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- FILENAME: text_517810-1_JOLrO.txt
- きゃあっ!!
- うっ…うそ… このままじゃやられる…!?
- □◇▲☆◎□!
- かごめ: お願い!アルちゃん!
- アルちゃん: <まかせて!>
- え…!?
- アルちゃん: <ふぅ… これでひと仕事終わり!>
- かごめ: ありがとう、アルちゃん
- あの魔女をたった一撃で…!?
- かごめ: 大丈夫だった?
- あ…は、はい…!
- 危ないところを助けてくれて ありがとうございました…
- かごめ: ううん、気にしないで 困ったときはお互い様だから
- かごめ: あと、よければだけど…
- かごめ: このグリーフシードは あなたが使って
- え!? …いいんですか?
- 倒したのはあなたなのに…
- かごめ: 私はまだ大丈夫だから 気にしないで
- …………
- では、お言葉に甘えて…
- かごめ: それじゃ、私たちは行くね
- はい!いろいろと ありがとうございました!
- アルちゃん: <魔法少女になってから>
- アルちゃん: <すごく順調に 魔女を退治してるね>
- アルちゃん: <たくさん人も助けられてるし パートナーとして鼻が高いよ>
- かごめ: アルちゃんが 一緒に戦ってくれるおかげだって
- かごめ: いまの私たちならどんな強敵にも 負ける気がしないね
- アルちゃん: <その意気だよかごめちゃん!>
- アルちゃん: <この調子でもっと たくさんの人を救っちゃおう!>
- かごめ: ふふっ、頑張ろうね
- かごめ&アルちゃん: …!!
- アルちゃん: <かごめちゃん! また魔女の気配が!>
- かごめ: ここからそう遠くない場所だ…
- かごめ: 行こう、アルちゃん!
- アルちゃん: <うん!>
- アルちゃん: <見つけた!>
- かごめ: あの魔女、私たちのことを まだ探してるみたい
- アルちゃん: <なら先に 攻撃をしかけちゃおう!>
- かごめ: うん、お願い!
- アルちゃん: <えーーーーい!!>
- …!
- …………
- アルちゃん: <あれ!?>
- かごめ: 攻撃が効いてない…?
- 蝨*溷慍‡繧[]貞ョ医l
- かごめ: きゃっ! あ、危ない…
- アルちゃん: <かごめちゃん大丈夫!?>
- かごめ: うん、平気だよ! それよりも魔女を!
- アルちゃん: <わかった!>
- 蝨*溷慍‡繧[]貞ョ医l
- アルちゃん: <やせ我慢したって無駄だよ!>
- アルちゃん: <次はそんな余裕ないぐらいに しちゃうから!>
- アルちゃん: <とりゃーーー!!>
- …………
- かごめ: …!?
- アルちゃん: <あ、あれー!?>
- FILENAME: text_517810-2_JOLrO.txt
- …………
- かごめ: ど、どうしてダメなの…!?
- 縺薙lwg縺ァ”Б懊無*為!!
- かごめ: きゃっ!?
- かごめ: うぐぅっ!!
- アルちゃん: <かごめちゃん!?>
- かごめ: はぁっ…はぁっ…
- かごめ: だ、大丈夫…! ちょっと油断しただけ…
- かごめ: でも…連戦で魔力も残り少ないし 次で決着をつけよう!
- アルちゃん: <そうだね…まかせて!>
- かごめ: いっけぇーー!!
- アルちゃん: <これで…終わりだよ!!>
- …………
- かごめ: そんなっ…!?
- アルちゃん: <ど…どうしてダメなの!? あの魔女はいったい…>
- 縺薙lwg縺ァ”Б懊無*為!!
- アルちゃん: <むぎゅっ!?>
- かごめ: アルちゃんっ…!?
- アルちゃん: <かごめちゃん…うしろ…!>
- 縺薙lwg縺ァ”Б懊無*為!!
- かごめ: …あっ…!
- かごめ: きゃあっ!?
- かごめ: うううっ…
- アルちゃん: <ダメだっ…>
- アルちゃん: <かごめちゃん いったん退こう…!>
- かごめ: …でも…!
- アルちゃん: <いいから退くよ!>
- かごめ: …っ…
- アルちゃん: <何か手がかりあれば…>
- かごめ: ーかごめー …はぁっ…はぁっ…
- アルちゃん: ーアルちゃんー <かごめちゃん…大丈夫…?>
- かごめ: ーかごめー うん…なんとか…
- かごめ: ーかごめー …でも… もう一歩も歩けない…かも…
- かごめ: うぅっ…なんで…
- かごめ: どうして、もうひと踏ん張り できなかったんだろう…
- アルちゃん: <仕方ないよ…>
- アルちゃん: <いくら自動浄化システムが あっても…>
- アルちゃん: <魔女にやられちゃったら 意味がないから…>
- アルちゃん: <むしろ、逃げるのが間に合って 本当によかった…>
- かごめ: でも…このままあの魔女を 放っておけない…!
- アルちゃん: <さ、さすがにこの状態で 戦うのは無理だよ!>
- アルちゃん: <今は素直に応援を頼もう!>
- かごめ: …でも…!
- アルちゃん: <気持ちはわかるけど…>
- アルちゃん: <無理して頑張ることが 全部正しいわけじゃないよ>
- アルちゃん: <だからお願い… 今回は応援を呼ぼう?>
- かごめ: …………
- かごめ: …そう…だよね… わがまま言ってごめん…
- かごめ: すぐにメッセージで 協力を呼びかけてみる
- 木崎 衣美里: かごめっち終わったよー!
- かごめ: だ、大丈夫でしたか…?
- 竜城 明日香: はい!
- 竜城 明日香: この人数でかかれば お茶の子サイサイでした!
- 空穂 夏希: 私たちがいっせいにかかったら すぐに終わったよ
- かごめ: えっ…! 本当ですか…?
- かごめ: なら、逃げないで もう少し戦えばよかったかな…
- かごめ: 手間かけさせちゃって すみませんでした…
- 都 ひなの: まぁ見くびって 痛い目を見るよりマシだろ
- 胡桃 まなか: 魔女にやられたら 元も子もないですしね!
- かごめ: そう…ですよね…
- かごめ: …………
- 都 ひなの: どうしたんだ、かごめ?
- かごめ: あっ…ごめんなさい なんでもないです
- かごめ: ともかく、みなさん ご協力ありがとうございました
- かごめ: …………
- かごめ: (…久しぶりに 助けられちゃった…)
- かごめ: (魔法少女になれば)
- かごめ: (もっとたくさんの人を 助けられると思ってたのにな…)
- アルちゃん: <かごめちゃん… なんだか元気ないね…>
- かごめ: …! そ、そんなことないよ
- アルちゃん: <本当?>
- かごめ: うん
- かごめ: …ただ、いろいろあって 少し疲れちゃったのかも
- かごめ: 一晩ぐっすり休めば きっと元通りになるよ
- かごめ: …………
- かごめ: (思わず顔に出ちゃってたんだ… 私ってばまだまだ未熟だな…)
- かごめ: (今はこれ以上、アルちゃんに 心配かけたくないし)
- かごめ: (早く寝て 元気を取り戻さないと…)
- かごめ: …よし
- かごめ: それじゃおやすみなさい アルちゃん
- アルちゃん: <…おやすみ、かごめちゃん>
- ピピピピ…
- かごめ: …うーん… いま…起きる…
- ピッ!
- かごめ: ふぁ~…よく寝た…
- かごめ: おはようアルちゃん
- アルちゃん: <×××××>
- かごめ: …………
- かごめ: …うん…? ごめん、よく聞き取れなかった
- アルちゃん: <×××××!>
- かごめ: あれ?
- かごめ: ごめんね、アルちゃん もう少し伝わるように…
- アルちゃん: <×××××!? ×××××…>
- かごめ: …うそ
- かごめ: 私、アルちゃんの言葉が わからなくなっちゃった…!
