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- FILENAME: text_906101-010.txt [Day 1]
- 時は
- 巻き戻され
- 二度と元に戻らない
- ジリリリリリ!
- まばゆ: ふわ…ん…んん…
- まばゆ: 目覚まし時計…?
- まばゆ: なんだ…夢…か…
- まばゆ: …………
- まばゆ: 夢じゃ、ないんですよね
- まばゆ: なぎさちゃんは… もう、いない
- FILENAME: text_906101-030.txt
- ほむら: 最後までつきあわせて しまったわね
- まばゆ: いえ…
- まばゆ: 私も、最後まであそこに いられて、良かったと思います
- ほむら: …ええ、ありがとう
- まばゆ: もう…なぎさちゃんとは 会えないんですよね…
- ほむら: 私たちの目的は まどかの契約を阻止すること
- ほむら: 彼女が再び現れることは 私たちの失敗を意味するわ
- ほむら: 二度と、なぎさを 復活させてはいけない
- ほむら: …最初から 覚悟していたことのはずよ
- まばゆ: …ええ
- まばゆ: 前回の失敗は、鹿目さんに魔女の 正体を伝えたこと…ですね
- ほむら: ええ、まどかの優しさが 招いてしまった悲劇よ
- ほむら: 同じ失敗は繰り返さないわ
- FILENAME: text_906106-010.txt [Day 6]
- 先生: いいかみんな!10分後に この場所に集合だからな
- 先生: トイレなんかはちゃんと 済ませておくように!
- まばゆ: (さて、前周の記憶をなぞって ここまでは順調です)
- まばゆ: (キュゥべえと鹿目さんの接触も 防げている)
- まばゆ: (しかし前回は、私たちが 魔女と戦っている間に…)
- まばゆ: (キュゥべえが、鹿目さんに コンタクトをとりました)
- まばゆ: (そしてそれが、契約への 第一歩となった)
- まばゆ: (今回は、その反省を 活かして…)
- ほむら: まばゆ、お願い
- まばゆ: わかりました それでは…
- まばゆ: …ふぅ
- ほむら: どうかしら?
- まばゆ: 暁美さん ひとつ、お願いがあります
- FILENAME: text_906106-030.txt
- まどか: さやかちゃーん
- まどか: どこに行っちゃったのー?
- さやか: まどか…?
- まどか: さやかちゃん!
- さやか: あー、よかったぁ
- さやか: また変なところに 迷い込んじゃってさぁ
- まどか: ここ、去年も迷ったよね?
- さやか: うんうん、あったあった で、帰り道は?
- まばゆ: こちらですよ
- さやか: わっ!びっくりした…!
- まどか: えっと…同じ学校の生徒さん ですよね?
- まばゆ: 愛生まばゆといいます
- まばゆ: このあたり、道が複雑で毎年 遭難者が出るんですよ
- まどか: 遭難者!?
- まばゆ: 一歩間違うと、死者も出ます
- さやか: あはははは それ、面白い冗談ですね
- まばゆ: (ホントは冗談じゃ ないんだけどなぁ…)
- まばゆ: 出口はこっちです ついて来て下さい
- まどか: ふぅ…やっと、帰ってこられたぁ
- さやか: いやー、まばゆさん! 恩に着ます!
- まばゆ: いえいえ
- まばゆ: あ!あそこにUFOが!
- まどか: えっ?UFO!?
- さやか: ウソ、どこどこ!?
- まばゆ: 暁美さん今です!
- まばゆ: ええ
- まばゆ: ありがとうございます!
- まばゆ: (結界の中で、暁美さんが 時間を止める間…)
- まばゆ: (私も自由に、活動できる)
- まばゆ: (私にも、キュゥべえを 出し抜くことができる!)
- カチャ…
- まばゆ: 頼んだわよ、まばゆ
- まばゆ: はい!
- まばゆ: (未来予知のフィルムで視た通り 暁美さんから借りた銃の…)
- まばゆ: (引き金を、絞る!)
- まばゆ: (絞る!)
- まばゆ: (絞る!)
- まばゆ: ふぅ…
- まばゆ: (あとは、元の場所に戻って)
- ほむら: まばゆ、そろそろ…
- まばゆ: はい、オッケーです!
- バサバサバサッ…
- まどか: わっ
- さやか: 今の音…何?
- まばゆ: 爆竹…とかですかね?
- まどか: そ、そうなの…?
- さやか: それよりまばゆさん UFOってどこですか?
- さやか: 全然、見つからないんですけど
- まばゆ: え?あ、あれ?おかしいですね さっきまであそこにいたのに…
- さやか: ほんとに見たんですか?
- まばゆ: いや、見ました、見ましたよ にひひひひ…
- さやか: あやしい…
- 先生の声: おーい、おまえら! そろそろ出発だぞ!
- まどか: あ、はーい
- さやか: ちぇっ、UFO見たかったのにな
- まばゆ: (いや、あぶないところでした)
- まばゆ: 暁美さん、こっちは無事 キュゥべえの接近を阻止しました
- まばゆ: そちらはどうですか?
- まばゆ: ええ、問題ないわ あなたの未来予知通りよ
- ほむら: ひとりじゃキュゥべえの接近は 防げなくても…
- ほむら: ふたりで協力すれば まどかを守り切れそうね
- まばゆ: にひひひ…それでは この調子で行きましょう!
- FILENAME: text_906110-035.txt [Day 10]
- ほむら: まばゆ
- まばゆ: あ…どうも
- まばゆ: 今日は、ショッピングモールに 魔女が出る日ですね
- まばゆ: そこで美樹さんがケガを 負ってしまった…
- まばゆ: あれをもう一度 繰り返すつもりですか?
- ほむら: あの時は、まどかたちを 庇わなければならない状況だった
- ほむら: その展開が避けられるなら 話は別よ
- まばゆ: よかった…美樹さんはもう 入院せずに済むんですね
- ほむら: 私はまどかを甘く見ていたわ
- ほむら: 危険だと知れば、怖じ気づくと 思っていたけれど…
- ほむら: 親友をケガさせたことで かえって契約に近づけてしまった
- ほむら: 今回はそもそも、ふたりが 魔女に遭遇しないようにするわ
- まばゆ: それがベターかと
- ほむら: ひとつ問題なのは、同じ タイミングで別の魔女が出ること
- まばゆ: ああ…確かそんなことを 言ってましたね
- まばゆ: 前回は、巴マミさんに 対処をお願いしたんだったよーな
- ほむら: でも今回、彼女には 別の町を担当させている
- ほむら: 前周みたいに、彼女が魔女退治に 飛び込むのは、危険だもの
- まばゆ: 確かに…不確定要素は ひとつでも減らしたいですしね
- まばゆ: しかし… じゃあいったいどうすれば…
- まばゆ: ハッ!
- まばゆ: ま、まさか…手分けして 私が、倒せとでも…!?
- ほむら: 期待しているわよ
- まばゆ: 無理無理無理無理無理ッ!! 私ひとりで魔女を倒すなんて!!
- まばゆ: この前も 失敗したじゃないですかぁ!
- ほむら: 冗談よ
- まばゆ: ですよねー!よかったー!
- まばゆ: っていうか暁美さん、真顔で 冗談言うのやめてもらえます!?
