃね」
- そう言って、男の手がえりの胸を鷲掴みにする。
- 「やんっ、おじさまったらぁ……んっ、んぁっ、おじさまの手、エッチすぎ……あんっ、もぅ、いきなり、やだぁ……」
- 「今日は感度もいいね」
- 中年男の大きな手が、ハリのある乳房をぐっ、と押し潰し、指の間から柔肉がはみ出る。胸がひしゃげるほどの激しい愛撫にも関わら、ずえりは熱っぽい息を吐き出した。
- 「ふぁっ、おじさまの手っ……激しいっ、おっぱい、形変わっちゃうじゃない……あんっ、もぅ……んぅっ、んぁっ……」
- (うわ……あんな激しくして、痛そうだし、痕あとついちゃわないのかな……)
- 彼氏とは違う、骨ばった毛深い手に激しく胸を揉みしだかれるのを想像し、ちひろは思わず胸を隠すように腕を寄せる。彼氏もおっぱいは好きだけどあんな触り方はしてこない。
- 「んぅっ、あんっ……やぁんっ、おっぱい、じんじんしてきちゃったぁ……ふぁっ、おじさま、おっぱい触るの、うますぎぃ……」
- 男の手に自分の手を重ね、えりは身体をくねらせる。演技とは思えないような反応だ。
- (でも、えりも気持ち良さそうだし……ホントにあんなおじさんに触られるのっていいのかな……って、何考えてるのよっ、ヨシキ以外には触らせないんだからっ)
- 男の手に揉みしだかれ、それどころか友人と同じように声を上げてしまう自分まで想像してしまい、その考えを慌てて振り払う。
- そんなちひろに構わず、えりは仰向けになったまま身体をもじもじと動かし、ちひろの方に下半身を向ける。そこはすでに愛液でぬめり、シーツにこぼれ落ちていた。そしてえりは男の手を取りそこに導く。
- 「んふふっ、おじさま……次はこっちもして? うち、こっちももう触ってほしくなっちゃったぁ……あはっ」
- (うっわ……えり、自分からアソコ……触らせちゃうとか……何考えてるのよっ?)
- 男の太い指がえりの脚の付け根、割れ目の内側にずるっと潜りこむのを見て、ちひろは目を丸くする。自分で触る時だってもう少し丁寧なのに。
- 「あはっ、おじさまの指ぃ……簡単に入ってきちゃったぁ……んぅっ、すごぉっ……」
- 「えりちゃんのここ、もうぐちゃぐちゃだね」
- 「んぁっ……だってぇ、今日はもう盛り上がっちゃってるからぁ……んっ、あっ……おじさまぁ……もっと弄ってよぉ……あっ、そ、それぇ……!」
- 男の太い指がえりの肉裂をかきわけてつぷり、と入り込み、中を探っているのが見える。第二関節まで入った指が、ねじるように膣内をかき回していた。
- 「あぁっ? やっぱり……おじさまの指、いいっ……あぁっ、中、ぐちゃぐちゃして……うち、もっ……感じすぎちゃっ……んあぁぁっ」
- 上ずった声で身体をひくつかせるえり。肉裂からは男の指で多量の愛液がかき出されている。
- (ちょっ……アソコ弄るのってあんな激しいのぉ? あんなにされたら……嫌でもぐちゃぐちゃになるに決まってるじゃんっ)
- 男の指がもう一本入り、えりの膣穴をかき回す。様々な方向に指を曲げ、膣穴を擦り上げる。
- 「ふぁっ、ぁっ、やぁぁぁっ! おじさま、それっ、それっ……ひぃっ? そこっ、感じるとこっ……そんなにぐりぐりしたらっ……ひっ」
- 「えりちゃんはこの出っ張ってるところが好きなんだよね、もっとしてあげる」
- 言いながら、男の指がえりの性感帯を探り出したのか、ねじるような動きではなく、一点をぐりぐりと引っかき始めた。
- 「うあぁっ、おじさま、ひっ、そこっ、そこぉっ……そんなぐりぐりっ、ひっ、ひぃっ……うち、うち……もっ……」
- 「いいよ、イって。ちひろちゃんに見せてあげようね」
- 「ひぁっ、ぁぁっ……あぅぅっ……あっ、ふぁっ……おじさまの指っ、ゆびぃ……! 気持ちいいところぐりぐりしてぇっ……うち、もう、イっちゃ……」
- 性感帯を押されているせいか、男の指に持ち上げられるようにえりの腰が持ち上がっていく。かき出された多量の愛液がシーツに染みを作る。
- (ちょっ……すごっ、指、あんなにねちっこくほじってもいいのかな……えりもめちゃくちゃ気持ち良さそうだし……)
- 男の激しい指マンにちひろは思わず脚をきゅっと閉じ合わせる。自分の指でもあんなに激しくしたことはない。やがて。
- 「あっ、ひぁっ……おじひゃまっ、指でっ……ぐりぐりされて、うち、もっ……アソコっ、気持ち良くなりすぎて……飛んじゃうっ、飛んじゃうぅぅっ!」
- えりの腰ががくがくと震えたかと思うと。
- 「……あ、あ、あはぁあああああっ! うち、気持ち良すぎて……おじさまの指でっ……イっクぅぅぅぅううっ!」
- 甲高い声を上げてのけ反るえり。陰裂からはぷしっ、ぷしっ、とさらさらの液体をしぶかせた。
- (ほぁぁぁ……すごっ、あんな風にイったことないんですけど……! や、やっぱあの指かな……あんな指でアソコほじられたらっ)
- 友人の絶頂姿に、ちひろはごくりと喉を鳴らす。経験豊富なえりが言うだけはある。一番気持ちいいところを把握している自分でしている時でさえ、あんな風にイったことはない。どれだけの快感なのか想像も出来なかった。
- 「あはっ、はっ……はぁっ、はぁ……はぁぁぁ……イキながら潮吹いちゃったぁ」
- 「今日はずいぶん激しくイったね。やっぱり見られてると感じちゃうのかな?」
- 「やんっ、もう……おじさまったらぁ、相変わらず意地悪なんだからぁ」
- どさっ、と腰を落としたえりは満足げな溜息をつき、しばらくうっとりと視線をさまよわせていたが、男の下半身の膨らみに目をやるなり身体を起こした。
- 「それじゃ、次はぁ……んふふ、本番しましょ?」
- えりは男のズボンのベルトをかちゃかちゃ外し、チャックを下ろす。そして躊躇なくパンツをずり下ろした。完全に勃起していた男の肉棒がびん、と飛び出す。
- (ちょっ、何あれ…………っ?)
- ヨシキ以外に初めて見るペニスにちひろは息を呑み、思わずまじまじと観察していた。
- (ちょっ……あんなすごいの、反則でしょっ……! 見たことないんだけどっ、おじさんのってみんなあんなすごいの?)
- 中年男のペニスは恋人の若い牡竿とはひと回りサイズが違う。色も黒ずんでいて、反り返り方も、赤く張り詰めた亀頭の張り出し方も、同じモノとは思えないくらいだ。
- 「うわ、やっぱりおじさまの、すごっ……こっちは指よりすごいよねぇ……んふっ、入れるの想像しただけで……うち、疼いてきちゃう……っ」
- 「今日はえりちゃんとするために溜めこんできたからね」
- 「やだ、おじさまったらぁ……頼もしいっ、じゃ……早速ぅ、入れちゃいましょっ……」
- ちひろの戸惑いなど構いもせず、二人は早くも本番への準備を始める。男は自ら服を脱ぎ捨て、えりはそんな男をベッドに押し倒し、またがった。
- 「んふふ、まずはうちがしてあげる……っ、おじさまはそのままでいいからね」
- 「今日は積極的だね、じゃあ、えりちゃんにお任せしようかな」
- 「やっぱり友達が見てるから……頑張っちゃおうかなってねぇ、んふふ、それじゃあ、おじさまのおチンポぉ……やっ、びくびくして、硬ぁ……」
- 男の腰にまたがって膝立ちになったえりは、片手で自身の肉割れをぱくりと開き、もう一方の手で中年ペニスをそっと掴む。そして、自身の入り口にあてがい、ゆっくり腰をおろしていく。
- (うっわ、うわっ……えり、あんなすごいの、マジで入れちゃうんだ……っ、あんなの入ってきたら……)
- ちひろはもう最初の嫌悪感も忘れ、友人が中年男の剛直を受け入れる様を凝視していた。彼氏のモノとは別物の牡そのものが入ってくることを想像し、思わず下腹部に手を当てていた。
- ○ ○ ○
- (んふふ……見てる、見てるっ……うちとおじさまがセックスするところ……)
- 友人の視線を感じながら、えりは中年男の牡棒の先端を膣口にくちゅくちゅと当てる。ちひろは、こんなに気持ちいい中年ペニスの味を知らないのだ。友人が食べたこともない美お味いしいモノを、目の前で味わう。少し意地悪な優越感を覚えながら、えりはぐっ、と腰を下ろした。
- 「あはぁぁっ! あっ、はぁ、はぁ……おじさまのおチンポ、うちのアソコに入ってきたぁ……んぁぁ、広がっちゃうぅぅ……」
- ぱんぱんに張り詰めた肉傘が、愛液にぬめる牝穴を押し広げて割り入ってくる。たっぷりほぐしたにも関わらず、男の肉棒のサイズに膣穴が驚いたように収縮するが、小刻みに出し入れを繰り返し、膣粘膜と馴染ませながらゆっくりと牡棒を呑み込んでいく。
- 「大丈夫かい? えりちゃん、おじさんが動こうか?」
- 「んふっ……うぅぅぅっ、いいのっ、やっぱり、おじさまのチンポっ、久しぶりだからっ……ふぅっ、ふぅっ……もうちょっと……っ」
- やがて、えりの肉穴は男の牡棒を根本まで飲み込み、二人の下半身が密着する。
- 「はぁっ、はぁぁっ……入ったぁ、おじさまのおチンポっ、うちの中でびくびくしてるっ……やっぱこれ、すごぉっ……」
- 「えりちゃんの中も、もうトロトロだよ。中で動いておじさんのチンポを締めつけて……相変わらずエッチだね」
- 「う……わ」
- 気が付けばちひろは目を丸くして見ているどころか、身を乗り出してきていた。やはり中年男のペニスへの好奇心を抑えきれないらしい。それがまた、えりの優越感を刺激した。
- 「ちひろ、こっち来てもっと良く見てみなよ……うちとおじさまのセックス」
- 「あ、う、うん……」
- さっきまで見るのも嫌がっていたのに、ちひろはもう興味津々で寄ってくる。
- 「んふふっ、すごいでしょっ? おじさまのおチンポ……うちのアソコ広がって、子宮まで届いちゃってるんだよ?」
- 「…………」
- えりの言葉にこくこく頷くちひろ。その視線はもう結合部に釘付けだ。
- 友人が知らない快楽を知っている優越感もあったが、やはり友人にはこの気持ち良さをわかってほしい。
- 「じゃ、動くからね……おじさまのおチンポ、うちがじゅぽじゅぽするところっ……ちゃんと見ててねっ」
- えり自身、もう我慢出来なかった。ゴツゴツした隆起に膣洞を抉られたくて、下半身が痛いくらいに疼いている。中年男のたるんだ下腹部に手を置き、ゆっくり腰を振り始めた。それに応えるように、中年男がえりの乳房を持ち上げ、揉みしだく。
- 「んあっ……ああっ、おじさまのおチンポっ、すごっ……うちのアソコっ、ゴリゴリしてぇっ……あっ、あぁぁぁぁぁっ? おっぱいもすごいよぉぉっ……」
- 腰を上げて引きずり出す時には張り出したエラが膣襞をゴリゴリ擦り、腰を落とす時には膣穴を押し広げ最奥部にとん、と触れる。柔房を揉みしだかれるじんじんとした疼きも相まって、早くもえりの声が上ずっていく。
- 「う……わ、えり、そんな激しくおちんちん入れて……だいじょぶなの?」
- 「んっ……とっても気持ちいいんだよ、このおチンポっ……反り返ってるからぁ……うちのアソコ、ゴリゴリして、ふぁぁっ……やっぱり、おじさまのおチンポっ……いいよぉ」
- [image file=../image/i040-041.jpg]
- ちひろの興味津々な視線がまた性感を高める。淫穴からがこぽ、こぽ、と愛液をこぼすのを感じながら、腰を振るペースが上がっていった。
- (んっ……これじゃ、演技とか必要ないよねっ……これ、マジで感じちゃうもんっ)
- 腰を振るたびに、膣を貫くような快感がえりの身体を駆け抜けていく。ちひろの気を惹ひくために少しくらい感じるフリをしようかとも思っていたけれども、その必要もなかった。感じるのを隠そうとしたって、勝手に反応してしまう。その刺激に煽られるように、身体を上下させ、濡れた膣で反り返った牡竿をしごき上げていった。
- 「はぁ、いいよ……えりちゃんの中、トロトロで絡みついてくるね……」
- 「んっ、あっ……おじさまもいいよぉ……んふぅ、ふぅぅ……うちのアソコ、ゴリゴリしてっ……子宮に当たって、頭、くらくらきちゃうっ……おっぱいも、もっとしてっ」
- えりの律動に合わせてたぽたぽ振り回される乳房を、男がぐっと持ち上げる。そして既に尖り出している先端をつまみ上げた。
- 「ひゃっ……やっ、おじさま、そ、それっ……おっぱい、気持ちいいっ!」
- 「おじさんも頑張らなきゃねっ……ほらっ、えりちゃんの好きな子宮突きだよ」
- 言って男がえりの腰の動きに合わせ、自身の腰を叩き上げる。ただでさえ大きな剛直が、えりの肉穴深くにねじ込まれ、膣奥をどすっ、と押し上げた。
- 「……んぁぁああああっ! おじひゃまっ、そ、それっ……だめぇぇえっ! そんな激しく叩いたら、うちのしきゅっ……持ち上がっちゃうぅ……!」
- 激しく子宮を叩かれるたびに、脳天を貫くような快楽に引きつったような声を上げる。女の一番弱い部分を殴られるような衝撃に、早くも快楽の波がせり上がってくる。
- 「えりちゃん、もうイっちゃいそうなのっ? アソコが締めつけてくるよっ」
- 「だ、だってぇ……おじひゃまがっ、うちの子宮……そんなにどすどすってするからぁ! あっ、うちがイカせたいのにぃ!」
- 中年男を絶頂に導こうとえりは膣を締め上げ、必死で牡勃起をしごく。激しい律動で愛液が泡となり、くちゃくちゃと粘膜音が響いた。
- 「えり……? なんかすごいんだけど……うわっ、うわっ……えりのアソコ、めちゃくちゃになって……子宮に当たってるみたいっ……」
- ちひろはもう好奇心を隠そうともせず、ベッドに乗り出して二人のまぐわいを見つめている。息も荒く、脚をもじもじと擦り合わせていた。
- 「うぁっ……うんっ、おじひゃまのおチンポでっ……アソコじゅぽじゅぽされてっ……うち、うち、も、もぅ……はひっ、ひぃんっ……」
- 激しく腰を叩き上げられ、えりの身体がぽんぽん跳ねる。牡棒の先端で膣奥を抉られるたびに、快楽が脳天を貫いた。少し痛いくらいに揉みしだかれる乳房への刺激も合わさり、絶頂への期待に、えりの腰がぶるっ、ぶるっ、と震える。
- 「はひっ、はひぃっ……おじひゃまぁっ、ごめっ……うち、アソコとおっぱい両方されてっ……先にイっちゃうぅ!」
- 「いいよ、えりちゃんっ……イクところ、ちひろちゃんに見てもらおうねっ」
- 「う、うんっ……うち、イクっ、イクぅっ! ちひろっ……うちがイクところ見てて!」
- そして男が腰を強く叩き上げ、剛直が膣奥にめり込まんばかりに突き込まれた時。
- 「も、もうらめぇ! いくっ! いくぅっ! んんんっ! あっ! ああぁぁぁっ!」
- 絶頂に達したえりはのけ反り、ぶるぶると腰を震わせる。膣洞もぎちぎちと収縮し、牡竿を締め上げた。
- 「くぅっ……えりちゃん、すごい締めつけてくるっ」
- 「んふぅんっ……んっ、んんんっ……あっ、はぁんっ……あっ……ああぁぁぁ……イっちゃったぁ……おじさまったら、相変わらず凶悪チンポなんだからぁ……」
- ぶるぶると身体を震わせたえりは、ぷつりと糸が切れたように男の胸に倒れ込む。表情はすっかりとろけ、絶頂の余韻に浸り、中年男のたくましい脈動をじっくりと味わう。
- 「ごめん……またおじさまより先にイッちゃったぁぁ……おじさま、まだイってないよねぇ……はぁ……はぁ……はぁ……」
- 「大丈夫かい? えりちゃん……少し休もうか?」
- 「ん、うん……ちょっと、おじさまのおチンポの相手するのは──」
- さすがにこの凶悪なペニスをすぐに相手するのは無理そうだ。それでも、ちひろにはいいところを見せたいし、少し休んでからの方がいいかもしれない。そんなことを考えていた時。
- 「…………」
- ベッドのそばでぽけっとして二人のまぐわいを見ていたちひろと目が合い、えりは思わずほくそ笑み、腰を上げ、牡竿をずるっと引きずり出した。
- ● ● ●
- 「うっわ…………」
- えりの膣穴からずぽっ、と引き抜かれた粘液まみれの肉棒を見て、ちひろは思わずごくりと唾を飲み込む──あんなモノが、えりの中に入っていたなんて……と。
- 「んふふー、ちひろさーん? 目が釘付けですよー?」
- 「えっ? はっ……あっ、な、何っ?」
- いつの間にかベッドに乗り出していたちひろに、えりが顔を寄せてきていた。絶頂直後の熱がまだ残っているような、少し呆けたような、独特の表情だ。
- 「気になるんじゃないですかー? こ・れ・がっ」
- 言って、えりはまだ勃起したままの中年男のペニスを手で掴む。
- 「えっ、あっ……わ、私っ? そ、その……っ」
- 心を見透かしたようなえりの言葉に、ちひろは言葉に詰まる。図星を突かれ取り繕うことも出来なかった。
- 「だいじょぶだって。誰にも言わないから。見てるだけじゃなくて触ってみなよ。いいよね? おじさま」
- 「うん、ちひろちゃんさえ良ければ、触ってほしいな」
- 「さ、触るって……だ、駄目だよ、そんなの……」
- 男のペニスをちらちら見ながらも、ちひろは言葉を濁す。もうずっと一緒にいる仲だ。自分の欲望は見抜かれてしまっているに違いない。
- 「見るだけって言ったんだから……見るだけって……」
- 「見るのも触るのもそんな変わらないってぇ。ここまで来たらさぁ……ちょっとだけ触ってみようよぉ」
- 「うぅ~~……えりったら、いつもそうなんだから……」
- 昔からえりはこうやって悪い遊びに引きずり込むのだ。言葉巧みに、気が付くと断りきれなくなっている。自分をひどい目に合わせようとしているわけではなくて、ただ一緒に楽しもうとしているだけにタチが悪い。
- 「ねぇ~え~、ちひろぉ……このチンポ、すごいんだぞぉ?」
- [image file=../image/i047.jpg]
- えりは中年男の勃起をみち、みち、と握り込んでひくつかせる。
- 「こ、こらこら、えりちゃん。おじさんのおちんちんで遊ばないで。うっかり出ちゃうかもしれないからっ」
- (そ、そうだっ……あれ、まだ……出してないんだよね……?)
- 慌てた声を上げる男の言葉に、ちひろは敏感に反応する。あれだけのペニスが射精するというのはどんな感じなのだろう。もう興味を抑えきれなかった。
- 「ほら、ちひろ……ちょっとだけ触ってみよ? 怖くないぞぉ?」
- 「で、でもぉ……私にはヨシキが……」
- えりの言葉にちひろの心が揺れる。彼氏の名前を口に出して自制心を取り戻そうとしてみても、無駄な試みなのはわかっていた。
- 「とか言ってぇ、ちひろったら物欲しそうな顔してるじゃん、我慢は身体に良くないぞ?」
- 「ううっ……そんなぁ……アタシは……べ、別に……その……」
- 「こんなにでっかいチンポ、出会える機会、もうないかもしれないんだよ? あーあ、勿体ないなぁ……」
- ちひろの自制心はもうぐらぐらだ。視線は完全に男の下半身に固定されていた。
- (……触るだけだったら、浮気じゃないと思うし……いいよね……いいよね? ちょっと触るだけだからっ……!)
- 頭の中で自分に、というより恋人に問いかけるように問答を繰り返すちひろ。やがて。
- 「え、えりがそこまで言うならぁ……ちょーーっとだけ、触ってみてもいいかなぁ……」
- 「おっけ、おっけ、素直でよろしいっ、まあそういうことにしておいてあげましょ」
- ちひろを悪い遊びに引きずり込んだ時のいつものしたり顔で、えりは中年男からどいて、ちひろを男の下半身に導く。
- 「はい、ごたいめーん。どう? すごいっしょ?」
- 「う、うん……」
- 中年男の勃起をまじまじと観察するちひろは、えりの言葉をろくに聞いていなかった。
- (うわっ、やっぱすごっ……ヨシキよりデカイよね……マジすごいんだけど……)
- いけないとわかってはいても、やはり恋人の持ち物と比べてしまう。サイズはヨシキのモノよりふた回りは大きい。竿も反り返っていて、エラの張った肉傘は赤黒く膨れていた。色も肌色というよりは黒っぽくて、血管の浮き上がった竿はヒクヒクと脈動している。恋人のペニスとは別物だ。
- 「ほら、ちひろー、早く触ってみなよー」
- (ごめん、ヨシキ……ちょっとだけだから……ちょっと触るだけだから……今度会った時にたくさんサービスするからっ)
- 自分がどんどん追い詰められていくのを感じながら、ちひろは恋人に詫びる。そして恐る恐る目の前の中年ペニスに手を伸ばし、そっと握り締めた。
- 「うわっ……さ、触っちゃった……触っちゃったよ……」
- 「どうよ、すごいっしょ♪ おじさまのチンポ」
- 「う、うん……すごい硬いし、熱いし……うわっ、どくどくしてるっ」
- えりの言葉に生返事で答えながら、ちひろは男の肉竿を撫で回す。見た目もすごいが、触った感覚もやっぱり別物だ。もう驚きと興奮を隠せなかった。
- 「…………」
- ちひろが無心に男の勃起を撫で回しながら、ごくりと唾を飲み込んだ時。
- 「ちひろー? そんなに物欲しそうな顔しちゃってー……ついでにちょっとだけ味見してみちゃう?」
- 「はぁっ? あ、味見ぃ? それって……」
- 「うん、フェラしてみなよー、口の中犯されている感じになってすごいよぉ?」
- 「でも……」
- もう、えりの誘いを頭から突っぱねることもなくなっていた。今手の中にあるコレを手放すことなんて出来ない。それに、彼氏に何度かフェラもさせられているから、口に入れることに抵抗もない。えりが言う、口の中を犯されている感じも気になる。
- 「だいじょぶだって。本番しなきゃ浮気じゃないし……せっかくこんなチンポに出会ったんだから味見しなきゃもったいないよー」
- 「え、えりが……そこまで言うなら、ちょっとだけ……」
- 半ば友人のせいにして、ちひろはそろそろと中年チンポに顔を近づけていく。そして。
- 「ちゅっ……ちゅるるっ、んぅっ……ちゅぷっ」
- 鈴口に唇を押しつけ、ゆっくりと口に含んでいく。
- 「うっ、あっ、いいよ……ちひろちゃんっ」
- 「んむっ……ちゅっ、れるっ……れるるっ、ちゅろっ……んふっ、ふぅっ……ふぅっ」
- 男の肉竿がびくっ、と跳ねるのを感じながら亀頭に舌を絡める。やはり、口に入れた感覚だけでもヨシキとは別物だった。先端だけでもう口の中が一杯だ。ヨシキのモノなら結構深くまでしゃぶっても余裕なのに。
- 「んちゅっ……ちゅっ……ホントにおっき……ちゅるっ、ちゅろっ……それに、すごっ……男臭っ……ふぁっ、これ、すごっ……」
- 口の中に広がる強烈な牡臭さ。ヨシキのどこか青臭いような匂いとは別物だ。一度口に入れてしまったことで歯止めが利かなくなり、ちひろは夢中で男の亀頭を舐め回す。
- 「あっ、上手だね、ちひろちゃん……っ、おじさんも興奮してきたよ」
- 男が上ずった声を上げた。先端の割れ口からも透明な粘液が染み出してくる。ちひろはそれを躊躇なく舐め取り、自身の唾液と混ぜて飲み下していく。
- (なんなの……この獣っぽい牡チンポ……ちょっと……凄すぎるっ……。)
- 「やるじゃん、ちひろー、おじさまにほめられるなんて……うちだってあんまりないのにさー?」
- 「んっ……ふぅっ、やめてよっ……はふっ、ちゅぷっ、ちゅろっ……別にっ、ちょっと味見してるだけ……んむっ、れるっ……なんだから」
- 口ではそう言いながらも、ちひろは口淫を止めない。自分の口の中に極太ペニスが入っている興奮にさらに高まり、気づけば下半身に手をやっていた。
- 「んむっ……ちゅっ、ちゅるっ、れろっ……ふぁっ、このチンポ、いいっ……いいよぉ、んっ、ふっ……これっ、んふぅ……」
- 中年の肉竿をしゃぶり回しながら、ちひろはショーツの隙間から指を入れ、肉裂をかき回す。内側は既に濡れていて、指に愛液が絡みついてきた。ヨシキに弄られた時でもこんなに濡れたことはなかった。
- (はぅぅ……ごめん、ごめんね、ヨシキ……でも、私、もぅ、止まらないの……)
- 「ちひろちゃん、おじさんのチンポ、そんなに美味しいかい?」
- 「んむっ……く、ふぅっ……ちゅっ、るろっ……あむっ、んむっ……」
- 男のモノをしゃぶりながら、ちひろはこくりと頷く。肉裂からは淫液が指を伝って滴り落ちている。この極太の肉棒で口の中を一杯にしたい。恋人の肉棒では味わったことのない、充足感を味わいたい。もう自分で自分を抑えきれなかった。
- (ごめん、ヨシキっ……こんなデカいチンポしゃぶってたら……私、ガマンできないっ!)
- そしてちひろは、さらに深く牡棒を深くまで頬ほお張ばり、口内粘膜全体でしごき立て始めた。
- 「うっわ、ちひろ……すごっ、やるじゃん♪」
- 「んふっ……ふぐっ、じゅぽ、かぽっ……るぽっ……しゅごっ、ふぅっ、ふぅっ……このチンポっ、しゅごっ……じゅぽっ」
- 友人の驚いたような、からかうような声を聞きながら、ちひろは夢中で牡勃起をしゃぶる。やはり中年男の肉棒は口の中に入りきらず、少し苦しいくらいだ。それでも、粘膜を極太の肉棒にぐちゅぐちゅと犯される快楽を味わおうと、より深くまで咥え込み、疼く下半身を指でかき回す。
- [image file=../image/i053.jpg]
- 「くっ……うぅ、ちひろちゃんっ、すごいよ……そんなしゃぶられたら……っ、えりちゃんより上手かもしれないね」
- 「ちょっと、ひどいんですけどー? うちだっていつもあれくらいやってるじゃん?」
- 腰をひくつかせる男の言葉に、えりは抗議の声を上げるが、ちひろはもうほとんど聞いていない。口の中の空気を抜いて粘膜を密着させ、唾液音を立てて引きずり出しては、またじゅるるるっと吸い込んでいく。牝穴からは、いつもより濁った粘度の高い液体がこぼれ出していた。
- 「うっわ、ちひろ……本気汁出てるじゃん、すごっ……」
- 「んっ……うんっ、だって、このチンポ……すごいからっ、あむっ……私、ちゅぷっ、盛り上がってきちゃった……はぷっ、るろっ……じゅるっ」
- ちひろはもごもごと答えながらディープスロートを続ける。
- (んっ……このチンポすごいっ、しゃぶってたら……口の中、もうぐちゅぐちゅなんですけどっ……ふぁ、これ、もうヤってるみたい……っ!)
- まるで性交のような興奮を覚え、ちひろの頭からヨシキの存在も薄れていく。もっと深くまでこの肉棒を味わいたい、もっと口の中をかき回されたい。欲望に煽られ、たがの外れたちひろは激しく牡棒をしゃぶり込んでいく。
- 「んぽっ……ぐぽっ、はぶっ、じゅるっ……かぽっ、ふぐっ、んふっ……ふぐっ、んふぅっ……チンポぉ……こんなに大きいチンポぉ……んむぅっ……はぽっ、ちゅぽっ」
- 「うっ、すごいよ……ちひろちゃんっ、それっ、いいよ」
- (ふぁぁっ、このチンポ、マジでやばっ……はぁぁ、私の口っ、犯されてるんですけどっ……ぐちゅぐちゅしてっ、はぁぁっ……これ、私、もっ……)
- 男の上ずった声を聞きながら、ちひろはがぽがぽと音を立てて牡棒をしゃぶる。反り返った牡竿が口内粘膜を様々な角度に抉り、かき回し、酸欠と興奮にちひろはどんどん高まっていった。
- 「ちょっ……ちひろ、マジでうちよりすごいんですけど……うち、そんなすごいフェラしたことない……」
- 「あぁ、いいよ……ちひろちゃん、おじさん、もうイっちゃうよ……」
- 中年男が切羽詰まったような声を上げ、腰をかくつかせる。肉棒がちひろの口の中でひくつき始めた。
- 「んぶっ……い、いいよっ……がぽっ、るぽっ、ぬぽっ……じゅるっ、じゅぽっ……イっへ、らひてっ……んぽっ、ぬぽっ……」
- 男の射精の予兆を感じ、ちひろの牝欲に火が灯る。より深く、喉奥深くまで肉棒を呑み込み、がむしゃらに顔を振り立て、口内粘膜を擦りつける。
- (やばいっ、やばいっ……精液欲しいっ、私、このおじさんの極太チンポしゃぶるだけでイっちゃいそうなんだけど……!)