- FILENAME: text_517810-3_JOLrO.txt
- アルちゃん: <×××××!? ×××××…>
- かごめ: …うそ
- かごめ: 私、アルちゃんの言葉が わからなくなっちゃった…!
- アルちゃん: <×××××!>
- かごめ: ど…どうしよう…
- かごめ: アルちゃんに 魔力を供給してるのは私だし…
- かごめ: 問題があるとすれば 私なのかな…?
- アルちゃん: <×××××…>
- かごめ: ごめんね… いまは何もわからないの…
- アルちゃん: <…………>
- かごめ: ここで考え込んでも仕方ないか…
- かごめ: とりあえず みたまさんにみてもらおう
- みたま: 終わったわ
- かごめ: どうでした…?
- みたま: うーん
- みたま: かごめちゃんの魔力に これといった異常はないわね
- かごめ: それじゃ原因も…
- みたま: いまのところ不明ね
- アルちゃん: <×××××…>
- みたま: …やっぱり、わたしにも 何を言ってるのかわからない…
- みたま: アルちゃんと 意思疎通できないのは辛いわね…
- かごめ: はい、こんなこと初めてで…
- みたま: もう少し様子を見てみましょう
- みたま: 何かわかることが あるかもしれないわ
- かごめ: そうですね… ありがとうございます
- かごめ: うーん、困ったな…
- かごめ: 私の魔力が原因じゃないなら いったい何が…
- アルちゃん: <…………>
- アルちゃん: <…!!>
- かごめ: きゃっ!! ど、どうしたの…?
- アルちゃん: <××××…!!>
- スポスポスポッ!!
- かごめ: 草なんて抜いてどうする気?
- アルちゃん: <××××!!>
- かごめ: ええ!? 今度はバラバラにしちゃった!?
- アルちゃん: <××××…!!>
- かごめ: …?
- かごめ: (もしかして草を使って 何かを伝えようとしている…?)
- アルちゃん: <××××…!!>
- かごめ: ごめん…やっぱりわからない
- アルちゃん: <××××…!!>
- スポスポスポッ!!
- かごめ: ダメだよアルちゃん これ以上はやめて!
- アルちゃん: <××××…!!>
- かごめ: もうダメだってば!
- アルちゃん: <××!!>
- パシッ!
- かごめ: 痛っ…!
- アルちゃん: <…!!>
- かごめ: (うそ…アルちゃんが 私を叩くなんて…)
- かごめ: (いったい どうしちゃったの…?)
- かごめ: …!
- かごめ: (もしかして おかしいのは私じゃなくて…)
- かごめ: (アルちゃん…!?)
- アルちゃん: <…っ…!!>
- かごめ: 待って、どこ行くの!?
- ズルッ…
- かごめ: きゃあっ!!
- かごめ: いたたた…
- かごめ: はっ…!
- かごめ: うそ…どこにもいない…
- かごめ: ど…どうしよう… アルちゃんを見失っちゃった…!
- FILENAME: text_517810-4_JOLrO.txt
- 胡桃 まなか: ふぅ…床の掃除は このぐらいでいいでしょう
- 胡桃 まなか: あとは残りの仕込みを 終わらせないと
- 胡桃 まなか: それにしても… 遅いですね、お父さん…
- 胡桃 まなか: 仕入れに時間が かかってるんでしょうか
- ガタッ…
- 胡桃 まなか: ん…? なんの音…?
- ガタタッ!
- 胡桃 まなか: 厨房の方からだ…
- 胡桃 まなか: 変ですね… 今はまなかしかいないはずなのに
- 胡桃 まなか: もしや、お父さんが 裏口から入ったんでしょうか?
- 胡桃 まなか: お父さん帰ってきたんですか?
- 胡桃 まなか: あれ…いない…
- ガタタッ!
- 胡桃 まなか: …!! まさかネズミ!?
- ガタタタタッ!
- 胡桃 まなか: いままで見かけたことなんて 一度もなかったのにどうして…?
- 胡桃 まなか: とにかく、放っておくわけには いきません…!
- 胡桃 まなか: すぐに対処しないと…!
- 胡桃 まなか: そーっと…そーっと…
- アルちゃん: <!!>
- 胡桃 まなか: んん!? あなたはかごめさんの…
- 胡桃 まなか: どうしてここに…?
- アルちゃん: <××××!!>
- 胡桃 まなか: アルちゃんが持ってるのは カブとワケギ…?
- 胡桃 まなか: というか 何をしゃべってるんでしょう…
- アルちゃん: <××××!!>
- 胡桃 まなか: あっ!! 食材をどうするつもりですか!?
- 胡桃 まなか: いたずらはダメですよ!
- アルちゃん: <××××!!>
- 胡桃 まなか: まさか、持ち去るつもりじゃ!? 返してください!
- ドッタン! バッタン!
- 胡桃 まなか: すばしっこくて 全然捕まえられません…!
- アルちゃん: <××××!?>
- ガシャーン!! グラグラ…
- 胡桃 まなか: ほ、包丁立てが!!
- ドスドスドス!!
- 胡桃 まなか: ひゃあっ!?
- 胡桃 まなか: あ、危ないところでした…
- 胡桃 まなか: もう一歩前だったら まなかもスパッといってたかも…
- 胡桃 まなか: って、アルちゃんは…!!
- 胡桃 まなか: いない…
- まなかの父: ごめんごめん 渋滞で遅くなった
- まなかの父: …って、どうしたんだコレ!?
- 胡桃 まなか: あっ…お父さん!
- 胡桃 まなか: ちょ、ちょっと厨房で 躓いちゃいまして…あははは…
- まなかの父: ドジだなぁ… 刃物の扱いは十分気をつけなさい
- まなかの父: 一歩間違えば大惨事だからな
- 胡桃 まなか: は、はい…
- まなかの父: それじゃ 父さんは着替えてくるから
- 胡桃 まなか: …ふぅ… お父さんが来る前でよかった…
- 胡桃 まなか: それにしても…
- 胡桃 まなか: アルちゃんはどうしてお店を 襲ったんでしょう?
- 胡桃 まなか: 突然わけのわからない言葉で しゃべったり…
- 胡桃 まなか: 意味不明な行動をしたり わけがわかりません…
- FILENAME: text_517810-5_JOLrO.txt
- かごめ: アルちゃーん! いたら返事をしてー!
- かごめ: アルちゃーん!
- かごめ: …………
- かごめ: この辺にはいないみたい…
- かごめ: アルちゃん どこに行っちゃったんだろう…
- ピロン♪
- かごめ: ん? メッセージだ
- 胡桃 まなか: アルちゃんが何故かうちのお店で 暴れまわってたんですけど 何かあったんでしょうか?
- かごめ: え…ええ!? どうしてそんなことを…
- かごめ: …とにかく迎えにいかないと!
- かごめ: 迷惑をかけて本当にごめんなさい… 今すぐアルちゃんを迎えに行きます
- かごめ: ピロン♪
- 胡桃 まなか: ごめんなさい 少し目を離した隙に 逃げられてしまいました…
- かごめ: うぅっ… せっかく見つかったと思ったのに
- かごめ: (やっぱりアルちゃんの身に)
- かごめ: (なにか起こってるとしか 考えられない)
- かごめ: (そんなことができるのは…)
- かごめ: …!
- かごめ: (まさか… 魔女の呪いを受けた…!?)
- かごめ: (それなら正気を失ったように 見えるのも辻褄が合うし…)
- かごめ: …どうしよう…
- かごめ: もし、このまま 見つからなかったら…
- アルちゃん: <××××!!>
- な、なにこれ!?
- 来るなバケモノー!!
- アルちゃん: <××××!!>
- きゃー!! うわー!!
- かごめ: …こんな感じの 大事件に発展しちゃうかも…
- かごめ: あああっ… それだけは絶対に止めないと…!