- ほむら: 少し考えればわかるでしょう?
- ほむら: キュゥべえは魔女の襲撃を狙って まどかにコンタクトをとるわ
- ほむら: あなたは、まどかのそばを 離れてはいけない
- まばゆ: まあ、それはわかりますけど…
- ほむら: 通学路の魔女は最短で片づけて ショッピングモールに向かうわ
- ほむら: あなたはその間 時間稼ぎをしてちょうだい
- まばゆ: 時間稼ぎ?
- ほむら: まどかと美樹さやかを 魔女から遠ざけるの
- ほむら: よろしく頼んだわよ
- まばゆ: ええ、ええ そのくらいならお安いご用です
- FILENAME: text_906110-040.txt
- まばゆ: (とまあ、安請け合いしたは いいものの…)
- まどか: ゆうべ、夢の中であの子と 会った…ような…
- 仁美&さやか: あははははは…
- さやか: すげー、まどかまでキャラが 立ち始めた!
- まばゆ: (よく考えたらこれ、コミュ障の 私には結構難題なのでは!?)
- まばゆ: (だってこの周だと、私ほとんど ふたりと話してないんですよ)
- まばゆ: (あえて言えば、急にUFOを 目撃したあやしい人…)
- まばゆ: (そんな自分が、ふたりに突然 話しかけるなんて…)
- まばゆ: (しかも、魔法少女だってこと バレないようにですよね?)
- まばゆ: …………
- まばゆ: (会話のきっかけが、無!)
- 仁美: あら、もうこんな時間
- 仁美: ごめんなさい お先に失礼しますわ
- まばゆ: (ゲゲッ!やば…)
- まばゆ: (早く、話しかけないと! あーでも、いったい何を…)
- まばゆ: (って、迷ってる暇、ない!)
- まどか: わたしたちも行こっか
- さやか: まどか、帰りにCD屋 寄ってもいい?
- まばゆ: あ、あ、あああ、あのっ!!
- まどか: えっ?えっ?
- さやか: あっ、UFOの人だ
- まばゆ: あ、はい UFOの人です
- まどか: あっ、あの時の…
- まどか: えっと、工場見学ではお世話に なりました
- まばゆ: あーいえいえ、それほどでも…
- さやか: で、何か用事ですか?
- まばゆ: え、いや…えっと…その…ですね なんというか…
- まどか: なにか、話しづらいこと…とか?
- まばゆ: あっ、はい、そうなんですよ これはめちゃくちゃ極秘の話で
- さやか: あー、宗教とか、オカルトとかは 間に合ってます!
- さやか: っていうかそろそろいいですか? CDを買いに行かなきゃなんで
- まばゆ: それですッ!
- さやか: えっ?
- まばゆ: ビデオマニアなんで、私にも わかるんですよ
- まばゆ: ただの中学生が、買い物するって なかなか大変ですよねぇ…
- さやか: え…まあ…確かに…
- まばゆ: もし、自由になるお金がもっと あればって思いませんか?
- さやか: まどか…何? これってヤバいお誘い?
- まどか: わ、わかんないけど…
- まばゆ: あなたには、ちょっと手伝って 欲しいことがあるんですよ…
- さやか: 手伝うって…アルバイト?
- まばゆ: しー!
- まばゆ: アルバイトなんて滅相もない
- まばゆ: ただちょっと、うちの仕事の お手伝いをして欲しいだけです
- まどか: うちの、仕事?
- FILENAME: text_906111-050.txt [Day 11]
- カランカラン
- さやか: ありがとうございましたー!
- さやか: ふぅー!終わった終わったぁ!
- 咲笑: うふふふふ、ありがとうね さやかちゃん
- 咲笑: あなたみたいな元気な子が 来てくれて助かるわぁ
- まばゆ: はいはい、どーせ私はやる気 ゼロの陰キャちゃんですよぉ
- さやか: まばゆセンパイ!そんな 落ち込まないでくださいよー
- まばゆ: せ、センパイ?
- さやか: そうじゃないですかー!
- さやか: あたしに仕事教えてくれたし そもそも学年もイッコ上でしょう
- さやか: 「まばゆセンパイ」って 呼ばせてもらいますね
- まばゆ: いや、そんな、 センパイだなんて…
- さやか: 何照れてるんですかセンパイ? 感謝してるんですよセンパイ?
- まばゆ: うおっ!な、なんですかこの…
- まばゆ: 急に後輩から強いられる 先輩の自覚みたいな、新感覚!
- 咲笑: 良かったわね、まばゆセンパイ
- まばゆ: 咲笑さんまでイジるの やめてもらえます?
- 咲笑: あらあら、照れちゃって うふふふふ…
- さやか: で、まばゆセンパイ
- まばゆ: あ、はい
- さやか: なんであたしに 声かけたんですか?
- まばゆ: え、いや、だからその お金に困ってそうだなって…
- まばゆ: 咲笑さんも新しく店員さんを 増やしたがってましたし…
- さやか: まーセンパイが、そういう友だち 少ないのはわかりますけど…
- まばゆ: (なんか急にディスられた!?)
- さやか: でも、ほぼ他人のあたしに 声かけるの、変ですよね?
- まばゆ: え、いや、その…
- さやか: その?
- まばゆ: じ、実は…ですね
- まばゆ: 私、お店でよく映画を あさってるんですけれど…
- まばゆ: その時、隣のCD売り場で 美樹さんの姿を見かけてて…
- さやか: ああ、なるほど それで気になって?
- まばゆ: そうですそうです! そういうことです!
- さやか: なるほどなー、ヒットチャートの チェックは日課だからなー
- まばゆ: そうなんですよ!おっ、今週も チャートをチェックしてるなって
- さやか: そうなんだよねー あたし、メタルに目がなくてさー
- まばゆ: あーやっぱり!試聴で 自然とヘドバンしてましたよぉ!
- さやか: やだ、ウソぉ!
- まばゆ: ウソじゃないですよ! ホントです!!
- さやか: 嘘ウソ、絶対ウソ!
- まばゆ: ホントホント、ホントにホント ですってばぁ!
- さやか: だから、ウソだって あたし、メタルなんて聞かないし
- まばゆ: え…?
- まばゆ: (カマかけられた!?)
- さやか: まばゆセンパイ なんで隠し事するんですか?
- まばゆ: えっと、そ、それは…
- さやか: …はぁ
- さやか: 言いたくないならいいですけど
- さやか: あたしもまばゆセンパイに仕事紹介 してもらって、助かりますし
- さやか: ま、気が向いたら教えて下さいよ
- さやか: それじゃ、お疲れ様でしたー!
- まばゆ: お、おつかれさま、でしたー…
- まばゆ: (ううう…)
- まばゆ: (私、ウソ、下手すぎ)
- FILENAME: text_906113-020.txt
- まばゆ: …という、感じでして
- ほむら: そう がんばって
- まばゆ: 薄情!
- ほむら: まだ魔法少女の存在を知られて いないのは好都合よ
- ほむら: 美樹さやかの情報は、まどかの 契約を防ぐ鍵になりうる
- ほむら: あなたが彼女と友だちに なれれば…だけれどもね
- まばゆ: 友だち
- まばゆ: いやー、無理ですかねー
- まばゆ: 今のところ、全然話が合う気は しないし…
- ほむら: まあ期待はしていないわ
- まばゆ: 正直!
