The_robo258

KC's Enty Raw - Making of MGE

Mar 11th, 2017
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  1. I'll try to update this whenever I can/remember. It's in reverse update order so newest is at the top and oldest is on the bottom. These are the Raws so that's why Jabberwock is posted twice, since KC has Jabberwock on their twice in both English and Japanese.
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  6. Succubus Notes - Side Book
  7. 魔物娘図鑑調査記録 サキュバス・ノート ― データ版
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  9. 夏コミ(C92)で出した会場限定小冊子のデータ版です!
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  11. クロビネガの小冊子と共に、ウィルサーガから頒布された小冊子も同梱しています。
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  13. 内容物は以下の通りです。
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  17. ・魔物娘図鑑調査記録 サキュバス・ノート データ版(JPG)
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  19. ・魔物娘図鑑調査記録 サキュバス・ノート データ版(PDF)
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  21. ・魔物娘図鑑ワールドガイド外伝1.5 ウィルマリナ新婚旅行記 データ版(JPG)
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  23. ・魔物娘図鑑ワールドガイド外伝1.5 ウィルマリナ新婚旅行記 データ版(PDF)
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  27. 添付ファイルからまとめてダウンロートできます!
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  31. Making of Nurarihyon
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  33. 【ぬらりひょん】―誕生までの小話(アイデア・ラフスケッチ)
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  35.  コンセプトは【花魁の元締め】【極道の姐さん】【闇を纏う妖女】
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  38.  今回は200番目の魔物という事で、ジパングから超大物妖怪、「ぬらりひょん」さん! 
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  41.  原典は江戸時代の妖怪絵巻などに登場する妖怪で、姿と名前のみで解説が一切無いという、正体不明でつかみどころの無い存在です。
  42.  今では勝手に人の家に入り込み我が物顔でくつろぐといったイメージや、妖怪の総大将というイメージがありますが、それらは後年に後付けされたものなのだとか。
  43.  妖怪には人に近い姿のものも多いですが、ぬらりひょんも原典の姿は後ろ頭の長いだけのおじいちゃん。
  44.  図鑑世界の彼女達の姿も人に近いものになりますが、人間とは違う存在である事を示すかの様に、「夜の闇を纏う妖女」の姿となりました。
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  51.  百鬼夜行の主であり、生態や気性の異なる様々なジパング妖怪を率いる存在ということで、鬼などの荒くれ妖怪達を統べる「極道の姐さん」的なイメージと、稲荷や毛娼妓などの妖艶な妖怪達を統べる「花魁の元締め」的な二つのイメージを持たせています。
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  54.  白めの肌に白い髪、白い着物と全体的に闇の黒が映える様なカラーリング。
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  56.  着物のベースは白で衿などを黒にしていますが、この黒は彼女達の纏っている闇と全く同じ色合いで、闇と着物が同化し、繋がっている様に見せています。
  57.  闇の塗り方は「ダークマター」の球体や「リリム」が乗っているダークマター等と同じ塗り方で、光をあまり反射しない(光が当たっても明るくならない)闇的な物質であるため、陰影の無い真っ黒な塗りで、紫色のハイライトでシルエットだけ目立たせています。
  58.  和風っぽさを表すために、闇は煙っぽい形で紫色のハイライトは渦を巻いており、これまた胴が闇で出来ている煙管から闇の煙を出している様な表現にしています。
  59.  アクセントの金属の花飾りは金属の枠の中が真っ黒な闇になっており、闇の花といったイメージです。
  60.  最初のラフ段階だとより露骨ですが、腰の帯の部分は闇でできた爪が腰を掴んで絞っている形になっています。
  61.  腰に手の装飾があるのって、後背位の時に後ろから腰を掴んでる感じでなんかエロいよね!
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  64.  切れ長な美人でありながら常に余裕を感じさせる笑みを浮かべる表情で飄々とした雰囲気に。
  65.  眼つきは睫毛多めで、かつ瞳孔を白にする事で目力強めに。瞳が黒ベースで紫のハイライトなのも纏っている闇と共通させています。
  66.  髪色はこれまた白に闇色なメッシュが入っており、髪型は後ろ頭の長い原典のぬらりひょんの特徴を申し訳程度に拾って後ろで括っています。
  67.  頭の花飾りはジパングの象徴的な花である菊で、闇の菊といった感じのものです。
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  70.  夜の支配者たる彼女達の着物の着こなしは、エロくもありながらスタイリッシュな感じに!
  71.  下半身にはがっつりスリットが入っており、彼女達が歩くと脚の動きにあわせて着物が翻り、彼女達に従うかの様にたなびく闇の隙間に彼女達の白い太ももが映ります。
  72.  上半身も、闇の中に映える白いおっぱいを完全にがばっと放り出し、胸に刻まれた入れ墨も見せつけていますが、不思議な事に乳首は見えないらしいです。
  73.  (乳首が見えるとエロくはあるのですが、下品になりすぎる様な気がするので、ぬらりひょんに限らず、立ち絵では基本的に乳首を描かない(見えない)様にしています)
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  76. Making of Ochimusha
  77. 【落武者(オチムシャ)】―誕生までの小話(アイデア・ラフスケッチ)
  78.  
  79.  コンセプトは【淡泊な女武者】【+鬼要素】【和風骸骨】
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  82.  今回はジパングより「落武者」さん!
  83.  落武者とは戦に負けて逃げ出した武士の事で、別に原典はアンデッドでもなんでもないのですが、図鑑世界では女武者アンデッドになりました!
  84.  生き残って落ち延びる本来の落武者とは異なり、彼女達は死んでアンデッドに堕ちた存在です。 
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  87.  死してなお、強い意志と忠誠心を持ち、決して死ぬことの無い戦士として主君に仕えます。
  88. 主君の成功や出世が悦びで、一見クールに見える彼女達も、そういった時は主人以上に喜んで、お赤飯を炊き始めちゃったりする娘もいるんだとか!
  89.  後、ジパングでは家の世継ぎを作る事が重要視されており、当然彼女達も主君に世継ぎが生まれる事を望んでいますが、魔物の性か、自分達が主君の子を孕みたいと考えている様です。
  90.  ですが、現在の図鑑世界では主神と魔王の力が拮抗している事により、魔王が推し進める魔物の変化が不完全なため、人間と魔物からは生まれる子供は魔物娘のみです。
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  93.  一般的にジパングの人間社会で家を継ぐのは男児であるため、(ジパングでも妖怪と共に暮らす土地では、妖怪が当主である女系の家や、性別を問わない家も増えてきているそうですが)
  94.  主神勢力の力を削ぎ、魔王による魔物の変化を完全なものとする事で、彼女達が男児を産むために、積極的に魔界を広げ、人間の女性を魔物に変えていく「過激派」の集団に属する者も多いのだとか。
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  97.  ちなみに、ジパングの文化では女武士は珍しく、武士の多くは「男性」なのですが、どうやら落武者たちの中には「元男性」も結構いるのだとか……
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  103.  女武者の王道的な一つ結びの髪型に、サラシ、袴の和風スタイル。
  104. 骨をアクセサリに使い、身体の半身が異形の骨の腕になっており、そこから幽玄な魂の炎が漏れ出ている、というコンセプトが最初に定まったため、今回はほぼ初期ラフで完成形になっています。
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  107.  図鑑世界のアンデッドの肌の色は様々なのですが、同じ様な灰色の肌のゾンビやリッチと比べて、彼女達の肌の色はジパングらしく幽鬼の様なイメージを出すために、青色の強い灰色にしています。
  108.  体つきはほっそりとしていますが、武士らしくちょっとだけ腹筋があったりします。
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  111.  顔つきは淡泊かつ幸薄そうな雰囲気にするために、三百眼で隈を濃く、眉毛を短めに。
  112.  それと僕の絵はいつも上睫毛が多めなのですが、彼女達は意図的に睫毛を少なめに、薄くしています。
  113.  また、意思の強そうな目つきという事で、線とあまり混ざらない様に目の色をあまり濃くせず、ラインを太く描き、目つきを強調しています。
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  116.  服や袴の色は、華やかすぎず、地味になりすぎずといった感じで、なんとなく決定!
  117. 特徴的な赤く染まってるサラシ。図鑑の挿絵の娘は胸のあたりに致命傷を受けて死に、落武者となったそうですが、傷口が開いているわけでも、その時の衣服をそのまま使っているわけでもありません。
  118.  どうやら、落武者になる際、死ぬ原因となった傷はアンデッドとなり、塞がった後も魔力があふれ出しやすくなっているらしく、魔力の色で血の様に赤く染まってしまうのだとか。
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  121.  彼女達の全身にあしらわれた骨パーツですが、腕がかなり異形でトゲトゲしているので普通の人骨では地味になってしまうため、頭の鉢金や腰の骸骨にも「鬼武者」的なイメージを付けたしています。
  122.  鉢金からは鬼の様に角の装飾が生え、額の部分はどくろと上顎を模したもので、下顎を模した首回りのものとセットになっています。
  123.  最も特徴的な異形の腕は肋骨やあごの骨と歯を組み合わせたデザインになっています。
  124.  平常時は邪魔にもなりそうなこの腕ですが、どうやら平常時は普通の腕に戻す事もでき、
  125. ドラゴンが頑張れば旧魔王時代の姿になれるのと同じ様な感じで、この腕は戦闘用に異形の魔物の姿を部分的に解放したものであるらしいです
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  129. Making of Devilbug
  130. 【デビルバグ】―誕生までの小話(アイデア・ラフスケッチ)
  131.  
  132.  コンセプトは【黒光りするG】【愛液ねっちゃり】【倫理観が低い】
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  136. 今回は皆さんご存知、ゴキブリをモチーフとした種族、「デビルバグ」ちゃん!
  137. 旧バージョンと最近更新したリメイクバージョンを合わせて紹介します。
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  140.  ネーミングはオリジナルで、かつて彼女達が女性の姿の魔物娘となる以前の旧魔王時代では、どれだけ気を付けていようとも、いつのまにやら群れが街の中に住み着き、内側から喰い荒らす恐ろしい蟲であり、その生態と黒い姿から「悪魔の蟲」と呼ばれる様になったそうです。
  141.  また、RPGツクールで僕が昔作っていたゲームにも「デーモンバグ」という名前のモンスターを出したりしています。
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  144.  現実では嫌われ者のゴキブリさん。
  145.  おそらくは皆さんもあまり良いイメージを持っていない事だと思いますが、彼女達の持ついろいろな「負」のイメージは、どれも擬人化する際にはエロい要素に直結するんじゃないかと思うのです…!
  146.  見た目からは粘液の滴る肌と、てらてら光るレザーが連想されますし、その数の多さは繁殖欲が旺盛で、えっちが大好きに違いなく、彼女達にもみくちゃにされるハーレムが容易に思いかびます。
  147.  不潔であるという点も、言い換えれば彼女達自身が男の不潔さに抵抗が無い、気にしない、という事であり、涎と汗と愛液と精液に塗れた濃密な交わりが期待されます…!
  148. (ちなみに図鑑世界のデビルバグは毎度おなじみ魔力の保護効果で汚くないし、油っこくもないのでご安心を)
  149.  そういった要素から「倫理観の低さ」も想起され、群れの中で父娘が交わる様になるのも日常茶飯事……
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  152.  と、何を言っているのかわからないと思いますが、こんな感じの思考でこの娘は生み出されました。
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  156. 最初期バージョン
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  161. 図鑑Ⅰ初期バージョン
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  167.  今回はラフを用意せずに描いたため、古いバージョンからの変逸を掲載してます。
  168.  デザインラインは初期から変わらず、王道に可愛い感じのボブカットの女の子をベースに、虫の甲殻を組み合わせたデザインです。
  169.  最も古いバージョンでは大きな違いとして、虫らしく脚が6本ありました。
  170. また、身体つきは最初は細めでしたが、だんだん肉付きがよくなり、新バージョンではかなりむっちりに。液体成分もかなり追加されてねっちゃりになりました。
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  173.  触覚や手足の甲殻は、最初と比べると節が少なくなり、塗りの変逸もあってかなりテカりが強く、レザーに近いものに。
  174.  新バージョンではベルトも追加されてブーツの様にも見える様になっています。
  175.  手足のトゲトゲの様な部分は毛なので、実は結構柔らかい感じらしいです。
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  178.  胸部分と見えないけど背中部分は、背中から虫の脚が抱き着いている様なデザインになっています。
  179.  最も古いバージョンでは胸を絞る感じで描かれていないだけで乳首が丸見えですが、次のバージョンからは乳首を隠す様な感じになりました。
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  181.  超ミニなスカートは、新しいバージョンになってから中央が薄い色の生地に変わっていますが、この部分は塗れると透ける素材で出来ています。
  182.  つまり、彼女達はいつでも愛液で下腹部を濡らしているので、この部分はいつも透けていて、あまり服の意味をなしていない様です…!
  183.  
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  185.  ちなみに、このリメイクは図鑑Ⅰの英語版を出す際に、元のPSDファイルを紛失していたために描いたもので、図鑑Ⅰに掲載されている最初のデザインをなるべく変えない様にしています。
  186.  ゲームや図鑑Ⅰの新装版など、再びリメイクの機会があった場合、もしかしたらデザインががらりと変わったりするかもしれません。
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  189. Making of Ratatoskr
  190.  
  191. 【ラタトスク】―誕生までの小話(アイデア・ラフスケッチ)
  192.  
  193.  コンセプトは【生意気そうな小動物】【マスコミ】【もふもふ尻尾】
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  195.  
  196.  どんぐり印の情報屋、リスの魔物娘「ラタトスク」ちゃん!
  197.  原典は北欧神話から、世界樹ユグドラシルに住んでいるリスで、同じく世界樹の樹の上に住む大鷲フレスヴェルグと根本に住むニーズヘッグの会話を中継しているそうです。
  198.  そういった性質から、図鑑世界では情報を人々に伝えるマスコミ的な種族になりました!
  199.  社会的な種族で、世界各地に彼女達の報道機関が存在しつつ、世界のどこかの世界樹の様な巨大な樹には、すべての情報が集まるというラタトスク達の総本部があるそうです。
  200.  
  201.  
  202.  しかしながら、原典ではフレスヴェルグとニーズヘッグの喧嘩をわざと煽る様に伝言を伝えたり、また現実のマスコミも得てしてそういう性質を持っている事から、ラタトスク達の報道姿勢にも時として誇張や脚色が含まれており、
  203.  男女の仲を煽ってくっつけたり、人間の男性との間に「魔物娘と結婚しよう」ブームや、人間の女性の間に「魔物になって綺麗になろう」ブームを巻き起こそうとしたりするらしいです。
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  206.  デザインは小動物と少女の可愛らしさと、若干小生意気な雰囲気を重視しています。
  207.  もふもふ多めで、特に彼女達のシンボルともいえる尻尾を特に大きめに!
  208. 身体と同じくらいか、伸ばせば身体より大きくなるくらいにしています。
  209.  リスが持つイメージの1つに尻尾の模様があるので、同様のカラーリングを髪にも入れてメッシュにしつつ髪のボリュームも多めに、脚のニーソっぽい毛にも白いラインを入れています。
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  212.  衣服は毛のカラーリングと共通した茶色と白色で、ボリュームのある可愛いイメージの縦セーターっぽい服を着せつつ、その下に社会性とマスコミっぽさをイメージした縦にラインの入った白シャツを着せています。
  213.  ワンピースなので下には何もつけておらず、服の丈を短めにしてもふもふながら身軽そうにしつつ、バッチリ太ももを強調!
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  216.  ワンポイントとして、胸元にはリスお約束のどんぐりのアクセサリをつけつつ、茶色に映える緑のネクタイや腕章をつけて、マスコミっぽさをアピールしています。
  217.  ネクタイや腕章の絵柄もどんぐりで、肩からかけている鞄の色や形もどんぐりイメージ、金具もどんぐり型と、どんぐり尽くしのデザインです。
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  220.  最初のデザイン案からはいくつか変更があり、
  221. 一つは帽子を被っているアイデアもあったのですが、報道よりも司書や文官のイメージが強くなってしまう様な気がしたのでやめました。
  222.  もう一つは服の丈で、最初はもっと短く、長いネクタイでかろうじて下腹部を隠す様な感じだったのですが、可愛さと卑猥さのバランスが卑猥さ側に傾きすぎてしまう様な気がしたので、現在のデザインに落ち着きました。
  223.  とはいえ、今の丈でもかなり危なっかしい感じですが!