- かごめ: …これはもう 私だけの問題じゃない
- かごめ: みなさんにアルちゃん 捜索の協力をお願いしよう…!
- FILENAME: text_517810-6_JOLrO.txt
- かごめ: みなさんに緊急のお願いです。 先ほど、私の友だちのアルちゃんが 行方不明になりました。
- かごめ: どこか様子がおかしくて、もしかしたら 魔女に操られているかもしれません。
- かごめ: もし、見かけたら 捕まえてもらえると嬉しいです。
- かごめ: ただ、暴れるという連絡もあったので 捕まえるときは十分気をつけてください…!
- かごめ: 本当に私のことで申し訳ないのですが ご協力お願いします…!
- ピロン♪
- 都 ひなの: …かごめからのメッセージか
- 都 ひなの: …だが…
- アルちゃん: <…………>
- 都 ひなの: 今さら連絡してきても もう遅い!
- アルちゃん: <××××!>
- 都 ひなの: ああもう! 全然捕まえられないじゃないか!
- 都 ひなの: すばしっこいヤツめ!
- アルちゃん: <××××!>
- 都 ひなの: あっ、勝手にエタノールを 持ち出したのか!?
- 都 ひなの: 薬品はおもちゃじゃないぞ! こっちによこせ!
- 都 ひなの: コラ! 逃げるな―!
- 都 ひなの: って、戻ってきた!
- アルちゃん: <××××!>
- 都 ひなの: こ、今度はなんだ? 化学部の表札なんか持ち出して
- アルちゃん: <××××!>
- キュキュキュキュキュ!
- 都 ひなの: コラコラコラ! 文字を消すな文字を!
- 都 ひなの: それじゃ「化学部」じゃなく 「化部」になるだろ!
- アルちゃん: <××××!>
- 都 ひなの: はぁ… 行動の意味がわからない…
- 都 ひなの: 操られてるって話も 納得できる行動だな
- 都 ひなの: とにかく、引火すると危ないから エタノールを返せ!
- アルちゃん: <××…!>
- 都 ひなの: あっ…! そっちは薬品棚だぞ…!?
- 都 ひなの: まさかアイツ、エタノール以外も 持ち出す気か!?
- 都 ひなの: とっ捕まえてやる!
- アルちゃん: <××××!>
- 都 ひなの: 待てっ!
- アルちゃん: <××××!>
- ガタン! グラグラグラ…
- 都 ひなの: まずい! 薬品を入れてる試験管が…
- ガシャーン!!
- 都 ひなの: しまった…! このままじゃ爆発する!
- 都 ひなの: いったん退避!!
- ドカーン!!
- 都 ひなの: けほっ…けほっ…
- 都 ひなの: なんとか助かったか…
- 都 ひなの: そうだ、アルちゃんは…!?
- 都 ひなの: に、逃げられた…
- FILENAME: text_517810-7_JOLrO.txt
- 空穂 夏希: 迷惑をかけるような暴走は さすがの私も応援できない!
- 空穂 夏希: ここは捕まってもらうからね!
- アルちゃん: <…!!>
- 空穂 夏希: 待てー!!
- 空穂 夏希: はぁっ…はぁっ…
- 空穂 夏希: ものすごく素早くて 全然捕まえられない…!
- 空穂 夏希: …こうなったら
- 空穂 夏希: バッティング練習用のネット~!
- 空穂 夏希: これを投げれば うまく捕まえられるはず…!
- アルちゃん: <…………>
- 空穂 夏希: 落ち着いて私…! この距離なら十分に狙える…
- 空穂 夏希: 元野球女子の腕の見せ所…!
- 空穂 夏希: とりゃー!!
- アルちゃん: <…!!>
- 空穂 夏希: 避けられた!? でも、まだ大丈夫!
- 空穂 夏希: 用意してるネットは ひとつじゃない!
- アルちゃん: <××××!>
- 空穂 夏希: もう観念して お縄についちゃいなさい!
- 空穂 夏希: えいっ!
- 空穂 夏希: やぁっ!
- 空穂 夏希: とりゃとりゃとりゃー!!
- アルちゃん: <…!?>
- バサッ!
- 空穂 夏希: やったー! 捕獲大成功!
- 空穂 夏希: さぁ、このまま かごめさんのところへ行くよ!
- アルちゃん: <××××!!>
- 空穂 夏希: いたっ! いたたたた!
- 空穂 夏希: ちょっ、暴れないで!!
- アルちゃん: <××××!!>
- 空穂 夏希: わぁっ!?
- ガシャーン!!
- ゴロゴロゴロ…
- 空穂 夏希: いったたた… ボール入れに躓いちゃった…
- 空穂 夏希: はっ…
- 空穂 夏希: アルちゃんはどこ!?
- アルちゃん: <××××!!>
- 空穂 夏希: しまった! ネットから出ちゃってる!?
- アルちゃん: <××××××!!>
- 空穂 夏希: えっ…ボールで何をする気!?
- ビューン!!
- 空穂 夏希: うわぁっ!!
- 空穂 夏希: あ、危なかった…
- 空穂 夏希: もう少し避けるのが 遅かったら当たってたよ
- 空穂 夏希: …でも、ずいぶん いいカーブを投げるなぁ…
- アルちゃん: <××××××!!>
- 空穂 夏希: って、感心してる 場合じゃなかった!
- 空穂 夏希: もう一度ネットで捕獲を…
- アルちゃん: <××××××!!>
- ビューン!!
- 空穂 夏希: きゃあっ!!
- 空穂 夏希: 危ないからやめて!
- アルちゃん: <××××××!!>
- ビュン!!ビュン!!ビュン!!
- 空穂 夏希: ちょ、ちょっと待って!? まさか、私に当てる気!?
- パコーーン!!
- 空穂 夏希: むぎゅっ!!
- アルちゃんの声: <××××××!?>
- 空穂 夏希: (ここまで凶暴だなんて 尋常じゃないよ…)
- 空穂 夏希: (魔女に操られているとしか 考えられないっ…)
- 空穂 夏希: ……がくっ……
- FILENAME: text_517810-8_JOLrO.txt
- 木崎 衣美里: ふぅ~! やっとスマホの充電ができたー!
- 木崎 衣美里: あーしとしたことが うっかり充電し忘れるなんてねー
- 木崎 衣美里: 朝からスマホが見られないとか あと1分遅かったら死んでたし
- 木崎 衣美里: さーて、連絡きてるかな~
- ピロン♪
- 木崎 衣美里: ん…アルちゃんが行方不明…?
- 木崎 衣美里: アルちゃんって あのアルちゃんだよね?
- 木崎 衣美里: フツーに心配なんだけど
- ピロン♪ピロン♪
- 木崎 衣美里: やばっ…! 魔女に操られてる説まで出てるし
- 木崎 衣美里: これ、タダゴトじゃなくね!?
- 木崎 衣美里: こんなヤバい連絡来てたとか 気づかなくてマジでゴメン…!
- 木崎 衣美里: 今からでも 協力するっきゃないっしょ!
- 木崎 衣美里: 待っててかごめっち!
- ガサッ…
- 木崎 衣美里: ん…いまの音は何…?
- 木崎 衣美里: なんだ…買い物袋の音か… びっくりするじゃん
- ガサッ…ガサッ…
- 木崎 衣美里: や、ちがくね? やっぱりなんかいる!?
- 木崎 衣美里: で、出たぁ~~!!
- 木崎 衣美里: って…ええ!? どうしてここに!?
- アルちゃん: <…………>
- 木崎 衣美里: やばっ…! 暴れるならちょい待ち!
- 木崎 衣美里: まだ心の準備が できてないから!
- アルちゃん: <…………>
- 木崎 衣美里: えっ…ちょっと…!! アルちゃん!?
- アルちゃんの声: <…………>
- 木崎 衣美里: 急に動かなくなっちゃった… どゆこと…?