- ほむら: 大事なのはまどかとキュゥべえの 接触を防ぐこと
- ほむら: それさえ守れていれば 基本は問題ないはずよ
- ほむら: さあ、今日もよろしく頼むわ
- まばゆ: はいはい、わかりました
- まばゆ: いきますよっ!
- まばゆ: …ふぅ
- ほむら: どう?
- まばゆ: 特に問題ありません
- まばゆ: 敵のパターンも変化なし いつも通り戦えば大丈夫です
- ほむら: ありがとう
- ほむら: まどかの方は、頼んだわよ
- まばゆ: はいっ
- FILENAME: text_906113-030.txt [Day 13]
- まどか: うーん…
- まどか: yの増加量をxの増加量で 割ると、傾きが、出る?
- まどか: …………
- まどか: なんでー?
- まばゆ: (なぜなら、それが 一次関数だからです!)
- まばゆ: (鹿目さん、悩んでは いけませんよ!)
- まばゆ: (これはパズル! 悩んではならないのです)
- まばゆ: (ただひたすら無心に xとyに数字を代入して…)
- まばゆ: (…まあ、それがなかなか 難しいんですけど…ね)
- まどか: ううう…だめだぁ… 頭が回らない…
- まどか: やっぱり、糖分が 足りてないのかなあ…
- まどか: 冷蔵庫には、さやかちゃんに もらったケーキが…
- まどか: いやいや こんな夜更けにケーキなんて…
- まどか: ああ…でも…
- まばゆ: (にひひひ…気持ちわかりますよ 食べるべきか、食べざるべきか)
- まばゆ: (数学なんて比べものにならない 難問ですよねぇ…)
- まばゆ: まばゆ そっちの様子はどう?
- まばゆ: 一次関数の宿題で悩んでますね
- ほむら: 相談してくれれば 私がいくらでも代筆するのに…
- まばゆ: ホントにやらないで下さいね!?
- まばゆ: 今の暁美さんと鹿目さんは 会話もないただのクラスメイト!
- まばゆ: それが、彼女の契約を避ける 一番の近道なんですよ!
- ほむら: はぁ…わかってるわよ
- ほむら: それで、キュゥべえは?
- まばゆ: 大丈夫、寄りつく 気配はありません
- まばゆ: 今回は、まだ「神のお告げ」を 信じているはず…
- ほむら: わざわざ見守りしてもらって 悪いわね
- まばゆ: ええ、構いませんよ
- まばゆ: よく考えたら、ボディガードは 姿を消せる私の方が有利ですし
- まばゆ: このまま、鹿目さんの契約を サクッと阻止していきましょう
- ほむら: そうね
- ほむら: この調子で ワルプルギスの夜まで…
- FILENAME: text_906114-025.txt [Day 14]
- お会計お願いします
- さやか: …………
- あ、あの…
- さやか: …………
- すいませーん
- まばゆの声: あ、はいはい!今行きまーす!
- さやか: あ…
- まばゆ: お会計、千円ちょうどでーす
- チーン
- まばゆ: ありがとうございましたー
- カランカラン
- さやか: またお越し下さいませ…
- さやか: …ごめんなさい、まばゆセンパイ
- まばゆ: 何か考え事ですか?
- さやか: あ…えっと、ごめんなさい ボーッとしてただけです
- まばゆ: …………
- まばゆ: (あ、あやしい…)
- まばゆ: (まあでも、自分から 話したくはないようですし…)
- まばゆ: (だったら無理やり声をかける こともないですね…)
- まばゆ: (…というのが、今までの私の お決まりのパターンでしたが)
- まばゆ: (確かに、美樹さんと友だちに なるのは、得策…!)
- まばゆ: (ここは、えいっと、 勇気を出して…!)
- まばゆ: ぁ…ぁ…ぁぁ…
- さやか: ?
- まばゆ: ふわぁああ…ぁぁ、眠い眠い
- まばゆ: (って、ごまかして どうするんですか私!)
- まばゆ: (いやまあ、コミュ障はただの 勇気じゃ治らないわけですが…)
- さやか: まばゆセンパイ、また映画で 夜更かしですか?
- まばゆ: え、ええ…まあ
- さやか: センパイは、どんな映画が好き とかあったりしますか?
- まばゆ: いや、別に…
- さやか: え!映画たくさん観てるのに!?
- まばゆ: 美樹さん、好きなケーキって すぐ出ますか?
- さやか: んー?好きなケーキ、かぁ…
- さやか: あ、あれ?確かに言われると パパッとは出てこないかも…
- まばゆ: そうでしょう?普通の人は ケーキは大体全部好きなんです!
- まばゆ: 私にとっての映画も同じ 大体どんな映画も好きです
- さやか: ゲージュツ作品も、B級映画も 大コケした話題作も?
- まばゆ: むしろ大好物です!
- まばゆ: 悪食…と呼んでいただいても 結構ですよ
- さやか: あははははは…
- さやか: あの、それじゃあ… 「夢オチ」ってどう思いますか?
- まばゆ: え?夢オチ?
- さやか: この前、観たんですよ
- さやか: 夢の中の夢の中の夢の中に 入るみたいな不思議な話で
- さやか: 最後に色んなものを片づけて 大成功…!
- さやか: と思ったら、もしかしたらこれが 夢なのかも?ってラストで
- まばゆ: あー…
- さやか: まばゆセンパイ、あの映画 観ました?
- さやか: あれって、現実だと思います?
- まばゆ: う、うーん、難しい問題ですね
- まばゆ: 確かにああいう謎かけをされると 解答を求めたくなるのは人の常
- まばゆ: しかしそこに明確な答えを出して しまうのが果たしていいことか
- まばゆ: むしろ謎を謎として受け入れる ことを我々観客は求められ…
- さやか: えー!?
- さやか: でもそれって 気持ち悪くないですか!?
- まばゆ: ま、まあ…そうですね
- さやか: 主人公は色々苦労して、ピンチを 何度も切り抜けたんですよ?
- さやか: やっと最後に家族と暮らせたなら ハッピーエンドに決まってます!
- まばゆ: あー、いや 気持ちはわかるんですけど…
- さやか: 気持ちは大事です!
- まばゆ: あ…
- さやか: 悪いヤツがひどい目に遭って がんばった人が報われる
- さやか: そういう話が観たいって思うのは 当たり前じゃないですか!
- さやか: ひどい危機が起こったら ご都合の奇跡が起こってもいい!
- まばゆ: なるほど…
- まばゆ: まあ、現実ってのはそう上手く いくもんじゃないですからね
- まばゆ: ガンボージューソクソーチと してのフィクションもまた…
- さやか: …………
- まばゆ: 美樹さん?
- さやか: 注文とってきます
- まばゆ: (え?あれ?)
- まばゆ: (なんか急に態度変わって…)
- まばゆ: (もしかして私…美樹さんを 怒らせちゃいました…?)
- FILENAME: text_906114-040.txt
- まばゆ: 無理ー!無理ー!
- まばゆ: なーに映画オタクのキモい マジレスしちゃってるんですか!
- まばゆ: 人の気持ちが読めないから ボッチやってるわけですよ私
- まばゆ: 美樹さんと会話を重ねて 友だちになるとかー無理ー!