- 「あぁっ、ちひろちゃん……っ、おじさん、もうイっちゃうよ!」
- ちひろの激しいフェラに煽られたのか、男ががくがくと腰を浮かせ、口内深くまで牡棒をねじ込んでくる。射精直前の張り詰めた肉棒が喉奥にごつっ、とぶつかった瞬間。
- 「んぐふぅぅぅぅぅぅううううううっ!」
- とうとうちひろは絶頂に達し、男の牡竿を咥えたまま、くぐもったイキ声を上げた。
- 「おじさんもイクよっ! ちひろちゃんの口の中に出すよっ! っぐぅぅうううっ! ふぐっ……んんんんっ!」
- うめき声を上げた男の肉棒が、ちひろの口の中でびきっと張り詰め、牡液を噴き出す。
- 「んんんんぅぅぅぅぅっ! ふぐっ、ふぅぅぅ、いっぱい出てっ……んむぅぅぅぅっ! げふっ……ぐふっ……ぅぅぅっ、くふっ……ふぅぅぅっ……!」
- 喉イキの最中に濃い牡液を浴びせられ、ちひろはせき込みながらもさらに激しい絶頂を味わう。彼氏の口内射精では経験したことのない快楽に、肉穴からはトロトロと本気汁がこぼれ落ちた。
- (んぁぁぁああっ、これっ……しゅごっ、精液、どぴゅどぴゅ出て……めちゃくちゃ濃ゆっ……ふぁぁぁぁ)
- [image file=../image/i057.jpg]
- 喉の奥にへばりつくような、熱く、粘度が高く、強烈な牡臭。今まで味わったことのない濃い牡のエキスを、ちひろは必死で飲み下していく。
- 「ちひろちゃん、そんな飲んだら……おじさん、まだ出ちゃうよっ、はぁっ、はぁっ」
- 「ちひろ、フェラすご……♪ やるじゃん♪」
- 「んぐっ……んくっ、ふあっ……っちゅううぅ、んくっ、っじゅぅぅぅっ……んぐっ」
- えりの感心したような声をぼんやりと聞きながら、ちひろは喉を鳴らして牡液を飲み下す。身体が熱くなるような、腹の奥にこもるような、牡のエキスを本能的に身体の中に取り込んでいった。やがて。
- 「んはぁぁぁ……はぁ……はぁ……はぁぁ……ふぅぅぅ……っちゅぽん」
- 男の射精が弱まり、ちひろは柔らかくなったペニスを吐き出し、満足の溜息を吐く。飲みきれなかった白濁が、口からとろりとこぼれおちた。
- 「はぁ……はぁ……、飲んじゃった……んくっ」
- まだ喉の奥に白濁がこびりついているような気がする。唾液と一緒にそれを飲み込んだ。
- 「で? で? どうだった? おじさまのチンポ……よかったっしょ?」
- 「えっ……? ぁ、ぁ……う、うん……」
- 「まさかちひろがこんなにエッチだったなんてねぇ……ちょっと見直したぞー」
- 「うぅ……それは……」
- 味見だけのはずだったのに、まさかこんなことまでしてしまうとは。自分自身、こんな大胆なフェラを出来ることも知らなかった。中年男のペニスに煽られて気が付けばこんなことをしてしまっていた。ヨシキにだってここまでしてあげたことはないのに。
- (うぅ……やりすぎちゃったかなぁ、私……こんなキャラじゃないのに……)
- ちひろが一人悩んでいた時。
- 「……んふふー、でもぉ、ちひろのフェラ見て、うちも盛り上がってきちゃったかなぁ……ねぇねぇ、おじさまぁ……」
- えりが中年男にしなだれかかるように抱きつく。
- 「……もう一回しない? 二回戦はタダでいいからさぁ……」
- 「しょうがないなぁ、えりちゃんは……まあ、今日はおじさんも溜め込んできたからまだ出来るからね」
- 「えへへー、おじさま、好き……っ」
- えりは中年男のたるんだ身体を撫で回し始める。
- 「こらこら、えりちゃん、そんなにお腹を触らないで」
- 「…………」
- そんな中、ちひろは二回戦を始める二人をぼんやりと見つめていた。本番はしなかったとはいえ、彼氏への罪悪感はやはり残っている。その一方で、口の中には中年ペニスの存在感、喉にはへばりつくようなような精液の濃さも残っている。股の奥では熱を持つような妙な高揚感を覚えていた。
- 「……はぁぁぁぁ、すっきりしたぁぁぁ……!」
- ラブホテルを出て男と別れた帰り道、えりは大きく伸びをする。
- 「…………ん」
- しかし、ちひろは未だにスッキリしないまま曖あい昧まいに答える。あれからえりと中年男が二回戦をこなしている間、ちひろはぼんやりと二人の交わりを眺めていた。
- そんなちひろの肩を、えりがばしっと叩く。
- 「ね? うちの言った通り、あのおじさまのチンポ、すごかったでしょ?」
- 「うん、まあ……」
- 確かにあのおじさんのペニスは、えりに聞いていた以上で、彼氏しか知らないちひろにとっては衝撃でさえあった。あんなに興奮したのも初めてだった。それでも、一度興奮が冷めてみると、再び彼氏への罪悪感が湧き起こってくる。
- 「今日はいい経験になったじゃん。お小遣いもらえたし」
- 「そりゃそうだけどさ……」
- 事実、ちひろの財布の中にはおじさんからもらったお小遣いがある。フェラをしただけでこんなにもらっていいのか、というぐらい。お金をもらったことがまた、ちひろの罪悪感を煽った。
- 「で、どう? ちひろもパパ作ってみない?」
- 「えーと、私はいいや……やっぱりこういうの、無理っぽい」
- ちひろはもごもご答える。やはり浮気は出来ない。えりみたいにたくさんの経験があれば別なんだろうけど、今の彼氏と付き合うのに精一杯で、もう一人の男性と関係を持つ気になんてなれないのだ。
- 「ん、わかった! じゃあ、また今度したくなったら言ってよ」
- ちひろの返事に、えりは気を悪くした様子もない。第一、えりにとってはただの経験だから浮気という考えもないのだ。そんなえりのあけすけさが羨ましくもあった。
- 「何だよぉ、もう済んだことなんだから気にすんなってば。お小遣いもらったんだから彼氏におごってあげてそれで罪滅ぼししよ」
- 「いいのかな、それで……」
- 「いいんだって。ヨシキくん、欲しいものあるんじゃない?」
- (そういえば……)
- この前、新しいスニーカーが欲しいとか言っていた気がする。確かにあれを買ってあげれば喜んでくれるだろう。彼の無邪気な笑顔が罪悪感を拭い去り、早くもちひろの心が浮き立つ。
- 「うん……うん、だよね……! そうだよねっ」
- 仮にも彼氏を裏切ってしまった得たお金でおごるなんてちょっとひどいけど、彼氏が喜んでくれればそれでいいのだ。
- 「そうそう! じゃ、とりあえずごはん食べに行こっ」
- 「あ、私、駅前のイタリアンがいいな!」
- いつもはえりがちひろのお財布具合に合わせてハンバーガーだけど、今日は何でも好きなものが食べられる。今までにない高揚感にちひろの足取りも軽くなり、店に到着する頃には罪悪感はとうになくなっていた。
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- 数日後の放課後──。
- 「……で、あれどうだった? サイズ合ってた?」
- 「おお、ぴったりだった。おとといからずっと履いてる。サンキューな」
- 「ん……よかった」
- ちひろはヨシキと教室に残ってだらだらと喋っていた。
- あの日は、えりと贅沢なご飯を食べてから、一緒にヨシキのスニーカーを買い、翌日学校でプレゼントした。彼氏がとても喜んでくれたことで、ちひろの罪悪感も薄れたものの、それがまた抜けないとげのような罪悪感を残していて、時々やり取りがぎこちなくなってしまう。
- 「よく俺のサイズ覚えてたな。そんなこと言ったっけ?」
- 「この前スニーカー見てる時言ってたじゃん。ちょうどいいサイズのがないって」
- 「そっかー、ちひろは記憶力いいなー!」
- 言ってヨシキががばっと抱きついてくる。机に腰掛けていたちひろは受け身も取れず押し倒されてしまった。
- 「こらぁ、ヨシキってばぁ……もぅ、危ないでしょ?」
- 「だってちひろが可愛すぎるからさー、このこの可愛いやつめ」
- 「きゃっ……やっ、きゃはは、やだってばぁ……! こらぁっ! やぁっ!」
- ヨシキにくすぐられ、ちひろは思わず笑い声を上げ、机の上でぱたぱたと暴れる。
- 恋人の手は首筋からわき、捲り上げたブラウスの裾から腹などを擦る。いつの間にかその手つきはどんどん大胆になり、ちひろの胸をまさぐっていた。
- 「あっ、やっ……こらぁ、だめだってばぁ……ヨシキのエッチぃ」
- ちひろが思わずその手を押さえた時、ヨシキの物欲しそうな目が見つめてきていた。
- 「なぁ……ちひろ、いいだろ? もうみんな帰ったしさ」
- 「え、でも……だめだってば、学校なんかでさ……」
- いつもはヨシキの家でしていて、学校でしたことは一度もない。いつかは学校で迫られる時もあるかと思っていたけれども、まさか今来るなんて。しかし。
- 「……だめか?」
- (うぅ……この目に弱いんだよね……)
- ヨシキの無邪気に求めてくる視線に、ちひろの胸が締めつけられる。それに、確かにおじさんとは違うかもしれないが、ヨシキとセックスをしたくないわけではないのだ。
- 沈黙。校舎の外からは運動部のかけ声が微かすかに聞こえてくる。
- 「…………いいよ、ゴムつけてくれるなら」
- ちひろは顔を背けてぼそりと答える。ヨシキの無邪気さにほだされたのもあるが、やはり最後に受け入れたのは罪悪感によるものが大きかった。
- 「ヨシキはじっとしててね……んっ、っちゅぅぅ……」
- 「わっ、ちょっ、ちひろ……っ? んむっ」
- ちひろは椅子に腰かけたヨシキの膝にまたがり、戸惑う恋人にキスを浴びせていく。よく考えたらこれは罪滅ぼしの機会だ。出来るだけ尽くしてあげたかった。
- 「んっ、ちゅっ……今日は私がしてあげるからね……ちゅっ、っちゅぅぅぅ……」
- 「うっわ、あっ……ちひろ、それやばっ」
- (ふふっ……こういうところは可愛いんだよね)
- ヨシキの反応を見ながら、口、頬、肩に口を押しつけ、音を立てて吸いついていく。いつもは自分がされるばかりだから、新鮮な反応だった。そして、キスを続けながら、ヨシキの制服のチャックを下ろし、既に勃起したペニスを引きずり出す。
- 「……うぁっ? ちひろ……マジでどうしたんだよっ?」
- 「ちゅっ、ヨシキ……こういうのもしてほしかったんでしょ?」
- 言いながらちひろは、ヨシキの勃起をごしごしと擦り立てる。そのたびに若竿がヒクヒクと脈動した。
- 「ちょっ……ちひろっ、やばいって……うぁっ」
- (んー、やっぱりあのおじさんのに比べると……ちょっと小ぶりかなぁ……)
- いけないとは思いつつも、どうしてもあの中年男の肉棒と比べてしまう。ヨシキのモノは握っても指が届くくらいの太さだし、形もあまり隆起がなく、扱いやすい感じだ。
- 「ふふっヨシキってば……おちんちん、もうこんなにしてるじゃん」
- 「うぅぅ……それっ、マジでやばいっ……ちひろがそんなしてくれるなんてっ」
- 「ちゅっ、っちゅぅぅぅ……! んっ、もっとしてあげるね……こうやってぇ……」
- 恋人の首筋にキスを浴びせ、吸いつきながら、ちひろはその肉棒をしごき立てる。先端から少しずつ染み出してきた粘液が手に絡みつき、くちゅくちゅと音を立てた。
- 「ちひろっ、もうやばいっ、それ以上したら出ちゃうから……入れさせて……っ」
- 「もぅ、我慢できないんだからぁ、しょうがないなぁ……じゃ、私がゴムつけてあげる」
- 恋人の切羽詰まった声に苦笑するちひろ。やっぱり若いうちはあのおじさんのようにはいかないのだろう。あらかじめ用意しておいたゴムを取り出し、すばやく装着してやった。
- 「ちょっ……今日のちひろエロすぎっ、どうしちゃったんだよ?」
- 「えっ、そ、そうかな? ふ、普通だよ……これくらい」
- 恋人の言葉にあたふたするちひろ。さすがにこれはやりすぎだろうか。いくら鈍感なヨシキでも何か気づいてしまうかもしれない。あまりサービス過剰になりすぎないよう心に留めておく。
- 「そ、それじゃ、後はヨシキに任せるから」
- スカートに手を入れ、ショーツを抜き取ったちひろは、机に仰向けになって脚を広げ、彼氏を待ち受ける姿勢になる。
- 「へへへっ、今日もたっぷり気持ち良くしてやるからなっ」
- ちひろの本心も知らず、いつも彼女を感じさせていると思っているヨシキは嬉しそうにちひろの脚の間に立つ。そして、ゴムを装着した牡棒で、ちひろの肉裂の中をくちゅくちゅと探っていたかと思うと、ずぶっ、と突き立てた。
- 「んぅぅぅ……! あぁっ、ヨシキのっ……入ってきたぁ……」
- 膣穴をかき分けて入ってくる勃起の感触に、ちひろは息を喘がせる。実際はそんなに声を上げるほどでもないのだが、恋人と大事な場所でつながる感覚はやはり特別なものだ。性欲とは違う充実感、高揚感にちひろの胸が高鳴る。
- やがてヨシキの牡棒がちひろの中に根本まで埋まる。
- 「んっ……ぁ、あぁっ……ヨシキの、私の中でびくびくしてっ……すごいよ」
- 膣内に詰まった肉棒を、ちひろはじっくりと味わう。サイズ的にそれほどきつくはないから、内側から押し広げられる感覚も弱いし、それに、自分の中はまだ奥行きがあるのだ。それでも彼氏の脈動を感じることは出来た。
- 「はぁ、ちひろの中……あったかくて、締めつけてきて……ゴムつけててもやばっ」
- 「もぅ……ヨシキってばぁ、早く動いてっ」
- 正直、せっかく恋人とつながるのだからもっと密着感がほしいけれども、今はヨシキに喜んでもらうのが一番だ。彼を促すように、ちひろは腰をくねらせる。
- 「うぁっ、それ、やばっ…………う、動くぞっ」
- ヨシキがゆっくりと腰を振り始める。机に仰向けになったちひろの膝を押さえつけ、ゆっくりと肉棒を前後させる。
- 「んぁぁっ……んっ、……ヨシキのおちんちん……私の中、ぐりぐりしてるぅ……」
- 恋人を喜ばせるため、ちひろは鼻にかかった声を上げる。それに、あの中年男の張り出した肉傘ほどではないけれども、膣襞をずりずりと擦りつけられる快感はそれなりに得られる。
- 「んっ……んっ、気持ちいいよぉ……ヨシキのおちんちん、ふぁっ……あぁぁっ……」
- 「お、おお……俺も気持ちいいっ、ちひろの中、やばっ……」
- (やっぱりこれくらい声出してあげた方がいいよね……感じないわけじゃないし……)
- 彼氏を喜ばせながらも、頭の中の別の場所では先日味わった中年ペニスを思い浮かべてしまっていた。あのゴツゴツしたモノでアソコを抉られたらどんな感じなのだろう。そんなことを考えながら喘ぎ声を上げていると。
- 「はぁ……はぁっ……ちひろのマンコ、締めつけてきて、めちゃくちゃ気持ちいいっ……俺……もっ、やばいんだけどっ」
- 「えっ? えぇっ? ちょっ……早──ぁ……うんっ、私もいいよっ……! 感じるよぉ……! あっ……あぁんっ」
- ヨシキの高まった声に我に返ったちひろは、それに応えて甘えた声を上げる。ようやくほぐれてきたところだったのに、余りにも早くてうっかり素に戻ってしまった。
- 「んぅぅっ……いいよ、ヨシキぃ! 私もイっちゃう……イっちゃうよぉ!」
- 「あぁっ、ちひろっ……ちひろっ……俺もっ、俺もイクっ」
- クライマックスに向け、ヨシキはがむしゃらに腰を振り始める。ちひろの腰を掴み、机をガタガタ揺らすほど激しく腰を叩きつけてきた。
- 「あんっ……激しっ、んぅっ……激しいっ、んぁっ……あぁっ、それっ、すごいよ、ヨシキ……イって! イってぇ! 私もっ……んぅっ……」
- 膣内を若竿が出入りし、未成長な肉傘が膣穴をぐぽぐぽと抉る。快感はほとんどないけれども、恋人が自分の中で射精しようと必死で腰を振る姿に、ちひろも一体感とともに高まっていく。
- 「はぁっ……はぁっ、ちひろのマンコ締めつけ、すごっ……俺、もう出るっ」
- 「いいよっ、出してっ……出してっ! 私の中でイってぇ!」
- ヨシキの仕草に合わせ、ちひろも大げさに身体を逸らし、ひくつかせる。いつもより演技過剰になっているとは思いつつも、彼氏にそんなことを感じる余裕はないようだ。
- 「ぐ……イクっ! 出すぞ、ちひろっ」
- うめき声を上げたヨシキは腰をぶるぶると震わせる。ちひろの膣内に押し込まれた若竿がびくっと跳ねた。
- 「あっ、あぁぁぁ……イクっ、イクぅぅぅううううっ!」
- 恋人の射精に合わせちひろもイキ声を装い、身体を震わせる。ゴム付きの肉棒がぶくっ、ぶくっ、と脈動を繰り返し、そのたびに断続的な射精が起きているのを感じた。
- 「はぁ……はぁぁ、ちひろのマンコやばすぎっ、搾られるっ……ぅぅぅ」
- 「はぁぁ、気持ちいいよ……ヨシキ、私もっ、ぁっ……イってるぅ……」
- 演技半分、思いやり半分でちひろは喘ぎ声を上げる。彼氏が自分の身体で気持ち良くなってくれる喜びまでなくなったわけではなかったが。
- (やっぱり、薄いよね、いろいろ。あのおじさんの時はもっとすごかったし……)
- 先日、口の中で味わった中年男の射精を思い出すちひろ。あの時はもっと肉棒がびきびきと張り詰め、口の中で熱いものが爆発するような勢いだった。量もケタ違いだった。
- うめき声を上げるヨシキの射精の脈動は次第に弱まっていき、やがて膣内で柔らかくなる。
- 「はぁ……はぁ……ちひろのマンコ、マジで気持ちいいな、ゴムつけてても全然保たないんだけど……」
- 射精を終えたヨシキが腰を引き、柔らかくなったペニスを抜く。だらりと垂れたペニスの先端には白濁が溜まっていた。
- 「ん……私も気持ち良かったよ……ヨシキ……」
- やはりあのおじさんと比べると見るからに量が少ない。彼氏が自分で絶頂を迎えてくれた充実感に微ほほ笑えみながらも、腹の奥には満たされないもどかしさが残っていた。
- 「どしたの、ちひろー」
- 「んー……何でもなーい……」
- その後、ちひろはいつものバーガーショップでえりとだべっていた。テーブルに突っ伏したまま、えりと話していても、ついつい返事がおろそかになってしまう。
- 「もうヨシキくんと仲直りしたんでしょ? せっかく靴買ってあげたのに」
- 「だから元々ケンカしてないっ」
- ちひろはがばっと身体を起こす。ケンカなどしていないのだ。ただ彼氏への罪滅ぼしにプレゼントをしただけで、ちひろの心の問題はもう解決したはずなのだが。
- 「じゃあ、他に何があるんだよぉ? ヨシキくん以外にないでしょ」
- 「ま、その通りなんだけどさ……」
- 「ほらぁ、やっぱりじゃん……うちに話してみ? どや? どや?」
- ポテトフライでほっぺたを突かれて、ちひろは思わず笑ってしまう。えりのこういう好奇心にはどうしても弱いのだ。
- そして結局、ちひろは全部を話してしまった。今日もヨシキに求められてセックスをしたこと、罪悪感からサービス過剰になったけれどもヨシキが喜んでくれたこと、ヨシキとのセックスは嫌ではないが消化不良な感じが残っていること、ヨシキが喜ぶほど温度差を感じてしまうこと。
- 「……と、いうわけなんだけどさー……もー、ムラムラしておかしくなりそう!」
- ちひろは突っ伏して足をばたつかせる。もうどうしていいかわからなかった。
- 「ちひろもさー、やっぱりパパ作った方がいいよ。パパ活しようよ、パパ活」
- 「何それ……」
- がっくり来たちひろに、えりは得意げに腕を組む。
- 「パパを作る活動! だからパパ活!」
- 「だからさー、私、そういうつもりないから……パパとか」
- ちひろも『パパ』という存在がどういうものかは知っているが、とてもそんなものを作るつもりにはなれなかった。そんなちひろにえりが畳みかける。
- 「だって、ヨシキくんとしても気持ち良くないんでしょ? だったらそのストレスはパパで解消するしかないでしょ。それですっきりしたらヨシキくんに尽くしてあげればいいじゃん。この前みたいにお小遣いも使ってあげてさ」
- 「えー、それって、なんかなー……」
- ヨシキを裏切るようなことはもうしたくない。ちひろはもごもごと答えるが、えりがぐいっと身を乗り出してくる。
- 「あのねぇ、恋愛は恋愛、性欲は性欲っ! 第一、ちひろはムラムラしたままでいいの?」
- 「それは…………よくない」
- えりのあけすけな言葉にちひろは正直に答えてしまう。やっぱり友人は誤魔化せない。それに、セックスの快楽に対する欲求をもう抑えきれなかった。一度あれを味わっているだけになおさらだ。
- 「じゃあさ、とりあえずムラムラ解消しちゃわない? うちのパパと本番してみなよ。で、気持ちよかったらパパ活すればいいじゃん!」
- 「うー……でも……」
- えりの口車に乗せられているのを感じながらも、慢性的な欲求不満はいよいよ募るばかりだ。とにかく今はこのムラムラを解消したい。そしてとうとう。
- 「わかった……とりあえず、一回だけ……」
- 「ん、よろしい! じゃあ、今からおじさま呼ぶからねー」
- えりはスマホを取り出し何やら弄っている。そしてしばらくすると満足げに頷いた。
- 「今夜時間取れるって。前と同じ場所だからもうちょっとしたら出よ」
- 「ん……わかった」
- 鼓動が速くなっていくのを感じながら、ちひろはこくりと頷く。また彼氏を裏切ってしまう緊張よりも、これからまたあれをまた味わえるのかという高揚感に胸が高鳴っていた。
- そして夕刻──。
- ちひろは、えりと前回の中年男性の三人でラブホテルの一室にいた。
- 「じゃ、今日はちひろが先だからね。あんまり経験ないんだから無茶しないように」
- 「それはわかったけど、いいのかい?」
- 「大丈夫、ちひろもしたいって言ってるから。それでお小遣いだけど、ちひろにもうちと同じだけちょうだいね。ゴムならこれで………え? ナマかー……」
- 「…………」
- ベッドに腰掛けたちひろは、えりが指を立ててパパと何やら交渉しているのをぼんやり見つめていた。
- 「ちひろ、今日はナマでだいじょぶ?」
- 「うえっ? あっ、うん……だいじょぶ……だと思う」
- 突然えりに声をかけられ、ちひろは反射的に答えてしまった。さっきヨシキとする時にはゴムをつけさせたけれども、後始末が面倒だっただけだ。というより、そんなことは考えてもいなかった。もう中年男とのセックスに対する緊張と興奮で舞い上がっている。
- 「はーい、お待たせー」
- やがて、えりが男の手を引いてベッドに連れてくる。
- 「事情は聞いたよ。よろしくね、ちひろちゃん」
- 男の言葉にこくりと頷くちひろ。緊張よりも高揚感で心臓がばくばくなっていた。フェラではなく、この男とセックスをするのだ。
- 「はーい、じゃあぬぎぬぎしましょうねー。ちひろも脱いで脱いでっ、今日はおじさま時間ないみたいだからっ」
- 言いながら、えりは男とベッドに乗り、彼の服を脱がせていく。
- 「うん……」
- ちひろももじもじと服を脱いでいくが。
- 「ちょっと、パパったら、元気ないじゃん……! いつもなら即ハメなのにぃ!」
- 「ご、ごめんね、えりちゃん……おじさん、最近仕事忙しくて……今日も本当は残業しなきゃいけなくてね……すぐ元気になるから」
- 言い訳がましい男のペニスは確かにだらりと垂れ下がったままだった。それだけでもちひろにとってはすごいサイズなのだが。
- 「もぉ! これじゃ出来ないじゃん! せっかくちひろが楽しみにしてたのに!」
- 「えっ、楽しみって……その……まあ……」
- そう言われると淫乱みたいで気が引けるが、それでもすぐ出来ないとなるとやはり気落ちしてしまう。しょんぼりしてしまいそうになった時。
- 「もぉ、しょうがないなぁ……いいよ、うちがおじさまを元気にするから。ちひろはちょっと待っててね」
- えりは中年男の元気のないペニスを握り、そっと愛撫を始める。
- 「んふふぅ……おじさまのチンポ、早く元気出して……お疲れのおじさまにはぁ……うちがこうしてあげる……っ」
- えりは甘えた声で男の竿を掴み、握力をかけないようそっと撫でしごいたり、指でむにゅむにゅと揉み込んだり、ゆっくりとマッサージを続ける。
- 「うん……いいよ、えりちゃん。やっぱり上手だね」
- 男が微かすかに息を荒らげる。同時に下半身も反応し、えりの手の中でペニスがむく、むく、と脈動しながら膨れ上がり始めた。先ほどまで元気のなかったペニスは半分程度にまで勃起した。
- 「あはっ……おじさま、素敵ぃ……もっと元気になって……! んっ……ちゅぅぅっ……れるっ……ちゅっ……ちゅぅっ……!」
- 半勃起を掴んだえりは亀頭を優しく撫で回し、竿に舌を這わせていく。裏筋に舌先をつけ、ずるっ、ずるっ、と舐め上げた。
- 「んふふっ、れるっ……ろう? おじひゃま、チンポ……元気になってきたれひょ?」
- 「ああ、えりちゃんに舐められておじさん元気になってきちゃったよ……」
- 男のモノは、えりの手の中でびき、びき、と張り詰めていく。えりの手にマッサージされた刺激もあってか、亀頭もぱんぱんに膨れ上がってきた。
- 「あはっ……れるっ、れろっ……もうちょっとだから、我慢しててね、ちひろ……でも、このおチンポ……まだおっきくなるんだぞぉ……」
- 男の肉棒に舌を這わせながら、えりがうろんげな目を向けてくる。
- 「う、うん……もうすごいんだけど……」
- ちひろは目を丸くして、男のペニスが勃起していく様を見つめていた。これからあれが入ってくるのだと思うと、待ち遠しいような、怖いような。
- 「んっ、ふぅんっ……おじさま……気持ちよくなって……んんっ……早くチンポビンビンに勃起させて……あむっ」
- えりが牡棒を横からぱくりと咥え、ずる、ずる、と唇で擦り始めた。同時に赤黒く腫れ上がった亀頭に手の平を擦りつける。
- (うっわ、すごっ……えり、あんなことして……っていうか、あのチンポすごすぎでしょっ……あれ、入ってくると思ったら、私もっ……)
- えりが中年勃起を舐め回す姿に、ちひろも興奮が抑えられなくなる。気づくとショーツに手を入れ、自身の秘部を弄り回していた。
- 「ほら、おじさまぁ……ちひろも我慢出来なくなっちゃったみたいだよぉ……れるっ、はむっ……もーっと元気になって……?」
- えりはわざと音を立てながらねるねる舌を絡める。根本から先まで丹念に舐め回すと、中年男の勃起はさらに力を増していく。竿に青筋が浮かび、ばきっ、と反り返っていった。
- (うっわ、やっぱすごっ……あのチンポ、早く、早く欲しいよぉ……!)
- 今やえりの唾液まみれになった牡棒を見つめ、ちひろは肉穴を激しく指でかき回していた。早くも高まった女壺からはトロトロと淫蜜が溢れ出してきている。
- [image file=../image/i078-079.jpg]
- 「あぁっ、えりちゃんも、ちひろちゃんも、どっちもエッチだよ……二人のエッチな姿見てたら……っ、おじさん、もう元気いっぱいだよ!」
- 「はむっ……ちゅるっ……きたきたぁ……おじさまのチンポ……すっごく元気になってるぅ……んふぅ……はむっ、れるっ……」
- 声を上ずらせる男の竿を唇で擦りながら、肉傘を撫で回すえり。先端の割れ口からカウパーが染み出し、手の平でにちゅにちゅと音を立てた。
- 「はぁっ……はぁっ、えりちゃん、おじさん、そろそろいいよ……!」
- 中年男のペニスは今や完全に力を取り戻していた。腹につきそうなくらいに反り返った肉竿には血管が浮き出し、亀頭はぱんぱんにエラが張り出している。先端からは貪欲な獣が涎を垂らすようにカウパーを染み出させていた。
- 「んふふー、はい、準備完了♪ ちひろも準備出来てるでしょ?」
- えりが牡棒の重さを確かめるように手の平に乗せる。そのずっしりとした重量感に、ちひろは唾を飲み込み、こくりと頷くのだった。
- そして──。
- 「じゃ、ちひろ……準備はいい?」
- 「…………」
- ベッドに横たわったちひろがこくりと頷くと、後ろでえりがそっと脚を広げる。
- 「ちひろはおじさまみたいなデカチン未経験だから、最初はゆっくりね?」
- 「わかってるよ、優しくしてあげるね」
- 男は自身の肉棒をしごいて硬さを増し、ちひろの脚の間へとにじり寄ってくる。
- (うっわ……あれが入ってくるんだ……すごっ……)
- そそり立ちカウパーをだらだらと垂れ流す牡棒に、ちひろも息が荒くなっていた。身体の奥が熱くなるのを感じ、自ら開いた肉裂からはとろりと愛液が滴り落ちる。
- 「それじゃ、まずは馴染ませようね」
- 男は肉竿をちひろの割れ目に押しつけ、ずりっ、ずりっ、と前後させる。
- 「んっ……やっ、ひゃっ……そんな、擦ったらぁ……うそっ……」
- 硬く反り返った牡竿が割れ目を前後し、ちひろは熱い息を吐き出す。すぐそばに愛液にまみれた、たくましいペニスが動いている。それだけで膣奥が熱く疼いた。
- 「はっ……はっ……そ、そのっ……これっ、もういいからっ……」
- 思わず声を上げていた。少し怖いのに、下半身は早く肉棒を味わいたくて、じゅく、じゅく、と愛液をこぼしてしまう。
- 「あはっ、ちひろももう我慢出来ないって……おじさま、入れてあげてっ」
- 「じゃ、入れるよ……ちひろちゃん」
- 中年男が肉棒を掴み、ちひろの熱くとろけた膣穴に先端をあてがい、ぐっと押し込んだ。先端がみちっ、と膣口を押し広げて侵入する。
- 「んっ……んぁぁぁぁぁああっ? は、入っ……んひぃぃぃいいいいいっ!」
- 膣洞をぐいぐい割り入ってくる感覚に、ちひろは声を上げる。今まで味わったことのない強烈な異物感だった。
- 「ああああああっ! ちょっ……お、おっきすぎ、こ、これっ……はぅぅぅっ……!」
- 「んふふっ、このおチンポ、すごいでしょっ……ほら、ちひろの中に、入っちゃうぞぉぉ……ずぷ、ずぷって♪」
- (うそ……うそぉ! ホントに……私の中、入ってきちゃっ……これっ、すごすぎっ)
- ちひろは、信じられない思いで自身の中に牡勃起が埋まっていく様を眺める。膣内に押し入ってくる感覚と相まって、息苦しささえ覚える。
- 「大丈夫かい? ちひろちゃん……」
- 「はひっ……はひっ……」
- 男の心配そうな声に、ちひろはこくこく頷く。初めての感覚に頭が真っ白になりかけていた。その間にも、硬く張り詰めた肉棒が、ず、ず、と膣洞を押し広げて侵入してくる。
- やがて、肉洞が苦しげにすべてを呑み込み、先端が膣奥に触れた。
- 「んっ……んぅぅうううううううっ!」
- 軽く絶頂に達してしまったちひろの膝がかくかく震える。ぷしっ、と潮まで吹いてしまった。
- (な、何これっ……い、今イっちゃったの? 私……ウソでしょっ……? こんなおじさんのチンポで……イっちゃったの……?)