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  226. Making of Gremlin
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  228. 【グレムリン】―誕生までの小話(アイデア・ラフスケッチ)
  229.  
  230.  コンセプトは【メカニック】【機械に乗った幼女】【新しい機械装置】【生意気な悪ガキロリ】
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  233.  オートマトンと共に登場した小悪魔メカニック幼女、「グレムリン」ちゃん!
  234.  原典のグレムリンは20世紀になってから生まれた比較的新しい伝承で、飛行機の計器やコンピュータが原因不明の異常な動作をしたりする事を、飛行機乗り達はグレムリンが悪戯をしたのだと噂をしていたそうです。
  235.  図鑑世界にもオートマトンを始めとした「古代の魔導機械」が登場したので、彼女達もその技術を扱う事のできる種族として登場しました。
  236.  また、原典では妖精なのですが、図鑑世界の妖精の定義はフェアリーとその亜種に限定しているので、インプに近い小悪魔の分類になっています。
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  239.  
  240.  自作のメカを身に着けたロリっ娘という初期コンセプトから始まり、
  241.  身に着けたメカが強力ではあるものの、本体はあまり強くないという設定であるため、何か企んでいそうで自信に満ちながらも、本体の「小動物感」も損なわない様に考えました。
  242.  生意気な表情に隈のある目つきの悪い三白眼と、悪魔ですが獣に近いふわふわの大きな耳がチャームポイント!
  243.  翼や尻尾は機械いじりの邪魔になるためか、退化してしまった様です。
  244.  耳にあわせて跳ねる髪は、なんとなく持っていたグレムリンのイメージから緑色にしつつ、青みを混ぜる事で色合いを自然系の緑色ではなく、人工的な光などの緑色に寄せています。
  245.  
  246.  
  247.  グレムリンの纏う特徴的なメカは、オートマトンのものと同じ技術が使われているため、パーツの形状や仕組みが共通しているのですが、
  248.  「過去に作られた」ものが遺跡から発掘されたオートマトンのメカに対し、グレムリンのメカは彼女達が「新しく作った」ものなので、その違いを出せる様に、オートマトンは光沢を失った茶色いパーツをメインに白色には赤みを混ぜ、温かみを持たせて古めかしさを強調しており、
  249. 一方でグレムリンのメカは光沢の強い銀色に、同じ白色の部分でも青みを混ぜ、無機質感や冷たさを表現して新しさを強調しています。
  250.  
  251.  
  252.  本文中では説明しきれていませんが、彼女達の装備は背負っている魔力を噴き出し宙を飛ぶジェットパック風のメカを中心に、大量の魔力が入る筒状のタンクを搭載しつつ、二本ずつの巨大アームと小型アームが備わっています。
  253.  巨大アームはオートマトンの手と全く同じデザインですが、手のひら側が黒いクッションになっており、彼女達が座る椅子の役割も持っています。
  254.  小型の触手アームは4本のツメと、その周囲から伸びるケーブルの工具により細かい作業が得意で、彼女達のメカ弄りをサポートする他に、魔力を注ぎ込むノズルやゴーレムやオートマトンの脳内に淫らな信号を送る電極の様なものがついたケーブルもあり、ゴーレムやオートマトンのエロ改造や、人間の女性のエロ改造(魔物化)などにも使われたりするらしいです。
  255.  
  256.  
  257.  メカニックスーツは、がばっと前を開いて中に下着が見える痴女デザインをやりたい!という考えが最初にあり、ボルトや六角形をモチーフにしたブラと、ベルトおよびバックルのデザインが一番最初に固まりました。
  258.  首から下がるネジはブラのボルトにハマりそうなイメージで!
  259.  スーツの色に少し悩みましたが、ベージュに近い色ですと、地味でやや古めかしいイメージになってしまったため、サイバー感のある今のカラーリングになりました。
  260.  首元やグローブ・ブーツのふちのボルトからは魔導機械っぽい魔力の光が漏れています。
  261.  ゴーグルにも同様の光が灯り、メカを弄る際のライトになるらしいです。
  262.  ちなみに、靴底にメカの金色パーツと共通した歯車モチーフのラインが入っているのがお気に入り!
  263.  
  264.  
  265.  ちなみに彼女達の左足ふとももについた小さな機械ですが、小さな機械と小さな魔力タンクが繋がっており、更にケーブルで彼女達の下着の中へと繋がっています。
  266.  どういった用途のメカなのかはご想像にお任せします!
  267.  
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  269. Making of Automation
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  271. 【オートマトン】―誕生までの小話(アイデア・ラフスケッチ)
  272.  
  273.  
  274.  コンセプトは【少しレトロな機械人形】【使用人風】【硬さと柔らかさの両立】
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  276.  
  277.  ついに登場したメカ娘的魔物娘、「オートマトン」さん!
  278.  ファンタジーの世界にそぐわない機械の身体ですが、魔物娘図鑑はリアルな中世ファンタジー世界ではなく「RPGゲーム的」なファンタジーの世界観なので、古代の機械文明もある種のお約束的に存在します。
  279.  
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  281.  絡繰の力と魔力で動く彼女達は、古代遺跡から発掘された際には既に燃料となる魔力が空っぽだった様で、今では魔物の魔力で動かされています。
  282.  発掘されたばかりの時に、グレムリン達がオートマトンにかすかに残った魔力を調べたところ、魔物の魔力ではなく、とはいえ人間の魔力(精)でもなかったそうで、その出自にはいろいろと秘密がありそうです。
  283.  彼女達の身体は、鎧の様な外装は硬質ながらも軽い特殊な金属で、胴体は生物的な柔らかさを持つシリコンに似た未知の素材で作られており、金属の硬さと女性の柔らかさを両立させています。
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  286.  
  287.  SF的なハイテクイメージとは逆行していますが、歯車を散りばめつつ、カラーリングを茶色系統にする事でレトロな雰囲気に寄せ、彼女達が過去の存在である事を表現しています。
  288.  デザインラフの段階では セピアカラーのみで色を置いていて、関節部から蒸気まで噴出しているので顕著です。
  289.  色を決める段階で青いカラーリングも試してみたのですが、いっきに未来感が高まりますね。
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  291.  
  292.  彼女達が身に着けているものは基本的に衣服ではなく機械のパーツですが、そのデザインは「使用人」もとい、メイドさん的な衣服をモチーフで考えています。
  293.  膨らむ肩回りとスカートでシルエットをそれらしくしつつ、首回りに襟の様に見えるパーツや、カフスのイメージの腕周りの金の輪などで、貞潔なイメージを持たせています。大事な所は丸出しですが!
  294.  
  295.  
  296.  金属製の重厚な鎧は実は見た目よりも軽く、もちろんつけたまま騎乗位で交わる事も可能ですが、取り外しも可能になっています。
  297. レーダーの機能が備わっている頭の両サイドのパーツは魔物的な角をモチーフにしています。
  298.  おでこのパーツの中には顔の眼よりも更に"精密かつ詳細に対象を見る"事のできるカメラの様な機能が備わっている様ですが、基本的に主人の事を見つめている事が多いみたいです。
  299.  
  300.  
  301.  胸元は彼女達のシンボルである歯車を配置しつつ、胸を絞って強調させる様なパーツに。
  302.  同じく肩回りのパーツも方の露出を強調するデザインになっています。
  303.  厚い装甲と歯車デザインのスカートは腰回りの歯車と連動して可動し、角度が変わったりもするのだとか。
  304.  
  305.  
  306.  腕には武器が収納されており、これまた腕周りの歯車と連動して収納・展開される様です。
  307.  細い銃身から放たれるのは魔力で作られた弾丸で、鋭く早い弾が撃ち出されますが、本文の通り非殺傷の兵器となっているみたいです。
  308.  先に向けて細くなっている脚には強力な発条機関が備わっているらしく、高い跳躍や岩を砕く踏みつけまでできるそうです。 
  309.  
  310.  
  311.  柔らかく接触と交わりに適した質感の白い肌は、人工物的に見えるラインを入れつつ、鎧や黒い関節部分で区切る事で、パーツっぽさを出しています。
  312.  胴体の腹部に描かれた紋様は現在では解読の難しい謎の言語が書かれており、どうやら所有者情報、つまり主人の情報を示しているもの……なのですが、
  313. 元々、性的な用途に作られたわけではない彼女達のこんな場所にそんなものがあるわけがなく、魔物となった際の影響や彼女達を目覚めさせたグレムリンの手によって、この場所に移されたものであるとされ、場所を移しただけではなくいろいろと機能も追加されてしまっている様です。
  314.  紋様は主人の存在を認識するとぼんやり光り、主人の存在を刻まれた箇所により強く認識させると共に、より強く主人を認識する様にオートマトンに求めます。
  315.  もちろん繋がっている状態が最もこの箇所で主人を認識する事ができる状態であり、この紋様はオートマトンに主人を求める生き物のメスの欲求を与えるもの…といった魔物らしいものになっちゃっています。
  316.  また、改造したグレムリンの趣味趣向により、更に多様な機能が備わっている場合もあるそうです。
  317.  
  318.  
  319. Making of Dragon Zombie
  320.  
  321.  コンセプトは【だらしない表情】【だらしない肉体】【ドラゴンのアンデッド版アレンジ】
  322.  
  323. 今回はドラゴンがアンデッド化した「ドラゴンゾンビ」さん。
  324.  書籍版「魔物娘図鑑Ⅰ」のドラゴンの項目で触れていた種族が、6年の歳月を経て登場です!
  325.  
  326.  モチーフとしては、ゲームなどでもお馴染みのアンデッド化したドラゴンです。
  327.  どろどろのゾンビドラゴンだったり、ほとんど骨なスカルドラゴンだったり、どちらに寄っているかは作品ごとに様々ですが、図鑑世界のドラゴンゾンビは腐肉(実際は腐ってはおらず、代わりに柔らかくぷよぷよになっている)が骨の装飾に覆われている、といったデザインにしています。
  328.  
  329.  動きはやや鈍くなっているものの、代わりに無尽蔵の体力を得て、炎のブレスが人間をアンデッドに変えてしまう腐敗のブレスに変わっていたりと、ドラゴンと同様に単体でも恐るべき力を持つ魔物です。
  330.  理性が溶けおち、思考は生殖本能に基づいた単純なものになっていますが、実は知能や知識が無くなっているわけではないので、高い知能や生前に長い時を経て貯め込んだ知識が、そのまま男性を襲って子を成すために使われたりもするそうです。 
  331.  
  332.  
  333. ※参考 原種「ドラゴン」
  334.  
  335.  ドラゴンゾンビのデザインは、基本的に原種の「ドラゴン」のアレンジになっています。
  336.  
  337.  アンデッドらしく肌は緑色に、鱗だった部分が白い骨格になっており、白い肌と緑色の鱗のドラゴンとは逆の配色にしています。
  338.  ドラゴンよりも生態レベルで「エロい存在」なので、白くてややボサっとした髪質と緑色の肌という血色の悪そうな配色にしつつも、外骨格で肉をむちっと絞ってだらしない肉付きを強調し、赤みの代わりに緑色を入れて血色を出す事で、アンデッド感と暖かく柔らかな肉感の両立を試みています!
  339.  
  340.  胴体から肩回り、腰にかけての骨の装飾は肋骨をイメージしており、その間に申し訳程度に存在する膜の様な濃い色の服は、骨の間に除く腐肉や、かろうじて肉を覆っている皮をイメージしています。
  341.  
  342.  服装はドラゴンの時をベースにアレンジしたものですが、おっぱいや下腹部などの大事な部分の布を取り去っています。
  343.  特にこだわりは三か所!
  344. 完全に露出されたおっぱいは、胸上と胸下の骨で装飾された服で絞り、協調しつつ、更に爪の様に骨でわしづかんで、夫が手で握ってもこのくらい柔らかいよ!というのを表しています!
  345.  次に、小さな骨と申し訳程度の布で覆われた下腹部!
  346. 腰回りのパーツは、ドラゴン時代は爪のイメージでしたが、ドラゴンゾンビでは肋骨っぽくなりつつ、その切っ先が下腹部に隠された女性器へと向けられています!
  347.  最後に、ニーソックス風の部分!
  348. ここに関しては逆に露出度が下がっている部分ですが、このニーソのふちの骨パーツのえぐめの食い込みで、太もものむっちり具合を強調しつつ、胸下の服と合わせて、腰の肉付きのだらしなさを更に際立てる!という寸法です!
  349.  
  350.  他のドラゴンとの差異としては、角や翼を若干歪めて禍々しい雰囲気を出したり、翼は残った皮が?がれつつある様に見えるデザインに。
  351. (※それ以外にも現状のドラゴンのイラストだと、翼が小さめですが、ドラゴンを描きなおす事があれば多分大きくなります。)
  352.  また、ドラゴン属共通の胸元の宝玉は、人魂の様にぼんやり光る魔力の球体に変わっています。
  353.  
  354. Making of Mershark
  355. コンセプトは【凶悪そうなサメ人魚】【艶めかしい人外肌】【白黒反転眼】
  356.  
  357.  今回は海のギャング扱いされがちだけど、実は繊細なサメ人魚、「マーシャーク」さん!
  358.  
  359.  名前は「マーメイド(人魚)」+「シャーク(鮫)」が語源です。
  360.  マーメイドは古英語で海を意味する「mere」+乙女を意味する「maid」なので「シャークメイド」の方が正しいのですが、
  361. 語感と、いずれ「マーライオン」等も出る事を考えて「マー」に人魚系の意味を持たせたかったので、この名前になりました。
  362.  
  363.  生態は概ね現実の鮫がモチーフになっており、男の気配に敏感すぎて発情してしまう図鑑世界の彼女達と同様に、
  364. 現実の鮫も餌がたくさんあったりすると情報量が多すぎてわけがわからなくなり、
  365. 「狂乱索餌」という状態になったりして、ありとあらゆるものに無差別に嚙みつこうとするらしいです。
  366.  見た目が怖く、実際に凶暴な所もあるマーシャークですが、本性は心配性で人間に対する優しさを持っているのは、
  367. やはり海神ポセイドンの眷属である人魚の一種なので、ある程度、海の魔物が持っている穏やかな気質も持ち合わせているという事ですね。
  368.  血の匂いに敏感だけど、実は……というのは、鮫を図鑑世界に落とし込むにあたって、一番最初に思いついた要素です。
  369.  
  370.  
  371.  過激派の「デーモン」や凶暴な「ヘルハウンド」等の魔物達と同じ様に、凶悪なイメージを持たせるために白黒反転眼にしています。
  372. 図鑑世界の白黒反転眼は過激な娘のシンボル!
  373.  人外度高めの人魚という事で、衣服らしい衣服を身に着けておらず裸体がそのままデザインになっているタイプです。
  374.  胸周りや下腹部の青いアーマーの様な部位は鱗が変形したもので、下腹部の女性器の所を隠している鱗は、
  375. いつもの通り、魔力的なあれで自由に出したり消したりできる様です!
  376.  
  377.  牙は鮫らしく、もちろん鋭いギザ歯!
  378. 彼女達の衣服にも鋭いイメージを持たせる牙のイメージの装飾が多く使われています。
  379.  本物の鮫と同じく牙は抜けやすく、すぐ新しいものに生え変わる様になっており、
  380. アクセサリの材料として使われることも多く、彼女達本人から自分のオスである事を示すためにプレゼントされる事もあるそうです。
  381.  また、魔界銀の武器と同じ性質を持つため、武器の材料としても重宝されています。
  382.  人間の女性が彼女達に嚙まれたり、彼女達の牙由来の武器による攻撃を受けると、
  383. ネレイスやマーメイド、マーシャーク等の海に住む種族に魔物化する事が多い様です。
  384.  
  385.  初期案では、もっと跳ねた髪型にして荒いイメージを出す予定もあったのですが、
  386. 完成案では、むしろ濡れたイメージと、より鋭いイメージを出すためにやや内側に収束するストレートな髪型になっています。
  387.  髪の先っぽの方が白くなっていますが、これは鮫の上顎の牙をイメージしたもので、
  388. 下あごの首回りの牙の装飾とセットで、開いた鮫の口をイメージしたものになっています。
  389.  その中が赤く光っているのも鮫の口内のイメージですね。
  390.  