- まばゆ: 暁美さん、教えて下さいよー! 友だちって、どう作るんですかぁ?
- ほむら: 友だちの作り方…?
- ほむら: …………
- ほむら: さあ
- まばゆ: うわーん! 全然参考にならないー!
- ほむら: ファイト
- まばゆ: 薄情…!
- ほむら: さ、明日の予定を確認しましょう
- まばゆ: あー、はい 明日は確か…
- まばゆ: あ…
- ほむら: そう、病院に魔女が現れた日よ
- ほむら: 前回は、まどかが魔女の望みを 叶えようと願った
- ほむら: でも今回、彼女はキュゥべえの 存在すら知らない
- ほむら: いや、そもそも美樹さやかは 入院していないわけだから…
- まばゆ: 私がお店に誘った おかげですね
- ほむら: まどかは、病院に 向かわないかもしれないわね
- FILENAME: text_906115-030.txt [Day 15]
- まばゆ: (ところがどっこい なぜか病院にいるんだよなぁ…)
- ほむら: どうして、まどかがここに?
- まばゆ: さあ、美樹さんを待っている みたいですが…
- ほむら: なるほど
- ほむら: 美樹さやかの友だちがいれば事情を 聞き出せるかもしれないわね
- ほむら: 美樹さやかの友だちがいれば
- ほむら: 美樹さやかの友だちがいれば
- まばゆ: 計3回言いました!?
- ほむら: 気にしないでいいわ
- ほむら: まどかがどこにいようと やることは変わらない
- まばゆ: それもそうですか
- まばゆ: 暁美さん、いきますよ
- ほむら: ええ、お願い
- ほむら: …どう?
- まばゆ: 右、右、左、右に避けて 見込みで爆弾を放って下さい
- まばゆ: …あっという間で 苦しむ暇もないはずですよ
- ほむら: ありがとう
- まばゆ: それと…途中で私が テレパシーを入れるはずです
- まばゆ: 合図で、時間停止をお願いします
- ほむら: ええ、わかったわ
- まばゆ: (さて…と)
- まばゆ: (魔女の方は 暁美さんに任せて…と)
- さやか: よ、お待たせ!
- まばゆ: (お、美樹さんが合流した)
- まどか: あれ? 上条くん、会えなかったの?
- さやか: 何か今日は都合悪いみたいでさ
- まばゆ: (上条くん? よくわかりませんが…)
- キュゥべえ: …………
- まばゆ: (こっちは、それどころじゃ ありませんね)
- まばゆ: 暁美さん、聞こえますか?
- まばゆ: キュゥべえが姿を現しました!
- まばゆ: ええ、わかったわ
- まばゆ: うう…まったく
- まばゆ: こんなひと気の多いところで やりたくないんですけど…
- まばゆ: えっと…後ろの消火器が 急に爆発したことにして…
- キュゥべえ: …………
- まばゆ: 鹿目さんに近づこうとした あなたが、悪いんですよ…
- カチャ…
- まばゆ: 暁美さん、こちらは終わりです
- ほむら: 了解
- まばゆ: わわわっ!
- まばゆ: (び、びっくりした…!)
- まばゆ: (銃声を掻き消すためとはいえ ちょっと、やり過ぎたか…)
- さやか: あれ?
- さやか: まばゆセンパイ?
- まばゆ: あ
- まばゆ: (しまった… ビックリして魔法が解けてた)
- さやか: 消火器の爆発? いやー、焦ったー
- さやか: センパイも、離れた方がいいですよ
- まばゆ: あ、はい…そうですね
- さやか: いやー、すごいな 人だかりができちゃってるし
- まどか: あの、愛生さん お久しぶりです
- まどか: いつもさやかちゃんが お世話になってます!
- まどか: あと、まかないのケーキも おすそわけしてもらってます!
- まどか: とってもおいしいです!
- まばゆ: ええ、そうでしょう?
- まばゆ: つい、夜中に摘んでしまいたく なりますよねぇ…
- まどか: わかりますか!?
- まばゆ: ええ、ええ… 悪魔の誘惑ですよ
- さやか: で、まばゆセンパイ なんでこんなところに?
- まばゆ: ちょっと配達を 頼まれてしまいましてね
- さやか: 配達?
- まばゆ: 店の常連さんが、入院中 どうしてもケーキが食べたいって
- さやか: へー、そんなサービスも してるんだ
- まばゆ: 常連さんだけですけどね
- まばゆ: (嘘ですけど)
- まどか: さやかちゃんも、上条くんに 持っていってあげたら?
- さやか: まあ…ね
- まばゆ: あの…上条くんって?
- さやか: あたしの友だちですよ
- さやか: 古くからの付き合いだから 一応、お見舞いに来てあげてて
- まどか: 一応、ね
- さやか: そ、いちおー
- まばゆ: は、はあ…
- まばゆ: まばゆ、こっちも終わったわ
- まばゆ: あ、お疲れ様でした
- まばゆ: えっと、それじゃあ自分 ちょっと用事があるんで
- まどか: あ、はい さようなら
- さやか: またレコンパンスでー
- FILENAME: text_906115-060.txt
- ほむら: 今日も、無事にクリア…と
- まばゆ: 暁美さん…この紙は?
- ほむら: フローチャートよ
- まばゆ: フローチャート?
- ほむら: 私が繰り返しの中で経験した 出来事を、紙にまとめてあるの
- まばゆ: なんか、ゲームみたいですね
- まばゆ: でもこういうのだったら パソコンとかにまとめた方が…
- ほむら: だめよ
- まばゆ: わわっ!も、燃やした!?
- ほむら: 物理媒体で記憶してても ループでリセットされるわ
- ほむら: 頭の中に焼きつけないと 意味がない
- まばゆ: た、確かに…
- まばゆ: 生死をかけた 一夜漬けってかんじですね
- ほむら: もし忘れてしまったとしたら 冗談じゃ済まないわ
- ほむら: あなた、明日何が起こるかは 覚えている?
- まばゆ: 抜き打ちテスト!?
- まばゆ: え、えっと… 明日起こる事件といえば…
- FILENAME: text_906116-020.txt [Day 16]
- まどか: さやかちゃんのケーキ屋さん 制服がかわいいんだよね
- まどか: わたしも今度、一緒にお手伝い させてもらおうかな…
- まばゆ: あー、確かにありましたね
- まばゆ: 前はここで、暁美さんが 仁美さんを見つけて…
- まばゆ: あの頃の暁美さんは三つ編みで まるで今とは別人で…
- ほむら: うるさいわね
- まばゆ: あ…あれ?
- ほむら: どうしたの、まばゆ?
- まばゆ: いえ…確か、あの時って 美樹さんが助けに来たんじゃ…
- ほむら: …………!
- ほむら: まばゆ、未来視をお願い
- まばゆ: え、ええ わかりました
- まばゆ: これは…
- ほむら: どう?
- まばゆ: 視えました…
- まばゆ: 美樹さんは、もう、キュゥべえと 契約しています
- ほむら: ッ!
- ほむら: 失策だわ
- ほむら: まどかを守るのに気をとられて 美樹さやかを見落としていた…!
- ほむら: まばゆ、まどかをお願い!
- さやか: せいっ!
- さやか: やぁっ!