- 挿入だけでイってしまう初めての感覚に、ちひろは目を白黒させる。未体験の快楽に頭がついていかない。
- 「どう? おじさまのチンポ、すごいっしょ?」
- 「う、うん……っ、これ、すごい……っ、私の中、いっぱいになって……」
- 根本まで埋まった牡棒を、ちひろは信じられない思いで見つめる。本当にあの極太が自分の中に入っているのだ。膣内もぎちぎちと押し広げられ、男の脈動が感じられる。想像以上の圧迫感だった。
- 「おじさんもちひろちゃんの中、きつくて気持ちいいよ」
- 「ちょっと! それじゃうちがユルいみたいじゃんっ! おじさまがうちのアソコ広げたんでしょ!」
- 「ははっ、ごめんごめん……えりちゃんもおじさんのサイズにぴったりで気持ちいいよ」
- 「もぅ……ちひろのアソコに夢中になっちゃってぇ……いいよ、おじさま……ちひろのここも広げちゃって……!」
- 「えっ……えっ……ちょっと、私、まだ……っ」
- この大きさに慣れていないのに。言い終わる前に男が腰を振り始めた。
- 「あっ、あぁぁっ……や、やめっ……ひぃぃぃっ? んぁぁぁっ……やだっ、これっ……ひっ、すごっ……」
- 牡棒が膣穴をぐちゅ、ずり、とこね広げながら出入りをする。張り出した肉傘が愛液にぬめる膣襞をこそげるように動き、押し込まれた膣奥にとんっ、と触れる。
- [image file=../image/i084-085.jpg]
- 「うあっ……うっ……あああっ……! これっ、ひっ……私のナカ、ゴリゴリしてっ、お腹の奥……叩いてっ……ひんっ」
- 張り出したエラが膣洞をみちみちと擦り、子宮を叩かれるたびに、下半身から快楽が込み上げ、身体がひくついてしまう。ちひろの思考は未知の快感に支配され、恋人の存在は次第にぼやけていった。
- 「はぁっ……はぁっ、おじさんも気持ちいいよ、ちひろちゃんっ、もっとしてあげるね」
- 言いながら男は息も荒く腰を振り立て、ちひろの狭膣を抉る。先ほどのどこか疲れた姿とは別物だ。
- (これっ、マジでやばいんですけどっ……こんなにアソコほじられたらっ、私……あっ、あぁ……何かもう、どうでもよくなってきちゃうっ……)
- 「んふふー、お楽しみですなぁ、ちひろちゃん……」
- えりがちひろの胸をそっと持ち上げ、ゆっくりと撫で回し始めた。
- 「ひゃううっ! やっ、やめっ……こら、え、えりったらっ……あっ! ああっ! 今それ……やめっ……やめてってばぁ!」
- 「んふふっ……どや? ちひろぉ……おじさんのチンポ気持ちええやろ? ええやろ?」
- 冗談めかして下げ卑びた台詞を口にしながら、ちひろの胸を揉みしだくえり。しかしその手つきは同性故ゆえに的確で、ちひろの胸にぞわぞわとしたような快感を与えてくる。
- 「ちょっ、やめっ……んんんっ! き、気持ちいいからぁ……あっ、ああっ! やっ、あぁんっ! えりっ……そんなっ……揉んじゃっ……あっ、はぁんっ!」
- 「でしょでしょ♪ 気持ちいいっしょっ! ちひろもおじさまチンポにハマっちゃうかなぁ? で、どこが一番気持ちいい?」
- 「あっ、うぅ……お腹の奥っ、奥が一番……いいかもっ、触られるとっ……きゅんきゅんしちゃうぅぅ……はぅぅぅっ、だ、だって、そこ触られるの……初めてだからぁっ!」
- えりに胸をこねられ、ちひろは思わず正直に答えてしまう。というより、身体はもう反応を隠してきれていなかった。彼氏ではどうやっても触れられなかった場所に容易に触れてくるのだ。牡棒の先端が子宮口に当たるたびにちひろの腰がかくついた。
- 「んふふ、おじさまぁ……ちひろったら子宮叩かれるのが一番気持ちいいんだって……やっちゃって!」
- 「やっ、ちょっと……えりっ、そんな……っ」
- 「わかった。いくよ、ちひろちゃんっ」
- 男の腰の動きが変わり、ゆっくりと一定のリズムで往復するような抽送から、最奥部をぐいっと押すような動きに変わる。
- 「ひぁぁっ、あぁんっ、やぁぁっ、それっ……そんなお腹の奥っ、押したらぁっ……! わた、私っ……ひんっ……」
- [image file=../image/i088.jpg]
- 触れられるだけで感じてしまうのに、そこをぐいぐいと容赦なく押し上げられる。初めて味わう快楽にも関わらず、牝穴はそれを受け入れるようにこぽこぽと白く濁った粘液を溢れさせ、結合部から肉竿を伝って漏れ出していく。
- 「やだ、ちひろ……もう本気汁出てるじゃん……そんな気持ちいいんだ♪」
- 「だ、だってぇ……これ、マジでやばいってばぁ……ひぃっ、はぅっ……はぁんっ、こんなのっ、初めてだもんっ……やぁぁっ!」
- 肉棒が子宮口をねちねちとなぶられるたびに、ちひろの頭がぐらぐら揺れる。下半身には鈍重な快楽が蓄積していき、何も考えられなくなっていく。
- 「ちひろはエッチだなぁ……彼氏がいるのにこんなに喘いじゃってさぁ、そんなに溜まっちゃってたんだ?」
- 言いながら、えりがちひろの胸を愛撫する。乳房をすくうように揉み上げては、手の平で押し潰すようにこね、こぼれ出した柔肉をまたすくい上げる。
- 「やぁぁっ! えりっ、それだめだってばぁ……胸もされたらっ、私、もぅ……! はぅんっ……ひんっ……!」
- 胸と下半身から同時にやってくる快楽が、早くもちひろの許容量を上回り始める。身体が浮き上がってしまいそうな、逆に沈み込んでしまいそうな、何かの予感が身体を支配していく。
- 「う、うそっ……やだ、こ、これって……もしかしてっ、ひっ……ひんっ……」
- 「ちひろ……もしかして、もうイっちゃいそう?」
- 「はひっ…………はひっ…………」
- 胸をこねられながら耳元で囁かれ、ちひろは必死でこくこく頷く。セックスでイクのは初めてだけれども、牝の本能がそれを理解してしまっていた。早く気持ち良くなりたいと、はやるように身体が高まっていく。
- 「おじさまぁ……ちひろ、もうイっちゃいそうなんだって。最後に思いっきり気持ち良くしてイカせてあげてっ……セックスで初イキなんだよ」
- 「わかった。それじゃイカせてあげるからねっ、ちひろちゃんっ」
- そう言って男が激しい抽送を始めた。ちひろの膝を押さえつけ、膣奥に剛直をねじ込んでは引きずり出し、またねじ込む。
- 「うぁっ……あぁぁぁっ? ひぁっ! あぁっ、ひんっ……っくぅ、ふぁっ……やめっ、そんな子宮っ……どすどすされたらぁっ……!」
- 長いストロークで勢いをつけた剛直が、ちひろの子宮をゴツゴツと叩く。そのたびに、脳味噌を殴られるような快楽に襲われ、ひと突きごとにちひろは昇り詰めていった。
- 「やめっ……あぁっ、そんなされたらっ……イっちゃ……もうイっちゃぅ! はぅっ……はぅんっ……子宮っ、もっ……やばいってばぁ……!」
- 「ちひろ、気持ち良さそうだねぇ、じゃ、うちもイクのお手伝いしてあげるよぉ……ほらほら、このクリちゃんをむきむきしてぇ……」
- えりの指がちひろの股間に伸び、肉裂の端にある敏感な突起をつまんだ。包皮を剥き、立ち上がった肉豆に直接指が触れる。
- 「あっ……あぁんっ! そ、そこっ……らめぇ! やんっ! あっ、ああっ!」
- 鋭えい利りな快楽刺激が駆け上がってきて、ちひろは思わずのけ反る。ただでさえ快楽に苛まれる中、苦痛に近いくらいの刺激に、頭の中に火花がちらつく。
- 「ひゃっ、ひゃあっ! えりっ! らめよぉ! んんんっ! えりっ、やめっ……両ほっ、したら……私っ……ひっ、ひんっ……!」
- 「ほらほら、イっていいんだよぉ……ちひろ、おじさんチンポで初イキしちゃって♪」
- ちひろをあやすように、えりの指が肉芽をくにくにと指で転がす。
- 「ひっ、ひぃぃっ! も、もうやめてぇ! そんなにされたらっ! んはぁぁぁぁっっ!」
- 「ちひろちゃんっ、すごく締めつけきたっ、おじさんもイクよっ……中に出すからねっ!」
- 男も息を荒げ、クライマックスに向けて獣じみた抽送を始める。牡棒がびきびきと張り詰め、さらに硬く反り返っていった。
- (うぁっ、これっ……出すんだっ、私の中に……精液、出す気なんだっ……!)
- 男の射精の気配を感じ、ちひろに絶頂が迫る。この前、口の中に出された濃い精液を注ぎ込まれると思うと、怖いような、待ち遠しいような。膣洞は牡液を搾り出そうとぎゅうぎゅうと収縮する。そして男がごつっ、と剛直をねじ込んだ瞬間。
- 「あひっ……?」
- 目め眩まいするような快楽が脳天を貫いた。
- 「あぁぁぁっぁあっ、イっ、イっ……クぅううううううっ! や、やだっ……何これ、頭っ……私のあそこっ……ぐちゃぐちゃになっちゃう……」
- 初めての絶頂に、ちひろは感極まった声を上げ、腰をかくつかせる。
- 「おじさんもイクよっ、ちひろちゃん、中に出すよっ」
- 「いいよぉ……おじさま、たっぷり、どくどく出しちゃって!」
- えりが男に射精を促すように声をかけた直後、うめき声を上げた男が剛直を押しつける。最奥部で亀頭が弾けるように牡液が迸る。先端から噴き出した白濁がちひろの子宮に浴びせられた。
- 「ひぐっ……ぅぅぅうううっ! あぁぁぁぁっ、熱っ……ぅぅぅぅっ! 私の中っ……なかっ、精液……入ってきてるよぉぉぉぉっ!」
- 今までに味わったことのない濃い牡液に、ちひろはさらに昇り詰める。熱く、濃い、どろどろとねばつく牡液に牝の本能が喜び、膣穴は激しくうねり収縮した。
- 「くぅぅっ……ちひろちゃん、そんな搾ったら……まだ出るよっ」
- 男が腰を震わせ、さらに濃い白濁を注ぎ込んでくる。肉棒がぶくっ、ぶくっ、と力強く脈動するたびに熱液が迸る。
- 「あはっ、おじさま、すごぉ……うちとした時もそんなに出したことないんじゃない? ね、ちひろ……どう? 初セックスでイっちゃった感想は♪」
- 「こ、これっ……やばいよぉ……私のあそこ、おじさんのチンポでめちゃくちゃにされてっ……こんな気持ちいいの初めてっ……」
- ちひろは息も絶え絶えに答えるだけで精一杯だ。大量に注ぎ込まれる精液に子宮が溺れるような快楽に、身体をひくつかせていた。
- ○ ○ ○
- 「んふふー……じゃ、選手交代ね♪ おじさまっ」
- くたりとなってしまったちひろをベッドのすみに寄せ、えりは中年男に尻を向ける。友人のセックスを見て、えり自身も完全に出来上がってしまっていた。今すぐ下半身に何か突っ込んでもらわないと疼いて疼いておかしくなってしまいそうだ。しかし。
- 「ご、ごめん……えりちゃん、おじさん、今日は疲れてるから……ちょっと休ませて」
- 申し訳なさそうに口にする男の下半身は、持ち主と同じようにうなだれていた。
- 「えぇ~~っ? それ、ひどくないっ? うちだって楽しみにしてたのにぃ! それをちひろに譲ってあげんだよ……?」
- 「ごめんね、もうちょっとしたら出来るから……」
- 「もぅ……それなら、元気になるまでうちのこと楽しませてよね……!」
- えりは男の前で尻を揺らす。せっかく自分の番が来たかと思ったらおあずけなんて、面白くない。横で満足げにとろけている友人がいるだけになおさらだ。
- (もぉぉぉ……! ちひろだけ気持ち良くなるとか絶対やだもんねっ!)
- 正直、友人が初セックスで激しくパパと絶頂する様に妬ましいものを覚えた。かといって恋愛感情でもなく、自分の玩おも具ちゃを取られたような感情だ。
- 「わかった、じゃあ、しばらく指でするね。たくさん気持ち良くするから」
- 「ん、丁寧にね?」
- そして、男の太い指が、熱くとろけた膣内につぷっと入り込んでくる。
- 「あっ、入ってきたぁ……ぁはっ、ほら、ちゃんと気持ち良くしてよねっ」
- 「わかってるよ、えりちゃんの好きなところほじってあげる」
- 男は第一関節で曲げた指をくるくる回し、膣内をゆっくりとこね広げる。
- 「んぁっ……あぁっ、んふっ……あひっ、んぅっ……おじさまの指、ふとぉい……」
- 男の指が膣穴をかき回し、指先が膣襞をぷりぷりと弾き、えりは早くも息を喘がせる。感度のいい場所を擦られるたびに膣洞がきゅっ、きゅっ、と収縮した。
- 「えりちゃんはここが好きなんだよね、こことか……ここも……」
- 「ひぁっ……あぁんっ、そぅ、そこっ……そこ、いいよぉ……!」
- 的確にスイートスポットを刺激され、えりは腰をくねらせた。男の指先の動きひとつひとつが生き物のように、えりの感じる場所を探し当て、ぐっ、と押したり、引っかいたりを繰り返す。
- (んふふっ……すごっ、これ、ちひろよりうちの方が気持ちいいもんね……っ)
- えりはベッドの隅でトロトロになったままの友人をちらりと見る。自分はこのパパと何度もしてきている。どうすれば気持ちいいかを覚えてもらっているのだ。
- [image file=../image/i095.jpg]
- 「はぁんっ……んぁぁっ、ぁはっ……はぁっ、はぁっ……おじさま、やっぱり上手ぅ……うち、もうトロトロになっちゃう……」
- えりの肉裂からは愛液がとめどなく溢れ、男の指を伝って手の平をぬめらせるほどにまでなっていた。と、そんな肉割れがぱくりと開かれたと思うと。
- 「ずるるるるる…………っ、えりちゃん、エッチなお汁出して……悪い子だね」
- 「ひぁぁぁぁっ! やっ……あぁっ、おじさまっ……それ、だめぇぇっ……そこっ、そんな風にぺろぺろするの……やぁぁぁっ……」
- 「ずるっ……ずるるっ、おじさんが綺麗にしてあげるね」
- 突然のクンニに、えりは羞恥を煽られながらも声を上ずらせる。淫裂に男が直接口をつけ、膣前庭にずるっ、ずるっ、と舌が這わされ、溢れ出す愛液を音を立ててすする。ざらざらの舌に粘膜を擦られるたびに、肉穴がもどかしく疼いた。
- 「やぁんっ……あっ、おじさまぁ……そんな音立てないでっ……んっ、もっと、もっと奥まで舐めてぇ……!」
- 「えりちゃんはエッチだなぁ……ほら、これでいいかい?」
- 「んぁぁぁぁっ……はっ、あはっ……おじさまの舌、入ってきたぁ……ぁひんっ……やっ、うちの中、ずるずるってしてぇ……」
- 男の丸められた舌がずるっと膣口に入ってきて、肉穴を舌粘膜でぬりゅぬりゅとねぶり回す。その刺激にえりの尻がヒクヒクと引きつった。
- 「えりちゃんはエッチだね……ずるっ、中からどんどんお汁が溢れてくるっ……ずるっ」
- 「やぁぁぁ……おじさまったらぁ、もぅ、意地悪なんだからぁ……! ひゃっ、やっ……ぁあんっ、舌っ……そんなに動かしてっ……ひぅぅっ」
- 男の舌は丁寧ながらもねちっこく、えりの膣穴の中をぬたぬたと動き回り、細かな隆起の性感帯を的確に舐め擦る。その快楽に、えりは腰をくねらせながらも、ちひろをちらりと見た。
- (あはっ……うちの方が丁寧にしてもらってるんだから……だって、こんなに……アソコトロトロだもんね……ちひろはイっちゃったまま残念だね♪)
- 子供じみた意地悪な優越感に、えりはとろけた顔で微ほほ笑えむ。それでもその意地悪心は快感を倍加させ、えりを急速に高めていった。
- 「んっ……ずるるっ、えりちゃんの中、ヒクヒクしてるね……もうイキそう?」
- 「あはっ……う、うんっ……うち、もうイキそ……だからぁ、おじさま、イカせて!」
- 「わかった、じゃあ、イカせてあげるね……」
- 男は既に、えりが絶頂に達する予兆も把握している。クンニと同時に、敏感な快楽突起をつまみ、指先でこね転がした。
- 「ひゃっ? あっ、くひっ……あぁっ、それっ、ひんっ……おじさまっ、アソコ舐められながら……そこ弄られたらっ、うちっ、うち、もぅ……っ!」
- 膣洞を舐められるもどかしくなるような性感と、クリトリスをつままれるびりびりとした刺激、両方の快楽に苛まれ、えりの下半身から快楽の波がざわざわと押し寄せてくる。込み上げてくる絶頂への期待にどうにかなってしまいそうだ。
- 「あぁぁっ……うち、もうイっちゃうぅぅぅっ……! おじさま、イカせてぇぇっ!」
- そして、えりがとうとう絶頂をねだり切ない声を上げた時、男の指が肉豆をみちっ、と強めにつまんだ。
- 「あっ……ぁっ……イ……っクぅぅううううううっ、あっ、やっ……両方されてっ、うちっ……飛んじゃっ……ゃぅううううっ!」
- 足元をさらうような快楽の大きな波に、えりは感極まった声を上げ、淫裂から潮を吹く。クンニでたっぷりとねぶられた後の絶頂だけに、ピークも高く、押し寄せてくる快楽の波に煽られ身体を揺すり続けた。
- やがて──。
- 「あはっ……はひっ、はひっ、おじさま……やっぱクンニだけでもすごぉい……うち、マジイキしちゃったんですけどぉ……」
- ようやく快楽の波が引いていき、えりがむくりと身体を起こした時。
- 「えりちゃん……おじさん、もう……」
- どこか切羽詰まったような声に振り返ると、力を取り戻しびきびきに反り返ったペニスが目に飛び込んできた。そのたくましさに、えりはごくりと唾を飲み込む。
- 「うっわ……おじさま、すごっ……」
- 「えりちゃんのエッチなお汁の味で、おじさんもう元気になっちゃったよ」
- 「あはっ、おじさまったらぁ……うちも指とかじゃなくてチンポでイキたいなぁ」
- まだ絶頂の余韻が残っているにも関わらず、牡のたくましさを目にして再び女の欲望に火が灯る。えりは自身で肉裂を開き、疼く肉穴をさらけ出した。内側に溜まっていた粘度の高い愛液がとろりと垂れる。
- 「ほら、おじさまぁ……うちのここ、もう準備OKだしぃ……早く入れてっ」
- 「えりちゃんっ、言われなくてもおじさんもう我慢出来ないから……入れるよっ」
- 男はえりの尻たぶを掴み、みちっと押し広げる。そして、肉割れの内部を剛直で探り、とろけた牝穴に一気に突き立てた。
- 「はっ……ぁぁぁあああっ! おじさまのっ、入ってきたっ……ぁぁぁっ!」
- 一切手加減のない牡の侵入に、えりは声を震わせる。
- 「……はっ、はひっ……おじさまったら、容赦ないんだからぁ……んっ、うち、入れただけでイっちゃったじゃん……♪ あはっ、おじさまのちゃんと硬ぁいっ……うちの中、広げて、びくびくしてるっ」
- 根本まで埋まった牡棒のたくましさに、えりは息を喘がせる。反り返った肉竿が膣をぐいぐい押し広げ、密着した肉壁から脈動を感じる。それに、膣奥をぐいぐいと持ち上げる感覚──指では触れられない場所への接触に膣穴が熱を持つ。
- 「あはっ……おじさまぁ、うちの中、ちひろと比べて、どう?」
- えり自身、少し意地悪だとわかってはいた。それでも、友人とのセックスに夢中になっているのを間近で見ていると、どうしてもそんな気になる。
- 「あぁ……えりちゃんの中……熱くて、トロトロになってて、おじさんのチンポにぴったりくっついてくるみたいだよ」
- 「ん、よかったぁ……じゃ、おじさま、そのおチンポでうちのアソコ……感じさせて♪」
- 男の言葉、肉棒の状態に、えりの牝欲がわずかに満たされる。が、やっぱり友人以上に感じさせてもらわなければ気が済まない。えりはつながったまま尻を揺らし、膣穴で肉竿をこね回す。
- 「ほらほらぁ……早くぅっ! うちのアソコ、もう我慢出来ないからぁ……おじさまのチンポでめちゃくちゃにしてっ」
- 「え、えりちゃん……動くよっ」
- えりのおねだりに男は堪らず腰を振り始めた。えりの尻たぶに指を食い込ませ、とろけた肉穴を剛直で蹂躙していく。
- 「あんっ、いいよっ……おじさまぁ、頑張ってうちのアソコ、硬いおチンポでゴリゴリしてぇっ!」
- 男の抽送のストロークは長く、肉傘が膣口から抜け出るぎりぎりまで引き出され、再び膣奥深くまで押し入ってくると、密着した下半身によって尻がたぷっと潰れる。じっくりと入口から最奥部まで膣洞全体を刺激するような動きに、肉穴の奥からとぷっ、とぷっ、と愛液がこぼれてきた。
- 「んぁっ……あぁっ、んぅっ、んっ……いいよ、おじさま、うちのアソコっ……ゴリゴリしてるっ……」
- 「はぁっ……はぁっ……おじさんも気持ちいいよっ、えりちゃんのアソコ、おじさんのチンポに絡みついてきてる」
- [image file=../image/i101.jpg]
- さすがに二回戦で疲れているのか男は早くも息が上がってきている。それでも、さすがの性欲というか、牡の威厳というか、えりを満足させようと律動は力強かった。若い男にはない、ねっとりとして、それでいてどっしりとした抽送だ。
- 「もぅ……おじさまったら元気なんだからぁ……やっぱり全然萎えてないじゃん♪ あっ、んぁぁっ……おチンポ、ゴツゴツしてっ、奥、叩いてる……!」
- 実際、男の肉棒は抽送によるマッサージのせいか、挿入時よりさらに硬くなっていた。ばきっと音を立てるほどに隆起した剛直がえりの牝穴をゴリゴリと抉る。膣内は愛液の沼になり、牡を迎え入れるように、きゅるきゅるとうねり、竿に絡みついた。
- 「うっ……く、えりちゃんのアソコ、すごいねっ……くぅっ、うぅっ、おじさんのチンポ、溶けちゃいそうだよ!」
- 「やだ、もぅ……おじさまったらぁ……そんなにほめてもぉ、はんっ……何にも出ないよぉ……んぁっ」
- 言いながらも、男の率直な言葉に肉壺が喜ぶようにこぽこぽと愛液をこぼす。最奥部はさらなる快楽を求めて熱く疼き始めた。
- 「ね、そろそろもっとしてくれない? そんなゆっくりじゃなくてぇ……うちのアソコ、壊れちゃうくらい……激しくして──ぇぇぇっ?」
- 「いくよっ、えりちゃん……! おじさんチンポで気持ち良くしてあげるからねっ」
- えりのおねだりに応え、言い終わる前に男が激しい抽送を始めた。えりの腰を掴んで引き寄せ、剛直をこじ入れる。腰をぶつけるたびにえりの尻たぶが潰れ、ぱちゅぱちゅと汗が散った。
- 「ひぁっ……あっ、あぁぁぁっ……おじさまぁっ! いきなりっ……すごっ、ひんっ……激しっ……いぃっ!」
- 剛直がうねる肉洞をかき分け、襞のひとつひとつをみちみちと擦り立てる。強く突き込まれた先端は子宮口を叩き、膣奥から溢れた愛液をかき出していく。
- 「うぁっ、あっ、やぁんっ……そんな激しく、アソコゴリゴリされたらっ……」
- 「くぅっ……えりちゃんの中、トロトロでうねうねしてっ……こんなエッチなオマンコはおじさんのチンポでおしおきだよっ……ほらっ、こうしてっ……!」
- 男は角度を変えて牡勃起をねじ込み、膣内の様々な箇所を責め立てる。子宮口をどすっと叩き上げたかと思えば、そのそばを抉り、ゴツゴツとした肉竿全体を使ってえりを追い詰めていく。
- 「やぁぁぁっ、おじさまっ……すごっ、やっぱすごいぃぃっ……! んぁぁっ、うちのアソコっ、ぐりぐりしてっ……そんな激しくされたらっ、うちっ……もっ、もぅ……」
- 女壺を激しくかき回され、下半身からざわざわとせり上がってくる快楽の疼きが全身に広がり、はちきれんばかりに、えりの中を満たしていく。
- 「そろそろイカせてあげようか? えりちゃんのオマンコ、うねうねして締めつけてきて苦しそうにしてるからね」
- 「う、うん、イ、イカせてっ! はぁっ……あぅっ、んぅっ……おじさまチンポでうちのオマンコ……イカせてぇぇっ!」
- 絶頂への欲望を隠しもせず、えりは物欲しげな声を上げ、振り返る。自分でもだらしなく、とろけた顔をしているのがわかった。腹にこもる疼きはいよいよ熱を持ち、アソコが疼いて疼いて苦しいくらいだ。
- 「はぁっ……はぁっ、おじさんもイクよっ、えりちゃんっ……えりちゃんの中にたっぷり出してあげるからねっ」
- 男の抽送が獣じみたものに変わる。牝を逃がさないよう、えりの腹に腕を絡めて覆いかぶさり、深い場所で小刻みに抽送を繰り返し、膣奥をゴツゴツと抉る。
- 「あはっ……はぁぁっ、ふぅぅっ……ふぅっ、おじさま……ぁんっ、すごっ……そんな、ゴツゴツされたらっ……うちも、オマンコ……開いちゃうぅぅっ!」
- 少し太った人間特有のくぐもった息遣いを耳元で聞きながら、えりも高まっていく。とりあえず射精したいような若い男とセックスする時には味わえない本能を直撃するような性交に、えりの膣奥も開いていく。
- 「うん、わかるよっ、えりちゃんの奥、開いて……おじさんのチンポのクッションになってるね、ぷにぷにコリコリして……気持ちいいよ」
- 「おじさまぁっ……ひぁっ、だ、だって……はやくおじさまの精液、欲しくてっ……うちのオマンコ、勝手にぃ……! ひっ……ひんっ」
- 開いた子宮口にねじ込まんばかりに牡棒の先端が叩きつけられる。えりの全身には汗が噴き出し、ひと突きごとに絶頂の階段を昇り詰めていく。そして──。
- 「えりちゃんっ、おじさん……もう、出すよっ、えりちゃんの一番奥にっ……」
- 「あはぁぁぁぁっ……来て、来てっ……おじさままぁぁっ!」
- 「……ぐぅぅっ、出るっ……出るっ!」
- えりの身体を強く抱き込み、男がうめき声を上げる。直後、最奥部に押しつけられた牡竿がぶくっと膨れ上がり、牡液が弾け出した。
- 「あっ……ぁぁあああっ! おじさまの中出しで……うちも、イ……っくぅぅぅぅっ! ああぁぁぁっ……中出し、しゅごっ、熱ぅぅぅぅうううっ!」
- 子宮に直接熱液を浴びせられ、えりは悲鳴混じりのイキ声を上げる。ねばつく牡のエキスが子宮に流れ込み、脳味噌まで快楽に染められていく。
- 「くぅぅっ……えりちゃんのオマンコ、搾ってきて……まだ出るよっ」
- 男は身体を密着させたまま、牡竿から中年独特のねっとりした精液をしぶかせる。その濃さも量も、二発目とは思えないほどだった。
- 「うあっ……これっ、濃ゆぃよぉぉぉぉっ……こんな濃いの出されたらっ、うち、頭おかしくなっちゃうぅぅっ……はぅぅぅぅっ!」
- やがて──。
- 「あひっ……はひっ、はぁぁっ……おじさま、すごぉい……おじさまの精液、どばどば出されちゃって……うち、もう腰抜けちゃったぁぁ……」
- ようやく男の射精が弱まってくる中、えりはベッドに這いつくばったまま視線をとろかせる。絶頂の余韻はもちろん、ちひろに負けないくらいの射精を自分に注ぎ込んだことにもまた満足し、熱い溜息を吐き出すのだった。
- ● ● ●
- 「んーっ! やっぱセックスした後はお腹空くよねー!」
- 「うん……」
- えりのパパと別れた後、二人は駅前をぶらぶら歩いていた。すっきりしたえりに対し、ちひろは歯切れが悪い。
- 「……こんなにもらっちゃって良かったのかな」
- 「まあ、ひとりずつがっつりもらっちゃったからねぇ……言っとくけど、今回だけ特別だからね? うちがパパと交渉してあげたんだから」
- 「ん、わかった」
- 友人の言葉にちひろは素直に頷く。彼女の財布の中には今まで手にしたことがないような金額が入っている。しかも、恋人に対する罪悪感は、男とセックスをする前に予想していたよりは小さかった。
- 「で? で? どうだった? おじさんと初セックス! よかったっしょ?」
- 「……うん。あんな気持ち良かったの、初めて」
- セックスがあんなに気持ちいいものだと知った衝撃は大きかった。今も足腰がふらつくくらいだ。世の中にあんなに気持ちいいことがあるなんて、今まで彼氏としてきたセックスは何だったのかと考えてしまう。
- 「でしょ、でしょ? ちひろもパパ作りなよ。ヨシキくんとは別れる必要ないんだしさー」
- 「んー……」
- 以前はあんなに嫌だったのに、今はそれほど悪いことにも思えない。セックスの気持ち良さはもちろん、お小遣いまでもらえてしまうなんて──ヨシキが与えてくれないものを両方手に入れられるのだ。それでも。
- 「……やっぱヨシキに悪い気がするんだけど。私、元々そういうタイプじゃなかったし」
- 恋人に対して冷めてしまったわけではなかった。明日デートで顔を合わせた時にあの笑顔を見せられたらなっぱり気が引けてしまうかもしれない。
- 「だいじょぶだって、バレなきゃ!」
- 「もう、えりってば……そういう問題じゃないでしょ」
- えりが悪い遊びに誘う時の昔からの決まり文句に、ちひろはつい苦笑する。えりにそう言われると本当にそんな気がしてくるから不思議だ。
- 「ヨシキくんはヨシキくん、パパはパパ! 恋愛は恋愛、セックスはセックスで割り切ればいいんだよ。悪いと思うならヨシキくんに優しくしてあげればいいんだしさ」
- 「うーん……そんなもんかな?」
- えりに引きずり込まれていくのを感じながらも、ちひろは心がパパを作る方向に傾きかけていた。
- 「ね、どうする? ちひろもパパ活してみる? うちも付き添ってあげるからさ。キープしてるパパ、何人かいるから紹介してあげるよ」
- 「えー、でもさぁ……」
- 本当はそんなに悪いことには思えない。ただ、新しいことを始める躊躇というか、億劫さのようなもので踏ん切りをつけられずにいた時。
- 「だいじょぶだって。あのおじさん以外にもすごいの持ってる人とか、すごいテクある人とかもいるし、ちひろがしたことないセックス出来るよ?」
- その言葉が決め手となった。やっぱりセックスに対する欲求が一番大きい。あんなに気持ち良いことがあると知ってしまったら、もうヨシキだけでは我慢出来そうにない。
- 「んー…………そこまで言うなら、してみよっかな」
- まるで自分の意思ではない体でちひろは了承する。というよりいつもこうなのだ。えりに誘導され、気が付くと巻き込まれている。
- 「任せてっ、いいパパ紹介してあげるからっ」
- 言ってえりは軽くウインクするが。
- 「……でも、うちのパパは絶対だめだよ? 今日はえりの体験のためにさせてあげたんだから。手は出さないって約束して」
- 「あ、うん。わかってる」
- えりの驚くくらい強い目に、ちひろは思わずこくこく頷く。いつもはのほほんとしているけれども、どんな悪事の中でもルールを守るのがえりだ。たまにこうしてそれを思い出させてくれるのだが、こういうところがあるからこそ、今まで付き合ってこれたのだ。
- 「ん、よろしい。じゃ、何か食べに行こっか。うち、お腹ぺこなんだよねぇ」
- そしてまたいつものように無邪気にお腹をさするえり。そんなえりに、ちひろも思わずお腹をさする。
- 「私も。今日はちょっとがっつりいきたいなぁ。カレーとか」
- 「あ、うちもうちもっ」
- お小遣いをもらったせいで強気になっているのかもしれないが、セックスの後に『疲れる』という初めての感覚に、身体が栄養を欲しているのがわかる。心地良い倦怠感を味わいながら、ちひろは友人と歩いていった。
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- 「だめ……これもだめ……これも……これは論外……」
- いつものバーガーショップで、ちひろはスマホ画面に現れる中年男達の画像を見るなり、投げ捨てるようにスワイプしていく。あれから数日、えりに勧められるままに『パパ活』を始めたのだが。
- 「もぉぉ~……ちひろはわがままなんだからぁ……」
- 「だって……」
- えりに紹介された男達はみんないまいちぱっとしなかった。身長が低すぎたり、顔の造作がよくなかったり、毛が濃すぎたり、逆に薄すぎたり、みんないかにもおじさんという感じで、写真審査さえ通っていない。
- 「……パパになってもらうんだから、やっぱりちゃんとした人がいいもん」
- 「もぉ~……それはそうだけどさぁ、そんなんじゃケッコンも出来ないよぉ? 付き合ってみればいいひとかもしれないじゃん」
- 「だって…………」
- えりの言うこともわかるし、元々はえりがパパとして付き合っていた男性達だ。あまりケチをつけるのも悪いとは思うのだが。
- えりは、しきりにお見合いを取り仕切ろうとする親戚縁者のように、ちひろにパパを紹介してくる。
- 「じゃあ、これでどうだっ! 結構お勧めだよっ」
- 「…………」
- えりが突きつけてきたスマホを画面に、ちひろは思わずのけ反ってしまう。
- 「んーーー……………………」
- 年の頃は四十代前半。身長も高めで、顔立ちもすっきりというよりは甘い雰囲気で、悪くない。服装もスーツが似合う、清潔感のあるナイスミドルという感じだ。
- 「…………ん、いいよ。このひとなら」
- とりあえずこれなら会っても良さそうだ。ちひろ自身、ようやくお眼鏡にかなう男が見つかってホッとした。
- 「まったく、ちひろちゃんはお目が高いですなぁ。このおじさんお金も持ってるからねぇ。じゃ、とりあえず会ってみようか」
- 「ん……よろしく」
- 「はいよー。多分週末は空いてるはずだからさ」
- ちひろが答える前に素早くスマホを弄り始めるえり。メールを送っているのだろう。ちひろ自身、パパを作るという実感がないまま、どんどんえりに追い込まれているのを感じていた。それでも、中年男とのセックスは魅力的だし、お小遣いもやっぱり欲しい。
- (どんなひとなんだろ……)
- 緊張半分、期待半分でちひろは画像の男の顔を思い出していた。
- そして週末の駅前──。
- 改札のそばで待っている二人のそばにスーツ姿の男がやってきた。
- 「や、えりちゃん。お久しぶり」
- 「あ、おじさまっ」
- やってきた男に飛びつくえり。二人のやり取りはくだけたもので、以前それなりに深い交際があったことを感じさせた。どういう形で交際しなくなったのかはわからないけれども、こうして久しぶりに会ってもこんなやり取りが出来るのは、きっとえりの人柄もあるのだろう。
- 「おじさま、この子がちひろ。うちの親友」
- 「初めまして。ちひろちゃん。えりちゃんから話は聞いてるよ」
- 「あ、はい……こちらこそ」
- ちひろは思わずぺこりと頭を下げながら、まじまじと男を観察する。
- 写真通りの長身、整った顔立ち、身なりもよくて、いかにもお金を持ってそうだ。えりの話ではどこかの食品会社の社長らしい。しかも、会って初めてわかったのだが、声もいい。
- 「よろしくね、ちひろちゃん。じゃ、とりあえずごはんでも──」
- (あ、何かいいかも……)
- 男に微ほほ笑えみかけられ、ちひろは思わず顔を赤くしてしまう。
- 「何面倒なこと言ってるのっ、まずセックスでしょ。ごはんなんか後、後!」
- 「ちょ、ちょっとえりっ?」
- 「まったく、えりちゃんは相変わらずだなぁ……じゃあ、食事はまた今度ね」
- えりにぐいぐい背中を押され、ちひろは男とともにラブホテルまで連れていかれるのだった。
- そしてラブホテルの一室、ベッドの上でちひろは男と向き合っていた。ベッドのそばではえりが肘をついてにこにこしている。
- 「うぅ……えり、あんま見られると緊張するんだけど……」
- 「今日は僕とちひろちゃんだけのはずじゃなかったのかい?」
- 「うちは付き添いだから、気にしないで始めちゃって!」
- くすくす笑う友人の姿に、ちひろは溜息をつく。第一、パパ活といっても見ず知らずの男性とセックスをするのにまだ慣れていないのだ。それをえりに見られるなんて。
- 「大丈夫だよ、ちひろちゃん。気にしないで始めよう」
- 「あ、はい……わかりました」
- 安心させるような男の声に、ちひろは思わず返事する。気が付けば男の腕に抱かれてベッドに寝かされていた。
- 「ぁ……えーと……んむっ?」
- いきなり唇を奪われ、ちひろは目を丸くする。
- 男のキスはちひろを安心させるように、唇をゆったりと溶かすように愛撫していく。
- (あ、これ……いいかも……)
- 唇を押しつけられ、音を立ててついばまれ、ちひろの緊張は早くもほぐれてくる。今までにされたこともないようなキスだ。
- 「んっ……ちゅっ、ちゅっ……ふぅっ、ふぅっ……やんっ、んむっ……」
- 気が付けばちひろは自ら男にキスを返すようになっていた。男の唇を挟み、引っ張り、唇同士の接触を楽しむ。とろけるような感覚に、ちひろは夢中になっていく。
- その間、ちひろの服に男の手が伸び、するすると脱がしていく。そして膨らみにそっと手が触れた。
- 「んっ……やだっ、んむっ……ふぁっ、ぁぁ……ちゅっ、やっ、おっぱい……」
- 一瞬抵抗したものの、男の手つきは優しく、フェザータッチでちひろの胸を絶妙の加減でまさぐる。自分で触るより上手なくらいで、ぞわぞわとした性感にちひろの身体は次第に高まっていった。
- 「んっ……それ、ちゅっ……いいっ、胸、んっ……ちゅっ、いいです……んむっ」
- 「ちひろちゃんは感度がいいんだね。こんなに反応してくれると僕も楽しいよ」
- 「んっ……」
- 耳元で甘く低い声で囁かれ、ちひろはぞくっと肩を震わせる。ただ触るだけでなく、こんな声で囁かれたりしたら──。
- (やばっ、これっ、マジでいいかもっ)
- 胸をまさぐられるふわふわとした性感と合わさり、ちひろの下半身が熱を持ち始める。膣奥がじゅん、と濡れるのを感じ、思わず膝を擦り合わせていた。
- 「そろそろこっちもしてあげるね」
- 男の手がちひろのショーツにするっと入り込んでくる。あまりの滑らかな動きに反応する間もなかった。
- 「んむぅぅぅっ? んっ、んふっ……ふぅっ、ちゅっ、むぅ……っ、あ、そこっ……」
- キスを浴びせられながら、ちひろは声を上げるが、男の指はあっという間に膣口を探り出し、つぷりと入り込んできた。
- 「……んむっ、やぁっ……そこっ、だめっ……はふっ、はふっ、ちゅぅ……っ、そこっ、指……いれたらっ……やっ」
- 「もう結構濡れてるね……もうちょっと奥まで触るよ」
- 男の指は第二関節まで入り込み、膣内をそっと探り、肉襞をぷりぷりと引っかく。そのたびにちひろは身体をひくつかせた。
- (ちょっ……これ、うますぎでしょっ……私の中、もうとろけちゃってるんだけどっ)
- 男の巧みな指の動きに、ちひろはくぐもった声を上げた。奥まで入ってきた指が、ちひろの肉襞をくちゅくちゅと擦り立て、その刺激にさらに多量の愛液が分泌される。
- 「どう? おじさまのテク、すごいっしょ?」
- 「んっ…………」
- ベッドサイドで楽しそうに観察しているえりが声をかけてくるが、ちひろはこくこく頷くので精一杯だ。始めていくらも時間が経っていないにも関わらず、もうトロトロにされてしまっていた。
- 「おじさま、ちひろ……すっごく気持ちいいって! そのままイカせてあげて」
- 「いいのかな? じゃ、ちひろちゃん、イカせてあげるね」
- (えっ、えっ……うそっ、私、まだ……こんな早くイカされちゃっていいのっ?)