  391.  ちなみに、牙や鮫肌で全身凶器な彼女達ですが、その全ては魔界銀製の安全(?)なものとなっており、
  392. むしろ、男性の身体に熱と疼きを産む、交わりに適したものとなっています。
  393.  もし、パイズリした時におっぱいの間の青い部分が当たったり、フェラをした時に彼女達の牙が当たったとしても、
  394. その刺激は痛みや出血ではなく、鋭い快楽となって男性の射精を促す事でしょう。
  395.  
  396. Making of Dark Mage
  397.  コンセプトは【古典的魔女】【お姉さん魔女】【わるい魔女】【えろい魔女】
  398.  
  399. 今回は妖艶なお姉さん的魔女、「ダークメイジ」さん。
  400.  ロリっ娘のサバトの「魔女」は現代的な「魔法少女」のイメージを盛り込んでいるのに対して、こちらは古典的な「わるい魔女」といったイメージにしています。
  401.  
  402.  「ソーサラー(ソーサレス)」や「ウィザード」「メイジ」等、種族名をどうしようか悩んだのですが、堕落して魔物になった種族は「ダーク~」というものが多いので、「ダークメイジ」になりました。闇魔法しか使えないって事じゃないよ!
  403.  
  404.  古典的な魔女という事で、(僕のデザインの中では)シンプルな黒いローブなので、露出した白い肌が強調されて目立ちます。
  405.  なので、おっぱいから下腹部にかけてを、ガバっと開いています!
  406.  
  407.  ラフの段階では下半身のローブのデザインが異なり、シルエット重視で腰回りで外に広がっている感じだったのですが、線画段階でどういう構造なのか判らなくなってしまったので、今のシンプルなデザインになりました。
  408.  
  409.  
  410.  こんな感じで最初は髪の毛が白かったのですが、配色的にリリムとイメージが被ってしまう事や、髪も暗めの色であるほうが、より開かれたおっぱいの白い肌が目立つという理由で今の色になりました。
  411.  また、今回は古典的な魔女というコンセプトがブレない様に、意図的に色数を抑えた配色にしています。
  412.  見るからにエロく退廃的に過ごしていそうな、けだるげな雰囲気を出すために、髪の毛はボリューム多めで、衣服の装飾はフリルを多様して寝間着の様なイメージも持たせています。エロい雰囲気の魔女の寝室が似合う感じで!     
  413.  アクセントとなっている紫色は、魔力で発光しているイメージの明るく目立つ配色ですが、目立ち過ぎずベースの黒色を邪魔しない様に、フリルのふちや裏地などに配置しています。
  414.  なお、服の紫色はあくまでも発光している"風"ですが、杖の紫色の部分は実際に発光している魔宝石です。
  415.  
  416.  胸元にはワンポイントでドクロとリボン。
  417.  情報量を増やし過ぎず、その下のおっぱいに目が行く様に、また柔らかそうな雰囲気を損なわない様に、デフォルメした可愛くシンプルなドクロにしています。
  418.  胸下から下腹部にかけてや、ガーターベルトの不思議な形状は、適当にくねくねした魔術っぽい形状を入れつつ、いつもの様にハートマークを大量に盛り込んでいます。
  419.  一見して繋がっていない様に見えるガーターベルトのデザインですが、多分魔力的に繋がっているはず…!
  420.  
  421.  
  422.  図鑑に描かれている挿絵の個体は、主に図鑑の著者である放浪の魔物学者が襲われる事なく接触してインタビューできた者、つまり既婚の個体である事が多いです。
  423.  このダークメイジも既婚者であり、よく見ると左手の薬指に結婚指輪がはまっていたりします。
  424.  
  425. Making of Atlach-Nacha
  426. コンセプトは【クトゥルフ系】【異種姦】【毒吐きロリ】【禍々しさとかっこよさ】
  427.  
  428.  今回は常に大蜘蛛に犯されちゃってる系毒吐き魔物娘、「アトラク=ナクア」ちゃん。
  429.  クトゥルフ系の共通テーマとして、夫が異形への変身能力を持ち(自由に人間の姿に戻れます)魔物娘と夫が繋がった状態が、彼女達の本来の姿、といった性質を持たせていますが、今回は見ての通り大蜘蛛に取り込まれ、飼われて犯され続けるロリっ娘といった感じの姿です。
  430.  大蜘蛛の方ではなく、幼女の方に毒があり、毒気のある言葉を吐いて自身を犯させたりしますが、過激なデザインと生態のこの娘も図鑑世界では和姦!和姦です!
  431.  彼女達の言葉は、最初「アンタって最低のクズね」と文面通りに聞こえていたはずが、夫婦になっから聞くそれは「アンタって最低のクズね…(はーと」といった感じに聞こえるとか。
  432.  
  433.  原典であるクトゥルフ神話では恐るべき蜘蛛の神性で、地下深くでひたすら巨大な巣を張り続けており、邪魔するものには容赦しませんが、それ以外には基本的に興味がないみたいです。(貢物の食料を忙しいからと、たらい回しにするくらいに)
  434.  この巣が完成する時は世界が終わる時だと伝えられており、その要素が図鑑世界では人間の世界の終わり=魔界化となっています。
  435.  図鑑世界では、あくまでも巣が存在する場所の地上が魔界に変わるだけなのですが、仮に世界全土の地下に彼女達が住んでいて、世界の全てが呑み込める様な巣を張っていたとしたら、本当に世界のすべてが魔界になっちゃったりも……。
  436.  
  437.  
  438.  同じクトゥルフ系幼女のウェンディゴのカラーリングが白なので、アトラク=ナクアは黒い幼女にしよう、という考え方から、毒をイメージした紫を混ぜた黒をベースに、禍々しく目立つ赤い光を入れています。
  439.  クトゥルフ系の共通モチーフとして触手の割れ目の様な部分に、光る球の様なものが浮かび上がっているというものがあるので、顎の外郭や脚などの硬質パーツも若干触手っぽい、ぬるっとしたイメージを持たせています。
  440.  
  441.  嫁は長髪の白髪のウェンディゴと対照的な長髪の黒髪に。
  442.  蕩けつつ大人しそうなイメージの少女のウェンディゴとは逆に、蕩けつつキツめのイメージを与える少女になっています。
  443.  (どちらも結末は夫に成すがままになって後ろから突かれ続ける事になりますが!)
  444.  夫婦あわせた姿はともかく、嫁単体のデザインは人間の姿の背中から、蜘蛛の脚が生えていたり、アラクネにあった複眼も光球だったりと、アラクネの中では比較的に人間に近い大人しい姿になっていますが、嫁の方の人外度を低くする事で夫の異形とのギャップを出すという意図があります。
  445.  全体的に痴女全開の全く隠していない服装なのも、周囲の黒紫の異形の中で白い裸体を浮かび上がらせるためのものです。
  446. (もちろん痴女服大好きなのが一番の理由ですが!)
  447.  腕は振袖の様なものになっており、腕を周囲の黒に溶け込ませて見えない様にする事で、こちらも胴体部分を際立たせています。
  448.  胸元のアクセサリーはウェンディゴの共通項として考えました。こっちは蜘蛛と触手生物を合体させた様なデザインに。
  449.  彼女達の背中の脚の関節部分にある毒々しい紫色のものは、ふさふさした毛になっています。毛が生えている蜘蛛も多いので、そのイメージですね。
  450.  
  451.  夫の方は挿絵のアングルだと判り辛いですが、ラフでは横向きも描いています。
  452. 嫁を取り込んでいる無数の触手がみっちり詰まった部分は、口ではなく「生殖嚢」であり、
  453. 舌の様に見えるものも、舌ではなく一際大きな触手になっています。(嫁の味がわかる感覚は備えていますが
  454.  本物の口は「生殖嚢」のもう少し上、嫁の腰あたりの後ろに隠れています。
  455.  その左右には嫁の腰回りを挟む様に、赤い牙が生えており、その外側から「生殖嚢」と触手を囲む様な薄紫のパーツは夫の顎ですね。
  456.  蜘蛛は前から見ると、頭が大きくて丸いシルエットになりがちなので、禍々しいかっこよさが出る様に、アングルやパーツの配置、シルエット等々、頭の中でかなり練り込みまくりました。
  457.  ちなみに、嫁も夫も脚は4本です。彼女達は夫婦で繋がっている状態が本来のあるべき姿なので、あわせて8本になるという事ですね。
  458.  そして今回も夫婦の証が滴ったりしていますが、お察しくださいませ。
  459.  
  460. Making of Dorome
  461. コンセプトは【とろけたノーム】【だらしない肉体】【泥の重量感】
  462.  
  463.  土の元素が魔物の魔力に溶かされたせいでノームになりそこね、土から泥の魔物になっちゃった「ドローム」さん。
  464.  あくまでも、魔物の魔力と精霊の魔力の比率の問題で、精霊よりも魔物の魔力側に寄った存在なので、ノームより魔力が高い上位種というわけではありません。
  465.  ノームよりも淫魔的な力は強く、夫の精力増強やとりあえず魔力を垂れ流して植物系の魔物をより淫らにしたり、みたいな事は得意ですが、精霊的な力は弱まっていて、夫に土の魔力を与えて魔法を使えたり、計画的に土壌を改造し、植物系の魔物も品種改良して上位種に変えたり……といった事は苦手らしいです。
  466.  
  467.  原典は無く、名前に関しては四大精霊の土の精霊「ノーム」が泥になったので「"ドロ"ーム」という適当かつシンプルな理由でこうなりました!
  468.  最初は「マッドマン」だったりしましたが、どうも「粘土(マッド)」ではなく「狂気(マッド)」のほうのイメージが強いのでボツになりました。
  469.  
  470.  
  471.  とにかく泥でできた魔物!というコンセプトでずばっと決まったため、デザインの変遷はほぼありませんでした。
  472.  
  473.  どろっとした身体と同じ様に、どろっとしたとろけた表情に!
  474. 目元の模様もとろけて流れる泥をイメージしたものです。
  475.  彼女達の泥は若干粘度質で、スライム系とは異なる表現をするために光沢の少ない塗りと、重く鈍い流体というイメージで、たわんだ感じの、だらしな~い身体になってます。
  476.  
  477.  黒い部分は泥が少し固まっていて、柔らかい周囲の泥と違い、ぶにぶにとした弾力があります。
  478. 胸の下の部分が黒く固まっているのは、おっぱいを強調するためのコルセット的なイメージかつ、泥の厚みを表現するためのものです。
  479.  ラフ段階では胸元にノームをイメージしたヒビ割れがあったのですが、柔らかいイメージとあまり合わなかったという事で、胸の下と同じ様な処理になりました。
  480.  胸元の結晶はコアではなく、魔物の魔力が結晶化したものです。土の魔石(純度低め)といった感じでしょうか。
  481.  
  482.  また、ノームの頭に生えている植物と同じものがドロームの頭にも生えていますが、ノームと比べると育ちが悪いという事で、葉っぱが小さく、まだ実がついていないものとなっています。
  483.  
  484.  彼女達の腕は足元の泥と一体化して、足元の泥から大きな腕が生えているといった感じになっています。
  485.  これはシルエットを特徴的にしたかった事と、土と泥から自由に身体を生み出せるという事を絵で表現するためのものですが、
  486.  泥のモンスターといえば、皆さんご存知ドラゴンクエストに出てくる「マドハンド」のイメージも強かったためですね。
  487.  
  488.  黒歴史もとい、おまけ! かなり昔の、魔物娘図鑑が今の形になる前に描いた代物!
  489.  
  490. Making of Trumpart
  491.  コンセプトは【トランプの兵士】【可愛い制服】【ロリではなくティーンズ】
  492.  
  493.  ハートの女王の遊び相手もとい、女王親衛隊のトランプの兵士、「トランパート」ちゃん!
  494. 名前の由来は「トランプ」+「ランパート(英語で「城壁」という意味)」
  495. 「トランプ」は日本ではゲーム自体を指す単語ですが、語源である英語では本来「切り札」という意味があります。
  496.  彼女達は不思議の国を守る城壁であり、ハートの女王の切り札の兵士達なわけです。
  497. (不思議の国のいたる所には壁に巨大なトランプが設置されており、そこからトランパートが現れたりします)
  498.  
  499.  原典は「不思議の国のアリス」に登場するハートの女王に仕える、トランプの兵士達。
  500. 身体はペラペラのトランプですが、図鑑世界ではちゃんと立体的な女の子の身体を持っています。
  501.  トランプ要素は服のデザイン(もちろん、彼女達の記号や数字によってデザインは少しずつ異なっています)と、大きなトランプから身体を出してふわふわ浮いているという姿に反映されました。
  502.  
  503.  不思議の国の魔物達のアイデアスケッチは、チェシャ猫を描いた時期に大体一緒に考えたのですが、
  504. トランパートはこのトランプから出ている姿のアイデアがすぐには浮かばなかったため、初期ラフでは全くデザインが全く固まっておらず、よくわからないものになっています。
  505.  
  506.  
  507.  女王の親衛隊であり、遊び相手でもあるトランパート達はハートの女王により魔物へと変えられた元人間の女性ですが、
  508.  その選出基準はハートの女王が「友達になりたい」と思った相手が選ばれているため、女王を守る兵士にしては少し幼い印象に。
  509.  幼いといってもロリではなく、10代の中高生くらい、ティーンズくらいのイメージで。
  510.  ハートの女王達のお気に入りであり、お年頃なのもあって、少し生意気そうな得意げな表情をしています。
  511.  
  512.  金髪に近い髪の色ですが、不思議の国の魔物の中で金髪といえば「アリス」なので、イメージが被らない様に、トランパートの金髪は少しくすんだアッシュゴールド的な色合いに。もちろん不思議の国お約束のメッシュ入り!
  513.  
  514.  他の不思議の国の住人達の衣服と同様に、これまたハートの女王がデザインをしたのだという彼女達の制服は、「可愛い」を重視したハートの女王の趣味満載で作られています。
  515.  カラーリングはトランプらしく白と赤(トランプのマークによって色が違うらしいです)で彼女達の所属するマークとその階級を表す数字が入っています。
  516.  ノースリーブのワンピースにはトランプの絵柄が入っており、首元からスカートまで繋がっているスリットで区切ると、まるでトランプのカードの様な感じになっています。(おっぱいで立体感ができてるので判り辛いですが!)
  517.  スカートの丈がギリギリですが、前から見てもギリギリ見えず、カードの中で待っている彼女達の夫が、後ろから彼女達を見るとばっちり見えてしまうという、ギリギリな調整になっているんだとか…!
  518.  
  519.  リボン付きのベレータイプの帽子もチャームポイント!
  520. これはラフスケッチでは白かったのですが、塗ってる途中にバランスを考えて赤くなりました。
  521.  
  522.  金属製のガントレットとネックガードは少しだけ重厚感と兵士らしさを出しつつも、ハートのマークがあしらわれた、やや丸みの帯びたやはり可愛らしさもアピール!
  523.  武器の槍もハートマークとトランプらしさをイメージした可愛さ重視のデザインとなっております!
  524.  
  525.  なお、巨大トランプの彼女達が出てきている部分は、魔力的にどろりとしていますが、不思議の国はお菓子や紅茶に溢れた世界であるため、ミルクやクリーム等のとろみをイメージしています。
  526.  きっと舐めたら甘いのではないかと思われます…!
  527.  
  528.  余談ですが、トランプの枚数は52枚+ジョーカーですが、彼女達が52人しかいないという訳ではありません。
  529.  やはり数字が小さい程、個体数が多く、絵札やエースと強くなっていく程、個体数が少なくなるらしいです。
  530.  一度決まった数字は固定ではなく、訓練して強くなったり、夫と交わり続けて魔力を蓄え続ける事で上の数字に上がっていくみたいです。
  531.  なお、本文では触れていない「ジョーカー」のトランパートは、いろいろと特別な存在になるので、いずれ別の機会に紹介させて頂く予定です。
  532.  
  533. Making of Griffin
  534. コンセプトは【猛禽類】【空の覇者】【下乳】【民族衣装(風)】
  535.  
  536.  今回は鷲の翼と獅子の下半身を併せ持つファンタジーではお馴染みの合成獣、「グリフォン」さん!
  537.  同じく鳥の翼を持つハーピー達と異なり、背中に翼が生えているのが特徴ですが、この記事を書いている途中に、ポンチョの後ろ側と翼の位置関係間違ってる事に気付いた!
  538.  本来は翼が前に来て、ポンチョの後ろ側が翼の奥になる感じですね。失礼しました…!
  539.  