- さやか: …いくよ
- さやか: これで…トドメだあっ!
- さやか: ふぅ…一丁あがりっと
- キュゥべえ: 初めてにしては上出来だよ さやか
- キュゥべえ: この調子で、よろしく頼むよ
- キュゥべえ: キミの力があれば、魔女から町を 守ることができるかもしれない
- さやか: もー、おだてないでよキュゥべえ
- さやか: あたしなんて、まだ魔法少女に なりたてなんだからさぁ
- ほむらの声: そう、あなたは力不足よ
- さやか: 転校生?
- さやか: そのカッコ…そう あんたも魔法少女だったの?
- さやか: 道理で、まどかを見る目が おかしいと思ったわ
- さやか: 初めて見た時から あんたはどうも胡散臭かった
- ほむら: 私をどう思おうと構わない
- ほむら: でも…まどかは別よ
- ほむら: 彼女にはこれ以上 関わらないって、約束して
- さやか: は?
- ほむら: 彼女を魔法少女に 誘うことだけは、許さない
- さやか: …なんであたしが、あんたに そんな指図を受けるわけ?
- さやか: キュゥべえが言ってたよ
- さやか: まどかには、すごい魔法の 素質があるって
- さやか: なのに、キュゥべえは まどかに近づけなくて困ってる
- さやか: 不思議な力が 接近を拒んでるんだって
- さやか: あんた、何か隠し事 してるんじゃない?
- ほむら: 私が聞きたいのは あなたが約束を守るか、破るか
- さやか: あたしの質問に、答えないんだ
- さやか: そんな相手を 信頼する必要はないね
- ほむら: あなた、あくまでも 正義の味方を気取るつもり?
- ほむら: だったら、容赦はしない
- カチャ…
- ほむら: まどかのためなら 私は悪にでもなるわ
- さやか: 力づくってわけ?
- さやか: あんたさ、最初に会ったときから なんか気に食わなかったんだ
- さやか: 達観してて 全部お見通しってツラでさ
- さやか: あんたがその気なら 拒む理由はない!
- さやか: あたしが 正義の味方になってやる!
- ほむら: …………そう
- ほむら: 交渉は、決裂みたいね
- まばゆ: 待って下さい!
- ほむら: …まばゆ?
- カチッ
- ほむら: 急に、何?
- まばゆ: 美樹さんを、殺す気ですか?
- ほむら: 一番安全なのは、まどかに 魔女の存在を認識させないこと…
- ほむら: そのためには、美樹さやかを 排除するのが…
- まばゆ: 鹿目さんの、親友でも?
- ほむら: …それが、まどかのためなら
- まばゆ: 前周のことを思い出して下さい
- まばゆ: 鹿目さんが契約したのは 魔女の正体を知ったから
- まばゆ: その情報を隠し続ければ 前回のような契約はありません!
- ほむら: …別の願いを抱くことも ありえるわ
- ほむら: そんな危ない橋は渡れない…
- まばゆ: だったら! わ、わ、わ、わ…
- まばゆ: 私が、美樹さんの 友だちになります!
- ほむら: は?なにを…
- まばゆ: 美樹さんの相談に乗れる くらいの友だちになれば…
- まばゆ: 鹿目さんの契約を、間接的に 阻止することだって…!
- ほむら: 無理でしょう?
- まばゆ: できます!
- ほむら: 無理よ
- まばゆ: やれます!
- ほむら: だって…
- まばゆ: やらせて下さい!!
- ほむら: …………
- まばゆ: それに、その…
- ほむら: なに?
- まばゆ: 私はすでに、視ているんです
- まばゆ: あなたが私の説得を 受け入れる未来を
- ほむら: …………
- ほむら: この説得も、すでにあなたが 未来で視た言葉ってこと?
- まばゆ: ええ、受け入れて下さい
- まばゆ: これが…
- FILENAME: text_906116-030.txt
- まばゆ: これが、あなたがたどり着く 未来なんです
- ほむら: …わかったわ
- ほむら: 今日は、あなたを信じる
- まばゆ: ふ、ふぅ…
- まばゆ: (なんとかうまくいった)
- まばゆ: (未来視と同じ行動をとれば 成功するとわかっていても…)
- まばゆ: (さすがに肝が冷える 展開でしたよ)
- まどか: 愛生さん 大丈夫ですか?
- まばゆ: い、いえ!なんでもありません
- まばゆ: いやー、しかし奇遇ですねー こんな所で会うなんてー
- まばゆ: (とか、真っ赤なウソですけど)
- まばゆ: (ホントはわざと、鹿目さんを 足止めしてるだけ)
- まどか: あ、あの…愛生さん?
- まばゆ: あっ、はい なんでしょうか
- まどか: 最近、さやかちゃんに変わった 様子ありませんでしたか?
- まばゆ: え?ええと…そういえば 思い詰めてたような気も…
- まどか: どんなふうにですか?
- まばゆ: いや…映画の話をしたんですよ
- まばゆ: そしたら美樹さん…がんばった 人が報われないのはおかしいって
- まばゆ: …あれ?
- まばゆ: (もしかしたらあれも キュゥべえと会った後の話?)
- まばゆ: (自分が魔法少女になろうか 迷ってた、とかですかね…?)
- まどか: 愛生さん?
- まばゆ: えっと…美樹さんって 正義感が強いタイプですか?
- まどか: …そうですね
- まどか: さやかちゃんは、思い込みが 激しくて意地っ張りで
- まどか: 結構すぐに人とケンカ しちゃったり…
- まどか: でも、すっごくいい子なんです 優しくて勇気があって…
- まどか: 誰かのためと思ったら がんばりすぎちゃって…
- まばゆ: (なるほど…確かに 正義の味方っぽくはありますが)
- まばゆ: (魔女を倒すために魔法少女に? それとも、もっと別の願いが…)
- まどか: あ…あの…
- まどか: お願いします!
- まばゆ: へっ?
- まどか: わたしも、できる限りのことは するつもりですけど…
- まどか: もし、さやかちゃんが 困ってたら…
- まどか: 力になってあげてください
- まばゆ: え、ええ、もちろん
- まばゆ: なんといっても美樹さんは 私のかわいい後輩ですから
- まばゆ: にひ、にひひひひひひ…
- FILENAME: text_906117-010.txt [Day 17]
- さやか: おっはよー
- 仁美: おはようございます さやかさん
- まどか: おはよう、さや…かちゃん!?
- さやか: ん?どしたの、まどか?
- まどか: そ、そ、それ、何?
- キュゥべえ: …………
- 仁美: それ?
- 仁美: いったい何のことですの?
- まどか: えっ、仁美ちゃん 見えないの?
- まどか: そこにいる、ネコ? みたいなの…
- 仁美: ネコ…?
- まどか: え…なに、この…
- 仁美: …………?
- まどか: えええっ?これ、テレパシー?
- 仁美: …………?
- まどか: そ、そんなことって…
- 仁美: あ、あの…まどかさん
- 仁美: さっきから、何をひとりで 言ってらっしゃいますの?