- 木崎 衣美里: …………
- 木崎 衣美里: まー…よくわかんないけど 結果オーライってやつ?
- 木崎 衣美里: いったん逃げないように ひもで縛っておこ…
- ギュッギュッ…!
- 木崎 衣美里: これでよしっと!
- 木崎 衣美里: …あれ? 絵本が散らばってる…
- 木崎 衣美里: これ、あーしが寄付した 「南極の魔女」シリーズじゃん!
- 木崎 衣美里: さてはキッズスペースから 持ってきたなー?
- 木崎 衣美里: まったくイタズラばっかしてー
- 木崎 衣美里: あとでかごめっちに うんっと叱ってもらうかんねー!
- 木崎 衣美里: …とりあえず、アルちゃんを 捕まえたことを連絡しなくちゃ!
- ピロン♪
- かごめ: …! 木崎さんからだ…
- 木崎 衣美里: アルちゃん捕まえたよ! なんだかよくわかんないけど 急に目の前で倒れちゃって… 悪いけど相談所まで迎えに来て!
- かごめ: えっ…!!
- かごめ: ア、アルちゃんが… 見つかった!?
- FILENAME: text_517810-9_JOLrO.txt
- かごめ: アルちゃん!!
- 木崎 衣美里: わわっ! び、びっくりしたぁ…
- かごめ: ごめんなさい…! つい慌てちゃって…
- アルちゃんの声: <…………>
- かごめ: アルちゃん…!! しっかりして…!!
- 木崎 衣美里: あーし、なーんもしてないけど 急に動かなくなっちゃってさ
- ひなのの声: 衣美里は無事か!?
- 衣美里&かごめ: …!
- かごめ: みなさん…!
- 木崎 衣美里: みゃーこ先輩じゃん! ちゃっすー!
- 都 ひなの: アルちゃんが 捕獲されたと知ってな
- 都 ひなの: 原因究明で 協力できるかもと思って
- 都 ひなの: アルちゃんと接触があった 人を集めてきたんだ
- かごめ: そうだったんですね… ありがとうございます
- 都 ひなの: で、アルちゃんの様子は?
- かごめ: 魔力が減って 倒れちゃったみたいなので
- かごめ: 私の魔力を供給すれば 動けるようになると思います
- 木崎 衣美里: よかったー! なら、目が覚めれば元通りだね
- 都 ひなの: いや、そうとも限らない
- 空穂 夏希: 目を覚ましても 元に戻ってないかもよ?
- かごめ: その可能性もありますね
- 都 ひなの: よし、元に戻ってないことを 想定して話を整理しよう
- 都 ひなの: 新たにわかることが あるかもしれない
- 都 ひなの: 確か、最初に遭遇したのは まなかのところだったよな
- 胡桃 まなか: はい…
- 都 ひなの: なるほど…
- 都 ひなの: 初めにまなかのところに現れて カブとワケギにイタズラ…
- 都 ひなの: その次にアタシのところに現れて 化学部表札の「学」を消した
- 都 ひなの: その次は夏希のところに現れて カーブボールを投げつけられた
- 都 ひなの: そして最後は 相談所で力尽きたと…
- 都 ひなの: 今のところわかってるのは これぐらいか…
- 胡桃 まなか: わけがわかりませんね…
- かごめ: ううっ…本当にごめんなさい…
- 木崎 衣美里: マジで意味不明すぎて こっちの頭がこんがらがってくる
- 胡桃 まなか: やはり、魔女の仕業でしょうか
- 空穂 夏希: なんとも言えないけど 魔法少女ばかり狙ってるしね
- 空穂 夏希: いまは軽い怪我で済んだけど
- 空穂 夏希: これからもっと ひどくなるかもしれないよ?
- 都 ひなの: 魔女の口づけは見当たらないし そうとも限らないと思うが…
- かごめ: だとすると、別の理由が…?
- 都 ひなの: どうなんだろうな…
- 都 ひなの: もしかしたらアタシたちが 知らないだけで
- 都 ひなの: 魔女側から操る方法が 何かしらあるのかもしれない
- かごめ: …………
- FILENAME: text_517810-10_JOLrO.txt
- 木崎 衣美里: 結局、魔女が原因なのか
- 木崎 衣美里: 他が原因なのか わかんないってことっしょ?
- 都 ひなの: まぁそういうことだな
- かごめ: …アルちゃん…
- ヒラッ…
- 都 ひなの: おや…葉っぱが落ちた…
- かごめ: …!
- かごめ: このアルちゃんの葉っぱに 何か情報が記録されているかも…
- かごめ: ちょっと見てみます!
- かごめ: …………
- 胡桃 まなか: 何かわかりましたか?
- かごめ: ダメでした…
- かごめ: 情報自体は 保存されてるみたいなんですが
- かごめ: モヤがかかってて詳しくは…
- 都 ひなの: そうか…
- かごめ: ごめんなさい…
- 都 ひなの: だけど、何かしらの情報は 手に入ったんだ
- 都 ひなの: もう少しだけ解析を チャレンジしてみてくれないか?
- かごめ: …そうですね やってみま…
- かごめ: …!! 魔女の反応…!?
- 木崎 衣美里: あれ? でも、もう感じない…?
- 胡桃 まなか: 一瞬だけでしたね…
- 空穂 夏希: 変な感じ…
- 都 ひなの: 念のため周辺を見てくるか
- かごめ: 私も行きます!
- 都 ひなの: いや かごめは葉っぱの情報解析を頼む
- 木崎 衣美里: そうそう! いまはそっちの方が大事だよ!
- かごめ: …わかりました それじゃあ、お願いします…!
- かごめ: …………
- かごめ: (私…全然役に立ててない…)
- かごめ: (これぐらいは なんとかしないと…)
- かごめ: よし… もう1回試してみよう
- かごめ: …やっぱりダメだ
- かごめ: (もしかして…)
- かごめ: (アルちゃんの魔力が 残り少ないからダメなの…?)
- かごめ: (…でも いまアルちゃんを回復させたら)
- かごめ: (また暴走しちゃう かもしれない…)
- かごめ: (困ったな…)
- かごめ: (ほんの少しだけなら 大丈夫かな…?)
- かごめ: (これで真相がわかれば…!)
- かごめ: …どうだろう…?
- アルちゃん: <…!>
- かごめ: きゃっ! アルちゃん!?
- 木崎 衣美里: やっぱりなんもなかったね~
- 胡桃 まなか: 魔女の反応は 気のせいだったんでしょうか
- 都 ひなの: いまはそうとしか言えないな 本当のところは不明だが…
- 木崎 衣美里: ま、平和なのはいいことじゃん!
- 都 ひなの: んじゃ見回りはこれぐらいにして いったん戻るか
- ピロン
- 都 ひなの: ん…? かごめからだ
- かごめ: 緊急事態です…! アルちゃんがまた行方不明に…
- 都 ひなの: え…
- 都 ひなの: な、なんだってー!?
- [Part 1 end]
- ---
- [Part 2 start]
- FILENAME: text_517820-1_pNzKp.txt
- ピロン
- 都 ひなの: ん…? かごめからだ
- かごめ: 緊急事態です…! アルちゃんがまた行方不明に…
- 都 ひなの: え…
- 都 ひなの: な、なんだってー!?
- 木崎 衣美里: とにかく、相談所に戻ろ!
- 都 ひなの: かごめー!!
- かごめ: みなさん…!
- 都 ひなの: アタシらがいない間 いったい何があったんだ!?
- かごめ: 葉っぱの情報を見たくて
- かごめ: アルちゃんに 少しだけ魔力を供給したんです…
- かごめ: そうしたら、考えてた以上に 暴れだしてしまって
- かごめ: 体を縛ってたひもからも抜けて 相談所を飛び出したんです…
- かごめ: あ、もちろん すぐに追いかけはしました!
