大丈夫。
ありがとう、ちょっと一人で挑むには
無茶な相手だったかな。

俺はアングイスの
エフェメラ。

キミは？

そうか、
じゃあライバルだな。

でも今日はミッションと
無関係の単独行動だから、
あんまり警戒しなくていいよ。

うーん……
これも何かの縁かな。

助けてくれたお礼に
教えるか。

俺たちが回収してるルクスは、
おとぎ話の世界の光じゃなく、

それらの世界は
立体映像のような幻で、
実際にはこの世界の光を
回収してるんだ。

んー……

厳密に言えば、
今いる世界はすべて地続きで、
無数の世界が存在している。

そこで、この場には
存在しない世界を出現させ、
実際には遠く離れた場所の
ルクスを回収しているというのが、
今の構造なんだ。

で、で、俺はその仕組みを
調べようとしてて、
それら世界の幻の発生元が、
各ユニオンの予知者たちの持つ
予知書じゃないかと思ったんだ。

どうやら、まだ重要性が
わからないみたいだね。

まぁ、まぁ、ともかく、
俺たちは実は狭い空間で、
この広い世界の光を回収してて、
なぜかそれを何の疑問も持たずに
奪いあい争ってる。

だから俺はその理由を
調べてたんだけど、
どうやら５つのユニオンは
目的が違うみたいなんだ。

どうした突然？

それは興味深いな……

どうかな？
ちょっといっしょに
調べてみないか？

よし、じゃあ、
キミの夢に出てきた場所に
行ってみよう。