- 考える間もなく、男の指が膣内をぐり、ぐりとこね、残った指で女裂の外にある包皮に包まれたままの肉芽をつまむ。同時に肉房の先端にある突起をつねってくる。
- 「んぅぅぅぅぅっ? っぷはっ……はぁ、はぁぁっ、それっ、それ、すごいぃぃっ!」
- 男の唇から逃れたちひろは息を喘がせる。様々な場所からやってくる刺激によって、一気に高まってきてしまった。
- 「イっていいんだよ、ちひろちゃん」
- 「やっ……ぁぁぁぁ、それっ、だめぇぇぇぇ……っ! そんないろいろされたら……っ」
- 乳首や肉豆に与えられるびりびりとした刺激に、膣襞を擦られるじんじんとした快楽、それに耳元で囁かれる声の甘い響き。快楽が乗算され、急速に昇り詰めていく。そして。
- 「イって、ちひろちゃん。見ててあげる」
- 男が耳元で囁き、少し強めに乳突起をつまんだ時。
- 「んぅぅぅぅっ? やっ、イ、イクっ……私、イク……ぅぅぅぅぅ!」
- 昇り詰めたちひろは喘ぎ声を上げ、男の腕の中で腰をかくつかせる。今までにないタイプの絶頂で、頭の中にきらきらと星が飛び散るような快楽に、視線をさまよわせた。
- 「ふふーん、どう? ちひろ……おじさまのテクすごいっしょ? いいっしょ?」
- 「あ……ぁ……んぅ……はぅぅ……ん、いいかも……」
- どうやら、えりはしきりに営業しているらしい。そんな友人の言葉にこくこく頷きながら、ちひろは絶頂の余韻にひたっていた。
- やがて──。
- 「はぁ……はぁ……これ、すご……っ、私、イっちゃった……ぁぁ」
- ようやく恍惚の淵から戻ってきたちひろは満足の溜息をつく。こういう前戯は初めてだ。これならいくらでも続けてほしいくらいなのだが。
- 「さ、おじさま、次は本番。ナマでいいよね? ちひろ」
- 「あ……うん、えーと、いいよ……」
- 前戯で高まった身体の奥では早くも牝欲が首をもたげていた。おもむろに身体をくねらせてうつ伏せになり、男に向けて尻を突き出す──今日はバックで突かれたい気分なのだ。
- 「もぅ、ちひろったら……ヤる気まんまんじゃーん」
- 「それじゃ、しちゃおうか……ちひろちゃん」
- ちひろの背後で膝立ちになった男はかちゃかちゃとベルトを外し始める。
- 「…………」
- 尻を男に向けたまま、ちひろは息を荒くして挿入を待った。まだ実物を見ていないだけに、どんなモノが入ってくるのか、期待に胸が高鳴る。
- 「じゃ、入れるよ……」
- 「…………」
- こくりと頷くちひろ。男の手に肉裂をぬぱっと開かれたと思うと、ずるっ、と膣内に硬いモノが入り込んできた。
- 「んっ……んぅ、んぅぅぅ……入って……きたぁ……んはっ、はっ……はっ……」
- 男の剛直がずる、ずる、と肉洞をかき分けて侵入してくる。少し入っては戻り、またもう少し深くまで、愛液を肉竿に馴染ませながら、焦らすような挿入にちひろは息を喘がせる。
- (んっ……このおじさんのチンポって……こんな感じかな……思ったより、平気かもっ……そんな、苦しくないし……これなら……)
- やがて、牡棒がちひろの肉穴に収まり、二人の下半身が密着した。
- 「どう? ちひろちゃん」
- 「んっ、はぁ……いい、です……っ」
- ちひろは自身の肉壺に収まった牡棒をじっくりと味わう。この前のセックスで少し慣れたせいか、膣洞をぐいぐい押し広げるような充実感が心地良い。
- (でも、この前のおじさんはもう少し大きかったような──)
- ヨシキに比べれば大きいけど、息が詰まるような圧迫感はない。先端も子宮口に当たってはいるものの、ぐいぐい押し上げる感じもないし──。
- そんなことを考えていた時、男が抽送を始めた。
- 「最初はゆっくりするからね、苦しかったら言うんだよ」
- 男はちひろの尻をそっと撫で回しながら、ゆったりとしたリズムで腰を揺らす。たっぷりとほぐされた肉壺に中年勃起をぐぽっ、ずるっ、ぐぽっ、ずるっ、と規則的なリズムで出し入れしてきた。
- 「んっ……あんっ、んぅっ……ふぅっ、んぁっ……ぁんっ、やぁんっ……おちんちん、中、入って……出て……ふぅんっ……」
- 男の肉棒が出入りする感触を、ちひろは自身の膣洞で確かめる。動いてみると、やはりサイズは特別大きいというわけではない。竿全体はゴツゴツした感じもなく、エラの張り出しもそれほどきつくなくて、膣襞を擦る感触もそこそこだ。それに先端も、根本まで入っても膣奥をぐいっと押す程度。
- (でも、こういうのもいいよね……あんまり激しくやられると……あれだし……)
- もしかしたら最初のおじさんとのセックスの思い出が強烈すぎるのかもしれない。それに、このチンポだってヨシキに比べれば充分に気持ちいい。
- 「んっ……ふっ、ふぅっ……ぁんっ、はふっ……これ、いいかもっ……きもち……ぃぃっ」
- 肉傘の控えめなエラが、愛蜜に濡れる膣襞をゆったり、にゅるにゅると擦る。先端がコリコリと子宮口をねぶる刺激も合わさった、じわじわとした性感を、じっくりと楽しんでいたが。
- (んー……こんなもんかな……何かこのままだと……)
- なかなかイケそうにない。気持ちいいことは気持ちいいが、やっぱりそこそこだ。期待しすぎていたのだろうか、若干気落ちしつつも後ろから突かれていた時。
- 「ねぇ、おじさまぁ、ちひろ、余裕ありそうだからそろそろレベルアップしていいよ」
- (…………レベルアップ?)
- 「わかった、わかった。えりちゃんはお節介だなぁ」
- 背後で苦笑交じりの声が聞こえたかと思うと、男の手がちひろの下半身をまさぐり、包皮に包まれたままの肉芽を探り出す。そして、それを指の腹で転がす。
- 「ひゃっ……? あぁぁっ……やっ、そこぉっ? やぁぁ……んっ、んぅぅぅっ……!」
- 下半身から駆け上がってくる快楽にちひろは思わず声を上げる。
- 「ふふっ、可愛い声出しちゃって……たくさん弄ってあげるね」
- 男は指先でちひろの肉割れから愛液をすくっては、それをまぶすように肉芽をくるくるとこね回す。
- 「ひゃんっ……ふぁっ、そ、それっ……んんっ、やっ……感じちゃっ……ひんっ……」
- 快楽突起に走るぴりぴりとした電流に、ちひろは背中を引きつらせる。男の指の加減は絶妙で、愛液をまぶされる滑らかさと相まって、脳味噌がダイレクトに刺激を受け入れてしまう。
- 「いいんだよ、もっと感じて。ここ、たくさん弄ってあげるからね」
- 男は剛直で膣洞を抉りながら、同時に肉芽を指でつまむような刺激を続ける。肉壺の性感帯を擦るゆったりした快楽と、肉豆への刺激が合わさって、ちひろを持ち上げていく。
- (うわっ、これ、いいかもしれないっ。両方とか、今までされたことなかったし……! 両方されるとこんないいんだ……!)
- 「んふふっ、どう? おじさまのテクすごいっしょ?」
- 「あっ……あぁんっ、んっ……うんっ、い、いいっ……これ、いいよぉ……アソコっ、両方されて……感じちゃっ、やっ……ぁあんっ!」
- 友人の言葉にこくこく頷きながらも喘ぐちひろ。確かにこれならアレの大きさに少し不満でも、テクニックで補ってくれるので、充分気持ちいい。友人が勧めてくれる理由もわかったような気がする。
- 「僕も気持ちいいよ……はぁっ、はぁっ……ちひろちゃんは感度がいいし、こっちの具合もいいね」
- 「もぉ……おじさまってばぁ、ちひろとすると、みんなそう言うんだからぁ!」
- 「ごめんごめん、えりちゃんも気持ちいいよ。ただ、こんなに締まりのいい子は久しぶりでね。僕も頑張っちゃうんだよ」
- 男は腰をぐいっと押しつけ肉棒を最奥部まで押し込む。そして腰をぐいっと回し、先端で子宮口をこりっ、こりっ、とねぶる。
- 「はぅっ……んんんっ! やっ……しょれっ、やぅんっ……奥っ、そんな風にぐりぐりしちゃっ……やっ、あっ……やぅっ、んぅっ……! もっとぉ……!」
- 膣奥をこね広げられるような感覚に、ちひろはさらに子宮への刺激を増そうと自らも腰をくねらせる。どすどすと殴られるような感覚もいいが、こうしてねちねちされるのもなかなかだ。
- 「ちひろちゃん、これ気に入っちゃった? ここもこんなに膨らましちゃって……」
- 言いながら男は腰の動きを利用し、肉棒で膣洞をねぶる。同時に剥き出しになった肉芽をきゅっ、とつまんだ。
- 「んふぅっ……ふぅっ、ふぁっ……ぁぁん、これっ、いいっ……いいよぉっ……両方されるの……いいっ、そこ、弄ると、私、きゅんきゅんしちゃっ……はひっ」
- 腰をくねらせながら、波のように強弱をつけて訪れる快楽に、ちひろは引きつった声を上げた。興奮で充血した肉芽はぷくっと膨れ上がり、より快楽を受けやすくなっている。
- 膣奥からは剛直の先端にぐりぐりとねぶられるたびに愛液が溢れ出してくるのを感じる。膣内は、男のゆったりとした抽送で完全にとろけてしまっていた。
- 「んふふ、ちひろ、もうトロトロだね……おじさま、こういうの得意なんだよぉ?」
- 「だって、だってぇ……これっ、すごいんだもんっ……こんな両方されたらっ、感じちゃうに決まってるじゃん……!」
- 「嬉しいこと言ってるくれるね、ちひろちゃん。それじゃあ頑張ってイカせてあげるね」
- 男がさらにギアを一つ上げ、抽送を速める。腰を叩きつけるように牡棒をねじ込み、既に膨れ上がっている快楽突起を指先でつまんだ。
- 「にゃぁぁぁあっ! おじさっ……そ、そこっ……つまんだらっ、やぅぅっ……か、感じすぎちゃっ……やめっ、ひんっ……」
- クリトリスから駆け上がってくる、さらに強い刺激。子宮をコツコツと叩かれる刺激に、ちひろの頭にチカチカと火花が散る。高まってきた肉穴からはトロトロと愛液があふれ、男が腰を打ちつけるたびにねっとりとした水音が鳴る。
- 「やぁん、ちひろ……エッチな音出てるぅ……おじさまのテク、気持ちいいでしょぉ?」
- 「う、うんっ……いい! やぁぁぁっ、やぁんっ、ひんっ! そ、それっ……そんな強くしたらぁぁっ……両方されるのっ……ひっ、んくっ……ふぅっ、ふぅっ」
- 強烈な刺激に、ちひろの口から嬌声が漏れる。クリトリスと膣穴、どちらかだけならもう少し耐えられたかもしれないが、両方を同時に刺激され、快楽の許容量は早くもオーバーしかけていた。さらに多量の愛液がとぷとぷと分泌される。
- 「気持ち良くなってきた? ちひろちゃん……エッチなお汁、たくさん出てきたよ」
- 「ふぅっ……ふぅぅっ、らってぇぇぇ……これっ、すごっ……あそことっ……クリ、両方っ……気持ち良すぎてっ……ひんっ」
- 男の声にちひろの思考が痺れていく。子宮へのひと突きごとに、肉豆のひとつまみごとに、快楽の総量が受け止められる限界に近付いていく。肉壺は牡棒にしがみつくようにぎちぎちと収縮した。
- 「くぅっ……ちひろちゃん、どんどん締まってくるっ、僕もそろそろイクよ……」
- 男の声にも余裕がなくなり、規則正しかったリズムが慌ただしい律動に変わる。子宮口をねちねちと打擲しつつも、指はくにくにと肉豆をなぶり続け、ちひろを追い詰めていく。
- 「はひっ……はひっ、私もっ……イ、イっちゃうぅぅ! はひっ……はひぃ……これ、すごいよぅ……アソコ、もっ……溶けちゃっ……ぅぅ……」
- 男に後ろから突かれ、指で弄られながら、ちひろは嬌声を上げる。以前は知らなかった、身体が絶頂に向けて高まっていく感覚が堪らない。
- 「ちひろちゃんっ……もうイクよっ……!」
- 男がさらに激しく腰を振り立て、剛直で膣内をかき回す。射精間近の肉竿がヒクヒクと跳ねている。
- 「あはぁぁぁっ、ひゃっ……あぁっ! はぁっ、はぁっ……う、うんっ……私も、イクからっ……出してっ……中出しでイキたいよぉぉっ!」
- ちひろは懇願の声を上げた。膣穴は牡のエキスを欲しがって苦しいくらいに疼いている。絶頂の予感にぶるっ、ぶるっ、と震えるちひろの全身には汗が浮かび、腰を叩きつけられるたびに尻肉が揺れて汗が飛び散る。そして。
- 「イクよっ、ちひろちゃんっ! うぅ……出るっ!」
- うめき声を上げた男が腰を叩きつける。子宮口に押しつけられた牡棒がどくっ、と脈動し白濁を吐き出した。
- 「あぁぁっ? やっ……やぁぁっ、は、入って……きたぁっ……私もっ……イクっ、イクぅぅぅぅぅぅぅっ!」
- 同時に絶頂に達したちひろは、がくがくと身体を震わせる。射精の最中でも、男の指は肉豆を離さず、膣内射精の快楽と合わさってちひろを絶頂へと押し上げた。
- 「あっ……両方、しゅごっ……ひっ、はひっ……はうぅぅっ! 両方されて、イキすぎちゃっ……はひっ、ひうぅぅぅっ! これ、すごいよぉぉぉっ!」
- 熱い牡液の奔流ほんりゅうとクリトリスからの電流に脳髄を焼かれ、ちひろは悲鳴を上げて身体を強張らせる。快楽のリミッターを完全に振り切ってしまっていた。
- 「はっ……はっ、ちひろちゃん、すごい締めつけてくるっ、気持ちいいよ、ちひろちゃん」
- (あ、あぁ……これ、いい、いいよぉ……いろいろされてっ、私、イキすぎてるかもっ)
- 今までに味わったことのない陶酔感に、ちひろは身体を強張らせ、視線をさまよわせる。強引に欲望を叩きつけられるような快感もいいが、これはこれでいいものだ。男の肉棒が吐精を終え、ゆっくりと膣内で柔らかくなっていくのを感じながら、ちひろは息を喘がせ続けた。
- ○ ○ ○
- 「おじさま、うちも、うちもー」
- ベッドに飛び乗ったえりは、息をついている男にすり寄る。そのそばではちひろがくたりと横たわって肩を上下させていた。
- 「おいおい、えりちゃんは付き添いじゃないのかい?」
- 「まぁまぁ、紹介料、紹介料♪」
- 言いながら、えりは服を脱ぎ捨てていく。確かにちひろの付き添いには違いないが、せっかくだから少しくらい楽しんでおきたい。特にこの男のテクニックは久しぶりに味わっておきたいのだ。
- 「おじさまだってまだまだ元気じゃない。うちともしようよぉ」
- 「かなわないなぁ、えりちゃんには」
- 男は苦笑しながらも、えりを後ろから抱きしめ、そっと身体を撫で回し始める。
- 「やぁん……おじさまってば、やっぱり乗り気じゃない……んふっ、やんっ」
- 「えりちゃんはいつもちゃっかりしてるなぁ……そういうところ、嫌いじゃないよ」
- 男は耳元で囁きながら、えりの乳房をすくい上げ、指で先端をこねる。強引でなく、反応を確かめながら。もう一方の手は下半身に伸び、そっと割れ目を擦った。
- 「やぁんっ……おじさま、んふっ……ふぅんっ、やっぱり上手ぅ……やっ……んっ」
- 男の手に自身の手を重ね、ふうふうと息を吐き出すえり。フェザータッチの手つきは絶妙で、勝手に感度の上がった身体が性感を受け入れていく。
- 肉割れの内側をくちゅくちゅと弄る指先も優しく、膣前庭をぷりぷりとひっかき、さらに奥がもどかしくなってくる。
- 「んふっ……ふぅっ、ふぅっ……ねぇ、おじさまっ、うちにもあれやって、ちひろにやってたやつっ……うちのおマンコもっ……トロトロにしてっ……」
- 自分だってこのおじさまのテクで気持ち良くなりたいのだ。えりは甘えるような声を上げ、下半身を弄る男の手に自身の手を重ねる。
- 「わかった、わかった。えりちゃんも気持ちよくしてあげる」
- えりをなだめるように囁き、肉割れの中を撫でていた指を、膣穴につぷっと差し込んだ。そして第一関節まで入れた指で、浅い部分の粒々を引っかいてやる。
- 「んぅぅっ! やっ……おじさま、それっ……いいよぉ、そんな風にっ……ひゃっ、触られるのっ、感じるぅ……んんっ、もっと触ってよぉ……!」
- 「わかった、わかった」
- さらに第二関節まで指を入れて、えりの性感帯を探すようにぐりぐり撫で回す。指先で小さな隆起を細かに引っかきながら、えりの反応を確かめていった。
- 「んっ……やぁんっ、そこっ……そこ、いいよぉ……ぁっ、そこもいいっ……んっ、おじさま、やっ……そこも感じる……かもっ、んふぅっ……ふぅっ」
- 男の指の動きに合わせ、えりは身体をくねらせる。膣襞を繊細な指突きで擦られるたびに、甘く痺れるような快感が訪れ、喉の奥から嬌声を上げた。膣穴からは早くもじゅん、と愛液がこぼれ始めるのを感じる。
- 「やぁん、うち、もう濡れてきちゃったぁ……んっ、おじさまの指で弄られてぇ」
- 「今日はずいぶん反応がいいね、えりちゃん。もうトロトロだよ」
- 「ん……だってぇ、おじさまの指、上手なんだもん……ねぇ、うち、もう我慢できないんだけどなぁ?」
- えりの膣内はもうトロトロだ。愛液をこぼす膣穴はきゅうきゅうと疼き、さらなる快楽を求めている。
- 「ねぇ、おじさまぁ……そろそろ指じゃなくてぇ、おじさまのチンポで気持ち良くしてほしいなぁ……?」
- 背後の男の首に腕を回し、甘えた声を上げるえり。ちひろがあれだけめろめろにされていたのを見ると、同じように快楽を味わいたいという気分と、ちひろだけ気持ちよくなるのは気に入らないという気持ちにもなる。
- 「えりちゃんはおねだり上手だね。そろそろ入れてあげようかな?」
- (うわっ、これやっぱり……やばいんだけどっ)
- 男に指で弄られながら耳元で囁かれ、えりの肩がぞわつく。
- 「んっ、おじさま、やっぱりステキ……♪ んっ、ふっ……ふぅっ、そんな優しく触られたら……うち、もう準備OKだからさ♪」
- この声だ。耳元でこんなに甘い声で囁かれたら、胸やアソコを愛撫されるのと同じくらい、感じてしまう。下手したら声だけでもイケるくらいだ。そんな男の甘い囁きにえりの下半身はもうトロトロになっている。
- 「ねぇ、おじさまぁ、はやくぅ……! もう入れてよぉ……!」
- 「わかった、わかった。それじゃ……」
- 男はえりを抱きしめたまま、そっとベッドに横たわる。そして片脚を持ち上げ、びきっと反り返った肉棒でえりの淫裂をくちゅくちゅとかき回した。
- 「やぁぁぁっ、おじさまったらぁ……はやく入れてよぉ……! うち、もう我慢できないんだからぁ!」
- 待ちきれず、えりは自ら男を招き入れるように、肉裂をぱくっと開く。
- 「じゃ、入れるよ……」
- 男が肉棒の角度を調整し、膣口を探り当てる、ぐっ、と押し込んだ。むりっ、と亀頭が入り込む。
- 「はっ……ぁぁ、入ってきたぁぁ……」
- かと思うと、ずるっと最奥部まで呑み込んでしまった。
- 「んっ……ぅぅぅぅ、あ、はっ……はぁぁぁ、やっ……一気に全部……あはっ、入ってきちゃったぁ……」
- 「簡単に入ったよ、えりちゃん……中までトロトロだね」
- 「んっ……だってぇ、おじさま、お触り上手なんだもん……おじさまのおちんちんも、硬くていいよぉ……?」
- 肉壺に埋まった牡勃起を味わい、えりは熱い息を吐き出すが。
- (……ま、ちょっとアレかもしれないけどね……ちひろ、満足出来たかなぁ)
- 男のモノは平均以上ではあるものの、いつものパパに比べると少し物足りない。
- 「じゃ、たくさん気持ち良くしてあげるからね……ちゅっ」
- 言うなり男がゆっくりとした抽送を始めた。えりの膝を片手で抱え上げたまま、唇を奪い、ぐぽっ、ぐぽっ、と男根を出し入れする。
- 「んふっ……ちゅむっ、ふぁ……ぁっ、おじさまぁ……ちゅっ、っちゅぅぅぅ……おじさま、ふぁっ……やぁんっ……ふぅんっ」
- 男が強く吸いついてきて、えりの唇をちゅるっ、ちゅるっ、と愛撫する。口内粘膜をねっとりとねぶられるような快感に、えりは夢中でキスを返す。
- 「おじひゃまっ、しょれっ……んむっ、やっぱり上手ぅ……はぷっ、しょんな、キスされたら……うち、トロトロになっひゃ……あむっ」
- 男の巧みなキスでえりの脳髄までとろかされていく。アレの大きさはせいぜい平均以上だけどキステクは抜群だ。今日はちひろのパパ活だし、ちょっと悪いけど、やっぱりこれを味わっておかないのは勿体ない。
- 「えりちゃんは相変わらずキス好きだね……もっとしてあげる、ちゅっ」
- 男がえりの口の中に舌を差し込み、舌先で口内粘膜をかき回す。同時に、下半身は押しつけたまま、先端で膣奥をねちねちとこねる。
- 「んっ……はぁぁぁああ! ふぅっ……ふっ、んむっ……むふっ、ふぅぅっ……やらっ、おじひゃまっ、しょんなっ……やらっ、両方、ちゅっちゅしたらぁ……んむっ、れるっ」
- 「両方にキスされると気持ちいいだろ? ほらっ、ちゅっ」
- 「んっ……ふぁっ、はぅっ……れるっ、れるるっ……ちゅるっ……ひょっと、激ししゅぎっ、や、やめっ……」
- 男の舌はさらに激しく、えりが息を継ごうと口を離すたびに、また唇を押しつけられ口腔を舌でかき回される。舌先が歯ぐき、頬の内側、顎の裏とねぶり回し、唾液を流し込まれる。酸欠も合わさって頭の中までどろどろになるような性感に、えりの身体の奥から牝欲がぐいぐいとせり上がってきた。
- [image file=../image/i134-135.jpg]
- 「ふふっ、ちゅっ……えりちゃん、やっぱりこれに弱いね」
- 「……っぷは、だ、だって……んむっ、やらっ……おじひゃま、こんにゃっ、いろいろしたらっ……うちっ、もっ……両方っ、らめっ……もうひょっと──んむぅぅぅぅっ」
- 言い終わる前に男に唇を塞がれる。さらに男の舌がえりの口内深くまで入り込み、ねぶり回す。同時に下半身は小刻みな動きで子宮口をコツコツと叩き、えりの欲望を引き出していった。
- (うわっ……これっ、マジでやばいでしょっ! こんな両方とかされたらっ、どろどろになっちゃうって!)