- かごめ: だけど…
- かごめ: うぅっ…私のせいで… 本当にごめんなさい…
- 胡桃 まなか: やっぱり正気には 戻ってなかったんですね
- 空穂 夏希: 次はいったい 何をするつもりなんだろう
- 都 ひなの: 何かしら行動のヒントが あればいいんだが…
- 木崎 衣美里: ヒントヒント…うーん…
- 都 ひなの: どうしたんだ衣美里
- 木崎 衣美里: なーんかひっかかるんだよなぁ…
- 木崎 衣美里: あー!!
- 都 ひなの: びっくりした!! いきなり大声出すなよ!
- 木崎 衣美里: いま集まってるメンツって
- 木崎 衣美里: 昨日かごめっちの救援に 参加したメンツじゃね…!?
- 都 ひなの: …!!
- 胡桃 まなか: 言われてみれば…
- 空穂 夏希: 本当だ!
- 木崎 衣美里: もし、アルちゃんが昨日いた 人たちのところに行ったなら
- 木崎 衣美里: 次に向かうのは…
- かごめ: …竜城さんのところ…!?
- 都 ひなの: 確かに、闇雲に襲って
- 都 ひなの: 偶然昨日のメンツがそろう方が 難しいからな
- 都 ひなの: あり得ない話じゃなさそうだ
- 木崎 衣美里: だしょ、だしょ!? あーし探偵の才能あったりして
- 空穂 夏希: 衣美里さんすごい!
- 木崎 衣美里: んじゃ、早速あすきゃんのとこへ レッツゴー!!
- かごめ: はい!
- 都 ひなの: …待て、かごめは待機だ
- かごめ: えっ…どうして…!
- 都 ひなの: 万が一戦闘になったら どうやって戦うんだ
- かごめ: …!
- かごめ: そうだ… 私はアルちゃんがいないと…
- 都 ひなの: かごめがいまの状況で 下手に動くのは危険だ
- 都 ひなの: どうかわかってくれ
- かごめ: …………
- 都 ひなの: 何かわかったら すぐに連絡する
- 都 ひなの: それじゃ、行くぞ
- かごめ: …………
- かごめ: …はぁ…
- かごめ: また…まただ…
- かごめ: またひとりじゃ何もできない 足手まといになっちゃった…
- かごめ: 魔法少女になれば
- かごめ: 今までよりもっと役立てると 思ってたのに…
- かごめ: 私は待つことしか できないの…?
- かごめ: …………
- かごめ: …嫌だ…
- かごめ: 私だって みんなの役に立ちたいよ…!
- かごめ: えっ…?
- かごめ: さっきのアルちゃんの葉っぱが…
- かごめ: きゃっ…!?
- FILENAME: text_517820-2_pNzKp.txt
- かごめ: さっきのアルちゃんの葉っぱが…
- かごめ: きゃっ…!?
- ザザッ…
- アルちゃん: <…!>
- アルちゃん: <××××!>
- かごめ: 「これは…葉っぱの情報…!?」
- アルちゃん: <××××…!>
- ザザッ…
- かごめ: 「今度は使い魔とアルちゃん…?」
- アルちゃん: <××!>
- ザザッ…ザザザザ!
- かごめ: …!
- かごめ: 何をしても見ることが できなかったのに…
- かごめ: それにしてもこの葉っぱの記録…
- かごめ: アルちゃんと使い魔が 戦っていたように見えたけど
- かごめ: どういうことなんだろう…
- かごめ: …………
- かごめ: これだけじゃわからない もう少しだけ情報を…!
- かごめ: …っ…
- かごめ: ダメ…これ以上は 見ることができないみたい
- かごめ: …でも記録のなかのアルちゃんは 操られているというよりか
- かごめ: 自分の意思で動いているように 見えた…
- かごめ: 今までの行動もむやみやたらに していたわけじゃなくて
- かごめ: 私たちに何かを伝えようとして いたのなら…
- かごめ: このままじゃみなさんと アルちゃんが無駄に戦うことに!
- かごめ: 一刻も早く、この新事実を みなさんに報せないと…!
- かごめ: な、なに…!?
- かごめ: きゃあっ!?
- かごめ: こ、ここは…結界…? 急に何が起こったの…?
- …………
- かごめ: …!?
- かごめ: あのとき 勝てなかった魔女!
- FILENAME: text_517820-3_pNzKp.txt
- 竜城 明日香: さて、今日の稽古もおしまいっと
- 竜城 明日香: …ん…? メッセージがたくさん来てます
- 竜城 明日香: なになに… 暴走アルちゃんが行方不明…
- 竜城 明日香: 各地で魔法少女を襲い逃走 魔女に操られている可能性あり…
- 竜城 明日香: ええ!? なにやら大変なことに…!
- 竜城 明日香: 稽古中だったとはいえ こんな大事件に気づかないなんて
- 竜城 明日香: 不覚中の不覚…!
- 竜城 明日香: 今から少しでも 後れを取り戻さなければ…!
- 竜城 明日香: ぎゃあ!?
- 竜城 明日香: って… あなたはアルちゃんさん!?
- 竜城 明日香: どうしてここに!?
- アルちゃん: <××××>
- クイックイッ…
- 竜城 明日香: 手招き…? ついてこいってことですか?
- 竜城 明日香: いや、魔女に操られているなら 罠という可能性も…
- アルちゃん: <××××>
- 竜城 明日香: あっ…待ってください!
- 竜城 明日香: …………
- 竜城 明日香: …今は迷っている 場合じゃありませんね!
- アルちゃん: <××××!>
- 竜城 明日香: うちの居間…? ここがどうかしたんですか?
- アルちゃん: <××××!>
- ビシ! ビシ! ビシィ!
- 竜城 明日香: 飾ってある鎧が 気になるんですか?
- 竜城 明日香: うーん…
- 竜城 明日香: 申し訳ないですが これは差し上げられません
- アルちゃん: <×××! ×××××!>
- ビシ! ビシ! ビシィ!
- 竜城 明日香: よく見ると兜、刀の束、居間を 順番に指している…?
- アルちゃん: <××××!>
- 竜城 明日香: 兜、束、居間… 兜、束、居間…
- アルちゃん: <××××!>
- 竜城 明日香: やっぱりわかりません!
- アルちゃん: <××ーー!>
- 竜城 明日香: 難しく考えるのはあとです!
- 竜城 明日香: 大人しいうちに 捕まえちゃいますよ!
- 竜城 明日香: とりゃー!!
- アルちゃん: <…!!>
- ドッタン! バッタン!
- 竜城 明日香: 捕まえた! 観念してください…
- 竜城 明日香: って、これはただの座布団!?
- 竜城 明日香: アルちゃんさんは…
- 竜城 明日香: に、逃げられたー!?
- FILENAME: text_517820-4_pNzKp.txt
- 竜城 明日香: アルちゃんさんは…
- 竜城 明日香: に、逃げられたー!?
- 竜城 明日香: あああ… 明日香の大馬鹿者ー!!
- 竜城 明日香: 逃亡犯を捕まえる 絶好のチャンスを逃すなんて…
- 竜城 明日香: かごめさんに なんと言えばいいのか…
- 竜城 明日香: ううっ…かくなる上は 自害してお詫びを…!
- 木崎 衣美里: あすきゃん! ひとりで何ブツブツ言ってんの!
- 竜城 明日香: はっ…衣美里さん!? どうしてここに…
- 都 ひなの: 玄関の扉が 開きっぱなしになってたんだ
- 都 ひなの: 中から大きな物音も聞こえたし 悪いが勝手に上がらせてもらった
- 胡桃 まなか: ドタバタしてたのって もしかしてアルちゃんですか!?
- 竜城 明日香: そうなんです!!
- 空穂 夏希: やっぱり! 今度はいったい何を?
- 竜城 明日香: でも… それがよくわからないんです…
- 竜城 明日香: 兜、束、居間を必死に 指さしているだけで…
- 木崎 衣美里: またもや意味不明じゃん!