- さやか: まどか、ちょっと寝不足なんじゃ ないかなあ…
- まどか: あ…
- まどか: う、うん、そうかも…
- まばゆ: (あー、キュゥべえ、早速 鹿目さんに顔見せしてますね)
- まばゆ: (美樹さんが契約したら 魔法少女の存在は隠せない)
- まばゆ: (キュゥべえと会わせないように がんばったんだけどなあ…)
- まばゆ: (はぁ…)
- FILENAME: text_906117-015.txt
- さやか: 見ててね、まどか
- まどか: わっ!ほ、ホントに変わった…
- まどか: す、すごい… 本物の、魔法少女だ
- まどか: ねえ、別の姿に 変身したりできるの?
- さやか: あー、そういう魔法少女じゃ ないかなあ…
- さやか: もっとこう、戦闘美少女! みたいな?
- まどか: 戦うの…?
- キュゥべえ: …………
- まばゆ: あー、キュゥべえが今 説明してるんでしょうねぇ
- まばゆ: 魔法少女がどーたらこーたら 魔女がどーたらこーたら
- ほむら: さすがに何周もしたから 内容はおおよそ把握したわね
- ほむら: 相変わらず肝心なことは 隠したまま、契約を誘う…
- まばゆ: 詐欺師ですよねー
- ほむら: 詐欺師ね
- まどか: さやかちゃん
- まどか: それって…危なくないの?
- さやか: ん…まあ、命の危険が ないって言ったらウソかな?
- さやか: でも、あたしが魔女を倒さないと 町のみんなに危害が及ぶ
- さやか: あー、そうだなぁ いわゆる正義の味方?
- さやか: やってみちゃおうかななんて…
- まばゆ: (正義の味方…か)
- まばゆ: (もしかして美樹さんの 願い事って…)
- まばゆ: (正義の味方になる、とか?)
- まどか: あ、あの…
- まどか: わたしも一緒に、魔法少女を やってみても…いいかな?
- まばゆ: モチロンダヨ!
- まばゆ: モシキミガノゾムナラ、イツデモ 魔法少女ノ契約ヲ…
- ほむら: やめて
- ほむら: 今、本気であなたを 殴りそうになったわ
- まばゆ: ゴメンナサイ
- さやか: それじゃ、しばらくは試用期間 あたしの戦いを見学ってことで
- さやか: 早速、今日からパトロールに つきあってもらうけど…
- まどか: その前に、お見舞い?
- さやか: えっと、まあね…
- さやか: あ、そうだ まどか、転校生には気をつけな
- まどか: 転校生って…暁美さんのこと?
- さやか: うん、なんかわかんないけど まどかのこと気にかけてて
- まどか: 気にかける?
- まばゆ: 大正解
- ほむら: …………
- まばゆ: で、どうします?
- まばゆ: いっそ、魔女をみんな先回りして 倒しちゃいましょうか?
- ほむら: いえ、それは得策じゃないわ
- ほむら: グリーフシードも定期的に入手 する必要があるでしょうし
- ほむら: ワルプルギスの夜を倒すには 彼女の加勢があるほうがいい
- まばゆ: え?美樹さんの加勢? 仲間に引き込む気ですか?
- まばゆ: そんなのどうやって…
- ほむら: ファイト
- まばゆ: わ、私任せ!?
- ほむら: 彼女の友だちになるって言ったのは あなたでしょう?
- まばゆ: い、いやあ…あはははは…
- FILENAME: text_906117-030.txt
- さやか: ソウルジェムの光が 指す方角は…と
- まどか: あれ?なんか、あっちの方に…
- さやか: ここだ…
- まばゆ: 使い魔の結界…ですね
- まばゆ: でも…あれ? 確か、このあとの展開って…
- ほむら: 心配は要らないわ
- ほむら: 佐倉杏子はこの場所にはこない
- まばゆ: そうなんですか?
- ほむら: 彼女がこの町にやってきたのは 巴マミに異変があったから
- ほむら: 様子をうかがいに来たってわけ
- ほむら: でも、今回は巴マミが 佐倉杏子の町に移動している…
- まばゆ: こっちに手出しする余裕は ないってことですか
- ほむら: そういうこと
- ほむら: 美樹さやかがひとりで使い魔を 倒せばいいだけ…
- さやか: まどか、ちょっと待ってて!
- まどか: う…うん!
- さやか: はっ!
- さやか: やっ!
- さやか: こらあああっ!!
- さやか: ちょこまかちょこまか
- さやか: 逃げるなってぇっ!
- さやか: きゃっ!
- まどか: さやかちゃんっ!!
- まばゆ: 苦戦してますね…
- ほむら: 美樹さやかの特性からいって やられることはないでしょうけど
- まどか: え?キュゥべえ?
- キュゥべえ: …………
- まどか: わたしが…契約を…?
- まばゆ: あー…
- まばゆ: もしかしてキュゥべえ 契約を誘ってます?
- ほむら: 恐らくね
- ほむら: 当然、許すわけにはいかないわ
- まばゆ: 未来視は?
- ほむら: あなたの魔力は
- ほむら: 温存しておきましょう
- カチッ
- ほむら: あの程度に手こずる 私じゃないもの!
- まばゆ: …ま、そうですよねー
- まばゆ: 時間停止の魔法って やっぱりチート…
- カチッ
- さやか: !?
- ほむら: ずいぶん苦戦していた みたいじゃない
- さやか: 転校生…
- ほむら: 暁美ほむらよ
- ほむら: いい加減、 名前くらい覚えたらどう?
- さやか: あたしに、恩を売ったつもり?
- ほむら: あなたなんて眼中にない
- ほむら: 私の目的は、鹿目まどか
- まどか: わたし…?
- ほむら: これは警告
- ほむら: この町の治安を守るのは 私と美樹さやかで十分よ
- ほむら: キュゥべえと契約すれば あなたは後悔する事になる
- まどか: 後悔…
- さやか: だから、いったいあんた まどかのなんなのさ?
- さやか: どうしてちょっかい出すワケ?
- さやか: 自分の意志で、どんな願いを 選ぼうと、まどかの勝手でしょ!
- まどか: …………
- ほむら: あなたにもいずれ わかる日が来るわ
- ほむら: 自分の選択の愚かさが、ね
- さやか: だから…!
- さやか: その見透かした目が 気に入らないんだって!
- カチッ
- ほむら: やれやれ…
- まばゆ: 暁美さん、結構やりましたね
- ほむら: まどかにはキツく言わないと 意味がないもの
- ほむら: 美樹さやかもかなりの 意地っ張りだし…
- ほむら: 私はムチよ アメの役は、よろしくね
- まばゆ: あ…はい…がんばります…
- FILENAME: text_906118-010.txt [Day 18]
- さやか: ありがとうございましたー またのお越しをおまちしてまーす
- まばゆ: …美樹さん、ミョーに元気ですね
- さやか: そんなことないですよセンパイ!
- さやか: いつでもさやかちゃんは 元気満点!なんですから!
- まばゆ: (絶対ウソだ…)
- まばゆ: (魔法少女になったのが 原因ですよね)
- まばゆ: (やっぱり、願いは魔女退治 だったのかなあ…)
- まばゆ: (直接聞きたい)
- まばゆ: (でも、まだ私が魔法少女だって 知られてないんですよね)
- まばゆ: (契約の仕組みだって、知らない テイでなきゃいけないし)
- まばゆ: (あー、友情って難しいナァ…)
- さやか: あ、乾杯の歌!
- まばゆ: へ?乾杯?