- えりはもう抵抗も出来ず唾液を飲み込むので精一杯だ。口内粘膜をねぶり回されるどろついた快美に加え、下半身から込み上げてくる快楽の波が、えりを追い詰めていく。
- 「んっ……んむっ、ちゅっ……おじひゃまっ、うち、もっ……イっちゃ──んむっ」
- 男の肉棒はねっとりとえりの膣内をかき回す。出し入れのたびに場所を変え、先端でぐりっと膣洞をこそげた。
- 「あむっ……んっ、んむっ……ふぅっ、ふぅ……っ、おじひゃま、こんにゃ……されたらっ、うち、もっ……溶けちゃっ……」
- 濃厚なキスとねっとりとした抽送で責められ、トロトロになりながらも、えりは微かすかな優越感を味わっていた。
- (んふふっ、うちの方が丁寧にキスされてるもんね……ちひろはまだべろちゅーも知らないくせにっ)
- ちひろよりも自分の方が気持ち良くしてもらっているのだ。そんな子供じみた優越感にえりは次第に高まっていく。
- 「おじひゃまぁっ……んむっ、むぅっ……もっろ、きしゅでっ、きもひよくひてっ……うち、ふぅっ……んむぅぅっ……れろっ、ふぐっ……んむっ、ねぇ……」
- 「わかったわかった、……ほら、舌出して」
- そして男が、えりの無防備な舌をずろっ、と舐めた途端。
- 「……んっむぅぅぅううううっ! ふぅっ……あぅっ、んむっ……ふぅぅぅぅっ……!」
- えりは軽く絶頂してしまい、喉の奥でくぐもった声を上げる。
- (やっぱキスイキ……すごっ、一回はこうやってイカせてもらわないとね……)
- ねっとりと舌を絡められ、どろどろに溶けていくような快楽に、えりは喉の奥でくぐもったイキ声を上げる。やっぱりこの快感はこのおじさまでしか味わえない。ちひろも知らない快楽だ。しかし、男は絶頂中のえりの膣内をぐりぐりとかき回し続ける。
- 「うぁっ……やっ、おじさま……うち、んむっ……れるっ……今、イっちゃ……」
- 必死で男に絶頂を告げようとするえりだが、その間も男の舌がえりの舌に絡みつき、肉棒は快楽に収縮する膣洞の中で細かい律動を続ける。
- 「もうちょっとで僕もイケるから……我慢してっ」
- [image file=../image/i138.jpg]
- 「ちゅっ……んむっ、しょ、しょんなぁぁ…………ぷはっ、うぁっ……やっ、おじひゃまっ、もっ……イっひゃから、やめっ……んむ」
- 「僕もイクからね、もう少し頑張って……っ」
- 男の息が荒くなり、抽送も激しくなる。肉竿自体も力を溜め込むようにぶくっ、ぶくっ、と膨れ上がってきた。そろそろ射精が近いのだが。
- 「もっ、もぅ……イってよぉぉ! うち……もっ、イってるんだからぁぁぁ! そんなっ、早くっ……早くイってぇぇっ!」
- 昇り詰めている中、さらに快楽を与えられ、えりは悲鳴混じりの嬌声を上げる。絶頂の最中の膣洞を抉られる快楽は苦痛に近いほどだった。
- 「えりちゃんっ! 出すよ……イクっ、ぐぅぅっ!」
- 男が剛直を押しつけ、ぶるるっ、と腰を震わせる。直後、膣奥深くで肉竿が弾け牡液が迸った。
- 「んぅぅぅぅぅっ! やっ、やぁぁぁっ……うち、またイっちゃうよぉぉぉ! やっ、イってるオマンコに精液……入ってくるぅぅぅっ!」
- もう一段高い快楽を与えられ、えりは男の腕の中で全身を強張らせる。その間も男は腰を震わせて射精を続け、えりの中に欲望を放っていった。
- やがて──。
- 「はぁ……はぁ……気持ち良かったよ、えりちゃん」
- 射精を終えた男が柔らかくなったペニスをずるりと引き抜く。
- 「あはっ……あっ、おじさま、これ、しゅごっ……うち、まだイって……あひっ、ひんっ」
- 男に耳元で囁かれ、えりはまたぶるっと身体を震わせる。いつもより長い絶頂のピークはようやく下がってきたばかりだ。久しぶりのねっとりとしたセックスに満足したえりは、そばで友人がようやくむくりと身体を起こしたのをぼんやりと見ていた。
- ● ● ●
- 「おお……こんなに」
- 男と別れ、えりとファミレスにやってきたちひろは、受け取った封筒の中身を見て思わず声を漏らす。
- 「でしょ、でしょ? なんたって社長さんだからねぇ……パパにするには最高っしょ」
- 「ん……そだね」
- しかしちひろは冴えない返事をするばかりで封筒を見つめていた。
- 「何だよぉ、セックスだってよかったじゃん? あのテクすごいじゃん。うちもイカされまくったしさ……何がだめなん?」
- 「えーと……」
- せっかくのえりの紹介だから、断るのも気が引ける。けれども、納得出来ずに付き合うわけにはいかない。ちひろはようやく重い口を開いた。
- 「……その、アレがさ……ちょっと、ね……」
- 「あー……やっぱそれか」
- ちひろの言葉に、えりは意外にも得心したように頷いた。
- 本当にそれだけが問題だった。確かにサイズは彼氏より大きい。けれども入ってきた時の感じとか、動く時の感じとか、この前のおじさんに比べると物足りない。あのゴツゴツとぶつけられる感じが欲しいのだ。それに、精液の量も濃さもいま一つだった。
- 「ま、サイズの物足りなさはテクでカバーするタイプだからねぇ」
- 「うん、そういう人もいいとは思うんだけど、やっぱり……さ」
- 「ちひろはデカチンが好きかぁ。このスキモノめっ」
- 「ちょっ……大きい声でやめてよっ、もぅ……」
- 慌ててえりを諌いさめるちひろだが、その通りだった。もっと大きいモノで満たしてほしいのだ。それに、精液の量や濃さだって男として大事な要素だ。自分でもわがままだとわかってはいるのだが。
- そんなちひろにえりは溜息をひとつ吐いて笑う。
- 「しょうがないなぁ、ちひろは。昔っから好き嫌い激しいんだから」
- 「だって……」
- 「いいって、いいって。また探しとくからさ。ちひろの好きそうなデカチン。明日もまた誰か会わせてあげるよ」
- 抗議の声を上げようとしたちひろのスマホが机の上で震え始める。ヨシキからのメールだった。
- 「ごめん、明日ヨシキと会うんだった。一日空かないからさ」
- 明日の予定について恋人との約束を思い出し、ちひろは手をぱちんと合わせる。確かにパパとのセックス気持ちいいが、恋人が嫌いになったわけではなかった──たとえセックスがだめだとしても。
- 「おっけ、わかった。じゃ、明日はヨシキくんにサービスしてあげなきゃね」
- 「ん、そうする」
- 言われなくてもそのつもりだった。明日はヨシキの家に呼ばれているし、きっと親もいないはずだから、当然のように求められるだろう。
- 「じゃ、今日は帰ろっか。新しい候補探しておくからさ」
- 「ん、よろしく。今日は私が出すよ」
- ちひろは素早く伝票を取って席を立つ。今日のせめてもの罪滅ぼしのつもりだったが、これからも『パパ活』は難航しそうだ。そんなことを思って小さく溜息をつくのだった。
- 放課後──。
- 「やっぱさー、俺達って身体の相性いいよなー。昨日も結構盛り上がったし」
- 「ん、そだね」
- ちひろはスマホを弄りながら教室で彼氏と時間を潰していた。ヨシキの言葉通り、昨日は彼の家でセックスをしたりごろごろしたり過ごしていたのだが。
- 「結局メシまで奢ってもらっちゃって、何か悪いな」
- 「ん、いーよ、別に。バイト始めたし」
- 身体を求められてもあまり気が乗らず、相手をするのも面倒になったので外食に連れ出したのだ。正直、ヨシキとのセックスが少し億劫になってきていた。何しろひたすら自分が尽くすだけになっているのだから。
- 「でも、外食とか久しぶりだったからなー、また行こうぜ」
- 「んー」
- ちひろは適当に相槌を打つだけだ。この無邪気さに疲れてもきていた。いくらなんでもいろいろ買ってあげたり、食べさせてあげたり、これだけ羽振りがいいならどんなバイトかくらい気にしそうなものなのに。こういう時、あのおじさんだったら──そんなことも考えてしまった時だった。
- 「でさー、昨日、メシで中断してフェラしてくれなかったじゃん? 今してくんね?」
- 「…………は? 何言って──」
- いきなりの言葉に、つい素が出てしまいそうになった。
- 「あ、そ、その……ナシでしょ。学校でとかさ……」
- 「いいじゃん、どうしてもしてほしかったんだよ。それにもうみんな帰ってるからさー」
- 「えぇ……でもさぁ……」
- 苛立ちに気づいてもいないのか、無邪気に性欲をぶつけてくる彼氏に、ちひろは内心溜息をつく。最近罪悪感からサービスしすぎてしまったのか、逆につけ上がっている気がする。セックスがダメでも、もう少し気を遣ってくれたらと思うことが増えてきた。
- 「なー、いいだろ、ちひろー……頼むよー。最近すげえ上手になってるじゃん」
- 「もぅ……わかった、わかったわよ! しょうがないなぁ……やばそうになったらすぐやめるからね」
- ぐいぐい迫られたちひろは渋々承諾する。この性欲が面倒になってきていて──自分は全然気持ち良くないし──いつまでもこうしていたくはないだけだった。
- 「マジ? ちひろ、好きだぜ」
- 「はいはい……わかった、わかった……」
- ちひろは彼氏を教室の隅に連れていき、足元に膝を突く。多分『好き』という言葉に嘘はないのだろう。けれども、最近はそんな言葉にもときめかなくなってしまった。
- 「じゃ、するね……」
- そしてチャックを下ろし、トランクスの隙間から既に半分勃起しているペニスを引きずり出し、軽くしごき始める。
- 「うはっ、ちひろ、最近エロくなったな……いろいろしてくれるようになったし」
- 「んー、そうかなぁ……? 普通だと思うけど」
- ヨシキは本当に何をしているか気にならないのだろうか。普通、いきなりこんなことをするようにはならないのに。手の中で段々硬さを増していくペニスをしごきながら、ちひろは妙な温度差を感じていた。やがて、ちひろの手の中でヨシキのペニスが完全に勃起する。
- (んー……大きくなっても、まあこんなもんだよね)
- 手を離したちひろは、恋人の肉棒をまじまじと観察する。サイズはもちろん、色も、形も、中年達に比べるとやはり物足りない。匂いも臭気というよりは青臭い感じで何となく弱々しい。
- (私が高望みすぎなのかな……この年の男の子ってみんなこんなものだよね……)
- そんなことを考えながらじっと見ていた時。
- 「ちひろっ、早くしてっ……早くっ」
- 「あ、うん……わかった……ん、はむっ」
- ヨシキに急せかされ、ちひろは躊躇なく若竿をぱくりと咥える。そして口をもごつかせ、勃起に唾液を絡めていった。
- 「うあっ、はぁ……はぁ……ちひろの口、やっぱ気持ちいいなっ」
- 「んっ、ひょう? んむっ……もごっ、もご……んむっ、んくっ……」
- 早くも高まった声を上げるヨシキに対し、ちひろは若干冷めた気分のまま、肉棒をしゃぶり回す。実際、ヨシキのペニスは口の中が一杯にならず扱いやすく、いろいろなことが簡単に出来てしまう。昔はもっと大変だったはずなのだが。
- 「んむっ……はむっ、はもっ……ふくっ、んくっ……れるっ、るろっ……ちゅっ、んむっ、るろっ……もごっ……ろう?」
- 口腔内のスペースを使って舌を動かし、ねっとりと肉竿に唾液をからめていく。サイズが足りないと、こんなことも簡単だった。
- 「あ、いいぞっ……ちひろ、最近大胆になったよなぁ……そんなうまそうにしゃぶって」
- (まったく、アホ面しちゃって……)
- カウパーが漏れ出し青臭さが増した牡棒をしゃぶりながら、彼氏を見上げたちひろは、また心の中で溜息をつく。こっちが苦労していることも知らないのだ。そんなことを考えていた時、そばにあるちひろの鞄の中でスマホが震え始める。
- (そうだ! 今日、えりと待ち合わせなんだっけ……)
- 一応予定は頭に入れておいたのだが、ヨシキに迫られてうっかりしていた。この後、えりと一緒に新しいパパ候補と会う予定があるのだ。しかし、ヨシキは既にちひろのフェラチオに夢中になっていて中断させてくれそうにない。
- (やめちゃいたいんだけどなぁ……あー、もう、さっさとイカせちゃお)
- 「はぷっ……はもっ、かぷっ……ちゅるっ、かぽっ……るぽっ、んぽっ……」
- 彼氏を早く射精に導くため、ちひろは顔を振り立て始める。口の中の空気を抜いて粘膜を密着させ、唇をすぼめて肉竿ををしごき立てていった。
- 「うあっ、ちひろっ……それ、すごっ、そんなしたら、俺っ……」
- 「んぷっ……はぷっ、ちゅぽっ……ふもっ、かぽっ……はぷっ、るぽっ……」
- 「ちひろ……そんな激しくしたらっ……マジで、すぐイっちゃうんだけどっ」
- 「んっ……いいよっ、はぷっ、らひてっ……ふぐっ、れろっ……ちゅぽぉ……」
- ヨシキの声が上ずり、ちひろの口の中で若い牡棒が射精に向けてひくつき始める。ちひろはさらに深く牡竿に吸いつき、唇から空気を吸い込む音を漏らしながら彼氏を追い詰めていく。
- 「ち、ちひろっ、エロっ、激しすぎっ、も、もぅ……出すっ、出すぞっ」
- 「んっ……ふもっ、じゅぽっ、るぽっ……っちゅぅぅ、んぽっ……ぐぽっ……いいよ、らひてっ……早くっ……」
- エロいというかサイズがサイズなので、深くまで咥えるのはそれほど大変ではないのだ。扱いやすく、しかも早漏だからこういう時は逆に助かる。
- 「あー、イクッ、イクっ、出すよ、ちひろっ……」
- 高まったヨシキがちひろの頭を押さえつけ、自らも腰を振り、肉竿を押し込んでくる。
- (んー、そんな必死になっても……私、結構余裕あるんだよね……)
- もっと大きかったら喉の奥に当たって、あのおじさんみたいにイラマチオで感じることも出来るのだろうが、このサイズではどうやってもぶつかりそうにない。物足りなさを感じながらも、ちひろは性器のように口腔の形を変えペニスをしゃぶってやる。
- 「はぷっ、んむっ……がぽっ、じゅぽっ……ちゅぽっ、じゅぽっ……がぽっ、らひてっ、はやくらひてっ」
- 彼氏の牡竿をがぽがぽとしゃぶるちひろ。精液が欲しいというよりは、ただ早く済ませてほしいのだが、その要求は効果があったようで。
- 「ああっ、ちひろのおねだりエロっ、出る……あー、出すぞっ……!」
- そしてヨシキがちひろの頭を押さえつけて肉棒を押し込んだかと思うと、うめき声を上げ、牡液を吐き出した。
- 「んんんんーーーーっ、ふぅぅぅっ……ふぅぅぅっ……んむぅぅっ……」
- 口の中に牡液が溢れ、ちひろはくぐもった声を上げる。
- 「んくっ……んぐっ、んぅぅっ……ふぅっ、ふぅっ……んくっ、こくっ……」
- 喉を鳴らして口の中に流れ込んでくる新鮮な精液を飲み込んでいく。
- 「はぁっ……はぁ……うわ、ちひろ、エロっ……そんなにうまそうに飲んじゃって」
- (言うほど大変じゃないんだよね……ヨシキの飲むの……)
- 嬉しそうな声を上げて射精の余よ韻いんに腰を震わせるヨシキに対し、ちひろは余裕で白濁を飲み下していく。相変わらず量は大したことないし、さらさらだから飲みやすい。それに、口の外に出されて汚されたら片づけが面倒になる。
- 「んっ……んっ、ふむっ……んくっ……っちゅぅぅぅぅっ……」
- 最後にバキュームで奥に溜まっていた精液を吸い出したちひろは、唾液と混ぜてそれを飲み込み、ちゅぽんとペニスを吐き出す。
- 「……どう? 満足した?」
- 「はぁぁ……ちひろのフェラ、やっぱ最高……そんなに俺の精液うまかったか?」
- 「ん……」
- 射精を終えたヨシキは、壁に寄りかかってうっとりと溜息をついているが、ちひろは口の端に残った精液をハンカチで拭う。
- 「ちひろ、マジでエロくなったよなぁ……それでさ……」
- 言いかけるヨシキだが。
- 「ごめんっ、今日これから用事あるからっ! 後でメールとかするねっ」
- ちひろは慌てて立ち上がる。思ったより時間がかかってしまった。これ以上何かさせられたら堪らない。何か言おうとする恋人の返事を待たず、ちひろは鞄を手に取り、教室を飛び出した。
- 夕刻──。
- 「ごめん、えりっ」
- ちひろは駅前に向かう道でえりに追いつき、ようやく息をつくことが出来た。
- 「ん。向こうもちょっと遅れるみたいだから大丈夫でしょ」
- 二人は駅までの道のりを歩きながら作戦会議を始める。ちひろにとってはこのパパ活こそが今日の本番なのだ。
- 「それより今日は大丈夫なの? もうお小遣いで誤魔化されないからね」
- 「もっちろーん、ちひろの好きなデカチンだよ。ほら、この人!」
- 「ちょっ……これっ…………?」
- えりが突き出したスマホの画面を見て、ちひろは絶句する。今日いきなり会うことになったおじさんで、初めて写真を見たのだが。
- 「こ、これっ……おじさん……で、いいの?」
- 「すごそうでしょ? うちはあんまり相性良くないから会ってなかったけど、ちひろならいけるかもと思ってさー」
- 「いやいやいや、そういう問題じゃないでしょ、コレは……っ!」
- えりの話を聞く限りでは、相手は四十代後半、会社勤務で、以前から仕事の都合でなかなか予定が合わなかったらしい。それはいいとして、問題は容姿だ。えりと一緒に取った写真を見る限り、髪は薄く、顔立ちはどことなく魚類系で、ねちっこい目をしている。それに体型も、デブとは言えないが小太りとも言えない。嫌なたるみ方をしている。自分の父親なら絶対に口をききたくないタイプだ。
- 「まあまあ、まずは会って確かめてみよ」
- 「ちょっ……えりったら、ホントに大丈夫なんだよね?」
- えりに背中を押され、ちひろは気持ちが乗らないまま駅前に向かったのだが──。
- 駅前でそわそわしていたちひろ、のんびり待つえりの元にひとりの男が駆け寄ってくる。その男を目にするなり。
- 「げっ……」
- ちひろは思わず口にしてしまっていた。
- やってきた男は写真と変わらない雰囲気を放っていた。見るからに動物的というか。
- 「おじさま、おひさー!」
- そんな男に対し、えりはハイタッチしている。ちひろは男と旧交を温めているえりにそっと耳打ちする。
- (ちょっと、えり……マジで大丈夫なの? このおじさん……)
- (だいじょぶ、だいじょぶ! チンポは保証するからさっ)
- (デカけりゃいいってもんじゃないんだけど!)
- (ま、とりあえずラブホ行って、モノだけ確認してくださいよ、お客さん)
- 結局えりに押し切られ、ちひろはホテルまで連れて行かれることになった。
- 「…………」
- 「ぐふふっ」
- ラブホテルの一室、ベッドの上でちひろは中年男と向き合ったまま固まっていた。野生動物を前にしているようだ。えりに促されるままここまで来てしまったが、さすがに断ろうか。そんなことを考えていた時。
- 「ちょっと、ちょっと、お見合いじゃないんだから早く始めなよっ」
- 以前と同じように、付き添いでベッドのそばで肘を突いていたえりが、待ちきれなくなったようにシーツをぱんぱん叩く。それが男を解き放つ合図となったのか。
- 「ぐふっ、ちひろちゃんっ……それじゃあ、まずは服を脱ぎ脱ぎしようね」
- 男はえりを押し倒し、服に手をかける。
- 「えっ、やっ……うそっ、うそでしょ……っ? ちょっ、やめっ……」
- あまりの展開の早さに、ちひろは反応も出来ず服を剥かれていく。やがて、服をはだけられたブラをはぎ取られ、ちひろの乳房がぶるんっ、と現れた。そして男はその膨らみをぐにっと握り込む。
- 「んっ……ぁ、ちょっと……もう少し優しくっ……んっ、してよねっ……こらぁ!」
- 「気持ち良くしてあげるからね……ぬふっ」
- しかし男はちひろの言葉に耳を貸さず、遠慮のない手つきでちひろの膨らみを揉みしだく。毛深い手の指を膨らみに食い込ませ、激しくこね回した。
- 「んぁぁぁっ! だからっ、もっと優しくっ……してってばぁ! んっ……ふぅっ……ふぅっ、んぁっ……やぁぁ……っ!」
- 愛撫とは言えない痛みを伴うような刺激にも関わらず、次第にじんじんと性感が高まっていく。気が付けば、ちひろは男の手の強引な手つきに翻弄され、嬌声を上げていた。こんな強引にされたくないはずなのに、勝手に声が出てきてしまう。
- 「気持ちいいでしょ? ちひろちゃん、こういうのが好きなんだよね」
- 「えっ、何っ、私、そんなこと……っ」
- 「隠さなくてもいいよ……ちひろちゃんは強引にした方がいいんだろ」
- どうやらえりが入れ知恵をしたのだろう。ちひろはえりをきっと睨みつけるが、素知らぬ顔だ。男は自信たっぷりにちひろの柔房を揉みしだく。手の平で膨らみを押し潰したかと思うと、ぐいっと絞るよう持ち上げた。
- 「こ、こらぁぁぁっ! それ、ホントやめっ……んっ、んぅぅぅっ! ちょっ、強すぎだってばぁ……! そんな激しくっ……やめてよぉっ!」
- 男の激しい愛撫に、ちひろは抗議の声を上げながらも身体をくねらせる。じんじんとした性感はいよいよ高まり、膨らみの先端がぷくっと立ち上がりかけていた。
- 「そんなこと言って、乳首こんなにしてるじゃないか」
- ちひろの乳突起に目をつけた男は躊躇なくそれを口に含み、音を立てて吸い上げる。
- 「あっ……ぁぁぁっ、やめっ……やめっ……それ、ひんっ……そんな吸うのだめぇぇっ」
- 敏感な突起が男の口の中で強烈に引っ張られ、それにつられるようにちひろの身体が浮き上がる。今までこんな風に胸を吸われたことはなかった。自分の母乳を確保しようとする子供のような本能剥き出しの吸い方だ。
- 「ぐふっ、ちゅっ……ちゅぅぅっ、ちひろちゃんのおっぱい美味しいよ」
- 男はちひろの片方の膨らみに吸いついては、もう一方の膨らみを片手でこね回す。無遠慮で容赦のない手つきだ。
- (こ、このおじさん……全然手加減ナシなんだけどっ、何なのこれぇっ……!)
- 今までの男達とは別物だ。こちらを気遣うこともないぶしつけな愛撫なのに、身体はそれを受け入れ、じんじんと熱を持ち始める。
- 「んぁぁっ、ちょっ……それっ、ひんっ……やばいって! そんな激しいのっ……やだっ、やぁんっ……あっ、あぁっ……」
- 「こっちもしちゃうね」
- 男はやはり何の遠慮もなく、ちひろのショーツを抜き取る。そして肉裂の中を探り、膣口に指をねじ込んできた。
- 「なっ……ぁぁぁぁああっ? ちょっとぉぉぉ! いきなりそんなっ……うそでしょっ、ひっ……二本、だめぇぇぇっ」
- 毛むくじゃらの男の指──人差し指と中指──がちひろの膣内をみちみちとこね広げる。まるで膣を弄っているとは思えないような強引さだ。
- 「ひっ……、やめっ……そんな広げないでっ、やぁぁっ……指、太いよぉぉ……!」
- Vの字になった男の指が回転し、膣洞をぐりぐりこね広げる。指の腹が膣洞をすり潰すようにねちねちと擦った。
- 「どう? おじさまの指、すごいっしょ? めろめろになっちゃうでしょっ?」
- 「て、っていうか、これっ、やっ、あっ……そんな問題じゃっ……」
- 枕元でえりが嬉しそうに声をかけてくるが、ちひろはそれどころではない。男の指に潰された膣襞から、じゅく、じゅく、と愛液が染み出してくる。肉穴が勝手に反応してしまっていた。
- 「ぬふっ、ちひろちゃん……感じてきちゃった? もっと気持ち良くしてあげるよ」
- 男の手の動きが変わり、指を揃えて激しく出し入れし始めた。
- 「あっ……はぁぁぁああ! あはぁぁっ! ひんっ……ひぃぃっ! それっ、だめ、だめぇぇぇっ!」
- 男の指が根本までねじ込まれては膣洞をぐいぐい押し広げ、愛液をかき出してはまたねじ込まれ、その激しさにちひろは悲鳴を上げる。まだ身体が慣れていないはずなのに、身体はもう快楽を受け入れ、腰がかくついてしまう。
- 「もう気持ち良くなってきちゃった? ちひろちゃんはエッチだね」
- 「違っ……だって、これっ……こんなっ、激しくされたらっ、やめてってばぁぁ! こんなのでイキたくないよぉぉ!」
- 男の指がぐちゅぐちゅと出し入れされる強引な刺激に、ちひろはどんどん高まっていく。自分でもそんなつもりはないのに、込み上げてくるものを抑えきれなかった。そして。
- 「イって、ちひろちゃん」
- 男の指が膣奥近くのぷりぷりした隆起をごりっと引っかけた途端。
- 「んぁぁぁああああっ? やっ……やぁぁぁっ、イっちゃうぅぅぅっ……! こんなのやだぁぁぁ!」
- とうとう強制的にイカされてしまったちひろは悲鳴を上げ、腰をかくつかせぷしっ、ぷしっと潮を吹く。
- (うそっ……うそっ、私、こんなおじさんの指で……イカされて……っ)
- 身体だけが男の指で勝手に高まってしまい、頭が快楽についていけない。脳髄を貫くような刺激に目を白黒させる。
- 「はひぃ……はひぃ、うしょっ、これ、やばすぎでしょっ……私、こんなのでイっちゃ……たぁ……」
- しばらくして──。
- 強制絶頂にちひろは身体をひくつかせていたが、男は早くも自分の服を脱ぎ始める。
- 「さ、ちひろちゃん、次は本番だよ……まだイってるのかな?」
- 「あっ、あひっ……ひぁっ……?」
- ようやく絶頂の余韻から戻りつつあるちひろの耳に、男の声がぼんやり聞こえる。
- 「だいじょぶだって、さ、おじさまチンポでヤっておしまいなさいっ」
- 「はっ……はっ……えり、ちょっと待っ──」
- 友人が勝手に話を進めていることに辛うじて反応するちひろだが。
- 「ぐふふっ、じゃあ、次はおじさんのチンポで気持ち良くしてあげるね」
- 裸になった男が既に勃起しているペニスを露わにし、ちひろの足元に迫ってきた。
- 「……ひっ……な、何それっ……それっ……」
- 男の肉勃起を目にしたちひろは息を呑む。そのサイズは片手では握れないくらいの太さ、形はゴツゴツと隆起していて血管が浮いている。色は浅黒く、先端からはたらたらとカウパーを漏らし、グロテスクな生き物が股間にくっついているようだ。
- (ちょっ……うそっ、こんなの見たことないんだけど……ホントに大丈夫なのっ?)
- 初めて見るタイプのペニスに、ちひろは思わずえりの方を見る──本当にコレを入れても大丈夫なのだろうか。と目で訴えるが。
- 「だいじょぶ、だいじょぶ、すぐ気持ち良くなるからっ」
- えりは指でOKサインを作る。
- (もおぉぉ……えりってば勝手なんだから! こんなのヤバイでしょ……っ、なんてやつ連れてきたのよっ)
- 友人の適当な返事に内心苛立ちつつも、ちひろ自身、目の前の牡棒への好奇心を抑えきれなかった──あんなモノが入ってきたらどうなってしまうのだろう。
- そんなことを考えている間にも、男がちひろの脚を広げ、その間ににじり寄る。
- 「じゃ、入れちゃうよ、ちひろちゃん……ぐふっ」
- 「えっ……えっ、ちょっ、ちょっと……心の準備するから、ちょっと待っ──」
- 言い終わる間もなく、男は自身の勃起をちひろの肉穴にあてがい、容赦なく突き立てた。
- 「……っぁあああああっ! な、何これぇぇぇぇえっ! ひっ……ぃぃぃいいい!」
- 一気に最奥部まで牡棒がねじ込まれ、ちひろは身体を貫かれたような衝撃に悲鳴を上げる。極太のペニスに膣洞をぎちぎちと押し広げられ、子宮を直接持ち上げるような異物感に目め眩まいさえ覚えた。
- 「ね? すごいっしょ、おじさまのチンポっ」
- 「す、すごいっていうか……かひっ、はひっ、そんなのじゃないよ、これっ……」
- 先ほど強制的にほぐされたせいで痛みはないが、男の脈動でさえ肉壺を広げていくような感じがして、息苦しいくらいだ。
- (こ、これッ、マジでヤバいでしょっ……こんなのでされたらっ、おかしくなっちゃう!)
- ちひろは息を整え、牡の侵入に身体を慣らそうとするのだが。
- 「じゃ、動くからね……おじさん、もう我慢出来なくなっちゃったよ」
- 「えっ、だから待っ──」
- 男はちひろの返事も待たずに腰を振り始めた。
- 「やぁぁぁぁっ! ま、待ってよぉぉっ……ひっ、ひぃっ、何考えてんのよぉぉぉっ! そんないきなり、めちゃくちゃしないでぇぇ!」
- 今までに味わったことのない挿入感に、ちひろは涙声で懇願する。男の抽送は容赦なく、ちひろの肉壺に剛直をねじ込んでくる。ばきばきに反り返った牡竿が肉襞をゴリゴリ抉り、子宮をゴツゴツ叩く。ペニスを挿入されているとは思えないほどの強烈さだ。
- 「ぬふっ、ぶふっ……ぅ、ちひろちゃん、おじさんのチンポ、気持ちいいでしょ」
- 男はふうふう息を吐き出しながらどすっ、どすっ、と腰を叩きつける。
- 「ぜ、全然、こんなのっ……ひっ、かひっ……あひっ、気持ち良くなんかっ……ただ、デカイだけじゃないっ……ひっ」
- ちひろも激しい打擲から逃れようと身体をくねらせるのだが、手を捕まれていてそれも出来ず、ただ牝穴をなぶられ続けることしか出来ない。
- (っていうか、これ……セックスじゃないじゃんっ……こんな、ただ出したり入れたりするだけとか……ただの交尾でしょっ)
- 男の交わりはそれだけ動物じみていた。ただ女の身体をなぶり、自身の欲望を吐き出すだけの性交だ。それなのに。
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- 「んっ……んぁぁっ、そんなチンポでっ……激しくしないでよぉぉっ……んっ、はっ……はひっ、ひぁっ……んぅ、んぅぅ……」
- 下半身から熱い欲望が込み上げ、ちひろの喉の奥から艶っぽい声が上がる。頭は否定したいのに、牝の本能は激しい抽送に屈し、膣奥からどろっ、どろっ、と粘度の高い愛液がこぼれ出した。
- 「ぐふっ……ちひろちゃん、感じてきちゃったでしょ。お汁がたくさん出てるよ」
- 「んひっ、ひぅっ……そ、そんなことないっ、別に……こんなのっ、っていうか、もっ……許してよぅ……こんなのおかしくなっちゃ……っ」
- 快楽への屈服を悟られ、ちひろは思わず羞恥に顔を背ける。こんな強引なセックスで感じたくないのに、肉壺は早くもこの牡の肉棒を迎え入れるようにうねり始めている。自分でも信じられないような反応だった。
- 「あーあ、ちひろはもう降参かー、結構頑張ったんだけどねー」
- 「う、うるしゃぃっ……だって、こんなのでアソコっ……はひっ、ぐぽぐぽされたらっ……おかしくなるに決まってっ……」
- えりの言葉にも答えるので精一杯だ。牡に蹂躙される喜びに、下半身が牝にされていくような高揚感を覚え、身体はどんどん熱くなっていく。
- 「ひあっ……あぁっ! やぁぁっ! ひぐっ、うぅっ……このチンポ、マジでやばいよぉっ! ひっ、ひぁぁっ……マジですごいの来ちゃっ……あひっ」
- 「おじさんも気持ちいいよぉ……ちひろちゃんの中、きつくてっ……ここをぐりぐりするのがいいんだよね」
- 言いながら男はわざと牡棒を突き込む角度を変え、膣壁を強引にねじ広げていく。
- 「ひっ、やめっ……ちょっ、そんなのだめだよぉ……! そんなことしたらっ、マジでアソコ、広がっちゃうからぁ!」
- 膣が軋むような抽送にちひろは悲鳴を上げる。にも関わらず牝穴はそれさえも喜ぶように本気汁をこぼし、さらに高まっていく。
- 「あぅっ……うぅっ、何でこんなっ、こんなセックスで……私、もっ……イっちゃ……ひんっ、ひどいよぉ!」
- 「よしよし、おじさんもイっちゃうからねぇ……ちひろちゃんの中にたくさん出すよぉ」
- ちひろの反応に、男はにやつきながらがつがつと腰を振り立てる。ちひろを逃がさないよう手を引き寄せ、極太勃起で小刻みに肉壺を突き立て、膣奥をどすどす叩いた。
- 「あひっ、かはっ……ひっ、それっ、そんなゴツゴツしたらっ……私の子きゅっ、開いちゃっ……やぁっ、あひっ……」
- 子宮が開いていく感覚に、ちひろは嬌声を上げる。こんな状態で膣内射精されたらおかしくなる。にも関わらず牝の本能は射精を迎え入れる準備を完了させ、射精を促すように膣洞がぎゅるぎゅるとうねった。
- 「ぐふっ、ふぅっ……ふぅっ、それじゃ、イっちゃおうねぇ」
- 男はうわごとのように呟きながら腰を振り立て、牝穴をかき回す。
- 「うそっ、うそぉっ、これっ、これやばいよぉぉっ! これ、すごいの来ちゃうっ……来ちゃうよぉぉぉっ!」
- 高まってくる絶頂の気配に、ちひろは懇願するような声を上げる。このままではどうにかなってしまいそうだ。身体から汗が噴き出し、結合部から溢れた本気汁が泡を立てた。
- 「よーし、イクよ……イクよ、ちひろちゃん、おじさんの精液流し込むからね」
- 男の声も上ずり、ちひろの膣内で牡勃起がびきっ、と肉穴の中ではちきれんばかりに張り詰めていく。
- 「あひっ……ひぁっ、ひぅっ……うあっ、ああっ、これ、もっ……やばいよぉぉっ」
- 「……出るよっ、ぐふぅぅぅっ」
- そして男はいったん腰を大きく引いてから、どちゅっと牡棒をねじ込み、牡欲を爆発させた。ぱんぱんに膨らんだ肉傘からどばっ、と白濁が噴き出す。
- 「ぁ……ぁ……はぁああああああっ、イ、イっちゃ……ぅぅぅぅっ……わたっ、私っ……中に出されてっ……イ、イクぅぅぅぅぅっ!」
- どろどろになった膣内に特濃精液を流し込まれ、ちひろは牝の喜びに全身を打ち震わせる。今までに味わったことのないほど濃く、多量の精液で子宮が牝になっていく。
- [image file=../image/i165.jpg]
- 「ぐふっ、ふぅっ……ふぅっ、まだまだ出るからねっ、赤ちゃん出来ちゃうくらいね」
- 「あひっ……ひぃぃ、ま、まだ出るのぉぉぉっ……? こ、こんなに子宮に濃いの出されたらっ……私、イキまくっひゃぅぅぅぅぅっ! や、やめてぇぇぇぇっ!」
- 男が手を離してくれないせいで下半身の密着が解けず、容赦なく牡液が流し込まれてくる。膣内射精というよりは、種を植え付けられるような従属を覚え、ちひろは悲鳴を上げながら身体をひくつかせ続けた。
- ○ ○ ○
- 「はひーっ……はひーっ……私、もうらめ……っ」
- 「あはっ、それじゃ次はうちも、うちもー!」
- 伸びてしまった友人をベッドの隅に寄せ、えりは中年男ににじり寄る。直前に膣内射精を終えていたにも関わらず、男の下半身は萎えておらず、粘液にまみれた牡竿がヒクヒクと脈動していた。
- 「いいよ、おじさんもまだまだ元気だからね」
- 「それじゃお言葉に甘えてー♪」
- 男をベッドに押し倒したえりは、だらしなくたるんだ下腹部に飛び乗る。
- (やっぱり、このチンポ、味わっておかなきゃもったいないし……ちひろには悪いけど、うちもちょーーーっとヤりたかったから呼んだんだよね)
- 友人をダシにして悪かったとは思うが、ちひろと男の獣の交尾じみたセックスを見て、えりも高まってしまっていた。あんな激しいセックスを見せられたら、嫌でも女の本能に火が点いてしまう。
- 「では……いただきまーす」
- 男にまたがったえりは片手で肉棒を掴み、片手で自身の肉割れを開く。内側に溜まっていた淫液がとろっとこぼれた。
- 「うっわ……おじさまのやっぱすごっ……」
- 片手で指が届かないくらいの極太に、えりは肩をぞわつかせつつも肉穴にあてがい、ぐっと腰を沈める。肉傘がみちっと入り込んだ。
- 「あっ……は、入って……くるぅ……はっ、はぁっ……やっぱ、おっき……ちょっとずつ、ちょっとずつね……」
- さすがにこれは簡単には入りそうにない。ゆっくりと腰を下ろしていくが。
- 「……ふんっ」
- 男が腰を叩き上げる。張り詰めた剛直がぐぷっ、と突き立てられた。
- 「かひっ……? はひっ……ひぃぃぃいっ、いきなりそんなぁぁぁぁぁっ!」
- 牝穴にみちっと貫かれ、えりは悲鳴を上げるが、逃げようにも男が尻を掴んで腰を上げられない。
- 「そんなまだるっこしいの我慢出来ないんだよ、おじさんは」
- 「う……そ、おじさま、ひどすぎぃ……こんなのいきなり突っ込んだら壊れちゃっ……」
- 肉壺が軋むような圧迫感に、えりは息を喘がせる。こんなモノを突っ込まれたら、ちひろでなくても、みんな降参してしまうに決まっている。
- 「かひっ……ひっ、おじさまのおっき……はひぃ……はひっ……はぁ、はぁ……」
- 男のいきなりの挿入に、えりが必死で身体を慣らそうと荒い息を吐き出していた時。
- 「……ふんっ……ふんっ!」
- 男が自ら腰を揺らし始める。曲げた膝の力を使って腰を叩き上げ、肉槍でまだ強こわ張ばる膣洞を抉った。
- 「ひっ? あっ……ちょっ、はひっ……待っ、うち、まだ……手加減してよぉぉっ!」
- 男の上でへたり込んでしまったえりは懇願の声を上げるが、男は容赦なくえりの肉穴に牡勃起を押し込んでくる。膣穴が男の形に慣れていくのを待たず、ゴリゴリと掘削し強引にねじ広げ、張り出したエラで愛液をかき出していく。
- 「誘ってきたのはえりちゃんだからね。責任とっておじさんを楽しませてくれないと」
- 肉茎が太く根を張るようにえりの膣内をみち、みち、と深くまで蹂躙していく。濡れてはいるものの、膣奥までねじ広げられる感覚は強烈だ。
- 「そんなっ……そんなぁぁっ……ひっ、やめっ……はひっ……ひぃんっ!」
- 下から突き上げられ、そのたびに尻を跳ねさせながらも、えりは涙声混じりの嬌声を上げ始めていた。自分の膣が牡棒に屈し、形を変えられていくことに牝の本能がぐいぐいと首をもたげるのを感じる。
- (うぅ……激しいけど、これ、いいんだよね……何か、うちのおマンコが降参しちゃう感じ……結構好き……っ)
- 「えりちゃんも気持ち良くなってきたみたいだね、ぐふっ……ふぅっ、それじゃ、おじさんも本気出しちゃおうかな」
- 男がペースを上げる。えりの尻に指が食い込むほど強く押さえつけ、ゴツゴツと肉棒を突き上げてきた。
- 「あぁぁぁっ? うそっ……やっ、やぁんっ、おじさまっ、そんなっ……もうちょっとゆっくり……ゆっくりぃ……!」
- 気遣いのない激しい抽送に、えりは感極まった声を上げて男にしがみつく。息が詰まるような圧迫感と高揚感に下半身がずきずきと疼き始める。
- 「……イクよ、えりちゃん、一番奥に出すからね」
- 「え、えぇぇっ? うそっ、おじさまっ……さっきイったのに……うそでしょっ? どうなってるのよぉぉぉっ!」
- 膣内射精を迎えようと、さらに牡勃起の先端が子宮口をねちねちと叩く。小刻みな衝撃にえりの肉壺が驚いたようにきゅっ、きゅっ、と収縮した。その刺激に煽られたように牡棒がびくっ、びくっ、と脈動する。
- 「出すよっ……ぶふぅっ!」
- 苛立った動物が鼻を鳴らすような声を上げ、男がえりの膣内に牡汁をぶちまける。
- 「えっ、えっ……ちょっと待って……待ってぇぇぇっ! うそっ、うそでしょぉぉっ?」
- ようやく快楽を覚え始めた牝穴に異常に濃い精液を浴びせられ、えりは目を白黒させ、身体をかくつかせる。心の準備も出来ていないのに、身体が勝手に昇り詰めてしまう。
- 「あっ……あぁぁぁっ、おじさまのっ……うちの中にっ、で、出てっ……る、ひっ……これ、しゅごっ……二回目なのにっ、すごっ……」
- 膣内を濃い牡のエキスに満たされていく感覚に、圧倒されながらもうっとりと目を細めるえりだったが、男の肉棒は萎える気配を見せない。それどころか。
- 「ふんっ……ふん……っ、おじさん、最近溜まってるからまだイケるよっ、ぬふっ」
- 男が再び腰を振り始めた。射精の快感でさらに昂ぶったのか、先ほどより硬さを増した牡勃起でえりの肉壺をぐちゃぐちゃにかき回す。
- [image file=../image/i170-171.jpg]
- 「う、うそでしょぉぉぉぉっ? い、今出したばっかりなのにぃぃぃっ! やめっ……ホントにやめっ……そんなのナシだってばぁぁぁぁあっ!」
- 絶頂の余韻にイキ声混じりの悲鳴を上げながら、えりは身体をくねらせて男の打擲から逃れようとする。が、男はえりの尻を押さえつけたまま、容赦なく牡棒を突き上げてくる。
- (うぁっ、これ……マジでおかしいでしょっ! 溜まってるとかそういう問題じゃないよっ……こんなのっ、ただの……っ、交尾でしょっ、交尾っ!)