  540.  と、気を取り直しまして、原典でのグリフォンはインドかメソポタミアで生まれ、後にヨーロッパにも伝わったとされている、とてもメジャーな魔物です。
  541.  黄金や神々の宝を守護する存在であり、それを奪おうとする人間を引き裂いてしまうそうです。
  542.  図鑑世界ではその役目はそのままに、欲深い盗掘者へと向ける攻撃性が肉欲にシフトしています。 
  543.  また、図鑑世界のグリフォンが馬肉を好んでいるのは、原典では神々の車を引く役目を持っており、その役目のライバルである馬を敵視している所からきています。
  544.  
  545.  
  546.  デザインラフの時点でほぼ完成形。
  547. 素で要素の多いグリフォンさんですが、何も着ていないと少し寂しい気がしたため、ワイルドかつ民族調な雰囲気に似合う服という事で、目の下のペイントと共に、ポンチョ風の衣服と腰巻をつけました。
  548.  絶妙に大事な所を隠してるのか隠していないのかという感じで、下半身のフォルムを広げているのがポイントです!
  549.  
  550.  翼や下半身(とおっぱい)のボリュームがあって体躯の大きさを感じさせつつも、
  551. お腹周りは魔物娘らしく女性的で筋肉質ではなく、周囲のパーツや印象とギャップを持たせるくらいのバランスで考えています。
  552.  翼や下半身は本人の印象とギャップができる様にもふもふ感が出る様に頑張りました!
  553.  髪の毛もボリューム多めに、頭が白く、身体が茶色の鷲のイメージを出すための白のメッシュの髪をどう入れるかが難しく、かなり悩みました。
  554.  翼も同様のカラーリングに、脚も同系統のカラーリングで、茶色のみだと足周りが寂しいので、ふくらはぎ周りを白い毛で覆いました。
  555.  
  556.  下乳を強調(重要)したアングルなので、判り辛いのですが、胸元のアクセサリは鳥のクチバシを表したものになっています。
  557.  アイデアラフではこの下にも毛があったのですが、下乳を強調かつ、見えやすくするためになくなりました…!
  558.  
  559. Making of Ice Queen
  560. コンセプトは【氷のドレス】【グラキエス上位種】【長身クールビューティー】
  561.  
  562.  今回は吹雪と寒さの支配する、極寒の地の支配者「氷の女王」!
  563.  この最初のラフイラストはグラキエスを公開した直後に描いたものだったのですが、デザインが完全には固まらなかったので、しばらく保留にしてデザインを練る事に。
  564.  氷の女王という名前ですが、所謂ユニークキャラクターではなく種族名なので、各地の雪国にそれぞれ存在します。
  565.  また、旧魔王時代では番いを作る事も無く、そもそも精霊の一種なので子供を産める様にはできていなかった女王ですが、魔物娘となった現在では子供を産む事ができる様になっており、当然ながら同じ地域に氷の女王の母娘が居たりする事もあります。
  566.  
  567.  今では多くの作品でメジャーになってるモチーフですが、原典はデンマークの童話「雪の女王」から。
  568.  話の中ではカイという少年が悪魔の鏡の破片が眼と心臓に刺さってしまったため、優しかった性格が一変して冷たいものになってしまい、その上、雪の女王に見初められ、記憶を奪われ虜にされて連れ去られてしまうという展開があります。
  569.  原典だと心を凍らせたのは女王というより鏡が主な原因ですが、図鑑世界の氷属性は雪女の頃から「心を凍えさせ、人肌恋しくなったりする」という属性なので、女王はその中でも、周囲の全てのものの心だけではなく、自分の心まで凍らせてしまう程の最上級の氷の力をもった魔物、という設定になりました。
  570.  
  571.  
  572.  そして確定ラフスケッチ! 
  573.  冷酷なイメージの氷の女王なので、長身かつ、出る所は出ていますが全体的に細くシャープな印象を持たせたいと考えました。
  574.  ただし、おっぱいは前の開かれたドレスから零れんばかりに大きめに!
  575. これで服を着たままでも抱き付いた時におっぱいに顔をうずめやすい…!
  576.  ドレスのデザインは、「前をばっさり開く!」という最初に決まったコンセプトを元に、スカートを膨らませるか絞るか悩んだのですが、大人っぽく落ち着いた雰囲気が出る様に絞ったタイプになりました。
  577.  ですが、この後、「どのくらい絞るか」を長い間悩み続ける事に……
  578.  
  579.  
  580.  と、こんな感じで絞ったり膨らんだり。
  581.  グラキエスは女王の魔力から生まれた魔物であり、女王はグラキエス達のボスといえる存在なので、一部共通した意匠を用いてグラキエスの上位種という感じのデザインです。
  582.  グラキエスと比べて、より人間に近い髪の毛や氷ではない脚などでも、粗削りな氷の彫刻とより精細に作られた氷の彫刻、といった感じで上位の存在である事を表現しています。
  583.  
  584.  ドレスは大体氷で作られており、青い部分は光沢が強く、縁取りは白く透明な氷となっております。
  585.  服は実物ではなく、女王が魔力で作りだしているものなので、全体的なデザインはもちろん、至る所に散りばめられた氷の結晶や伸びた氷柱の様な氷のモチーフは様々なデザイン・形に自由に変える事ができます!
  586.  とはいえ、彼女達自身は服装のバリエーションに無頓着ではありますが…
  587. (夫ができれば、夫のお願いで別の服を作ったり、夫へのサプライズで違うドレスにしたりするかもしれない…!)
  588.  また、二の腕周りや膝近くの氷は魔力でふわふわ浮いています。
  589.  膝周りを囲む氷柱は、もし外敵が現れた際には、大きく鋭くなってそのまま敵に飛んでいく武器にもなりそうな感じをイメージしています。
  590.  
  591.  裾を地面まで付けつつ、結晶状に広がるデザインに。
  592.  この部分も、彼女達が怒って本気を出した場合など(これも夫ができた後に夫に危害を加えられそうになった場合ぐらいですが)に
  593. 結晶が地面を広がっていき、周囲がより強い冷気に包まれる…!といったギミックを想定していたりします!
  594.  
  595. Making of Apophis
  596. コンセプトは【太陽を喰らう蛇】【邪悪で毒々しい妖女】【砂漠の踊り子】【白黒反転目】
  597.  Entyでも以前紹介した「ファラオ」の敵対者、太陽を喰らう蛇こと「アポピス」さんです。
  598.  原典では太陽の運行を邪魔する太陽神の敵対者であるとされる蛇の魔物で、日食はアポピスが太陽神の乗った太陽の舟を呑み込んだために起こるのだとか。
  599.  太陽の舟を守るセト神の天敵であるそうですが、魔物娘図鑑では太陽神の力を宿している「ファラオ」のライバルであり、対となる魔物としてデザインされています。
  600.  設定面でも明るく健全(に夫婦でエロい事をしている)な明緑魔界の王国を生み出すファラオに対して、暗く淫猥(に夫婦でエロい事をしている)な暗黒魔界の王国を生み出すアポピスと対になっています。
  601.  ファラオもアポピスも蛇をモチーフにはしているのですが、ほぼ人間に近い姿の「ライト」なファラオに対して、下半身が蛇なのはもちろんの事、肌の色が紫だったり、白黒反転眼だったりと「ディープ」なアポピス、といった意味でも対の存在にしています。
  602.  白黒反転眼の魔物は大体やばい!(過激派的な意味で)
  603.  初期ラフから概ねデザインは変わっていませんが、ポーズは腰の突き出している方向が変わって左右にクネクネ。
  604.  髪型や装飾の細部は少しだけ試行錯誤も見られます。
  605.  
  606.  
  607. 「闇色の蛇」といったイメージで、濃紺の蛇の鱗に蛇腹、髪の色から、更に白黒反転眼と真っ暗なカラーリングに。
  608.  髪の色は初期は紺色一色だったのですが、地味かつ蛇の下半身の色と混ざってしまうので、毒を持っている事をイメージしたドきつい赤をグラデーションで入れてみました!
  609.  服装は毒々しい身体を強調できる様に、極めて露出度の高いものに!
  610. ボスっぽい風格と、踊り子の様なエロさ妖しさが両立できる様にデザインしました!
  611.  ファラオは太陽を表す黄金を身に纏っていますが、一方でアポピスが纏う銀の装飾は対である「月」を表しており、また金+青のファラオの眷属とは対になる様、赤い色の宝石をあしらっています。
  612.  イヤリング等の様に、三日月の形に蛇の縦に長い瞳孔を組み合わせたデザインを多く散りばめています!
  613.  銀の装飾の中でも一際目立つ背中のコブラの頭の様な装飾は、物理的に固定されているわけではなく、魔力的な力でくっついており、あまり重くはないそうです。
  614.  宝石の光と、この装飾の隙間から漏れ出る赤い光は、彼女達の持つ膨大な魔力が漏れ出したものです。
  615.  彼女達のデザインのこだわりポイントはヘソピアスに唇ピアス、そして、おっぱいを隠す装飾!
  616.  紫色の肌のお陰で、こういったアイテムを多様しても下品にならず、むしろ彼女達の邪悪な雰囲気の「目に毒な色気」を引き立ててくれると思うのです…!!
  617.  
  618. Making of Phantom
  619. コンセプトは「不死者の国の紳士」「怪人ファントム」「程良い厨臭さ」「スーツ+霊体」
  620.  今回は不死者の国の貴族「ファントム」!
  621. 「ゾンビ」が上位種の「ワイト」に進化するのと同様に、「ゴースト」が上位種である「ファントム」へと進化します。
  622.  ワイトが「淑女」な見た目の貴族なので、ファントムは「紳士」といった見た目の貴族をイメージしています。
  623.  ファントムという単語は西欧における、「亡霊」をさす言葉ですが、フランスの小説「オペラ座の怪人」に出てくる「怪人ファントム」をモチーフに加えて、オペラの役者の様なデザインになりました。
  624.  設定はゴーストの妄想癖がそのままパワーアップ!
  625. 濡れ場だけではなく、ロマンチックかつドラマチックな男性との物語までを妄想する様になり、
  626. 幻影を作りだす事で、周囲を巻き込み彼女達の劇場に変えてしまう事でしょう!
  627.  といった感じで、どんな妄想であれ、堂に入った演技を見せる彼女達に相応しい衣裳と言う事で、程良く厨臭く、程よくカッコイイ!といったものを目指しました。
  628.  
  629.  トレードマークは顔のオペラマスク!
  630. オペラマスクの眼のふちどりの形を目立たせるために、眼の色はあまり主張しない白に近い黄色にしています。
  631.  彼女達のデザインは、ハッキリとした存在である「実体」ではなく、ぼんやりとしたおぼろげな「霊体」である事を印象づける為、「スーツを着ている幽霊」ではなく、幽霊の身体がスーツと融合していて境目の分からないデザインにしています。
  632.  下腹部をくっきりさせる事でズボンである事を表現しつつ、その先が幽霊のお約束的な脚の無い半透明な下半身にそのまま繋がっていますが、霊体化と実体化を自在に切り替えられる彼女達ですから、普段こんな感じなだけで、ちゃんと服は脱げたり、ある程度脚を形作る事もできるのでご安心を!
  633.  彼女達の衣服は黒に近い緑と、明るい青緑の二色で構成されていますが、
  634. 霊体の炎のな袖や、スーツの襟、裾の裏側などの青緑を共通した色にして、幽玄なイメージを持たせるために、発光させています。
  635.  また、胸元のジャボ(貴族的な人が胸元につけてるふりふり)も同じ色で発光しており、彼女達の身体や服が霊力、もとい魔物の魔力で出来ているという事を現しています。
  636.  服装の装飾はコテコテのアンデッドらしく、骸骨の飾りをあしらい、縁取りも骨に。
  637.  スーツの下に着たベストは真っ黒にする事で、胸下の特徴的な骸骨が、暗闇から浮かび上がる様な様子をイメージしています。
  638.  肩の部分についた骸骨は、エポーレット(軍隊の将校が肩につけてるたくさん紐がついてる飾り)が元になっています。
  639.  そのままだと上半身に装飾が多く、下半身が寂しくなってしまうので、魔力的な光のライン、模様を入れています。
  640.  十字架のイメージではあるのですが、ベストから股間部にかけてのものが、女性器を指している矢印の様にも見えるのは、当然わざとなのでご安心ください。
  641.  また、彼女達は露出度が低いため、色気要素は特におっぱいに重点的に集まっています。
  642.  ぴんと上を向いて強調している所はこの子のデザインの中でもこだわった部分です・・・! 
  643.  ちなみに、身体が緑で髪の毛が紫なカラーリングは、身体が紫で髪の毛が緑色の「ゴースト」と反対の配色となっております。
  644.  そういった点で共通点を持たせていますが、進化前と進化後の図鑑の挿絵が同一個体っぽい「バイコーン」や「アークインプ」とは異なり、男装の麗人といった感じののこのファントムと、お嬢さんといった感じのゴーストは露骨に別個体なので、いずれ、図鑑挿絵のゴーストがファントムになった場合の姿をお披露目する事もあるかもしれません!
  645.  
  646. Making of White Horn
  647. コンセプトは【トナカイケンタウロス】【北欧系お姉さん】【厚着でもエロい】
  648.  今回は雪国から、トナカイ的ケンタウロスの「ホワイトホーン」さん!
  649.  原典は無いので、雪のイメージを出すために角の先が雪の様に白くなっているホワイトホーン、というネーミングになりました。
  650.  
  651.  図鑑1の書籍版を出す以前の、最初期の頃から構想のある種族で、初期はサンタクロース風コスチュームの元気っ娘になるアイデアもあったのですが、イエティが元気系になった事と、発情する事で体温を高める習性的に、色気が強い方がいいよね!という事で、北欧系美女なデザインに。
  652. (残念ながら、サンタの頃のラフは見つかりませんでした)
  653.  雪国の魔物達の生態は「体温調整」が必要となるので、彼女達の設定は自身と夫の「体温調整」をどの様にして行うか?という点で派生させてバリエーションをつけています。
  654.  結局のところは夫婦でいちゃいちゃしてエロい事すれば暖かくなります!という結論になってしまいますが…!
  655.  
  656.  というわけで、完成!
  657.  サンタのイメージを引きずっている赤色や、自然派な緑色と悩みましたが、最終的には寒冷イメージの青色に。
  658.  肌は白めに、鼻が高く睫毛の多め、唇も厚めで色気のある北欧美人な顔立ちにしつつ、赤鼻のトナカイさんもとい、発情する事で体温を保っているという設定から、鼻が赤くなっています。
  659.  髪はこれまた暖かく、顔を埋めると気持ちよさそうなボリューム感のある髪で、雪をイメージした白色に。
  660. 同じ白でもファーや体毛の白との色味が被らない様に色づくりをしたのがこだわりです!
  661.  ホワイトホーンの名の由来にもなっているトナカイの角は先を白く、毛の量が多めな下半身の毛先も、まるで雪で染まったかの様に白くなっています。
  662.  服装はロシアのコートのイメージで、雪の結晶の様な模様をあしらい、もふもふのファーを多めに。
  663.  ボタンや飾りは色味を統一するために銀製、サンタ要素の名残で、ソリを引くトナカイをイメージしたベルが胸の下についていたりします。
  664.  胸の下に垂れているファーがサンタのヒゲっぽいのも名残の一つですね。
  665.  そして、この服の一番のこだわりが、おっぱいです!
  666.  魔物娘の中では珍しく、露出が少なく、コートなので布も分厚いといった格好なので、胸の部分を絞り、ファーで持ち上げる様な形にする事でおっぱいを強調しています!
  667.  
  668. Making of Redcap
  669. コンセプトは【猟奇的凶暴ロリ】【ワイルド&キュート】【凶器+少女】【血みどろ】
  670.  
  671.  今回は真っ赤な帽子がトレードマークの、「レッドキャップ」ちゃん。
  672.  原典はイギリスに伝わる妖精で、斧などで人間を惨殺し、その血で帽子を赤く染めるのが悦びというヤバい奴です。
  673.  原典はそんな人間への殺意に満ちたレッドキャップですが、
  674. 図鑑世界ではもちろん、そんなものは欠片も無く、人間の男性への劣情に満ちたレッドキャップちゃんとなっております。
  675.  帽子も血で赤く染める原典とは逆に、夫の精を得て充足する事で赤い帽子を白く染め、
  676. 帽子が赤ければ凶暴に、白ければ大人しくなっていきます。
  677.  
  678.  