- さやか: 聞こえません? この店内BGM
- まばゆ: あ、ああ、これですか
- まばゆ: あー、なんか映画で 聞いたことがありますね
- まばゆ: 確かマフィア映画の結婚式で 流れていたような…
- さやか: ピアノアレンジになってますけど 元々オペラ「椿姫」に使われてて
- さやか: 超有名なデュエット曲なんですよ
- さやか: 聞いてるだけで ウキウキしてくるんだよなぁ
- まばゆ: へぇ…
- まばゆ: (美樹さんがクラシック音楽に 詳しいって、なんか意外…)
- さやか: あ、今あたしがクラシックに 詳しいの意外だとか思いました?
- まばゆ: エッ!?い、いやあまさかまさか そんなアハハハハ…
- さやか: まばゆセンパイって、ホント 嘘つくの下手ですよねー
- まばゆ: スミマセン…
- さやか: ま、いつものことなんで 全然いいんですけど
- 咲笑: さやかちゃーん
- さやか: あ、はい!咲笑さん
- 咲笑: ご注文のケーキは、こういうので どうかしら?
- 咲笑: トローネっていって、華やかな ケーキとはちょっと違うけれど
- 咲笑: 15世紀半ばのイタリアで できたスイーツなのよ
- 咲笑: アツアツのハチミツに、メレンゲ ナッツ・ドライフルーツ
- さやか: イタリア…椿姫にぴったりですね
- さやか: それじゃ、ぜひトローネで お願いします!
- 咲笑: はいはい、まいどありー
- まばゆ: まかないじゃなく、注文です?
- さやか: そうなんですよー
- さやか: いつももらって ばっかりじゃ悪いし…
- さやか: それに、お祝い事くらいは 自分でお金を出したいなって
- まばゆ: お祝い事…?
- さやか: えっと、こないだちらっと 話しましたよね?
- さやか: あたし、上条恭介って 幼馴染がいるんですけど…
- さやか: 今度、退院することに なったんです!
- まばゆ: (あ…)
- まばゆ: (なんか、めちゃくちゃ うれしそう…)
- FILENAME: text_906122-020.txt
- さやか: ありがとう…ございましたぁ…
- さやか: …………はぁ
- まばゆ: (あ…)
- まばゆ: (なんか、めちゃくちゃ ツラそう…?)
- まばゆ: (なんで?あのウキウキ気分から 4日しか経ってないのに!)
- まばゆ: (4日…)
- まばゆ: (は、十分な日時ですよね 友だちになるには…)
- まばゆ: (私ってば、何をしてたんだ…)
- まばゆ: (なんにもできてない…)
- まばゆ: (自分の無力さに打ちひしがれて 映画ばっかり見てた…)
- まばゆ: (映画はいい…現実は嫌い…)
- まばゆ: (…いや、落ち込んでる場合じゃ ないですね)
- まばゆ: (むしろ、美樹さんが 落ち込んでいる今こそ!)
- まばゆ: あの、美樹さん?
- まばゆ: なんか、元気ないですね
- さやか: あー、ううん 何でもないです
- さやか: ただちょっと…なんだろうな…
- さやか: まばゆセンパイって 好きな人、います?
- まばゆ: 好きな映画俳優とかですか!?
- さやか: ごめんなさい 相談したあたしが悪かったです
- まばゆ: ちょちょちょちょ! 勝手に話を切らないで下さいよ!
- まばゆ: いやまあ、好き…とか あんまり考えたことないですけど
- まばゆ: 男の人…以前に、人間と つきあうのがニガテというか…
- さやか: ですよねー、あー 参っちゃったなー
- さやか: なんかこー、これでいいのかとか 自分の本当の気持ちって何?とか
- さやか: そういう、モヤモヤーっと したのが消えなくてですね
- さやか: いっそこう、記憶をぜーんぶ 消去しちゃえればーとか…
- まばゆ: 消せたらどうします?
- さやか: え?
- まばゆ: あ、いやー、例えばの話ですよ?
- まばゆ: なんか、頭をぶつけると記憶が 飛ばせる石みたいなのがあったら
- まばゆ: そしたら、それ、使います?
- さやか: …………
- さやか: …うーん
- さやか: やっぱり、消さないかも
- まばゆ: どうしてです?
- さやか: 負けた気がする
- まばゆ: まあ、わかります
- まばゆ: でも、それでどうしても モヤモヤを消したいなら…
- まばゆ: 他の全部を忘れるくらい、何かに 打ち込んでみるしかないのでは?
- まばゆ: 私も、落ち込んだときはコタツで 映画にひたすら没頭しますよ?
- まばゆ: ま、現実逃避ですけど
- さやか: 何かに…打ち込む、か…
- さやか: ありがとうございます まばゆセンパイ!
- さやか: 何か今、めっちゃ光が 見えた気がします!!
- さやか: 実は、その…こういう話 あんまり友だちにはできなくて
- さやか: 参っちゃってたんですけど… ホント、助かりました!
- まばゆ: え、ええ
- まばゆ: お役に立てたなら うれしいですよ
- まばゆ: (ま、そうですよね センパイと友だちは、別…)
- FILENAME: text_906122-030.txt [Day 22]
- まどか: さやかちゃん…あの…
- まどか: ホントに、大丈夫?
- さやか: え?
- さやか: 大丈夫って、何が?
- まどか: だって、その…今日はずっと 落ち込んでたみたいだったし…
- さやか: んー?気のせいじゃない?
- まどか: そんなこと、ないよ
- まどか: 毎日見てるんだから そのくらい、わかるよ
- さやか: …ありがとう、まどか
- さやか: でも、もう心配要らない
- さやか: あたしはね、魔女を倒すよ
- さやか: 落ち込んで、自分が 嫌になることだってあるけどさ
- さやか: あたしは町の平和を守る 正義の味方だ!って胸を張れたら
- さやか: きっと、こんな自分も 認められると思うから…
- さやか: だからあたしは、もう平気
- さやか: まどかはあたしの見届け人として そばにいてくれるとうれしいな
- まどか: さやかちゃん…
- さやか: さてさて、それじゃあ今日も 魔女退治に出発だ!
- まどか: うん…
- まばゆ: ふむふむ、どうやら美樹さん 前向きになったようですね
- まばゆ: 最近は戦いも上達したし これなら魔法を使わなくても…
- ほむら: いえ、危険よ
- まばゆ: へ?
- ほむら: まどかの様子が、いつもと違うわ 未来視をお願い
- まばゆ: そ、そうでしょうか…
- まばゆ: いやまあ、暁美さんが言うなら 視ますけどね…どれどれ…
- ほむら: どう?
- まばゆ: 暁美さん… 正直感服しました
- まばゆ: まさかそこまで、鹿目さんの 心理を見抜いているとは…
- ほむら: つまり?
- まばゆ: 鹿目さんはこれからキュゥべえと 契約を試みようとします
- FILENAME: text_906122-050.txt
- さやか: はぁ…はぁ…
- まどか: さやかちゃん!
- さやか: 心配しないで、まどか
- さやか: この程度の敵に怯んでちゃ 魔法少女なんてやってられない!
- さやか: やああああッ!!
- さやか: たああああッ!!
- さやか: うあっ!!
- ほむら: 本当に、まだ助けに 行かない方がいいの?
