There really was nothing here. Finally realizing it, she started to feel the beginnings of fear. No matter where she went, there was nothing. Since there was nothing, she couldn't move anywhere.

“Well, if that is the case! I will burn everything to nothing! Space-time​! The universe! The higher-ranking universe that contains this universe!”

The UEG emitted her power to the utmost. However, the power that should have consumed everything vanished into empty space. It hadn’t made the slightest change in her surroundings.

“It’s impossible,” Kouryu said. “There’s nothing here, so there’s nothing for you to destroy.”

-Volume 11 page 177

ここ には 本当に 何 も ない。 　 その こと に 気付い た ＵＥＧ は、 ゆっくり と 恐怖 を 感じ はじめ て い た。 どこ に 行こ う にも、 何 も ない の だ。 何 も ない 以上、 どこ に 転移 する こと も でき なかっ た。 「な、 なら ば！ 　 全て を 焼き 尽くし て くれる わ！ 　 時空 を！ 　 宇宙 を！ 　 この 宇宙 を 含む 上位 宇宙 を！」 　 ＵＥＧ は 全力 で 力 を 放っ た。 だが、 全て を 焼き 尽くす はず の 力 は 虚空 へと 消え て いっ た。 ＵＥＧ の 力 は、 何 の 影響 も 周囲 に 与え なかっ た の だ。 「無駄 だ よ。 ここ には 何 も ない ん だ から。 ない もの を 壊し たり は でき ない よ」

-Volume 11 page 225