  679.  完成! 今回もデザインは初期段階で固まったため、ほぼアイデアスケッチのままのデザインとなりました。
  680.  鋭く赤く光る三百眼、睫毛多めの目力の強い目つきに、ギザ歯!
  681.  女の子らしさとワイルドさを両立させるために、地面まで届きそうな程のロングヘアは少し振り乱し気味に。
  682.  むっちりしている事が多い僕の描くロリですが、この娘は彼女達の持つ凶悪なイメージや手に持った大ナタとのギャップが出る様、少しほっそりとした体形に描いています。(当社比
  683.  
  684.  手袋やトレードマークの帽子は、幼さを引き立てるために、ぶかぶかの大き目に。
  685. 角は帽子と両立できる様にとデザインしました。
  686.  ワンピースは少女らしさをイメージしつつ、リボンと共にドクロをあしらったり、裾を破いて赤く血に染める事で、彼女達の凶悪な姿をイメージしつつ、丈の短さで「生足」を強調しています!
  687.  また、服のいたる所にあしらわれているトゲトゲした装飾は、「傷跡」をイメージしたもので、脚に描かれた模様も同様のモチーフです。(実際怪我をしているわけでは無いです)
  688.  武器は重量感と使い込まれてる感のある鈍い大ナタに。
  689.  垂れ落ちている血の様な液体は、血ではなく、彼女達の帽子を赤く染めているものと同じ、彼女達の魔力が漏れ出したものです。
  690. 切れ味鋭い武器よりも、こういう鈍い武器の方がホラー的な雰囲気が出たりしますよね!
  691.  魔界産の武器としては、こういった武器の方が、相手を"押し倒す"には都合がよさそうです。
  692.  また、このナタにもドクロの装飾があしらわれています。
  693.  赤くなったり白くなったりする彼女達ですが、
  694.  彼女達のデザインはそれに応じて、イラストの様に色が赤ければ、血に濡れた猟奇的な悪鬼の少女に、
  695.  真っ白になれば清楚なワンピースの少女にも見える様にデザインしてあります。
  696.  白くなった姿は、いずれ書籍版などで!
  697.  
  698. Making of Dormouse
  699. コンセプトは【不思議の国】【眠りネズミ】【不思議の国風パジャマ】【いたずらしたくなるロリっ娘】
  700.  不思議の国の眠りネズミ、「ドーマウス」ちゃん!
  701.  原典は「不思議の国のアリス」に登場する「眠りネズミ」または「ヤマネ」、
  702. 「三月ウサギ」や「帽子屋」と共に「狂ったお茶会」に参加しています。
  703.  そんな眠りネズミは原典の童話でもいつも眠そうにしていて、寝ぼけながら歌を歌ったり、三月ウサギと帽子屋の手でティーポッドの中に押し込まれたりしています。
  704.  また、実在する「ヤマネ」という動物は冬眠期間が長く、一年の半分以上眠って過ごしているそうです。
  705.  図鑑世界の「ドーマウス」も原典と同様、いつも眠ってばかりいますが、
  706. 寝ている時こそ彼女達の魔物としての力が最も発揮され、眠っているだけで男を誘い、自らと交わらせるという罪作りな娘(ロリコン的な意味で)です。
  707.  ちなみに彼女達の魔力が糖蜜味なのは、原典で眠りネズミが「糖蜜を主食とする三姉妹」の話をした事が元ネタになっています。
  708.  アイデアスケッチの段階で、パジャマを着た少女姿のネズミの魔物娘、というイメージが定まっていたため、ほぼ完成形での仕上がりです。
  709.  尻尾とパンツのデザインがちょっと違ったみたいです。
  710.  
  711.  というわけで完成!
  712.  不思議の国の種族お約束のトランプマークは、他も使っていますが「クローバー」をメインに。
  713.  「不思議の国らしい」デザインのパジャマを目指しつつ、ピンクベースの色合いに、
  714. 上は大きなボタンに、着こなしをだらしなく、特徴となる首回りのリボンとクローバー型のアクセサリー、
  715. そして可愛らしさを出す下着、ドロワーズを目立たせています。
  716.  下はネズミの脚をイメージして膨らませ、トランプの模様があしらわれています。
  717.  髪はストレートながら、イメージにあわせてややふわっと、不思議の国特有のメッシュを入れつつ、アクセントとして、幼さを引き立てる様な安全ピン風の髪留めをつけています。
  718.  尻尾はラージマウスと異なり、現実のヤマネをイメージしたふわふわの尻尾になっています。
  719.  手に持ったのはネズミお約束のチーズ型、チーズは彼女達の魔力を込めた紅茶とも合いそうです。
  720.  最後に、珍しくパジャマの背面部がどうなっているかをご紹介!
  721. 以前ドーマウスのガレージキットを作って頂いた際に、尻尾穴はどうなっているかと言う事で、作った資料です。
  722.  
  723. Making of Otohime
  724. コンセプトは【タツノオトシゴ】【人魚+龍】【我侭お姫様】【舞姫】
  725.  
  726.  案内人の海和尚に続いて「竜宮城」の主、「乙姫」様です!
  727. 初期アイデアスケッチでは雰囲気や方向性は固まっているものの、細かいデザインは異なっています。
  728.  原典の乙姫は皆さんご存知、「浦島太郎」に出てくる「竜宮城」のお姫様です。
  729.  乙姫は竜宮の主である竜神の娘とされていますので、図鑑世界では人魚と竜の両方の属性を持たせるために、
  730. 「タツノオトシゴ」の下半身を持つ人魚となりました。
  731.  浦島太郎にお土産として渡された「玉手箱」は、お話では空けると浦島太郎が煙に包まれ、
  732. 一瞬の内にお爺さんとなってしまうという代物でしたが、
  733. 図鑑世界の玉手箱は、その魔力の煙に包まれると楽園の様な竜宮城での暮らしが追体験でき、
  734. 更には未経験のアトラクションや魔物との交わりまで疑似体験できるという素敵なお土産となっています。
  735.  竜宮城にまた来てね!と言わんばかりの、玉手箱を味わうと、
  736. 現実との暮らしのギャップに一気に老け込んでしまうらしく(実際に歳をとるわけではありません)
  737.  程なくして、竜宮城から魔物が迎えに来るわけです・・・!
  738. (当然、魔物の嫁が出来て竜宮城の暮らしを愉しめば、元通り、どころか前よりも若々しく、活力と精力が満ちる事に!)
  739.  
  740.  初期ラフと比べて胸元ががっつり開かれたりしつつ完成!
  741.  エロさ推しの桃色か…すすしげな水をイメージした青色か…! と、かなり色に悩んでました。
  742.  最終的に間をとりつつ、桃色と紫になりました。
  743.  人魚+竜とイメージしたタツノオトシゴの下半身と竜の手。角には和風っぽい模様が入っていたり。
  744.  髪型はジパングらしい清楚さのある艶やかな黒髪でありながら、
  745. 彼女達が遊び好きの我侭な性格である事を表現するために、乙姫らしく頭の上に輪を作りつつ、ツインテールを組み合わせました!
  746.  にやにやとした含みのありそうな笑みは、エロそうである事と同時に、どこか子供っぽさを感じられる様にイメージ!
  747.  優雅な踊り子のイメージで、舞う事で美しくなびく半透明の生地をふんだんに使った着物と羽衣。
  748. 白い着物の模様は右腕は「蟹」、左腕は「タコ」と「魚」の模様です。
  749. 内側の桃色の着物はスケスケで、胸の部分やお腹周りの布は、かなり際どい感じに・・・!
  750.  着物の模様や装飾はやや派手めに、黄金に目立つ緑の宝珠や赤いひも、
  751. 胸元の金具は海和尚達の上司だけあって亀がモチーフになっています。
  752.  手に持った扇子も海洋生物的なヒレをモチーフにしています。
  753.  
  754. Making of March Hare
  755. コンセプトは【不思議の国】【淫乱ピンクウサギ】【変形バニーガール】【トランプのハートマーク】
  756.  不思議の国の淫乱ピンクウサギ、「マーチヘア」ちゃん!
  757.  原典は「不思議の国のアリス」に出てくる「三月ウサギ」、「帽子屋」や「眠りネズミ」と共に「狂ったお茶会」に参加しています。
  758.  発情したウサギの落ち着きの無さから生まれた、「三月のウサギのように気が狂っている」という英語の言い回しが元になっており、
  759. 原典では、ありもしないワインをアリスに勧めたり、帽子屋によりバターが塗られた時計をお茶の中に沈めたりといった言動、行動ばかりするキャラクターです。
  760.  魔物娘図鑑の世界ではもちろん、その狂いっぷりはエロに全振り!
  761. 基本的に頭の中がエロエロな魔物娘ですが、その中でも万年発情期の彼女達は特に頭の中がピンク一色で、どんな会話でもエロい事へと繋げてしまいます。
  762.  初期のスケッチでは、バニーガール姿である事は固まっていたのですが、脚のもふもふが無い人型の姿をしていたり、髪型が違ったりもしていました。
  763.  
  764.  全体的なデザインはすぐに固まったのですが、髪型が固まらずに一転二転、5つの髪型から選ぶ事になりました。
  765.  頭の中と同じ様に髪の毛や体毛は淫乱ピンク!
  766. それに加えて、不思議の国の種族は皆、髪にメッシュが入っているのが特徴なので赤いメッシュを入れてます。
  767.  不思議の国の魔物はトランプの何らかのマークを模した装飾を入れていますが、見ての通り彼女達は「ハート」です。
  768.  アクセサリーや頭の中は勿論の事、すべての物事が性的なモノに映る彼女達の瞳の中にもハートマーク!
  769.  童話からの出展なので、可愛らしい雰囲気を出すためにボタンやリボンを多用しています。
  770.  全体的にピンクと赤を基調にしつつ、ボタンやリボンの茶色や白は、
  771. 「お菓子」の様に甘い雰囲気を出すために、チョコレート・ホワイトチョコレートのイメージで色を決めました。
  772.  服は変形バニーガール服!服を脱がずにそのまま行為ができる様にレオタードではなく、スカートになっていたりします。
  773. 服の赤色の具合は結構拘った色合いです!
  774.  首元のニンジンアクセサリーは、いつも何やら舐めたくて仕方の無い彼女達がしばしば口寂しさを感じて咥えて舐めてしまうので、
  775. 愛液の滴る下腹部のみならず、こちらもいつもてらてらと湿っているのだとか……。
  776.  
  777. Making of Omi Usho
  778. コンセプトは【法衣+亀娘】【亀甲縛り】【実はエロい法衣】
  779.  ジパング出身、海神に仕える尼僧の「海和尚(ウミオショウ)」ちゃん。
  780.  海の魔物と結ばれた人間の男性の身体を海の中で暮らせる様に作り替える儀式を行う役割を持っています。
  781.  原典の海和尚は亀の甲羅から人の頭が生えているという珍妙な姿をしており、海和尚が現れると海が荒れて暴風が起こり、船を難破させてしまうのだと恐れられていたそうです。
  782.  ちなみに原典では海和尚という名前でも、聖職や和尚とはあまり関係がないみたいです。
  783.  ですが、図鑑世界の彼女達はそういった能力は持っておらず(彼女達に危害を加えると怒った海神が嵐を起こしたりはしますが)
  784. 設定の方向性としては、名前の「海の和尚」と童話の「浦島太郎」で海神が住むという「竜宮城」への案内人という点から、西洋をモチーフとした地域における「シー・ビショップ」と同じ役割を持つ、東洋版の海神の信徒としてデザインしました。
  785.  また、浦島太郎において、子供たちに虐められていた所から、図鑑世界の彼女達は被虐心の強い魔物娘となっています。
  786.  アイデアスケッチでは最初から方向性は定まっており、亀のフォルムと法衣のフォルムをなんとか融合させたデザインにしようと考えました。
  787.  袖や足袋を亀のヒレに見立てる事はすぐに思いついたので、大まかなシルエット自体の完成は早かったのですが、細部のデザインで少し悩みました。
  788.  最初の左のデザインでは、前かけがもっと身体にフィットしていたのですが、法衣というよりもオーバーオールっぽくも見える、という事で右の完成形のデザインに。
  789.  結果的に前かけも亀の甲羅らしいモノになりました。
  790.  
  791.  ラフを経て若干ポーズが変わり、完成形へ。
  792.  前述の通り、袖や足袋は亀のヒレの形に。模様は亀の鱗をモチーフにしています。
  793.  同じく亀の鱗の模様が入った頭巾に、超ミニの薄い法衣の上に亀の甲羅の様な前かけと、全体的に亀らしく緑色でまとめつつ、紅い紐で彩っています。
  794.  背負っている甲羅は、和風の妖怪の印象を出すために、渦を巻いた模様のごつごつとしたモノにしています。
  795.  彼女達の一番のコダワリは、一番下に着ている超ミニの黄色の薄い法衣!
  796.  一見して厚着(魔物娘の中では)の彼女達ですが、よく見るとスケスケな薄い布で作られており、身体のラインが見えてしまっています。当然の様にはいてない!
  797.  更には法衣を彩る赤い紐は、一見すると甲羅模様ですが、よく見るとこれまた、彼女達の被虐性を現すかの様な亀甲縛りとなっています。
  798.  といった風に、彼女達の衣服は「一見すると尼僧の法衣だけどよく見ると…」といったコンセプトでデザインされています!
  799.  つまるところ、一見すると尼僧の法衣なので、彼女達の恰好がエロく見える、という方は、その方の頭の中こそがエロいという事です…!
  800.  そんな貴方は彼女達、もとい魔物娘好みな男性なわけですね!
  801.  
  802. Making of Demon
  803. コンセプトは【邪悪で妖艶な悪魔】【悪の女幹部風】【白黒反転目】【青肌】
  804.  サキュバスと比べて悪魔然とした姿の悪魔、「デーモン」さん。
  805. 皆大好き青肌+白黒反転目がコンセプト!
  806.  初期ラフはドラゴンやダークマターのアイデアラフと並べて描かれていたので、かなり昔のもので、
  807. その当時は青肌白黒反転眼で、トゲトゲした装飾を纏っているか、右の様に「デビル」の大人版の様なかなり適当なイメージでした。
  808.  剣を持っている様に見えますが、過激派=魔王軍の一員なので、かつてはより戦士や軍人に近いイメージがあり、その名残です。
  809.  
  810.  RPG脳につき、オーソドックスな淫魔である「インプ」「サキュバス」の色違い的なイメージで、
  811. より過激な勢力に属するロリ悪魔とお姉さん悪魔として考えられていたのが、「デビル」とこの「デーモン」です。
  812.  現在でこそ、悪魔といえば淫魔となっている図鑑世界ですが、魔物達がまだ女性の姿ではなく、怪物であった頃は、
  813. このデーモンこそが「悪魔」であったため、そのネーミングも悪魔をそのまま表す「デーモン」となっています。
  814.  
  815.  原典の悪魔といえば人類を堕落させ、破滅に導く存在とされていますが、
  816. 図鑑世界の彼女達もまた、図鑑世界らしい快楽と恍惚に満ちた堕落と破滅へと男を導いてしまいます。
  817.  
  818.  
  819.  最終的に、初期ラフの左側のトゲトゲ装甲と右側のデビルっぽい、および軍服っぽい服が融合してこんな感じのデザインになりました。
  820. 最初は黒と赤をベースに考えていたため、服のふちが赤だったり、髪の色も薄いデビルにあわせた、薄い紫だったりしました。
  821. 最終的には目立つ金フチに変えましたが、結果的に赤も目立つ様になったので良かったと思ってます。
  822.  
  823.  彼女達のデザインは、夫に対する強烈な支配欲を現すために、
  824. または、支配欲からか、母性すら垣間見える程に夫を溺愛する彼女達の内面と外面のギャップを引き立てるため、
  825. 彼女達のデザインはとにかく攻撃性が強く、嗜虐的なエロさのあるデザインを目指しました。
  826.  
  827.  首元は腕周りの折り返しは軍服っぽく、全体的にテカった材質に。
  828.  グローブなども攻撃性の強そうなイメージを持たせるために裾広がりで、指先には爪の装飾がついています。
  829.  四肢は着こむが、中央は露出を高くする、というコンセプトの元、胸は金属質のアーマーで、
  830. 胸アーマーの先にはその胸を見せつけるかの様に、赤い棘の様なものがついています。
  831.  下半身は、悪魔の羽を模しつつ、デーモンの嗜虐的な雰囲気を与える色気を表現するため、ガーターベルトにも見えるデザインで、
  832. これまた周囲のほうが布地の多い、非常に面積の少ないパンツ​になってます。
  833.  悪魔の羽を模したパンツは背中側の腰から下がるマントと繋がっており、独特な形をした腰マントは、
  834. 後ろから見ると、ふちがハートを逆にした形になっています。
  835.  また、尻尾はサキュバスたちの丸みのあるハート型と比べて鋭い形をしています。
  836.  