- まばゆ: ええ、今日の美樹さんは 気負ってますから
- まばゆ: 中途半端に入り込むと かえってこじれます
- まばゆ: …と、未来視の中で 私が言ってました
- ほむら: なんかその説得、ずるくない?
- まばゆ: 私もチートだと思います
- まばゆ: ともあれ、もう少しだけ 待って下さい
- まばゆ: もう少しで、あの魔女の弱点が…
- さやか: うおおおおおッ!!
- さやか: くぅっ!
- さやか: まだ、まだまだぁっ!!
- まどか: さやかちゃん!!
- キュゥべえ: …………
- まどか: わたしが…?
- まどか: わたしが契約をすれば さやかちゃんが…?
- ほむら: キュゥべえ…!
- ほむら: もう少し待って下さい まだまだ、あと少しだけ…
- さやか: うおおおおおッ!!
- まどか: お願い、キュゥべえ! わたしを、魔法少女に…
- まばゆ: 今です!
- まばゆ: 暁美さん、あなたは魔女を!
- ほむら: ええ、キュゥべえの方は 頼んだわよ
- まばゆの声: 任せて下さい!
- ほむら: っ!
- まばゆ: 私も…
- キュゥべえ: …………
- まばゆ: 鹿目さんの願いを叶えさせる わけには、いきませんから!
- カチャ…
- まばゆ: …よし
- ほむら: まばゆ、そろそろいい?
- まばゆ: はい、解除をお願いします!
- カチッ
- まばゆ: (再び時が流れ出し…)
- さやか: な…
- さやか: 暁美ほむら!
- ほむら: …………
- まばゆ: (美樹さんが暁美さんに 気づくと同時…)
- まどか: えっ!?
- まどか: キュゥべえ… キュゥべえッ!!
- まばゆ: (キュゥべえの体が 穴だらけになる)
- まばゆ: (これが、フィルムで視た光景)
- まばゆ: (こうやって私は 鹿目さんの契約を阻止した)
- まばゆ: (どうやら今夜も、無事に 越えることができた…)
- さやか: だあああっ!!
- まばゆ: えっ
- カチッ
- ほむら: …やれやれ
- ほむら: 私を襲うなんて…誰が敵かも わからなくなっているのかしら?
- まばゆ: 暁美さん、ごめんなさい この先の未来は、見ていなくて
- ほむら: 構わないわ
- ほむら: 美樹さやかの攻撃をかわすくらい どうってことないもの
- カチッ
- さやか: くっ!また…
- ほむら: グリーフシードはあげる
- ほむら: もう少し、まともに戦えるように なることね
- さやか: それで、あたしに 貸しを作ったつもり?
- さやか: あんたの思い通りに なるかっつーのッ!!
- ほむら: 目くらまし? こんなもの…
- まばゆ: うぎゃあっ!!
- まばゆ: あちち、あちちち…
- まどか: え…
- まどか: 愛生さんッ!?
- まばゆ: (あ…しまった!)
- まばゆ: (魔法が解けて…!)
- まどか: だ、大丈夫ですか?
- まばゆ: え、ええ…なんとか
- さやか: センパイ、どうしてここに?
- まばゆ: あ、いやその…
- まばゆ: なんだか最近、美樹さんの 様子がおかしかったから…
- まばゆ: 何かあるんじゃないかって 後をつけて、それで…
- まどか: そうだったんですか
- さやか: まばゆセンパイって、ホント…
- さやか: 嘘つくの下手ですよね!
- まばゆ: うひゃっ!
- まどか: ちょっと、さやかちゃん!
- さやか: まどか、離れて
- さやか: そいつ、裏切り者だから
- まどか: 裏切り…?
- まばゆ: な、なに言い出すんですか急に
- さやか: プンプン、匂うんだよね
- さやか: キュゥべえを撃った 火薬の臭いがさ!
- まばゆ: あッ!!
- ガチャン…!
- さやか: やっぱり…! これ、暁美ほむらの銃でしょ?
- まばゆ: それは…
- さやか: あんたたち、グルだったんだ
- まばゆ: んぐっ…
- カチャ…
- ほむら: やめなさい
- さやか: 近づくな
- さやか: 仲間の命がどうなってもいいの?
- ほむら: …………
- まばゆ: (だめだ…私、美樹さんに 腕を掴まれてるから…)
- まばゆ: (暁美さんが 時間を止められずにいる)
- さやか: あたしをお店の手伝いに誘って ずーっと見張ってたわけだ
- まばゆ: 違う…私はそういうつもりじゃ!
- まばゆ: 私は貴方の力になりたくて…
- さやか: 何?友だち気取り? バカ言わないで
- さやか: 今更、あんたの言葉なんか 信用できるわけ、ないじゃない!
- まばゆ: ――――ッ
- さやか: がっ!
- ほむらの声: まばゆ逃げてッ!!
- まばゆ: はいっ!!
- さやか: 待てッ!
- ほむら: くっ!
- ほむら: 仕方ないわね…!
- ほむら: あなたがその気なら 私も容赦は…
- まどかの声: 「だめっ!!」
- ほむら: え…
- まばゆ: その声…
- まどか: みんな、喧嘩はやめて!
- まどか: これ以上、さやかちゃんを
- まどか: 困らせないで!
- ほむら: う…うそ…
- まばゆ: そんな… 鹿目さんが…
- さやか: あたしのために…契約を?
- まどか: 遅れちゃって、ごめんね
- まどか: わたし、やっぱり… さやかちゃんと一緒に、戦うよ
- さやか: まどか…
- カチッ
- まばゆ: 暁美さん…
- ほむら: 取り返しのつかないことを 嘆いても仕方ないわ
- ほむら: もう、この世界のまどかは 契約してしまった
- ほむら: きっと…美樹さやかの苦しみを 取り除くのが、彼女の願い
- ほむら: …その他に、道はなかったんだわ
- FILENAME: text_906132-010.txt [Day 32]
- ほむら: どう?
- まばゆ: …はい、視えました
- まばゆ: 暁美さんは、無事に 時を巻き戻せます
- ほむら: …わかったわ
- FILENAME: text_906132-020.txt
- さやか: あれが、ワルプルギスの夜!
- まどか: さやかちゃん…
- さやか: 大丈夫、あたしたちが 力を合わせればきっと…
- まどか: …うん!!
- まばゆ: (待って下さい… そう、声をかけたかった)
- まばゆ: (2人なら倒せなくても 4人ならもっとまともに戦える)
- まばゆ: (…本当に?)
- まばゆ: (今の美樹さんにとって 私たちは敵・裏切り者)
- まばゆ: (声をかけてしまえば、かえって 足を引っ張ることになる)
- まばゆ: (私のフィルムは そう言っていました)
- まばゆ: (それが、引っ込み思案な私の 言い訳なのも、わかっています)
- まばゆ: (でも、とにかく…)
- さやか: でやあああああッッ!!
- まどか: やっ!はぁっ!たあっ!
- さやか: ぐあッ!!
- まどか: きゃあッ!!
- まばゆ: (私は、ふたりの戦いを見ている ことしかできませんでした)
- ほむら: …もう、だめ
- ほむら: 見ていられないわ
- まばゆ: はい、お願いします
- まばゆ: 同じ失敗を繰り返さない
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