- 「ふっ……ぐふっ、ぐふぅ……っ、ふぅっ……」
- そんなえりの尻をがっちりと掴んだまま、男は動物じみた息を吐き出し、生殖行為のクライマックスに向かっている。えり自身の粘液と、自身が吐き出した牡汁が混ざったものを肉傘でかき出しては、再び新鮮な精液を流し込もうと肉棒を突き立てた。
- 「ひぁっ……あひっ、やっ、おじさまっ、うち、まだイってるからぁぁっ……そんな激しくしないでっ……やらっ、やらっ……もう許してよぉぉぉっ!」
- 先ほどの絶頂の余韻にひくつく膣穴を抉られ、えりは懇願しながら涎を垂らす。苦痛に近いほどの快楽で頭をかき回され、わけがわからなくなっていた。
- 「ひゃっ……うっ、おじひゃまっ……しゅごっ、これっ、しゅごぉぉぉっ……うち、おかひくなっひゃっ……らめっ、らめぇぇぇぇ……はひっ、はひっ……」
- 男の容赦ない打擲を受け、自身が下半身からただの牝に変えられていく快感に、えりは息も絶え絶えに嬌声を上げる。繁殖力の強い牡との性交に、牝の本能が反応してしまう。
- 「ひっ……あっ……あうっ……んひゃぁぁ……も、もう……むりぃ……あっ、あうあうっ、うち、もっ……ひゃううっ! んひゃあっ! ひっ、ひいっ! らめっ……ええっ!」
- 強制的な快楽に男の上でくたりとなったまま、ひたすら打擲を受けることしか出来ない。そんなえりの膣内で再び牡勃起がびき、びき、と張り詰めていく。
- 「ぐふっ……ふぅ、ふぅっ……出すよ、えりちゃん」
- 男は獣じみた息を吐き出し、えりの尻を押さえつけて射精へのカウントダウンを始める。小刻みな律動で、膣奥をゴツゴツ叩いてこじ開けていく。
- 「うしょっ? ひゃっ……あぁっ! それっ……うちの子宮、また開いちゃううぅぅぅっ……! しょ、しょこに出されたらっ……しゅごいの来ちゃうっ! 来ちゃうっ!」
- ただでさえもうぐちゃぐちゃなのに、ここに直接流し込まれたりしたらおかしくなってしまう。混乱と、快楽への期待が入り混じり、肩をぞわつかせた時。
- 「出すよ……出すよ、えりちゃん……ふぐぅぅっ!」
- どちゅっ、と子宮口にめり込んだ牡棒が弾け、熱液がどぱっ、と迸る。
- 「ひっ……いぃぃぃぃぃっ、やっ……何これっ、何これぇぇぇぇぇっ! やっ……あぁぁぁっ……うそ、うそぉぉぉぉっ……!」
- 濃厚な牡のエキスにえりの頭は真っ白になり、思わず悲鳴を上げていた。
- 「あひっ……ひっ、やっ……やぁぁぁぁっ! こんなすごいの出されたらっ……うち、メスイキしちゃっ……しゅごっ、赤ちゃん出来ちゃっ……あぁ、あひっ……」
- 深くで密着した肉竿がたくましく脈打つたびに、牡汁が子宮にびしゃっ、びしゃっ、と浴びせられる。頭の中まで精液が入り込んでくるような感覚に、えりは男の上に這いつくばったまま涎を流し、視線をうつろわせていた。
- ● ● ●
- 「それで、それで? どう? どう? すごかったっしょ?」
- 「あのねぇ……」
- 男と別れてやってきたファミレスで、ちひろは友人の無邪気な様子にぐったりする。
- 「どうもこうもないでしょっ……あんなのおじさんじゃなくてただの動物じゃないっ、ナシに決まってるでしょ、ナシっ!」
- 確かにえりの言う通りすごい中年だったのは間違いない。モノの大きさも想像以上だったし、精力も異常だった。が、あんなに繁殖力の強い男を相手にしていてはこちらが壊されてしまう。今だってまだ足腰がふらついているくらいなのに。
- 「しかもお小遣いも全然足りないしさぁ……」
- 「しょうがないじゃん、お給料少ないって言ったのに」
- 「そうだけどさぁ……」
- 男から受け取ったくたびれた紙幣を思い出し、ちひろは溜息をつく。セックスがすごいからっていくら何でも少なすぎだった。この前の男とは正反対だ。
- 「バランスってものがあるでしょ、バランスってものが」
- セックスもお小遣いも両方充実している男が一番なのに、えりの紹介してくれる男達はみんな偏りがあるというか、総合力が足りないというか。
- 「もぉ……じゃあ、どうすんのさ。あのパパもだめ、このパパもだめ……そんなんじゃいつまで経っても見つからないよ」
- 「わかってるけどさぁ……」
- ちひろ自身、ここまで苦労するとは思っていなかったのだ。そこまで好き嫌いを言っているつもりもないのに。今まで会った中で一番だったおじさんと言えば──。
- 「あのさぁ……最初にあったパパと──」
- 言いかけた時だった。えりがぴくっと反応する。
- 「……絶対だめって言ったよね」
- 「だって……」
- やはり拒絶するえりに、ちひろはつい食い下がってしまう。せっかくいいおじさんを知っているのにそれに手をつけられないなんて、おあずけされているに等しい。
- 「だめなものはだめ。私のパパなんだから、そういうのはナシ」
- 「えりだって私のパパ活とかいいながら一緒にセックスしてるじゃん……」
- ぼそぼそと口にするちひろ。お小遣いまでちゃっかりもらっていることまでは口にしなかった。が、えりがずいっと詰め寄ってくる。
- 「……何か言った?」
- 「…………別に」
- 沈黙が訪れ、店内BGMがやけに耳につく。その時、えりがさっと伝票を取る。
- 「帰ろ。また探しておくから」
- 「ん」
- ちひろもそれ以上何も言わずに席を立つ。
- それから二人は店を出たが、帰り道で別れるまで一言も口をきかないままだった。
- [image file=../image/i177.jpg]
- 数日後の夕方──。
- 「なぁ、ちひろ……いいだろ? なぁってば……」
- 「んー……?」
- 彼氏の家のベッドで、ちひろはぼんやりとしていた。ヨシキがしきりにまとわりついてくるが、生返事でいなし続ける。
- (私は別に悪くないもんね……)
- あの日、えりと別れてから一切連絡を取っていない。学校でも口をきかないし、こんなに何日も話さないのは久しぶりだ。
- (そりゃ約束はしたけどさ……)
- 本当は謝ればまた元通りになるかもしれない。でも、悪いことをしたわけではないのに謝るのも変な話だ。こちらからえりにへりくだるつもりはなかった。もし謝るなら向こうが先だ。
- 「なぁ、なぁ……ちひろ、いいだろ……?」
- ヨシキの手が、ちひろの身体を撫で回す。制服の上から胸を揉んだり、太ももを擦ったり、必死でその気にさせようとしているが、ちひろにとっては面倒なだけだ。少し前ならこういうスキンシップも楽しかったものだが。
- 「俺、ちょっと練習してきたからさ……ちひろも気に入ると思うぜ。俺のテクで気持ち良く出来る自信あるから。な? な?」
- 「んー…………」
- 「なぁってば。俺のテク、確かめてみろってば、な?」
- 「あー、もう、わかったよー……もぉ!」
- ヨシキのしつこさにちひろもとうとう折れてしまった。せっかく頑張るというのだから、させてみてもいいだろう。
- そして──。
- 「気持ち良くしてやるからな」
- 自信たっぷりのヨシキはちひろの制服のスカートを捲り上げて、ショーツを抜き取る。そしてその脚をぱくっと開いた。
- (あんまり期待出来ないんだけどなぁ……)
- 膝を立てたちひろはそんなことを考えながら、彼氏のなすがままになる。脚の間ではヨシキの指が割れ目の中をくちゅくちゅと動き、膣口を見つけるなりつぷっと入ってきた。
- 「ん……っ」
- 「えーと、確かこうやって……ここを……」
- どうやら何かで勉強してきたらしい。ヨシキは二本の指で不器用にちひろの膣穴をくにくにと探るのだが。
- 「ん……んー……」
- ちひろはいまいち感じず、くぐもった声を漏らすだけだ。細い指が膣内を動き回っても性感のようなものは訪れない。いろいろな場所を触ってはいるのだが、いつまで経っても気持ちいい箇所に掠りもしない。それなのに。
- 「どうだ? 気持ちいいだろ……」
- 「ん……まぁ、いいよ……」
- 彼氏に聞かれ、ちひろはつい曖あい昧まいに答えてしまう。正直、いまいちだ。何となくやろうとしていることはわかるのだが、やはり的外れだ。第一、指が細すぎて、どこを当たっても触られている気がしない。
- 「えーと、このへんをこうやってひねって……ここをこうして……感じるだろ?」
- 「あ、んー……まぁ、いいかも……」
- 「だろ? やっぱここがいいんだな……もっとするぞ」
- ちひろの言葉を馬鹿正直に信じて調子に乗るヨシキ。二本の指をぐりぐりと回転させ、膣内をこね始めた。
- (あー……今度はそんなことして……もうちょっと丁寧にやってよね……それ、もっと濡れてからでないとだめなんだけどな……)
- ヨシキの指の動きを膣内で感じながら、ちひろは内心溜息をつく。指が動いているといっても、本当にただ動いているのを感じるだけで、耳や鼻を弄られるのと変わらない。細い指でも気持ちいい場所をピンポイントで触ることは出来るはずだしせめて指でひっかくのを繰り返して気持ちのいい場所を探るのを続けてくれればもう少し反応も違うのに。
- 「このへんを……こうやってぐにぐにするのがいいんだよな」
- 「ん、ぁー……いいよ……ヨシキぃー……」
- 「そうか、ちひろは感度いいな……もっと触るぞっ」
- 自分でも乗り気でない声を出してしまったのがわかったが、ヨシキはそんな言葉にも喜び、ひたすら指で肉穴をこね回す。
- (うぅ、やっぱり、全然盛り上がらない……)
- こんなに下手でも以前ならもっと感じただろうに。自分の気持ちがヨシキから離れつつあることに気づき愕然とする。
- 「ぁ……ちひろの中、ぬるぬるしてきた……やっぱり感じてるんだな?」
- (気持ち良くなくても勝手に濡れるって……)
- そんなこともわからないのだろうか。しかし、ヨシキの言葉通り、ちひろの膣内は生理反応で少しずつ愛液を分泌させ始めていた。
- 「やっぱちひろはエロいな……もうこんなにして、もっと気持ち良くしてやるよ」
- そんなちひろの反応に気を良くしたのか、調子に乗ったヨシキはさらに指をぐちゅぐちゅと出し入れし始める。二本の指を根本まで押し込み、指の腹で肉穴をかき回した。
- 「ほら、ちひろ、こういうのが好きなんだろ? ほらっ、どうだ?」
- (今度はそれかぁ……それじゃだめなんだけどなぁ……最初に気持ちいいところ探しておかないのにそれやってもねぇ……)
- ヨシキの指が出入りする様子をぼんやり眺めながら、ちひろは熱の入らない反応を続ける。先ほどから愛液こそ出ているものの、涎を垂らしているのと同じで、相変わらず性感にはほど遠い。
- 「あれっ……ここをこうしてると……潮吹くはずなのにな……こうかな? こうかな?」
- ヨシキは指をぐちゅぐちゅ出し入れしながら、ボタンでも探すようにちひろの膣内をかき回す。
- (エロ動画の見すぎだっての……そんなので潮吹くはずないじゃん……)
- どこで知恵をつけてきたのやら、ヨシキの指は何やら目的を持って動いているのだが、いつまで経っても潮を吹かせるなんて無理そうだ。
- 「ちひろ、どう? 感じる? このへんとか……いいだろ? このへんは?」
- 「ん……ぁんっ、どこもいいよー……感じるぅ……んっ、ふぅっ……ぁー……」
- 彼氏の指の動きに合わせて熱の入らない声を上げるちひろ。正直、感じるフリも億劫になってきていた。そろそろ正直に言った方が──。
- 「そろそろもっとさせてよ……クンニとか、もっと気持ち良く出来るからさ」
- 「え……ぁー……」
- どうやらちひろの反応にさらに調子に乗ってしまったらしい。ヨシキは自信満々だ。ちひろとしてはクンニも期待出来そうにないのだが。
- 「……いいよ」
- やはりこの無邪気な目には弱い。アホすぎて拒めないのだ。最近それが鬱陶しくなってきているのだが、それでもちひろは渋々頷くのだった。
- 「じゃあ……気持ち良くしてやるからな。俺、ちひろのおしっことか飛んでもいいからっ……んむっ」
- 言ってちひろの足元に屈みこんだヨシキは、肉裂をぱくっと開き、躊躇なく口をつける。
- (うわ……結構大胆じゃん……またエロ動画の受け売りだろうけど……)
- 「ちひろのここ……やらしー味がする、ずるっ……ずるるっ……」
- 「ぁっ……んぅ……ふ、んぅー……いいよぉー……」
- ヨシキの舌が割れ目の内側、膣前庭をねろねろと舐め回す間、ちひろは甘ったれた声を装う。愛液を舐め取られたり、舌先で膣口をくにくにと弄られるが、いまいち性感には及ばない。かなり頑張っているのはわかるのだが。
- (的外れなんだよねぇ……変な知識つけずにもうちょっと私の反応とか見てくれればいいんだけど……)
- 「ぺろっ……ずるっ、ずるるっ……ちひろ、すげーエロい……この味……」
- 「んぅー……私もエッチな気分になってきちゃったよぉ……もっとしてぇ……」
- 言いながらも、ちひろの気分は盛り上がらないままだ。退屈さえしていた。
- 気が付くと、手元に置いたままのスマホをこっそりと操作していた。
- (えりからは……何もないよね……)
- 「あぁ、ちひろのスケベ汁、まだまだ出てくる……舐めても舐めても溢れてくるっ」
- (そういえば明後日、また紹介してもらうはずだったんだよね……ちゃんと探してくれてるのかな……)
- ヨシキのクンニを受けながら、ちひろはスマホをベッドに置いたまま器用に操作し続ける。頭と下半身が完全に切り離されていた。
- 「どんだけ出てくるんだ、これ……すげーエロい味して、俺も興奮してくる……」
- (やっぱり、こっちから何か言った方がいいかな……? いや、そんなことする必要ないよね。私、悪くないもん……)
- そんなことをぼんやり考えていた時。
- 「なぁ……ちひろ、結構感じるだろ? こんなにエロい汁たくさん出してるし……」
- 気が付くとヨシキが見上げてきていた。その視線にちひろは我に返る。
- 「ん、ぁっ……ん、うんっ……よかったよぉー……?」
- 「…………」
- 見上げてくる視線から、どうやら本番をしたいらしいのがわかった。こんなに頑張ったのだからさせてくれると踏んでのことだろう。そんな彼氏の魂胆を見抜いたちひろは。
- 「いいよ……」
- このままヤラせてあげないとまだ面倒が続きそうな気がする。相変わらずの彼氏の無邪気さに小さく溜息を吐くのだった。
- 「じゃ、今日は私がするから……」
- スカートを脱ぎ捨てたちひろはヨシキの上にまたがり、制服のズボンを脱がせて既に勃起しているペニスを引きずり出す。
- 「うはっ……ちひろ、やっぱり大胆じゃねっ」
- 「そうかな? 別に普通でしょ……」
- そういえば自分から動くなんて珍しいかもしれない。いつの間にか大胆になってしまっていたのだろうか。そんなことを考えながらヨシキの肉棒を片手で掴み、先端を自身の入り口にあてがう。
- 「じゃ、入れるね……」
- そして一気に腰を落とした。肉竿が愛液にぬめる膣穴にずるっ、と呑み込まれる。
- 「んっ……ほら、入ってる……」
- 「うわっ、ちひろの中……入って、ぬるぬる……っ」
- 喘ぎ声を上げるヨシキに対し、どこか冷めたちひろはゆっくりと腰を下ろしていき、やがて肉棒を全て自身の肉穴に埋めた。
- 「はぁ……やっぱちひろの中、すげぇ気持ちいい……こんな簡単に入れちゃって……ちひろ、エロくなったよなぁ……」
- (ヨシキが小さいだけだっての……でも、まあ、こんなもんだよね……ちょっと小さくなったというか……私、ユルくなっちゃったのかな)
- まるで風呂にでも浸かったようなうっとりとしたヨシキの声をぼんやり聞きながら、ちひろは彼氏の肉棒の感触をじっくり味わっていた。全体の密着感は物足りないし、先っぽは一番奥に触れもしない。最近はサイズの違うペニスばかりを相手にしていたから、ヨシキのモノなら簡単に挿入出来る。ヨシキも具合が変わったなら少しは何か気づいてほしいものだが。
- 「じゃ、動くよ……気持ち良くなったら出しちゃっていいから」
- 「お、おう……じゃ、じゃあちひろに任せるっ」
- 嬉しそうな声を上げるヨシキの腹に手を置き、ちひろはゆっくりと腰を振り始める。膣襞を擦りつけるようにゆっくり腰を上げ、竿の半ばまで引きずり出したところでまたゆっくりと牡竿を呑み込んでいく。
- 「うぁっ、ちひろっ……すげっ、それっ……チンポ溶けそっ……」
- 「そ……よかった……んっ……んしょっ……ふっ……ふぅっ……」
- ちひろにとってはただの労働だ。膣内を動く肉竿は、中年男達に比べると子供サイズで、亀頭も膣襞を擦る刺激も物足りない。子宮にも触れなくて、セックスをしているという感じがしない。
- (もうちょっと強くすれば……届くかな、こうやって……)
- 腰を上げ肉竿をずるずると抜き出していくちひろは、カリ首が膣口に引っかかるところで止まり、一気に腰を落とす。ぱちゅんっ、と下腹部が音を立てた。そしてまた腰を持ち上げては、腰を落とし、勢いを利用して肉竿を深くまで呑み込む。
- 「んっ……んっ、ふぅ……ふぅっ、んぅ……これくらいっ、やればっ……届く、かなっ」
- 「うわっ、ちひろ、エロすぎっ……そんな激しく腰ぶつけたらっ……」
- ちひろの律動にヨシキは声を上げる。
- (んー……だめ、かな……こんなにしても……届いてるのかなってくらいだし……まあ、さっきよりはマシかな……?)
- ちひろにとってはようやくセックスらしくなってきたところだ。相変わらずペニスのサイズは物足りないものの、こうして動けば先端が辛うじて膣奥に触れる。まるで痒みのような感覚だが、それだけでもまだマシだ。その感覚を味わおうと、ちひろはぐぽんっ、ぐぽんっ、と腰を上げては叩き落とす。
- 「んっしょ……よいしょっ……んっ、ふぅ……ふぅっ……もうちょっと、んっ……」
- 少しでも膣奥に刺激を得ようと、ちひろが無心に腰を振り立てていた時。
- 「ごめっ……ちひろ、そんな激しくしたら、もうイキそうなんだけど……っ」
- 「ぇー? わかった……じゃ、いいよ、イって……好きな時にイっていいから……」
- ヨシキの上ずった声にちひろは内心ホッとする。今はもう早く終わってくれた方が助かる。早くヨシキを射精に導こうと、ちひろは腰を上げるペースを上げる。ストロークを短く、愛液にぬめる膣洞で牡竿をしごき立てた。
- 「うわっ……ちひろっ、それすげっ……俺、もう……マジで出そう」
- 「んっ……いいよ、出して……ふっ、ふぅっ……出して、早く出してっ……」
- ちひろは息も荒く乳房を揺らして腰を振り立てる。結合部からはくちゃくちゃと粘膜音が鳴り、下腹部が当たるたぱたぱという音が響いた。ちひろの膣内では射精に備えたペニスがヒクヒクと脈動している。そして。
- 「ちひろ、ごめっ……もう、出る……っ、うぅぅううっ」
- ヨシキがうめき声を上げ腰を震わせる。直後、膣内にとぷっ、と牡液が溢れる。
- 「んんんんぅぅぅぅっ……ぁ、出てる……んっ……んー……」
- ヨシキの上に座り込んだまま、ちひろは牡欲の放出を受け止める。中年男に比べて弱々しい射精には気が抜けてしまうくらいだ。膣壁にへばりつくような粘度も、子宮が溺れるような陶酔感もなく、最後まで物足りない。
- 「はぁ……はぁ……やっぱりちひろのマンコ最高、めっちゃ気持ち良かった……」
- 「ん、よかった……」
- 膣内でペニスが柔らかくなっていくのを感じながら、ちひろも溜息をついた。ヨシキは満足したようだが、労働の後の疲労感と倦怠感しか残っていなかった。これでお金でももらえたらまだやりがいもあるのだが。そんなことも考えてしまう。
- 「今日は俺も頑張ったし、二人で気持ち良くなれたよな?」
- 「んー……そだね」
- 生返事をしながら、ちひろは素早く身支度をする。何だかいきなりヨシキとのセックスが馬鹿らしくなってしまった。あるいはずっとそうだったことにようやく自分でも気付いたのか。
- 「……ごめん、今日はもう帰る」
- そしてちひろは彼氏の返事も待たず家を飛び出した。もう付き合いきれない。せめてひどいことを言ってしまう前に自分から離れたかった。
- 数日後──。
- 「…………」
- 放課後の教室で、ちひろはスマホの画面を睨みつけていた。
- 相変わらずえりとは話していないし、ヨシキともろくに話していない。クラスが同じだから話しかけられはするものの、ずっと避けている。そろそろわかってくれるといいのだが。
- 「…………」
- スマホの画面に表示されているのは、手を出すなと釘を刺されている『パパ』の連絡先だ。実は最初にお試しでセックスをした時に、お小遣いと一緒に連絡先もこっそりもらっていたのだ。
- もう何日もこうして連絡先を出してはこっそり会おうとしては思い留まっていたが、もう我慢の限界だ。ヨシキとはどうやっても気持ち良くなれない、他のおじさん達もいまいち、初のおじさん相手ということを差し引いても、あのおじさんとのセックスが一番だった。もう欲求不満でどうにかなってしまいそうだった。それに。
- 「……えりだって私に隠れてお小遣いもらってたし、いいよね」
- 友人への当てつけの意味もあった。私のためにパパを紹介してくれると言いながら自分だってちゃっかりセックスをしているし、お小遣いだってもらっている。えりがつまみ食いをしているのに、私だけいろいろ禁止をされるなんて不公平だ。
- 「……いいよね」
- そしてちひろは男の連絡先に指で触れた。
- 翌日の夕刻──。
- 「いきなりどうしたの? えりちゃんと何かあったのかな?」
- 「そういうわけじゃないんだけど……」
- ラブホテルの一室で、ちひろは男と一緒にベッドに腰掛けていた。あれからパパとはすぐに連絡が取れ、特に理由も言わずに呼び出したのだが、当然のように、えりとのことを聞かれた。ちひろとしては、このおじさんもえり以外に何人か付き合いがあるはずだと踏んでいた。だから呼び出しても割り切ってくれると思っていたのだが。
- 「えりちゃんと喧嘩してるのかな? おじさんが一緒に謝ってあげようか?」
- 「べ、別にそんなんじゃないからっ……えーと、えーと……」
- 意外にも男に心配され、ちひろは言葉に詰まる。こうなったら──。
- 「そ、その……今月ちょっと厳しいからお小遣い欲しいかなって思って……私、えりみたいにパパいないから……」
- こうなったら泣き落としだ。ちひろは目を潤ませて男にしなだれかかる。実際、お小遣いが欲しいことは欲しいし、嘘は言っていない。
- 「えーと、ちひろちゃん?」
- 「おじさん……私、お小遣い欲しいんだけど……えりには内緒でこっそりくれない? ちょっとだけでいいからさ……」
- ちひろは男の腕にしがみつき、さらに畳みかける。私だってえりがいなくてもこれくらい出来るのだ。先ほどまで心配そうだった男もだらしなく表情を緩める。
- 「しょうがないなぁ……ちひろちゃんは。今回だけだからね」
- 「やった! おじさん……ありがとっ」
- ちひろは男にしがみつき、ほくそ笑む。いつもえりの遊びに乗るばっかりだけど、私が遊びのルールを変える時だってあるのだ。
- 男をベッドに押し倒したちひろはその上に飛び乗り、股間に顔を寄せ、男の顔に尻を向ける。シックスナインの体勢だ。
- 「えへへっ……私がするからおじさんもしてっ」
- 「ちひろちゃん、前より積極的だね。そんなにお小遣いが欲しいのかな?」
- 「ん……まあ、そんなとこ……」
- 話しながら男のズボンのチャックを下ろし、ペニスを引きずり出す。まだ勃起していない状態にも関わらず、ヨシキのモノとは段違いのサイズだ。ちひろは早速男の亀頭を口に含み、竿を手で撫でしごく。
- 「こらこら、そんなにがっつかないで……ちひろちゃん」
- 「んむっ……あむっ、ふぅっ……ふっ……ふぐっ、あむっ……だって……」
- ちひろの手の中で牡竿が脈動に合わせ、あっという間に硬く膨らんでいく。口の中でも肉傘が張り詰め、濃い牡臭が口内に充満する。
- (やっぱりこれくらいのサイズがないとね……!)
- 男のペニスはちひろの手の中で完全に勃起した。うまく握れないくらい太い牡竿には青筋が浮き、ぱんぱんに膨らんだ赤黒い亀頭はエラが張り出している。そして先端の割れ口からはトロトロとカウパーが染み出し、ちひろの口の中に流れ込んでくる。
- 「今日はずいぶんがっついてるね、ちひろちゃん。本当はお小遣いしゃなくてエッチしたいだけなのかな?」
- 「はむっ……あむっ、らって、おじひゃんの、しゅごっ……おっひくて、しゅごっ……臭いするしっ……これ、やばいんだけどっ」
- ちひろは男の肉棒を夢中で舐めしゃぶる。口の中を一杯にする肉傘に舌を絡め、溢れる牡臭を唾液とともに飲み下していくうちに、下半身がじゅん、と熱く潤み始めた。
- 「ちひろちゃん、パンツにエッチな染みが出来てるよ……おじさんもしてあげるね」
- 言うなり男がちひろの下着をずらし、肉裂をぱくっと開く。
- 「やぁん……おじさん、そんなに見ちゃ恥ずかしいってばぁ……!」
- 「もうこんなにお汁が垂れて来てる。ちひろちゃんって結構エッチなんだね……」
- 「もぉ……おじさんってば、そんなに見ないで……ちゃんとして……ひぁぁっ?」
- 男の舌が肉裂の内側をずるっと擦り、ちひろは思わず声を上げる。さらに舌がねろねろと粘膜を舐め擦り、膣奥がじくじくと熱を上げる。
- 「んんっ……あむっ、わらひも……んっ、んむっ……じゅるっ、じゅるるっ……ちゅぱっ、ちゅるるっ……じゅぽっ」
- 男のクンニに煽られ、ちひろもフェラチオを再開する。先端に吸いつき、唇を密着させながらずるるるっと根本まで吸い込んだ。そして、またずるずると口内から引きずり出していく。
- (ん……やっぱり、すごっ……この感じがいいんだよねっ……こうやって、奥までいっぱいになる感じ……)
- 口内粘膜の粒々を亀頭ですり潰すような感覚が、ぐんぐんちひろを高めていく。やっぱりヨシキのクンニとは別物だ。男の舌を下半身に感じながら夢中で牡勃起を舐めしゃぶり続ける。
- 「ちひろちゃんはフェラが上手だね。おじさんも頑張るよ」
- たっぷりと舐めほぐされた肉穴に男の舌がにゅるっ、とねじ込まれる。
- 「んぅぅぅぅっ? んっ……やぁっ、ひた、入ってきたぁ……あむっ、ちゅるっ……んぷっ……はぷっ……」
- 丸められた男の舌が肉穴の浅い部分を出入りし、粒々の舌粘膜に性感帯をねぶられる。ねっとりとした快美が下半身から駆け上がってくるのを感じながら、ちひろも男の肉棒を夢中で頬ほお張ばった。
- 「んぽっ……ずるるるっ、んぐっ……じゅるるっ、はぷっ……っじゅぽっ……ぬぷっ」
- 勢いをつけて牡棒をしゃぶり込み、先端が喉奥にごつっ、と当たるまで呑み込んでは、また口から引きずり出す。そしたまがぽっ、と呑み込む。少し苦しいくらいだが、これくらいの感覚がいいのだ。
- 「く……っ、ちひろちゃん、いいよ、それっ……おじさんのチンポの先っぽが喉に当たって……そんなにチンポ好き?」
- 「はふっ……んぶっ、がぽっ……んぐっ、んくっ……はぽっ、じゅるるっ……んむっ」
- 男の肉棒を頬張りながら、ちひろはこくこく頷く。
- 「よしよし、素直な子にはご褒美あげるね……ほらっ」
- 「んぅぅぅぅぅっ? ひゃっ……やらっ、んぷっ……しょれっ、んぐぅぅぅっ……?」
- 肉豆に走る鋭い快楽刺激に、ちひろは思わず喉の奥で嬌声を上げる。男の舌は膣内の浅い場所にある粒々の性感帯を舐め、同時に太い指が肉芽をつまみ転がす。両方の快楽が波のように合わさって脳天までせり上がってくる。
- 「んぶっ……はぷっ、じゅるるるっ、んぽっ……がぽっ、んぐっ……ぐぽっ……しょれ、しゅごっ……はぷっ……んぶっ、じゅぽ……っ」
- 下半身から込み上げてくる快楽の波に負けないよう、ちひろは口の形を卑猥な粘膜穴に変え、牡棒をがぽがぽとしゃぶる。頬をこけさせて肉竿に密着させ、唇を締めつけてカリ首をきゅっと擦った。
- 「くっ……ぁ、そんな激しくしたら……おじさん、そろそろイクよ……!」
- 男が切羽詰まった声を上げ、腰を叩き上げてくる。剛直の先端がちひろの喉奥をごつっと叩いた。
- (うわっ……これ、やばっ……私の喉、おじさんのチンポでめちゃくちゃに叩かれてっ……苦し、けど……っ、たまんない……っ!)