  837.  ちなみに、耳にかかっている黒いハートイヤリングは中に光が灯っているという違いはありますが、デビルとおそろい的なイメージでつけました。
  838.  
  839. Making of Shoggoth
  840. コンセプトは【スライムメイド】【白黒反転眼】【禍々しい異形感と貞潔感の同居】【狂気】
  841.  今回はクトゥルフ系のスライムメイド、「ショゴス」さん。
  842.  原典であるクトゥルフ神話のショゴスは、「テケリ・リ」という独特な鳴き声をあげる、タールの様な身体を持つ不定形生物であり、
  843. その身体は様々な細胞や器官を自由に産み出す事ができます。
  844.  元々は「古のもの」と呼ばれる上位の存在により生み出され、「奉仕生物」として使役されていましたが、
  845. やがて、知能を得たショゴス達は主人である古のものに反乱を起こします。
  846.  図鑑世界の彼女達も、元の主人の元から逃げ出してきたらしく、
  847. 夫と過ごす主人たちの様子を見て羨ましいと感じた彼女達もまた、理想の主人であり夫である男を求めて地上へと現れます。
  848.  奉仕生物という特徴から、多くの創作者や作品により、不定形のメイドさんとして擬人化されてきた彼女達ですが、
  849. 図鑑世界のショゴスももちろんスライム系! という事で、まだ顔付きが定まっていませんが、
  850.  スライムの身体から様々な家具を生み出すという、デザイン自体は最初から固まっていました。
  851.  
  852.  表情は2枚目のデザインを固めるラフの段階で、見開かれた狂気の眼から、
  853. ねっとりとした視線と含みを感じる表情へ、爛々と光る瞳の中には狂気が映っています。
  854.  ショゴスという事で、お約束のスライムメイドなわけですが、これは「ショゴス」だ!というイメージを出すために、
  855. 本体のカラーリングは黒に近い青から妖しい紫へと変わっていくグラデーションにし、瞳は白黒反転眼に。
  856.  身体から生み出されている様々な道具はそれらが浮いてしまわない様に、色に拘っています。
  857.  
  858.  キキーモラと同様の(一応)ヴィクトリアンスタイルを模したメイド服は、服ではなく、すべて彼女達の身体の一部であり、
  859. クトゥルフ系の魔物娘の特徴である触手的なもので形作られており、その隙間からは瞳の光や粘液が漏れ出しています。
  860.  クトゥルフ系の魔物の禍々しさと、メイドのイメージである貞潔、清潔感を同居させるためのそのデザインが、彼女達のデザインの最も苦労した点です。 
  861.  触手服の間から露わになっている白い胸は、一見して薄手の白い服の様にも見えますが、
  862. ぷるぷるした質感からも分かる通り、服では無く胸をそのまま出している様な状態で、スライムなので奥の触手服の裏側が少しだけ透けて見えています。
  863.  髪型は清潔さ(いろいろ垂れていますが)を感じさせるポニーテールに。横に少しはねている髪型がチャームポイントです。
  864.  なお、体中のいたるところに眼(見た感じはただの光る発行体)を持つ彼女達ですが、
  865. 下腹部あたり・・・・すなわち子宮の位置にはハートマークの様な発行体があります。
  866.  どうやらこれは、自分の主人である男性に対して、愛や献身欲を感じた時、はたまた発情した際に一層強く妖しく光るのだとか…
  867.  
  868. Making of Dhampir
  869. コンセプトは【ヴァンパイアのアレンジ】【男装の麗人(的な雰囲気)】【スレンダー】
  870.  今回はヴァンパイアがインキュバスになる前の男性と子作りした時に産まれる突然変異種、「ダンピール」です。
  871.  元ネタでは人と吸血鬼の混血がダンピールですが、魔物娘図鑑の世界では、
  872. 基本的に人間と魔物の子供は魔物(ヴァンパイア)となるルールがあるので、
  873. インキュバス化する前の男性との子供、という条件がついています。
  874.  原典では不死の存在であるヴァンパイアを殺す能力を持ち、ヴァンパイアハンターとして知られる彼女達ですが、
  875. 図鑑世界でも吸血鬼特攻(性的な意味で)を持っており、
  876. 貴族たるプライドが高くツンデレで好きな男をいじめちゃったりする吸血鬼を退治し、
  877. 調教してデレデレ吸血鬼に変えてしまう、という能力を持つ事になりました。
  878.  デザインはヴァンパイアと同じ装飾を使いつつ、ヴァンパイアハンターのイメージで、
  879. レイピアを使う軽剣士のイメージで描きました。
  880.  アイデアスケッチでは帽子がありませんが、既にヴァンパイアのイメージがあったため、概ね完成品に近い感じになっています。
  881.  
  882.  
  883.  前述の通り、基本的に装飾はヴァンパイアと共通で、光沢のある黒い服に、赤で縁取りを付けています。 
  884.  赤い広がる様な装飾は、血液と花のイメージです。
  885.  ヴァンパイアの装飾に使われている金属は「金」なのですが、こちらは対比となり、吸血鬼の弱点でもある「銀」が使われています。
  886.  
  887.  コンセプトに「男装の麗人」と書きましたが、あくまで"それっぽく"なので、おっぱいが主張していたり、お腹の露出が多いのはご愛敬、
  888. ヴァンパイアハンターの剣士という事で、それっぽい帽子を被せ、マントは動きやすく、太股を目立たせるために短めに。
  889.  おっぱいは赤い装飾で挟む事により強調! 
  890. 個人的に大好きなホットパンツは、同じ様に赤で挟み、腰を覆う事で、中央のお腹とヘソや股下の露出を引き立てる意図があります。
  891.  
  892.  レイピアはラフの状態だと固まっていなかったのですが、彼女達もやはり魔物だという事で、
  893. 悪魔の翼と尻尾をイメージした鍔のデザインとなりました。
  894.  
  895.  といった感じで、今回もいろいろと意図が込められていますが、
  896. 一番は、「男装(風)クーデレ最高!」という想いで描かれています!
  897.  
  898. Making of Unagi-joro
  899. デザインコンセプトは【放蕩うなぎ】【うなぎ屋の店員っぽく】【鰻の背と腹の様な服装】【人妻っぽい色気】
  900.  今回はまたまたジパング地方から変わり種のマーメイド、「鰻女郎(ウナギジョロウ)」です。
  901.  鰻の妖怪には岩手県に伝わる「鰻男」という、人間の女性を孕ませようとする妖怪がいますが、
  902. 彼女達の生態は鰻男とはあまり関係ありません。人間の男性の子は孕みたがりますが!
  903.  彼女達に関しては、鰻の特徴であるヌルヌルした身体の様に、心身共に掴み取り辛く、しかし彼女達から絡め取ってくる様な雰囲気と、
  904. 個人的にウナギには明るい、縁起物としてのイメージがあったので、しっとりした湿り気がありつつも暗く感じず、暖かみもある色気を纏う、
  905. といったデザインを目指しました。
  906.  イメージも頭の中にバッチリだったので、デザインは割とあっさり固まった感じです。
  907.  
  908.  
  909.  最初は青かったりもしたのですが、個人的に暖かみのある茶色の身体に、
  910. 泣き黒子や後頭部でまとめた髪型で落ち着いた色気を出しています。
  911.  耳は図鑑世界の人魚達のお約束で、ヒレの様な耳に。ウナギらしいやや丸くて可愛いものに。
  912.  
  913.  他の人魚達と比べて特徴的なのが、下半身だけではなく、上半身にも及ぶ鰻の身体、
  914. 全身を鰻の背と腹をイメージしてデザインしています。なので、下半身と同様にお腹の部分もぬるぬる柔らか!
  915.  そして、服の様な膜の様なものに覆われた、おっぱい!身体のカラーリングにあわせて、
  916. わざと裸なのか服を着ているのかわかりづらいデザインにしています!
  917.  服装のデザインは、うなぎの「美味しそう」なイメージを出すために、個人的主観に基づいた鰻屋の店員風の服装にしつつ、
  918. 着物の模様や濃い色の中に彼女達のお腹と同じ色合いを入れ、鰻っぽさをイメージしてあります。
  919.  
  920.  そして、ぬめりを出すために、粘液を滴らせ強めの光沢を入れ、ヒレを半透明にしてできあがり!
  921.  ちなみに、彼女達の分かり辛い着物の構造ですが、左右それぞれに袖があるわけではなく、背中側で繋がっています。
  922. 思い切り、お腹とおっぱいを見せるための服! という事です!
  923.  
  924. Making of Hellhound
  925. コンセプトは【凶暴わんこ】【黒と炎】【見るからに危険】【白黒反転眼】
  926.  わんこ魔物娘界のトップ凶暴わんこ、「ヘルハウンド」さん。
  927.  アイデアスケッチが物凄く簡素ですが、この時点で既に頭の中におおまかなデザインが完成していたので、
  928. デザインスケッチをほぼすっ飛ばして線画を描きはじめました。というわけで、今回はラフ枚数が少ないよ!
  929.  元ネタはイギリスに伝わる黒妖犬、ブラックドッグとも呼ばれます。
  930. ギリシャ神話の地獄の女神ヘカテーの猟犬であるとされ、
  931.  黒い身体に赤い燃える様な瞳を持ち、不吉や死の象徴であり、人を殺した逸話も残っています。
  932.  そんな感じなので、図鑑世界の彼女達も人は当然殺さないものの、男性を見つければがっつり逆レイプ!
  933. 極めて凶暴で人に懐く事も無いという、犬系の中では異色の魔物娘となりました。
  934.  
  935.  
  936.  こんな感じで完成!
  937.  最初に描いたラフと比べると、装飾のデザインやポーズが変わっていたり、毛が増量していたりします。
  938.  魔力が炎の様に揺らめく瞳は、過激派や凶暴な魔物のシンボルである黒い目に、伝書う通りの燃える様な瞳。
  939.  毛先は炎の様に赤く、爪は熱すると熱くなりそうな鈍い銅色です。
  940.  ドクロの首輪や胸をわしづかみにしている様な装飾は、彼女達の凶暴性を示す様にトゲトゲしく、
  941. 拘束具のとしての印象を高めつつ、炎を灯す燭台的なイメージでもあります。
  942.  ちなみに胸に鎖の重りがついているにも関わらず、胸の張りのほうが圧倒的に勝っています。
  943.  
  944.  一番のこだわりポイントは黒い身体!
  945. 黒という硬質的な色の肌なのですが、照り返しを赤くする事で、体温が高そうに見える様に描いています。
  946.  むっちりさせつつ、若干筋肉質に、特に太股は騎乗位で跨った時に
  947. 力任せに腰を揺らし、がつがつ男の身体を貪れそうなものを!と意識しています。
  948.  
  949. Making of Ittan-momen
  950. コンセプトは【白一色】【布だけの身体】【裸エプロン】【布越しのエロさ】
  951.  
  952.  ジパングからひらひらの布の身体を持つ妖怪、「一反木綿」
  953.  元ネタは10メートルくらいの木綿がひらひら飛んできて、突然首を絞めてくる的な妖怪で、
  954. 人によっては「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくるモノの印象が強いかもしれません。
  955.  一反木綿を擬人化する場合、身体に巻き付けて和風ミイラにしたり、羽衣の様に纏ったり、という方法もありますが、
  956. そういったデザインは他の種族に使えそうなので、一反木綿独特のデザインと習性を・・・!
  957. と、考えた結果、こういった布の身体と見えない女体! という魔物娘になりました!
  958.  女性の姿になっていますが、ぱっと見て、一反木綿っぽい!と思って頂けるデザインになったのではないかと自負しております。
  959.  ピコンと思いついたモノをアイデアラフに書き留めたので、デザインに関しては、あまり悩む事もなく一発で固まりました。
  960.  次の問題は、右のポーズか、左のポーズか・・・!
  961.  前を向いていると、身体のライン、特に股間部を表現できるのですが、
  962. 布一枚である!という事を強調するために、裏側がやや見える右のポーズになりました。
  963.  習性に関しても、一反木綿っぽく、布の身体を生かしたモノを考えてみました。
  964.  サバト理論では、身体が小さいとお兄ちゃんにシたり出して貰った時に、
  965. 大きい身体と比べて相対的に、自分の身体をしめる”お兄ちゃん成分”の比率が高くなるのだ…! という事で、
  966.  染み込みやすく、体積の少ない彼女達の身体はすぐに夫一色に染まる事ができるらしいです。
  967.  
  968.  
  969.  そんな感じで完成!
  970.  ラフから完成まであまり変わってません。
  971.  ただ、作業中はもっと黄色系統の白で布っぽさを強調したカラーリングだったのですが、
  972. 完成間近に、綺麗な透き通るイメージを重視した、青系統の白に変更となりました。
  973.  
  974.  全体的に裸エプロンの様なスタイルで、布やリボンなどで身体のラインを表現しています。
  975. 太股のひもは、ニーソの食い込みっぽいものを作るために巻かれています。
  976.  かすかにですが、ニーソっぽく見える様に、ひもより下は透明度が若干低くなっています。
  977. 後、地味にお尻あたりから何か液体が滴っていたり……
  978.  髪型は純和風っぽいシンプルな髪型で、髪先を布や紙に見える様にしています。
  979. 腕が四角い布の集合体になっているのは、布を巻いて疑似女体を作っている途中、といったイメージと、
  980. かつ、なんとなく細かく四角いそれが集合するのは、凄く和風っぽく見える気がする…! といった感じです。
  981.  
  982. Making of Wendigo
  983. コンセプトは【クトゥルフ系】【すっぽりコートロリ】【雪男+ロリ】
  984.  
  985.  雪国の見ると狂気(性的な意味で)にかられてズコバコしちゃう系魔物娘、「ウェンディゴ」ちゃん。
  986.  元ネタの「ウェンディゴ」はインディアンに伝わるストーカーが得意な精霊だったり、
  987. 食人衝動があらわれる精神病の一種だったり、はたまた「イタクァ」という名でクトゥルフ神話に登場したりしますが、
  988. 魔物娘図鑑のウェンディゴはその全てを混ぜ合わせてしまっています。
  989.  上のラフの様にすっぽり全身に被るコートを被っており、その中には美しい少女の姿が・・・ というのは最初から決まっていまして、
  990. クトゥルフ系という事で、クトゥルフ系の共通項、「夫の男性と魔物娘が繋がっている状態が通常形態」という設定に合わせて、
  991. フードの正体は男性、という事でデザインされているのですが、
  992. 最初はラフの通り、腕や脚っぽい装飾はあるものの、もっとフードは小さめに収まっていました。
  993.  これにはあまりしっくり来ず、ここから完成形のウェンディゴになるまで、かなりの数のラフを経る事に……
  994.  
  995.  
  996.  まだフードが小さかった時の追加ラフ、
  997. 地味に角の形がころころ変わっていったり、顔が若干見える様になったり、
  998. 暗い雰囲気全開のヤンデレ風味になったり・・・ここまで中の娘が裸なのは共通!
  999.  下のラフは、髪の上あたりが影になっており、初期ラフにあった暗闇の中にぼんやり光る眼も存在してたりします。
  1000.  
  1001.  そして、ここで、ようやくフードを大きくしよう! という発想に。
  1002.  ここから、夫と嫁の二人が一体化していたのが分離し、
  1003. フードを被った夫が嫁を抱えている、的な完成形イラストの方向性になります。
  1004.  この時点のラフを見ると、お揃いの夫婦お揃いのドクロアクセサリがあったり、
  1005. 身体同士を鎖でつないでたりする設定がありました。
  1006.  
  1007.  ようやくデザインが大体の完成!
  1008.  角の形も旦那のフォルムも現在の様な形になりました。
  1009.  そして、他のクトゥルフ系の娘達にもある様に、常時繋がっている状態のぶっとんだデザインに!
  1010.  
  1011.  これが完成形ではありませんが、
  1012. 嫁の方の詳細なデザインや夫を得る前のウェンディゴがどんな見た目だったかというのも、この段階でラフを描いています。
  1013.  
  1014.  
  1015.  完成!
  1016.  
