Apparently, the vehicles that carried people between Celestial Foundations were simply called “lifts.” Yogiri pressed the large red button he found at the center of the lift’s console. That was supposedly all he needed to do, but there was no sign that the lift was moving after he pressed it. Of course, he didn’t really know what it meant to move between Foundations in the first place, so he had no idea whether that was strange or not.

“Oh, look! I think we’re moving!” Tomochika said, staring out a window.

Yogiri stepped alongside her and looked outside to see countless rainbow lights streaming by. “What are those? Stars? This is starting to give me kind of a fairy-tale vibe.”

“It would look lonely if there was nothing at all, so there’s a bit of visual flair for atmosphere,” Kouryu’s voice explained to them.

“Wait, you’re still here?!” Tomochika exclaimed.

“I can’t rest easy until I know you guys made it back safe, can I? If you changed your mind halfway there and turned around, I’d be in trouble.”

“I have no intention of doing so, but could we turn around if we wanted to?”

“If you want to know, I’ll tell you. I don't want to wreck your mood. I know that when you feel like it, you can demonstrate your power no matter how distant​ you are.”

-Volume 14 Side Story: Return

天 盤 間 を 移動 する 乗り物 は、 単純 に リフト と 呼ば れ て いる らしい。 　 夜霧 は リフト の コンソール の ど 真ん中 に ある、 これ 見よ が し に 赤く 大きな ボタン を 押し た。 　 これ で いい はず だ が 震動 などは なく、 動きだし た という 感覚 は 得 られ なかっ た。 　 そもそも、 天 盤 間 を 移動 する など という 事象 が わけ が わから ない もの なので、 この 状況 も 正常 なのかは さっぱり わから ない。 「あ、 見 て 見 て！ 　 なんか 動い てる っぽい よ」 　 知 千 佳 が 窓 の 外 を 見 て 言う。 　 夜霧 も 窓 から 外 を 見 て み た。 　 虹 色 に 輝く 小さな 灯 が 無数 に 流れ て い た。 「でも、 これ って 何 なの？ 　 星 とか？ 　 無駄 に メルヘン な 感じ だ けど」 『何 も ない と 寂しい から なんとなく それ っぽく し て ある だけ だ よ』 「あんた まだ い た のかよ！」 　 どこ からとも なく 降 龍 の 声 が 聞こえ て き た。 『そりゃ 君たち が ちゃんと 帰還 し た こと を 確認 し ない と 安心 でき ない だろ う？ 　 途中 で 気 が 変わっ て 引き返し て き たら 困る じゃない か』 「そんな つもり は ない けど 引き返す 方 法っ て ある の？」 『知り たい なら 教える よ。 君 の 機嫌 を 損ね たく は ない からね。 君 が その 気 に なれ ば、 どれ だけ 離れ て い ても 力 を 発揮 できる こと は 知っ て いる』

-Volume 14 Side Story: Return