- 竜城 明日香: 兜、束、居間、兜、束、居間って 繰り返し繰り返し…
- 竜城 明日香: 頭がこんがらがりそうに…
- 胡桃 まなか: うーん…解決までには まだ時間がかかりそうですね
- 都 ひなの: かぶと、つか、いま… かぶと、つかいま…
- 都 ひなの: …………
- 都 ひなの: …はっ…!?
- 都 ひなの: …おい!! もしかして…
- 都 ひなの: 何かのメッセージ だったんじゃないか!?
- 木崎 衣美里: ええ!?
- 都 ひなの: アタシたちにしてきたことも ただの暴走なんかじゃなくて
- 都 ひなの: なんらかの メッセージだったとしたら…
- 都 ひなの: もう一度、アルちゃんの行動を 分析しよう!!
- 都 ひなの: 最初はまなかのところか
- 都 ひなの: 食材にいたずらを していたんだったな
- 胡桃 まなか: はい! 「カブ」と「ワケギ」です
- 都 ひなの: そして次はアタシのところだ
- 都 ひなの: アイツは化学部の表札の 文字を消そうとしていた…
- 都 ひなの: 「学」という文字だけをな
- 木崎 衣美里: 「学」がなくなったら 「化部(かぶ)」になっちゃうね
- 竜城 明日香: また「かぶ」が出てきました…!
- 都 ひなの: 次は夏希のところだ
- 都 ひなの: アイツはオマエに向かって ボールを投げてきたんだよな?
- 空穂 夏希: うん ものすごいカーブ球をね
- 空穂 夏希: って、ここでも「かぶ」!
- 都 ひなの: 次は衣美里のところだ アイツは何もせずに倒れたのか?
- 木崎 衣美里: そういえば… 絵本が散らばってたかも
- 木崎 衣美里: 「南極の魔女」 シリーズのやつが!
- 竜城 明日香: かぶ…まじょ… つかいま…
- 竜城 明日香: うーん「かぶ」の意味が よくわからないです…
- 胡桃 まなか: …!!
- 胡桃 まなか: もしかして、カブとワケギで 「株分け」と言おうとしてたとか
- 竜城 明日香: あっ… なるほど!
- 空穂 夏希: 「株分けの魔女」と「使い魔」に 何か秘密があるってこと?
- 木崎 衣美里: なんそれー! 超わかりづらいっての!
- 都 ひなの: それでも、危険を知らせようと アルちゃんなりに行動してたんだ
- 都 ひなの: 魔女に操られてる恐れがある以上 決め打ちはできないが
- 都 ひなの: 今は危険を知らせたかったという 想定で動くとしよう
- 都 ひなの: 他に手がかりはなさそうだからな
- FILENAME: text_517820-5_pNzKp.txt
- 都 ひなの: ただ、暴れっぷりを 慌ててただけだと解釈すると
- 都 ひなの: 急いで魔女の存在を知らせようと していた気がしないでもない
- 都 ひなの: 断定はできないが
- 都 ひなの: 何か危険を知らせたかったという 想定で動いてみよう
- 木崎 衣美里: でも、なんで あーしらだったんだろ?
- 木崎 衣美里: ただ危険を知らせるだけなら 他の子でもよかったわけじゃん?
- 空穂 夏希: 昨日の救援に駆けつけた 人に当たってるって話だったよね
- 胡桃 まなか: 何か関係があるんでしょうか…
- 竜城 明日香: うーん…
- 都 ひなの: とにかく、危険が迫っているなら 早く真相を突き止めたい
- 都 ひなの: 急いで アルちゃんの行方を捜そう!
- 都 ひなの: 付近に怪しい反応はないか…
- 都 ひなの: おや…?
- 木崎 衣美里: みゃーこ先輩、どったの?
- 都 ひなの: 何故かはわからないが… 夏希の反応がふたつある…
- 胡桃 まなか: ええ!?
- 空穂 夏希: わ、私がふたりいるってこと!?
- 竜城 明日香: 双子の可能性は!?
- 空穂 夏希: あるわけないよ!
- 都 ひなの: 妙だな… 直接行って確かめるぞ!
- 都 ひなの: 反応があったのはここだ!
- 胡桃 まなか: あっ… 見てください!
- アルちゃん: <…………>
- 木崎 衣美里: アルちゃんじゃん!
- 竜城 明日香: それと結界も!
- 空穂 夏希: ええ!?
- 空穂 夏希: 敵の気配なんて どこにも感じなかったよ!?
- 都 ひなの: どうして結界から 夏希の反応があるんだ…
- 都 ひなの: まさか…結界の主が夏希の 魔力反応を偽装しているのか!?
- 胡桃 まなか: そんなことできるんですか!?
- 竜城 明日香: だとしたら かなり厄介ですね!
- アルちゃん: <…!!>
- 木崎 衣美里: アルちゃんが結界に入った!
- 都 ひなの: アタシらも後を追うぞ!
- アルちゃん: <……!!>
- §×ΘΦщβ!!
- アルちゃん: <××××!>
- 竜城 明日香: アルちゃんが使い魔に攻撃を!?
- 空穂 夏希: アルちゃんが 魔女に操られているのなら
- 空穂 夏希: 味方の使い魔を攻撃したり しないよね!?
- 都 ひなの: …!!
- 都 ひなの: これでアタシの仮説が 正しいことが証明されたな!
- ∴∞∬!?!?
- アルちゃん: <××…!?>
- 木崎 衣美里: へっへ~ん!
- 木崎 衣美里: アルちゃんばっかに いいかっこさせないっての!
- ガチャガチャガチャ!
- 都 ひなの: みんなで協力して さっさとコイツらを片づけるぞ!
- みんな: おー!!
- FILENAME: text_517820-6_pNzKp.txt
- 木崎 衣美里: あーしらを甘くみないでよね!
- 胡桃 まなか: あっ… 夏希さんの反応が消えました!
- 都 ひなの: やはり使い魔が 偽装して隠れ蓑にしてたのか
- 木崎 衣美里: ひぇ~! なんかホラーっぽいんですけど!
- 都 ひなの: もしかすると 他にも偽装しているヤツが…
- 竜城 明日香: た、大変です!
- 竜城 明日香: 今度は私と まなかさんの反応が…!
- 空穂 夏希: ひなのさんのも増えました!
- 胡桃 まなか: というか、みなさんの反応が どんどん増えていってます!
- 都 ひなの: 本当だ…! こいつは厄介だな…
- 木崎 衣美里: なんのためにこんなことを してんのー!?
- 都 ひなの: 魔力の偽装ができれば 魔法少女に気づかれない
- 都 ひなの: ひっそりと呪いをまき散らして 人間を殺す腹づもりだろ
- 都 ひなの: もしくは、自分たちの魔力で 魔女の居場所を隠す…とかな
- アルちゃん: <××××!!>
- 胡桃 まなか: アルちゃんがすごく頷いてます!
- 都 ひなの: なら、魔女を隠している 使い魔たちを一掃すれば
- 都 ひなの: 居所がわかるのか?
- アルちゃん: <××××!!>
- 空穂 夏希: なんかすっごく嬉しそう!
- 木崎 衣美里: すげー!!
- 木崎 衣美里: みゃーこ先輩の推理 ドンピシャだったっぽい!
- 都 ひなの: アタシたちはようやく正解に たどり着いたようだな
- 都 ひなの: まずは手分けして その使い魔たちを倒すぞ!
- 都 ひなの: 全部叩けば自ずと 魔女本体の居場所がわかるはずだ
- 都 ひなの: 衣美里、かごめにこのことを 連絡してくれ!
- 木崎 衣美里: オッケー!