  1017.  雪国らしいシカの獣人をモチーフにしつつ、
  1018. 角はシカの角の様にも、クトゥルフ系の連想させる触手の様にも見えるデザインに、
  1019.  クトゥルフ系の魔物娘には大体ついてる謎の発光部位もあります。
  1020.  
  1021.  おそろいのドクロ飾りや夫婦を繋いでいた鎖も完成品ではクトゥルフっぽくアレンジしています。
  1022. ドクロ飾りは、嫁の方を見ると形がわかりやすいですが、ドクロの様な、謎の異星人の頭部の様なよくわからない何かになっています。
  1023.  夫のほうが暗くなっていて発光部位しか見えず、よくわからない感じですが、夫の方が若干豪華な、ちゃんとお揃いのデザインになってます!
  1024.  鎖は一見、影も形も見えませんが、良く見ると嫁に触手の様なアンクルと、そこから謎の光が続いています。
  1025. お察しの通り、ウェンディゴは普段は旦那さんの手と下腹部の男性器で嫁を支えているわけですが、
  1026. もし、手を離したり男性器が縮んだりで、嫁の方が落ちそうになると、
  1027. 謎の光の鎖がついたアンクルが嫁の身体を支え、旦那の元から落ちない様にしてくれるそうです。
  1028.  旦那の方の全体的なデザインは、中に何も居ないフードにも見える様に、
  1029. 毛皮の白いもふもふさせつつ、中を思い切り暗くし、雪男もとい宇宙人のごとく、眼やドクロ飾りを怪しく光らせています。
  1030.  嫁の方は可愛らしい獣人といったシンプルなデザインで、
  1031. 彼女達が纏っている夫と体格は違えど、同種のオスとメスである、とわかるデザインを心がけました。
  1032.  毛皮は白く、一見素っ裸にも見える様、彼女達の肌と混ざってしまう様な感じに塗りました。
  1033.  常に愛し合っているので、表情はとろけた幸せそうな顔に!
  1034.  
  1035.  何かいろいろ垂れているのは、夫婦の証って事でお察しください!
  1036.  
  1037. Making of Cursed Sword
  1038. コンセプトは【寄生魔剣】【生体装甲】【邪悪】【左右対称】【狂気+エロ】
  1039.  装備した者を人斬りの魔剣士に変える呪われし魔剣とその犠牲者、「カースドソード」
  1040.  もちろん魔王の代替わりでこの剣の性質もエロくなっており、
  1041. 斬られた人間が肉体的に傷ついたり、死ぬ事はなく、そのまま魔物へと変わってしまうという、安全設計です。
  1042.  設定的なコンセプトは、ファンタジーの世界によくある、
  1043. 「手に取ると剣に魅入られ、人を斬られずにはいられない魔剣」の魔物娘化です。
  1044.  
  1045.  魔剣に寄生された人間の女性、そして侵蝕が進んでいる途中なので、半身のみの装甲という事で、
  1046. 大まかなデザイン自体は割とさくっと決まりました。
  1047.  
  1048.  
  1049.  色付きラフ、最初のカラーリングは黒と赤以外にも瞳の色を黄色にしていたり、
  1050. 半身が魔物化して髪の毛が白色になっていたりと、印象が結構違いました。
  1051.  上半身の胸の回りの装飾もかなり違っていたりします。
  1052.  
  1053.  
  1054.  そして完成へ!
  1055.  大まかなデザインは同じですが、色を黒と赤に絞って、より禍々しく、凄味を持たせつつ、
  1056. 素肌の色も装甲と比較して映えるカラーリングに!
  1057.  
  1058.  剣や装甲のデザインは、生体装甲的なイメージのデザインで、
  1059. 金属の様でありながらも、血管や脈が浮き出ている様な、生物の様な生々しさを同居させたモノを目指しました。
  1060.  各所の赤い光や液体は、お馴染み魔力の光なのですが、見ての通り血をイメージして、
  1061. 少しどろりとした粘質を持たせています。
  1062.  刀身の真っ赤な部分は、光なのか、金属なのか、あえて分かり辛くぼやけた印象に。
  1063.  刃からどろりとした赤い液体が出ていますが、前述の通り、もちろんこれは血ではなく魔力です。
  1064.  この剣で斬った時も、精や魔力が目に見える赤い飛沫として飛び散るらしいので、
  1065. 実際相手は傷つきませんが、絵面的にはかなりやばい事になります・・・w
  1066.   
  1067.  侵蝕途中なので、半身が装甲に覆われた姿になっていますが、まだ素肌を晒している半身も装甲が作られつつあります。
  1068.  胸の部分の中央の装甲は剣を意識。
  1069.  魔剣の粋な計らいなのか、魔剣自身が男を誘惑してエロい事をしたり、夫が欲しいのか、
  1070. 魔剣の装甲は何故か胸やふともも、お腹などが強調されたデザインになっています。
  1071.  
  1072.  ちなみに、見ての通り全くもってはいていないので、斬り倒される流れそのままでヤられてしまいます!
  1073.  
  1074. Making of Kikimora
  1075. コンセプトは【犬+鳥】【有能メイド】【ヴィクトリアンスタイル】【露出しないエロさ】
  1076.  
  1077.  家事も奉仕も夜伽も完璧!なメイド種族の「キキーモラ」さん。
  1078.  元ネタはロシアで伝わっている働き者を助けるという妖精の一種です。
  1079.  その姿には複数の説があり、顔は狼、鳥のクチバシと足に熊の胴体…というキメラであったり、
  1080. 老婆の姿をしていたり、はたまたロリっ娘の姿だったりと様々です。
  1081.  
  1082.  犬と鳥を混合させるデザインは最初の内に決まってまして、上の初期ラフでも靴に鳥の脚っぽいフシが描かれています。
  1083.  一方、完成品は柔らかい印象なのですが、初期のキキーモラは「完璧なメイドさん」をイメージして、
  1084. 上記の様に少しトゲトゲしい、アヌビスっぽさもある様な娘でした。
  1085.  
  1086.  メイド服は、落ち着いたイメージを出すために、迷う事無くヴィクトリアンスタイルに。
  1087.  ただ、僕はフレンチスタイルのメイド服も大好きです!プレイの一貫で着てもらおう!(提案
  1088.  
  1089.  
  1090.  次のラフでほぼ完成形に。
  1091. 初期ラフでは被りもの無しや、カチューシャだったのを、より落ち着いた雰囲気にするためモブキャップに。
  1092.  装飾等も大体固まってきました。
  1093.  
  1094.  
  1095.  というわけで完成!
  1096.  
  1097.  落ち着いた雰囲気のあるヴィクトリアンスタイル+モブキャップに、留め具はさりげないハートマークで主張。
  1098.  腕周りのカフスは鳥の羽にしつつ、アクセサリはあまり主張しすぎない水色のリボンと羽に、
  1099. 鳥のクチバシと目をイメージしたブローチやボタンをつけています。
  1100.  
  1101.  おっぱいはこだわりの、ふくらみのしっかりわかる小さめ で!皺の表現を随分がんばりました!
  1102.  犬耳と共に、髪の毛も犬を思わせるボリュームのあるものに。尻尾は鳥と犬の混合、脚は鳥の鱗で覆われたブーツ風のデザインです。
  1103.  全体的にキキーモラの色塗りは上品さともふもふ感が出せる様に気を遣って塗りました。地味にホウキに苦労してますw
  1104.  
  1105. Making of Living Armor
  1106. コンセプトは【鎧と少女のギャップ】【半透明】【重装甲】【”動く鎧”に見えるデザイン】
  1107.  動く鎧こと「リビングアーマー」ちゃん。
  1108.  元ネタの動く鎧といえば、中身がもぬけの殻のはずの鎧なのに、一人でに動いている、というモンスターです。
  1109.  ですが、中身に女の子が居たら、ただの鎧を着た女の子になってしまう! という点を考慮してデザインと設定を考えてみました。
  1110.  中身の少女は霊体っぽく半透明にして、中身は夫以外の人間には見えないという設定に。(魔物娘には見えちゃってます
  1111.  そして、主役?である鎧をゴツく、かっこよく・・・・・・ところがどっこい、鎧のデザインは難しい!
  1112.  上に掲載した最初のアイデアスケッチでは、極めて無難な鎧姿に!
  1113.  この時点では、ヘルムも被っておらず、鎧よりも少女部分の印象が強くなっちゃうかな?という事でいくつかデザインスケッチを描いていきました。
  1114.  
  1115.  
  1116.  紆余曲折を経つつ、完成品に近いラフイラストに!
  1117.  右側の完成品に近い少女タイプと共に、もっと身体のラインを出すエロ鎧お姉さんタイプの案もありました。
  1118.  おそらく、皆さんにどちらがいいかと聞けば、左側が好みという方も結構多いのではないかと思いますが、
  1119. 全体のフォルムや、浮遊している点、鎧とのギャップや男の鎧が魔物化する、男が着る事ができる、という設定を鑑みて右側のデザインが決定稿となりました。
  1120.  ただ、個体差でセクシー気味のリビングアーマーも居ますし、魔物と化した彼女達の鎧はある程度可変できるので、元々のデザインや着る時は右側のデザインの鎧だけど、自律行動モードの時は左の姿になって貰う!という事も可能・・・!
  1121.  もちろん交わる時は、当然のごとく、交わりやすい様に前面部だけぱかっと開いて消えたりもします。
  1122.  リビングアーマーらしく鎧を着たまま楽しめますぞー!
  1123.  
  1124.  
  1125. そして完成へ。
  1126.  鎧はファイアーエムブレムなんかの、重装騎士をイメージしつつ、朽ちているとも、元々そういうデザインであるともとれる様にデザインしてみました。
  1127.  魔物らしさを出すために、ヘルムは悪魔や竜を連想するようなトゲトゲしく角が生えたものに。後ろから赤いのが垂れているのは甲冑のお約束!
  1128.  剣や盾には禍々しい空洞があり、その中では彼女達の魔力の光が揺らめいています。
  1129.  胴体鎧あたりの淫紋…  ではなく、ハートっぽい模様と、その下のちょっと突き出した部分で、股間を強調・・・ではなく、隠しつつ。
  1130.  
  1131.  中身の少女は前述の通り、鎧が主役になる様に、半透明である事に気をつかいました。
  1132.  顔は透明にするわけにはいかないので、若干影を落として、透けている様にも見えなくもない濃い影をいれつつ、下半身に向けて透明度が増す様にしています。
  1133.  透明でも、女性のボディラインがエロく見える様に! と考えて描いたので、もしそう思っていただけますと嬉しいですw
  1134.  
  1135. Making of Shirohebi
  1136. コンセプトは【真っ白なラミア】【巫女服】【炎と水のイメージの両立】【幽玄的】
  1137.  ジパング固有のラミア属、「白蛇」さん。
  1138.  白基調にしようという事は最初から決まっていたのですが、
  1139. 最初期のラフではデザインが全く固まっていなくて、適当な着物になっています。後、初期では謎の髪飾りの様なものが!
  1140.  元ネタの白蛇は神の使い、縁起物、水神、などの要素があり、
  1141. そこから図鑑世界においての水神である「龍」に仕える巫女、という設定になりました。
  1142.  また、魔物娘図鑑の白蛇の習性は、「安珍・清姫伝説」という伝承の「清姫」も混ぜています。
  1143.  この伝承は、想いを寄せた僧侶の安珍に裏切られた清姫が、最後は蛇となって火を吹き、鐘の中へと逃げ込んだ安珍を焼き尽くしてしまうという結末で、
  1144.  彼女達はそこから着想を得た、相手の情欲を燃やしてしまう炎を操る事ができます。
  1145.  そんな感じで、彼女達は水と炎の両方の性質を兼ね備えており、
  1146. 水の様に穏やかかつ、静かで控えめな印象を持つ一方で、燃える様な激しい情念を持つ種族となりました。
  1147.  そして自分で火をつけて、自分の水で消化するという魔物娘的マッチポンプ!
  1148.  
  1149.  
  1150.  巫女服を着せると決まってからは、わりとサクっとデザインが完成!
  1151.  肩を見せたいよね!袴だから腰は見えるけど、鱗と身体の境い目を見せたいから大き目に開けよう!ヘソも見せたい!と露出度の高い改造巫女服になりました。
  1152.  それでいて、白を基調に、青い炎へとグラデーションしていくイメージで、幽玄的で、水と青い炎のどちらも似合いそうなイメージのデザインを目指しました!
  1153.  
  1154.  蛇腹の色は彼女達が全体的に「白い」というイメージをあまり邪魔しない、かつメリハリがつく色を考えて紫色に。
  1155.  肌の色も白い色だという事を強調するため、ピンク色を強めで塗っています。
  1156.  ラフ段階ではあった髪飾り、帽子は白蛇のスッキリしたイメージを崩しちゃいそうな気がしたので、なくなりました。
  1157.  ちなみに、帯でぎゅっと締められたウエスト、それにより強調されたおっぱい、おっぱい下部の服のシワまわり、あたりがこだわりポイントです!
  1158.  
  1159. Making of Basilisk
  1160. コンセプトは【仮面】【外すと綺麗な顔してそう】【ラミア+鳥成分】【ミステリアス】
  1161.  即死(インキュバス夫化不可避)魔眼持ちの蛇娘、「バジリスク」さん 
  1162. 伝承では「蛇の王」とされているバジリスクですが、その姿はヘビだったり、トカゲだったり、コカトリスと混合されニワトリだったり、その全てをごちゃ混ぜにしたキメラだったりと、様々な姿が伝わっています。
  1163.  図鑑世界に出す時は前から蛇娘タイプにしようと決めていまして、実は9年程前に出した「エキドナの幸せ家族計画」という本で、エキドナの元でメイドとして働いていたメドゥーサが、「寿退職したバジリスクさん」と名前だけ出てきていたりします。
  1164.  伝承では姿だけではなく、彼女達の持つ力も所説あり、体内に強い毒を持つため、人間は睨まれただけで死んでしまう、という伝承もあれば、見られると石化する、という話もあり、息にも毒が含まれていて、息で石が割れるだとか、槍で差すと槍を毒が伝って刺した人が死んでしまう……
  1165.  更には、砂漠に住んでいるのですが、バジリスクが住みついたから砂漠になったとか、声を聴いただけで死ぬとか、とにかく恐ろしい魔物として扱われています。
  1166.  そんな恐ろしい設定から、図鑑世界では極めて強力な毒の魔眼と、それを仮面で隠すという設定に至りました。
  1167.  また、仮面をつけて視力を封じているせいで、他の器官が敏感になったためなのか、単純に恥ずかしがり屋なのか、男の声と匂いに弱いという彼女達の弱点ですが、これは伝承で「イタチの体臭」「雄鶏の鳴き声」に弱いと伝えられている所から着想を得ています。
  1168.  
  1169.  
  1170.  と、こんな感じでデザイン自体はアイデアスケッチの時点で大体固まり、ささっと完成
  1171.  ラミアをベースに、伝承でコカトリスと混合されている事から、鳥の羽や鳥の腕をあしらっています。
  1172.  ローブの先端や、首元の金属のは鳥のクチバシがモチーフになっており、魔眼をイメージしたデザインの仮面の両横にも、羽をイメージした飾りがついています。
  1173.  髪や蛇の身体の色合いは猛毒を持っている事をあらわす様に、毒々しい色合いで。
  1174.  胸の下や股間周り・・・蛇腹の隙間が赤く光っているのは、彼女達が体内に持つ毒素(魔力)が発光しているものです。
  1175.  上半身を覆う特徴的なローブは、何もつけない下半身とのギャップを出すために、、顔に仮面をつける事も含めて、上半身は隠す様な重めの衣装を着せよう!
  1176.  ……と思って神秘的なローブをイメージしていたはずが、何故かぱっくり切り込みが入ってしまい、こんな感じの服に。
  1177.  ぶっちゃけ乳首隠せてないよね!
  1178.  
