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- It was a dead end. The destination of all fates, beyond which there is nothing. The end of everything in human form. It is precisely because it is the end that it stands until the end. No one can go further than it. Before this thing, fate, the plot, and the like must be a joke.
- The idea of fighting such a thing was absurd. When she had first heard that it could kill with only a thought, she had figured that was ridiculous, an obvious exaggeration. She had assumed that the difference in skill level had simply been so steep that it had merely looked that way to bystanders. There had to be some sort of trick behind it, and by analyzing that ability, she knew she could come up with a way of countering it. As long as she had access to her own powers, she would be able to find a solution.
- How naive she had been. Far, far too naive. She understood now just by looking at it. With a simple wish, this thing could kill anyone. No manner of object or phenomenon could survive its final choice. There were no countermeasures that could be taken. That was the kind of creature it was.
- At that moment, Aoi realized the goddess’s attacks hadn’t come close to touching Yogiri. Even in her madness, she had instinctively understood that she should be afraid of it...that if she’d attacked that being, she would have died.
- Sion...what the hell did you do?!
- It was impossible to believe that such a creature could exist. It was hard to put it into words, this phenomenon like a great calamity or a curse. It was impossible for such a thing to hold a personality, to act like an ordinary person. And even if its existence were possible, there was no way someone like Sion would be able to summon it.
- -Volume 2 page 212
- それ は 袋小路 だっ た。 全て の 運命 の 行き着く 先 で あり、 そこ から 先 には 何 も ない。 全て の 終わり が そこ で 人 の 形 を 取っ て い た。 それ は 終焉 で ある から こそ、 最後 まで 立っ て いる 者 だ。 何者 も それ より 先 に 行く こと など でき は し ない。 そんな 者 を 相手 に、 運命 だの、 筋書き だの 戯れ言 にも なら ない。 それ は 戦お う と 考える こと すら 馬鹿らしい 存在 だ。 それ が 殺し たい と 考え た だけで、 相手 が 死ぬ と いう。 最初 に 聞い た 時 は、 何 を 馬鹿 な こと をと 考え た。 それ は あまり の 実力 差 から、 そう 見え た だけの こと だろ う と 思っ た の だ。 その 能力 には 何 か 絡 繰り が ある の だろ う と。 解析 し 分析 すれ ば、 対策 を 立てる こと が でき、 アオイ の 能力 を駆使 すれ ば どう にでも なる だろ う と 考え た。 甘かっ た。 何もかも が 甘かっ た。 見れ ば わかる。 それ が 望ん だ なら、 何者 だろ う と 死ぬ だろ う。 それ が 否定 する なら ば、 どんな 物 も 現象 も 存在 する こと を 許さ れ ない だろ う。 対策 など あり は し ない。 それ は そういう 存在 なの だ。 そして、 ふと 思い 至る。 女神 の 攻撃 が、 まったく 夜霧 の 方 へは 向い て い なかっ た こと を。 女神 は 正気 を 失っ ては い た が、 本能的 に 恐れ て い た の だ。 それ を 攻撃 すれ ば、 無事 では い られ ない と わかっ て い た。 ─ ─ シオン…… お前 は、 いったい 何 を 呼び寄せ た! そんな 存在 は あり え なかっ た。 それ は 名状 し がたい、 災厄 や 呪い といった 現象 だ。 それ が 人格 を 持ち、 人間 の ふり を し て いる など あっ ては なら なかっ た。 そして、 こんな 者 が どこ かに いる の だ として も、 シオン ごとき に 呼び出せる はず が なかっ た の だ。
- -Volume 2 page 257
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