- 喉奥を叩かれる苦痛混じりの快感、下半身に与えられる刺激が合わさり、ちひろは急速に高まっていく。快楽が身体の許容量を越えていき、より濃度の高い愛液がトロトロと溢れ出す。
- 「んぐぅぅぅぅっ……! んぅっ……んぽっ、じゅぽっ……ぬぼっ、んぐっ……んぼっ……んぐっ……っぐぅぅ」
- 「あぁ……イクよ、ちひろちゃん……出すよっ!」
- いよいよ男が声を上ずらせて腰をかくつかせる。ちひろの口の中で牡勃起が力を溜め込むようにびきびきと反り返っていく。
- 「んぶっ……がぽっ、ぐっ……かふっ、はぷっ……んぼっ……ぐぽっ……ぬぼっ」
- 欲望の放出の気配を感じながら、ちひろはがむしゃらに牡棒をしゃぶり、自身の絶頂を引き寄せる。そして次の瞬間。
- 「……出すよっ」
- 男が腰を突き上げ、ちひろの喉奥深くに剛直をねじ込む。そこで牡欲を爆発させた。
- 「んっ……ぐぅぅぅううううううっ! んっ……んっ、ひぐぅぅぅぅぅっ……!」
- 喉奥に精液を浴びたちひろも絶頂し、くぐもったイキ声を上げ、下半身もぷしゃっ、と潮を吹く。
- 「んふっ……ふぅっ、んくっ……んぐっ、ふぅぅぅぅっ……ふぁぁ、んぐぅぅぅっ……これっ、イっへるのに……ひゅごっ……んぐっ……」
- イラマチオの苦しさと精液の濃さに涙を流しながらも、ちひろはそれを貪欲に飲み下していく。喉にへばりつくような牡汁がさらに絶頂を長引かせ、ちひろはぶるっ、ぶるっ、と身体を震わせ続けた。
- やがて──。
- 「はぁ……はぁ……おじさん、私、まだ……」
- 絶頂から戻ってきたちひろはむくりと身体を起こす。いつもならしばらく動けないはずなのに、今日はまだ余裕があった。それどころか、牡液を体内に入れたことで下半身が熱く疼いていた。
- 「……まだ足りないんだけど……いいよね?」
- ちひろは男の腰にまたがり、粘液まみれの牡竿を肉唇でぱくっと挟み込む。
- 「ちひろちゃん、一人だと結構エッチなんだね。まだ足りないのかい?」
- 「おじさんだってまだまだ元気なくせにっ……ほらっ」
- 言ってちひろは腰を前後に揺らし、肉裂で男のペニスをぬちゅぬちゅと擦り立てる。実際、男の肉棒は力を失っておらず、ちひろの腰を持ち上げるようにたくましく脈動していた。
- 「それじゃ、この元気なチンポを……入れちゃうよ」
- [image file=../image/i198.jpg]
- 自分でも貪欲な表情をしているのがわかった。腹につきそうなほどそりかえった牡棒を掴み、自身の入り口に当てる。そして、ぐっと腰を下ろした。男の肉傘がぬりゅっと膣穴に押し入ってくる。
- 「んっ……ぁ、ぁぁあああっ、入って……くるぅ、やっぱりおじさんの……すごっ……」
- うねる膣洞をかき分けて入ってくる感覚に、ちひろは息を詰まらせながら、ゆっくり腰を下ろしていく。やがて膣内にペニスが完全に埋まり、ちひろは男の上にぺたんと座り込む。
- 「あはっ……はっ、はぁっ……入った……ぁ、おじさんのチンポ、すごっ……」
- 「ちひろちゃんの中もトロトロですごくエッチだよ」
- 「うふっ、おじさんのチンポもびくびくしてっ……私の中で動きたがってるみたいだよっ」
- 同じ騎乗位でも入れただけで、こんなにも彼氏のモノとは違う──まだ彼氏と言えるならばだが──感覚にちひろは熱い息を吐き出す。膣内を内側から押し広げる圧迫感に、力強い脈動、自身の中に牡がいるのを感じ、膣奥がさらに疼く。
- 「んっ……もっ、動くからっ……我慢出来ないっ……」
- このたくましい牡棒をもっと味わいたい。肉壺をかき回されたい。牝の本能に衝き動かされ、ちひろは腰を振り立て始めた。
- 「はぁっ……んっ、はっ……はぁっ、んぅっ……やっぱり、これ……このチンポっ、いいよっ……ふぅっ、ふぅ……んぅ」
- 男の上で腰を弾ませるちひろ。腰を引き上げる時にはカリ首がみちみちと膣襞をこそげるように、腰を落とす時は肉の壁をぐいぐい広げ、最後に子宮をぐいっと押し上げる。
- 「んっ……これ、いいっ……こうやって、持ち上げて……落とすとっ、ひんっ……おくっ、子きゅっ……当たって、あはっ……んくっ、いいよぉ……」
- 「ちひろちゃんは子宮をぐりぐりするのが好きなんだね」
- 「んっ……うんっ、これ、いいよぉ……!」
- ちひろは夢中になって腰を揺らし、牡棒で子宮を叩かれる感触を楽しむ。ヨシキの肉棒ではどんなに頑張っても届かなかった場所に易やす々やすと届き、快楽を与えてくる。
- (やっぱりセックスはこうでなくっちゃね……っていうか、もっとしたいんだけどっ……何か、これだけじゃ足りないっ)
- 肉穴はさらなる刺激を求めるようにぎゅるぎゅるとうねっている。子宮だけでは足りない。耐えがたい痒みのような疼きを覚え、ちひろはそれを解消しようと腰の動きを変えて牡棒を貪り続ける。
- 「んっ……ここ、かなっ……こうやって、このへんを……ふぁっ、ああっ……ここっ、ここがいいのぉぉぉっ……ここっ、おじさんのチンポでぐりぐりするのっ……」
- 男の先端が最奥部近くの小さな粒々をぐりっ、とこねるたびに、熱い快楽が脳髄まで駆け上がってくる。ようやく性感帯を見つけたちひろは腰の位置を調整し、執しつ拗ようにそこを抉らせた。
- 「……ちひろちゃん、さっきからそこばっかりだね、そんなに好き?」
- 「だって……ひぁっ、ここ、気持ちいいからぁ……ここだけしてたいのぉぉっ……! このチンポっ……私のここっ、もっと……んぅっ、もっとしたいの……!」
- 「しょうがないなぁ、ちひろちゃんは……結構好き嫌いが多いね。もっといろいろ開発しないと」
- 言いながら男も腰の動きを変え、牡勃起を様々な場所にねじ込んでくる。
- 「ひぁっ……あぁぁっ? やっ……そこっ、そこぉぉぉ……っ、もっと、もっとするのぉぉ……あっ、すごっ……ひっ、やぁぁぁっ……!」
- ごつっ、ごつっ、と肉棒が突き込まれ、抉られるたびに、下半身から鈍重な刺激が波のように押し寄せてくる。膣奥からはいよいよ多量の愛液がこぼれ、肉傘からかき出されては泡となって垂れ落ちた。
- 「ひゃっ……ぁぁっ、そんなっ、いろんなとこっ、やだってばぁぁぁっ……そんな、いろいろしたらぁ……感じすぎちゃっ……ひぃんっ……」
- 男に腰を叩き上げられ、ちひろの身体がぽんぽんと跳ね上がった。自身の腰の律動と合わさり、快楽がコントロール出来なくなっていく。
- 「そんなこと言いながら、腰が動いてるよ……本当はこれ、好きなんだよね?」
- 「ち、違っ……ひぁっ、そ、そうだけどっ、ちがっ……やぁっ、だって、腰、止まらないんだもんっ……こんなのっ……」
- 自分でも腰を止めることが出来なかった。最奥部近くの小さな隆起をごちゅごちゅとすり潰され、子宮口をねちねとなぶられる快感が身体に蓄積していき、どんどん昇り詰めていく。
- 「あひっ……ひんっ、これっ、すごいの来ちゃっ……こんな激しくしたらっ……私っ、あぅっ……ひっ、もっ、もう……イっちゃ……あひっ」
- どすっ、どすっ、と子宮を叩き上げられるたびに快美が脳髄を揺らす。牝穴に肉棒をねじ込まれる快感に反応して膣壁がぎゅるぎゅるうねった。
- 「ちひろちゃんがそんなに激しくするから……おじさんもイクよ……っ」
- 中年男も切羽詰まった声を上げ、激しく腰を叩き上げ、絶頂間近の膣穴をがむしゃらに抉り、かき回す。
- 「やっ……あぁっ! っ、それっ、ホントにやばいからっ……ひんっ……私、もっ……」
- ちひろはもう息も絶え絶えに口から涎を垂らしながら、腰を揺らし続ける。そして。
- 「出すよ……っぐぅぅっ!」
- 男が腰を突き上げたかと思うと、ちひろの肉壺深くでペニスがぶくっと膨れ上がる。先端が弾けたかと思うと、熱液がびゅくっ、と迸る。
- 「やぁぁぁぁぁっ……熱っ……う、うぅ……イク、イっちゃうよぉぉぉぉぉ!」
- 絶頂に達したちひろはのけ反り、ぶるぶると身体を震わせる。膣内にどぱどぱと吐き出される牡液の熱さに、頭がどろどろに溶けていく。
- 「ふぅっ……ふぅっ、まだ出すよっ……」
- 「あっ……あひっ、おじさんの……入って、きて……っ、やばっ……まだ、イってるからぁっ! そんなっ……奥に出したらっ……また、イクぅっ!」
- 男が下半身を密着させたまま、腰を震わせて白濁を流し込んでくる。ちひろは膣奥の熱さに目を白黒させながらそれを受け止め続けた。
- [image file=../image/i203.jpg]
- やがて──。
- 「はっ……はぁっ……はぁっ、ぁひっ……ひんっ……」
- ようやく忘我の淵から戻ってきたちひろは弱々しく腰を上げ、柔らかくなった男のペニスをずるりと引き抜く。と。
- (ぁ……これ、やば……)
- 自分でもじんわりとした感覚が下半身に訪れるのを感じたが、弛緩した下半身では今さら止めることも出来ない。そして次の瞬間、尿道口からちょろ、ちょろ、と液体がこぼれ出す。
- 「やっ……私、おしっこ……しちゃ……っ」
- 未だ快楽の余韻の残るまま、ちひろはぼんやりと、自身の肉割れから液体がこぼれ出すのを見つめていた。
- その日の夜──。
- 「はー、すっきりしたぁ……!」
- ベッドに寝転がったちひろは大きく伸びをする。今日は欲求不満も解消出来たし、お小遣いもたくさんもらえたし、実入りが大きかった。最後もやっぱりおじさんに心配されたが、多分うまく誤魔化せたはずだ。
- 「…………えりが悪いんだからね」
- ちひろだって罪悪感がないわけではなかった。むしろえりに対して罪悪感があるからこその当てつけでもあった。そうでなければわざわざあのおじさんを呼び出したりはしない。
- 「ふぁ…………」
- 心地良い疲労感に包まれ、ちひろのまぶたがゆっくりと落ちていく。その時だった。
- ──♪。
- 枕元のスマホから着信音が鳴り始める。相手を確認もせずに電話に出た。
- 「…………何」
- 「ちょっと、どういうつもりよ? 何でパパからちひろの話聞かされるわけ? 恥かかさないでよ!」
- 「…………」
- 電話口から聞こえる大声にわずかに耳を離しながらも、ちひろは別のことを考えていた。『恥をかく』なんて、えりがそんなことを言うなんて意外だ。それだけ怒っているということでもあるのだろうが、内心、えりから思い通りの反応を引き出したことにわずかな満足を覚えた。
- 「……いいじゃん、ちょっとくらい」
- 「はあっ? 約束したじゃん、うちのパパには手を出さないって。そういう約束でヤらせてあげたんだよ?」
- 「えりだって私のパパ活なのについてきてエッチしてるじゃん。それにお小遣いだってもらってるくせにさ」
- 一瞬の沈黙。相手が微かすかに息を呑む音がした。
- 「そ、それは紹介料じゃん。ちょっとくらい別にいいじゃん!」
- 「それなら私だってちょっとくらいいいでしょ! 屁理屈言わないでよ!」
- 気が付くと身体を起こして電話口に大声を上げていた。よく考えたら、えりとこんな言い合いをするなんて久しぶりだ。それどころか今ようやく喧嘩らしくなってきた気がする。
- 「そっちこそ屁理屈言わないでよ! 最近、ちひろも頑張ってるからちょっとくらい貸してあげてもいいと思ってたのにっ!」
- 「はあっ? そんなの聞いてないし後から聞いても信用出来ないんですけど! どうせ今思いついたんでしょ!」
- 「ちひろこそ、そんなこと適当に言わないでよ! わかりもしないで!」
- 「わかるもん!」
- 溜まっていたものを吐き出せば吐き出すほど、さらにエスカレートしていく。言えば言うほどこじれていくのがわかっているのに、止めることが出来ない。それなのに。
- 「「もう絶交だからね!」」
- 電話を一方的に切る時、向こうから聞こえてくる声は自分と同じだった。
- ちひろは電話を切るなりスマホをベッドのそばに放り出し、寝転がる。今まで寝る時はいつもそばに置いていたのに。
- 「…………ばっかみたい」
- 自分も、えりも、喧嘩のことも、いろんなことが馬鹿らしくなってしまった。スマホから背を向けるように、ちひろはごろりと寝返りを打つ。そしてそのまま寝入ってしまった。
- [image file=../image/i208.jpg]
- 休日の夜──。
- 「んっ……あっ、あぁっ……ふぁっ、おじさん、それ、いいよ……っ、やっぱり上手っ」
- 「ふふっ、ちひろちゃんは相変わらず反応いいね……」
- ラブホテルの浴槽で中年男に背後から愛撫を受けつつ、肉壺をゆっくりとペニスでほぐされ、ちひろは鼻にかかった声を上げる。やはりこのおじさんのテクは格別だ。始めて数分も経たないうちにこんなにされてしまった。
- 「ちひろちゃんはこういうのも好きなんだね」
- 「ふふっ、おじさんが上手だからね……あっ、んっ……やっ、ふぁぁ……っ」
- 男の手がお湯の中でそっとちひろの乳房を撫で回す。素肌の間にお湯が入り込み、独特の性感がちひろをじわじわと高めていく。下半身は丁度いいサイズの肉竿が膣内をゆったりとこね回し、とろけるような感覚だ。
- (このおじさんでもいいんだけどな、この際……お小遣いたくさんくれるし……)
- よく考えたら、別にこのおじさんをパパにしても問題はないのだ。えりのお気に入りのパパにこだわる必要はない。でも、それだとえりに負けた気がする。結局、えりの思い通りになってしまうなんて。
- あれから数日、えりとはずっと口をきいていない。学校でも互いがそこにいないかのように振る舞っている。今日は他にやることもないし、気晴らしに今まで会ったパパ候補の一人を呼び出し、セックスでもすることにしたのだが。
- 「どうしたの? ちひろちゃん……今日はあんまり気が乗らないのかな?」
- 「んっ……ぁ、そんなこと……」
- 耳元で囁かれ、ちひろは肩をぞわつかせる。この声にはやっぱり弱い。
- 男の手はちひろの肉房をすくい上げるようにそっと持ち上げ、手の平からするっと離れていく膨らみの先端をきゅっ、とつまむ。
- 「んふっ……ふぅっ、おじさん、それ、いいよぉ……おっぱい、ふわふわしちゃう……っ」
- 胸をそっと揉みほぐされるたびに、ちひろは熱い息を吐き出す。ゆるゆるとした心地良さが胸にこもりお湯と溶け合うようだ。
- 「おっぱいだけじゃなくてこっちもしてあげるよ。気分が乗るようにね」
- 男はちひろを抱きかかえたまま、そっと持ち上げては下ろす。お湯の浮力で、深くまでは入り込まず、ちゃぽちゃぽと身体が浮き沈みする感覚とともに、肉棒がゆったりと出入りし膣洞をほぐしていく。
- (ん……こういうの、このおじさんじゃないと出来ないしね……キープくらいはしておいてもいいかな……)
- 肉傘がゆっくりと愛液にぬめる膣襞を擦り、トロトロとした刺激を与えてくる。他の中年男では出来ない丁寧さだ。
- 「んっ……おじさん、あっ……んんっ、ふぁっ……それ、いいかもっ」
- 「もう少し奥までほぐしてあげるね……こうやって……」
- ちひろの身体を抱きかかえたまま、男は自身の腰を揺らし、肉棒の先端で膣奥をねちねちこね広げる。
- 「んっ……ふぁっ、おじさん……やっ、奥っ、気持ちいいっ……私、溶けちゃいそっ……あはっ、はぁっ……はぁっ……いいよぅ」
- 柔房をもみほぐされ、子宮をこね広げられる性感に、ちひろは次第に高まっていく。最初は一緒にお風呂に入っているはずだったのに、気が付けば身体はもうじわじわと絶頂へと向かっていた。
- 「それじゃ、そろそろイっちゃおうか」
- 男の腰の動きが微かすかにせわしなくなる、お湯の浮力を活かしてちひろの身体をちゃぷちゃぷと揺らし、抽送のペースを速め、肉棒で膣洞をねぶり回す。同時に胸の膨らみを手の平でぐいぐい揉みしだき、先端を指の腹で転がした。
- 「やぁぁっ……それっ、それ……いいよ、おじさん、そんないろいろされたらっ……私、イっちゃう……んっ、んぅ……」
- お湯の浮力も相まった浮遊感のような昂ぶりに、ちひろは男の腕の中で甘えた声を上げる。じっくり下準備をされた身体は快楽を容易に受け入れ、ぐいぐいと快楽の波がせり上がってくる。そして。
- 「イクよ、ちひろちゃん……っ」
- 耳元で男が切羽詰まった声を上げたかと思うと、ちひろの身体をぐっと抱き寄せる。直後、ちひろの膣奥にどぷっ、と牡汁が溢れ出した。
- 「んっ……んんんんんっ? あっ、やっ……ふっ、ふぁっ……私もっ、イっちゃ……あっ、これ……いいよぅ……」
- たっぷりとこね、ほぐされた肉壺にどぷどぷと熱液を注ぎ込まれ、ちひろはふるっ、ふるっ、と絶頂に身体を震わせる。
- 「ふぁっ……あっ、あぁっ……い、いい……ふぁっ、あはっ……お腹の中、あったかくて……ふぁぁぁ」
- 膣内がほわっと熱くなるような感覚と、お湯の感覚が混じり合う。身体中がじんわりと熱を持つような快楽に、ちひろはお湯の中でこっそりとおしっこを漏らし、またふるふると震えるのだった。
- 「…………」
- 「さ、食べて食べて」
- テーブルに並べられた料理にちひろはもじもじしていたが、男に促され恐る恐る手を付けた。ラブホテルを出た後、以前約束した通り、男に食事に連れてきてもらったのだが。
- 「…………」
- いまいち楽しめず、ちひろはもそもそと食事を続ける。タダでこんな美味しいものを食べられるなんて、いつもならもっと楽しめるはずなのに。
- (えりと一緒ならもっと楽しかったかもな……)
- いつの間にかそんなことを考えていた。別に一緒に食べなくてもいいのだ。絶交状態じゃなかったら写真を送りつけて羨ましがらせるとかも出来たのに。
- 「…………」
- 「……えりちゃんと何かあったのかな?」
- 「……っ、別に何もないから」
- 自分でも滑稽なくらいうろたえてしまっているのを感じ、ちひろは誤魔化すように目の前の料理を突つつき始める。事情を知らないこのおじさんに心配されるくらいなのだから、今日は本当に気が散っているのかもしれない。しかし。
- (絶対、私からは謝らないんだから……! えりが悪いんだからね!)
- そんなことを考えながら、味気ない食事を続けるのだった。
- 翌日──。
- 「ちょぉぉぉっ? 何やってんのよぉぉっ! や、やめっ……マジでやばいからっ! こんなとこ──んんんんっ!」
- ショーツをずり下ろされ、ろくに準備もしていない膣穴に極太の肉棒をねじ込まれ、ちひろは思わず悲鳴を上げる。
- 「ごめんね、ちひろちゃん……おじさんもう我慢出来なくて」
- 「ちょっ……うぁっ、あっ……やめっ、ここっ……マジでやばいでしょっ」
- 公衆トイレの一室で、ちひろは壁に押さえつけられ男のなすがままになっていた。
- 男は抗議の声を上げるちひろの片脚を抱え上げ、剛直をねじ込んでくる。
- 「どうせするんだから、ここでやっても変わらないよね……ふっ、ふっ……」
- 「それは……っ、そうだけど……だからってこんなとこでしなくても……っ、ひっ、あっ……だから大きいってばぁ……!」
- 男のペニスに肉壺をみちみちと押し広げられ、ちひろは声を震わせる。
- 今日は例の極太ペニスの中年男と気晴らしにセックスをしようと待ち合わせたのだが、ラブホテルに向かう途中の公園で、発情した男に襲いかかられて、こんなことになってしまった。相変わらずの精力の強さにちひろは圧倒されるばかりだ。
- 「ぐふっ、ラブホ行ってもやることは同じだよ……ふぅっ、ふぅっ……それに、ここならお金もかからないしね」
- 「な、何ケチ臭いこと言ってんのよっ……ひっ、あっ、ひぐっ……やめっ、やめてってばぁ! もうちょっと……ゆっくり……」
- やはりというか何と言うか、精力の強さに反比例して財布は心細いようだ。肉棒で突き上げられ、その衝撃につられ、思わずちひろはつま先立ちになる。ろくに準備もしないでこんな極太ペニスに攻められたら壊れてしまう。
- 「あっ、ひっ……ひぁっ、ひぐっ……くぅっ、あぁぁんっ! ちょっ……ホントにっ、こんなのやだぁ……せめて、ちょっとは準備とか……っ」
- 膣洞をみちみちとこね広げられ、ちひろはまた声を上げる。
- 「……ちひろちゃん、ぐふっ……そんな声出したらバレちゃうよ?」
- 「…………っ! んぐっ……んんっ……ふぅっ……ふぅっ!」
- 男の言葉に、状況を理解したちひろは慌てて口を手で押さえる。絶対にバレてはならない。それなのに、男の勃起が肉穴を抉るたびに、喉の奥でくぐもった声が上がり、じゅく、じゅく、と愛液が染み出してくるのを感じた。
- 「んっ……ふっ、ふぅっ……ふぁっ、やっ……はんっ、やめっ……てよっ」
- それを気取られないよう、ちひろは必死で声を抑えるのだが。
- 「ちひろちゃん、感じてるでしょ?」
- 「……っ、そんなこと……ないっ……んぐっ、んぐっ……」
- 男の下げ卑びた笑いに、ちひろは唇を噛み締め首を横に振る。それなのに、高まってくる自分を抑えることが出来なかった。こんな場所で絶対にやばいのに、そう思うと、きゅんっ、きゅんっ、と背すじに刺激が走る。
- (うぅ……っ、絶対やばいでしょ、こんなおじさんにトイレでヤられて感じるとか……ヘンタイじゃんっ)
- 「ぬふっ、もっと気持ち良くしてあげるね」
- そんなちひろの反応に気を良くしたのか、男の指がちひろの尻を撫で、割れ目に沿わされたかと思うと。
- 「……んぐぅぅぅぅぅっっっ!」
- 肛門に指がつぷっと入ってきて、ちひろは悲鳴を必死で抑え込む。
- 男の節くれた指はちひろの排泄口に第二関節まで入り込み、無遠慮に腸内を引っかく。
- 「ひっ……ぁぁっ、ぐっ、んぐぅぅぅっ……んぅぅ、やめっ、やめてよぉぉぉ……そんなとこっ、汚いからぁ……っ」
- 「そんなこと言って、ちひろちゃん感じてるでしょ……お尻の穴、ヒクヒクしてる」
- 「う、うそっ感じてなんかっ……んぐっ、ないからっ、やっ、中、そんな触らないでっ」
- 自分でも触れたことのない場所を男に触られ、未知の感覚にちひろの脚がぷるぷると震える。強烈な異物感がいつの間にかぞわぞわとした性感に変わり、男が指を動かすたびに膣奥を抉られる刺激と合わさって異質な快楽となってちひろを襲った。
- 「あっ……んぁっ、やだっ、こんなのマジでやばいよぉ……! お尻とか、あり得ないでしょっ……ひぅっ……んぁぁっ」
- 男に突かれ、肛門をほじられ、今やちひろの頭は快楽にぐらぐら揺れている。勝手に反応する身体には脂汗が噴き出していた。
- 「ちひろちゃん、もうイっちゃいそうなんだね。おじさんもイクよ……っ」
- 「ちょっ、やめっ……今出されたらおかしくなっちゃうから、ホントに──」
- 言い終わる間もな買った。男にごつっ、突き上げられ、肛門内の粘膜を指で押された途端。
- 「──イっ、ひっ……ぐっ……ぅぅぅぅぅっ! うそっ……やぁっ、ぐっ……うぅっ、私っ……イ、イって……ひぐぅぅぅっ」
- ちひろは必死でイキ声を歯ぎしりして堪える。膣と肛門、両方をねぶられて腰がくだけるような絶頂に膝がかくつく。
- 「おじさんも出すよっ……今日の一発目っ」
- ちひろを突き上げた男がぶるっ、と腰を震わせる。肉竿が弾け、ちひろの中に熱液が注ぎ込まれた。
- 「んっ……んぐっ、うしょっ……やめっ、やめっ……んひぃぃぃぃぃっ……!」
- 必死でイキ声を呑み込むちひろ。快楽の解放を抑え込むことで、行き場をなくした欲望の奔流が下半身をどろどろに溶かしていく。今までにないどろついた快楽に、ちひろは歯をかちかち慣らし、必死で意識がとろけるのを堪える。
- 「まだ出すからね……ほら、ほらっ」
- 「やめっ……やめ……てぇ……、私、ひぎっ、もう……イクのやだぁ……」
- その間もどくどくと容赦なく注がれる牡液に肉壺を満たされ、ちひろは男に貫かれたままぐったりとうなだれていた。
- 数分後──。
- 「はぁ……もうあのおじさんと会わないようにしよ」
- いつものバーガーショップに駆け込んだちひろは、飲み物を口にし、ようやく息をつく。
- あの後、さらに男から求められ、お小遣いももらわずに、足腰の立たない状態で必死で逃げてきたのだ。
- 「あんなの相手にするなんて一人じゃ無理だって……」
- 二人でさえ厳しいのに一人で会うなんて無茶だった。あんな場所で襲われて、しかもまだお尻に違和感が残っているし、あのまま壊されてしまってもおかしくなかった。
- 「……やっぱ一人だと何かつまんないな」
- 本音がぼそりと口をついて出ていた。この前お金持ちのおじさんと会った時も、今日だってえりがいれば相手出来たかもしれないし、二人で逃げ出してきてここで何か飲んでけらけら笑っていたかもしれないのに。やっていることは一人でもそう変わらないはずなのに、どうもしっくりこない。しかし。
- 「……私からは謝らないんだから」
- ここで電話をかけたら、えりの好きになってしまう。それでも、このまま何もしないでいたら、ずっとこのままだ。いや、もしかしたらこのまま一生口をきかなくなるかもしれない。
- 「…………そろそろ許してあげようかな」
- ポテトフライをひとつ咥えたまま、ちひろはもごもご呟くのだった。
- その夜──。
- 「…………」
- ちひろはスマホの画面をじっと見つめていた──もう十分は経つ。やがて溜息をつき、相手に電話をかける。こっちから電話をかけるなんて筋が違うと思うが、いつまでもこのままでいるわけにはいかなかった──そろそろ許してあげないと。
- 相手はすぐに電話に出た。まるで待っていたかのようなタイミングで。
- 「…………何?」
- 「別に」
- しばらくの沈黙が訪れる。何となく向こうも同じことを言おうとしているのがわかった。それなのに、言葉が出てこない。
- 「最近いろんなパパと会ってるんだって? どう?」
- 「ん、まぁまぁ……みんな悪くないんだけどね。そろそろ誰かパパにしちゃってもいいかも」
- 「そ。何とかなりそうでよかったじゃん」
- 間。相手が息を吸い込む音で切り出そうとするのがわかった。
- 「……それで? 何の用?」
- 「別に。そろそろ許してあげようかなって思ってさ」
- 「許すのはうちでしょ。勝手なこと言わないでよ」
- 「……ごめん、勝手なことして。せっかくえりが紹介してくれたのに」
- 間。
- 「……うちもごめん。意地悪言って」
- 「やっぱり一人だとうまくいかなくてさ。えりがいてくれた方がいいんだよね」
- 「そっか。パパ達、みんな心配して電話かけてきたからさ……実は知ってたんだけどね」
- 一度謝ってしまうとこんなに簡単なのに、今まで口に出来なかったのが馬鹿らしいくらいだ。それは相手も同じようで、次第に早口になっているのがわかった。多分、興奮しているのだろう。
- 「……じゃ、また一緒にパパ活するってことで」
- 「ん、わかった。えりに任せる」
- まるで子供の頃に喧嘩をした時に仲直りをするような、ホッとして、くすぐったくなるような。そんな感覚にちひろは思わず微ほほ笑えんでいた。その時。
- 「じゃ、仲直りの印にさ──」
- 電話口の向こうから、いつもと同じ、えりのいたずらっぽい声が聞こえてきた。
- 翌日──。
- 「だからって何でこんな……っ」
- 「んふふ、仲直りにはこれが一番っしょ」
- 翌日、二人はラブホテルのベッドに四つん這いになり、並んで尻を突き出していた。その相手はもちろん、今回の喧嘩の原因になったえりのパパだ。えりに仲直りとして提案されたのは、この男との3Pだった。
- 「確かにそうだけどさ……」
- 「いいじゃん、一緒に気持ち良くなって仲直りしようよ」
- 「もぅ、えりってば……」
- 友人の言葉に、ちひろは苦笑してしまう。こういうところは本当に憎めないというか。良く考えたら、このおじさんとのセックスが原因なんだし、それが一番な気もする。
- 「わかった……それもそだね」
- 「そうそう、楽しまなきゃ損でしょ!」
- 友人のあけすけな言葉に、笑みがこぼれる。今まで喧嘩をしていたのが信じられないくらいだ。そして二人は男に振り返る。
- 「ねぇ、おじさまぁ……うち、もう我慢出来ないんだけどぉ?」
- 「私も……またしてほしいな」
- そんな二人に男は苦笑する。
- 「二人ともやっぱり喧嘩してたんだね。仲直りしてくれておじさんも安心したよ。じゃ、仲直りの印にたくさん気持ち良くしてあげなきゃね……ほらっ」
- 男は並んだ二人の局部を指でかき回す。
- 「ひゃっ……ぁぁんっ、一緒に気持ち良くして……よね、んぅっ……」
- 「んっ……あぁっ、おじさんの指、やぁん……」
- 男の指が肉裂の内側を探るだけで、早くもちひろの肉壺が潤み始める。そのまま指先がくちゅくちゅと膣前庭をこね回し、やがて襞を打つ膣穴につぷっと入り込んできた。
- 「ひゃっ……んぅっ、指……入ってきちゃったぁ……!」
- [image file=../image/i222-223.jpg]
- 「ちひろちゃん、もう濡れてる。いつもより感じてるんじゃないかな?」
- 言いながら男の指が肉壺をかき回し、くちゅくちゅと音を立てる。
- 「やだっ……ちひろったら、もうエッチな音出して……やらしーんだー」
- その言葉に、ちひろは顔を真っ赤にする。やっぱりえりに言われると恥ずかしい。
- 「えりだって、もうエッチな音出してるくせにっ……んっ、んぅっ……」
- 「あはっ、バレた? だってぇ……今日は何か、盛り上がっちゃってるんだもんっ」
- 実際、えりの下半身からもくちゅくちゅと粘膜音が鳴り始めている。
- しかし、えりのそんな反応がまたちひろを高めていく。男の指の腹がぷりぷりと膣襞を擦るたびに、駆け抜けてくる快美に身体を震わせた。
- 「はぁっ……ん……んっ、おじさん、それ、感じるよぉ……入り口らへん、指で、くちゅくちゅされると……ひぅんっ」
- 「ちひろちゃん、すごい反応だね。おじさんの指に絡みついてくるよ」
- 「やぁんっ……だって、おじさんの指、気持ちいいところっ、触るんだもんっ」
- 自分でも恥ずかしいくらいに反応してしまう。感度はいつもより良すぎるくらいで、男の指の腹が襞を一つ一つ弾くのさえ感じられた。ちひろの膣洞は男の指を招き入れるように、うねうねと絡みつく。
- 「あぁん、おじさまぁ……うちも、うちもそれしてっ……そこ触って、気持ち良くしてっ」
- 横でえりが艶っぽい声を上げ、尻を揺らしてねだる。
- 「わかった、わかった……えりちゃんもここを触ってあげるね」
- 「ふぁぁっ、んくっ……いいよ、おじさまぁ、そこ、もっと……もっと触ってぇ!」
- 「今日は二人とも反応がいいね」
- その言葉に二人は思わず顔を見合わせ、互いのとろけた表情を見た。
- 「だって……」
- 「ねぇ……?」