  1179. Making of Pharaoh
  1180.  コンセプトは【マミーの主】【アヌビス・スフィンクスの主】【砂漠のむっちり女王様】【褐色】
  1181.  元ネタはご存じ、古代エジプトの君主の称号です。
  1182.  最初はこんな感じのノート端のアイデアスケッチで、巨大な蛇を従えている事と、人型である事だけは決まっていました。
  1183. ラミア型の魔物娘にするかどうか悩んでいたのですが、この時点で一緒にアポピスのアイデアスケッチも描きはじめており、
  1184. アポピスがラミア系の異形度高めの魔物娘である対比の意味もあり、元が人間である事もあって人間に近く、ライトな姿の種族となりました
  1185.  ちなみに、余談なのですが、魔物娘図鑑は、僕の「好きな魔物娘」を詰め込んでいます。
  1186. 下半身が蛇や蜘蛛の姿であったり、異形度が高いのも大好きですし、
  1187. サキュバスなんかの悪魔娘や、猫耳猫尻尾が生えているだけのライトな女の子も好きです。
  1188.  僕の魔物娘好きのルーツは神話の伝承だけではなく、ファイナルファンタジー等のゲームに出てくる女敵キャラが好きだったからというのもあり、
  1189. 魔物娘図鑑には、こんな感じの見た目は人だけど、種族的には魔物である種族もちょこちょこ出てきます。
  1190.  
  1191.  余談が長くなりましたが、この様に微妙にポーズを変えつつ完成形へ。
  1192.  マミー達の君主である事を意識し、包帯とマミー達と同様のひび割れ模様があります。
  1193. 普通は乾燥して醜くなるはずのひび割れもあら不思議! 淫魔の力を見に宿す魔物娘なら、肌の潤いを保ったまま模様の様に!
  1194.  ひび割れは彼女達の身体から漏れる、強大な魔力により、若干赤く光っています。
  1195.  よく見ると、ハートの様な形にもなっており、何らかの魔術的効果を持っているかもしれません。
  1196.  彼女達の使える神は、太陽に関わりのある神であり、その装飾に関は、アヌビスとスフィンクスを意識すると共に、
  1197. それを豪華にし、太陽を表す黄金と、青と金のストライプになっています。
  1198.  また、兜の飾りもハートの中央に太陽を抱いている様なデザインです。
  1199.  
  1200.  腕周りに巻き付いた黄金の蛇は、黄金でできたアクセサリなのですが、
  1201. まるで本物の蛇の様に自在に動き、なめらかに形を変えます。
  1202.  蛇が動くたびに結びつけられた美しい布が靡き、翻り、ファラオの一挙一動を、まるで踊り子の舞いの様に、優雅かつ淫らに飾り立てます。
  1203.  
  1204. Making of the Jabberwocky (English version)
  1205.  
  1206.  
  1207. The concept was, “a brown skinned onee-san”(elder sister), “a purple-pink dragon”, “a lewd slutty dragon”, and “the diamond suite”.
  1208. Thus Wonderland’s lewd dragon, the Jabberwocky, was created.
  1209. As you can see, between the initial sketch and the final piece, her design changed a lot, she even got bigger.
  1210. In fact, she was initially drawn on the same piece of paper as the Dragon and Dark Matter.
  1211. Since the initial sketch, five years has passed, and as you can see, she’s now got some charming folds and coffee stains… lol
  1212.  
  1213. Here you can see how much she changed from her initial sketch to her final design.
  1214. I also had to fiddle around trying to find the right skin colour…
  1215. Because I wanted to have her be a lewd slutty girl, I ended up with an erotic feeling brown skin tone… instead of white… then I added frilly clothes with a card suite pattern, but the frills didn’t work well with her look.
  1216. I was really worried about how she would end up looking.
  1217.  
  1218. Boldly, I decided to redo the design. Combining both, I was able to come up with the final design of the Jabberwocky.
  1219. She originally appears in a poem called “the Jabberwock” in Through the Looking Glass, in which its appearance is almost completely undescribed.
  1220. MGE contains various monsters from “Through the Looking Glass”.
  1221. In the original text the only descriptions are “The jaws that bite, the claws that catch!” and “The Jabberwock, with eyes of flame”.
  1222. So besides the sharp claws and red eyes, I was free to design her appearance.
  1223. I designed her attire to give the overall impression of mouths and jaws. The frills along the edge of her clothes designed to give the impression of teeth and the open section around her breasts and midriff hopefully giving the impression of a recently opened mouth.
  1224. The tentacles and their unusual mouths were added to help give her a distinct look and feel from the more ordinary dragons, something to make their design unique.
  1225. I also added a diamond pattern to the scales of her arms and legs to further her unique appearance, while also giving her vibrant red nails and some slimy aspects.
  1226. Also, as well as the aforementioned diamond suite card pattern, I gave her two toned hair so she fit in with the other wonderland races better.
  1227. Also, the heart marks on her, they’re marks that show how many times she’s been with her husband.
  1228. Of course, it isn’t one heart for each time, but maybe like a heart per hundred, that’d be about right wouldn’t it…?
  1229.  
  1230. Making of Cancer
  1231. コンセプトは【蟹ばさみ】【海版アラクネ】【ゴツさと可愛さのギャップ】【泡服】
  1232.  蟹娘の「キャンサー」ちゃん。海バージョンのアラクネといったイメージでデザインを始めたので、まずは全体のフォルムがさくっと決定!
  1233.  この時点では細部のデザインは全く決まっていません。
  1234.  
  1235.  次のラフの段階で既に、完成形に近いものになりました。
  1236.  途中、斜めの角度で描こうとしてやっぱりやめたりしていますが、概ねそのまま完成系に。
  1237.  泡塗れという設定コンセプトがあったので、大事な所は服で隠さず泡で隠そう!という事でほぼ全裸に!
  1238.  当時、皆さんから結構何度もきかれたのですが、上半身の腕のタオルの下には、ちゃんと人間と同じ腕と手が存在します。
  1239.  これが判り辛いのはわざとでして、下半身の蟹のハサミを目立たせ、そっちが手である様に印象づけるために、上半身の人間の腕はタオルですっぽり隠すデザインとなりました。
  1240.  だぶだぶした袖の様に見えて可愛らしく、かつ夫の身体をゴシゴシフキフキできる実用的?デザインという事で!
  1241.  髪型とリボンはハサミのイメージで、髪と胸元のリボンには取っ手の部分もついています。
  1242.  胸や下腹部などの一部は甲殻が覆っており、ラフスケッチにも描かれている様に、下腹部の甲殻を閉じるとキッチリ合わさって大事な部分を隠す事ができます。
  1243.  甲殻の裏側はブラシの様になっており、シャカシャカ動かす事のできるこれで、前面にホールドした男性を洗ったりするわけです。
  1244. が、男性が居ない時に習性、もとい癖でシャカシャカしてしまい、自分の身体……甲殻の位置的に、乳首や女性器をこすってしまい、ビクンとなっちゃっている事もあるんだとか。
  1245.  ちなみに、下腹部の人間と蟹の接合部は、ちょっとぷよぷよした蟹の関節の様な、ものになっています。
  1246.  下半身の蟹は上半身とのギャップを出すために若干ごつめに。
  1247.  最後まで悩んだのですが、蟹の方にも眼をつける事になりました。
  1248. 正確には眼ではなく、眼を同じ機能はあるのですが、男を探したり、夫と抱き合ってる状態でも側面や背後から夫の身体を隅々まで見る事のできるレーダー的な役割を担う器官らしいです。
  1249.  彼女達の感情に併せて動いたり、黒目に見える部分の形が変わったりする事もあるらしく、結構蟹の身体も表情が豊かなので、怖がらないであげてくださいね!
  1250.  
  1251. Making of Hakutaku
  1252. コンセプトは【おっとりおっぱい牛娘】【学者帽】【眼鏡】【優しくてやらしい先生】
  1253.  霧の大陸の痴的、もとい知的牛娘、「白澤」さん。
  1254.  元ネタである、中国の伝承では病や天災の知識の他、魑魅魍魎妖怪の類1万1520種を黄帝に教えたという、頭の容量が随分おおきな子だったので、これはおっぱいの容量も大きくするしかねぇ!
  1255.  って事で、おっぱいの大きな、学者風、もとい先生風の魔物娘になりました!
  1256.  前回、リッチのコラムで触れていた”学者帽を使いたい種族”というのはこの娘の事でして、
  1257. 「学者帽」「眼鏡」「おっぱい」という3つのパーツがあらかじめ決まっていた為、
  1258. それらに合う服装に、という事で、この娘も大まかなデザインはあっさり決まりました。
  1259.  これまた細部のデザインは結構完成品とは異なってます。
  1260.  
  1261. というわけで、完成形の下絵ラフを経て完成へ!
  1262.  伝承の白澤は身体に眼が沢山ついていたりするので、額に第三の眼がある他に、
  1263. 毛の模様やアクセサリーの中央には眼の様なものが散りばめられています。
  1264.  完成verでは黄色くて丸い、ぼんやりとした光になっていますが、
  1265. 怒ったり、戦ったりする時に本気になると、黄色い光の中に赤い瞳が現れてまるで眼の様になるそうです。
  1266.  基本的にのんびりおっとりした種族なので、そのシーンは滅多に見れ無さそうですが!
  1267.  おっぱいは強調するために無地に!
  1268.  そして、おっぱいを強調するためのデザインな帯ですが、
  1269. モチーフは虫眼鏡と矢印(彼女達の下腹部を指してる)
  1270.  丸い部分は、虫眼鏡のレンズイメージでもあり、魔除けの意味を持つ鏡だったり(どっちかというと魔物娘を引き寄せますが!) 
  1271.  ちなみにおっぱいに挟まれているネクタイは、よく見るとわかるのですが、服の上から挟んでいるわけではありません。
  1272.  服に穴が開いており、そこにネクタイを通しています。穴が開いている理由は勿論、アレを挿れるため以外にはありませんよね。
  1273.  
  1274.  こんな感じで3色で悩んでました。
  1275.  元々緑色の柔らかい感じの色という事で、緑色を予定してたのですが、
  1276. やっぱり緑色が一番優しく見えるので緑色に。
  1277.  
  1278. Making of Lich
  1279. デザインコンセプトは【陰気な死体】【幼さとエロい身体の同居】【裸マント魔導師】
  1280.  アンデッド界の痴的もとい知的美少女リッチちゃん!
  1281.  大まかなデザインは一発で決まりました。
  1282.  概ね完成形に近いラフスケッチですが、脚の模様が両方にあったり、この時点では袖の様なものがあったり、フードがなかったり、胸元の模様が違ったりと、細部が異なってます。
  1283.  あと、完成品以上に顔付きが陰気臭い!
  1284.  こんな感じで、デザインはスムーズだった彼女リッチですが、この後にめちゃくちゃに悩んで難航する事に・・・・・
  1285.  
  1286.  帽子をどうするか!何も被せないか、学者帽にするか、フードにするかで数日間悩む事に……!
  1287.  結局、学者帽は別の種族に使いたいとかの理由もあり、フードが可愛いかなという事で、このフードをもっと大きくして…
  1288.  
  1289.  
  1290.  完成です!
  1291. 細かいアクセサリーのモチーフは、見ての通り骨と墓石。
  1292.  妖しい魔力の込められた骨のアクセサリには妖しい魔力の光が宿っています。
  1293.  首元の曲がりくねった骨は魔物娘図鑑ではお約束のハートに近い形に。
  1294.  マントの裏地は現世と異なる妖しさを表現するために赤紫に。
  1295. 彼女達の背中の墓石の様な十字架の様なものは、彼女達の屍霊術の威力を高め、安定させるためのお手製の魔法具らしいです。
  1296.  背負っているわけではなくて、ふわふわと彼女達の後ろに浮いています。
  1297. 死んで一度墓に入った事のある個体は、もしかしたら自分の墓の墓石を材料にしているのかもしれません
  1298.  この挿絵の彼女達は無表情ですが、良く見ると、己の身にかけた魔術による影響か、夫を目の前にしているためか、下腹部からは一筋とろりと……
  1299.  
  1300.  
  1301. Making of Jabberwock
  1302. コンセプトは【褐色お姉さん】【紫・ピンクのドラゴン】【淫乱ビッチドラゴン】【トランプのダイヤ】
  1303.  「不思議の国」産、ド淫乱ドラゴンの「ジャバウォック」
  1304.  見ての通り、アイデアスケッチからの変移が非常に大きな娘でした。
  1305. 実はドラゴンやダークマターのスケッチが描かれていたのと同じページに描かれていたので、
  1306. アイデアスケッチが描かれたのは5年くらい前、折り目やこぼしたコーヒーの染みが汚いのはご愛敬で……w
  1307.  
  1308.   という事でラフを描いたのですが、よく見ると、これも完成形のデザインとはかなり違うジャバウォックになっています。
  1309.  しかも、肌の色でかな~り悩んで、いた様で……
  1310.  淫乱ビッチなので、やっぱり褐色の方がエロいな…けど、白いのも…不思議の国の服装はフリフリ+トランプの柄をテーマにしているんですが、そもそもこのフリフリは似合わないのでは・・・!?
  1311.  と、悩んだ結果・・・!
  1312.  
  1313.  思い切ってリデザイン! 一転二転し、こうして完成形のジャバウォックになりました!
  1314. 原典は「鏡の国のアリス」に出てくる劇中詩、「ジャバウォックの詩」に出てくる正体不明の怪物です。
  1315.  図鑑世界の不思議の国には、鏡の国に出てくる魔物もごっちゃになっています。
  1316.  原典には「喰らいつく顎(あぎと)、引き掴む鈎爪!」 「両の眼を炯々(けいけい)と燃やしたるジャバウォック」と
  1317. あまり姿への言及がないので、鋭い爪と赤く光る眼以外はかなり自由にデザインしました。
  1318.  服飾は全体的に顎、口をイメージ。服の白いフリルは牙のイメージで、開いた口という事で胸元をがばっと開きました。
  1319.  謎の口つき触手や胸元の原作ジャバウォックをイメージした口装飾は、正体不明の怪物、普通のドラゴンにはない異質感を出すために"何となく"でデザインしました。
  1320.  腕や脚のダイヤは鱗と溶け込む様に繋がったデザインに、鱗はこれまた異質さを出すためヌメヌメな雰囲気に、爪は真っ赤にしてドきつい配色に。
  1321.  また、不思議の国の種族の共通項目として、前述の通りのトランプのダイヤと、髪の毛にメッシュが入っています。
  1322.  
  1323.  ちなみに、彼女の身体に描かれている白いハートマークは「夫に出された回数」らしいです。
  1324.  もちろん、ハート一個一回では済みません、一個100回くらいかな……?
  1325.  
  1326. Making of Flowkelp
  1327. コンセプトは【海藻】【ねとねと粘着質】【愛液もとい粘液べっとり】【暗いじとっとした娘】
  1328.  なんだかモジャモジャっとしてますが、フロウケルプちゃんのアイデアスケッチです。
  1329. アイデア自体はかなり昔から纏まっており、じめっとした海藻を纏った種族、という事で大まかなスケッチはあっという間に固まりました。
  1330.  神話や伝承等に存在しないオリジナルの種族なので、むしろ名前の方で悩みました。
  1331. 海藻がもっさり生えてる実在の海域「サルガッソー海」からとり、「サルガッソー」にする予定もあったのですが、響きがあまり可愛くないのと、サルガッソーの語源が「ポセイドンのちん毛」なのであえなくボツとなりました。
  1332.  そしてあがったアイデアが英語でコンブ類の海藻である「ケルプ」(見た目ワカメなのに)をベースに、「オーシャンケルプ(大海海藻」「フロウケルプ(流れる海藻」「ホロウケルプ(幽霊海藻的な」「トローケルプ(とろける」等の中から、響きの可愛さで「フロウケルプ」となりました。
  1333.  
  1334.  ラフのケルプちゃんなのですが、僕はラフ=下絵でそのまま線画にしてしまうので、こんな感じの線画混じりの絵に。
  1335.  アイデアスケッチの段階の海藻塗れの子にプラスして、海藻をフリルドレスの様な、海の呪術師といった様なアイデアを加えた装飾に仕上げました。
  1336.  設定には何の関係もないのですが、海の魔物達には、未登場で騎士タイプの海老娘や、僧侶タイプの「シー・ビショップ」がいるので、その辺と関連づけて魔法使いタイプといったデザインに。
  1337.  皆さん疑問に思っていたかもしれませんが、胸元の黄色い光は何かワンポイントが欲しいなと思ってつけたものでして、その正体は海藻の茎部……植物の水や養分の通り道である部分なのですが、彼女達の持つ魔力がここに溜まっているため、この様に発光しているのだとか。
  1338.  地味にこの娘の服は全部自前の海藻なので、実は裸だったりします。
  1339.  高解像度版イラストや誕生小話は、なるべく支援してくださっている方が欲しがっているものから出して行こうかと思っていますので、リクエストの種族がありましたら、感想等と一緒にコメントをつけて頂けるとありがたいです!
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