- ~~♪~~♪ ~~♪~~♪ ~~♪~~♪
- 木崎 衣美里: あれ…どうしたんだろ? 全然出ない…
- 都 ひなの: どうしたんだ
- 木崎 衣美里: ずっとコールしてるんだけど 全然かごめっちが出てくれなくて
- 都 ひなの: それは変だな… 何かあれば連絡すると伝えたはず
- アルちゃん: <…!!>
- アルちゃん: <…………>
- 竜城 明日香: アルちゃんさん!?
- 空穂 夏希: ど、どうしたの!?
- 胡桃 まなか: アルちゃんが急に倒れました!
- 都 ひなの: ええ!?
- 都 ひなの: また魔力が底をついたって やつなのか…?
- 木崎 衣美里: うーん、なんか相談所のときと 様子が違うような…
- 木崎 衣美里: 本当に電池切れみたいな感じで
- 木崎 衣美里: こんな突然バッタリって 感じじゃなかったもん
- 空穂 夏希: それなら、また別の問題が…?
- 都 ひなの: …!!
- 都 ひなの: まさか…かごめの身に 何かあったのか!?
- FILENAME: text_517820-7_pNzKp.txt
- …………
- かごめ: …!?
- かごめ: あのとき 勝てなかった魔女!
- かごめ: ど、どうして… ひなのさんたちが倒したんじゃ
- §×ΘΦщβ!!
- かごめ: この使い魔は…!?
- かごめ: きゃっ!?
- かごめ: うぐぅっ!?
- かごめ: はぁっ…はぁっ…
- 縺薙lwg縺ァ”Б懊無*為!!
- かごめ: きゃあーーー!!
- かごめ: うっ…うぅっ…
- かごめ: (そっか… …アルちゃんはあの時…)
- アルちゃん: <××××…!!>
- スポスポスポッ!!
- かごめ: 草なんて抜いてどうする気?
- アルちゃん: <××××!!>
- かごめ: ええ!? 今度はバラバラにしちゃった!?
- アルちゃん: <××××…!!>
- かごめ: …?
- かごめ: (もしかして草を使って 何かを伝えようとしている…?)
- アルちゃん: <××××…!>
- ザザッ…
- かごめ: 「今度は使い魔とアルちゃん…?」
- アルちゃん: <××!>
- ザザッ…ザザザザ!
- かごめ: (この魔女のことを知らせようと していたんだよね…)
- かごめ: (危険が忍び寄ってるって…)
- かごめ: (それなのに私は アルちゃんを疑って…)
- かごめ: (どうしてあの時)
- かごめ: (アルちゃんを信じて あげられなかったんだろう…)
- かごめ: (どうしてもっと早く)
- かごめ: (このことに気づいて あげられなかったんだろう…)
- かごめ: (ああ…私って本当に 失敗ばっかりでダメだ…)
- 蝨*溷慍‡繧[]貞ョ医l
- かごめ: うぁっ…!! うううっ…
- かごめ: (ごめんねアルちゃん…)
- かごめ: (私はここで終わりみたい…)
- かごめ: (…最期に… …一目だけでも…)
- 蝨*溷慍‡繧[]貞ョ医l
- …!?
- かごめ: …え…?
- ひなのの声: なんとか間に合ったようだな!
- かごめ: みな…さん…!?
- FILENAME: text_517820-8_pNzKp.txt
- ひなのの声: なんとか間に合ったようだな!
- かごめ: みな…さん…!?
- かごめ: どうしてここが…
- 都 ひなの: ようやくアルちゃんの行動の 意味を理解してな
- 都 ひなの: この魔女は昨日アタシたちが 倒した株分けの本体だ
- かごめ: えっ…!?
- 都 ひなの: 魔法少女に見つからないように
- 都 ひなの: 使い魔を放って魔力探知を妨害し 自分の居所を隠してたんだ
- 都 ひなの: わざわざ使い魔の反応を アタシたちのものに偽装してな
- 都 ひなの: だからアルちゃんは その反応を追って
- 都 ひなの: アタシたちのもとにやってきた
- 胡桃 まなか: ちなみに邪魔な使い魔たちは
- 胡桃 まなか: 他の魔法少女にも協力いただいて 全部やっつけてきました!
- 空穂 夏希: そしたら妨害がなくなって 魔女の居所を突き止められたの
- 都 ひなの: で、本体は見ての通り こそこそと逃げ延びていたと
- 竜城 明日香: どれもアルちゃんさんが 全部教えてくれました…!
- かごめ: そっか…
- かごめ: いままでアルちゃんが 一生懸命がんばってくれたんだ…
- 木崎 衣美里: だけど、またアルちゃんが 急に動かなくなっちゃって…
- アルちゃんの声: <…………>
- かごめ: アルちゃん…!
- かごめ: (こんなボロボロになるまで 私のために…)
- かごめ: (アルちゃんは失敗を重ねても 諦めないで前を向き続けた…)
- かごめ: (それなのに私は…)
- かごめ: (たった一度失敗しただけで 落ち込んだりして…)
- かごめ: (本当に情けない…)
- かごめ: ごめん…ごめんねアルちゃん…!
- アルちゃんの声: <か×め…××ん…なら… 絶対に…大丈夫…>
- かごめ: …え!? いまアルちゃんの言葉が…
- かごめ: …!?
- かごめ: なに…これ…? 頭に何かが流れ込んで…!
- アルちゃん: <…………>
- 分裂アルちゃん: <える…?聞こえる…?>
- アルちゃん: <うん、聞こえるよ! 何か動きがあった?>
- 分裂アルちゃん: <あの魔女、株分けを本体に偽装して 自分はのうのうと逃げ延びたみたい>
- アルちゃん: <やっぱりね… 私のカンが当たったんだ>
- 分裂アルちゃん: <それだけじゃないよ>
- 分裂アルちゃん: <株分けを倒した 魔法少女の反応を利用して 自分の居場所を隠そうとしてるし>
- 分裂アルちゃん: <分裂した私に 追跡させて正解だったね!>
- アルちゃん: <念のためとった 行動が吉と出たみたい>
- アルちゃん: <魔女はわざわざ小細工をして ごまかそうとしてるみたいだけど>
- アルちゃん: <仕掛けさえわかれば こっちのものだよ!>
- アルちゃん: <引き続き追跡をお願いするね!>
- 分裂アルちゃん: <もちろん!お安い御用…>
- ガガガッ!!
- 分裂アルちゃん: <わぁっ!?>
- アルちゃん: <どうしたの!?返事して!!>
- アルちゃん: <…………>
- アルちゃん: (まさか、探ってることを 魔女に気づかれた…?)
- アルちゃん: (だとすると…)
- アルちゃん: (じきに邪魔な私たちを 消しに来るかもしれない…)
- アルちゃん: (どうにかして、かごめちゃんに このことを知らせなくちゃ!)
- アルちゃん: <…!!>
- かごめ: きゃっ!! ど、どうしたの…?
- アルちゃん: 「かっこ悪くったっていい… 何度失敗したっていい… 誰かに頼ったっていい…」
- アルちゃん: 「私は…絶対にかごめちゃんを守りぬく…!」
- かごめ: …!!
- かごめ: そうだ… 私はたった一度の失敗を…
- かごめ: 初めて魔女を倒せなかったことを ずっと引きずって
- かごめ: 大切なことを すっかり見失っていたんだ…
- かごめ: 失敗をしないことだけが すべてじゃない…
- かごめ: 失敗から何かを学んで 未来に活かすことが大切なんだ
- かごめ: …………
- かごめ: アルちゃんのおかげで ようやく気づくことができたよ…
- かごめ: もう立ち止まったりしない
- かごめ: だから… 目を覚ましてアルちゃん!!
- アルちゃん: <お待たせ、かごめちゃん!>
- かごめ: アルちゃん…!
- かごめ: 私… アルちゃんの言葉がわかるよ…!