- 二人だからこんなに気持ちいいのだ。友人が感じているとわかると、自分も一緒に感じてしまう。その高揚感が快楽とともにうねりとなり、ちひろは腰をくねらせる。
- 「おじさん、もっと……もっと、してっ……私の中、ひゃっ……指、動かしてっ……気持ちいいとこにっ、ふぁっ……あっ、気持ちいいとこ、引っかいて……っ」
- 「よしよし、気持ち良くしてあげるね」
- 中年男の骨ばった指がちひろの性感帯、入り口近くの粒々の隆起を執しつ拗ようにすり潰す。そのたびに、ぴりぴりした刺激が下半身から駆け上がり、膣壁からぷちゅっ、ぷちゅっ、と愛液が染み出した。
- 「ちょっと……おじさまぁ、うちも、うちもそれやってよぉぉぉ……うちのおマンコ、もうトロトロになっちゃってるんだからぁ……!」
- 「ごめんごめん、えりちゃんもしてあげるね……このへんがいいのかな?」
- 男が指を二本、えりの肉穴にねじり込み、ぐぽぐぽ出し入れする。
- 「んっ……そ、そう、それがいいっ……それされるとっ、うちのおマンコ、ひゃっ……中、ほじくり出されてっ……感じちゃう……っ」
- 肩を震わせ感極まった声を上げるえりの姿に、ちひろもまたさらに快楽に貪欲になる。気持ち良くなるなら一緒に気持ち良くなりたいのだ。えりと同じように尻を振って男に訴えた。
- 「おじさんっ、私……私もっ、もっとして……えりみたいにっ、ぐちゅぐちゅしてよぉ」
- 「はいはい、二人とも気持ち良くしてあげるからね、こうやって……」
- 男が左右の手の動きを速め、ちひろとえりの肉壺を同時にかき回す。指で膣壁をぐりぐりと引っかけるように出し入れし、愛液をかき出した。二人の膣穴からとろけ出した愛液が手首にまで垂れている。
- 「あっ……あぁっ、おじさんっ……そ、それ、すごっ……そんなしたらっ、もうイっちゃうかも……ひゃっ、あっ、アソコ、ぐりぐり、気持ちいいよぅ!」
- 男の巧みな指マンに、ちひろは絶頂に向かっていく。いつもより感度が良いせいか、快楽刺激もびりびりと脳髄を痺れさせるほどだった。
- 「おじさまぁ、うちもっ……うちも、これ、気持ちいいよっ……ちひろと一緒に気持ち良くなってるよぉ……!」
- えりも既に達しようとしているのか、とろけた表情で男の指愛撫を受け入れている。
- 二人の下半身からは大量に溢れた愛液でぐちゅっ、ぐぽっ、粘膜音が鳴っていた。
- 「こんなエッチなところまで一緒なんて、二人は仲がいいんだね」
- 「んっ、うん……えりと一緒だと、私……私ぃっ……」
- 「うちもっ……ちひろと一緒なの、いつもより感じるから……もっ、イっちゃいそ」
- 「よしよし、仲が良くて何よりだよ。おじさんが一緒にイカせてあげる」
- 男は二人の肉穴をぐぽぐぽと出し入れし始める。指の付け根まで押し込み、曲げた指で膣襞をコリコリと引っかき、肉壺をかき回していく。
- 「ひぁぁぁぁっ! おじさま、それっ……すごすぎぃ、やっ……んっ、うちのおマンコ、そんなぐちょぐちょしたらっ……うちっ、イっちゃうよぉ……!」
- 「わ、私……もっ、んぅ……くぅっ、んぁっ……あそこ、かき回されてっ、きちゃう、きちゃうぅっ……」
- えりが絶頂の気配に嬌声を漏らし始めるのに合わせ、ちひろも快楽の階段を早足に駆け上がっていく。指の動きの一つ一つ、隣の友人の上ずった声、いろいろなものがちひろを押し上げ、歓喜の瞬間がすぐそこに感じられる。
- 「ねぇっ……ちひろっ、気持ちいいねっ……こうやって一緒だと……っ、うち、いつもより……気持ちいいかもっ」
- 「う、うんっ……私もっ、こういうの……好きかもっ……いつもより感じるもんっ」
- 二人は快楽にとろけた顔を見合わせ、くすりと笑う。悪いことをしているような、それでいて気持ち良くて、ついつい笑ってしまうのだ。
- そして男が二人の膣穴の浅い場所にある、ざらざらした場所を指でずりっ、と引っかいた時。
- 「あっ……ぁ、んぁぁっ……うち、イっ……クぅぅぅぅぅうっ!」
- 「わ、私も……イク、イクっ……イクっ、イクっ!」
- 同時に達した二人は感極まった声を上げ、身体を波打たせる。
- 「こ、これ、すごいよぉぉぉ……うち、すごっ……ひっ、ちひろぉ……うち、こんなに気持ち良くなっちゃ……ぁぁぁ」
- 「うんっ……私もっ、気持ち良くて……んっ……こんなにイっちゃってるよぉ……」
- 絶頂の余韻に身体をひくつかせるちひろは、またも友人と顔を見合わせ、うっとりと微ほほ笑えんだ。
- (やっぱり、えりと仲直りしてよかった……だって、こんなに気持ちいいんだもん……)
- やがて──。
- 「はぁ……はぁ……気持ち良かったぁ……ね、ちひろ……」
- 「うん……」
- 絶頂から戻ってきたちひろは、同じように荒い息をついているえりの言葉にこくりと頷く。それに、何が言いたいかもわかっていた。
- 「まだ、全然足りないね……」
- 友人と一緒にイったせいか、快楽のピークはいつもより高かったのに、欲望はじくじくと下半身にこもり、疼きに変わっていた。
- 「…………」
- 「…………」
- そして二人はこくりと頷き合う。
- 「ねぇ、おじさまぁ……うち、まだ全然足りないんだけどなぁ……?」
- 「私も、まだまだ出来そうなんだよね。ほら、準備出来てるし……」
- 振り返った二人は尻を突き出し、自身の陰裂をぱくっと開いて見せつける。たっぷりとほぐされ、ねぶられた粘膜穴からとろっと愛液が垂れ落ちた。
- 「二人とも……悪い子だな。仲直りとか言いながらっ」
- 二人のおねだりに男は息を荒らげる。既に硬く屹立した肉棒がびきっと反り返った。
- そして男はえりの腰を掴み、一気に剛直を突き立てた。
- ○ ○ ○
- 「ひっ……ぁ、ぁぁ……もぅ、おじさまったらぁ……いきなり容赦なさすぎぃ! うちの中、トロトロだから……全部入っちゃったじゃん……っ」
- 突然の牡の侵入に、えりは息を喘がせる。ひと息に最奥部まで貫かれ、膣洞が驚いたように震えた。根本までみっちりと肉壺に埋まった牡棒は持ち主の脈動に合わせてひくつき、内側から肉壁を押し広げている。
- 「ごめんね、おじさんのチンポは一本しかないから……まずはえりちゃんを気持ち良くしてあげるよ」
- 「もぅ、しょうがないなぁ……後でちひろにもちゃんとしなきゃだめだからねっ……」
- 「わかってるよ。それじゃっ……」
- 早くも堪らなくなったのか、男は腰を引いてずるずると剛直を抜き出し、ずぱんっ、と腰をぶつけるようにねじ込んだ。
- 「んぁああっ! ちょっ……おじさま、いきなりそんなっ……奥までぇっ……やめっ、ちょっ……最初はもうちょっと……ひあぁぁっ……」
- そしてまたひと突き。激しい突き込みで身体もがくっ、がくっ、と前後に揺れ、子宮口に肉棒の先端がぶつかるたびに、えりは甲高い声を上げる。ぐちゅっ、ぐちゅっ、と女壺をねぶられ、さらに多量の愛液が溢れ出してくるのを感じた。
- [image file=../image/i231.jpg]
- 「あひっ……ひっ、もぅ……おじさまぁ、これっ……しゅごっ……うちのオマンコ、壊す気じゃないでしょうねぇっ?」
- 「もぉ……えりだけ気持ち良さそう……いいな」
- 気が付けば、ちひろはえりの横で自身の肉裂をくちゅくちゅと弄っていた。
- 「ん……ごめんね、後でちひろにもさせてあげるからね……んっ、ふぁぁっ……おじさまぁ、そろそろちひろにもしてあげてよぅ!」
- 友人に詫びつつも、えりは男の抽送に喘ぎ声を上げる。たっぷりとほぐされた肉洞は牡の侵入を喜ぶように、奥へ奥へと収縮を繰り返していた。そんな肉のうねりをかき分けるように、また肉勃起がごりゅっとねじ込まれる。
- 「んぁぁぁっ……やぁっ、それ、しゅご……ぉ、んひっ……んぅっ……ひっ、激しっ」
- 「こらこら、えりちゃん。仲直りなのに本当は自分だけ気持ち良くなってるのかな? そんな悪い子にはこうだぞっ」
- 男がからかうような声で言ったかと思うと、さらに腰の動きを変えた。肉棒を押し込んだかと思うと、最後に腰をぐっと押しつけ、先端で子宮口をぐりっ、とこねる。
- 「はややっ……やぁぁっ、だ、だから違っ……そんなこと、しないでっ……やめてよぉっ……おじさまぁ、うち、それ、ひぐっ……! 弱いんだからぁ!」
- 子宮口をこねられるたびに、えりは悲鳴混じりの嬌声を上げ、尻をひくつかせる。
- 「んっ……んんっ、いいよ、私、我慢するから……えりがちゃんと気持ち良くなって」
- 言いながら、ちひろは自身の肉裂をくちゅくちゅと弄り続けている。
- 「あぅっ……うぅんっ、ごめっ……ちひろ、うちだけ気持ち良くなっちゃってごめんねぇ……これ、気持ち良くてぇ……後でちゃんとちひろにもしてもらうからぁ……」
- 喘ぎながらもえりは友人に詫びる。
- 本当はパパ活を始めてから、ちひろには少し嫉妬していた。初めての中年男とのセックスはたどたどしかったのに、意外と大胆で、パパ達には身体もほめられて。遊びに誘ったのは私の方なのに、いつの間にかちひろの方が気に入られてしまったようで、少し意地悪をしてしまった。
- (でも、やっぱり二人の方が楽しいよね……だって、こんなに気持ちいいし……楽しいんだもん)
- 今ならそんな意地悪も言わないで、ちひろと一緒におじさん達とエッチも楽しめる。自分のお気に入りのパパも貸してあげたっていい。
- 「おじさまっ……ひぁっ、もう充分だからぁっ……そんな、うちばっかりしないでっ、ちひろも気持ち良くしてあげてよぉっ……このおチンポでっ、気持ち良くしてあげてっ!」
- ツインテールを振り乱し、えりは懇願の声を上げる。自分では我慢しようとしているのに、肉壺をかき回される快楽は否定しようがない。気持ちいいのに、これ以上気持ち良くしてもらうのは悪くて、どうしていいかわからない。と。
- 「それじゃ、ちひろちゃんにもしてあげようかな……」
- 男が腰を引き、肉竿をずるりと抜く。そして自身を慰め続けているちひろの肉穴に粘液まみれのペニスをねじ込んだ。
- ● ● ●
- 愛液に潤む肉の泥でい濘ねいに牡勃起がずるっ、と入り込む。
- 「ひぐっ……んんんんっ! やっ……入って、うぁっ……ぁ……これっ、やば……っ、入っただけで……私っ……」
- 熱い息を吐き出し、ちひろの腰が震える。たっぷりとほぐされた肉洞に剛直が埋まり込んだだけで、軽く達してしまった。
- 「ちひろちゃんも反応がいいね。入れただけでイっちゃった?」
- 「あぅっ……あひっ、ひぅっ……だって、これ……ずっと、待ってたからぁ……いつもより感じすぎちゃっ……ひっ、動かしたらっ……」
- 男が身み動じろぎするだけで膣内の肉棒が擦れ、刺激が背すじを駆け上がってくる。我慢したせいで快感が増幅されているのか、いつもより強い快楽に、息を喘がせるちひろ。
- 「あはっ、ちひろ……このおチンポずっと我慢してたもんね、たくさん気持ち良くなっていいんだよ。おじさま、ちひろも気持ち良くしてあげて」
- 男に責め立てられ、未だにとろけているえりが汗まみれの顔で笑いかけてくる。
- 「わかったよ。じゃあ、ちひろちゃんも気持ち良くしてあげなきゃね」
- 「えっ、ちょっと待っ──やぁぁぁっ、それっ、やだってばぁぁぁ!」
- 答える間もなく、男に肉穴を抉られ、ちひろは思わず悲鳴を上げる。にも関わらず、ほぐされた膣穴は男の出入りをすんなりと受け止め、強烈な快楽を伝えてくる。
- 「ちひろちゃんはこのへんが好きだから、たくさん擦ってあげる」
- 男の抽送は小刻みに、膣口近くの浅い部分を肉傘で舐め擦るように前後する。小さな隆起が集まった箇所をぷちゅ、ぷちゅ、と張り出したエラで潰された。
- 「ひっ……あっ、しょこっ……しゅごっ、ひんっ……そんな、しつこくしたらぁっ……やぁんっ……感じすぎちゃっ……ひんっ」
- 目もくらむような快美が脳髄を貫く。小刻みな抽送にも関わらず、ちひろはあっという間にとろけていった。
- 「ふふっ、ちひろ……今日はすごい感じてるね……これからはそのおチンポ、貸してあげるからさ。さ、おじさま、遠慮しないでどんどん気持ち良くしてあげて」
- (えり、やっぱり優しいな……)
- よく考えたら、えりはいつも私のことを考えて遊びに誘ってくれる。少し意地悪だったりすることもあるけど、元々は彼氏とのセックスに満足出来ないのを何とかしてくれようと、えりなりに頑張ってくれたのだ。それに、おじさんも貸してくれるって言うし。やっぱりずっとえりと友達でいたい。
- そんなことを考えていた時。
- 「ちひろちゃん、我慢した分たくさん気持ち良くして仲直りさせてあげるからね」
- 「そうそう、おじさま……激しくしちゃっていいからねっ」
- 「えっ、やっ……二人とも何言って──こらぁぁぁっ!」
- えりにうながされた男が再びちひろを責める。ちひろの腰を軽く持ち上げ、肉穴に勃起が入り込む角度を調整し、最奥部近くを抉る。
- 「ひゃっ……あっ、あぁっ? やっ……おじさん、しょ、しょこっ……だめだって! そこ、か、感じすぎちゃっ……ひっ、ひぃっ……やめっ」
- 膣奥近くの微かすかな隆起をぐりっ、と押され、ちひろは悲鳴を上げた。さらにまたひと突き、張り詰めた肉傘の先端がずるっ、と擦りつけられる。
- 「だからっ……そこ、やめっ……そこ、弱いから……っ、あぅっ……んぅっ……」
- 「ちひろちゃんはここが好きなんだよね。この前おじさんとした時に自分で一生懸命ここに当てようとしてたでしょ?」
- 「やっ……そ、だけど……っ」
- 「やーん、ちひろったら、おじさまとそんなコトしてたんだぁ……やらしー」
- 「ち、違っ……その、ちょっと……してみたかっただけっ、だからぁ……!」
- 小さな快楽地帯を執拗にねぶられ、下半身と同時に思考も次第にとろけていく。女の喜びが首をもたげるように下半身からぐいぐいせり上がってきて、膣奥からトロトロと粘度の高い愛液が溢れ始める。
- 「ちょっ……うしょっ、おじさん、これっ……私、もう、だめだよぉ……これじゃ、私だけ……先にイっちゃ……えりもイカせてあげてよぉ……!」
- 男に突かれるまま、はひはひと息を荒らげるちひろ。このままでは自分だけ気持ち良くなってしまう。
- 「ちひろちゃんは友達思いだね。じゃ、最初にえりちゃんをイカせてあげる」
- 男はちひろのとろけた牝穴から牡勃起をぬろっと引きずり出す。そして休んでいるえりの膣穴を貫いた。
- ○ ○ ○
- 「ひっ、ひぁぁっ……ああっ! やっ、おじさまっ……いきなりぃっ……?」
- 不意打ちのように肉棒を突き込まれ、えりはのけ反り身体を強張らせる。
- 「ほら、えりちゃんの番だよ、イカせてあげるっ」
- 男は慌てるえりに構わず、剛直で肉壺をかき回し、膣奥をゴツゴツとねぶる。
- 「ひっ、うそっ……そんにゃっ、いきなりとかっ、マジでやめっ……おじさまっ、そんなの反則だってばぁぁぁっ! やめっ……それっ、うち、ひゃっ……」
- 肉傘が膣壁をゴリゴリとこそぎ、先端が子宮口をねじ広げるように突き込まれる。脳味噌を揺らされるような快楽にえりは目を白黒させながらあっという間に高まっていく。
- 「イっていいよ、えり……私もすぐイカせてもらうからさ……」
- 「やぁぁっ……うぅ、そんなこと言われたら……うち、もぅ……あひっ、ひっ……先にイっちゃうねぇ……」
- 友人の許可を得て、えりはさらに高まる。男の抽送も激しく、腰を叩きつけるたびに尻たぶがぱたぱたと音を立てて潰れ、その衝撃が腰にまで伝わっていく。
- 「はぁっ……あはっ、はぁっ……おじさまぁ……うち、イクっ……イっちゃうよぉぉ……子宮っ、どすどすされてっ……もっ、無理ぃ!」
- 「いいよ、えりちゃん、ちひろちゃんもすぐにイカせるから……っ、ほらっ、ほらっ」
- 男がぐりっ、ぐりっ、と子宮口をこじ開けるように先端をねじ込んだ。先端から漏れ出すカウパーがじわっ、じわっ、と子宮内に染み込んでいく。
- 「あぁっ、あぁぁっ……うちっ、もうらめっ……こんなされたらっ、イっちゃ……」
- 「おじさんもイクよ、えりちゃん……ぐぅぅっ」
- 男がえりの腰を引き寄せ、牡勃起を押し込む。直後、びきっと脈動した肉竿の先端から熱液が噴き出した。
- 「あっ……イ、イクっ……しゅごっ、うち、気持ち良くなっちゃうぅぅっ……!」
- 肉穴に牡液を浴びたえりは感極まった声を上げ、女の喜びを爆発させる。
- 「んふ、えり……気持ち良さそう……」
- 「うん、だって、これっ……いつもより、しゅごっ……うちのおマンコっ、まだ……イって……おかひくなっひゃ……ひっ、ひぅぅぅっ……」
- 頭が焼けつくような快楽に、えりは答えるので精一杯だ。と、そんな絶頂のさなかにある膣穴から男はにゅぽっ、と肉棒を引き抜く。そして。
- 「次はちひろちゃんの番だよ……ほらっ」
- 先端からとろりと白濁のこぼれる肉棒を、ちひろの牝穴に押し入れた。
- ● ● ●
- 「んぃぃぃぃっ! はぁぁっ! はひっ……ひんっ、うそっ、うそっ、何これっ……今イったばっかりでしょぉぉぉっ!」
- 射精直後にも関わらず、衰える気配のない肉竿を突き込まれ、ちひろは声を震わせる。膣内の肉棒は先ほどと変わらず硬く、脈動している。
- 「ちひろちゃんもイカせてあげる。仲直り出来るようにおじさんも頑張らなきゃね」
- 男はいきなり激しい抽送を始める。体液にまみれた肉竿をぐぽっ、ぐぽっ、と長いストロークで出し入れし、ちひろを追い詰めていった。
- 「んひっ……ひぅぅぅっ、これ、すごすぎ……いきなり、奥まで……入ってる!」
- えりと男の体液にまみれた牡竿はあまりにもスムーズにちひろの膣に呑み込まれ、易々と最奥部に達しては、先端で子宮口近くの小さな隆起をこねる。
- 「ひっ……これっ、これっ……やばいでしょっ……私の奥っ、ぐりぐりしてっ……おかしくなっちゃ……」
- 性感帯をねぶられるたびに鈍重な快楽が腹にこもり、だらしなく喘ぐちひろの口から涎が垂れる。膣奥は熱く疼き、こぽこぽと愛蜜をあふれさせた。
- 「んぅ……はっ、はっ……おじさまチンポっ、気持ちいいよねっ……ちひろも早くイっちゃいなよぉ……一緒に気持ち良くなろっ?」
- 「あっ……あぅっ、う、うんっ……なるっ、気持ち良くなるっ……イクっ、私ももうイキたいよぉぉっ!」
- まだ快楽の余韻を味わっているえりの言葉に誘われ、ちひろも絶頂を懇願する声を上げる。その言葉に応えるように、男の肉棒がびきっと跳ね上がった。
- 「じゃあ、最後にちひろちゃんをイカせてあげるから、これで完全に仲直りだよ」
- 「はひっ……はひっ……うん、わかった……!」
- 今やちひろは男の言葉にこくこく頷くだけで精一杯だ。そして。
- 「じゃあ、イクよ、ちひろちゃん……出るっ、うぅぅぅっ」
- 男がうめき声を上げて腰を叩きつけ、膣奥をねちっと抉る。そして鈴口が弾け、白濁を吐き出した。
- [image file=../image/i241.jpg]
- 「やぁぁぁぁ、イっちゃうイっちゃう! これっ……しゅごぉおぉぉっ! あひっ……ひっ……ひぐぅぅっ……!」
- ぶるぶると身体を震わせ、イキ声を上げるちひろ。熱い快楽の奔流に肉穴を貫かれ、息を喘がせる。
- 「あはっ……ちひろ、すごいイってる……これで、うちと一緒だね……はひっ」
- 「んっ……うんっ、一緒……っ、私、ちひろと一緒に……イってる、あはっ……はぁっ……はぁっ……はひっ、はひぃっ……!」
- 友人と同じ絶頂に昇りつめた高揚感に、ちひろはベッドに這いつくばりながらも、うっとりと視線をさまよわせた。
- 「はぁ……はぁ……二人が仲直りしてくれておじさんも頑張った甲斐があったよ」
- ようやく二回目の吐精を終えた男は大きく息をつき、ちひろの膣内から柔らかくなったペニスを引きずり出す。
- 「やんっ……精液、こぼれちゃっ……せっかく、中にたくさん出したのに……」
- 腹に力を入れると、こぽ、こぽ、と白濁が溢れてくる。その感覚を楽しみながら、ちひろは熱い息を吐き続けた。
- やがて──。
- 「はぁ……はぁ、すごかったぁ……うち、まだイってるんだけど……」
- 「うん、私も……まだ……」
- むくりと身体を起こした二人は、まだ荒い息のまま言葉を交わすが。
- 「……何か、まだ足りないんだけど」
- 「うちも、うちもっ!」
- 二人は示し合わせたように男を振り返るが。
- 「ちょ、ちょっと……二人とも? おじさん、少し休みたいんだけど……」
- さすがにくたびれたのだろうか、男のペニスはだらりと垂れていた。
- しかし、二人だからだろうか、ちひろの牝欲はさらに高まり、再び熱い疼きが下半身にこもる。それはえりも同じようで。
- 「ねぇ、おじさまぁ……」
- 「私達、まだ足りないんだけど……」
- 男を振り返った二人は女裂をぬぱっと開く。内側に溜まっていた白濁がとろりとこぼれ落ちるのを見せつけた。
- 「えりちゃん……ちひろちゃん……っ」
- それを見た男の下半身がみるみる立ち上がり、張り詰めていく。そしてあっという間に腹につくほどに屹立した。
- 「んふ……まだまだ頑張ってもらうからね、おじさま……」
- 「今日は寝かさないからねっ」
- そんな男の肉棒に二人は貪欲な笑みを浮かべるのだった。
- [image file=../image/i245.jpg]
- 「んっ……あむっ、ちゅっ……ちゅるっ、れるっ……んむぅっ……」
- ラブホテルの一室、ちひろは男の足元にうずくまり肉棒を夢中でしゃぶっていた。
- 「ふふっ、ちひろってば……最近上手になったよね、フェラ……れるっ、うちより上手なくらい……」
- ちひろに頬を寄せて同じように肉棒に舌を這わせるえり。
- ちひろは今日もパパ探しのために、えりに紹介された男の品定めをしていた。
- あれから数日、えりとは完全に仲直りをし、パパと会う時は必ず同行してもらうことにした。喧嘩を通して前より仲が良くなったくらいだ。ヨシキとも別れ、今はパパ探しに本腰を入れている。とはいえ、相変わらず好き嫌いが激しいまま、未だに理想のパパには出会えていないのだが。
- 「ちひろちゃんもえりちゃん上手だよ……」
- 二人に肉棒を舐め回され、男は熱い息を吐き出す。
- 「あむっ、んむっ……れるっ、ろう? ちひろ……このおじひゃまのチンポ……っ」
- 「んっ……ん、まだ……わかんないよっ……」
- 今日のお相手は学校の先生。おじさんというにはまだ少し若いが、ちひろ好みの顔だ。それに、えり曰く『公務員だから収入が安定してるよ! お小遣いいつでももらえるよ!』というメリットもある。
- しかしまずはペニスありきだ。どんなにお金をもらえても、モノがダメならこのおじさんも不合格なのだ。
- 「んっ……ちゅっ、ちゅるっ……かぽっ、はむっ……れるっ、るろっ……んむっ……」
- 男のモノを撫で回し、頬ほお張ばり、その形を確かめるちひろ。
- (大きさは……うん、これくらいだよね……喉に当たるくらいで……形も、悪くないかも……味も、うん……悪くないかな)
- 口の中がいっぱいになり息苦しいほどのサイズ、頬の内側をゴリゴリと擦るような反り返り方、血管が浮き出した肉竿は力強く脈動している。それに、口の中いっぱいに広がる濃い牡の匂い。まだ少し若いけれども、ちひろ好みだ。
- 「はぷっ……ちゅっ、っちゅぅぅぅ……れるっ……はぷっ……かぷっ……」
- 気づけばちひろは夢中で肉棒を舐め回していた。これなら満足出来るかもしれない。
- 「れろっ……ちゅっ、あむっ……んふっ、おじひゃま……よかったね、ちひろちゃんはこのおチンポ、お気に召したみたいれひゅよ……っ?」
- 「あ、ああ……それはよかった。それにしても、二人とも仲がいいね」
- えりの冗談めかした言葉に男は笑いながらも、既に息を荒くしている。まだ少し若く経験が足りないせいか、我慢がきかないのかもしれない。
- 「そうらよぉ……らって、うちとちひろ……昔から一緒らもん、ね?」
- 「あむっ……んっ、うん……」
- えりの言葉に、ちひろは夢中で牡竿を味わいながら頷く。
- 「ちひろったら……もうこのおチンポにお熱だね……しょうがないなぁ」
- 苦笑しながら、えりも牡竿に舌を這わせ、ずるっ、ずるっ、と粘膜を擦りつける。
- いつの間にか二人は息を合わせ、牡勃起を口奉仕していた。
- 「んっ……ちゅっ……あむっ、ちゅるっ……はむっ……このチンポ、いいよぉ……」
- ちひろは赤黒く腫れあがった肉傘に唇を押しつけ、ずるっ、ずるっ、と舐め擦り、カリ首を舌先でなぞる。
- 「んっ、うちも頑張っちゃうぞ……れるっ、るろっ……れるっ、んふぅっ……ふぅっ」
- えりは青筋の浮いた竿に狙いを定め、ねっとりと舌を絡め、唾液を塗りつけていく。
- 「うっ……くっ、二人とも息ぴったりだね」
- 二人のフェラチオに早くも男の腰がかくつく。鈴口からはじわっと粘液が染み出してきた。ちひろは唇を押しつけ、ちゅっと吸い取る。
- 「あっ、ちひろちゃん……っ」
- 「んっ……ちゅっ、お汁……まだ出てくるね、舐めてあげるっ、ちゅぅぅぅっ……もっと出していいんだよ……舐めてあげる」
- じわじわと染み出してくるカウパーを舐め取りながら、舌先で割れ口を突く。その刺激で染み出した粘液をまた舐め取った。
- 「こりゃぁ……おじさまぁ、そんなに感じてたらっ……ちひろに気に入られないぞ、あむれっ……れるっ」
- 「う、わ、わかってる……! 頑張るよ」
- 言いながらも男は腰をかくつかせた。肉竿もびくついてそろそろ限界が近そうだ。
- (確かに、これじゃちょっと早すぎるかな……でも、このチンポ、結構好きかも……)
- えりの言葉をぼんやり聞きながら、ちひろは夢中で牡棒を舐めしゃぶる。このサイズ、形、反応、なかなかいい感じだ。
- 「んふふ、おじさまぁ……ちゅっ、れるっ……ちひろちゃん、なかなかお気に入りみたいですよぉ……それじゃ、そろそろっ……れるっ、れろっ……イっちゃいましょうか♪ ね、ちひろっ」
- 「あむ……っ、んっ、はぷっ、はぷっ……かぽっ、んむっ……はぽっ、んぽっ……」
- えりに促され、ちひろは肉傘をぱくりと口に含み、先端のみを咥えかぽかぽと顔を振る。
- そして竿の部分はえりが舌を這わせ、ずるずると舐め擦る。
- 「うぁっ、そ、それっ……二人ともっ、僕、もう……」
- 二人の息の合ったフェラチオに男が切羽詰まった声を上げる。興奮に高まったペニスはだらだらと粘液をこぼし、ヒクヒクと脈動していた。
- 「んふふ……それじゃ、おじさま、出しちゃって……ちひろに精液、味見させてあげて……ね、ちひろ?」
- 「んっ……はぷっ、かぽっ……かぷっ、うんっ、らひて……っ」
- 二人は一層激しく牡棒を愛撫し、欲望の発露まで追いつめていく。そして。
- 「らひて……らひて……っちゅぅぅぅうううううっ!」
- ちひろが鈴口に強く吸いついた時。
- 「……で、出るっ!」
- 男が声を上げ腰をかくつかせる。直後、びくん、と肉竿が弾けるように脈動し、びゅくっと白濁が噴き出す。
- 「っぷあっ! やっ……あっ、ふぁっ……ぁぁぁぁ、出てるっ……やっ、これっ、熱っ」
- 「あはっ、出た出たぁ……おじさま、もっとちひろにかけてあげて……っ」
- びくん、と跳ねた肉棒がちひろの口から飛び出し、粘度の高い熱液が二人の顔にたぱたぱと降りかかっていく。そのたびに二人は嬉しそうな声を上げ身体を震わせる。
- 「くっ、あっ……二人とも、すごっ」
- 男は上ずった声で腰をかくつかせ、そのたびに白濁を迸らせ、二人の顔を汚していった。
- やがて──。
- 「はぁ……はぁ、ふふっ、どう? ちひろ……気に入った?」
- 「ん……」
- ちひろは顔に口元に張り付いた男の精液をぺろりと舐め、微かすかに首を傾げる。量も、濃さも充分。だが、こんなもので満足出来るはずがなかった。
- 「まだ、本番しないと……んっ、れろっ……れろっ」
- 言ってちひろはまだ射精直後でひくつきながらも弱っていく肉竿に舌を這わせる。
- 「だよねっ……やっぱ本番でしょっ、ね、おじさま!」
- えりも嬉しそうに男の竿に舌を這わせ、つっ、つっ、と竿を舐め上げていく。
- 「ちょっ……二人とも、休ませっ……とりあえず、一人ずつにしてくれないかなっ?」
- 慌てた声を上げる男に構わず、二人はねっとりと舌を絡める。
- 「んふふー、だめですー。うちと二人でパパ活なんだから。ね? ちひろ」
- 「ん……そうだね」
- 友人の言葉にちひろは目を細めて頷く。
- 彼女のパパ活はまだまだ続きそうだった。
- 橘トラ
- Tora Tachibana
- こんにちは。または初めまして。橘トラです。
- 美少女二人のパパ探しアドベンチャー『パパ活』。
- お楽しみいただけましたでしょうか。
- 今作の登場人物ちひろちゃんは彼氏とラブラブだけど、いまいちエッチ(主にアレのサイズ)に満足出来ない女の子。それを友達のえりちゃんに相談するところからお話は始まります。経験豊富なえりちゃんは、彼氏とは別に、エッチでも金銭面でも満足させてくれる『パパ』を作るようアドバイスします。彼氏一筋のちひろちゃんはあまり乗り気ではありませんが、いつも悪い遊びに巻き込むえりちゃんにそそのかされて、パパを作る『パパ活』を始めるのでした。最初は「彼氏に悪い」と思いつつも段々おじさんとのエッチにハマっていってしまうちひろちゃんと、
- パパ活を手伝いつつも、ちゃっかりいい思いをするえりちゃんの可愛さを楽しんでいただければと思います。
- ゲーム本編は全シーンがアニメーションです。やっぱりアニメーションってすごいですね。普段はイラストと文字だけで考えているので、アニメと声の説得力というものを痛感します。また、そんな原作の魅力をうまく小説という形で出せていれば嬉しいです。
- 最後に、ノベライズの機会をくださったクレージュエース様、パラダイム出版様にお礼を申し上げます。そしてもちろん読んでくださった皆様にも、楽しんでいただければ幸いです。それではまたどこかでお会いしましょう。
- オトナ文庫
- なりゆき♪パパ活かつGIRLS!!
- ~オジサマとの濃のう厚こうHにドハマリしちゃいました♪~
- 2018年4月27日 EPUB版発行
- ■著 者 橘トラ
- ■イラスト K子
- ■原 作 クレージュA
- 発行者 久保田裕
- 発行所 株式会社パラダイム
- 〒166-0011
- 東京都杉並区梅里2-40-19 ワールドビル202
- TEL 03-5306-6921
- ©TORA TACHIBANA ©CourregesA
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