- アルちゃん: <かごめちゃんは初めて魔女を 倒せなかったことがショックで>
- アルちゃん: <無意識のうちに 力を抑え込んでいたみたい>
- アルちゃん: <でも、もう大丈夫だね!>
- かごめ: ごめんねアルちゃん もっと早く気づいていれば…
- アルちゃん: <ううん、気にしないで!>
- アルちゃん: <これはかごめちゃんの成長に 必要なことだったんだよ>
- アルちゃん: <だから…!>
- アルちゃん: <魔女に一回り成長した私たちを 存分に見せつけてやろう!>
- かごめ: …うん!!
- FILENAME: text_517820-9_pNzKp.txt
- 木崎 衣美里: やった~! アルちゃんが元に戻った!
- 胡桃 まなか: 一時はどうなることかと… でも、解決してよかったです!
- 空穂 夏希: 次は魔女退治だね!
- 竜城 明日香: はい!
- 竜城 明日香: かごめさんたちを傷つけた罪 今すぐ償ってもらいましょう!
- 都 ひなの: ああ!
- 都 ひなの: アタシらも総力をあげて 魔女を倒すぞ!
- 縺薙lwg縺ァ”Б懊無*為!!
- 木崎 衣美里: わわっ!?
- 木崎 衣美里: ちょ、ちょっと待って…! あの魔女、前より強くない!?
- 都 ひなの: 大本の本体だからな あり得ない話じゃ…
- 縺薙lwg縺ァ”Б懊無*為!!
- ひなの&衣美里: うわーっ!!
- まなか&夏希&明日香: きゃーーっ!!
- かごめ: みなさん!?
- 衣美里の声: ううっ…油断したぁ…
- ひなのの声: すまない…かごめ…
- かごめ: …っ…!
- かごめ: よくもみなさんを…! あとはまかせてください!
- かごめ: アルちゃんお願い!
- アルちゃん: <もちろん!>
- アルちゃん: <やぁー!>
- …………
- かごめ: やっぱり何も効いてない!?
- かごめ: 昨日のときとまったく同じ…
- かごめ: 普通に攻撃するだけじゃ ダメージが通らないんだ
- かごめ: どうすればいいの…!?
- アルちゃん: <落ち着いてかごめちゃん! 必ず方法はあるはずだよ>
- アルちゃん: <これまで何度もピンチを 潜り抜けてきたんだから!>
- かごめ: …………
- かごめ: そっか…そうだよね…!
- かごめ: いままでで何か ヒントになりそうなことは…
- かごめ: だ、大丈夫でしたか…?
- 竜城 明日香: はい!
- 竜城 明日香: この人数でかかれば お茶の子サイサイでした!
- 空穂 夏希: 私たちがいっせいにかかったら すぐに終わったよ
- かごめ: みんなでいっせいに…
- かごめ: …!!
- かごめ: …もしかして これじゃないかな!?
- かごめ: ひとりじゃなくて みんなでいっせいに攻撃するの
- アルちゃん: <そっか!>
- アルちゃん: <竜城さんたちが そんなことを言ってたね!>
- かごめ: でもどうしよう… 今は私しか戦えない…
- アルちゃん: <大丈夫!>
- かごめ: <そんなの まったく問題ないよ!>
- かごめ: <私“たち”がいるじゃない>
- かごめ: そっか…!
- かごめ: アルちゃんが分裂すれば 竜城さんたちと同じことができる
- かごめ: それならやってみるしか!
- かごめ: アルちゃん フルパワーでお願い!
- かごめ: <まかせて!>
- かごめ: ーかごめー いっけーアルちゃん!!
- アルちゃん: ーアルちゃんー <私たちが分裂して いっきに攻撃しちゃうよ!>
- アルちゃん: ーアルちゃんー <とりゃとりゃとりゃー!!>
- FILENAME: text_517820-10_pNzKp.txt
- かごめ: ーかごめー いっけーアルちゃん!!
- アルちゃん: ーアルちゃんー <私たちが分裂して いっきに攻撃しちゃうよ!>
- アルちゃん: ーアルちゃんー <とりゃとりゃとりゃー!!>
- …!!
- かごめ: …………
- かごめ: た…倒せた…!
- かごめ: 私… 強敵をやっつけたんだ…!
- アルちゃん: <やったねかごめちゃん!>
- かごめ: やったやったー!
- 木崎 衣美里: ふぃ~… ヤ…ヤバかった~
- 胡桃 まなか: いったた…
- かごめ: みなさん! 大丈夫でしたか!?
- 都 ひなの: …なんとかな
- 空穂 夏希: でも、結構危なかったかも…
- 竜城 明日香: 今回はがっつりかごめさんに 助けられちゃいましたね!
- かごめ: そ、そんな…!
- かごめ: みなさんの手助けがあったから ここまでこれたんです
- かごめ: …でも、お役に立てたみたいで 嬉しいです…
- アルちゃん: <うんうん!>
- アルちゃん: <かごめちゃんが嬉しいと 私も嬉しいよ>
- 都 ひなの: それにしてもだなアルちゃん… あのやり方じゃわからないぞ
- アルちゃん: <…!!>
- アルちゃん: <みんなへのメッセージのこと …だよね?>
- 都 ひなの: それ以外にないだろ
- 胡桃 まなか: せめて、もう少しわかりやすく してほしかったです…
- 竜城 明日香: あれを初手で解読するのは
- 竜城 明日香: 難関大謎解き研究会所属でも ないかぎり無理ですよ…
- アルちゃん: <ご、ごめんねみんな…!>
- アルちゃん: <あのときはとにかく必死で 取り乱してて…>
- アルちゃん: <意思疎通もできないから あれが精いっぱいだったの…>
- かごめ: …元はと言えば、私の責任です
- かごめ: 魔女に負けたショックから
- かごめ: 魔力を無意識に 抑え込んでいたのが原因で
- かごめ: アルちゃんと 意思疎通できなくなったようです
- かごめ: 結果、みなさんを 危険にさらすことに…
- 都 ひなの: なるほど…事件の発端は メンタルの不調だったのか
- かごめ: 本当にごめんなさい…!
- 空穂 夏希: 謝らないで、かごめさん 誰だってそういうときはあるよ
- 竜城 明日香: みんなお互い様ですし 助け合っていきましょう!
- 胡桃 まなか: そうです! 魔法少女は協力が不可欠ですし
- 木崎 衣美里: 今回のことは 貸しにしとくってことで!
- かごめ: みなさん… ありがとうございます…!
- 都 ひなの: んじゃ、今回はこれにて 一件落着ってことで
- 都 ひなの: みんな、お疲れ様だったな
- アルちゃん: <かごめちゃん何してるの?>
- かごめ: 今回の出来事をレポートで 残しておこうと思って
- かごめ: またあの魔女みたいな敵と 遭遇しても慌てないようにね
- アルちゃん: <へぇ! さすがかごめちゃん>
- かごめ: …あと、助けを求めることは
- かごめ: 決して悪いことじゃないって 私の心に刻んでおくためにも
- アルちゃん: <えっ…?>
- かごめ: 私、魔法少女になるまで
- かごめ: 助けられることの方が 多かったでしょ?
- かごめ: 魔法少女になったら もっとみんなの役に立ちたいって
- かごめ: ずっと思ってて…
- かごめ: 今回のことまでは 魔女退治もひとりでできてたし
- かごめ: いまさら助けを求めることは
- かごめ: 無意識にダメなことだと 思いこんでたみたいなの
- かごめ: 恥ずかしいことだけど 少し自惚れちゃってたのかもね…
- アルちゃん: <そっか…それに 気づけただけでもすごいよ>
- アルちゃん: <かごめちゃんは たくさん成長したんだね>
- かごめ: うん…
- かごめ: だから また壁にぶつかったときは
- かごめ: 今回のことを思い出して
- かごめ: 失敗を恐れずに 立ち向かおうと思う
- かごめ: …だから、これからも ずっとそばにいてね
- アルちゃん: <うん…>
- アルちゃん: <何があっても私はずっと かごめちゃんと一緒だよ!>
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